JP2016540579A - 薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジ - Google Patents

薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジ Download PDF

Info

Publication number
JP2016540579A
JP2016540579A JP2016539083A JP2016539083A JP2016540579A JP 2016540579 A JP2016540579 A JP 2016540579A JP 2016539083 A JP2016539083 A JP 2016539083A JP 2016539083 A JP2016539083 A JP 2016539083A JP 2016540579 A JP2016540579 A JP 2016540579A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cartridge
housing
flexible bag
socket
syringe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2016539083A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6707029B2 (ja
Inventor
ミヒャエル・シャーバッハ
マイノルフ・ヴェルナー
オーラフ・ツェッカイ
Original Assignee
サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング filed Critical サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
Publication of JP2016540579A publication Critical patent/JP2016540579A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6707029B2 publication Critical patent/JP6707029B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • A61M5/148Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags
    • A61M5/152Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags pressurised by contraction of elastic reservoirs
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/145Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons
    • A61M5/148Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags
    • A61M5/1483Pressure infusion, e.g. using pumps using pressurised reservoirs, e.g. pressurised by means of pistons flexible, e.g. independent bags using flexible bags externally pressurised by fluid pressure
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14228Pumping with an aspiration and an expulsion action with linear peristaltic action, i.e. comprising at least three pressurising members or a helical member
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/142Pressure infusion, e.g. using pumps
    • A61M5/14212Pumping with an aspiration and an expulsion action
    • A61M5/14232Roller pumps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M5/00Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
    • A61M5/14Infusion devices, e.g. infusing by gravity; Blood infusion; Accessories therefor
    • A61M5/158Needles for infusions; Accessories therefor, e.g. for inserting infusion needles, or for holding them on the body
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M2205/00General characteristics of the apparatus
    • A61M2205/12General characteristics of the apparatus with interchangeable cassettes forming partially or totally the fluid circuit

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Infusion, Injection, And Reservoir Apparatuses (AREA)

Abstract

本発明は、薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジであって、側壁(81b、181b)に隣接する開口部(81a、181a)を有する、液体薬剤を収容するための可撓性バッグ(81;181)と、カートリッジ流体カップリング(90;190)と流体連通する流体チャネル(86;186)を有し、可撓性バッグ(81;181)の開口部(81a、181a)内へ延びるソケット(76、176)と、可撓性バッグ(81;181)の少なくとも一部を覆い、可撓性バッグ(81;181)を付けたソケット(76;176)を受けるためのレセプタクル(71a、171a)を有するハウジング(71;171)であって、可撓性バッグ(81;181)の側壁(81b;181b)は、ソケット(76;176)とレセプタクル(71a、171a)との間に固着される、ハウジングとを含む、使い捨てカートリッジに関する。

