本発明は、式(I)の化合物を目的とし、
式中、R
1、R
2、R
3、R
4、R
5、a、m、n、及び
は、本明細書で定義するとおりである。本発明の化合物は、治療、例えば、癌の治療に有用なFASN阻害剤である。より詳細には、本発明の式(I)の化合物は、(a)本明細書に定義するとおりの癌、(b)肥満及び関連する障害、並びに(c)本明細書に定義するとおりの肝臓関連障害が挙げられるがこれらに限定されない、FASNに介在される障害の治療に有用である。
一実施形態では、本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物を、治療を必要としている対象に投与することを含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる癌の治療法に関し、癌は、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、及び骨癌からなる群から選択される。好ましくは、癌は、乳癌、前立腺癌、大腸(clon)癌、肺癌、脳癌、脊髄癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、腎臓癌、及び胃癌からなる群から選択される。
別の実施形態では、前述の癌は、神経膠腫、神経膠芽腫、白血病、Bannayan−Zonana症候群、カウデン病、レルミット・デュクロ病、乳癌、炎症性乳癌、ウィルムス腫瘍、ユーイング肉腫、横紋筋肉腫、上衣腫、髄芽腫、肉腫、骨肉腫、黒色腫、骨巨細胞腫、及び甲状腺巨細胞腫からなる群から選択される。
別の実施形態では、本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物を、治療を必要としている対象に投与することを含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる、肥満又は関連する障害の治療方法に関し、肥満又は関連する障害は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、並びに/食欲及び/又は満腹中枢の不調からなる群から選択される。好ましくは、肥満又は関連する障害は、肥満、2型糖尿病、シンドロームX、並びに食欲及び/又は満腹中枢の不調からなる群から選択され、より好ましくは肥満又は2型糖尿病である。
別の実施形態では、本発明は、治療上有効量の式(I)の化合物を、治療を必要としている対象に投与することを含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる、肝臓に関連する障害の治療方法に関し、肝臓に関連する障害は、脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝、又は非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される。好ましくは、肝臓関連障害は、脂質異常症及び高コレステロールレベルからなる群から選択される。
一実施形態では、本発明は、医薬的に許容できる担体及び式(I)の化合物を含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる医薬組成物に関する。別の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物及び医薬的に許容できる担体を混合してなる、医薬組成物に関する。別の実施形態では、本発明は、式(I)の化合物及び医薬的に許容できる担体を混合することを含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる医薬組成物の製造方法に関する。
一実施形態では、本発明は、治療を必要としている対象に、治療上有効量の式(I)の化合物を投与することを含むか、投与することからなるか、及び/又は投与することから本質的になる、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療方法に関する。
別の実施形態では、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される前述の障害は、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌である。
別の実施形態では、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される前述の障害は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲又は満足中枢の不調からなる群から選択される。
別の実施形態では、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される前述の疾患は、脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝、及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される。
一実施形態では、本発明は、(a)乳癌、前立腺癌、頭頸部、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌;(b)肥満、又は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲若しくは満足中枢の不調からなる群から選択される関連する障害;又は(c)脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される肝臓関連障害を治療する方法であって、治療を必要としている対象に、治療上有効量の式(I)の化合物を投与することを含むか、投与することからなるか、及び/又は投与することから本質的になる、治療方法に関する。
別の実施形態では、本発明は、(a)乳癌、前立腺癌、頭頸部、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌;(b)肥満、又は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲若しくは満足中枢の不調からなる群から選択される関連する障害;又は(c)脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される肝臓関連障害;を治療する方法であって、治療を必要としている対象に、式(I)の化合物を含むか、この化合物からなるか、及び/又はこの化合物から本質的になる治療上有効量の医薬組成物を投与することを含むか、投与することからなるか、及び/又は投与することから本質的になる、治療方法に関する。
一実施形態では、本発明は、治療を必要としている対象において、(a)乳癌、前立腺癌、頭頸部、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌;(b)肥満、又は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲若しくは満足中枢の不調からなる群から選択される関連する障害;又は(c)脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される肝臓関連障害を治療するための医薬の製造における式(I)の化合物の使用に関する。
別の実施形態では、本発明は、治療を必要としている対象において、(a)乳癌、前立腺癌、頭頸部、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌;(b)肥満、又は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲若しくは満足中枢の不調からなる群から選択される関連する障害;又は(c)脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される肝臓関連障害からなる群から選択される障害を治療する方法における使用のための式(I)の化合物の使用に関する。
別の実施形態では、本発明は、薬剤として使用するための式(I)の化合物を目的とする。別の実施形態では、本発明は、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療において使用するための式(I)の化合物(例えば、請求項1に記載のとおりのもの)に関する。別の実施形態では、本発明は、乳癌、前立腺癌、頭頸部癌、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱癌、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌からなる群から選択される、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療に使用するための式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、(a)肥満及び関連する障害、並びに(b)肝臓に関連する障害からなる群から選択される、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療に使用するための式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療に使用するための式(I)の化合物を含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる組成物に関する。
別の実施形態では、本発明は、(a)乳癌、前立腺癌、頭頸部癌、皮膚癌、肺癌、卵巣癌、子宮内膜癌、甲状腺癌、大腸癌、直腸癌、食道癌、胃癌、腎臓癌、肝臓癌、膀胱、膵臓癌、脳癌、脊髄癌、血液癌、又は骨癌;(b)肥満、又は、肥満、過体重、体重増加、2型糖尿病、シンドロームX、及び食欲又は満足中枢の不調からなる群から選択される関連する障害;並びに(c)脂質異常症、高コレステロールレベル、高LDL、低HDL、高トリグリセリド、脂肪肝、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、脂肪肝、及び非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)からなる群から選択される肝臓関連障害からなる群から選択される、脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療に使用するための、式(I)の化合物を含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる、組成物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R1が、C1〜2アルキル及びフッ素化C1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R1が、C1〜2アルキル及びトリフルオロメチルである、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R1が、メチル及びトリフルオロメチルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R1が、C1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R1がメチルである、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R2が、C1〜2アルキル、トリフルオロメチル、−(C1〜2アルキル)−O−(C1〜4アルキル)、C3〜6シクロアルキル及びフェニルからなる群から選択され;フェニルが、場合により、ハロゲン、C1〜4アルキル、フッ素化C1〜2アルキル、C1〜4アルコキシ、フッ素化C1〜2アルコキシ、及びシアノからなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R2が、C1〜2アルキル、−(C1〜2アルキル)−O−(C1〜2アルキル)、C3〜5シクロアルキル、及びフェニルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R2が、メチル、メトキシ−メチル−、シクロプロピル、及びフェニルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R2が、メチル、メトキシ−メチル−、シクロプロピル、及びフェニルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R2が、メチル及びフェニルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R2がメチルである、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、mが0である式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、mが1である式(I)の化合物に関する。一実施形態では、本発明は、式中、nが0である式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、nが1である式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、mが0であり及びnが0である、式(I)の化合物に関する。一実施形態では、本発明は、式中、mが1であり及びnが1である式(I)の化合物に関する。一実施形態では、本発明は、式中、mが1であり及びnが0である、あるいはmが0であり及びnが1である式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、
が、アゼチジン−3−イル、ピロリジン−3−イル、ピロリジン−3R−イル及びピロリジン−3S−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、
が、アゼチジン−3−イル、ピロリジン−3−イル、及びピロリジン−3R−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、
が、アゼチジン−3−イル及びピロリジン−3R−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、
がアゼチジン−3−イル以外のものである(すなわち、m及びnのいずれか又は両方が1である)、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、mが0又は1の整数であり、nが0又は1の整数であり、但し、mが1であるとき、nは0であり、但し、nが1であるとき、mは0である、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R3が、C1〜2アルキル、フッ素化C1〜2アルキル、C3〜5シクロアルキル、−(C1〜2アルキル)−(C3〜5シクロアルキル)、四員又は五員の酸素含有飽和ヘテロシクリル、−(C1〜2アルキル)−(四員又は五員の酸素含有飽和ヘテロシクリル)、五員ヘテロアリール、及び−(C1〜2アルキル)−(五員ヘテロアリール)からなる群から選択され;C3〜5シクロアルキル、四員〜六員の飽和ヘテロシクリル、又は五員若しくは六員のヘテロアリールが、場合により、単独の置換基として、又は置換基の一部分として、ハロゲン、ヒドロキシ、シアノ、C1〜4アルキル、フッ素化C1〜2アルキル、C1〜4アルコキシ、フッ素化C1〜2アルコキシ、及びNRARBからなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換され;RA及びRBがそれぞれ独立して、水素及びC1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R3が、C3〜5シクロアルキルからなる群から選択され;C3〜5シクロアルキルが、場合により、ハロゲン、ヒドロキシ及びC1〜2アルキルからなる群から選択される置換基で置換される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R3が、シクロプロピル、1−フルオロ−1−シクロプロピル、1−メチル−1−シクロプロピル、及び1−ヒドロキシ−1−シクロプロピルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R3が、シクロプロピル、1−フルオロ−1−シクロプロピル、1−メチル−1−シクロプロピル、及び1−ヒドロキシ−1−シクロプロピルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R3が、シクロプロピル、1−メチル−1−シクロプロピル、及び1−ヒドロキシ−1−シクロプロピルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R3が、四員又は五員の酸素含有飽和ヘテロシクリルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R3が四員〜六員の飽和ヘテロシクリル及び五員若しくは六員ヘテロアリールからなる群から選択され、四員〜六員の飽和ヘテロシクリル又は五員若しくは六員のヘテロアリールが、少なくとも1つ、好ましくは1つ又は2つの、より好ましくは1つの窒素を環構造の一部として含有する、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、aが0〜1の整数である、式(I)の化合物を目的とする。別の実施形態では、本発明は、aが1〜2の整数である、式(I)の化合物を目的とする。別の実施形態では、本発明は、式中、aが1である、式(I)の化合物を目的とする。
一実施形態では、本発明は、式中、それぞれのR4が、独立して、ヒドロキシ、ハロゲン、C1〜2アルキル、トリフルオロメチル、C1〜2アルコキシ、トリフルオロメトキシ、シアノ、及びNRCRDからなる群から選択され;RC及びRDが、それぞれ独立して、水素及びC1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R4が、ハロゲン及びC1〜2アルキルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R4が、2−フルオロ及び2−メチルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R4が、2−フルオロである、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R5が、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され;アリール又はヘテロアリールが、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜4アルキル、フッ素化C1〜4アルキル、ヒドロキシ置換したC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フッ素化C1〜4アルコキシ、NRERF、−(C1〜4アルキル)−NRERF、−C(O)−(C1〜4アルキル)、−C(O)−NRERF、−C(O)OH、−C(O)O−(C1〜4アルキル)、−NRE−C(O)−(C1〜4アルキル)及び−NRE−SO2−(C1〜4アルキル)からなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換され;RE及びRFはそれぞれ独立して、水素及びC1〜4アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が
であり、−R
6が、フェニル及び五員若しくは六員ヘテロアリールからなる群から選択され;フェニル又は五員若しくは六員ヘテロアリールが、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C
1〜4アルキル、フッ素化C
1〜4アルキル、ヒドロキシ置換したC
1〜4アルキル、C
1〜4アルコキシ、フッ素化C
1〜4アルコキシ、NR
GR
H、−C(O)−NR
GR
H、−C(O)OH、−C(O)O−(C
1〜4アルキル)及び−(C
1〜4アルキル)−NR
GR
Hからなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換され;R
G及びR
Hがそれぞれ独立して、水素及びC
1〜4アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、式中、R5が、アリール及びヘテロアリールからなる群から選択され;アリール又はヘテロアリールが、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜2アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ置換したC1〜2アルキル、C1〜2アルコキシ、トリフルオロメトキシ、NRERF、−(C1〜2アルキル)−NRERF、−C(O)−(C1〜4アルキル)、−C(O)−NRERF、−C(O)OH、−C(O)O−(C1〜4アルキル)、−NRE−C(O)−(C1〜4アルキル)及び−NRE−SO2−(C1〜4アルキル)からなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換され;RE及びRFはそれぞれ独立して、水素及びC1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、ナフチル及び二環式ヘテロアリールからなる群から選択され;ナフチル又は二環式ヘテロアリールが、場合により、ハロゲン、C1〜2アルキル、及びシアノからなる群から選択される置換基で置換される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、6−シアノ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、インダゾール−3−イル、1−メチル−インダゾール−5−イル、インダゾリン−3−イル、ベンゾフル−5−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−3−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル、及びキナゾリン−7−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、インダゾール−3−イル、1−メチル−インダゾール−5−イル、インダゾリン−3−イル、ベンゾフル−5−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−3−イル、キノリン−5−イル、キノリン−6−イル、キノリン−7−イル、イソキノリン−5−イル、イソキノリン−6−イル及びキナゾリン−7−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、6−シアノ−ナフチ−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、インダゾール−3−イル、1−メチル−インダゾール−5−イル、ベンゾフル−5−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、ベンゾイミダゾール−2−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−3−イル、キノリン−5−イル、キノリン−7−イル、イソキノリン−6−イル、及びキナゾリン−7−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、6−シアノ−ナフチ−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、1−メチル−インダゾール−5−イル、ベンゾフル−5−イル、ベンゾオキサゾール−2−イル、ベンゾチアゾール−2−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−5−イル、キノリン−7−イル、イソキノリン−6−イル、及びキナゾリン−7−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、6−シアノ−ナフチ−2−イル、インドール−3−イル、インドール−5−イル、1−メチル−インダゾール−5−イル、ベンゾフル−5−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−7−イル、及びイソキノリン−6−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、6−シアノ−ナフチ−2−イル、インドール−5−イル、1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イル、キノリン−7−イル、及びイソキノリン−6−イルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、6−フルオロ−ナフト−2−イル、8−フルオロ−ナフト−2−イル、及び1−メチル−ベンゾイミダゾール−5−イルからなる群から選択される式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が、二環式ヘテロアリールからなる群から選択され;二環式ヘテロアリールが、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C1〜4アルキル、フッ素化C1〜4アルキル、ヒドロキシ置換したC1〜4アルキル、C1〜4アルコキシ、フッ素化C1〜4アルコキシ、NRERF、−(C1〜4アルキル)−NRERF、−C(O)−(C1〜4アルキル)、−C(O)−NRERF、−C(O)OH、−C(O)O−(C1〜4アルキル)、−NRE−C(O)−(C1〜4アルキル)及び−NRE−SO2−(C1〜4アルキル)からなる群から独立して選択される1個又は2個の置換基で置換され;RE及びRFはそれぞれ独立して、水素及びC1〜4アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、あるいは式中、R5が
であり、R
6が、フェニル及び五員若しくは六員ヘテロアリールからなる群から選択され;フェニル又は五員若しくは六員ヘテロアリールは、場合により、ヒドロキシ、ハロゲン、シアノ、ニトロ、C
1〜2アルキル、トリフルオロメチル、ヒドロキシ置換したC
1〜2アルキル、C
1〜4アルコキシ、トリフルオロメトキシ、NR
GR
H、−C(O)−NR
GR
H、−C(O)OH、−C(O)O−(C
1〜4アルキル)及び−(C
1〜2アルキル)−NR
GR
Hからなる群から独立して選択される1又は2つの置換基により置換され;R
G及びR
Hがそれぞれ独立して、水素及びC
1〜2アルキルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が
であり、R
6が、五員若しくは六員の窒素含有ヘテロアリールからなる群から選択され;五員若しくは六員ヘテロアリールが、場合により、C
1〜2アルキルからなる群から選択される置換基で置換される、式(I)の化合物に関する。
別の実施形態では、本発明は、式中、R5が
であり、R
6が、ピリド−4−イル及び1−メチル−ピラゾール−4−イルからなる群から選択される、式(I)の化合物に関する。別の実施形態では、本発明は、式中、R
5が
であり、R
6がピリド−4−イルである、式(I)の化合物に関する。
一実施形態では、本発明は、1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4’−(ピリジン−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;からなる群から選択される、式(I)の化合物、及び立体異性体、互変異性体、並びにそれらの医薬的に許容できる塩に関する。
別の実施形態では、本発明は、1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン;からなる群から選択される、式(I)の化合物、及び立体異性体、互変異性体、並びにそれらの医薬的に許容できる塩に関する。
本発明の更なる実施形態は、本明細書において定義される可変要素のうちの1つ以上について選択される置換基(例えば、R1、R2、R3、R4、R5、L1、a、m、n、
など)が、本明細書に定義される完全なリストから選択される任意の単独の置換基又は置換基の任意のサブセットとなるように独立に選択されるものを含む。
追加の実施形態において、本発明は、以下の表1に列挙される代表的な化合物から選択される、任意の単一化合物又は化合物のサブセットを対象とする。
一実施形態では、本発明は、本明細書において以下に記載の生物学的実施例1のとおりの手順により試験したときに、pIC50が約5.0超であり、好ましくは約6.0超であり、より好ましくは約6.5超であり、より好ましくは約7.0超であり、より好ましくは約7.5超である、式(I)の化合物に関する。
