JP6310990B1 - バッテリモジュール固定構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】コスト及び重量の増加を回避しつつ、バッテリモジュールのセル積層方向の荷重の増加に対応可能なバッテリモジュール固定構造を提供する。【解決手段】バッテリモジュール1と、該バッテリモジュール1が搭載されるモジュール固定プレート6とを固定するバッテリモジュール固定構造であって、バッテリモジュール1は、4つ隅部に配置された支持部材9を介してモジュール固定プレート6に締結され、該支持部材9は、エンドプレート4にボルト8で締結される第1固定部91と、モジュール固定プレート6に固定される第2固定部92と、第1固定部91と第2固定部92とを連結する連結部93と、を有し、連結部93は、第1固定部91と第2固定部92とを相対移動可能に連結する。【選択図】図1
Description
本発明は、バッテリモジュールとモジュール固定プレートとを固定するバッテリモジュール固定構造に関する。
従来より電動車両などにはバッテリモジュールが搭載されている。例えば、特許文献1〜3には、前後方向に複数のセルを積層して構成され、前面、後面、左面、右面、上面、及び下面を有するセル積層体と、該セル積層体の前面及び後面に配置されるエンドプレートと、該セル積層体の左面及び右面に配置されるサイドプレートと、を有するバッテリモジュールが開示されている。この種のバッテリモジュールを電動車両に搭載する場合は、通常走行時の振動だけでなく、衝突時の衝撃にも耐えうるように、バッテリモジュールと、該バッテリモジュールが搭載されるモジュール固定プレートとを固定することが要求される。
この種のバッテリモジュールでは、温度変化や経年劣化によるセルの変形(特に、膨張)に起因し、セル積層方向の荷重(セル反力)が増加する可能性がある。バッテリモジュール内部でセルの変形を吸収する場合には、単純にバッテリモジュールとモジュール固定プレートとをボルトで締結しておけばよいが、バッテリモジュール内部でセルの変形を吸収しない場合には、単純にバッテリモジュールとモジュール固定プレートとをボルトで締結すると、ボルト及びその周辺部品において、セル積層方向の荷重の増加に耐えうるだけの剛性と強度が必要になり、コスト及び重量の増加の要因となる。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コスト及び重量の増加を回避しつつ、バッテリモジュールのセル積層方向の荷重の増加に対応可能なバッテリモジュール固定構造を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
前後方向に複数のセル(例えば、後述の実施形態のセル21)を積層して構成され、前面、後面、左面、右面、上面、及び下面を有するセル積層体(例えば、後述の実施形態のセル積層体2)と、該セル積層体の前記前面及び前記後面に配置されるエンドプレート(例えば、後述の実施形態のエンドプレート4)と、該セル積層体の前記左面及び前記右面に配置されるサイドプレート(例えば、後述の実施形態のサイドプレート5)と、を有するバッテリモジュール(例えば、後述の実施形態のバッテリモジュール1)と、該バッテリモジュールが搭載されるモジュール固定プレート(例えば、後述の実施形態のモジュール固定プレート6)とを固定するバッテリモジュール固定構造であって、
前記バッテリモジュールは、4つの隅部に配置された支持部材(例えば、後述の実施形態の支持部材9)を介して前記モジュール固定プレートに締結され、
該支持部材は、
前記エンドプレートにボルト(例えば、後述の実施形態のボルト7)で締結される第1固定部(例えば、後述の実施形態の第1固定部91)と、
前記モジュール固定プレートに固定される第2固定部(例えば、後述の実施形態の第2固定部92)と、
前記第1固定部と前記第2固定部とを連結する連結部(例えば、後述の実施形態の連結部93)と、を有し、
前記連結部は、前記第1固定部と前記第2固定部とを相対移動可能に連結する。
前後方向に複数のセル(例えば、後述の実施形態のセル21)を積層して構成され、前面、後面、左面、右面、上面、及び下面を有するセル積層体(例えば、後述の実施形態のセル積層体2)と、該セル積層体の前記前面及び前記後面に配置されるエンドプレート(例えば、後述の実施形態のエンドプレート4)と、該セル積層体の前記左面及び前記右面に配置されるサイドプレート(例えば、後述の実施形態のサイドプレート5)と、を有するバッテリモジュール(例えば、後述の実施形態のバッテリモジュール1)と、該バッテリモジュールが搭載されるモジュール固定プレート(例えば、後述の実施形態のモジュール固定プレート6)とを固定するバッテリモジュール固定構造であって、
前記バッテリモジュールは、4つの隅部に配置された支持部材(例えば、後述の実施形態の支持部材9)を介して前記モジュール固定プレートに締結され、
該支持部材は、
前記エンドプレートにボルト(例えば、後述の実施形態のボルト7)で締結される第1固定部(例えば、後述の実施形態の第1固定部91)と、