Description

本発明は、液体薬剤用カートリッジの分野に関し、詳細には、液体薬剤を受けて引き出すためのリザーバを含むカートリッジに関する。本発明はさらに、長期保管、および薬物送達デバイスを用いた液体薬剤の投与に適用可能なカートリッジに関する。本発明はまた、そのようなカートリッジを備えたそれぞれの薬物送達デバイスに関する。
液体薬剤を投与するための薬物送達デバイスが、当技術分野で広く知られている。液体薬剤の非経口投与は、一般的に、シリンジ、ペン型注射器などの注射デバイスを用いて、または輸液ポンプを用いて、たとえばマイクロポンプを用いて行われる。
糖尿病のような慢性疾患を治療するためには、所定のスケジュールに従って薬剤を定期的に投与しなければならない。公知の薬物送達デバイスは、1日に所定量の薬剤を所与の回数注射するための個別の使用に適用される。あるいは、そのような薬物送達デバイスは、送達デバイスと患者とを恒久的に流体連結することにより薬剤を連続送達または準連続送達するように適用される。薬剤の連続投与または持続投与は、一般的に、比較的高価な輸液ポンプを用いて行われる。
そのような薬物送達デバイスは、一般的に、ある種の注入針または注射針と流体連通する出口を有する、液体薬剤を収容するためのリザーバを含む。さらに、そのような薬物送達デバイスは、所定量の液体薬剤をリザーバから、注入針または注射針を通して患者の生体組織へ排出または引き抜くように動作可能な駆動機構も含む。
再利用可能なデバイスと使い捨てデバイスとがあり、再利用可能なデバイスでは、薬剤を含むリザーバが空になると、これを交換する。使い捨て薬物送達デバイスでは、充填済みリザーバがデバイス内に取り外し不能に配置される。リザーバに含まれる薬剤を使い果たすと、デバイス全体を廃棄することになっている。
従来、ガラス質またはガラスカートリッジが、液体薬剤、したがって特定の医薬組成物を含む、または収容するために、注射または輸液システムで広く使用されている。ガラスカートリッジまたはカプセルは、高い光透過性をもたらし、薬剤に対して略不活性である。これは、長期の保管状態においても、すなわち、薬剤が長期間カートリッジ内に保管され含まれるときでも、薬剤とガラスカートリッジとの間に相互作用が略起こらないことを意味する。
加えて、ガラスカートリッジの光透過性により、患者は、薬剤の質および完全性を視覚的に確認することができる。加えて、ガラスは、液体または気体媒質が周囲環境からカートリッジ内に入らないようにする優れたバリアを提供する。さらに、カートリッジのガラス質またはガラス本体は、カートリッジからの薬剤の漏れを効果的に防止する。したがって、ガラス質カートリッジまたはガラスカートリッジは、液体薬剤の長期保管のために広く使用される。液体薬剤を充填済みのそのようなカートリッジを、比較的長期間保管することができ、薬物送達デバイスに容易に組み付けまたは組み入れて、薬剤をカートリッジから患者の生体組織に直接送達することができる。
ガラス質カートリッジまたはガラスカートリッジは、機械的衝撃を受けやすいため、患者だけでなく医薬品産業にとっても問題となる場合がある。ガラスの破損は、一般的に、患者にとっても工業生産環境にとっても危険なものとなる。さらに、破損したガラスの取扱いは大きな危険を伴い、破損したカートリッジに関わる人にとって危険である。
特に高濃度の薬剤および輸液ポンプを用いる場合、比較的少ない量を注射しなければならないか、または少ない流量を実現しなければならない。既存のマイクロポンプまたは蠕動ポンプシステムは、交換可能な可撓性の薬剤容器をすでに利用している。箔バッグまたはフィルムパウチのような可撓性リザーバを用いる場合、リザーバ内に位置し保管される薬剤を吸引によって引き抜くことができる。高い可撓性を特色とする可撓性バッグを用いる場合、ポンプ機構のポンプ能力およびエネルギー消費をかなり低いレベルで維持することができる。しかしながら、可撓性バッグを用いる場合、そのようなバッグの必然的な所期の折畳み動作によって、そのようなリザーバの出口が、バッグ自体の可撓性の内側に曲がった部分によって少なくとも部分的に覆われ、したがって閉塞されることがあるという問題が生じ得る。
加えて、液体薬剤をそのようなリザーバに、実質的に気泡が入らないように(bubbleless)充填または装填することは、かなり手の込んだ作業である。さらに、そのような可撓性リザーバの流体移送連結および交換は、かなり複雑化されていることがあり、全般的な取扱いおよび患者の安全性に関して改良が必要である。加えて、そのような可撓性リザーバの封止は、一般的な封止技法が熱を加えることまたは接着剤の使用を必要とし、これが内部に保管される薬剤の安定性および質を悪化または低下させるおそれがあるという点で、やや複雑であり得る。したがって、薬剤の長期の安定性が低下し、保障される品質保持期間が短くなるおそれがある。
したがって、本発明の目的は、先行技術の前述した欠点を克服する可撓性バッグを少なくとも特色とする、改良された薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジを提供することである。
第1の態様では、本発明は、薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジに関する。カートリッジは、薬物送達デバイスに解放可能に取り付けることができ、薬物送達デバイスにより投薬予定の液体薬剤を含む。一般的に、使い捨てカートリッジは、蠕動ポンプなどの注射デバイスに解放可能に連結されるように構成され適用される。カートリッジは、液体薬剤を収容するための可撓性バッグを含む。可撓性バッグは、側壁と、側壁に隣接して位置する開口部とを含む。カートリッジはソケットをさらに含み、ソケットは、カートリッジ流体カップリングと流体連通する流体チャネルを有する。ソケットは、可撓性バッグの開口部内へ延びる。一般的に、ソケットは、可撓性バッグの開口部を閉じて封止する。言い換えると、剛性ソケットは、可撓性バッグのマウントおよびベースを提供して、可撓性バッグをカートリッジに明確に組み付ける、または組み入れることができるようにし、かつカートリッジを使い捨て注射器の注射器流体カップリングまたは薬物送達デバイスの別の流体移送部品に明確かつ正確に連結できるようにする。特に、カートリッジの剛性ハウジングを用いると、カートリッジを薬物送達デバイスに明確かつ容易で直感的に組み付けることができる。
さらに、使い捨てカートリッジはハウジングを含み、ハウジングは、可撓性バッグの少なくとも一部を覆い、可撓性バッグを取り付けたソケットを受けるためのレセプタクルを有する。ソケットを受けるハウジングを用いると、可撓性バッグの側壁は、ソケットとレセプタクルとの間に固着される。ハウジングとソケットとの相互係合により、可撓性バッグをソケットおよびハウジングにしっかりと取り付けて固着することができる。一般的に、開口部に隣接する可撓性バッグの側壁は、カートリッジのハウジングとソケットとの間で押し潰され締め付けられる。このようにして、可撓性バッグを封止することができる。加えて、可撓性バッグをソケットおよびハウジングの配置に取り付けて固着することができる。
可撓性バッグの側壁をソケットと周囲のレセプタクルとの間に配置して固着することにより、完全に機械的に封止を実行することができる。接着剤またはある種の溶着手順を利用する必要がなく、効果的に封止するために可撓性バッグに熱を加える必要もない。このようにして、熱エネルギーの印加または接着剤もしくは封止剤の使用を避けることができる。熱エネルギー付与または接着剤もしくは封止剤の使用により生じ得る潜在的な悪影響をなくすことができる。実際には、使い捨てカートリッジ内にある薬剤の質、およびしたがって患者の安全性を強化し向上させることができる。さらに、完全に機械的な封止と、可撓性バッグ、ソケット、およびハウジングのそれぞれの機械的な係合とを実行することにより、使い捨てカートリッジの製造および組立プロセスが簡略化され、より費用効率が高くなり得る。
実施形態によれば、可撓性バッグは、ソケットの外向き部分とハウジングの内向き部分との間に封止して装着される。一般的に、ソケットは円筒形であってよく、可撓性バッグ内へ延び、かつハウジングの対応形状の内向き部分に少なくとも部分的に係合するための周方向外向き面または外向き部分を有する前面を特色としてもよい。結果として、ハウジングも略円筒形であってよく、一般的に、ソケットの外向き部分に一致し嵌合する内向き側壁部分を特色とする。ソケットの外向き部分およびハウジングの対応形状の内向き部分は、円形横断面であり、したがって厳密な円筒形であってよい。
ソケットの外向き部分およびハウジングの内向き部分が、長円形または楕円形横断面を特色とすることも考えられる。正方形もしくは矩形構造または平円形または平長円形横断面などの他の幾何形状も考えられ、本発明の範囲内に含まれる。相互に対応する外向きおよび内向き部分または面をソケットとハウジングとに設けることにより、可撓性バッグがソケットとハウジングとの間で液密に押し潰される。ソケットおよびハウジングは略剛性または硬質の材料であるため、長期にわたる漏れ防止封止と、ソケットおよび/またはハウジングに対する可撓性バッグの明確な取付けとを行うことができる。
ソケットおよび/またはレセプタクルまたはハウジングの特定の横断面から独立して、可撓性バッグ、特にバッグの開口部に隣接するバッグの縁を、ソケットの半径方向外向き部分と、ハウジング、特にそのレセプタクルの対応形状の、または協働する半径方向内向き部分との間で液密に押し潰すことができる。この文脈では、半径方向は、可撓性バッグの開口部の横断面の仮想面の法線に垂直に延びる。したがって、半径方向は、バッグの開口部の横断面により画成される面にあるか、またはこの面に平行に延びる。
さらなる実施形態によれば、ソケットは、対応形状の封止リングを受けるための環状溝を含む。環状溝は、円形または長円形またはさらには矩形であってよく、可撓性バッグの側壁の内向き部分側を向き、さらにハウジングの内向き部分側を向いたソケットの外向き部分の周り全体に延びる。一般的に天然ゴムまたは合成ゴムなどのエラストマー材料で作られる封止リングは、ある種のOリングを含んでもよい。封止リングは、ソケットの環状溝に組み入れられるように構成され適用される。弾性変形可能な封止リングを用いることにより、可撓性バッグ、ソケット、およびハウジングの間に改良された封止を得ることができる。加えて、封止リングは、ソケットとハウジングとの相互連結を支えて強化することもできる。封止リングを用いることにより、ソケットとハウジングとを分解するのに必要な引離し力(pull−off force)を大きくすることができる。
一般に、ソケットとハウジングとの機械的連結および相互作用を実行する様々な異なる方法がある。ソケットとハウジングとがねじ係合することが一般に考えられる。さらなる実施形態によれば、ハウジングはソケットに圧入される。したがって、締付けにより、または力閉鎖(force closure)により、ハウジングとソケットとを相互に取り付けることができる。一般的な実施形態では、相互に係合するソケットの外向き部分とハウジングの内向き部分とが、圧入相互係合を強化するようにやや円錐形状を含んでもよい。圧入係合は、特に容易に実行することができ、ソケットとハウジングとの、かなり直感的でわかりやすい解放可能な組立てを支える。
さらなる実施形態によれば、可撓性バッグは、ハウジングに係合する封止リングを用いることにより、ハウジングに封止して圧入される。一般的に、ソケットの環状溝に取り付けられた封止リングは、可撓性バッグ内に位置する。ソケットとハウジングとの相互の組付け前の初期構成では、封止リングの外径または外寸が、ハウジングの内向き側壁の内径または内側横断面よりもわずかに大きい。その後、封止リングの圧縮および可撓性変形により、ハウジングをソケット上に嵌めることができ、これにより、ソケット、ハウジング、封止リング、およびこれらの間に位置する可撓性バッグを、漏れを防止し封止して締め付ける。
封止リングを有する環状溝がハウジングの内向き部分、したがってハウジングの内壁に位置し、ソケットの外向き部分が略平面または平坦な形状であることが一般に考えられる。したがって、ソケットの外向き部分およびハウジングの内向き部分の一方が、対応形状の封止リングを受けるための環状溝を含むことが一般に考えられる。
可撓性バッグの側壁は、封止リングとハウジングの内向き部分との間に締め付けられて配置される。代替実施形態では、可撓性バッグの側壁を、環状溝と、環状溝に組み入れられた封止リングとの間に配置することも考えられる。このようにして、ソケットがハウジングに係合しなくても、可撓性バッグをソケットに予め組み付けることができる。したがって、環状溝に組み入れられた封止リングのみを用いて、可撓性バッグをソケットに予め組み付けることが一般に考えられる。
別の実施形態によれば、ソケットは、可撓性バッグ内に位置する前面を含む。カートリッジ流体カップリングと流体連通する流体チャネルは、前面の中心部分内へ延びる。したがって、流体チャネルの入口として機能するか、または流体チャネルに付属する孔が、前面の中心部分に設けられる。したがって、流体チャネルは、前面の中心部分で終わり、終端する。ソケットにより封止された可撓性バッグ内にある液体薬剤を、前面の中心部分内へ延びる流体チャネルを通して引き抜くことができる。流体チャネルを前面の中心部分に設けることにより、薬剤の引抜き中に可撓性バッグの内向きの折畳みによって生じ得る閉塞から、流体チャネルを効果的に保護することができる。流体チャネルを中心部分に配置することにより、流体チャネルは、可撓性バッグの側壁から最大距離のところに位置する。
別の実施形態によれば、ソケット、特にその前面は、前面の周囲から流体チャネル内へ延びる少なくとも1つの流体溝を含む。流体溝は、前面の一部が可撓性バッグの内側に折り畳まれた部分によって覆われる、または閉塞される場合に、予備の流体チャネルを提供する。さらに、少なくとも1つの流体溝が中心に位置する流体チャネル内へ延びるため、流体チャネルが、可撓性バッグの内側に折り畳まれた部分によって閉塞されても、可撓性バッグの内部と流体連通したままとなることがさらに考えられる。
