JP2017005808A - 電力変換装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】より高い電力の電力変換をより安定して行うことが可能な電力変換装置を提供する。【解決手段】複数の変換ユニット4の各々における複数の基本回路40のハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点が、複数の交流出力端子3のうちの1つの交流出力端子3に接続されている。インバータモジュール1は、正極の直流入力端子2Pと各ハイサイド半導体スイッチ4Hそれぞれとの間のインピーダンスが同じであり、負極の直流入力端子2Nと各ローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれとの間のインピーダンスが同じである。複数の変換ユニット4の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点同士の接続経路55のインピーダンス成分が、各基本回路40におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続経路7のインピーダンス成分よりも大きい。【選択図】図2
Description
本発明は、電力変換装置に関し、より詳細には、直流電圧を交流電圧に変換する電力変換装置に関する。
従来、電力変換装置としては、例えば、直流電圧を三相交流電圧に変換する三相インバータ回路が知られている(特許文献1)。
特許文献1に記載された三相インバータ回路では、一対の直流端子の間に3つの変換回路が互いに並列に接続されている。各変換回路は、正極側と負極側の2つのスイッチ回路を含んでいる。三相インバータ回路では、各変換回路における2つのスイッチ回路の接続点が、それぞれ、三相交流端子に接続されている。各スイッチ回路では、第1の半導体スイッチ素子と第2の半導体スイッチ素子とが互いに逆極性で並列に接続されている。第1の半導体スイッチ素子は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。第2の半導体スイッチ素子は、第1の半導体スイッチ素子に対して、そのスイッチングサージをバイパスするフリーホイール作用を与えるダイオードである。
三相インバータ回路の一対の直流端子間には、直流回路が接続される。直流回路は、直流電源と、平滑コンデンサと、を含み、平滑コンデンサが一対の直流端子間に接続される。
上述の三相インバータ回路は、トランスファーモールド形の半導体パワーモジュールで構成されている。
また、大電力を取り扱う電力変換装置としては、三相電力変換装置が提案されている(特許文献2)。
三相電力変換装置は、P側直流ブスバーとN側直流ブスバーとの間に、各々が2つのIGBTを直列接続した構成を有する6群の半導体パッケージが接続されている。各半導体パッケージは、P側端子と、N側端子と、交流端子と、を有し、P側端子がP側直流ブスバーに接続され、N側端子がN側直流ブスバーに接続されている。6群の半導体パッケージは、隣り合った半導体パッケージ同士が2個ずつ組となっており、各組のうち一組の各半導体パッケージの交流端子がU相の交流ブスバーに接続され、もう一組の各半導体パッケージがV相の交流ブスバーに接続され、残りのもう一組の各半導体パッケージがW相の交流ブスバーに接続されている。
IGBTのゲート端子とエミッタ端子との間には、ゲートドライバが接続されている。ゲートドライバは、PWM制御したパルス信号が入力され、IGBTをスイッチングする。
特許文献2には、第1の半導体スイッチ素子がMOSFETでもよい旨が記載されている。
また、三相電力変換装置は、P側直流ブスバーとN側直流ブスバーとの間に接続された複数の直流コンデンサと、を備えている。
電力変換装置の分野においては、より高い電力の電力変換をより安定して行うことが可能な電力変換装置が望まれている。
本発明の目的は、より高い電力の電力変換をより安定して行うことが可能な電力変換装置を提供することにある。
本発明の電力変換装置は、インバータモジュールを備える。前記インバータモジュールは、正極の直流入力端子と、負極の直流入力端子と、複数の交流出力端子と、各々が前記正極の直流入力端子と前記負極の直流入力端子との間に接続された複数の変換ユニットを備える。前記複数の変換ユニットの各々は、ハイサイド半導体スイッチとローサイド半導体スイッチとを直列接続した複数の基本回路を並列接続して構成されている。前記インバータモジュールは、前記複数の基本回路の前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続点が前記複数の交流出力端子のうちの1つの交流出力端子に接続されている。前記インバータモジュールは、前記正極の直流入力端子と各前記ハイサイド半導体スイッチそれぞれとの間のインピーダンスが同じであり、前記負極の直流入力端子と各前記ローサイド半導体スイッチそれぞれとの間のインピーダンスが同じである。前記複数の変換ユニットの各々における前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続点同士の接続経路のインピーダンス成分が、各前記基本回路における前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続経路のインピーダンス成分よりも大きい。
