JP4334594B2 - 通信装置 - Google Patents
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Description
例えば、小型の不揮発性記憶手段と液晶ディスプレイなど小型の表示装置を備え、留守時や電話に出られないときなどに1件または複数件の着信履歴情報を不揮発性記憶手段に記憶(記録)させ、その後、記憶されている着信履歴情報を表示装置に表示させ、相手の電話番号などを知ることにより当方が応答しなかった相手に対して電話をかけるわけである。
本発明の課題は、このような従来技術の問題を解決し、電話機能を備えた通信装置において、着信履歴情報として記録された個々の着信について、その電話の重要性あるいは緊急性を判断することができる通信装置を提供することにある。
また、請求項2記載の発明では、前記制御手段は、着信に応答した場合には着信に応答したことを示す応答情報を表示することを特徴とする。
また、請求項3記載の発明では、前記制御手段は、着信に応答しなかった場合には着信に応答しなかったことを示す応答情報を表示することを特徴とする。
また、請求項2記載の発明では、着信に応答した場合には着信に応答したことを示す応答情報を表示するので、応答の有無を即座に判断することができる。
また、請求項3記載の発明では、着信に応答しなかった場合には着信に応答しなかったことを示す応答情報を表示するので、緊急性のある着信か否かを即座に判断することができる。
図1は本発明の第1の実施の形態を示す通信装置の構成ブロック図である。なお、図1は通信装置が携帯電話機やPHSの場合で示している。図示したように、この実施の形態の通信装置は、プログラムを内蔵したROMおよびそのプログラムに従って動作するCPUなどを有して、この通信装置全体を制御・管理する主制御部1、接続・切断制御を行ったり音声信号やデータを無線により送受信したりすると共に相手の電話番号を取得する電話番号取得手段としても動作する通信制御部2、通信制御部2を介して受信したリンギング信号のリンギング回数(鳴動回数)を計測するリンギング回数計測部(リンギング回数計測手段)3、前記リンギング回数および電話番号を含む受信履歴情報を記憶しておく着信履歴記憶手段などとして働く不揮発性メモリ(例えばフラッシュメモリ)4、マイクおよびスピーカを有して音声を入力したり出力したりする音声入出力部5、テンキーやファンクションキーなどを有して発信操作を行ったりする操作部6、着信履歴情報などを表示する表示部7、各種データを一時的に記憶しておくRAM8などを備えている。なお、普通の電話機の場合も通信制御部2内の構成が異なることを除いては同様の構成である。また、前記主制御部1は前記リンギング回数と前記電話番号とを対応付けて、他の着信履歴情報と共に不揮発性メモリ4に書き込む着信履歴記録手段としても働く。
以下、図2などに従って、この実施の形態の動作を説明する。この実施の形態の通信装置は回線側の提供する発信者番号通知サービスを受けており、着信時、まず、通信制御部2は回線側(基地局側)から送られてきた相手(発信者)の電話番号を受信し、取得する(S1)。そして、通信制御部2は相手の電話番号(発信者番号)を取得すると、取得した電話番号を主制御部1に渡す。続いて、通信制御部2は、回線側から送られてきたリンギング信号を受信すると、リンギング鳴動を開始させ、また、通信制御部2からリンギング信号を受け取ったリンギング回数計測部3はリンギング回数の計測を開始する(S2)。例えば、リンギング回数計測部3はリンギング信号を平滑化する平滑化回路とカウンタを備え、平滑化されたリンギング信号が信号あり状態の電圧レベルになる回数を前記カウンタで計数するのである。この後、この通信装置の音声入出力部5による利用者の応答がなく(S3でNo)、また、発信者側の回線切断による呼び出し中止もない限り(S4でNo)、リンギング信号の受信が続き、利用者が応答するか(S3でYes)、発信者側が回線を切断すると(S4でYes)、リンギング信号の受信が終わり、それに伴って、リンギング回数計測部3はリンギング回数の計測を終わりにする(S5)。そして、リンギング回数計測部3は計測したリンギング回数を主制御部1に渡し、主制御部1は、そのリンギング回数、および通信制御部2から取得した相手の電話番号、着信日時、当方が応答したか否かというような情報を着信履歴情報(データ)として不揮発性メモリ4に記憶する(S6)。なお、この後、利用者は一つまたは複数の着信履歴情報を表示部7に表示させ、表示された電話番号やリンギング回数などを参考に、必要に応じて相手側に電話する。
以上のように、第1の実施の形態によれば、着信履歴情報の一つとしてリンギング回数が相手の電話番号と共に記録されるので、着信時に応答できなかった個々の着信について、その電話の重要性あるいは緊急性を判断することができる。重要性あるいは緊急性のある電話であれば、発信者側は簡単には回線を切らないので、リンギング回数が大きくなると判断するわけである。
図4に、本発明の第2の実施の形態の動作フローを示す。以下、図4などに従って、この実施の形態の動作を説明する。まず、通信制御部2が回線側(基地局側)から送られてきた相手(発信者)の電話番号を受信し、取得する(S11)。そして、相手の電話番号(発信者番号)を取得すると、通信制御部2は取得した電話番号を主制御部1に渡す。続いて、通信制御部2は、回線側から送られてきたリンギング信号を受信すると、リンギング鳴動を開始させ、通信制御部2からリンギング信号を受け取ったリンギング時間計測部9はリンギング持続時間の計測を開始する(S12)。例えば、リンギング時間計測部9はタイマを備え、リンギング信号を検出するとそのタイマを動作させ、リンギング信号が所定時間以上受信されなくなったときにタイマを止めてリンギング時間を計測するのである。この後、この通信装置の音声入出力部5による利用者の応答がなく(S13でNo)、また、発信者側の回線切断による呼び出し中止もない限り(S14でNo)、リンギング信号の受信が続き、利用者が応答するか(S13でYes)、発信者側が回線を切断すると(S14でYes)、リンギング信号の受信が終わり、それに伴って、リンギング時間計測部9はリンギング持続時間の計測を終わりにする(S15)。そして、リンギング時間計測部9は計測したリンギング持続時間を主制御部1に渡し、主制御部1は、そのリンギング持続時間、および通信制御部2から取得した相手の電話番号、着信日時、当方が応答したか否かというような情報を着信履歴情報(データ)として不揮発性メモリ4に記憶する(S16)。なお、この後、利用者は一つまたは複数の着信履歴情報を表示部7に表示させ、表示された電話番号やリンギング持続時間などを参考に、必要に応じて相手側に電話する。
