JP2017001781A - 糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法 - Google Patents

糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法 Download PDF

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安彦 久保田
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敬士 平野
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Tomoyuki Hitoshina
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Abstract

【課題】自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する前工程機で発生した異常を、当該前工程機においてタイムリーに把握することを可能とする。
【解決手段】糸巻取システム1は、給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダ4と、自動ワインダ4の前工程の紡績工程を実施する粗紡機2及び精紡機3と、を備える。自動ワインダ4は、走行する糸の状態を検出する糸監視装置45と、糸監視装置45の監視結果に関する情報を粗紡機2及び精紡機3へ送信する送信部41xと、を有する。粗紡機2及び精紡機3は、糸監視装置45の監視結果に関する情報を自動ワインダ4から受信する受信部21x及び受信部31xを有する。
【選択図】図5

Description

本発明は、糸巻取システム、自動ワインダ、精紡機及び糸巻取方法に関する。
従来、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機と、形成した給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成するワインダユニットを複数具備する自動ワインダと、を備えた糸巻取システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載された糸巻取システムでは、精紡機及び自動ワインダ間を巡回輸送されるボビン載置用のトレーにメディアが設けられており、このメディアに書込み装置によってワインダの糸処理情報が書き込まれる。メディアに書き込まれた糸処理情報は、読取り装置によって読み取られて、管理用コンピュータで管理される。
特公平6−76177号公報
上述したような糸巻取システムでは、自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する前工程機(例えば、精紡機や粗紡機等)において異常が発生した場合、例えば糸の品質改善を早急に行うべく、前工程機において当該異常をタイムリーに把握することが望まれる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する前工程機で発生した異常を、当該前工程機においてタイムリーに把握可能とすることを目的とする。
本発明に係る糸巻取システムは、給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する1又は複数の前工程機と、を備え、自動ワインダは、走行する糸の状態を検出する糸監視部と、糸監視部の監視結果に関する情報を前工程機へ送信する送信部と、を有し、前工程機は、糸監視部の監視結果に関する情報を自動ワインダから受信する受信部を有する。
この糸巻取システムでは、糸監視部の監視結果に関する情報が、自動ワインダから該自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する前工程機(以下、単に「前工程機」ともいう)に送信される。これにより、前工程機においては、受信した情報により、例えば前工程機で紡績された糸の品質不良、ひいては、前工程機の異常を把握することができる。すなわち、前工程機で発生した異常を当該前工程機でタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、自動ワインダは、糸監視部で検出した検出データに基づき前工程機の異常情報を取得する第一異常情報取得部を有し、送信部は、異常情報を監視結果に関する情報として送信してもよい。この場合、前工程機では、異常情報を受信することで、発生した異常をタイムリーに把握できる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、給糸ボビンを移送するトレーは、該給糸ボビンを形成した精紡ユニットを識別する識別情報が記憶された記憶部を有し、自動ワインダは、記憶部に記憶された識別情報を読み込む読取部を有し、第一異常情報取得部は、糸監視部で検出した検出データ及び読取部で読み込んだ識別情報に基づき異常が発生した精紡ユニットを特定し、特定した当該精紡ユニットに関する情報を異常情報として取得してもよい。