JP2016537673A - 眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法 - Google Patents

眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法 Download PDF

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Abstract

本発明は、装用者の視覚行動に従って、装用者によって選択されたフレーム(10)に提供されることを対象とした眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法に関する。本発明によれば、方法は、a)視作業の最中の装用者の眼の複数の位置及び/又は方向に関する複数の行動の測定点の値を収集するステップ;b)前記フレームに装着されるレンズの面の使用ゾーンを決定するために、前記複数の行動の測定点の値を統計的に処理するステップであって、前記使用ゾーン(ZU)は、前記複数の行動の測定点の統計的な空間分布を表すステップ;及びc)使用ゾーンの位置及び/又はサイズに従って、眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するステップを含む。

Description

本発明は、視力矯正用眼鏡用の眼科用累進レンズ(progressive ophthalmic lens)の少なくとも1つの光学設計パラメータ(optical conception parameter)の決定方法に関する。
特に、眼科用累進レンズの累進長(progression length)、内部オフセット(internal offset)、累進プロファイル及び/又は視力ゾーンの範囲に関する個人パラメータの決定方法に関する。
さらに、装用者のニーズと、特定の装用者によって選択された特有のフレームとに好適な眼科用レンズの選択方法に関する。
図1は、フレーム10の中間平面(mean plane)内に投影して眼科用累進レンズ8を概略的に示す。表現「累進レンズ」(又は「累進単眼鏡(progressive eyeglass)」)は、視力矯正用眼鏡のために円柱面及び/又は球面累進屈折力加入度数のある眼科用レンズを意味することを理解されたい。累進レンズは、その上部には、装用者の視力矯正のニーズに応じた、屈折力が装用者の遠方視に好適である遠方視ゾーン11を、及びその下部には、屈折力がこの装用者の近方視に好適である近方視ゾーン12を含む。
公知であるように、遠方視(又はFV)ゾーン11と近方視(又はNV)ゾーン12の間には、中間距離視(又はIV、図示せず)に好適である視力ゾーンがある。
基準点IVLは、例えば遠方視ゾーン11の境界を定める円の中心に、製造者によって定義された遠方視点である。同様に、基準点IVPは、例えば近方視ゾーン12の境界を定める円の中心に、製造者によって定義された近方視点である。
規格ISO 13666:2012では、累進レンズのフィッティングに使用されるいくつかのパラメータが定義されている。それゆえ、フィッティングポイントCMは、単眼鏡又は半製品単眼鏡の前面に配置された点であり、製造者が、眼の前側に単眼鏡を位置決めするための基準点であるとみなす点である。フィッティングポイントCMは、概して、消すことのできるマークによって印が付けられ、フィッティング後に除去される。フィッティング高さFHは、玉形加工済レンズの外縁の底点、すなわちフレームのリムの内側の輪郭の最下点を通過する水平方向の接線からフィッティングポイントCMを隔てる垂直距離である。基準高さ(Hd:datum height)は、フィッティングポイントCMと、フィッティングポイントCMの下側の垂直方向真下に配置されたフレーム10上の点との間の垂直距離である。基準高さHdは、玉形加工済レンズの形状(フレームがフルリム型フレームであるとき、フレーム10の対応するリムの内側の輪郭の形状に対応する)に応じて、フィッティング高さFHよりも短いか又はそれに等しい。
累進長(LP又は累進帯の長さ(length of corridor)に対するLOC)はまた、フィッティングクロス(fitting cross)と点IVPの位置との間の垂直距離であると定義される。
さらに、レンズの内部オフセット(又はインセット(inset)E)は、遠方視基準点IVLと近方視基準点IVPとの間の水平方向のオフセットであると定義される。
レンズの屈折力は、好ましくは、前記遠方視基準点IVLと前記近方視基準点IVPとの間で、これら2つの点を通過する主累進経線(principal progression meridian line)と呼ばれる(ギザギザの又は湾曲した)線に沿って連続的に変化する。この主累進経線は、全体的に垂直方向においてFV、IV及びNVの3つのゾーンを通過する。
累進レンズの設計は、特に、点IVL及びIVPの位置、遠方視ゾーン11の位置及び範囲、近方視ゾーン12の位置及び範囲、内部オフセットEの値、及び主累進経線に沿った屈折力加入度数(optical power addition)の累進プロファイルを決定することを目的とする。
フレームの選択は、例えば累進長LPの決定にいくつかの制約を加える。
概して、眼鏡屋は、光学的な眼鏡−フィッティング測定の最中に、例えば商標Visiofficeで販売されているタイプの機器で取得される、累進長の値並びにFVゾーン及びNVゾーンの位置の値を決定する。
通例、累進長の選択は、装用者の姿勢や装用者から与えられた装用者の前の道具に対するフィードバックなどの主観的基準に基づいて、眼鏡屋によって行われる。
レンズの累進長の決定方法はまた、特許文献1からも知られており、この方法では、装用者の単一の遠方視点及び装用者の単一の近方視点は眼科用レンズ上に決定され、及び対応する累進長は、それらから推定される。それゆえ、装用者に好適な眼科用レンズを選択し得る。
しかしながら、フレームのリムの形状に応じて、ひとたび眼科用レンズが装用者によって選択されたフレームに縁取りされ且つ取り付けられたら、この方法を適用することによって、装用者により使用される近方視のゾーンの全てが眼科用レンズに含まれるかは確実ではない。
米国特許第8297752号明細書
眼科用累進レンズを装着した装用者の視覚的快適性を改善するために、視作業(visual task)に対する装用者の自然な姿勢での及び装用者によって選択されたフレームでの装用者の視覚行動(visual behavior)に応じて、眼科用累進レンズの少なくとも1つの光学設計パラメータを調整することが望ましい。
本書では、表現「眼科用累進レンズの光学設計パラメータ」は、以下を決定することを可能にする1つ以上のパラメータを意味すると理解される:
− 眼科用レンズの光学設計、すなわちレンズ全体にわたる球面及び/又は円柱面屈折力の空間分布。光学設計は、特に、近方視ゾーン及び遠方視ゾーンの空間的な限界決定(spatial delimitation)を網羅する;及び/又は
− 自然な視線(gaze)方向に影響を及ぼす傾向を有する単眼鏡のプリズムによる光のフレの空間分布。
そこで、眼科用累進レンズの1つ又は複数の光学設計パラメータを使用して、製造者によって提案された範囲のレンズから眼科用累進レンズを選択するか、又は装用者に好適な眼科用累進レンズを製造するためにレンズの片面又は両面の、機械加工されるべき面を決定する。
上述の従来技術の欠点を改善するために、本発明は、装用者の視覚行動に応じて、装用者のフレームに装着することを対象とした眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法を提案する。
より詳細には、本発明によれば、以下のステップを含む方法が提案される:
a) 視作業の最中の装用者の複数の視線方向及び/又は視線の位置に関する複数の行動測定点の値を収集するステップ;