本発明の式(I)の代表的な化合物は、以下の表1に列挙するとおりである。特に断りがない限り、列挙された化合物には立体中心が存在し、このような化合物は複数の立体構造体の混合物として製造された。立体中心が存在する場合には、S−及びR−表記は、立体中心の正確な立体構造が決定されていないことを示すことを意図する。
本発明は、本明細書に詳細に記載されるとおりの式(I)の化合物の合成中間体を更に目的とする。一実施形態では、本発明は、式(XVIII)の化合物
に関し、式中、R
1、R
2、a、R
4及びLG
2は、本明細書で定義するとおりのものである。別の実施形態では、本発明は、式(XXI)の化合物
a、R
4及びLG
2は、本明細書で定義するとおりのものである。別の実施形態では、本発明は、式(XXIII)の化合物
a、R
4及びLG
2は、本明細書で定義するとおりのものである。別の実施形態では、本発明は、式(XXV)の化合物
に関し、式中、R
1、R
2、a、R
4及びR
5は、本明細書で定義するとおりのものである。別の実施形態では、本発明は、式(XXVII)の化合物
a、R
4、及びR
5は、本明細書で定義するとおりのものである。
用語の定義
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「ハロゲン」は、塩素、臭素、フッ素、及びヨウ素を指す。好ましくは、ハロゲンは、臭素、塩素、又はフッ素である。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「オキソ」は、置換基を定義するのに使用するとき、二重結合(すなわち=O)により鎖又は環炭素原子に結合している酸素原子を意味する。
本明細書で使用するとき、用語「CX〜Yアルキル」は、単独の置換基、又は置換基の一部分のいずれかで使用され、炭素原子がX個〜Y個である任意の線状及び分岐状炭素鎖組成物を意味する。例えば、「C1〜6アルキル」は、1〜6個の炭素原子から構成される任意の線状又は分岐状炭素鎖組成物を意味し、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、及びn−ヘキシルなどが挙げられるがこれらに限定されない。
当業者であれば、用語「−(CX〜Yアルキル)−」が、二価であり、かつ2つの結合点によって、好ましくは2つの末端炭素原子によって更に結合している、本明細書に定義するとおりの任意のCX〜Yアルキル炭素鎖を指すことを認識されるであろう。例えば、「−(C1〜4アルキル)−」としては、−CH2−、−CH2CH2−、−CH(CH3)−、−CH2CH2CH2−、−CH2CH(CH3)−、−CH2CH2CH2CH2−、及びCH2CH(CH3)CH2−などが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「フッ素化CX〜Yアルキル」は、少なくとも1個のフッ素原子で置換された、上記に定義のとおりの任意のCX〜Yアルキル基を意味する。例えば、用語「フッ素化C1〜4アルキル」としては、−CF3、−CH2−CF3、及び−CF2−CF2−CF2−CF3などが挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「ヒドロキシ置換されたCX〜Yアルキル」は、少なくとも1つのヒドロキシル基で置換された、上記に定義のとおりのCX〜Yアルキル基を意味する。好ましくは、CX〜Yアルキル基は、1つのヒドロキシル基により置換される。好ましくは、CX〜Yアルキル基は、末端炭素がヒドロキシル基により置換される。例えば、用語「ヒドロキシ置換されたC1〜4アルキル」としては、−CH2(OH)、−CH2−CH2(OH)、及び−CH2−CH(OH)−CH2などが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「CX〜Yアルケニル」は、単独の置換基、又は置換基の一部分のいずれかで使用され、少なくとも1つの不飽和二重結合を有し、炭素原子がX個〜Y個である任意の線状及び分岐状炭素鎖組成物を意味する。例えば、「C2〜4アルキル」は、炭素原子2〜4個から構成され、少なくとも1つの二重結合を有する、任意の線状又は分岐状炭素鎖組成物を意味する。適切な例としては、−CH=CH2、−CH2−CH=CH2、−CH=CH2−CH3、−CH2−CH2−CH=CH2、及び−CH2−CH=CH−CH3などが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、「CX〜Yアルコキシ」は、上記の直鎖又は分枝鎖CX〜Yアルキル基の酸素エーテルラジカルを示すものとする。例えば、用語「C1〜4アルコキシ」としては、メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、sec−ブトキシ、t−ブトキシ、及びn−ヘキシルオキシなどが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「フッ素化CX〜Yアルコキシ」は、X及びYが整数であり、少なくとも1つのフッ素原子により置換されている、上記に定義するとおりの任意の酸素エーテルラジカルを意味する。例えば、用語「フッ素化C1〜4アルコキシ」としては、−OCF3、−OCH2−CF3、及び−OCF2−CF2−CF2−CF3などが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「CX〜Yシクロアルキル」は、X及びYが整数であり、環にX個〜Y個の炭素原子を有する任意の安定な飽和環構造を意味する。例えば、用語「C1〜8シクロアルキル」は、任意の適切な三員〜八員の飽和環構造を意味し、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、及びシクロオクチルが挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、「アリール」は、フェニル及びナフチルなどの任意の炭素環状芳香環構造を意味する。好ましくは、アリールは、フェニル又はナフチルであり、より好ましくはフェニルである。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、「ヘテロアリール」は、場合により、O、N、及びSからなる群から選択される少なくとも1個のへテロ原子を含有し、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1個〜3個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の五員若しくは六員の単環の芳香環構造を意味するものとし;あるいはO、N、及びSからなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し、場合により、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1個〜4個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の九員若しくは十員の二環式芳香環構造を意味するものとし;ヘテロアリールは、1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1個又は2個のオキソ基で置換される。ヘテロアリール基を、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合させることで、安定な構造が得られ得る。適切なヘテロアリール基の例としては、ピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、イミダゾリル、プラゾリル(purazolyl)、イソキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、フラザニル、インドリジニル、インドリル、イソインドリニル、インダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンズイミダゾリル、ベンズチアゾリル、プリニル、キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル(ナフチリジニル)、プテリジニル等が挙げられるが、これらに限定されない。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「五員若しくは六員ヘテロアリール」は、O、N、及びSからなる群から選択される少なくとも1個のへテロ原子を含有し、場合により、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の五員若しくは六員の単環の芳香環構造を示すものとし;五員若しくは六員のヘテロアリールは、1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1個又は2個のオキソ基で置換される。五員若しくは六員のヘテロアリールを、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合させることで、安定な構造が得られ得る。適切な例としては、ピロリル、フリル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、プラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピラニル、及びフラザニルなどが挙げられるがこれらに限定されない。好ましい五員若しくは六員のヘテロアリールとしては、ピロリル、フラニル、チエニル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、ピリジル、ピリミジニル、ピラゾニル、及びピラニルからなる群から選択される1つ以上のものが挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「五員若しくは六員の窒素含有ヘテロアリール」は、Nへテロ原子を少なくとも1個含有し、場合により、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の五員若しくは六員の単環の芳香環構造を示すものとし;五員若しくは六員の窒素含有ヘテロアリールは、1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1個又は2個のオキソ基で置換される。五員若しくは六員の窒素含有ヘテロアリールを、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合させることで、安定な構造が得られ得る。適切な例としては、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、及びトリアジニルが挙げられるがこれらに限定されない。好ましい五員若しくは六員の窒素含有ヘテロアリールとしては、ピロリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、及びピラジニルからなる群から選択される1個以上のものが挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「二環式ヘテロアリール」は、O、N、及びSからなる群から選択される少なくとも1個のへテロ原子を含有し、場合により、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1〜4個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の九員若しくは十員の単環の芳香環構造を示すものとし;ヘテロアリールは、1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1個又は2個のオキソ基で置換される。二環式ヘテロアリール基を、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合させることで、安定な構造が得られ得る。適切な二環式ヘテロアリール基の例としては、インドリジニル、インドリル、イソインドリニル、インダゾリル、ベンゾフリル、ベンゾチエニル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、プリニル、キノリジニル、キノリニル、イソキノリニル、イソチアゾリル、シンノリニル、フタラジニル、キナゾリニル、キノキサリニル、ナフチリジニル、及びプテリジニルが挙げられるがこれらに限定されない。
本明細書で使用するとき、用語「ヘテロシクリル」は、O、N、及びSからなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し、場合により、O、N、及びSからなる群から独立して選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を含有する任意の四員〜八員の単環式の飽和又は部分不飽和環構造を指し;あるいはO、N及びSからなる群から選択される少なくとも1つヘテロ原子を含有し、場合により、O、N及びSからなる群から独立して選択される1〜4個の追加のヘテロ原子を含有する、九員又は十員の飽和、部分不飽和又は部分芳香族(例えば、ベンゾ縮合したもの)二環式の環構造を指すものとし;ヘテロシクリルは、1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1つ又は2つのオキソ基で置換される。ヘテロシクリル基は、安定した構造をもたらすように、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子で結合させることができる。適切な例としては、ピロリニル、ピロリジニル、ジオキサラニル、イミダゾリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、トリチアニル、アゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,4−オキサゼパニル(1,4-oxazepnayl)、インドリニル、イソインドリニル、クロメニル、3,4−メチレンジオキシフェニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、及びテトラヒドロフラニルが挙げられるがこれらに限定されない。好ましいヘテロシクロアルキル基としては、ピロリジニル、ジオキソラニル(dioxaklanyl)、イミダゾリジニル、ピラゾリニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、モルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、1,4−ジアゼパニル、1,4−オキサゼパニル(1,4-oxazepanyl)、インドリニル、2,3−ジヒドロ−フラニル、及びテトラヒドロ−フラニルからなる群から選択される1個以上のものが挙げられる。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「四員〜六員の飽和ヘテロシクリル」は、O、S及びNからなる群から選択される少なくとも1つのヘテロ原子を含有し、場合により、O、S、及びNからなる群から独立して選択される1〜3個の追加のヘテロ原子を含有する、任意の四員〜六員の単環式の飽和環構造を指し;四員〜六員の飽和ヘテロシクリルは1個以上のSヘテロ原子(複数可)を含有し、このSヘテロ原子(複数可)は、場合により、それぞれ独立して1個又は2個のオキソ基により置換されている。四員〜六員の飽和ヘテロシクリル基を、環の任意のヘテロ原子又は炭素原子に結合させることで、安定な構造が得られ得る。適切な例としては、ピロリジニル、ジオキソラニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、1,4−ジチアニル(1,4-dithianyl)、チオモルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、1,4−ジアゼパニル、及び1.4−オキサザパニル(1,4-oxazapanyl)が挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、四員〜六員の飽和ヘテロシクリルは、ピロリジニル、ジオキソラニル、ピペリジニル、1,4−ジオキサニル、モルホリニル、ピペラジニル、アゼパニル、1,4−ジアゼパニル、及び1,4−オキサザパニル(1,4-oxazapanyl)からなる群から選択される1個以上の基を含有する。
特定の基が「置換」されているとき(例えば、CX〜Yアルキル、CX〜Yシクロアルキル、アリール、ヘテロアリール、ヘテロシクリルなど)、その基は、独立して置換基一覧から選択される1つ以上の置換基を有することができ、好ましくは1〜5個の置換基、より好ましくは1〜3個の置換基、最も好ましくは1又は2個の置換基を有することができる。
置換基に関し、用語「独立して」は、このような置換が1つ以上可能であるとき、かかる置換基が互いに同じであっても異なっていてもよいことを意味する。
本明細書で使用するとき、表記「*」は、不斉中心の存在を示すものとする。
本発明による化合物が少なくとも1つのキラル中心を有する場合、結果としてそれらは鏡像異性体として存在する可能性がある。化合物が2つ以上のキラル中心を有する場合、それらは、更に、ジアステレオマーとして存在する可能性がある。すべてのこのような異性体及びその混合物が、本発明の範囲に包含されると理解されたい。好ましくは、化合物がエナンチオマーとして存在する場合、そのエナンチオマーは、約80%以上のエナンチオマー過剰率で、更に好ましくは約90%以上のエナンチオマー過剰率で、更に好ましくは更に約95%以上のエナンチオマー過剰率で、更に好ましくは更に約98%以上のエナンチオマー過剰率で、最も好ましくは約99%以上のエナンチオマー過剰率で存在する。同様に、化合物がジアステレオマーとして存在する場合、ジアステレオマーは、約80%以上のジアステレオマー過剰率で、更に好ましくは約90%以上のジアステレオマー過剰率で、更に好ましくは更に約95%以上のジアステレオマー過剰率で、更に好ましくは更に約98%以上のジアステレオマー過剰率で、最も好ましくは約99%以上のジアステレオマー過剰率で存在する。
更に、本発明の化合物に関し、結晶形態の一部は多型として存在してよく、それらをそのようなものとして本発明に含めることを意図している。加えて、本発明の化合物の一部は、水と溶媒和物(すなわち、水和物)を形成してよく、又は一般的な有機溶媒と溶媒和物を形成してよく、そのような溶媒和物も本発明の範囲内に包含することを意図している。
更に、いずれかの元素、特に、式(I)の化合物に関して述べるときのいずれかの元素は、天然に存在する、又は合成生産された、天然の存在度を有する、又は同位体濃縮形態での、かかる元素のすべての同位体及び同位体混合物を含むことになることを意図している。例えば、水素への言及は、その範囲内に1H、2H(D)、及び3H(T)を含む。同様に、炭素及び酸素への言及は、それらの範囲内に、12Cと13Cと14C、及び16Oと18Oをそれぞれ含む。かかる同位体は、放射性であってもよく、又は非放射性であってよい。式(I)の放射性標識化合物は、3H、11C、18F、122I、123I、125I、131I、75Br、76Br、77Br、及び82Brからなる群から選択される放射性同位体を含んでよい。好ましくは、放射性同位元素は、3H、11C及び18Fからなる群から選択される。
記号「−」の使用に関し、特に断らない限り、本開示全体を通して使用されている標準命名法下で、記載の側鎖の末端部分が初めに記載され、これに続いて結合箇所に対し隣接する官能基が記載される。したがって、例えば、「フェニルC1〜C6アルキルアミノカルボニルC1〜C6アルキル」置換基は、次式の基を指す:
本明細書、特にスキーム及び実施例において使用する略語は、以下のとおりである。
本明細書で使用するとき、特に断りのない限り、用語「単離された形態」は、化合物が、別の化合物(一種又は複数)との任意の固体混合物、溶媒系又は生物学的環境から分離された形態で存在することを意味する。本発明の1つの実施形態において、式(I)の化合物は単離された形態で存在する。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「実質的に純粋な形態」は、単離した化合物中の不純物のモルパーセントが、約5モルパーセント未満、好ましくは約2モルパーセント未満、より好ましくは約0.5モルパーセント未満、最も好ましくは約0.1モルパーセント未満であることを意味する。本発明の1つの実施形態において、式(I)の化合物は、実質的に純粋な形態として存在する。
本明細書で使用するとき、特に断りのない限り、用語「対応する塩形態(複数可)を実質的に含まない」は、式(I)の化合物を説明するために用いるとき、単離した式(I)の塩基中の対応する塩形態のモルパーセントが、約5モルパーセント未満、好ましくは約2モルパーセント未満、より好ましくは約0.5モルパーセント未満、最も好ましくは約0.1モルパーセント未満であることを意味する。本発明の一実施形態において、式(I)の化合物は、対応する塩形態を実質的に含まない形態で存在する。
本明細書で使用されるとき、特に断りがない限り、「治療する」、及び「治療」などの用語は、疾患、状態、又は障害の治療を目的とする、対象又は患者(好ましくは哺乳類、より好ましくはヒト)の管理及びケアを含み、また、症状又は合併症の進行の予防、症状又は合併症の緩和、又は疾患、状態、若しくは障害の排除のための、本発明の化合物の投与を含むものとする。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「予防」は、(a)1つ以上の症状の頻度における低減;(b)1つ以上の症状の重篤度における低減;(c)追加の症状の発生の遅延又は回避;(d)障害又は状態の発生の遅延又は回避;並びに/又は障害若しくは状態の進行の遅延若しくは回避を含み得る。
本発明が予防法を目的とする場合、この方法を必要とする対象(すなわち、予防を必要とする対象)が、予防される障害、疾患、若しくは状態のうち少なくとも1つの症状を経験又は示しているいずれの対象又は患者(好ましくは哺乳動物、より好ましくはヒト)をも含むことを、当業者は認識するであろう。更に、この方法を必要とする対象は加えて、予防されるべき障害、疾患、又は状態のいずれの症状も示していないが、それらの障害、疾患、又は状態の進行のリスクがあると医師、臨床医、又は他の医療専門家によってみなされている対象(好ましくは哺乳類、より好ましくはヒト)であってもよい。例えば、限定されるものではないが、家族暦、個体素因、合併(併発)障害又は合併(併発)症状、遺伝子検査などの対象の医療履歴の結果として、対象は障害、疾患又は状態の進行のリスクがあると(またそれゆえ、予防又は予防的治療の必要があると)みなされる場合がある。
用語「対象」は、本明細書で使用するとき、治療、観察又は実験の対象である動物、好ましくは哺乳動物、最も好ましくはヒトを指す。好ましくは、対象は、治療すべき及び/又は予防すべき疾病又は障害の少なくとも1つの症状を経験し及び/又は示している。
本明細書で使用するとき、用語「治療上有効量」は、研究者、獣医、医師又は他の臨床医により求められている、治療されている疾病又は障害の症状の緩和を含む、組織系、動物又はヒト内で生体学的反応又は医薬反応を引き出す活性化合物又は医薬的薬剤の量を意味する。
本明細書で使用するとき、用語「組成物」は、特定の成分を特定の量で含んでいる生成物、並びに直接的又は間接的に特定の成分の特定の量の組み合わせから生じる任意の生成物を包含することを意図する。
記載された説明においてより広範囲に与えられる場合、「反応させる」及び「反応した」というような用語は(a)こうした化学物質の実際に記載された形態、及び(b)化合物の命名時に考慮される媒質中でのこうした化学物質の任意形態、のいずれかをとっている化学物質を指して本明細書で使用される。
当業者は、特に指示がない限り、(1つ又は複数の)反応工程が、適切な条件下で、既知の方法に従って行われ、望ましい生成物を提供することを認識するであろう。当業者は、更に、本明細書に提示された明細書及び特許請求の範囲において、試薬又は試薬のクラス/種類(例えば塩基、溶媒等)が方法の1を超える工程に引用されている場合、個々の試薬は、各反応工程に関して独立して選択され、同一であっても又は互いに異なっていてもよいことを認識するであろう。例えば、方法の2つの工程が、試薬として有機又は無機塩基を挙げている場合、第1工程に関して選択される有機又は無機塩基は、第2工程の有機又は無機塩基と同一であっても又は異なっていてもよい。更に、当業者は、本発明の反応工程を、様々な溶媒又は溶媒系中で行うことができ、かかる反応工程もまた、適切な溶媒又は溶媒系の混合物中でも行うことができることを認識するであろう。
より簡潔な説明を提供するために、本明細書で与えられる量的表現の一部は、用語「約」により修飾されていない。用語「約」が明確に用いられていようといまいと、本明細書に記載するすべての量はその実際値を指すことを意味し、またこのような値の実験及び/又は測定条件による近似値を含む、当該技術分野における通常の技量に基づいて合理的に推測されるこのような値の近似値を指すことも意味することが理解される。
より正確な記載を提供するため、本明細書において、一部の定量的表現は約X量から約Y量の範囲として引用される。範囲が挙げられている場合、その範囲は、挙げられている上限及び下限に限定されず、約X量から約Y量の全範囲、又はその範囲内のいずれかの量若しくは範囲を含むと理解される。
適切な溶媒、塩基、反応温度並びに他の反応パラメータ及び成分の例は、本明細書における後続の詳細な説明の中で与える。当業者であれば、前述の例の列挙が、本明細書の後に続く「特許請求の範囲」に記載の本発明をいかなる点においても限定することを意図したものではなく、また限定するとみなすべきではないことを認識されるであろう。更に、当業者であれば、本発明の反応工程を様々な溶媒又は溶媒系中で行ってよい場合、前述の反応工程を適切な溶媒又は溶媒系の混合物中でも行ってもよいことを認識されるであろう。
本明細書で使用するとき、特に断りのない限り、用語「脱離基」は、置換反応又は置き換え反応中に離脱する帯電又は非帯電の、原子又は基を意味する。適切な例としては、Br、Cl、I、メシラート、トシラート、トリフラート及びこれらに類するものが挙げられるが、これらに限定されない。
本発明の化合物を製造するためのいずれのプロセスの最中にも、関与する任意の分子の感受性基又は反応性基を保護することが必要かつ/又は望ましい場合がある。このような保護は、Protective Groups in Organic Chemistry,ed.J.F.W.McOmie,Plenum Press,1973;及びT.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991.に記載のものなどの一般的な保護基を用いる手法により達成することができる。保護基は、その後の都合のよい段階で、当該技術分野で周知の方法を用いて除去することができる。
本明細書で使用するとき、特に断りのない限り、用語「窒素保護基」は、窒素原子に結合させることでかかる窒素原子を反応への関与から保護することができ、かつ反応後には容易に除去できる基を意味する。適切な窒素保護基としては、式中、Rが例えばメチル、エチル、t−ブチル、ベンジル、フェニルエチル、CH2=CH−CH2−などである式−C(O)O−Rのカルバメート基;式中、R’が例えばメチル、フェニル、及びトリフルオロメチルなどである式−C(O)−R’のアミド基;式中、R”が例えばトリル、フェニル、トリフルオロメチル、2,2,5,7,8−ペンタメチルクロマン−6−イル−、及び2,3,6−トリメチル−4−メトキシベンゼンなどである、式−SO2−R”のN−スルホニル誘導体基、が挙げられるがこれらに限定されない。他の適切な窒素保護基は、T.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991などのテキストに見出すことができる。
本明細書で使用するとき、特に断りがない限り、用語「酸素保護基」は、反応への酸素原子の酸化を防止するよう酸素原子に結合させることができ、反応後には容易に除去することができる基を意味する。適切な酸素保護基としては、アセチル、ベンゾイル、t−ブチル−ジメチルシリル、トリメチルシリル(TMS)、メトキシメチル(MOM)、及びテトラヒドロピラニル(THP)などが挙げられるが、これらに限定されない。他の適切な酸素保護基を、T.W.Greene & P.G.M.Wuts,Protective Groups in Organic Synthesis,John Wiley & Sons,1991などのテキストに見出すこともできる。
本発明による化合物の製造方法が立体異性体の混合物を生じさせる場合、これらの異性体を分取クロマトグラフィーなどの従来の技術によって分離してもよい。化合物はラセミ体として製造されてもよく、又は個々のエナンチオマーをエナンチオ選択的合成、又は分割のいずれかにより製造することもできる。化合物は、例えば(−)−ジ−p−トルオイル−D−酒石酸及び/又は(+)−ジ−p−トルオイル−L−酒石酸のような光学的に活性な酸と共に塩を形成することによりジアステレオマー対を形成した後、分別結晶化及び遊離塩基の再生を行うような、標準的な技術により、その成分であるエナンチオマーに分割することができる。ジアステレオマーエステル又はアミドを形成し、続けて、クロマトグラフィー分離を行い、キラル補助基を除去することにより、かかる化合物を分割することもできる。あるいは、化合物は、キラルHPLCカラムを使用して分割してもよい。
