JP2017005910A - 異常電流検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来は故障検出率が低下する問題があった。【解決手段】コンパレータ204は、加算器202の出力が閾値上限210を超えた場合に異常電流検出信号209がローレベルとなる。コンパレータ205は、加算器202の出力が閾値下限211を下回った場合に異常電流検出信号209がローレベルとなる。また、電流センサ201のU相出力のみを別のコンパレータ206及び207の一方に入力する。コンパレータ206は、U相出力が閾値上限212を超えた場合に異常電流検出信号209がローレベルとなる。コンパレータ207は、U相出力が閾値下限213を下回った場合に異常電流検出信号209がローレベルとなる。【選択図】 図2

Description

本発明は、交流モータの異常電流検出装置に関する。
交流モータは、電源から供給された直流電圧を交流電圧に変換するインバータによって駆動されている。交流モータは、環境意識の高まりを背景に市場規模を拡大するハイブリッド自動車や電気自動車の中核部品のひとつである。これら自動車用途では、交流モータの異常状態を検出して、異常状態が検出されると異常状態に応じて安全な動作状態にシステムを遷移させる必要がある。
交流モータの制御装置は、例えば3相交流モータとインバータとの間に流れる3相の電流を検出し、この検出値が電流指令に追従するように、所定の制御演算を行う。その結果に応答して、インバータを構成するスイッチング素子がオンオフ制御される。交流モータは通電電流に応答して、そのトルクを発生する。従って、電流センサの故障や電流系統の故障などで電流の検出値が異常となる状態(異常電流)が発生すると、交流モータの発生トルクが予期しない値になり、自動車の挙動が不安定になる。こうした異常電流を検出する技術として、モータ巻線の電流を検出する電流センサの出力の総和は、正常時には常にゼロであることに着目し、この総和をコンパレータにより所定値と比較して電流制御ループの異常を検出することが考えられている(特許文献1参照)。
特開平6−253585号公報
しかし、特許文献1に記載の技術では、異常電流が発生しても、各電流センサで検出された電流値が相殺されてしまい、その総和がゼロとなる場合があり、このような場合は異常電流を検出することができない。
本発明による異常電流検出装置は、交流モータの各相に流れる電流を夫々検出する複数個の電流検出器と、複数個の電流検出器の出力を加算する加算器と、加算器の加算結果が第1の所定範囲を超えたかを検出する第1検出器と、複数個の電流検出器のいずれか1個の電流検出器の出力が第2の所定範囲を超えたかを検出する第2検出器と、を備え、第1検出器および第2検出器の少なくともいずれか一方の検出によって、交流モータの異常電流を検出する。
本発明によれば、交流モータの異常電流を確実に検出することができる。
全体システム構成を示す図である。 本実施形態による異常電流検出回路を示す図である。
以下、この発明の異常電流検出装置について、実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態による全体システム構成を示す図である。高圧バッテリ1の電力はインバータ回路2に供給され、インバータ回路2は高圧バッテリ1の電力を直流から交流に変換して交流モータ3に供給する。インバータ回路2はパワー半導体素子とダイオードを内包しており、制御部9からゲート駆動回路10を介して出力される駆動信号によりパワー半導体素子が駆動されて直流を交流に変換する。ゲート駆動回路10から出力される駆動信号はパワー半導体素子のゲート端子へ入力される。コンデンサ12、13、14は、インバータ回路2のパワー半導体素子のスイッチング動作によって生じる直流電圧の変動を抑制する平滑回路を構成している。
交流モータ3に流れる各相の電流は電流センサ5、6、7によって検出される。これら各相の電流検出信号は電流センサ5、6、7から制御部9へ入力されると共に、異常電流検出回路4へも入力される。異常電流検出回路4の詳細は後述するが、異常電流検出回路4は、入力された各相の電流検出信号に基づいて、交流モータ3の電流値が異常となる異常電流が発生した場合にこれを検出し、異常電流検出信号を出力する。異常電流検出回路4から出力された異常電流検出信号は制御部9へ入力される。制御部9は、異常電流検出信号が入力されるとゲート駆動回路10への3相の出力信号を制御して交流モータ3への電流を遮断する、または、交流モータ3をロックさせる等の制御を行う。交流モータ3には、交流モータ3の回転位置を検出する回転位置検出器8が設けられ、その検出信号は制御部9へ入力される。
ゲート駆動回路10、制御部9は、低圧バッテリ12から電源が供給されている電源回路11より電力が提供される。なお、図1に示すモータ駆動システムは、ハイブリッド自動車や電気自動車に搭載される自動車用途の交流モータ3の可変速駆動系として用いられる。その他にも、産業用途や民生用途の交流モータの可変速駆動系において、上記のようなモータ駆動システムを適用してもよい。この場合、高圧バッテリ1の替わりに、商用電源を入力として整流回路及び平滑電圧を用いる点が図1と異なり、その他の構成は図1と同様である。
図2は、本実施形態による異常電流検出回路4を示す図である。
201は電流センサであり、電流センサ5、6、7を有する。電流センサ5、6、7は、交流モータ3に流れるU相、V相、W相の電流をそれぞれ検出し、これら各相の電流値を電圧値に変換して、各相の電流検出信号を出力する。これらの電流検出信号を加算器202で加算し、コンパレータ204及び205それぞれの入力端子の一方に入力する。なお、電流センサ5、6、7は、U相、V相、W相の各電流検出信号を所定のオフセット電圧を中心にオフセットして出力する。このため、交流モータ3が正常であり、3相の電流の和がゼロであるとき、加算器202で加算された値は後述の閾値上限210と閾値下限211の間の中間値を示す。なお、加算器202内に示した抵抗R1、R2、R3は同一の値である。例えば、オフセット電圧が2.5Vであり、電圧変化幅が4Vである場合、電流センサ5、6、7から出力される電流検出信号は、最小値が0.5V、最大値が4.5Vとなる。加算器202の出力は、正常時は2.5Vで、天絡や地絡で3相のバランスが崩れた場合は、閾値上限210を超える、または閾値下限211を下回る。
