JP2017004693A - 電池モジュール及び電池パック - Google Patents

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拓 井上
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雅巳 冨岡
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Takayuki Kato
崇行 加藤
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Abstract

【課題】積層体の撓みを改善可能な電池モジュール及び電池パックを提供する。【解決手段】電池モジュール1は、第1の方向D1に沿って積層された複数の電池セル11を含む積層体10と、第1の方向D1における積層体10の両端に配置された一対のエンドプレート30と、エンドプレート30同士を互いに締結することにより第1の方向D1に沿って複数の電池セル11に第1の荷重F1を付加し、電池セル11を互いに拘束する複数の拘束部材50と、を備える。複数の拘束部材50の少なくも1つは、第1の方向D1に交差する第2の方向D2に沿って第2の荷重F2を積層体10に付加する付加部60を含む。【選択図】図4

Description

本発明は、電池モジュール及び電池パックに関する。
特許文献1には、燃料電池が記載されている。この燃料電池は、電池セルを複数積層して構成された電池セルスタックと、電池セルスタックを挟持する一対のエンドプレートと、エンドプレートに架け渡されて固定された複数の締結シャフトと、向かい合う締結シャフトに組み込まれた撓み機構と、を備えている。
特開2011−3384号公報
上述した燃料電池においては、撓み機構を用いて締結シャフトを撓ませることにより、エンドプレート同士を引き寄せて、電池セルの積層方向に沿った電池セルへの荷重(初期荷重)を増大させることを図っている。
ところで、上述した燃料電池のように、互いに積層された複数の電池セルを含む積層体を有する燃料電池モジュールにおいては、例えば振動や衝撃等によって鉛直下方向に積層体が撓んだり、各電池セルの膨張等に応じて別の方向に積層体が撓んだりするおそれがある。その場合には、上述した燃料電池のように電池セルの積層方向に沿った荷重を増大させても、当該積層体の撓みを改善することは困難である。
本発明は、そのような事情に鑑みてなされたものであり、積層体の撓みを改善可能な電池モジュール及び電池パックを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る電池モジュールは、第1の方向に沿って積層された複数の電池セルを含む積層体と、第1の方向における積層体の両端に配置された一対のエンドプレートと、エンドプレート同士を互いに締結することにより第1の方向に沿って複数の電池セルに第1の荷重を付加し、電池セルを互いに拘束する複数の拘束部材と、を備え、複数の拘束部材の少なくも1つは、第1の方向に交差する第2の方向に沿って第2の荷重を積層体に付加する付加部を含む。
この電池モジュールは、複数の拘束部材を備えている。拘束部材は、複数の電池セルを含む積層体の両端に配置されたエンドプレート同士を互いに締結することにより、電池セルの積層方向(第1の方向)に沿って電池セルに第1の荷重を付加し、電池セルを互いに拘束する。これらの拘束部材の少なくとも1つは、電池セルの積層方向に交差する方向(第2の方向)に沿って第2の荷重を積層体に付加する付加部を含む。このため、例えば、積層体における撓みが想定される方向(例えば鉛直下方向)を、付加部による第2の荷重の方向と反対になるように当該電池モジュールを設置すれば、当該第2の荷重により積層体の撓みを改善可能である。なお、ここでの積層体の撓みを改善可能であるとは、積層体に生じる撓みを抑制可能であること、及び、積層体に生じた撓みを低減可能であること等を含む。
本発明に係る電池モジュールにおいては、付加部は、一対のエンドプレートに架け渡されるようにエンドプレートに挿通されたボルトを含み、ボルトは、少なくとも拘束部材が電池セルに第1の荷重を付加していない状態において、第2の方向に撓んでいてもよい。このように、予め第2の方向に撓んだボルトを用いて付加部を構成することにより、積層体に対して第2の荷重を確実に付加することが可能である。
本発明に係る電池モジュールにおいては、付加部は、第1の方向に沿った回転軸周りのボルトの回転を規制する規制部材を含んでもよい。上記のように、付加部が予め撓んだボルトを含む場合には、規制部材を用いて当該ボルトの回転を規制すれば、積層体に対して確実に第2の方向に沿って第2の荷重を付加することが可能となる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、付加部は、一対のエンドプレートに架け渡されるようにエンドプレートに挿通された直線状のボルトと、ボルトの端部に螺合されるナットと、ナットとエンドプレートとの間に介在されナットの座面が設けられた座面部材と、を含み、座面は、第1の方向に直交する面に対して傾斜していてもよい。このように、付加部が、直線状の(すなわち予め撓んでいない)ボルトを含む場合には、ナットの座面を上記のように傾斜させれば、当該ボルトへのナットの螺合を進めるにつれて当該ボルトを第2の方向に撓ませ、積層体に対して第2の荷重を付加することができる。