更に、標準物質と比較してキラルHPLCを用いて、エナンチオマー過剰率(%ee)を決定することができる。エナンチオマー過剰率を次のように算出してよい:
[(Rモル−Sモル)/(Rモル+Sモル)]×100%
式中、Rモル及びSモルは、混合物中のR及びSのモル分率であり、Rモル+Sモル=1となる。あるいは、所望のエナンチオマーと調製された混合物の比旋光度から、次のようにエナンチオマー過剰率を算出してもよい:
ee=([α−実測値]/[α−最大値])×100。
本発明は、その範囲内に本発明の化合物のプロドラッグを含む。一般に、かかるプロドラッグは、必要とされる化合物にインビボで容易に変換可能な、化合物の機能性誘導体である。したがって、本発明の治療方法において、「投与」なる用語は、記載される様々な障害の、具体的に開示される化合物による治療、又は具体的に開示されていないかもしれないが、患者への投与後にインビボで特定の化合物に変換する化合物による治療を包含するものとする。適切なプロドラッグ誘導体の選抜及び製造に一般的な手順は、例えば、Design of Prodrugs,ed.H.Bundgaard,Elsevier,1985に記載される。
薬剤での使用に関し、本発明の化合物は非毒性の「医薬的に許容できる塩」を示す。しかし、他の塩が本発明による化合物又は医薬的に許容できるその塩の製造に有用なことがある。化合物の適切な医薬的に許容できる塩としては、酸付加塩が挙げられ、酸付加塩は例えば、化合物の溶液を塩酸、硫酸、フマル酸、マレイン酸、コハク酸、酢酸、安息香酸、クエン酢酸、酒石酸、炭酸又はリン酸等の医薬的に許容できる酸の溶液と混合することにより形成できる。更に、本発明の化合物が酸性部分を担持する場合、それらの医薬的に許容できる塩としては例えば、ナトリウム塩及びカリウム塩;例えば、カルシウム塩又はマグネシウム塩などのアルカリ土類金属塩;並びに例えば第四級アンモニウム塩などの適切な有機配位子と形成された塩が挙げられる。したがって、代表的な医薬的に許容できる塩としては、次のもの:酢酸塩、ベンゼンスルホン酸、安息香酸塩、重炭酸塩、重硫酸塩、酒石酸塩、ホウ酸塩、臭化物、エデト酸カルシウム、カンシルサン塩、炭酸塩、塩化物、クラブラン酸塩、クエン酸塩、二塩酸塩、エデト酸塩、エジシル酸塩、エストル酸塩(estolate)、エシル酸塩(esylate)、フマル酸塩、グルセプト酸塩、グルコン酸塩、グルタミン酸塩、グリコリルアルサニル酸塩(glycollylarsanilate)、ヘキシルレゾルシン酸塩、ヒドラバミン、臭化水素、塩酸塩、ヒドロキシナフトエ酸塩、ヨウ化物、イソチオン酸塩(isothionate)、乳酸塩、ラクトビオン酸塩、ラウリン酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マンデル酸塩、メシル酸塩、メチル臭化物、硝酸メチル、硫酸メチル、ムチン酸塩、ナプシル酸塩、硝酸塩、N−メチルグルカミンアンモニウム塩、オレイン酸塩、パモ酸塩(エンボン酸塩)、パルミチン酸塩、パントテン酸塩、リン酸塩/二リン酸塩、ポリガラクツロン酸塩、サリチル酸塩、ステアリン酸塩、硫酸塩、塩基性酢酸塩、コハク酸塩、タンニン酸塩、酒石酸塩、テオクル酸塩、トシル酸塩、トリエチオジド、及び甘草酸塩が挙げられるがこれらに限定されない。
医薬的に許容できる塩の製造に使用され得る代表的な酸としては、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:酢酸、2,2−ジクロロ酢酸、アシル化アミノ酸、アジピン酸、アルギン酸、アスコルビン酸、L−アスパラギン酸、ベンゼンスルホン酸、安息香酸、4−アセトアミド安息香酸、(+)−カンファー酸、カンファースルホン酸、(+)−(1S)−カンファー−10−スルホン酸、カプリン酸、カプロン酸、カプリル酸、ケイ皮酸、クエン酸、シクラミン酸、ドデシル硫酸、エタン−1,2−ジスルホン酸、エタンスルホン酸、2−ヒドロキシ−エタンスルホン酸、ギ酸、フマル酸、ガラクタル酸、ゲンチシン酸、グルコヘプトン酸、D−グルコン酸、D−グルコロン酸、L−グルタミン酸、α−オキソ−グルタル酸、グリコール酸、馬尿酸、臭化水素酸、塩酸、(+)−L−乳酸、(±)−DL−乳酸、ラクトビオン酸、マレイン酸、(−)−L−リンゴ酸、マロン酸、(±)−DL−マンデル酸、メタンスルホン酸、ナフタレン−2−スルホン酸、ナフタレン−1,5−ジスルホン酸、1−ヒドロキシ−2−ナフトエ酸、ニコチン酸、硝酸、オレイン酸、オロチン酸、シュウ酸、パルミチン酸、パモ酸、リン酸、L−ピログルタミン酸、サリチル酸、4−アミノ−サリチル酸、セバシン酸(sebaic acid)、ステアリン酸、コハク酸、硫酸、タンニン酸、(+)−L−酒石酸、チオシアン酸、p−トルエンスルホン酸及びウンデシレン酸などの酸。
医薬的に許容できる塩の調製に使用され得る代表的な塩基には、以下のものが挙げられるが、これらに限定されない:アンモニア、L−アルギニン、ベネタミン、ベンザチン、水酸化カルシウム、コリン、デアノール、ジエタノールアミン、ジエチルアミン、2−(ジエチルアミノ)−エタノール、エタノールアミン、エチレンジアミン、N−メチル−グルカミン、ヒドラバミン、1H−イミダゾール、L−リシン、水酸化マグネシウム、4−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン、ピペラジン、水酸化カリウム、1−(2−ヒドロキシエチル)−ピロリジン、第二級アミン、水酸化ナトリウム、トリエタノールアミン、トロメタミン及び水酸化亜鉛などの塩基。
一般的な合成スキーム
下記のスキーム1に概略するプロセスにより式(I)の化合物を調製することができる。
このスキームでは、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物である適切に置換された式(X)の化合物を、KCN、NaCN、TMS−CNなどの適切に選択されたシアン化物源の存在下、メタノール、エタノール、水などの適切に選択された溶媒又は溶媒混合物中で、NH3と反応させるか、又はPG1がBoc、Cbz、ベンジル、及び1−フェネチルなどの適切に選択された窒素保護機である適した式(XII)の置換化合物と反応させるかして、それぞれQ1が水素又はPG1である、対応する式(XIII)の化合物を生成する。
あるいは、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、式中、A1が、C1〜2アルキルである適切に置換された式(XI)の化合物を、TMS−CNなどの適切なシアン化物源の存在下、氷酢酸などの適切に選択された溶媒又は溶媒混合物中で、NH3と反応させるか、又は式中、PG1がBoc、Cbz、ベンジル、1−フェニルエチルなどの適切に選択された窒素保護基である適切に置換された式(XII)と反応させるかして、それぞれ式中、Q1が水素又はPG1である対応する式(XIII)の化合物を生成する。
一段階又は二段階反応により、式(XIII)の化合物を反応させて、対応する式(XV)の化合物を生成する。
式(XIII)の化合物において、Q1が水素である場合、式(XIII)の化合物を、K2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DMSO、DMF、NMPなどの適切に選択された溶媒中で、過酸化水素と反応させて、対応する式(XV)の化合物を生成する。あるいは、式中、Q1が水素である式(XIIII)の化合物を、DCMなどの適切に選択された溶媒中で、濃H2SO4水溶液などの適切に選択された酸と反応させて、対応する式(XV)の化合物を生成する。
式(XIII)の化合物においてQ1がPG1である場合、式(XIII)の化合物を、K2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DMSO、DMF、NMPなどの適切な溶媒中で、過酸化水素と反応させて、式中、Q1がPG1である式(XIV)の化合物を生成する。あるいは、式中、Q1がPG1である(XIII)の化合物を、適切に選択されたDCMなどの溶媒中、濃H2SO4水溶液などの適切に選択された酸と反応させて、式中、Q1がPG1である式(XIV)の化合物を生成する。次に、既知の手法により式(XIV)の化合物を脱保護し、PG1基を除去し、対応する式(XV)の化合物を生成する。例えば、PG1がベンジルである場合、Pd/Cなどの適切に選択された触媒の存在下で水素と反応させて、式(XIV)の化合物を脱保護する。
式(XV)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、式中、LG1がCl、Br、OHなどの適切に選択された脱離基であり、LG2がCl、Br、OH、トリフレート、B(OH)2、B(OC1〜2アルキル)2、
などの適切に選択された脱離基である、適切に置換された式(XVI)の化合物と反応させて、対応する式(XVII)の化合物を生成する。
より詳細には、LG1がCl及びBrなどである式(XV)の化合物を、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、場合によりDMAPなどの存在下、DCM、DCE、及びTHFなどの適切に選択された溶媒中で、式(XVI)の化合物と反応させて、対応する式(XVII)の化合物を生成する。あるいは、LG1がOHなどである式(XV)の化合物を、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、式(XVI)の化合物と反応させて、式(XVII)の化合物を生成する。
式(XVII)の化合物を、メタノール、エタノール、水、及び1,4−ジオキサンなどの適切に選択された有機溶媒、又は溶媒混合物中で、t−BuOK、NaOH、NaOCH3、及びLHMDSなどの適切に選択された塩基と(閉環作用により)反応させて(塩基がLHMDSである場合にはTHFなどの適切に選択された有機溶媒中で反応させる)、対応する式(XVIII)の化合物を生成する。
式(XVIII)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、PG2が、Boc、ベンジル、Cbz、ベンゾイルなどの適切に選択された窒素保護基であり、LG3が、Br、I、Cl、メシラート、トシラート、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である式(XIX)の化合物と、K2CO3、Na2CO3、及びNaHなどの適切に選択された塩基の存在下、DMF、DMP、THF、1,4−ドキサンなどの適切に選択された溶媒中で反応させて、対応する式(XX)の化合物を生成する。
次に式(XX)の化合物を既知の手法により脱保護し、対応する式(XXI)の化合物を生成する。例えば、PG2がBocである式(XXI)の化合物は、適切に選択された溶媒中で、適切に選択された酸と反応させることにより、例えば、1,4−ジオキサン中でHClと反応させるか、又はDCM中でTFAと反応させることにより脱保護することができる。
ピリジン、TEA、DIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、場合によりDMAPなどの存在下、DCM、DCE、及びTHFなどの適切に選択された溶媒中で、式(XXI)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG4がCl、Brなどの適切に選択された脱離基である適切な式(XXII)の置換化合物と反応させて、対応する式(XXIII)の化合物を生成する。あるいは式(XXI)の化合物を、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、LG4がOHなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXII)と反応させて、対応する式(XXIII)の化合物を生成する。
鈴木カップリング条件下、より詳細にはPd(PPh3)4、Pd2(dba)3、Pd(dppf)、Pd(OAc)2及びPPh3の混合物などの適切に選択された触媒又は触媒システムの存在下、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DME、1,4−ジオキサンなどの適切に選択された溶媒中、好ましくは水と混合した溶媒中で、式(XXIII)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、2つのR基がそれぞれHであるか、それぞれが同じC1〜2アルキルであるか、又は−C(CH3)2−C(CH3)2−として共に環を形成する(すなわち、
を形成する)、適した式(XXIV)の置換化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
あるいはLG2がOHである式(XXIII)の化合物の場合、式(XXIII)の化合物を、TEA、ピリジンなどの適切に選択された塩基の存在下で、DCM、DCEなどの適切に選択された溶媒中で、トリフルオロメタンスルホン酸無水物と反応させて、LG2脱離基をOHからトリフラートに転換し、次に得られた混合物を、適切に置換された式(XXIV)の化合物と上記のとおりに反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
当業者であれば、式(XXIII)の化合物を、鈴木カップリング条件下、より詳細には、Pd(PPh3)4、Pd2(dba)3、Pd(dppf)、並びにPd(OAc)2及びPPh3混合物などの適切に選択された触媒又は触媒システムの存在下、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DME、1,4−ジオキサンなどの適切に選択された溶媒中、好ましくは水と混合した溶媒中で、適した式(XXIV)の置換化合物と反応させることにより、LG2基を式−B(OR)2の基により置き換えて[2つのR基はそれぞれHであるか、それぞれ同じC1〜2アルキルであるか、又は−C(CH3)2−C(CH3)2−として共に環を形成する(すなわち、
を形成する)]、R
5置換基を代替的に所望の式(I)の化合物に組み込むことができ、−B(OR)
2置換基は、Cl、Br、トリフラートなどの適切に選択された脱離基により置き換えられることを認識されるであろう。
式(I)の化合物は、以下のスキーム2に概説するプロセスに従って代替的に調製することもできる。
したがって、鈴木カップリング条件下、より詳細にはPd(PPh3)4、Pd2(dba)3、Pd(dppf)、Pd(OAc)2及びPPh3の混合物などの適切に選択された触媒又は触媒システムの存在下、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DME、1,4−ジオキサンなどの適切に選択された溶媒中、好ましくは水と混合した溶媒中で、例えば上記スキーム1に概説したとおりに調製した、適切に置換された式(XVIII)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、2つのR基がそれぞれHであるか、それぞれ同じC1〜2アルキルであるか、又は−C(CH3)2−C(CH3)2−として共に環を形成する(すなわち、
を形成する)、適切に置換された式(XXIV)の化合物と反応させて、対応する式(XV)の化合物を生成した。
K2CO3、Na2CO3、及びNaHなどの適切に選択された塩基の存在下、DMF、DMP、THF、1,4−ドキサンなどの適切に選択された溶媒中で、式(XV)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、PG2がBoc、ベンジル、Cbz、ベンゾイルなどの適切に置換された窒素保護基であり、LG3がBr、I、Cl、メシラート、トシラート、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XIX)の化合物と反応させて、対応する式(XXVI)の化合物を生成する。
式(XXVI)の化合物を既知の方法に従って脱保護して、対応する式(XXVII)の化合物を生成する。例えば、PG2がBocである式(XXVI)の化合物は、適切に選択された溶媒中で、適切に選択された酸と反応させることにより、例えば、1,4−ジオキサン中でHClと反応させるか、又はDCM中でTFAと反応させることにより脱保護することができる。
ピリジン、TEA、DIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、場合によりDMAPなどの存在下、DCM、DCE、及びTHFなどの適切に選択された溶媒中で、式(XXVII)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG4がCl及びBrなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXII)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。あるいは、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、式(XXVII)の化合物を、LG4がOHなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された(XXII)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
式(I)の化合物は、以下のスキーム3に概説するプロセスに従って代替的に調製することもできる。
したがって、K2CO3、Na2CO3、及びNaHなどの適切に選択された塩基の存在下、DMF、DMP、THF、1,4−ドキサンなどの適切に選択された溶媒中で、例えば上記に概説したスキーム1のとおりに調製した適切に置換された式(XVIII)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、あるいは例えば本明細書において以下スキーム4に記載するとおりに調製した化合物であり、LG5がCl、Br、I、メシラート、トシラート、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である、適切に置換された式(XXVIII)の化合物と反応させて、対応する式(XXIX)の化合物を生成する。
鈴木カップリング条件下、より詳細にはPd(PPh3)4、Pd2(dba)3、Pd(dppf)、Pd(OAc)2及びPPh3の混合物などの適切に選択された触媒又は触媒システムの存在下、K2CO3、Cs2CO3、Na2CO3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DME、1,4−ジオキサンなどの適切に選択された溶媒中、好ましくは水と混合した溶媒中で、式(XXIX)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、2つのR基がそれぞれHであるか、それぞれが同じC1〜2アルキルであるか、又は−C(CH3)2−C(CH3)2−として共に環を形成する(すなわち、
を形成する)、適切に置換された式(XXIV)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
あるいは、K2CO3、Na2CO3、及びNaHなどの適切に選択された塩基の存在下、DMF、DMP、THF、1,4−ドキサンなどの適切に選択された溶媒中で、例えば上記に概説したスキーム2のとおりに調製した適切に置換された式(XXV)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、あるいは例えば本明細書において以下スキーム4に記載するとおりに調製した化合物であり、LG5がCl、Br、I、メシラート、トシラート、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXVIII)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
例えば下記スキーム4に概説する手法により、式(XXVIII)の化合物を調製することができる。
したがって、ピリジン、TEA、DIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、場合によりDMAPなどの存在下、DCM、DCE、及びTHFなどの適切に選択された溶媒中で、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物である(例えば、対応する既知の窒素保護化合物を脱保護することにより)適切に置換された式(XXX)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG4がCl、Brなどの適切に選択された脱離基である、適切に置換された式(XXII)と反応させて、対応する式(XXXI)の化合物を生成する。あるいは、式(XXX)の化合物を、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、LG4がOHなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXII)の化合物と反応させて、対応する式(XXXI)の化合物を生成する。
式(XXXI)の化合物を、既知の手法により、POCl3、SOCl2などの適切に選択された塩素源;又はPPh3などと組み合わせた、適切に選択されたPBr3、POBr3、CBr4などの臭素源;又はPPh3の存在下、I2などの適切に選択されたヨウ素源;又は適切に選択されたMsClなどのメシラート源;又はその他の適切に選択された任意のその他の適切なLG5脱離基と反応させて、対応する式(XXVIII)の化合物を生成する。
例えば下記スキーム5に概説する手法により、式(XXV)の化合物を調製することができる。
したがって、例えば上記に概説したスキーム1のとおりに調製した適切に置換された適切に置換された式(XV)の化合物を、LG6がCl、Br、及びOHなどの適切に選択された脱離基である、適切に置換された式(XXXII)の化合物と反応させて、対応する式(XXXIII)の化合物を生成する。より詳細には、LG6がCl及びBrなどである式(XV)の化合物を、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、場合によりDMAPなどの存在下、DCM、DCE、及びTHFなどの適切に選択された溶媒中で、式(XXXII)の化合物と反応させる。あるいは、LG6がOHなどである式(XV)の化合物を、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、式(XXXII)の化合物と反応させる。
式(XXXIII)の化合物を、メタノール、エタノール、水、及び1,4−ジオキサンなどの適切に選択された有機溶媒、又は溶媒混合物中で、t−BuOK、NaOH、NaOCH3、LHMDSなどの適切に選択された塩基と反応させて、対応する式(XXV)の化合物を生成する。
K2CO3、Na2CO3、及びNaHなどの適切に選択された塩基の存在下、DMF、DMP、THF、1,4−ドキサンなどの適切に選択された溶媒中で、式(XXV)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG5がCl、Br、I、メシラート、トシラート、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXVIII)の化合物と反応させて、対応する式(I)の化合物を生成する。
当業者であれば、あるいは、式(XXV)の化合物を、上記スキーム1又はスキーム2の記載のとおりの手順により、適切に置換された式(XIX)の化合物と反応させ、生じる化合物を次に脱保護し、脱保護した化合物を、適切に置換された式(XXII)と更に反応させて、対応する式(I)の化合物を生成できることを認識されるであろう。
式(XXIV)の化合物は、既知の化合物であるか、又は例えば以下スキーム6に記載のとおりに調製された化合物である。
したがって、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、Q2が水素、又はベンジル、C1〜4アルキル(好ましくはメチル、エチル、又はt−ブチル)などの適切に選択された酸素保護基であり、LG7がCl、Br、I、トリフラートなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXXIV)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、2つのR基がそれぞれHであるか、それぞれ同じC1〜2アルキルであるか、又は−C(CH3)2−C(CH3)2−として共に環を形成する(すなわち、
を形成する)適切に置換された式(XXIV)の化合物と、鈴木カップリング条件下、より詳細にはPd(PPh
3)
4、Pd
2(dba)
3、Pd(dppf)、並びにPd(OAc)
2及びPPh
3の混合物などの適切に選択された触媒又は触媒システムの存在下、K
2CO
3、Cs
2CO
3、Na
2CO
3などの適切に選択された無機塩基の存在下、DME、1,4−ジオキサンなどの適切に選択された溶媒中、好ましくは水と混合した溶媒中で反応させて、対応する式(XXXV)の化合物を生成する。
式(XXXV)の化合物を反応させて、対応する式(XXXII)の化合物を生成する。より詳細には、Q2が水素である式(XXXV)の化合物を、既知の手法により、POCl3、SOCl2などの適切に選択された塩素源;又は適切に選択されたPBr3などの臭素源;又はPPh3の存在下、I2などの適切に選択されたヨウ素源と反応させて、LG6がそれぞれ塩素、臭素、又はヨウ素である対応する式(XXXII)の化合物を生成する。あるいはQ2が適切に選択された酸素保護基、例えば、ベンジルである場合、既知の方法による水素化分解により式(XXXV)の化合物を脱保護して(Pd/C触媒の存在下で水素と反応させる)、LG6がOHである対応する式(XXXII)の化合物を生成する。更にあるいはQ2がt−ブチルなどの適切に選択された酸素保護基である場合、式(XXXV)の化合物を、既知の方法により、適切に選択された有機溶媒中で、適切に選択された酸により脱保護して(例えば、1,4−ジオキサン中でHClにより、又はDCM中でTFAにより脱保護する)、LG6がOHである対応する式(XXXII)の化合物を生成する。更にあるいはQ2が例えばメチル若しくはエチルなどといった、C1〜4アルキルなどの適切に選択された酸素保護基である場合、式(XXXV)の化合物を、既知の方法により、水及び有機溶媒の適切に選択された混合物中で、適切に選択された塩基により反応させて、脱保護して(例えば、水、THF及びメタノールの混合物中で、NaOH又はKOHと反応させる)、式中、LG6がOHである対応する式(XXXII)の化合物を生成する。
式(I)の化合物は、以下のスキーム7に概説されるプロセスに従って代替的に調製することもできる。
したがって、既知の方法により、例えば、上記スキーム1に概説するプロセスにより、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、Q3が水素であるか、又はベンジル、C1〜4アルキル(好ましくはメチル、エチル、又はt−ブチル)などの適切に選択された酸素保護基である適切に置換された式(XXXVI)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG1がCl、Br、OHなどの適切に選択された脱離基であり、LG2がCl、Br、OH、トリフラート、B(OH)2、B(OC1〜2アルキル)2、
などの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XVI)の化合物と反応させて、Q
4が対応するLG
2基である対応する式(XXXVII)の化合物を生成する。
あるいは既知の方法、例えば、上記スキーム5に概説したプロセスにより、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、Q3が水素であるか、又はベンジル及びC1〜4アルキル(好ましくはメチル、エチル、又はt−ブチル)などの適切に選択された酸素保護基である適切に置換された式(XXXVI)の化合物を、既知の化合物、又は既知の手法により調製される化合物であり、LG6がCl、Br、OHなどの適切に選択された脱離基である適切に置換された式(XXXII)の化合物と反応させて、Q4がR5である対応する式(XXXVII)の化合物を生成する。
式(XXXVII)の化合物を反応させて、対応する式(XXXVIII)の化合物を生成する。より詳細には、
(a)Q3が水素である式(XXXVII)の化合物を、HATU、HBTU、CDI、EDACなどの適切に選択されたカップリング試薬の存在下、ピリジン、TEA、及びDIPEAなどの適切に選択された有機塩基の存在下、NMP、DMF、DCM、DCEなどの適切に選択された有機溶媒中で、アンモニア又はNH4Cl、NH4OH、NH3ガスなどの適切に選択されたアンモニア源と反応させて、対応する式(XXXVIII)の化合物を生成する;
