JP2017002776A - 電磁アクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】 応答性を向上する電磁アクチュエータを提供する。【解決手段】 バルブタイミング調整装置が備える電磁アクチュエータ10は、エンジンの吸気弁または排気弁の開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整部20にオイルを供給する油圧制御弁30の駆動を制御する。電磁アクチュエータ10は、固定コア12、可動コア13、通電すると固定コア12及び可動コア13を通る磁界を形成するコイル11、可動コア13と一体に往復移動可能に設けられ油圧制御弁30に連結するロッド14、可動コア13を往復移動可能に収容するコア室120及びコア室120に連通しロッド14が挿通される挿通孔163を有するハウジング16、並びに、コイル11と電気的に接続する制御部を備える。制御部は、エンジンが停止した後、可動コア13がコア室120を往復移動するようコイル11に通電する。【選択図】 図4

Description

本発明は、電磁アクチュエータに関する。
従来、油圧制御弁が供給するオイルの油圧によって吸気弁および排気弁の少なくとも一方の開閉タイミングを調整するバルブタイミング調整装置が知られている。バルブタイミング調整装置は、スリーブ及びスプールを有する油圧制御弁、油圧制御弁が供給するオイルが流入または流出する進角室及び遅角室を有するバルブタイミング調整部、スプールを駆動する電磁アクチュエータ、電磁アクチュエータに通電する制御部などから構成されている。例えば、特許文献1には、バルブタイミングが変化しないときスプールが往復移動するよう電磁アクチュエータに通電する制御部を備え、スリーブとスプールとの間の異物を除去するバルブタイミング調整装置が記載されている。
特開2001−234768号公報
特許文献1に記載のバルブタイミング調整装置が備える電磁アクチュエータは、固定コア、可動コア、コイル、スプールと連結しているロッド、固定コアなどを収容しロッドが挿通されるハウジングを有している。ロッドが挿通されているハウジングの挿通孔は、油圧制御弁に対向するよう設けられている。このため、油圧制御弁から排出される比較的高温のオイルは、電磁アクチュエータにかかる。電磁アクチュエータにかかったオイルは、挿通孔とロッドとの隙間からハウジング内に侵入する。ハウジング内に侵入したオイルはオイル自体の温度が下がると粘度が高くなるため、例えば、エンジン停止後、低温条件下でエンジンを再始動する場合、バルブタイミングを調整するために可動コアが移動するときの抵抗となる。このため、エンジン始動直後のバルブタイミングの応答性が悪化するおそれがある。
本発明の目的は、応答性を向上する電磁アクチュエータを提供することにある。
本発明は、エンジンの吸気弁または排気弁の開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整部にオイルを供給する油圧制御弁に対向して設けられ、油圧制御弁を駆動する電磁アクチュエータである。本発明の電磁アクチュエータは、固定コア、可動コア、コイル、ロッド、ハウジング、及び、制御部を備える。
可動コアは、固定コアに対して相対移動可能である。
コイルは、通電すると固定コア及び可動コアを通る磁界を形成する。
ロッドは、可動コアと一体に往復移動可能に設けられ、油圧制御弁に連結する。
ハウジングは、可動コアを移動可能に収容するコア室、及び、コア室に連通しロッドが挿通される挿通孔を有する。
制御部は、コイルと電気的に接続し、エンジンが停止した後、可動コアが往復移動するようコイルに通電する。
本発明の電磁アクチュエータでは、制御部は、エンジンが停止した後、可動コアがコア室を往復移動するようコイルに通電する。コイルへの通電によって固定コアと可動コアとの間に磁気空引力が発生し可動コアがコア室を移動すると、コア室の空気が挿通孔を通ってコア室の外部に押し出される。このとき、コア室の空気に含まれているオイルは空気と一緒にコア室の外部に排出される。これにより、温度が低下すると粘度が高くなるため可動コアが移動するときの抵抗となるコア室のオイルをコア室から確実に除去することができる。したがって、低温条件下でのエンジンの再始動においても可動コアをスムーズに移動させることができるため、バルブタイミングの応答性を向上することができる。
本発明の第一実施形態による電磁アクチュエータを備えるバルブタイミング調整装置の模式図である。 本発明の第一実施形態による電磁アクチュエータのオイル排出処理のフローチャートである。 本発明の第一実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第一実施形態による電磁アクチュエータの部分断面図である。 本発明の第二実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第三実施形態による電磁アクチュエータのオイル排出処理のフローチャートである。 本発明の第三実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第四実施形態による電磁アクチュエータのオイル排出処理のフローチャートである。 本発明の第四実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第五実施形態による電磁アクチュエータのオイル排出処理のフローチャートである。 本発明の第五実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第六実施形態による電磁アクチュエータを備えるバルブタイミング調整装置の模式図である。 本発明の第六実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図である。 本発明の第六実施形態による電磁アクチュエータの部分断面図である。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
