JP2017004734A - ソケット及びこれを用いた照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】信頼性の低下を抑制するソケットを提供する。【解決手段】本発明に係るソケットは、直管形ランプに電源を供給する一対の導電接触片と、直管形ランプの端部に配置された給電ピンを保持する回転子と、を備える。導電接触片は、ピン受け部と、回転子の外周面と対向して配置された凸部と、を備える。回転子は、給電ピン挿入部を有し、給電ピンが着脱可能なランプ挿入時位置と、通電するランプ装着時位置との間で回動可能に取り付けられ、回転子の外周面は、ランプ装着時位置において、一対のピン受け部の平板面及び凸部と対向する位置となる一対のコの字形状の面を有する第1平面部と、ランプ挿入時位置において、一対のピン受け部の平板面及び前記凸部と対向する位置となる一対のコの字形状の面を有する第2平面部と、が形成されている。【選択図】図4

Description

本発明は、直管形ランプを保持するソケット及びこれを用いた照明器具に関するものである。
直管形ランプを固定する際に、直管形ランプ端部の給電ピンを挿入して回転させる回転子を備えたソケットを使用することが知られている。このようなソケットは、回転子に直管形ランプの給電ピンを挿入し、装着した位置から一般的には90°程度回転子を回転させた位置でクリック感を使用者に与え、直管形ランプが固定されたことを使用者に認識させる構成となっている。また、直管形ランプをソケットから外す際にも直管形ランプを固定した位置から90°程度回転子を逆回転させた位置で使用者にクリック感を与え、直管形ランプがソケットから外せる状態になったことを使用者に認識させる構成となっている。従来のソケットは、回転子に設けた凸部がソケット側の導電接触片の凹部に回転中に嵌ることでクリック感を出していた(例えば特許文献1参照)。
また近年、直管形ランプとして複数のLEDが長手方向に配列された直管形LEDランプが提案されている。この直管形LEDランプにおいて、ランプピンは略L字状に形成されており、L字状のランプピンがソケットに保持され電気的に接続するようになっている。ここで、従来の照明装置において、ソケット内のピン接触片がランプピンの抜け止め部を係止するとともにランプピンの軸部に接触する構造にすることが提案されている。ピン接触片は導電性の1枚の板バネ状に形成されたものであって、ランプピンの抜け止め部がピン接触片の側縁部に係止されるとともに、ピン接触片が弾性変形しながらランプピンの軸部と接触するソケットが開示されている(例えば特許文献2及び特許文献3参照)。
特許第4024465号公報 特開2012−133950号公報 特開2012−142198号公報
しかし、特許文献1に開示されているソケットにおいて、このようなソケットの導電接触片の凹部と回転子の凸部が導電接触片と正常に嵌まらなくとも、ランプピンと導電接触片が接触し、導電接触片がランプピンを保持することができた。つまり、正常装着位置でないのにも関わらず直管形ランプは点灯するため、直管形ランプを装着する使用者は正常に装着したと誤認識してしまう問題があった。更に、正常装着位置で無い直管形ランプは、経時的な振動などで回転し、ソケットから落下するおそれがあった。
また、特許文献2及び特許文献3に開示されているソケットにおいて、ランプピンの位置がズレたなどの異常な装着状態が生じた場合、ランプピンの抜け止め部がピン接触片自体を押して接触し、ピン接触片が塑性変形して不具合を起こす可能性がある。また、ピン接触片はランプピンの軸部と接触するために、ピン接触片は軸部の長さより短く設計する必要があるため強度が弱く、ピン接触片を何度も弾性変形させ、もしくは経時劣化によって変形する場合がある。このように、特許文献2及び特許文献3に開示されているソケットにおいては、ピン接触片の塑性変形により接続信頼性が低くなる可能性がある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、直管形ランプの装着感がよく、確実に直管形ランプを取り付けることができ、かつピン接触片の変形による接続信頼性の低下を抑制することができるソケットを提供することを目的としている。
