JP2017002758A - 内燃機関の吸気流路構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】組み立て易さを損なうことなく、強いタンブルを形成可能にする。【解決手段】内燃機関は、吸気マニホールド2と吸気ポート31との間に設けられ、吸気ポート31下流の燃焼室に至る吸気流路Pの一部を閉塞可能なバタフライバルブ43と、吸気ポート31内にその流路方向に沿って設けられ、バタフライバルブ43の閉状態に対応するように吸気ポート31内を仕切る隔壁5とを備える。隔壁5は、燃焼室側の先端部511aが幅方向に先細り状に形成されて当該先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間に隙間を介在させた隔壁本体51を有する。隔壁5を吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入するに伴って当該隙間が閉塞されるか、或いは、隔壁5を吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入した後に当該隙間を閉塞可能なように構成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、燃焼室内に吸入空気のタンブルを発生させるための吸気流動制御弁と隔壁とを備える内燃機関の吸気流路構造に関する。
従来、車両用などのレシプロ式の内燃機関において、燃焼室(シリンダー)内で吸入空気のタンブル(縦渦;回転軸がピストンストローク方向と直交する渦流)を発生させて燃費を向上させる技術が知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
一般に、この種の内燃機関では、図8に示すように、吸気ポートの上流(または内部)に流路の一部を閉塞可能なバルブ(吸気流動制御弁)が設けられるとともに、このバルブの閉状態に対応して吸気ポート内を仕切る隔壁がバルブよりも下流に設けられている。
そして、バルブを閉じて燃焼室への吸入空気の流速を高め、燃焼室内にタンブルを発生させることにより、燃焼速度が低下するエンジンの低負荷時などにおいても、燃焼を安定・高速化させて燃費を向上させることが可能となっている。
特開2010−190166号公報 特開2012−188980号公報
ところで、吸気ポート内に設けられる隔壁は、図9に示すように、主に組み立てやすく(吸気ポート内に挿入しやすく)する目的で、その挿入方向(燃焼室側)の先端部が先細り状に形成されている。そのため、この隔壁の先端部では、吸気ポートの内壁面との間に隙間ができた状態となるが、このような隙間は、保存性や乱れ強さに優れる強いタンブルを形成しにくくし、ひいては燃費改善効果を低下させてしまう。
この問題は、隔壁をより深く燃焼室側まで挿入できれば解決可能であるものの、そのためには、吸気ポートの内壁面に形成された隔壁支持用の溝をより燃焼室側まで形成しなければならない。しかし、この対策案は、より燃焼室側まで延長させた溝が吸気ポートを有するシリンダーヘッド内の冷却水路に干渉してしまうおそれがあるため、採用することが難しい。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、組み立て易さを損なうことなく、強いタンブルを形成することができる内燃機関の吸気流路構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、
吸気マニホールドと吸気ポートとの間に設けられ、前記吸気ポート下流の燃焼室に至る吸気流路の一部を閉塞可能な吸気流動制御弁と、
前記吸気ポート内にその流路方向に沿って設けられ、前記吸気流動制御弁の閉状態に対応するように前記吸気ポート内を仕切る隔壁と、
を備える内燃機関の吸気流路構造であって、
前記隔壁は、前記燃焼室側の先端部が幅方向に先細り状に形成されて当該先端部と前記吸気ポートの内壁面との間に隙間を介在させた隔壁本体を有し、
前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入するに伴って前記隙間が閉塞されるか、或いは、前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入した後に前記隙間を閉塞可能なように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の吸気流路構造において、
前記隔壁は、前記隔壁本体の先端部の幅方向両側に設けられるとともに柔軟性を有する2つのシール部を有し、
前記吸気ポートの内壁面には、前記隔壁本体の先端部の両側面と対向する2つの突起部が設けられ、