本発明の電力変換装置では、より高い電力の電力変換をより安定して行うことが可能となる。
以下では、本実施形態の電力変換装置100について図1、2、3A、3B、4A及び4Bに基づいて説明する。図2、3A、3B、4A及び4Bは、模式的な図であり、各構成要素の大きさの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
電力変換装置100は、入力される直流電圧を交流電圧に変換して出力するインバータモジュール1を備える。電力変換装置100は、直流電源200から入力される直流電圧をインバータモジュール1で交流電圧に変換して負荷300側へ出力することができる。電力変換装置100は、インバータモジュール1の後段にフィルタ回路20を備えているのが好ましい。なお、電力変換装置100は、例えば、直流電源200としての太陽光発電装置に電気的に接続して、住宅用のパワーコンディショナとして使用することができる。直流電源200は、太陽光発電装置に限らず、例えば、燃料電池、蓄電装置等でもよい。
電力変換装置100は、インバータモジュール1を備える。インバータモジュール1は、正極の直流入力端子2Pと、負極の直流入力端子2Nと、複数の交流出力端子3と、各々が正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に接続された複数の変換ユニット4を備える。複数の変換ユニット4の各々は、ハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとを直列接続した複数の基本回路40を並列接続して構成されている。インバータモジュール1は、複数の基本回路40のハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点が複数の交流出力端子3のうちの1つの交流出力端子3に接続されている。インバータモジュール1は、正極の直流入力端子2Pと各ハイサイド半導体スイッチ4Hそれぞれとの間のインピーダンスが同じであり、負極の直流入力端子2Nと各ローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれとの間のインピーダンスが同じである。複数の変換ユニット4の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点同士の接続経路55のインピーダンス成分が、各基本回路40におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続経路7のインピーダンス成分よりも大きい。以上の構成の電力変換装置100では、より高い電力の電力変換をより安定して行うことが可能となる。電力変換装置100は、正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に入力される直流電圧を交流電圧に変換して複数の交流出力端子3から出力することができる。ここにおいて、電力変換装置100は、各ハイサイド半導体スイッチ4Hを個別に駆動する複数の第1ドライブ回路8Hと、各ローサイド半導体スイッチ4Lを個別に駆動する複数の第2ドライブ回路8Lと、制御回路9と、を備えている。制御回路9は、複数の第1ドライブ回路8H及び複数の第2ドライブ回路8Lそれぞれへ各別の制御信号を与えるように構成されている。制御回路9は、複数の第1ドライブ回路8H及び複数の第2ドライブ回路8Lそれぞれへ制御信号を与え、かつ、電源を供給するように構成されている。したがって、制御回路9と複数の第1ドライブ回路8H及び複数の第2ドライブ回路8Lそれぞれとの間は、少なくとも、信号線、電源線及びグランド線により接続されている。
インバータモジュール1は、第1回路基板5と、第1回路基板5の厚さ方向において第1回路基板5から離れて配置された第2回路基板6と、を備える。各ハイサイド半導体スイッチ4Hが第1回路基板5の表面5aにおいて正極の直流入力端子2Pを中心とする1つの第1仮想円の円周上に配置されている。各ローサイド半導体スイッチ4Lが第2回路基板6の表面6aにおいて負極の直流入力端子2Nを中心とする1つの第2仮想円の円周上に配置されている。複数の基本回路40の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとが、第1回路基板5の厚さ方向において並んで配置され、かつ、第1回路基板5と第2回路基板6とを結合している導電性の結合装置11を介して電気的に接続されている。第1回路基板5は、正極の直流入力端子2Pと各ハイサイド半導体スイッチ4Hそれぞれとを接続する複数の第1導体部51が同じ形状である。第2回路基板6は、負極の直流入力端子2Nと各ローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれとを接続する複数の第2導体部62が同じ形状である。第1回路基板5において複数の交流出力端子3(図3B参照)それぞれと複数の交流出力端子3の各々に対応付けられた複数の結合装置11とを接続する複数の第3導体部53が同じ形状である。よって、インバータモジュール1では、正極の直流入力端子2Pと各ハイサイド半導体スイッチ4Hそれぞれとの間のインピーダンスが同じとなり、かつ、負極の直流入力端子2Nと各ローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれとの間のインピーダンスが同じとなる。また、インバータモジュール1では、接続経路55のインピーダンス成分を、接続経路7のインピーダンス成分よりも大きくすることができる。
