JP2017004595A - 燃料電池用セパレータ、及び燃料電池 - Google Patents

燃料電池用セパレータ、及び燃料電池 Download PDF

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昌史 庄司
幸博 島崎
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幸博 島崎
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仁 石本
敬一 近藤
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敬一 近藤
和哉 山崎
Kazuya Yamazaki
和哉 山崎
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Abstract

【課題】燃料電池における反応ガスの拡散性を向上させるための技術を提供する。
【解決手段】燃料電池用セパレータ80は、セパレータ本体82と、セパレータ本体82に設けられ、燃料電池の電極に供給される反応ガスが通る、互いに独立した複数のガス供給用流路86と、隣り合う2つのガス供給用流路86をつなぐ連結流路88とを備える。連結流路88は、2つのガス供給用流路86に対して斜めに接続される。
【選択図】図2

Description

本発明は、燃料電池用セパレータ、及び燃料電池に関する。
燃料電池は、水素と酸素とから電気エネルギーを発生させる装置であり、高い発電効率を得ることができる。燃料電池の主な特徴としては、従来の発電方式のように熱エネルギーや運動エネルギーの過程を経ることがない直接発電であるので、小規模でも高い発電効率が期待できること、窒素化合物等の排出が少なく、騒音や振動も小さいので環境性が良いことなどが挙げられる。このように、燃料電池は燃料のもつ化学エネルギーを有効に利用でき、環境にやさしい特性を備えるため、21世紀を担うエネルギー供給システムとして期待され、宇宙用から自動車用、携帯機器用まで、また大規模発電から小規模発電まで、種々の用途に使用できる有望な発電システムとして注目され、技術開発が本格化している。
特許文献1には、固体高分子電解質膜と、アノード電極と、カソード電極とからなる膜電極接合体を挟む一対の燃料電池用セパレータが開示されている。特許文献1に開示される燃料電池用セパレータは、各電極に燃料ガス又は酸化剤ガスを供給するための反応ガス流路溝を有していた。
特開平11−176457号公報
本発明者は、燃料電池用セパレータについて鋭意研究を重ねた結果、従来の燃料電池用セパレータには、燃料電池における反応ガスの拡散性を向上させる上で改善の余地があることを認識するに至った。
本発明はこうした状況に鑑みてなされたものであり、その目的は、燃料電池における反応ガスの拡散性を向上させるための技術を提供することにある。
本発明のある態様は、燃料電池用セパレータである。当該燃料電池用セパレータは、セパレータ本体と、セパレータ本体に設けられ、燃料電池の電極に供給される反応ガスが通る、互いに独立した複数のガス供給用流路と、隣り合う2つのガス供給用流路をつなぐ連結流路と、を備える。連結流路は、2つのガス供給用流路に対して斜めに接続される。
本発明の他の態様は、燃料電池である。当該燃料電池は、電解質膜、電解質膜の一方の面側に配置されるアノード触媒層、及び電解質膜の一方の面と反対の面側に配置されるカソード触媒層で構成される膜電極接合体と、膜電極接合体を挟む一対の燃料電池用セパレータと、を備える。一対の燃料電池用セパレータは、少なくとも一方が上記態様の燃料電池用セパレータである。
本発明によれば、燃料電池における反応ガスの拡散性を向上させることができる。
実施の形態に係る燃料電池の構造を模式的に示す断面図である。 図2(A)は、ガス拡散層に接する主表面側から見た燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。図2(B)は、ガス供給用流路と連結流路とを含む領域の一部を拡大して模式的に示す平面図である。 図3(A)は、比較例1に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。図3(B)は、比較例2に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。図3(C)は、実施の形態に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。 変形例に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。 