これにより、前工程機としての精紡機において、異常が発生した精紡ユニットをタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、第一異常情報取得部は、糸監視部で検出した検出データに基づき、複数の精紡ユニットに共通する異常に関する情報を異常情報として取得してもよい。これにより、前工程機としての精紡機において、例えばブロアの異常停止等の複数の精紡ユニットに共通する異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、送信部は、糸監視部で検出した検出データを、監視結果に関する情報として送信し、前工程機は、受信部で受信した検出データに基づき前工程機の異常情報を取得する第二異常情報取得部を有してもよい。この場合、前工程機では、検出データを受信する。前工程機では、検出データから異常情報を取得することで、発生した異常をタイムリーに把握できる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、給糸ボビンを移送するトレーは、該給糸ボビンを形成した精紡ユニットを識別する識別情報が記憶された記憶部を有し、自動ワインダは、記憶部に記憶された識別情報を読み込む読取部を有し、送信部は、読取部で検出した識別情報を、監視結果に関する情報としてさらに送信し、第二異常情報取得部は、受信部で受信した検出データ及び識別情報に基づき異常が発生した精紡ユニットを特定し、特定した当該精紡ユニットに関する情報を異常情報として取得してもよい。これにより、前工程機としての精紡機において、異常が発生した精紡ユニットをタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、第二異常情報取得部は、受信部で受信した検出データに基づき、複数の精紡ユニットに共通する異常に関する情報を異常情報として取得してもよい。これにより、前工程機としての精紡機において、例えばブロアの異常停止等の複数の精紡ユニットに共通する異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、異常情報に応じて当該前工程機の異常を報知する報知部を有してもよい。この場合、前工程機において、発生した異常をオペレータに報知することが可能となる。
本発明に係る糸巻取システムでは、検出データは、検出された糸欠陥に関する糸欠陥検出データを含んでいてもよい。この場合、糸欠陥検出データに基づいて異常情報が取得される。例えば、糸欠陥検出データが糸欠陥を繰返し且つ継続的に含む場合に、前工程機の異常と判断し、異常情報を取得することができる。
本発明に係る糸巻取システムでは、前工程機は、粗糸ボビンを形成する粗紡ユニットを複数具備する粗紡機を含んでいてもよい。この場合、前工程機としての粗紡機において、粗紡機で発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る自動ワインダは、給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダであって、走行する糸の状態を検出する糸監視部と、糸監視部の監視結果に関する情報を、自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する1又は複数の前工程機へ送信する送信部と、を備える。
この自動ワインダによれば、糸監視部の監視結果に関する情報が前工程機に送信される。これにより、前工程機においては、糸監視部の監視結果に関する情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る精紡機は、給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダの前工程に配置され、給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機であって、自動ワインダに設けられ走行する糸の状態を検出する糸監視部の監視結果に関する情報を、自動ワインダから受信する受信部を備える。
この精紡機では、糸監視部の監視結果に関する情報を前工程機から受信する。これにより、前工程機としての精紡機においては、受信した当該情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明に係る糸巻取方法は、精紡機により給糸ボビンを形成し、自動ワインダにより当該給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取方法であって、自動ワインダにおいて走行する糸の状態を糸監視部で検出するステップと、糸監視部の監視結果に関する情報を、自動ワインダから精紡機へ送信するステップと、を備える。
この糸巻取方法では、糸監視部の監視結果に関する情報を、自動ワインダから精紡機へ送信する。これにより、前工程機としての精紡機においては、糸監視部の監視結果に関する情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本発明によれば、自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する前工程機で発生した異常を、当該前工程機においてタイムリーに把握することが可能となる。
