JP2017001517A - 車両用衝突判定装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】斜め衝突であるか否かを従来よりも的確に判定できる車両用衝突判定装置を提供する。
【解決手段】車両10の前方における左右両側に設けられ、車両10の衝突側にかかる前後方向の衝撃を計測する第1センサ(例えば左側前方衝突検知センサLFS)と、車両10の前方における左右両側に設けられ、車両10の非衝突側にかかる左右方向の衝撃を計測する第2センサ(例えば右側前方衝突検知センサRFS)と、第1センサから取得する衝撃信号である第1信号(例えば左側前後方向衝撃信号LFS_X)と、第2センサから取得する衝撃信号である第2信号(例えば右側左右方向衝撃信号RFS_Y)とを用いて、衝突形態判別を行う衝突形態判定部とを有し、衝突形態判定部は、所定期間内に取得する第1信号と第2信号とに基づいて、車両10と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両と衝突対象物との斜め衝突を判定する車両用衝突判定装置に関する。
従来では、車両衝突時の衝突形態を緻密に判断して、その衝突形態に応じて最適な状態で乗員拘束することにより、乗員の拘束性能を高めることを目的とする車両の乗員保護装置に関する技術の一例が開示されている(例えば特許文献1を参照)。この車両の乗員保護装置は、減速度センサーによって車両前後方向に発生する前後減速度および車両左右方向に発生する横減速度をそれぞれ検出し、これら検出した前後減速度および横減速度に対してそれぞれ設定したしきい値(第1しきい値,第2しきい値,第3しきい値)から車両の衝突形態を衝突形態判定手段によって判定する。
特開2003−327073号公報
しかし、特許文献1に記載された技術を適用しても、斜め方向の衝突であると判定することは困難である。一般的に、車両の前方側に配置されるセンサは、車両と衝突対象物が衝突する際のエネルギーを吸収する部位(いわゆるクラッシャブルゾーン)に位置する。車両と衝突対象物が衝突すると、センサが設置された部位(例えばメンバやフレーム等)が変形して、センサの姿勢が変化する。センサの姿勢が変化するに伴って、衝突前である定常時に配置されていた車両の前後方向や左右方向がずれていく。そのため、時間の経過とともに、定常時左右方向を検出する加速度センサが送信している加速度が車両左右方向に対してずれた方向の加速度を送信しており、時間の経過とともに左右方向の信号ではないものとなっている。したがって、その左右方向加速度と前後方向加速度とを時間経過を考慮した演算値により、斜め方向の衝突であると判定することは困難である。
本発明はこのような点に鑑みてなしたものであり、斜め衝突であるか否かを従来よりも的確に判定できる車両用衝突判定装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた第1の発明は、車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の衝突側にかかる前後方向の衝撃を計測する第1センサと、前記車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の非衝突側にかかる左右方向の衝撃を計測する第2センサと、前記第1センサから取得する衝撃信号である第1信号と、前記第2センサから取得する衝撃信号である第2信号とを用いて、衝突形態判定を行う衝突形態判定部とを有し、前記衝突形態判定部は、同時を含む所定期間内に取得する前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記車両と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、第1センサが計測した第1信号では、車両前方における衝突を判定できる。さらに、第1センサと、第1センサと車両の左右方向における反対側に配置された衝撃センサが計測した衝撃との左右差にて、車両前方左右のどちら側に衝突が発生したかを判定できる。
一方、第2センサが計測した第2信号では、第2センサと車両左右反対方向に配置された衝撃センサが計測した衝撃との左右差にて、車両前方付近の車両左右どちら側に衝突が発生したかを判定できる。
しかしながら、第1信号または第2信号のいずれか一方では、斜めに衝突対象物と衝突が発生したかを判定できない。所定期間内に受ける第1信号と第2信号とを判定に用いることで、車両が衝突対象物と斜めに衝突したことを判定することができる。これにより、斜め衝突により必要な乗員保護装置を作動できる。
また、第2センサが衝突側と反対側に配置されたセンサであるので、時間が経過して車両衝突側が衝突により形状が変形していく場合であっても、第2センサが配置されている車両衝突側と反対側は、車両定常状態に対し常に左右方向を検出することができる。そのため、時間経過を考慮した演算(時間積分)をした場合であっても斜め衝突であるとの判定に誤りがでない。