(b)Q3がメチル及びエチルなどの適切に選択された酸素保護基である式(XXXVII)の化合物を、既知の方法により、アンモニア又は濃NH4OH、NH4Cl、NH3ガスなどの適切に選択されたアンモニア源と反応させて(例えば、上記のとおり(a))、対応する式(XXXVIII)の化合物を生成する;あるいは
(c)Q3がベンジル及びt−ブチルなどの適切に選択された酸素保護基である式(XXXVII)の化合物を、既知の方法により脱保護し[例えば、Q2は、Pd/Cなどの触媒の存在下で水素と反応させる水素化分解により、あるいは適切に選択された有機溶媒中での、適切に選択された酸との反応(例えば、1,4−ジオキサン中でのHClとの反応、DCM中でのTFAとの反応)により、ベンジル及びt−ブチルなどである]、(in a syu)Q3が水素である対応する式(XXXVII)の化合物を生成し、次にこの化合物を、アンモニア、又は上記(a)に記載のとおりの適切に選択されたアンモニア源と反応させて、(a)上記対応する式(XXXVIII)の化合物を生成する。
この式(XXXVIII)の化合物を、メタノール、エタノール、水、及び1,4−ジオキサンなどの適切に選択された有機溶媒、又は溶媒混合物中で、(閉環に作用するよう)t−BuOK、NaOH、NaOCH3、LHMDSなどの適切に選択された塩基と反応させて、対応する式(XXXIX)の化合物を生成する。
本明細書に記載の手順により式(XXXIX)の化合物を反応させて、所望の式(I)の化合物を生成する。例えば、スキーム1における式(XVIII)の化合物を、Q4が適切に選択された(elected)脱離基である式(XXXIX)の化合物に置き換え、スキーム1に記載のとおりの手順により反応させて、所望の式(I)の化合物を生成することもできる。あるいはスキーム2における式(XV)の化合物又はスキーム3における式(XXV)の化合物を、Q4がR5である式(XXXIX)の化合物に置き換え、それぞれ記載のとおりに反応させて、対応する式(I)の化合物を生成することもできる。
医薬組成物
本発明は、1つ以上の式(I)の化合物を医薬的に許容できる担体と共に含有する医薬組成物を更に含む。有効成分として本明細書に記載する本発明の化合物の1つ以上の化合物を含有する医薬組成物は、1種以上の化合物を従来の医薬配合技術に従って医薬担体とよく混合することによって調製することができる。担体は、望ましい投与経路(例えば経口、非経口)に応じて、様々の形態をとってよい。それゆえに、懸濁液、エリキシル剤及び溶液などの経口液体製剤の場合、適切な担体及び添加剤としては、水、グリコール、油、アルコール、着香剤、防腐剤、安定剤、着色剤及びこれらに類するものが挙げられる。散剤、カプセル剤及び錠剤などの固体経口製剤の場合、適切な担体及び添加剤としては、デンプン、糖類、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、崩壊剤及びこれらに類するものが挙げられる。固体経口製剤は、糖のような物質でコーティングされてもよく、又は主要な吸収部位を調節するために腸溶コーティングされてもよい。非経口投与では、キャリアは通常、滅菌水から構成され、溶解度の上昇又は保存のために他の成分を添加してもよい。注射用の懸濁液又は溶液はまた、水性キャリアを適切な添加剤と共に用いて製造してもよい。
本発明の医薬組成物を調製するために、有効成分として本発明の1つ以上の化合物を、従来の医薬配合技術に従って医薬担体とよく混合するが、この担体は、投与に所望される製剤の形態、例えば経口若しくは筋肉内のような非経口により、様々な形態をとることができる。組成物を経口剤形態に調製する際、任意の通常の医薬媒体を用いることができる。それゆえに、例えば、懸濁液、エリキシル剤及び溶液などの経口液体製剤の場合、適切な担体及び添加剤としては、水、グリコール、油、アルコール、着香剤、防腐剤、及び着色剤などが挙げられる。散剤、カプセル剤、カプレット、ゲルキャップ、及び錠剤などの経口固形製剤の場合、適切な担体及び添加剤としては、デンプン、糖類、希釈剤、造粒剤、滑沢剤、結合剤、及び崩壊剤などが挙げられる。投与が容易であるため、錠剤及びカプセルは最も有利な経口投薬単位形態であり、この場合、固体医薬担体が使用されることは明らかである。所望される場合には、標準的な技術により錠剤に糖衣又は腸溶コーティングしてもよい。非経口用の担体は、通常、滅菌水を含むが、例えば溶解性の補助などを目的として又は保存のために他の成分を含んでもよい。注射用懸濁液を調製してもよく、その場合、適切な液体担体、懸濁化剤などを用いてよい。本明細書の医薬組成物は、投薬単位、例えば、錠剤、カプセル、粉末、注射液、小さじ1杯など毎に、上記の有効用量を送達するのに必要な活性成分の量を含有することになる。本明細書の医薬組成物は、投薬量単位(例えば錠、カプセル、粉末、注射、坐剤、茶さじなど)当たり約0.01mg〜約1,000mg又はこの中の任意の量若しくは範囲を含有し、約0.01mg/kg/日〜約300mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲、好ましくは約0.1mg/kg/日〜約100mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲、好ましくは約0.50mg/kg/日〜約50mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲、好ましくは約0.75mg/kg/日〜約15mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲、好ましくは約1.0mg/kg/日〜約7.5mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲、好ましくは約1.5mg/kg/日〜約5.0mg/kg/日又はこの中の任意の量若しくは範囲の投薬量で含有してよい。しかし、患者の要求、治療する状態の重症度、及び用いる化合物に応じて投薬量を変えてよい。連日投与又は間欠投与のいずれを用いてもよい。
好ましくはこれらの組成物は、経口、非経口、鼻腔内、舌下若しくは直腸投与のための、又は吸入若しくは送気による投与のための、例えば錠剤、丸剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤、無菌非経口液剤若しくは懸濁剤、定量エアゾル若しくは液体噴霧剤、ドロップ、アンプル、自動注入装置又は坐薬等の単位投薬形態である。あるいは、本組成物は、1週間に1回又は1カ月に1回の投与に適切な形態で提供され得る。例えば、筋肉注射用のデポ剤を提供するようデカン酸塩など活性化合物の不溶性塩を構成することもできる。錠剤のような固体組成物の製造に関しては、主要な有効成分を、医薬担体、例えば、トウモロコシデンプン、乳糖、ショ糖、ソルビトール、タルク、ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、又はゴムのような従来の錠剤化成分、及びその他の医薬希釈剤、例えば水と混合して、本発明の化合物の均質混合物又はその医薬的に許容できる塩を含有する固体の事前処方組成物を形成する。これらの事前処方組成物を均質と呼ぶ場合、組成物を錠剤、丸剤及びカプセル剤のような同等に有効な投与形態に容易に細分することができるように、有効成分が組成物の全体にわたって均一に分散していることを意味する。この固体予備処方組成物は、次に約0.01mg〜約1,000mg(又はその中の任意の量若しくは範囲)の本発明の活性成分を含有する、上述したタイプの単位剤形に再分割される。新規組成物の錠剤又は丸剤は、持続性作用の利点を与える投与形態を提供するためにコーティングするか又はそれ以外の方法で配合することができる。例えば、錠剤若しくは丸剤は、内殻投与成分及び外殻投与成分を含むことができ、後者は前者を封入する形態のものである。2つの成分は、胃での崩壊に抵抗し、かつその内核成分を無傷で十二指腸内まで通過させる、又は放出を遅延させることができる、腸溶性の層により分離することができる。かかる腸溶性の層又はコーティングには様々な物質を使用することができ、かかる物質には、シェラック、セチルアルコール及び酢酸セルロースのような物質と共に多くのポリマー酸を含む。
経口投与又は注入投与用に本発明の新規の組成物を組み込むことのできる液体形態としては、水性液剤、適切に香味付けされたシロップ剤、水性又は油性懸濁剤、及び綿実油、ゴマ油、ヤシ油又はピーナッツ油などのような食用油により香味付けされた乳剤、並びにエリキシル剤及び同様の医薬賦形剤が挙げられる。水性懸濁液用の適切な分散剤又は懸濁化剤としては、合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アカシア、アルギン酸塩、デキストラン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、メチルセルロース、ポリビニル−ピロリドン又はゼラチンが挙げられる。
本発明に記載される障害の治療方法は、本明細書に定義される任意の化合物、及び医薬的に許容できる担体を含むか、これからなるか、及び/又は本質的にこれからなる医薬組成物を使用しても実施され得る。医薬組成物は、約0.01mg〜約1000mgの化合物、又はこれに含まれる任意の量若しくは範囲の化合物;好ましくは約1.0mg〜約500mgの化合物、又はこれに含まれる任意の量若しくは範囲の化合物を含有することができ、並びに選択した投与態様に適切な任意の形態に構成することができる。担体は、結合剤、懸濁化剤、滑沢剤、着香剤、甘味剤、保存剤、染料、及びコーティングが挙げられるがこれらに限定されない、必要とされ不活性な医薬賦形剤を含む。経口投与用に適切な組成物としては、固体形態、例えば、丸剤、錠剤、カプレット、カプセル(各々、即時放出、持効性及び徐放製剤を含む)、顆粒及び粉末、並びに液体形態、例えば、溶液、シロップ、エリキシル、エマルジョン及び懸濁液が挙げられる。非経口投与に有用な形態としては、滅菌液剤、エマルジョン及び懸濁液が挙げられる。
有利には、本発明の化合物は1日に1回の用量で投与することができ、又は1日の全投薬用量を1日に、2回、3回、又は4回の用量に分割して投与してもよい。更に、本発明の化合物は、当業者に周知の、適切な鼻腔用ビヒクルの局所的使用を介する鼻腔内投与形態で、又は経皮的な皮膚パッチを介して、投与することができる。経皮的送達系の形態で投与するとき、投薬量管理は、もちろん、投薬計画を通して断続的というよりむしろ連続的なものとなる。
例えば、錠剤又はカプセル剤の形態の経口投与の際には、活性薬剤成分をエタノール、グリセロール、水などのような経口用の無毒の医薬的に許容できる好不活性担体と組み合わせることができる。更に、所望されるとき、すなわち必要とされるとき、適切な結合剤;潤滑剤、崩壊剤、及び着色剤もその混合物に組み込むことができる。適切な結合剤としては、デンプン、ゼラチン、グルコース又はβ−ラクトースなどの天然の糖、コーン甘味料、アカシア、トラガカントなどの天然及び合成ガム、又はオレイン酸ナトリウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸マグネシウム、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられるが、これらに限定されない。崩壊剤としては、デンプン、メチルセルロース、寒天、ベントナイト、キサンタンガムなどが挙げられるがこれらに限定されない。
液体は、適切に着香された懸濁化又は分散剤、例えば、合成及び天然ゴム、例えばトラガカント、アカシア、メチルセルロースなどの中で形成する。非経口投与には、滅菌懸濁液及び溶液が望ましい。静脈内投与が所望される場合、適切な保存剤を一般に含有する等張製剤を用いる。
本発明の医薬組成物を調製する際、活性成分としての式(I)の化合物を、従来の医薬配合技術に従って医薬担体と共に十分に混合するが、この担体は、投与(例えば、経口又は非経口)に所望される製剤の形態に応じて様々な形態をとることができる。医薬的に許容できる適切な担体は、当該技術分野において周知である。これらの医薬的に許容できる担体のいくつかの説明は、米国薬剤師会及び英国薬剤師会によって出版された医薬品添加物ハンドブック中に見ることができる。
医薬組成物の製造方法は、Pharmaceutical Dosage Forms:Tablets,Second Edition,Revised and Expanded,Volumes 1〜3,edited by Lieberman et al;Pharmaceutical Dosage Forms:Parenteral Medications,Volumes 1〜2,edited by Avis et al;並びにPharmaceutical Dosage Forms:Disperse Systems,Volumes 1〜2,edited by Lieberman et al;published by Marcel Dekker,Inc.などの数多くの刊行物に記載されている。
本発明の化合物は、本明細書に記載される脂肪酸合成酵素(FASN)の阻害により介在される障害の治療が必要な際には、いつでも、任意の前述の組成物で、当技術分野にて確立された投与計画に従って投与することができる。
生成物の1日用量は、ヒト成人毎に、1日当たり約0.01mg〜約1,000mg又はこの中の任意の量若しくは範囲にわたって、幅広く異なり得る。経口投与では、組成物は、好ましくは治療を施す患者に対する投薬量を症候によって調節するために、約0.01、0.05、0.1、0.5、1.0、2.5、5.0、10.0、15.0、25.0、50.0、100、150、200、250、500、及び1,000mgの有効成分を含有する錠剤の形態で提供される。薬物の有効量は、通常、約0.01mg/kg体重/日〜約300mg/kg体重/日、又はその中の任意の量若しくは範囲の用量レベルで供給される。好ましくは、この範囲は、約0.5〜約50.0mg/kg体重/日、又はこの中の任意の量若しくは範囲である。より好ましくは、1日当たり約0.75〜約15.0mg/kg体重/日、又はこの中の任意の量若しくは範囲である。より好ましくは、1日当たり約1.0〜約7.5mg/kg体重/日、又はこの中の任意の量若しくは範囲である。化合物は、1日あたり1〜4回の投薬計画で投与されてもよい。
投与する最適用量は、当業者により容易に決定することが可能であり、使用される特定の化合物、投与方法、調製物の強度、投与方法、及び疾患の進行状態によって様々に異なり得る。加えて、患者の年齢、体重、食事、及び投与回数をはじめとする、治療を受ける特定の患者に関連する因子により、結果として投薬量の調整が必要になる。
当業者は、適切で既知の一般的に受け入れられている細胞及び/又は動物モデルを使用したインビボ及びインビトロ試験の両方で、上記障害を治療又は予防するための試験化合物の性能が予測されることを認識するであろう。
当業者は、更に、健康な患者及び/又は所定の障害に罹患している患者におけるファースト・イン・ヒューマン試験、投与量決定試験及び有効性試験を含むヒト臨床試験が、臨床及び医療分野で周知の方法に従って完了し得ることを認識するであろう。
以下の実施例は、本発明の理解を助けるために記載するものであり、本明細書に付属する「特許請求の範囲」に記載される発明をいかなる意味においても限定することを目的としたものではなく、またそのように解釈されるべきではない。
合成例
以下の例中に、残渣として単離された合成生成物を掲載する。この用語「残留物」が、その生成物を単離した物理的状態を限定せず、例えば、固体、油、フォーム、ゴム及びシロップなどを含んでよいことは、当業者には理解されるであろう。
実施例1:(R)−2−(4−(1H−インドール−5−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#1)
工程A:2−(4−ブロモベンズアミド)−2−メチルプロパノアート
α−アミノイソ酪酸メチルエステル塩酸塩(2.68g、17.4mmol)及びトリエチルアミン(6.06mL、43.6mmol)を、無水ジクロロメタン(100mL)に溶解した。激しく撹拌しながら、4−ブロモ安息香酸クロリド(4.21g、19.2mmol)を少しずつゆっくりと加えた。4時間後、NaHCO3で反応を停止し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を濃縮して、白色固体として2−(4−ブロモベンズアミド)−2−メチルプロパノアートを得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ 1.55(s,6H)、3.70(s,3H)、7.62(d,J=9.1Hz,2H)、7.72(d,J=9.1Hz,2H)。MS(m/z):299.9、301.9。
工程B:N−(1−アミノ−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミド
蓋をした耐圧管内で、2−(4−ブロモベンズアミド)−2−メチルプロパノアート(3.96g、13.2mmol)を濃水酸化アンモニウムに懸濁した。得られた混合物を100℃で16時間加熱した後、濃縮して、白色固体としてN−(1−アミノ−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミドを得た。
工程C:2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン
N−(1−アミノ−2−メチル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミド(3.00g、10.5mmol)をメタノール(200mL)に懸濁した後、6N NaOH水溶液(8.77mL、52.6mmol)を添加した。得られた混合物を加熱して還流させた。6時間後、得られた混合物を食塩水で洗浄し、酢酸エチルで抽出した。有機抽出物を濃縮して、白色固体として2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.47(s,6H)、7.67(d,J=8.6Hz,2H)、7.83(d,J=8.6Hz,2H)、10.85(s,1H)。
工程D:(S)−tert−ブチル3−((2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート
2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(0.702g、2.63mmol)、(R)−tert−ブチル3−(ブロモメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(1.39g、5.26mmol)、及び炭酸カリウム(0.726mg、5.26mmol)を無水ジメチルホルムアミドと組み合わせて、この懸濁液を80℃で16時間加熱した。追加の(R)−tert−ブチル3−(ブロモメチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(500mg)を加え、反応を更に23時間継続した。得られた混合物を食塩水で洗浄し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を油に濃縮し、クロマトグラフにかけ(カラム40g、ヘプタン中10〜50% EtOAc)、無色油として(S)−tert−ブチル3−((2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレートを生成した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.41(s,9H)、1.45(s,6H)、1.7〜1.8(m,1H)、2.2〜2.3(m,1H)、2.7〜2.9(m,1H)、3.1〜3.4(m,3H)、3.5〜3.7(m,3H)、7.45(d,J=8.6Hz,2H)、7.64(d,J=8.6Hz,2H)。MS(m/z):449.9、451.9。
工程E:(R)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1−(ピロリジン−3−イルメチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン
(S)−tert−ブチル3−((2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−1−イル)メチル)ピロリジン−1−カルボキシレート(0.743g、1.65mmol)を、ジクロロメタン(50mL)及びトリフルオロメタンスルホン酸(5mL)の混合物に溶解した。得られた溶液を室温で16時間攪拌した。次に、得られた混合物を飽和水性NaHCO3で注意深く希釈した。得られた混合物をジクロロメタンで抽出した。抽出物を濃縮して、無色油として(R)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1−(ピロリジン−3−イルメチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.2〜1.3(m,1H)、1.41(s,6H)、1.6〜1.7(m,1H)、2.0〜2.1(m,1H)、2.4〜2.5(m,1H)、2.8〜2.9(m,3H)、3.58(d,J=8.1Hz,1H)、7.48(d,J=8.6Hz,2H)、7.65(d,J=8.6Hz,2H)。MS(m/z):350.0、352.0。
工程F:(R)−2−(4−ブロモフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン
(R)−2−(4−ブロモフェニル)−4,4−ジメチル−1−(ピロリジン−3−イルメチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(0.341g、0.974mmol)及びトリエチルアミン(0.338mL、2.43mmol)を無水ジクロロメタンと合わせた。シクロプロパンカルボニルクロリド(0.122g、1.17mmol)をシリンジでゆっくりと滴下した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。次に、反応物を飽和水性NaHCO3で中和し、ジクロロメタンで抽出した。抽出物を黄色油に濃縮した後、クロマトグラフにかけ(カラム40g,ジクロロメタン中5% MeOH)、オフホワイト色の固体として(R)−2−(4−ブロモフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.7〜0.8(m,2H)、0.9〜1.0(m,2H)、1.42〜1.43(m,6H)、1.4〜1.6(m,2H)、1.7〜2.0(m,1H)、2.2〜2.4(m,1H)、3.0〜3.3(m,1H)、3.4〜3.7(m,4H)、7.4〜7.5(m,2H)、7.6〜7.7(m,2H)。MS(m/z):417.9、419.9。
工程G:(R)−2−(4−(1H−インドール−5−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(JNJ−54376179)
(R)−2−(4−ブロモフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(0.083g、0.198mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.023g、0.020mmol)、1H−インドール−5−イル−5−ボロン酸(0.040g、0.248mmol)、及び炭酸セシウム(0.194g、0.595mmol)をジメトキシエタン(5mL)及び水(1mL)と合わせた。得られた混合物を約85℃で16時間加熱した。次に、得られた混合物を水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。抽出物を油に濃縮して、クロマトグラフにかけ(カラム12g、75:25酢酸エチル:ヘプタン〜100%酢酸エチル)、白色固体として(R)−2−(4−(1H−インドール−5−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.6〜0.7(m,2H)、0.9〜1.0(m,2H)、1.45〜1.46(m,6H)、1.4〜1.6(m,2H)、1.8〜1.9(m,1H)、2.3〜2.5(m,1H)、3.0〜3.3(m,1H)、3.5〜3.8(m,4H)、6.6(s,1H)、7.46(d,2H)、7.63〜7.66(m,2H)、7.76〜7.80(m,2H)、7.91(s,1H)、8.62(br s,1H)。MS(m/z):455.3。
実施例2:(R)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#3)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、α−アミノイソ酪酸メチルエチル塩酸塩から、(R)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.69〜0.72(m,2H)、0.89〜0.98(m,2H)、1.45〜1.46(m,6H)、1.42〜1.63(m,1H)、1.81〜1.98(m,1H)、2.31〜2.51(m,1H)、3.0〜3.8(m,6H)、6.84〜6.85(m,1H)、7.54〜7.61(m,2H)、7.66〜7.69(m,3H)、7.74〜7.78(m,2H)、7.84〜7.85(m,1H)。MS(m/z):456.3。
実施例3:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#2)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、α−アミノイソ酪酸メチルエチル塩酸塩から(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.69〜0.72(m,2H)、0.89〜0.98(m,2H)、1.45〜1.46(m,6H)、1.42〜1.68(m,1H)、1.80〜1.99(m,1H)、2.31〜2.52(m,1H)、3.0〜3.8(m,6H)、4.13(s,3H)、7.49〜7.51(d,1H,J=9.1Hz)、7.66〜7.69(m,3H)、7.76〜7.79(m,2H)、7.98(s,1H)、8.06(s,1H)。MS(m/z):470.2。
実施例4:(R)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−フルオロシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#4)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、α−アミノイソ酪酸メチルエチル塩酸塩から(R)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−フルオロシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 1.11〜1.37(m,4H)、1.46(m,6H)、1.55〜1.96(m,1H)、2.32〜2.346(m,1H)、3.07〜3.78(m,6H)、6.84(s,1H)、7.45〜7.84(m,8H)。MS(m/z):474.3。
実施例5:(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#5)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、2−アミノ−2−フェニル−プロピオンアミド塩酸塩のラセミ化合物から(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.6〜0.7(m,2H)、0.8〜0.9(m,2H)、1.4〜1.6(m,2H)、1.75〜1.90(m,1H)、1.80〜1.82(m,3H)、2.3〜2.5(m,1H)、3.0〜3.3(m,2H)、3.4〜3.6(m,2H)、3.6〜3.8(m,2H)、6.84(br s,1H)、7.2〜7.8(m,12H)、7.85(br s,1H)。MS(m/z):518.2。
実施例6:(4RS)−2−(4−(1H−インドール−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#7)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、2−アミノ−2−フェニル−プロピオンアミド塩酸塩のラセミ体から(4RS)−2−(4−(1H−インドール−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.6〜0.7(m,2H)、0.83〜0.95(m,2H)、1.4〜1.65(m,2H)、1.77〜1.82(m,3H)、1.8〜1.95(1H,m)、2.2〜2.5(m,1H)、3.0〜3.3(m,2H)、3.4〜3.6(m,2H)、3.6〜3.8(m,2H)、6.62(br s,1H)、7.2〜7.8(m,12H)、7.91(br s,1H)、8.73(br s,1H)。MS(m/z):516.9。
