JP2016534967A - 光ファイバー硬化のための組み合わされた楕円反射器 - Google Patents

光ファイバー硬化のための組み合わされた楕円反射器 Download PDF

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Abstract

第1の楕円筒状反射器と、第2の楕円筒状反射器と、光源と、を備え、前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器は、位置同一焦点を有するように配置され、前記光源は、前記第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置し、光源から出射された光は、前記第1の楕円筒状反射器から前記位置同一焦点へ反射され、前記第2の楕円筒状反射器から前記位置同一焦点は再帰反射される、硬化装置。【選択図】図1

Description

光ファイバーは、電気配線に比べて、長い距離にわたって早いデータ送信速度を提供し、通信産業だけでなく照明やイメージングアプリケーションに広範に利用されている。さらに、光ファイバーは、金属ワイヤよりも、よりフレキシブルで、より軽く、より小さい径の中に挿入できるので、ケーブルの中に高容量のファイバー束を挿入することができる。光ファイバーを物理的ダメージや湿気の侵入から守るため、また、性能における長期間の耐久性を維持するため、紫外線(UV)硬化処理を介して施される表面コーティングが用いられる。
米国特許第6626561号には、UV硬化装置の焦点の外側に位置する面を有する光ファイバーのUV硬化の均一性の問題を開示している。当該UV硬化装置は、楕円反射器を用いて、楕円反射器の第2の焦点に位置する1つのUV光源からのUV光を光ファイバーの当該面に向ける。光源に相対的な光ファイバーのあいまいな配向のため、またはイレギュラーな形状の光ファイバーのために、硬化の均一性の問題は生じる。この問題を処理するため、特許文献1では、楕円反射器を用いて、第1の楕円反射器の焦点の付近に位置する1つの光源からのUV光を第2の楕円反射器の焦点の付近に位置する光ファイバーの表面に照射し、光ファイバーと光源の双方は、焦点からわずかにずれている。このようにして、光ファイバーの表面に到達するUV光線は分散し、光コーティング剤への照射及び硬化は潜在的により均一になる。
米国特許第6626561号
本発明の発明者は、上記の手法の潜在的な問題を認識していた。つまり、UV光源と光ファイバーとを楕円反射器の焦点からずらすことによって、光ファイバーの表面に照射されるUV光の強度は分散し、低減され、したがって、硬化速度や生産速度が遅くなり、より高い製造コストをもたらす。
上述の問題に対処する1つの実施形態は、第1の楕円筒状反射器と、第2の楕円筒状反射器と、光源と、を備える硬化装置を含む。前記第1の楕円筒状反射器の第1の焦点と前記第2の楕円筒状反射器の第1の焦点とは同じ位置にあり、前記光源は、前記第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置する。前記光源から出射された光は、前記第1の楕円筒状反射器から前記第1の焦点に反射され、前記第2の楕円筒状反射器から前記第1の焦点に再帰反射される。他の実施形態では、ワークを硬化する方法であって、同じ位置にある第1の楕円筒状反射器の第1の焦点と第2の楕円筒状反射器の第1の焦点とに沿ってワークを引くステップと、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置する光源からのUV光をワークの表面上に照射するステップと、第2の楕円筒状反射器からのUV光をワークの表面上に照射するステップと、を備える。さらに他の実施形態では、第1の曲率を有する第1の曲面と第2の曲率を有する第2の曲面とを備える反射器の第1の内部軸に沿ってワークを配置するステップと、前記反射器の第2の内部軸に沿って光源を配置するステップと、前記光源から光を出射するステップと、を備え、前記出射光は、前記第1の曲面及び前記第2の曲面から前記ワーク上に反射される。
上述の要約は、簡略な形で、詳細な説明においてさらに説明されるコンセプトの集まりを紹介するために記載されたものであることが理解されるべきである。上述の要約は、請求項に記載された主題の本質的な特徴又は要点を特定するものではなく、主題のスコープは、詳細な説明によって裏付けられた請求項によってのみ特定されるものである。さらに、請求項に記載された主題は上述の不利益を解決するための実施及び本開示のいかなる部分によって限定されるものではない。
図1は、電源、コントローラ、及び光出射サブシステムを備える光反応システムの一例を示す。 図2は、1つの光源を備えるUV硬化装置の楕円筒状反射器の断面図を示す。 図3は、一方の楕円表面の第1の焦点が他方の楕円表面の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2つの楕円表面の一例の断面を示す。 図4は、一方の楕円反射器の第1の焦点が他方の楕円反射器の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2重の楕円反射器の一例の断面を示す。 図5は、2重の楕円反射器と、一方の楕円反射器の第2の焦点に位置する光源と、を備える光源硬化装置の一例の断面を示す。 図6は、2重の楕円反射器と、一方の楕円反射器の第2の焦点に位置する光源と、を備える光源硬化装置の一例の断面を示す。 図7は、光反応システムの一例の断面を示す。 図8は、光反応システムの一例の斜視断面を示す。 図9は、光反応システムの2重の楕円反射器の斜視図を示す。 図10は、図9の2重の楕円反射器の端部断面を示す。 図11は、例えば、図5に示すような硬化装置で用いられる光ファイバーのようなワークを硬化する方法の一例のフローチャートを示す。
本開示は、コーティングされた光ファイバー、リボン、ケーブル、その他のワークを製造に用いられる、UV硬化装置、方法及びシステムに関する。光ファイバーコーティングは、UV硬化装置を介してUV硬化されてもよい。当該UV硬化装置は、一方の楕円反射器の第1の焦点が他方の楕円反射器の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2重の楕円反射器を用いており、ワーク(例えば、光ファイバー)は第1の焦点に位置し、2つのUV光源はそれぞれの楕円反射器の第2の焦点に位置する。図1は、電源、コントローラ、及び光出射サブシステムを備える光反応システムの一例を示す。図2は、従来のUV硬化装置の1重の楕円反射器カップリングオプティクスの構成を示す。図3は、一方の楕円表面の第1の焦点が他方の楕円表面の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2つの楕円表面の一例の断面を示す。図4−6は、UV硬化装置のための、一方の楕円反射器の第1の焦点が他方の楕円反射器の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2重の楕円反射器のカップリングオプティクスの構成を示す。図7−8は、一方の楕円反射器の第1の焦点が他方の楕円反射器の第1の焦点と同じ位置となるように配置された2重の楕円反射器を備えるUV硬化装置の断面図及び斜視図である。図9−10は、2重の楕円反射器の一例の斜視図及び断面図である。図11は、光ファイバー又は他のワークをUV硬化する方法の一例のステップを示すフローチャートである。
図1は、硬化装置10のような光反応システムの構成の一例を示すブロック図である。1つの実施例では、硬化装置10は、光出射サブシステム12、コントローラ14、電源16、及び、冷却サブシステム18を備える。光出射サブシステム12は、複数の半導体デバイス19を備えていてもよい。複数の半導体デバイス19は、たとえば、LEDデバイスの直線アレイのような、発光素子のアレイ20であってもよい。発光素子のアレイ20は、例えば、LEDデバイスの二次元アレイ又はLEDアレイのアレイを備えていてもよい。半導体デバイスは照射出力24を提供してもよい。照射出力24は、硬化装置10の固定面に位置するワーク26に向けられていてもよい。戻り照射光28は、ワーク26から光出射サブシステム12に直接(すなわち、照射出力24の反射を介して)戻ってくる。
照射出力24は、カップリングオプティクス30を介してワーク26に向けられてもよい。カップリングオプティクス30は、もし用いられるなら、さまざまに実施される。1つの実施例としては、カップリングオプティクスは、半導体デバイス19とウィンドウ64との間に置かれて照射出力24をワーク26の表面に与える1以上の層、材質、又は他の構造物を備えていてもよい。例えば、カップリングオプティクス30は、集光、収束、コリメーション又はその他の照射出力24の質及び有効光量を促進するため、マイクロレンズアレイを備えていてもよい。その他の実施例としては、カップリングオプティクス30は、マイクロリフレクタアレイを備えていてもよい。このようなマイクロリフレクタアレイを用いる場合は、照射出力24を提供するそれぞれの半導体デバイスは、1対1で対応するように、それぞれのマイクロリフレクタに配置されてもよい。他の実施例としては、照射出力24を提供する半導体デバイスのアレイ20は、多数対1で対応するように、マイクロリフレクタに配置されてもよい。このように、カップリングオプティクス30は、それぞれの半導体デバイスが1対1でそれぞれのマイクロリフレクタに配置されているマイクロリフレクタアレイと、半導体デバイスからの照射出力24の量及び/又は質がマイクロリフレクタによってさらに促進されるマイクロリフレクタとの両方を備えていてもよい。例えば、マイクロリフレクタは、楕円筒状反射器、パラボラ反射鏡、二重楕円筒状反射器等を備えていてもよい。