さらに、第2センサが衝突側と反対側(進行方向に左右反対側である非衝突側)に配置されたセンサであるので、クラッシャブルゾーンに配置されたセンサであるにも係わらず、信号線の断線がなく、長時間のデータを取得することができる。このため、判定処理を安定してできる。
第2の発明は、車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の前後方向の衝撃を計測する第1センサと、前記車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の左右方向の衝撃を計測する第2センサと、前記第1センサから取得する衝撃信号である第1信号と、前記第2センサから取得する衝撃信号である第2信号とを用いて、衝突形態を判定する衝突形態判定部とを有し、前記衝突形態判定部は、前記第1信号と第1閾値との比較に基づいて前記車両前方左右のうち衝突側を判定し、前記衝突側とは反対側に設けられた前記第2センサから取得する前記第2信号と第2閾値との比較に基づいて前記車両と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、第1信号と第1閾値との比較に基づいて、車両の前方における左側と右側とのうちで一方側を衝突側として判定できる。なお、左側と右側との双方である正面衝突を判定することも可能である。さらに、第2信号と第2閾値との比較に基づいて、車両と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定できる。その他については、上述した第1の発明と同様の作用効果が得られる。
なお、「車両」は、走行可能な自動車であれば形態(動力や車輪数等)を問わない。「前方」は車両が通常に進行する方向である。「左右両側」は、車両が通常に進行する方向を基準とした左側と右側である。「前後方向」は、車両が進行する方向である。「左右方向」は、車両の進行方向に直交する方向である。「衝突対象物」は、車両(自車)以外であって、車両が衝突し得る物体であれば問わない。例えば、他車(他の車両)、鉄道車両、構造物(建築物や橋梁等を含む)、設置物(標識,信号機,電柱,ガードレール等)などが該当する。「所定期間」は、期間内に同時を含むことを条件として、任意に設定してよい。「第1センサ」,「第2センサ」,「第3センサ」は、いずれも所定方向の衝撃を計測できれば任意である。「計測」には検出や検知の意味を含む。例えば、加速度センサや減速度センサ等が該当する。「斜め衝突」は、車両(自車)と衝突対象物が正面で衝突する正面衝突を除き、車両(自車)の前方(主にフロントバンパーやフロントフェンダーなど)で衝突対象物と衝突する形態である。
第1センサと第2センサの第1配置例を示す模式図である。 車両用衝突判定装置の構成例を示す模式図である。 斜め衝突判定処理の第1手続き例を示すフローチャート図である。 左側前後方向衝撃信号の経時的変化例を示すタイムチャート図である。 左側左右方向衝撃信号の経時的変化例を示すタイムチャート図である。 右側前後方向衝撃信号の経時的変化例を示すタイムチャート図である。 右側左右方向衝撃信号の経時的変化例を示すタイムチャート図である。 衝突対象物の車両と左前方で衝突する例を示す模式図である。 衝突対象物の車両と左前方側で斜め衝突する例を示す模式図である。 衝突対象物の車両と右前方で衝突する例を示す模式図である。 衝突対象物の車両と右前方側で斜め衝突する例を示す模式図である。 斜め衝突判定処理の第2手続き例を示すフローチャート図である。 第1センサと第2センサの第2配置例を示す模式図である。 衝突対象物の設置物と左前方側で斜め衝突する例を示す模式図である。 衝突対象物の構造物と左前方側で斜め衝突する例を示す模式図である。
以下、本発明を実施するための形態について、図面に基づいて説明する。なお、特に明示しない限り、「接続する」という場合には電気的に接続することを意味する。各図は、本発明を説明するために必要な要素を図示し、実際の全要素を図示しているとは限らない。上下左右等の方向を言う場合には、図面の記載を基準とする。
〔実施の形態1〕
実施の形態1は、図1〜図11を参照しながら説明する。図1に示す車両10は、バンパー11、バンパリーンホースメント12、サイドメンバ13,14、左側前方衝突検知センサLFS、右側前方衝突検知センサRFSなどを有する。なお本形態では、車両10の進行方向(前進方向または後進方向;図面上下方向)をX方向と仮定し、進行方向に対する側方方向(図面左右方向)をY方向と仮定する。