図5(A)は、比較例3に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。図5(B)は、変形例に係る燃料電池用セパレータを模式的に示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。なお、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る燃料電池の構造を模式的に示す断面図である。本実施の形態の燃料電池1は、膜電極接合体10と、アノードガス拡散層20と、カソードガス拡散層40と、一対の燃料電池用セパレータ60,80とを備える。膜電極接合体10は、略平板状である。アノードガス拡散層20とカソードガス拡散層40とは、膜電極接合体10を挟んで互いの主表面が対向するように設けられる。また、アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40それぞれの膜電極接合体10とは反対の主表面側には、燃料電池用セパレータ60,80が設けられる。燃料電池1の厚さは、例えば1.2mm以下である。本実施の形態の燃料電池1は、膜電極接合体10、アノードガス拡散層20、カソードガス拡散層40及び燃料電池用セパレータ60,80で構成される単セルを1組備えるが、複数組の単セルが積層されてなるスタック構造を有してもよい。本実施の形態の燃料電池1は、固体高分子形燃料電池(PEFC)である。
膜電極接合体10は、電解質膜12と、電解質膜12の一方の面側に配置されるアノード触媒層14と、電解質膜12のアノード触媒層14が配置される側の面と反対の面側に配置されるカソード触媒層16とで構成される。本実施の形態では、アノード触媒層14は電解質膜12の一方の主表面側に配置され、カソード触媒層16は電解質膜12の他方の主表面側に配置される。
電解質膜12は、湿潤状態において良好なイオン伝導性を示し、アノード触媒層14とカソード触媒層16との間でプロトンを移動させるイオン交換膜として機能する。電解質膜12は、例えば含フッ素重合体や非フッ素重合体等の固体高分子材料によって形成される。電解質膜12の材料としては、スルホン酸型パーフルオロカーボン重合体、ポリサルホン樹脂、ホスホン酸基又はカルボン酸基を有するパーフルオロカーボン重合体等を用いることができる。スルホン酸型パーフルオロカーボン重合体の例としては、ナフィオン(デュポン社製、登録商標)112等が挙げられる。非フッ素重合体の例としては、スルホン化された、芳香族ポリエーテルエーテルケトンやポリスルホン等が挙げられる。電解質膜12の厚さは、例えば5μm以上50μm以下である。
アノード触媒層14及びカソード触媒層16は、それぞれイオン交換樹脂及び触媒粒子、場合によって触媒粒子の担体を有する。アノード触媒層14及びカソード触媒層16が有するイオン交換樹脂は、触媒粒子と電解質膜12を接続し、両者間においてプロトンを伝達する役割を果たす。このイオン交換樹脂は、電解質膜12と同様の高分子材料から形成することができる。触媒粒子としては、Sc、Y、Ti、Zr、V、Nb、Fe、Co、Ni、Ru、Rh、Pd、Pt、Os、Ir、ランタノイド系列元素やアクチノイド系列の元素の中から選ばれる合金や単体といった触媒金属が挙げられる。また、触媒粒子の担体としては、例えばアセチレンブラック、ケッチェンブラック、カーボンナノチューブ等の炭素粒子を用いることができる。アノード触媒層14及びカソード触媒層16の厚さは、それぞれ、例えば1μm以上100μm以下である。
アノードガス拡散層20は、膜電極接合体10のアノード触媒層14側の主表面に積層される。カソードガス拡散層40は、膜電極接合体10のカソード触媒層16側の主表面に積層される。アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40は、電子伝導性を有する多孔体であればよく、その材料として公知のものを使用することができる。例えば、アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40には、金属板、金属フィルム、導電性高分子、カーボンペーパー、カーボンの織布又は不織布等を使用することができる。