本発明の第一実施形態による電磁アクチュエータを図1〜4に基づいて説明する。第一実施形態による電磁アクチュエータ10は、図1に示すバルブタイミング調整装置1が備えている。バルブタイミング調整装置1は、電磁アクチュエータ10の他に、バルブタイミング調整部20、油圧制御弁30などを備える。バルブタイミング調整装置1は、クランクシャフト9及びカムシャフト3と回転しつつ、油圧制御弁30を通じて供給されるオイルによってクランクシャフト9に対するカムシャフト3の相対回転位相を制御する。
最初に、電磁アクチュエータ10の構成について説明する。
電磁アクチュエータ10は、バルブタイミング調整部20の回転中心部に固定された油圧制御弁30に対向するよう設けられている。電磁アクチュエータ10は、油圧制御弁30を駆動する。電磁アクチュエータ10は、コイル11、固定コア12、可動コア13、ロッド14、ヨーク15、ハウジング16、制御部17などを備えている。
コイル11は、ボビン及びボビンに巻回されている巻線から形成されている。巻線には、ハウジング16に設けられているコネクタ171の端子172を介して電力が供給される。
固定コア12は、磁性体から形成されている。固定コア12は、コイル11の内側に設けられる第一筒部121及び第二筒部122、コイル11の油圧制御弁30側に設けられるフランジ部123、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側でロッド14を往復移動可能に支持するロッド支持部124、第一筒部121及び第二筒部122とコイル11との間に設けられる非磁性部材125などを有する。第一筒部121及び第二筒部122の内側に可動コア13が収容されるコア室120が形成される。
第一筒部121の第二筒部122側、及び、第二筒部122の第一筒部121側は、端部が細くなるよう形成されている。第一筒部121の第二筒部122側の端部と第二筒部122の第一筒部121側の端部との間には隙間126が形成されている。
可動コア13は、磁性体から形成されている、可動コア13は、軸方向に往復移動可能にコア室120に収容されている。可動コア13は、ロッド14が挿通される挿通孔131を有する。
可動コア13は、可動コア13の油圧制御弁30側のコア室120と油圧制御弁30とは反対側のコア室120とを連通する空気孔132を有する。空気孔132には、例えば、図1の状態から可動コア13が油圧制御弁30側に移動するとき、可動コア13の油圧制御弁30側のコア室120の空気が油圧制御弁30とは反対側のコア室120に向かって流れる。また、可動コア13が油圧制御弁30側から油圧制御弁30とは反対側に移動するとき、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120の空気が油圧制御弁30側のコア室120に向かって流れる。
ロッド14は、可動コア13に固定され、可動コア13と一体となって軸方向に往復移動可能に設けられている。ロッド14は、油圧制御弁30のスプール32を押圧可能である。
ヨーク15は、磁性体から有底筒状に形成されている。ヨーク15は、底部151及び円筒部152を有する。
底部151は、コイル11の油圧制御弁30とは反対側を覆うよう設けられている。円筒部152は、底部151の外縁から油圧制御弁30側に筒状に延びるよう形成されている。円筒部152は、端部がフランジ部123の外縁に接続している。ヨーク15は、固定コア12及び可動コア13とともに磁気回路を形成する。
ハウジング16は、コイル11、固定コア12、可動コア13、ロッド14、ヨーク15などを収容する。ハウジング16は、モールド体161及び蓋部162を有する。
モールド体161は、ヨーク15の外側とコイル11の一部を樹脂モールドしている。
蓋部162は、第一筒部121及びフランジ部123と一体に形成されている。蓋部162は、油圧制御弁30の一方の端部314に対向する位置にコア室120の油圧制御弁30側を塞ぐよう設けられている。蓋部162は、挿通孔163、及び、連通路164を有する。挿通孔163にはロッド14が挿通される。これにより、ロッド14は、蓋部162とロッド支持部124とに往復移動可能に支持される。連通路164は、コア室120と大気とを連通している。連通路164は、可動コア13がコア室120を往復移動するとき、コア室120の空気を大気へ排出可能、または、大気からコア室120に空気を吸入可能である。
ハウジング16は、ボルト孔165に挿通される図示しないボルトにより、エンジンカバー5に取り付け可能である。
