JP2017003758A - プロジェクター - Google Patents

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Abstract

【課題】画像に乱れが生じることを抑制できるプロジェクターを提供すること。【解決手段】プロジェクター1は、光源装置21と、光源装置21から出射された光を変調して、第1変調光として出射する第1光変調装置(調光ライトバルブ42)と、第1変調光を変調して、第2変調光として出射する第2光変調装置(画像形成ライトバルブ61)と、第2変調光を投射する投射光学装置8と、第1光変調装置と第2光変調装置との間の光路上に配置され、第1変調光を第2光変調装置に結像させる複数のレンズを有するリレー装置5と、第1変調光を拡散させて、第2光変調装置に入射させる光拡散装置9と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクターに関する。
従来、光源から出射された光を変調して画像情報に応じた画像を形成し、当該画像をス
クリーン等の被投射面上に拡大投射するプロジェクターが知られている。このようなプロ
ジェクターとして、空間変調素子を直列に2つ並べたものが知られている(例えば、特許
文献1参照)。
この特許文献1に記載のプロジェクターでは、2つ以上の空間変調素子(色変調ライト
バルブ及び輝度変調ライトバルブ)が直列に配置される他、リレー光学系が、これら空間
変調素子の間に設けられている。そして、一方の空間変調素子(色変調ライトバルブ)か
ら出射された光は、リレー光学系を介して、他方の空間変調素子(輝度変調ライトバルブ
)に入射される。これにより、形成及び投射される画像のコントラストが高められる。
なお、上記特許文献1に記載のプロジェクターでは、リレー光学系は、上記一方の空間
変調素子の像を他方の空間変調素子に完全には結像させず、デフォーカス状態としている
。これにより、空間変調素子の画素間のブラックマトリクスによるモアレの発生が抑制さ
れている。
特開2007−218946号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のプロジェクターでは、デフォーカス像は、上記
一方の空間変調素子に入射される光の配向分布に依存する。このため、配光分布が離散的
である場合(例えばインテグレーター系を通過後)は、デフォーカス像も離散的になり、
空間変調素子の画素間のブラックマトリクスが目立ちやすく、モアレが発生しやすいとい
う問題がある。また、光源の位置ずれなどにより配光分布に偏りが生じた場合、照明分布
に変化が生じ、投射画像に本来は無いスジのようなものが生じてしまう。
本発明は、上記課題の少なくとも一部を解決することを目的としたものであり、画像に
乱れが生じることを抑制できるプロジェクターを提供することを目的の1つとする。
本発明の一態様に係るプロジェクターは、光源装置と、前記光源装置から出射された光
を変調して、第1変調光として出射する第1光変調装置と、前記第1変調光を変調して、
第2変調光として出射する第2光変調装置と、前記第2変調光を投射する投射光学装置と
、前記第1光変調装置と前記第2光変調装置との間の光路上に配置され、前記第1変調光
を前記第2光変調装置に結像させる複数のレンズを有するリレー装置と、前記第1変調光
を拡散させて、前記第2光変調装置に入射させる光拡散装置と、を備えることを特徴とす
る。
上記一態様によれば、第1光変調装置から出射された第1変調光は、複数のレンズを有
するリレー装置を介して第2光変調装置に結像される際に、光拡散装置によって拡散され
て当該第2光変調装置に入射される。これによれば、第1光変調装置による第1変調光を
拡散させて、第2光変調装置に入射させることができるので、第2光変調装置に入射され
る光の照明分布を、配光分布に依存しない照明分布とすることができる。このため、第1
光変調装置に入射する光の配光分布に左右されずに、第1光変調装置の画素間(ブラック
マトリクス)を目立たなくすることができ、ひいては、投射画像にモアレが生じることを
抑制できる。更に、投射画像に本来は無いスジが現れることを抑制できる。従って、投射
画像が乱れることを抑制できる。
上記一態様では、前記第1光変調装置は、入射される光を変調する複数の調光画素を有
し、前記第2光変調装置は、入射される光を変調する複数の変調画素を有し、前記光拡散
装置は、入射される1つの前記調光画素による前記第1変調光を、前記1つの調光画素に
対応する前記変調画素を含み、かつ、当該変調画素より大きな範囲に拡散させて、前記第
2光変調装置に入射させることが好ましい。
上記一態様によれば、それぞれの調光画素による第1変調光を、対応する変調画素を含
む広い範囲に入射させることができる。従って、上記モアレ及びスジの発生を確実に抑制
でき、投射画像が乱れることを確実に抑制できる。
上記一態様では、前記光拡散装置は、前記第1光変調装置と前記リレー装置との間、及
び、前記リレー装置と前記第2光変調装置との間の少なくともいずれかの光路上に配置さ
れ、入射される光を透過する透過板と、前記透過板に入射される光の中心軸に略垂直な回
動軸を中心として、前記透過板を往復回動させる駆動部と、を有することが好ましい。
ここで、透過板が第1変調光の中心軸に対して傾斜して配置されると、第1変調光が透
過板を通過する際の屈折によって、第2光変調装置における第1変調光の中心位置は、透
過板が傾斜していない場合に比べてずれる。このため、駆動部により透過板が上記回動軸
を中心として往復回動されることにより、対応する変調画素に入射される第1変調光の中
心位置を時間経過とともにずらすことができる。従って、透過板を通過する第1変調光を
確実に拡散させることができ、上記効果を好適に奏することができる。
上記一態様では、前記透過板は、前記第1光変調装置と前記リレー装置との間に配置さ
れ、入射される光を透過する第1透過板と、前記リレー装置と前記第2光変調装置との間
に配置され、入射される光を透過する第2透過板と、を含み、前記駆動部は、前記第1透
過板に入射される光の中心軸に略垂直な第1方向に沿う第1回動軸を中心として、前記第
1透過板を往復回動させる第1駆動部と、前記中心軸及び前記第1方向のそれぞれに略垂
直な第2方向に沿う第2回動軸を中心として、前記第2透過板を往復回動させる第2駆動
部と、を含むことが好ましい。
上記一態様によれば、第1駆動部及び第2駆動部によって往復回動される第1透過板及
び第2透過板により、第1変調光をそれぞれ異なる方向に拡散させることができる。これ
によれば、1つの調光画素による第1変調光を、対応する変調画素を含む広い範囲に確実
