JPWO2019147931A5 - - Google Patents

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好ましい実施形態において、上記被験体は哺乳動物であり、なおさらに好ましい実施形態において、上記哺乳動物はヒトである。
本発明は、例えば、以下の項目を提供する。
(項目1)
被験体において皮膚バリア機能を改善するための方法であって、ここで前記方法は、アンブロキソールの低用量製剤を含む組成物を局所投与して、皮膚バリア機能を改善する工程を包含する方法。
(項目2)
前記皮膚バリア機能は、処置されていないコントロール被験体と比較して、約10%、20%、30%、40%、50%、60%、または70%まで改善される、項目1に記載の方法。
(項目3)
前記改善された皮膚バリア機能は、
a.損傷後の皮膚バリア機能の回復を速めること;
b.未熟児もしくは高齢者においてしばしば起こるような、皮膚バリア回復における遅れを減少させること;
c.経上皮水分蒸散量(TEWL)を減少させる/防止すること;
d.皮膚における電解質喪失を減少させる/防止すること;
e.乾燥肌を減少させる/防止すること;
f.掻痒を減少させる/防止すること;
g.皮膚病変を減少させる/治癒させる/防止すること;
h.皮膚水和を増大する/改善すること;
i.外来性の損傷からの防御(例えば、抗微生物バリア)を改善すること;
j.セラミド(CER)および/もしくはグルコシル-セラミド生成を、好ましくは、皮膚の基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層において増大させること;
k.グルコシル-CERからCERへの変換を、好ましくは、皮膚の顆粒層および角質層において増大させること;
l.皮膚において、好ましくは、皮膚の角質層において、CERの量および/もしくは濃度を増大させること;
m.グルコセレブロシダーゼ活性を、基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層にいて増大させること;ならびに/または
n.加齢に際して皮膚の強さの喪失の全体的な割合を、一般に認められる、そのような減少をモニターする機能的メトリクスに従って、減少させること;
によって観察され、ここで(a)~(n)のうちのいずれか1つの増大または減少は、処置されていない状態と比較して、少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、または65%の増大または減少である、項目1または2のいずれかに記載の方法。
(項目4)
前記角質層において増大したCERの濃度は、コレステロールおよび/もしくは遊離脂肪酸または他の適切なベンチマークの濃度と比較した場合より、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%または60%高い、項目3に記載の方法。
(項目5)
前記改善した皮膚バリア機能は、被験体において、皮膚の外見、皮膚の弾力性、健康的な皮膚の加齢および/または皮膚の水分を増大させるおよび/または改善することによって測定される、項目1~4のいずれか1項に記載の方法。
(項目6)
前記改善された皮膚バリア機能は、前記被験体において、皮膚の加齢、皮膚の加齢に関連する症状、および/または皮膚の加齢に関連する疾患を阻害するおよび/または軽減することによって測定される、項目1~5のいずれか1項に記載の方法。
(項目7)
前記方法は、加齢(もしくは早期老化)の徴候を軽減する、皮膚の加齢プロセスを減少させる、小じわおよび/もしくは皺の外見を軽減する、皮膚のたるみを減少させる、皮膚の弾力性もしくは柔軟性を改善するおよび/もしくは促進する、日光によるダメージを軽減する、皮膚伸展線条を軽減する、瘢痕の外見を軽減する、熱傷の外見を軽減する、欠点(例えば、ざ瘡)の外見を軽減する、くまの外見を軽減する、加齢によるシミの外見を軽減する、ならびに/または腫れの外見を軽減する、皮膚の水分喪失を防止する、ならびに/あるいは水分の閉じ込めを増大させる、項目1~6のいずれか1項に記載の方法。
(項目8)
前記組成物は、毛に塗布される、項目1~7のいずれか1項に記載の方法。
(項目9)
組成物は、アンブロキソールの塩、好ましくは塩酸アンブロキソールを含む、項目1~8のいずれか1項に記載の方法。