制御部17は、コネクタ171を経由してコイル11と電気的に接続している。また、制御部17は、クランクシャフト9の回転角を検出するクランク角センサ90と電気的に接続している。制御部17は、コイル11を流れる電流のデューティ比を調整することで油圧制御弁30の作動を制御する。具体的には、制御部17がコイル11に通電すると、固定コア12、可動コア13及びヨーク15を通る磁界を形成され、磁気回路が構成される。このとき、隙間126を形成している第一筒部121と第二筒部122との間の磁気抵抗は大きいため、第一筒部121と可動コア13との間に磁気吸引力が発生する。これにより、可動コア13が第一筒部121に磁気吸引され、可動コア13に固定されているロッド14は、油圧制御弁30のスプール32を押圧する。制御部17は、電流のデューティ比によってスプール32に作用する押圧力の大きさを制御可能である。
バルブタイミング調整部20は、図示しないエンジンのクランクシャフト9の回転を吸気弁または排気弁を駆動するカムシャフト3へ伝達しつつ、クランクシャフト9に対するカムシャフト3の相対回転位相を切り替える。バルブタイミング調整部20は、ハウジング21、フロントカバー22、ベーンロータ23、及び、中間ロック部材24を備えている。
ハウジング21は、フロントプレート211、リアプレート212および周壁213などから構成される。ハウジング21は、周壁213に設けられたギヤ214に図示しないチェーンが巻き掛けられ、クランクシャフト9に連結し回転する。
フロントカバー22は、フロントプレート211の電磁アクチュエータ側に設けられる。フロントカバー22は、円板部221、及び、凹部222を有する。
円板部221は、電磁アクチュエータ10のフランジ部123及び蓋部162と平行に設けられる。
凹部222は、円板部221の略中央からカムシャフト3側に凹むよう形成されている。凹部222内には、油圧制御弁30のスリーブ31が有する一方の端部314が設けられている。スリーブ31の一方の端部314とは反対側に設けられている雄ねじ315がカムシャフト3に設けられた雌ねじ4に螺合すると、スリーブ31、フロントカバー22、ベーンロータ23及びカムシャフト3が固定される。
ベーンロータ23は、ハウジング21の内側に収容されている。ベーンロータ23は、カムシャフト3の端部に固定され、カムシャフト3と一体に回転する。ベーンロータ23は、ハウジング21内を図示しない進角室と遅角室とに区画している。ベーンロータ23は、進角室または遅角室に供給される油圧によってハウジング21に対し進角方向または遅角方向へ相対回転する。これにより、バルブタイミング調整部20は、クランクシャフト9に対するカムシャフト3の相対回転位相を切り替えることが可能である。
中間ロック部材24は、ベーンロータ23が有する収容孔231に収容されている。中間ロック部材24は、リアプレート212の内壁に形成されている嵌合孔215に嵌合可能に形成されている。中間ロック部材24は、油圧制御弁30が供給するオイルの圧力の大きさに応じて収容孔231を往復移動し、嵌合孔215と嵌合または嵌合孔215との嵌合を解除する。中間ロック部材24が嵌合孔215に嵌合すると、ハウジング21に対するベーンロータ23の相対回転位相が所定の位相に固定される。これにより、クランクシャフト9とカムシャフト3との相対回転位相を所定の位相に固定することができる。
油圧制御弁30は、バルブタイミング調整部20の回転中心に固定されている。油圧制御弁30は、スリーブ31、スプール32、及び、スプリング33などを有している。油圧制御弁30は、バルブタイミング調整部20の進角室または遅角室に供給する油圧を切替可能である。
スリーブ31は、筒状の部位である。スリーブ31は、径方向に複数の油圧ポート311、312、313を有する。複数の油圧ポート311、312、313は、バルブタイミング調整部20の進角室、遅角室、及び、油圧供給油路232に連通している。
スプール32は、スリーブ31の内側に往復移動可能に設けられている。スプール32は、径方向の外壁に油路321、322、323を有する。油路321、322、323は、油圧ポート311、312、313に対応している。また、スプール32は、軸方向に延びる排出油路324を有する。排出油路324は、スリーブ31の軸方向の両方の端部に位置するオイル排出口300、325に連通している。
スプリング33は、スプール32の電磁アクチュエータ10とは反対側の端部に設けられている。スプリング33は、スプール32を電磁アクチュエータ10側へ付勢している。
次に、バルブタイミング調整装置1の作動について説明する。
エンジンのオイルパン6からオイルポンプ7によって汲み上げられたオイルは、カムシャフト3の油路8からバルブタイミング調整部20の油圧供給油路232を通り、油圧制御弁30に供給される。油圧制御弁30では、電磁アクチュエータ10がスプール32に作用する押圧力とスプリング33がスプール32を作用させる弾性力とが釣り合うときにスリーブ31に対するスプール32の位置が決定する。このスリーブ31に対するスプール32の位置によって油圧ポート311、312、313と油路321、322、323との位置関係が決定され、進角室または遅角室の一方にオイルが供給される。