b) 前記フレームに取り付けられる単眼鏡の領域の使用ゾーンを決定するために前記複数の行動測定点の値を統計的に処理するステップであって、前記使用ゾーン(ZU)は、前記複数の行動測定点の統計的な空間分布を表すステップ;及び
c) 使用ゾーンの空間的範囲及び/又は位置に応じて、前記眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するステップ。
下記は、本発明による方法の他の非限定的且つ好都合な特徴である:
− 前記少なくとも1つの光学設計パラメータは、累進長の制限範囲[Lpmin;Lpmax]、累進長、近方視ゾーンの高さ、近方視ゾーンの幅、及び前記眼科用累進レンズの内部オフセットのうちからの、前記眼科用累進レンズの設計の少なくとも1つの光学設計パラメータを含む;
− 前記少なくとも1つの光学設計パラメータは、前記眼科用累進レンズのための、遠方視ゾーンと近方視ゾーンとの間の、経線に沿った屈折力の累進プロファイルを含む。
眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法は、
b1) 使用ゾーンのセントロイドの位置を計算するステップ;及び
c1) 使用ゾーンのセントロイドの位置に応じて、累進長の制限範囲又は累進長の値を決定するステップ
をさらに含むことが好都合である。
特定の一実施形態では、方法は、
b2) セントロイドの垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向に対する視線の平均落とし角度(mean drop angle)に対応する垂直方向基準位置との間の差Δの符号を決定するステップ;及び
c2) 差Δの符号に応じて、累進長の制限範囲又は累進長の値を決定するステップ
をさらに含む。
別の特定の実施形態では、方法は、
a3) 前記フレームにおける前記眼科用累進レンズ用のフィッティング高さの測定値を取得するステップ;
b3) セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置との間の差Δの値を計算するステップ;及び
c3) フィッティング高さの前記測定値及び差Δの前記値に応じて、累進長の値を決定するステップ
をさらに含む。
この実施形態の一変形例によれば、ステップc3)において累進長の値が決定され、前記値は、補正関数εだけ減少されるフィッティング高さに等しく、ここで、εは、差Δ、フィッティング高さ、装用者の眼の屈折力(refraction)の測定値、及び/又は使用ゾーンの関数である。
別の特定の実施形態では、方法は、
a4) 前記フレームにおける前記眼科用累進レンズ用のフィッティング高さの測定値を取得するステップ;
b4) セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置との間の差Δの値を計算するステップ;及び
b5) 使用ゾーンの分散(dispersion)を表す少なくとも1つの値を計算するステップ;及び
c5) フィッティング高さの前記測定値、差の前記値、及び/又は使用ゾーンの分散を表す前記少なくとも1つの値に応じて、累進長の値を決定するステップ
をさらに含む。
ステップc5)において累進長の値が決定され、前記値は、補正関数εだけ減少されたフィッティング高さに等しく、ここで、εは、差Δ、フィッティング高さ、及び使用ゾーンの分散の関数であることが好都合である。
別の特定の実施形態では、方法は、
b6) 使用ゾーンの限界の位置を計算するステップ;及び
c6) 使用ゾーンの前記限界の位置に応じて、遠方視ゾーンと近方視ゾーンとの間の、経線に沿った屈折力の累進プロファイルを決定するステップ
をさらに含む。
別の特定の実施形態では、方法は、
b7) 使用ゾーンの限界の位置を計算するステップ;及び
c7) 使用ゾーンの前記限界の位置に応じて、内部オフセット値を決定するステップ
をさらに含む。
別の特定の実施形態では、方法は、
b8) 使用ゾーンのセントロイドの位置及び使用ゾーンの垂直方向の広がりを計算するステップ;及び
c8) 使用ゾーンのセントロイドの位置及び使用ゾーンの垂直方向の広がりに応じて、近方視ゾーンの高さを決定するステップ
をさらに含む。
別の特定の実施形態では、方法は、
b9) 使用ゾーンの水平方向の広がりを計算するステップ;及び
c9) 使用ゾーンの水平方向の広がりに応じて、近方視ゾーンの幅を決定するステップ
をさらに含む。
特に、及び好都合にも、光学設計パラメータは、眼科用累進レンズの処方の球面補償値及び/又は遠方視ゾーンと近方視ゾーンとの間の屈折力加入度数の値に応じて、及び/又は装用者の頭の傾斜角度の測定値に応じて、調整される。
別の特定の実施形態では、方法は、
d) 使用領域に関する複数の平均値が提供されるステップであって、前記平均値は、複数の基準装用者に関連付けられている、ステップ;
e) 前記複数の基準装用者に関連付けられた前記複数の平均値が、前記複数の平均値の統計的分布を決定するために統計的に処理されるステップ;
f) 使用領域に関する平均値が、前記視作業の最中の装用者に関して決定されるステップ;及び
g) 少なくとも1つの光学設計パラメータが、前記装用者の使用領域に関する前記平均値、及び前記複数の基準装用者に関連付けられた平均値の前記統計的分布に応じて、前記装用者用の眼科用累進レンズに対して決定されるステップ
をさらに含む。
本発明はまた、
− 上述の実施形態の1つによる決定方法を実施することによって、少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するステップ;及び
− 決定された光学設計パラメータに応じて、標準セットのレンズから、眼科用累進レンズを選択するステップ
を含む、装用者を対象とした眼科用累進レンズの選択方法に関する。
本発明はまた、
− 眼科用レンズの少なくとも1つの現用の面を選択するステップ;
− 上述の実施形態の1つによる決定方法を実施することによって、少なくとも1つの光学的目標設計パラメータを決定するステップ;及び
− 装用条件下で、決定された光学目標を使用して前記眼科用レンズの現用の面を最適化することによって、前記眼科用累進レンズを決定するステップ
を含む、装用者を対象とした眼科用累進レンズの決定方法に関する。
最後に、本発明は、
− 初期段階のレンズを提供するステップ;
− 上述の眼科用累進レンズの決定方法を実施することによって、眼科用累進レンズを決定するステップ;及び
− 前記眼科用累進レンズを生産するために、初期段階のレンズを機械加工するステップ
を含む、眼科用累進レンズの製造方法に関する。
本発明はまた、装用者用に個人向けにされた眼科用累進レンズに関し、前記眼科用累進レンズは、上述の実施形態の1つによる決定方法を実施することによって、使用ゾーンに応じて決定された少なくとも1つの光学設計パラメータを有する。
非限定的な例として与えられる添付の図面を参照する以下の説明は、本発明の本質及びどのようにそれを達成し得るかを簡単に理解できるようにする。