前記モジュール固定プレートに固定される第2固定部(例えば、後述の実施形態の第2固定部92)と、
前記第1固定部と前記第2固定部とを連結する連結部(例えば、後述の実施形態の連結部93)と、を有し、
前記連結部は、前記第1固定部と前記第2固定部とを相対移動可能に連結する。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記サイドプレートは、サイドプレート本体(例えば、後述の実施形態のサイドプレート本体51)と、該サイドプレート本体から屈曲して前記エンドプレートの外側面に延設される固定片(例えば、後述の実施形態の固定片52)と、を有し、
前記サイドプレート本体と前記固定片とを繋ぐ屈曲部(例えば、後述の実施形態の屈曲部53)は、前記エンドプレートの前後方向の移動を許容する。
請求項1に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記サイドプレートは、サイドプレート本体(例えば、後述の実施形態のサイドプレート本体51)と、該サイドプレート本体から屈曲して前記エンドプレートの外側面に延設される固定片(例えば、後述の実施形態の固定片52)と、を有し、
前記サイドプレート本体と前記固定片とを繋ぐ屈曲部(例えば、後述の実施形態の屈曲部53)は、前記エンドプレートの前後方向の移動を許容する。
請求項3に記載の発明は、
請求項1又は請求項2に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部は、前記エンドプレートの下面に沿う延設され、
前記第2固定部は、前記モジュール固定プレートの上面に沿う延設され、
前記連結部は、前記第1固定部及び前記第2固定部に対し垂直に延設される。
請求項1又は請求項2に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部は、前記エンドプレートの下面に沿う延設され、
前記第2固定部は、前記モジュール固定プレートの上面に沿う延設され、
前記連結部は、前記第1固定部及び前記第2固定部に対し垂直に延設される。
請求項4に記載の発明は、
請求項1〜3のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、金属製の板材から構成され、
前記第1固定部、前記第2固定部、及び前記連結部は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有する。
請求項1〜3のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、金属製の板材から構成され、
前記第1固定部、前記第2固定部、及び前記連結部は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有する。
請求項5に記載の発明は、
請求項4に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記連結部は、平面視で曲線部(例えば、後述の実施形態の曲線部94)を有する。
請求項4に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記連結部は、平面視で曲線部(例えば、後述の実施形態の曲線部94)を有する。
請求項6に記載の発明は、
請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部には、ナット(例えば、後述の実施形態のナット12)が溶接されている。
請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部には、ナット(例えば、後述の実施形態のナット12)が溶接されている。
請求項7に記載の発明は、
請求項1〜6のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、平面視で前記バッテリモジュールの前記隅部と略同形状を有する。
請求項1〜6のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、平面視で前記バッテリモジュールの前記隅部と略同形状を有する。
請求項8に記載の発明は、
請求項1〜7のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部の固定点(例えば、後述の実施形態の固定孔91a)と前記第2固定部の固定点(例えば、後述の実施形態の固定孔92a)とは、平面視でオフセットしている。
請求項1〜7のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部の固定点(例えば、後述の実施形態の固定孔91a)と前記第2固定部の固定点(例えば、後述の実施形態の固定孔92a)とは、平面視でオフセットしている。