本発明に係る電池モジュールは、電池セルのそれぞれを個別に保持する複数のセルホルダを備え、付加部においては、ボルトがセルホルダに挿通されており、セルホルダを介して積層体に第2の荷重が付加されてもよい。この場合には、電池セルに対する付加部のボルトを設ける位置を任意に設定することが可能となる。
本発明に係る電池モジュールにおいては、積層体は、互いに隣り合う電池セルの間に配置された伝熱プレートを含んでもよい。この場合、伝熱プレートがない場合と比較して積層体の重量が増加する。このため、相対的に積層体が撓みやすいので、積層体に第2の荷重を付加することが特に有効である。
本発明に係る電池モジュールは、互いに隣り合う電池セルの間に配置され、電池セルを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成された複数の流路部材を備え、冷媒流路は、電池セル側に開口していてもよい。この場合、例えば電池セル同士を直接接触させる場合と比較して、冷媒流路の分だけ接触面積が低減する。このため、相対的に積層体が撓みやすいので、積層体に第2の荷重を付加することが特に有効である。
ここで、熱伝導部材を介して筐体の内面に電池モジュールを固定して構成される電池パックにおいては、各電池セルに熱伝導部材から反力が付与される。このため、電池セルと筐体とを熱的に接続する伝熱面が筐体の内面及び熱伝導部材から離れるように、積層体に撓みが生じるおそれがある。このように積層体に撓みが生じると、個々の電池セルの放熱性が低下したり、電池セル間の温度差が増大したりするおそれがある。
そこで、本発明に係る電池パックは、筐体と、筐体に収容され筐体の内面に固定される電池モジュールと、電池モジュールと内面との間に介在された熱伝導部材と、を備える電池パックであって、電池モジュールは、第1の方向に沿って積層された複数の電池セルと、熱伝導部材を介して電池セルと筐体とを熱的に接続するための伝熱面と、を含む積層体と、第1の方向における積層体の両端に配置された一対のエンドプレートと、エンドプレート同士を互いに締結することにより第1の方向に沿って複数の電池セルに第1の荷重を付加し、電池セルを互いに拘束する複数の拘束部材と、を有し、複数の拘束部材の少なくも1つは、伝熱面から内面に向かう第2の方向に沿って第2の荷重を積層体に付加する付加部を含む。
この電池パックにおいては、熱伝導部材を介して筐体の内面に電池モジュールが固定される。電池モジュールにおいては、複数の拘束部材によって複数の電池セルが互いに拘束されている。そして、複数の拘束部材のうちの少なくとも1つは、伝熱面から筐体の内面に向かう第2の方向に沿って第2の荷重を積層体に付加する付加部を含む。このため、上述したように熱伝導部材から電池セルに反力が付与されたとしても、付加部による第2の荷重によって、伝熱面が筐体の内面及び熱伝導部材から離れるように積層体に生じる撓みを改善可能である。これにより、個々の電池セルの放熱性の低下や、電池セル間の温度差が増大することを抑制可能である。
本発明によれば、積層体の撓みを改善可能な電池モジュール及び電池パックを提供することができる。
本実施形態に係る電池モジュールの模式的な側面図である。 図1に示された電池モジュールの部分的な分解斜視図である。 図1に示された電池モジュールの部分的な分解斜視図である。 図1に示された電池モジュールの部分拡大図である。 規制部材の一例を示す斜視図である。 図1に示された電池モジュールの変形例を示す図である。 図1に示された電池モジュールの変形例を示す図である。 図1に示された電池モジュールの変形例を示す図である。 図1に示された電池モジュールの変形例を示す図である。 図1に示された電池モジュールの変形例を示す図である。 本実施形態に係る電池パックの模式的な断面図である。 図11に示された電池パックの側面図である。 図12に示された電池パックの変形例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。図面の説明において、同一の要素同士、或いは相当する要素同士には互いに同一の符号を付し、重複する説明を省略する場合がある。
図1は、本実施形態に係る電池モジュールの模式的な側面図である。図2及び図3は、図1に示された電池モジュールの部分的な分解斜視図である。図1〜3に示されるように、本実施形態に係る電池モジュール1は、積層体10を備える。積層体10は、第1の方向D1に沿って積層された複数(ここでは7つ)の電池セル11を含む。