電力変換装置100は、各々が正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に接続される複数のコンデンサC1を備えるのが好ましい。複数のコンデンサC1は、互いに対向する第1回路基板5の裏面5bと第2回路基板6の裏面6bとの間に配置されているのが好ましい。電力変換装置100は、正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に複数のコンデンサC1の並列回路により構成される平滑回路10が接続されるので、平滑回路10の大容量化を図りながらも、インバータモジュール1の低背化を図ることが可能となる。平滑回路10は、各ハイサイド半導体スイッチ4H及び各ローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれがオン、オフするときに正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に過渡的に発生する過電圧(サージ電圧)を吸収する回路である。平滑回路10は、正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの直近に配置することにより、配線インダクタンスを低減させるのが好ましい。
電力変換装置100の各構成要素については、以下に、より詳細に説明する。
正極の直流入力端子2Pは、第1回路基板5に実装され、第1回路基板5の表面5a側に露出している。正極の直流入力端子2Pは、第1回路基板5の表面5aの中央に配置されているのが好ましい。
正極の直流入力端子2Pは、直流電源200の正極に接続された電線を電気的に接続する端子である。正極の直流入力端子2Pは、導電性材料(例えば、黄銅)により形成され、錫めっきされている。正極の直流入力端子2Pは、平面視形状が多角形状(ここでは、四角形状)の端子片21Pの中央に、端子ねじの軸部が嵌め合されるねじ孔22Pが形成されている。また、正極の直流入力端子2Pは、端子片21Pの各辺それぞれから端子片21Pに直交する方向に突出した各側片23Pが第1回路基板5にはんだ付けされている。端子片21Pの平面視形状における辺の数は、ハイサイド半導体スイッチ4Hの数と同じであるのが好ましい。
負極の直流入力端子2Nは、第2回路基板6に実装され、第2回路基板6の表面6a側に露出している。ここで、負極の直流入力端子2Nは、第2回路基板6の表面6aの中央に配置されているのが好ましい。
負極の直流入力端子2Nは、直流電源200の負極に接続された電線を電気的に接続する端子である。負極の直流入力端子2Nは、導電性材料(例えば、黄銅)により形成され、錫めっきされている。負極の直流入力端子2Nは、平面視形状が多角形状(四角形状)の端子片21Nの中央に、端子ねじの軸部が嵌め合されるねじ孔22Nが形成されている。また、負極の直流入力端子2Nは、端子片21Nの各辺それぞれから端子片21Nに直交する方向に突出した各側片23Nが第2回路基板6にはんだ付けされている。端子片21Nの平面視形状における辺の数は、ローサイド半導体スイッチ4Lの数と同じであるのが好ましい。
複数の交流出力端子3は、図3Bに示すように、第1回路基板5に実装され、第1回路基板5の裏面5b側に露出している。ここで、複数の交流出力端子3は、第1回路基板5の裏面5bの周部に配置されているのが好ましい。
複数の交流出力端子3の各々は、交流出力用の電線を電気的に接続する端子である。複数の交流出力端子3の各々は、導電性材料(例えば、黄銅)により形成され、錫めっきされている。複数の交流出力端子3の各々は、平面視形状が多角形状(ここでは、四角形状)の端子片31の中央に、端子ねじの軸部が嵌め合されるねじ孔32が形成されている。また、複数の交流出力端子3の各々は、端子片31の各辺それぞれから端子片31に直交する方向に突出した各側片が第1回路基板5にはんだ付けされている。
本実施形態におけるインバータモジュール1は、直流電圧を2相の交流電圧に変換するモジュールであり、複数の交流出力端子3として、U相の交流出力端子3(3U)と、W相の交流出力端子3(3W)と、がある。要するに、インバータモジュール1は、正極の直流入力端子2Pと負極の直流入力端子2Nとの間に入力される直流電圧を2相の交流電圧に変換して2つの交流出力端子3U、3Wから出力するように構成されている。
インバータモジュール1は、複数の変換ユニット4として、U相の変換ユニット4(4U)と、W相の変換ユニット4(4W)と、がある。各変換ユニット4は、2つの基本回路40が並列接続されている。各基本回路40は、ハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの直列回路である。U相の変換ユニット4(4U)では、複数の基本回路40の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点が、U相の交流出力端子3(3U)に電気的に接続されている。また、W相の変換ユニット4(4W)では、複数の基本回路40の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点が、W相の交流出力端子3(3W)に電気的に接続されている。