前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入するに伴って、前記2つのシール部が前記2つの突起部により前記隔壁本体の先端部の両側面に押し付けられて、前記隙間が閉塞されるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の内燃機関の吸気流路構造において、
前記2つの突起部は、前記燃焼室側に向かうに連れて前記吸気ポートの内周側に位置するように傾斜しつつ前記隔壁本体の先端部の側面と対向する傾斜面をそれぞれ有することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の内燃機関の吸気流路構造において、
前記隔壁は、
前記隔壁本体のうち先端部よりも前記吸気マニホールド側の部分に保持されつつ前記隔壁本体の先端部の幅方向両側に設けられ、屈曲状態を保持可能な2つの屈曲部材と、
前記2つの屈曲部材の前記幅方向の内側に設けられ、前記隙間を閉塞可能な2つの閉塞板と、
を有し、
前記2つの閉塞板を前記隔壁本体と厚さ方向に重ねつつ前記2つの屈曲部材を前記幅方向の内側に屈曲させた状態で前記隔壁を前記吸気ポート内に挿入した後に、前記2つの屈曲部材を前記幅方向の外側に屈曲させて前記2つの閉塞板で前記隙間を閉塞可能なように構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、組み立て易さを損なうことなく、強いタンブルを形成することが可能となる。
第一の実施形態における内燃機関の吸気流路構造を示す断面図である。 図1のII−II線での断面図である。 第一の実施形態における隔壁を吸気ポート内に配置する組立手順を説明するための図である。 第二の実施形態における内燃機関の吸気流路構造を示す断面図である。 図4のV−V線での支持棒及び閉塞板の断面図である。 第二の実施形態における隔壁を吸気ポート内に配置する組立手順を説明するための図である。 第二の実施形態における隔壁を吸気ポート内に配置する組立手順を説明するための図である。 従来の内燃機関の吸気流路構造を説明するための図である。 従来の内燃機関の吸気流路構造を説明するための図である。
以下、本発明に係る内燃機関の吸気構造の実施形態について、図面を参照して説明する。
[第一の実施形態]
まず、本発明の第一の実施形態について説明する。
図1は、第一の実施形態における内燃機関の吸気流路構造を示す断面図であり、図2は、図1のII−II線での断面図である。
図1に示すように、第一の実施形態における内燃機関では、吸気マニホールド2とシリンダーヘッド3の吸気ポート31との間に、TGV(Tumble Generation Valve)ユニット4が設けられている。つまり、当該内燃機関は、吸気マニホールド2内の空気流路21と、TGVユニット4内の空気流路41と、吸気ポート31とをこの順に通り、吸気ポート31下流の図示しない燃焼室(シリンダー)内に至る吸気流路Pを、シリンダー1気筒毎に有している。
TGVユニット4は、吸気流路Pを部分的に閉塞させることによって、燃焼室内に吸入空気のタンブル(縦渦)を発生させるためのバルブユニットである。具体的に、TGVユニット4は、吸気マニホールド2内の空気流路21と吸気ポート31とを連通させる筒状のバルブ支持部42と、バルブ支持部42内の空気流路41を閉塞させるバタフライバルブ43とを備えている。
バタフライバルブ43は、バルブ支持部42に軸支されたバルブ軸44に支持されており、このバルブ軸44の回動に伴って、バルブ支持部42内の空気流路41に沿った開状態と、当該空気流路41のうち後述する上死点側の一部を閉塞させた閉状態(図1の状態)とを取り得るように構成されている。
吸気流路Pのうち、バタフライバルブ43よりも下流部分は、隔壁5によって吸気バルブ(図示省略)の直前まで仕切られている。より詳しくは、隔壁5は、吸気流路Pのうちバタフライバルブ43よりも下流部分を、バタフライバルブ43の閉状態に略対応するように、燃焼室でのピストンストローク方向(図1の左右方向)の上死点側(図1の右側)と下死点側(図1の左側)とに二分している。
具体的に、隔壁5は、図2に示すように、板状の鉄鋼製の隔壁本体51を有している。
隔壁本体51は、吸気ポート31内を仕切るポート内隔壁部511と、バルブ支持部42内の空気流路41を仕切るバルブ内隔壁部512とから構成されている。これらポート内隔壁部511とバルブ内隔壁部512とは、それぞれが収容される流路の方向に略沿って延在するように、互いに屈曲した状態で連なっている(図1参照)。また、隔壁本体51は、ポート内隔壁部511が吸気ポート31と略同一の幅に形成されるとともに、バルブ内隔壁部512がバルブ支持部42内の空気流路41よりもやや狭い幅に形成されており、バルブ内隔壁部512の幅がポート内隔壁部511の幅よりも狭い段付き状となっている。
