JP2017000244A - 遊技機 - Google Patents
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そこで、この発明は、スピーカに関連する構成を大型化することなく、演出の向上を図ることが可能な遊技機を提供することを目的とする。
請求項3に記載の発明は、前記発光手段は、前記振動板によって取り囲まれた第1の空間に収容配置された発光体を含む、請求項1または2に記載の遊技機である。
請求項5に記載の発明は、前記発光手段は、少なくとも、前記磁気回路によって取り囲まれた第3の空間を挿通する導光棒と、前記磁気回路よりも後方で、前記導光棒の後端面に対向する発光体とを含む、請求項1または2に記載の遊技機である。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る遊技機が適用された弾球遊技機(パチンコ機)1の斜視図である。弾球遊技機1は、上下に長手の略直方体である。弾球遊技機1は、遊技店内に配列された遊技島への取付け(設置)のための略四角枠状の外枠2と、この外枠2に対し片開き可能に取り付けられた前枠3とを含む。外枠2の左右一方、たとえば左側のヒンジ4によって、前枠3はヒンジ4の回動軸まわりに回動可能に保持されている。
スピーカ装置10は、スピーカ15と、スピーカ15の前方を覆う前カバー(図3では、二点鎖線で図示。図5でも同様。)16とを含む。スピーカ装置10(スピーカ15)は、その放音方向が弾球遊技機1の前方と一致するような姿勢で、前扉6の前面に取り付けられている。以下、スピーカ15の放音方向を前方とし、当該前方の反対の方向を後方として、それぞれ説明する。
磁気回路20は、プレート21、リングマグネット22およびヨーク23を含む。プレート21は円盤状をなしており、フレーム17に後方から固定されている。プレート21の後方には、永久磁石を用いて構成されたリングマグネット22が配置されている。リングマグネット22には、後方から、円盤状のヨーク23が固定されている。ヨーク23は、ヨーク23と一体的に設けられ、ヨーク23の内周端から前方に向けて突出する(前後方向に延びている)円筒状のポールピース24を有している。ポールピース24は、プレート21およびリングマグネット22の内周を挿通している。
フレーム17の前端には、フランジ部67から径方向の外方に向けて突出する突部30が、周方向に間隔を空けて複数箇所(たとえば3箇所)設けられている。各突部30の中央には、フレーム17を前後方向に貫通する穴66が形成されている。穴66は、たとえば、スピーカ15を、前扉6の前面、またはスピーカ15を収容する箱状のケーシング(図3では、図示しない。図5でも同様。)に装着する際に用いられるねじ挿通穴である。
弾球遊技機1は、AC24Vの交流電圧を受けて各種の直流電圧やシステムリセット信号などを出力する電源基板51と、弾球遊技機1の遊技動作制御を司る主制御基板52と、弾球遊技機1の演出制御を司る演出制御基板53と、液晶表示ユニット54を駆動するための液晶制御基板55と、賞玉払出装置56を駆動して遊技玉を払い出すための払出制御基板57と、遊技者のハンドル14(図1参照)の回転操作に基づいて、発射装置(図示しない)を駆動して遊技玉を発射させるための発射制御基板58とを備えている。各制御基板51,52,53,55,57,58には、たとえばCPU、RAMおよびROMを含む構成のマイクロコンピュータが実装されている。
一方、図4に示す基板のうち、主制御基板52、演出制御基板53、液晶制御基板55、演出インターフェイス基板61、主基板中継基板59、電源中継基板62および第1の枠中継基板63は、遊技盤(図示しない)の背面に取り付けられた盤側部材である。
電源基板51は、システムリセット信号、RAMクリア信号、電圧降下信号、電源電圧、およびバックアップ用電源電圧を払出制御基板57に与えている。払出制御基板57は、主制御基板52からの制御コマンドに基づいて、賞玉払出装置56の払出し動作を制御する。
