JP2017005434A - ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラム - Google Patents

ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 ファクシミリ装置内部のインピーダンスが変化する場合でも、回線のインピーダンスを適切に特定する。【解決手段】 オンフック時の回線電圧を検知する第1の検知手段と、オフフック時の回線電圧を検知する第2の検知手段と、オフフック時の回線電流を検知する第3の検知手段と、前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第3の検知手段によって検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する特定手段とを備えることを特徴とする。【選択図】 図8

Description

本発明は、ファクシミリ装置、ファクシミリ装置の制御方法、及びプログラムに関する。
電話機の送話レベルを評価する国際的な評価方法としてSLR(SendLoudness Rating)が存在する。このSLRは損失を表し、ファクスの送話ゲイン(増幅度)を上げるとSLRの値が下がるという関係にある。
各国では、このSLRによる送話レベルの基準を決め、国家規格として定めている。例えば中国では、NAL(Network Access License)という通信を管理する組織があり、その基準が定められている。交換機までの距離が遠い場合には送話ゲインを高くし、近い場合には送話ゲインを低くするように定められている。これは回線のインピーダンスの影響により音声レベルが大きくなりすぎたり、小さくなりすぎたりしないようにするためである。
従来の電話機は、オフフック時の回線電流のみに基づいて、回線電流が閾値よりも小さければ交換機までの距離が遠いと判断し、回線電流が閾値よりも大きければ交換機までの距離が近いと判断し、送話ゲインの高さを決めていた。
特許文献1には、通信経路の音声損失量を推測し、目標とする音声レベルに調整することが記載されている。具体的には、通信経路の回線損失に応じて電話音量の調整が可能で、損失が大きい場合は音量を大きくして聞こえやすくし、損失が小さい場合は音量を小さくして音が大きすぎないようにすることが記載されている。
特開2007−165967号公報
電話機能が内蔵されたファクシミリ装置は、外付け電話機と異なり、SDAA(Silicon Data Access Arrangement、半導体NCU)を介して通話を行う。ここで、SDAAは、ファクスの通信性能を確保するために、SDAAに予め設定されたDC−VI特性に従い、ファクシミリ装置自身のインピーダンスを時々刻々と変化させる。
従来のように、SDAAを介さない通話の場合、装置のインピーダンスは固定であるため、電流は安定し、且つ、電流と電圧は比例関係になるため、オフフック時の回線電流に基づいて、送話ゲインを決めて、適正な音量で通話を行うことができる。
しかしながら、SDAAを介して通話を行うファクシミリ装置の場合、装置内部のインピーダンス変化の影響により、オフフック時の回線電流のみに基づいて交換機までの距離が遠いか近いかを判断することは難しい。
特許文献1に記載された技術でも、オフフック状態で、装置のインピーダンスが時々刻々と変化することは考慮されていない。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものである。本発明は、ファクシミリ装置内部のインピーダンスが変化する場合でも、回線のインピーダンスを適切に特定することを目的とする。
オンフック時の回線電圧を検知する第1の検知手段と、
オフフック時の回線電圧を検知する第2の検知手段と、
オフフック時の回線電流を検知する第3の検知手段と、
前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第3の検知手段によって検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する特定手段とを備えることを特徴とする。
ファクシミリ装置内部のインピーダンスが変化する場合でも、回線のインピーダンスを適切に特定することができる。
本実施形態に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るファクシミリ装置と交換局を含むシステムの構成を示すブロック図である。 本実施形態に係るファクシミリ装置と交換局を含むシステムの構成を示すブロック図である。 回線のインピーダンスを説明するための図である。 モデムおよびSDAAに予め設定されたターゲットのDC−VI特性例を説明するための図である。 オフフック後の電流値の動きと電圧値の動きを説明するための図である。 オフフック直後の回線電流の時間による変化を説明するための図である。 第1の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第2の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。 第3の実施形態に係る制御例を説明するためのフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について添付図面を参照して詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