また、アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40は、導電性粒子及び/又は導電性線維と、熱可塑性樹脂との混合材料で構成されてもよい。導電性粒子としては、例えば、カーボンブラック、人造黒鉛、天然黒鉛、膨張黒鉛等のカーボン粒子や、金属粒子等を用いることができる。導電性繊維としては、例えば、ポリアクリロニトリル系炭素繊維、レーヨン系炭素繊維、ピッチ系炭素繊維、カーボンナノチューブ等のカーボンファイバーや、金属繊維等を用いることができる。熱可塑性樹脂としては、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)、PFA(テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体)、FEP(テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン共重合体)、ETFE(テトラフルオロエチレン・エチレン共重合体)等のフッ素系樹脂を用いることができる。アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40の厚さは、例えば30μm以上550μm以下である。
なお、アノード触媒層14とアノードガス拡散層20とが積層された構造をアノード電極あるいはアノードと称し、カソード触媒層16とカソードガス拡散層40とが積層された構造をカソード電極あるいはカソードと称する場合がある。
燃料電池用セパレータ60は、アノードガス拡散層20の主表面に積層される。燃料電池用セパレータ60は、セパレータ本体62と、冷却剤流路64と、ガス供給用流路66とを備える。なお、燃料電池用セパレータ60の詳細な構造は、後に説明する。
セパレータ本体62は、導電性及び熱伝導性を有する略平板状の部材であり、一方の主表面がアノードガス拡散層20の主表面と接するように設けられる。セパレータ本体62の材料としては、公知のものを使用することができる。例えば、セパレータ本体62の材料としては、カーボン、グラファイト等の炭素材料や、ステンレス、チタン等の金属材料を使用することができる。これらの中でも、グラファイトは、微細加工が可能であり、特殊な表面処理を施さなくとも高温、高湿、及び高電位の環境下で劣化し難いため、より好ましい。セパレータ本体62の材料にグラファイトを用いる場合、セパレータ本体62の厚さを500μm以下(最薄部分300μm以下)とすることができる。セパレータ本体62がこのような厚さを有する場合、セパレータ本体62は、弾性率が40GPa以上、且つ強度が0.1GPa以上であることが望ましい。これにより、セパレータ本体62の破損をより確実に回避することができる。
冷却剤流路64は、燃料電池1を冷却するための冷却剤が通る流路である。冷却剤としては、例えばアルカリ性を呈するように調質剤が添加された水等の冷却液が用いられる。冷却剤流路64は、燃料電池用セパレータ60のアノードガス拡散層20とは反対側の主表面側に配置される。冷却剤流路64は、セパレータ本体62の主表面に形成された溝、すなわちセパレータ本体62の主表面に沿って延在する凹部によって構成される。
セパレータ本体62の表面に溝を形成する方法としては、セパレータ本体62がグラファイト製である場合は、例えばドライエッチング法等を用いることができる。セパレータ本体62が金属製である場合は、例えばウェットエッチング法等を用いることができる。これにより、微細な溝を形成することができるため、セパレータ本体62の小型化を図ることができ、ひいては燃料電池1の小型化を図ることができる。
ガス供給用流路66は、セパレータ本体62のアノードガス拡散層20側の主表面に設けられる。ガス供給用流路66は、燃料電池1のアノード電極に供給される反応ガスとして、水素ガス等の燃料ガスが通る流路である。燃料ガスは、ガス供給用流路66を通じてアノードガス拡散層20に供給され、アノードガス拡散層20からアノード触媒層14に供給される。また、膜電極接合体10での電極反応によって生成される水がアノードガス拡散層20側にも至る場合には、ガス供給用流路66は、当該水の排水路としても機能する。
ガス供給用流路66は、セパレータ本体62の主表面に形成された溝、すなわちセパレータ本体62の主表面に沿って延在する凹部によって構成される。セパレータ本体62の表面にガス供給用流路66用の溝を形成する方法は、冷却剤流路64用の溝を形成する方法と同様である。これにより、微細な溝を形成することができるため、セパレータ本体62の小型化を図ることができ、ひいては燃料電池1の小型化を図ることができる。
燃料電池用セパレータ80は、カソードガス拡散層40の主表面に積層される。燃料電池用セパレータ80は、燃料電池用セパレータ60と同様に、セパレータ本体82と、冷却剤流路84と、ガス供給用流路86とを備える。なお、燃料電池用セパレータ80の詳細な構造は、後に説明する。