前面から見た累進レンズ、及び使用された様々なパラメータを示す。 いくつかの近方視の視作業の最中の装用者の眼の行動測定値を取得するためのシステムの例の側面図を示す。 フレームの平面における投影領域の形態を取る使用ゾーンZUを図形で示す。 二人の異なる装用者に関する行動測定点をフレームの中間平面に投影して、及びこれらの行動測定点にそれぞれ関連付けられた統計的分布を示す。 前面から見た累進レンズ、及びフレームと累進単眼鏡設計との第1の比較態様を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第1の実施形態の第1の変形例を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第1の実施形態の第2の変形例を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第1の実施形態の第3の変形例を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第1の実施形態の第4の変形例を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第1の実施形態の第5の変形例を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第2の実施形態を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第3の実施形態を示す。 累進レンズの累進長を決定するための第4の実施形態を示す。 累進レンズのNVの使用ゾーンの範囲を決定するための一実施形態を示す。 FVゾーンとNVゾーンとの間の屈折力の累進プロファイルの決定の例を示す。 基準集団で実施された測定点に応じて、累進レンズの累進長を決定するための別の実施形態を示す。
装置
図2は、いくつかの近方視での視作業の最中の装用者の眼の行動測定点の値を取得するためのシステムの側面図を示す。
図2は、装用者の矢状面に投影して表す。図2の平面は、好ましくは垂直平面である。
好ましくは、装用者は、内部にレンズを取り付けずに、装用者が選択したフレーム10を装着している。
好ましくはその選択したものよりも寸法の大きい、選択したもの以外のフレームを配置して、装用者の視線(gaze)がフレームの縁によって制約されないようにすることを想定することが可能である。
屈折力のない提案のレンズを備える、又は屈折補正用レンズ、例えば装用者が現在使用しているものと同様のレンズ、単焦点補正レンズ又は累進補正レンズを備える、選択したフレームを配置することを想定することも可能である。
フレーム10は、好ましくは、位置決定システム40を備えていて、この位置決定システムは、位置決定システムを装着した装用者の頭をとらえた画像から、空間における装用者の頭の位置を決定できるようにすることを目的としている。この位置決定システムは、文献FR2914173号明細書、7頁5行目から10ページ8行目において詳細に説明されている。それゆえ、ここでは詳細に説明しない。
位置決定システム40は、この位置決定システムが出現する装用者の頭をとらえた画像から、この画像取込装置に関連付けられた基準系において、空間における装用者の頭の位置を決定できるようにする、よく知られた幾何学的特性を有する。
視作業を行うために、装用者は、媒体20(図2)が提示され、この媒体は、例えば装用者の両手間に保持し、且つ装用者が装用者の頭に対して望むように配置し得る。
この媒体20は、好ましくは、デジタル表示部分を含む平面媒体である。例えば、タッチタブレット(touch tablet)である。
この媒体20は、一般的に、装用者に割り当てられた作業中に、装用者が注視して追う必要がある目標C1、C2を含む。
視作業は、例えば追従視(pursuit)作業であり、この作業中、装用者は目標C1、C2の動きを眼で追う。
装用者が、割り当てられた視作業を行っている最中に、装用者の視線方向を決定できるようにするために、媒体20は、少なくとも1つの画像取込装置21を含む。これは、好ましくは、視作業の最中の装用者の映像を取得するためのビデオカメラである。
視作業の最中に装用者が眼で追う目標C1、C2の位置は、媒体20に関して、あらゆる時点において分かっている。それゆえ、前記位置は、画像取込装置21に関連付けられた基準系において分かる。
それゆえ、この配置構成によって、画像取り込みの瞬間に装用者が見つめている目標C1、C2の位置は、画像取込装置に関連付けられた基準のフレーム内において分かる。
画像取込機器21は、様々な視線方向D1、D2に対応する目標C1、C2の様々な位置に対する装用者の頭の画像の取り込みを可能にする。
画像取得は、映像の録画を介して実行され得ることが好都合である。
装用者の頭をとらえた画像は、情報処理装置に伝達され、この情報処理装置は、媒体に組み込まれていても、又は遠く離れていてもよい。
取り込み画像は、リアルタイムで、又は全ての画像が取り込まれた後で、処理され得る。
それゆえ、情報処理装置は、各画像取り込みの最中の装用者の視線方向D1、D2を、眼の回転中心CROと、画像取り込みの最中のその対応する位置における目標C1、C2とをつなぐ直線であると推定する。
その場合には、情報処理装置は、装用者の視線方向D1、D2と前記フレーム10に関連付けられた面PMとの交点I1、I2、I3、I4の位置を決定可能にする。面PMは、フレームのリムの中間平面であることが好都合である。
もっと正確に言えば、情報処理装置は、この中間平面PMの正規直交座標系(X,Y)における、視線方向D1、D2とフレーム10のリムの中間平面PMとの各交点I1、I2の座標(x,y)を決定する。
図2は、近方視の視線方向の1組の測定点を取得し且つ視線方向D1、D2とフレーム10のリムの中間平面PMとの交点I1、I2の位置を計算するのに好適な例示的な装置を示す。
あるいは、図2の装置は、装用者の遠方視の主視線方向D0と、目標C1、C2それぞれの様々な位置に対する複数の近方視の視線方向D1及びD2との間の、装用者の視線の落とし角度(A1、A2)の1組の測定値を取得するために、使用し得る。視線の落とし角度の測定値は、装用者の矢状面(図2の平面)において取られる。矢状面は、好ましくは、測定の最中、垂直である。
図2の装置以外の装置を使用して、本発明との関連で使用された行動に関する測定点の値を取得し得る。
測定装置は、1回の測定に対応する、各視線方向において装用者が費やした時間を記録することが好都合である。
同一の測定装置又は複数の光学的な眼鏡−フィッティング又は眼検査装置を使用して、装用者の頭部の姿勢及び/又は装用者の体の姿勢に関する補足的な測定点の値を収集してもよく、姿勢は、装用者の近方視の視線の方向、位置及び/又はその視線の落とし角度の複数の測定値の各測定値と関連付けられている。
方法
ステップa)
視線方向の複数の測定点、視線方向とある平面又は決められた面との交点I1、I2の複数の位置、及び/又は装用者の視線の落とし角度(A1、A2)の複数の測定値を含む、装用者に関する1組の行動測定値が取得される。
第1の例では、装用者は、視作業、例えば図2に関して示すような、装用者の眼の行動測定値を取得するためのシステムに対面するという、決められた視姿勢(vision posture)で、例えば視覚的な追従視又は読書を行う状況に置かれる。
別の例では、装用者に関する行動測定値は、コンピュータ化された記録から生じ得る。
下記で説明する例では、前記複数の行動測定値は近方視に関する。
複数の行動測定値の測定値の数は、統計的に有意なサンプルを形成するのに十分であることが好都合である。好ましくは、この測定値の数は、1又は数十又は数百以上である。
上述の通り、行動測定値の組は、任意の公知の測定システムによって取得され得る。それゆえ、図2に示す測定システムは一例であるが、別の測定システムは、いくつかの視作業の最中の装用者の眼でのデータを取得できるようにする一時的な又は永久的な眼球トラッキング(eye−tracking)装置の使用に基づくとし得る。交点の位置の測定値を取得する方法は、非限定的である。
補足的に、行動測定値に加えて、装用者に関連付けられた眼の補正の処方データ、選択したフレームに関連付けられたフレーミングデータ、及び/又は球面屈折力加入度数プロファイルに関するデータが取得される。
好ましくは、装用者に関する行動測定値、選択したフレームに関連付けられたデータ、及び装用者の処方に関するデータが取得される。
開始データの組は、例えば、