バンパリーンホースメント12とサイドメンバ13,14は、いずれも衝撃吸収部材である。バンパリーンホースメント12は、バンパー11よりも後方側でY方向に延びて設けられ、バンパー11で吸収しきれなかった衝撃を吸収する。サイドメンバ13,14は、バンパリーンホースメント12よりも後方側でX方向に延びて設けられ、バンパリーンホースメント12で吸収しきれなかった衝撃を吸収する。
左側前方衝突検知センサLFSは、車両10の左側前方に設けられる。図1の例では、サイドメンバ13に設けている。本形態の左側前方衝突検知センサLFSには、車両10の前後方向(すなわち左側進行方向LX)の衝撃にかかる加速度GXと、車両10の左右方向(すなわち左側側方方向LY)の衝撃にかかる加速度GYとを計測する二軸センサを適用する。加速度GXと加速度GYは、いずれも加速度Gに相当する。左側前方衝突検知センサLFSは、左側進行方向LXの衝撃にかかる加速度GXを左側前後方向衝撃信号LFS_Xとして出力し、左側側方方向LYの衝撃にかかる加速度GYを左側左右方向衝撃信号LFS_Yとして出力する。
右側前方衝突検知センサRFSは、車両10の右側前方に設けられる。図1の例では、サイドメンバ14に設けている。本形態の右側前方衝突検知センサRFSには、車両10の前後方向(すなわち右側進行方向RX)の衝撃にかかる加速度GXと、車両10の左右方向(すなわち右側側方方向RY)の衝撃にかかる加速度GYとを計測する二軸センサを適用する。右側前方衝突検知センサRFSは、右側進行方向RXの衝撃にかかる加速度GXを右側前後方向衝撃信号RFS_Xとして出力し、右側側方方向RYの衝撃にかかる加速度GYを右側左右方向衝撃信号RFS_Yとして出力する。
図2に示す車両用衝突判定装置20と乗員保護装置30は、いずれも車両10に備えられる。車両用衝突判定装置20は、衝突形態判定部21を含む。衝突形態判定部21は、所定期間内に取得する衝撃信号に基づいて、少なくとも車両10と衝突対象物CT(図8〜図11を参照)とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定する機能を含む。衝突形態判定部21には、判定を行う際に用いる複数の判定閾値を記録媒体に記録する。本形態の判定閾値は、例えば左側前後方向衝突閾値Th1_LFX、左側左右方向衝突閾値Th2_LFY、右側前後方向衝突閾値Th1_RFX、右側左右方向衝突閾値Th2_RFYが該当する(図3を参照)。左側前後方向衝突閾値Th1_LFXと右側前後方向衝突閾値Th1_RFXは、いずれも「第1閾値」に相当する。左側左右方向衝突閾値Th2_LFYと右側左右方向衝突閾値Th2_RFYは、いずれも「第2閾値」に相当する。車両用衝突判定装置20は任意に構成してよく、例えばECU(Electronic Control Unit)やコンピュータ等が該当する。
所定期間は、信号の取得について同時を含み、始期や終期等を任意に設定してよい。衝撃信号は、左側前方衝突検知センサLFSから伝達される左側前後方向衝撃信号LFS_Xや左側左右方向衝撃信号LFS_Y、右側前方衝突検知センサRFSから伝達される右側前後方向衝撃信号RFS_Xや右側左右方向衝撃信号RFS_Yが該当する。
衝突形態判定部21は、判定した結果を出力信号SigOutとして乗員保護装置30に伝達する。乗員保護装置30は、乗員を保護するエアバッグやシートベルト等を含み、エアバッグやシートベルト等の作動を制御する制御回路などを有する。この乗員保護装置30は、衝突形態判定部21から伝達される出力信号SigOutに基づいてエアバッグやシートベルト等の作動を制御する。
衝突形態判定部21が行う処理例について、図3を参照しながら説明する。なお、ステップS10,S11,S12,S15,S22は、左側前方衝突検知センサLFSや右側前方衝突検知センサRFSから衝突信号を取得するタイミングを含め、破線で示す所定期間PT内であれば任意に実行してよい。所定期間PTには同時を含む。
図3に示す斜め衝突判定処理において、まず車両10の前方において衝突が発生しているか否かを判定する。具体的には、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上であるか(RFS_X≧Th1_RFX)、左側前方衝突検知センサLFSが左側前後方向衝突閾値Th1_LFX以上であるか(LFS_X≧Th1_LFX)のいずれを満たすのかを判別する〔ステップS10,S11〕。
もし、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX未満(RFS_X<Th1_RFX)、かつ、左側前方衝突検知センサLFSが左側前後方向衝突閾値Th1_LFX未満(LFS_X<Th1_LFX)であれば(ステップS10でNO)、車両10は衝突していない可能性と、正面衝突した可能性とがある。