請求項1の発明によれば、バッテリモジュールは、4つの隅部に配置された支持部材を介してモジュール固定プレートに締結され、該支持部材は、バッテリモジュールのエンドプレートにボルトで締結される第1固定部と、モジュール固定プレートに固定される第2固定部と、第1固定部と第2固定部とを相対移動可能に連結する連結部と、を備えるので、バッテリモジュールのセル積層方向の荷重が増加してエンドプレートが移動しても、支持部材の第1固定部と第2固定部との相対移動によりエンドプレートの移動を吸収できる。これにより、ボルトの周辺部品の高強度化を抑制しつつ、バッテリモジュールを支持することが可能となる。
請求項2の発明によれば、バッテリモジュールのサイドプレートは、サイドプレート本体と、該サイドプレート本体から屈曲してエンドプレートの外側面に延設される固定片と、サイドプレート本体と固定片とを繋ぎ、エンドプレートの前後方向(セル積層方向)の移動を許容する屈曲部と、を備えるので、サイドプレートの高剛性化を回避し、コスト及び重量の増加をさらに抑制できる。
請求項3の発明によれば、支持部材の連結部は、第1固定部及び第2固定部に対し垂直に延設されるので、第1固定部と第2固定部との相対移動を許容しつつ、鉛直方向の耐荷重を確保できる。
請求項4の発明によれば、支持部材は、金属製の板材から構成され、第1固定部、第2固定部、及び連結部は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有するので、金属製板材のねじれ変形によりエンドプレートの移動を吸収できる。
請求項5の発明によれば、連結部は平面視で曲線部を有するので、生技性がよい。
請求項6の発明によれば、第1固定部には、ナットが溶接されているので、ボルトを介したエンドプレートとの締結が容易になる。また、一枚の薄板から支持部材を構成することができる。
請求項7の発明によれば、支持部材は、平面視でバッテリモジュールの隅部と略同形状を有するので、平面視で支持部材がバッテリモジュールから張り出すことを回避し、バッテリモジュール同士の近接配置が可能になる。
請求項8の発明によれば、第1固定部の固定点と第2固定部の固定点とは平面視でオフセットしているので、締結作業時の作業性がよい。
以下、本発明のバッテリモジュール固定構造の一実施形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、本発明の一実施形態に係るバッテリモジュール固定構造は、バッテリモジュール1と、該バッテリモジュール1が搭載されるモジュール固定プレート6とを固定するための構造であり、バッテリモジュール1は、セル積層体2と、トップカバー3と、エンドプレート4と、サイドプレート5と、を備える。
セル積層体2は、前後方向に複数のセル21を積層して構成され、前面、後面、左面、右面、上面、及び下面を有する。なお、「前後方向」とは、セル21の積層方向を前後方向と定義したものであり、バッテリモジュール1が搭載される製品の前後方向とは無関係である。即ち、バッテリモジュール1が車両に搭載される場合、セル積層体2の積層方向は、車両の前後方向に一致してもよく、車両の上下方向、左右方向であってもよく、これらの方向から傾斜した方向であってもよい。
セル積層体2は、温度変化や経年劣化によるセル21の変形に起因し、形状が変化する。特に、セル21が積層される前後方向においては、セル21の変形量(特に、膨張量)が蓄積されるので、セル積層体2を支持するための荷重(セル反力)が大幅に増加する可能性がある。
セル積層体2の上面には、複数のセル21を電気的に接続するバスバー(図示せず)や、該バスバーなどを上方から覆うトップカバー3が配置される。また、セル積層体2の前面及び後面には、それぞれエンドプレート4が配置され、セル積層体2の左面及び右面には、それぞれサイドプレート5が配置される。
エンドプレート4は、セル積層体2の前面と後面とに当接し、セル積層体2のセル積層方向の荷重を受け止める。エンドプレート4の左右両端部には、上下方向に貫通するボルト挿通孔41(図1では、前面側のエンドプレート4のみ表示)が形成されており、該ボルト挿通孔41には、バッテリモジュール1をモジュール固定プレート6に固定するためのボルト7が挿通される。
サイドプレート5は、金属製の板材から構成されており、セル積層体2の左面又は右面に沿い、絶縁シート(図示せず)を介してセル積層体2の左面又は右面を支持するサイドプレート本体51と、サイドプレート本体51の前端及び後端から屈曲してエンドプレート4の外側面に延設され、複数のボルト8を介してエンドプレート4に締結される固定片52と、を備える。
サイドプレート本体51と固定片52とを繋ぐ屈曲部53は、セル積層体2のセル積層方向の荷重の増加に伴うエンドプレート4の前後方向の移動を許容する。本実施形態では、サイドプレート5を構成する板材の剛性を抑え、所定の荷重で屈曲部53を拡開方向に変形させることで、エンドプレート4の前後方向の移動を許容している。
つぎに、本発明の一実施形態に係るバッテリモジュール固定構造について、図1及び図2を参照して説明する。