一般的に、少なくとも1つの流体溝のサイズまたは横断面は、可撓性バッグの一般的な曲げまたは折畳み半径よりも小さく、可撓性バッグの側壁が、一般に、少なくとも1つの流体溝の形状に適合できないようになっている。一般的に、流体溝は半円形横断面を含む。一般的な実施形態では、ソケットの前面にいくつかの流体溝がある。流体溝の少なくとも2つまたは複数が合わさって中心部分で交差するため、流体チャネルと重なる。流体溝が、対称軸としての流体チャネルの伸長に対して半径方向外方へ延びることが一般に考えられる。
さらなる実施形態では、使い捨てカートリッジのハウジングが略剛性である。一般的に、ハウジングは、大量生産プロセスにおいてかなりコストを節約する方法で容易に製造可能な射出成形プラスチック材料を含む。
剛性ハウジングを設けることにより、周囲環境の影響に対して、特に、可撓性バッグを穿孔するか、または可撓性バッグの完全性を妨げるおそれのある尖った物体または鋭利な縁部に対して、可撓性バッグを効果的に保護することができる。
別の実施形態によれば、ハウジングは略不透明で、可撓性バッグを完全に覆う。可撓性バッグを完全に覆うことにより、外部の機械的影響だけでなく、赤外線、紫外線、または可視スペクトル域の放射などの電磁放射に対しても、可撓性バッグを効果的に保護することができる。不透明なハウジングを有することにより、可撓性バッグを暗いまたは薄暗い環境で維持することができ、これは薬剤の品質保持期間および長期にわたる安定性に有利である。不透明なハウジングにある窓によって、薬物リザーバの目視検査が可能になり得る。窓は開いていてもよく、または透明プラスチック材料もしくはガラスで塞ぐかまたは覆ってもよい。
別の実施形態では、可撓性バッグは少なくとも部分的に透明である。可撓性バッグは、少なくとも一部が透明もしくは部分的に透明であるか、または完全に透明または部分的に透明であって、その内容物の目視検査を可能にする。この文脈では、部分的に透明とは、一般的に可視スペクトルの入射電磁放射の少なくとも一部が可撓性バッグを貫通可能であり、可撓性バッグ内にある薬剤の目視検査を可能にすることを意味する。
加えて、一般的に略不透明なカートリッジのハウジングおよび特に剛性ハウジングは、少なくとも1つの透明窓を含み、可撓性バッグの内容物の目視検査を可能にする。窓部分を除いて、したがって窓の外側では、ハウジングは略不透明である。窓は、ハウジングの側壁または前面もしくは後面に貫通口を形成することができる。窓を、透明材料、たとえばガラスもしくは略透明なプラスチック材料で覆うかまたは塞いで、ハウジングの内部を密閉して封止し、その内容物の目視検査を可能にしてもよい。
別の実施形態によれば、可撓性バッグは所定の折畳み構造を含む。たとえば、可撓性バッグは、長手方向伸長に沿って、特に可撓性バッグの側壁に沿って延びる折畳みシームを含むことができる。折畳みシームの形の折畳み構造は、可撓性バッグを製造することによって本質的に設けることができる。したがって、溶着されて折畳みシームを形成する2つの対応形状のプラスチックシートまたはプラスチック箔から、可撓性バッグを製造し生産することができる。一般的に、そのような溶着シームまたは折畳みシームは、略円筒形または平円筒形であり得る可撓性バッグの伸長に略沿って延びることができる。
他の実施形態では、ある種の折畳み手段を可撓性バッグの外面に取り付けることによって、折畳み構造を実行することもできる。ここでは、構造的に補強された、または剛性の折畳み構造は、可撓性バッグの明確な折畳み動作を生じさせることができる。実際には、所定の折畳み構造を用いることにより、畳み込まれている(collapsing)可撓性バッグの側壁部分が、ソケットの前面、ならびにしたがって、流体チャネルと流体連通する流体チャネルおよび/または少なくとも1つの流体溝を効果的に閉塞することを、効果的に防止することができる。
別の実施形態によれば、可撓性バッグは支持構造を含む。支持構造を、可撓性バッグの内側または外側に位置させることができる。支持構造を、可撓性バッグの内側もしくは外側に直接取り付けてもよく、または可撓性バッグ内へ延びるときにソケットに取り付け、組み付けてもよい。特に、支持構造は、バッグの側壁まで所定の距離をおいて、可撓性バッグ内へ延びることができる。支持構造は、ソケットの前面から可撓性バッグ内へ延びる支柱またはスラブを含んでもよい。そのような支持構造を用いることにより、可撓性バッグのかなり不明確な任意の折畳みまたは畳込み動作を防止することができる。代わりに、支持構造は、薬剤を可撓性バッグから引き抜くとき、可撓性バッグの明確な折畳みおよび畳込み動作を支え、生じさせる。
別の実施形態によれば、可撓性バッグは、ソケットから所定の距離をおいて使い捨てカートリッジのハウジングに取り付けられる。一般的な実施では、可撓性バッグの遠い部分をハウジングに機械的に連結することが考えられる。このようにして、薬剤を引き抜くときの可撓性バッグの不明確な畳込みまたは折畳み動作を、効果的に防止することもできる。可撓性バッグの開口部とは反対側に位置する可撓性バッグの自由端の外側輪郭が、たとえばハウジングの内側に接着によって、または他の方法で取り付けられることが一般に考えられる。このようにして、薬剤の引抜き中に可撓性バッグの特定の自由端がソケットおよびその前面に近付くことを効果的に防止することができる。したがって、ソケットから所定の距離をおいて可撓性バッグをハウジングに取り付けることにより、可撓性バッグの明確な畳込みまたは折畳み動作を強制することができる。
別の実施形態によれは、ハウジングおよびソケットの少なくとも一方は、薬物送達デバイスのハウジングおよび使い捨て注射器の少なくとも一方に係合するための直線ガイドを含む。使い捨てカートリッジと同様に、使い捨て注射器も、薬物送達デバイス、特に薬物送達デバイスのハウジングに解放可能に取り付けることができ、または連結することができる。使い捨て注射器は、一般的に、可撓性チューブと、カートリッジ流体カップリングに係合するための注射器流体カップリングとを含む。このようにして、使い捨てカートリッジと使い捨て注射器とが、流体移送するように、相互に解放可能に係合することができる。
使い捨て注射器の可撓性チューブが、たとえば、一般的に回転可能なポンプヘッドとして実行される薬物送達デバイス用フィーダ機構と相互作用して協働することができる。注射器の注射針は、可撓性チューブを用いることにより、注射器カップリングと流体連通する。このようにして、最初にカートリッジ内にある薬剤は、カートリッジ流体カップリング、注射器流体カップリングを通って可撓性チューブ内へ、かつしたがって、投薬手順中に注射針を位置させる生体組織に向かって直接移送される。
さらなる実施形態では、カートリッジは、薬物送達デバイスのハウジングまたは注射器に展開解除(undeployed)構成で取り付けられるように構成され適用される。この文脈では、展開解除構成は、注射器流体カップリングとカートリッジ流体カップリングとがデカップリングまたは係合解除される流体デカップリング構成を画成する。展開解除構成では、カートリッジと注射器との間に流体連通がない。カートリッジは、注射器に対して、および/または薬物送達デバイスのハウジングに対して、展開解除構成または展開解除位置から展開構成およびしたがって展開位置へ変位するように特に構成される。展開位置では、カートリッジ流体カップリングが注射器流体カップリングと流体連通する。その後、カートリッジおよびしたがってその可撓性バッグが、注射器およびしたがってその注射針と流体連通する。展開構成と展開解除構成との間における、カートリッジと注射器との互いに対する相互変位を、薬物送達デバイスによってのみ確立し、制御することができる。
別の態様では、本発明はまた、一般的に注射により液体薬剤を投薬するための薬物送達デバイスに関する。蠕動ポンプまたは他のある種の注射器として実行可能な薬物送達デバイスは、回転可能なポンプヘッドなどの少なくとも1つのフィーダ部材を有するハウジングを含む。薬物送達デバイスは、注射針、可撓性チューブ、および注射器流体カップリングを有する使い捨て注射器をさらに含む。注射針は、可撓性チューブを介して流体カップリングと恒久的に流体連通する。
注射器流体カップリングが対応するカートリッジ流体カップリングと係合するとき、使い捨てカートリッジと使い捨て注射器との直接流体連通を確立することができる。可撓性チューブとフィーダ部材との機械的係合および相互作用により、明確な薬剤の流体流をもたらすことができる。
さらなる実施形態によれば、使い捨てカートリッジと使い捨て注射器とは、ハウジングに旋回可能に取り付けられた留め具を用いることにより、流体連通を確立するように解放可能に係合することができる。一般的に、留め具は、使い捨てカートリッジおよび使い捨て注射器の少なくとも一方を解放可能に固着し自由にする(liberate)ように動作可能である。加えて、留め具は、使い捨てカートリッジおよび使い捨て注射器の一方のみと選択的に係合可能であり、使い捨てカートリッジおよび使い捨て注射器の一方を使い捨てカートリッジおよび使い捨て注射器の他方に対して変位させるようにする。このようにして、使い捨てカートリッジおよび使い捨て注射器の展開解除構成を展開構成に移行することができ、最終的にその逆も可能であり、薬物送達デバイスの留め具を旋回させることによってのみ、それぞれの移行を排他的に駆動し制御する。
本明細書で使用する用語「薬物」または「薬剤」は、少なくとも1つの薬学的に活性な化合物を含む医薬製剤を意味し、
ここで、一実施形態において、薬学的に活性な化合物は、最大1500Daまでの分子量を有し、および/または、ペプチド、タンパク質、多糖類、ワクチン、DNA、RNA、酵素、抗体もしくはそのフラグメント、ホルモンもしくはオリゴヌクレオチド、または上述の薬学的に活性な化合物の混合物であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病、または糖尿病性網膜症などの糖尿病関連の合併症、深部静脈血栓塞栓症または肺血栓塞栓症などの血栓塞栓症、急性冠症候群(ACS)、狭心症、心筋梗塞、がん、黄斑変性症、炎症、枯草熱、アテローム性動脈硬化症および/または関節リウマチの処置および/または予防に有用であり、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、糖尿病または糖尿病性網膜症などの糖尿病に関連する合併症の処置および/または予防のための少なくとも1つのペプチドを含み、
ここで、さらなる実施形態において、薬学的に活性な化合物は、少なくとも1つのヒトインスリンもしくはヒトインスリン類似体もしくは誘導体、グルカゴン様ペプチド(GLP−1)もしくはその類似体もしくは誘導体、またはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4もしくはエキセンジン−3もしくはエキセンジン−4の類似体もしくは誘導体を含む。
インスリン類似体は、たとえば、Gly(A21),Arg(B31),Arg(B32)ヒトインスリン;Lys(B3),Glu(B29)ヒトインスリン;Lys(B28),Pro(B29)ヒトインスリン;Asp(B28)ヒトインスリン;B28位におけるプロリンがAsp、Lys、Leu、Val、またはAlaで置き換えられており、B29位において、LysがProで置き換えられていてもよいヒトインスリン;Ala(B26)ヒトインスリン;Des(B28−B30)ヒトインスリン;Des(B27)ヒトインスリン、およびDes(B30)ヒトインスリンである。
インスリン誘導体は、たとえば、B29−N−ミリストイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−パルミトイル−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−ミリストイルヒトインスリン;B29−N−パルミトイルヒトインスリン;B28−N−ミリストイルLysB28ProB29ヒトインスリン;B28−N−パルミトイル−LysB28ProB29ヒトインスリン;B30−N−ミリストイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B30−N−パルミトイル−ThrB29LysB30ヒトインスリン;B29−N−(N−パルミトイル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(N−リトコリル−γ−グルタミル)−des(B30)ヒトインスリン;B29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)−des(B30)ヒトインスリン、およびB29−N−(ω−カルボキシヘプタデカノイル)ヒトインスリンである。
エキセンジン−4は、たとえば、H−His−Gly−Glu−Gly−Thr−Phe−Thr−Ser−Asp−Leu−Ser−Lys−Gln−Met−Glu−Glu−Glu−Ala−Val−Arg−Leu−Phe−Ile−Glu−Trp−Leu−Lys−Asn−Gly−Gly−Pro−Ser−Ser−Gly−Ala−Pro−Pro−Pro−Ser−NH2配列のペプチドであるエキセンジン−4(1−39)を意味する。
エキセンジン−4誘導体は、たとえば、以下のリストの化合物:
H−(Lys)4−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)5−desPro36,desPro37エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39);または
desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,IsoAsp28]エキセンジン−(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)、
desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,IsoAsp28]エキセンジン−4(1−39)、
(ここで、基−Lys6−NH2が、エキセンジン−4誘導体のC−末端に結合していてもよい);
または、以下の配列のエキセンジン−4誘導体:
desPro36エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2(AVE0010)、
H−(Lys)6−desPro36[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desAsp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28Pro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
desMet(O)14,Asp28Pro36,Pro37,Pro38エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2;
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Lys6−desPro36[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−Lys6−NH2、
H−desAsp28,Pro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−NH2、
desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2、
H−(Lys)6−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(S1−39)−(Lys)6−NH2、
H−Asn−(Glu)5−desPro36,Pro37,Pro38[Met(O)14,Trp(O2)25,Asp28]エキセンジン−4(1−39)−(Lys)6−NH2;
または前述のいずれか1つのエキセンジン−4誘導体の薬学的に許容される塩もしくは溶媒和化合物
から選択される。
ホルモンは、たとえば、ゴナドトロピン(フォリトロピン、ルトロピン、コリオンゴナドトロピン、メノトロピン)、ソマトロピン(ソマトロピン)、デスモプレシン、テルリプレシン、ゴナドレリン、トリプトレリン、ロイプロレリン、ブセレリン、ナファレリン、ゴセレリンなどの、Rote Liste、2008年版、50章に列挙されている脳下垂体ホルモンまたは視床下部ホルモンまたは調節性活性ペプチドおよびそれらのアンタゴニストである。
多糖類としては、たとえば、グルコサミノグリカン、ヒアルロン酸、ヘパリン、低分子量ヘパリン、もしくは超低分子量ヘパリン、またはそれらの誘導体、または上述の多糖類の硫酸化形態、たとえば、ポリ硫酸化形態、および/または、薬学的に許容されるそれらの塩がある。ポリ硫酸化低分子量ヘパリンの薬学的に許容される塩の例としては、エノキサパリンナトリウムがある。
抗体は、基本構造を共有する免疫グロブリンとしても知られている球状血漿タンパク質(約150kDa)である。これらは、アミノ酸残基に付加された糖鎖を有するので、糖タンパク質である。各抗体の基本的な機能単位は免疫グロブリン(Ig)単量体(1つのIg単位のみを含む)であり、分泌型抗体はまた、IgAなどの2つのIg単位を有する二量体、硬骨魚のIgMのような4つのIg単位を有する四量体、または哺乳動物のIgMのように5つのIg単位を有する五量体でもあり得る。
Ig単量体は、4つのポリペプチド鎖、すなわち、システイン残基間のジスルフィド結合によって結合された2つの同一の重鎖および2本の同一の軽鎖から構成される「Y」字型の分子である。それぞれの重鎖は約440アミノ酸長であり、それぞれの軽鎖は約220アミノ酸長である。重鎖および軽鎖はそれぞれ、これらの折畳み構造を安定化させる鎖内ジスルフィド結合を含む。それぞれの鎖は、Igドメインと呼ばれる構造ドメインから構成される。これらのドメインは約70〜110個のアミノ酸を含み、そのサイズおよび機能に基づいて異なるカテゴリー(たとえば、可変すなわちV、および定常すなわちC)に分類される。これらは、2つのβシートが、保存されたシステインと他の荷電アミノ酸との間の相互作用によって一緒に保持される「サンドイッチ」形状を作り出す特徴的な免疫グロブリン折畳み構造を有する。
α、δ、ε、γおよびμで表される5種類の哺乳類Ig重鎖が存在する。存在する重鎖の種類により抗体のアイソタイプが定義され、これらの鎖はそれぞれ、IgA、IgD、IgE、IgGおよびIgM抗体中に見出される。
異なる重鎖はサイズおよび組成が異なり、αおよびγは約450個のアミノ酸を含み、δは約500個のアミノ酸を含み、μおよびεは約550個のアミノ酸を有する。各重鎖は、2つの領域、すなわち定常領域(CH)と可変領域(VH)を有する。1つの種において、定常領域は、同じアイソタイプのすべての抗体で本質的に同一であるが、異なるアイソタイプの抗体では異なる。重鎖γ、α、およびδは、3つのタンデム型のIgドメインと、可撓性を加えるためのヒンジ領域とから構成される定常領域を有し、重鎖μおよびεは、4つの免疫グロブリン・ドメインから構成される定常領域を有する。重鎖の可変領域は、異なるB細胞によって産生された抗体では異なるが、単一B細胞またはB細胞クローンによって産生された抗体すべてについては同じである。各重鎖の可変領域は、約110アミノ酸長であり、単一のIgドメインから構成される。
哺乳類では、λおよびκで表される2種類の免疫グロブリン軽鎖がある。軽鎖は2つの連続するドメイン、すなわち1つの定常ドメイン(CL)および1つの可変ドメイン(VL)を有する。軽鎖のおおよその長さは、211〜217個のアミノ酸である。各抗体は、常に同一である2本の軽鎖を有し、哺乳類の各抗体につき、軽鎖κまたはλの1つのタイプのみが存在する。
すべての抗体の一般的な構造は非常に類似しているが、所与の抗体の固有の特性は、上記で詳述したように、可変(V)領域によって決定される。より具体的には、各軽鎖(VL)について3つおよび重鎖(HV)に3つの可変ループが、抗原との結合、すなわちその抗原特異性に関与する。これらのループは、相補性決定領域(CDR)と呼ばれる。VHドメインおよびVLドメインの両方からのCDRが抗原結合部位に寄与するので、最終的な抗原特異性を決定するのは重鎖と軽鎖の組合せであり、どちらか単独ではない。
「抗体フラグメント」は、上記で定義した少なくとも1つの抗原結合フラグメントを含み、そのフラグメントが由来する完全抗体と本質的に同じ機能および特異性を示す。パパインによる限定的なタンパク質消化は、Igプロトタイプを3つのフラグメントに切断する。1つの完全なL鎖および約半分のH鎖をそれぞれが含む2つの同一のアミノ末端フラグメントが、抗原結合フラグメント(Fab)である。サイズが同等であるが、鎖間ジスルフィド結合を有する両方の重鎖の半分の位置でカルボキシル末端を含む第3のフラグメントは、結晶可能なフラグメント(Fc)である。Fcは、炭水化物、相補結合部位、およびFcR結合部位を含む。限定的なペプシン消化により、Fab片とH−H鎖間ジスルフィド結合を含むヒンジ領域の両方を含む単一のF(ab’)2フラグメントが得られる。F(ab’)2は、抗原結合に対して二価である。F(ab’)2のジスルフィド結合は、Fab’を得るために切断することができる。さらに、重鎖および軽鎖の可変領域は、縮合して単鎖可変フラグメント(scFv)を形成することもできる。
薬学的に許容される塩は、たとえば、酸付加塩および塩基性塩である。酸付加塩としては、たとえば、HClまたはHBr塩がある。塩基性塩は、たとえば、アルカリまたはアルカリ土類、たとえば、Na+、またはK+、またはCa2+から選択されるカチオン、または、アンモニウムイオンN+(R1)(R2)(R3)(R4)(式中、R1〜R4は互いに独立に:水素、場合により置換されたC1〜C6アルキル基、場合により置換されたC2〜C6アルケニル基、場合により置換されたC6〜C10アリール基、または場合により置換されたC6〜C10ヘテロアリール基を意味する)を有する塩である。薬学的に許容される塩のさらなる例は、「Remington’s Pharmaceutical Sciences」17版、Alfonso R.Gennaro(編)、Mark Publishing Company、Easton、Pa.、U.S.A.、1985およびEncyclopedia of Pharmaceutical Technologyに記載されている。
薬学的に許容される溶媒和物は、たとえば、水和物である。
本発明の精神および範囲から逸脱することなく、様々な修正および変更を本発明に行ってもよいことが、当業者にさらに明らかになろう。さらに、添付の特許請求の範囲で使用される参照符号は、本発明の範囲を限定するものと解釈すべきではないことに留意されたい。
以下で、薬物送達デバイスに連結される使い捨て送達アセンブリの実施形態について、図面を参照しながらより詳細に説明する。
使い捨てカートリッジの第1の実施形態の斜視図である。 図1のカートリッジの分解図である。 図1のカートリッジの長手方向断面図である。 カートリッジのソケットの分離図(isolated view)である。 使い捨てカートリッジの別の実施形態の斜視図である。 図5によるカートリッジの分解図である。 図5のカートリッジの長手方向断面図である。 展開解除構成にある使い捨て注射器に連結された、図5のカートリッジの長手方向断面図である。 薬物送達デバイスに対する図1のカートリッジの組付けを示す図である。 カートリッジが組み付けられた、図9の薬物送達デバイスの図である。 使い捨て注射器が薬物送達デバイスのレセプタクルに組み入れられた、図10の薬物送達デバイスを示す図である。 展開解除構成にある、図9〜図11の薬物送達デバイスのカートリッジおよび注射器を示す図である。 使い捨てカートリッジおよび注射器が展開構成にある、図9〜図12の薬物送達デバイスを示す図である。 図9〜図12の薬物送達デバイスの斜視図である。 注射針が露出した、図13aの薬物送達デバイスを示す図である。 図5によるカートリッジを備えた使い捨て送達アセンブリと協働する、別の薬物送達デバイスの初期構成を示す図である。 展開解除構成において、使い捨て送達アセンブリが取り付けられた薬物送達デバイスを示す図である。 留め具が閉じられた、図14および図15の薬物送達デバイスを示す図である。 カートリッジおよび注射器が展開構成にある、図16の薬物送達デバイスを示す図である。
図1に示す使い捨てカートリッジ70は、ソケット76を特色とするベース74を含み、ベース74、特にそのソケット76に係合するハウジング71をさらに有する。カートリッジ70は、液体薬剤を受けるためのリザーバ80をさらに含む。リザーバは、開口部81aを特色とする可撓性バッグ81を含む。開口部81aに隣接して、可撓性バッグ81は側壁81bを含み、この側壁81bにより、可撓性バッグ81がソケット76に取り付けられる。図3の横断面から明らかになるように、カートリッジ70のベース74のソケット76は、開口部81aに挿入されて、側壁81bの内側がソケット76の外側部分76aに直接接触するようにする。
可撓性バッグ81の開口部81aの横断面は、ソケット76により完全に塞がれ、または閉塞される。一般的に、側壁81bはソケット76に封止して係合する。このようにして、可撓性バッグ81はソケット76によって効果的に封止される。加えて、可撓性バッグ81はソケット76に取り付けられ、したがって、ソケット76との機械的係合により、カートリッジ70に、およびカートリッジ70内に機械的に留められる。
図3にさらに示すように、ソケットは、ソケット76の前面75内へ延びる流体チャネル86を含み、この前面75は可撓性バッグ81内、およびしたがってリザーバ80内に位置する。使い捨てカートリッジ70は、カートリッジ流体カップリング90をさらに含み、このカートリッジ流体カップリング90により、リザーバ80内への流体移送アクセスを行うことができる。カートリッジ流体カップリング90は、一般的に封止ディスク82を備えるか、または流体チャネル86の出口を完全に閉塞する他のある種の封止部材によって設けられる。図3に示す実施形態では、一般的に可撓性の穿孔可能な部材を含む封止ディスク82は、封止ディスク82に軸方向に当接するインサート84を用いることによりベース74に固定される。
この文脈で、軸方向とは、カートリッジ70の主な伸長方向を指す。ここで、流体チャネルの伸長と流体チャネル86により画成される流体流方向とは、軸方向に略一致する。インサート84を、ベース74の対応形状のレセプタクルに圧入してもよい。あるいは、インサート84は、ベース74とねじ係合して、封止位置および封止構成において封止ディスク82を軸方向に締め付け、軸方向に固着する。
図10に示すように、注射器60の先端付き(tipped)カニューレ68aが、穿孔可能なセプタムとして効果的に機能する封止ディスク82に穿孔または貫入することができる。
図4に記載の拡大斜視図は、使い捨てカートリッジ70のベース74を示す。軸方向に延びるソケット76を有するベース74は、リザーバ80内に位置するソケット76の端部に略平面状の前面75を含む。前面75は、流体チャネル86に一致する中心開口部を含む。加えて、前面75は、前面75の周囲から中心に位置する流体チャネル86側および流体チャネル86内へ延びるいくつかの流体溝79を含む。流体溝79は、前面75およびしたがってソケット76が長円形、楕円形、または円形を特色とする場合、略半径方向外方へ延びる。