セパレータ本体82は、導電性及び熱伝導性を有する略平板状の部材であり、一方の主表面がカソードガス拡散層40の主表面と接するように設けられる。セパレータ本体82の材料としては、セパレータ本体62と同様のものを使用することができる。
冷却剤流路84は、燃料電池1を冷却するための冷却剤が通る流路である。冷却剤としては、冷却剤流路64を流れる冷却剤と同様のものを使用することができる。冷却剤流路84は、燃料電池用セパレータ80のカソードガス拡散層40とは反対側の主表面側に配置される。冷却剤流路84は、セパレータ本体82の主表面に形成された溝、すなわちセパレータ本体82の主表面に沿って延在する凹部によって構成される。セパレータ本体82への溝の形成方法は、セパレータ本体62の場合と同様である。
ガス供給用流路86は、セパレータ本体82のカソードガス拡散層40側の主表面に設けられる。ガス供給用流路86は、燃料電池1のカソード電極に供給される反応ガスとして、空気等の酸化剤ガスが通る流路である。酸化剤ガスは、ガス供給用流路86を通じてカソードガス拡散層40に供給され、カソードガス拡散層40からカソード触媒層16に供給される。また、ガス供給用流路86は、カソード触媒層16で生成される水の排水路としても機能する。ガス供給用流路86の形成方法は、ガス供給用流路66の場合と同様である。
燃料電池用セパレータ60,80の厚さは、例えば50μm以上500μm以下である。なお、図1では、冷却剤流路64,84、及びガス供給用流路66,86は、それぞれ5つ図示されているが、その数は特に限定されず、燃料電池用セパレータ60,80や各流路の大きさ等に応じて適宜設定することができる。
上述した固体高分子形の燃料電池1では、以下の反応が起こる。すなわち、アノードガス拡散層20を介してアノード触媒層14に燃料ガスとしての水素ガスが供給されると、アノード触媒層14において下記式(1)で示す反応が起こり、水素がプロトンと電子に分解される。プロトンは、電解質膜12中をカソード触媒層16側へ移動する。電子は、アノードガス拡散層20及び燃料電池用セパレータ60を経由して外部回路(図示せず)に移動し、外部回路から燃料電池用セパレータ80及びカソードガス拡散層40を経由してカソード触媒層16に流れ込む。一方、カソードガス拡散層40を介してカソード触媒層16に酸化剤ガスとしての空気が供給されると、カソード触媒層16において下記式(2)で示す反応が起こり、空気中の酸素がプロトン及び電子と反応して水になる。この結果、外部回路においてアノードからカソードに向かって電子が流れることとなり、電力を取り出すことができる。
アノード触媒層14:H→2H+2e (1)
カソード触媒層16:2H+(1/2)O+2e→HO (2)
続いて、燃料電池用セパレータ60,80の構造について詳細に説明する。燃料電池用セパレータ60と燃料電池用セパレータ80とは同様の構造を有するため、ここでは、燃料電池用セパレータ80を例に挙げて説明する。図2(A)は、カソードガス拡散層40に接する主表面側から見た燃料電池用セパレータ80を模式的に示す平面図である。図2(B)は、ガス供給用流路86と連結流路88とを含む領域の一部を拡大して模式的に示す平面図である。なお、図1と図2(A)とでは、ガス供給用流路86の数が異なるが、図1ではガス供給用流路86を視認しやすくするために、便宜的に図示する数を減らしている。
燃料電池用セパレータ80は、セパレータ本体82と、冷却剤流路84(図1参照)と、ガス供給用流路86と、連結流路88と、反応ガス前室90と、反応ガス後室92とを備える。
セパレータ本体82は、平面視で略矩形状の平板部材である。上述のように、燃料電池用セパレータ80のカソードガス拡散層40とは反対側の主表面には冷却剤流路84が設けられる。セパレータ本体82のカソードガス拡散層40に接する側の主表面には、ガス供給用流路86、連結流路88、反応ガス前室90及び反応ガス後室92が設けられる。ガス供給用流路86、連結流路88、反応ガス前室90及び反応ガス後室92は、例えば、燃料電池用セパレータ80の主表面に設けられる凹部によって構成される。反応ガス前室90は、セパレータ本体82の一端側、すなわち矩形状のセパレータ本体82の一辺側に配置される。反応ガス後室92は、セパレータ本体82の当該一端側と反対の他端側、すなわち矩形状のセパレータ本体82の前記一辺と反対の他辺側に配置される。そして、反応ガス前室90と反応ガス後室92との間にガス供給用流路86及び連結流路88が設けられる。