隔壁本体51のポート内隔壁部511のうち、燃焼室側の先端部511aは、燃焼室側に向かって幅方向(図2の左右方向)にテーパ状の先細り状に形成されている。これは、後述するように、隔壁5を吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入しやすく(組み立てやすく)するための形状である。
隔壁本体51のポート内隔壁部511のうち、先端部511aを除く部分は、略一定幅に形成されており、その幅方向の両側面には、硬質樹脂製の2つのレール部52が長手方向の略全長に亘って設けられている。この2つのレール部52は、ポート内隔壁部511の両側面のうち燃焼室側の端部を除く略全長に亘る部分に、例えば接着剤などによりそれぞれ接合されており、シリンダーヘッド3のうち吸気ポート31の内壁面に形成された2つの支持溝311内に嵌合されている。各支持溝311は、シリンダーヘッド3の吸気マニホールド2側の端面からレール部52と略同一の長さに亘って形成されるとともに、吸気マニホールド2側が開口している。
また、隔壁本体51のポート内隔壁部511の両側面のうち、レール部52よりも燃焼室側の部分には、柔軟性を有する軟質樹脂製の長尺な2つのシール部53が設けられている。この2つのシール部53は、ポート内隔壁部511の先端部511aよりもやや長く形成されており、当該先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間をシールしている。
具体的には、シリンダーヘッド3の吸気ポート31の内壁面のうち、2つの支持溝311よりも燃焼室側の部分に、ポート内隔壁部511の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間を閉塞させる2つの突起部312が設けられており、2つのシール部53はこれら先端部511aと突起部312との間に挟まれている。より詳しくは、各突起部312は、燃焼室側に向かうに連れて吸気ポート31の内周側に位置するように傾斜した面であって先端部511aのテーパ状の側面に対向する傾斜面を有する三角柱状に形成されている。吸気ポート31の内壁面には、この各突起部312の傾斜面と平面的に連なる傾斜面を有する凹部313が形成され、当該凹部313が支持溝311と連通している。ポート内隔壁部511の先端部511aの側面と、これに対向する突起部312及び凹部313の各傾斜面とは、シール部53の幅よりもやや狭い隙間を介在させており、シール部53は、やや潰されつつこれらの間の隙間を閉塞させている。
なお、各シール部53は、本実施形態においては、吸気マニホールド2側の端部のみが、先端部511aを除くポート内隔壁部511の側面に例えば接着剤などにより接合されており、テーパ状の先端部511aに対しては接合されていないが(図3(a)参照)、テーパ状の先端部511aにも接合されていてもよい。
続いて、隔壁5をシリンダーヘッド3の吸気ポート31内に配置する組立手順について説明する。
図3は、この組立手順を説明するための図である。
図3(a)に示すように、まず、両側部の2つのシール部53を先に挿し込みつつ2つのレール部52を開口部から2つの支持溝311内に嵌合させるようにして、隔壁5を吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入する。
このとき、隔壁本体51の先端部511aが幅方向に先細り状に形成されていることにより、隔壁5はスムーズに吸気ポート31内に挿入される。2つのシール部53は隔壁本体51の先端部511aよりも側方に位置するものの、当該シール部53は柔軟性を有する軟質樹脂製であるため、隔壁5の挿入を阻害することがない。
そして、図3(b)に示すように、レール部52が支持溝311の燃焼室側の端面に突き当たるまで隔壁5をそのまま挿し込むことにより、当該隔壁5が吸気ポート31内の所定の位置に配置される。
このとき、隔壁5の各シール部53は、吸気ポート31の内壁面に形成された突起部312及び凹部313の各傾斜面にガイドされつつ挿入されて、突起部312により隔壁本体51の先端部511aの側面に押し付けられる。そして、当該各シール部53は、隔壁本体51の先端部511aの側面と、これに対向する突起部312及び凹部313の各傾斜面との間で、やや潰されつつこれらに挟まれた状態となる。
こうして、隔壁本体51の先端部511aと、(2つの突起部312が無い場合の)吸気ポート31の内壁面との間の隙間が、2つのシール部53と2つの突起部312とにより閉塞された状態で、隔壁5が吸気ポート31内に配置される。