前面75から所定の距離をおいて、ソケット76は、環状または閉封止リング77を受けるための、周方向に延びる溝78をさらに含む。封止リング77は、一般的に、エラストマー材料を含み、Oリングとして効果的に機能するか、またはOリングを含み、このOリングは、溝78に組み入れられたときにソケット76の外向き側壁部分76aから少なくとも部分的に突出する。ソケット76上および溝78内に位置する封止リング77上に延びる可撓性バッグ81の側壁81bは、封止リング77とカートリッジ70のハウジング71の内向き部分71bとの間で半径方向に押し潰される。
ハウジング71は、リザーバ80およびしたがって可撓性バッグ81の保護シースを提供する。ハウジング71は、可撓性バッグ81の外周全体に延び、特に鋭利な縁部または先端付き物体に対して、可撓性バッグ81の機械的保護手段となる。さらに、ハウジング71は不透明で、最後には一部が透明になり得る可撓性バッグ内にある薬剤を電磁放射から保護する。一般的に、ハウジング全体は、剛性で不透明なプラスチック材料である。それにもかかわらず、図2および図5に示すように、ハウジング71、171は、開口部、貫通口、または窓71d、171dを含むこともでき、これらは透明材料によって覆われ、または塞がれて、可撓性バッグ81の内容物の目視検査を可能にする。特に、ハウジング71、171の正反対に位置する側壁部分が各々窓71d、171dを含み、バッグ81の内容物、すなわち薬剤の目視検査を強化する。
ハウジング71は、図2に示すレセプタクル71aと、ソケット76の外向き部分76aに機械的に係合する内向き側壁部分71bとを含む。ソケット76およびレセプタクル71aが略長円形または楕円形である本実施形態では、ソケット76およびしたがってベース74とハウジング71とが、圧入係合により、または他のある種の力閉鎖により、機械的に相互に係合可能である。レセプタクル71aおよびソケット76が厳密な円筒形であり得る他の実施形態では、レセプタクル71とソケット76とがねじ係合することにより、ハウジング71とベース74との明確な分解を可能にすることも考えられる。
ソケット76の前面75に設けられた流体溝79は、流体チャネル86と恒久的に流体連通する。前面75の一部が側壁部分81bで覆われるように可撓性バッグ81、特にその側壁部分81bが畳み込まれる場合に、流体溝79の閉塞されない部分が引き続きバイパスとなって、液体薬剤を可撓性バッグ81からさらに引き抜くことができるようにする。可撓性バッグ81は、折畳み構造91を本質的に含むことができる。図2に示すように、可撓性バッグ81はシートまたは箔の上部87aおよび下部87bから形成され、これらの上部87aおよび下部87bは、可撓性バッグ81の所定の折畳み構造91を形成する、長手方向または軸方向に延びる溶着シームに沿って溶着される。
可撓性バッグ81の上部87aを可撓性バッグ81の対応形状の下部87bに構造的に連結することによって、所定の折畳み構造を形成することができる。液体薬剤を可撓性バッグ81から流体チャネル86を通して引き抜く間、上部および下部87a、87bは、上部および下部87a、87bが略平面または平坦状の畳込み構造を形成するように畳み込まれる。上部87aと下部87bとを相互連結する溶着シームにより形成可能な折畳み構造91は、可撓性バッグ81が軸方向に、すなわちベース74側に畳み込まれることを効果的に防止する。
あるいはまたは加えて、可撓性バッグ81は、可撓性バッグ81の内側または外側で延びる支持構造92に係合するか、またはこれを備えることができる。支持構造92を、可撓性バッグ81の側壁81bに直接取り付けてもよい。支持構造92が、支柱またはスラブのように、ベース74のソケット76の前面75から可撓性バッグ81の内部へ略垂直に延びることも考えられる。このようにして、略剛性で非可撓性の物体を含む支持構造92を、最初に可撓性バッグ81の側壁81bから距離をおいて位置させることができる。薬剤の引抜き中に可撓性バッグ81が畳み込まれるとすぐに、支持構造92は、前面75およびソケット76側への可撓性バッグ81の側壁81bの軸方向変位に効果的に対抗する。
上部および下部87a、87bの少なくとも一方が、可撓性バッグ81をハウジング71の内向き部分に固着する、または取り付ける固着部分94を含むことも考えられる。たとえば、固着部分94を、前面75から、したがってベース74のソケット76から所定の距離をおいてハウジング71に接着によって取り付けることができる。可撓性バッグ81をハウジング71に少なくとも適切に接着または固着することにより、可撓性バッグ81の制御されない任意の畳込み動作を効果的に防止することができる。
固着部分94を用いることにより、ソケット76から所定の距離をおいて、可撓性バッグ81をハウジング71に取り付けることができる。
可撓性バッグ81を剛性ハウジング71内に配置することにより、たとえば図9〜図11に示すように、カートリッジ70自体が薬物送達デバイスのハウジングの一部となることができる。ハウジング71を有するカートリッジ70を、薬物送達デバイス10のハウジングに組み込むことができる。可撓性バッグ81を完全に受けるハウジング71を用いて可撓性バッグ81を保護することにより、可撓性バッグ81自体が低い固有の剛性を備えることができ、したがって、薬剤の引抜き中の可撓性変形に関する抵抗を少なくすることができる。したがって、薬物送達デバイス10のポンプまたは供給機構の吸引能力を低くすることができるため、エネルギー消費が少なくなり、携帯型薬物送達デバイスとして実行するときにバッテリの寿命が延びる。
図9〜図13において、カートリッジ70と薬物送達デバイス10との係合を示し、以下で説明する。
図9〜図13に示すように、薬物送達デバイス10は、レセプタクル20を特色とするハウジング12を含み、レセプタクル20は、レセプタクル20の蓋15として機能する留め具14によって閉じることができる。留め具14は、ヒンジ16によりハウジング12に対して旋回式にされる。その結果、留め具14は、たとえば、図12および図13に示す閉構成14dと図9に示す開構成14cとの間で旋回可能である。開構成14cでは、使い捨て注射器60を挿入するために、レセプタクル20に外側からアクセス可能である。注射器60は、図9に示す挿入方向2に沿ってレセプタクル20に挿入可能である。
一般的に蠕動ポンプとして実行される薬物送達デバイス10は、使い捨て注射器60および使い捨てカートリッジ70に解放可能に係合するように設計される。図10に示す使い捨て注射器60はベース61を含む。ベースは、可撓性チューブを案内する際に通るトラックを特色とする。トラックの領域では、薬物送達デバイス10のフィーダ部材100またはポンプヘッドが、可撓性チューブに係合する。液体薬剤をカートリッジ70のリザーバ80から注射器60の注射針へ輸送するために、可撓性チューブ64をフィーダ部材100によって押し潰すことができる。
特に図示しない注射針も、注射器60に付属する。注射針を、注射器60のコンダクト(conduct)内で摺動可能に受けることができる。一般的に、薬物送達デバイス10のレセプタクル20内に配置されると、注射針の出口を特色とする注射器60の側面は、薬物送達デバイス10の外面またはハウジング12の一体部材を形成する。一般的な適用状況では、薬物送達デバイス10は、たとえば、患者の皮膚に接着によって取り付けられる。注射器60が起動するとき、したがって薬物送達デバイス10が起動するときに、注射針を伸長位置に自動で位置させることにより、皮膚組織に穿孔または貫入して、液体薬剤の経皮注射または皮下注射を行う。
注射器60は、注射針とは反対側に、現在は中空の先端付きカニューレ68aの形の注射器流体カップリング68を含む。図10から明らかになるように、注射器流体カップリング68は、注射器のベース61の側壁から延びる。先端付き注射器流体カップリング68は、たとえば図13に示すように、カートリッジ70のカートリッジ流体カップリング90に貫入または穿孔するように機能する。前述したように、カートリッジ流体カップリング90は、図13に示すように注射器60およびカートリッジ70が展開構成6に達したときに注射器流体カップリング68が貫通する穿孔可能な封止部82を含む。
図9から明らかになるように、使い捨て注射器60と使い捨てカートリッジ70とは、薬物送達デバイス10のハウジング12に別々に解放可能に係合することができる。このために、カートリッジ70は、たとえば、長手方向に延びるハウジング71に長手方向溝の形の直線ガイド72を含み、この直線ガイド72は、図9に示すように、ハウジング12の側壁部分で対応形状のガイドセクション24に係合する。ハウジングのガイドセクション24に係合するカートリッジ70の直線ガイド72を用いることにより、カートリッジ70は、薬物送達デバイス10のハウジング12に沿って展開方向1に変位可能である。
注射器60は、カートリッジ70の伸長に対して略垂直に延び、薬物送達デバイス10のハウジング12の隣接する側壁部分にあるレセプタクル20内に位置するように構成される。ベース61を有する注射器60は、ハウジング20、したがって前記ハウジング20の側壁部分21の凹部構造22に嵌合する嵌合構造62を特色とする。このようにして、嵌合構造62を、ハウジング12の外向き部分に面一に取り付けることができる。注射器60の嵌合構造62は、ハウジング12の部材を形成することができ、たとえば図11から明らかになるように、薬物送達デバイス10の外観に寄与することができる。
図1から明らかなように、先端付きカニューレ68aの形の注射器流体カップリング68は、注射器60の伸長に対して略垂直に延びる。特に、注射器流体カップリング68およびその先端付きカニューレ68aは、展開方向1に延びて、カートリッジ70のカートリッジ流体カップリング90に係合する。
カートリッジ70は、ガイドセクション24を備えたハウジング12の側面に沿った展開方向1に取り付け可能であり、変位可能である。ここで、カートリッジ70は、旋回可能なストッパ40に係合するまで展開方向1に変位可能である。旋回可能なストッパ40は、止め構成と解放構成との間で旋回可能である。止め構成では、ストッパ40の止め部分43は、カートリッジ70のハウジング71の止め面48に直接当接し、これにより、カートリッジ流体カップリング90と注射器流体カップリング68とが連結解除される展開解除位置4を越えて、カートリッジがさらに変位することを阻止する。カートリッジ70を展開方向1へさらに変位させてカートリッジ70と注射器60との流体連通を確立するには、ストッパ40を、たとえば反時計方向に旋回させる必要がある。そのような旋回は、留め具14を閉じることによって、したがって、たとえば図13に示すように、留め具14を閉構成14dに旋回することによって生じる。
閉構成14dでは、留め具14の内側部分に位置する、内方へ延びるガイドピン38が、ストッパ40の傾斜端部に係合する。一般的に、ガイドピン38は、留め具14のスライダ32から内方へ延び、このスライダ32は留め具14のベース部分30に摺動可能に固着され、ベース部分30はハウジング12に旋回可能に取り付けられる。注射器60を受けるレセプタクル20が略閉じる閉構成14dに留め具14が到達したときに、ガイドピン38とストッパ40との係合がすでに行われていてもよい。
さらに図示したように、カートリッジ70のベース74は、留め具14のガイドピン38のクリスとして機能する摺動溝50を含む。図9に示すように、摺動溝50は、展開方向1に関して特定の角度で延びる傾斜部分54を含む。傾斜部分54は、その後、略垂直に延びるロッキング部分52に合わさる。このロッキング部分52は、展開方向1に略垂直に延び、かつ変位方向8に略平行に延び、この変位方向8に沿って、留め具14の一部、特にスライダ32が、図12に示す伸長位置32aと図13に示す後退位置32bとの間で変位可能である。
図1から明らかなように、カートリッジ70のベース74の摺動溝50の傾斜部分54は、ロッキング方向8とは反対方向に展開方向1に向かって延びる。図12に示す展開解除構成4では、ガイドピン38が、ロッキング部分52から離れた側を向く摺動溝50の傾斜部分54にちょうど入る位置にある。留め具の14の変位によって、したがってロッキング方向8への留め具14のスライダ32の変位によって摺動溝50に入るとき、ロッキング方向8へのガイドピン38の初期変位は、最初にストッパ40を解放構成に旋回するように機能する。その後、ガイドピン38をロッキング方向8へさらに摺動変位させることにより、ガイドピン38がロッキング方向8に略平行に延びるロッキング部分52に到達するまで、ガイドピン38を摺動溝50の傾斜部分54に沿って強制的に前進させる。
リザーバ80に含まれた薬剤が引き抜かれてカートリッジ70の交換が必要になると、一般的にスライダ32の自由端の外面に設けられたリプル33を用いることにより、スライダ32をロッキング方向8と反対の方向へ変位させることができる。ガイドピン38がカートリッジ70のベース74の摺動溝50と恒久的に係合したままであるため、留め具14のスライダ32が解放構成14aへ逆に変位することにより、カートリッジ70も展開方向1と反対の方向へ逆に動き、変位する。
本実施形態によれば、スライダ32を有する留め具14が、注射器60を解放可能に受ける薬物送達デバイス10のレセプタクル20を覆って閉じる蓋15として機能することが特に有利である。スライダ32およびしたがって留め具の噛み合いは、スライダ32のガイドピン38とカートリッジ70の摺動溝50との相互作用によって得られる。たとえば図13に示すような閉構成14dおよびロッキング構成14bでは、ガイドピン38がカートリッジ70の摺動溝50のロッキング部分52と相互作用することにより、スライダ32およびしたがって留め具14が、ロッキング構成14bにあるハウジング12に噛み合う。
