JP2016534041A - ふけを抑えるために頭皮の状態を調整するための方法 - Google Patents
ふけを抑えるために頭皮の状態を調整するための方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016534041A JP2016534041A JP2016521616A JP2016521616A JP2016534041A JP 2016534041 A JP2016534041 A JP 2016534041A JP 2016521616 A JP2016521616 A JP 2016521616A JP 2016521616 A JP2016521616 A JP 2016521616A JP 2016534041 A JP2016534041 A JP 2016534041A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scalp
- glycerol
- dandruff
- condition
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/33—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds containing oxygen
- A61K8/34—Alcohols
- A61K8/345—Alcohols containing more than one hydroxy group
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K31/00—Medicinal preparations containing organic active ingredients
- A61K31/045—Hydroxy compounds, e.g. alcohols; Salts thereof, e.g. alcoholates
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/10—Alcohols; Phenols; Salts thereof, e.g. glycerol; Polyethylene glycols [PEG]; Poloxamers; PEG/POE alkyl ethers
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/12—Carboxylic acids; Salts or anhydrides thereof
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K47/00—Medicinal preparations characterised by the non-active ingredients used, e.g. carriers or inert additives; Targeting or modifying agents chemically bound to the active ingredient
- A61K47/06—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite
- A61K47/08—Organic compounds, e.g. natural or synthetic hydrocarbons, polyolefins, mineral oil, petrolatum or ozokerite containing oxygen, e.g. ethers, acetals, ketones, quinones, aldehydes, peroxides
- A61K47/14—Esters of carboxylic acids, e.g. fatty acid monoglycerides, medium-chain triglycerides, parabens or PEG fatty acid esters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K8/00—Cosmetics or similar toiletry preparations
- A61K8/18—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition
- A61K8/30—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic compounds
- A61K8/67—Vitamins
- A61K8/673—Vitamin B group
- A61K8/675—Vitamin B3 or vitamin B3 active, e.g. nicotinamide, nicotinic acid, nicotinyl aldehyde
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K9/00—Medicinal preparations characterised by special physical form
- A61K9/0012—Galenical forms characterised by the site of application
- A61K9/0014—Skin, i.e. galenical aspects of topical compositions
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P17/00—Drugs for dermatological disorders