複数のハイサイド半導体スイッチ4Hは、第1回路基板5に表面実装されている。また、複数のローサイド半導体スイッチ4Lは、第2回路基板6に表面実装されている。ハイサイド半導体スイッチ4H及びローサイド半導体スイッチ4Lは、表面実装できるように構成されたパワー半導体デバイスである。より詳細には、ハイサイド半導体スイッチ4H及びローサイド半導体スイッチ4Lは、ベアチップの半導体スイッチング素子41と、表面実装できるように構成されたプラスチックパッケージ42と、を備える。
半導体スイッチング素子41は、MOSFETチップである。MOSFETチップは、nチャネルのエンハンスメント型MOSFETチップである。
ハイサイド半導体スイッチ4H及びローサイド半導体スイッチ4Lは、回路的には半導体スイッチング素子41と、半導体スイッチング素子41に逆並列に接続されたフリーホイール用のダイオード44と、を備えている。「半導体スイッチング素子41に逆並列に接続」とは、ダイオード44のアノードが負極の直流入力端子2N側となり、カソードが正極の直流入力端子2P側となる極性で、ダイオード44が半導体スイッチング素子41に並列接続されていることを意味する。本実施形態では、半導体スイッチング素子41がMOSFETチップにより構成されているので、MOSFETチップの寄生ダイオードによりフリーホイール用のダイオード44を構成することができる。
プラスチックパッケージ42は、2つのリード端子422、423と、放熱板424と、モールド部421と、を備えている。プラスチックパッケージ42は、2つのリード端子422、423のうち一方のリード端子422が、ゲート端子であり、他方のリード端子423がソース端子である。要するに、リード端子422は、MOSFETチップのゲート電極パッドにワイヤを介して電気的に接続されている。また、リード端子423は、MOSFETチップのソース電極パッドにワイヤを介して電気的に接続されている。放熱板424は、金属板により構成されており、ドレイン端子を兼ねている。MOSFETチップは、縦型MOSFETチップであり、チップ裏面側のドレイン電極が放熱板424に導電性の接合部により接合されて電気的に接続されている。
ハイサイド半導体スイッチ4Hは、2つのリード端子422、423が第1ドライブ回路8Hに電気的に接続されている。また、ハイサイド半導体スイッチ4Hは、リード端子(ソース端子)423が第1回路基板5の表面5aの第4導体部54に半田付けされている。また、ハイサイド半導体スイッチ4Hは、放熱板424が第1回路基板5の表面5aの第1導体部51に半田付けされている。これにより、ハイサイド半導体スイッチ4Hは、ドレイン電極が第1導体部51を介して正極の直流入力端子2Pに電気的に接続されている。また、ローサイド半導体スイッチ4Lは、2つのリード端子422、423が第2ドライブ回路8Lに電気的に接続され、かつ、リード端子(ソース端子)423が第2回路基板6の表面6aの第2導体部62に半田付けされている。これにより、ローサイド半導体スイッチ4Lは、リード端子(ソース端子)423が第2導体部62を介して負極の直流入力端子2Nに電気的に接続されている。また、ローサイド半導体スイッチ4Lは、放熱板424が第2回路基板6の表面6aの第5導体部65に半田付けされている。これにより、ローサイド半導体スイッチ4Lは、ドレイン電極が第5導体部65に電気的に接続されている。本実施形態では、第1回路基板5の厚さ方向において重なる第4導体部54及び第5導体部65と、結合装置11とで、基本回路40におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続経路7を構成している。
モールド部421は、黒色のエポキシ樹脂により形成されている。これにより、モールド部421は、遮光性及び電気絶縁性を有する。
放熱板424は、金属板により構成されている。
プラスチックパッケージ42は、例えば、DPAK(TO252のリード端子をフォーミングして表面実装できるようにしたパッケージ)、D2PAK(TO263)等を採用することができる。D2PAKは、DDPAKと表記されることもある。
上述のように、各ハイサイド半導体スイッチ4H及び各ローサイド半導体スイッチ4Lは、プラスチックパッケージ42を備え、プラスチックパッケージ42に放熱フィン43が固定されている。これにより、電力変換装置100では、低コスト化を図ることが可能となり、かつ、放熱性を向上させることが可能となる。
第1ドライブ回路8Hは、ハイサイド半導体スイッチ4Hを駆動するハイサイドドライブ回路である。より詳細には、第1ドライブ回路8Hは、ハイサイド半導体スイッチ4Hの半導体スイッチング素子41をオン、オフするハイサイドドライブ回路である。第1ドライブ回路8Hは、制御回路9から入力される制御信号に応じてハイサイド半導体スイッチ4Hをオン、オフする。第1ドライブ回路8Hは、ハイサイド半導体スイッチ4Hのゲート端子とソース端子との間に印加するゲート電圧を変化させることによりハイサイド半導体スイッチ4Hをオン、オフする。
第2ドライブ回路8Lは、ローサイド半導体スイッチ4Lを駆動するローサイドドライブ回路である。より詳細には、第2ドライブ回路8Lは、ローサイド半導体スイッチ4Lの半導体スイッチング素子41をオン、オフするローサイドドライブ回路である。第2ドライブ回路8Lは、制御回路9から入力される制御信号に応じてローサイド半導体スイッチ4Lをオン、オフする。第2ドライブ回路8Lは、ローサイド半導体スイッチ4Lのゲート端子とソース端子との間に印加するゲート電圧を変化させることによりローサイド半導体スイッチ4Lをオン、オフする。