カップリングオプティクス30のそれぞれの層、材質又は他の構造は、選択された屈折率を有していてもよい。それぞれの屈折率を適切に選択することにより、照射出力24(及び/又は戻り照射光28)の通り道に存在する層、材質、及びその他の構造物の間界面における屈折を選択的に制御することができる。1つの実施例としては、例えば、半導体デバイスからワーク26の間に配置されたウィンドウ64等、選択された界面における、そのような屈折率の違いを制御することによって、当該界面における反射を低減させ又は増加させることができる。これにより、当該界面における照射出力の透過を促進させ、ワーク26に最終的に到達させる。例えば、カップリングオプティクスは、ある波長の入射光を吸収するとともに他の入射光を反射してワーク26の表面に収束するダイクロイックリフレクタを備えていてもよい。
カップリングオプティクス30は様々な目的のために用いられてもよい。例えば、目的の例は、半導体デバイス19を保護するため、冷却サブシステム18で用いられる冷却液を保つため、照射出力24を集光、収束及び/又はコリメートするため、戻り照射光28を集光、収束又は遮蔽するため、その他の目的、又はこれらの目的を組み合わせた目的である。他の実施例としては、硬化装置10は、ワーク26に到達する照射出力24の効果的な質、均一性、又は量を促進するため、カップリングオプティクス30を用いてもよい。
選択した複数の半導体デバイス19は、データをコントローラ14に提供するため、カップリングエレクトロニクス22を介してコントローラ14と連結される。さらに下記で説明するように、コントローラ14は、例えば、カップリングエレクトロニクス22を介して、そのようなデータを供給する半導体デバイスを制御するため、実装されてもよい。コントローラ14は、電源16、冷却サブシステム18と連結されて、電源16、冷却サブシステム18をコントロールするために実装されてもよい。例えば、コントローラは、ワーク26に照射される光の有効領域を増加させるため、アレイ20の中間部分に配置された発光素子に大きな駆動電流を供給してもよく、アレイ20の端部分に配置された発光素子に小さな駆動電流を供給してもよい。さらに、コントローラ14は、電源16及び冷却サブシステム18からデータを受信してもよい。1つの実施例では、フィードバックコントロールスキームにおいて、ワーク26表面の1以上の場所に対する照射は、センサによって検出され、コントローラ14に送信されてもよい。他の実施例では、コントローラ14は、他の発光システム(図1において不図示)のコントローラと、双方の発光システムの制御を調整するために、通信してもよい。例えば、多数の発光システムのコントローラ14は、1つのコントローラのセットポイントが他のコントローラの出力によってセットされる、マスタースレーブカスケード制御アルゴリズムで動作してもよい。他の発光システムと一体となった硬化装置10の運用のため、他の制御方針が用いられてもよい。他の実施例としては、隣同士に並べられた多数の発光システムのためのコントローラ14は、多数の発光システムに亘って、照射光の均一性を増加させるために、同一の方法で、発光システムを制御してもよい。
電源16、冷却サブシステム18、及び光出射サブシステム12に加えて、コントローラ14は、内部要素32、外部要素34と連結されて、コントロールするために実装されてもよい。内部要素32は、硬化装置10の内部にあってよく、外部要素34は、硬化装置10の外部にあってよく、ワーク26に関連していてよく(例えば、ハンドリング、冷却、又は他の外部設備として)、又は、硬化装置10がサポートする光反応(例えば、硬化)に関連した他のものであってもよい。
1以上の電源16、冷却サブシステム18、光出射サブシステム12、及び/又は要素32、34からコントローラ14が受信したデータは様々なタイプであってもよい。当該データの一例としては、連結された半導体デバイス19に関連する1以上の特徴を示すものであってもよい。他の例としては、当該データは、それぞれ、光出射サブシステム12、電源16、冷却サブシステム18、内部要素32、及び外部要素34が提供するデータであって、これらの1以上の特徴を示すものであってもよい。さらに他の例としては、当該データは、ワーク26に関連した1以上の特徴(例えば、照射出力エネルギー、又は、ワークに向けられるスペクトル成分)を示すものであってもよい。さらに、当該データは、これら特徴の何らかの組合せを示すものであってもよい。
コントローラ14は、このようなデータの受信の際、当該データに反応するため、実装されてもよい。例えば、このような構成からのこのようなデータに反応して、コントローラ14は、電源16、冷却サブシステム18、光出射サブシステム12(連結された1以上の半導体デバイスを含む)、及び/又は要素32、34の1以上を制御するために、実装される。1つの実施例としては、ワークに関連する1以上のポイントにおいて、光エネルギーが十分でないことを示す、光出射サブシステムからのデータに反応して、コントローラ14は、(a)1以上の半導体デバイスへの電源の供給電力を増加する、(b)冷却サブシステム18(例えば、冷却されるとより大きな照射出力を供給する、ある光出射デバイス)を介した光出射サブシステムの冷却を増加する、(c)これらのデバイスに電力を供給する時間を増加する、又は(d)これらの組合せの何れかのために、実装されてもよい。
光出射サブシステム12のそれぞれの半導体デバイス19(例えば、LEDデバイス)は、コントローラ14によって独立に制御されてもよい。例えば、コントローラ14は、1以上のそれぞれのLEDデバイスの第1のグループを第1の強度、第1の波長等の光を出射するように制御し、1以上のそれぞれのLEDデバイスの第2のグループを異なる強度、異なる波長等の光を出射するように制御してもよい。1以上のそれぞれのLEDデバイスの第1のグループは、半導体デバイスの同じアレイ20の中にあってもよく、又は、複数の発光システム10からの半導体デバイス20の1以上のアレイを形成してもよい。半導体デバイスのアレイ20は、コントローラ14によって、他の発光システムの他の半導体デバイスのアレイと独立に制御されてもよい。例えば、第1のアレイの半導体デバイスは第1の強度、第1の波長等の光を出射するように制御され、他の硬化装置の第2のアレイの半導体デバイスは第2の強度、第2の波長等の光を出射するように制御されてもよい。
さらに他の実施例としては、条件(例えば、特定のワーク、光反応、及び/又は、運用条件)の第1のセットの下で、コントローラ14は、第1の制御方針を実施して、硬化装置10を運用してもよい。一方、条件(例えば、特定のワーク、光反応、及び/又は、運用条件)の第2のセットの下で、コントローラ14は、第2の制御方針を実施して、硬化装置10を運用してもよい。上述したように、第1の制御方針は、1以上のそれぞれの半導体デバイス(例えば、LEDデバイス)の第1のグループを第1の強度、第1の波長等の光を出射するように運用することを含んでいてもよい。一方、第2の制御方針は、1以上のそれぞれの半導体デバイス(例えば、LEDデバイス)の第2のグループを第2の強度、第2の波長等の光を出射するように運用することを含んでいてもよい。LEDデバイスの第1のグループは、LEDデバイスの第2のグループと同じグループであってもよく、LEDデバイスの1以上のアレイに亘ってもよく、又は、LEDデバイスの第2のグループと異なるグループであってもよく、LEDデバイスの異なるグループは、第2のグループのLEDデバイスの1以上のサブセットを含んでいてもよい。
冷却サブシステム18は、光出射サブシステム12の熱的ふるまいを管理するために実装されてもよい。例えば、冷却サブシステム18は、光出射サブシステム12に、より具体的には、半導体デバイス19に冷却を提供してもよい。また、冷却サブシステム18は、ワーク26及び/又はワーク26と硬化装置10(例えば、光出射サブシステム12)との間の空間を冷却するために実装されてもよい。例えば、冷却サブシステム18は、気体又は他の液体(例えば、水)冷却システムを備えていてもよい。冷却サブシステム18は、半導体デバイス19、又は、半導体デバイス19のアレイ20、又は、カップリングオプティクス30に取り付けられた冷却フィン等の冷却要素を備えていてもよい。例えば、カップリングオプティクス30に熱転送を促進するための外部フィンが搭載されており、冷却サブシステムは、冷気送風を備えていてもよい。
硬化装置10は、様々なアプリケーションのために用いられてもよい。アプリケーションの例は、限定されることなく、インク印刷からDVDの製造及びリソグラフィーまでの硬化処理を含む。硬化装置10が用いられるアプリケーションは、運用パラメータに関連することができる。つまり、以下のように、アプリケーションは運用パラメータに関連してもよい:1以上の波長において、1以上の期間に亘って供給された、照射力の1以上の予測。当該アプリケーションと関連した光反応を適切に完了するためには、1又は複数のこれらのパラメータ(及び/又はある時間の間、時刻、時間範囲)の1以上のレベル、又は当該レベル以上で、ワーク26又はワーク26の付近に光パワーが到達されてもよい。
所期のアプリケーションのパラメータに追従するためには、照射出力24を提供する半導体デバイス19は、例えば、温度、スペクトル分布、及び照射力等のアプリケーションのパラメータに関連した様々な特徴に従って運用されてもよい。同時に、半導体デバイス19は、半導体デバイスの製造に関連する、中でも、装置の破壊を予め排除するため及び/又は劣化を未然に防止するため、ある運用仕様を備えていてもよい。硬化装置10の他の構成要素も、関連する運用仕様を備えていてもよい。これらの仕様は、他のパラメータ仕様の中でも、運用温度及び印加される電力の範囲(例えば、最大と大小)を備えていてもよい。
したがって、硬化装置10は、アプリケーションのパラメータの監視を補助してもよい。さらに、硬化装置10は、半導体デバイス19の監視に、それぞれの特徴及び仕様を含むものを提供してもよい。さらに、硬化装置10は、硬化装置10の選択された他の構成要素の監視に、その特徴及び仕様を含むものを提供してもよい。