電池セル11は、電極組立体12と、電極組立体12を収容するケース13と、電極組立体12の電極(正極及び負極のそれぞれ)に電気的に接続され、ケース13から突出する一対の端子14と、を有している。電極組立体12は、複数の正極(不図示)及び負極(不図示)と、正極と負極との間に配置されたセパレータ(不図示)と、を含む。正極及び負極は、セパレータを介して交互に第1の方向D1に沿って積層されている。
ケース13は、直方体状を呈している。ケース13は、互いに対向する一対の側面13a,13bと、互いに対向する一対の側面13c,13dと、互いに対向する上面13e及び底面13fと、を含む。側面13a,13bは、電極組立体12における電極の積層方向(第1の方向D1)に交差する面である。側面13c,13dは、電極組立体における電極の積層方向に沿った面であり、側面13aと側面13bとを互いに接続する面である。端子14は、上面13eから突出している。
積層体10は、互いに隣接する電池セル11の間に配置された複数の伝熱プレート15を含む。伝熱プレート15は、例えば金属からなる。伝熱プレート15は、矩形板状の本体部15aと、本体部15aに交差する方向に本体部15aの一端から延設された矩形板状の延設部15cとよって、L字板状に形成されている。ここでは、伝熱プレート15は、本体部15aがケース13の側面13a上に位置し、且つ、延設部15cが側面13c上に位置するように、ケース13に取り付けられている。
電池モジュール1は、複数(電池セル11の数と同数)のセルホルダ20を備えている。セルホルダ20は、電池セル11のそれぞれを個別に保持する。より具体的には、セルホルダ20は、互いに対向する一対の側壁部20c,20dと、背面部20e及び底壁部20fと、を含む。側壁部20c,20dは、長方形板状を呈している。背面部20eは、長方形板状を呈しており、側壁部20c,20dの長手方向の一端部において側壁部20cと側壁部20dとを互いに接続している。底壁部20fは、長方形板状を呈しており、側壁部20c,20dの長手方向の他端部において側壁部20cと側壁部20dとを互いに接続している。
セルホルダ20においては、側壁部20c,20dと背面部20e及び底壁部20fとによって、電池セル11が嵌め合される直方体状の空間部が画成されている。側壁部20c,20dは、それぞれ、当該空間部に電池セル11が嵌め合されたときにケース13の側面13c,13d上に配置される。同様に、背面部20eは、ケース13の上面13e近傍において、側面13a上に配置される。さらに、底壁部20fは、ケース13の底面13f上に配置される。伝熱プレート15の延設部15cは、セルホルダ20の側壁部20cを介してケース13の側面13c上に配置される。
背面部20eには、一対の突設部21が設けられている。突設部21は、直方体状を呈している。突設部21は、背面部20eに交差する方向(ケース13の側面13aから側面13bに向かう方向:一例として第1の方向D1)に沿って延在している。突設部21は、セルホルダ20の上記空間部に電池セル11が嵌め合されたときに、ケース13の上面13e上であって、一対の端子14の間の位置に配置される。突設部21には、その延在方向に沿った貫通孔21hが形成されている。この貫通孔21hには、後述する拘束部材50のボルト51が挿通される。
また、底壁部20fにおける側壁部20c,20dとの接続部分には、一対の突設部22が設けられている。突設部22は、直方体状を呈している。突設部22は、上述した突設部21の延在方向に沿って延在している。突設部22は、セルホルダ20の上記空間部に電池セル11が嵌め合されたときに、ケース13の底面13fにおける側面13c,13d側の端部に配置される。突設部22には、その延在方向に沿った貫通孔22hが形成されている。この貫通孔22hには、後述する拘束部材50のボルト51が挿通される。
電池モジュール1は、一対のエンドプレート30を備える。エンドプレート30は、第1の方向D1における積層体10の両端に配置されている。エンドプレート30は、矩形板状の本体部31と、本体部31の1つの外縁31eに設けられた一対の突設部32と、本体部31における外縁31eの反対側の外縁31fに設けられた一対の突設部33と、を含む。本体部31は、電池セル11(ケース13)の側面13a,13bに対向する。
突設部32は、矩形板状を呈している。突設部32は、第1の方向D1からみて、電池セル11の上面13e側において、電池セル11の側面13a,13bから突出している。突設部32には、貫通孔32hが設けられている。貫通孔32hは、第1の方向D1からみて、セルホルダ20の突設部21の貫通孔21hと重複する。貫通孔32hには、後述する拘束部材50のボルト51が挿通される。
突設部33は、矩形板状を呈している。突設部33は、第1の方向D1からみて、電池セル11の底面13f側において、電池セル11の側面13a,13bから突出している。突設部33には、貫通孔33hが設けられている。貫通孔33hは、第1の方向D1からみて、セルホルダ20の突設部22の貫通孔22hと重複する。貫通孔33hには、後述する拘束部材50のボルト51が挿通される。