実施例7:(4RS)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#6)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、2−アミノ−2−フェニル−プロピオンアミド塩酸塩のラセミ体から(4RS)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4−フェニル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.6〜0.7(m,2H)、0.86〜0.95(m,2H)、1.4〜1.65(m,2H)、1.79〜1.82(m,6H)、1.8〜1.95(1H,m)、2.2〜2.5(m,1H)、3.0〜3.8(m,6H)、7.25〜7.41(m,3H)、7.51(d,1H,J=8.6 Hz)、7.68〜7.83(m,7H)、7.99(s,1H)、8.07(s,1H)。MS(m/z):531.9。
実施例8:(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(メトキシメチル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#8)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、2−アミノ−3−メトキシ−2−メチルプロピオンアミド塩酸塩のラセミ体から(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(メトキシメチル)−4−メチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.65〜0.71(m,2H)、0.88〜1.00(m,2H)、1.37〜1.38(m,3H)、1.4〜2.0(m,3H)、2.2〜2.5(1H,m)、3.0〜3.3(m,2H)、3.32〜3.35(m,3H)、3.43〜3.84(m,6H)、6.84〜6.85(m,1H)、7.55〜7.61(m,2H)、7.69〜7.71(m,3H)、7.74〜7.78(2H,m)、7.85(1H,s)。MS(m/z):486.3。
実施例9:(4RS)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(メトキシメチル)−4−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#10)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、2−アミノ−3−メトキシ−2−メチルプロピオンアミド塩酸塩のラセミ体から(4RS)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−(メトキシメチル)−4−メチル−2−(4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.67〜0.71(m,2H)、0.89〜0.99(m,2H)、1.38(s,3H)、1.4〜2.0(m,3H)、2.3〜2.5(m,1H)、3.0〜3.3(m,2H)、3.33〜3.35(m,3H)、3.5〜3.9(m,6H)、4.12(s,3H)、7.49〜7.51(m,1H)、7.68〜7.77(m,5H)、7.98(s,1H)、8.06(s,1H)。MS(m/z):500.3。
実施例10:(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−シクロプロピル−4−メチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#9)
工程A:2−(4−ブロモベンズアミド)−2−シクロプロピルプロパン酸
2−シクロプロピルアラニン(0.900g、6.97mmol)を蒸留水(20mL)に溶解した。6N水酸化ナトリウム(1.16mL、6.97mmol)、次に塩化ベンゾイル(1.53g、6.97mmol)を加えた。得られた不均質な混合物を室温で16時間撹拌した。次に、得られた混合物を白色固体に濃縮して酢酸に回収し、クロマトグラフのためCELITE(登録商標)で濃縮した(100%ジクロロメタンで勾配を開始し、89.5:10:0.5ジクロロメタン:メタノール:酢酸で勾配を終了)。生成物を含む画分を濃縮して、2−(4−ブロモベンズアミド)−2−シクロプロピルプロパン酸を生成した。
MS(m/z):312.0、314.0。
工程B:N−(1−アミノ−2−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミド
2−(4−ブロモベンズアミド)−2−シクロプロピルプロパン酸(2.00g、6.41mmol)を無水ジクロロメタンに懸濁した。塩化オキサリル(ジクロロメタン中2M、4.80mL、9.61mmol)、次に4滴のジメチルホルムアミドを加えた。得られた混合物を室温で2時間撹拌した。次に、濃縮したアンモニウムヒドロキシド(5.61g、160mmol)を加えた。得られた混合物を濃縮して、白色固体としてN−(1−アミノ−2−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミドを生成した。
MS(m/z):311.1、313.1。
工程C:(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−シクロプロピル−4−メチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#9)
上記実験例1に記載のとおりの手順により、上記工程A〜BのとおりにN−(1−アミノ−2−シクロプロピル−1−オキソプロパン−2−イル)−4−ブロモベンズアミドのラセミ体から(4RS)−2−(4−(ベンゾフラン−5−イル)フェニル)−1−(((R)−1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4−シクロプロピル−4−メチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オンを調製した。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ 0.22〜0.29(m,1H)、0.35〜0.44(m,1H)、0.50〜0.59(m,1H)、0.61〜0.74(m,3H)、0.89〜0.98(m,2H)、1.30〜1.36(m,1H)、1.42〜1.52(m,1H)、1.57〜1.71(m,1H)、1.79(s,3H)、1.84〜1.98(m,1H)、2.29〜2.49(m,1H)、3.0〜3.3(m,1H)、3.5〜3.8(m,5H)、6.85(m,1H)、7.44〜7.76(m,7H)、7.83(br s,1H)。MS(m/z):482.2。
当業者により容易に認識されるとおりに適切に置換された試薬を選択し、置き換え、以下の化合物を本明細書に記載のとおりの手順により同様に調製した。
実施例11:2−(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#52)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ 0.35〜0.53(m,2H)、0.59〜0.73(m,2H)、1.04(m,1H),1.22(s,6H)、2.51(br.s.,1H)、3.18〜3.37(m,1H)、3.47(d,J=6.05Hz,1H)、3.57(d,J=8.11Hz,1H)、3.63〜3.79(m,2H)、3.98(t,J=7.90Hz,1H)、7.13〜7.28(m,2H)、7.40(dd,J=3.02,5.36Hz,1H)、7.48(t,J=7.35Hz,1H)、7.55〜7.68(m,1H)、7.90(d,J=10.31Hz,7.99(d,J=7.84Hz,1H),1H)。MS m/z 461(M+H)+。
実施例12:2−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#34)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 0.53〜0.69(m,4H)、1.33(s,6H)、1.36〜1.47(m,1H)、2.62(br.s.,1H)、3.36〜3.45(m,1H)、3.62〜3.74(m,2H)、3.74〜3.87(m,2H)、4.17(t,J=8.39Hz,1H)、7.48〜7.67(m,2H)、7.80〜7.93(m,1H)、8.14(d,J=8.66Hz,3H)、8.24(d,J=7.84Hz,1H)。MS m/z 477(M+H)+。
実施例13:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#33)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 0.53〜0.72(m,4H)、1.32(s,6H)、1.35〜1.45(m,1H)、2.46〜2.54(m,1H)、2.61(br.s.,1H)、3.65(s,1H)、3.68(s,1H)、3.72〜3.82(m,2H)、3.89(s,3H)、4.16(t,J=8.39Hz,1H)、7.62〜7.80(m,4H)、7.80〜7.90(m,3H)、7.97(s,1H)、8.25(s,1H)。MS m/z 500(M+H)+。
実施例14:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#20)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.53〜0.71(m,4H)、1.34(s,6H)、1.36〜1.44(m,1H)、2.55〜2.75(m,1H)、3.40(dd,J=9.6,6.0Hz,1H)、3.69(d,J=7.6Hz,2H)、3.73〜3.86(m,2H)、4.18(t,J=8.4Hz,1H)、7.63〜7.75(m,1H)、7.76〜7.89(m,2H)、7.96〜8.04(m,1H)、8.04〜8.16(m,3H)、8.86(d,J=1.9Hz,1H)、9.38(d,J=2.2Hz,1H)。MS m/z 471(M+H)+。
実施例15:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(イソキノリン−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#21)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ 0.55〜0.76(m,4H)、1.25〜1.37(m,6H)、1.37〜1.49(m,1H)、2.67(br.s.,1H)、3.38〜3.47(m,1H)、3.73(d,J=7.56Hz,2H)、3.76〜3.87(m,2H)、4.21(t,J=8.32Hz,1H)、7.47〜7.60(m,2H)、7.60〜7.74(m,2H)、7.81(t,J=7.56Hz,1H)、7.88(t,J=7.77Hz,1H)、8.14(d,J=8.39Hz,1H)、8.27(d,J=8.52Hz,1H)、8.99(d,J=3.57Hz,1H)。MS m/z 471(M+H)+。
実施例16:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−7−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#39)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.29〜0.51(m,4H)、1.07〜1.15(m,6H)、1.15〜1.25(m,1H)、2.34〜2.54(m,1H)、3.19(dd,J=9.4,5.6Hz,1H)、3.39〜3.67(m,4H)、3.96(t,J=8.3Hz,1H)、7.38(dd,J=8.2,4.2Hz,1H)、7.49〜7.64(m,1H)、7.70〜8.02(m,4H)、8.18〜8.35(m,2H)、8.73〜8.89(m,1H)。MS m/z 471(M+H)+。
実施例17:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#38)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.52〜0.70(m,4H)、1.26〜1.35(m,6H)、1.36〜1.45(m,1H)、2.57〜2.75(m,1H)、3.37〜3.46(m,1H)、3.62〜3.73(m,2H)、3.73〜3.86(m,2H)、4.18(t,J=8.3Hz,1H)、7.62(dd,J=8.2,4.1Hz,1H)、7.74〜7.86(m,1H)、7.88〜8.06(m,2H)、8.10〜8.19(m,1H)、8.19〜8.31(m,1H)、8.40〜8.56(m,2H)、8.96(d,J=3.0Hz,1H)。MS m/z 471(M+H)+。
実施例18:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#32)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.30〜0.44(m,4H)、1.08(s,6H)、1.11〜1.19(m,1H)、2.38(br.s.,1H)、3.12〜3.21(m,1H)、3.43(d,J=7.4Hz,2H)、3.47〜3.59(m,2H)、3.86(s,3H)、3.88〜3.98(m,1H)、7.41〜7.51(m,1H)、7.53〜7.69(m,4H)、7.91(s,1H)、7.99(s,1H)。MS m/z 474(M+H)+。
実施例19:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(ピリジン−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#22)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.53〜0.74(m,4H)、1.33(s,6H)、1.36〜1.46(m,1H)、2.61(d,J=7.4Hz,1H)、3.36〜3.46(m,1H)、3.61〜3.73(m,2H)、3.73〜3.85(m,2H)、4.17(t,J=8.4Hz,1H)、7.71〜7.94(m,5H)、7.94〜8.06(m,4H)、8.68(d,J=5.9Hz,2H)。MS m/z 497(M+H)+。
実施例20:(R)−2−(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#51)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.36〜0.58(m,2H)、0.60〜0.82(m,2H)、1.14〜1.31(m,6H)、1.35〜1.45(m,1H)、1.66〜1.84(m,0.5H)、2.01〜2.33(m,1H)、2.72(dd,J=11.9,7.1Hz,1H)、2.87〜3.15(m,0.5H)、3.16〜3.31(m,2H)、3.32〜3.47(m,2H)、7.14〜7.28(m,2H)、7.36〜7.46(m,1H)、7.49(t,J=7.4Hz,1H)、7.56〜7.68(m,1H)、7.88(d,J=5.5Hz,1H)、7.99(d,J=7.7Hz,1H)。MS m/z 475(M+H)+。
実施例21:(R)−2−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#50)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.65〜0.80(m,2H)、0.88〜1.03(m,2H)、1.43〜1.55(m,6H)、1.59〜1.70(m,1H)、1.92〜2.03(m,0.5H)、2.28〜2.57(m,1H)、2.97(dd,J=12.0,7.0Hz,0.5H)、3.13〜3.38(m,1H)、3.42〜3.56(m,3H)、3.56〜3.73(m,3H)、7.49(d,J=7.7Hz,1H)、7.57(t,J=7.6Hz,1H)、7.64〜7.77(m,4H)、7.91〜8.10(m,3H)、8.13(d,J=8.1Hz,1H)。MS m/z 491(M+H)+。
実施例22:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#37)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.28〜0.45(m,4H)、1.10(br.s.,6H)、1.20〜1.40(m,1.5H)、1.45〜1.54(m,0.5H)、1.56〜1.70(m,0.5H)、1.85〜2.03(m,0.5H)、2.03〜2.17(m,0.5H)、2.54〜2.67(m,0.5H)、2.77〜2.95(m,1H)、2.95〜3.06(m,1H)、3.17〜3.37(m,4H)、7.31〜7.45(m,1H)、7.49〜7.63(m,1H)、7.63〜7.82(m,2H)、7.82〜7.95(m,1H)、7.96〜8.11(m,1H)、8.14〜8.47(m,2H)、8.72(br.s.,1H)。MS m/z 485(M+H)+。
実施例23:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−7−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#49)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.64〜0.78(m,2H)、0.85〜1.04(m,2H)、1.42〜1.55(m,6H)、1.85(dd,J=11.4,4.9 Hz,0.5H)、1.91〜2.10(m,1H)、2.32〜2.60(m,1H)、2.99(dd,J=12.0,7.2Hz,0.5H)、3.16〜3.37(m,1H)、3.41〜3.58(m,3H)、3.58〜3.73(m,3H)、7.43〜7.52(m,1H)、7.56〜7.68(m,1H)、7.68〜7.78(m,2H)、7.83(dd,J=8.5,1.6Hz,1H)、7.96(d,J=8.4Hz,1H)、8.23(d,J=8.2Hz,1H)、8.38(s,1H)、8.99(d,J=4.0Hz,1H)。MS m/z 485(M+H)+。
実施例24:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#48)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.59〜0.79(m,2H)、0.86〜1.01(m,2H)、1.47(br.s.,6H)、1.57〜1.71(m,0.5H)、1.85(d,J=4.9Hz,0.5H)、1.98(dd,J=11.5,5.7Hz,0.5H)、2.30〜2.61(m,1H)、2.95(dd,J=11.9,7.4Hz,0.5H)、3.12〜3.37(m,1H)、3.38〜3.58(m,4H)、3.58〜3.71(m,2H)、7.55〜7.67(m,2H)、7.67〜7.74(m,2H)、7.78(t,J=7.6Hz,1H)、7.92(d,J=8.0Hz,1H)、8.16(d,J=8.4Hz,1H)、8.37(s,1H)、9.18(br.s.,1H)。MS m/z 485(M+H)+。
実施例25:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キノリン−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#47)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.39〜0.55(m,2H)、0.70(br.s.,2H)、1.19〜1.31(m,6H)、1.42〜1.51(m,0.5H)、1.64(d,J=6.3Hz,0.5H)、1.79(dd,J=11.7,5.6Hz,0.5H)、2.10〜2.25(m,0.5H)、2.28〜2.42(m,0.5H)、2.74(dd,J=11.9,7.4Hz,0.5H)、2.95〜3.16(m,1H)、3.18〜3.35(m,3H)、3.35〜3.52(m,3H)、7.10〜7.13(m,1H)、7.16〜7.26(m,2H)、7.31(d,J=7.0Hz,1H)、7.45(t,J=7.5Hz,1H)、7.56(t,J=7.8Hz,1H)、7.85〜8.03(m,2H)、8.74(br.s.,1H)。MS m/z 485(M+H)+。
実施例26:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#53)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.61〜0.80(m,2H)、0.85〜1.04(m,2H)、1.47(br.s.,6H)、1.58〜1.73(m,1H)、1.84(dd,J=10.7,5.2Hz,0.5H)、1.97(dd,J=11.6,5.7Hz,0.5H)、2.29〜2.44(m,0.5H)、2.44〜2.61(m,0.5H)、2.96(dd,J=12.0,7.1Hz,1H)、3.12〜3.40(m,1H)、3.40〜3.56(m,2H)、3.56〜3.76(m,3H)、4.13(s,3H)、7.41〜7.57(m,2H)、7.57〜7.74(m,3H)、7.98(s,1H)、8.06(s,1H)。MS m/z 488(M+H)+。
実施例27:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(ピリジン−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#46)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.61〜0.81(m,2H)、0.94(br.s.,2H)、1.42〜1.56(m,6H)、1.64(dd,J=12.5,8.0Hz,1H)、1.79〜1.92(m,0.5H)、1.99(dd,J=11.5,5.5Hz,1H)、2.33〜2.45(m,0.5H)、2.53(d,J=7.3Hz,0.5H)、2.96(dd,J=12.0,7.3Hz,0.5H)、3.12〜3.38(m,1H)、3.41〜3.57(m,3H)、3.58〜3.76(m,2H)、7.51(d,J=5.8Hz,1H)、7.55〜7.71(m,4H)、7.72〜7.87(m,4H)、8.73(br.s.,2H)。MS m/z 511(M+H)+。
実施例28:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#45)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.59〜0.82(m,2H)、0.93(br.s.,2H)、1.47(br.s.,6H)、1.62(dd,J=12.5,7.8Hz,0.5H)、1.97(dd,J=11.8,5.8Hz,1H)、2.29〜2.44(m,0.5H)、2.50(d,J=7.3Hz,0.5H)、2.97(dd,J=12.0,7.1Hz,0.5H)、3.11〜3.39(m,1H)、3.39〜3.56(m,3H)、3.56〜3.72(m,2H)、3.98(s,3H)、7.44(d,J=5.1Hz,1H)、7.53〜7.68(m,6H)、7.69(s,1H)、7.83(s,1H)。MS m/z 514(M+H)+。
実施例29:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キナゾリン−7−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#44)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.61〜0.80(m,2H)、0.85〜1.03(m,2H)、1.41〜1.54(m,6H)、1.58〜1.74(m,0.5H)、1.85(m,10.5H)、1.92〜2.11(m,1H)、2.30〜2.44(m,0.5H)、2.53(d,J=7.1Hz,0.5H)、2.96(dd,J=11.9,7.4Hz,0.5H)、3.16〜3.38(m,1H)、3.40〜3.57(m,2H)、3.58〜3.78(m,3H)、7.63(d,J=5.6Hz,1H)、7.66〜7.82(m,2H)、7.88〜8.02(m,1H)、8.08(d,J=8.4Hz,1H)、8.29(s,1H)、9.39(s,1H)、9.47(s,1H)。MS m/z 486(M+H)+。
実施例30:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(キナゾリン−7−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#43)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.63〜0.77(m,2H)、0.90(quin,J=3.7Hz,2H)、1.29〜1.31(m,1H)、1.46(s,6H)、2.71〜2.94(m,1H)、3.48〜3.60(m,1H)、3.65〜3.78(m,1H)、3.78〜3.88(m,1H)、3.88〜4.07(m,2H)、4.25(t,J=8.3Hz,1H)、7.53〜7.68(m,1H)、7.68〜7.79(m,2H)、7.86〜8.00(m,1H)、8.10(d,J=8.4Hz,1H)、8.30(s,1H)、9.41(s,1H)、9.49(s,1H)。MS m/z 472(M+H)+。
実施例31:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#54)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.63〜0.79(m,2H)、0.84〜0.99(m,2H)、1.29〜1.31(m,1H)、1.47(s,6H)、2.83(d,J=6.7Hz,1H)、3.56(dd,J=10.0,5.8Hz,1H)、3.75(d,J=6.5Hz,1H)、3.80〜3.89(m,1H)、3.89〜4.08(m,2H)、4.24(t,J=8.2Hz,1H)、7.33〜7.45(m,1H)、7.48〜7.63(m,2H)、7.63〜7.74(m,2H)、7.78(d,J=8.4Hz,1H)、7.88〜8.02(m,2H)、8.10(s,1H)。MS m/z 488(M+H)+。
実施例32:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#55)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.53〜0.68(m,2H)、0.75〜0.89(m,2H)、1.21(td,J=8.1,3.9Hz,1H)、1.38(s,6H)、2.63〜2.81(m,1H)、3.48(dd,J=9.7,5.7Hz,1H)、3.58〜3.69(m,1H)、3.70〜3.79(m,1H)、3.79〜3.93(m,2H)、4.15(t,J=8.3Hz,1H)、7.10〜7.20(m,1H)、7.39(td,J=7.9,5.5Hz,1H)、7.47〜7.67(m,4H)、7.67〜7.78(m,1H)、7.91(d,J=8.4Hz,1H)、8.27(s,1H)。MS m/z 488(M+H)+。
実施例33:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(イソキノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#56)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.70(dq,J=7.4,3.4Hz,2H)、0.91(quin,J=3.6Hz,2H)、1.20〜1.36(m,1H)、1.47(s,6H)、2.73〜2.91(m,1H)、3.46〜3.61(m,1H)、3.64〜3.78(m,1H)、3.79〜3.89(m,1H)、3.89〜4.04(m,2H)、4.25(t,J=8.3Hz,1H)、7.58(m,1H)、7.65〜7.73(m,2H)、7.75(d,J=5.6Hz,1H)、7.83〜7.94(m,1H)、8.03〜8.19(m,2H)、8.62(d,J=5.6Hz,1H)、9.34(s,1H)。MS m/z 471(M+H)+。