ガス供給用流路86は、上述のように酸化剤ガスが流れる流路であり、且つ電極反応の生成水が流れる排水路である。ガス供給用流路86は、セパレータ本体82に複数設けられる。複数のガス供給用流路86は、略直線状であり、互いに交わることなく延在する。すなわち、複数のガス供給用流路86は互いに独立している。本実施の形態では、複数のガス供給用流路86は互いに略平行に延在している。複数のガス供給用流路86のそれぞれの一端86aは、反応ガス前室90に接続される。複数のガス供給用流路86のそれぞれの他端86bは、反応ガス後室92に接続される。
反応ガス前室90は、反応ガスとしての酸化剤ガスが流入するガス入口90aを有する。反応ガス前室90には、酸化剤供給用のマニホールド(図示せず)からガス入口90aを介して酸化剤ガスが流入する。反応ガス前室90に流入した酸化剤ガスは、反応ガス前室90からそれぞれのガス供給用流路86に分配される。ガス供給用流路86に流入した酸化剤ガスは、一端86aから他端86bに向けて流れるとともに、カソードガス拡散層40に供給される。
反応ガス後室92は、反応ガスとしての酸化剤ガスが排出されるガス出口92aを有する。それぞれのガス供給用流路86を流れる酸化剤ガスの一部は、カソードガス拡散層40に供給されずに他端86bから反応ガス後室92に流入する。反応ガス後室92に流入した酸化剤ガスは、ガス出口92aを介して燃料電池1の外部に排出される。
ガス入口90aと、ガス出口92aとは、複数のガス供給用流路86の配列方向A(図2(A)中の矢印Aで示す方向)において互いにずれて配置される。すなわち、略矩形状のセパレータ本体82における、反応ガス前室90が配置される辺及び反応ガス後室92が配置される辺に対して直交する2つの辺のうち、一方の辺寄りにガス入口90aが配置され、他方の辺寄りにガス出口92aが配置される。
連結流路88は、隣り合う2つのガス供給用流路86をつなぐ流路である。したがって、互いに独立する2つのガス供給用流路86は、連結流路88によって接続される。連結流路88は、略直線状であり、2つのガス供給用流路86に対して斜めに接続される。すなわち、連結流路88は、ガス供給用流路86における連結流路88が接続される領域86cの延在方向B(図2(B)中の矢印Bで示す方向)に対して斜めに延在する。連結流路88の延在方向C(図2(B)中の矢印Cで示す方向)と領域86cの延在方向Bとは、直交せず斜めに交わる。本実施の形態では、ガス供給用流路86は直線状であるため、領域86cの延在方向Bはガス供給用流路86全体の延在方向D(図2(A)中の矢印Dで示す方向)に等しい。
連結流路88は、直線状であり、且つ隣り合う2つのガス供給用流路86のそれぞれに対して斜めに接続される。このため、連結流路88の一方の端部88aは、連結流路88の他方の端部88bよりも反応ガス前室90寄りに位置する。このため、ガス供給用流路86を流れる酸化剤ガスは、連結流路88に一方の端部88aから流入して、他方の端部88bから流出する。
具体的には、隣り合う2つのガス供給用流路86m,86nのうち、ガス供給用流路86mに連結流路88の一方の端部88aが接続され、ガス供給用流路86nに連結流路88の他方の端部88bが接続される構造において、ガス供給用流路86mを流れる酸化剤ガスの一部が、一方の端部88aから連結流路88に流入する。そして、連結流路88内の酸化剤ガスは、他方の端部88bからガス供給用流路86nに流入する。
ガス供給用流路86mを流れる酸化剤ガスが、ガス供給用流路86mと連結流路88とに分岐する際、その分岐角度は鋭角となる。また、連結流路88を流れる酸化剤ガスが、ガス供給用流路86nを流れる酸化剤ガスと合流する際、その合流角度は鋭角となる。したがって、ガス供給用流路86mと連結流路88との分岐角度は鋭角であり、連結流路88とガス供給用流路86nとの合流角度も鋭角である。
このように、ガス供給用流路86に対して連結流路88を斜めに接続することで、連結流路88の一方の端部88aが接続されるガス供給用流路86mを流れる酸化剤ガスを、連結流路88へ円滑に流入させることができる。また、連結流路88内の酸化剤ガスを、連結流路88の他方の端部88bが接続されるガス供給用流路86nに円滑に流入させることができる。ガス供給用流路86と連結流路88との分岐角度及び合流角度はそれぞれ、例えば、20度以上80度以下である。各角度が20度以上であると、連結流路88に酸化剤ガスが流れ過ぎて、その結果、ガス供給用流路86における酸化剤ガスの流れが阻害されることを抑制することができる。また、各角度が80度以下であると、ガス供給用流路86から連結流路88に酸化剤ガスを円滑に流すことができる。