なお、第1の方向D1における積層体10の一端を構成する電池セル11とエンドプレート30との間には、ミドルプレート40が配置されている。ミドルプレート40は、第1の方向D1からみて、エンドプレート30と略同一の形状を呈している。したがって、ミドルプレート40にも、第1の方向D1からみてエンドプレート30における貫通孔32h,33hと重複する貫通孔が設けられている。ミドルプレート40とエンドプレート30との間には、電池セル11の膨張に応じて圧縮される弾性部材45が介在している。
電池モジュール1は、複数(ここでは4つ)の拘束部材50を備えている。拘束部材50は、エンドプレート30同士を互いに締結することにより、第1の方向D1に沿って複数の電池セル11(積層体10)に第1の荷重(拘束荷重)F1を付加する。これにより、拘束部材50は、電池セル11を互いに拘束する。そのために、拘束部材50のそれぞれは、例えば、長尺状のボルト51と、ボルト51に螺合されるナット52と、を含む。ボルト51は、一例として、その一端51aに六角柱状の頭部53が一体形成されると共に、その他端51bにネジ山が形成されている。ナット52は、ボルト51の他端51bに螺合される。
拘束部材50においては、電池セル11を保持したセルホルダ20の貫通孔21h,22h、積層体10の両端に配置されたエンドプレート30の貫通孔32h,33h、及び、ミドルプレート40の貫通孔に対してボルト51を挿通した状態において、エンドプレート30同士を互いに締め付けるようにボルト51の他端51bにナット52を螺合することによって、エンドプレート30を介して電池セル11(積層体10)に第1の荷重F1が付加される。これにより、電池モジュール1が構成される。
以上のように構成された電池モジュール1においては、例えば振動や衝撃等によって鉛直下方向に積層体10が撓んだり、各電池セル11の膨張等に応じて別の方向に積層体10が撓んだりするおそれがある。ここでは、重力の影響によって、積層体10に対して鉛直下方向(第1の方向D1に交差する第2の方向D2)に撓むように力Fが生じる場合について例示する。本実施形態に係る電池モジュール1は、そのような力Fに対向する荷重を積層体10に付加し、積層体10の撓みを改善するための構成を備えている。
図4は、図1に示された電池モジュールの部分拡大図である。図4の(a),(b)においては、セルホルダ20の図示を省略している。図4に示されるように、電池モジュール1においては、拘束部材50のうちの少なくとも1つが、第1の方向D1に交差(直交)する第2の方向D2に沿って第2の荷重F2を積層体10に付加する付加部60を含む。ここでは、一例として、第2の方向D2が鉛直方向に略一致しており、且つ、4つの拘束部材50のうちの鉛直下側に位置する1つの拘束部材50が付加部60として構成されている。
付加部60は、上述したように、一対のエンドプレート30に架け渡されるようにエンドプレート30(貫通孔32h,33h)に挿通されたボルト51を含む。図4の(a)に示されるように、ボルト51は、拘束部材50が電池セル11に第1の荷重F1を付加していない状態において、第2の方向D2に撓んでいる。拘束部材50が電池セル11に第1の荷重F1を付加していない状態とは、エンドプレート30同士を締め付けるようにボルト51にナット52を螺合する前の状態である。つまり、この状態においては、ボルト51は、第1の荷重F1の反力を受けていない。
また、ここでは、ボルト51が第2の方向D2方向に撓むとは、第1の方向D1におけるボルト51の両端51a,51bよりもボルト51の中心の方が相対的に積層体10から遠くなるようにボルト51が湾曲することを意味する。
この状態において、図4の(b)に示されるように、ボルト51の他端51bにナット52を螺合してエンドプレート30同士を締め付けていくと、エンドプレート30を介して、ボルト51に対して第1の方向D1に沿った荷重fの反力fcが付加され、ボルト51の撓みが矯正されていく。そして、図4の(c)に示されるように、エンドプレート30の締結により電池セル11に第1の荷重F1が付加され、ボルト51へのナット52の螺合が完了すると、ボルト51の撓みが解消されてボルト51が直線状になる。
このように、ボルト51が第2の方向D2に撓んだ状態から、ボルト51の撓みが解消された状態となる中で、ボルト51から積層体10に対して第2の方向D2に沿った第2の荷重F2が付加される。特に、ここでは、第2の方向D2に沿って鉛直上向きに第2の荷重F2が積層体10に付加される。この第2の荷重F2は、積層体10が撓もうとする力Fに対向する。したがって、電池モジュール1においては、積層体10の第2の方向D2に沿った鉛直下向きの撓みが改善される。
なお、電池モジュール1においては、個々の電池セル11がセルホルダ20に保持されている。したがって、当該第2の荷重F2は、セルホルダ20を介して電池セル11(積層体10)に付加される。また、ここでの積層体10の撓みが改善されるとは、積層体10に生じる撓みが抑制されることを意味する。ただし、後述するように、積層体10の撓みが改善されるとは、積層体10に生じた撓みが低減(矯正)されることを意図する場合もある。なお、付加部60として機能しない拘束部材50のボルト51は、予め撓んでおらず直線状を呈している。