そこで、右側前後方向衝突閾値Th1_RFXおよび左側前後方向衝突閾値Th1_LFXとは別個に、正面衝突閾値を衝突形態判定部21の記録媒体に記録しておく。衝突形態判定部21は、右側前後方向衝撃信号RFS_Xや左側前後方向衝撃信号LFS_Xが正面衝突閾値以上であるか否かで、衝突していないか、正面衝突かを判定してもよい。
右側前後方向衝撃信号RFS_Xは右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上(RFS_X≧Th1_RFX)であるが(ステップS10,S11でYES)、左側前後方向衝撃信号LFS_Xは左側前後方向衝突閾値Th1_LFX未満(LFS_X<Th1_LFX)であれば(ステップS12でNO)、偏りはあまりなくても右前方衝突と判定する〔ステップS14〕。ただし、衝突の激しさによっては、衝突によるセンサ取り付け箇所の変形が発生し、右側前方衝突検知センサRFSから正確な信号を取得できない場合もある。
そこで、左側前方衝突検知センサLFSから取得する左側前後方向衝撃信号LFS_Xを用いて、斜め衝突か否かを判定する。具体的には、左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY以上(LFS_Y≧Th2_LFY)を満たすか否かを判別する〔ステップS15〕。なお左側左右方向衝突閾値Th2_LFYには、左側前後方向衝突閾値Th1_LFXよりも小さい値(すなわちTh1_LFX>Th2_LFY)を設定するとよく、非衝突側における左右方向に発生する低衝撃を検出することができる。
もし、左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY以上(LFS_Y≧Th2_LFY)であれば(ステップS15でYES)、右前方斜め衝突と判定する〔ステップS16〕。
左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY未満(LFS_Y<Th2_LFY)であれば(ステップS15でNO)、車両10は右前方斜め衝突の可能性があるものの、断定はできない。右前方衝突か右前方斜め衝突かの判定は別個に行うとよい。例えば、左側左右方向衝撃信号LFS_Yの最大値や収束するまでに要した時間等に応じて判定してもよく、他の条件によって判定してもよい。
これに対して、右側前後方向衝撃信号RFS_Xは右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上(RFS_X≧Th1_RFX)であり(ステップS10,S11でYES)、かつ、左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th1_LFX以上(LFS_X≧Th1_LFX)であれば(ステップS12でYES)、左前方衝突,正面衝突,右前方衝突のいずれも可能性がある。衝突形態判定部21は、左側前方衝突検知センサLFSや右側前方衝突検知センサRFSから取得する各信号の値に基づいて左前方衝突,正面衝突,右前方衝突のいずれかを判定してもよく、他の条件によって判定してもよい。
一方、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX未満(RFS_X<Th1_RFX)であれば(ステップS11でNO)、偏りはあまりなくても左前方衝突と判定する〔ステップS21〕。さらに、右側左右方向衝撃信号RFS_Yが右側左右方向衝突閾値Th2_RFY以上(RFS_Y≧Th2_RFY)であれば(ステップS22でYES)、左前方斜め衝突と判定する〔ステップS23〕。なお右側左右方向衝突閾値Th2_RFYには、左側前後方向衝突閾値Th1_LFXよりも小さい値(すなわちTh1_LFX>Th2_RFY)を設定するとよく、非衝突側における左右方向に発生する低衝撃を検出することができる。
また、右側左右方向衝撃信号RFS_Yが右側左右方向衝突閾値Th2_RFY未満(RFS_Y<Th2_RFY)であれば(ステップS22でNO)、車両10は左前方衝突の可能性と、左前方斜め衝突の可能性とがある。左前方衝突か左前方斜め衝突かの判定は別個に行うとよい。例えば、右側左右方向衝撃信号RFS_Yの最大値や収束するまでに要した時間等に応じて判定する。
上述した斜め衝突判定処理において、ステップS10〜S16は右斜め衝突であるか否かを判定する手続きである。この手続きにおいて、車両10の衝突側(例えば右側)にかかる前後方向の衝撃を計測する第1センサは、右側前方衝突検知センサRFSに相当する。右側前方衝突検知センサRFSから取得する右側前後方向衝撃信号RFS_Xは、第1信号Sig1に相当する。車両10の非衝突側(例えば左側)にかかる左右方向の衝撃を計測する第2センサは、左側前方衝突検知センサLFSに相当する。左側前方衝突検知センサLFSから取得する左側左右方向衝撃信号LFS_Yは、第2信号Sig2に相当する。車両10の非衝突側にかかる前後方向の衝撃を計測する第3センサは、左側前方衝突検知センサLFSに相当する。左側前方衝突検知センサLFSから取得する左側前後方向衝撃信号LFS_Xは、第3信号Sig3に相当する。