(項目10)
前記組成物は、セラミドをさらに含む、項目1~9のいずれか1項に記載の方法。
(項目11)
前記セラミドは、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドNP、セラミドEOH、セラミドAS、セラミドNH、セラミドAP、セラミドAH、セラミドEOP、セラミドNdS、セラミドAdS、および/またはセラミドEOdSから選択される、項目10に記載の方法。
(項目12)
前記皮膚細胞内のオートファジーがまた誘導される、項目1~11のいずれか1項に記載の方法。
(項目13)
組成物は、所定の期間にわたって数回、例えば、1日に1回、1日に2回の用量、1日に3回、局所塗布される、項目1~12のいずれか1項に記載の方法。
(項目14)
前記組成物は、少なくとも1年間、2年間、3年間、4年間、5年間、6年間、7年間、8年間、9年間、または10年間にわたって局所塗布される、項目1~13のいずれか1項に記載の方法。
(項目15)
アンブロキソールの前記低用量製剤濃度は、
(a)0.1%(w/w)未満;
(b)0.01%(w/w)未満;
(c)0.01%~0.09%(w/w)の間;
(d)0.001%~0.01%(w/w)の間;
(e)0.0001~0.001%(w/w)の間;
(f)0.00001~0.0001%(w/w)の間;
(g)約0.00001%(w/w)、0.00002%(w/w)、0.00003%(w/w)、0.00004%(w/w)、0.00005%(w/w)、0.00006%(w/w)、0.00007%(w/w)、0.00008%(w/w)、0.00009%(w/w)、0.0001%(w/w)、0.0002%(w/w)、0.0003%(w/w)、0.0004%(w/w)、0.0005%(w/w)、0.0006%(w/w)、0.0007%(w/w)、0.0008%(w/w)、0.0009%(w/w)、0.001%(w/w)、0.002%(w/w)、0.003%(w/w)、0.004%(w/w)、0.005%(w/w)、0.006%(w/w)、0.007%(w/w)、0.008%(w/w)、0.009%(w/w)、0.01%(w/w)、0.02%(w/w)、0.03%(w/w)、0.04%(w/w)、0.05%(w/w)、0.06%(w/w)、0.07%(w/w)、0.08%(w/w)、もしくは0.09%(w/w)において;または
(h)(g)のうちのいずれかの組み合わせ、
である、項目1~14のいずれか1項に記載の方法。
(項目16)
前記被験体は、哺乳動物であり、好ましくはヒトである、項目1~15のいずれか1項に記載の方法。
(項目17)
皮膚バリア機能を改善することにおける使用のための局所用組成物であって、ここで前記組成物は、アンブロキソールの低用量製剤を含み、ここで前記低用量製剤は、
(a)0.1%(w/w)未満;
(b)0.01%(w/w)未満;
(c)0.01%~0.09%(w/w)の間;
(d)0.001%~0.01%(w/w)の間;
(e)0.0001~0.001%(w/w)の間;
(f)0.00001~0.0001%(w/w)の間;
(g)約0.00001%(w/w)、0.00002%(w/w)、0.00003%(w/w)、0.00004%(w/w)、0.00005%(w/w)、0.00006%(w/w)、0.00007%(w/w)、0.00008%(w/w)、0.00009%(w/w)、0.0001%(w/w)、0.0002%(w/w)、0.0003%(w/w)、0.0004%(w/w)、0.0005%(w/w)、0.0006%(w/w)、0.0007%(w/w)、0.0008%(w/w)、0.0009%(w/w)、0.001%(w/w)、0.002%(w/w)、0.003%(w/w)、0.004%(w/w)、0.005%(w/w)、0.006%(w/w)、0.007%(w/w)、0.008%(w/w)、0.009%(w/w)、0.01%(w/w)、0.02%(w/w)、0.03%(w/w)、0.04%(w/w)、0.05%(w/w)、0.06%(w/w)、0.07%(w/w)、0.08%(w/w)、もしくは0.09%(w/w)において;または
(h)(g)のうちのいずれかの組み合わせ、
から選択される、局所用組成物。
(項目18)