<第1の実施形態>
本発明の第1の実施形態に係るファクシミリ装置について図1のブロック図を用いて説明する。
本実施形態に係るファクシミリ装置100は、PSTN(公衆交換電話網)210を介して通信相手のファクシミリ装置220と通信を行う。
なお、PSTN210には、ファクシミリ装置220以外にも、他のファクシミリ装置や、MFP(Multi Function Peripheral)が接続されており、ファクシミリ装置100は、それらの装置と通信を行うことができる。
ファクシミリ装置100は、SOC(System−on−a−Chip)101を備える。
SOC101は、CPU200を備え、ファクシミリ装置100を統括的に制御する。
SOC101に接続されたメモリ140は不揮発性の主記憶装置であり、CPU200のワークメモリとして機能する。また、メモリ140は、ファクシミリ送信やファクシミリ受信を行う際に、画像データや、通信に必要な各種情報を一時的に記憶するためのメモリとしても機能する。また、予め設定された設定情報を記憶する。
SDAA(Silicon Data Access Arrangement)プログラム202は、CPU200によってモデム102に転送され、RAM204に展開される。そして、DSP(Digital Signal Processor)205で実行されるプログラムである。
さらに、SOC101には、操作パネル118、読取部121、記録部122、IF(インタフェース)部123が接続されている。
操作パネル118は、表示器119及びキーボードのようなKEY類120を備える。これらはユーザ・インタフェースとして機能する。表示器119は、液晶ディスプレイ等で構成され、装置の状態やメニューに関する表示を行う。また、KEY類120は、ユーザからの各種の指示の入力を受け付けるボタンやテンキー等のキーボードである。ユーザは、このキーボードを用いて、設定情報を入力することができる。
読み取り部121は、原稿の画像を読み取って、画像データを生成する。生成された画像データは、通信回線(電話回線、公衆回線とも呼ぶ)130を介して相手側装置に対してファクシミリ送信されてもよいし、記録部122で印刷されてもよい。なお、読み取り部121は、原稿台に載置された原稿を読み取ってもよいし、自動原稿搬送装置(ADF)を備え、ADFによって搬送される原稿を読み取ってもよい。
記録部122は、読取部121で生成された画像データや、通信回線130を介して受信した画像データに基づいて印刷を行う。
IF部123は、外部装置と接続するためのインタフェースとして機能する。ファクシミリ装置100は、IF部123を介して外部のPC(Personal Computer)とネットワークまたはUSBを介して接続される。ファクシミリ装置100は、外部のPCからコマンドを受信し、受信したコマンドに基づいて各種の設定や制御を行う。
スピーカ回路250は、PSTN210からCI信号(呼び出し信号)を受信し、疑似的な電話機の鳴動音を出力する。
モデム102は、SOC101に接続されており、SOC101からのコマンドに基づいて動作する変復調器である。モデム102は、読み取り部121が原稿の画像を読み取ることによって生成された画像データに対する変調処理と、通信回線130を介して受信した信号の復調処理を行う。また、モデム102は、絶縁素子1(103)を介してSDAA(Silicon Data Access Arrangement、半導体NCU)104と接続されている。
モデム102のROM203は、DSP205によって実行されるプログラムを格納しているメモリである。RAM204は、DSP205のワークメモリとして機能する。RAM204は、メモリ140から転送されるSDAAプログラム202やROM203から読み出されたプログラムが展開される。DSP205は、RAM204に記憶されたプログラムを実行することによって、各種制御を行う。
レジスタ206は、SDAA104の状態を格納、あるいは、SOC101からのコマンドを格納する。
SDAA(Silicon Data Access Arrangement、半導体NCU)104は、網制御手段の一例である。
SDAA104は、ファクシミリ装置100と外部の通信回線130とのインタフェースとして機能する網制御装置である。SDAA104は、SOC101からの指示に従って動作する。例えば、SDAA104は、通信回線130を介してファクシミリ装置220との間で通信を行う際に、回線を捕捉する、または開放する。