留め具14は、注射器60をハウジング12に固定することによって、およびカートリッジ70を展開解除構成4と展開構成6との間で変位させることによって、2つの機能を提供するだけでなく、摺動溝50との相互作用を通して、留め具14およびしたがって蓋15をロッキング構成14dにロックするように機能し、ロッキング構成14dでは、図13に示すように、スライダ32がカートリッジのハウジング71と略面一になる。ここで、カートリッジ70のハウジング71が隣接するハウジング部分12から延びる、もしくは突出することができるとすぐに、または隣接して位置するカートリッジハウジング71の外周からスライダ32が延びる、もしくは突出する場合、薬物送達デバイス10が正確に組み立てられていないこと、または薬物送達デバイスが現在メンテナンス中であることが明瞭かつ明白にユーザに示される。このようにして、カートリッジ70と注射器60とがハウジング12に正確に取り付けられているかどうかについて、触覚フィードバックをユーザに与えることができる。
注射器60とカートリッジ70との展開、したがって注射器60とカートリッジ70との流体移送相互連結の確立は、薬物送達デバイス10の留め具14との相互作用を通してのみ行うことができる。逆の順序で、使い捨てカートリッジ70と使い捨て注射器60との連結解除およびデカップリングも、単に蓋15を開けることによって行うことができる。このために、スライダ32をロッキング構成14bから解放構成14aへ移動することによって、留め具14とカートリッジとの噛み合いを中止しなければならない。ここで、摺動溝50とガイドピン38との係合により、展開解除位置4、したがって展開方向1と反対の方向へ、カートリッジ60が変位する。ガイドピン38が摺動溝50から離れると、後述するように、注射器60の上面に圧力を加えるばね34の翼部36によって、留め具14が所定の角度だけ自動的に持ち上げられる。これは、薬物送達デバイス10がメンテナンスモードにあることをユーザに明白に示す。
カートリッジ70と注射器60との自動の連結解除により、蓋15を開けるとき、または開ける前に、注射針65から流れ出る(rinsing out)薬剤の液滴による周囲環境の汚染を効果的に避けることができる。また、ここでは、カートリッジ70と注射器60とが相互に対応する不正開封防止部材を含むことが考えられ、この不正開封防止部材は、カートリッジ70と注射器60とが展開構成6から展開解除構成4に戻るように移行された後に、カートリッジ70と注射器60との再連結または再展開を避けるように機能する。
たとえば図12に示す薬物送達デバイス10は、蠕動ポンプとして設計され実施される。薬物送達デバイス10は、可撓性チューブ64と係合して薬物送達のために可撓性チューブ64を押し潰す、現在は回転可能なポンプヘッドの形のフィーダ部材100を含む。加えて、薬物送達デバイス10は、一般的に電気バッテリ(図示せず)の形のエネルギー源を含む。さらに、薬物送達デバイス10は、注射針65をコンダクト67に沿って変位させることのできる注射駆動装置104を含む。注射駆動装置104を用いることにより、図13aおよび図13bに示すように、注射針65を初期位置から伸長位置へ変位させることができる。同様に、注射駆動装置104は、伸長した注射針65を後退させるように機能することができる。加えて、蠕動ポンプ10は送達駆動装置106を含み、薬物送達中および薬物送達のために、ポンプヘッド、したがってフィーダ部材100を回転状態にする。
図5〜図8では、カートリッジ170の別の実施形態を示す。特に記載または明記のない限り、カートリッジ170は、カートリッジ70と同様の構造を特色とする。したがって、カートリッジ170の同様または同一の構成要素は、同一の参照符号に100を加えて示す。
カートリッジ170は、ベース174の幾何形状およびベース174内に位置する流体チャネル186に関して、カートリッジ70と区別される。流体チャネル186は、ソケット176の前面175の中央部分からベース174内へ延びる。図7および図8に示すように、流体チャネル186は、略水平に延び、その後垂直に上方へ延びて、穿孔可能な封止部182により封止される出口セクションに合わさって出口セクション内へ延びる。カートリッジ流体カップリング190を形成する出口セクションは、リザーバ180の伸長部である流体チャネル186の下部に略平行に、かつ直線ガイド172に平行に配置され方向付けられる。このようにして、穿孔可能な封止部182には、注射器流体カップリング168、したがってそのカニューレ168aが穿孔し貫入することができる。流体チャネル186の垂直セグメントの上部には、換気装置として機能し得る閉鎖部188が位置する。閉鎖部188は、補充または小売りサービスによってリザーバ180をいずれ補充するように着脱可能である。穿孔可能な封止部182を定位置に維持するインサート184が、ベース174の対応する開口部の内ねじ山に係合する外ねじ山を含んでもよい。あるいは、インサート184は、ベース174に圧入されるか、または押し込まれる。
特に、図8に示すように、カートリッジ170は、使い捨て注射器160に予め組み付けられて使い捨て送達アセンブリ150を形成するように適用される。以下で説明するように、薬物送達デバイス110の別の実施形態と共に図8に概略的に示す使い捨て送達アセンブリ150の相互作用および使用が、図14〜図17から明らかになる。
図14に示すように、カートリッジ170のハウジング171はまた、注射器160のガイドセクション159と協働し係合する長手方向溝の形の直線ガイド172を含む。このようにして、明確な方法で、かつ注射器160のカニューレ168aがカートリッジ170の穿孔可能な封止部182にまだ貫入または穿孔しない展開解除構成4で、カートリッジ170と注射器160とを機械的に連結することができる。直線ガイド172はさらに、カートリッジ170に対する使い捨て注射器160の相互の直線状でまっすぐな変位を支えて画成する。したがって、カートリッジ170を、ハウジング120内に固着された注射器160に関して直線ガイド172に沿って変位させることができる。
図5および図14に示す初期の展開解除構成4では、注射器160の側壁部分から突出する止め部材169がカートリッジ170の対応する止め面173aに当接するように、注射器160とカートリッジ170とが相互に組み立てられる。ハウジング171の側壁部分に直線状でかなりまっすぐに延びる溝として設けられる直線ガイド172は、直線ガイド172の傾斜部分により形成される凹部173を特色とする。
その結果、図14に示す展開解除構成4に到達すると、可撓性の変形可能な止め部材169が直線ガイド172の傾斜凹部173に入り、これにより、カートリッジ170が注射器160に対して変位して展開構成6に到達することを防止する。
蓋状の留め具114の側壁部分138は、止め部材169のデカプラとして機能する。したがって、閉構成14dに到達すると、旋回可能または可撓性の変形可能な止め部材169が下方に押されて、カートリッジ170の凹部173および止め面173aから離れ、これにより、カートリッジ170が展開構成に到達するまで展開方向1へさらに変位することが可能になる。
送達アセンブリ150を外方へ延びる突起162の部分でレセプタクル120の凹部構造122に挿入することにより、その使い捨て注射器160のみを、本実施形態では挿入方向2に略垂直に延びる展開方向1に関して、薬物送達デバイス110のハウジング112に固定し固着することができる。
たとえば図示した展開解除構成4では、カートリッジ170のベース174が、薬物送達デバイス110の、隣接して位置するハウジング部分の外周を越えて少なくとも部分的に延びる。留め具114は、図15に示す開構成14cから図16に示す閉構成14dへ旋回可能である。旋回可能な留め具114は、2つの部分、すなわち、留め具114がヒンジ116を介してハウジング112に旋回可能に取り付けられるベース部分130を含む。留め具114は、ベース部分130に取り付けられた、留め具14の自由端を形成するスライダ132を含み、効果的に蓋115を提供する。
スライダ132とベース部分130とは、図9の実施形態と同様の方法で、図15に示すように平面ばね134を用いて相互連結される。
閉構成14dにあるときに、伸長したスライダ132の内向き側壁部分が、カートリッジ170、特にそのベース174の外向き側壁部分に直接当接することができる。今度は、図17に示すようにスライダ132を後退位置32bへ変位させることにより、カートリッジ170が注射器160に対して展開方向1に変位し、カートリッジ流体カップリング190と注射器流体カップリング168との間に流体連通を確立する。同時におよび同様の方法で、スライダ132、したがって留め具114の自由端部分が、薬物送達デバイス110のハウジング112に直接係合する。図14から明らかになるように、スライダ132の自由端の側壁部分の内側には、2つの水平に延びる掛止部材126が位置し、この掛止部材126は、薬物送達デバイス110のハウジング12から延びる掛止部材123の水平な対応形状の溝124に係合するように適用される。
掛止部材123の溝124は、展開方向1と反対方向に開いている。したがって、この溝124は、スライダ132が伸長位置32aから後退位置32bへ展開方向1に沿って変位するときに、スライダ132の対応する掛止部材126を受けるのに適している。
リザーバ180に含まれた薬剤が引き抜かれてカートリッジ170の交換が必要になると、一般的にスライダ132の自由端の外面に設けられたリプル133を用いることにより、スライダ132を展開方向1と反対の方向へ変位させることができる。スライダ132およびハウジング112の掛止部材126、123が係合解除されるとすぐに、留め具114は、カートリッジ170の上面に圧力を加えるばねの翼部によって所定の部分だけ自動的に持ち上げられる。
その後、留め具114を閉構成14dから開構成14cへ旋回させることにより、図14から明らかになるように、ピボット軸118から半径方向に延びる後パネル131がカートリッジ170のハウジング171の側壁部分171cに係合し、これにより、カートリッジ170を注射器60に対して直線ガイド172に沿って展開解除構成4へ変位させる。
その結果、たとえば留め具14の90°開構成に到達すると、注射器160とカートリッジ170とが再び展開解除構成4となる。したがって、注射器流体カップリング168は、カートリッジ170およびそのリザーバ180から連結解除されて、リザーバ180内に残る最終的な薬剤の残留部分がカートリッジ170から出ないようにする。したがって、薬剤による周囲環境の汚染を低減または防止することができる。
加えて、少なくとも部分的にレセプタクル120内へ延びる後パネル131は、効果的な安全装置機構をもたらすのに特に有利である。留め具114を閉じ、したがって留め具114を開構成14cから閉構成14dへ旋回させるときに、カートリッジ170と注射器160との間の凹部に後パネル131が自由に入ることができる必要がある。すでに展開構成6にあるレセプタクル120内に使い捨て注射器160および使い捨てカートリッジ170を配置または挿入すべき状況では、後パネル131がカートリッジ170、特にベース174から離れた側を向くハウジング171に明らかに衝突するため、留め具114が閉じることが効果的に防止される。
1 展開方向
2 挿入方向
4 展開解除構成
6 展開構成
10 薬物送達デバイス
12 ハウジング
14 留め具
14a 解放構成
14b ロッキング構成
14c 開構成
14d 閉構成
15 蓋
16 ヒンジ
18 ピボット軸
20 レセプタクル
21 側壁
22 凹部構造
24 ガイドセクション
30 ベース部分
32 スライダ
33 リプル
34 ばね
36 翼部
37 デカプラ
38 ガイドピン
40 ストッパ
60 注射器
61 ベース
62 嵌合構造
64 可撓性チューブ
65 注射針
67 コンダクト
68 注射器流体カップリング
68a カニューレ
70 カートリッジ
71 ハウジング
71a レセプタクル
71b 内向き部分
71d 窓
72 直線ガイド
74 ベース
75 前面
76 ソケット
76a 外側部分
77 封止リング
78 溝
79 溝
80 リザーバ
81 可撓性バッグ
81a 開口部
81b 側壁
82 封止ディスク
84 インサート
85 貫通口
86 流体チャネル
87a 上部
87b 下部
90 カートリッジ流体カップリング
91 折畳み構造
92 支持構造
94 固着部分
100 フィーダ部材
104 注射駆動装置
106 送達駆動装置
110 薬物送達デバイス
112 ハウジング
114 留め具
115 蓋
116 ヒンジ
118 ピボット軸
120 レセプタクル
122 凹部構造
123 掛止部材
124 溝
126 掛止部材
130 ベース部分
132 スライダ
133 リプル
134 ばね
138 側壁部分
150 送達アセンブリ
159 ガイドセクション
160 注射器
161 ベース
162 嵌合構造
164 可撓性チューブ
165 注射針
167 コンダクト
168 注射器流体カップリング
168a カニューレ
169 止め部材
170 カートリッジ
171 ハウジング
171a レセプタクル
171b 内向き部分
171c 側壁部分
171d 窓
172 直線ガイド
173 凹部
173a 止め面
174 ベース
175 前面
176 ソケット
176a 外側部分
177 封止リング
178 溝
179 溝
180 リザーバ
181 可撓性バッグ
181a 開口部
181b 側壁
182 封止ディスク
184 インサート
185 貫通口
186 流体チャネル
187a 上部
187b 下部
188 閉鎖部
190 カートリッジ流体カップリング
191 折畳み構造
192 支持構造
194 固着部分