以上のように、第2の実施の形態によれば、着信履歴情報の一つとしてリンギング持続時間が相手の電話番号と共に記録されるので、個々の着信について、その電話の重要性あるいは緊急性を判断することができる。重要性あるいは緊急性のある電話であれば、発信者側は簡単には回線を切らないので、リンギング持続時間が大きくなると判断するわけである。
なお、第1および第2の実施の形態において、主制御部1はリンギング回数またはリンギング持続時間、および当方が応答したか否かを示す応答情報を取得したとき、その応答情報が応答したことを示していたならば、このときの着信履歴情報については有用性が半減するので、その着信履歴情報を記憶しないようにしてもよい。このようにした場合は、記憶される着信履歴情報が少なくなるので、不揮発性メモリを有効に用いることができるし、着信履歴情報を表示させる際、表示される着信履歴情報の数が少なくなる結果、着信履歴情報を見るのに要する時間が少なくて済む。
図5に、本発明の第3の実施の形態の動作フローを示す。以下、図5などに従って、この実施の形態の動作を説明する。まず、通信制御部2が回線側(基地局側)から送られてきた相手(発信者)の電話番号を受信し、取得する(S21)。そして、相手の電話番号(発信者番号)を取得すると、通信制御部2は取得した電話番号を主制御部1に渡す。続いて、通信制御部2は、回線側から送られてきたリンギング信号を受信すると、リンギング鳴動を開始させ、通信制御部2からリンギング信号を受け取ったリンギング回数計測部3またはリンギング時間計測部9はリンギング回数またはリンギング持続時間の計測を開始する(S22)。この後、この通信装置の音声入出力部5による利用者の応答がなく(S23でNo)、発信者側の回線切断による呼び出し中止もなく(S24でNo)、また、リンギング回数が所定回数にも達しない限り(S25でNo)、リンギング信号の受信が続き、利用者が応答すると(S23でYes)、リンギング回数またはリンギング持続時間の計測を終了させ(S28)、この時点でこの動作フローを終了させる。
以上のように、第3の実施の形態によれば、着信履歴情報の一つとしてリンギング回数またはリンギング持続時間が相手の電話番号と共に記録されるので、個々の着信について、その電話の重要性あるいは緊急性を判断することができるし、呼び出し中に相手側が電話を切ったときのみ着信履歴情報が記録されるので、記憶される着信履歴情報がさらに少なくなり、不揮発性メモリをさらに有効に用いることができるし、着信履歴情報を表示させる際、表示される着信履歴情報の数がさらに少なくなるので、着信履歴情報を見るのに要する時間がさらに少なくて済む。
図7に、無音検出部10の詳細を示す。図7において、符号aは回線側(基地局側)より受信した電波信号から搬送波を取り除いた音声信号であり、この信号aをローパスフィルタ11に入力させて雑音を取り除き、さらに、全波整流回路12に入力させて負電圧部分を反転させ、平滑化回路13により平滑化する。こうして、電圧比較回路14の一方の端子には音声信号の大きさ(絶対値)に比例したレベルの直流電圧信号bが入力されるので、この信号bを基準電圧cと比較させ、信号bが基準電圧cより大きいとき信号dが出力されるようにする。そして、ANDゲート15に、主制御部1より与えられた留守録時にハイレベルになる信号eと前記信号dを入力させると、留守録時に所定値以上の大きさの音声信号が入力されると、信号fがハイレベルになり、そうでない無音状態であれば信号fがローレベルのままであるので、信号fのレベルにより無音状態か否かを判定することができる。
このように、第4の実施の形態によれば、たとえこの通信装置が留守録状態になっても実際に発信側から音声信号が送られてこなければ着信履歴が記録されるので、留守録もなく、着信履歴も記録されないという事態を避けることができる。
以上、発信者番号通知サービスが標準装備の機能であるPHSを含む携帯電話機の場合について説明したが、発信者番号通知サービスがオプション機能である普通の電話機であっても、そのサービスを受けられるようにすることにより、同様に本発明を実施することが可能である。
Claims (3)
- 呼出信号による呼出時間を計測する呼出時間計測手段と、
着信履歴を記憶する着信履歴手段と、
着信に応答しなかった場合には前記呼出時間計測手段により計測された呼出時間の計測結果と前記着信履歴手段に記憶されている着信履歴を表示し、着信に応答した場合には前記着信履歴手段に記憶されている着信履歴を表示する一方前記呼出時間の計測結果を表示しないように制御し、
着信に応答して留守録が行われたときには前記着信履歴手段に着信履歴を記憶しないようにし、留守録が行われたときであっても無音と判断した場合には前記着信履歴手段に着信履歴を記憶するように制御する制御手段とを備えたことを特徴とする通信装置。 - 前記制御手段は、着信に応答した場合には着信に応答したことを示す応答情報を表示することを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記制御手段は、着信に応答しなかった場合には着信に応答しなかったことを示す応答情報を表示することを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の通信装置。
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