前記皮膚バリア機能の改善は、
a.損傷後の前記皮膚バリア機能の回復を速めること;
b.未熟児または高齢者においてしばしば起こるような、皮膚バリア回復における遅れを減少させること;
c.経上皮水分蒸散量(TEWL)を減少させる/防止すること;
d.皮膚における電解質喪失を減少させる/防止すること;
e.乾燥肌、湿疹、および/もしくはアトピー性皮膚炎を減少させる/防止すること;
f.掻痒を減少させる/防止すること;
g.皮膚病変を減少させる/治癒させる/防止すること;
h.皮膚水和を増大させる/改善すること;
i.外来性の損傷からの防御(例えば、抗微生物バリア)を改善すること;
j.セラミド(CER)および/もしくはグルコシル-セラミド生成を、好ましくは、皮膚の基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層において増大させること;
k.グルコシル-CERからCERへの変換を、好ましくは、皮膚の顆粒層および角質層において増大させること;
l.皮膚において、好ましくは、皮膚の角質層において、CERの量および/もしくは濃度を増大させること;
m.グルコセレブロシダーゼ活性を、基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層にいて増大させること;ならびに/または
n.加齢に際して皮膚の強さの喪失の全体的な割合を、一般に認められる、そのような減少をモニターする機能的メトリクスに従って、減少させること;
o.被験体において皮膚の外見、皮膚の弾力性、健康的な皮膚の加齢および/もしくは皮膚の水分を増大させるおよび/もしくは改善すること
p.前記被験体において皮膚の加齢、皮膚の加齢に関連する症状、および/もしくは皮膚の加齢に関連する疾患を阻害するおよび/もしくは軽減すること;
q.加齢の徴候(もしくは早期老化)を減少させる、皮膚の加齢プロセスを減少させる、小じわおよび/もしくは皺の外見を軽減する、皮膚のたるみを減少させる、皮膚の弾力性もしくは柔軟性を改善するおよび/もしくは促進する、日光によるダメージを軽減する、皮膚伸展線条を軽減する、瘢痕の外見を軽減する、熱傷の外見を軽減する、欠点(例えば、ざ瘡)の外見を軽減する、くまの外見を軽減する、加齢によるシミの外見を軽減する、ならびに/または腫れの外見を軽減する、皮膚の水分喪失を防止する、ならびに/あるいは水分の閉じ込めを増大させること、
によって観察され、ここで(a)~(n)のうちのいずれか1つの増大または減少は、処置されていない状態と比較して、少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、または65%である、項目17に記載の局所用組成物。
(項目19)
オートファジーは、前記皮膚細胞において誘導される、項目17または18のいずれか記載の局所用組成物。
(項目20)
前記CERの濃度は、コレステロールおよび/もしくは遊離脂肪酸ならびに/または他の適切なベンチマークの濃度(例えば、処置によって影響を及ぼされないことが公知である角質層における参照分子の濃度)と比較して、前記角質層において、前記処置前に存在した濃度より少なくとも10%、20%、30%、40%、50%または60%高く増大される、項目19に記載の局所用組成物。
(項目21)
前記製剤は、アンブロキソールの塩、好ましくは塩酸アンブロキソールを含む、項目17~20のいずれか1項に記載の局所用組成物。
(項目22)
前記組成物は、セラミドをさらに含む、項目17~21のいずれか1項に記載の局所用組成物。
(項目23)
前記セラミドは、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドNP、セラミドEOH、セラミドAS、セラミドNH、セラミドAP、セラミドAH、セラミド9(EOP)、セラミドNdS、セラミドAdS、および/またはセラミドEOdSから選択される、項目22に記載の局所用組成物。
(項目24)
前記組成物は、ローション、スプレー、クリーム、シャンプー、セラム、エマルジョン、ゲル、オイル、マスク、エッセンス、トナーまたはペーストとして製剤化される、項目17~23のいずれか1項に記載の局所用組成物。
(項目25)
前記組成物は、必須脂肪酸、好ましくはω-3またはω-6オイルをさらに含む、項目17~24のいずれか1項に記載の局所用組成物。