1 − 近方視の視線方向の複数の測定値、近方視の視線方向とある平面又はある面との交点I1、I2の複数の位置、及び/又は装用者の近方視の視線の落とし角度(A1、A2)の複数の測定値を含む、1組の行動測定値;
2 − フィッティング高さ(FH);
3 − フレームの形状に関するデータ(基準フィッティング高さHdの抽出);
4 − 装用者の眼の補正の処方;及び
5 − 採用された球面屈折力加入度数プロファイルの設計
を含む。
その後、この開始の組は、使用ゾーンを決定するために処理するステップb)、及び眼科用累進レンズのために少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するステップc)の最中に活用される。
ステップb)統計処理
次に、行動測定値の組を処理して、例えば近方視における、前記複数の測定点の統計的分布を表す使用ゾーン(ZU)を決定する。
本書では、単眼鏡の使用ゾーンZU又は移動ゾーンは、通常の使用又は所与の距離に関して、特定の視作業の最中に装用者の視線が通過する単眼鏡上の1組の点の統計的分布を表す空間のゾーンであると定義される。使用ゾーンZUは、単眼鏡上又は別の投影面上の点(I1、I2)の統計的分布によって空間的にか、又は視線方向(D1、D2)の統計的分布によってベクトル的にかのいずれかで、同等に定義され得る。あるいは、及びより単純に、使用ゾーンZUはまた、装用者の矢状面における視線の落とし角度(A1、A2)の統計的分布によって、表形式で定義され得る。
1つの特定の事例では、使用ゾーンZUは、近方視に限定され得る。
好ましくは、使用ゾーンZUは、フレームの平面(PM)内における投影領域(図3)によって、図形で表わされる。別の実施形態では、単眼鏡に関連付けられたもの以外の投影面を取ることが可能である。例として、任意の仮想平面又は目標平面20などの、単眼鏡上の交点I1、I2以外の投影面を使用することが可能である。
もっと正確に言えば、フレームの平面PM又は別の投影面との視線方向の交点(I1、I2、I3、I4)の複数の位置を含む行動測定点の座標(x,y)の全てが、収集される。
ステップb)では、複数の行動測定点の座標(x,y)の全ては統計的に処理されて、測定点の統計的な意味での分布を決定する。処理ステップは、予め実施されて、例えば異常点を抑制する及び/又は被測定点の95%のみを考慮するようにすることが好都合である。統計的分布は、例えば被測定点の組の平均位置(x及び/又はyにおける)、被測定点の組のセントロイドBUの位置(x及び/又はyにおける)、水平方向の標準偏差、垂直方向の標準偏差、及び/又は行動測定値の統計的分布の他のパラメータを含む。一実施形態では、セントロイドの計算は、被測定点の組の平均位置の計算に対応し、各被測定点は、1に等しい重み係数によって重みをつけられている。それゆえ、セントロイドは、視線方向の平均的視線方向を表す。別の実施形態では、セントロイドの計算は、各測定点に関連付けられた重み係数を考慮する;例えば、各測定点に関連付けられた重み係数は、各測定点において装用者が費やした時間に関する係数とし得る。もっと正確に言えば、単位面積当たり費やされた時間を重み係数として使用し、広がりの点で使用ゾーンZUに重みをつけ得る。例えば、費やされた時間の例えば80%に対応する使用ゾーンの有効面積が、重みをつけられる。それゆえ、使用領域はかなり小さく、及び均一な重みつけの使用ゾーンと比較して、使用ゾーンZUを特徴とする所与の式において同じ影響を与えず、セントロイドの位置及び/又は使用ゾーンの範囲は、重み係数による影響を受ける。
この統計的分布から、使用ゾーンZUは、例えば、測定されたNV点の組のセントロイドBUの位置、例えば円形、楕円形又は任意の他の形状であるこの領域の形状、空間一次元又は空間二次元XU及び/又はYUでの空間的範囲(水平方向及び/又は垂直方向の標準偏差に依存する)により、及び/又は上限、下限、鼻側限界及び/又は側頭限界HU、LU、NU、TUにより定義される領域によって、決定され、表わされる。使用ゾーンの広がりは、行動測定の最中に眼の動きによって網羅される領域を表す。使用ゾーンの広がりは、高さYU及び幅XU、及び任意選択的に向きによって規定される。使用ゾーンにおける側頭の分配又は分布は、使用ゾーンの単位面積当たりで装用者が費やした時間を表す。概して、この側頭の分配又は分布は、ガウス分布であり、及び使用ゾーンZUのセントロイドBUが中心である。しかしながら、いくつかの特定の事例では、使用ゾーンにおいて2つの極大値を有する二峰性の側頭の分配又は分布が観察される。
それゆえ、ステップb)は、交点に対する使用ゾーンの空間的範囲(形状及びサイズ):交点を全て囲む任意の形状の領域、又は二次元における標準偏差を有する領域を、決定可能にする。
非限定的な例として、使用ゾーンは、測定された交点の予め決められた百分率、交点の好ましくは95%を含む楕円によって表わされる。
使用ゾーンは、測定点の統計的な表示であるため、この使用ゾーンは、必ずしも、測定値を全て含まなくてもよい。
統計処理は、異常測定点の除去を可能にし得る。
例示的な一実施形態では、行動測定値の統計処理は、以下のことを決定することを可能にする:
− 使用ゾーン(ZU)のセントロイド(BU)の位置(X,Y);
− 使用ゾーンの垂直方向の広がり(YU)及び水平方向の広がり(XU)(測定点の95%);及び/又は
− 使用ゾーンにおいて、単位面積当たり費やされた時間の分配又は分布。
別の例示的な実施形態では、装用者の視線方向D1、D2の複数の測定値を使用し、且つ視線方向のこの複数の測定値を統計的に処理して、視線方向の複数の測定点のベクトルの統計的分布を決定する。
それゆえ、視線方向の複数の測定点の値の統計処理は、
− 装用者の平均的な視線方向;
− 装用者のセントロイド視線方向;
− 装用者の視線方向の垂直方向の標準偏差;及び/又は
− 装用者の視線方向の水平方向の標準偏差など
によって規定される統計的分布の決定を可能にする。
視線方向の複数の測定点のこの統計的分布から、例えば、
− 装用者の平均的な視線方向;
− 装用者の平均的な視線方向の標準偏差;
− 装用者の高い視線方向;
− 装用者の低い視線方向;
− 装用者の最大収束視線方向;及び/又は
− 装用者の最大発散視線方向;及び
− 使用ゾーンにおいて単位立体角当たり費やされた時間
によって規定される、二次元又は三次元の使用ゾーンが決定される。
一変形例では、フレームの平面(PM)上又は別の平面上への、装用者の視線方向D1、D2の複数の測定点の投影が決定され、これは、上述の複数の測定点の処理ということになる。
あるいは、及びより単純に、複数の行動測定値には、装用者の矢状面における視線の落とし角度(A1、A2)の複数の測定値を含む。この場合は、統計処理によって、視線の落とし角度の複数の測定値の統計的分布を決定できるようにする。その後、使用ゾーンZUは、例えば視線の落とし角度の平均値、視線の落とし角度のセントロイド、視線の落とし角度の標準偏差、及び視線の落とし角度の低値及び/又は高値を含む表で表わされ得る。それゆえ、この単純な実施形態では、使用ゾーンを図形としてトレースする必要はない。
図4A及び図4Bは、第1の装用者と第2の装用者との間の、それぞれの近方視姿勢における、フレームの中間平面での視線方向との交点(I1、I2、I3、I4)の行動測定点の例をそれぞれ示す。
図4A及び図4Bのフレームの中間平面に投影して示された様々な眼科用レンズの同一の又は対応する要素は、同じ参照符号で示されることに留意されたい。
所与のFV及びNV補償に関し、装用者ごとに大きな行動のばらつきが観察される。