本発明に係るソケットは、直管形ランプに電源を供給する一対の導電接触片と、前記直管形ランプの端部に配置された給電ピンを保持する筒状の回転子と、を備えたソケットであって、前記導電接触片は、前記直管形ランプが装着された状態で前記給電ピンに接触するピン受け部と、該ピン受け部と電気的に接続されている弾性部と、を備え、前記弾性部は、前記回転子の外周面と対向して配置された凸部を有し、前記回転子は、前記給電ピンを着脱可能とする給電ピン挿入部を有し、前記給電ピンが着脱可能なランプ挿入時位置と、前記給電ピンと前記ピン受け部とが接触して通電するランプ装着時位置との間で回動可能に取り付けられ、前記回転子の前記外周面は、前記ランプ装着時位置において、一対の前記ピン受け部の板面及び前記凸部と対向する位置となる一対の両端が凸部でその間に凹部を有する第1面部と、前記ランプ挿入時位置において、前記板面及び前記凸部と対向する位置となる両端が凸部でその間に凹部を有する第2面部と、が形成されているものである。
本発明に係るソケットによれば、直管形ランプの固定時や着脱時に回転子の動きが感覚的によくわかるため、確実に直管形ランプを通電状態に固定したり、着脱することができる。また、導電接触片により回転子を弾性保持し、異常装着又は経年劣化等による導電接触片の塑性変形の発生を抑制し、電気的又は強度的な信頼性の低下を抑制することができるソケットを提供することができる。
実施の形態1に係る照明器具の斜視図である。 実施の形態1で用いる直管LEDランプの一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は第2口金部の拡大斜視図である。 実施の形態1に係る第2ソケットであり、(a)は正面側からの斜視図、(b)は背面側からの斜視図である。 実施の形態1に係る第2ソケットの分解斜視図である。 実施の形態1に係る回転子の図であり、(a)は斜視図、(b)は後面図である。 実施の形態1に係る導電接触片の斜視図である。 実施の形態1における直管LEDランプと回転子51と導電接触片61の接続状態を示した図であり、(a)は、直管LEDランプ挿入時(0°)の位置、(b)は、直管LEDランプ20回転中(45°)の位置、(c)は、直管LEDランプ20装着時(90°)の位置をそれぞれ示した図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下の図面では各構成部材の大きさの関係が実際のものとは異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具10の斜視図である。図2は、直管LEDランプ20の一例を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は第2口金部の拡大斜視図である。図1及び図2を用いて、本実施の形態に係る照明器具10及び直管LEDランプ20の全体構成について説明する。
図1に示されるように、照明器具10は、器具本体11と、反射板12とを備える。照明器具10は、器具本体11の長手方向の一端側に第1ソケット70を、他端側に第2ソケット30を備える。直管LEDランプ20(本発明の「直管形ランプ」に相当する。)は、第1ソケット70と第2ソケット30との間に装着される。照明器具10は、器具本体11に取り付けられた直管LEDランプ20に電力を供給して点灯させる点灯装置(図示せず)を備える。反射板12は、直管LEDランプ20から発せられる光を配光する機能を有する。
図2(a)に示されるように、直管LEDランプ20は外郭23の端部の一方に第1口金21を、他方に第2口金22を備える。
第2口金22は、一対の略L字型形状の給電ピン26を備える。給電ピン26は、図2(b)に示されるように、第2口金22の中央に設けられた凸部25から直管LEDランプ20の軸方向に延びた軸部27と、軸部27の先端から直管LEDランプ20の外周方向に折れ曲がって形成された抜け止め部28と、を備える。
図3は、実施の形態1に係る第2ソケット30であり、図3(a)は正面側からの斜視図、図3(b)は背面側からの斜視図である。図4は、実施の形態1に係る第2ソケット30の分解斜視図である。図5は、実施の形態1に係る回転子51の図であり、図5(a)は斜視図、図5(b)は後面図である。図3〜図5を用いて、第2ソケット30の構造を説明する。