バッテリモジュール1は、4つ隅部に配置された支持部材9を介して板状のモジュール固定プレート6に締結される。支持部材9は、エンドプレート4にボルト7で締結される第1固定部91と、モジュール固定プレート6に固定される第2固定部92と、第1固定部91と第2固定部92とを連結する連結部93と、を有する。本実施形態の第2固定部92は、ボルト10及びナット11を介してモジュール固定プレート6に固定されるが、モジュール固定プレート6に対する第2固定部92の固定方法はこれに限定されない。
連結部93は、第1固定部91と第2固定部92とを相対移動可能に連結する。具体的には、セル積層体2のセル積層方向の荷重の増加に伴うエンドプレート4の前後方向の移動を許容するために、第2固定部92に対する第1固定部91の水平方向の相対移動を可能にしている。
本実施形態の支持部材9では、エンドプレート4の下面に沿う第1固定部91と、モジュール固定プレート6の上面に沿う第2固定部92と、を上下方向に沿う連結部93で連結し、連結部93のねじれ変形により第1固定部91と第2固定部92との水平方向の相対移動を許容している。
本実施形態の支持部材9では、第1固定部91及び第2固定部92に対し、連結部93が垂直に延設されている。これにより、第1固定部91と第2固定部92との相対移動を許容しつつ、鉛直方向の耐荷重が確保される。
つぎに、本発明の一実施形態に係る支持部材9の具体的な形状について、図1〜図4を参照して説明する。
本実施形態の支持部材9は、一枚の金属製板材から打ち抜き加工及びプレス曲げ加工を経て形成されており、1つの第1固定部91と、2つの第2固定部92と、これらを連結する連結部93と、を有する。第1固定部91には、ボルト7が挿通される固定孔91aが形成され、第2固定部92には、ボルト10が挿通される固定孔92aが形成されている。
図3に示すように、第1固定部91の固定孔91aは、平面視において、2つの第2固定部92の固定孔92aとオフセットしている。即ち、第1固定部91の固定孔91aは、平面視において、2つの第2固定部92の固定孔92aと重なり合うことなく、2つの第2固定部92の固定孔92aとともに三角形を形成するように配置される。具体的には、2つの固定孔92aの中心を結ぶ直線の垂直二等分線上に固定孔91aの中心が位置している。これにより、第1固定部91がバッテリモジュール1から受ける荷重を2つの第2固定部92でバランス良く支持できる。
図1、図2及び図4に示すように、第1固定部91、第2固定部92、及び連結部93は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有する。これにより、第1固定部91と第2固定部92とを近くに配置しつつ、金属製板材のねじれ変形により第1固定部91と第2固定部92との相対移動を許容できる。
図1及び図3に示すように、支持部材9は、平面視でバッテリモジュール1の隅部と略同形状を有する。具体的には、バッテリモジュール1の隅部に沿うように平面視L字状に形成され、バッテリモジュール1の隅部下方に配置される。これにより、平面視で支持部材9がバッテリモジュール1から張り出すことを回避し、バッテリモジュール1同士の近接配置を可能にしている。なお、連結部93は、生技性の観点から平面視で曲線部94を有するように構成されている。
図1〜図4に示すように、第1固定部91の下面には、ボルト7を締結するためのナット12が溶接されている。これにより、ナット12が支持部材9と別体である場合に比べ、ボルト7を介したエンドプレート4との締結が容易になる。
以上説明したように、本実施形態のバッテリモジュール固定構造によれば、バッテリモジュール1は、4つの隅部に配置された支持部材9を介してモジュール固定プレート6に締結され、該支持部材9は、バッテリモジュール1のエンドプレート4にボルト8で締結される第1固定部91と、モジュール固定プレート6に固定される第2固定部92と、第1固定部91と第2固定部92とを相対移動可能に連結する連結部93と、を備えるので、バッテリモジュール1のセル積層方向の荷重が増加してエンドプレート4が移動しても、支持部材9の第1固定部91と第2固定部92との相対移動によりエンドプレート4の移動を吸収できる。これにより、ボルト8の周辺部品の高強度化を抑制しつつ、バッテリモジュール1を支持することが可能となる。
また、バッテリモジュール1のサイドプレート5は、サイドプレート本体51と、該サイドプレート本体51から屈曲してエンドプレート4の外側面に延設される固定片52と、サイドプレート本体51と固定片52とを繋ぎ、エンドプレート4の前後方向(セル積層方向)の移動を許容する屈曲部53と、を備えるので、サイドプレート5の高剛性化を回避し、コスト及び重量の増加をさらに抑制できる。
また、支持部材9の連結部93は、第1固定部91及び第2固定部92に対し垂直に延設されるので、第1固定部91と第2固定部92との相対移動を許容しつつ、鉛直方向の耐荷重を確保できる。
また、支持部材9は、金属製の板材から構成され、第1固定部91、第2固定部92、及び連結部93は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有するので、金属製板材のねじれ変形によりエンドプレート4の移動を吸収できる。