- A61P17/08—Antiseborrheics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61Q—SPECIFIC USE OF COSMETICS OR SIMILAR TOILETRY PREPARATIONS
- A61Q5/00—Preparations for care of the hair
- A61Q5/006—Antidandruff preparations
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
- Birds (AREA)
- Dermatology (AREA)
- Emergency Medicine (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- Cosmetics (AREA)
- Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
個人の頭皮にグリセロールまたはグリセロールを含む組成物を適用することを含む、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための方法および使用が開示される。
Description
本発明は、ふけおよびふけの症状の処置および/または予防に関する。特に本発明は、ふけを抑えるために頭皮の状態を調整するための、グリセロールおよびグリセロールを含む組成物の使用に関する。
マラセチア属酵母、例えばマラセチア・フルフル(Malassezia furfur)などは、ふけの主な原因であると広く考えられている。しかし、なぜこの状態に悩まされる者とそうでない者とがいるのかは不明である。分かっていることは、頭皮のマラセチア属レベルが上昇することがそのままふけにつながるとは限らないということである。これは、マラセチア属がこの状態を引き起こすのに必要ではあるが十分ではないということを示唆する。
ふけの処置のために現在市場で使用される唯一ではないが主要な処置介入のストラテジーは、抗真菌剤、例えばピリチオン亜鉛(ZPTO)、オクトピロックス、クリムバゾールおよびケトコナゾールなどの局所適用であり、これらは通常、シャンプーから送達される。これらの抗真菌剤は、頭皮からマラセチア属を除去し(または少なくともそのレベルを低下させ)、ふけ状態の効果的な処置を適度に提供する。シャンプーは、洗浄用界面活性剤、例えばラウリル硫酸ナトリウム(SLS)またはラウレス硫酸ナトリウム(SLES)などを含有する。
特許文献1(Unilever)として公開される国際特許出願は、ふけの処置に対する代替的アプローチを示唆する。特に特許文献1は、頭皮を強化することによってふけを処置および/または予防するための組成物の製造における、脂溶性物質または脂質前駆体および/または促進剤の使用を開示する。
特許文献1で示唆されるアプローチがふけを改善することにおいて有効であり得る一方で、脂溶性物質は、頭皮への局所適用に、特に頭皮および毛髪の油分またはべたつきが気になる消費者にとって、ある種の状況下では必ずしも適切とは限らない。
最近の刊行物(非特許文献1)によって、刺激の強い界面活性剤入りのシャンプーでの洗浄が、頭皮バリアに繰り返し損傷を与えることによって従来の美容的抗ふけ処置の有効性を損なわせるということが明らかになった。この影響を食い止めることが示唆されるストラテジーには、低刺激性の界面活性剤の使用が含まれる。しかし、低刺激性の界面活性剤系は、ある状況下では高価であり、および/または従来の陰イオン性界面活性剤系と比較して洗浄性能が劣っており、そのためふけに悩む者全て、特に徹底的な洗浄を求めている、毛髪のべたつきがある者に、必ずしも適切とは限らない可能性がある。
発明者らは、驚くべきことに、グリセロールで頭皮を処置することによって、頭皮バリアがなお一層刺激の強い界面活性剤によるダメージに耐えることができるまでに頭皮バリアの状態を改善することができることを発見した。結果として、グリセロールが洗い流された後でも、長期間にわたりふけの症状が再発するのを防ぐ(またはふけの進行が少なくとも遅くなる)。
ふけの処置のための抗真菌剤を含む組成物中でのグリセロールの使用は公知である。例えば、特許文献2(Pefflyら)は、a)約40重量パーセントから約99重量パーセントの揮発性液体と、b)約0.005重量パーセントから約20重量パーセントの皮膚活性物質と、c)約0.1重量パーセントから約20重量パーセントの保湿物質、好ましくは液体保湿剤、例えばグリセリンなど、とを含む、頭皮への直接適用用の、パッケージ化リーブオンタイプ組成物を含む、局所的リーブオンタイプ美容組成物を開示する。この組成物は、ふけを制御することにおいて効果的であるということになっている。しかし、抗ふけ効果は、ZPTOなどの抗ふけ活性物質の沈着(「皮膚活性物質」として存在)の向上による結果であると言われている。
発明者らは、グリセロールで頭皮を処置することにより、抗真菌剤が存在しない場合でもふけの症状を改善することができることを見出した。したがって、本発明は、ふけを食い止めるためにグリセロールを利用する、ふけに対する処置を提供することを目的とする。
G.A.Turner,M.HoptroffおよびC.B.Harding,「Stratum Corneum Dysfunction in Dandruff」,International Journal of Cosmetic Science,2012,34,pp.298−306
第一の態様において、本発明は、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物の使用を提供する。
本発明はまた、次の態様の1以上においても記載され得る:
−ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための医薬品としての使用のためのグリセロール、またはグリセロールを含む組成物。
−ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための医薬品としての使用のためのグリセロール、またはグリセロールを含む組成物。
−ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物の使用。
−ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整することにおける医薬品の製造における、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物の使用。
−個人の頭皮バリアの状態を改善するために有効な量で、個人の頭皮にグリセロールまたはグリセロールを含む組成物を適用することを含む、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための方法。
続く発明を実施するための形態および実施例を考慮すると、本発明の全ての他の態様がより容易に明らかになろう。
本発明での使用のためのグリセロールは、グリセリン(glycerine、glycerin)およびプロパン−1,2,3−トリオールとして様々に知られている。実質的に純粋な形態でまたは組成物の一部としてグリセロールを使用し得る。
今回、グリセロールが、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整することが分かった。理論に縛られることを望むものではないが、発明者らは、この頭皮状態の改善は、おそらく頭皮における上皮分化の促進および/または角質層の質の向上による、頭皮の強化の結果であると考えている。したがって、好ましい態様によれば、本発明は、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物を提供する。このような状態の調整は、好ましくは治療的なものでなく、より好ましくは美容的なものである。
本明細書中で使用される「頭皮を強化する」という用語および関連する用語によって、発明者らは、水分の浸透に対する頭皮の抵抗性が向上し、すなわち頭皮の透水性バリアが改善および/または強化されることを意味する。角質層を通じた水の損失も阻害され得る。本明細書中で使用される場合、この用語により包含される、頭皮バリアの強化に対する代替的な記述としては、次のうち1以上:頭皮育成、頭皮バリアの回復、頭皮の強化、頭皮抵抗性/防御力の強化、頭皮再生の促進、頭皮の復元、頭皮皮膚をより滑らかにすること、頭皮の鎮静、内側からの頭皮の補充、頭皮の構築、内側からの頭皮の構築、内側からの頭皮バリアの構築、頭皮の再活性化、頭皮の保湿、頭皮の十分な水分補給、頭皮の天然の防御層の活性化、頭皮の天然の防御層の喚起および同様の用語が挙げられるが限定されない。
頭皮を強化することによって、頭皮は、マラセチア属および/または微生物の代謝産物などの刺激物の作用に耐えるためにより良好な状態になる。さらにまたはあるいは、頭皮は、刺激の強い界面活性剤による劣化に耐えるためにより良好な状態になり得る。
したがって、好ましい実施形態において、洗浄用界面活性剤、特に陰イオン性洗浄用界面活性剤と頭皮の接触後のふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整する。
陰イオン性洗浄用界面活性剤の例は、アルキル硫酸塩、アルキルエーテル硫酸塩、アルカリルスルホン酸塩、アルカノイルイセチオン酸塩、アルキルコハク酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、N−アルキルサルコシン酸塩、アルキルリン酸塩、アルキルエーテルリン酸塩およびアルキルエーテルカルボン酸およびそれらの塩、特にそれらのナトリウム、マグネシウム、アンモニウムおよびモノ、ジおよびトリエタノールアミン塩である。アルキルおよびアシル基は一般に8から18個、好ましくは10から16個の炭素原子を含有し、不飽和であり得る。アルキルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルスルホコハク酸塩、アルキルエーテルリン酸塩およびアルキルエーテルカルボン酸およびそれらの塩は、1分子あたり1から20個のエチレンオキシドまたはプロピレンオキシド単位を含有し得る。
本発明の組成物中での使用のための典型的な陰イオン性洗浄用界面活性剤としては、オレイルコハク酸ナトリウム、ラウリルスルホコハク酸アンモニウム、ラウリル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、ラウリルエーテルスルホコハク酸ナトリウム、ラウリル硫酸アンモニウム、ラウリルエーテル硫酸アンモニウム、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシルベンゼンスルホン酸トリエタノールアミン、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルイセチオン酸ナトリウム、ラウリルエーテルカルボン酸およびN−ラウリルサルコシン酸ナトリウムが挙げられる。
広く使用される刺激の強い陰イオン性洗浄用界面活性剤は、ラウリル硫酸ナトリウム(=SLS)およびラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(=SLES)、(nは1から3)から選択されるものであり;より好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO、(nは1から3);最も好ましくはラウリルエーテル硫酸ナトリウム(n)EO(n=1)である。
好ましくは、シャンプー組成物の1.5重量%から25重量%、より好ましくは3重量%から19重量%、最も好ましくはシャンプー組成物の6重量%から17重量%の量で洗浄用界面活性剤を含むシャンプー組成物と頭皮を接触させる。