Claims (25)

  1. 被験体において皮膚バリア機能を改善するためのアンブロキソールの低用量製剤を含む組成物であって、前記組成物が局所投与され、皮膚バリア機能を改善することを特徴とする、組成物
  2. 前記皮膚バリア機能は、処置されていないコントロール被験体と比較して、約10%、20%、30%、40%、50%、60%、または70%まで改善される、請求項1に記載の組成物
  3. 前記改善された皮膚バリア機能は、
    a.損傷後の皮膚バリア機能の回復を速めること;
    b.未熟児もしくは高齢者においてしばしば起こるような、皮膚バリア回復における遅れを減少させること;
    c.経上皮水分蒸散量(TEWL)を減少させる/防止すること;
    d.皮膚における電解質喪失を減少させる/防止すること;
    e.乾燥肌を減少させる/防止すること;
    f.掻痒を減少させる/防止すること;
    g.皮膚病変を減少させる/治癒させる/防止すること;
    h.皮膚水和を増大する/改善すること;
    i.外来性の損傷からの防御(例えば、抗微生物バリア)を改善すること;
    j.セラミド(CER)および/もしくはグルコシル-セラミド生成を、好ましくは、皮膚の基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層において増大させること;
    k.グルコシル-CERからCERへの変換を、好ましくは、皮膚の顆粒層および角質層において増大させること;
    l.皮膚において、好ましくは、皮膚の角質層において、CERの量および/もしくは濃度を増大させること;
    m.グルコセレブロシダーゼ活性を、基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層にいて増大させること;ならびに/または
    n.加齢に際して皮膚の強さの喪失の全体的な割合を、一般に認められる、そのような減少をモニターする機能的メトリクスに従って、減少させること;
    によって観察され、ここで(a)~(n)のうちのいずれか1つの増大または減少は、処置されていない状態と比較して、少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、または65%の増大または減少である、請求項1または2のいずれかに記載の組成物
  4. 前記角質層において増大したCERの濃度は、コレステロールおよび/もしくは遊離脂肪酸または他の適切なベンチマークの濃度と比較した場合より、少なくとも10%、20%、30%、40%、50%または60%高い、請求項3に記載の組成物
  5. 前記改善した皮膚バリア機能は、被験体において、皮膚の外見、皮膚の弾力性、健康的な皮膚の加齢および/または皮膚の水分を増大させるおよび/または改善することによって測定される、請求項1~4のいずれか1項に記載の組成物
  6. 前記改善された皮膚バリア機能は、前記被験体において、皮膚の加齢、皮膚の加齢に関連する症状、および/または皮膚の加齢に関連する疾患を阻害するおよび/または軽減することによって測定される、請求項1~5のいずれか1項に記載の組成物
  7. 前記組成物の投与は、加齢(もしくは早期老化)の徴候を軽減する、皮膚の加齢プロセスを減少させる、小じわおよび/もしくは皺の外見を軽減する、皮膚のたるみを減少させる、皮膚の弾力性もしくは柔軟性を改善するおよび/もしくは促進する、日光によるダメージを軽減する、皮膚伸展線条を軽減する、瘢痕の外見を軽減する、熱傷の外見を軽減する、欠点(例えば、ざ瘡)の外見を軽減する、くまの外見を軽減する、加齢によるシミの外見を軽減する、ならびに/または腫れの外見を軽減する、皮膚の水分喪失を防止する、ならびに/あるいは水分の閉じ込めを増大させる、請求項1~6のいずれか1項に記載の組成物
  8. 前記組成物は、毛に塗布される、請求項1~7のいずれか1項に記載の組成物
  9. 前記組成物は、アンブロキソールの塩、好ましくは塩酸アンブロキソールを含む、請求項1~8のいずれか1項に記載の組成物
  10. 前記組成物は、セラミドをさらに含む、請求項1~9のいずれか1項に記載の組成物