このような監視は、システムの適切な運用の検証を可能にし、硬化装置10は適格に評価されることができる。例えば、硬化装置10は、1以上のアプリケーションのパラメータ(例えば、温度、スペクトル分布、照射力等)、これらパラメータに関連する他の構成要素の特徴、及び/又は、他の構成要素のそれぞれの運用仕様に関して、不適切に運用される可能性がある。監視の予測は、1以上のシステムの構成要素からコントローラ14が受信したデータに関連して、反応し、実行されてもよい。
監視は、システムの制御も補助することができる。例えば、制御方針は、システムの1以上の構成要素からのデータを受信して、反応するコントローラ14を介して実施されてもよい。この制御方針は、上述したように、直接に(例えば、他の構成要素の運用を調整するために制御信号によって構成要素の運用を制御することによって)実施されてもよい。1つの実施例としては、半導体デバイスの照射出力は、光出射サブシステム12に供給される電力を調整するための、電源16への制御信号、及び/又は、光出射サブシステム12に供給される冷却を調整するための、冷却サブシステム18への制御信号によって、直接に調整されてもよい。
制御方針は、システムの適切な運用及び/又はアプリケーションの性能を可能にするため及び/又は促進するために実施されてもよい。より詳細な実施例では、制御は、アレイの照射出力とその運用温度との間のバランスをとることを可能するため及び促進するために実施されてもよい。これにより、例えば、半導体デバイス19の仕様を超えて加熱されることを予め排除することができ、ワーク26への十分な照射エネルギーを検出でき、例えば、アプリケーションの光反応を実行できる。
いくつかのアプリケーションでは、高い照射力がワーク26に到達されてもよい。したがって、光出射サブシステム12は光出射半導体デバイス20のアレイを使用して実装されてもよい。例えば、光出射サブシステム12は、高い密度のLight−Emitting Diode(LED)アレイを用いて実装されてもよい。LEDアレイは、ここに詳細に説明されて使用されてもよいが、半導体デバイス19及び半導体デバイス19のアレイ20は、本発明の原理から離れることなく、他の光出射技術を用いて実装されてもよいことが理解されるべきであり、他の光出射技術の例は、限定されることなく、有機LED、レーザーダイオード、他の半導体レーザを含む。
引き続いて図1に示すように、複数の半導体デバイス19はアレイ20又はアレイのアレイ(図1参照)という形で提供されてもよい。アレイ20は、1以上又はほとんどの半導体デバイス19が照射出力を提供するように構成されてもよい。同時に、しかしながら、1以上の半導体デバイス19は、選択されたアレイの特徴を監視に提供するように実装されてもよい。監視デバイス36は、アレイの中のデバイスの中から選ばれてもよく、例えば、他の出射デバイスと同じ構造を有していてもよい。例えば、出射と監視との間の違いは、特定の半導体デバイスと関連したカップリングエレクトロニクス22によって決定されてもよい(例えば、基本的な形では、LEDアレイは、カップリングエレクトロニクスが逆電流を提供する監視LEDデバイスと、カップリングエレクトロニクスが順電流を提供する出射LEDデバイスとを備えていてもよい。)。
さらに、カップリングエレクトロニクスに基づいて、アレイの中の選択された半導体デバイスは、マルチファンクションデバイス及び/又はマルチモードデバイスの双方/何れかであってもよく、(a)マルチファンクションデバイスは、1以上の特徴(例えば、照射出力、温度、磁界、振動、圧、促進、及び他の機械的力又は変形)を検出することができるとともに、アプリケーションパラメータ又は他の決定因子に従って、これらの検出機能の間を切り換えることができ、(b)マルチモードデバイスは、出力、検出及びその他のモード(例えば、オフ)が可能であり、アプリケーションパラメータ又は他の決定因子に従って、これらのモードの間を切り換えることができる。
上述したように、硬化装置10は、ワーク26を受けるように構成されている。1つの実施例としては、ワーク26はUV硬化可能な光ファイバー、リボン、又はケーブルである。さらに、ワーク26は、それぞれ、硬化装置10のカップリングオプティクス30の複数の焦点の位置、又はその近くに位置していてもよい。このようにして、硬化装置10から照射されたUV光は、UV硬化及びその光反応を加速するため、カップリングオプティクスを介してワークの表面に向けられる。また、さらに、硬化装置10のカップリングオプティクス30は、以下にさらに説明される、位置同一焦点を有するように構成されてもよい。
図2は、1重の楕円反射器200の一例を示している。1つの楕円カップリングオプティクスは、光ファイバーワークのコーティングの硬化のため、従来のUV硬化装置に用いられている。
楕円は、閉曲線を生じる方法で円錐を平面で切ってできる交差の結果の平面曲線であり、2つの固定された点(楕円の焦点)からの距離を足した値が同じ一定の値となる平面上の全ての点の軌跡として規定される。楕円上の反対側にある点の間の距離、又は、中点が楕円の中心にある2つの点の間の距離は、長軸又は横径に沿って最大で、短軸又は縦径に沿って最小である。楕円は、その長軸及び短軸に対して対称である。楕円の焦点は、楕円の長軸上の2つの特定の点であり、楕円の中心(楕円の長軸と短軸の交点)から同じ距離にある。楕円上のどの場所の点から当該2つの焦点までの距離の合計は一定で、長軸の長さに一致する。この2つの点のそれぞれは、楕円の焦点と呼ばれる。楕円筒は、断面が楕円である筒である。
楕円反射器200は、断面が楕円である楕円筒を備える。したがって、楕円反射器200は、2つの焦点を備え、第1の焦点から楕円筒の軸長に沿って光が照射され、楕円筒の軸長に沿って第2の焦点に集光される。楕円反射器表面210は、断面が楕円の楕円筒状形状を備える光制御デバイスの一例である。楕円反射器の第1の焦点(例えば、楕円筒の第1の軸に沿った焦点)に位置する1つの光源230から放射した光線250は、第2の焦点240(例えば、楕円筒の第2の軸に沿った焦点)に向かう。UV硬化のため、楕円反射器の内面はUVを反射可能であってもよく、第2の焦点240に位置するワークの表面上にUV光は実質的に向かう。
1つの光源を備える1重の楕円反射デバイスでは、ワークの表面の近い領域(例えば、光源の方に向いているワークの表面)は、ワークの表面の遠い領域(例えば、光源の方に向いていないワークの表面)より、高い強度の光を受ける。そのため、1重の楕円反射器は、筒状返し補助反射板260を備えてもよい。これにより、光源230から放射したUV光線264の焦点を絞って、ワークの遠い領域上に向けることができる。したがって、返し補助反射板260の仕様は、ワークの照射をより均一にするためである。
上述したように、従来の1重の楕円反射器200は、2つの焦点を有し、第1の焦点に位置する光源230から出射した光は、実質的に、第2の焦点240に集光される。
図3は、楕円表面310、320の一例を示している。楕円表面310、320は重なり合って、2つの部分的な楕円表面の合体を形成して連結されている。2つの部分的な楕円表面の端部は結合されて、他の湾曲した楕円弧の中点付近に2つの縁314、324を形成している。図3に示すように、楕円表面310、320は、楕円表面310、320の長軸352、350に対して並んでおり、同一位置にある焦点(以下、位置同一焦点と称する。)330を実質的に共有するように配置されている。さらに、楕円表面310、320の長軸352、350は、それぞれ、同じ長さであり、楕円表面310、320の短軸356、358は、それぞれ、同じ長さである。楕円表面310、320は、位置同一焦点330の位置又は付近に位置するワークに対して互いに反対側に位置してもよい。さらに、光源は、2つの焦点340、346の1つの付近又は含む部分に位置し、ワークの両側に位置する。光源は、例えば、LEDのアレイを備える独立したLEDデバイス、又は、LEDアレイである。この配置においては、2重の楕円表面は、2重の楕円反射器の焦点340、346の1つの位置又は付近に位置する光源から照射された光を実質的にワークの表面上に集光する。
このように、2重の楕円反射器からの照射光の反射は、ワークの表面の光源から遠い領域を第2の反射器(例えば、位置同一焦点ではない第2の焦点に光源を持たない反射器)から近い領域に変える。そのため、2重の楕円反射器は、返し反射器を用いることを潜在的に避けることができるように設計されており、システム設計とコストを簡便にする。このように、図3に示されるような構成は、1重の反射器UV硬化装置に比べて、ワークの表面に亘って高い照射強度及びより均一な照射強度を潜在的に達成できる。高くて均一な照射強度は、生産速度の増加及び/又は硬化時間の短縮を潜在的に可能にし、生産コストを低減する。
1重の楕円反射器に比べた、2重の楕円反射器のさらなる潜在的な利点は、1重の楕円UV硬化デバイスに比べて高い強度を保ちつつ、ワークの全ての表面に亘って、より均一にUV光を集光できることである。さらに、2重の楕円反射器は活用されれば、たとえ、ワークが位置同一焦点より僅かにずれていても、1以上の光源が2つの焦点の1つから僅かにずれていても、光源から照射された光は実質的にワークの表面に向けられる。さらに、2重の楕円反射器は活用されれば、ワークの断面が不規則な形状又は非対称である場合、又は、ワークの断面が大きい場合にも、光源から照射された光は実質的にワークの表面に向けられる。