個人の頭皮にグリセロールを適用した後および/またはそれと同時に、個人の頭皮に洗浄用界面活性剤を適用し得る。同時に適用する場合、例えばグリセロールを含む組成物は洗浄用界面活性剤も含み得る。例えば、同じシャンプー組成物の構成成分としてグリセロールおよび洗浄用界面活性剤を適用し得る。
好ましい実施形態において、個人の頭皮にグリセロールを適用した後、個人の頭皮に洗浄用界面活性剤を適用する。したがって、グリセロールを含む組成物が実質的に陰イオン性洗浄用界面活性剤を含まないことが好ましい。より好ましくは、グリセロールを含む組成物は、本組成物に対して1重量%未満の陰イオン性洗浄用界面活性剤、さらにより好ましくは0.5重量%未満、より好ましくはまた0.1重量%未満、最も好ましくは0から0.01重量%の陰イオン性洗浄用界面活性剤を含む。
頭皮へのグリセロールの局所適用は、処置期間(すなわち、少なくとも週に1回、より好ましくは少なくとも週に2回および最も好ましくは週に3回から7回、グリセロールが個人の頭皮に適用される期間)中にふけを抑えるだけではなく、処置を休止している退行期(regression phase)に入ってもふけを食い止めることが分かった。したがって、ふけが付随する症状は、好ましくは、頭皮の状態を調整した後、少なくとも3日間の退行期間(regression period)、より好ましくは、頭皮の状態を調整した後、少なくとも1週間の退行期間(regression period)、最も好ましくは1から4週間の退行期間(regression period)にわたり、軽減されるかまたは再発が抑えられる。
驚くべきことに、退行期(regression phase)を通して頭皮を洗浄用界面活性剤によって(例えばシャンプーでの洗浄によって)処置した場合でもこの長期間持続効果が維持され得る。例えば、退行期間(regression period)中に少なくとも2回、より好ましくは少なくとも3回、最も好ましくは4から10回、洗浄用界面活性剤と頭皮を接触させ得る。
実質的に純粋な形態でグリセロールを使用し得る。しかし好ましい実施形態において、グリセロールは、本発明中で、好ましくは、シャンプー、コンディショナーまたはリーブオンタイプのトリートメントなどの毛髪処置組成物の形態で使用される。一般的には、グリセロールは、本組成物の、0.001重量%から60重量%、より好ましくは0.1重量%から約40重量%、より好ましくはまた1重量%から30重量%、最も好ましくは2重量%から20重量%の量で本組成物中に存在する。
グリセロールの頭皮状態調整能は、これが皮膚活性物質とともに使用される場合に促進され得る。したがって、ある実施形態において、本組成物は皮膚活性物質を含む。皮膚活性物質の例としては、その開示がその全体において参照により本明細書によって組み込まれる特許文献1に記載されるような脂溶性物質または脂質前駆体および/または促進剤が挙げられる。本発明での使用に特に好ましい脂溶性物質は、炭化水素油、炭化水素ワックス、脂肪酸誘導体、コレステロールおよびその誘導体、ジおよびトリグリセリド、植物油およびその誘導体、液体非食用油、ポリオールエステル、アセトグリセリドエステル、脂肪酸のアルキルエステルおよびアルケニルエステル、ラノリンおよびその誘導体、ワックスエステル、蜜ろうおよびその誘導体、ステロール、リン脂質、セラミド、ネオセラミド、疑似セラミドおよびそれらの混合物である。最も好ましいのは植物油、特にヒマワリ油である。
本発明での使用に適切な他の皮膚活性物質としては、ビタミン、プロビタミン、その誘導体およびそれらの混合物が挙げられる。特に好ましいのは、B−ビタミンおよびそのプロビタミン、特にビタミンB3、パンテノールおよびそれらの混合物である。本明細書中で使用される場合、「ビタミンB3」には、ナイアシン(ニコチン酸)だけでなく、その対応するアミド(ナイアシンアミドとしても知られるニコチンアミド)ならびにナイアシンの他のアミドおよびエステルも含まれる。ビタミンB3の好ましい形態はナイアシンアミドである。
本組成物中の皮膚活性物質の総量は、好ましくは本組成物の0.0001から30重量%、より好ましくは0.001から20重量%、より好ましくはまた0.01から15重量%、さらにより好ましくは0.1から10重量%、最も好ましくは1から7重量%である。
発明者らは、グリセロールが、抗真菌剤の非存在下でもふけを食い止めることにおいて有効であることを見出した。したがって、ある実施形態において、本組成物は、比較的少量の抗真菌剤を含有し得る。例えば好ましくは本組成物中の抗真菌剤の総量は、本組成物の0.5重量%未満であり、より好ましくは本組成物中の抗真菌剤の総量は、本組成物の0.3重量%未満、さらにより好ましくは0.1重量%未満、最も好ましくは0.05重量%未満である。最も好ましい実施形態において、本組成物は、実質的に抗真菌剤を含まず、より好ましくは本組成物中の抗真菌剤の総量は、本組成物の0.01重量%未満、さらにより好ましくは0.001重量%未満、最も好ましくは0から0.0001重量%である。
抗真菌剤は一般に、マラセチア属に対して最小阻害濃度が約50mg/ml以下である。
抗真菌剤が本組成物中に存在する場合、好ましい量は、本組成物の0.01から5重量%の範囲、より好ましくは本組成物の0.1から2.5重量%の範囲である。
抗真菌剤の例としては、アゾール系抗真菌剤、オクトピロックス、ピリチオン金属塩、セレンジスルフィド、コールタールおよびそれらの混合物から選択される化合物が挙げられる。好ましいアゾール系抗真菌剤は、ケトコナゾールおよびクリムバゾールである。好ましいピリチオン金属塩は、ピリチオン亜鉛、銅、銀およびジルコニウムである。最も好ましいのはピリチオン亜鉛である。
好ましくは、本組成物は、本組成物に対して少なくとも5重量%の水、より好ましくは15から95重量%、さらにより好ましくは35から88重量%、またさらにより好ましくは45から82重量%、最も好ましくは本組成物全体の重量に対して65から80重量%の水を含む。