Claims (15)

  1. 薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジであって:
    側壁(81b、181b)に隣接する開口部(81a、181a)を有する、液体薬剤を収容するための可撓性バッグ(81;181)と、
    カートリッジ流体カップリング(90;190)と流体連通する流体チャネル(86;186)を有し、可撓性バッグ(81;181)の開口部(81a、181a)内へ延びるソケット(76、176)と、
    可撓性バッグ(81;181)の少なくとも一部を覆い、可撓性バッグ(81;181)を付けたソケット(76;176)を受けるためのレセプタクル(71a、171a)を有するハウジング(71;171)であって、可撓性バッグ(81;181)の側壁(81b;181b)は、ソケット(76;176)とレセプタクル(71a、171a)との間に固着される、ハウジングと
    を含む、前記使い捨てカートリッジ。
  2. 可撓性バッグ(81;181)は、ソケット(76;176)の外向き部分(76a、176a)とハウジング(71;171)の内向き部分(71b;171b)との間に封止して装着される、請求項1に記載のカートリッジ。
  3. ソケット(76;176)は、対応形状の封止リング(77;177)を受けるための環状溝(78;178)を含む、請求項1または2に記載のカートリッジ。
  4. ハウジング(71;171)はソケット(76、176)に圧入される、請求項1〜3のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  5. 可撓性バッグ(81;181)は、ハウジングに係合する封止リング(77;177)を用いることにより、ハウジング(71;171)に封止して圧入される、請求項3または4に記載のカートリッジ。
  6. ソケット(76;176)は可撓性バッグ(81;181)内に位置する前面(75;175)を含み、流体チャネル(86;186)は前面(75;175)の中心部分内へ延びる、請求項1〜5のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  7. ソケット(76、176)は、前面(75;175)の周囲から流体チャネル(86;186)内へ延びる少なくとも1つの流体溝(79;179)を含む、請求項6に記載のカートリッジ。
  8. ハウジング(71;171)は略不透明で、可撓性バッグ(81;181)を完全に覆う、請求項1〜7のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  9. 可撓性バッグ(81;181)は少なくとも部分的に透明であり、ハウジング(71;171)は少なくとも1つの透明窓を含み、可撓性バッグ(81、181)の内容物の目視検査を可能にする、請求項1〜8のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  10. 可撓性バッグ(81;181)は所定の折畳み構造(91;191)を含む、請求項1〜9のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  11. 可撓性バッグ(81;181)は支持構造(92)を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  12. 可撓性バッグ(81;181)は、ソケット(76;176)から所定の距離をおいてハウジング(71;171)に取り付けられる、請求項1〜11のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  13. ハウジング(71;171)およびソケット(76;176)の少なくとも一方は、薬物送達デバイス(10;100)のハウジング(12;112)および使い捨て注射器(60)の少なくとも一方に係合するための直線ガイド(72;172)を含み、使い捨て注射器(60)は、注射針(65)、可撓性チューブ(64)、およびカートリッジ流体カップリング(90)に係合するための注射器流体カップリング(68)を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載のカートリッジ。
  14. 液体薬剤を投薬するための薬物送達デバイスであって:
    少なくとも1つのフィーダ部材(100)を有するハウジング(12)と、
    注射針(65;165)、可撓性チューブ(64;164)、および注射器流体カップリング(68;168)を含む使い捨て注射器(60;160)であって、注射針(65;165)は可撓性チューブ(64;164)を介して流体カップリング(68;168)と流体連通する、使い捨て注射器と、
    請求項1〜13のいずれか1項に記載の使い捨てカートリッジ(70;170)とを含む、前記薬物送達デバイス。
  15. 使い捨てカートリッジ(70;170)と使い捨て注射器(60;160)とは、ハウジング(12)に旋回可能に取り付けられた留め具(14;114)を用いることにより、流体連通を確立するように解放可能に係合することができる、請求項14に記載の薬物送達デバイス。
JP2016539083A 2013-12-20 2014-12-18 薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジ Active JP6707029B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP13198767 2013-12-20
EP13198767.9 2013-12-20
PCT/EP2014/078413 WO2015091761A1 (en) 2013-12-20 2014-12-18 Disposable cartridge for a drug delivery device