実施例34:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1H−インダゾール−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#57)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.72(d,J=7.1Hz,2H)、0.89〜1.09(m,2H)、1.41〜1.55(m,6H)、1.62(dd,J=12.7,7.9Hz,1H)、1.82(dd,J=6.0,3.5Hz,0.5H)、1.96(dd,J=11.8,5.8Hz,1H)、2.43(td,J=14.8,7.5Hz,1H)、3.03(dd,J=12.0,7.0Hz,0.5H)、3.20(t,J=9.1Hz,0.5H)、3.32(dd,J=8.0,3.5Hz,0.5H)、3.43〜3.77(m,5H)、7.18〜7.31(m,1H)、7.31〜7.44(m,1H)、7.50(d,J=8.2Hz,1H)、7.55〜7.71(m,1H)、7.79〜8.07(m,3H)、12.22(br.s.,1H)。MS m/z 474(M+H)+。
実施例35:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1H−インドール−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#63)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.54〜0.70(m,2H)、0.76〜0.97(m,2H)、1.37〜1.45(m,6H)、1.48〜1.60(m,1H)、1.75(dd,J=6.2,4.0Hz,0.5H)、1.83〜2.00(m,1H)、2.36(td,J=14.4,7.3Hz,1H)、2.91(dd,J=12.0,7.2Hz,0.5H)、3.05〜3.18(m,0.5H)、3.18〜3.30(m,0.5H)、3.35〜3.63(m,5H)、7.10〜7.27(m,1H)、7.29〜7.58(m,5H)、7.85(d,J=7.4Hz,1H)、9.01(d,J=19.8Hz,1H)。MS m/z 473(M+H)+。
実施例36:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1H−インドール−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#62)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.62(dd,J=7.4,3.6Hz,2H)、0.75〜0.90(m,2H)、1.18〜1.28(m,1H)、1.39(s,6H)、2.74(d,J=6.6Hz,1H)、3.43〜3.54(m,1H)、3.59〜3.69(m,1H)、3.69〜3.80(m,1H)、3.80〜3.95(m,2H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.19(quin,J=7.0Hz,1H)、7.30〜7.55(m,5H)、7.85(d,J=7.6Hz,1H)、9.04(br.s.,1H)。MS m/z 459(M+H)+。
実施例37:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1H−インダゾール−3−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#58)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.74(dd,J=7.8,3.3Hz,2H)、0.97(t,J=3.4Hz,2H)、1.29〜1.41(m,1H)、1.49(s,6H)、2.80(d,J=6.2Hz,1H)、3.60(dd,J=10.0,5.7Hz,1H)、3.72(d,J=6.0Hz,1H)、3.80〜3.94(m,1H)、3.95〜4.10(m,2H)、4.26(t,J=8.3Hz,1H)、7.22〜7.36(m,1H)、7.38〜7.50(m,1H)、7.51〜7.70(m,2H)、7.82〜8.08(m,3H)、11.74(br.s.,1H)。MS m/z 460(M+H)+。
実施例38:(R)−2−(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#61)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.55〜0.76(m,2H)、0.76〜0.97(m,2H)、1.34〜1.49(m,6H)、1.51〜1.61(m,1.5H)、1.73(m,0.5H)、2.16〜2.34(m,1H)、2.34〜2.51(m,1H)、2.88(dd,J=11.8,7.3Hz,1H)、3.08〜3.30(m,1H)、3.30〜3.68(m,4H)、7.12〜7.28(m,2H)、7.29〜7.55(m,2H)、7.69(br.s.,1H)、7.93〜8.18(m,2H)、12.43(br.s.,1H)。MS m/z 474(M+H)+。
実施例39:2−(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)−2−フルオロフェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#60)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.57〜0.74(m,2H)、0.74〜0.88(m,2H)、1.14〜1.31(m,1H)、1.36(s,6H)、2.59〜2.76(m,1H)、3.31〜3.45(m,1H)、3.57(dd,J=14.6,7.0Hz,1H)、3.72(dd,J=14.5,7.5Hz,1H)、3.79〜3.96(m,2H)、4.17(t,J=8.5Hz,1H)、7.12〜7.26(m,2H)、7.43(t,J=7.6Hz,2H)、7.71(br.s.,1H)、7.89〜8.10(m,2H)、12.43(br.s.,1H)。MS m/z 460(M+H)+。
実施例40:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#66)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.55〜0.70(m,2H)、0.77〜0.93(m,2H)、1.31〜1.44(m,6H)、1.44〜1.62(m,1.5H)、1.68〜1.83(m,0.5H)、1.91(dd,J=11.8,5.8Hz,0.5H)、2.21〜2.36(m,0.5H)、2.36〜2.54(m,0.5H)、2.89(dd,J=12.0,7.3Hz,0.5H)、3.05〜3.30(m,1H)、3.33〜3.67(m,5H)、7.21〜7.34(m,1H)、7.38〜7.53(m,2H)、7.53〜7.63(m,2H)、7.63〜7.74(m,1H)、7.78〜7.94(m,2H)、8.01(s,1H)。MS m/z 502(M+H)+。
実施例41:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#67)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.50〜0.70(m,2H)、0.76〜0.93(m,2H)、1.26〜1.47(m,7.5H)、1.50〜1.65(m,0.5H)、1.82〜1.98(m,0.5H)、2.21〜2.37(m,0.5H)、2.37〜2.52(m,0.5H)、2.90(dd,J=12.0,7.1Hz,0.5H)、3.06〜3.29(m,1H)、3.32〜3.72(m,5H)、7.09〜7.23(m,1H)、7.39(q,J=6.7Hz,1H)、7.54(d,J=7.0Hz,2H)、7.56〜7.67(m,2H)、7.71(d,J=8.5Hz,1H)、7.91(d,J=8.7Hz,1H)、8.27(s,1H)。MS m/z 502(M+H)+。
実施例42:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(イソキノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#68)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.56〜0.69(m,2H)、0.77〜0.94(m,2H)、1.34〜1.46(m,7H)、1.49〜1.66(m,0.5H)、1.69〜1.83(m,0.5H)、1.90〜1.99(m,0.5H)、2.21〜2.35(m,0.5H)、2.36〜2.53(m,0.5H)、2.87(dd,J=12.0,7.4Hz,0.5H)、3.06〜3.29(m,1H)、3.31〜3.71(m,5H)、7.49(d,J=5.4Hz,1H)、7.57〜7.65(m,2H)、7.67(d,J=5.8Hz,1H)、7.79(dd,J=8.6,1.6Hz,1H)、7.99(s,1H)、8.04(d,J=8.5Hz,1H)、8.53(d,J=5.8Hz,1H)、9.25(s,1H)。MS m/z 485(M+H)+。
実施例43:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#69)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.20〜0.35(m,2H)、0.74〜0.89(m,2H)、1.29(s,6H)、2.49〜2.71(m,1H)、3.60(m,4H)、3.98(s,3H)、3.80〜4.20 9m,3H)、7.28〜7.39(m,2H)、7.40〜7.48(m,2H)、7.48〜7.57(m,1H)、7.82(s,1H)、7.91(s,1H)。MS m/z 488(M+H)+。
実施例44:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(3−フルオロ−4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#70)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.30〜0.41(m,2H)、0.84〜0.96(m,2H)、1.10〜1.15(m,3H)、1.37(s,6H)、2.69(d,J=7.3Hz,1H)、3.33〜3.47(m,1H)、3.67(d,J=7.3Hz,4H)、3.90(s,3H)、3.94〜4.25(m,2H)、7.36〜7.41(m,1H)、7.45〜7.59(m,6H)、7.61(s,1H)、7.75(s,1H)。MS m/z 514(M+H)+。
実施例45:2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#72)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.31〜0.40(m,2H)、0.86〜0.94(m,2H)、1.08〜1.14(m,3H)、1.38(s,6H)、2.58〜2.79(m,1H)、3.35〜3.46(m,1H)、3.68(d,J=7.3Hz,3H)、3.78〜4.17(m,3H)、7.26(td,J=8.7,2.5Hz,1H)、7.38〜7.53(m,2H)、7.53〜7.64(m,2H)、7.64〜7.74(m,1H)、7.79〜7.92(m,2H)、8.00(s,1H)。MS m/z 502(M+H)+。
実施例46:(R)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#73)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.08〜0.24(m,2H)、0.33〜0.57(m,2H)、1.11(s,6H)、1.18〜1.30(m,1H)、1.41〜1.67(m,1H)、1.90〜2.11(m,1H)、2.65〜3.05(m,3H)、3.10(s,3H)、3.14〜3.51(m,3H)、7.42〜7.52(m,1H)、7.52〜7.72(m,4H)、7.92(s,1H)、8.00(s,1H)。MS m/z 502(M+H)+。
実施例47:(R)−2−(3−フルオロ−4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#74)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.25(br.s.,2H)、0.40〜0.65(m,2H)、1.18(s,6H)、1.20〜1.35(m,1H)、1.50〜1.72(m,1H)、1.92〜2.17(m,1H)、2.70〜3.12(m,4H)、3.18(s,3H)、3.21〜3.26(m,3H)、3.26〜3.50(m,3H)、7.49〜7.59(m,3H)、7.59〜7.72(m,4H)、7.81(s,1H)、8.10(s,1H)。MS m/z 528(M+H)+。
実施例48:(R)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#75)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.40(br.s.,2H)、0.55〜0.84(m,2H)、1.11(s,3H)、1.35(s,6H)、1.78(br.s.,1H)、2.12〜2.37(m,1H)、2.80〜3.35(m,4H)、3.57(br.s.,3H)、7.51(td,J=8.9,2.2Hz,1H)、7.79(d,J=8.1Hz,2H)、7.86〜8.18(m,5H)、8.48(s,1H)。MS m/z 516(M+H)+。
実施例49:(R)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#76)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.69(br.s.,2H)、0.75〜0.99(m,2H)、1.27〜1.43(m,6H)、1.67〜1.92(m,1H)、2.19(br.s.,1H)、3.44〜3.82(m,7H)、4.10(s,3H)、6.00(s,1H)、7.62〜7.75(m,1H)、7.75〜7.93(m,4H)、8.15(s,1H)、8.23(s,1H)。MS m/z 504(M+H)+。
実施例50:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−6−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#64)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.64〜0.80(m,2H)、0.87〜1.03(m,2H)、1.42〜1.51(m,6H)、1.51〜1.58(m,1H)、1.80〜1.85(m,0.5H)、1.92〜2.07(m,0.5H)、2.38(d,J=7.4Hz,0.5H)、2.50(dd,J=8.0,7.4Hz,0.5H)、3.04(dd,J=12.0,7.1Hz,1H)、3.16〜3.39(m,1H)、3.44〜3.60(m,2H)、3.60〜3.87(m,3H)、7.49(dd,J=8.2,4.1Hz,1H)、7.75(dd,J=8.3,2.4Hz,2H)、7.89(dd,J=8.1,3.6Hz,2H)、7.98〜8.07(m,1H)、8.09(d,J=1.8Hz,1H)、8.26(t,J=8.3Hz,2H)、8.98(d,J=4.1Hz,1H)。MS m/z 467(M+H)+。
実施例51:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−7−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#23)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.64(d,J=5.8Hz,4H)、1.29〜1.37(m,6H)、1.40(br.s.,0.5H)、1.48〜1.66(m,1H)、1.74(m.,0.5H)、1.86(m,0.5H)、2.22(d,J=7.4Hz,0.5H)、2.32(m,0.5H)、2.88(dd,J=11.8,6.9Hz,0.5H)、3.04〜3.19(m,1H)、3.23〜3.30(m,1H)、3.40〜3.60(m,2H)、3.61〜3.75(m,2H)、7.58(dd,J=8.2,4.3Hz,1H)、7.85(dd,J=8.0,5.3Hz,2H)、8.01〜8.11(m,3H)、8.11〜8.19(m,1H)、8.39(s,1H)、8.44(d,J=8.1Hz,1H)、8.98(dd,J=4.1,1.5Hz,1H)。MS m/z 467(M+H)+。
実施例52:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#31)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.59〜0.76(m,4H)、1.30〜1.38(m,6H)、1.43(m,0.5H)、1.51〜1.68(m,1H)、1.54(m,0.5H)、1.89(m,0.5H)、2.25(m,0.5H)、2.39(m,1H)、2.87(dd,J=11.8,7.0Hz,0.5H)、3.06〜3.25(m,1H)、3.39(m,J=7.0Hz,1H)、3.42〜3.65(m,2H)、3.65〜3.79(m,2H)、7.56(dd,J=8.4,4.0Hz,1H)、7.60〜7.75(m,3H)、7.80〜7.95(m,3H)、8.12(d,J=8.5Hz,1H)、8.23(t,J=8.9Hz,1H)、8.92〜9.05(m,1H)。MS m/z 467(M+H)+。
実施例53:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−7−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#24)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.52〜0.72(m,4H)、1.32(s,6H)、1.35〜1.45(m,1H)、2.64(d,J=7.8Hz,1H)、3.39(dd,J=9.6,5.4Hz,1H)、3.66〜3.81(m,2H)、3.88(d,J=7.4Hz,2H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.58(dd,J=8.2,4.1Hz,1H)、7.84(d,J=8.2Hz,2H)、7.98〜8.11(m,3H)、8.11〜8.19(m,1H)、8.39(s,1H)、8.44(d,J=8.1Hz,1H)、8.98(dd,J=4.1,1.4Hz,1H)。MS m/z 453(M+H)+。
実施例54:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#18)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.32〜0.47(m,4H)、1.09(s,6H)、1.13〜1.24(m,1H)、2.34〜2.50(m,1H)、3.12〜3.18(m,1H)、3.43〜3.58(m,2H)、3.67(d,J=7.3Hz,2H)、3.95(t,J=8.4Hz,1H)、7.32(dd,J=8.6,4.1Hz,1H)、7.36〜7.51(m,3H)、7.56〜7.72(m,3H)、7.88(d,J=8.4Hz,1H)、7.99(d,J=8.5Hz,1H)、8.74(d,J=2.9Hz,1H)。MS m/z 453(M+H)+。
実施例55:(R)−2−(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#11)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.55〜0.71(m,4H)、1.29〜1.36(m,6H)、1.39(d,J=7.7Hz,0.5H)、1.49〜1.64(m,1H)、1.74(m,0.5H)、1.84(m,0.5H)、2.16(m,1H)、2.28(m,0.5H)、2.84(dd,J=11.9,7.1Hz,0.5H)、3.04〜3.16(m,1H)、3.26(dd,J=11.8,6.7Hz,1H)、3.36〜3.60(m,2H)、3.65(t,J=6.4Hz,2H)、7.38〜7.54(m,2H)、7.79〜7.90(m,2H)、7.94(dd,J=8.1,5.2Hz,2H)、8.31〜8.43(m,2H)。MS m/z 457(M+H)+。
実施例56:2−(4−(ベンゾ[d]オキサゾール−2−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#12)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.56〜0.71(m,4H)、1.28〜1.34(m,6H)、1.34〜1.45(m,1H)、2.56〜2.67(m,1H)、3.34〜3.43(m,1H)、3.63〜3.81(m,2H)、3.86(d,J=7.6Hz,2H)、4.15(t,J=8.4Hz,1H)、7.40〜7.55(m,2H)、7.80〜7.90(m,2H)、7.93(d,J=8.2Hz,2H)、8.38(d,J=8.2Hz,2H)。MS m/z 443(M+H)+。
実施例57:(R)−2−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#13)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.64(d,J=5.5Hz,4H)、1.34(d,J=2.5Hz,6H)、1.48〜1.65(m,1.5H)、1.73(m,0.5H)、1.85(m,0.5H)、2.15(m,0.5H)、2.28(m,0.5H)、2.85(dd,J=11.8,7.0Hz,0.5H)、3.02〜3.16(m,1H)、3.20〜3.29(m,1H)、3.36〜3.60(m,2H)、3.65(t,J=7.0Hz,2H)、7.47〜7.57(m,1H)、7.57〜7.67(m,1H)、7.90(dd,J=8.1,5.5Hz,2H)、8.12(d,J=7.7Hz,1H)、8.21(d,J=7.7Hz,1H)、8.27(dd,J=8.3,2.5Hz,2H)。MS m/z 473(M+H)+。
実施例58:2−(4−(ベンゾ[d]チアゾール−2−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#14)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.54〜0.69(m,4H)、1.28〜1.35(m,6H)、1.35〜1.44(m,1H)、2.54〜2.68(m,1H)、3.35〜3.43(m,1H)、3.67〜3.81(m,2H)、3.86(d,J=7.4Hz,2H)、4.16(t,J=8.2Hz,1H)、7.46〜7.56(m,1H)、7.56〜7.66(m,1H)、7.89(d,J=8.2Hz,2H)、8.13(d,J=8.0Hz,1H)、8.22(d,J=7.6Hz,1H)、8.28(d,J=8.2Hz,2H)。MS m/z 459(M+H)+。
実施例59:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4’−(ピリジン−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#15)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.65(d,J=5.6Hz,4H)、1.30〜1.37(m,6H)、1.49〜1.65(m,1.5H)、1.74(m,0.5H)、1.85(m,0.5H)、2.15(m,0.5H)、2.29(m,0.5H)、2.86(dd,J=11.8,7.0Hz,0.5H)、3.03〜3.18(m,1H)、3.28(d,J=4.7Hz,1H)、3.38〜3.59(m,2H)、3.60〜3.74(m,2H)、7.74〜7.87(m,4H)、7.89〜8.03(m,6H)、8.68(d,J=5.8Hz,2H)。MS m/z 493(M+H)+。
実施例60:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#16)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.54〜0.74(m,4H)、1.27〜1.36(m,6H)、1.48〜1.64(m,1.5H)、1.71(m,0.5H)、1.84(m,0.5H)、2.18(m,0.5H)、2.30(m,0.5H)、2.86(dd,J=11.7,6.9Hz,0.5H)、3.12(dd,J=6.9,3.6Hz,1H)、3.19〜3.29(m,1H)、3.36〜3.59(m,2H)、3.59〜3.74(m,2H)、3.89(s,3H)、7.63〜7.74(m,2H)、7.74〜7.84(m,4H)、7.84〜7.92(m,2H)、7.95(s,1H)、8.23(s,1H)。MS m/z 496(M+H)+。
実施例61:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4’−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1’−ビフェニル]−4−イル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#17)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.55〜0.72(m,4H)、1.31(s,6H)、1.33〜1.43(m,1H)、2.60(m.,1H)、3.34〜3.43(m,1H)、3.67〜3.79(m,2H)、3.85(m,2H)、3.95(s,3H)、4.09〜4.23(m,1H)、7.64〜7.74(m,2H)、7.74〜7.83(m,4H)、7.89(d,J=8.2Hz,2H)、7.95(s,1H)、8.23(s,1H)。MS m/z 482(M+H)+。
実施例62:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−3−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#25)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.65(d,J=5.2Hz,4H)、1.34(br.s.,6H)、1.56(m,1.5H)、1.74(m,0.5H)、1.85(m,0.5H)、2.19(m,0.5H)、2.31(m,0.5H)、2.88(d,J=7.1Hz,0.5H)、3.05〜3.18(m,1H)、3.26(m,1H)、3.40(s,3H)、3.46〜3.61(m,2H)、3.62〜3.75(m,2H)、7.63〜7.75(m,1H)、7.76〜7.94(m,3H)、8.02〜8.20(m,4H)、8.79(s,1H)、9.35(s,1H)。MS m/z 467(M+H)+。
実施例63:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−3−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#19)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.52〜0.72(m,4H)、1.33(s,6H)、1.37〜1.45(m,1H)、2.57〜2.70(m,1H)、3.40(d,J=10.0Hz,1H)、3.69〜3.82(m,2H)、3.88(d,J=7.6Hz,2H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.62〜7.75(m,1H)、7.77〜7.92(m,3H)、8.00〜8.20(m,4H)、8.80(d,J=2.1Hz,1H)、9.35(d,J=2.2Hz,1H)。MS m/z 453(M+H)+。
実施例64:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キナゾリン−7−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#42)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.47〜0.56(m,2H)、0.70〜0.81(m,2H)、1.24〜1.29(m,6H)、1.29〜1.37(m,0.5H)、1.64(m,0.5H)、1.71〜1.85(m,0.5H)、2.09〜2.25(m,0.5H)、2.31(d,J=8.1Hz,0.5H)、2.83(dd,J=12.0,7.2Hz,0.5H)、3.00〜3.17(m,1H)、3.23〜3.38(m,2H)、3.39〜3.52(m,2H)、3.52〜3.63(m,2H)、7.58(dd,J=8.4,3.2Hz,2H)、7.71(dd,J=8.3,4.2Hz,2H)、7.78(dd,J=8.5,1.6Hz,1H)、7.88(d,J=8.5Hz,1H)、8.11(s,1H)、9.20(s,1H)、9.27(s,1H)。MS m/z 468(M+H)+。
