JP2017002320A - 擬似接着シート - Google Patents
擬似接着シート Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017002320A JP2017002320A JP2016165810A JP2016165810A JP2017002320A JP 2017002320 A JP2017002320 A JP 2017002320A JP 2016165810 A JP2016165810 A JP 2016165810A JP 2016165810 A JP2016165810 A JP 2016165810A JP 2017002320 A JP2017002320 A JP 2017002320A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- release layer
- pseudo
- base material
- adhesive sheet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Credit Cards Or The Like (AREA)
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
【解決手段】本発明の擬似接着シートは、第1の基材と剥離層と第2の基材とをこの順に有し、該剥離層を介して該第1の基材と該第2の基材とを剥離することが可能であり、剥離後に該剥離層の少なくとも一部が該第1の基材の全面を覆う。
【選択図】図1
Description
好ましい実施形態においては、上記擬似接着シートは、剥離の際に上記剥離層内で剥離する。
好ましい実施形態においては、上記剥離層がワックスとバインダーとを含む。
好ましい実施形態においては、上記擬似接着シートは、剥離の際に上記第2の基材と上記剥離層との界面で剥離する。
好ましい実施形態においては、上記剥離層が低密度ポリエチレンを含む。
好ましい実施形態においては、上記剥離層が第1の剥離層と第2の剥離層とを有し、剥離の際に該第1の剥離層と該第2の剥離層との界面で剥離する。
好ましい実施形態においては、上記第1の剥離層がスチレン・ブタジエンゴムとスチレン−アクリル樹脂とを含み、上記第2の剥離層が低密度ポリエチレンを含む。
好ましい実施形態においては、上記第1の基材が粘着剤層を備え、該第1の基材が、該粘着剤層を上記剥離層側にして配置される。
好ましい実施形態においては、上記第1の基材がブロック層をさらに備え、該ブロック層が、上記粘着剤層と上記剥離層との間に配置される。
本発明の擬似接着シートは、第1の基材と剥離層と第2の基材とをこの順に有する。本発明においては、剥離層を介して、第1の基材と第2の基材とを剥離することが可能である。剥離後の剥離面において、剥離層の少なくとも一部は第1の基材の全面を覆う。本発明によれば、剥離層と第1の基材との間の接着力(例えば、剥離強度)が剥離層と第2の基材との間の接着力よりも大きくなるよう、剥離層を2層構造とした場合には第1の基材と隣接する剥離層との間の接着力(例えば、剥離強度)が第2の基材と隣接する剥離層との間の接着力よりも大きくなるよう、あるいは、剥離層と第1の基材との界面で剥離することなく剥離層が凝集破壊するよう各層の材料、厚み等を最適化することにより、上記のような特徴的な剥離挙動を実現することができる。以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明するが、本発明はこれらの実施形態に限定されない。
図1(a)は、本発明の1つの実施形態による擬似接着シートの剥離前の状態を説明する概略断面図であり、図1(b)は図1(a)の擬似接着シートの剥離時の状態を説明する概略断面図である。なお、以下のすべての図面においては、見やすくするために、各層の厚みの比率は実際とは異なっている。図示例の擬似接着シート100は、第1の基材10と剥離層20と第2の基材30とをこの順に有する。
図7(a)は、本発明の別の実施形態による擬似接着シートの剥離前の状態を説明する概略断面図であり、図7(b)は図7(a)の擬似接着シートの剥離時の状態を説明する概略断面図である。図示例の擬似接着シート101は、第1の基材10と剥離層20’と第2の基材30とをこの順に有する。第1の基材10は、第1の実施形態と同様に、粘着剤層およびブロック層を含んでいてもよい。簡単のため、本実施形態についての特徴的な部分についてのみ説明する。それ以外の部分については、上記の実施形態に関して説明したとおりである。
図8(a)は、本発明のさらに別の実施形態による擬似接着シートの剥離前の状態を説明する概略断面図であり、図8(b)は図8(a)の擬似接着シートの剥離時の状態を説明する概略断面図である。図示例の擬似接着シート102は、第1の基材10と剥離層20”と第2の基材30とをこの順に有する。第1の基材10は、第1の実施形態と同様に、粘着剤層およびブロック層を含んでいてもよい。簡単のため、本実施形態についても、特徴的な部分についてのみ説明する。それ以外の部分については、上記の実施形態に関して説明したとおりである。
本発明の擬似接着シートは、任意の適切な方法により製造することができる。本発明の擬似接着シートは、例えば、第2の基材上に剥離層を形成するための組成物(剥離層形成用組成物)を塗布し、その後乾燥して剥離層を形成し、該剥離層を介して、第1の基材と第2の基材とを貼り合わせることにより製造することができる。このような製造方法によれば、図1で示した形態(第1の実施形態)または図7で示した実施形態(第2の実施形態)の擬似接着シートを製造することができる。また、本発明の擬似接着シートの第1の基材が粘着剤層およびブロック層を備える場合、当該擬似接着シートは、例えば、(1)第2の基材上に剥離層形成用組成物を塗布・乾燥して剥離層を形成し、(2)該剥離層上にブロック層形成用組成物を塗布・乾燥してブロック層を形成し、(3)該ブロック層上に粘着剤を塗布・乾燥して粘着剤層を形成し、(4)該粘着剤層上に第1の芯材層を積層することにより製造することができる。