また、油圧制御弁30が進角室または遅角室の一方にオイルを供給するとき、進角室または遅角室の他方に貯留されていたオイルは、油圧ポート311、313を経由し、オイル排出口300から排出される。オイル排出口300から排出されるオイルの大部分は、フランジ部123及び蓋部162と円板部221との間を流れ、オイルパン6に戻るが、オイル排出口300から排出されるオイルの一部は、挿通孔163とロッド14との隙間などを経由してコア室120に入る。
第一実施形態では、電磁アクチュエータ10は、エンジン停止後にコア室120のオイルを外部に排出するオイル排出処理を実行する。ここでは、電磁アクチュエータ10におけるオイルの排出処理について、図2〜4に基づいて説明する。図3(a)は、第一実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図であって、図3(b)は、第一実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
最初に、ステップ(以下、単に「S」という)101において、イグニッションをOFFにする。図3の時刻t10においてイグニッションをOFFにすると、時刻t11においてエンジンが停止する。制御部17は、クランク角センサ90が出力する検出結果に基づいてエンジンが停止していると判定する。
エンジンが停止した後、S102において、可動コア13の往復移動制御を行う。S102では、図3の時刻t12から時刻t15に示すように、コイル11に流れる電流のデューティ比をパルス状に変化させる。具体的には、時刻t12から時刻t13までの間にデューティ比を0%から100%まで増加させる。次に、時刻t13から時刻t14までの間にデューティ比を100%から0%まで低下させる。第一実施形態では、制御部17は、図3(b)に示すように、時刻t12から時刻t14までの電流の変化を複数回繰り返すようコイル11に通電する。
S102における可動コア13の往復移動制御の作用及び効果について、図4に基づいて説明する。図4(a)は、コイル11にデューティ比0%の電流、すなわち、電流が流れていない状態の電磁アクチュエータ10の状態を示す。また、図4(b)は、コイル11にデューティ比100%の電流が流れている状態の電磁アクチュエータ10の状態を示す。
S101においてイグニッションをOFFにしエンジンを停止したとき、可動コア13は、図4(a)に示すように、蓋部162から最も離れた位置にある。このとき、コア室120に入っているオイルは、重力方向地側の内壁、例えば、図4では、第一筒部121の内壁上に溜まっていたり、可動コア13と蓋部162との間のコア室120に空気に含まれる形で浮遊していたりする。そこで、S102においてコイル11に流れる電流のデューティ比を100%にすると、可動コア13は、図4(b)に示すように、蓋部162に最も近づく。可動コア13が蓋部162に近づくと、図4(b)の実線矢印F11に示すように、第一筒部121の内壁上に溜まっているオイルは連通路164から電磁アクチュエータ10の外部に押し出される。また、可動コア13と蓋部162との間のコア室120の体積は小さくなるため、可動コア13と蓋部162との間のコア室120に空気に含まれる形で浮遊しているオイルは、図4(b)の実線矢印F12に示すように、挿通孔163とロッド14との隙間から空気とともに電磁アクチュエータ10の外部に排出される。
S102が終了すると、今回のオイルの排出処理を終了する。
(a)第一実施形態による電磁アクチュエータ10では、制御部17は、エンジンが停止した後、可動コア13がコア室120を往復移動するようコイル11に通電する。可動コア13がコア室120を往復移動すると、コア室120の空気に含まれている気体状のオイルは、空気と一緒にコア室120の外部に排出される。また、第一筒部121の内壁上に溜まっている液体状のオイルは、可動コア13によってコア室120の外部に押し出される。これにより、コア室120に入っていたオイルをコア室120から確実に除去できるため、低温条件下でのエンジンの再始動においてもオイルの粘度に影響されることなく可動コア13をスムーズに移動させることができる。したがって、エンジン始動直後のバルブタイミングの応答性を向上することができる。
(b)また、電磁アクチュエータ10では、コイル11を流れる電流のデューティ比を複数回変更する。これにより、一回の可動コア13の往復移動では排出しきれない多量のオイルを外部に確実に排出することができる。
(第二実施形態)
次に、本発明の第二実施形態による電磁アクチュエータを図5に基づいて説明する。第二実施形態は、エンジン停止後の電磁アクチュエータにおけるオイルの排出処理の方法が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第二実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図を図5に示す。図5(a)は、第二実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図であって、図5(b)は、第二実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