楕円表面310、320は、実施的に楕円、又は、少なくとも一部が楕円であってもよい。これにより、2重反射器は実質的に楕円筒状となり、焦点340、346の位置又は付近から照射された光は、表面310、320の内部で、位置同一焦点330に実質的に反射される。例えば、表面310、320の形状は、焦点340、346の位置又は付近の光源から照射された光の位置同一焦点330への集光を実施的に妥協しない程度に、完璧な楕円から僅かに異なっていてもよい。さらなる実施例としては、完璧な楕円から僅かに異なる表面310、320の形状は、ファセット楕円表面を含むことができ、反射器の一般的な形状は楕円であり、しかし、個々の断面は楕円から僅かに異なるようにファセットされている。ファセットされた、又は、部分的にファセットされた楕円表面は、与えられた光源における、ワークの表面の光の均一性又は強度を促進するように、反射光を潜在的に制御することができる。例えば、ファセットは、おおよその楕円となる、平坦又は湾曲であってもよく、なめらかな又は自然に連続するものであってもよく、光源の出射形状に関連して、楕円形から僅かにずれてもよい。これにより、ワークの表面への照射を改善する。それぞれのファセットは、平坦で、楕円表面を形成する複数の平坦を連結する角を有していてもよい。あるいは、ファセットは、湾曲表面を有していてもよい。
図4は、2重の楕円反射器480、490を備えるUV硬化装置400のカップリングオプティクスの1例の断面図を示している。2重の楕円反射器480、490は、図3に示す2つの楕円表面310、320の配置と同じように、長軸の沿って並び、位置同一焦点460を共有するように配置されている。楕円反射器490は、位置同一焦点460の反対の位置に開口430を備える部分的な楕円反射器を備えていてもよい。開口430は、楕円反射器490の長軸に対して対称である。開口430は、楕円反射器480、490に、UV硬化装置400の他の構成要素、例えば、光源420を搭載、位置づけ、及び/又は、配置、統合することを意図している。開口430の縁432は、第2の焦点における楕円反射器490の短軸に平行な軸436よりも開口430が広くならないように位置している。光源420は楕円反射器490の第2の焦点の位置又はその付近に位置していてもよい。さらに、サンプルチューブ470は、サンプルチューブ470の中心軸が位置同一焦点付近に実施的に芯出しされるように、位置している。
このように、楕円反射器480、490は、楕円反射器480、490が逢着する縁486、488において結合された2つの部分的な楕円筒を形成する。UV硬化装置400は、さらに、ワーク450を受けるように構成されており、ワーク450は、ワーク450の軸が位置同一焦点の軸460に沿って延出するように、サンプルチューブ470の中を通ってもよい。この構成では、2重の楕円反射器が互いにワークの反対側に位置し、2重の楕円反射器は、光源420から照射された直接光線424、428の焦点を、実施的に均一かつ高い強度で、ワークの表面上に実質的に合わせる。ここで、実施的に均一にワークを照射するとは、UV硬化装置内に含まれるワークの表面の全てを本質的に同じ照射(例えば、単位領域あたりの照射力)で照射することを意味する。例えば、光ファイバーを備えるワークのために、光源420を楕円反射器490の第2の焦点の位置に実質的に配置することは、ファイバーを囲む距離閾値内で一定の照射のビームでワークを照射することを促進することができる。1つの実施例としては、距離閾値は、ファイバーを囲む1mmで一定のビームを備えていてもよい。また、他の実施例としては、距離閾値は、ファイバーを囲む3mmで一定のビームを備えていてもよい。
さらに、2重の楕円反射器は互いにワークの反対側に位置するため、光源に対してワークの表面の近い領域及び遠い領域は、それぞれ、第2の楕円反射器(例えば、当該楕円反射器は位置同一焦点ではない焦点に光源を有さない)に対して遠い領域及び近い領域である。そのため、光源又は第2の楕円反射器の何れかに対して遠い領域は、均一に照射されることが可能であり、ワーク上に光を向けるために、2重の楕円反射器の内面の他に、返し反射板又は反射表面の使用を予め排除することができる。さらに、また、サンプルチューブ470の中をワークが通る場合のために、サンプルチューブのサイズは、楕円反射器がどれくらい小さいかを制限する。サンプルチューブ470の壁が反射器の壁と干渉するためである。楕円反射器のサイズを低減することは、光源をワークに近付けることを意図する。2重の楕円反射器の設計は、光源をワークの近くに配置することを可能にするため、それぞれの楕円反射器がより小さい短軸又は長軸を有することを可能にすることにより、この制限を克服する。
2重の楕円反射器480、490は、光源420から放射された直接光線428、424のための反射内面484、494を備える。光源420から照射された光は、光線424、光線428を備えることができ、光線424は、楕円反射器490の反射内面494でワークの表面上へ反射され、光線428は、楕円反射器480の反射内面484でワークの表面上へ反射される。光源420から照射された光は、さらに、それぞれ、楕円反射器480、490の反射内面484、494の双方においてワークの表面上へ反射された光線と、光源420から直接にワークの表面上へ照射された光線426を含むことができる。楕円反射器480から反射された光線428は、楕円反射器480によってワークの表面上へ反射される前に、楕円反射器480の第2の焦点482を通過してもよい。
反射内面484、494は、可視、及び/又は、UV、及び/又は、IRの光線を、最小の吸収又は屈折で、反射してもよい。あるいは、反射内面484、494は、ある範囲の波長の光を反射でき、当該ある範囲以外の波長の光を反射内面484、494において吸収するダイクロイックであってもよい。例えば、反射内面484、494は、UV光線及び可視光線を反射するがIR光線は吸収するように設計されてもよい。このような反射内面は、熱に敏感なコーティングやワーク、又は、ワーク450表面における硬化反応の速度を緩やかにしたり、均一にしたりするために潜在的に有益である。一方、反射内面484、494は、高い温度でより速く硬化反応を進めるため、UV及びIRの双方を好適に反射してもよい。
ワーク450は、様々なサイズ及び寸法の光ファイバー、リボン、又は、ケーブルを含むことができる。ワーク450は、ワーク450の表面上のUV硬化インク印刷だけでなく、UV硬化外装、及び/又は、表面コーティングも含むことができる。UV硬化外装は、1以上の硬化ステージで硬化可能な、1以上のUV硬化ポリマー系、1以上のUV硬化レイヤー、を含むことができる。UV硬化表面コーティングは、光ファイバー又は光ファイバー外装上で硬化する、薄いフィルム、又は、インクを含むことができる。例えば、ワークは、コア及び外装レイヤーを備える光ファイバーであり、当該外装は、ポリイミド、アクリレート系ポリマー、又は、その他のUV硬化ポリマー等のUV硬化ポリマーを備えるコーティングを含むことができる。他の実施例としては、2層コーティングが用いられてもよい。すなわち、ワークは内側レイヤーと外側レイヤーによってコーティングされ、内側レイヤーは、マイクロベンディングによる減衰を最小限にするために硬化された際に、柔らかく、ゴム状となり、外側レイヤーは、硬く、ワーク(例えば、光ファイバー)を摩擦や環境(例えば、湿気、UV)への露出から保護するのに適している。内側レイヤー及び外側レイヤーは、ポリマー系、例えば、開始剤、モノマー、オリゴマー、及び他の添加剤を備えるエポキシ系、を備えていてもよい。
硬化の間、ワーク450は、サンプルチューブ470の内側へ軸方向に、引っ張られ、又は、UV硬化装置を通して引かれ、ワーク450は位置同一焦点460付近で軸方向に実質的に芯出しされる。さらに、サンプルチューブ470は、位置同一焦点460付近で軸方向に芯出しされ、ワーク450を同心で囲む。サンプルチューブ470が、2重の楕円反射器480、490の内面からサンプルチューブを通ってワーク450表面に反射された光線を含む、光源42から照射された光線を遮蔽しないように又は実質的に障害とならないように、サンプルチューブ470は、ガラス、又は、石英、又は、光学的、及び/又は、UV、及び/又は、IR透明材質で、寸法が過度に厚くないように構成されている。2重の楕円反射器480、490は、楕円反射器の組合せとも称する。サンプルチューブ470は、図4に示すように、円形の断面を有し、又は、サンプルチューブ470は、他の適切な形の断面を有していてもよい。サンプルチューブ470は、ワークの周りの不活性雰囲気を保つため、及び、UV硬化反応を減速させる酸素阻害を低減するため、窒素、二酸化炭素、ヘリウム等の不活性ガスを内包していてもよい。
光源420は、LED光源、LEDアレイ光源、又は、マイクロ波パワー又はハロゲン発光光源、又は、これらのアレイ等の1以上の半導体デバイス又は半導体デバイスのアレイを備えていてもよい。さらに、光源420は、実質的に焦点492に位置し、焦点492の軸長さ方向に沿って延出して、UV硬化装置400の部分的な楕円筒状反射器490の長さに沿って延出していてもよい。光源の部分的なアレイ、又は、光源のアレイのアレイである光源420は、UV硬化装置400の部分的な楕円筒状反射器490の長さに沿って、又は当該長さに沿ったポイントにおいて、焦点492を超えて又は含んで、延出していてもよい。このように、2重の楕円反射器の軸長に沿った光源420から照射された光は、ワーク450の全長に沿ってワーク450の表面に実施的に再配向される。
さらに、光源420は、1以上の可視、UV、又は、IR光を出射してもよい。他の実施例としては、光源420は、第1の期間、第1のスペクトルのUV光を照射し、第2の期間、第2のスペクトルのUV光を照射してもよい。光源420によって出射された第1のスペクトル及び第2のスペクトルは、重複していてもよいし、重複していなくてもよい。例えば、第1の光源420が、第1のタイプのLEDを備える第1のLEDアレイと、第2のタイプのLEDを備える第2のLEDアレイとを備える場合、これらの出射スペクトルは重複していてもよいし、重複していなくてもよい。さらに、第1のLEDアレイ及び第2のLEDアレイからの光源420によって照射された光の強度は、同一でも異なっていてもよく、これらの強度はオペレータによってコントローラ14又はカップリングエレクトロニクス22を介して独立に制御されてもよい。このように、光源420の光の強度及び波長の双方は、均一なUV照射及びワークのUV硬化を達成するために、柔軟に且つ独立に制御されてもよい。例えば、ワークが不規則な形、及び/又は、2重の楕円反射器の位置同一焦点に対して非対称な形をしている場合、均一な硬化を達成するために、UV硬化装置は、ワークの一部を他の部分と異なるように照射してもよい。他の実施例としては、ワークの表面に異なるコーティング又はインクが提供されたとき、UV硬化装置は、ワークの一部を他の部分と異なるように照射してもよい。