  11. 前記セラミドは、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドNP、セラミドEOH、セラミドAS、セラミドNH、セラミドAP、セラミドAH、セラミドEOP、セラミドNdS、セラミドAdS、および/またはセラミドEOdSから選択される、請求項10に記載の組成物
  12. 前記皮膚細胞内のオートファジーがまた誘導される、請求項1~11のいずれか1項に記載の組成物
  13. 組成物は、所定の期間にわたって数回、例えば、1日に1回、1日に2回の用量、1日に3回、局所塗布される、請求項1~12のいずれか1項に記載の組成物
  14. 前記組成物は、少なくとも1年間、2年間、3年間、4年間、5年間、6年間、7年間、8年間、9年間、または10年間にわたって局所塗布される、請求項1~13のいずれか1項に記載の組成物
  15. アンブロキソールの前記低用量製剤濃度は、
    (a)0.1%(w/w)未満;
    (b)0.01%(w/w)未満;
    (c)0.01%~0.09%(w/w)の間;
    (d)0.001%~0.01%(w/w)の間;
    (e)0.0001~0.001%(w/w)の間;
    (f)0.00001~0.0001%(w/w)の間;
    (g)約0.00001%(w/w)、0.00002%(w/w)、0.00003%(w/w)、0.00004%(w/w)、0.00005%(w/w)、0.00006%(w/w)、0.00007%(w/w)、0.00008%(w/w)、0.00009%(w/w)、0.0001%(w/w)、0.0002%(w/w)、0.0003%(w/w)、0.0004%(w/w)、0.0005%(w/w)、0.0006%(w/w)、0.0007%(w/w)、0.0008%(w/w)、0.0009%(w/w)、0.001%(w/w)、0.002%(w/w)、0.003%(w/w)、0.004%(w/w)、0.005%(w/w)、0.006%(w/w)、0.007%(w/w)、0.008%(w/w)、0.009%(w/w)、0.01%(w/w)、0.02%(w/w)、0.03%(w/w)、0.04%(w/w)、0.05%(w/w)、0.06%(w/w)、0.07%(w/w)、0.08%(w/w)、もしくは0.09%(w/w)において;または
    (h)(g)のうちのいずれかの組み合わせ、
    である、請求項1~14のいずれか1項に記載の組成物
  16. 前記被験体は、哺乳動物であり、好ましくはヒトである、請求項1~15のいずれか1項に記載の組成物
  17. 皮膚バリア機能を改善することにおける使用のための局所用組成物であって、ここで前記組成物は、アンブロキソールの低用量製剤を含み、ここで前記低用量製剤は、
    (a)0.1%(w/w)未満;
    (b)0.01%(w/w)未満;
    (c)0.01%~0.09%(w/w)の間;
    (d)0.001%~0.01%(w/w)の間;
    (e)0.0001~0.001%(w/w)の間;
    (f)0.00001~0.0001%(w/w)の間;
    (g)約0.00001%(w/w)、0.00002%(w/w)、0.00003%(w/w)、0.00004%(w/w)、0.00005%(w/w)、0.00006%(w/w)、0.00007%(w/w)、0.00008%(w/w)、0.00009%(w/w)、0.0001%(w/w)、0.0002%(w/w)、0.0003%(w/w)、0.0004%(w/w)、0.0005%(w/w)、0.0006%(w/w)、0.0007%(w/w)、0.0008%(w/w)、0.0009%(w/w)、0.001%(w/w)、0.002%(w/w)、0.003%(w/w)、0.004%(w/w)、0.005%(w/w)、0.006%(w/w)、0.007%(w/w)、0.008%(w/w)、0.009%(w/w)、0.01%(w/w)、0.02%(w/w)、0.03%(w/w)、0.04%(w/w)、0.05%(w/w)、0.06%(w/w)、0.07%(w/w)、0.08%(w/w)、もしくは0.09%(w/w)において;または
    (h)(g)のうちのいずれかの組み合わせ、
    から選択される、局所用組成物。
  18. 前記皮膚バリア機能の改善は、
    a.損傷後の前記皮膚バリア機能の回復を速めること;