第二実施形態のオイル排出処理では、図5の時刻t20にイグニッションをOFFにし、時刻t21にエンジンが停止した後、時刻t22から時刻t25に示すように、コイル11に流れる電流のデューティ比をパルス状に変化させる。具体的には、時刻t22から時刻t23までの間にデューティ比を0%から100%まで増加させる。デューティ比を増加させた後、時刻t23から時刻t24までの間にデューティ比を100%から0%まで低下させる。このとき、時刻t22から時刻t23までの間の時間は、時刻t23から時刻t24までの間の時間に比べて短くなるよう制御部17は、コイル11への通電を制御する。
第二実施形態による電磁アクチュエータでは、図5(b)に示す電流波形となる電流をコイル11に流すと、可動コア13は、ロッド支持部124に当接している状態から蓋部162に比較的高速で近づく。これにより、可動コア13は、可動コア13と蓋部162との間のオイルを含む空気を比較的素早く電磁アクチュエータ10の外部に押し出すことができる。
一方、可動コア13は、蓋部162に最も近づいた後、蓋部162から比較的低速で離れる。これにより、可動コア13が蓋部162から離れるときに負圧となるコア室120に電磁アクチュエータ10の外部のオイルを含むおそれがある空気を必要以上に吸い込まないようにすることができる。
このように、第二実施形態による電磁アクチュエータでは、コア室120のオイルを含む空気を素早く外部に押し出す一方、オイルを含むおそれがある外部の空気を必要以上にコア室120に吸い込まないよう可動コア13の往復移動を制御する。これにより、第二実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)を奏するとともに、第二実施形態の効果(c)として新たなオイルの吸引を防止することができる。
(第三実施形態)
次に、本発明の第三実施形態による電磁アクチュエータを図6、7に基づいて説明する。第三実施形態は、エンジン停止後の電磁アクチュエータにおけるオイルの排出処理の方法が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第三実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理のフローチャートを図6に示す。図7には、第三実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図を示す。図7(a)は、第三実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図である。図7(b)は、第三実施形態のオイルの排出処理でのバルブタイミング調整部20内の油圧の時間変化を示す特性図である。図7(c)は、第三実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
第三実施形態のオイル排出処理では、最初に、S301において、第一実施形態のS101と同様に、イグニッションをOFFにする。図6の時刻t30においてイグニッションをOFFにすると、時刻t31においてエンジンが停止する。
次に、S302において、バルブタイミング調整部20内に残るオイルを排出する残圧除去制御を行う。エンジンを停止したとき、進角室及び遅角室には、バルブタイミングの調整に利用されたオイルが残っている。制御部17は、図7(c)に示すように、時刻t32から時刻t33までの間にコイル11に通電し、スリーブ31内でスプール32を往復移動させる。このとき、制御部17は、デューティ比100%の電流をコイル11に流す。これにより、進角室及び遅角室に残っているオイルは、オイル排出口300から排出され、バルブタイミング調整部20内の油圧は0となる(図7(b)参照)。
次に、S303において、第一実施形態のS102と同様に、可動コア13の往復移動制御を行う(図7の時刻t34から時刻t35までの間)。これにより、コア室120のオイルを含む空気がコア室120から排出される。
第一実施形態のようにエンジン停止後に可動コア13が往復移動するとき、バルブタイミング調整部20内にオイルが残っていると、可動コア13に連結しているスプール32の往復移動によってバルブタイミング調整部20内や油圧制御弁30内にオイルがオイル排出口300から外部に排出される。このオイル排出口300から排出されるオイルは、空気とともに新たにコア室120に吸引されるおそれがある。
そこで、第三実施形態による電磁アクチュエータでは、制御部17は、エンジン停止後、最初に、バルブタイミング調整部20内の油圧が0となるようデューティ比100%の電流をコイル11に通電する。次に、コア室120のオイルを含む空気を排出するために可動コア13を往復移動する。これにより、コア室120のオイルを含む空気を排出するための可動コア13の往復移動によってオイルを含む空気を新たに吸引することを確実に防止することができる。したがって、第四実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)及び第二実施形態の効果(c)を奏することができる。
また、第三実施形態では、バルブタイミング調整部20内の油圧を0にするため、エンジンの再始動時にバルブタイミングを所望の位置に調整するとき、バルブタイミング調整部20内に残っているオイルの粘度によってベーンロータ23の動きが阻害されることを防止できる。これにより、第三実施形態の効果(d)として、エンジンの再始動におけるクランキング時のバルブタイミングの応答性をさらに向上することができる。