カソードガス拡散層40に燃料電池用セパレータ80が積層された構造では、カソードガス拡散層40の燃料電池用セパレータ80側の主表面のうち、燃料電池用セパレータ80の表面に接する領域X(図1参照)において、生成水が溜まりやすい傾向にあった。領域Xに生成水が溜まると、領域Xと、その下方の領域への酸化剤ガスの拡散が阻害される。この結果、燃料電池1の発電効率が低下するおそれがあった。これに対し、本実施の形態では、2つのガス供給用流路86の間に連結流路88が設けられている。このため、領域Xにある生成水を連結流路88に析出させることができる。また、連結流路88はガス供給用流路86に対して斜めに接続されているため、連結流路88を流れる酸化剤ガスによって、連結流路88に析出した生成水を反応ガス後室92側に迅速に排出することができる。
また、連結流路88は、反応ガス前室90と反応ガス後室92とが並ぶ方向(図2(A)中の矢印Dで示す方向)において反応ガス前室90に近い側の端部88aが、反応ガス後室92に近い側の端部88bよりも、複数のガス供給用流路86の配列方向Aにおいてガス入口90a寄りに位置する。すなわち、連結流路88における酸化剤ガスの流れの上流側に位置する端部88aは、下流側に位置する端部88bよりも、ガス供給用流路86の配列方向Aにおいてガス入口90aに近い。また、下流側の端部88bは、上流側の端部88aよりも配列方向Aにおいてガス出口92aに近い。これにより、反応ガス前室90からの距離が等しい位置における、複数のガス供給用流路86を流れる酸化剤ガスの圧力の均一化を図ることができる。
図3(A)〜図3(C)を参照しながら、燃料電池用セパレータにおける反応ガスの圧力分布について説明する。図3(A)は、比較例1に係る燃料電池用セパレータ180を模式的に示す平面図である。図3(B)は、比較例2に係る燃料電池用セパレータ280を模式的に示す平面図である。図3(C)は、実施の形態に係る燃料電池用セパレータ80を模式的に示す平面図である。図3(A)〜図3(C)に示す破線は等圧線であり、各等圧線に付された数値は圧力値(kPa)である。
比較例1の燃料電池用セパレータ180は、連結流路88が設けられていない点が実施の形態に係る燃料電池用セパレータ80と異なる。このような燃料電池用セパレータ180では、特にガス供給用流路の配列方向の中央領域において、等圧線が縦に延びている。すなわち、等圧線の延在方向が、ガス供給用流路の延在方向に対して平行に近い。したがって、反応ガス前室からの距離が等しい位置における反応ガスの圧力分布は、不均一である。
比較例2の燃料電池用セパレータ280は、比較例1の燃料電池用セパレータ180に比べて、反応ガス前室及び反応ガス後室の容積が拡大されている。これにより、比較例1に比べて、等圧線の延在方向をガス供給用流路の延在方向に対して直交する方向に近づけることができる。すなわち、反応ガス前室からの距離が等しい位置における反応ガスの圧力分布をより均一化することができる。しかしながら、燃料電池用セパレータ280では、反応ガス前室及び反応ガス後室が拡大されているため、燃料電池1が大型化してしまう。また、大型化により製造コストの増大も生じ得る。
これに対し、実施の形態に係る燃料電池用セパレータ80は、連結流路88を備えることで、反応ガスの圧力分布が燃料電池用セパレータ180よりも均一になっている。したがって、反応ガス前室90及び反応ガス後室92の容積拡大による燃料電池1の大型化を招くことなく、反応ガスの圧力分布を均一化することができる。
また、本実施の形態の燃料電池用セパレータ80において、複数のガス供給用流路86は、反応ガス前室90寄りの一端86a側から反応ガス後室92寄りの他端86b側に向かって、表面の親水性が段階的又は連続的に高くなっている。これにより、ガス供給用流路86及び連結流路88に析出する生成水を、反応ガス後室92側に移動させやすくすることができる。また、生成水だけでなく、反応ガス中の水分が凝縮することで生じる凝縮水も、反応ガス後室92側に移動し易くなる。
ガス供給用流路86の表面の親水性を変化させる方法としては、例えば、ガス供給用流路86の表面の親水化にプラズマ処理、あるいはコロナ処理を用いる場合に、他端86b側に近づくにつれてプラズマ、あるいはコロナの強度を高める方法を挙げることができる。あるいは、他端86b側に近づくにつれて徐々にガス供給用流路86の搬送速度を遅くする方法を挙げることができる。その他、プラズマ処理であれば、プラズマが他端86b側に近いほど高い強度で照射されるよう、プラズマの照射ゾーンにおいて、燃料電池用セパレータを斜めに傾けた状態で搬送する方法等を挙げることができる。また、ガス供給用流路86の表面の親水化に過酸化水素処理を用いる場合に、他端86bに近づくにつれて過酸化水素に接触させる時間を長くする方法を挙げることができる。なお、あくまでも一端86a側と他端86b側とを対比した場合に、他端86b側の親水性が高いというだけであり、ガス供給用流路86は、一端86a側であっても十分な親水性を有する。