第2ソケット30は、直管LEDランプ20の第2口金22を装着できるソケットである。図3に示されるように、第2ソケット30は、本体31とカバー41で形成された略箱体である。箱体の内部には、回転子51が配置されている。回転子51は、給電ピン挿入部54を備え、本体31に設けられたピン挿入孔33と連通している。
図4に示されるように、本体31とカバー41で形成された略箱体の内部には、回転子51が開口部32の中心軸と同軸上に回転自在に配設されている。また、回転子51を挟み込むように一対の導電接触片61a及び導電接触片61bが配置されている。導電接触片61aの凸部66a及び導電接触片61bの凸部66bは、回転子51側に向いて配置されている。そして、本体31に回転子51及び導電接触片61a、61bが配置された後、背面側からカバー41が本体31にはめ込まれ、第2ソケット30が構成される。カバー41には、回転子51の支持軸42と、導電接触片61を支持する柱43と、本体31とカバー41とを互いに固定する爪44及び爪45とが備えられている。
本体31は、熱可塑性樹脂の絶縁材、例えば、耐熱性等に優れたポリカーボネートやポリブチレンテレフタレートなどで形成されている。図4に示されるように、本体31は、直管LEDランプ20の第2口金22と当接する面(以下、前面と定義する)に、円形の開口部32を有する。開口部32は、周縁の一方向(図3においては上方向)に、本体31の前面から後面へと延びるピン挿入孔33を備える。
回転子51も、熱可塑性樹脂の絶縁材、例えば、ポリカーボネートやポリブチレンテレフタレートなどで形成される。回転子51は、開口部32より径の大きい略円板状のつば部58を有する当接部52と、この当接部52から立設する円筒部53とを有している。回転子51の当接部52は第2口金22の凸部25と当接する。円筒部53は、当接部52から円筒部53の軸方向の途中まで、円筒部53の直径を通る直線を中心として回転子51を二分するように切り欠かれている。その切り欠き形状は、凹形状の給電ピン挿入部54となっている。給電ピン挿入部54は、円筒部53の側面方向から見ると円筒部53の軸方向に長い溝であり、円筒部53をその直径方向に貫通している。
直管LEDランプ20の第2口金22の凸部25に設置されている給電ピン26は、第2ソケット30のピン挿入孔33を通り、給電ピン挿入部54に挿入される。給電ピン挿入部54を円筒部53の側面側から見たときの溝の開口部稜線の周縁部54aには、一対の第1平面部55a1及び第1平面部55a2が形成されている。また、この第1平面部55a1及び55a2と直交する方向の円筒部53の側部に一対の第2平面部55b1、第2平面部55b2が形成されている。なお、ここでは円筒状の回転子51を例示したが、回転子51は円筒状でなくとも良く、筒状であれば良い。
図5に示されるように、第1平面部55a1は、円筒部53の外周における端部56a1及び端部56a2と、端部56a1及び56a2で挟まれた凹部57a1と、から形成されている。第1平面部55a1と一対となっており、円筒部53において第1平面部55a1と対称の位置に配置されている第1平面部55a2は、円筒部53の外周における端部56a1及び端部56a2と、端部56a1及び端部56a2で挟まれた凹部57a2とから形成されている。また、第1平面部55a1から回転子の後面側から見て反時計回り方向に90°回した位置にある第2平面部55b1は、円筒部53の外周における端部56b1及び端部56b2と、端部56b1及び端部56b2で挟まれた凹部57b1とから形成されている。第2平面部55b1と一対となっており、円筒部53において第2平面部55b1と対称の位置に配置されている第2平面部55b2は、円筒部53の外周における端部56b1及び端部56b2と、端部56b1及び端部56b2で挟まれた凹部57b2と、から形成されている。図5(b)において、第1平面部55a1、第1平面部55a2、第2平面部55b1、及び第2平面部55b2を後面側から見ると、凹部57a1、凹部57a2、凹部57b1、及び凹部57b2部分がコの字形状の面になっている。