本発明の組成物は、性能および/または消費者受容性を促進するための他の成分を含有し得る。このような成分としては、シリコーン、アルコール、陽イオン性界面活性剤、陽イオン性ポリマー、香料、色素および顔料、pH調整剤、真珠様光沢剤(pearlescer)または乳白剤、粘度調整剤および保存剤または抗菌剤が挙げられる。これらの成分のそれぞれは、その目的を達成するのに有効な量で存在する。一般に、これらの任意の成分は、個々に総組成物の最大5重量%のレベルで含まれる。
本発明の組成物は、主に、洗い流しタイプまたはリーブオンタイプの組成物のいずれかの、個人の頭皮および/または毛髪の少なくとも一部への局所適用のためのものである。好ましくは、本組成物は、少なくとも0.3g、より好ましくは少なくとも0.5g、より好ましくはまた少なくとも1g、最も好ましくは2から10gの量で頭皮に適用される。
実施例を除いてまたは明確な断りがない限り、材料の量または反応の条件、材料の物理学的特性および/または使用を示すこの記述での数字は全て、「約」という語により修飾されるものとして解釈してもよい。
量は全て、別段の断りがない限り、本組成物の重量に対するものである。
注目すべきは、何らかの値の範囲を指定することにおいて、何らかの特定の上限値が何らかの特定の下限値と結び付けられ得るということである。
疑義を回避するために、「を含む(comprising)」という語は、「を含む(including)」意味するものとするが、必ずしも「からなる(consisting) of」または「から構成される(composed of)」を意味するものではない。言い換えると、列挙される行程または選択肢は網羅的である必要はない。
本明細書中で見出されるような本発明の開示は、特許請求の範囲が複数の従属または重複性なく見出され得るという事実に関係なく、互いに多重従属するものとして特許請求の範囲で見出されるような全ての実施形態を包含するとみなされるものとする。
次の実施例は、本発明の理解を促すために提供される。実施例は特許請求の範囲を限定するものではない。
[実施例]
[実施例1]
ふけにおけるグリセロールでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
[実施例1]
ふけにおけるグリセロールでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
ふけのレベルが様々である、自覚的ふけ症患者を全部で24名、パネリストとして採用した。頭部を2区画に等分して無作為化二重盲検を行う試験デザインを使用した。頭部を対称な2区画に等分し、次いでさらに四半分に区分することによってローションを適用した。パネリストに対して、試験施設への最初の来所前48時間に毛髪を洗浄しないように求めた。連続5日間、ローションをパネリストの頭皮に適用し、その間、毛髪を洗浄したり、頭皮または毛髪に何ら他の製品を適用しないようにパネリストに対して求めた(「処置期」)。訓練を受けた者がローション適用を行った。適用投与量は、頭皮が四半分に区分されており、四半分の1区画あたり0.75mlであったが、片側、すなわち四半分区画のうち2区画にのみ製品が適用されるので、頭部の片側半分に適用される総量は1.5mlとなる。ローション適用前に専門家が頭皮評価を毎日行った。5日間のローション適用後に、パネリストの通常のシャンプーを用いてパネリストに毛髪を洗浄させ、最終評価のために第8日に再び来所させた(「退行期(regression phase)」)。
専門家による頭皮評価を次のように行った:冷白色蛍光灯付きのトロリー台上の卓上拡大ライト下に対象を座らせ、これを使用して毛髪および頭皮状態を評価した。専門の頭皮評価者に対して、a)「頭皮の乾燥/ふけ」、b)「毛髪における緩い薄片」、c)「頭皮の本来の赤味」および/またはd)「頭皮の紅斑」により影響を受ける頭皮の量の数値スコア(Total Weighted Head Score(重み付け頭部スコアの合計)または「TWHS」)が得られる、明確に定義された四半分評価法を使用することについてトレーニングを受けさせた。評価者は、頭皮の皮膚を見るために毛髪を分けるため、テールエンドコーム(tail−ended comb)を使用した。各対象に対して、滅菌したコームおよび髪留めおよび清潔な使い捨て手袋対を使用した。これは、活性皮膚状態が、ある対象から別の対象に移らないことを確実にするためであり、またヒトアタマジラミおよび/または卵の、ある感染対象から別の対象への拡大という万が一の事象における予防的手段でもあった。
結果
第1日を除く全ての日において、試料1によって、試料Aよりも有意に(P<0.05)良好な(低い)TWHSが得られた。これは、グリセロールを含有する試料(試料1)の抗ふけ効果が、処置期中だけでなく、退行期(regression phase)での洗浄後も少なくとも3日間、持続したことを示す。
第1日を除く全ての日において、試料1によって、試料Aよりも有意に(P<0.05)良好な(低い)TWHSが得られた。これは、グリセロールを含有する試料(試料1)の抗ふけ効果が、処置期中だけでなく、退行期(regression phase)での洗浄後も少なくとも3日間、持続したことを示す。
[実施例2]
ふけにおけるグリセロールおよび皮膚活性剤を含有するローションでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
ふけにおけるグリセロールおよび皮膚活性剤を含有するローションでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
頭部を2区画に等分した二重盲検無作為化試験を使用し、次のことを除き、実施例1に記載のものと同様であった:
−全部で113名のパネリストが参加した。