電力変換装置100では、各々が第1ドライブ回路8Hを含む複数の第1ドライブ回路モジュール80Hが第1回路基板5の表面5a側に配置されているのが好ましい。また、電力変換装置100では、各々が第2ドライブ回路8Lを含む複数の第2ドライブ回路モジュール80Lが第2回路基板6の表面6a側に配置されているのが好ましい。
第1ドライブ回路モジュール80Hは、第1ドライブ回路8Hを構成する複数の電子部品81Hと、制御回路9を接続するためのコネクタ82Hと、複数の電子部品81Hとコネクタ82Hとが実装されたプリント配線板83Hと、を備える。第1ドライブ回路モジュール80Hは、プリント配線板83Hの側縁から突出した複数のピン84Hによって第1回路基板5に結合されている。
第2ドライブ回路モジュール80Lは、第2ドライブ回路8Lを構成する複数の電子部品81Lと、制御回路9を接続するためのコネクタ82Lと、複数の電子部品81Lとコネクタ82Lとが実装されたプリント配線板83Lと、を備える。第2ドライブ回路モジュール80Lは、プリント配線板83Lの側縁から突出した複数のピン84Lによって第2回路基板6に結合されている。
制御回路9は、複数の第1ドライブ回路8H及び複数の第2ドライブ回路8Lそれぞれに、PWM(Pulse Width Modulation)信号からなる制御信号を出力する。第1ドライブ回路8Hは、制御回路9からの制御信号によってハイサイド半導体スイッチ4Hの半導体スイッチング素子41をオン、オフする。また、第2ドライブ回路8Lは、制御回路9からの制御信号によってローサイド半導体スイッチ4Lの半導体スイッチング素子41をオン、オフする。
なお、図1では、制御回路9と第1ドライブ回路8H及び第2ドライブ回路8Lそれぞれとの間の配線に関して、信号線のみを図示し、電源線及びグランド線の図示を省略してある。
制御回路9は、一方の変換ユニット4(4U)の2つハイサイド半導体スイッチ4H(4HU1)、4H(4HU2)それぞれの半導体スイッチング素子41、41と、他方の変換ユニット4(4W)の2つのローサイド半導体スイッチ4L(4LW1)、4L(4LW2)それぞれの半導体スイッチング素子41、41とを、PWM信号によって同時にオン、オフさせる。また、制御回路9は、一方の変換ユニット4(4U)の2つローサイド半導体スイッチ4L(4LU1)、4L(4LU2)それぞれの半導体スイッチング素子41、41と、他方の変換ユニット4(4W)の2つのハイサイド半導体スイッチ4H(4HW1)、4H(4HW2)それぞれの半導体スイッチング素子41、41とを、PWM信号によって同時にオン、オフさせる。
制御回路9は、直流電源200から出力される直流電圧を交流電圧に変換させるように、複数のハイサイド半導体スイッチ4H及び複数のローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれの半導体スイッチング素子41を制御する。より詳細には、制御回路9は、交流出力端子3(3U)と交流出力端子3(3W)との間から出力される交流電圧が、系統電源と周波数及び位相を同期させた正弦波状の交流電圧となるように、複数の第1ドライブ回路8H及び複数の第2ドライブ回路8Lそれぞれへ制御信号を与える。制御回路9は、系統電源から入力される交流電圧を検出する電圧センサの出力に基づいて複数のハイサイド半導体スイッチ4H及び複数のローサイド半導体スイッチ4Lそれぞれの半導体スイッチング素子41を制御するようにしてもよい。
交流電圧を正とする半周期においては、制御回路9は、2つのローサイド半導体スイッチ4LU1、4LU2、2つのハイサイド半導体スイッチ4HW1、4HW2それぞれの半導体スイッチング素子41をオフさせた状態で、2つハイサイド半導体スイッチ4HU1、4HU2、2つのローサイド半導体スイッチ4LW1、4LW2それぞれの半導体スイッチング素子41をPWM信号によって同時にオン、オフさせる。
また、交流電圧を負とする半周期においては、制御回路9は、2つのハイサイド半導体スイッチ4LH1、4HU2、2つのローサイド半導体スイッチ4UW1、4UW2それぞれの半導体スイッチング素子41をオフさせた状態で、2つローサイド半導体スイッチ4LU1、4LU2、2つのハイサイド半導体スイッチ4HW1、4HW2それぞれの半導体スイッチング素子41をPWM信号によって同時にオン、オフさせる。
制御回路9は、マイクロコンピュータを主構成としており、マイクロコンピュータのメモリに記憶されているプログラムを実行することにより、予め決められた制御条件に従って複数のハイサイド半導体スイッチ4H及び複数のローサイド半導体スイッチ4Lを制御する。プログラムは、例えば、電気通信媒体を通して提供されてもよく、記憶媒体に記憶されて提供されてもよい。制御回路9は、マイクロコンピュータに限らず、例えば、制御用IC(Integrated circuit)素子等により構成してもよい。