第1平面部55a1及び第1平面部55a2に設けられた端部56a1は、円筒部53の側面外周にあり、図5(a)において給電ピン挿入部54の溝開口部の稜線に沿って円筒部53の軸方向に平行な方向に設けられた凸部の天面である。第1平面部55a1及び第1平面部55a2に設けられた端部56a2は、端部56a1と給電ピン挿入部54の中心を挟み対称的に設けられており、こちらも図5(a)において給電ピン挿入部54の溝開口部の稜線に沿って円筒部53の軸方向に平行な方向に設けられた凸部の天面である。
第2平面部55b1及び第2平面部55b2に設けられた端部56b1及び端部56b2は、円筒部53の外周に設けられた断面矩形の凸部の中央部分を、円筒部53の後端から円筒部53の軸方向に所定寸法の範囲だけ凹ませ、その凹みの両側に残された凸部に相当する。その凹みは、凹部57b1又は凹部57b2に相当する。端部56b1及び端部56b2は、円筒部53の前面側ではつながっている。凹部57b1及び凹部57b1には、後述する導電接触片61の凸部66が嵌りこむ構造になっている。
回転子51の対向する第1平面部55a1の端部56a1から第1平面部55a2の端部56a2までの離隔距離は、後述する一対の導電接触片61a及び61bのピン受け部64の離隔寸法L(図7(a)参照)以下に設定してある。また、第2平面部55b1の端部56b1から第2平面部55b2の端部56b2までの離隔距離も、後述する一対の導電接触片61のピン受け部64の離隔寸法L(図7(a)参照)以下に設定してある。これにより、第1平面部55a1の端部56a1と第1平面部55a2の端部56a2、及び第2平面部55b1の端部56b1と第2平面部55b2の端部56b2は、後述するように一対の導電接触片61のピン受け部64を押圧しながら回転移動する。
また、図5(b)に示されるように、円筒部53の中心軸から、端部56a1、端部56a2、端部56b1、及び端部56b2までの距離は、円筒部53の外周の半径寸法Rより長い距離に設定されている。なお、凹部57a1、凹部57a2、凹部57b1、凹部57b2の各底面は、平面の場合を例示したが、平面でなくとも良く、例えばR(カーブ)を持たせた形状にしても良い。
図6は、実施の形態1に係る導電接触片61の斜視図である。導電接触片61は、第2口金22の給電ピン26と導通性のある材料、例えば、りん青銅などで形成される。導電接触片61は、給電ピン26と導通性のある材料であればよく、給電ピン26と同じ材料であっても異なる材料で構成されていてもよい。導電接触片61は、平面視、つまり図6の手前側から弾性部62に垂直な方向から見ると、2つの縦横寸法の異なる長方形を幅の細い帯部68で接続した形状になっている。一方の長方形は、縦横寸法が他方に対して大きく、図6において上側にスリット63が設けられている。長方形の長辺とスリット63の長辺が平行になっている。また、一方の長方形の、長手方向の中央でスリット63の下には凸部66が成形されている。凸部66は、円筒面で形成されている。また、一方の長方形の下側の辺に連続して細い帯部68が繋がっている。細い帯部68は、図6において奥側にクランク状に折り曲げられており、導電接触片61の一方の長方形と他方の長方形とが所定の距離をもって平行になっている。導電接触片61の他方の長方形は、一方の長方形に対し縦横寸法は小さくなっており、導電接触片61の端部が図6において手前側に折り曲げられている。その折り曲げられた部分の上部は、一方の長方形側に折り曲げられ端子部67を形成している。
弾性部62は、直管LEDランプ20の給電ピン26と接触される。他方の長方形側に形成された端子部67は、電力供給する点灯装置からの配線と接続される。スリット63の短辺の両端部分は、接続部65となっており、ピン受け部64と弾性部62とは電気的に接続されている。
導電接触片61のスリット63は、直管LEDランプ20を回転させたときに、給電ピン26の抜け止め部28が通過する空間となる。そして、給電ピン26の軸部27が導電接触片61のピン受け部64に接触することで直管LEDランプ20に通電する。また、端子部67は前述したように点灯装置からの出力電線が接続され、電力が供給される。即ち、点灯装置で直流に変換された電力が導電接触片61の端子部67からピン受け部64と接触する給電ピン26へと給電され、直管LEDランプ20に供給されて点灯する。