演出インターフェイス基板61には、第1の枠中継基板63、第2の枠中継基板64およびアンプ65を介してスピーカ15(図3参照)の磁気回路20(図3参照)が接続されている。アンプ65は、スピーカ15に近接して配置されている。また、演出インターフェイス基板61には、第1の枠中継基板63および第2の枠中継基板64を介して、スピーカ15の第1のLED37およびランプユニット11がそれぞれ接続されている。演出制御基板53は、主制御基板52からの制御コマンドに基づいて複数の演出パターンの中から所定の演出パターンを選択し、この演出パターンに基づいて、第1の枠中継基板63および第2の枠中継基板64を介して、ランプユニット11の点灯動作およびスピーカ15の第1のLED37の点灯動作を制御する。
前述のように、第1のLED37の点灯動作およびスピーカ15の音声出力動作は、それぞれ、複数の演出パターンの中から選択される演出パターンによって決定される。選択対象の演出パターンの中には、第1のLED37の点灯動作の内容が共通しているがスピーカ15の音声出力動作の内容が互いに異なっている複数の演出パターンが含まれていてもよい。また、選択対象の演出パターンの中には、スピーカ15の音声出力動作の内容が共通しているが第1のLED37の点灯動作の内容が互いに異なっている複数の演出パターンが含まれていてもよい。
する第1の空間34に配置された第1のLED37が発光させられると、第1のLED37からの光が、センターキャップ32を透過し、スピーカ15の前面から前方に向けて照射される。すなわち、第1のLED37を発光させることによりスピーカ15の前面の中央部を光らせることができる。
以上により第1の実施形態によれば、第1のLED37を発光させることによりスピーカ15の前面の中央部を光らせることができる。これにより、スピーカ装置10(図1参照)の周辺の演出を向上させることができる。従来において、弾球遊技機1(図1参照)の前面のうちスピーカ装置10の周辺は演出性に乏しかったが、スピーカ15の前面を発光させることにより、スピーカ装置10の周辺における演出を向上させることができる。
また、センターキャップ32を透光性に設けると共に、センターキャップ32の後方に位置する第1の空間34に第1のLED37を配置する。これにより、高い周波数の振動の放射の防止または抑制、および筒状空間33へのごみや埃の進入の防止を図りながら、スピーカ15の前面の中央部を発光させることできる。
第2の実施形態に係るスピーカ215が、第1の実施形態に係るスピーカ15と相違する点は、第1のLEDホルダ39に代えて、第2のLEDホルダ239を含む点である。以下、第2の実施形態の特徴部分を具体的に説明する。
図6は、本発明の第3の実施形態に係るスピーカ315の構成を示す断面図である。第3の実施形態において、第1の実施形態に示された各部に対応する部分には、図1〜図4の場合と同一の参照符号を付して示し、説明を省略する。
第1の導光部材302は、前後方向に延びる円筒棒状の第1の導光棒303と、第1の導光棒303の前端部に設けられた放光部304とを一体に含む。第1の導光部材302は、透明の合成樹脂材料(たとえば、アクリル樹脂、ポリカーボネート(PC)、ABS樹脂)を用いて一体的に形成されている。第1の導光棒303は、第3の空間336を前後に挿通している。第1の導光棒303は第1の後端面306を有しており、第1の後端面306は、ポールピース24よりも後方に位置している。第1の導光棒303はポールピース24に内嵌固定されており、これにより、第1の導光部材302がポールピース24に位置決めされている。
第3の実施形態によれば、第1の実施形態において述べた作用効果と同等の作用効果を奏する。
第4の実施形態に係るスピーカ415が、第3の実施形態に係るスピーカ15と相違する点は、ボイスコイル19の前面(すなわち筒状空間33の前面)にセンターキャップ32を配置しない点、および、スピーカ415が、前カバー16の後方に配置され、前後方向に直交する(交差する)方向に延びる導光板404を含む点、および導光板404が導光棒(第2の導光棒403)に一体に設けられている点である。以下、第4の実施形態の特徴部分を具体的に説明する。
突出部409の前面には、第2の円錐面405が形成されている。第2の円錐面405には粗面加工が施されており、第2の導光棒403から導光板404に導かれる光が、第2の円錐面405から前方に向けて放たれる。すなわち、第2の円錐面405も放光面として機能する。