概して、FVからNVまで通過する視線の平均落とし角度は、15〜21度に含まれ、好ましくは20度である。この視線の平均落とし角度は、装用者にとって快適な平均落とし角度に、すなわち装用者の視線の安静位に対応する。しかしながら、装用者によっては、この20度の基準値とは異なる視線の平均落とし角度が観察される。最後に、一部の装用者では、測定値に、他の装用者よりも遥かに大きい空間分散が観察される。これは、所与の視覚的な追従視作業の最中、各装用者は、眼の動きに、比較的大きな頭の動きを伴うということによって説明され得る。しかしながら、本発明の方法において、位置、方向又は視線落としの各測定に関連付けられた頭部の動きを測定することは必要ではない。
それゆえ、図4Aでは、近方視点IVPの周りでの交点I1、I2、I3、I4の空間分布が極めて狭いことが分かり得る。対照的に、図4Bでは、近方視点IVPの周りでの交点I1、I2、I3、I4の空間分布がより広がっていることが分かり得る。
図4A及び図4Bのそれぞれにおいて、各装用者それぞれに関する交点(I1、I2、I3、I4)の測定点の値の統計処理に対応する使用ゾーンZUをそれぞれ示した。それゆえ、使用ゾーンは、被測定点の統計的分布を表す。
ステップc)
本発明人らは、ここで、どのように測定値の統計的分布を使用して、装用者のための累進レンズの少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するかについて説明する。
もっと正確に言えば、少なくとも1つの光学設計パラメータを、累進長の値、内部オフセット(インセットE)の値、作業距離又は快適な位置(又はさらには読書用の距離RD)の値、及び/又は個人設計の計算用の入力データの中から決定することが求められる。
図4A及び図4Bでは、それぞれ、LP1及びLP2は、眼科用レンズの累進長をそれぞれ意味する。図4Aの事例では、図4Bの累進長LP2よりも長い累進長LP1を選択することが好ましい。理想的には、使用ゾーンZUは、フレームと交差することなく、フレームの下縁のところまで延在して、近方視の視野を部分的に妨害しないようにする。
方法−ステップc):累進長の決定の第1の実施形態
好ましくは20度に等しい快適な平均的な視線を落とした方向に対応する基準線18が、装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対して、規定される。
差Δは、基準線18と、装用者の視覚行動を表す値との間で計算され、且つこれは、
− 使用ゾーンZUのセントロイドBUの位置;及び/又は
− 使用ゾーンZUの高い位置HU及び/又は低い位置LU
に応じて計算される。
一実施形態では、Δは、セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差であると定義される。
ステップb)における統計処理の結果は、本質的に快適さの概念に本質的に関連する行動指標を与え、これは、設計レベルの段階で、累進長を調整することによって解釈され得る。
Δの符号に依存する制限範囲の累進長Lp(又は累進の長さのLOC)が薦められる。
例えば、Δが負である場合、どちらかといえば短い累進長値の制限範囲、好ましくは14〜16mmが薦められる。
Δが正である場合、どちらかといえば長い累進長値の制限範囲、好ましくは16〜18mmが薦められる。
方法:ステップc)の累進長の決定の第2の実施形態(図5〜10)
第2の実施形態では、差Δはまた、基準線18と、装用者の視覚行動を表す値との間で計算され、差Δは、
− 使用ゾーンZUのセントロイドBUの位置;及び/又は
− 使用ゾーンZUの高い位置HU及び/又は低い位置LU
に応じて計算される。
一実施形態では、Δは、セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差であると定義される。
次いで、Δに対する累進長値は、以下のタイプの式に従って、累進長(LOC)の値を小さくすることによって、単眼鏡におけるNVゾーンのシェアを増すために調整される:
LOC=FH−ε
式中、εは補正関数又はパラメータを表し、これは、LOCの値に影響を及ぼす傾向のある1つ以上の要素から計算され、これらの要素は、おそらくは、以下の異なる性質のものである:
− フレーム及び/又は使用者によるフレームの装用位置、例えばフィッティング高さFH、基準高さ(Hd)又はレンズの周りに記された矩形(又はデータボクシング)に依存するハードウェア要素に依存する;
− プリズム効果を考慮することを可能にする、装用者の眼の屈折力などの光学データに依存する;
− 視線落とし、使用ゾーン、及び使用ゾーンのセントロイドなどの行動面(behavioral aspects)に依存する。
要素のリストは、なんら限定されるものではない。
第2の実施形態の様々な変形例は、パラメータεの値を決定する様々な方法に対応する。
図5は、正面から見た非玉形加工済累進レンズ8を示す。フィッティング高さが14mm未満に制限されたフレーム10も示す。ここでは、フィッティングクロスを、フレーム10の周りに記された矩形の中心に配置する。FVゾーン11は単眼鏡の上部に配置されているが、単眼鏡のNVゾーン12はフレームの外側に配置されていることに留意されたい。この場合は、方法の結果は、選択したフレーム、測定値、調整及び/又は設計の間の非適合性を知らせるための警告メッセージを発することを含む。
図6〜7では、フレーム10は、非限定的な例として、14mm〜17mmに含まれるフィッティング高さFHを有する。
図6は、差Δが正である、すなわち、装用者のNVの視線の平均落とし角度が、例えば、20度よりも大きい事例を示す。
第2の実施形態のこの変形例では、差Δが正であるとき、累進長(LOC)の値は、タイプ:
LOC=FH
の式によって選択される。
換言すると、εの値は、ε=0に固定される。
NVゾーン12の中心は、フレーム10の縁に配置される(図6を参照)。
図7は、差Δが負である、すなわち、装用者のNVの視線の平均落とし角度が、20度未満である事例を示す。第2の実施形態のこの変形例では、差Δが負であるとき、累進長(LOC)の値は、タイプ:
LOC=max(FH−k(FH);14mm)
0<k(FH)<1.5mm
の式によって選択される。
非限定的な例では、関数k(FH)はアフィン関数であり、例えば、k=0.35x(FH)−5.25となる。
この第2の実施形態では、長距離の累進長が好ましい。
図8〜9では、フレーム10のフィッティング高さFHは、17mm超である。
差Δが正である事例では(図8)、予め決められた累進長値は、例えば、
LOC=18mm
に選択される。
差Δが負である事例では(図9)、予め決められた累進長値は、例えば、
LOC=17mm
に選択される。
図10は、フレーム10のフィッティング高さFHが20mm超である事例を示す。この場合は、好ましくは16〜18mmに含まれる長距離の累進長が好ましい。
方法:ステップc)の累進長の決定の第3の実施形態(図11)
図11は、有効な平均落とし角度と、視線の平均落とし角度(一般に20度)との間の差Δの値に応じて累進長が調整される、第3の実施形態を示す。
一実施形態では、Δは、セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差であると定義される。
この場合は、累進長の値は、以下のタイプの式に従って、フィッティング高さ(FH)、及びΔの値に応じて計算される:
LOC=FH−ε(FH,Δ)
式中、εは、補正関数又はパラメータを表し、これは、LOCの値に影響を及ぼす傾向のある1つ以上の要素から計算され、これら要素は、おそらく、以下の異なる性質のものである:
− フレーム及び/又は使用者によるフレームの装用位置、例えばフィッティング高さFH、基準高さ(Hd)又はレンズの周りに記された矩形(又はデータボクシング)に依存するハードウェア要素に依存する;
− プリズム効果を考慮できるようにする、装用者の眼の屈折力などの光学データに依存する;
− 視線落とし、使用ゾーン及び使用ゾーンのセントロイドなどの行動面に依存する。