図7は、実施の形態1における直管LEDランプ20と回転子51と導電接触片61の接続状態を示した図であり、図7(a)は、直管LEDランプ20挿入時(0°)の位置、図7(b)は、直管LEDランプ20回転中(45°)の位置、図7(c)は、直管LEDランプ20装着時(90°)の位置をそれぞれ示した図である。図7(a)〜(c)を用いて直管LEDランプ20が挿入されてから、装着、接続されるまでの状態を説明する。
図7(a)は、直管LEDランプ20の挿入位置(0°)における図である。図7(a)は、直管LEDランプ20の給電ピン26が、第2ソケット30のピン挿入孔33を通り回転子51の給電ピン挿入部54に、図3における上方向から下方向に向かって挿入された状態の図である。このとき、給電ピン挿入部54の長手方向と直交する方向の円筒部53の外周に形成された第2平面部55b1及び第2平面部55b2と、平板面状のピン受け部64とは、ほぼ平行になっている。導電接触片61aのピン受け部64から導電接触片61bのピン受け部64までの寸法は離隔寸法Lとなっている。この時、回転子51の第2平面部55b1及び第2平面部55b2と、導電接触片61のピン受け部64と間の隙間が少ないほど、回転子51のガタツキは少なくなる。つまり、回転子51の第2平面部55b1から第2平面部55b2までの寸法が離隔寸法Lに近いほど回転子51のガタツキが少なくなる。回転子51のガタツキが少なくなると、第2ソケット30のピン挿入孔33と回転子51の給電ピン挿入部54とのずれが、図7(a)における水平方向に大きくばらつくことがない。よって、ピン挿入孔33と回転子51の給電ピン挿入部54とがずれ量が小さく連なることで、直管LEDランプ20の給電ピン26をピン挿入孔33及び給電ピン挿入部54に挿入し易くなる。この時、ピン挿入孔33の挿入幅に対して給電ピン挿入部54の挿入幅がずれてしまうと、円筒部53がピン挿入孔33内にはみ出してしまい、挿入した給電ピン26がはみ出している円筒部53部分に接触し、給電ピン26が挿入しづらくなってしまう。
また、導電接触片61aに設けられた凸部66aは、第2平面部55b2の凹部57b2に嵌り、導電接触片61bに設けられた凸部66bは、第2平面部55b1の凹部57b1に嵌っている。この構造により、導電接触片61a及び導電接触片61bに対して回転子51を正しい位置に位置決めできるので、ピン挿入孔33及び給電ピン挿入部54は、両者の開口部同士が整合性良く配置され、直管LEDランプ20の給電ピン26を両者の開口部内に挿入できる状態に保持されるため、使用者の作業性を良好にできる。
次に、図7(a)の状態から図7(b)の状態のように直管LEDランプ20を回転させる時の回転子51と導電接触片61との動きについて説明する。図7(a)の状態から回転子51が回転すると、回転子51の第2平面部55b1及び第2平面部55b2の一方の端部56b2が円筒部53に対し凸形状となっているため、端部56b2は、導電接触片61のピン受け部64を押圧する。この時、他方の端部56b1は、ピン受け部64から離れている。端部56b2は、ピン受け部64を弾性変形させながら回転するため、直管LEDランプ20の回転させる際に必要な回転トルクが強くなる。また、このピン受け部64の弾性変形量が最大量に達する前に、直管LEDランプ20の回転させる力を無くすと、ピン受け部64の弾性変形した変形分を元の直線状態に戻そうとする力により、第2平面部55b1の端部56b2は押し戻されるとともに、第2平面部55b2の端部56b2は押し戻され、回転子51は逆回転し、図7(a)の状態に戻る。この構造により、回転子51が中途半端な回転位置にあるときに、直管LEDランプ20を保持されることを無くすことができるので、安全性に優れたソケットを得ることができる。
その後、図7(b)に示されるように第1平面部55a1、第1平面部55a2の端部56a2がピン受け部64と接触する位置を超えるところまで直管LEDランプ20が回転(45°)すると、凸部形状の端部56a2による押圧力が弱まり、ピン受け部64を弾性変形させる力が無くなり、回転トルクは弱くなる。この状態で給電ピン26の抜け止め部28は導電接触片61のスリット63に挿入されている。これに対し、従来技術においては回転子51が直管LEDランプ20が中途半端な回転位置のままの状態で使用されてしまうと、第2ソケット30から給電ピン26が外れて直管LEDランプ20が落下し易い。しかし、実施の形態1においては、直管LEDランプ20の回転位置が中途半端であっても、上記のように抜け止め部28がスリット63に入り込んだ状態で回転子51の位置が保持される(図7(b)に示される状態で保持される)ため、直管LEDランプ20が落下するのを未然に防ぐことができる。