以上説明したように、本実施形態に係る電池モジュール1は、複数の拘束部材50を備えている。拘束部材50は、複数の電池セル11を含む積層体10の両端に配置されたエンドプレート30を互いに締結する。これにより、拘束部材50は、電池セル11の積層方向(第1の方向D1)に沿って電池セル11に第1の荷重F1を付加し、電池セル11を互いに拘束する。
このような拘束部材50の1つは、電池セル11の積層方向に交差する方向(第2の方向D2)に沿って第2の荷重F2を積層体10に付加する付加部60を含む。このため、例えば、積層体10における撓みが想定される方向(例えば鉛直下方向)を、付加部60による第2の荷重F2の方向と反対になるように当該電池モジュール1を設置すれば、当該第2の荷重F2により積層体10の撓みを改善可能である。
また、本実施形態に係る電池モジュール1は、電池セル11のそれぞれを個別に保持する複数のセルホルダ20を備えている。そして、付加部60においては、ボルト51がセルホルダ20に挿通されており、セルホルダ20を介して積層体10に第2の荷重F2が付加される。このため、例えば、第2の方向D2からみて、付加部60のボルト51と電池セル11とが重複していなくても、セルホルダ20を介して積層体10に第2の荷重F2を付加することができる。つまり、電池セル11に対する付加部60のボルト51を設ける位置を任意に設定することが可能となる。
さらに、本実施形態に係る電池モジュール1においては、積層体10は、互いに隣り合う電池セル11の間に配置された複数の伝熱プレート15を含む。このため、伝熱プレート15がない場合と比較して積層体10の重量が増加する。その結果、相対的に積層体10が撓みやすいので、付加部60によって積層体10に第2の荷重F2を付加することが特に有効である。
ここで、上述したように、付加部60として第2の方向D2に予め撓んだ状態のボルト51を用いる場合には、ナット52の螺合の際に、第1の方向D1に沿った回転軸周りのボルト51の回転を規制する規制部材を用いることが有効である。図5は、規制部材の一例を示す斜視図である。図5の(a)に示されるように、電池モジュール1は、規制部材70を備えることができる。
規制部材70は、第1の方向D1に沿った回転軸周りのボルト51の回転を規制する。規制部材70は、一例として、第1の方向D1に沿って配列された複数のセルホルダ20の突設部22によって構成されている。より具体的には、ここでは、それぞれのセルホルダ20の突設部22に、貫通孔22hに代えて、断面略U字状の凹部25が形成されている。凹部25は、突設部22の延在方向(第1の方向D1)に沿って突設部22を貫通すると共に、突設部22における底壁部20fと反対側の端面に開口している。
凹部25は、複数の突設部22が第1の方向D1に沿って配列されたときに、第1の方向D1に沿って延在する一続きの凹部Cを構成する。凹部Cの底面(凹部25の底面の集合)Csは、付加部60のボルト51の撓みに対応するように、第1の方向D1における両端よりも中心側において凹部Cが浅くなるように湾曲している。このように構成される規制部材70の凹部Cに付加部60の撓んだボルト51を挿通させれば、凹部Cの内面によって、第1の方向D1に沿った軸周りのボルト51の回転が規制される。
また、図5の(b)に示されるように、電池モジュール1は、規制部材70に代えて(或いは規制部材70に加えて)、規制部材80を備えることができる。規制部材80は、第1の方向D1に沿った回転軸周りのボルト51の回転を規制する。規制部材80は、互いに対向する表面80a及び裏面80bを含む直方体状を呈している。表面80aには、六角柱状の凹部81が設けられている。凹部81には、付加部60のボルト51の頭部53が嵌め合される。凹部81は、第1の方向D1に沿った回転軸周りの頭部53の回転を規制する。凹部81の底面81sは、撓んだ状態のボルト51の頭部53の傾斜に対応するように、第1の方向D1に直交する面に対して傾斜している。
凹部81の底面81sには、底面81sと裏面80bとを連通する連通孔82が設けられている。連通孔82には、ボルト51の頭部53より先の部分が挿通される。このような規制部材80は、エンドプレート30上に配置される。そして、ボルト51の頭部53を凹部81に嵌め合せつつ連通孔82を介してエンドプレート30等にボルト51を挿通すれば、凹部81の内面によって第1の方向D1に沿った軸周りのボルト51の回転が規制される。
以上のように、電池モジュール1においては、規制部材70,80を用いて、付加部60のボルト51の回転を規制して、ボルト51の撓み方向を規制すれば、積層体10に対して確実に第2の方向D2に第2の荷重F2を付加することが可能となる。