に入射させることができる。従って、上記効果を確実に奏することができる。
上記一態様では、前記第1駆動部による前記第1透過板の往復回動の周波数と、前記第
2駆動部による前記第2透過板の往復回動の周波数とは、異なることが好ましい。
上記一態様によれば、第1駆動部及び第2駆動部は、それぞれ異なる周波数にて第1透
過板及び第2透過板を往復回動させる。これによれば、調光画素毎の第1変調光の中心位
置を、当該中心位置の移動可能範囲内において至る所に移動させることができる。このた
め、当該調光画素毎の第1変調光を、対応する変調画素を含む広い範囲に均一に入射させ
ることができる。従って、上記画像の乱れが生じることを一層確実に抑制できる。
上記一態様では、前記複数の調光画素のうち、前記透過板の往復回動による前記第1変
調光の振幅方向に隣接する調光画素間のピッチをLとし、前記リレー装置の倍率をMとし
た場合、前記透過板の往復回動の振幅は、0.5ML以上、4ML以下であることが好ま
しい。
なお、透過板が上記第1透過板及び第2透過板を含む場合には、第1透過板及び第2透
過板のそれぞれの往復回動の振幅が、上記範囲を満たすこととしてもよく、一方の透過板
の往復回動の振幅のみが、上記範囲を満たすこととしてもよい。また、透過板の往復回動
の方向、すなわち、第1変調光の振幅の方向は、画素を囲む一辺に垂直な方向であっても
よく、対角方向であってもよい。
ここで、第1変調装置の画素間(ブラックマトリクス)目立たなくするには、上記透過
板の振幅を大きくし、第1変調光が入射される範囲を大きくすることが好ましい。しかし
ながら、当該範囲が大きくなりすぎると、ハローが目立つようになる。
これに対し、上記一態様によれば、透過板の往復回動の振幅が上記範囲を満たすことに
より、入射される第1変調光を確実に拡散させて、対応する変調画素を中心とし、かつ、
当該変調画素を含む広い範囲に入射さることができる。そして、第1変調光の中心位置が
移動されて、ブラックマトリクスの影を分散させることができるので、当該ブラックマト
リクスを目立たなくすることができる。従って、上記ブラックマトリクスを目立たなくさ
せることができる他、ハローが目立つことを抑制できる。特に、透過板の往復回動によっ
て移動される第1変調光の振幅の方向が、調光画素及び変調画素の対角方向である場合に
は、上記透過板の往復回動の振幅を0.5MLとすると、上記効果を一層好適に奏するこ
とができる。
上記一態様では、前記光拡散装置は、入射される前記第1変調光を拡散させて前記第2
光変調装置に入射させる拡散板を有することが好ましい。
上記一態様によれば、光拡散装置が、上記透過板及び上記駆動部を有する場合と同様に
、拡散板によって、当該拡散板を通過する第1変調光を確実に拡散させることができる。
従って、上記効果を好適に奏することができる。
上記一態様では、前記拡散板は、前記第1光変調装置と前記リレー装置との間に配置さ
れていることが好ましい。
ここで、拡散板が第2光変調装置に比較的近い場合には、入射される第1変調光を十分
に拡散させることができない可能性がある。
これに対し、拡散板が、第1光変調装置とリレー装置との間に配置されていることによ
り、第2光変調装置に比較的近い位置に配置されている場合に比べて、当該第2光変調装
置までの距離を長くすることができる。これによれば、拡散板によって第1変調光を確実
に拡散させて、第2光変調装置に入射させることができる。従って、上記効果をより確実
に奏することができる。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクターの内部構成を示す模式図。 上記第1実施形態における光学装置の一部を示す模式図。 上記第1実施形態における第1シフト素子を±D1方向に回動させた場合に1つの調光画素から出射された第1変調光の照射範囲を示す図。 上記第1実施形態における第1シフト素子及び第2シフト素子を±D1方向及び±D2方向に回動させた場合に1つの調光画素から出射された第1変調光の照明範囲を示す図。 上記第1実施形態における第1シフト素子及び第2シフト素子の回動態様を示す図。 上記第1実施形態における調光ライトバルブの各調光画素による調光状態を示す模式図。 上記第1実施形態における光拡散装置によって拡散させた第1変調光の画像形成ライトバルブの変調画素への入射範囲を示す模式図。 上記第1実施形態における第1シフト素子及び第2シフト素子の他の回動態様を示す図。 上記第1実施形態における第1シフト素子及び第2シフト素子の他の回動態様を示す図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクターが有する光学装置の一部を示す模式図。
[第1実施形態]
以下、本発明の第1実施形態について、図面に基づいて説明する。
[プロジェクターの外観構成]
図1は、本実施形態に係るプロジェクター1の内部構成を示す模式図である。
本実施形態に係るプロジェクター1は、光源から出射された光を変調して画像情報に応
じた画像を形成し、当該画像をスクリーン等の被投射面上に拡大投射するものである。こ
のプロジェクター1は、図1に示すように、照明装置2、色分離装置3、3つの調光装置
4、3つのリレー装置5、3つの画像形成装置6、色合成装置7、投射光学装置8及び3
つの光拡散装置9を有する光学装置10と、これら装置2〜9を内部に収納する外装筐体
(図示省略)と、を備える。この他、プロジェクター1は、図示を省略するが、プロジェ
クター1の動作を制御する制御装置、当該プロジェクター1の電子部品に電力を供給する
電源装置、及び、冷却対象を冷却する冷却装置を備える。
このようなプロジェクター1は、詳しくは後述するが、調光装置4の調光ライトバルブ
42によって、照明装置2から出射されて色分離装置3によって分離された色光の光軸直
交面内の照度分布を上記画像情報に応じて調整し、当該色光(第1変調光)を、対応する
画像形成装置6の画像形成ライトバルブ61によって更に変調して当該画像情報に応じた
画像を形成及び投射する。これにより、投射画像のコントラストが高められる。
このプロジェクター1において、調光ライトバルブ42と画像形成ライトバルブ61と
の間の光路上に位置するリレー装置5により、上記第1変調光の像は、画像形成ライトバ
ルブ61の変調面631に結像される。この際、対応する光路上に位置する光拡散装置9
が、調光ライトバルブ42の画素(以下、調光画素という場合がある)毎の第1変調光を
拡散させ、変調面631において対応する画素(以下、変調画素という場合がある)を含
む広い範囲に当該第1変調光を入射させる。これにより、ある調光画素による第1変調光