ガス供給用流路86の寸法は、例えば、深さが30μm以上450μm以下、幅が100μm以上1000μm以下、隣り合うガス供給用流路86間の距離が100μm以上1000μm以下である。連結流路88の寸法は、例えば、深さが10μm以上250μm以下、幅が20μm以上200μm以下である。連結流路88の流路断面積をガス供給用流路86の流路断面積よりも小さくすることで、ガス供給用流路86における酸化剤ガスの流れが連結流路88よって阻害されることを、抑制することができる。
燃料電池用セパレータ60は、燃料電池用セパレータ80と同様の構造を有する。このため、燃料電池用セパレータ60に設けられる連結流路68、反応ガス前室70及び反応ガス後室72の図示と、燃料電池用セパレータ60の詳細な説明とは省略する。
以上説明したように、本実施の形態の燃料電池用セパレータ60,80は、セパレータ本体62,82と、ガス供給用流路66,86と、ガス供給用流路66,86に対して斜めに接続される連結流路68,88とを備える。これにより、アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40から燃料電池用セパレータ60,80への水の排出を促進させることができる。すなわち、アノードガス拡散層20及びカソードガス拡散層40の排水性を高めることができる。これにより、燃料電池1における反応ガスの拡散性を向上させることができる。そして、これにより燃料電池1の発電性能を向上させることができる。
また、連結流路88は、反応ガス前室90と反応ガス後室92とが並ぶ方向で反応ガス前室90寄りの端部88aが、他方の端部88bに比べて、ガス供給用流路86の配列方向Aにおいてガス入口90a寄りに配置される。これにより、反応ガス前室90からの距離が等しい位置における、複数のガス供給用流路86を流れる酸化剤ガスの圧力の均一化を図ることができる。よって、燃料電池1の発電性能をより向上させることができる。
さらに、ガス供給用流路66,86は、反応ガスの流れの上流側から下流側に向かって表面の親水性が高くなっている。これにより、燃料電池用セパレータ60,80の排水性を高めることができるため、燃料電池用セパレータ60,80から迅速に水を排出することができる。よって、燃料電池1における反応ガスの拡散性の向上を促進させることができ、燃料電池1の発電性能をより向上させることができる。また、燃料電池用セパレータ60,80の排水性が高いため、ガス供給用流路66,86における水詰まりの発生を抑制することができる。このため、ガス供給用流路66,86の流路断面積を小さくすることができ、ひいては燃料電池1の小型化、薄型化が可能となる。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施の形態も本発明の範囲に含まれうるものである。
(変形例)
図4は、変形例に係る燃料電池用セパレータ80を模式的に示す平面図である。実施の形態に係る燃料電池用セパレータ80のガス供給用流路86は、ストレート型の流路形状を有するが、変形例に係る燃料電池用セパレータ80のガス供給用流路86は、サーペンタイン型の流路形状を有する。以下、変形例に係る燃料電池用セパレータについて実施の形態と異なる構成を中心に説明する。実施の形態と同様の構成については同一の符号を付し、その説明及び図示は適宜省略する。また、本変形例でも燃料電池用セパレータ60と燃料電池用セパレータ80とは同様の構造を有するため、燃料電池用セパレータ80を例に挙げて説明する。
変形例に係る燃料電池用セパレータ80は、実施の形態に係る燃料電池用セパレータ80と同様に、セパレータ本体82と、冷却剤流路84(図1参照)と、ガス供給用流路86と、連結流路88と、反応ガス前室90と、反応ガス後室92とを備える。ガス供給用流路86がサーペンタイン型の流路形状の場合でも、2つのガス供給用流路86に対して斜めに接続される連結流路88を設けることで、カソードガス拡散層40から燃料電池用セパレータ80への水の排出を促進させることができる。これにより、燃料電池1における反応ガスの拡散性を向上させることができる。
また、サーペンタイン型のガス供給用流路86を有する燃料電池用セパレータ80では、複数のガス供給用流路86の一端86aの並ぶ方向において両端に位置する2つの一端86aの間の領域における中央部に、ガス入口90aが配置される。あるいは、一端86aが並ぶ方向において両端に位置する2つの一端86aの間の領域における中央部に、ガス入口90aの中心が配置される。そして、連結流路88は、反応ガス流れの上流側の端部88aが下流側の端部88bに比べて、ガス供給用流路86の配列の中央にあるガス供給用流路86に近くなるように配置される。これにより、複数のガス供給用流路86を流れる酸化剤ガスの圧力の均一化を図ることができる。