2重の楕円反射器480、490、楕円反射器490の第2の焦点に位置する光源420を備えるUV硬化装置においては、図2に示す1重のみの楕円反射器を備えるUV硬化装置に比べて、位置同一焦点460に位置するワークは、より均一に高い強度でUV光が照射される。このように、2重の楕円反射器480、490及び楕円反射器490の第2の焦点に位置する光源420を用いたワークのUV硬化は、より速い硬化速度及びワークのより均一な硬化を達成することができる。換言すれば、より均一の硬化を達成しながら、より早い硬化速度を達成することができる。コーティングされたワークにおいて、不均一にムラがあるようにコーティングされたワークは、コーティングが延出したり、ぶつかったりした場合に潜在的に不均一な力を受ける。光ファイバーの場合、不均一にコーティングされた光ファイバーは、大きなシグナル減衰に対してより敏感になる可能性がある。ワーク(例えば、光ファイバー)の処理長に亘って継続された一定の厚みを有する、ワーク(例えば、光ファイバー)周りの同心コーティングを達成することに加えて、より均一な硬化を達成することは、反応性のモノマー及びオリゴマーのより高いパーセンテージの変換、及び、ポリマー系における高い程度のクロスリンクを含む。
光ファイバー、ケーブル、リボン等のバッチ製造プロセス又は継続的なプロセスにおけるより速い硬化速度の達成は、製造時間及びコストを潜在的に低減する。さらに、より均一の硬化の達成は、ワークにより高い耐久性と強度を潜在的に与える。光ファイバーコーティングの場合、コーティングの均一性の増加は、光ファイバーのマイクロベンディング、変形、応力腐食、又は、機械的ダメージ等の現象に起因するシグナル転送の減衰の防止に関して、ファイバーの強度を潜在的に保持し、したがって、光ファイバーの耐久性を潜在的に増加させる。クロスリンクの高い程度は、光ファイバーの化学的な浸透及び化学腐食又は化学的ダメージを防止することによって、コーティングの化学抵抗性を潜在的に増加させる。光ファイバーは、表面の欠陥によってひどく劣化する可能性がある。従来のUV硬化装置では、硬化の均一性の低減と引き換えに、より速い硬化速度が達成でき、同様に、硬化速度の減速と引き換えに、より均一な硬化を達成できた。
硬化装置400の場合、2重の楕円反射器480、490は、同じ長さの長軸、同じ長さの短軸の寸法を備えている。他の実施例では、硬化装置の一例は、異なる長さの長軸の2重の楕円反射器を備えていてもよい。楕円反射器の長軸の増加又は減少は、楕円反射器の位置同一焦点と第2の焦点との距離を増加又は減少させる。
図5は、硬化装置500の一例を示している。硬化装置500は、位置同一焦点560を備える2重の楕円反射器580、590を備え、2重の楕円反射器580、590の長軸は軸502に沿っている。2重の楕円反射器580の長軸は、2重の楕円反射器590の長軸よりも短い。2重の楕円反射器580、590は、外部上縁588と外部下縁586において逢着している。このように、楕円反射器580、590は、楕円反射器580、590が逢着する縁586、588において結合する2つの部分的な楕円筒を形成する。2重の楕円反射器580、590の外面及び内面は、図5に示すように、ファセットされている。反射器の基本的な形状は楕円であるが、個々のセクション512は楕円から僅かにずれている。ファセットされた、又は、部分的にファセットされた楕円表面は、与えられた光源における、ワークの表面の光の均一性又は強度を促進するように、反射光を潜在的に制御することができる。例えば、ファセットは、おおよその楕円となる、平坦又は湾曲であってもよく、なめらかな又は自然に連続するものであってもよく、光源の出射形状に関連して、楕円形から僅かにずれてもよい。これにより、ワークの表面への照射を改善する。それぞれのファセットは、平坦で、楕円表面を形成する複数の平坦を連結する角を有していてもよい。あるいは、ファセットは、湾曲表面を有していてもよい。
光源520は楕円反射器590の第2の焦点592の位置又はその付近に位置し、ワーク550は位置同一焦点560に位置し、サンプルチューブ570によって、ワークは同心で囲まれている。楕円反射器590は、位置同一焦点560の反対の位置に開口530を備える部分的な楕円反射器を備えていてもよい。開口530は、楕円反射器590の長軸に対して対称である。開口530は、楕円反射器580、590に、硬化装置500の他の構成要素、例えば、光源520を搭載、位置づけ、及び/又は、配置、統合することを意図している。開口530の縁532は、第2の焦点における楕円反射器590の短軸に平行な軸536よりも開口530が広くならないように位置している。
UV硬化装置500は、さらに、ワーク550を受けるように構成されており、ワーク550は、ワーク550の軸が位置同一焦点560の軸に沿って延出するように、サンプルチューブ570の中を通ってもよい。この構成では、2重の楕円反射器が互いにワークの反対側に位置し、2重の楕円反射器は、光源520から照射された直接光線524、528の焦点を、実施的に均一かつ高い強度で、ワークの表面上に実質的に合わせる。2重の楕円反射器580、590は、光源520から放射された直接光線528、524のための反射内面584、594を備える。光源520から照射された光は、光線524、光線528を備えることができ、光線524は、楕円反射器590の反射内面594でワークの表面上へ反射され、光線528は、楕円反射器580の反射内面584でワークの表面上へ反射される。光源520から照射された光は、さらに、それぞれ、楕円反射器580、590の反射内面584、594の双方においてワークの表面上へ反射された光線と、光源520から直接にワークの表面上へ照射された光線を含むことができる。楕円反射器580から反射された光線528は、楕円反射器580によってワークの表面上へ反射される前に、楕円反射器580の第2の焦点582を通過してもよい。
楕円反射器580の長軸を楕円反射器590の長軸よりも短くすることにより、反射内面584からワーク550への距離が低減され、反射内面594からワーク550への距離よりも小さくなる。したがって、楕円反射器580からワーク550の(例えば、光源520に対する)遠い領域及び中間の領域の表面へ反射された照射光の強度及び均一性を増加させることができる。
図6は、硬化装置600の他の実施例を示している。硬化装置600は、位置同一焦点660を備える2重の楕円反射器680、690を備え、2重の楕円反射器680、690の長軸は軸602に沿っている。さらに、楕円反射器680の長軸と短軸とは同じ長さであり、楕円反射器690の短軸よりも短い。したがって、楕円反射器680は、円形反射器680を備え、円形反射器680は、楕円反射器の長軸と短軸とが等しく、2つの焦点が同じ位置にある、特別なケースである。したがって、円形反射器680の焦点(位置同一焦点)は、楕円反射器690の第1の焦点と同じ位置にある。円形反射器680と楕円反射器690とは、外部上縁688と外部下縁686において逢着している。このように、円形反射器680と楕円反射器690は、円形反射器680と楕円反射器690とが逢着する縁686、688において結合する2つの部分的な筒を形成する。2重の楕円反射器680、690の外面及び内面は、図6に示すように、ファセットされている。反射器の基本的な形状は楕円であるが、個々のセクション612は楕円から僅かにずれている。ファセットされた、又は、部分的にファセットされた楕円表面は、与えられた光源における、ワークの表面の光の均一性又は強度を促進するように、反射光を潜在的に制御することができる。例えば、ファセットは、おおよその楕円となる、平坦又は湾曲であってもよく、なめらかな又は自然に連続するものであってもよく、光源の出射形状に関連して、楕円形から僅かにずれてもよい。これにより、ワークの表面への照射を改善する。それぞれのファセットは、平坦で、楕円表面を形成する複数の平坦を連結する角を有していてもよい。あるいは、ファセットは、湾曲表面を有していてもよい。
光源620は楕円反射器690の第2の焦点692の位置又はその付近に位置し、ワーク650は位置同一焦点660に位置し、サンプルチューブ670によって、ワークは同心で囲まれている。楕円反射器690は、位置同一焦点660の反対の位置に開口630を備える部分的な楕円反射器を備えていてもよい。開口630は、楕円反射器690の長軸に対して対称である。開口630は、円形反射器680及び楕円反射器690に、硬化装置600の他の構成要素、例えば、光源620を搭載、位置づけ、及び/又は、配置、統合することを意図している。開口630の縁632は、第2の焦点における楕円反射器690の短軸に平行な軸636よりも開口630が広くならないように位置している。
UV硬化装置600は、さらに、ワーク650を受けるように構成されており、ワーク650は、ワーク650の軸が位置同一焦点660の軸に沿って延出するように、サンプルチューブ670の中を通ってもよい。この構成では、2重の楕円反射器が互いにワークの反対側に位置し、2重の楕円反射器は、光源620から照射された直接光線624、628の焦点を、実施的に均一かつ高い強度で、ワークの表面上に実質的に合わせる。円形反射器680及び楕円反射器690は、光源620から放射された直接光線628、624のための反射内面684、694を備える。光源620から照射された光は、光線624、光線628を備えることができ、光線624は、楕円反射器690の反射内面694でワークの表面上へ反射され、光線628は、楕円反射器680の反射内面684でワークの表面上へ反射される。光源620から照射された光は、さらに、それぞれ、円形反射器680及び楕円反射器690の反射内面684、694の双方においてワークの表面上へ反射された光線と、光源620から直接にワークの表面上へ照射された光線を含むことができる。