実施例65:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キナゾリン−7−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#36)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.55〜0.68(m,4H)、1.25〜1.36(m,6H)、1.36〜1.45(m,1H)、2.58〜2.71(m,1H)、3.39(dd,J=9.8,5.1Hz,1H)、3.67〜3.82(m,2H)、3.88(d,J=7.4Hz,2H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.86(d,J=8.2Hz,2H)、8.12(d,J=8.2Hz,2H)、8.18〜8.26(m,1H)、8.32(d,J=8.5Hz,1H)、8.38(s,1H)、9.36(s,1H)、9.68(s,1H)。MS m/z 454(M+H)+。
実施例66:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#30)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.64(d,J=5.4Hz,4H)、1.28〜1.39(m,6H)、1.46〜1.66(m,1.5H)、1.69(m,0.5H)、1.79〜1.92(m,0.5H)、2.13〜2.25(m,0.5H)、2.25〜2.37(m,0.5H)、2.86(dd,J=11.8,7.0Hz,0.5H)、3.05〜3.17(m,1H)、3.19〜3.30(m,1H)、3.37〜3.60(m,2H)、3.60〜3.75(m,2H)、7.50(td,J=8.9,2.5Hz,1H)、7.74〜7.90(m,3H)、7.96〜8.09(m,4H)、8.14(dd,J=9.0,5.8Hz,1H)、8.42(s,1H)。MS m/z 484(M+H)+。
実施例67:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#29)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.53〜0.69(m,4H)、1.32(s,6H)、1.35〜1.45(m,1H)、2.54〜2.70(m,1H)、3.33〜3.45(m,1H)、3.67〜3.82(m,2H)、3.88(d,J=7.4Hz,2H)、4.16(t,J=8.4Hz,1H)、7.44〜7.58(m,1H)、7.74〜7.89(m,3H)、7.96〜8.03(m,2H)、8.03〜8.10(m,2H)、8.14(dd,J=9.0,5.8Hz,1H)、8.42(s,1H)。MS m/z 470(M+H)+。
実施例68:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4'−(ピリジン−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#26)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.57〜0.69(m,4H)、1.32(s,6H)、1.34〜1.44(m,1H)、2.60(d,J=5.1Hz,1H)、3.33〜3.44(m,1H)、3.66〜3.81(m,2H)、3.81〜3.88(m,2H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.74〜7.87(m,4H)、7.88〜8.03(m,6H)、8.68(d,J=5.8Hz,2H)。MS m/z 479(M+H)+。
実施例69:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(4−(イソキノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#27)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.55〜0.71(m,4H)、1.32(s,6H)、1.34〜1.45(m,1H)、2.62(d,J=5.5Hz,1H)、3.36〜3.45(m,1H)、3.67〜3.82(m,2H)、3.88(d,J=7.4Hz,2H)、4.16(t,J=8.4Hz,1H)、7.85(d,J=8.4Hz,2H)、7.93(d,J=5.8Hz,1H)、8.07(d,J=8.2Hz,2H)、8.10〜8.18(m,1H)、8.27(d,J=8.7Hz,1H)、8.41(s,1H)、8.57(d,J=5.8Hz,1H)、9.39(s,1H)。MS m/z 453(M+H)+。
実施例70:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(4−(イソキノリン−6−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#28)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.57〜0.73(m,4H)、1.28〜1.39(m,6H)、1.44〜1.66(m,1.5H)、1.72(m,0.5H)、1.85(m,0.5H)、2.15(m,0.5H)、2.29(d,J=6.9Hz,0.5H)、2.86(dd,J=11.8,7.1Hz,0.5H)、3.03〜3.17(m,1H)、3.20〜3.30(m,1H)、3.34〜3.60(m,2H)、3.60〜3.74(m,2H)、7.87(dd,J=8.2,5.2Hz,2H)、7.93(d,J=5.8Hz,1H)、8.00〜8.09(m,2H)、8.12(d,J=8.7Hz,1H)、8.27(d,J=8.7Hz,1H)、8.40(s,1H)、8.57(d,J=5.8Hz,1H)、9.38(s,1H)。MS m/z 467(M+H)+。
実施例71:(R)−2−(4−(1H−インダゾール−3−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#35)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.57〜0.70(m,4H)、1.28〜1.37(m,6H)、1.42(d,J=7.6Hz,0.5H)、1.47〜1.68(m,1.5H)、1.70〜1.80(m,0.5H)、1.80〜1.94(m,0.5H)、2.23(d,J=7.3Hz,0.5H)、2.33(s,0.5H)、3.04〜3.20(m,1H)、3.20〜3.30(m,1H)、3.38〜3.61(m,2H)、3.68(t,J=7.1Hz,2H)、7.20〜7.34(m,1H)、7.45(t,J=7.6Hz,1H)、7.64(d,J=8.4Hz,1H)、7.84(dd,J=8.1,4.3Hz,2H)、8.10〜8.28(m,3H)、13.42(s,1H)。MS m/z 456(M+H)+。
実施例72:(R)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−2−(4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#41)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.63〜0.80(m,2H)、0.86〜1.04(m,2H)、1.26(s,3H)、1.43(s,3H)、1.68〜1.75(m,0.5H)、1.78〜1.90(m,0.5H)、1.92〜2.11(m,1.5H)、2.28〜2.43(m,0.5H)、2.49(d,J=15.5Hz,0.5H)、3.06(dd,J=12.1,7.0Hz,0.5H)、3.17〜3.40(m,1H)、3.46〜3.86(m,5H)、7.16〜7.27(m,1H)、7.40〜7.54(m,1H)、7.64〜7.79(m,3H)、7.84(dd,J=8.7,1.6Hz,1H)、7.87〜7.94(m,2H)、8.00(d,J=8.5Hz,1H)、8.37(s,1H)。MS m/z 484(M+H)+。
実施例73:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−2−(4−(8−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#40)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.71(dd,J=7.8,3.3Hz,2H)、0.92(quin,J=3.4Hz,2H)、1.24〜1.34(m,1H)、1.47(s,6H)、2.67〜2.88(m,1H)、3.60(dd,J=9.8,5.6Hz,1H)、3.86〜4.08(m,4H)、4.22(t,J=8.3Hz,1H)、7.21(d,J=7.7Hz,1H)、7.44〜7.54(m,1H)、7.67〜7.77(m,3H)、7.84(dd,J=8.5,1.6Hz,1H)、7.91(d,J=8.2Hz,2H)、8.00(d,J=8.7Hz,1H)、8.38(s,1H)。MS m/z 470(M+H)+。
実施例74:(R)−2−(4−(1H−インドール−3−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#65)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.62〜0.82(m,2H)、0.87〜1.06(m,2H)、1.17〜1.32(m,0.5H)、1.48(br.s.,6H)、1.65(m,0.5H),1.78〜1.92(m,0.5H)、1.92〜2.07(m,0.5H)、2.41(d,J=7.0Hz,1H)、3.01〜3.15(m,1H)、3.18〜3.39(m,1H)、3.43〜3.69(m,3H)、3.69〜3.90(m,2H)、7.20〜7.36(m,2H)、7.42〜7.56(m,2H)、7.61〜7.75(m,2H)、7.77〜7.92(m,2H)、7.96(d,J=7.6Hz,1H)、8.64(br.s.,1H)。MS m/z 455(M+H)+。
実施例75:2−(4−(1H−インドール−3−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#59)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.67〜0.77(m,2H)、0.86〜0.97(m,2H)、1.47(s,6H)、1.70(d,J=8.4Hz,1H)、2.69〜2.89(m,1H)、3.61(dd,J=9.8,5.7Hz,1H)、3.83〜4.06(m,4H)、4.21(t,J=8.2Hz,1H)、7.22〜7.36(m,2H)、7.42〜7.54(m,2H)、7.64(d,J=8.2Hz,2H)、7.83(d,J=8.2Hz,2H)、7.96(d,J=7.7Hz,1H)、8.77(br.s.,1H)。MS m/z 441(M+H)+。
実施例76:(R)−2−(4−(1H−ベンゾ[d]イミダゾール−2−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#71)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.72〜0.81(m,2H)、0.93〜1.03(m,2H)、1.43〜1.49(m,6H)、1.52〜1.57(m,0.5H)、1.59〜1.72(m,0.5H)、1.73〜1.86(m,0.5H)、1.98(td,J=12.2,6.6Hz,0.5H)、2.24〜2.38(m,0.5H)、2.38〜2.52(m,0.5H)、2.96(dd,J=12.0,7.3Hz,1H)、3.18〜3.36(m,1H)、3.40〜3.80(m,5H)、7.29〜7.34(m,2H)、7.64(d,J=8.4Hz,2H)、7.69(d,J=8.2Hz,1H)、8.21(d,J=8.4Hz,2H)、8.28(d,J=8.2Hz,1H)、11.53(br.s.,1H)。MS m/z 465(M+H)+。
実施例77:1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(4−(キノリン−6−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#98)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.49〜0.73(m,4H)、1.32(s,6H)、1.35〜1.45(m,1H)、2.55〜2.71(m,1H)、3.35〜3.46(m,1H)、3.70〜3.82(m,2H)、3.89(s,1H)、3.87(s,1H)、4.16(t,J=8.3Hz,1H)、7.61(dd,J=8.2,4.3Hz,1H)、7.84(d,J=8.2Hz,2H)、8.06(d,J=8.2Hz,2H)、8.11〜8.25(m,2H)、8.40〜8.45(m,1H)、8.48(d,J=7.8Hz,1H)、8.95(d,J=2.7Hz,1H)。MS m/z 453(M+H)+。
実施例78:2−(4−(1H−インダゾール−3−イル)フェニル)−1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#99)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.71(dd,J=7.8,3.2Hz,2H)、0.92(quin,J=3.5Hz,2H)、1.24〜1.38(m,1H)、1.47(s,6H)、2.77(dd,J=7.6,6.9Hz,1H)、3.57〜3.68(m,1H)、3.85〜4.08(m,4H)、4.21(t,J=8.2Hz,1H)、7.33(d,J=7.3Hz,2H)、7.49(t,J=7.6Hz,1H)、7.59(d,J=8.4Hz,1H)、7.74(d,J=8.2Hz,2H)、8.07(d,J=8.2Hz,1H)、8.18(d,J=8.2Hz,2H)、10.35(br.s.,1H)。MS m/z 442(M+H)+。
実施例79:2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#78)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.71(d,J=3.2Hz,2H)、0.87〜0.99(m,2H)、1.32(s,6H)、2.51(br.s.,3H)、2.55〜2.68(m,1H)、3.35〜3.57(m,2H)、3.66(d,J=5.8Hz,2H)、3.78(br.s.,1H)、4.01(br.s.,1H)、4.36(br.s.,1H)、5.90(s,1H)、7.54〜7.75(m,1H)、7.75〜7.95(m,4H)、8.15(s,1H)、8.23(s,1H)。
実施例80:2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#79)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.58〜0.76(m,2H)、0.89〜1.00(m,2H)、1.33(s,6H)、2.53〜2.69(m,1H)、3.38(br.s.,1H)、3.38〜3.51(m,1H)、3.67(d,J=5.4Hz,2H)、3.78(t,J=7.6Hz,1H)、4.02(br.s.,1H)、4.36(t,J=8.1Hz,1H)、5.90(s,1H)、7.44〜7.58(m,1H)、7.71〜7.85(m,2H)、7.87〜7.99(m,2H)、7.99〜8.08(m,2H)、8.08〜8.18(m,1H)、8.49(s,1H)。
実施例81:(R)−4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#80)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.15(br.s.,2H)、0.32〜0.56(m,2H)、0.86(s,3H)、1.09(s,6H)、1.13(m,2H)、1.52(br.s.,1H)、1.95(br.s.,1H)、2.13(s,3H)、2.26(br.s.,1H)、2.69(br.s.,1H)、2.83〜3.06(m,2H)、3.15(br.s,1H)、3.84(s,3H)、7.27(d,J=7.7Hz,1H)、7.38〜7.62(m,4H)、7.88(s,2H)。
実施例82:2−(3−フルオロ−4'−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#81)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.85(d,J=2.9Hz,2H)、1.17(s,2H)、1.37(s,6H)、1.40〜1.62(m,1H)、1.90〜1.98(m,3H)、2.51(br.s.,1H)、2.60〜2.71(m,1H)、3.30〜3.50(m,1H)、3.62〜3.79(m,2H)、3.85〜3.93(m,1H)、3.94〜4.17(m,1H)、5.36(br.s.,1H)、7.39(d,J=11.4Hz,1H)、7.45〜7.58(m,6H)、7.61(s,1H)、7.75(s,1H)。
実施例83:2−(4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)−2−メチルフェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#82)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.26〜0.45(m,2H)、0.76(br.s.,2H)、1.09(s,3H)、1.12(br.s.,1H)、1.34(s,6H)、1.91(br.s.,1H)、2.39(s,3H)、3.35〜3.47(m,1H)、3.51〜3.64(m,2H)、3.91(br.s.,1H)、4.10(br.s.,1H)、7.49(td,J=8.9,2.4Hz,1H)、7.59(d,J=8.0Hz,1H)、7.69〜7.87(m,2H)、7.89(s,1H)、7.98(d,J=8.8Hz,1H)、8.05(d,J=8.7Hz,1H)、8.13(dd,J=8.9,5.9Hz,1H)、8.39(s,1H)。
実施例84:4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#83)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.37(br.s.,2H)、0.77(br.s.,2H)、1.09(s,3H)、1.24(br.s.,1H)、1.33(s,6H)、2.37(s,3H)、2.51(br.s.,2H)、3.39〜3.45(m,1H)、3.58(br.s.,3H)、3.89(br.s,2H)、4.12(br.s.,1H)、7.52(d,J=8.0Hz,1H)、7.64〜7.77(m,3H)、7.79(s,1H)、8.02(s,1H)、8.25(s,1H)。
実施例85:(R)−4,4−ジメチル−2−(3−メチル−4'−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#84)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.30〜0.48(m,2H)、0.73〜0.83(m,2H)、1.14(s,3H)、1.39(s,6H)、1.78(br.s.,1H)、2.01(br.s.,1H)、2.28(br.s.,1H)、2.32(s,3H)、2.97(br.s.,1H)、3.16〜3.54(m,5H)、3.88(s,3H)、7.30(d,J=8.4Hz,1H)、7.44〜7.58(m,6H)、7.59(s,1H)、7.73(s,1H)。
実施例86:(R)−4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#85)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.40(br.s.,2H)、0.58〜0.82(m,2H)、1.11(br.s.,3H)、1.24(br.s.,1H)、1.34(s,6H)、1.77(br.s.,1H)、2.21(br.s.,1H)、2.38(s,3H)、2.51(br.s.,2H)、2.97(br.s.,1H)、3.09〜3.30(m,2H)、3.39〜3.49(m,1H)、3.89(s,3H)、7.51(d,J=7.7Hz,1H)、7.64〜7.75(m,4H)、7.78(s,1H)、8.02(s,1H)、8.25(s,1H)。
実施例87:(R)−2−(4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)−2−メチルフェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#86)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.15(br.s.,2H)、0.35〜0.60(m,2H)、0.83(br.s.,1H)、0.86(br.s.,3H)、0.93〜1.04(m,1H)、1.10(s,6H)、1.22(br.s.,1H)、1.52(br.s.,1H)、1.94(br.s.,1H)、2.16(s,3H)、2.55〜2.80(m,1H)、2.84〜3.02(m,2H)、3.17〜3.38(m,1H)、7.15〜7.29(m,1H)、7.34(d,J=7.0Hz,1H)、7.46〜7.61(m,2H)、7.64(br.s.,1H)、7.69〜7.84(m,2H)、7.88(d,J=14.2Hz,1H)、8.14(br.s.,1H)。
実施例88:4,4−ジメチル−2−(3−メチル−4'−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#87)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.38(br.s.,2H)、0.77(br.s.,2H)、1.09(br.s.,3H)、1.12(br.s.,1H)、1.33(br.s.,6H)、1.54(br.s.,1H)、2.36(br.s.,2H)、2.51(br.s.,3H)、3.39(m,1H)、3.57(br.s.,1H)、3.70〜4.02(m,3H)、4.12(br.s.,1H)、7.53(d,J=7.8Hz,1H)、7.61〜7.84(m,6H)、7.94(s,1H)、8.22(s,1H)。
実施例89:4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−インダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#77)
1H NMR(300MHz,DMSO−d6)δ ppm 0.37(br.s.,2H)、0.77(br.s.,2H)、1.09(br.s.,3H)、1.33(br.s.,6H)、2.37(br.s.,3H)、2.51(br.s.,2H)、3.34(br.s.,4H)、3.58(br.s.,2H)、4.10(br.s.,2H)、7.53(d,J=7.6Hz,1H)、7.66〜7.89(m,4H)、8.13(br.s.,2H)。MS m/z 484(M+H)+。
実施例90:(R)−2−(2−フルオロ−4−(6−フルオロナフタレン−2−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#88)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.78(br.s.,2H)、1.06(d,J=6.0Hz,2H)、1.39(s,6H)、1.74(br.s.,2H)、2.29(dt,J=14.3,7.2Hz,1H)、2.93(br.s.,1H)、3.39(br.s.,1H)、3.48(br.s.,3H)、3.72(br.s.,2H)、7.26(td,J=8.7,2.2Hz,1H)、7.37〜7.52(m,2H)、7.52〜7.61(m,2H)、7.68(d,J=8.4Hz,1H)、7.78〜7.90(m,2H)、8.00(s,1H)。MS m/z 518(M+H)+。
実施例91:(R)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#89)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.78(br.s.,2H)、0.87〜1.09(m,2H)、1.38(br.s.,6H)、1.77(br.s.,1H)、1.93(br.s.,1H)、2.17〜2.41(m,1H)、2.94(br.s.,0.5H)、3.27(br.s.,1.5H)、3.46(br.s.,4H)、3.82(s,3H)、4.61(br.s.,1H)、7.34〜7.45(m,2H)、7.52(br.s.,3H)、7.87(br.s.,1H)、7.95(br.s.,1H)。MS m/z 504(M+H)+。
実施例92:(R)−2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#90)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.27(br.s.,2H)、0.51〜0.65(m,1H)、0.69(br.s.,1H)、1.00(br.s.,3H)、1.25(s,6H)、1.70(br.s.,2H)、2.19(br.s.,1H)、2.85(br.s.,1H)、3.29(d,J=7.0Hz,5H)、3.69(s,3H)、7.28(d,J=8.8Hz,2H)、7.33〜7.45(m,3H)、7.73(s,1H)、7.83(s,1H)。MS m/z 502(M+H)+。
実施例93:1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#91)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.70〜0.86(m,2H)、1.11(br.s.,2H)、1.34(s,6H)、2.21〜2.34(m,3H)、2.44〜2.66(m,1H)、3.53(d,J=7.3Hz,3H)、3.82(s,3H)、3.87(br.s.,1H)、3.97(br.s.,1H)、4.35(br.s.,1H)、4.64(br.s.,1H)、7.26(d,J=7.7Hz,1H)、7.35〜7.43(m,1H)、7.45〜7.55(m,3H)、7.84(s,1H)、7.92(s,1H)。MS m/z 486(M+H)+。
実施例94:(R)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−2−(2−メチル−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#92)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.77(br.s.,3H)、0.88〜0.98(m,1H)、1.38(s,6H)、1.74(br.s.,1H)、2.20〜2.25(m 1H)、2.30(s,3H)、2.92(br.s.,1H)、3.15〜3.45(m,5H)、3.49〜3.74(m,2H)、3.81(s,3H)、7.29(d,J=7.7Hz,1H)、7.40(d,J=7.7Hz,1H)、7.45〜7.60(m,3H)、7.87(br.s.,1H)、7.94(br.s.,1H)。MS m/z 500(M+H)+。
実施例95:2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−4,4−ジメチル−1−((1−(1−メチルシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#93)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.20(br.s.,2H)、0.74(br.s.,2H)、0.95(br.s.,3H)、1.22(br.s.,6H)、1.58(br.s.,1H)、2.53(br.s.,1H)、3.25(br.s.,1H)、3.45〜3.57(m,2H)、3.68(br.s.,3H)、3.89(br.s.,2H)、7.26(br.s.,2H)、7.38(br.s.,3H)、7.72(br.s.,1H)、7.82(br.s.,1H)。MS m/z 488(M+H)+。