以上のように、第一の実施形態によれば、隔壁5は、隔壁本体51の先端部511aが幅方向に先細り状に形成されているとともに、この先端部511aの幅方向両側に設けられた2つのシール部53が柔軟性を有するものであるため、当該隔壁5はスムーズに吸気ポート31内に挿入される。
また、隔壁5を吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入するに伴って、2つのシール部53が2つの突起部312により隔壁本体51の先端部511aの両側面に押し付けられる。これにより、隔壁本体51の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間が、2つのシール部53と2つの突起部312とによって閉塞される。
したがって、組み立て易さを損なうことなく、強いタンブルを形成することが可能となる。
[第二の実施形態]
続いて、本発明の第二の実施形態について説明する。なお、上記第一の実施形態と同様の構成要素には同一の符号を付して、その説明を省略する。
図4は、第二の実施形態における内燃機関の吸気流路構造を示す断面図であって、上記第一の実施形態における図2に対応する図であり、図5は、図4のV−V線における後述の支持棒54A及び閉塞板55Aの断面図である。
図4に示すように、第二の実施形態における内燃機関は、隔壁と吸気ポートとの隙間を閉塞させる構造のみが上記第一の実施形態における内燃機関と異なっている。
具体的に、第二の実施形態における内燃機関は、上記第一の実施形態におけるシリンダーヘッド3及び隔壁5に代えて、シリンダーヘッド3A及び隔壁5Aを備えている。
シリンダーヘッド3Aは、吸気ポート31の内壁面に2つの支持溝311のみを有しており、突起部312及び凹部313を有していない点で上記第一の実施形態におけるシリンダーヘッド3と異なっている。
隔壁5Aは、上記第一の実施形態における2つのシール部53に代えて2つの支持棒54A及び2つの閉塞板55Aを有している点で、上記第一の実施形態における隔壁5と異なっている。
このうち、2つの支持棒54Aは、閉塞板55Aを個別に支持するものであり、ポート内隔壁部511の先端部511aよりもやや長い長尺な棒状にそれぞれ形成されている。そして、各支持棒54Aは、吸気マニホールド2側の端部のみが、先端部511aを除くポート内隔壁部511の両側面のうちレール部52よりも燃焼室側の部分に、例えば接着剤などにより接合された状態で、先端部511aの幅方向(図4の左右方向;以下、単に「幅方向」という。)両側に設けられている。また、各支持棒54Aは、アルミニウムなどの軽金属で構成されており、屈曲可能であるとともに屈曲状態を保持可能となっている。
一方、2つの閉塞板55Aは、ポート内隔壁部511の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間を閉塞させるためのものであり、隔壁本体51と同様に鉄鋼で構成され、この隙間の形状に対応した略三角平板状にそれぞれ形成されて、2つの支持棒54Aの幅方向の内側に設けられている。具体的には、図5に示すように、各閉塞板55Aは、幅方向外側の側端部を埋没させた状態で支持棒54Aに支持・接合されている。
続いて、隔壁5Aをシリンダーヘッド3Aの吸気ポート31内に配置する組立手順について説明する。
図6及び図7は、この組立手順を説明するための図である。
図6(a)に示すように、まず、隔壁5Aを吸気ポート31内に挿入する前に、2つの閉塞板55Aを隔壁本体51と厚さ方向に重ねつつ2つの支持棒54Aを基端部から隔壁本体51の幅方向内側に屈曲させておく。こうして、予め隔壁5Aを燃焼室側の部分(すなわち2つの支持棒54A)が幅方向に先細り状となった状態としておく。
次に、両側部の2つのレール部52を開口部から2つの支持溝311内に嵌合させるようにして、隔壁5Aを吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿入する。
このとき、2つの支持棒54Aが幅方向に先細り状に屈曲されていることにより、隔壁5Aはスムーズに吸気ポート31内に挿入される。
そして、図6(b)に示すように、レール部52が支持溝311の燃焼室側の端面に突き当たるまで隔壁5Aをそのまま挿し込むことにより、当該隔壁5Aが吸気ポート31内の所定の位置に配置される。
次に、図7(a)に示すように、板状の組立冶具6Aを、隔壁5Aに重ねるようにして吸気マニホールド2側から吸気ポート31内に挿し込む。
この組立冶具6Aは、吸気ポート31内に挿入しやすいように先端が先細り状に形成されるとともに、その幅が隔壁本体51の幅と略同一に形成されている。そのため、組立冶具6Aを隔壁5Aに重ねるようにして吸気ポート31内に挿し込むことにより、その両側面で2つの支持棒54Aが幅方向外側に押し広げられて吸気ポート31の内壁面に沿った状態まで屈曲する。