円形反射器680の径を楕円反射器690の短軸よりも小さくすることにより、反射内面684からワーク650への距離が低減され、反射内面694からワーク650への距離よりも小さくなる。さらに、光源620から反射内面684を介した照射光の反射路長は、減少される。さらに、また、反射内面684の全ての点からワーク650への距離は、ほぼ均一である。したがって、円形反射器680からワーク650の(例えば、光源620に対する)遠い領域及び中間の領域の表面へ反射された照射光の強度及び均一性を増加させることができる。さらに、円形反射器の製造は、対称性に優れるため、楕円反射器(例えば、異なる長さの長軸と短軸を有する)に比べて、低コストにすることができる。
図7は、光反応システム又はUV硬化装置700の一例の断面図を示す。UV硬化装置700は、図に示す目的のため、図6に示す硬化装置600と同様に、円形筒状反射器780及び楕円筒状反射器790を備える2重の楕円筒状反射器755を備える。UV硬化装置700は、硬化装置500、400に示すような、2重の楕円筒状反射器を備えていてもよい。円形筒状反射器780と楕円筒状反射器790とは、縁786、788において逢着しており、部分的な筒状面を形成し、位置同一焦点760を有する。
光源710は、ハウジング716、及び、冷却液が循環できる入口及び出口管結合部714を備えていてもよい。光源710は、楕円筒状反射器790の第2の焦点792に実質的に沿って位置している1以上のUV LEDのアレイを備えていてもよい。UV硬化システム700は、さらに、ハウジング716を反射器組立ベースプレート720に取り付けるための取付ブランケット718を備えていてもよい。UV硬化システム700は、サンプルチューブ770、及び、例えば光ファイバーのワーク(不図示)を備えていてもよく、ワークは、サンプルチューブ770の内側に引っ張られ又は引かれ、ワークはサンプルチューブ770のおおよそ中心の長軸に実質的に位置する。サンプルチューブ770の長軸は、楕円筒状反射器の位置同一焦点760に沿って実施的に位置し、光源710から派生するUV光は、円形筒状反射器780及び楕円筒状反射器790によって、サンプルチューブを通って、ワークの表面に実施的に向けられる。サンプルチューブ770は、石英、ガラス、又は、他の材質で形成されてもよく、筒状又は他の幾何学的形状であってもよく、サンプルチューブ770の外面に向けられたUV光は、サンプルチューブ770を、実質的に屈折、反射又は吸収されることなく通過する。
反射器組立ベースプレート720は、2重の楕円筒状反射器775の軸端の何れかに機械的に固着された反射器組立フェイスプレート724に連結されてもよい。サンプルチューブ770も、反射器組立フェイスプレート724に固着されてもよい。このように、取付ブランケット718、反射器組立フェイスプレート724、及び、反射器組立ベースプレート720は、光源710、楕円筒状反射器775、及び、サンプルチューブ770を揃えるのに役立つことができ、光源710から派生する光は、実施的に、楕円筒状反射器790の第2の焦点792におおよそ位置し、サンプルチューブは、実施的に、2重の楕円筒状反射器775の位置同一焦点におおよそ位置し、光源710から派生するUV光は、2重の楕円筒状反射器775によって、サンプルチューブ770を通って、ワークの表面に実質的に向けられる。反射器組立フェイスプレート724は、アライメント機構(不図示)をさらに備え、サンプルチューブ770のアライメント及び/又は位置は、反射器組立フェイスプレート724、反射器組立ベースプレート720、楕円筒状反射器760、及び、サンプルチューブ770が互いに組み立てられた後で、調整されてもよい。反射器組立ベースプレート720も、反射器組立取付プレート740の一方の側に沿って連結されてもよい。反射器組立取付プレート740は、さらに、UV硬化システム700を取り付け可能な、1以上の取付スロット744(図8参照)及び1以上の取付穴748(図8参照)とともに提供されてもよい。UV硬化システム700は、さらに、電気配線路、搭載センサ等を連結する等の他の目的のために、連結ポート722、750を備えてもよい。さらに、UV硬化装置700は、UV硬化システム700から熱を取り除くために、反射器ハウジング712、及び、反射器ハウジング712に取り付けられる冷却ファン716を備えていてもよい。
図8は、図7に示すUV硬化システム700の反射器組立フェイスプレート724が図示のため取り除かれた斜視断面図を示す。上述した図7の要素に加えて、UV硬化システム700は、さらに、反射器組立ベースプレート開口又は空洞840を備え、当該開口又は空洞840を通って、光源710から照射された光は透過する。図8に示すように、空洞840は、光源710からの光が2重の楕円反射器775の全長に沿って照射されるように、2重の楕円反射器775の軸長に亘っている。冷却ファン716、及び、冷却液のための入口及び出口管結合部714に加えて、反射器ハウジング712は、UV硬化システム700からの熱消散の目的のため、フィン付き表面820を備えていてもよい。
図7、図8のUV硬化システム700において、2重の楕円反射器755は、薄い丸いシート構造を有するように示されている。1つの実施例では、2重の楕円反射器は、線状可能な、再利用可能な、及び、取り替え可能な、研磨されたアルミニウムの形成された薄いシートを備えていてもよい。他の実施例では、2重の楕円反射器からの熱伝導面積を増加させるため、外面(例えば、光源710からの照射面に関連して)にフィンが追加されてもよい。
図9、図10は、他の実施形態にかかる、位置同一焦点982を備える2重の楕円反射器900の斜視図及び端部断面図を示す。2重の楕円反射器900は、縁986、988において結合される、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の反射内面984、994を備える。第1の楕円筒状反射器は、円形筒状反射器を備える。しかし、第1の楕円筒状反射器は、長軸及び/又は短軸がそれぞれ第2の楕円筒状反射器の長軸及び/又は短軸よりも小さい何れのタイプの楕円筒状反射器であってもよい。2重の楕円反射器900は、機械加工又は鋳造した金属であり、反射内面984、994を形成するように研磨されてもよい。あるいは、2重の楕円反射器は、機械加工、金型成形、鋳造、又は射出成型されたガラス、セラミック、又は、プラスチックであり、反射内面984、994を形成するように高反射コーティングを処理されてもよい。さらに、また、2重の楕円反射器は、2つの半分の部分900A、900Bに製造され、硬化装置の組み立てにおいて、合わされ及び/又は結合されてもよい。2重の楕円反射器900は、熱伝導面積を増加させるため、さらに、フィン付き面918を備えていてもよい。取付穴966は、光源、私たちのハウジング等のUV硬化システム(例えば、UV硬化システム700)の他の構成要素への2重の楕円反射器の取り付け及び位置づけを促進するために、2重の楕円反射器900の下側964に設けられてもよい。2重の楕円反射器900は、さらに、その全軸長に沿って、開口又は空洞968を備える。空洞968が2重楕円筒状反射器の第2の焦点992に対応するように、空洞968は2重の楕円反射器900の長軸に沿って位置する。
このように、硬化装置は、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器を備え、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器は、位置同一焦点を備えるように配置され、光源は第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置し、光源から出射された光は、第1の楕円筒状反射器から位置同一焦点へ反射され、第2の楕円筒状反射器から位置同一焦点へ再帰反射される。さらに、第2の楕円筒状反射器の第2の焦点に光源は無い。さらに、また、第1の楕円筒状反射器の長軸は第2の楕円筒状反射器の長軸より大きくてもよく、第1の楕円筒状反射器の短軸は第2の楕円筒状反射器の短軸より大きくてもよく、第2の楕円筒状反射器の長軸と短軸とは同じ長さであってもよい。
第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器は、ワークを受けるように構成されてもよく、ワークに対して互いに反対側に配置されてもよい。第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の楕円表面は逢着して結合されて、硬化装置の中心位置付近に上縁及び下縁を形成し、第1の楕円筒状反射器の全軸長及び第2の楕円筒状反射器の全軸長に沿って延出し、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の楕円表面は、上縁及び下縁から、楕円筒状反射器が少なくとも2つの光源のハウジングに取り付けられる硬化装置の両側へ外側に延出してもよい。さらに、光源は、電源、コントローラ、冷却サブシステム、及び、光出射サブシステムを備えてもよく、光出射サブシステムは、カップリングエレクトロニクス、カップリングオプティクス、及び、複数の半導体デバイスを備え、ハウジングは、光源を内包し、冷却サブシステム液の入口と出口とを備える。