の照射範囲が拡大され、これにより、調光画素間が(ブラックマトリクスが形成されてい
る場合は画素を囲むブラックマトリクス)目立たなくなるため、投射画像においてモアレ
等の乱れが発生することが抑制される。
以下、プロジェクター1の上記光学装置10の構成について説明する。
[照明装置の構成]
照明装置2は、光源装置21及び均一化装置24を備え、色分離装置3に向けて、上記
光軸直交面内の照度分布が均一化された光束を出射する。
光源装置21は、超高圧水銀ランプ等の光源ランプ22及びリフレクター23を備え、
均一化装置24に向けて光束を出射する。なお、光源装置21は、このような構成に限ら
ず、固体光源を備える構成を採用してもよい。この場合、例えば、赤、緑及び青の各色光
を出射するLED(Light Emitting Diode)を備える構成としてもよく、励起光としての
青色光を出射するLD(Laser Diode)と、当該励起光により励起されて緑色光及び赤色
光を含む蛍光を出射する蛍光体とを備える構成としてもよい。
均一化装置24は、光源装置21から入射される光束の中心軸に直交する面内の照度分
布を均一化し、当該照度分布が均一化された光束を色分離装置3に向けて出射する。この
均一化装置24は、第1レンズアレイ25、第2レンズアレイ26、偏光変換素子27及
び重畳レンズ28を有する。
第1レンズアレイ25は、詳しい図示を省略するが、入射される光束の中心軸に直交す
る面内にマトリクス状に配列され、入射される光束を複数の部分光束に分割する複数の小
レンズを有する。第2レンズアレイ26も同様に複数の小レンズを有し、重畳レンズ28
、及び、色分離装置3に含まれる重畳レンズ38,39とともに、各小レンズの像を後述
する調光ライトバルブ42の変調面441(図2参照)に重畳させる。
偏光変換素子27は、第2レンズアレイ26から入射される各部分光束の偏光方向を揃
える機能を有する。すなわち、偏光変換素子27は、入射される光をp偏光及びs偏光の
いずれかに揃えて出射する。
[色分離装置]
色分離装置3は、照明装置2から入射される光束から、赤(R)、緑(G)及び青(B
)の各色光を分離するとともに、分離された各色光を、調光装置4、リレー装置5及び光
拡散装置9を介して、各画像形成装置6に導く機能を有する。この色分離装置3は、クロ
スダイクロイックミラー31、ダイクロイックミラー32、反射ミラー33〜37及び重
畳レンズ38,39を有する。
クロスダイクロイックミラー31は、照明装置2から入射される光の中心軸に対して略
45°の交差角で交差した2つのダイクロイックミラー311,312を有する。これら
のうち、一方のダイクロイックミラー311は、青色光を反射させ、緑色光及び青色光を
透過させる特性を有し、他方のダイクロイックミラー312は、青色光を透過させ、緑色
光及び赤色光を反射させる特性を有する。このため、クロスダイクロイックミラー31に
入射された光束のうち、青色光は、ダイクロイックミラー311によって反射され、緑色
光及び赤色光は、ダイクロイックミラー312によって反射されて、上記青色光とは反対
方向に進行する。
反射ミラー33は、分離された青色光を反射させて、当該青色光の光路を90°折り曲
げる。この青色光は、重畳レンズ38を通過して、調光装置4Bに入射される。そして、
当該調光装置4B及びリレー装置5Bを通過した青色光の光路は、反射ミラー34によっ
て90°折り曲げられ、当該青色光は、画像形成装置6Bに入射される。
反射ミラー35は、分離された緑色光及び赤色光を反射させて、これら色光の光路を9
0°折り曲げる。これら色光は、重畳レンズ39を通過して、ダイクロイックミラー32
に入射される。
ダイクロイックミラー32は、緑色光を反射させ、赤色光を透過させる。このダイクロ
イックミラー32にて反射された緑色光は、調光装置4Gを介して反射ミラー36に入射
され、当該反射ミラー36によって反射されて光路が90°折り曲げられた緑色光は、リ
レー装置5Gを介して画像形成装置6Gに入射される。
また、ダイクロイックミラー32を透過した赤色光は、調光装置4R及びリレー装置5
Rを通過した後、反射ミラー37によって反射されて光路が90°折り曲げられ、画像形
成装置6Rに入射される。
[調光装置の構成]
調光装置4は、色分離装置3によって分離された色光毎に設けられ、上記制御装置から
入力される画像情報に応じて、入射される色光の中心軸に直交する面内の照度分布を調整
する。これら調光装置4(赤、緑及び青の各色光用の調光装置を、それぞれ4R,4G、
4Bとする)は、それぞれ、入射された色光を平行化するフィールドレンズ41と、第1
光変調装置としての調光ライトバルブ42と、を備える。
調光ライトバルブ42は、入射側偏光板43、液晶パネル44及び出射側偏光板45を
備えて構成される。これらのうち、液晶パネル44は、透過型の液晶パネルにより構成さ
れ、当該液晶パネル44において入射される光束(色光)を変調する変調面441には、
複数の調光画素がマトリクス状に配列されている。そして、調光ライトバルブ42は、当
該液晶パネル44によって入射される光を変調して、画像情報に応じた上記照度分布を有
する第1変調光を出射する。
[リレー装置の構成]
図2は、光学装置10の一部を拡大して示す模式図であり、調光装置4及びリレー装置
5を介して画像形成装置6に入射される光の光路を示す模式図である。なお、図2におい
ては、色分離装置3が有する反射ミラーによる光路の変更を省略している。
リレー装置5は、色分離装置3によって分離された色光毎に設けられ、当該調光装置4
から入射される第1変調光の像(調光画素の像)を、画像形成装置6を構成する画像形成
ライトバルブ61の変調面631に結像させる機能を有する。このようなリレー装置5(
赤、緑及び青の各色光用のリレー装置を、それぞれ5R,5G,5Bとする)は、それぞ
れ、図1及び図2に示すように、ダブルガウスレンズ51と、一対のメニスカスレンズ5
2,53を有する。
ダブルガウスレンズ51は、第1変調光の入射順に、第1レンズ511、第1色消しレ
ンズ512、第2色消しレンズ513及び第2レンズ514を有する。なお、第1色消し
レンズ512及び第2色消しレンズ513は、2枚のレンズをそれぞれ組み合わせた構成
となっている。すなわち、第1色消しレンズ512は、レンズ5121とレンズ5122
とを貼り合せて構成され、第2色消しレンズ513は、レンズ5131とレンズ5132
とを貼り合せて構成されている。従って、第1色消しレンズ512及び第2色消しレンズ
513は、表面及び裏面と貼り合せ面との合計3つのレンズ面をそれぞれ有する。
一対のメニスカスレンズ52,53は、正の屈折力を有するレンズであり、それぞれ同