図10は、本発明の擬似接着シートの使用形態の一例を示す概略平面図である。本発明によれば、第1の基材10側または第2の基材側(図示例では第1の基材10)から、任意の形状で切り込みaを入れることにより、該形状の小片紙票Aを剥離し得る擬似接着シートを提供することができる。擬似接着シート自体は、汎用サイズ(例えば、B5、A4サイズの用紙、ロール状の用紙)で提供され得るので、該擬似接着シートを汎用印刷装置に供して、小片紙票に印刷を施すことができる。また、印刷後は、切断工程を必要とせずに、容易に小片紙票を得ることができる。
単層構造の第2の基材(すなわち、第2の芯材層)として、上質紙を準備した。一方、ポリエチレンワックス(固形分濃度30%)とSBRラテックスとを、重量比85/15で混合して、剥離層形成用組成物を調製した。この剥離層形成用組成物を、乾燥後重量が5g/m2となるように、上記上質紙上に塗布し、その後、80℃で1分間乾燥して、剥離層(厚み:5μm)を形成した。次いで、ブロック層形成用組成物として、スチレン−アクリル酸エステル共重合樹脂水性エマルジョンを、乾燥後重量が5g/m2となるように、上記剥離層上に塗布し、その後、80℃で1分間乾燥して、ブロック層を形成した。次いで、アクリル系粘着剤を、乾燥後重量が13g/m2となるように、上記ブロック層上に塗布し、その後、60℃で2分間乾燥して、粘着剤層を形成した。この粘着剤層上に、インクジェット紙(第1の芯材層)を貼着し、擬似接着シートを得た。
本実施例は、上記第1の実施形態に対応する。すなわち、この擬似接着シートにおいて、第2の基材を剥離したところ、剥離層が凝集破壊により層内剥離し、該剥離強度は、180°剥離、剥離速度300(mm/分)の剥離試験において、80g/50mmであった。また、剥離後の剥離面に糊残りはなく、べたついたり、手にひっついたりすることはなかった。
粘着剤の乾燥温度を105℃とした以外は、実施例1と同様にして、擬似接着シートを得た。
本実施例は、上記第2の実施形態に対応する。すなわち、上記のようにして得られた擬似接着シートは、剥離層と第2の基材との間の剥離強度が最も弱く、該剥離強度は、180°剥離、剥離速度300(mm/分)の剥離試験において、40g/50mmであった。また、剥離後の剥離面に糊残りはなく、べたついたり、手にひっついたりすることはなかった。
単層構造の第2の基材(すなわち、第2の芯材層)として、上質紙を準備した。押出ラミネート用LDPEを溶融状態で押し出し、上質紙上に塗布し、その後、冷却し、厚み10μmの剥離層を形成した。次いで、アクリル系粘着剤を、乾燥後重量が13g/m2となるように、上記第1の剥離層上に塗布し、その後、105℃で2分間乾燥して、粘着剤層を形成した。この粘着剤層上に、インクジェット紙(第1の芯材層)を貼着し、擬似接着シートを得た。
本実施例は、上記第2の実施形態に対応する。すなわち、上記のようにして得られた擬似接着シートは、剥離層と第2の基材との間の剥離強度が最も弱く、該剥離強度は、180°剥離、剥離速度300(mm/分)の剥離試験において、40g/50mmであった。また、剥離後の剥離面に糊残りはなく、べたついたり、手にひっついたりすることはなかった。
単層構造の第2の基材(すなわち、第2の芯材層)として、上質紙を準備した。押出ラミネート用LDPEを溶融状態で押し出し、上質紙上に塗布し、その後、冷却し、厚み10μmの第2の剥離層を形成した。次いで、SBRエマルジョンとスチレン−アクリル樹脂を50/50で混合して得られた混合物を、乾燥後重量が1g/m2となるように、第2の剥離層上に塗布し、その後、70℃で1分間乾燥して、第1の剥離層(厚み1.0μm)を形成した。次いで、アクリル系粘着剤を、乾燥後重量が13g/m2となるように、上記第1の剥離層上に塗布し、その後、105℃で2分間乾燥して、粘着剤層を形成した。この粘着剤層上に、インクジェット紙(第1の芯材層)を貼着し、擬似接着シートを得た。
本実施例は、上記第3の実施形態に対応する。すなわち、上記のようにして得られた擬似接着シートにおいて、第2の基材を剥離したところ、第1の剥離層と第2の剥離層との界面で剥離し、該剥離強度は、180°剥離、剥離速度300(mm/分)の剥離試験において、40g/50mmであった。また、剥離後の剥離面に糊残りはなく、べたついたり、手にひっついたりすることはなかった。
20 剥離層
30 第2の基材
100、100’、101、102 擬似接着シート
Claims (4)
- 第1の基材と剥離層と第2の基材とをこの順に有し、
該剥離層を介して該第1の基材と該第2の基材とを剥離することが可能であり、
剥離後の剥離面において、該剥離層の少なくとも一部が該第1の基材の全面を覆い、
該剥離層がワックスとバインダーとを含み、
ワックス/バインダーの配合比(重量基準)が、50/50〜95/5である、
擬似接着シート。 - 剥離の際に前記剥離層内で剥離する、請求項1に記載の擬似接着シート。
- 前記第1の基材が粘着剤層を備え、
該第1の基材が、該粘着剤層を前記剥離層側にして配置される、請求項1または2に記載の擬似接着シート。 - 前記第1の基材がブロック層をさらに備え、
該ブロック層が、前記粘着剤層と前記剥離層との間に配置される、請求項3に記載の擬似接着シート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016165810A JP6233821B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 擬似接着シート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016165810A JP6233821B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 擬似接着シート |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013013192A Division JP6037561B2 (ja) | 2013-01-28 | 2013-01-28 | 擬似接着シート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017002320A true JP2017002320A (ja) | 2017-01-05 |