また、第1固定部91には、ナット12が溶接されているので、ボルト8を介したエンドプレート4との締結が容易になる。また、一枚の薄板から支持部材9を構成することができる。
また、支持部材9は、平面視でバッテリモジュール1の隅部と略同形状を有するので、平面視で支持部材9がバッテリモジュール1から張り出すことを回避し、バッテリモジュール1同士の近接配置が可能になる。
また、連結部93は、平面視で曲線部94を有するので生技性がよく、さらに第1固定部91の固定孔91aと2つの第2固定部92の固定孔92aとが平面視においてオフセットしているので、締結作業時の作業性がよい。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。
例えば、サイドプレート5のサイドプレート本体51には、複数の肉抜き部が設けられていてもよい。
例えば、サイドプレート5のサイドプレート本体51には、複数の肉抜き部が設けられていてもよい。
1 バッテリモジュール
2 セル積層体
4 エンドプレート
5 サイドプレート
6 モジュール固定プレート
7 ボルト
9 支持部材
12 ナット
21 セル
51 サイドプレート本体
52 固定片
53 屈曲部
91 第1固定部
91a 固定孔(固定点)
92 第2固定部
92a 固定孔(固定点)
93 連結部
94 曲線部
2 セル積層体
4 エンドプレート
5 サイドプレート
6 モジュール固定プレート
7 ボルト
9 支持部材
12 ナット
21 セル
51 サイドプレート本体
52 固定片
53 屈曲部
91 第1固定部
91a 固定孔(固定点)
92 第2固定部
92a 固定孔(固定点)
93 連結部
94 曲線部
Claims (8)
- 前後方向に複数のセルを積層して構成され、前面、後面、左面、右面、上面、及び下面を有するセル積層体と、該セル積層体の前記前面及び前記後面に配置されるエンドプレートと、該セル積層体の前記左面及び前記右面に配置されるサイドプレートと、を有するバッテリモジュールと、該バッテリモジュールが搭載されるモジュール固定プレートとを固定するバッテリモジュール固定構造であって、
前記バッテリモジュールは、4つ隅部に配置された支持部材を介して前記モジュール固定プレートに締結され、
該支持部材は、
前記エンドプレートにボルトで締結される第1固定部と、
前記モジュール固定プレートに固定される第2固定部と、
前記第1固定部と前記第2固定部とを連結する連結部と、を有し、
前記連結部は、前記第1固定部と前記第2固定部とを相対移動可能に連結する、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記サイドプレートは、サイドプレート本体と、該サイドプレート本体から屈曲して前記エンドプレートの外側面に延設される固定片と、を有し、
前記サイドプレート本体と前記固定片とを繋ぐ屈曲部は、前記エンドプレートの前後方向の移動を許容する、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1又は請求項2に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部は、前記エンドプレートの下面に沿う延設され、
前記第2固定部は、前記モジュール固定プレートの上面に沿う延設され、
前記連結部は、前記第1固定部及び前記第2固定部に対し垂直に延設される、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、金属製の板材から構成され、
前記第1固定部、前記第2固定部、及び前記連結部は、前後方向及び左右方向から見てコ字形状を有する、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項4に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記連結部は、平面視で曲線部を有する、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1〜5のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部には、ナットが溶接されている、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記支持部材は、平面視で前記バッテリモジュールの前記隅部と略同形状を有する、バッテリモジュール固定構造。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載のバッテリモジュール固定構造であって、
前記第1固定部の固定点と前記第2固定部の固定点とは、平面視でオフセットしている、バッテリモジュール固定構造。
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