一形状を有する。これらメニスカスレンズ52,53は、対応する色光の光路上において
、ダブルガウスレンズ51を挟むようにして、当該ダブルガウスレンズ51を基準に対称
に配置されている。更に、メニスカスレンズ52,53は、ダブルガウスレンズ51側に
凸であるように配置されている(すなわち、凸面がダブルガウスレンズ51に向くように
配置されている)。
このような構成を有するリレー装置5により、図2に示すように、上記調光装置4の調
光ライトバルブ42から出射された調光画素毎の第1変調光は、対応する画像形成装置6
の画像形成ライトバルブ61において照明光軸Axを中心として対称に位置し、当該調光
ライトバルブ42の調光画素に対応する変調画素に結像される。
なお、メニスカスレンズ52は、対応する調光装置4の光出射側で、かつ、当該調光装
置4に近い位置に配置され、メニスカスレンズ53は、対応する画像形成装置6の光入射
側で、かつ、当該画像形成装置6に近い位置に配置される。そして、調光装置4とメニス
カスレンズ52との間には、光拡散装置9の後述する第1シフト素子91が配置され、メ
ニスカスレンズ53と画像形成装置6との間には、光拡散装置9の後述する第2シフト素
子92が配置される。この光拡散装置9の構成については、後に詳述する。
[画像形成装置の構成]
図1に戻り、画像形成装置6は、色分離装置3によって分離された色光毎に設けられ、
それぞれ入射される色光を変調して、上記制御装置から入力される画像情報に応じた画像
を形成する。これら画像形成装置6(赤、緑及び青の各色光用の画像形成装置を、それぞ
れ6R,6G,6Bとする)は、それぞれ、第2光変調装置としての画像形成ライトバル
ブ61を備え、当該画像形成ライトバルブ61は、入射側偏光板62、液晶パネル63及
び出射側偏光板64を備えて構成される。
これらのうち、液晶パネル63は、上記液晶パネル44と同様に、透過型の液晶パネル
により構成され、当該液晶パネル63において入射される光束(色光)を変調する変調面
631には、上記調光画素に対応する複数の変調画素がマトリクス状に配列されている。
そして、画像形成ライトバルブ61は、入射される第1変調光を変調画素毎に変調して上
記画像情報に応じた画像光である第2変調光を形成し、当該第2変調光を色合成装置7に
向けて出射する。
なお、液晶パネル63は、本実施形態では、上記液晶パネル44と解像度が同じである
。このため、液晶パネル63の各変調画素と、液晶パネル44の各調光画素とは、互いに
1対1で対応し、液晶パネル44の1つの調光画素によって変調された第1変調光は、液
晶パネル63が有する複数の変調画素のうち、対応する1つの変調画素に主に入射される
。しかしながら、これに限らず、調光ライトバルブ42を構成する液晶パネル44の変調
単位を1画素単位とするのではなく複数画素単位として、当該変調単位の数を、画像形成
ライトバルブ61を構成する液晶パネル63の変調画素数より少なくしてもよい。また、
液晶パネル63と液晶パネル44とは、解像度が異なっていてもよく、例えば、液晶パネ
ル63の解像度が液晶パネル44の解像度より高くてもよい。
[色合成装置及び投射光学装置の構成]
色合成装置7は、各画像形成装置6から入射される各色光の画像光(各色光の第2変調
光)を合成して投射画像を形成し、当該投射画像を投射光学装置8に向けて出射する。こ
の色合成装置7は、本実施形態では、3つの入射面と1つの出射面を有するクロスダイク
ロイックプリズムにより構成され、各入射面は、対応する画像形成ライトバルブ61に対
向し、出射面は、投射光学装置8に対向する。
投射光学装置8は、入射される投射画像を上記被投射面上に拡大投射する。この投射光
学装置8は、図示を省略するが、鏡筒と、当該鏡筒内に収納配置される複数のレンズとを
有する組レンズとして構成されている。
[光拡散装置の構成]
光拡散装置9は、色分離装置3によって分離された色光毎に設けられ、上記調光装置4
から入射される調光画素毎の第1変調光を拡散させて、リレー装置5を介して、画像形成
装置6が有する画像形成ライトバルブ61の変調面631(液晶パネル63の変調面63
1)において対応する変調画素を含む広い範囲に入射させる機能を有する。これら光拡散
装置9(赤、緑及び青の各色光用の光拡散装置を、それぞれ9R,9G、9Bとする)は
、図2に示すように、それぞれ、第1シフト素子91、第2シフト素子92、第1駆動部
93及び第2駆動部94を有する。
[第1シフト素子及び第2シフト素子の構成]
第1シフト素子91及び第2シフト素子92は、それぞれ本発明の透過板(第1透過板
及び第2透過板)に相当し、例えば合成樹脂やガラス等の光透過性材料により構成される
透光性部材である。本実施形態では、各シフト素子91,92は、当該材料により、光入
射側の面と光出射側の面とが平行な平板状に形成されている。
これらのうち、第1シフト素子91は、上記のように、それぞれ対応する調光装置4及
びリレー装置5の間に配置され、第2シフト素子92は、それぞれ対応するリレー装置5
及び画像形成装置6の間に配置される。そして、これらシフト素子91,92は、入射さ
れる第1変調光の中心軸に光入射側の面が直交する状態から第1駆動部93,94によっ
て往復回動され、入射される調光画素毎の第1変調光の照射位置をシフトさせる。
[第1駆動部及び第2駆動部の構成]
第1駆動部93及び第2駆動部94は、それぞれ本発明の駆動部(第1駆動部及び第2
駆動部)に相当し、上記制御装置による制御の下で駆動するアクチュエーターにより構成
される。これら第1駆動部93及び第2駆動部94は、それぞれ第1シフト素子91及び
第2シフト素子92に入射される第1変調光の中心軸に対する垂直方向に沿い、かつ、互
いに垂直な回動軸を中心として、各シフト素子91,92を所定周波数で往復回動させる
具体的に、第1駆動部93は、第1シフト素子91に入射される第1変調光の中心軸に
対して垂直な方向である第1方向に沿う第1回動軸R1(図3参照)を中心として、当該
中心軸に光入射面が直交した状態の第1シフト素子91を第1周波数(例えば、1440
Hz)で往復回動させる。
また、第2駆動部94は、第2シフト素子92に入射される第1変調光の中心軸に垂直
な第2方向に沿う第2回動軸を中心として、当該中心軸に光入射面が直交した状態の第2
シフト素子92を第2周波数(例えば、1656Hz)で往復回動させる。
これら第1方向及び第2方向は、調光装置4からリレー装置5を介して画像形成装置6
に入射される第1変調光の光路を、反射ミラー等による屈曲を省略して直線状とした場合
に、互いに垂直な方向である。また、この場合において、上記第1回動軸及び第2回動軸
は、互いに垂直である。