本発明の一実施形態の糸巻取システムの正面図である。 図1の糸巻取システムにおいて搬送されるトレー、空のボビン及び給糸ボビンの斜視図である。 図1の糸巻取システムの精紡ユニットの側面図である。 図1の糸巻取システムのワインダユニットの側面図である。 図1の糸巻取システムの要部を示す概略ブロック図である。 図1の糸巻取システムの処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図において同一又は相当部分には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1に示されるように、糸巻取システム1は、粗紡機2と、精紡機3と、自動ワインダ4と、ボビン移送装置5と、を備えている。粗紡機2は、スライバから粗糸を生成し、その粗糸を巻き取って粗糸ボビンを形成する。精紡機3は、粗糸から糸を生成し、その糸を巻き取って給糸ボビン11を形成する。自動ワインダ4は、給糸ボビン11から糸を巻き取ってパッケージを形成する。ボビン移送装置5は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11を移送し、自動ワインダ4から精紡機3に空のボビン12(糸の巻かれていないボビン)を移送する。ボビン移送装置5には、ボビン準備装置及び残糸処理装置等が設けられている。ボビン準備装置は、自動ワインダ4が給糸ボビン11の糸を処理するための前準備を行う。残糸処理装置は、給糸ボビン11から排出されたボビン12に糸が残っている場合に、その糸を除去して空のボビン12にする。そのため、ボビン移送装置5は、カーブの多い複雑な移送経路を有している。
給糸ボビン11及び空のボビン12は、それぞれ、トレー6にセットされた状態で移送される。図2に示されるように、トレー6は、円板状のベース部61と、ベース部61から上側に突出するピン62と、ベース部61に内蔵されたRF(Radio Frequency)タグ(記憶部)63と、を有している。給糸ボビン11及び空のボビン12は、それぞれ、ボビン12のボトム部12aにピン62が差し込まれることで、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でトレー6にセットされる。RFタグ63は、トレー6にセットされた給糸ボビン11に関する情報を記憶する。糸巻取システム1では、トレー6にセットされた給糸ボビン11の状況がRFID(Radio Frequency Identification:電波による個体識別)技術によって管理される。
図1に示されるように、粗紡機2は、自動ワインダ4の前工程の紡績工程(粗紡工程)を実施する前工程機を構成する。粗紡機2の動作を制御する制御装置21と、粗糸ボビンを形成する複数の粗紡ユニット22と、を備えている。制御装置21は、ディスプレイ等の表示部21aと、入力キー等の操作部21bと、を有している。表示部21aは、各粗紡ユニット22の運転状況等を表示する。操作部21bは、オペレータが各粗紡ユニット22の運転条件の設定等を行うためのものである。
精紡機3は、自動ワインダ4の前工程の紡績工程(精紡工程)を実施する前工程機を構成する。精紡機3の動作を制御する制御装置31と、給糸ボビン11を形成する複数の精紡ユニット32と、を備えている。制御装置31は、ディスプレイ等の表示部31aと、入力キー等の操作部31bと、を有している。表示部31aは、各精紡ユニット32の運転状況等を表示する。操作部31bは、オペレータが各精紡ユニット32の運転条件の設定等を行うためのものである。
図3に示されるように、精紡ユニット32は、ドラフト装置33と、加撚装置34と、を有している。
ドラフト装置33は、バックローラ対33aと、ミドルローラ対33bと、フロントローラ対33cと、を有している。バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cは、それぞれ、ボトムローラ及びトップローラによって構成されている。ミドルローラ対33bを構成する各ローラには、エプロンベルトが架けられている。ドラフト装置33では、バックローラ対33a、ミドルローラ対33b及びフロントローラ対33cが所定の速度比で回転させられることで、粗糸ボビンから解舒された粗糸13がドラフトされる。
加撚装置34は、スピンドル軸35と、リングレール36と、リング37と、トラベラ38と、を有している。スピンドル軸35は、ボビン12のトップ部12bが上側に向いた状態でボビン12のボトム部12aを保持し、ボビン12を回転させる。リングレール36は、ボビン12の軸線方向に移動可能である。リング37は、リングレール36に固定されている。トラベラ38は、リング37に支持されており、リング37に沿って移動可能である。
加撚装置34では、ドラフト装置33においてドラフトされた粗糸13がリング37とトラベラ38との隙間に挿通され、その粗糸13の端部がボビン12に固定される。その状態で、スピンドル軸35がボビン12を回転させると、トラベラ38が粗糸13に引っ張られるようにしてリング37に沿って移動する。このとき、リングレール36が、ボビン12の軸線方向に沿った所定の範囲で往復動しつつ、ボトム部12a側からトップ部12b側に徐々に移動する。加撚装置34では、トラベラ38の回転がボビン12の回転に遅れることで粗糸13に撚りが加えられて糸14が生成され、その糸14がボビン12に巻き取られて給糸ボビン11が形成される。