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016540579A true JP2016540579A (ja) 2016-12-28
JP6707029B2 JP6707029B2 (ja) 2020-06-10

Family

ID=49880505

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016539083A Active JP6707029B2 (ja) 2013-12-20 2014-12-18 薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジ

Country Status (8)

Country Link
US (2) US11911591B2 (ja)
EP (2) EP3753592B1 (ja)
JP (1) JP6707029B2 (ja)
CN (1) CN106029129B (ja)
DK (2) DK3082907T3 (ja)
HK (1) HK1226005A1 (ja)
TW (1) TW201538152A (ja)
WO (1) WO2015091761A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020500304A (ja) * 2016-11-01 2020-01-09 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 容積測定装置

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10034976B2 (en) * 2014-03-24 2018-07-31 Medtronic Minimed, Inc. Fluid infusion patch pump device with automatic fluid system priming feature
JOP20170042B1 (ar) * 2016-02-12 2022-09-15 Amgen Inc وسيلة توصيل عقار، طريقة تصنيعه وطريقة استخدامه
CN106890092B (zh) * 2017-04-21 2023-10-10 李金全 一种便于阴道和肛门部位给药的药瓶
CN111356489B (zh) * 2017-08-22 2022-11-25 斯泰迪麦德有限公司 能够选择性地机械启动的预填充的输注泵装置
USD921190S1 (en) * 2018-07-05 2021-06-01 Neuroderm, Ltd. Pump device
USD921188S1 (en) * 2018-07-05 2021-06-01 Neuroderm, Ltd. Pump device portion
USD921187S1 (en) * 2018-07-05 2021-06-01 Neuroderm, Ltd. Pump device portion
USD921189S1 (en) * 2018-07-05 2021-06-01 Neuroderm, Ltd. Pump device portion with vial adapters
WO2021096899A1 (en) 2019-11-12 2021-05-20 Akwios Llc Cassette assembly for ambulatory drug pump

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2214486A (en) * 1988-01-20 1989-09-06 John David Yair Container
JPH09308694A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Terumo Corp 液体流路接続器具
US5718334A (en) * 1996-09-11 1998-02-17 Allergan Container closure for flexible containers
JP2003180827A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Terumo Corp 薬液注入装置
JP2007075368A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Dainippon Printing Co Ltd 輸液バッグ用外装袋
JP2009153985A (ja) * 2001-07-16 2009-07-16 Eli Lilly & Co プライミング用に回転し、且つ、注射機能用に引いて/押す薬物投薬装置
JP2009533145A (ja) * 2006-04-12 2009-09-17 アイシーユー・メディカル・インコーポレーテッド ビンアダプターおよび圧力を調整するためのビン
JP2010180969A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Higashio Mech Co Ltd 密封構造
EP2229927A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-22 F. Hoffmann-La Roche AG Flexible container with insert part
US20110144586A1 (en) * 2009-07-30 2011-06-16 Tandem Diabetes Care, Inc. Infusion pump system with disposable cartridge having pressure venting and pressure feedback
JP2013526333A (ja) * 2010-05-12 2013-06-24 クリーセル,マーシャル,エス. 薬液投与装置、およびその作製方法
JP2013216902A (ja) * 2011-09-29 2013-10-24 Mitsubishi Chemicals Corp 水素化ブロック共重合体及びその樹脂組成物、並びに該樹脂組成物を含むフィルム及び容器

Family Cites Families (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB214486A (en) * 1923-06-01 1924-04-24 Roland Wynn Broadhead Improvements relating to retort and like doors
US2805662A (en) * 1955-02-16 1957-09-10 Becton Dickinson Co Syringe assembly
US3486539A (en) * 1965-09-28 1969-12-30 Jacuzzi Bros Inc Liquid dispensing and metering assembly
US3459337A (en) * 1967-02-08 1969-08-05 Cordis Corp Injection cartridge
US3785367A (en) * 1972-03-13 1974-01-15 Pharmasel Division American Ho Arterial blood sampler
ZA78674B (en) * 1978-02-09 1979-09-26 Ethor Ltd Dispensing of fluent materials
US4356404A (en) 1981-05-26 1982-10-26 Gte Automatic Electric Labs Inc. Circuit for equipping a variable number of bus units on a closed loop bus
US4769008A (en) * 1986-11-26 1988-09-06 Infusion Systems Corporation Pressurized fluid dispenser
CN2379686Y (zh) 1999-06-18 2000-05-24 南京汽车空调机厂 汽车空调软管组合件
JP2002159572A (ja) 2000-11-27 2002-06-04 Sumitomo Bakelite Co Ltd 薬液持続注入器
JP2003180826A (ja) 2001-12-17 2003-07-02 Terumo Corp 薬液注入装置
EP1384490A1 (fr) 2002-07-22 2004-01-28 Precimedix S.A. Pompe programmable pour l'injection de médicaments
US20060069382A1 (en) * 2003-04-11 2006-03-30 Novo Nordisk A/S Delivery device
JP2005137491A (ja) 2003-11-05 2005-06-02 Yoshio Mori 薬液注入ノズル
EP1944672A3 (de) * 2005-07-22 2008-07-30 RoweMed AG - Medical 4 Life Mechanisch betriebene Flüssigkeitspumpe
TW200733993A (en) 2005-11-03 2007-09-16 Reseal Internat Ltd Partnership Continuously sealing one way valve assembly and fluid delivery system and formulations for use therein
GB0821492D0 (en) * 2008-11-25 2008-12-31 Team Holdings Uk Ltd Integrated auto-injector cartridge system
CN202691384U (zh) 2012-07-17 2013-01-23 阔丹-凌云汽车胶管有限公司 软管和芯管快速连接装置

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2214486A (en) * 1988-01-20 1989-09-06 John David Yair Container
JPH09308694A (ja) * 1996-05-22 1997-12-02 Terumo Corp 液体流路接続器具
US5718334A (en) * 1996-09-11 1998-02-17 Allergan Container closure for flexible containers
JP2009153985A (ja) * 2001-07-16 2009-07-16 Eli Lilly & Co プライミング用に回転し、且つ、注射機能用に引いて/押す薬物投薬装置
JP2003180827A (ja) * 2001-12-17 2003-07-02 Terumo Corp 薬液注入装置
JP2007075368A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Dainippon Printing Co Ltd 輸液バッグ用外装袋
JP2009533145A (ja) * 2006-04-12 2009-09-17 アイシーユー・メディカル・インコーポレーテッド ビンアダプターおよび圧力を調整するためのビン
JP2010180969A (ja) * 2009-02-06 2010-08-19 Higashio Mech Co Ltd 密封構造
EP2229927A1 (en) * 2009-03-16 2010-09-22 F. Hoffmann-La Roche AG Flexible container with insert part
US20110144586A1 (en) * 2009-07-30 2011-06-16 Tandem Diabetes Care, Inc. Infusion pump system with disposable cartridge having pressure venting and pressure feedback
JP2013526333A (ja) * 2010-05-12 2013-06-24 クリーセル,マーシャル,エス. 薬液投与装置、およびその作製方法
JP2013216902A (ja) * 2011-09-29 2013-10-24 Mitsubishi Chemicals Corp 水素化ブロック共重合体及びその樹脂組成物、並びに該樹脂組成物を含むフィルム及び容器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020500304A (ja) * 2016-11-01 2020-01-09 サノフィ−アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 容積測定装置
JP7035041B2 (ja) 2016-11-01 2022-03-14 サノフィ-アベンティス・ドイチュラント・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング 容積測定装置
US11607490B2 (en) 2016-11-01 2023-03-21 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Volume measuring arrangement

Also Published As

Publication number Publication date
EP3753592A1 (en) 2020-12-23
DK3082907T3 (da) 2020-10-26
HK1226005A1 (zh) 2017-09-22
WO2015091761A1 (en) 2015-06-25
JP6707029B2 (ja) 2020-06-10
EP3082907A1 (en) 2016-10-26
US20160310662A1 (en) 2016-10-27
US20240115802A1 (en) 2024-04-11
DK3753592T3 (da) 2024-02-12
TW201538152A (zh) 2015-10-16
US11911591B2 (en) 2024-02-27
EP3082907B1 (en) 2020-08-12
CN106029129A (zh) 2016-10-12
EP3753592B1 (en) 2023-11-22
CN106029129B (zh) 2020-10-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20220176033A1 (en) Disposable delivery assembly for a drug delivery device
JP6707029B2 (ja) 薬物送達デバイス用使い捨てカートリッジ
JP2016540580A (ja) 使い捨てのカートリッジおよび使い捨ての注射器を有する薬物送達デバイス
US20150013835A1 (en) Extraction device for a single extraction of a medicament from a container
JP6419153B2 (ja) 薬物送達デバイスの充填デバイスおよび充填デバイスと薬物送達デバイスとを含むシステム
JP2015525626A (ja) 放出デバイスのための投薬インターフェース
JP2017505184A (ja) 圧縮可能な液体薬剤用のリザーバ
US9962500B2 (en) Connection for medical device
JP2015530134A (ja) 駆出デバイスのための投薬インターフェース
JP6295259B2 (ja) ロッキング機構を備えたリザーバアセンブリを有する、注射デバイスに取り付け可能なニードルアセンブリ
JP2015516252A (ja) 投薬インターフェース
US10004849B2 (en) Dispense interface for an ejection device
JP2018527109A (ja) 薬物送達デバイス
JP2017526483A (ja) 医療デバイスおよび薬剤のための包装体
JP2015516246A (ja) 排出デバイス用の投薬インターフェース
US10736816B2 (en) Container for a liquid medicament
EP3045185A1 (en) Connector for a container filled with a liquid medicament

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181017

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181204

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190301

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190806

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200421

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200519

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6707029

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250