第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の少なくとも1つは、ダイクロイックリフレクタであってもよく、光源の複数の半導体デバイスは、LEDアレイを備えていてもよい。LEDアレイは、第1のLEDと第2のLEDを備えていてもよく、第1のLED及び第2のLEDは、異なるピーク波長のUV光を出射する。硬化装置は、さらに、硬化装置内のワークを同心で囲み、位置同一焦点付近で軸方向に芯出しされる石英チューブを備えていてもよい。
他の実施形態では、UV硬化のための光反応システムは、電源、冷却サブシステム、光出射サブシステム、及び、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に実質的に位置するUV光源を備えていてもよい。光出射システムは、カップリングオプティクスを備えていてもよく、カップリングオプティクスは、第1の楕円筒状反射器と第2の筒状反射器とを備える。第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器は、位置同一焦点を備え、ワークに対して互いに反対側に位置する。光反応システムは、さらに、コントローラを備えていてもよく、コントローラは、メモリに記録された、UV光源からUV光を照射するための実施可能な命令であって、第2の楕円筒状反射器の第2の焦点に光源は無い状態で、照射されたUV光を、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の少なくとも一方において反射してワークの表面上に焦点を合わせるための命令を備える。コントローラは、さらに、照射されるUV光の強度を動的に変化させるための実施可能な命令を備え、光反応システムは、さらに、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に実質的に位置するUV光源をさらに備え、照射されるUV光は、ワークを囲む空間的に一定な強度のビームを備える。
図11は、例えば、光ファイバー、光ファイバーコーティング、又は、他のタイプのワーク等のワークを硬化する方法1100を示す。方法1100は、まず、ステップ1110から始まる。ステップ1110は、ワーク引き出しステップであり、ワークは、光ファイバーの場合、プリフォームから引き出されてもよい。方法1100は、次いで、ステップ1120に続く。ステップ1120において、ワークは、所定のコーティング処理を用いて、UV硬化コーティング又はUV硬化ポリマー系でコーティングされる。
次に、方法1100は、ステップ1130に進む。ステップ1130において、ワークはUV硬化されてもよい。ステップ1132において、ワークは1又は複数のUV硬化装置のサンプルチューブを通って引かれ又は引っ張られてもよい。例えば、1又は複数のUV硬化装置は、直線に直列に配置された、1以上の硬化装置400、500、600、及び、700を備えていてもよい。さらに、ワークは、UV硬化装置の2重の楕円反射器の位置同一焦点、例えば、第1の楕円筒状反射器と第2の楕円筒状反射器の位置同一焦点に沿って位置していてもよい。ステップ1134において、ワークのUV硬化は、さらに、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置する少なくとも1つのLEDアレイ光源からのUV照射を備えていてもよい。ステップ1136において、照射UV光は、第1の楕円筒状反射器によってワークの表面上に反射されてもよく、ステップ1138において、ワークの表面上に再帰反射されてもよい。さらに、また、ワークは、第2の楕円筒状反射器の第2の焦点の位置に光源が無い状態で、UV硬化されてもよい。したがって、照射UV光は、均一にワークの表面上に向けられる。
光ファイバーの引き出し及びUV硬化の場合、光ファイバーが引っ張られ又は引かれる線速は速くでき、例えば、20m/秒を超えることができる。複数のUV硬化装置を直列に配置することは、したがって、光ファイバーコーティングを実質的に完全に硬化するために、光ファイバーのコーティング長さが十分に長いUV照射滞留時間を受けることを可能にすることができる。いくつかの実施例では、UV硬化ステージの効果長さ(例えば、直列に配置されたUV硬化装置の数)は、光ファイバー又はワークの製造速度、又は、引き出し速度、又は、線速を考慮して決定される。したがって、光ファイバーの線速が遅い場合、光ファイバーの線速が早い場合よりも、UV硬化システムステージの長さ又は数は短くてもよい。特に、位置同一焦点を備える、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器を備えるUV硬化装置の使用は、より高い強度でより均一なUV光の照射及びワークの表面上への指向を潜在的に提供することができ、したがって、ワークのより速い且つより均一な硬化を提供することができる。このように、光ファイバーコーティング及び/又はインクは、より高い製造速度でUV硬化されることが可能であり、したがって、製造コストを抑制できる。
光ファイバーコーティングの完全なUV硬化は、強度、耐久性、化学抵抗性、疲労強度等の物理的及び化学的性質を与えることができる。不完全な又は不適切な硬化は、製品性能品質、及び、光ファイバーの性能の欠如及び早期破損の潜在的な原因となる他の性質を劣化させる可能性がある。いくつかの実施例では、UV硬化ステージ(例えば、直列に配置されたUV硬化装置の数)の効果長さは、光ファイバー又はワークの製造速度、又は、引き出し速度、又は、線速を考慮して決定される。したがって、光ファイバーの線速が遅い場合、光ファイバーの線速が早い場合よりも、UV硬化システムステージの長さ又は数は短くてもよい。
次に、方法1100はステップ1140に続く。ステップ1140において、追加のコーティングステージが必要とされるかが決定される。いくつかの実施例では、2層又は多層コーティングが、ワーク、例えば光ファーバーの表面に提供されてもよい。上述したように、光ファイバーは、2つの同心の保護コーティングレイヤーを備えるように、製造されてもよい。例えば、2層コーティングが用いられてもよい。すなわち、ワークは内側レイヤーと外側レイヤーによってコーティングされ、内側レイヤーは、マイクロベンディングによる減衰を最小限にするために硬化された際に、柔らかく、ゴム状となり、外側レイヤーは、硬く、ワーク(例えば、光ファイバー)を摩擦や環境(例えば、湿気、UV)への露出から保護するのに適している。内側レイヤー及び外側レイヤーは、ポリマー系、例えば、開始剤、モノマー、オリゴマー、及び他の添加剤を備えるエポキシ系、を備えていてもよい。追加のコーティングステップが行われる場合、方法1100は、ステップ1120に戻る。ステップ1120において、光ファイバー又はワーク(ここでは、UV硬化第1層によってコーティングされている)は追加のコーティングステップ1120を介してコーティングされ、追加のUV硬化ステップ1130で処理される。図11では、図示簡略化のため、それぞれのコーティングステップは光ファイバーコーティングステップとして示されたが、それぞれのコーティングステップは同一でなくてもよく、それぞれのコーティングステップは、異なるタイプのコーティング、異なるコーティング組成物、異なるコーティング厚、ワークへ付与する異なるコーティングの性質を提供してもよい。さらにコーティング処理1120は、異なる処理条件(例えば、温度、コーティングの粘性、コーティング方法)を用いてもよい。同様に、異なるコーティングレイヤー、又は、ステップのための、ワークのUV硬化ステップ1130は、様々な処理条件を使用してもよい。例えば、異なるUV硬化ステップでは、UV光の強度、UV照射時間、UV光の波長スペクトル、UV光源、等の処理条件は、コーティングのタイプ及び/又はコーティング性質に応じて変更されてもよい。
追加のコーティングステージは、例えば、着色又は特定の目的で、ワークの表面上のUV硬化インク又はUV硬化塗料の印刷又はコーティングを備えていてもよい。印刷は、所定の印刷処理を用いて実行されてもよく、1つの又はより多数の印刷ステージ又はステップを使用してもよい。このように、ステップ1130のUV硬化は、ワークの表面上のUV硬化印刷インク又は塗料を含む。1以上の光ファイバーコーティングのUV硬化ステップと同様に、印刷インク又は塗料は、1つの又は複数の直列に配置されたUV硬化装置の第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の位置同一焦点に位置するワークを引っ張ることにより、UV硬化される。この間、UV光は、UV硬化装置のLEDアレイ光源から照射され、2重の楕円筒状反射器によって、位置同一焦点に位置する光ファイバー表面上へ向けられる。
追加のコーティングステージが無い場合、方法1100は、ステップ1180へ続く。ステップ1180において、ポストUV硬化処理ステップが行われる。1つの実施例としては、ワークが光ファイバーを含む場合、ポストUV硬化処理ステップは、ケーブル又はリボン構造を備えることができる。ケーブル又はリボン構造では、複数のコーティングされた、又は、印刷されたUV硬化光ファイバーが、フラットリボン、又は、多数のファイバー又はリボンから成るより大きい径のケーブルに組み合わされる。他のポストUV硬化処理ステップは、ケーブル及びリボンの外装又は被覆の共押出を備えていてもよい。
このように、ワークの硬化方法は、第1の楕円筒状反射器及び第2の楕円筒状反射器の位置同一焦点に沿ってワークを引くステップ、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置する光源からUV光を照射するステップ、第1の楕円筒状反射器から照射UV光をワークの表面上に反射するステップ、及び、第2の楕円筒状反射器から照射UV光をワークの表面上に再帰反射するステップを備える。第2の楕円筒状反射器の第2の焦点に光源が無い状態で、UV光は、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置する光源から照射される。さらに、位置同一焦点に沿ってワークを引くことは、UV硬化コーティング、ポリマー、又は、インクの少なくとも1つを有する、光ファイバー、リボン、又は、ケーブルの少なくとも1つを引くことを備えていてもよい。さらに、また、LEDアレイは、第1のLED及び第2のLEDを備え、第1のLED及び第2のLEDは、異なるピーク波長のUV光を出射する。