以上のように構成された精紡ユニット32を複数有する精紡機3は、いわゆる一斉ドッフィングタイプとして構成されている。すなわち、精紡機3は、ボビン移送装置5によって自動ワインダ4から移送された空のボビン12を複数ストックしておき、各精紡ユニット32に空のボビン12を一斉にセットして、糸の巻き取りを一斉に開始させる。各精紡ユニット32において糸の巻き取りが完了して給糸ボビン11が形成されると、精紡機3は、全ての給糸ボビン11を一斉に玉揚げ(ドッフィング)する。そして、精紡機3は、その間にストックされていた空のボビン12をトレー6から抜き取って各精紡ユニット32に再び一斉にセットし、代わりに、玉揚げした給糸ボビン11をトレー6に一斉にセットする。
図1に示されるように、自動ワインダ4は、自動ワインダ4の動作を制御する制御装置41と、パッケージを形成する複数のワインダユニット42と、を備えている。制御装置41は、ディスプレイ等の表示部41aと、入力キー等の操作部41bと、を有している。表示部41aは、各ワインダユニット42の運転状況等を表示する。操作部41bは、オペレータが各ワインダユニット42の運転条件の設定等を行うためのものである。なお、制御装置41は、ボビン移送装置5の動作も制御している。
図4に示されるように、ワインダユニット42は、巻取装置43と、テンション付与装置44と、糸監視装置(糸監視部)45と、上糸捕捉装置46と、下糸捕捉装置47と、糸継装置48と、を有している。
巻取装置43は、クレードル43aと、巻取ドラム43bと、を有している。クレードル43aは、パッケージ15を支持する。巻取ドラム43bは、糸14をトラバースさせつつパッケージ15を回転させる。これにより、所定の位置にセットされた給糸ボビン11から糸14が巻き取られてパッケージ15が形成される。テンション付与装置44は、給糸ボビン11からパッケージ15に走行する糸14に所定のテンションを付与する。
糸監視装置45は、走行する糸14を監視し、糸欠陥(糸14の太さ異常、糸14への異物の混入等)を含む糸14の状態を検出する。糸欠陥が検出された場合には、別途設けられたカッタによって糸14が切断される。上糸捕捉装置46は、糸14が切断された場合に、パッケージ15側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。下糸捕捉装置47は、糸14が切断された場合に、給糸ボビン11側の糸14の糸端を捕捉して糸継装置48に案内する。糸継装置48は、上糸捕捉装置46及び下糸捕捉装置47によって案内された糸端同士を繋ぐ。
図1に示されるように、ボビン移送装置5は、RFライタ51を備えている。RFライタ51は、精紡機3から自動ワインダ4に給糸ボビン11が移送される際に、給糸ボビン11がセットされたトレー6のRFタグ63に、その給糸ボビン11に関する情報を書き込む。給糸ボビン11に関する情報には、給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32を特定するためのユニット識別情報(識別情報)、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定するためのドッフィング情報が含まれている。なお、精紡機3の給糸ボビン11の移送方向の出口にRFライタ51を設けることもできる。また、精紡ユニット32ごとにRFライタ51を設けることもできる。
RFライタ51によってRFタグ63に書き込まれた情報は、自動ワインダ4のワインダユニット42に給糸ボビン11がセットされた際に、各ワインダユニット42に設けられたRFリーダ(読取部)49によって読み込まれ、自動ワインダ4の制御装置41に送信される。これにより、制御装置41は、ワインダユニット42にセットされている給糸ボビン11について、その給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32、及び一斉ドッフィングのタイミングを特定することができる。
次に、糸巻取システム1の要部について、図5を参照しつつ具体的に説明する。
図5に示されるように、各ワインダユニット42において、糸監視装置45は、走行する糸14の状態を検出し、検出した検出データを制御装置41に出力する。検出データは、糸欠陥に関する糸欠陥検出データ、異物に関する異物検出データ、糸色欠陥に関する糸色欠陥検出データ、糸見かけ太さ指数に関する見かけ太さデータ、スーパースペクトロンに関するスーパースペクトロンデータ、ヘアリネスデータ、及び、糸見かけ太さのCV%(変動率)に関する見かけ太さ変動率データ等を含む。糸監視装置50が検出する糸欠陥は、上述したように、糸14の太さ異常、及び、糸14への異物の混入を含む。また、糸監視装置50が検出する糸欠陥は、例えば、ネップ、スラブ、色糸欠陥、異番手異常、毛羽過多糸、弱糸、及び、糸物性変化等を含む。糸監視装置45の仕様は特に限定されず、光学式の装置であってもよいし、静電容量式の装置であってもよい。