−全部で113名のパネリストが参加した。
−頭部半分あたりの適用総ローションは3mlであった。
−パネリストは、市販の美容シャンプーで週に3回毛髪を洗浄し、各洗浄から48時間後に評価された(すなわち次回洗浄の直前)。
−処置期は全部で8週間継続し、退行期(regression phase)をさらに8週間監視した。
各時間点でのデータの統計学的分析から、試験期の全ての時間点で試料2が試料Bよりも有意に(P<0.01)良好な抗ふけ効果をもたらし、この効果を退行期(regression phase)に入って1週間(3回シャンプー洗浄)維持したことが示された。
[実施例3]
ふけにおけるグリセロールおよび皮膚活性剤(ナイアシンアミド)を含有するローションでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
ふけにおけるグリセロールおよび皮膚活性剤(ナイアシンアミド)を含有するローションでの処置の効果を調べるために臨床試験を行った。
頭部を2区画に等分した二重盲検無作為化試験を使用し、次のことを除き、実施例1に記載のものと同様であった:
−全部で54名のパネリストが参加した。
−全部で54名のパネリストが参加した。
−頭部半分あたりの適用総ローションは3mlであった。
−パネリストは、市販の美容シャンプーで週に3回毛髪を洗浄し、ベースラインでの洗浄から48時間後、処置の中間時点、処置終了時、退行期(regression)の中間時点および退行期(regression)終了時に評価した。
−処置期は全部で4週間継続し、退行期(regression phase)をさらに4週間監視した。
各時間点でのデータの統計学的分析から、リーブオンタイプのローション(試料3)から送達される場合、グリセロールおよびナイアシンアミドの組み合わせが、対照ローション(試料C)と比較して、処置の2週間および4週間後にふけのレベルを有意に低下させた(p<0.0001)ことが示された。プラセボローション(試料C)と比較したグリセロール/ナイアシンアミドローション(試料3)からのふけの減少は、退行期(regression phase)に入って2および4週間の両方でも有意であった(p<0.005)。
Claims (13)
- ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための、医薬品としての使用のためのグリセロール、またはグリセロールを含む組成物。
- ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物の非治療的使用。
- ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整することにおける医薬品の製造における、グリセロールまたはグリセロールを含む組成物の使用。
- 個人の頭皮バリアの状態を改善するために有効な量で、前記個人の頭皮にグリセロールまたはグリセロールを含む組成物を適用することを含む、ふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して頭皮の状態を調整するための非治療的方法。
- 前記グリセロールを含む組成物がビタミンB3をさらに含む、請求項1から4のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 洗浄用界面活性剤と頭皮の接触後のふけが付随する症状の発症、再発または悪化に対抗して前記頭皮の状態を調整する、請求項1から5のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 洗浄用界面活性剤が陰イオン性界面活性剤、好ましくはSLS、SLESおよびそれらの混合物から選択される陰イオン性界面活性剤を含む、請求項6に記載の使用または方法。
- 前記個人の頭皮への前記グリセロールの適用後、および/または前記グリセロールの適用と同時に、前記個人の頭皮に前記洗浄用界面活性剤を適用する、請求項6または7のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記個人の頭皮への前記グリセロールの適用後に前記個人の頭皮に前記洗浄用界面活性剤を適用する、請求項8に記載の使用または方法。
- 前記頭皮の状態を調整した後少なくとも3日間の退行期間(regression period)にわたり、前記ふけが付随する症状が軽減されるかまたはその再発が予防される、請求項1から9のいずれか一項に記載の使用または方法。
- 前記頭皮の状態を調整した後少なくとも1週間の退行期間(regression period)にわたり、前記ふけが付随する症状が軽減されるかまたは再発が予防される、請求項10に記載の使用または方法。
- 前記退行期間(regression period)中に少なくとも2回、前記頭皮を洗浄用界面活性剤と接触させる、請求項10または11に記載の使用または方法。
- 前記退行期間(regression period)中に少なくとも3回、前記頭皮を洗浄用界面活性剤と接触させる、請求項12に記載の使用または方法。
Applications Claiming Priority (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CNPCT/CN2013/086070 | 2013-10-28 | ||
CN2013086070 | 2013-10-28 | ||
EP13197155 | 2013-12-13 | ||
EP13197155.8 | 2013-12-13 | ||
PCT/EP2014/071404 WO2015062821A1 (en) | 2013-10-28 | 2014-10-07 | Method for conditioning the scalp to resist dandruff |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016534041A true JP2016534041A (ja) | 2016-11-04 |