この要素のリストは、なんら限定されるものではない。
計算の観点から、原理は、Δに境界をおき、且つ最適な補正値を割り当てることである。
Figure 2016537673
例えば、FH=14mmに関して、差Δがどんな値であろうと、短縮は許容されない。対照的に、高さFH=20mmに関して、Δの値2mmに対して最大3mmの短縮、及びΔの値−3mmに対して最小2mmの短縮が許される。
解法に組み込まれるこれらの値は、本出願人らが、タイプ:
ε=U+V*Δ+W*FH+X*Δ*FH
(式中、例えばU=−6.06667;V=60.4667;W=0.43333;及びX=0.03333である)
又は
ε=U+V*Δ+W*FH+X*Δ*FH+Y*Δ2+Z*FH2
(式中、例えばU=5.642;V=−0.46667;W=−0.984333;X=0.033;Y=−0.00467;Z=0.041667である)
の伝達関数の計算によって、中間値を全て得ることができるようにする。
伝達層は、空間(FH,Δ)と、累進長値:
LOC=FH−U+V*Δ+W*FH+X*Δ FH (V1.11)
LOC=FH−U+V*Δ+W*FH+X*Δ*FH+Y*Δ2+Z*FH2 (V1.12)
を得るためにFHに適用されるべき補正εとの間の伝達関数を表す。
補正関数ε=k(FH,Δ)は、アフィン関数、又は累進長値の分布をより均一に分配するための、上述のような二次方程式タイプのより複雑な関数とし得る。指数関数又は対数関数ともし得る。
さらに、パラメータ、例えば球面補正Rx、プリズムによる光のフレ、設計、及び/又は基準フィッティング高さHdに関連付けられた補償のタイプの他のパラメータを考慮することによって、補正関数を調整することが可能であることが好都合である。
この調整は、LOCの値のレベルにおいて、又は補正関数又はパラメータεの式のレベルにおいて、実施され得る。
方法:ステップc)の累進長の決定の第4の実施形態(図12)
この第4の実施形態では、累進長は、有効な平均落とし角度と、視線の平均落とし角度(例えば20度)との間の差Δに応じて、及び使用ゾーン(ZU)の空間分散(Δβ、XU、YU)を表す値に応じて、調整される(図12)。
この分散は、使用ゾーンの垂直方向の広がりΔβ、使用ゾーンの垂直方向の広がりYU、又は使用ゾーンの水平方向の広がりXUとし得る。
例えば、垂直方向の広がりΔβは、統計的分布の垂直方向の標準偏差と等しい。
一実施形態では、Δは、セントロイド(BU)の垂直方向位置と、装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との差であると定義される。
この場合は、累進長の値は、以下のタイプの式に従って、フィッティング高さ(FH)、及びΔの値に応じて、計算される。
LOC=FH−ε(FH,Δ,ZU)
一変形実施形態では、伝達関数は、
LOC=f(FH,Δ,Δβ)
となるように計算される。そこで、計算は、3次伝達関数で行われる(図12)。
使用ゾーンの広がりを考慮することによって、特に、装用者の眼球/頭部の係数(eye/head coefficient)に応じて、及びより詳細には、装用者の眼球/頭部の行動に応じて、装用者が眼の動きではなく頭の動きを重視するか又はその逆の動きを重視するかに応じて、LOCを調整できるようにする。このように装用者の眼球/頭部の行動を考慮することによって、この装用者に対して最適な視覚的快適性を保証することを可能にする。
球面補正Rx、円柱面補正、プリズムによる光のフレ、設計などのパラメータ、及び/又は基準フィッティング高さHdに関連付けられた補償のタイプのパラメータを考慮することによって、これらの関数を調整することがさらに可能であることが好都合である。
この場合は、累進長の補正関数は以下の形式:
LOC=FH−ε(FH,Δ)−F(RX())
(式中、RXは装用者の眼の屈折力を表す)、
又はさらには、
LOC=FH−ε(FH,Δ,ZU)−C(Boxing/Datum)
で表わされて、記された矩形の高さの測定値と基準高さの測定値との間の固有の差(又はBoxing/Datumの係数)に起因する体系的な補償を実施する。
当然ながら、補正関数は、例えば式:
LOC=FH−ε(FH,Δ,Use)−C(Boxing/Datum)−F(RX)
における、様々なパラメータを組み合わせ得る。
この調整は、LOCの値のレベルにおいて、又は補正関数又はパラメータεの式のレベルにおいて、実施され得る。
これらの関数を、装用者の頭部の姿勢及び/又は装用者の体の姿勢に関連付けられたパラメータを考慮することによって、さらに調整することが可能であることが好都合である。
方法:ステップc)の累進長の決定の第5の実施形態(図13)
この第5の実施形態では、累進長は、使用ゾーンZUの高い境界線HUと視線の平均落とし角度(20度)との間の差Δを使用して調整される(図13を参照)。
それゆえ、垂直方向の広がりは、光学領域を位置決めすることを可能にするか又はその設計特性を規定することを可能にする、高い位置HUを定義するのに役立ち得る。
あるいは、個人設計、例えばNVゾーンの位置及びNVゾーンの範囲を計算するための視標(field target)を規定するために、Δの値を使用することが可能である。
方法:ステップc)の第6の実施形態(図14及び図15)
この第6の実施形態では、統計的分布の結果を使用して、光学設計の少なくとも1つのパラメータを決定又は調整する。
以下のものを組み合わせて又は個別に使用することも可能である:
− 使用ゾーンのセントロイドBUの位置;
− 使用ゾーンの上限HU;
− 使用ゾーンの下限LU;
− 使用ゾーンの鼻側限界NU;
− 使用ゾーンの側頭限界TU;
− 使用ゾーンの垂直方向の広がりYU;
− 使用ゾーンの水平方向の広がりXU。
例えば、使用ゾーンのセントロイドBUのx及び/又はyにおける位置を使用して、累進レンズの点IVPのx及び/又はyにおける位置を決定する。
別の例では、上限HUは、設計の累進プロファイルを修正することによって、累進プロファイルを、NVゾーンの始まりに対応する85%の球面屈折力加入度数に調整して、装用者の視覚戦略に一致するNVゾーン12を与えるようにするために、使用される(図15A及び図15B参照)。図15Cは、経線−それぞれ、点線は、図15Aに示すような使用ゾーンを有する第1の装用者のためのものであり、及び破線は、図15Bに示すような使用ゾーンを有する別の装用者のためのものである−に沿った2つの屈折力加入度数プロファイルを示す。FVゾーンとNVゾーンとの間の総加入度数は、例えばこれら二人の装用者に関して、2ジオプトリに等しい。累進プロファイルは個人的に調整されるため、使用ゾーンの上限HUは、85%の球面屈折力加入度数に対応する、すなわち1.70ジオプトリに等しい。さらに、累進長を調整して、セントロイドBUが100%の加入度に対応する、すなわちNVゾーンの一部を形成するようにする。
別の例では、垂直方向の広がりYUは、NVを引き上げるために設計上の累進長を調整できるようにする。累進長のこの補正は、垂直方向の広がりYUのサイズが大きくなるにつれて、大きくなり、簡単にアクセス可能であり且つ装用者の視覚戦略に好適である大きなNVゾーンを提供する。
別の例では、使用ゾーンZUのセントロイドBUの位置及び垂直方向の広がりYUは、近方視ゾーン12の高さを決定できるようにする。
別の例では、鼻側限界NU及び/又は側頭限界TUは、オフセットEの値を決定できるようにする。
セントロイドBUの位置Yを、内部オフセットEの調整の変数として使用することも可能である。
別の例では、水平方向の広がりXUは、局部調整層を使用して累進長を短縮することによって、及び/又は光学設計の最適化の最中に屈折力及び乱視の目標を直接修正することによって、NVゾーンにおける設計上の視野幅(field width)を調整できるようにする。