RFリーダ49は、トレー6のRFタグ63にRFライタ51(図1参照)で書き込まれた少なくともユニット識別情報を非接触で読み込こむ。RFリーダ49は、読み込んだユニット識別情報を制御装置41に出力する。ユニット識別情報は、トレー6に支持された給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32の機台番号に関するインスペクタ情報を含む。ここでのユニット識別情報は、例えば次のようにして、RFタグ63に書き込まれる。すなわち、精紡機3において一斉に玉揚げされた給糸ボビン11は、トレー6にセットされた後、精紡ユニット32の並び順と同一の順番でRFライタ51を通過する。そのため、RFライタ51は、通過する給糸ボビン11の順番をカウントすることで、給糸ボビン11を形成した精紡ユニット32を特定し、いずれの精紡ユニット32で形成されたかを示すユニット識別情報をRFタグ63に書き込む。
自動ワインダ4は、制御装置41及び送信部41xを備えている。制御装置41は、CPU(Central ProcessingUnit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(RandomAccess Memory)等を有する電子制御ユニットである。制御装置41は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。制御装置41は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。制御装置41は、糸監視装置45の監視結果に関する情報を、送信部41xへ出力する。
制御装置41は、前工程機の異常情報を取得する第一異常情報取得部を構成する。制御装置41は、糸監視装置45から出力された検出データ、及び/又は、RFリーダ49から出力されたユニット識別情報に基づいて、以下の異常判定を実施し、その結果を異常情報として取得する。
すなわち、制御装置41は、複数の精紡ユニット32のうちの異常が発生した精紡ユニット32を判定して特定する。例えば制御装置41は、各糸監視装置45の検出データにユニット識別情報を関連付け、各検出データについて、どの精紡ユニット32で形成された給糸ボビン11の糸の状態を示すかを判別する。続いて、例えば糸欠陥検出データが糸欠陥を繰返し且つ継続的に含む場合(換言すると、突発的な糸欠陥ではなく周期性を有する糸欠陥が含まれる場合)、当該糸欠陥検出データ(テキスタイルアラーム)に関連付けられた精紡ユニット32を、異常と特定する。そしてこの場合、制御装置41は、精紡機3に異常があると判定し、特定された精紡ユニット32が異常であることを示す情報を異常情報として取得する。
また制御装置41は、各糸監視装置45の検出データ全てから、同じ糸欠陥が検出された場合、複数の精紡ユニット32に共通する異常(精紡機3の全体異常)が発生していると判定する。例えば制御装置41は、各糸監視装置45の検出データ全てから、毛羽過多糸とする糸欠陥が検出された場合、精紡機3のブロアの異常停止が発生していると判定する。そしてこの場合、制御装置41は、精紡機3に異常があると判定し、精紡機3の負圧力により毛羽立ちを抑制する機構に負圧力を供給する負圧力発生装置(ブロア)の異常停止が発生していることを示す情報を異常情報として取得する。
また制御装置41は、粗紡機2の異常を判定する。通常、ある粗紡ユニット22に不具合が発生した場合、この不具合の影響は、当該粗紡ユニット22が粗糸ボビンを供給する複数の精紡ユニット32に及ぶ。そこで、例えば制御装置41は、異常が発生した複数の精紡ユニット32を特定した場合、当該複数の精紡ユニット32で紡績された糸14の糸欠陥が共通し、且つ、当該複数の精紡ユニット32に粗糸ボビンを供給する1又は複数の粗紡ユニット22が共通するとき、これらの共通する1又は複数の粗紡ユニット22に異常が発生したと判定する。そしてこの場合、制御装置41は、粗紡機2に異常があると判定し、1又は複数の粗紡ユニット22に異常が発生したことを示す情報を異常情報として取得する。制御装置41は、取得した異常情報を送信部41xへ出力する。
送信部41xは、粗紡機2及び精紡機3へ自動ワインダ4から情報を送信する部位である。送信部41xは、制御装置41から出力された異常情報を、糸監視装置45の監視結果に関する情報として、粗紡機2の後述する受信部21x及び精紡機3の後述する受信部31xへ送信する。送信部41xによる受信部21x及び受信部31xへの送信は、ケーブル等による有線で行ってもよいし、無線で行ってもよい。送信部41xによる送信を無線で行う場合、伝送媒体としては、電波、赤外線又は光を採用してもよい。なお、図5では、送信部41xを制御装置41とは別個の要素として図示しているが、送信部41xは、制御装置41に含まれて構成されていてもよい。すなわち、送信部41xは、制御装置41に組み込まれた通信機能であってもよい。
精紡機3は、受信部31x、制御装置31及び報知部31yを備えている。受信部31xは、自動ワインダ4の送信部41xから送信された異常情報を、糸監視装置45の監視結果に関する情報として受信する。受信部31xは、受信した異常情報を制御装置31へ出力する。
制御装置31は、CPU、ROM、RAM等を有する電子制御ユニットである。制御装置31は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。制御装置31は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。制御装置31は、受信部31xから出力された異常情報に応じて報知部31yの動作を制御する。