ファクシミリ装置100に接続される外付け電話機128も通信回線130を介して相手側装置と接続される。外付け電話機128は、Hリレー110を介して通信回線130に接続されており、SDAA104は、電話機128と並列に通信回線130に接続されている。SDAA104は、ファクシミリ送受信を行う場合に、回線を捕捉してその通信を制御するだけでなく、外付け電話機128が通信回線130を介して相手側装置との間で音声通信を行う場合にも、回線の接続(捕捉)状態を制御する。
SDAA104は、回線捕捉部105を使用して回線の直流捕捉状態を制御する。この回線捕捉部105により直流捕捉される場合の直流インピーダンスは可変である。このインピーダンスは、予め設定された、直流的な電圧に対する電流特性(以下、DC−VI特性)に基づいて制御されることにより決められる。
電圧検知部150は、回線上の電圧(回線電圧)を検知する。
電流検知部151は、回線上の電流(回線電流)を検知する。
ACフィルタ部201は、電圧検知部150あるいは電流検知部151の前段に接続され、電圧検知部150あるいは電流検知部151でDC(直流)電圧あるいは、電流を検知する場合に、AC(交流)成分による誤検知を防ぐためのものである。
直流抵抗調整部202は、あらかじめ決められたDC−VI特性をターゲットとして、オフフック時の直流抵抗を調整する。
AMP(増幅器)901は、SOC101からモデム102を介して指示された送話ゲインに従って信号を増幅させる。
直流捕捉回路152は、トランジスタなどにより構成される回路であり、直流捕捉を行いながら、SDAA104の制御で直流インピーダンスの調整を行う。直流捕捉回路152は、回線開放状態を作り出したり、回線に対する選択信号の1種であるダイヤルパルス送出にも使用されたりする。線230は、電流がPSTN210から流れこむ線、線240は、電流がPSTN210へと帰還する線である。電圧検知部150は、線230と線240間の電圧値を検知することによって回線電圧を検知する。また、電流検知部151は、線230あるいは線240の電流値を検知することによって回線電流を検知する。
整流回路155は、ダイオードブリッジ等からなり、回線からの信号を整流してSDAA104側へと伝えるものである。
受信IF回路153は、回線130を介して受信されるファクシミリの受信信号などを受信するためのインタフェース回路である。
交流インピーダンス整合回路154は、通信中の交流インピーダンスを合わせるための回路である。例えば、日本の場合は、交流インピーダンスを600オームに合わせる。
ノイズ除去回路156は、通信回線130からの雷サージ、電磁ノイズなどを抑制する。また、ノイズ除去回路156は、ファクシミリ装置100内部のノイズが通信回線130を介して送出されることを防ぐ回路である。
CI検知回路108は、通信回線130に接続されており、通信回線130から受信したCI信号を検知する。CI検知回路108は、通信回線からのCI信号を検知すると、そのことを示すCI検知信号109をSOC101に対して送信する。SOC101は、CI検知信号109に基づいて、通信回線130からCI信号の着信があったか否かを判断することができる。
絶縁素子2(1080)は、CI検知回路108が有する絶縁素子である。高圧電圧の印加されるPSTN210側と、低圧電圧で駆動されるSOC101側の絶縁を取るためのものである。
Hリレー110は、外付け電話機128を通信回線130へ接続した接続状態と、通信回線130から切断した切断状態との間の切り替えを行う。
リレー接点1101〜1106は、Hリレー110に含まれるリレー接点である。
SOC101からのHリレー駆動信号251に基づいて、リレー接点1101は、リレー接点1103と接続されるか、もしくは、切り離されるか、どちらかの状態となる。リレー接点1102は、SOC101からのHリレー駆動信号251に基づいて、リレー接点1103と接続されるか、もしくは、切り離されるか、どちらかの状態となる。リレー接点1103は、外付け電話機126と接続される接点である。
リレー接点1104は、SOC101からのHリレー駆動信号251に基づいて、1106と接続されるか、もしくは、切り離されるか、どちらかの状態となる。リレー接点1105は、SOC101からのHリレー駆動信号251に基づいて、リレー接点1106と接続されるか、もしくは、切り離されるか、どちらかの状態となる。リレー接点1106は、外付け電話機と接続される接点である。
Hリレー110は、Hリレー駆動信号251によって、SOC101によって制御される。なお、図1に示すようにHリレー110で電話機が通信回線130から切り離されている場合、通信回線130からCI信号を受信しても電話機は鳴動しない。いわゆるファクシミリ装置100の無鳴動着信状態となる。