これら駆動部93,94により、各シフト素子91,92が回動されると、当該各シフ
ト素子91,92を第1変調光が通過する際に、屈折によって当該第1変調光の光路がシ
フト素子91,92の回動方向に変更される。これにより、第1変調光は拡散され、対応
する変調画素に対する照射範囲が拡大される。
図3は、第1駆動部93が第1シフト素子91を±D1方向に回動させた場合に1つの
調光画素から出射された第1変調光の変調面631における照射範囲を示す図である。
第1シフト素子91が、図3に示すように、上記第1回動軸R1を中心として±D1方
向に交互に回動されると、或る1つの調光画素による第1変調光の照射範囲(白く示した
照射範囲)は、当該第1シフト素子91を回動させなかった場合の照射範囲A1(二点鎖
線によって示す照射範囲)に比べて±D1方向に広がる。
図4は、第1駆動部93及び第2駆動部94が第1シフト素子91及び第2シフト素子
92をそれぞれ±D1方向及び±D2方向に回動させた場合に1つの調光画素から出射さ
れた第1変調光の照明範囲を示す図である。
上記第1シフト素子91の回動に加えて、第2シフト素子92が、図4に示すように、
上記第2回動軸を中心として±D2方向に交互に回動されると、第1変調光の照射範囲(
白く示した照射範囲)は、各シフト素子91,92を回動させなかった場合の照射範囲A
1(二点鎖線によって示す照射範囲)に比べて±D2方向に更に広がる。なお、±D2方
向は、第1変調光の進行方向に沿って見た場合に、変調面631において上記±D1方向
に直交する方向である。
[第1駆動部及び第2駆動部による第1シフト素子及び第2シフト素子の回動態様]
図5は、第1シフト素子91及び第2シフト素子92の回動態様を示す図である。なお
、図5の縦軸において、+の値は、+D1方向及び+D2に第1シフト素子91及び第2
シフト素子92が回動された場合の1つの調光画素の第1変調光の中心位置を示し、−の
値は、−D1方向及び−D2方向に第1シフト素子91及び第2シフト素子92が回動さ
れた場合の1つの調光画素の第1変調光の中心位置を示している。例えば「+1.0」は
、各シフト素子91,92が回動されて、第1変調光の中心位置が+D1方向及び+D2
方向に1変調画素分移動された状態を示し、「−1.0」は、各シフト素子91,92が
回動されて、第1変調光の中心位置が−D1方向及び−D2方向に1変調画素分移動され
た状態を示している。また、図5における横軸は、時間経過を示している。
ここで、図5に示すように、第1駆動部93による第1シフト素子91の±D1方向へ
の往復回動の周期と、第2駆動部94による第2シフト素子92の±D2方向への往復回
動の周期とは、それぞれ異なる。すなわち、第1駆動部93及び第2駆動部94は、上記
のように、それぞれ異なる周波数にて第1シフト素子91及び第2シフト素子92を往復
回動させる。
このように各シフト素子91,92が回動されると、1つの調光画素による第1変調光
の中心位置は、当該1つの調光画素に対応する1つの変調画素において至るところに移動
する。このため、第1変調光は、1つの変調画素を均一に照明する。
なお、各駆動部93,94は、上記のように、1つの調光画素の第1変調光の中心位置
が、±方向に1変調画素分移動されるように、各シフト素子91,92を回動させる。
具体的に、第1駆動部93は、+D1方向に第1シフト素子91を回動させる際には、
1つの調光画素による第1変調光の中心位置が1変調画素分+D1方向に移動されるまで
、第1シフト素子91を回動させる。また、第1駆動部93は、−D1方向に第1シフト
素子91を回動させる際には、1つの調光画素による第1変調光の中心位置が1変調画素
分−D1方向に移動されるまで、第1シフト素子91を回動させる。
同様に、第2駆動部94は、+D2方向に第2シフト素子92を回動させる際には、1
つの調光画素による第1変調光の中心位置が1変調画素分+D2方向に移動されるまで、
第2シフト素子92を回動させる。また、第2駆動部94は、−D2方向に第2シフト素
子92を回動させる際には、1つの調光画素による第1変調光の中心位置が1変調画素分
−D2方向に移動されるまで、第2シフト素子92を回動させる。
[光拡散装置によって拡大される第1変調光の照射範囲]
図6は、調光ライトバルブ42の変調面441を構成する各調光画素442による調光
状態を示す模式図である。また、図7は、光拡散装置9によって第1変調光を拡散させた
場合に画像形成ライトバルブ61の変調面631を構成する各変調画素632に入射され
る第1変調光の範囲を示す模式図である。
ここで、図6に示すように、複数の調光画素442のうち、調光画素442Aが、入射
される光の輝度を調整して第1変調光として出射し、調光画素442Bが、入射される光
を遮蔽したとする。このような第1変調光は、上記光拡散装置9及びリレー装置5を介し
て上記変調面631に入射される。この場合、図7に示すように、当該変調面631を構
成する変調画素632のうち、上記調光画素442Aに対応する変調画素632Aだけで
なく、当該変調画素632Aと隣り合う変調画素632Bにも、変調画素632Aに主に
入射される第1変調光が入射される。
例えば、第1変調光を出射する調光画素442Aのうち、図6における右下の調光画素
442Cから出射された第1変調光は、図7において対応する変調画素632Cに主に入
射される。この他、当該調光画素442Cから出射された第1変調光の照射範囲は、上記
各駆動部93,94が各シフト素子91,92を回動させることにより広がる。このため
、変調画素632Cと隣り合う変調画素632(図7の例では、変調画素632Cと隣り
合い、かつ、当該変調画素632Cを囲む変調画素632)にも入射される。このため、
当該第1変調光は、変調画素632Cを仕切るブラックマトリクスにも入射される。
なお、図6及び図7に示した例では、調光画素442Bは、入射される光を遮蔽してい
るので、当該調光画素442Bに対応する変調画素632Bには、当該調光画素442B
による第1変調光は入射されない。
このように各シフト素子91,92が往復回動されて、調光画素毎の第1変調光が拡散
されて、対応する変調画素に入射されることにより、画像形成ライトバルブ61に入射さ
れる光の照明分布を、配光分布に依存しない照明分布とすることができる。そして、これ
により、配光分布によらず調光ライトバルブ42のブラックマトリクスを目立たなくする
ことができ、ひいては、投射画像にモアレが生じることを抑制できる他、投射画像に本来
は無いスジが現れることを抑制できる。
なお、第1シフト素子91及び第2シフト素子92の振幅は、必ずしも第1変調光の中
心位置の1変調画素分の移動量に対応してなくてもよい。