報知部31yは、受信した異常情報に応じて精紡機3の異常をオペレータに報知する。報知部31yは、異常な精紡ユニット32等の異常個所、及び/又は、精紡機3の全体異常を、オペレータに対して通知、警告及び注意喚起する。報知部31yとしては、アラーム表示する表示部、警告灯及びスピーカの少なくとも何れかを含んでいる。なお、図5では、受信部31x及び報知部31yを制御装置31とは別個の要素として図示しているが、受信部31x及び報知部31yの少なくとも一方は、制御装置31に含まれて構成されていてもよい。すなわち、受信部31xは、制御装置31に組み込まれた通信機能であってもよいし、報知部31yは、制御装置31に組み込まれた報知機能であってもよい。
粗紡機2は、受信部21x、制御装置21及び報知部21yを備えている。受信部21xは、自動ワインダ4の送信部41xから送信された異常情報を、糸監視装置45の監視結果に関する情報として受信する。受信部21xは、受信した異常情報を制御装置21へ出力する。
制御装置21は、CPU、ROM、RAM等を有する電子制御ユニットである。制御装置21は、ROMに記憶されているプログラムをRAMにロードし、CPUで実行することで、各種の制御を実行する。制御装置21は、複数の電子制御ユニットから構成されていてもよい。制御装置21は、受信部21xから出力された異常情報に応じて報知部21yの動作を制御する。
報知部21yは、受信した異常情報に応じて粗紡機2の異常をオペレータに報知する。報知部21yは、異常な粗紡ユニット22等の異常個所、及び/又は、粗紡機2の全体異常を、オペレータに対して通知、警告及び注意喚起する。報知部21yとしては、アラーム表示する表示部、警告灯及びスピーカの少なくとも何れかを含んでいる。なお、図5では、受信部21x及び報知部21yを制御装置21とは別個の要素として図示しているが、受信部21x及び報知部21yの少なくとも一方は、制御装置21に含まれて構成されていてもよい。すなわち、受信部21xは、制御装置21に組み込まれた通信機能であってもよいし、報知部21yは、制御装置21に組み込まれた報知機能であってもよい。
次に、糸巻取システム1による糸巻取方法を説明する。以下の説明では、糸巻取方法において実施される、送信部41xと受信部21x及び受信部31xとの間の通信に係る処理の一例について、図6のシーケンス図を参照して説明する。
図6に示されるように、自動ワインダ4では、RFリーダ49により、トレー6のRFタグ63にRFライタ51で書き込まれたユニット識別情報を読み込んで取得する(S1)。各糸監視装置45により、走行する糸14の状態を検出し、給糸ボビン11に巻き取られている少なくとも一部の糸14の検出データを取得する(S2)。制御装置41において、検出データ及び/又はユニット識別情報に基づいて、上述の異常判定を実施する(S3)。
上記S3の異常判定の結果、精紡機3に異常があると判定された場合(S4でYes)、自動ワインダ4の送信部41xから精紡機3の受信部31xへ異常情報を送信する(S5)。上記S3の異常判定の結果、粗紡機2に異常があると判定された場合(S6でYes)、自動ワインダ4の送信部41xから粗紡機2の受信部21xへ異常情報を送信する(S7)。その後、例えば給糸ボビン11が自動ワインダ4に新たに移送される都度、上記各処理を繰り返し実行する。
精紡機3では、受信部31xにより、自動ワインダ4の送信部41xから送信された異常情報を受信した場合、報知部31yによりアラーム表示を出力する(S11,S12)。粗紡機2では、受信部21xにより、自動ワインダ4の送信部41xから送信された異常情報を受信した場合、報知部21yによりアラーム表示を出力する(S21,S22)。なお、その後、報知部31yのアラーム表示は、オペレータにより制御装置31が操作されて解除される。報知部21yのアラーム表示は、オペレータにより制御装置21が操作されて解除される。
以上、糸巻取システム1では、糸監視装置45の監視結果に関する情報が、自動ワインダ4から前工程機としての精紡機3及び/又は粗紡機2に送信される。これにより、前工程機においては、受信した情報により、例えば前工程機で紡績された糸14の品質不良、ひいては、前工程機の異常を把握することができる。すなわち、前工程機で発生した異常を、当該前工程機でタイムリーに把握することが可能となる。その結果、異常発生時において、前工程機の調整やメンテナンスをタイムリー且つ自動で行うことが可能となり、糸14の品質改善を前工程機で早急に行うことができる。
糸巻取システム1では、自動ワインダ4の制御装置41において、糸監視装置45で検出した検出データに基づき前工程機の異常情報が取得される。そして、送信部41xにより、異常情報が前工程機へ送信される。これにより、前工程機では、異常情報を受信することにより、発生した異常をタイムリーに把握できる。