(第四実施形態)
次に、本発明の第四実施形態による電磁アクチュエータを図8、9に基づいて説明する。第四実施形態は、エンジン停止後の電磁アクチュエータにおけるオイルの排出処理の方法が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第四実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理のフローチャートを図8に示す。図9には、第四実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図を示す。図9(a)は、第四実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図である。図9(b)は、第四実施形態のオイルの排出処理でのバルブタイミング調整部20内の油圧の時間変化を示す特性図である。図9(c)は、第四実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
第四実施形態による電磁アクチュエータでは、最初に、S401において、第一実施形態のS101と同様に、イグニッションをOFFにする。図9に示す時刻t40においてイグニッションをOFFにすると、時刻t41においてエンジンが停止する。
次に、S402において、バルブタイミング調整部20の部分残圧除去制御を行う。S402では、制御部17は、中間ロック部材24が嵌合孔215に嵌合している状態を維持しつつバルブタイミング調整部20内のオイルのうち「一定量のオイル」を外部に排出することが可能なデューティ比αの電流をコイル11に流す(図9の時刻t42から時刻t43までの間)。これにより、ハウジング21に対するベーンロータ23の相対回転位相が所定の位相に固定されたまま、バルブタイミング調整部20内に残るオイルの油圧が0になる。
次に、S403において、第一実施形態のS102と同様に、可動コア13の往復移動制御を行う(図9の時刻t44から時刻t45までの間)。これにより、コア室120のオイルを含む空気がコア室120から排出される。
第四実施形態による電磁アクチュエータでは、制御部17は、エンジン停止後、最初に中間ロック部材24が嵌合孔215に嵌合している状態を維持しつつバルブタイミング調整部20内の「一定量のオイル」を外部に排出することが可能なデューティ比αの電流をコイル11に流す。これにより、第四実施形態による電磁アクチュエータでは、中間ロック部材24によってハウジング21に対するベーンロータ23の相対回転位相が所定の位相に固定されたままとなるため、エンジンの再始動時に所望のバルブタイミングでエンジンを始動させることができる。したがって、第四実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)、及び、第二実施形態の効果(c)を奏するとともに、第四実施形態の効果(e)として最適なバルブタイミングでエンジンを始動することができる。
(第五実施形態)
次に、本発明の第五実施形態による電磁アクチュエータを図10、11に基づいて説明する。第五実施形態は、エンジン停止後の電磁アクチュエータにおけるオイルの排出処理の方法が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第五実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理のフローチャートを図10に示す。図11には、第五実施形態による電磁アクチュエータにおけるオイル排出処理の特性図を示す。図11(a)は、第五実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図である。図11(b)は、第五実施形態のオイルの排出処理でのバルブタイミング調整部20内の油圧の時間変化を示す特性図である。図11(c)は、第五実施形態のオイルの排出処理でのバルブタイミング調整部20内のオイル量の時間変化を示す特性図である。図11(d)は、第五実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
第五実施形態による電磁アクチュエータでは、最初に、S501において、第一実施形態のS101と同様に、イグニッションをOFFにする。図10の時刻t50においてイグニッションをOFFにすると、時刻t51においてエンジンが停止する。
次に、S502において、第四実施形態のS402と同様に、バルブタイミング調整部20の部分残圧除去制御を行う。制御部17は、時刻t52から時刻t53までの間にデューティ比αの電流をコイル11に流す。これにより、ハウジング21に対するベーンロータ23の相対回転位相が所定の位相に固定されたまま、バルブタイミング調整部20内に残るオイルの油圧が0になる(図11(b)参照)。
次に、S503において、第三実施形態のS302と同様に、バルブタイミング調整部20内に残るオイルを排出する残圧除去制御を行う。制御部17は、時刻t54から時刻t55までの間にデューティ比100%の電流をコイル11に流す。これにより、進角室及び遅角室に残っているオイルは、オイル排出口300から排出され、バルブタイミング調整部20内のオイル量は0となる(図11(c)参照)。