また、図7(b)の状態で、給電ピン26の軸部27は、ピン受け部64と接触していない。つまり、直管LEDランプ20は通電されることはない。このため、もしこのような回転位置で直管LEDランプ20を使用しようとしても点灯しないため、この回転位置は正常な取り付け位置でないことが確認できる。
上記のように正常な取り付け位置でないことが判明した場合、図7(c)のように直管LEDランプ20をランプ装着時(90°)の位置まで回転させる必要がある。回転子51の円筒部53に設けられた第1平面部55a1及び第1平面部55a2の端部56a2が凸形状であるため、端部56a2は導電接触片61のピン受け部64を押圧する。端部56a2は、ピン受け部64を弾性変形させながら回転するため、直管LEDランプ20を回転させる際に必要な回転トルクが強くなる。そして、直管LEDランプ20がランプ装着時(90°)の位置に回転したところで、第1平面部55a1及び第1平面部55a2は、ピン受け部64と平行になり、ピン受け部64を弾性変形させる力が無くなる。また、図7において回転子51の左右両側に1つずつ配置されている導電接触片61aの凸部66a及び導電接触片61bの凸部66bが、回転子51の凹部57a1及び凹部57a2に収まることで、直管LEDランプ20を装着する使用者は、直管LEDランプ20をランプ装着時(90°)の位置まで回転させた時に、適度な装着感を得ることができる。これにより、直管LEDランプ20の給電ピン26は、回転子51の導電接触片61に対して適正な位置に確実に取り付け装着される。
また、第1平面部55a1及び第1平面部55a2の端部56a2がピン受け部64を最大変形させる位置を超えて回転すると、ピン受け部64の弾性変形した変形分を元の直線状態に戻す力を端部56a2に与える。これにより、直管LEDランプ20が通電位置まで回転するのを補助する回転トルクが発生し、直管LEDランプ20が適正位置に装着されるのを容易にしている。
実施の形態1における第2ソケット30(本発明の「ソケット」に相当)は、直管LEDランプ20(本発明の「直管形ランプ」に相当)に電源を供給する一対の導電接触片61と、直管LEDランプ20の端部に配置された給電ピン26を保持する筒形状の回転子51と、を備えている。そして、導電接触片61は、直管LEDランプ20が装着された状態で給電ピン26に接触するピン受け部64と、ピン受け部64と電気的に接続されている弾性部62と、を備える。弾性部62は、回転子51の外周面と対向して配置された凸部66を有する。回転子51は、給電ピン26を着脱可能とする給電ピン挿入部54を有し、給電ピンが着脱可能なランプ挿入時位置と、給電ピン26とピン受け部64とが接触して通電するランプ装着時位置との間で回動可能に取り付けられている。回転子51の外周面は、ランプ装着時位置において、一対のピン受け部64の平板面及び凸部66と対向する位置となる一対の両端が凸形状でその間に凹部(凹部57a1及び凹部57a2)を有する第1平面部55a1(本発明の「第1面部」に相当)及び第1平面部55a2(本発明の「第1面部」に相当)が形成されている。また、回転子51の外周面は、ランプ挿入時位置において、一対のピン受け部64の平板面及び凸部66と対向する位置となる一対の両端が凸形状でその間に凹部(凹部57b1及び凹部57b2)を有する第2平面部55b1(本発明の「第2面部」に相当)及び第2平面部55b2(本発明の「第2面部」に相当)が形成されている。
以上のような構成により、第2ソケット30は、ピン挿入孔33に対して給電ピン挿入部54がずれてしまうのを抑え、ピン挿入孔33及び給電ピン挿入部54に給電ピン26が挿入しやすくなるという効果が得られる。また、回転子51が一対のコの字形状の第2平面部55b1及び第2平面部55b2を有することにより、回転子51が中途半端な回転位置に保持されることを抑制することができ、直管LEDランプ20がはずれやすい位置に保持されることが無い安全性に優れたソケットを得ることができる。さらに、回転子51が一対のコの字形状の第1平面部55a1及び第1平面部55a2を有することにより、ランプ装着時に適度の操作感を得ることができ、使用者が作業を確実に実施することができる。また、直管LEDランプ20の異常装着又は経年劣化等による導電接触片61の塑性変形の発生を抑えることができ、第2ソケット30の電気的又は強度的な信頼性の低下を抑制することができる。