一方、リレー接点1102がリレー接点1103に接続され、リレー接点1105がリレー接点1106に接続されている場合、外付け電話機128を通信回線130へ接続した接続状態となる。この場合、通信回線130からCI信号を受信すると電話機が鳴動する。また、外付け電話機128の受話器を取れば、通信回線130を介して相手機と通話できる。
SOC101は、ON/OFF信号252によって、直流印加回路253の直流印加をONまたはOFFに設定する。DC/AC変換回路254は、直流印加回路253からの直流を交流に直す回路である。絶縁素子3(255)は、高電圧の印加されるPSTN210側と低電圧で駆動されるSOC101側の絶縁を取るためのものである。
整流/平滑回路256は、DC/AC変換回路254の出力信号である交流信号を直流信号に変換するためのものである。
フック検知回路258は、外付け電話機128のオフフックを検知すると、フック検知信号257をSOC101にA/D変換器260を介して送出する。外付け電話機128がオンフック(インピーダンスが高い)状態のときと、オフフック(インピーダンスが低い)状態のときとで、フック検知信号257の電圧は変化する。
音声CODEC(音声符号復号機)300は、MIC(マイク)304に入力された音声信号を符号化しモデム102に送り、通信回線130へと送出する。また、モデム102で受けた相手電話機からの音声信号を、SPEAKER(スピーカー)305から出力するために復号化する。
送話ゲイン周波数特性制御部301は、音声信号を回線上に送る場合のゲイン(増幅度)と、周波数特性を制御する。
受話ゲイン周波数特性制御部302は、通信回線130から受けた音声信号を増幅するゲイン(増幅度)と周波数特性を制御する。
ハンドセット303は、ファクシミリ装置100のユーザが、ファクシミリ装置220と通話を行うための受話器である。
MIC(マイク)304は、ユーザからの音声を電気信号に直すマイクである。
SPEAKER305(スピーカ)は、電気信号を音声に変換し可聴音に変換して出力する。
フック検知スイッチ306は、ハンドセット303がファクシミリ装置上に置かれた状態(オンフック状態)か、ハンドセットがファクシミリ装置から外され、通話可能な状態(オフフック状態)かを判断するためのフック検知スイッチである。メカニカルなスイッチ等で構成される。
MIC IF回路307は、MIC304と音声CODEC300との間の信号のやり取りを制御するインタフェースである。
SPEAKER IF回路308は、SPEAKER305と音声CODEC300との間の信号のやり取りを制御するインタフェースである。
以上のような構成を備える本実施形態に係るファクシミリ装置100は、通信回線130を介して相手のファクシミリ装置220とファクス送受信を行うことができる。また、本実施形態に係るファクシミリ装置100は、ハンドセット303を備え、通信回線130を介して相手のファクシミリ装置220と通話を行うことができる。なお、本実施形態における外付け電話機128はファクシミリ装置100に接続されていなくてもよい。このようにハンドセット303や音声CODEC300などの通話を行うための機能をファクシミリ装置100に内蔵させることにより、外付け電話機128を別途用意するのに比べて、通話機能を安価に実現することができる。
また、このファクシミリ装置100は、SDAA104を備え、ファクスの通信性能を確保するために、SDAA104に設定されるDC−VI特性に従い、ファクシミリ装置自身のインピーダンスを時々刻々と変化させている。
本実施形態に係るファクシミリ装置100では、このようなファクシミリ装置のインピーダンスの変化の影響があっても、回線のインピーダンスを適切に特定できるようにする。それによって、回線のインピーダンスに応じた適切な送話ゲインを決めることができ、適切な音量で通話できるようになる。
ここで、本実施形態で回線のインピーダンスを適切に特定するための原理について図2、図3、図4を用いて説明する。
図2は、ファクシミリ装置100がオンフック状態のときの電圧を説明するための図である。
回線インピーダンスR1(3401)は、ファクシミリ装置100と電話局(交換機)3402との間の回線インピーダンスである。なお、実際には回線のインピーダンスは、回線の両端に分かれて存在する。図4は、距離1kmあたりの回線インピーダンス例である。ここでは、説明の便宜上、両者をまとめたインピーダンスとしてR1として記載している。
具体的に、中国NALの管理する規格GB/T15279―2002では、図中R=47±0.5オーム、C=47±0.5nFである。ここで、DC電源で考えると容量成分Cは無視できる。図4に示す例の場合、抵抗値は、トータル47×4=188オームになる。仮に距離が5kmの場合は、940オームになり、2.5kmの場合は、470オームとなる。
電圧源3403は、電話局(交換機)3402内に存在する電圧源である。DC電圧を、ファクシミリ装置100に印加するためのものである。
ファクシミリ装置100がオンフック状態の時、SDAA104のインピーダンスR2は、ほぼ無限大である。そのため、回線インピーダンスR1(3401)の回線には電流が流れずに、SDAA104で測定した電圧Vonが、そのまま電話局側の電圧源の電圧とほぼ等価となる。