次に、S504において、第一実施形態のS102と同様に、可動コア13の往復移動制御を行う(図11の時刻t56から時刻t57までの間)。これにより、コア室120のオイルを含む空気が外部に排出される。
第五実施形態では、制御部17は、エンジン停止後、最初にバルブタイミング調整部20内に残るオイルの一部を排出するようデューティ比αの電流をコイル11に流す。これにより、中間ロック部材24によってハウジング21に対するベーンロータ23の相対回転位相を所定の位相に固定されたまま、バルブタイミング調整部20内に残るオイルの一部が排出される。次に、制御部17は、バルブタイミング調整部20内の残りのオイルを排出するようデューティ比100%の電流をコイル11に流す。これにより、コア室120のオイルを含む空気を排出するための可動コア13の往復移動によってオイルを含む空気を新たに吸引することを確実に防止することができる。したがって、第五実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)、第二実施形態の効果(c)、第三実施形態の効果(d)、第四実施形態の効果(e)を奏する。
(第六実施形態)
次に、本発明の第六実施形態による電磁アクチュエータを図12〜14に基づいて説明する。第三実施形態は、固定コアの形状、及び、エンジン停止後の電磁アクチュエータにおけるオイルの排出処理の方法が第一実施形態と異なる。なお、第一実施形態と実質的に同一の部位には同一の符号を付し、説明を省略する。
第六実施形態による電磁アクチュエータを備えるバルブタイミング調整装置2の模式図を図12に示す。バルブタイミング調整装置2は、電磁アクチュエータ40、バルブタイミング調整部20、油圧制御弁30などを備える。
電磁アクチュエータ40が備える固定コア42は、重力方向地側の第二筒部422に連通路424が形成されている。連通路424は、天地方向に第二筒部422を貫通する。連通路424は、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120とコア室120の外部とを連通する。
電磁アクチュエータ40におけるオイル排出処理の特性図を図13に示す。図13(a)は、第六実施形態のオイルの排出処理でのエンジンの回転数の時間変化を示す特性図であって、図13(b)は、第六実施形態のオイルの排出処理でのコイル11を流れる電流のデューティ比の時間変化を示す特性図である。
第六実施形態のオイル排出処理では、時刻t60においてイグニッションをOFFし時刻t61においてエンジンが停止した後、可動コア13の往復移動制御を行う。このとき、制御部17は、図13の時刻t62から時刻t66に示すデューティ比の電流をコイル11に流す。具体的には、時刻t62から時刻t63までの間にデューティ比を0%から100%まで増加させる。デューティ比を増加させた後、「所定の時間」としての時刻t63から時刻t64までの間ではデューティ比を100%のままとして一定とする。デューティ比を一定とした後、時刻t64から時刻t65までの間にデューティ比を100%から0%まで低下させる。このとき、時刻t62から時刻t63までの間の時間は、時刻t64から時刻t65までの間の時間に比べて短くなるよう制御部17は、コイル11への通電を制御する。第六実施形態のオイル排出処理では、このようなデューティ比の変化を複数回行い、可動コア13の往復移動制御を複数回繰り返す。
第六実施形態のオイル排出処理では、可動コア13を油圧制御弁30側に移動する時間帯と可動コア13を油圧制御弁30とは反対側に移動する時間帯との間にデューティ比を一定とする時間帯を設けている。ここで、電磁アクチュエータ40におけるオイル排出処理での作動について図14に基づいて説明する。図14(a)は、コイル11にデューティ比0%の電流、すなわち、電流が流れていない状態の電磁アクチュエータ40の状態を示す。また、図14(b)は、コイル11にデューティ比100%の電流が流れている状態の電磁アクチュエータ40の状態を示す。
電磁アクチュエータ40におけるオイル排出処理において、図14(a)に示す状態から可動コア13が油圧制御弁30側に移動すると、可動コア13の油圧制御弁30側のコア室120のオイルを含む空気は、図14(b)の実線矢印F61に示すように、空気孔132を通って可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120に流入する(図14(b)参照)。デューティ比を一定とし可動コア13を油圧制御弁30側で停止させると、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120に流入した空気に含まれるオイルは重力にしたがって落下し、第二筒部122の内壁上に溜まる。第二筒部122の内壁上に溜まっているオイルは、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側への移動によって、図14(b)の実線矢印F62に示すように連通路424を通ってコア室120の外部に排出される。