フィルタ回路20は、LCフィルタ回路である。より詳細には、フィルタ回路20は、2つのリアクトル201、202と、コンデンサ203と、を備える。リアクトル201は、インバータモジュール1の交流出力端子3(3U)とコンデンサ203との間に接続されている。また、リアクトル202は、インバータモジュール1の交流出力端子3(3W)とコンデンサ203との間に接続されている。要するに、フィルタ回路20は、リアクトル201とコンデンサ203とリアクトル202との直列回路を備え、この直列回路が2つの交流出力端子3(3U)、3(3W)間に接続されている。
フィルタ回路20は、インバータモジュール1から出力される交流電圧に含まれる高周波成分を除去する機能を有する。
電力変換装置100では、フィルタ回路20を備えていることにより、正弦波状の交流電圧を出力することが可能となる。なお、電力変換装置100の出力電圧は、商用電力系統に同期した50Hz又は60Hzの交流電圧である。
第1回路基板5は、円板状に形成されているのが好ましい。第1回路基板5は、両面プリント配線板により構成されている。より詳細には、第1回路基板5は、第1絶縁基板50の表面上に複数の第1導体部51及び複数の第4導体部54が形成され、第1絶縁基板50の裏面上に複数の第3導体部53が形成されている。複数の第1導体部51は、同じ形状に形成されている。複数の第1導体部51は、第1回路基板5において正極の直流入力端子2Pが搭載されている部位で繋がっている。複数の第4導体部54は、同じ形状に形成されている。複数の第3導体部53は、同じ形状に形成されている。第1導体部51、第4導体部54及び第3導体部53それぞれの数は、基本回路40の数と同じである。つまり、第1回路基板5は、第1導体部51、第4導体部54及び第3導体部53がそれぞれ4つずつ形成されている。ペアとなる第1導体部51と第4導体部54とは、第1回路基板5の径方向に沿った方向において対向している。4つの第1導体部51は、第1回路基板5の表面5aの中央部において正極の直流入力端子2Pを囲繞するように配置されている。また、ペアとなる第4導体部54と第5導体部65とは、第1回路基板5の厚さ方向において重なるように配置されている。第1絶縁基板50は、樹脂系基板である。樹脂系基板は、例えば、ガラスエポキシ基板である。複数の第1導体部51、複数の第4導体部54及び複数の第3導体部53の各々は、銅により形成されている。
複数の変換ユニット4の各々におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続点同士の接続経路55は、第1回路基板5において交流出力端子3が搭載されている部位で繋がっている2つの第3導体部53で構成される。2つの接続経路55は、同じ形状である。したがって、変換ユニット4(4U)における接続経路55のインピーダンス成分と、変換ユニット4(4W)における接続経路55のインピーダンス成分と、は同じである。インピーダンス成分が同じであることは、インピーダンス値が同じであることを意味する。
第2回路基板6は、円板状に形成されている。第2回路基板6は、片面プリント配線板により構成されている。より詳細には、第2回路基板6は、第2絶縁基板60の表面上に複数の第2導体部62及び複数の第5導体部65が形成されている。複数の第2導体部62は、同じ形状に形成されている。複数の第2導体部62は、第2回路基板6において負極の直流入力端子2Nが搭載されている部位で繋がっている。また、複数の第5導体部65は、同じ形状に形成されている。第2導体部62及び第5導体部65それぞれの数は、基本回路40の数と同じである。つまり、第2回路基板6は、第2導体部62及び第5導体部65がそれぞれ4つずつ形成されている。ペアとなる第2導体部62と第5導体部65とは、第2回路基板6の径方向に沿った方向において対向している。4つの第2導体部62は、第2回路基板6の表面6aの中央部において負極の直流入力端子2Nを囲繞するように配置されている。複数の第5導体部65は、第2回路基板6の表面6aの周部に配置されている。第2絶縁基板60は、樹脂系基板である。樹脂系基板は、例えば、ガラスエポキシ基板である。複数の第2導体部62及び複数の第5導体部65の各々は、銅により形成されている。
複数の結合装置11の各々は、第1回路基板5と第2回路基板6との距離を一定距離に保つ導電性のスペーサ70と、導電性の第1ねじ73と、導電性の第2ねじ74と、で構成されている。第1ねじ73及び第2ねじ74は、金属製のねじである。
結合装置11は、第1回路基板5と第2回路基板6とをスペーサ70の長さだけ離した状態で、第1回路基板5と第2回路基板6とを結合する(連結する)ことができるように構成されている。
スペーサ70は、六角柱状に形成されており、軸方向の第1端に、第1ねじ73が嵌め合される第1ねじ孔71が形成され、軸方向の第2端に、第2ねじ74が嵌め合される第2ねじ孔72が形成されている。スペーサ70は、導電性材料の一種である真鍮により形成されている。スペーサ70は、真鍮以外の導電性材料により形成されていてもよい。
第1ねじ73は、第1ねじ73の軸部を、第1回路基板5に形成された第1ねじ挿通孔57に通して第1ねじ孔71に嵌め合せてある。第1ねじ挿通孔57は、スペーサ70よりも小さい。これにより、結合装置11では、第1ねじ73の頭部とスペーサ70とで第1回路基板5を挟持している。
第2ねじ74は、第2ねじ74の軸部を、第2回路基板6に形成された第2ねじ挿通孔67に通して第2ねじ孔72に嵌め合せてある。第2ねじ挿通孔67は、スペーサ70よりも小さい。これにより、結合装置11では、第2ねじ74の頭部とスペーサ70とで第2回路基板6を挟持している。