それゆえ、水平方向の広がりXUは、複数の予め規定された設計から又は連続体において、比較的緩やか且つ狭い、又は対照的に厳しく且つ幅広の設計を選択できるようにする。
累進レンズの累進設計の調整は、眼球/頭部の係数の測定値及び/又は装用者の自然な姿勢に関連するデータを考慮して、装用者の最適な視覚的快適性を保証することが好都合である。
それゆえ、使用ゾーンは、入力パラメータとして使用されて、補正関数を補足し得る。
元のパラメータ、例えばフレーム及びその装用位置を考慮したフィッティング高さFH、及び対象の快適な位置を考慮した差Δに加えて、ZUタイプの変数の追加は、視作業の最中に空間を調査する対象の性質を考慮する。この実施形態は、もっと正確に言えば、累進長(LOC)だけでなく、水平方向における視野幅も決定することを可能にする。
方法:第7の実施形態(図16)
この実施形態では、統計的な基準集団を形成する複数の装用者に関する視覚行動の測定点の値の1組の統計的分布を収集する。この基準集団は、屈折異常、年齢、装用者のタイプ又は民族性に応じてセグメント化され得る。
それゆえ、使用領域(ZU)に関する複数の平均値(装用者の平均的な視線方向又は投影面(PM)における装用者の平均的な視線位置又は装用者の視線を落とした平均角度)が提供され、前記値は、複数の装用者に関連付けられている。
次いで、前記複数の基準装用者に関連付けられた前記複数の平均値は、前記複数の平均値の統計的分布を決定するために処理される。
例えば、図16は、点B1、B2、B3、B4を示し、これら点は、それぞれ、例えば、ステップa)及びb)において説明されるような様々な装用者の視覚行動の測定に関する使用領域のセントロイドに、それぞれ対応する。
基準集団に関し、例えば最大高さ及び最小高さを計算できるようにする統計処理が実施される。
続くステップでは、使用領域(ZU)に関する平均値が、視作業の最中の装用者に対して決定される。
例では、点Biは、累進レンズの個人専用化を求める装用者の使用ゾーンのセントロイドの位置に対応する。
次いで、少なくとも1つの光学設計パラメータが、前記装用者の使用領域に関する前記平均値と、前記複数の基準装用者の平均値の前記統計的分布とに依存して、前記装用者用の眼科用累進レンズのために決定される。
例では、点Biの位置と推奨されたLOC値との間の伝達法則が決定される。
例として、伝達法則は、タイプ:
LOC=Kβ+C
(式中、
Figure 2016537673
である)
の式に従う線形則である。
この実施形態は、信頼性を欠く様々な測定条件に起因する偏り誤差を減少させることを可能にする。
基準集団に関するデータは、新しく取られた測定値に応じて更新されることが好都合である。
例えば、商標「Visioffice link」で販売されているタイプの機器は、基準集団に関するデータのオンライン更新を可能にし得る。
本発明の光学設計パラメータを決定する方法のおかげで、所与の装用者に対し、最も好適な眼科用累進レンズを決定することが可能である。
第1の実施形態では、このレンズは、標準セットのレンズから決定された光学設計パラメータに応じて選択されて、この光学設計パラメータに可能な限り良好に適合するようにする。
第2の実施形態では、レンズの光学設計パラメータを決定する方法は、公知の処方の装用者を対象とした眼科用累進レンズを最適にするための最適化処理に関連して実施され得る。ここで、表現「最適化処理」は、眼科用累進レンズの光学的構想設計を最初から計算するためのプロセス、又は問題のパラメータに応じた既存の光学設計の修正方法のいずれかを意味すると理解される。この修正は、最適化計算における目標ゾーンの修正によって、単眼鏡に補正層を直接追加することによって、累進長(LP)を伸ばすことによって、又は様々な眼科用累進レンズ設計から設計を選択することによって、得られ得る。最適化は、装用者の行動測定値に応じて、好適な眼科用累進レンズに可能な限り近くすることを可能にする。
この最適化方法は、レンズの前面及び後面の初期の式を決定する第1のステップを含み得る。これらの決定は、眼科用レンズの製造者によって又は測定によってもたらされたデータを読み取ることにより、実施され得る。
次いで、少なくとも1つの現用の眼科用レンズの面を選択する。この少なくとも1つの現用の面は、対応するレンズの少なくとも1つの初期の面と同一であるように選択され得る。しかしながら、当業者は、この少なくとも1つの現用の面はまた、対応するレンズの少なくとも1つの初期の面とは異なるように選択されてもよいことが分かっている。現用の面は、装用者の方に向けられた眼科用レンズの後面に、及び/又は装用者とは反対側の眼科用レンズの前面に対応する。
次いで、目標光学関数及び目標光学設計パラメータが、本発明の方法に従って決定され、最適化によって、装用条件下で、決定した光学的目標を使用してレンズの現用の面を決定するようにする。
これらの目標は、屈折力の値、乱視の値(modulus of astigmatism)及び所与の視線方向に対する乱視軸を提供する。
例として、最適化のための目標として、経線に沿った屈折力の変動の目標、及び特に本発明の方法に従って決定される経線に沿った累進長の値を決定することが可能である。
それゆえ、そのように得られた本発明によるレンズは、装用者のニーズを可能な限り満たし、且つ装用者に、より良好な視覚的快適性をもたらす。
眼鏡屋が使用できる一対の眼科用のレンズの注文書に、本発明による処理によって決定されたいくつかの光学設計パラメータを書き込むことが想定され得ることが好都合である。光学設計パラメータは、近方視及び遠方視の処方屈折力、処方加入度、装用者の瞳孔距離、フレームの装用時前傾角、単眼鏡−眼の距離に関するデータ、及び装用者によって選択されたフレームに関するデータに関連付けられる。
注文書のいずれの空欄に対しても、既存の計算プログラムで使用される標準的な平均値が採用される。
1対のレンズの計算を行い、且つ加工工具を制御する製造指図書を編集するための光学的最適化計算コンピュータプログラムを、注文書の各コピーに、書き込む。
さらに、この最適化方法は、眼科用レンズの製造プロセスにおいて実施され得る。
眼科用レンズの製造プロセスは、初期段階の眼科用レンズ、任意選択的に半製品レンズを提供する第1のステップを含む。
最適化方法によって、眼科用レンズのために最適化した面を決定するステップの後には、レンズを機械加工して少なくとも1つの最適化した面を生産するステップが続く。
上述の通り、状況に依存してレンズの片面又は両面を最適にすることが可能である。同様に、初期段階に提供された眼科用レンズの片面又は両面を機械加工することによって、製造プロセスが実施され得る。1つ又は複数の最適化した面を生産するためのレンズの機械加工は、特に、眼科用累進レンズの単一面又は両面の機械加工に好適な、デジタル式に制御された機械工具でのデジタル表面仕上げ方法と呼ばれるものを使用して、実施され得る。

Claims (16)

  1. 装用者の視覚行動に応じて、前記装用者のフレーム(10)を備えることを目的とした眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法であって、
    a) 視作業の最中の前記装用者の複数の視線方向及び/又は視線の位置に関する複数の行動測定点の値を収集するステップ;
    b) 前記複数の行動測定点の値を統計的に処理して、前記フレームに取り付けられる単眼鏡の領域の使用ゾーン(ZU)を決定するステップであって、前記使用ゾーン(ZU)は、前記複数の行動測定点の統計的な空間分布を表すステップ;及び
    c) 前記使用ゾーン(ZU)の空間的範囲及び/又は位置に応じて、前記眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータを決定するステップ
    を含む、光学設計パラメータの決定方法。