可動コア13の往復移動制御において可動コア13が油圧制御弁30側に移動するとき、空気孔132を通って可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120にオイルを含む空気が流入する。そこで、第六実施形態では、空気に含まれるオイルは、連通路424を利用してコア室120の外部に排出される。このとき、空気に含まれるオイルが重力によって十分に落下し堆積する時間をオイル排出処理に設ける。これにより、空気孔132を通って可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120に移動する空気に含まれるオイルを確実に外部に排出することができる。したがって、第六実施形態は、第一実施形態の効果(a)、(b)を奏するとともに、可動コア13の油圧制御弁30とは反対側のコア室120に流入するオイルも確実に排出することができる。
(他の実施形態)
第一〜五実施形態では、蓋部にコア室と外部とを連通する連通路を有するとした。しかしながら、連通路はなくてもよい。
上述の実施形態では、可動コアは空気孔を有するとした。しかしながら、空気孔はなくてもよい。
上述の実施形態では、可動コアの往復移動制御において、コイルに流れる電流のデューティ比をパルス状に変化させるとした。しかしながら、電流のデューティ比の変化はこれに限定されない。
上述の実施形態では、可動コアの往復移動制御において、コイルに流れる電流のデューティ比の最大値は100%であるした。しかしながら、デューティ比の最大値は100%でなくてもよい。
上述の実施形態では、コア室のオイルを排出する可動コアの往復移動制御では、デューティ比を0%から100%に変化させる制御を複数回実施するとした。しかしながら、デューティ比を0%から100%に変化させる制御を一回であってもよい。
上述の実施形態では、エンジンの停止は、クランク角センサが出力する検出結果に基づいて制御部が判定するとした。しかしながら、エンジンの状態を検出する方法はこれに限定されない。
以上、本発明はこのような実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
10、40 ・・・電磁アクチュエータ
11 ・・・コイル
12、42 ・・・固定コア
120 ・・・コア室
13 ・・・可動コア
14 ・・・ロッド
16 ・・・ハウジング
163 ・・・挿通孔
17 ・・・制御部

Claims (7)

  1. エンジンの吸気弁または排気弁の開閉タイミングを調整可能なバルブタイミング調整部(20)にオイルを供給する油圧制御弁(30)に対向して設けられ、前記油圧制御弁を駆動する電磁アクチュエータ(10、40)であって、
    固定コア(12、42)と、
    前記固定コアに対して相対移動可能な可動コア(13)と、
    通電すると前記固定コア及び前記可動コアを通る磁界を形成するコイル(11)と、
    前記可動コアと一体に往復移動可能に設けられ、前記油圧制御弁に連結するロッド(14)と、
    前記可動コアを移動可能に収容するコア室(120)、及び、前記コア室に連通し前記ロッドが挿通される挿通孔(163)を有するハウジング(16)と、
    前記コイルと電気的に接続し、前記エンジンが停止した後、前記可動コアが往復移動するよう前記コイルに通電する制御部(17)と、
    を備えることを特徴とする電磁アクチュエータ。
  2. 前記制御部は、前記エンジンが停止した後、前記可動コアが往復移動する前に前記バルブタイミング調整部内のオイルを排出するよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  3. 前記制御部は、前記エンジンが停止した後、前記バルブタイミング調整部内の一定量のオイルを排出してから前記バルブタイミング調整部内の残りのオイルを排出するよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  4. 前記制御部は、前記エンジンが停止した後、前記可動コアが往復移動する前に前記バルブタイミング調整部内の一定量のオイルを排出するよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1に記載の電磁アクチュエータ。
  5. 前記可動コアは、前記可動コアの前記油圧制御弁側の前記コア室と前記可動コアの前記油圧制御弁とは反対側の前記コア室とを連通する空気孔(132)を有し、
    前記ハウジングは、地側に前記可動コアの前記油圧制御弁とは反対側の前記コア室と大気とを連通する連通路(424)を有し、
    前記制御部は、前記可動コアが前記油圧制御弁側に移動した後、前記油圧制御弁側に移動した位置に前記可動コアを所定の時間停止するよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  6. 前記制御部は、前記可動コアが前記油圧制御弁側に移動する速度を前記可動コアが前記油圧制御弁とは反対側に移動する速度より速くなるよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
  7. 前記制御部は、前記可動コアを複数回往復移動するよう前記コイルに通電することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の電磁アクチュエータ。
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