図5(A)及び図5(B)を参照しながら、サーペンタイン型流路を有する燃料電池用セパレータにおける反応ガスの圧力分布について説明する。図5(A)は、比較例3に係る燃料電池用セパレータ380を模式的に示す平面図である。図5(B)は、変形例に係る燃料電池用セパレータ80を模式的に示す平面図である。図5(A)及び図5(B)に示す破線は等圧線であり、各等圧線に付された数値は圧力値(kPa)である。なお、図5(A)及び図5(B)では、反応ガス前室90及び反応ガス後室92の図示を省略している。
比較例3の燃料電池用セパレータ380は、連結流路88が設けられていない点で変形例に係る燃料電池用セパレータ80と異なる。このような、燃料電池用セパレータ380では、反応ガスの流れる方向に対して直交する方向における反応ガスの圧力分布が不均一である。これに対し、変形例に係る燃料電池用セパレータ80は、連結流路88を備えることで、反応ガスの圧力分布が燃料電池用セパレータ380よりも均一になっている。これにより、燃料電池1の発電性能をより向上させることができる。
燃料電池用セパレータ60は、燃料電池用セパレータ80と同様の構造を有するため、同様の効果を奏することができる。
(その他)
上述した実施の形態では、燃料電池用セパレータ60及び燃料電池用セパレータ80の両方が、連結流路68,88を備える。しかしながら、特にこの構成に限定されず、燃料電池用セパレータ60及び燃料電池用セパレータ80の少なくとも一方が連結流路を有していればよい。また、複数のガス供給用流路66,86の全てにおいて、表面の親水性が変化しているが、特にこの構成に限定されず、複数のガス供給用流路66,86のうち少なくとも1つにおいて、表面の親水性が変化していればよい。また、上述した実施の形態において、燃料電池1は、固体高分子形燃料電池である。しかしながら、特にこの構成に限定されず、燃料電池1は、アルカリ電解質形燃料電池(AFC)等の他の形の燃料電池であってもよい。
1 燃料電池、 10 膜電極接合体、 12 電解質膜、 14 アノード触媒層、 16 カソード触媒層、 60,80 燃料電池用セパレータ、 62,82 セパレータ本体、 66,86 ガス供給用流路、 68,88 連結流路、 70,90 反応ガス前室、 90a ガス入口、 72,92 反応ガス後室、 92a ガス出口。

Claims (4)

  1. セパレータ本体と、
    前記セパレータ本体に設けられ、燃料電池の電極に供給される反応ガスが通る、互いに独立した複数のガス供給用流路と、
    隣り合う2つの前記ガス供給用流路をつなぐ連結流路と、
    を備え、
    前記連結流路は、前記2つのガス供給用流路に対して斜めに接続されることを特徴とする燃料電池用セパレータ。
  2. 前記反応ガスが流入するガス入口を有し、前記複数のガス供給用流路のそれぞれの一端が接続される反応ガス前室と、
    前記反応ガスが排出されるガス出口を有し、前記複数のガス供給用流路のそれぞれの他端が接続される反応ガス後室と、
    を備え、
    前記ガス入口と、前記ガス出口とは、前記複数のガス供給用流路の配列方向において互いにずれて配置され、
    前記連結流路は、前記反応ガス前室と前記反応ガス後室とが並ぶ方向において前記反応ガス前室に近い側の端部が、当該方向において前記反応ガス後室に近い側の端部よりも、前記複数のガス供給用流路の配列方向において前記ガス入口寄りに位置する請求項1に記載の燃料電池用セパレータ。
  3. 前記反応ガスが流入するガス入口を有し、前記複数のガス供給用流路のそれぞれの一端が接続される反応ガス前室と、
    前記反応ガスが排出されるガス出口を有し、前記複数のガス供給用流路のそれぞれの他端が接続される反応ガス後室と、
    を備え、
    前記複数のガス供給用流路のうち少なくとも1つは、前記一端側から前記他端側に向かって表面の親水性が段階的又は連続的に高くなる請求項1又は2に記載の燃料電池用セパレータ。
  4. 電解質膜、前記電解質膜の一方の面側に配置されるアノード触媒層、及び前記電解質膜の前記一方の面と反対の面側に配置されるカソード触媒層で構成される膜電極接合体と、
    前記膜電極接合体を挟む一対の燃料電池用セパレータと、
    を備え、
    前記一対の燃料電池用セパレータは、少なくとも一方が請求項1乃至3のいずれか1項に記載の燃料電池用セパレータであることを特徴とする燃料電池。
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