例えば、調光ライトバルブ42の変調面441において、各シフト素子91,92の往
復回動によって第1変調光が移動される方向(振幅方向)に隣接する調光画素442間の
ピッチをLとし、リレー装置5の倍率をMとした場合、各シフト素子91,92の往復回
動の振幅を、0.5ML以上、4ML以下の範囲内の値とすれば、1つの調光画素442
による第1変調光を、対応する変調画素を中心とし、当該変調画素632を含む広い範囲
に入射させることができる。特に、第1シフト素子91の往復回動による第1変調光の振
幅方向が、調光画素442及び変調画素632の対角方向である±D1方向であり、第2
シフト素子92の往復回動による第1変調光の振幅方向が、調光画素442及び変調画素
632の対角方向である±D2方向であるので、各シフト素子91,92の往復回動の振
幅を0.5MLとすることにより、当該効果を一層好適に奏することができる。
以上説明した本実施形態に係るプロジェクター1によれば、以下の効果がある。
調光ライトバルブ42から出射された第1変調光は、リレー装置5を介して画像形成ラ
イトバルブ61の変調面631に結像される際に、光拡散装置9によって拡散されて当該
変調面631に入射される。これによれば、調光ライトバルブ42による第1変調光を拡
散させて、画像形成ライトバルブ61の変調面631に入射させることができるので、画
像形成ライトバルブ61に入射される光の照明分布を、配光分布に依存しない照明分布と
することができる。このため、第1光変調装置に入射される光の配光分布によらず、調光
ライトバルブ42の画素間、或いは、ブラックマトリクスを目立たなくすることが可能と
なり、ひいては、投射画像にモアレが生じることを抑制できる。更に、調光ライトバルブ
42に入射される光の配向分布に偏りが生じた場合でも、投射画像に本来は無いスジが現
れることを抑制できる。従って、投射画像に乱れが生じることを抑制できる。
光拡散装置9は、入射される第1変調光に含まれる各調光画素による光を、画像形成ラ
イトバルブ61において対応する変調画素を中心とし、当該変調画素より大きな所定範囲
に拡散させて入射させる。これによれば、上記モアレ及びスジの発生を確実に抑制でき、
投射画像が乱れることを確実に抑制できる。
光拡散装置9は、調光ライトバルブ42とリレー装置5との間に配置される第1シフト
素子91と、当該第1シフト素子91に入射される第1変調光の中心軸に直交する第1回
動軸R1(当該中心軸に垂直な第1回動軸R1)を中心として、当該第1シフト素子91
を所定周波数にて往復回動させる第1駆動部93と、を有する。また、光拡散装置9は、
リレー装置5と画像形成ライトバルブ61との間に配置される第2シフト素子92と、当
該第2シフト素子92に入射される第1変調光の中心軸及び上記第1回動軸R1のそれぞ
れと直交する第2回動軸(それぞれに垂直な第2回動軸)を中心として、当該第2シフト
素子92を所定周波数にて往復回動させる第2駆動部94と、を有する。これによれば、
第1駆動部93によって往復回動される第1シフト素子91による屈折によって、第1変
調光の中心位置を時間経過とともにずらすことができ、ひいては、当該第1変調光を確実
に拡散させることができる。同様に、第2駆動部94によって往復回動される第2シフト
素子92による屈折によって、第1変調光の中心位置を時間経過とともにずらすことがで
き、ひいては、当該第1変調光を確実に拡散させることができる。従って、上記効果を好
適に奏することができる。
また、画像形成ライトバルブ61の変調面631に入射される第1変調光は、それぞれ
第1駆動部93及び第2駆動部94によって往復回動される第1シフト素子91及び第2
シフト素子92によって互いに直交する±D1方向及び±D2方向に拡散される。これに
よれば、或る1つの調光画素による第1変調光を、対応する変調画素を含む広い範囲に確
実に入射させることができる。従って、上記効果を確実に奏することができる。
第1駆動部93及び第2駆動部94は、それぞれ異なる周波数にて第1シフト素子91
及び第2シフト素子92を、互いに直交する±D1方向及び±D2方向に往復回動させる
。これによれば、調光画素毎の第1変調光の中心位置を、当該中心位置の移動可能範囲内
において至る所に移動させることができる。これによれば、調光画素毎の第1変調光によ
り、対応する変調画素を含む広い範囲に均一に照射できる。従って、投射画像に上記乱れ
が生じることを一層確実に抑制できる。
M及びLを上記値とした場合、各シフト素子91,92の往復回動の振幅が0.5ML
以上、4ML以下であることにより、上記ブラックマトリクスを十分に目立たなくさせる
ことができるとともに、ハローが目立つことを抑制できる。特に、各シフト素子91,9
2の往復回動によって移動される第1変調光の振幅の方向は、それぞれ調光画素442及
び変調画素632の対角方向である±D1方向及び±D2方向であるので、各シフト素子
91,92の往復回動の振幅を0.5MLとすることにより、当該効果を一層好適に奏す
ることができる。
[第1実施形態の変形]
上記第1実施形態に係るプロジェクター1では、図5に示したように、第1駆動部93
は、1変調画素分±D1方向に第1シフト素子91を交互に往復回動させ、第2駆動部9
4は、1変調画素分±D2方向に第2シフト素子92を交互に往復回動させた。しかしな
がら、各駆動部93,94による各シフト素子91,92の回動態様は、これに限らず、
他の回動態様を採用してもよい。
図8は、第1駆動部93及び第2駆動部94による第1シフト素子91及び第2シフト
素子92の他の回動態様を示す図である。なお、図8においても、図5と同様に、第1変
調光の中心位置が+D1方向及び+D2方向に1変調画素分移動する回動量を「+1.0
」とし、−D1方向及び−D2方向に1変調画素分移動する回動量を「−1.0」として
示している。
例えば、図8に示すように、各駆動部93,94による第1シフト素子91及び第2シ
フト素子92の回動量を時間変化させてもよい。
このように各シフト素子91,92が回動されると、1つの調光画素による第1変調光
の中心位置は、上記と同様に±D1方向及び±D2方向に移動されるが、これら±D1方
向及び±D2方向への当該中心位置の移動量は、最大1変調画素分の範囲でsin波(正
弦波)のように変化される。すなわち、当該中心位置の±D1方向への振幅は、次第に増
加した後、次第に減少し、また、±D2方向への振幅も、次第に増加した後、次第に減少
する。これら±D1方向及び±D2方向への当該中心位置の振幅周期は同じであるが、各
周期の位相はずれている。
このように第1変調光の中心位置が移動されると、図示を省略するが、±D1方向及び