コンパレータ204、コンパレータ205それぞれの入力端子の他方には、閾値上限210、閾値下限211がそれぞれ入力される。この閾値上限210、閾値下限211を得るために、抵抗R4、R5、R6が電源V1とグランドの間に直列に接続されている。コンパレータ204、コンパレータ205の出力は、電源V2が接続された抵抗R7から出力するラインに接続されている。したがって、コンパレータ204の出力は、加算器202の出力が閾値上限210を超えた場合にローレベルとなり、これにより異常電流検出信号209がローレベルとなる。また、コンパレータ205の出力は、加算器202の出力が閾値下限211を下回った場合にローレベルとなり、これにより異常電流検出信号209がローレベルとなる。
また、電流センサ5から出力されたU相の電流検出信号は、抵抗R8を介してコンパレータ206及び207それぞれの入力端子の一方に入力される。なお、U相の電流検出信号は電流値から電圧値に変換される際に、前述のように所定のオフセット電圧を中心にオフセットされる。このため、交流モータ3が正常であり、U相の電流が正常に流れているとき、U相の電流検出信号の値は後述の閾値上限212と閾値下限213の間の中間値を示す。
コンパレータ206、コンパレータ207それぞれの入力端子の他方には、閾値上限212、閾値下限213がそれぞれ入力される。閾値上限212、閾値下限213を得るために、抵抗R9、R10、R11が電源V3とグランドの間に直列に接続されている。コンパレータ206、コンパレータ207の出力は、電源V2が接続された抵抗R7から出力するラインに接続されている。
コンパレータ206の出力は、U相の電流検出信号が閾値上限212を超えた場合にローレベルとなり、これによって異常電流検出信号209がローレベルとなる。コンパレータ207の出力は、U相の電流検出信号が閾値下限213を下回った場合にローレベルとなり、これによって異常電流検出信号209がローレベルとなる。なお、ここでは電流センサ5のU相の電流検出信号のみを閾値と比較する例で説明したが、V相の電流検出信号もしくはW相の電流検出信号のみを比較する構成にしてもよい。
上述のように4つのコンパレータ204、205、206、207のうち1つでもその入力が閾値をはずれた場合は異常電流検出信号209がローレベルとなる。これにより異常電流検出回路4は、交流モータ3の異常電流を検出することができる。異常電流検出信号209は制御部9へ入力される。
この異常電流検出回路4では、交流モータ3に流れる3相の電流検出値が全て異常であって、且つ、3相の電流検出値の和がゼロになるような場合には、コンパレータ206または207の出力がローレベルとなることで、異常電流検出信号209がローレベルとなる。したがって、従来では検出できなかったこのような異常電流が発生した場合でも、異常電流検出回路4はこれを検出することが可能であり、異常検出率の向上が図れる。3相の電流検出値が全て異常であって、且つ、3相の電流検出値の和がゼロになるような場合は、例えば、3相共に過電流、3相共に地絡または天絡、3相共にオープンなどの場合である。また、電流センサ5、6、7が故障してこれらの電流検出信号が全てゼロとなった場合にも同様の異常が生じる。
以上説明した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)本発明による異常電流検出回路4は、交流モータ3の各相に流れる電流を夫々検出する複数個の電流センサ5、6、7と、複数個の電流センサ5、6、7の出力を加算する加算器202と、加算器202の加算結果が第1の所定範囲を超えたかを検出するコンパレータ204、205と、複数個の電流センサ5、6、7のいずれか1個の電流センサの出力が第2の所定範囲を超えたかを検出するコンパレータ206、207と、を備え、コンパレータ204、205およびコンパレータ206、207の少なくともいずれか一方の検出によって、交流モータ3の異常電流を検出する。これにより、交流モータの各相の異常電流を確実に検出することができる。
(変形例)
本発明は、以上説明した実施形態を次のように変形して実施することができる。
(1)実施形態では3相Y結線で説明したが、相数分だけ電流センサを設ければ他の巻線構成でも同様の効果が得られる。たとえば3相Y結線でなく、3相Δ結線でも適用可能でありまた3相以外の多相巻線でも同様である。
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、本発明の特徴を損なわない限り、本発明の技術思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。また、上述の実施形態と複数の変形例を組み合わせた構成としてもよい。
1…高圧バッテリ
2…インバータ回路
3…交流モータ
4…異常電流検出回路
5、6、7…電流センサ
8…回転位置検出器
9…制御部
10…ゲート駆動回路
11…電源回路

Claims (2)

  1. 交流モータの各相に流れる電流を夫々検出する複数個の電流検出器と、
    前記複数個の電流検出器の出力を加算する加算器と、
    前記加算器の加算結果が第1の所定範囲を超えたかを検出する第1検出器と、
    前記複数個の電流検出器のいずれか1個の電流検出器の出力が第2の所定範囲を超えたかを検出する第2検出器と、を備え、
    前記第1検出器および前記第2検出器の少なくともいずれか一方の検出によって、前記交流モータの異常電流を検出する異常電流検出装置。
  2. 請求項1に記載の異常電流検出装置において、
    前記交流モータは3相の交流モータであり、
    前記第1検出器は、3相の各電流検出器の加算結果が前記第1の所定範囲を超えたかを検出する異常電流検出装置。
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