本実施形態では、上述のように、第1回路基板5の厚さ方向において重なる第4導体部54及び第5導体部65と、結合装置11とで、基本回路40におけるハイサイド半導体スイッチ4Hとローサイド半導体スイッチ4Lとの接続経路7を構成している。したがって、複数の結合装置11は、インピーダンス成分が同じである。インピーダンス成分が同じであることは、インピーダンス値が同じであることを意味する。
複数のコンデンサC1の各々は、電解コンデンサであるのが好ましい。複数のコンデンサC1の各々は、正極のリード端子10Hと負極のリード端子10Lとが互いに逆向きのL字状に形成され、正極のリード端子10Hが第1回路基板5のスルーホール58に挿通され、負極のリード端子10Lが第2回路基板6のスルーホール68に挿通されている。これにより、電力変換装置100では、インバータモジュール1の低背化を図ることが可能となる。
コンデンサC1は、正極のリード端子10Hが正極の直流入力端子2Pに電気的に接続され、負極のリード端子10Lが負極の直流入力端子2Nに電気的に接続されている。より詳細には、コンデンサC1の正極のリード端子10Hは、第1導体部51に半田付けされることにより、正極の直流入力端子2Pに電気的に接続されている。また、コンデンサC1の負極のリード端子10Lは、第2導体部62に半田付けされることにより、負極の直流入力端子2Nに電気的に接続されている。なお、平滑回路10は、複数のコンデンサC1の全てが電解コンデンサである場合に限らず、例えば、複数のコンデンサC1のうち一部のコンデンサC1が電解コンデンサであり、残りのコンデンサC1がフィルムコンデンサでもよい。
実施形態に記載した材料、数値等は、好ましい例を示しているだけであり、それに限定する主旨ではない。更に、本願発明は、その技術的思想の範囲を逸脱しない範囲で、構成に適宜変更を加えることが可能である。
例えば、インバータモジュール1は、直流電圧を3相以上の交流電圧に変換するモジュールでもよく、変換ユニット4及び交流出力端子3それぞれを、電圧相の数だけ備えていればよい。また、複数の変換ユニット4の各々における基本回路40の数は、複数であればよく、2つに限らず、3つ以上でもよい。
複数のハイサイド半導体スイッチ4H及び複数のローサイド半導体スイッチ4Lの各々における半導体スイッチング素子41は、MOSFETチップに限らず、例えば、IGBTチップでもよい。また、複数のハイサイド半導体スイッチ4H及び複数のローサイド半導体スイッチ4Lの各々における半導体スイッチング素子41は、例えば、ワイドバンドギャップ半導体を用いたパワートランジスタチップでもよい。「ワイドバンドギャップ半導体」とは、Si及びGaAsに比べてバンドギャップの大きな半導体を意味し、例えば、GaN、SiC、ダイヤモンド等がある。
1 インバータモジュール
2P 正極の直流入力端子
2N 負極の直流入力端子
3 交流出力端子
4 変換ユニット
40 基本回路
4H ハイサイド半導体スイッチ
4L ローサイド半導体スイッチ
42 プラスチックパッケージ
43 放熱フィン
5 第1回路基板
5a 表面
5b 裏面
51 第1導体部
53 第3導体部
55 接続経路
58 スルーホール
6 第2回路基板
6a 表面
6b 裏面
62 第2導体部
68 スルーホール
7 接続経路
8H 第1ドライブ回路
8L 第2ドライブ回路
9 制御回路
C1 コンデンサ
10H 正極のリード端子
10L 負極のリード端子
11 結合装置
100 電力変換装置
2P 正極の直流入力端子
2N 負極の直流入力端子
3 交流出力端子
4 変換ユニット
40 基本回路
4H ハイサイド半導体スイッチ
4L ローサイド半導体スイッチ
42 プラスチックパッケージ
43 放熱フィン
5 第1回路基板
5a 表面
5b 裏面
51 第1導体部
53 第3導体部
55 接続経路
58 スルーホール
6 第2回路基板
6a 表面
6b 裏面
62 第2導体部
68 スルーホール
7 接続経路
8H 第1ドライブ回路
8L 第2ドライブ回路
9 制御回路
C1 コンデンサ
10H 正極のリード端子
10L 負極のリード端子
11 結合装置
100 電力変換装置
Claims (5)
- インバータモジュールを備え、
前記インバータモジュールは、正極の直流入力端子と、負極の直流入力端子と、複数の交流出力端子と、各々が前記正極の直流入力端子と前記負極の直流入力端子との間に接続された複数の変換ユニットを備え、
前記複数の変換ユニットの各々は、ハイサイド半導体スイッチとローサイド半導体スイッチとを直列接続した複数の基本回路を並列接続して構成され、
前記インバータモジュールは、前記複数の基本回路の前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続点が前記複数の交流出力端子のうちの1つの交流出力端子に接続されており、
前記正極の直流入力端子と各前記ハイサイド半導体スイッチそれぞれとの間のインピーダンスが同じであり、
前記負極の直流入力端子と各前記ローサイド半導体スイッチそれぞれとの間のインピーダンスが同じであり、
前記複数の変換ユニットの各々における前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続点同士の接続経路のインピーダンス成分が、各前記基本回路における前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとの接続経路のインピーダンス成分よりも大きい、