Family
ID=51703144
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016521616A Withdrawn JP2016534041A (ja) | 2013-10-28 | 2014-10-07 | ふけを抑えるために頭皮の状態を調整するための方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20160250116A1 (ja) |
EP (1) | EP3062781B1 (ja) |
JP (1) | JP2016534041A (ja) |
CN (2) | CN105792817A (ja) |
BR (1) | BR112016008569B1 (ja) |
WO (1) | WO2015062821A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2022096258A1 (en) * | 2020-11-09 | 2022-05-12 | Unilever Ip Holdings B.V. | Use of glycerol for inhibiting growth of microbes |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4940578A (en) * | 1987-06-18 | 1990-07-10 | Kao Corporation | Hair preparation |
DE69121976T2 (de) * | 1990-06-11 | 1997-02-06 | Kao Corp | Haarreinigungsmittel |
US5565207A (en) * | 1990-09-19 | 1996-10-15 | Pola Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Scalp moisturizer and external skin preparation |
US5325878A (en) * | 1992-07-17 | 1994-07-05 | Mckay William D | Fluid dispensing comb |
US6248370B1 (en) * | 1997-07-24 | 2001-06-19 | Leroy Harris | Skin treatment and methods |
AU2000274827A1 (en) * | 2000-09-13 | 2002-03-26 | The Procter And Gamble Company | Cosmetic compositions |
US7001594B1 (en) * | 2000-10-10 | 2006-02-21 | The Procter & Gamble Company | Scalp cosmetic compositions and corresponding methods of application to provide scalp moisturization and skin active benefits |
WO2002067880A1 (en) * | 2001-02-27 | 2002-09-06 | Unilever Plc | Treatment of dandruff |
US8246969B2 (en) * | 2001-11-16 | 2012-08-21 | Skinmedica, Inc. | Compositions containing aromatic aldehydes and their use in treatments |
US20030228272A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-12-11 | Zahid Amjad | Novel antidandruff conditioning shampoo |
CA2722895C (en) * | 2008-04-30 | 2014-05-27 | The Procter & Gamble Company | Hair care compositions for preventing oxidative damage to hair, methods of use, and methods of marketing such compositions |
JP2011256114A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-22 | Hakuto Co Ltd | 頭皮用外用剤 |
CN102670427A (zh) * | 2012-05-16 | 2012-09-19 | 林权飞 | 一种祛屑组合物 |
-
2014
- 2014-10-07 CN CN201480059127.9A patent/CN105792817A/zh active Pending
- 2014-10-07 BR BR112016008569-8A patent/BR112016008569B1/pt active IP Right Grant
- 2014-10-07 US US15/029,261 patent/US20160250116A1/en not_active Abandoned
- 2014-10-07 JP JP2016521616A patent/JP2016534041A/ja not_active Withdrawn