  2. 前記少なくとも1つの光学設計パラメータが、累進長の制限範囲[Lpmin;Lpmax]、累進長(Lp)、近方視ゾーン(12)の高さ、前記近方視ゾーン(12)の幅、及び前記眼科用累進レンズの内部オフセット(E)の中からの、前記眼科用累進レンズの設計の少なくとも1つの光学設計パラメータを含む、請求項1に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  3. 前記少なくとも1つの光学設計パラメータが、前記眼科用累進レンズのための、遠方視ゾーン(11)と前記近方視ゾーン(12)との間の、経線に沿った屈折力の累進プロファイルを含む、請求項1又は2に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  4. b1) 前記使用ゾーン(ZU)のセントロイド(BU)の位置を計算するステップ;及び
    c1) 前記使用ゾーン(ZU)の前記セントロイド(BU)の位置に応じて、累進長の制限範囲[Lpmin;Lpmax]又は累進長(Lp)の値を決定するステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  5. b2) 前記セントロイド(BU)の垂直方向位置と、前記装用者の遠方視の主視線方向(D0)に対する視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差Δの符号を決定するステップ;及び
    c2) 前記差Δの符号に応じて、累進長の制限範囲[Lpmin;Lpmax]又は累進長(Lp)の値を決定するステップ
    をさらに含む、請求項4に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  6. a3) 前記フレーム(10)における前記眼科用累進レンズに対するフィッティング高さ(FH、Hd)の測定値を取得するステップ;
    b3) 前記セントロイド(BU)の前記垂直方向位置と、前記装用者の前記遠方視の主視線方向(D0)に対する前記視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差Δの値を計算するステップ;及び
    c3) フィッティング高さ(FH、Hd)の前記測定値及び前記差Δの前記値に応じて、累進長(Lp)の値を決定するステップ
    をさらに含む、請求項4に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  7. ステップc3)において累進長(Lp)の値が決定され、前記値は、量εだけ減少される前記フィッティング高さ(FH、Hd)に等しく、ここで、εは、前記差Δ、前記フィッティング高さ(FH、Hd)、前記装用者の眼の屈折力(Rx)の測定値、及び/又は前記使用ゾーン(ZU)の関数である、請求項6に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  8. a4) 前記フレーム(10)における前記眼科用累進レンズに対するフィッティング高さ(FH、Hd)の測定値を取得するステップ;
    b4) 前記セントロイド(BU)の前記垂直方向位置と、前記装用者の前記遠方視の主視線方向(D0)に対する前記視線の平均落とし角度に対応する垂直方向基準位置(17)との間の差Δの値を計算するステップ;
    b5) 前記使用ゾーン(ZU)の分散(Δβ、XU、YU)を表す少なくとも1つの値を計算するステップ;及び
    c5) フィッティング高さ(FH、Hd)の前記測定値、前記差Δの前記値、及び/又は前記使用ゾーン(ZU)の分散(Δβ、XU、YU)を表す前記少なくとも1つの値に応じて、累進長(Lp)の値を決定するステップ
    をさらに含む、請求項4に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  9. ステップc5)において、累進長(Lp)の値が決定され、前記値は、補正関数εだけ減少される前記フィッティング高さ(FH、Hd)に等しく、ここで、εは、前記差Δ、前記フィッティング高さ(FH、Hd)、及び前記使用ゾーン(ZU)の前記分散の関数である、請求項8に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  10. b6) 前記使用ゾーン(ZU)の限界(HU、LU、NU、TU)の位置を計算するステップ;及び
    c6) 前記使用ゾーン(ZU)の前記限界(HU、LU、NU、TU)の前記位置に応じて、前記遠方視ゾーン(11)と前記近方視ゾーン(12)との間の、経線に沿った前記屈折力の累進プロファイルを決定するステップ
    をさらに含む、請求項3に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  11. b7) 前記使用ゾーン(ZU)の限界(NU、TU)の位置を計算するステップ;及び
    c7) 前記使用ゾーン(ZU)の前記限界(NU、TU)の前記位置に応じて、前記内部オフセット(E)の値を決定するステップ
    をさらに含む、請求項2〜10のいずれか1項に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  12. b8) 前記使用ゾーン(ZU)の前記セントロイド(BU)の位置及び前記使用ゾーン(ZU)の垂直方向の広がり(YU)を計算するステップ;及び
    c8) 前記使用ゾーン(ZU)の前記セントロイド(BU)の前記位置及び前記使用ゾーン(ZU)の前記垂直方向の広がり(YU)に応じて、前記近方視ゾーン(12)の高さを決定するステップ
    をさらに含む、請求項2に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  13. b9) 前記使用ゾーン(ZU)の水平方向の広がり(XU)を計算するステップ;及び
    c9) 前記使用ゾーン(ZU)の前記水平方向の広がり(XU)に応じて、前記近方視ゾーン(12)の幅を決定するステップ
    をさらに含む、請求項2又は20に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  14. 前記光学設計パラメータが、前記眼科用累進レンズの前記処方の球面補償値(Rx)及び/又は前記遠方視ゾーン(11)と前記近方視ゾーン(12)との間の屈折力加入度の値に応じて調整される、請求項1〜13のいずれか1項に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  15. 前記光学設計パラメータが、前記装用者の頭の傾斜角度の測定値に応じて調整される、請求項1〜14のいずれか1項に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
  16. d) 使用領域(ZU)に関する複数の平均値が提供され、前記平均値は、複数の基準装用者に関連付けられており;
    e) 前記複数の基準装用者に関連付けられた前記複数の平均値は、前記複数の平均値の統計的分布を決定するために統計的に処理され;
    f) 前記使用領域(ZU)に関する平均値は、前記視作業の最中の装用者に対して決定され;及び
    g) 少なくとも1つの光学設計パラメータは、前記装用者に関する前記使用領域に関する前記平均値、及び前記複数の基準装用者に関連付けられた平均値の前記統計的分布に依存して、前記装用者用の眼科用累進レンズに関して決定される、請求項1〜15のいずれか1項に記載の眼科用累進レンズ用の少なくとも1つの光学設計パラメータの決定方法。
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