図3は、ファクシミリ装置100がオフフック状態のときの電圧と電流を説明するための図である。
図3の4401、4402、4403は、それぞれ、図2の3401、3402、3403と同じものである。
ファクシミリ装置100がオフフック状態の時のSDAA104側の電圧をVoffとすると回線インピーダンスR1には、SDAA104に流れる電流と同じ電流Ioffが流れ、電圧Von−Voffが印加される。
ここで、SDAA104のインピーダンスR2は、オフフック時に、ファクスの通信性能を確保するために、SDAA104に予め設定されたDC−VI特性のターゲット(目標値)に従って約50〜300オームの範囲で変化する。
図5は、SDAA104に予め設定されたDC−VI特性のターゲット(目標値)を説明するための図である。横軸は電流値Iを表し、縦軸は電圧値Vを表す。SDAA104は、このDC−VI特性に合わせるようにインピーダンスを調整する。
SDAA104は、直流抵抗調整部202を内蔵している。直流抵抗調整部202は、SDAA104自身のDC電圧が低いとリミットがかかり、信号品質が劣化する。また、回線電流が大きい時に電圧が大きいと電力も大きくなり、それによる熱により寿命が短くなってしまうことがある。これを回避するために、図中Aのように電流が小さい時には電圧を上げ、図中Bのように電流が大きい時には、電圧を下げるようにインピーダンスを決める。
図6は、図5に示されるオフフック後の電流値の変化と電圧値の変化を説明するための説明図である。横軸は電流値Iを表し、縦軸は電圧値Vを表す。SDAA104は、DC−VI特性のターゲット(目標値)に合わせるようにインピーダンスを、例えば1→2→3→4→5の様に時々刻々と変化させる。
図7は、オフフック後の電流値の時間による変化を説明する図である。横軸は時間tを表し、縦軸は電流値Iを表す。仮にこのようにオフフック電流に閾値Ithを設け、ゲインを切り替えようとしても、電流が時々刻々と変化するためにゲインが頻繁に切り替わる。そのため、オフフック時の回線電流のみから、適切な送話ゲインを決めることができない。
ここで、R1の値は、ファクシミリ装置4100から電話局(交換機)までの回線の長さ(距離)によって決まるものであり、SDAA3104のインピーダンスR2が変化しても変わらない。これに着目して、本実施形態に係るファクシミリ装置100は、SDAA4104は、これらの電流Ioffと電圧Voffを検知することにより、回線インピーダンスR1を(Von−Voff)/Ioffという計算式で計算する。
次に、本実施形態におけるファクシミリ装置100の制御例を、図8を用いて説明する。図8のフローチャートに示すCPU200の処理は、CPU200がメモリ140に記憶されたプログラムを実行することによって実現される。
S1010で、CPU200は、フック検知スイッチ306からの信号に基づいて、オンフック状態か否かを判定する。フック検知スイッチ306によってハンドセット303が所定の位置にセットされた状態であることを検知した場合に、オンフック状態であることを示す信号をCPU200に伝える。一方、フック検知スイッチ306によってハンドセット303が所定の位置から外された状態であることを検知した場合に、オフフック状態であることを示す信号をCPU200に伝える。CPU200は、この信号に基づいて、オンフック状態か否かを判定する。オンフック状態でないと判定した場合、CPU200は、オンフック状態になるまで待機する。オンフック状態であると判定した場合、CPU200は、S1020に処理を進める。
S1020で、CPU200は、SDAA104に指示を出し、電圧検知部150によって回線電圧を検知させる。電圧検知部150によって検知された回線電圧の値は、モデムを介してSOC101に通知される。CPU200は、通知された回線電圧の値をメモリ140に記憶する。オンフック時には、SDAA104内の回線捕捉部105は、回線を捕捉していない。そのため、ファクシミリ装置100内のインピーダンスは、ほぼ無限大である。S1020では、このときの回線電圧が検知される。この回線電圧は、電話局(交換機)3402の電圧源3403の電圧値とほぼ同じである。
S1030で、送話ゲイン周波数制御部301は、送話ゲインを標準値に設定する。設定された送話ゲインの値は、CPU200によってメモリ140に記憶される。ここで設定される送話ゲインの値は、例えば、SLRに基づいて予め決めておけばよい。本実施形態では、ここで設定される送話ゲインの標準値を10dBとする。
S1040で、CPU200は、オフフックされたか否かを判定する。オフフックは、例えば、ユーザが通話をしようと思ってハンドセットが持ち上げられたことをフック検知スイッチ306によって検知することに従って判定される。オフフックされていないと判定した場合、CPU200は、S1040の処理を繰り返し、オフフックされたと判定した場合、S1050に処理を進める。