- 2014-10-07 WO PCT/EP2014/071404 patent/WO2015062821A1/en active Application Filing
- 2014-10-07 EP EP14784023.5A patent/EP3062781B1/en active Active
- 2014-10-07 CN CN202110913125.3A patent/CN113599286A/zh active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP3062781B1 (en) | 2017-12-06 |
WO2015062821A1 (en) | 2015-05-07 |
BR112016008569A8 (pt) | 2020-03-10 |
US20160250116A1 (en) | 2016-09-01 |
EP3062781A1 (en) | 2016-09-07 |
CN105792817A (zh) | 2016-07-20 |
CN113599286A (zh) | 2021-11-05 |
BR112016008569B1 (pt) | 2020-12-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN109069389B (zh) | 用n-羟基吡啶酮治疗毛发疾病的方法 | |
JP7213216B2 (ja) | 脱毛症を予防するためのシステムおよび方法 | |
CA2234797A1 (fr) | Composition topique contenant de la capsazepine | |
BR112020000033B1 (pt) | Composições tópicas compreendendo eritrulose e hidroxiacetofenona, seus usos e método para exterminar e/ou inibir leveduras malassezia e fungos | |
CN108295011A (zh) | 一种黄姜控油防脱发育发头皮精华液及其制作方法 | |
JP2014521671A (ja) | 皮膚および毛髪の外観を改善するためのスフィンガニンの使用 | |
US20190269738A1 (en) | Camelid compound(s), composition(s) and method(s) | |
US10420962B2 (en) | Organic hair formulation and treatment | |
WO1997015281A1 (fr) | Utilisation d'au moins un agoniste beta-adrenergique en tant qu'antagoniste de substance p | |
BR102017003313A2 (pt) | composição anticaspa e método para a prevenção, redução ou tratamento da caspa | |
JP5975660B2 (ja) | 女性型脱毛症等の毛髪成長障害の治療方法とそのために有用な組成物 | |
CN111936130B (zh) | 包含锶和甲基磺酰基甲烷(msm)的局部制剂及治疗方法 | |
JP2016534041A (ja) | ふけを抑えるために頭皮の状態を調整するための方法 | |
JP5599433B2 (ja) | 毛髪化粧料 | |
WO2016033899A1 (zh) | 一种调节头皮油脂平衡的去屑组合物 | |
Lee et al. | Successful treatment of dandruff with 1.5% ciclopirox olamine shampoo in Korea | |
CA3213144A1 (en) | New topical composition free of sulfate derived surfactants | |
EP3160435B1 (fr) | Utilisation de 4-(3-éthoxy-4-hydroxyphényl)alkylcétone en tant qu'agent apaisant de la peau | |
JP2007254356A (ja) | 毛髪化粧料 | |
CA2443939A1 (fr) | Composition dermatologique comprenant l'acide nicotinique ou un amide, et une base sphingoide. | |
JP2021038145A (ja) | 毛髪処理剤、酸・熱トリートメント処理方法、およびシャンプー・トリートメント処理方法 | |
JP2000178128A (ja) | 肌とこころの化粧料 | |
JP2000178128A5 (ja) | ||
JPWO2019147931A5 (ja) | ||
Bilovol et al. | Сosmetology: textbook for the 2nd-year dentistry students (English medium) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A529 | Written submission of copy of amendment under section 34 (pct) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A529 Effective date: 20160526 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20170807 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20170822 |