また、第1信号Sig1に基づいて斜め衝突を判定するための第1閾値は、ステップS11で参照する判定閾値の右側前後方向衝突閾値Th1_RFXと、ステップS12で参照する判定閾値の左側前後方向衝突閾値Th1_LFXとに相当する。第2信号Sig2に基づいて前記斜め衝突を判定するための第2閾値は、ステップS15で参照する判定閾値の左側左右方向衝突閾値Th2_LFYに相当する。
一方、ステップS10,S11,S21〜S23は左斜め衝突であるか否かを判定する手続きである。この手続きにおいて、車両10の衝突側(右側)にかかる前後方向の衝撃を計測する第1センサは、左側前方衝突検知センサLFSに相当する。車両10の非衝突側(左側)にかかる左右方向の衝撃を計測する第2センサは、右側前方衝突検知センサRFSに相当する。車両10の非衝突側(左側)にかかる前後方向の衝撃を計測する第3センサは、右側前方衝突検知センサRFSに相当する。
また、第2信号Sig2に基づいて前記斜め衝突を判定するための第2閾値は、ステップS22で参照する判定閾値の右側左右方向衝突閾値Th2_RFYに相当する。
上述した対応関係をまとめると、第1センサ,第2センサ,第3センサと、第1信号Sig1,第2信号Sig2,第3信号Sig3との関係は、表1のようになる。
Figure 2017001517
左前方斜め衝突を判定する場合の第2閾値となる右側左右方向衝突閾値Th2_RFY(図7を参照)は、第1閾値となる左側前後方向衝突閾値Th1_LFX(図4を参照)よりも小さく設定するとよい。同様にして、右前方斜め衝突を判定する場合の第2閾値となる左側左右方向衝突閾値Th2_LFY(図5を参照)は、第1閾値となる右側前後方向衝突閾値Th1_RFX(図6を参照)よりも小さく設定するとよい。こうすることで、衝突位置とは車両10の左右反対側における左右方向に発生する低衝撃を検出することができる。
上述したように、車両10の衝突側に配置された第1センサ(例えば左側前方衝突検知センサLFS)から取得する衝撃信号を第1信号Sig1(例えば左側前後方向衝撃信号LFS_X)とし、車両10の非衝突側に配置された第2センサ(例えば右側前方衝突検知センサRFS)から取得する衝撃信号を第2信号Sig2(例えば右側左右方向衝撃信号RFS_Y)とする。こうすることで、前後方向または左右方向のうちで一方の信号が、実際の衝撃よりも大きい値に変化する場合であっても、他方の信号には影響を与えることがない。これにより、所定期間PT内に判定するための信号は独立性が保たれ、判定の信頼性を向上することができる。
次に、各衝撃信号の一例に基づいて、車両10(自車)が車両CT1(他車)と衝突する形態を図3に示す斜め衝突判定処理に従って判定する例について図4〜図11を参照しながら説明する。車両CT1は、衝突対象物CTの一例である。
図4に示す左側前後方向衝撃信号LFS_Xは、時刻t11,t13,t15でそれぞれプラス側の左側前後方向衝突閾値Th1_LFX以上に大きくなり、時刻t12,t14でそれぞれマイナス側の左側前後方向衝突閾値Th1_LFXよりも小さくなっている。そのため、図3のステップS10ではYESになり、ステップS11ではNOになる。この時点では、図8に示す左側前方衝突である可能性があり、さらには図9に示す左側前方斜め衝突である可能性もある。
そして、図7に示す右側左右方向衝撃信号RFS_Yは、時刻t41,t44,t45でそれぞれプラス側の右側左右方向衝突閾値Th2_RFY以上に大きくなり、時刻t42,t43,t46でそれぞれマイナス側の右側左右方向衝突閾値Th2_RFYよりも小さくなっている。そのため、図3のステップS22ではYESになり、衝突形態判定部21は図9に示す左側前方斜め衝突であると判定する(ステップS23)。
その他、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上になり(ステップS10,S11でYES)、左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th1_LFX未満になると(ステップS12でNO)、衝突形態判定部21は図11に示す右側前方衝突であると判定する(ステップS14)。さらに、左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY以上になれば(ステップS15でYES)、衝突形態判定部21は図10に示す右側前方斜め衝突であると判定する(ステップS16)。
〔実施の形態2〕
実施の形態2は、図12を参照しながら説明し、必要に応じて図4〜図11を参照する。なお図示および説明を簡単にするため、特に明示しない限り、実施の形態1で用いた要素と同一の要素には同一の符号を付して説明を省略する。よって、主に実施の形態1と相違する点を説明する。