S1050で、CPU200はモデム102を介してSDAA104に回線を捕捉するよう指示する。SDAA104は、回線捕捉部105によって回線を直流捕捉する。
S1060で、SDAA104は、ファクスの通信性能を確保するために、SDAA104に予め設定されたDC−VI特性のターゲット(目標値)に従って、直流抵抗調整部202を使って約50〜300オームの範囲で変化させる。
S1070で、CPU200は、SDAA104に指示を出し、電圧検知部150によって回線電圧を検知させる。電圧検知部150によって検知された回線電圧の値は、モデムを介してSOC101に通知される。CPU200は、通知された回線電圧の値をメモリ140に記憶する。オフフック時には、SDAA104内の回線捕捉部105は、回線を捕捉している。S1070では、このときの回線電圧が検知される。
S1080で、CPU200は、SDAA104に指示を出し、電流検知部151によって回線電流を検知させる。電流検知部151によって検知された回線電流の値は、モデムを介してSOC101に通知される。CPU200は、通知された回線電流の値をメモリ140に記憶する。オフフック時には、SDAA104内の回線捕捉部105は、回線を捕捉している。S1080では、このときの回線電流が検知される。
S1090で、CPU200は、メモリ140に記憶された(オンフック時の回線電圧)から(オフフック時の回線電圧)を減算し、算出された値を(オフフック時の回線電流)で割ることによって、回線の抵抗値(回線インピーダンスR1)を計算する。なお、回線の抵抗値を特定する方法は、計算に限られない。例えば、(オンフック時の回線電圧)と(オフフック時の回線電圧)と(オフフック時の回線電流)と、(回線の抵抗値)との関係を示すテーブルをメモリ140に予め記憶しておく。そして、CPU200が、(オンフック時の回線電圧)と(オフフック時の回線電圧)と(オフフック時の回線電流)に対応付けてテーブルに記憶された回線の抵抗値を参照し、取得するようにしてもよい。
S1100で、CPU200は、S1090で計算された抵抗値が、抵抗値の閾値以下(Rth以下)であるか否かを判断する。Rthの例は、470オーム(2.5kmの回線のインピーダンスに相当)である。NALの管理する規格GB/T15279−2002では、0km時のSLRは5dB以上、5km時のSLRは15dB以下と定められている。本実施形態では、この中間の2.5kmに相当するインピーダンス(470オーム)を閾値としている。S1090で計算された抵抗値が、抵抗値の閾値Rth以下であるとS1100で判断された場合にCPU200は、S1120に処理を進める。このときは、計算された抵抗値に基づいて、ファクシミリ装置100から電話局(交換機)までの距離が2.5km以下であると推定できる。
S1120に処理を進めた場合、CPU200は、送話ゲイン周波数特性制御部301に、S1090で計算された抵抗値が、抵抗値の閾値Rth以下であることを通知する。そして、その旨の通知を受けた送話ゲイン周波数特性制御部301は、S1030で設定された標準の送話ゲイン10dBを送話ゲインとして設定する。
一方、S1090で計算された抵抗値が、抵抗値の閾値Rth以下ではないとS1100で判断された場合にS1110に進む。このときは、計算された抵抗値に基づいて、ファクシミリ装置100から電話局(交換機)までの距離が2.5kmより遠いと推定できる。
その場合、S1110で、CPU200は、送話ゲイン周波数特性制御部301に、S1090で計算された抵抗値が、抵抗値の閾値Rth以下ではないことを通知する。そして、その旨の通知を受けた送話ゲイン周波数特性制御部301は、標準よりも高い送話ゲインを設定する。例えば、送話ゲイン周波数特性制御部301は、S1030で設定された標準の送話ゲイン10dBに6dBを加算し、16dBを送話ゲインとして設定する。CPU200は、設定された送話ゲインをメモリ140に記憶する。
つまり、電話局の交換機までの距離が2.5kmに相当する回線インピーダンスを超える場合には標準の送話ゲインより高い送話ゲインを設定する。一方、電話局の交換機までの距離が2.5kmに相当する回線インピーダンス以下の場合には標準の送話ゲインを設定する。CPU200は、設定された送話ゲインをメモリ140に記憶する。
このように送話ゲインを設定した後、CPU200は、メモリ140に記憶された送話ゲインを、モデム102に伝える。モデム102は、SDAA104のAMP901により、当該送話ゲインに従って信号を増幅させる。例えば、ハンドセット303のMIC304から入力された信号を当該送話ゲインによって増幅させ、ファクシミリ装置220に送信する。本実施形態では、主に送話ゲインについて説明したが、ファクシミリ装置220から受信した信号を増幅させるゲインについても同様の方法で決めることができる。それによって、ファクシミリ装置220から受信した信号を増幅し、SPEAKER305に送出することができる。