なお、図6の(a)に示されるように、電池モジュール1においては、上述した4つの拘束部材50のうちの鉛直下側に位置する1つの拘束部材50に限らず、任意の拘束部材50を付加部60として構成することができる。また、図6の(b)に示されるように、上述した4つの拘束部材50以外に、付加部60として機能させるための別の拘束部材90をさらに設けてもよい。その場合には、セルホルダ20及びエンドプレート30に対して、拘束部材90のボルト51を挿通するための貫通孔が設けられた突設部を設ければよい。同図においては、拘束部材90を、電池セル11の底面13f側に設けているが、拘束部材90を設ける位置はこれに限定されない。
さらに、上記の説明では、拘束部材50が電池セル11に第1の荷重F1を付加した状態において、付加部60のボルト51の撓みが解消されて直線状になる場合について例示した。つまり、電池セル11同士を拘束して電池モジュール1が完成された状態においては、付加部60のボルト51は、撓みが生じておらず直線状とされていた。しかしながら、電池モジュール1においては、図7に示されるように、付加部60のボルト51は、拘束部材50が電池セル11に第1の荷重F1を付加している状態において、第2の方向D2になお撓んでいてもよい。
この場合には、付加部60の積層体10に付加される第2の荷重F2よりも、例えば重力の影響によって積層体10から第2の方向D2に沿って鉛直下向きに生じる力Fが大きくなり、積層体10に対して撓みが生じた場合に、ナット52の螺合を進めてエンドプレート30の締め付けを強くすることにより、第2の荷重F2を増大させて当該積層体10の撓みを低減(矯正)することが可能である。なお、図7においては、セルホルダ20の図示が省略されている。
ここで、電池モジュール1においては、図8及び図9に示されるように、付加部60は、拘束部材50が電池セル11に第1の荷重F1を付加していない状態において直線状である(予め撓んでいない)ボルト51Aを含むことができる。すなわち、付加部60は、一対のエンドプレート30に架け渡されるようにエンドプレート30に挿通された直線状のボルト51Aを含むことができる。その場合、付加部60は、ボルト51Aの端部(他端51b)に螺合されるナット52と、ナット52とエンドプレート30との間に介在される座面部材54と、をさらに含む。なお、座面部材54は、ボルト51Aの頭部53とエンドプレート30との間にも介在されている。
座面部材54には、ナット52及び頭部53の座面54sが設けられている。座面54sは、第1の方向D1に直交する基準面(面)Sに対して傾斜している。より具体的には、ナット52のための座面54sと、頭部53のための座面54sとは、第2の方向D2に沿って積層体10から離れるにつれて互いの間隔が小さくなるように、基準面Sに対して傾斜している。なお、ナット52と座面54sとの間、及び、頭部53と座面54sとの間には、ワッシャWが介在されている。
このように構成される付加部60においては、ボルト51Aに対するナット52の螺合を進めると、ナット52及び頭部53が座面54sに沿って傾斜することに起因して、ボルト51Aに対して第2の方向D2への撓みが生じる。このとき生じる撓みは、座面54sの傾斜方向に応じて、第1の方向D1におけるボルト51Aの両端51a,51bよりも中心において積層体10に近づくような撓みとなる。
このため、例えば、第1の方向D1におけるボルト51Aの中心付近においてセルホルダ20(例えば貫通孔22hの内面)とボルト51Aとが接触することになる。その結果、セルホルダ20とボルト51Aとの接触部分を介して、第2の方向D2に沿った第2の荷重F2が積層体10に付加される。よって、電池セル11が支えられるようにして積層体10の撓みが抑制される。
なお、図10に示されるように、電池モジュール1は、セルホルダ20に代えてセルホルダ20Aを備えることができる。セルホルダ20Aは、セルホルダ20と比較して、背面部20eに代えて背面部(流路部材)20gを含む点で、セルホルダ20と相違している。セルホルダ20Aのそれ以外の構成は、セルホルダ20と同様である。セルホルダ20Aの背面部20gは、互いに隣り合う電池セル11の間に配置される。背面部20gは、矩形板状を呈しており、第1の方向D1からみて、電池セル11の側面13a,13bの略全体にわたって配置されている。
背面部20gには、一例として、側壁部20cから側壁部20dに至るように(すなわち、電池セル11の側面13cから側面13dにわたって)延在する複数の溝(冷媒流路)27が設けられている。溝27は、電池セル11側に開口している。より具体的には、ここでは、溝27は、互いに隣り合う電池セル11のうちの一方の電池セル11の側面13aに開口している。このような溝27は、電池セル11を冷却するための冷媒(例えば空気)が流通させられる。すなわち、電池モジュール1は、互いに隣り合う電池セル11の間に配置され、電池セル11を冷却するための冷媒が流通する冷媒流路(溝27)が形成された複数の流路部材(背面部20g)を備えることができる。
このようなセルホルダ20Aを用いた場合には、溝27が設けられていないセルホルダを用いた場合と比較して、溝27の分だけセルホルダ20と電池セル11との接触面積が低減する。したがって、例えばセルホルダ20と電池セル11とを例えば両面テープ等で互いに固定する場合に、比較的固定が弱くなる。このため、相対的に積層体10が撓みやすいので、付加部60によって積層体10に第2の荷重F2を付加することが特に有効である。