    b.未熟児または高齢者においてしばしば起こるような、皮膚バリア回復における遅れを減少させること;
    c.経上皮水分蒸散量(TEWL)を減少させる/防止すること;
    d.皮膚における電解質喪失を減少させる/防止すること;
    e.乾燥肌、湿疹、および/もしくはアトピー性皮膚炎を減少させる/防止すること;
    f.掻痒を減少させる/防止すること;
    g.皮膚病変を減少させる/治癒させる/防止すること;
    h.皮膚水和を増大させる/改善すること;
    i.外来性の損傷からの防御(例えば、抗微生物バリア)を改善すること;
    j.セラミド(CER)および/もしくはグルコシル-セラミド生成を、好ましくは、皮膚の基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層において増大させること;
    k.グルコシル-CERからCERへの変換を、好ましくは、皮膚の顆粒層および角質層において増大させること;
    l.皮膚において、好ましくは、皮膚の角質層において、CERの量および/もしくは濃度を増大させること;
    m.グルコセレブロシダーゼ活性を、基底層、有棘層、顆粒層、および/もしくは角質層にいて増大させること;ならびに/または
    n.加齢に際して皮膚の強さの喪失の全体的な割合を、一般に認められる、そのような減少をモニターする機能的メトリクスに従って、減少させること;
    o.被験体において皮膚の外見、皮膚の弾力性、健康的な皮膚の加齢および/もしくは皮膚の水分を増大させるおよび/もしくは改善すること
    p.前記被験体において皮膚の加齢、皮膚の加齢に関連する症状、および/もしくは皮膚の加齢に関連する疾患を阻害するおよび/もしくは軽減すること;
    q.加齢の徴候(もしくは早期老化)を減少させる、皮膚の加齢プロセスを減少させる、小じわおよび/もしくは皺の外見を軽減する、皮膚のたるみを減少させる、皮膚の弾力性もしくは柔軟性を改善するおよび/もしくは促進する、日光によるダメージを軽減する、皮膚伸展線条を軽減する、瘢痕の外見を軽減する、熱傷の外見を軽減する、欠点(例えば、ざ瘡)の外見を軽減する、くまの外見を軽減する、加齢によるシミの外見を軽減する、ならびに/または腫れの外見を軽減する、皮膚の水分喪失を防止する、ならびに/あるいは水分の閉じ込めを増大させること、
    によって観察され、ここで(a)~(n)のうちのいずれか1つの増大または減少は、処置されていない状態と比較して、少なくとも10%、15%、20%、25%、30%、35%、40%、45%、50%、55%、60%、または65%である、請求項17に記載の局所用組成物。
  19. オートファジーは、前記皮膚細胞において誘導される、請求項17または18のいずれか記載の局所用組成物。
  20. 前記CERの濃度は、コレステロールおよび/もしくは遊離脂肪酸ならびに/または他の適切なベンチマークの濃度(例えば、処置によって影響を及ぼされないことが公知である角質層における参照分子の濃度)と比較して、前記角質層において、前記処置前に存在した濃度より少なくとも10%、20%、30%、40%、50%または60%高く増大される、請求項19に記載の局所用組成物。
  21. 前記製剤は、アンブロキソールの塩、好ましくは塩酸アンブロキソールを含む、請求項17~20のいずれか1項に記載の局所用組成物。
  22. 前記組成物は、セラミドをさらに含む、請求項17~21のいずれか1項に記載の局所用組成物。
  23. 前記セラミドは、セラミドEOS、セラミドNS、セラミドNP、セラミドEOH、セラミドAS、セラミドNH、セラミドAP、セラミドAH、セラミド9(EOP)、セラミドNdS、セラミドAdS、および/またはセラミドEOdSから選択される、請求項22に記載の局所用組成物。
  24. 前記組成物は、ローション、スプレー、クリーム、シャンプー、セラム、エマルジョン、ゲル、オイル、マスク、エッセンス、トナーまたはペーストとして製剤化される、請求項17~23のいずれか1項に記載の局所用組成物。
  25. 前記組成物は、必須脂肪酸、好ましくはω-3またはω-6オイルをさらに含む、請求項17~24のいずれか1項に記載の局所用組成物。

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