以上のような制御によって、SDAA104のように、ファクスの通信性能を確保するために、予め定められたDC−VI特性のターゲット(目標値)に合わせるための調整を行う装置があっても、回線インピーダンスを適切に特定することができる。また、回線インピーダンスを特定することによって、送話ゲインの調整を適切に行うことができる。また、電話局側の電圧の値によらずに、回線側のインピーダンスを算出することができる。
<第2の実施形態>
第2の実施形態では、第1の実施形態で説明した回線インピーダンスの特定処理を、新たに回線が抜き差しされたときにのみ実行する例を説明する。回線電圧をオンフック時に常時検知すると、SOCの処理の負荷が高くなる。例えば、オンフック時でもSOC101の処理が必要であるため、ファクシミリ装置100が省電力状態に移行できない。一方、オンフック時の回線電圧は、同じ回線がファクシミリ装置100に接続されている場合、基本的に同じである。
そこで、本実施形態では、その特性を利用して、新たに回線が接続された場合にのみ回線電圧を検知する例を説明する。
図9は、ファクシミリ装置100による制御の例を示すフローチャートである。
S2000で、ファクシミリ装置100は、図2に示す方法で送話ゲインを設定し、通話を実行する。その後、通話が終了し、オンフック状態になった後、S2010に処理を進める。なお、通話が終了し、オンフック状態になる前にS2010に処理を進めてもよい。
S2010で、CPU200は、回線130がファクシミリ装置100から抜かれたか否かを判定する。抜かれたと判定した場合、S2020に処理を進め、抜かれていないと判定した場合、S2040に処理を進める。
S2020で、CPU200は、回線が接続されたか否かを判定する。回線が接続されたと判定するまで、S2020の処理を繰り返し、回線が接続されたと判定した場合、S2030に処理を進める。
S2030で、CPU200は、図2に示す処理を実行し、再度、送話ゲインを設定する処理を行い、通話を行う。
S2010からS2040に処理を進めた場合、CPU200は、S2000の処理でメモリ140に記憶された送話ゲインを設定する。
このように送話ゲインを設定した後、CPU200は、メモリ140に記憶された送話ゲインを、モデム102に伝える。モデム102は、SDAA104のAMP901により、当該送話ゲインに従って信号を増幅させる。例えば、ハンドセット303のMIC304から入力された信号を当該送話ゲインによって増幅させ、ファクシミリ装置220に送信する。本実施形態では、主に送話ゲインについて説明したが、ファクシミリ装置220から受信した信号を増幅させるゲインについても同様の方法で決めることができる。それによって、ファクシミリ装置220から受信した信号を増幅し、SPEAKER305に送出することができる。
このように、本実施形態では、回線が抜かれて、新たに接続された時のみ回線のインピーダンスを再度設定するようにした。なお、最初に回線が接続されたときも、新たに回線が接続されたと判定して、S2030の処理を実行すればよい。
以上のような制御によって、SOC101にかかる負荷を減少させることができ、必要なときに回線インピーダンスを特定し直すことができる。
<第3の実施形態>
本実施形態では、ファクシミリ装置100がVOICEモードのときのみ、回線のインピーダンスを特定する例を説明する。
VOICEモードとは、モデム102でハンドセット303のMIC304からの信号を通信回線130に送出し、通信回線130からの信号をハンドセット303のSPEAKER305に出力するモードである。つまり、VOICEモードは、ハンドセット303と、モデム102との間の信号の入出力を行うモードである。ファクシミリ装置100は、VOICEモード以外に、モデム102でファクス通信を行うFAXモードを有する。
回線インピーダンスを計算し、送話ゲインを設定し直す場合、少なからず、SOC101、モデム102、SDAA104に負荷がかかる。そのため、SCO101を用いる他の処理の実行が遅れてしまう。
そこで、本実施形態では、回線インピーダンスを特定する処理を、ファクシミリ装置100がVOICEモードのときのみ実行することによって、SOC101、モデム102、SDAA104の負荷を軽減する例を説明する。
図10は、ファクシミリ装置100による制御の例を示すフローチャートである。
S3010で、CPU200は、ファクシミリ装置100がVOICEモードであるか否かを判定する。ファクシミリ装置100がVOICEモードと、FAXモードのいずれで動作しているかは、メモリ140内のモードフラグによって管理されている。CPU200は、このモードフラグによって、ファクシミリ装置100がVOICEモードであるか否かを判定する。ファクシミリ装置100がVOICEモードであると判定された場合、S3020に処理を進め、ファクシミリ装置100がVOICEモードでないと判定された場合、S3030に処理を進める。
S3020では、図2に示す処理が実行される。