実施例96:2−(2−フルオロ−4−(1−メチル−1H−ベンゾ[d]イミダゾール−5−イル)フェニル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#94)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.74〜0.85(m,2H)、1.12(br.s.,2H)、1.35(s,6H)、2.56〜2.75(m,1H)、3.49(br.s.,1H)、3.55〜3.77(m,3H)、3.83(s,3H)、4.01(br.s.,2H)、4.37(br.s.,1H)、7.35〜7.45(m,2H)、7.47〜7.58(m,3H)、7.88(s,1H)、7.93(s,1H)。MS m/z 490(M+H)+。
実施例97:(R)−2−(3−フルオロ−4'−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−[1,1'−ビフェニル]−4−イル)−1−((1−(1−ヒドロキシシクロプロパンカルボニル)ピロリジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−1H−イミダゾール−5(4H)−オン(化合物#95)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.78(br.s.,2H)、0.90〜1.01(m,1H)、1.04(br.s.,1H)、1.38(s,6H)、1.80(br.s.,2H)、2.28(dt,J=14.3,7.2Hz,1H)、2.93(br.s.,0.5H)、3.27(br.s.,1.5H)、3.42〜3.60(m,3H)、3.74(br.s.,2H)、3.89(s,3H)、7.37(d,J=11.3Hz,1H)、7.44〜7.57(m,6H)、7.60(s,1H)、7.74(s,1H)。MS m/z 530(M+H)+。
実施例98:6−(4−(1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)−3−メチルフェニル)−2−ナフトニトリル(化合物#96)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.45(br.s.,2H)、0.66(br.s.,2H)、1.23(br.s.,6H)、2.21(br.s.,3H)、2.47(br.s.,1H)、3.26(br.s.,3H)、3.43〜3.57(m,1H)、3.66(br.s.,2H)、3.97(br.s.,1H)、7.12〜7.30(m,1H)、7.46(br.s.,3H)、7.66(br.s.,1H)、7.76(br.s.,2H)、7.88(br.s.,1H)、8.04(br.s.,1H)。MS m/z 491(M+H)+。
実施例99:6−(4−(1−((1−(シクロプロパンカルボニル)アゼチジン−3−イル)メチル)−4,4−ジメチル−5−オキソ−4,5−ジヒドロ−1H−イミダゾール−2−イル)−3−フルオロフェニル)−2−ナフトニトリル(化合物#97)
1H NMR(300MHz,CHLOROFORM−d)δ ppm 0.72(br.s.,2H)、0.92(br.s.,2H)、1.48(br.s.,6H)、2.03(br.s.,1H)、2.83(br.s.,1H)、3.55(br.s.,1H)、3.65〜3.80(m,1H)、3.85(d,J=8.0Hz,1H)、3.96(d,J=7.4Hz,2H)、4.26(br.s.,1H)、7.61(d,J=10.6Hz,1H)、7.70(br.s.,3H)、7.90(br.s.,1H)、7.98〜8.11(m,2H)、8.15(br.s.,1H)、8.31(br.s.,1H)。MS m/z 495(M+H)+。
生物学的実施例1
脂肪酸合成酵素(FASN)阻害剤のシンチレーション近接アッセイ
本アッセイでは、3H−アセチル−CoA及びマロニル−CoAを基質として使用し、FASN活性の阻害を測定する。機能ドメインを7つ有し、7つの酵素反応を行うことで最終的に3H−パルミテートを生成する、FASNタンパク質による一連の反応を通して、3H−アセチルCoAを3H−パルミテートに転換させる。本アッセイの原理は、3H−アセチル−CoAが親水性であり、最終産物の3H−パルミテートが疎水性であることに基づく。疎水性の3H−パルミテートがシンチレーション近接アッセイ(SPA)のイメージングビーズに結合するのに対し(イメージングビーズからの発光が生じる)、親水性3H−アセチル−CoAはイメージングビーズに結合しない(したがって、イメージングビーズからの発光は生じない)。
10μLアッセイ緩衝液(100mM KH2PO4(pH7.5)、1mM DTT)(ブランクでは20μL)を384ウェル白色OptiPlateプレート(Perkin Elmer)に加えた。0.9μL試験化合物(濃度30μM、10μM、3μM、1μM、0.30μM、0.10μM、0.03μM及び0.01μM)/DMSO及び10μL hFASN酵素(完全長、300ng、発明者らが精製)又は10μLアッセイ緩衝液をウェルに入れた。次に10μL450μMNADPH(Sigma N7505)、18.75μM[3H]−アセチル−CoA(Perkin Elmer NET−290L)、150μMマロニル−CoA(Sigma M4263)を加え、混合し、室温で60分インキュベートした。ストレプトアビジンを結合させたイメージングビーズ20μL(25mg/ml)を加え、反応を停止した。暗所、室温で30分インキュベート後、384ウェルのプレートを1500rpmで3分間遠心し、少なくとも24時間後に、610±20nmのパスフィルターを使用してLEADseeker(商標)により発光を測定した(Bays,N.W.,et al.,“A simplified scintillation proximity assay for fatty acid synthase activity:development and comparison with other FAS activity assays”,J.Biomol.Screen.,2009,pp636〜642,Vol.14(6))。
装置により生成された生データを%Controlmin値に対して正規化した。この正規化は、
%Controlmin=100*(x−mLC)/(mHC−mLC)
として計算した。式中、mLC及びmHCは、外れ値を手作業で除外した後の、プレート上の低対照ウェル及び高対照ウェルの平均とした。試験化合物濃度に対してControlminをプロットしたものを、非線型最小二乗回帰法により4パラメーターのロジスティック曲線にフィットさせた。プロットからIC50(50%阻害率が達成される濃度)を算出した。IC50をモル濃度単位で表すとき、pIC50値は−log(IC50)として計算した。
上記生物学的実施例1に記載のとおりの手順に従って、本発明の式(I)の代表的な化合物を試験した。その結果を以下の表BIO−1に掲載する。以下に掲載するpIC50値は、化合物を1回以上試験した場合については測定値の平均を表すものとする。以下に掲載する結果において、「〜」が前に付されているpIC50値に関しては、「〜」は、非線形アルゴリズムをもとに評価したpIC50値の標準誤差が0.5超であったことを意味する。これは、pIC50の不確かさについての係数が10の平方根よりも大きい(>3.162)ことに相当する。
a 注:「NT」は、掲載した化合物を試験していないことを意味する。
生物学的実施例2
脂肪酸合成酵素ケト還元酵素ドメイン(FASN KR)阻害剤
10μLアッセイ緩衝液(100mM KH2PO4(pH7.5))を384ウェル透明プレート(costar 3702)に加えた。次に、0.3μL化合物(濃度30μM、10μM、3μM、1μM、0.30μM、0.10μM、0.03μM、及び0.01μM)/DMSO、10μL hFASN酵素(完全長、300ng、発明者らが精製)及び360μM NADPH(ブランクでは除く)を加えた。次に、10μL 180mMアセト酢酸エチル(Aldrich 688983)を加え、混合した直後に、Multiscan(Labsystems)により340nm(T1)で吸光度を測定した。室温で20分インキュベート後、プレートを再度測定した(T2)。
FASN KR酵素活性を、NADPHのNADP+への酸化として測定した(OD340nmにてNADPHシグナルの低下が観察された)。吸光度の低下は、(インキュベーションT1前の吸光度)−(インキュベーションT2後の吸光度)として算出した。
装置により生成された生データを%Controlmin値に対して正規化した。この正規化は、
%Controlmin=100*(x−mLC)/(mHC−mLC)
として計算した。式中、mLC及びmHCは、外れ値を手作業で除外した後の、プレート上の低対照ウェル及び高対照ウェルの平均とした。試験化合物濃度に対してControlminをプロットしたものを、非線型最小二乗回帰法により4パラメーターのロジスティック曲線にフィットさせた。プロットからIC50(50%阻害率が達成される濃度)を算出した。IC50をモル濃度単位で表すとき、pIC50値は−log(IC50)として計算した。
上記生物学的実施例2に記載のとおりの手順に従って、本発明の代表的な化合物を試験した結果を以下の表BIO−2に掲載する。以下に掲載するpIC50値は、化合物を1回以上試験した場合については測定値の平均を表すものとする。
a 注:「NT」は、掲載した化合物を試験していないことを意味する。
生物学的実施例3
パルミテート添加及び非添加の脂質を低減させた培地におけるA2780卵巣細胞増殖アッセイ
以下に記載する生物学的アッセイは、卵巣細胞増殖についての比較アッセイに相当する。以下に記載するアッセイ手法では、パルミテートの添加を包含するものを対照に相当させ、パルミテートの添加を包含しないアッセイ手法と比較する。パルミテートの非存在下で活性な化合物は、対照において活性であるものとしてみなさない。
パルミテート添加:
2500個の細胞を、10%ウシ胎仔血清(Hyclone)を添加した200μL RPMI1640で96ウェルの透明プレートに播種し、37℃、5% CO2下でインキュベートした。細胞を加えていないウェルをブランクとした。翌日、培養培地を吸引除去し、10%脱脂血清(LRS、Hyclone)を添加した160μL培養培地に置き換えた。20μL試験化合物(濃度30μM、10μM、3μM、1μM、0.30μM、0.10μM、0.03μM及び0.01μM)/DMSO希釈物の次に20μLパルミテート−BSA溶液を加え、終濃度を、0.2% DMSO、25μMパルミテート(Sigma、P0500、10mMエタノール溶液)0.2%脂肪酸不含有BSA、0.25%エタノールとした。96時間インキュベートした後、MTTアッセイを行った。SPECTRAMAXで544nmにて吸光度を測定した。
試験化合物濃度に対してControlminをプロットし、最小二乗法により最良にフィットする曲線を当てはめた。プロットからIC50(50%阻害率が達成される濃度)を算出した。下表中、pIC50値は、−log(IC50)として算出した。
パルミテート非添加:
2500個の細胞を、10%ウシ胎仔血清(Hyclone)を添加した200μL RPMI1640で96ウェルの透明プレートに播種し、37℃、5% CO2下でインキュベートした。細胞を加えていないウェルをブランクとした。翌日、培養培地を吸引除去し、10%脱脂血清(LRS、Hyclone)を添加した160μL培養培地に置き換えた。20μL試験化合物(濃度30μM、10μM、3μM、1μM、0.30μM、0.10μM、0.03μM及び0.01μM)/DMSO希釈物の次に20μLエタノール−BSA溶液を加え、終濃度を0.2% DMSO、0.2%脂肪酸不含有BSA、0.25%エタノールとした。96時間インキュベートした後、MTTアッセイを行った。SPECTRAMAXで544nmにて吸光度を測定した。
装置により生成された生データを%Controlmin値に対して正規化した。この正規化は、
%Controlmin=100*(x−mLC)/(mHC−mLC)
として計算した。式中、mLC及びmHCは、外れ値を手作業で除外した後の、プレート上の低対照ウェル及び高対照ウェルの平均とした。試験化合物濃度に対してControlminをプロットしたものを、非線型最小二乗回帰法により4パラメーターのロジスティック曲線にフィットさせた。プロットからIC50(50%阻害率が達成される濃度)を算出した。IC50をモル濃度単位で表すとき、pIC50値は−log(IC50)として計算した。
上記生物学的実施例3に記載のとおりの手順に従って、本発明の代表的な化合物を試験した結果を以下の表BIO−3に掲載する。以下に掲載するpIC50値は、化合物を1回以上試験した場合については測定値の平均を表すものとする。以下に掲載する結果において、「〜」が前に付されているpIC50値に関しては、「〜」は、非線形アルゴリズムをもとに評価したpIC50値の標準誤差が0.5超であったことを意味する。これは、pIC50の不確かさについての係数が10の平方根よりも大きい(>3.162)ことに相当する。
a 注:「NT」は、掲載した化合物を試験していないことを意味する。
生物学的実施例4
実施例4a:脂質を低減させた培地におけるLNCaP_Vancouver前立腺細胞のin vivo増殖アッセイ
バンクーバー前立腺がんセンターからLNCaP_Vancouver前立腺細胞を得た。10%ウシ胎仔血清(FCS、Hyclone)、2mMグルタミン及び50μg/mlゲンタマイシンを含むRPMI−1640で細胞を維持した。
増殖実験に際し、384ウェル黒色透明底プレート(costar 3712BC)で、ウェルあたり1500個のLNCaP_Vancouver細胞を、40μl RPMI−1640[10%脂質低減血清(LRS、Hyclone)、50μg/mlゲンタマイシン及び2mMグルタミン含有]に播種し、37℃、5% CO2でインキュベートした。翌日、培地に希釈した10μLの試験化合物/DMSOを添加した(終濃度3E−5M、1E−5M、3E−6M、1E−6M、3E−7M、1E−7M、3E−8M、1E−8M)。化合物は二連で試験した。37℃、5% CO2で96時間インキュベートした後、25μL ATP−glowミックスを加えた。このプレートを37℃で30分間インキュベートし、Envisionで蛍光を測定した。
実施例4b:脂質を低減させた培地における、PC−3M−Luc−C6前立腺細胞のin vitro増殖アッセイ
PC−3M−Luc−C6前立腺細胞はXenogen社から得た。10%ウシ胎仔血清(FCS、Hyclone)、2mMグルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、1% BMEビタミン(例えば、Sigma Aldrichから入手可能)、0.1mM非必須アミノ酸及び50μg/mLゲンタマイシンを添加したMEMで細胞を維持した。細胞は週に2回継代培養した。
40μL MEM[10% LRS(Hyclone)、50μg/mLゲンタマイシン、2mMグルタミン、1mMピルビン酸ナトリウム、1% BMEビタミン及び0.1mM非必須アミノ酸含有]を入れた384ウェル黒色透明底プレート(costar 3712BC)に1000個のPC−3M−Luc−C6前立腺細胞(Xenogen)を播種し、37℃、5% CO2でインキュベートした。翌日、培地に希釈した10μL試験化合物/DMSOを加えた(終濃度3E−5M、1E−5M、3E−6M、1E−6M、3E−7M、1E−7M、3E−8M、1E−8M)。化合物は二連で試験した。37℃、5% CO2で96時間インキュベートした後、25μL ATP−glowミックスを加えた。このプレートを37℃で30分間インキュベートし、Envisionで蛍光を測定した。
分析:pIC50値の測定
pIC50値は次のとおりに算出した。装置により生成された生データを%Controlmin値に対して正規化した。この正規化は、
%Controlmin=100*(x−mLC)/(mHC−mLC)
として計算した。式中、mLC及びmHCは、外れ値を手作業で除外した後の、プレート上の低対照ウェル及び高対照ウェルの平均とした。非線形最小二乗回帰法により、%Controlmin値と濃度との関係を4−パラメーターのロジスティック曲線にフィットさせて、pIC50値を求めた。適切なフィットを得るため、データの外れ値は手作業で除外した。IC50をモル濃度で表現する場合、pIC50は−log10(IC50)に相当する(http:/www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK91994)。IC50パラメータは常に非線形回帰により求めたが、その他の1つ以上のパラメーターは、最低値については0など関連する入力値をもとに特定することができた。
LNCaP_Vancouver細胞又はPC−3M−Luc_C6細胞における、FASN阻害剤による用量応答曲線に関し、曲線の最低値は対照値の約30〜40%である。標準をPL2にフィットさせ、下界をこのレベルに設定し、使用した。FASNに関連する毒性(その他の非標的関連性細胞毒性は除く)を示さないこれらの試験化合物に関しては、%対照値は0とすることができ、曲線のフィットは、0%を下界として用い算出した。
上記生物学的実施例4a及び4bに記載のとおりの手順に従って、本発明の代表的な化合物を試験した結果を以下の表BIO−4に掲載する。以下に掲載するpIC50値は、化合物を1回以上試験した場合については測定値の平均を表すものとする。以下に掲載する結果において、「〜」が前に付されているpIC50値に関しては、「〜」は、非線形アルゴリズムをもとに評価したpIC50値の標準誤差が0.5超であったことを意味する。これは、pIC50の不確かさについての係数が10の平方根よりも大きい(>3.162)ことに相当する。
a 注:「NT」は、掲載した化合物を試験していないことを意味する。
生物学的実施例5−仮想例
HEPG2肝臓細胞における14C−酢酸の取り込み
HepG2肝臓細胞をアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションより得る。10% FCSを添加した400μL MEM(Hyclone)で、細胞を7.105個/ウェルで24ウェルプレートに播種する。100μLの試験化合物希釈物(終濃度25μM〜5μM)を加え、プレートを5% CO2中、37℃下で4時間インキュベートした。1/50で培地に希釈した50μLの14C−酢酸(酢酸、ナトリウム塩(1,2−14C):Amersham CFA13;50−62 mCi/mMol、200μCi/ml(7.4mBq/ml))を加え、5% CO2中、37℃下で2時間インキュベートした。培地を吸引除去し、クロロホルム:メタノール:MgSO4混合物と遠心(10000rpmで2分間)する工程を3回繰り返して細胞から脂質を抽出した。それぞれの抽出時には上層を除去した。最終的に残存する有機層を窒素ガス下で揮発させ、シンチレーション管に入れた500μLヘプタン及び3mLシンチレーション液にペレットを溶解した。取り込まれた14C−標識を、Pachard社のTri−Carb液体シンチレーションカウンターによりカウントする(2分)。
生物学的実施例6−仮想的な実施例
エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析による未変性のリン脂質分子種の分析
PC−3前立腺細胞及びA2780卵巣細胞をアメリカン・タイプ・カルチャー・コレクションより得る。これらの細胞を、10% FCS(Invitrogen)を添加したHamF12又はRPMI 1640でそれぞれ培養する。パルミチン酸(Sigma)に、脂肪酸不含有ウシ血清アルブミン(Invitrogen)と複合体を形成させる。細胞を、試験化合物(10μM〜0.1μM)の存在下又は非存在下で72時間培養する。化合物(100〜10mg/kg)を添加又は非添加で21日間処理した後、異種移植片を回収する。
組織又は細胞を1N HCl/CH3OH(1:8,v/v)で均質化する。CHCl3、200μg/mLの抗酸化剤2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(Sigma;ref.29)、及び脂質標準を加える。有機画分を揮発させ、CH3OH/CHCl3/NH4OH(90:10:1.25,v/v/v)を加えた。ロボット式ナノフロー/イオン源(Advion Biosciences)を装備したハイブリッド型四重極型リニアイオントラップ質量分析計(4000 QTRAPシステム、Applied Biosystems)で、エレクトロスプレーイオン化タンデム質量分析(ESI−MS/MS)によりリン脂質を分析した。衝突エネルギーは次のとおりに変化させる:前駆イオンm/z 184、50eV;ニュートラルロス 141、35eV;ニュートラルロス87、−40eV;前駆イオンm/z 241、−55eV。このシステムは、それぞれの分子種を定量化する多重反応モニタリング(MRM)モードで操作した。通常、それぞれのスペクトルに関し3分周期でシグナルを平均化する。寄与率が>10%である場合には13C同位体についてデータを補正した。HeatMap Builderソフトウェア(Clifton Watt,Stanford University)を使用して、補正データをヒートマップとして示した。
生物学的実施例7−仮想例
異種移植片の血液学的アッセイ
動物:
雄性NMRIヌードマウス(Janvierから入手)を研究に使用する。初期体重が約20〜25gであるマウスを入手する。任意の実験プロトコル/手順を実施する前に、このマウスを一週間慣らす。
全てのマウスは、餌及び水ともに自由摂取のSPF(特定病原体除去)「フルバリア」下で維持する。マウスは、12時間の明暗サイクル(06:00時に照明を点ける)条件下、19〜22℃の温度及び35〜40%の湿度にて、Techniplast type−3 IVCケージに収容される群とする。マウスには標準的な実験動物用飼料を与える。すべての実験は、欧州理事会指令(86/609/EEC)を順守して実施し、地域の倫理委員に承認を受けたものとする。
前立腺腫瘍細胞:
ヒトPC3前立腺腫瘍細胞を、37℃にて、加湿雰囲気(5% CO2、95%大気)下、2mMピルビン酸ナトリウム、50μg/mLゲンタマイシン、1.5g/L重炭酸ナトリウム、0.1mM非必須アミノ酸、及び10%ウシ胎仔血清を添加したF12−Ham培地で培養する。細胞は、細胞の単層培養物として維持し、以下の手順に従って週に2回、T175フラスコあたり3×106個で継代する。細胞をPBS(w/o Mg2+、Ca2+)で洗った後、培養フラスコにトリプシン−EDTAを加える。細胞の脱着後、完全培地を加えトリプシン−EDTAを失活させる。次に、この細胞懸濁液を50mL Falconチューブに移し、1200rpmで3分遠心分離する。培地を吸引除去し、細胞を適量の完全培地に再懸濁する。血球計算器で細胞を計数し、0.25%トリパンブルー排除法により細胞の生存を評価する。次に、新しい培地を入れた、新しいT175培養フラスコ(複数可)又はローラーボトルに、適量の細胞懸濁液を加える。PC3前立腺腫瘍細胞のラージスケールでの増殖のため、マウスに摂取する1週間前に、適切な数のローラーボトルに2×107個の細胞を播種する。この一週間の間に培地を2回交換し、2回目は細胞注入の前日に行う。細胞は上記のとおりに、ただし、遠心分離後に無血清冷培地(4℃)に5x107個/mLで再懸濁し、回収する。
実験設計:
第0日目に、雄製NMRIヌードマウスの鼠径部にヒトPC3前立腺腫瘍細胞を直接注入する(1×107個/200μL/マウス)。接種から約35日後、腫瘍体積が平均約200mm3に達したときに、腫瘍体積に応じマウスを無作為に試験群に割りつけ、対照(試験化合物不含有)又は3種類の投与レベル:10mg/kg、30mg/kg、又は100mg/kgの試験化合物のいずれかで21日間処理した。
データ分析:
試験中、それぞれの動物に関し、体重及び腫瘍寸法[一般的に認識されている式を使用する:腫瘍体積(mm3)=(a×b2/2);式中、「a」は、ノギス測定により求められた腫瘍の長さを表し、「b」はノギス測定により求められた腫瘍の幅を表す]を2週間観察する。初期体重の15%を超える持続的な体重減少は臨床毒性のものとみなし、そのマウスは実験から除外して屠殺した。毒性の臨床徴候としては、持続的食欲不振又は脱水症状、姿勢、瀕死状態、傾眠、低体温及び/又は努力性呼吸(前臨床のin vivo腫瘍モデルにおける動物福祉のためのUKCCCRガイドラインによる)が挙げられるがこれらに限定されない。
腫瘍成長の時間経過は中央値として表し、又は処理開始日の初期腫瘍用量に対し正規化し、平均±SEMとして表す(各群8〜10匹)。以前より形成されていた腫瘍に関しては、それぞれのマウスに関し総体的な腫瘍体積を算出し(処理した腫瘍体積/第0日時点での腫瘍体積)、それぞれの処理群に関し平均±SEMとして表す。最後の処理の24時間後、マウスを屠殺し、腫瘍を切除及び計量する。化合物及び対照の抗腫瘍効果の比較を求め、中央値±25/75及び10/90パーセンタイルの棒グラフで表す。ウィルコクソン−マン・ホイットニー検定(ウィルコクソンの順位和検定)から、片側検定のp値により統計的有意性を示し、p<0.05については統計的に有意であるものとして見なす。処理/対照(T/C)比は、NCI規準−「T/C比の効果規準は42%である」を使用して、最終的な相対腫瘍体積をもとに算出する。
生物学的実施例8
NCI−H460異種移植におけるIn vivo MaCoAの評価
試験系
すべての実験は、欧州理事会指令(86/609/EEC)を順守して実施し、地域の倫理委員に承認を受けたものとした。
ヒトNCI−H460腫瘍細胞(ATCC)を、37℃にて、加湿雰囲気(5% CO2、95%大気)下、10mM HEPES、グルコース4.5g/L、50μg/mLゲンタマイシン、1mMピルビン酸ナトリウム、L−グルタミン2mM、及び10%ウシ胎仔血清(FBS)を添加したRPMI 1640培地で培養する。細胞を接着上皮細胞として維持し、以下の手順に従って、週に1回、T300あたり10×10E6個で継代した。簡単に、細胞をPBS(w/o Mg2+、Ca2+)で洗浄後、培養フラスコにトリプシン−EDTAを加えた。細胞の脱着後、完全培地を加えトリプシン−EDTAを失活させた。次に、この細胞懸濁液を50mL Falconチューブに移し、1200rpmで3分遠心分離した。培地を吸引除去し、細胞を適量の完全培地に再懸濁した。細胞計数器(血球計算器)で細胞を計数し、0.25%トリパンブルー排除法により細胞の生存を評価した。最後の培地交換は、細胞を回収する24時間前に行った。上記のとおりに細胞を回収したが、ただし、細胞は、遠心分離後に、5×107個/mLで低温(4℃)の無血清培地に再懸濁した。
雄性NMRIヌードマウス(Janvierから入手)に、合計体積200μLで1×107個の細胞を皮下注射した。腫瘍の平均寸法が300mm3に達した時点で、マウスには3及び30mg/kg化合物をBID1.5x(条件毎にn=3)で経口投与した。最後の投与から4時間後に腫瘍を切除し、約100〜150mgの2つの塊にわけた。1つの塊はMaCoA測定に使用し、他の塊は化合物の濃縮に使用した。MaCoAの導入は、溶媒処理に対する導入倍率として評価した。
LC/MS/MS(校正範囲は組織ホモジネート中5〜5000ng/mL)による腫瘍組織中のマロニル補酵素Aの定量についての分析手順
未加工の組織試料は常にドライアイス上に保持した。腫瘍組織を計量し、自動ホモジナイザ(Bertin Precellys 24 tissue homogenizer)で2.0mLの5%トリフルオロ酢酸(TFA)水溶液に均質化した。遠心分離後、上清部分を内部標準(マロニルCoA13C3リチウム塩)と組み合わせた。
上清に固相抽出(SPE)を行った。0.1% TFA−メタノールにより、清潔な丸底プラスチックチューブに試料を溶出した。溶出液を窒素下で揮発させ、残渣を再溶解させ、HPLCバイアル瓶に移した。標準は未加工の標準とし、利用濃度は、HPLCバイアル中の標準の終濃度とした。
トリプル四重極型質量分析計(TurboIonSpray(商標)を取り付けたMDS Sciex API 5000、Negative Polarityモード)と連結させたZorbax Eclipse XDB−C8カラムを使用して、LC/MS/MSにより試料を分析した。被検質に適切なトランジション及び内部標準を選択して、MRMモードで装置を作動させた。
Analystバージョン1.4.2ソフトウェアパッケージを利用してクロマトグラムのピークを積分した。重み付けした(1/x2、式中、xは濃度に相当)線形回帰分析を用いた。内部標準に対するマロニルCoAのピーク面積比を、調製濃度に対しプロットした。傾き、切片、及び相関係数を算出した。次に、不明濃度(x)を次式により算出した:
x=(y−b)/m
式中、yは、内部標準に対する、不明のマロニルCoAのピーク面積比であり、bはy切片であり、mは傾きである。
化合物#72を、PEG400:エタノールの9:1混合物に3mg/mLで溶解し、上記のとおりの手順により試験した。結果を以下表BIO−8に掲載する。
製剤実施例1−仮想例
固体経口剤形
経口組成物の具体的な実施形態として、実施例1のとおりに調製した化合物#1の100mgを、十分な微粉乳糖と共に配合し、580〜590mgの合計量を得て、サイズOの硬質ゲルカプセルに充填した。
上記の明細書は説明を目的として与えられる実施例と共に本発明の原理を教示するものであるが、本発明の実施には、以下の特許請求の範囲及びその均等物の範囲に含まれるすべての通常の変形例、適合例及び/又は改変例が包含される点は理解されるであろう。