また、第4の実施形態では、第3の実施形態に加えて、次のような作用効果を奏する。すなわち、スピーカ415が、前カバー16の後方に配置され、前後方向に略直交する方向に延びる導光板404を含み、かつ導光板404が第2の導光棒403に一体に設けられているので、導光板404をスピーカ415の前面の全域で光らせることができ、そのため、多数の第1の透音穴31の多数の第1の透音穴31の全てから、光を前方へ導くことができる。
以上、この発明の4つの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。
また、第1〜第3の実施形態において、センターキャップ32を廃止してもよい。
また、第4の実施形態において、センターキャップを設けないものとして説明したが、ボイスコイル19の前面を覆うセンターキャップを設けてもよい。センターキャップは、ボイスコイル19の前面のうち第2の導光棒403の存在しない部分を覆う。この場合、センターキャップは、周方向に分割されていることが、その着脱性の観点から望ましい。
第3の実施形態の第1の導光棒303を円筒棒状として説明したが、第1の導光棒303は円柱棒状であってもよい。また、棒状であるなら、それ以外の形状を有していてもよい。同様に、第4の実施形態の第2の導光棒403を円柱棒状として説明したが、第2の導光棒403は円筒棒状であってもよい。また、棒状であるなら、それ以外の形状を有していてもよい。
また、前述の各実施形態では、スピーカ装置10を前扉6の上部に一対配置するとしたが、前扉6の上部以外の箇所に配置することもでき、また、その個数も2個に限られず、1個であってもよいし、3個以上であってもよい。さらには、スピーカ装置10を弾球遊技機1の前扉6以外(たとえば、下部開閉板7の前面)に配置することもできる。
また、前述の説明では、スピーカ15,235,335,435がダイナミックスピーカであるとして説明したが、スピーカ15,235,335,435としてマグネチックスピーカの態様を採用するしてもよい。
その他、特許請求の範囲に記載された事項の範囲で種々の設計変更を施すことが可能である。
15 スピーカ
16 前カバー
18 振動板
18A 内周部(中央部)
19 ボールコイル
20 磁気回路
24 ポールピース
32 センターキャップ
34 第1の空間
35 第2の空間
36 第3の空間
37 第1のLED(発光体)
215 スピーカ
237 第2のLED(発光体)
303 第1の導光棒
306 第1の後端面
315 スピーカ
337 第3のLED(発光体)
403 第2の導光棒
404 導光板
406 第2の後端面
415 スピーカ
437 第4のLED(発光体)
Claims (6)
- スピーカを備えた遊技機であって、
前記スピーカは、
コーン状の振動板と、
前記振動板の中央部に配置された筒状のボイスコイルと、
前記ボイスコイルと協働して前記振動板を駆動する磁気回路と、
前記振動板、前記ボイスコイルまたは前記磁気回路によって取り囲まれた空間に収容され、前方に向かう光を発光する発光手段とを含む、遊技機。 - 前記スピーカは、透光性を有し、前記ボイスコイルの前面を覆うセンターキャップをさらに含み、
前記発光手段は、前記センターキャップの後方に配置されている、請求項1に記載の遊技機。 - 前記発光手段は、前記振動板によって取り囲まれた第1の空間に収容配置された発光体を含む、請求項1または2に記載の遊技機。
- 前記発光手段は、前記ボイスコイルによって取り囲まれた第2の空間に収容配置された発光体を含む、請求項1または2に記載の遊技機。
- 前記発光手段は、
少なくとも、前記磁気回路によって取り囲まれた第3の空間を挿通する導光棒と、
前記磁気回路よりも後方で、前記導光棒の後端面に対向する発光体とを含む、請求項1または2に記載の遊技機。 - 前記スピーカは、当該スピーカの前方を覆う前カバーの後方に配置され、前後方向に交差する方向に延びる導光板であって、前記導光棒に一体に設けられた導光板をさらに含む、請求項5に記載の遊技機。
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---|---|---|---|
JP2015114987A JP2017000244A (ja) | 2015-06-05 | 2015-06-05 | 遊技機 |
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