方法は、照射されるUV光の強度を動的に変化させるステップと、第1の楕円筒状反射器の第2の焦点にUV光源を実施的に配置するステップと、を備えていてもよく、照射されるUV光は、ワークを囲む空間的に一定な強度のビームを備える。
他の実施形態では、方法は、第1の曲率を有する第1の曲面と第2の曲率を有する第2の曲面とを備える反射器の第1の内部軸に沿ってワークを配置するステップと、反射器の第2の内部軸に沿って光源を配置するステップと、光源から光を出射するステップと、を備え、出射光は、第1の曲面及び第2の曲面からワーク上に反射される。第1の内部軸は、第1の曲面の第1の焦点及び第2の曲面の焦点と一致し、第2の内部軸は、第1の曲面の第2の焦点と一致する。さらに、出射光は、ワークに到達する前に、第1の曲面から1重反射されてもよく、出射光は、ワークに到達する前に、第2の曲面から多重反射されてもよい。さらに、また、光源は、第1のLED及び第2のLEDを備えるLEDアレイを備えていてもよく、第1のLEDから第1のピーク波長で光は出射され、第2のLEDから第2のピーク波長で光は出射される。
ここに開示された構造は、本質的に例示的であり、多くの変形例が可能であるため、これら特定の実施形態は限定の意味で考慮されるべきではないことを理解して頂きたい。例えば、上述の実施形態は、光ファイバー、ケーブル、及び、リボン以外のワークに適用可能である。さらに、上述のUV硬化装置及びシステムは、現存する製造装置と集約されてもよく、特別な光源のために設計されたものではない。上述のように、マイクロ波パワーランプ、LED光源、LEDアレイ光源、及び、ハロゲン発光ランプ等のいかなる適切な光源が用いられてもよい。本開示の主題は、ここに開示された様々な構成及び他の特徴、機能、及び/又は性質の全ての新規な及び非自明の組み合わせ及び部分的な組み合わせを含む。
なお、ここに開示された実施例の処理フローは、様々なUV硬化装置及びUV硬化システムの構成とともに使用される。ここに開示された処理フローは、継続的、バッチ、半バッチ、及び、半継続的処理等の1以上のいかなる数の処理手段を代表することができる。このように、図示された様々な作用、動作、又は、機能は、図示された順序で、平行に、又は、いくつかの場合では、省略されて、実行されることが可能である。同様に、他の処理は、ここに開示された例示的な実施形態の特徴及び利益を達成するために必要ではないが、図示や説明のために提供される。1以上の図示された作用又は機能は、使用される特別な手段に応じて、繰り返して実行されてもよい。ここに開示された構成及びルーチンは、本質的に例示的であり、多くの変形例が可能であるため、これら特定の実施形態は限定の意味で考慮されるべきではないことを理解して頂きたい。本開示の主題は、ここに開示された様々なシステム、構成、及び他の特徴、機能、及び/又は性質の全ての新規な及び非自明の組み合わせ及び部分的な組み合わせを含む。
次に掲げる請求項は、新規及び非自明とされる、ある組み合わせ及び部分的な組み合わせを、特に指摘する。これらの請求項は、「1つの」要素又は「1つの第1の」要素又はこれらに同等なものに言及する。このような請求項は、2以上のこのような要素を要求することも排除することもなく、1以上のこのような要素の組み込みを含む。この出願又は関連出願の現請求項の補正を通して、又は、新しい請求項の提出を通して、開示された特徴、機能、要素、及び/又は性質の他の組み合わせ及び部分的な組み合わせはクレームされてもよい。このような請求項は、出願当初の請求項の範囲を広げるもの、狭めるもの、同じもの、異なるものであろうとなかろうと、本開示の主題に含まれるとされる。

Claims (20)

  1. 第1の楕円筒状反射器と、第2の楕円筒状反射器と、光源と、を備え、
    前記第1の楕円筒状反射器と前記第2の楕円筒状反射器とは、位置同一焦点を備えるように配置され、
    前記光源は、前記第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に位置し、
    前記光源から出射された光は、前記第1の楕円筒状反射器から前記位置同一焦点に反射され、前記第2の楕円筒状反射器から前記位置同一焦点に再帰反射される、硬化装置。
  2. 前記第2の楕円筒状反射器の第2の焦点に光源は無い、請求項1に記載の硬化装置。
  3. 前記第1の楕円筒状反射器の長軸は、前記第2の楕円筒状反射器の長軸より大きい、請求項1に記載の硬化装置。
  4. 前記第1の楕円筒状反射器の短軸は、前記第2の楕円筒状反射器の短軸より大きい、請求項3に記載の硬化装置。
  5. 前記第2の楕円筒状反射器の前記長軸と前記第2の楕円筒状反射器の前記短軸とは同じ長さである、請求項4に記載の硬化装置。
  6. 前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器はワークを受けるように構成され、前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器は前記ワークに対して互いに反対側に位置する、請求項1に記載の硬化装置。
  7. 前記第1の楕円筒状反射器の楕円表面と前記第2の楕円筒状反射器の楕円表面とは、逢着して結合されて、前記硬化装置の中心位置付近に上縁と下縁とを形成し、前記第1の楕円筒状反射器の長軸長さ及び前記第2の楕円筒状反射器の長軸長さに沿って延出し、
    前記第1の楕円筒状反射器の前記楕円表面及び前記第2の楕円筒状反射器の前記楕円表面は、前記上縁及び前記下縁から、少なくとも2つの光源のハウジングに取り付けられる前記硬化装置の両側へ外側に延出し、
    前記光源は、電源、コントローラ、冷却サブシステム、光出射サブシステムを備え、
    前記光出射サブシステムは、カップリングエレクトロニクス、カップリングオプティクス、複数の半導体デバイスを備え、
    前記ハウジングは、前記光源を内包し、冷却サブシステム液のための入口と出口とを備える、請求項1に記載の硬化装置。
  8. 前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器のうち少なくとも一方は、ダイクロイックリフレクタである、請求項1に記載のUV硬化装置。
  9. 前記光源の前記複数の半導体デバイスは、LEDアレイを備える、請求項7に記載の硬化装置。
  10. 前記LEDアレイは、第1のLEDと第2のLEDとを備え、
    前記第1のLEDと前記第2のLEDは異なるピーク波長のUV光を出射する、請求項9に記載の硬化装置。
  11. さらに、前記位置同一焦点付近に軸方向に芯出しされた石英チューブを備え、
    前記石英チューブは、前記硬化装置内のワークを同心で囲む、請求項7に記載の硬化装置。
  12. 電源と、冷却サブシステムと、光出射サブシステムと、コントローラと、を備え、
    前記光出射サブシステムは、
    第1の楕円筒状反射器と第2の楕円筒状反射器とを備えるカップリングオプティクスと、UV光源と、を備え、
    前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器は位置同一焦点を有し、
    前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器はワークに対して互いに反対側に位置し、
    前記UV光源は、前記第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に実質的に位置し、
    前記コントローラは、メモリに記録された、前記UV光源からUV光を照射するための実施可能な命令であって、前記第2の楕円筒状反射器の第2の焦点に光源は無い状態で、照射された前記UV光を、前記第1の楕円筒状反射器及び前記第2の楕円筒状反射器の少なくとも一方において反射して前記ワークの表面上に焦点を合わせるための命令を備える、光反応システム。
  13. 前記コントローラは、前記照射されるUV光の強度を動的に変化させるための実施可能な命令を更に備える、請求項12に記載の光反応システム。
  14. 前記第1の楕円筒状反射器の第2の焦点に実質的に位置する前記UV光源をさらに備え、
    前記照射されるUV光は、前記ワークを囲む空間的に一定な強度のビームを備える、請求項12に記載の光反応システム。
  15. 第1の曲率を有する第1の曲面と第2の曲率を有する第2の曲面とを備える反射器の第1の内部軸に沿ってワークを配置するステップと、
    前記反射器の第2の内部軸に沿って光源を配置するステップと、
    前記光源から光を出射するステップと、を備え、
    前記出射光は、前記第1の曲面及び前記第2の曲面から前記ワーク上に反射される、方法。
  16. 前記第1の内部軸は、前記第1の曲面の第1の焦点及び前記第2の曲面の焦点と一致する、請求項15に記載の方法。
  17. 前記第2の内部軸は、前記第1の曲面の第2の焦点と一致する、請求項16に記載の方法。
  18. 前記出射光は、前記ワークに到達する前に、前記第1の曲面から1重反射される、請求項17に記載の方法。
  19. 前記出射光は、前記ワークに到達する前に、前記第2の曲面から多重反射される、請求項18に記載の方法。
  20. 前記光源は、第1のLED及び第2のLEDを備えるLEDアレイを備え、
    前記第1のLEDから第1のピーク波長で光は出射され、前記第2のLEDから第2のピーク波長で光は出射される、請求項19に記載の方法。
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