±D2方向にそれぞれ1変調画素分の範囲内にて、+D2方向側にずれた位置から渦巻状
に広がりながら移動した後、同様に渦巻状に縮小しつつ移動して、ある周期で元の位置に
戻る。
このようなシフト素子91,92の回動形態が採用される場合であっても、図5に示し
た回動形態が採用される場合と同様の効果を奏することができる。
図9は、第1駆動部93及び第2駆動部94による第1シフト素子91及び第2シフト
素子92の他の回動態様を示す図である。なお、図9においても、図5と同様に、第1変
調光の中心位置が+D1方向及び+D2方向に1変調画素分移動した場合を「+1.0」
とし、−D1方向及び−D2方向に1変調画素分移動した場合を「−1.0」として示し
ている。
また例えば、±D1方向及び±D2方向のうち少なくともいずれかの方向への振幅が時
間変化するように、各駆動部93,94が、各シフト素子91,92を回動させてもよい
。例えば、各駆動部93,94が、図9に示すように各シフト素子91,92を回動させ
てもよい。
この図9に示す例では、各シフト素子91,92を±D1方向及び±D2方向のそれぞ
れに5回交互に回動させる間に、当該各シフト素子91,92の回動量を、第1変調光の
中心位置が最大1変調画素分移動する範囲で次第に増加させた後、次第に減少させ、+方
向への回動量と−方向への回動量とを逆にして、当該各シフト素子91,92を±D1方
向及び±D2方向のそれぞれに更に5回振幅させる。そして、上記5回ずつ計10回の振
幅を1周期とした場合に、第2シフト素子92の±D2方向への回動の位相に対して、第
1シフト素子91の±D1方向への回動の位相を1/4周期ずらしている。換言すると、
それぞれの上記1周期に応じた時間は同じである状態で、±D1方向への第1シフト素子
91の回動が開始されてから、1/4周期に応じた時間が経過した後に、±D2方向への
第2シフト素子92の回動周期が開始される。
このように第1シフト素子91,92が回動されると、或る調光画素による第1変調光
の中心位置は、図示を省略するが、±D1方向及び±D2方向にそれぞれ1変調画素分の
範囲内にて、中心を起点とする花型(花模様)の軌跡を描くように移動する。
このようなシフト素子91,92の回動形態が採用される場合であっても、図5に示し
た回動形態が採用される場合と同様の効果を奏することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本実施形態に係るプロジェクターは、上記プロジェクター1と同様の構成を有するが、
光拡散装置の構成が異なる。なお、以下の説明では、既に説明した部分と同一又は略同一
である部分については、同一の符号を付して説明を省略する。
図10は、本実施形態に係るプロジェクター1Aが有する光学装置10Aの一部を示す
模式図である。なお、図10においては、色分離装置3が有する反射ミラーによる光路の
変更を省略している。
本実施形態に係るプロジェクター1Aは、光拡散装置9に代えて光拡散装置9Aを備え
る他は、上記プロジェクター1と同様の構成及び機能を有する。
光拡散装置9Aは、上記光拡散装置9と同様に、色分離装置3によって分離された色光
毎に設けられ、上記調光装置4から入射される調光画素毎の第1変調光を拡散させ、これ
により、上記画像形成ライトバルブ61の変調面631において対応する変調画素を含む
広い範囲に入射させる。
この光拡散装置9Aは、調光ライトバルブ42とメニスカスレンズ52との間に配置さ
れ、入射された光を拡散させる機能を有する拡散板により構成されている。このような拡
散板としては、表面にレンズ形状やランダムな凹凸形状が形成されたものや、光透過性部
材内に屈折率が異なる粒子等が封入されたものを例示できる。しかしながら、これに限ら
ず、入射された光を拡散させる機能を有するものであれば、拡散板の構成は問わない。
このような光拡散装置9Aは、第1変調光がリレー装置5を介して画像形成ライトバル
ブ61の変調面631に入射される際に、1つの調光画素による第1変調光が、対応する
変調画素を含み、かつ、当該変調画素より広い範囲に入射されるように、当該第1変調光
を拡散させる。本実施形態では、光拡散装置9Aは、1つの調光画素による第1変調光の
照射範囲が、当該調光画素に対応する変調画素を中心として略2倍の範囲に拡大される程
度に、当該第1変調光を拡散させる。このため、1つの調光画素による第1変調光は、対
応する変調画素だけでなく、当該変調画素と隣り合う周囲の変調画素にも入射される。
なお、このような光拡散装置9Aの位置は、上記位置に限らず、調光ライトバルブ42
と画像形成ライトバルブ61との間であれば、他の位置でもよい。例えば、リレー装置5
のメニスカスレンズ53と画像形成ライトバルブ61との間(すなわち、リレー装置5と
画像形成ライトバルブ61との間)に配置されていてもよい。この場合、リレー装置5で
蹴られる光が少なくなるため、光利用効率を向上させることができる。
また、照明光軸Axを中心として光拡散装置9Aを回転させてもよい。この場合、光拡
散装置9Aにより発生する画像形成装置6(画像形成ライトバルブ61)上の照度むらを
緩和させることができる。
このような光拡散装置9Aを備えるプロジェクター1Aによれば、上記プロジェクター
1と同様の効果を奏することができる他、以下の効果を奏することができる。
光拡散装置9Aは、調光ライトバルブ42とリレー装置5との間の光路上に配置され、
入射される第1変調光を拡散させて画像形成ライトバルブ61の変調面631に入射させ
る拡散板により構成されている。これによれば、上記光拡散装置9と同様に、光拡散装置
9Aを通過する第1変調光を確実に拡散させることができる。従って、上記モアレ及びス
ジの発生を確実に抑制でき、投射画像が乱れることを確実に抑制できる。
拡散板により構成される光拡散装置9Aが、調光ライトバルブ42とリレー装置5との
間の光路上に配置されていることにより、画像形成ライトバルブ61の変調面631まで
の距離を長くすることができ、当該光拡散装置9Aによって第1変調光を確実に拡散させ
て当該変調面631に入射させることができる。従って、上記効果をより確実に奏するこ
とができる。
[実施形態の変形]
本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲で
の変形、改良等は本発明に含まれるものである。
上記各実施形態では、プロジェクター1,1Aでは、照明装置2、色分離装置3、調光
装置4、リレー装置5、画像形成装置6、色合成装置7、投射光学装置8及び光拡散装置
9,9Aは、図1に示す配置とした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち
、光学装置10,10Aの配置は、適宜変更可能である。
上記各実施形態では、リレー装置5は、色分離装置3が有する反射ミラーによって光路
が90°折り曲げられるものの、入射される第1変調光を一方向に進行させる構成であっ
た。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、リレー装置は、上記ダブルガウ
スレンズ51を構成する第1レンズ及び第1色消しレンズと、メニスカスレンズと、反射
ミラーとを有し、メニスカスレンズ、第1レンズ及び第1色消しレンズを介して入射され
る第1変調光を反射ミラーによって折り返す構成としてもよい。
上記第1実施形態では、光拡散装置9は、1つの調光画素による第1変調光が、1変調
画素分±D1方向及び±D2方向に移動されるように、第1シフト素子91及び第2シフ
ト素子92が回動されるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、光
拡散装置9によって拡散された第1変調光の照射範囲は、適宜変更可能である。上記第2
実施形態にて示した光拡散装置9Aも同様である。
また、各シフト素子91,92の往復回動によって移動される第1変調光の振幅方向は
、調光画素442及び変調画素632の対角方向である±D1方向及び±D2方向である
とした。しかしながら、これに限らず、各ライトバルブ42,61における走査線及び信
号線のいずれかに沿う方向でもよい。更に、第1シフト素子91の往復回動によって移動
される第1変調光の振幅方向と、第2シフト素子92の往復回動によって移動される第1
変調光の振幅方向とは、互いに垂直な方向でなくてもよい。
上記第1実施形態では、光拡散装置9は、第1シフト素子91及び第2シフト素子92
と、これらを回動させる第1駆動部93及び第2駆動部94と、を備えるとした。しかし
ながら、本発明はこれに限らない。すなわち、第1シフト素子91及び第1駆動部93と
、第2シフト素子92及び第2駆動部94とのうち、一方のみを有していてもよい。
上記各実施形態では、照明装置2は、光源ランプ22及びリフレクター23を有する光
源装置21を1つ備えるとした。しかしながら、本発明はこれに限らない。すなわち、照
明装置は、複数の光源装置を備える構成としてもよい。
1,1A…プロジェクター、21…光源装置、42…調光ライトバルブ(第1光変調装
置)、442(442A,442B)…調光画素、5…リレー装置、61…画像形成ライ
トバルブ(第2光変調装置)、632(632A,632B,632C)…変調画素、8
…投射光学装置、9,9A…光拡散装置、91…第1シフト素子(第1光透過板)、92
…第2シフト素子(第2光透過板)、93…第1駆動部、94…第2駆動部。

Claims (8)

  1. 光源装置と、
    前記光源装置から出射された光を変調して、第1変調光として出射する第1光変調装置
    と、
    前記第1変調光を変調して、第2変調光として出射する第2光変調装置と、
    前記第2変調光を投射する投射光学装置と、
    前記第1光変調装置と前記第2光変調装置との間の光路上に配置され、前記第1変調光
    を前記第2光変調装置に結像させる複数のレンズを有するリレー装置と、
    前記第1変調光を拡散させて、前記第2光変調装置に入射させる光拡散装置と、を備え
    ることを特徴とするプロジェクター。
  2. 請求項1に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1光変調装置は、入射される光を変調する複数の調光画素を有し、
    前記第2光変調装置は、入射される光を変調する複数の変調画素を有し、
    前記光拡散装置は、入射される1つの前記調光画素による前記第1変調光を、前記1つ
    の調光画素に対応する前記変調画素を含み、かつ、当該変調画素より大きな範囲に拡散さ
    せて、前記第2光変調装置に入射させることを特徴とするプロジェクター。
  3. 請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光拡散装置は、
    前記第1光変調装置と前記リレー装置との間、及び、前記リレー装置と前記第2光変調
    装置との間の少なくともいずれかの光路上に配置され、入射される光を透過する透過板と

    前記透過板に入射される光の中心軸に略垂直な回動軸を中心として、前記透過板を往復
    回動させる駆動部と、を有することを特徴とするプロジェクター。
  4. 請求項3に記載のプロジェクターにおいて、
    前記透過板は、
    前記第1光変調装置と前記リレー装置との間に配置され、入射される光を透過する第1
    透過板と、
    前記リレー装置と前記第2光変調装置との間に配置され、入射される光を透過する第2
    透過板と、を含み、
    前記駆動部は、
    前記第1透過板に入射される光の中心軸に略垂直な第1方向に沿う第1回動軸を中心と
    して、前記第1透過板を往復回動させる第1駆動部と、
    前記中心軸及び前記第1方向のそれぞれに略垂直な第2方向に沿う第2回動軸を中心と
    して、前記第2透過板を往復回動させる第2駆動部と、を含むことを特徴とするプロジェ
    クター。
  5. 請求項4に記載のプロジェクターにおいて、
    前記第1駆動部による前記第1透過板の往復回動の周波数と、前記第2駆動部による前
    記第2透過板の往復回動の周波数とは、異なることを特徴とするプロジェクター。
  6. 請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のプロジェクターにおいて、
    前記複数の調光画素のうち、前記透過板の往復回動による前記第1変調光の振幅方向に
    隣接する調光画素間のピッチをLとし、前記リレー装置の倍率をMとした場合、前記透過
    板の往復回動の振幅は、0.5ML以上、4ML以下であることを特徴とするプロジェク
    ター。
  7. 請求項1又は請求項2に記載のプロジェクターにおいて、
    前記光拡散装置は、入射される前記第1変調光を拡散させて前記第2光変調装置に入射
    させる拡散板を有することを特徴とするプロジェクター。
  8. 請求項7に記載のプロジェクターにおいて、
    前記拡散板は、前記第1光変調装置と前記リレー装置との間に配置されていることを特
    徴とするプロジェクター。
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