また、第2ソケット30は、給電ピン挿入部54は、回転子51の円筒部53(本発明の「筒」に相当)を直径方向に二分するように形成され、第1平面部55a1及び第1平面部55a2は、外周面における給電ピン挿入部54の周縁部54aに設けられ、第2平面部55b1及び第2平面部55b2は、第1平面部55a1及び第1平面部55a2の平面に対して直交する面である。
以上のような構成により、第2ソケット30は、直管LEDランプ20挿入時位置から直管LEDランプ20を90°回転させることにより、図7(c)に示すように、直管LEDランプ20装着時位置にすることができる。また、上記と同様に直管LEDランプ20がはずれやすい位置に保持されることが無い安全性に優れたソケットを得ることができ、ランプ装着時に適度の操作感を得ることができるため使用者が作業を確実に実施することができる。
また、第2ソケット30は、ランプ挿入時位置のときには、第2平面部55b1及び第2平面部55b2と一対の導電接触片61のピン受け部64の平板面とが略平行位置となり、ランプ装着時位置のときには、第1平面部55a1及び第1平面部55a2と一対の導電接触片61のピン受け部64の平板面とが略平行位置となる。
以上のような構成により、直管LEDランプ20がはずれやすい位置に保持されることが無い安全性に優れたソケットを得ることができ、ランプ装着時に適度の操作感を得ることができるため使用者が作業を確実に実施することができる。
また、第2ソケット30は、第1平面部55a1、第1平面部55a2、第2平面部55b1、及び第2平面部55b2の回転子51における外周上の端部56a1、端部56a2、端部56b1、及び端部56b2、と回転子51の筒の中心軸からの距離が、回転子51の円筒部53の外周半径より長い。
以上のような構成により、端部56a1、端部56a2、端部56b1、及び端部56b2が導電接触片61を弾性変形させることにより、直管LEDランプ20が中途半端な位置に保持されないように回転子51を押し戻すトルクを生じさせたり、直管LEDランプ20が適正な位置になるように回転子51の回転を補助するトルクを生じさせることができる。これにより、直管LEDランプ20がはずれやすい位置に保持されることが無い安全性に優れたソケットを得ることができ、ランプ装着時に適度の操作感を得ることができるため使用者が作業を確実に実施することができる。
また、第2ソケット30は、給電ピン26が、直管LEDランプ20の軸に平行な軸部27と、軸部27の先端から直管LEDランプ20の外方に延設された抜け止め部28と、を有し、ピン受け部64は、抜け止め部28が挿通するスリット63が開口している平板面である。
以上のような構成により、もし、直管LEDランプ20が装着時位置でない位置に装着された場合であっても、抜け止め部28がスリット63に挿通されているから、直管LEDランプ20が使用時の振動等により落下するのを未然に防ぐことができる。
また、照明器具は、上記のような第2ソケット30を備えていることにより、直管LEDランプ20の装着作業性が良く、また電気的、強度的な信頼性が高く、安全性が高い。
なお、給電ピン26を挿入する初期状態を上方向から下方向に向かって挿入する場合について説明したが、照明器具10の取り付け環境によっては例えば照明器具10が斜めの据え付け面に取り付けられることがある。このような場合は、第2ソケット30の向きも変わるため、斜め方向から挿入する構成をとってもよい。また、回転子51の回転方向を第2ソケット30内部から直管LEDランプ20への方向で見て反時計回りで回転する場合について説明したが、時計回りで行うように構成してもよい。図7において、ランプ挿入時(0°)、ランプ回転中(45°)、ランプ装着時(90°)の3つの状態を例示して直管LEDランプ20の取り付け作業時の回転子51及び導電接触片61の働きを説明したが、角度については変更することもできる。