衝突形態判定部21の記録媒体として記録される判定閾値には、左側前後方向衝突閾値Th3_LFXと右側前後方向衝突閾値Th3_RFXがさらに加わる(図12を参照)。これらの左側前後方向衝突閾値Th3_LFXと右側前後方向衝突閾値Th3_RFXは、いずれも「第3閾値」に相当する。
図12に示す斜め衝突判定処理は、衝突形態判定部21が行う処理例であり、図3に示す斜め衝突判定処理に代えて(あるいは並行して)実行される。両方の処理を比べると、図3のステップS12に代えて図12のステップS13を実行し、さらに図12のステップS20が加わる点が相違する。ステップS10,S11,S13,S15,S20,S22は、実施の形態1と同様に所定期間PT内であれば任意に実行してよい。
図12に示す斜め衝突判定処理において、右側前後方向衝撃信号RFS_Xは右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上(RFS_X≧Th1_RFX)であれば(ステップS10,S11でYES)、車両10は右側前方で衝突対象物CTと衝突していると推定される。
そこで、左側前方衝突検知センサLFSから取得する左側前後方向衝撃信号LFS_Xを用いて、斜め衝突か否かを判定する。具体的には、左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th3_LFX未満(LFS_X<Th3_LFX)であるか否かを判別する〔ステップS13〕。なお左側前後方向衝突閾値Th3_LFXには、左側前後方向衝突閾値Th1_LFXよりも小さい値(すなわちTh3_LFX<Th1_LFX)を設定するとよい。
もし、左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th3_LFX未満(LFS_X<Th3_LFX)であれば(ステップS13でYES)、右側に偏りがあるので右前方衝突と判定する〔ステップS14〕。さらに、左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY以上(LFS_Y≧Th2_LFY)であれば(ステップS15でYES)、右前方斜め衝突と判定する〔ステップS16〕。
これに対して、左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th3_LFX以上(LFS_X≧Th3_LFX)であれば(ステップS13でNO)、右前方衝突の可能性と、正面衝突の可能性とがある。左前方衝突の可能性はやや低いものの、断定はできない。衝突形態判定部21は、左側前方衝突検知センサLFSや右側前方衝突検知センサRFSから取得する各信号の値に基づいて左前方衝突,正面衝突,右前方衝突のいずれかを判定してもよく、他の条件によって判定してもよい。
一方、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX未満(RFS_X<Th1_RFX)であれば(ステップS11でNO)、車両10は左側前方で衝突対象物CTと衝突していると推定される。そこで、右側前方衝突検知センサRFSから取得する右側前後方向衝撃信号RFS_Xを用いて、斜め衝突か否かを判定する。具体的には、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th3_RFX未満(RFS_X<Th3_RFX)であるか否かを判別する〔ステップS20〕。なお右側前後方向衝突閾値Th3_RFXには、右側前後方向衝突閾値Th1_RFXよりも小さい値(すなわちTh3_RFX<Th1_RFX)を設定するとよい。
もし、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th3_RFX未満(RFS_X<Th3_RFX)であれば(ステップS20でYES)、左側に偏りがあるので左前方衝突と判定する〔ステップS21〕。さらに、右側左右方向衝撃信号RFS_Yが右側左右方向衝突閾値Th2_RFY以上(RFS_Y≧Th2_RFY)であれば(ステップS22でYES)、左前方斜め衝突と判定する〔ステップS23〕。
これに対して、右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th3_RFX以上(RFS_X≧Th3_RFX)であれば(ステップS20でNO)、左前方衝突の可能性と、正面衝突の可能性とがある。左前方衝突の可能性はやや低いものの、断定はできない。衝突形態判定部21は、左側前方衝突検知センサLFSや右側前方衝突検知センサRFSから取得する各信号の値に基づいて左前方衝突,正面衝突,左前方衝突のいずれかを判定してもよく、他の条件によって判定してもよい。