S3030で、CPU200は、標準の送話ゲイン10dBを送話ゲインとして設定する。
このように、本実施形態に係るファクシミリ装置100は、ファクシミリ装置100がVOICEモードの場合にのみ、通話のゲインを調整するために、図2に示す回線インピーダンスを特定するための処理を実行する。
それによって、ファクシミリ装置100がFAXモードにあるような場合にまで、送話ゲインを上げるための処理を行わなくて済む。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給する。そして、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101 SOC
102 モデム
200 CPU

Claims (10)

  1. オンフック時の回線電圧を検知する第1の検知手段と、
    オフフック時の回線電圧を検知する第2の検知手段と、
    オフフック時の回線電流を検知する第3の検知手段と、
    前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第3の検知手段によって検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する特定手段とを備えることを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 回線が接続されたか否かを判断する判断手段をさらに備え、
    前記特定手段は、前記判断手段によって前記回線が接続されたと判断された場合に、前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第3の検知手段によって検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記特定手段は、前記ファクシミリ装置がVOICEモードである場合に、前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第3の検知手段によって検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する処理を行い、前記ファクシミリ装置がVOICEモードでない場合に前記処理を行わないことを特徴とする請求項1または2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記VOICEモードは、ハンドセットと、回線との間の信号の入出力を行うモードであることを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記特定手段は、前記第1の検知手段によって検知された回線電圧と、前記第2の検知手段によって検知された回線電圧との差を、前記第3の検知手段によって検知された回線電流で割った値を前記回線インピーダンスとして特定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記特定手段によって特定された回線インピーダンスに基づいて、送話ゲインを設定する設定手段をさらに有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
  7. 前記設定手段は、前記特定手段によって特定された回線インピーダンスが閾値より大きい場合に、前記特定手段によって特定された回線インピーダンスが閾値以下である場合よりも大きな送話ゲインを設定することを特徴とする請求項6に記載のファクシミリ装置。
  8. 前記設定手段によって設定された送話ゲインに従って信号を増幅させる増幅手段をさらに有することを特徴とする請求項6または7に記載のファクシミリ装置。
  9. オンフック時の回線電圧を検知する第1の検知工程と、
    オフフック時の回線電圧を検知する第2の検知工程と、
    オフフック時の回線電流を検知する第3の検知工程と、
    前記第1の検知工程で検知された回線電圧と、前記第2の検知工程で検知された回線電圧と、前記第3の検知工程で検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する特定工程とを備えることを特徴とするファクシミリ装置の制御方法。
  10. コンピュータにファクシミリ装置の制御方法を実行させるためのプログラムであって、前記制御方法は、
    オンフック時の回線電圧を検知する第1の検知工程と、
    オフフック時の回線電圧を検知する第2の検知工程と、
    オフフック時の回線電流を検知する第3の検知工程と、
    前記第1の検知工程で検知された回線電圧と、前記第2の検知工程で検知された回線電圧と、前記第3の検知工程で検知された回線電流とに基づいて、回線インピーダンスを特定する特定工程とを備えることを特徴とするプログラム。
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