例えば、図7(b)のランプ回転中(45°)の状態を、40度等の別の角度になるように構成してもよい。また、図7(c)のランプ装着時(90°)の状態も同様であり、取り付け環境によっては90度でなくてもよい。ランプ装着時(90°)の状態になると、給電ピン26の軸部27が導電接触片61のピン受け部64に接触して通電される構成について説明したが、この90度は、照明器具10が水平な天井に取り付けられる場合では、直管LEDランプ20が第1ソケット70、第2ソケット30に対して重量的にバランスが良い状態で取り付けることができる例である。
10 照明器具、11 器具本体、12 反射板、20 直管LEDランプ、21 第1口金、22 第2口金、23 外郭、25 凸部、26 給電ピン、27 軸部、28 抜け止め部、30 第2ソケット、31 本体、32 開口部、33 ピン挿入孔、41 カバー、42 支持軸、43 柱、44 爪、45 爪、51 回転子、52 当接部、53 円筒部、54 給電ピン挿入部、54a 周縁部、55a1 第1平面部、55a2 第1平面部、55b1 第2平面部、55b2 第2平面部、56a1 端部、56a2 端部、56b1 端部、56b2 端部、57a1 凹部、57a2 凹部、57b1 凹部、57b2 凹部、58 つば部、61 導電接触片、61a 導電接触片、61b 導電接触片、62 弾性部、63 スリット、64 ピン受け部、65 接続部、66 凸部、66a 凸部、66b 凸部、67 端子部、68 帯部、70 第1ソケット、L 離隔寸法、R 半径寸法。

Claims (6)

  1. 直管形ランプに電源を供給する一対の導電接触片と、
    前記直管形ランプの端部に配置された給電ピンを保持する筒状の回転子と、を備えたソケットであって、
    前記導電接触片は、
    前記直管形ランプが装着された状態で前記給電ピンに接触するピン受け部と、
    該ピン受け部と電気的に接続されている弾性部と、を備え、
    前記弾性部は、
    前記回転子の外周面と対向して配置された凸部を有し、
    前記回転子は、
    前記給電ピンを着脱可能とする給電ピン挿入部を有し、
    前記給電ピンが着脱可能なランプ挿入時位置と、前記給電ピンと前記ピン受け部とが接触して通電するランプ装着時位置との間で回動可能に取り付けられ、
    前記回転子の前記外周面は、
    前記ランプ装着時位置において、一対の前記ピン受け部の板面及び前記凸部と対向する位置となる一対の両端が凸形状でその間に凹部を有する第1面部と、
    前記ランプ挿入時位置において、前記板面及び前記凸部と対向する位置となる両端が凸形状でその間に凹部を有する第2面部と、が形成されている、ソケット。
  2. 前記給電ピン挿入部は、
    前記回転子の筒を直径方向に二分するように形成され、
    前記第1面部は、
    前記外周面における前記給電ピン挿入部の周縁部に設けられ、
    前記第2面部は、
    前記第1面部の面に対して直交する面である、請求項1に記載のソケット。
  3. 前記ランプ挿入時位置のときには、前記第2面部と前記板面とが略平行位置となり、
    前記ランプ装着時位置のときには、前記第1面部と前記板面とが略平行位置となることを特徴とする請求項2に記載のソケット。
  4. 前記回転子の外周上における前記第1面部及び前記第2面部の端部から前記回転子の筒の中心軸までの距離は、前記回転子の筒の外周半径より長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のソケット。
  5. 前記給電ピンは、
    前記直管形ランプの軸に略平行な軸部と、
    前記軸部の先端から前記直管形ランプの外方に延設された抜け止め部と、を有し、
    前記ピン受け部は、
    前記抜け止め部が挿通するスリットが開口している、請求項1〜4のいずれか1項に記載のソケット。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のソケットを備えたことを特徴とする照明器具。
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