糸巻取システム1では、ユニット識別情報を記憶するRFタグ63をトレー6が有する。自動ワインダ4では、RFタグ63のユニット識別情報がRFリーダ49で読み込まれる。制御装置41では、糸監視装置45で検出された検出データ及びRFリーダ49で読み込まれたユニット識別情報に基づき、異常が発生した精紡ユニット32が特定される。そして、特定した当該精紡ユニット32に関する異常情報が、送信部41xから精紡機3の受信部31xへ送信される。これにより、精紡機3において、異常が発生した精紡ユニット32をタイムリーに把握することが可能となる。
糸巻取システム1では、自動ワインダ4の制御装置41において、糸監視装置45で検出した検出データに基づき、複数の精紡ユニット32に共通する異常に関する異常情報が取得される。複数の精紡ユニット32に共通する異常に関する異常情報が、送信部41xから精紡機3の受信部31xへ送信される。これにより、精紡機3において、例えばブロアの異常停止等の、複数の精紡ユニット32に共通する異常をタイムリーに把握することが可能となる。
糸巻取システム1では、粗紡機2が報知部21yを有しており、精紡機3が報知部31yを有している。これにより、粗紡機2及び精紡機3において、発生した異常をオペレータに報知することが可能となる。
糸巻取システム1では、検出データは、検出された糸欠陥に関する糸欠陥検出データを含んでいる。これにより、例えば、糸欠陥検出データが糸欠陥を繰返し且つ継続的に含むデータ(テキスタイルアラーム)である場合、自動ワインダ4の制御装置41は、前工程機の異常と判断して異常情報を取得できる。
糸巻取システム1は、前工程機として粗紡機2を含んでいる。この場合、前工程機としての粗紡機2において、粗紡機2で発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
自動ワインダ4は、糸監視装置45と、糸監視装置45の監視結果に関する情報を前工程機としての粗紡機2及び精紡機3へ送信する送信部41xと、を備える。これにより、粗紡機2及び精紡機3においては、糸監視装置45の監視結果に関する情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
精紡機3は、自動ワインダ4の前工程に配置され、自動ワインダ4の糸監視装置45の監視結果に関する情報を、自動ワインダ4から受信する受信部31xを備える。精紡機3においては、受信した当該情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
本実施形態の糸巻取方法は、自動ワインダ4において走行する糸14の状態を糸監視装置45で検出して検出データを取得する上記S2と、糸監視装置45の監視結果に関する情報を自動ワインダ4から精紡機3へ送信する上記S5と、を備える。糸巻取方法によれば、精紡機3において、糸監視装置45の監視結果に関する情報により、発生した異常をタイムリーに把握することが可能となる。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。
例えば、上記実施形態では、自動ワインダ4の制御装置41で実施した異常判定を、例えば以下に例示するように、粗紡機2の制御装置21及び精紡機3の制御装置31の少なくとも一方で実施してもよい。
すなわち、自動ワインダ4では、制御装置41が糸監視装置45の検出データ及びRFタグ63のユニット識別情報を送信部41xに出力する。送信部41xにあっては、検出データ及びユニット識別情報を、粗紡機2の受信部21x及び/又は精紡機3の受信部31xに送信する。
粗紡機2では、制御装置21において、受信部21xで受信した検出データ及び/又はユニット識別情報に基づいて上記異常判定を行い、異常情報を取得する。例えば、検出データ及びユニット識別情報に基づき異常が発生した粗紡ユニット22を特定し、特定した当該粗紡ユニット22に関する情報を異常情報として取得する。あるいは、検出データに基づき、複数の粗紡ユニット22に共通する異常に関する情報を異常情報として取得する。精紡機3では、制御装置31において、受信部31xで受信した検出データ及び/又はユニット識別情報に基づいて上記異常判定を行い、異常情報を取得する。例えば、検出データ及びユニット識別情報に基づき異常が発生した精紡ユニット32を特定し、特定した当該精紡ユニット32に関する情報を異常情報として取得する。あるいは、検出データに基づき、複数の精紡ユニット32に共通する異常に関する情報を異常情報として取得する。
これにより、粗紡機2及び精紡機3である前工程機では、異常判定の結果としてではなく、検出データ及びユニット識別情報(いわゆる生データ)を受信できる。前工程機では、検出データから異常情報を取得することにより、発生した異常をタイムリーに把握できる。特に、精紡機3において、異常が発生した精紡ユニット32をタイムリーに把握することが可能となる。精紡機3において、例えばブロアの異常停止等の複数の精紡ユニット32に共通する異常をタイムリーに把握することが可能となる。
1…糸巻取システム、2…粗紡機(前工程機)、3…精紡機(前工程機)、4…自動ワインダ、6…トレー、11…給糸ボビン、14…糸、15…パッケージ、21…制御装置(第二異常情報取得部)、21x…受信部、21y…報知部、31…制御装置(第二異常情報取得部)、31x…受信部、31y…報知部、32…精紡ユニット、41…制御装置(第一異常情報取得部)、41x…送信部、45…糸監視装置(糸監視部)、49…RFリーダ(読取部)、63…RFタグ(記憶部)。