ことを特徴とする電力変換装置。 - 前記インバータモジュールは、第1回路基板と、前記第1回路基板の厚さ方向において前記第1回路基板から離れて配置された第2回路基板と、を備え、
各前記ハイサイド半導体スイッチが前記第1回路基板の表面において前記正極の直流入力端子を中心とする1つの第1仮想円の円周上に配置され、
各前記ローサイド半導体スイッチが前記第2回路基板の表面において前記負極の直流入力端子を中心とする1つの第2仮想円の円周上に配置され、
前記複数の基本回路の各々における前記ハイサイド半導体スイッチと前記ローサイド半導体スイッチとが、前記厚さ方向において並んで配置され、かつ、前記第1回路基板と前記第2回路基板とを結合している導電性の結合装置を介して電気的に接続されており、
前記第1回路基板は、前記正極の直流入力端子と各前記ハイサイド半導体スイッチそれぞれとを接続する複数の第1導体部が同じ形状であり、
前記第2回路基板は、前記負極の直流入力端子と各前記ローサイド半導体スイッチそれぞれとを接続する複数の第2導体部が同じ形状であり、
前記第1回路基板の裏面において前記複数の交流出力端子それぞれと前記複数の交流出力端子の各々に対応付けられた複数の結合装置とを接続する複数の第3導体部が同じ形状である、
ことを特徴とする請求項1記載の電力変換装置。 - 各前記ハイサイド半導体スイッチ及び各前記ローサイド半導体スイッチは、プラスチックパッケージを備え、前記プラスチックパッケージに放熱フィンが固定されている、
ことを特徴とする請求項2記載の電力変換装置。 - 各々が前記正極の直流入力端子と前記負極の直流入力端子との間に接続される複数のコンデンサを備え、
前記複数のコンデンサは、互いに対向する前記第1回路基板の裏面と前記第2回路基板の裏面との間に配置されている、
ことを特徴とする請求項2又は3記載の電力変換装置。 - 前記複数のコンデンサの各々は、電解コンデンサであり、正極のリード端子と負極のリード端子とが互いに逆向きのL字状に形成され、前記正極のリード端子が前記第1回路基板のスルーホールに挿通され、前記負極のリード端子が前記第2回路基板のスルーホールに挿通されている、
ことを特徴とする請求項4記載の電力変換装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015115157A JP2017005808A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 電力変換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2015115157A JP2017005808A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 電力変換装置 |
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JP2017005808A true JP2017005808A (ja) | 2017-01-05 |
Family
ID=57754815
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2015115157A Pending JP2017005808A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 電力変換装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2017005808A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6317516B1 (ja) * | 2017-11-01 | 2018-04-25 | 高周波熱錬株式会社 | 直流平滑回路、インバータ、及び電源装置 |
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CN117672998A (zh) * | 2023-12-08 | 2024-03-08 | 西安电子科技大学 | 一种SiC双面散热功率模块 |
-
2015
- 2015-06-05 JP JP2015115157A patent/JP2017005808A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2019088045A (ja) * | 2017-11-01 | 2019-06-06 | 高周波熱錬株式会社 | 直流平滑回路、インバータ、及び電源装置 |
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CN112260560B (zh) * | 2019-07-05 | 2023-12-19 | 松下知识产权经营株式会社 | 电力变换装置 |
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RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
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