次に、各衝撃信号の一例に基づいて、車両10(自車)が車両CT1(他車)と衝突する形態を図12に示す斜め衝突判定処理に従って判定する例について図4〜図11を参照しながら説明する。
図4に示す左側前後方向衝撃信号LFS_Xは、上述したように左側前後方向衝突閾値Th1_LFX以上になったので、図12のステップS10ではYESになり、ステップS11ではNOになる。この時点では、図8に示す左側前方衝突である可能性があり、さらには図9に示す左側前方斜め衝突である可能性もある。
そして、図6に示す右側前後方向衝撃信号RFS_Xは、時刻t31,t32でそれぞれプラス側の右側前後方向衝突閾値Th3_RFX以上に大きくなっている。そのため、図12のステップS20ではNOになり、左前方衝突の可能性と、正面衝突の可能性とがあり、やや低いものの左前方衝突の可能性もある。
一方、もし図6に示す右側前後方向衝撃信号RFS_Xが右側前後方向衝突閾値Th1_RFX以上である場合は、図12のステップS10,S11がともにYESになる。この時点では、図10に示す右側前方衝突である可能性があり、さらには図11に示す右側前方斜め衝突である可能性もある。
そして、図4に示す左側前後方向衝撃信号LFS_Xは明らかに左側前後方向衝突閾値Th3_LFX以上である。そのため、図12のステップS13ではNOになり、右前方衝突の可能性と、正面衝突の可能性とがある。左前方衝突の可能性はやや低いものの、断定はできない。
もし、図4に示す左側前後方向衝撃信号LFS_Xが左側前後方向衝突閾値Th3_LFX未満である場合は、図12のステップS13がYESになる。右側に偏りがあるので、右前方衝突と判定する(ステップS14)。さらに、左側左右方向衝撃信号LFS_Yが左側左右方向衝突閾値Th2_LFY以上であれば(ステップS15でYES)、右前方斜め衝突と判定する(ステップS16)。
〔他の実施の形態〕
以上では本発明を実施するための形態について実施の形態1,2に従って説明したが、本発明は当該形態に何ら限定されるものではない。言い換えれば、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施することもできる。例えば、次に示す各形態を実現してもよい。
上述した実施の形態1,2では、第1センサ,第2センサ,第3センサとして、二軸センサである左側前方衝突検知センサLFSおよび右側前方衝突検知センサRFSを適用する構成とした(図1〜図3を参照)。この形態に代えて、一軸センサを適用する構成としてもよい。例えば、図13に示す第1左前方衝突検知センサLFS1,第2左前方衝突検知センサLFS2,第1右前方衝突検知センサRFS1,第2右前方衝突検知センサRFS2が該当する。
第1左前方衝突検知センサLFS1と第2左前方衝突検知センサLFS2は、左側前方衝突検知センサLFSに相当する。第1左前方衝突検知センサLFS1は、車両10の左側における前後方向の衝撃にかかる加速度GXを計測して左側前後方向衝撃信号LFS_Xを出力する。第2左前方衝突検知センサLFS2は、車両10の左側における左右方向の衝撃にかかる加速度GYを計測して左側左右方向衝撃信号LFS_Yを出力する。
第1右前方衝突検知センサRFS1と第2右前方衝突検知センサRFS2は、右側前方衝突検知センサRFSに相当する。第1右前方衝突検知センサRFS1は、車両10の右側における前後方向の衝撃にかかる加速度GXを計測して右側前後方向衝撃信号RFS_Xを出力する。第2右前方衝突検知センサRFS2は、車両10の右側における左右方向の衝撃にかかる加速度GYを計測して右側左右方向衝撃信号RFS_Yを出力する。
上述した各センサと、第1センサ,第2センサ,第3センサとの対応関係は、表1に示す通りである。図示しないが、三軸以上の複数軸センサを用いてもよい。また、左右両側のうちで一方側に複数軸センサを用いるとともに、他方側に複数の一軸センサを用いてもよい。センサの軸数が相違するに過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、衝突対象物CTとして車両CT1を適用した(図8〜図11を参照)。この形態に代えて、車両CT1以外であって、他の衝突対象物CTを適用してもよい。他の衝突対象物CTは、車両10と衝突し得る物体であれば任意である。例えば、図14に示す設置物CT2(電柱,標識,信号機,ガードレール等)や、図15に示す構造物(建築物や橋梁等)、図示しない鉄道車両などが該当する。衝突対象物CTの相違に過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
上述した実施の形態1,2では、左側前方衝突検知センサLFSと右側前方衝突検知センサRFSはサイドメンバ13,14に備える構成とした(図1を参照)。この形態に代えて、バンパリーンホースメント12に備えてもよく、クラッシャブルゾーンに配置される部材(例えばフレーム等)や部品(例えばヘッドライト等)に備えてもよい。センサを備える対象物が相違するに過ぎないので、実施の形態1,2と同様の作用効果を得ることができる。