これにより、隔壁本体51の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間が、主に2つの閉塞板55Aで閉塞された状態となる。
そして、組立冶具6Aを吸気ポート31内から引き抜くことにより、図7(b)に示すように、上記隙間が閉塞された状態で、隔壁5Aが吸気ポート31内に配置される。
以上のように、第二の実施形態によれば、2つの閉塞板55Aを隔壁本体51と厚さ方向に重ねつつ2つの支持棒54Aを幅方向の内側に屈曲させた状態で、隔壁5Aが吸気ポート31内に挿入される。そして、その後に2つの支持棒54Aを隔壁本体51の幅方向の外側に屈曲させることで、隔壁本体51の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間が2つの閉塞板55Aで閉塞される。
これにより、支持棒54Aや閉塞板55Aに阻害されることなく隔壁5Aをスムーズに吸気ポート31内に挿入することができるとともに、隔壁本体51の先端部511aと吸気ポート31の内壁面との間の隙間を2つの閉塞板55Aで閉塞することができる。
したがって、組み立て易さを損なうことなく、強いタンブルを形成することが可能となる。
[変形例]
なお、本発明を適用可能な実施形態は、上述した第一及び第二の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、隔壁本体51の先端部511aは、テーパ状の先細り状に形成されていることとしたが、幅方向に先細り状であればテーパ状でなくともよく、例えば段付き状の先細り状に形成されていてもよい。
2 吸気マニホールド
3,3A シリンダーヘッド
31 吸気ポート
311 支持溝
312 突起部
313 凹部
4 TGVユニット
43 バタフライバルブ(吸気流動制御弁)
5,5A 隔壁
51 隔壁本体
511a 先端部
52 レール部
53 シール部
54A 支持棒(屈曲部材)
55A 閉塞板
6A 組立冶具
P 吸気流路

Claims (4)

  1. 吸気マニホールドと吸気ポートとの間に設けられ、前記吸気ポート下流の燃焼室に至る吸気流路の一部を閉塞可能な吸気流動制御弁と、
    前記吸気ポート内にその流路方向に沿って設けられ、前記吸気流動制御弁の閉状態に対応するように前記吸気ポート内を仕切る隔壁と、
    を備える内燃機関の吸気流路構造であって、
    前記隔壁は、前記燃焼室側の先端部が幅方向に先細り状に形成されて当該先端部と前記吸気ポートの内壁面との間に隙間を介在させた隔壁本体を有し、
    前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入するに伴って前記隙間が閉塞されるか、或いは、前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入した後に前記隙間を閉塞可能なように構成されていることを特徴とする内燃機関の吸気流路構造。
  2. 前記隔壁は、前記隔壁本体の先端部の幅方向両側に設けられるとともに柔軟性を有する2つのシール部を有し、
    前記吸気ポートの内壁面には、前記隔壁本体の先端部の両側面と対向する2つの突起部が設けられ、
    前記隔壁を前記吸気マニホールド側から前記吸気ポート内に挿入するに伴って、前記2つのシール部が前記2つの突起部により前記隔壁本体の先端部の両側面に押し付けられて、前記隙間が閉塞されるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気流路構造。
  3. 前記2つの突起部は、前記燃焼室側に向かうに連れて前記吸気ポートの内周側に位置するように傾斜しつつ前記隔壁本体の先端部の側面と対向する傾斜面をそれぞれ有することを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の吸気流路構造。
  4. 前記隔壁は、
    前記隔壁本体のうち先端部よりも前記吸気マニホールド側の部分に保持されつつ前記隔壁本体の先端部の幅方向両側に設けられ、屈曲状態を保持可能な2つの屈曲部材と、
    前記2つの屈曲部材の前記幅方向の内側に設けられ、前記隙間を閉塞可能な2つの閉塞板と、
    を有し、
    前記2つの閉塞板を前記隔壁本体と厚さ方向に重ねつつ前記2つの屈曲部材を前記幅方向の内側に屈曲させた状態で前記隔壁を前記吸気ポート内に挿入した後に、前記2つの屈曲部材を前記幅方向の外側に屈曲させて前記2つの閉塞板で前記隙間を閉塞可能なように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気流路構造。
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