Claims (13)

  1. 給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダと、
    前記自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する1又は複数の前工程機と、を備え、
    前記自動ワインダは、走行する前記糸の状態を検出する糸監視部と、前記糸監視部の監視結果に関する情報を前記前工程機へ送信する送信部と、を有し、
    前記前工程機は、前記糸監視部の監視結果に関する情報を前記自動ワインダから受信する受信部を有する、糸巻取システム。
  2. 前記自動ワインダは、前記糸監視部で検出した検出データに基づき前記前工程機の異常情報を取得する第一異常情報取得部を有し、
    前記送信部は、前記異常情報を前記監視結果に関する情報として送信する、請求項1に記載の糸巻取システム。
  3. 前記前工程機は、前記給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、
    前記給糸ボビンを移送するトレーは、該給糸ボビンを形成した前記精紡ユニットを識別する識別情報が記憶された記憶部を有し、
    前記自動ワインダは、前記記憶部に記憶された識別情報を読み込む読取部を有し、
    前記第一異常情報取得部は、
    前記糸監視部で検出した前記検出データ及び前記読取部で読み込んだ前記識別情報に基づき異常が発生した前記精紡ユニットを特定し、特定した当該精紡ユニットに関する情報を前記異常情報として取得する、請求項2に記載の糸巻取システム。
  4. 前記前工程機は、前記給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、
    前記第一異常情報取得部は、
    前記糸監視部で検出した検出データに基づき、複数の前記精紡ユニットに共通する異常に関する情報を異常情報として取得する、請求項2に記載の糸巻取システム。
  5. 前記送信部は、前記糸監視部で検出した検出データを、前記監視結果に関する情報として送信し、
    前記前工程機は、前記受信部で受信した前記検出データに基づき前記前工程機の異常情報を取得する第二異常情報取得部を有する、請求項1に記載の糸巻取システム。
  6. 前記前工程機は、前記給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、
    前記給糸ボビンを移送するトレーは、該給糸ボビンを形成した前記精紡ユニットを識別する識別情報が記憶された記憶部を有し、
    前記自動ワインダは、前記記憶部に記憶された識別情報を読み込む読取部を有し、
    前記送信部は、前記読取部で検出した前記識別情報を、前記監視結果に関する情報としてさらに送信し、
    前記第二異常情報取得部は、
    前記受信部で受信した前記検出データ及び前記識別情報に基づき異常が発生した前記精紡ユニットを特定し、特定した当該精紡ユニットに関する情報を前記異常情報として取得する、請求項5に記載の糸巻取システム。
  7. 前記前工程機は、前記給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機を含み、
    前記第二異常情報取得部は、
    前記受信部で受信した前記検出データに基づき、複数の前記精紡ユニットに共通する異常に関する情報を異常情報として取得する、請求項5に記載の糸巻取システム。
  8. 前記前工程機は、前記異常情報に応じて当該前工程機の異常を報知する報知部を有する、請求項2〜7の何れか一項に記載の糸巻取システム。
  9. 前記検出データは、検出された糸欠陥に関する糸欠陥検出データを含む、請求項2〜8の何れか一項に記載の糸巻取システム。
  10. 前記前工程機は、粗糸ボビンを形成する粗紡ユニットを複数具備する粗紡機を含む、請求項1〜9の何れか一項に記載の糸巻取システム。
  11. 給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダであって、
    走行する前記糸の状態を検出する糸監視部と、
    前記糸監視部の監視結果に関する情報を、前記自動ワインダの前工程の紡績工程を実施する1又は複数の前工程機へ送信する送信部と、を備える、自動ワインダ。
  12. 給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する自動ワインダの前工程に配置され、前記給糸ボビンを形成する精紡ユニットを複数具備する精紡機であって、
    前記自動ワインダに設けられ走行する前記糸の状態を検出する糸監視部の監視結果に関する情報を、前記自動ワインダから受信する受信部を備える、精紡機。
  13. 精紡機により給糸ボビンを形成し、自動ワインダにより当該給糸ボビンの糸を巻き取ってパッケージを形成する糸巻取方法であって、
    前記自動ワインダにおいて走行する前記糸の状態を糸監視部で検出するステップと、
    前記糸監視部の監視結果に関する情報を、前記自動ワインダから前記精紡機へ送信するステップと、を備える、糸巻取方法。
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