以上の実施形態は、本発明に係る電池モジュールの一実施形態を説明したものである。したがって、本発明に係る電池モジュールは、上述した電池モジュール1に限定されない。本発明に係る電池モジュールは、各請求項の要旨を変更しない範囲において、上述した電池モジュール1を任意変更することができる。
例えば、電池モジュール1は、セルホルダ20,20Aを備えておらず、電池セル11からなる積層体10を直接的にエンドプレート30及び拘束部材50によって拘束して構成されてもよい。この場合には、付加部60のボルト51,51Aを、第2の方向D2からみて電池セル11(積層体10)に重複するように配置すればよい。また、その場合には、規制部材70を、複数のセルホルダ20の突設部22によって構成するものでなく、凹部Cを有する一体的な部材として構成し、積層体10とボルト51との間に介在させばよい。
また、電池モジュール1においては、セルホルダ20Aの背面部20gに冷媒流路としての溝27を設けることにより、当該背面部20gを流路部材として機能させるものとした。しかしながら、電池モジュール1においては、冷媒流路が設けられた部材を別途用意し、互いに隣り合う電池セル11の間に配置してもよい。
ここで、図11は、本実施形態に係る電池パックを示す模式的な断面図である。図12は、図11に示された電池パックの側面図である。以下の図面には、直交座標系Rを示している。図11及び図12に示されるように、電池パック100は、電池モジュール1と、筐体2と、放熱シート(熱伝導部材)3と、を備えている。電池モジュール1は、筐体2の内面2sに固定されている。放熱シート3は、筐体2の内面2sと電池モジュール1との間に介在されている。
ここでは、電池セル11のそれぞれに対して伝熱プレート15が設けられている。それぞれの伝熱プレート15は、本体部15aが電池セル11の側面13a上に位置し、且つ、延設部15cが側面13c上に位置するように配置される。放熱シート3は、延設部15cと筐体2の内面2sとの間に配置される。伝熱プレート15は、本体部15aにおいて電池セル11の側面13aに接触すると共に、延設部15cにおける側面13cと反対側の表面おいて放熱シート3に接触する。つまり、伝熱プレート15は、電池セル11と筐体2とを放熱シート3を介して熱的に接続する。特に、延設部15cにおける側面13cと反対側の面は、放熱シート3を介して電池セル11と筐体2とを熱的に接続する伝熱面15sである。換言すれば、積層体10は、放熱シート3を介して電池セル11と筐体2とを熱的に接続するための伝熱面15sを含む。
電池モジュール1は、エンドプレート30を用いて筐体2に固定される。そのために、ここでは、エンドプレート30は、本体部31に立設された矩形板状の固定部34を含み、全体としてL字板状に形成されている。これにより、電池モジュール1(積層体10)は、第1の方向D1における両端において筐体2に固定される。このように、放熱シート3を介して筐体2の内面2sに電池モジュール1を固定すると、各電池セル11に放熱シート3から反力F3が付与される。このため、相対的に電池モジュール1の固定部分(エンドプレート30)から遠い電池セル11(すなわち、積層体10の中央側の電池セル11)が筐体2及び放熱シート3から離間するように、積層体10に撓みが生じるおそれがある。
これに対して、この電池パック100は、そのような反力F3に対向する荷重を積層体10に付加し、積層体10の撓みを改善する構成を備えている。すなわち、ここでは、エンドプレート30は、本体部31の外縁31eに設けられた突設部36と、外縁31fに設けられた突設部37と、をさらに含む。突設部36,37には、貫通孔が設けられている。また、セルホルダ20は、エンドプレート30の突設部36,37のそれぞれに対応する一対の突設部46,47をさらに含む。突設部46,47には、貫通孔が設けられている。突設部36の貫通孔と突設部46の貫通孔とは、互いに重複する。突設部37の貫通孔と突設部47の貫通孔とは、互いに重複する。
これらの貫通孔には、付加部60として機能する拘束部材90のボルト91が挿通される。付加部60は、伝熱面15sから内面2sに向かう第2の方向D2に沿って第2の荷重F2を積層体10に付加する。すなわち、複数の拘束部材50,90の少なくも1つは、第1の方向D1に交差すると共に伝熱面15sから内面2sに向かう第2の方向D2に沿って第2の荷重F2を積層体10に付加する付加部60を含む。
積層体10に第2の荷重F2を付加するために、ボルト91は、拘束部材90が電池セル11に第1の荷重F1を付加していない状態において、第2の方向D2に撓んでいる。より具体的には、ボルト91は、第1の方向D1における両端91a,91bよりも中心の方が相対的に伝熱面15sから遠くなるように、第2の方向D2に沿って湾曲している。ボルト91の一端91bにナット92を螺合してエンドプレート30同士を締め付けていくと、ボルト91の撓みが矯正されていく。
このように、ボルト91が第2の方向D2に撓んだ状態からボルト91の撓みが解消さていく中で、ボルト91から積層体10に対して、第2の方向D2に沿った第2の荷重F2が付加される。特に、ここでは、伝熱面15sから内面2sに向かうように第2の荷重F2が積層体10に付加される。この第2の荷重F2は、反力F3に対向する。したがって、反力F3による積層体10の第2の方向D2に沿った撓みが改善される。これにより、伝熱面15sが筐体2及び放熱シート3から離間することに起因して個々の電池セル11の放熱性が低下することや、電池セル11間の温度差が増大することが抑制される。
なお、突設部36,37を設ける位置は、図12の例に限定されない。例えば、図13に示されるように、エンドプレート30の本体部31の外縁31gに突設部36を設け、その貫通孔にボルト91を挿通してもよい。外縁31gは、本体部31における固定部34と反対側の縁部である。また、例えば、突設部36,37を設けずに、突設部32,33に対して、上記のボルト91のように撓んだボルト51を挿通してもよい。
1…電池モジュール、2…筐体、2s…内面、10…積層体、11…電池セル、15…伝熱プレート、15s…伝熱面、20,20A…セルホルダ、20g…背面部(流路部材)、27…溝(冷媒流路)、30…エンドプレート、50,90…拘束部材、51…ボルト、52…ナット、54…座面部材、54s…座面、60…付加部、70,80…規制部材、100…電池パック、D1…第1の方向、D2…第2の方向、F1…第1の荷重、F2…第2の荷重。

Claims (8)

  1. 第1の方向に沿って積層された複数の電池セルを含む積層体と、
    前記第1の方向における前記積層体の両端に配置された一対のエンドプレートと、
    前記エンドプレート同士を互いに締結することにより前記第1の方向に沿って複数の前記電池セルに第1の荷重を付加し、前記電池セルを互いに拘束する複数の拘束部材と、
    を備え、
    前記複数の拘束部材の少なくも1つは、前記第1の方向に交差する第2の方向に沿って第2の荷重を前記積層体に付加する付加部を含む、
    電池モジュール。
  2. 前記付加部は、一対の前記エンドプレートに架け渡されるように前記エンドプレートに挿通されたボルトを含み、
    前記ボルトは、少なくとも前記拘束部材が前記電池セルに前記第1の荷重を付加していない状態において、前記第2の方向に撓んでいる、
    請求項1に記載の電池モジュール。
  3. 前記付加部は、前記第1の方向に沿った回転軸周りの前記ボルトの回転を規制する規制部材を含む、
    請求項2に記載の電池モジュール。
  4. 前記付加部は、一対の前記エンドプレートに架け渡されるように前記エンドプレートに挿通された直線状のボルトと、前記ボルトの端部に螺合されるナットと、前記ナットと前記エンドプレートとの間に介在され前記ナットの座面が設けられた座面部材と、を含み、
    前記座面は、前記第1の方向に直交する面に対して傾斜している、
    請求項1に記載の電池モジュール。
  5. 前記電池セルのそれぞれを個別に保持する複数のセルホルダを備え、
    前記付加部においては、前記ボルトが前記セルホルダに挿通されており、前記セルホルダを介して前記積層体に前記第2の荷重が付加される、
    請求項2〜4のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  6. 前記積層体は、互いに隣り合う前記電池セルの間に配置された伝熱プレートを含む、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  7. 互いに隣り合う前記電池セルの間に配置され、前記電池セルを冷却するための冷媒が流通する冷媒流路が形成された複数の流路部材を備え、
    前記冷媒流路は、前記電池セル側に開口している、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電池モジュール。
  8. 筐体と、前記筐体に収容され前記筐体の内面に固定される電池モジュールと、前記電池モジュールと前記内面との間に介在された熱伝導部材と、を備える電池パックであって、
    前記電池モジュールは、
    第1の方向に沿って積層された複数の電池セルと、前記熱伝導部材を介して前記電池セルと前記筐体とを熱的に接続するための伝熱面と、を含む積層体と、
    前記第1の方向における前記積層体の両端に配置された一対のエンドプレートと、
    前記エンドプレート同士を互いに締結することにより前記第1の方向に沿って複数の前記電池セルに第1の荷重を付加し、前記電池セルを互いに拘束する複数の拘束部材と、
    を有し、
    前記複数の拘束部材の少なくも1つは、前記伝熱面から前記内面に向かう第2の方向に沿って第2の荷重を前記積層体に付加する付加部を含む、
    電池パック。
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