10 車両
20 車両用衝突判定装置
21 衝突形態判定部
30 乗員保護装置
CT 衝突対象物
LFS 左側前方衝突検知センサ(第1センサ,第2センサ,第3センサ)
PT 所定期間
RFS 右側前方衝突検知センサ(第1センサ,第2センサ,第3センサ)
Sig1 第1信号
Sig2 第2信号
Sig3 第3信号

Claims (7)

  1. 車両(10)の前方における左右両側に設けられ、前記車両の衝突側にかかる前後方向の衝撃を計測する第1センサ(LFS,RFS,LFS1,RFS1)と、
    前記車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の非衝突側にかかる左右方向の衝撃を計測する第2センサ(RFS,LFS,RFS2,LFS2)と、
    前記第1センサから取得する衝撃信号である第1信号(Sig1)と、前記第2センサから取得する衝撃信号である第2信号(Sig2)とを用いて、衝突形態判定を行う衝突形態判定部(21)とを有し、
    前記衝突形態判定部は、同時を含む所定期間内に取得する前記第1信号と前記第2信号とに基づいて、前記車両と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定することを特徴とする車両用衝突判定装置(20)。
  2. 車両(10)の前方における左右両側に設けられ、前記車両の前後方向の衝撃を計測する第1センサ(LFS,RFS,LFS1,RFS1)と、
    前記車両の前方における左右両側に設けられ、前記車両の左右方向の衝撃を計測する第2センサ(RFS,LFS,RFS2,LFS2)と、
    前記第1センサから取得する衝撃信号である第1信号(LFS_X,RFS_X)と、前記第2センサから取得する衝撃信号である第2信号(RFS_Y,LFS_Y)とを用いて、衝突形態を判定する衝突形態判定部(21)とを有し、
    前記衝突形態判定部は、前記第1信号と第1閾値(Th1_LFX,Th1_RFX)との比較に基づいて前記車両前方左右のうち衝突側を判定し、前記衝突側とは反対側に設けられた前記第2センサから取得する前記第2信号と第2閾値(Th2_RFY,Th2_LFY)との比較に基づいて前記車両と衝突対象物とが相対的に斜めに衝突する斜め衝突であるか否かを判定することを特徴とする車両用衝突判定装置(20)。
  3. 前記衝突形態判定部は、
    前記車両と前記衝突対象物が衝突した側に配置された前記第1センサから取得する衝撃信号(LFS_X,RFS_X)を前記第1信号とし、
    前記車両と前記衝突対象物が衝突した側とは反対側の前記第2センサから取得する衝撃信号(RFS_Y,LFS_Y)を前記第2信号とすることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用衝突判定装置。
  4. 前記衝突形態判定部は、
    前記第1信号に基づいて前記斜め衝突を判定するための第1閾値(Th1_LFX,Th1_RFX)と、
    前記第1閾値よりも小さく、前記第2信号に基づいて前記斜め衝突を判定するための第2閾値(Th2_RFY,Th2_LFY)とを有することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の車両用衝突判定装置。
  5. 前記車両の前方における左右両側であって前記第1センサとは反対側に設けられ、前記車両の非衝突側にかかる前後方向の衝撃を計測する第3センサ(RFS,LFS,RFS1,LFS1)を有し、
    前記衝突形態判定部は、さらに前記所定期間内に前記第3センサから取得する衝撃信号(RFS_X,LFS_X)である第3信号(Sig3)に基づいて、前記斜め衝突であるか否かを判定することを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の車両用衝突判定装置。
  6. 前記衝突形態判定部は、前記第1閾値よりも小さく、前記第3信号に基づいて前記斜め衝突を判定するための第3閾値(Th3_RFX,Th3_LFX)を有することを特徴とする請求項4または5に記載の車両用衝突判定装置。
  7. 前記第1センサと前記第2センサは、前記車両の前後方向の衝撃にかかる加速度(GX)と、前記車両の左右方向の衝撃にかかる加速度(GY)とを計測する二軸センサであることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の車両用衝突判定装置。
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