JP6233821B2 JP6233821B2 (ja) | 2017-11-22 |
Family
ID=57753527
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016165810A Active JP6233821B2 (ja) | 2016-08-26 | 2016-08-26 | 擬似接着シート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6233821B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000190668A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 隠蔽葉書 |
JP2003261837A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-19 | Kyodo Printing Co Ltd | 感熱接着シート及び情報記録体 |
-
2016
- 2016-08-26 JP JP2016165810A patent/JP6233821B2/ja active Active
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000190668A (ja) * | 1998-12-28 | 2000-07-11 | Dainippon Printing Co Ltd | 隠蔽葉書 |
JP2003261837A (ja) * | 2002-03-06 | 2003-09-19 | Kyodo Printing Co Ltd | 感熱接着シート及び情報記録体 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP6233821B2 (ja) | 2017-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TW200932868A (en) | Adhesive sheet, production method thereof, and laminating method thereof | |
JP5149096B2 (ja) | 擬似接着ラベル | |
JP5987553B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP4859819B2 (ja) | 情報記録用粘着シート | |
JP2013244718A (ja) | 配送伝票 | |
JP6037561B2 (ja) | 擬似接着シート | |
JP2014040005A (ja) | 配送伝票 | |
JP6233821B2 (ja) | 擬似接着シート | |
JP5962216B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP5253843B2 (ja) | 配送用積層シート、その製造方法及び配送伝票 | |
JP5994391B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP5957849B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP5994386B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP2016061929A (ja) | 擬似接着ラベル及び擬似接着ラベルの製造方法 | |
JP2018169532A (ja) | 擬似接着ラベル | |
JP2010046953A (ja) | 擬似接着ラベルおよびその製造方法 | |
JP6331734B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP5259302B2 (ja) | 擬似接着ラベルの製造方法 | |
JP6202778B2 (ja) | 粘着ラベル | |
JP5648337B2 (ja) | 配送伝票 | |
JP4588564B2 (ja) | カード付き積層体 | |
JP2017226168A (ja) | 配送伝票および連続伝票シート | |
JP2014066892A (ja) | ラベル連続体 | |
WO2002072342A1 (fr) | Feuille stratifiee et feuille de preparation de carte | |
JP3586868B2 (ja) | 剥離容易な積層シートの製造法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170509 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170712 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170906 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20171011 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20171017 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6233821 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |