JP2016533866A - ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法 - Google Patents

ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2016533866A
JP2016533866A JP2016550685A JP2016550685A JP2016533866A JP 2016533866 A JP2016533866 A JP 2016533866A JP 2016550685 A JP2016550685 A JP 2016550685A JP 2016550685 A JP2016550685 A JP 2016550685A JP 2016533866 A JP2016533866 A JP 2016533866A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phototherapy
spectrum
vitamin
wavelength
energy level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2016550685A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016533866A5 (ja
Inventor
ウィリアム エー. モファット,
ウィリアム エー. モファット,
Original Assignee
ベネソル, インコーポレイテッド
ベネソル, インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ベネソル, インコーポレイテッド, ベネソル, インコーポレイテッド filed Critical ベネソル, インコーポレイテッド
Publication of JP2016533866A publication Critical patent/JP2016533866A/ja
Publication of JP2016533866A5 publication Critical patent/JP2016533866A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • A61N5/0616Skin treatment other than tanning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0626Monitoring, verifying, controlling systems and methods
    • A61N2005/0627Dose monitoring systems and methods
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0635Radiation therapy using light characterised by the body area to be irradiated
    • A61N2005/0636Irradiating the whole body
    • A61N2005/064Irradiating the whole body in a vertical position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/065Light sources therefor
    • A61N2005/0651Diodes
    • A61N2005/0652Arrays of diodes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/065Light sources therefor
    • A61N2005/0654Lamps
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0658Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used
    • A61N2005/0661Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used ultraviolet
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0664Details
    • A61N2005/0665Reflectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0664Details
    • A61N2005/0667Filters

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Radiology & Medical Imaging (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Radiation-Therapy Devices (AREA)

Abstract

本開示は、光線療法処置中のビタミンD3生成の上昇のためのシステムおよび方法に関する。一実施形態では、光線療法システムは、照射ゾーンに向けられる紫外線(UV)源およびUV源と照射ゾーンとの間のフィルターを備え得る。UV源は、光線療法期間中に前もって決められたエネルギーレベルを送達するように構成され得る。フィルターは、前もって決められた波長スペクトルの外のUV照射を少なくとも実質的に取り除き得る。前もって決められたスペクトルは最大10nmの帯域幅を有し得、そして前もって決められたエネルギーレベルに対するビタミンD3光線療法作用スペクトルの最大と対応する波長に焦点を合わされ得る。

Description

関連出願の相互参照
本特許出願は、2013年10月25日に出願された米国仮特許出願第61/895,598号に対する優先権を主張し、その内容の全体は本明細書に参考として援用される。
技術分野
本技術はビタミンD光線療法に関連し、より具体的にはビタミンD3生成増強のための光線療法上のシステムおよび方法に関連する。
ビタミンDは、人体が日光または紫外線照射への十分な曝露を介して合成し得る1群の脂溶性のセコステロイド(secostreriod)をいう。より具体的には、7−デヒドロコレステロール(「7−DHC」)が紫外線B(「UVB」)と反応するとき、プレビタミンD3は皮膚において作られる。ビタミンDはまた、種々の食事源(例えば脂肪質の魚(例えばサケおよびマグロ)、ビタミンDを添加される食物(例えば乳製品およびジュース生成物)およびビタミンDサプリメント)からも吸収され得る。一度吸収されると、ビタミンDは血流を介して肝臓までいき、そこでプロホルモンであるカルシジオールに変換される。次に、カルシジオールは、腎臓または免疫系の単球マクロファージによってカルシトリオール(ビタミンDのホルモン性活性をもつ形態)に変換される。単球マクロファージによって合成されるとき、カルシトリオールは局所的にサイトカインとして働き、微生物の侵入物から体を防御する。腎臓において合成されるカルシトリオールは、体中を循環し、血流中のカルシウムおよびホスフェートの濃度を調節し、それによって骨組織の十分な鉱化、増殖および再構築を促進する。それゆえ、不十分なレベルのビタミンD(20〜40ng/m未満の血中カルシジオール濃度によって代表的に特徴づけられる)は種々の骨組織軟化疾患(例えば小児におけるくる病および成人における骨軟化症)を引き起こし得る。ビタミンD欠乏はまた数多くの他の疾患および障害(例えばうつ病、心臓病、痛風、自己免疫疾患およびさま種々の異なるがん)ともつながっていた。
医師は、ビタミンDサプリメントを、ビタミンDのレベルを上昇させる予防手段として推奨した。例えば、米国医学研究所は1〜70歳の年齢の人に600国際単位(IU)の、71歳以上の年齢の人に800IUの日々の食事でのビタミンD摂取を推奨した。他の研究所はより高い日々のビタミンD用量およびより低い日々のビタミンD用量の両方を推奨した。日々の服用の制限はまた、やがては毒性になり得る多すぎるビタミンDの摂取を妨げる取り組みも反映する。一方で、ヒトの生理機能は日光からの著しく高い日々のビタミンD用量(例えば4,000〜20,000IU/日以上)に順応した。ビタミンDが日光への曝露から生成される容易さ、および皮膚を介する過度なビタミンD摂取を阻害する身体の生来の能力のため、UVB照射がより望ましいビタミンD源と同定された。
国際照明委員会(Le Commission Internationale de l’Eclairage(「CIE」)としてもまた知られる)は、UV照射およびビタミンD生成に関連する2つの標準化作用スペクトルを作成した:250nm〜400nmの個々の波長への紅斑(すなわち日焼け)応答を決定するために使用される「The Erythema Reference Action Spectrum and Standard Erythema Dose」(ISO 7166:1999);および255nm〜320nmの個々の波長の7−DHCからプレビタミンD3への変換効率を決定するために使用される「The Action Spectrum for the Production of Previtamin D3 in Human Skin」(CIE 174:2006)。7−DHCがプレビタミンD3へ変換された後、2つの不活性生成物であるルミステロールもしくはタキステロールのいずれかに光異性体化し得、または逆反応を経験し、7−DHCへ戻り得る。これらの光化学反応は、継続されるUV照射によって駆動されるが、各々の光生成物の吸収スペクトルは異なる。CIEプレビタミンD3作用スペクトルを作成するために使用された研究は、UV線量を標準化し、プレビタミンD3の光生成物(例えばルミステロール、タキステロールおよび7−DHC)への任意の光異性体化の軽減を助けるために、7−DHCからプレビタミンD3への変換を5%未満に制限した。
本開示の多くの局面は、以下に示される図を参照することでよりよく理解され得る。図の構成要素は必ずしも一定の比率の縮尺ではない。その代わり、本開示の原理の例示が強調される。
図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。 図1〜9は、本技術の実施形態に従って、298nm〜306nnmの範囲の波長に焦点を合わされた放出を有する、フィルターを通されるUV源に関する放射照度曲線を示すグラフである。
図10は、CIE作用スペクトルおよびそれらの間の比に従って、プレビタミンD生成および紅斑の相対的有効性を波長の関数として示すグラフである。
図11は、CIEプレビタミンD生成作用スペクトルとCIE紅斑作用スペクトルとの間の比を波長の機能として示すグラフである。
図12は、前選択した波長で、100mJ/cmのエネルギーの曝露後の、7−DHCのプレビタミンD3、ルミステロールおよびタキステロールへの変換パーセントを示すグラフである。
図13は、前選択した波長で、1J/cmのエネルギーの曝露後の、7−DHCのプレビタミンD3、ルミステロールおよびタキステロールへの変換パーセントを示すグラフである。
図14は、図12の前選択した波長で、100mJ/cmのエネルギーの曝露後に形成される、7−DHC、ルミステロール、タキステロールおよびプレビタミンD3の全パーセントを示すグラフである。
図15は、図13の前選択した波長で、1J/cmのエネルギーの曝露後に形成される、7−DHC、ルミステロール、タキステロールおよびプレビタミンD3の全パーセントを示すグラフである。
図16は、100mJ/cmおよび1J/cmのエネルギーを放出する照射源に関する光異性体化作用スペクトルおよびCIEプレビタミンD3生成作用スペクトルを示すグラフである。
図17は、100mJ/cmのビタミンD3光線療法作用スペクトル、図16の光異性体化作用スペクトルと一致するスペクトル、およびCIEプレビタミンD生成作用スペクトルとCIE紅斑作用スペクトルとの間の比を表す図11の曲線を示すグラフである。
図18は、本技術の実施形態に従って構成される、302nmが中心になる放出を伴う、フィルターを通される照射アセンブリの作用スペクトルを示すグラフである。
図19は、異なる波長標的が中心になる複数の異なるフィルターを有する照射装置の作用スペクトルを示すグラフである。
図20は、本技術の実施形態に従って構成される、焦点を合わされたUVB照射に関する光線療法のシステムの等角図である。
詳細な説明
本技術は、最小限のUV曝露を伴う単一の光線療法処置期間中に皮膚における最大限のビタミンD生成を達成する有効なUVB波長範囲を提供するための器具、システムおよび方法に関する。そのような器具、システムおよび方法は、以下に記載されるプロセスおよび方法を使用して開発された、ビタミンD3光線療法作用スペクトルに基づき得る。いくつかの実施形態の具体的な詳細は、図1〜21を参照して以下に記載される。皮膚におけるビタミンD生成を促進するためのシステム、装置および方法に関する実施形態の多くが以下に記載されるが、本明細書に記載されるものに加えて、他の適用(例えば、乾癬または皮膚疾患の光線療法処置)は本技術の範囲内である。さらに、本技術のいくつかの他の実施形態は、本明細書に記載されるものとは異なる構成、構成要素または手順を有し得る。それゆえ当業者は、本技術は追加の要素を伴う他の実施形態を有し得ること、または本技術は図1〜21を参照して以下に示され、そして記載される特徴のいくつかを伴わない他の実施形態を有し得ることをそれに応じて理解する。
ビタミンD3光線療法作用スペクトルを定義するために選択される方法およびシステム
ある波長のUV放出が皮膚においてプレビタミンD3を生成することに関する効率は、種々の所望の波長に焦点を合わされたUV源または照射アセンブリから放射照度データを最初に集めることによって決定され得る。例えば、放射照度データはUV源から集められ得、そのUV源は約298nm〜約306nm、または皮膚を介するビタミンD生成のために適する他の範囲の波長が中心になる照射を放出するためにフィルターに通される。以下にさらに詳細に記載されるように、それぞれのフィルターを通されるUV源からの放射照度データは、最も多いビタミンD生成を提供しながら、日焼けを引き起こす照射への曝露量もまた制限する波長出力を決定するために、今度は互いに、ならびにCIEプレビタミンD3作用スペクトルおよびCIE紅斑作用スペクトルと比較され得る。
例えば、図1〜9は、本技術の実施形態に従って、種々の異なる波長に焦点を合わせられた放出を有する、フィルターを通される照射源に関する放射照度曲線を示すグラフである。示されるグラフにおいて、放射照度データは、1nmの増加分において298nm〜306nmの範囲の波長に焦点を合わされた、フィルターを通される照射源から得られた。この波長範囲は、ビタミンD生成に適していると一般的に考えられる。しかしながら、他の実施形態では、放射照度データは、より高いまたはより低い波長に焦点を合わせられた照射アセンブリから集められ得、および/もしくはより小さいまたはより大きい波長間隔で測定され得る。
図1〜9のグラフにおいて示されるデータは、分光放射計に取り付けられた積分球を伴う150Wのドープされたハロゲン化金属ランプを含むUV源から集められた。分光放射計を介して、1nmの分解能で250nm〜400nmの放射照度が測定された。他の実施形態では、放射照度データは異なるタイプのUV源(例えば、発光ダイオード(「LED」)、エキシマーランプおよび/もしくはパルスキセノンランプ)ならびに/または異なるスペクトル範囲から集められ得る。種々のフィルター(例えば、干渉コーティング)が、標的波長周辺の放出に焦点を合わせるためにUV源と併せて使用され得る。例えば、多層蒸着干渉コーティングは石英基板材料に適用され得、±4nmの幅で標的波長が中心になるUVのナローパス(narrow−pass)な伝導範囲を達成する。他の実施形態では、干渉コーティングがUV照射のための他の適切な基板に適用され得、他の適切な付着手段を使用して基板に配置され得、および/もしくはより広いまたはより狭い帯域幅(例えば、10nm、12nm、16nmなど)を有し得る。フィルターの特性もまた、当該分野において公知のコンピュータープログラムを介してシミュレートされ得る。例えば、図1〜9において示されるグラフは、298nm〜306nmの標的波長を伴うシミュレートされる干渉コーティングと組み合わせられる150Wハロゲン化金属ランプから測定された放射照度データを使用して作成され、一連の理論的なスペクトル分析データセットを提供した。
図1〜9にさらに示されるように、フィルターを通されるUV源から集められるデータセット(例えば、直接測定および/もしくはシミュレーションを介する)は、2つのCIE作用スペクトル(すなわち、CIE紅斑作用スペクトルおよびCIEプレビタミンD作用スペクトル)と比較され得る。図1に示されるように、フィルター(例えば干渉コーティング)の標的波長が298nmに焦点を合わされたとき(曝露時間を一定に保つ)、最小限のUV曝露を伴う最大限のD3生成は、2つのCIE作用スペクトルの交差する点で起きる。
しかしながら、一定の最小紅斑量(「MED」)に基づいて処置の長さが変動できるとき、298nmの標的波長は1回の処置あたりのビタミンD3生成を必ずしも最大にしない。MEDは、曝露後数時間以内に、個体の皮膚の最小限の紅斑(すなわち、毛細血管の充血によって引き起こされる日焼けまたは発赤)を生成するUV照射の量である。MEDは、CIE紅斑作用スペクトル(すなわち、図1〜9に示される曲線)を、UV源からのスペクトルの放射照度出力に関する加重係数として使用して決定され得る。
種々の実施形態では、光線療法の期間中のUV曝露の持続期間は、個体の皮膚感受性にしたがって規定され得る。処置時間が一定のMED用量反応に基づいて選択されるとき、1回の処置あたりに生成されるビタミンD量は、CIE紅斑作用スペクトルとCIEプレビタミンD作用スペクトルとの間の比によって有意に影響を与えられる。したがって、CIEプレビタミンD3生成とCIE紅斑との比(D3:紅斑)を最大にすることが、MEDによって制限される光線療法期間中のプレビタミンD3生成を最大にすると予期される。すなわち、プレビタミンD3生成と紅斑との間の比をより高くすることが、皮膚の発赤を引き起こすことなく、処置当たりのUVの用量をより高くすることを可能にし、それゆえ1回の処置期間あたりの全ビタミンD3生成を上昇させる。図10に示されるグラフは、CIEプレビタミンD生成曲線およびCIE紅斑曲線、ならびにそれらの間の比(「相対比」と識別される)を示す曲線を示す。図11のグラフは、CIEプレビタミンD生成と紅斑との間の比の曲線を示す。図10および図11に示されるように、最も大きいD3:紅斑の比は、約309nmで起こる。より具体的には、図11に示されるように、ビタミンD生成と紅斑の比は、309nmで約30である。
上記のように、継続されるUV照射への曝露の間、プレビタミンD3は7−DHCに戻り得、または光異性体化を経験し不活性の光生成物になり得る。したがって、単一の光線療法期間中のビタミンD生成を上昇させるまたは最大にするために、より多いUV照射が施されるときの、プレビタミンD3の7−DHCに戻る変換および他の光生成物への変換は、低下されるまたは最小にされるべきである。最大限のプレビタミンD3生成およびプレビタミンD3の光生成物への最小限の光異性体化を提供する1または複数の波長を決定するために、実験は行われ得る。例えば、7−DHC(すなわち、プレビタミンD3の前駆体)の溶液が、密封されたアンプルまたは容器に入れられ得、そしてUV源(例えば、調製できるレーザーまたはモノクロメーター)に曝露され得る。UV源は、一定のエネルギーを7−DHC試料に当て得、そして変動する単色の照射波長(例えば290nmから308nm)に調整され得る。例えば、特定の実施形態では、7−DHC溶液の試料は、290nm、292nm、294nm、295nm、296nm、298nm、300nm、302nm、304nm、306nm、308nmの個々の波長で、100mJ/cmのエネルギーに曝露される。同一のプロセスは、選択される波長で、1以上の他のエネルギーレベル(例えば1,000mJ/cm)に関して、繰り返され得る。他の実施形態では、7−DHCの試料は、異なるエネルギーレベルおよび/もしくは異なる波長に調整される、調製できるレーザーまたは他のUV照射装置に曝露され得る。前選択した波長に照射曝露後、7−DHC溶液のそれぞれのアンプルの内容物は、試料中に存在する7−DHC、プレビタミンD3、ルミステロールおよびタキステロールの量を決定するために測定され得る。
図12および図13は、上記試料から測定される、プレビタミンD3、タキステロールおよびルミステロールへ変換される7−DHCのパーセントの生データを示すグラフである。より具体的には、グラフは100mJ/cm(図12)のエネルギーを放出するために調整される照射源に関する、および1J/cm(図13)のエネルギーを放出するために調整される照射源に関する、前選択した波長での7−DHCのプレビタミンD3、ルミステロールおよびタキステロールへの変換を示す。図14および図15のグラフは、前選択した波長で100mJ/cm(図14)および1J/cm(図15)のエネルギーに曝露後の、それぞれの標本における7−DHC、ルミステロール、タキステロールおよびプレビタミンD3の全パーセントを示す。図14に示されるように、100mJ/cmのエネルギーの照射源に関して、プレビタミンD3の光生成物(つまり、7−DHC、ルミステロール、およびタキステロール)への最小限の光異性体化での最大限のプレビタミンD3の変換は、約298nmから302nmの範囲の波長で起こる。1,000mJ/cmのエネルギーの照射源に関しては、最小の光生成物のための波長は約300nmである。
この光生成物変換情報は、選択されるエネルギーレベルのための光異性体化作用スペクトルを作成するために使用され得、次にそれはCIEプレビタミンD3生成作用スペクトルと比較され得る。例えば、図16は、100mJ/cmおよび1,000mJ/cmの光異性体化作用スペクトルを、その上にCIEビタミンD3生成作用スペクトルを重ねて示した図である。図16に示されるように、CIEビタミンD3作用スペクトルは、最大のプレビタミンD3生成が約297nm〜298nmの波長で起こることを示すが、光異性体化作用スペクトルは、約300nm〜302nmの波長が最初の生成後の、より多いプレビタミンD3の維持を可能にすることを示す。すなわち、約300nm〜302nmの波長を用いる照射が、照射中により低いレベルの光生成物(すなわち、7−DHC、ルミステロールおよびタキステロール)の形成を引き起こし、それゆえ、より多くのプレビタミンD3が形成されそして維持されることを可能にし、身体によってプレビタミンD3形態で実際に使用され得る。したがって約300〜302nmの波長での照射を提供することが、より低い波長の範囲(例えば、約298nmに焦点を合わされる)を使用して得られるものより、単一の光線療法処置中の、より多くのビタミンD生成およびより多くのエネルギー輸送を可能にすると予期される。
次いで、この情報は、1回の光線療法処置期間あたりの最大のビタミンD3生成のための作用スペクトルを作成するために使用され得る。例えば、ビタミンD3光線療法作用スペクトルは、3つの作用スペクトルを組み合わせることによって構築され得る:CIEプレビタミンD3生成作用スペクトル、CIE紅斑作用スペクトル、および新しく作成される、所定のエネルギーレベル(例えば、図16に示される)に対する、プレビタミンD3から光生成物への最小限の光異性体化を表す作用スペクトル。さらに上記のように、特定の実施形態では、光線療法の期間は、MEDによって標準化され得る。したがって、これらの実施形態では、図11に示されるプレビタミンD3/紅斑比作用スペクトルは、2つのCIE作用スペクトルを表すために使用され得る。代表的な光線療法期間中に輸送されるエネルギーの量が100mJ/cm未満であると仮定すると、図16に示される最小限の光生成物変換のための100mJ/cmの作用スペクトルは、アルゴリズムにおいて使用され得る。それぞれの波長のプレビタミンD3/紅斑比は、所定のエネルギーレベル(すなわち、100mJ/cm)に対するそれぞれの波長での最小限の光生成物変換を乗算され得、図17のグラフに示されるビタミンD3光線療法作用スペクトルを構築する(「D3光線療法」と識別)。輸送されるエネルギーが1J/cm以上のときのような実施形態では、異なる光生成物変換曲線は、エネルギーレベルに対するビタミンD3光線療法作用スペクトルを決定するために、プレビタミンD3/紅斑比を乗算され得る。
ビタミンD3光線療法作用スペクトルは、スペクトル分析の単一の計算を提供し、光線療法期間が、最小限の全UV曝露を伴う皮膚における最大レベルのビタミンD3生成を生成し得るために、その計算は照射源および/もしくはフィルターを通すシステムの有効性を決定する。実際、ビタミンD3光線療法作用スペクトルは、フィルターを伴う照射源および/もしくは照射アセンブリが、それらの相対的有効性によって評価されることを可能にする。例えば、照射源のそれぞれの波長の放射照度値は、図17のビタミンD3光線療法作用スペクトルのそれぞれの波長に関する有効性パーセントを乗算され得、それによって加重放射照度値を提供する。そしてそれぞれの波長に関する加重放射照度値は合計され、そしてそれぞれの波長に関する加重されていない放射照度値の合計によって除算される。100mJ/cmでの曝露(図16および図17)におけるビタミンD3変換作用スペクトルにしたがって、全照射が302nmの波長で放出される単色のUV源を使用することで、完全な100%の相対的有効性が起きる。図18は、302nmの中心標的を伴うナローパス(±4nm)干渉コーティングによってフィルターを通されるハロゲン化金属ランプのスペクトルを示すグラフである(フィルターを通されるランプのスペクトルを「フィルターを通されるランプ」と識別;フィルターのスペクトルを「302nmフィルター」と識別)。上記のアルゴリズムを使用して、フィルターを通されるランプのスペクトルとビタミンD3光線療法作用スペクトル(図18において「D3光線療法」と識別)とを比較すると、フィルターを通されるランプの相対的有効性は、64.58%である。他の実施形態では、異なるUV源および/もしくはフィルターを有するUVアセンブリのスペクトルは、100mJ/cmのD3光線療法作用スペクトルと比較され得、単一の光線療法期間中の照射アセンブリの有効性を決定し、そしてビタミンD3生成を上昇させるか、または最大にする。所定のエネルギーレベルに関して最も効率的な照射源が選択され得るために、標準化されるD3光線療法作用スペクトルが、異なるエネルギーレベルに関して定義され得る。
したがって、ビタミンD3光線療法作用スペクトルは、照射源および/もしくは異なるフィルターならびに照射源の組み合わせを分析するための手段として使用され得る。これは、光線療法器を設計するとき、製造業者が照射アセンブリ(例えば、UV源および(必要に応じて)フィルターを備える)の有効性を検討することを可能にする。例えば、図19は、数多くの異なる波長標的(すなわち、301〜306nm)に焦点を合わされたフィルターを伴う照射源(例えば、ドープされたハロゲン化金属ランプ)の作用スペクトルを示すグラフである。それぞれの作用スペクトルに関するデータは、それぞれのフィルターを通される照射アセンブリの有効性を決定するために、対応する波長のビタミンD3光線療法作用スペクトルを乗算され得、そして最も効率的なおよび/もしくは最も費用効果がある照射アセンブリが光線療法システムのために選択され得る。例えば、異なる波長標的が中心となる種々の異なる干渉コーティングによってフィルターを通される、ドープされたハロゲン化金属ランプの作用スペクトルを分析した後、図18に示されるフィルターを通されるランプの作用スペクトルが最も有効であると決定された。したがって、上記プロセスは、それぞれの光線療法期間中のビタミンD生成の上昇または最大化、かつ紅斑の低下を提供することによって、光線療法期間の有効性を増強すると予期される。
光線療法システムの選択される実施形態
図20は、本技術の実施形態に従って構成される、焦点を合わされたUV照射のための光線療法の器具またはシステム(「システム2000」)の等角図である。システム2000は、前もって決められた波長範囲(例えば、約300〜304nm、298〜302nm等)内のエネルギーを放出する、焦点を合わされた複数のUV照射固定物またはアセンブリ2010(「照射アセンブリ2010」)を備える。示される実施形態では、照射アセンブリ2010は2つのハウジング、アームまたはカラム(第1のカラム2030aおよび第2のカラム2030bとして個々に識別され、そして集合的にカラム2030という)によって保持され、台座または基部2032に据えつけられるか、またはそうでなければ取り付けられ、そして照射アセンブリ2010は一般的に基部2032の中央部2034に向かって、内側に向けられる。基部2032およびカラム2030は一緒になって、照射アセンブリ2010によって放出される、焦点を合わされたUVBエネルギーにヒトが曝露され得る照射ゾーンを規定する。ユーザ(例えば、ヒト)が基部2032の中央部2034に立つ、またはそうでなければ置かれるとき、照射アセンブリ2010はユーザの皮膚を照射して、光線療法期間中の皮膚におけるビタミンD生成を刺激し得る。種々の実施形態では、基部2032の中央部2034および/もしくはカラム2030は、互いに対して回転して、ユーザの身体の全側面に、照射アセンブリ2010によって放出されるエネルギーを曝露し得る。
図20において示される実施形態では、システム2000はそれぞれのカラム2030の中に8つの照射アセンブリ2010を備え、それは実質的に同様の波長および同様の強度のエネルギーを放出する。特定の実施形態では、第1のカラム2030aの照射アセンブリ2010は、第1の照射カラム2030aの照射アセンブリ2010からの照射が、第2のカラム2030bの照射アセンブリ2010からの照射と直接重複することを防ぐために、第2のカラム2030bの照射アセンブリ2010から垂直方向にずらされ得る。例えば、第1のカラム2030aの照射アセンブリ2010は、第2のカラム2030bの照射アセンブリ2010から、個々の照射アセンブリ2010の約1半径分ずらされ得る。照射アセンブリのこのずらしは、カラム2030の長さに沿って、より均一な強度の照射を提供し得、そしてユーザの皮膚の特定の範囲が他よりも多く照射に曝露されることを防ぐ。他の実施形態では、システム2000は、照射アセンブリ2010によって放出される照射の均一性を増強するため、および/もしくは照射が投影される方向を操作するために、異なる特徴および/もしくは他の照射アセンブリの構成を備え得る。例えば、1または複数のレンズが、1または複数の照射アセンブリ2010の前に置かれ得、そして光が照射ゾーンまたはその部分を横切るように均等に分布されるような様式で光を曲げるように構成され得る。さらなる実施形態では、システム2000は、8つより少ない、または8つより多い照射アセンブリ2010(例えば、1つの照射アセンブリ、2つの照射アセンブリ、4つの照射アセンブリ、9つの照射アセンブリなど)を伴うカラム2030、照射アセンブリ2010を含んだ単一のカラム2030、照射アセンブリ2010を含んだ2より多いカラム2030(例えば、4つのカラム、6つのカラムなど)を備え得、そして/または照射アセンブリ2010は他の適切な構成で配置され得る。例えば、照射アセンブリ2010は、少なくとも照射ゾーンを実質的に囲み、照射をハウジングによって規定される取り囲まれた空間に向かって、内向きに向けるハウジングによって保持され得る。
システム2000は、焦点を合わされた高強度なUVB照射を放出して相対的に短い光線療法期間中の、皮膚におけるビタミンD生成を促進し得る。例えば、器具2000は、光線療法期間中(例えば、30秒、1分、2分、5分など)に十分な量の照射を提供して、1週間または1カ月間の量のビタミンDの生成を刺激し得る。種々の実施形態では、それぞれの光線療法期間の曝露時間は、ユーザの皮膚タイプ(例えば、フィッツパトリックスケールによって定義されるように)および/もしくは照射アセンブリ2010の強度に基づいて選択され得る。例えば、ユーザの皮膚の色合いが薄いほど、ユーザの皮膚における所望されるレベルのビタミンD合成を得るために必要な曝露時間が短くなり、またはユーザの皮膚への過度の曝露の回避を可能にする時間が短くなる。別の例の場合、システム2000によって提供されるエネルギーの強度が高いほど、ビタミンD生成のために所望される照射を得るために必要な曝露時間が短くなる。さらなる実施形態では、光線療法期間の持続期間はまた、ユーザが光線療法期間後に日焼けを経験する可能性を少なくとも低下させるために選択され得る。例えば、UVB照射への曝露時間は、1.0またはそれ未満のユーザに特異的なMED(例えば、0.75のMED)に制限され得る。他の実施形態では、システム2000の曝露時間は、UVB照射および/もしくはビタミンD合成のために標準化されるMEDおよび/もしくは他の適切なパラメーターを使用して決定され得る。
図20に示されるように、それぞれの照射アセンブリ2010は、UV照射源2012、UV照射源2012を部分的に囲むリフレクター2036、および照射源2012の前部のフィルター2038を備え得る。照射源2012は、エネルギー(例えば、UV光)を放出し得、そしてエネルギーの少なくともいくらかは、照射アセンブリ2010から出る前にリフレクター2036(例えば、反射基板またはコーティング)と接触し得る。リフレクター2036は、光をフィルター2038に向けて転換し得、または向かせ得、そこで前もって決められた帯域幅(例えば、6nm、8nm、16nmなど)内の光が、照射アセンブリ2010から出得る。特定の実施形態では、リフレクター2036と接触する際に照射源2012によって放出される光が平行になるように、リフレクター2036は照射源2012のまわりで曲げられる。平行にされた光線は、次にフィルター2038に向って進み、そして同じ入射角(例えば、0°)でフィルター2038を通過して、実質的に均一な光のフィルター通過を提供し得る。他の実施形態では、照射アセンブリ2010は、リフレクター2036を備えないか、および/もしくは照射アセンブリ2010は、照射源2012から放出される照射を平行にする他の特徴を備えてもよい。
照射源2012は、ハロゲン化金属ランプを備え得、そのランプは高輝度放電(「HID」)タイプのランプであり、発光管またはエンベロープの中の2つの電極間のガス状の混合物を介して、電気アークを生成することによって光を生成する。ハロゲン化金属ランプのアークの長さ(すなわち、電極間のおよその距離)は、ハロゲン化金属ランプが点光源と同じように働き光の平行化を促進するように、照射アセンブリ2010全体に関して相対的に小さくなり得る。他の実施形態では、ハロゲン化金属ランプは、ハロゲン化金属ランプの構成および照射アセンブリ2010の他の構成要素(たとえば、リフレクター2036)のサイズに依存して、より大きいまたはより小さいアークの長さを有し得る。
種々の実施形態では、ハロゲン化金属ランプの発光管における気体混合物が、ハロゲン化金属ランプの放出のUVB含有量を増加させるために選択され得る。例えば、放出の約1%のUVB範囲を有する通常の日焼けマシンのランプと比較して、全放出の約6%のUVB範囲(例えば、約280〜315nm)を生成するように、気体混合物がドープされ得る。放出の増加したUVB含有量は、照射アセンブリ2010によって放出されるUVBの強度を上昇させ得、それゆえ所望されるビタミンD量を達成するために必要な、全体の曝露時間を減少させ得る。試験データに基づくと、ドープされるハロゲン化金属ランプの放出の多くの部分は、約300〜305nmの波長を有すると考えられる。図16〜18に関して上で論じられるように、D3光線療法作用スペクトルは、1,000mJ/cm未満の濃度の照射に関して、302nmが最大限のプレビタミンD3生成および最小限の紅斑のための最適な波長であると示唆する。したがって、ハロゲン化金属ランプは、皮膚において促進されるビタミンD生成のために特に適し、そして他のタイプのUV照射源より少ないフィルタリングを必要とし得る。
フィルター2038はナローパスなフィルターであり得、前もって決められた帯域幅の外のUVB照射が、照射アセンブリ2010から出ることを防ぐ。特定の実施形態では、フィルター2038は、基板(例えば、ガラス、プラスチックなど)、および基板に適用される少なくとも1つの干渉コーティングを備え得る。コーティングは、基板の上に吹きかけられ得、および/もしくはそうでなければ当業者に公知の方法を使用して基板に配置され得る。前もって決められたスペクトルの外のUV照射の少なくともいくつかのフィルタリングを提供する基板および干渉コーティングは、Schott of Elmsford,New Yorkから入手可能である。種々の実施形態では、照射アセンブリ2010の他の部分は、所望される波長のスペクトルの外の少なくともいくらかの照射を防ぐ、干渉コーティングおよび/もしくは他のフィルタリングの特徴を備え得る。例えば、吸収フィルターは、ハロゲン化金属ランプのエンベロープに組み入れられ得る(例えば、金属付加物がランプの石英に組み入れられ得る)。所定の照射源に関して、ビタミンD生成のための最も効率的な波長を決定するために、上記ビタミンD3光線療法作用スペクトルが使用され得、そしてナローパスなフィルターが前もって決められた波長が中心になる照射を放出するために設計または選択され得る。例えば、特定の実施形態では、フィルター2038は、約302nmを中心とした4nmのスペクトルの外のUVB照射(すなわち、約300〜304nm)、または約300nmを中心とした10nmのスペクトルの外のUVB照射(すなわち、約295〜305nm)を少なくとも実質的に防ぎ得る。他の実施形態では、フィルター2038は、異なる帯域幅(例えば、6nmスペクトル、8nmスペクトル、12nmスペクトル、16nmスペクトルなど)の外のUVB照射を少なくとも実質的に防ぎ得、そして/またはスペクトルは、ビタミンD生成のための他の適切な波長(例えば298nm、300nm、302nmなど)周辺が中心になり得る。他の実施形態では、システム2000は、必要に応じたフィルターと組み合わされ、前もって決められたスペクトル内に焦点を合わされたUVB照射を提供し得る、他のタイプのUV照射源を備え得る。例えば、UV照射源は、特定の波長(例えば、295nm、297nm、300nm、302nm、304nmなど)の光を放出する複数のLED(例えば、数千のLED)から構成され得る。例えば、適切なLEDは、Columbus,South CarolinaのSensor Electronic Technology,Inc.から入手可能である。LEDの実質的に単色の出力は、前もって決められたスペクトル内のUVB照射を提供するために必要なフィルタリングの量を減少させ得るか、または排除し得る。さらなる実施形態では、UV照射源は、狭いスペクトル範囲内の光を放出し得るエキシマーランプ、および/もしくは焦点を合わされたUV照射のためにフィルターを通され得るUV照射源、またはそうでなければ焦点を合わされたUV照射のために操作され得る適切なUV照射源から構成され得る。
システム2000によって提供される集中されたUVB照射は、ユーザに大量のビタミンD(例えば1週間の量、1カ月の量など)を送達し得、それは同量のビタミンDを生成するために必要な日光曝露の長さと比較して、相対的に短い光線療法作用期間内(例えば、10分未満、5分未満、2分未満、1分未満など)である。照射源2012および狭い帯域幅のフィルター2038は、上記ビタミンD3作用スペクトル(例えば、図18に示されるように)に基づいて選択され得る。ビタミンD3光線療法作用スペクトルを案内(guidance)として使用して、システム2000は、MEDに対する増加したレベル、または最大レベルのビタミンD生成を提供する1または複数の照射アセンブリを備え得、それゆえ効率的な光線療法処置を提供し得る。
以下の実施例は、本技術のいくつかの実施形態の例示である。
1.光線療法期間中のビタミンD3生成を増強するための方法であって:
標的波長に焦点を合わされた照射アセンブリから照射データを測定する工程;
それぞれの波長の加重放射照度値を決定するために、280nmと320nmとの間の選択される範囲の波長の放射照度値と、該対応する波長のビタミンD3光線療法作用スペクトルの有効性の値とを乗算する工程であって、該光線療法作用スペクトルが、前もって決められたエネルギーレベルで、最小紅斑量あたりの最大限のビタミンD生成を有する波長を定義する、工程;
全加重放射照度値を決定するために、該加重放射照度値を合計する工程;
該照射アセンブリの効率を決定するために、該選択される範囲の波長の該放射照度値の合計で、該全加重放射照度値を除算する工程;および
該光線療法期間中のビタミンD生成を刺激するために、該照射アセンブリを介して該標的波長に焦点を合わされた紫外線をヒトに送達する工程であって、該光線療法期間の持続期間が最小紅斑量に制限される、工程
を含む方法。
2.前記前もって決められたエネルギーレベルで前記ビタミンD3光線療法作用スペクトルを形成する工程をさらに含む実施例1の方法であって、該ビタミンD3光線療法作用スペクトルを形成する工程が:
波長のスペクトルにわたって、前記前もって決められたエネルギーレベルの光生成物変換のパーセントを決定する工程;および
複数の波長における該光生成物変換と、該対応する波長のCIEプレビタミンD3生成とCIE紅斑作用スペクトルの比を乗算する工程であって、該前もって決められたエネルギーレベルの該ビタミンD3光線療法作用スペクトルが、それぞれの波長の該乗算される値に関連する曲線と一致する、工程
を含む方法。
3.実施例2の方法であって:
対応する複数の波長で、前記前もって決められたエネルギーレベルに曝露される複数の7−DHCの試料の光生成物変換を測定する工程であって、該光生成物変換が該前もって決められたエネルギーレベルに曝露後、該7−DHCの試料中のプレビタミンD3、ルミステロール、タキステロールおよび7−DHCの量を測定する、工程;および
該前もって決められたエネルギーレベルの光異性体化作用スペクトルを定義する工程であって、該光異性体化作用スペクトルが該光生成物変換のパーセントを定義する、工程
をさらに含む方法。
4.前記前もって決められたエネルギーレベルが最大1J/cmである、実施例1〜3のいずれか1つの方法。

5.前記ビタミンD3光線療法作用スペクトルが最小紅斑量によって標準化される、実施例1〜4のいずれか1つの方法。
6.実施例1〜5のいずれか1つの方法であって:
複数の照射アセンブリ(それぞれの照射アセンブリは異なる標的波長に焦点を合わされる)に関する放射照度データを測定する工程を含む、前記照射アセンブリから放射照度データを測定する工程;および
それぞれの照射アセンブリについて、乗算する工程、合計する工程および除算する工程を行うことによって、前記それぞれの照射アセンブリの効率を決定する工程
をさらに含む方法。
7.前記標的波長が300nmと302nmとの間である、実施例1〜6のいずれか1つの方法。
8.前記照射アセンブリがハロゲン化金属ランプとフィルターとを含み、該フィルターは、基板上の干渉コーティングを含み、該干渉コーティングが最大16nmの帯域幅を有する、実施例1〜7のいずれか1つの方法。
9.選択された波長の放射照度値を、該選択された波長のCIE紅斑作用スペクトルで加重する工程によって、前記放射アセンブリの最小紅斑量を決定する工程をさらに含む、実施例1〜8のいずれか1つの方法。
10.光線療法システムであって、
照射ゾーンに向けられる紫外線(UV)源であって、該UV源が光線療法期間中に前もって決められたエネルギーレベルを送達するように構成されるUV源;および
該UV源と該照射ゾーンとの間のフィルター(前もって決められた波長スペクトルの外のUV照射を、少なくとも実質的に取り除くように構成される該フィルター)であって、該前もって決められたスペクトルが、最大16nmの帯域幅を有し、そして該前もって決められたエネルギーレベルに対する、ビタミンD光線療法作用スペクトルの最大と対応する波長に焦点を合わされているフィルター
を含むシステム。
11.実施例10の光線療法システムであって、
前記UV源がハロゲン化金属ランプを含み;かつ
前記フィルターが干渉コーティングを含む
光線療法システム。
12.前記光線療法システムが、最小紅斑量あたりのプレビタミンD3生成を最大にするように構成され、そしてビタミンD3の光異性体化を最小にするようにさらに構成される実施例10または11の光線療法システム。
13.前記前もって決められたエネルギーレベルが最大1J/cmである、実施例10〜12のいずれか1つの光線療法システム。
14.前記フィルターが、300〜302nmの標的波長に焦点を合わされた、実施例10〜13のいずれか1つの光線療法システム。
15.前記フィルターが、302nmが中心である最大8nmの帯域幅を伴う干渉コーティングを含む実施例10〜14のいずれか1つの光線療法システム。
16.前記ビタミンD光線療法作用スペクトルが、複数の波長中にわたる、前記前もって決められたエネルギーレベルに対する前記光線療法作用スペクトルの生成物、該対応する波長のCIEプレビタミンD3生成とCIE紅斑作用スペクトルとの比によって定義される、実施例10〜15のいずれか1つの光線療法システム。
17.前記UV源および前記フィルターが複数の照射アセンブリの1つを規定し、そして前記光線療法システムが前記照射アセンブリを保持する基部をさらに含み、該照射アセンブリが、該基部の中心部に概して向かって内側に向けられ、前記照射ゾーンを規定する、実施例10〜16のいずれか1つの光線療法システム。
18.光線療法システムであって
少なくとも照射ゾーンの部分を規定する基部;および
該照射ゾーンに向けられる紫外線(UV)源を含む照射アセンブリを含み、
該UV源が、光線療法期間中に前もって決められたエネルギーレベルを送達するように構成される、
該照射アセンブリが、前もって決められた波長スペクトル内のUV照射を送達するように構成される照射アセンブリ、および
該前もって決められたスペクトルが最大16nmの帯域幅を有し、該前もって決められたエネルギーレベルに対して、ビタミンD3光線療法作用スペクトルの最大と対応する波長に焦点を合わされている、
光線療法システム。
19.前記照射アセンブリが、約300〜302nmの波長に焦点を合わされた、実施例18の光線療法システム。
20.前記UV源が、約300〜302nmに焦点を合わされた少なくとも1つのLEDを含む、実施例18または19の光線療法システム。
結論
上述から、本技術の具体的な実施形態が本明細書に例示のために記載されたが、本開示から逸脱することなく、種々の改変がなされ得ることが認識される。特定の実施形態の文脈に記載される新技術の特定の局面は、他の実施形態と組み合わされ得、または他の実施形態から除外され得る。さらに、新技術の特定の実施形態に関連する利点がそれらの実施形態の文脈に記載されたが、他の実施形態もまたそのような利点を示し得、そして本技術の範囲内である全ての実施形態がそのような利点を必ずしも示す必要はない。したがって、本開示および関連する技術は、本明細書に明確に示さていない、または記載されていない他の実施形態を包含し得る。







Claims (20)

  1. 光線療法期間中のビタミンD3生成を増強するための方法であって:
    標的波長に焦点を合わされた照射アセンブリから照射データを測定する工程;
    それぞれの波長の加重放射照度値を決定するために、280nmと320nmとの間の選択される範囲の波長の放射照度値と、該対応する波長のビタミンD3光線療法作用スペクトルの有効性の値とを乗算する工程であって、該光線療法作用スペクトルが、前もって決められたエネルギーレベルで、最小紅斑量あたりの最大限のビタミンD生成を有する波長を定義する、工程;
    全加重放射照度値を決定するために、該加重放射照度値を合計する工程;
    該照射アセンブリの効率を決定するために、該選択される範囲の波長の該放射照度値の合計で、該全加重放射照度値を除算する工程;および
    該光線療法期間中のビタミンD生成を刺激するために、該照射アセンブリを介して該標的波長に焦点を合わされた紫外線をヒトに送達する工程であって、該光線療法期間の持続期間が最小紅斑量に制限される、工程
    を含む方法。
  2. 前記前もって決められたエネルギーレベルで前記ビタミンD3光線療法作用スペクトルを形成する工程をさらに含む請求項1の方法であって、該ビタミンD3光線療法作用スペクトルを形成する工程が:
    波長のスペクトルにわたって、前記前もって決められたエネルギーレベルの光生成物変換のパーセントを決定する工程;および
    複数の波長における該光生成物変換と、該対応する波長のCIEプレビタミンD3生成とCIE紅斑作用スペクトルの比を乗算する工程であって、該前もって決められたエネルギーレベルの該ビタミンD3光線療法作用スペクトルが、それぞれの波長の該乗算される値に関連する曲線と一致する、工程
    を含む方法。
  3. 請求項2の方法であって:
    対応する複数の波長で、前記前もって決められたエネルギーレベルに曝露される複数の7−DHCの試料の光生成物変換を測定する工程であって、該光生成物変換が該前もって決められたエネルギーレベルに曝露後、該7−DHCの試料中のプレビタミンD3、ルミステロール、タキステロールおよび7−DHCの量を測定する、工程;および
    該前もって決められたエネルギーレベルの光異性体化作用スペクトルを定義する工程であって、該光異性体化作用スペクトルが該光生成物変換のパーセントを定義する、工程
    をさらに含む方法。
  4. 前記前もって決められたエネルギーレベルが最大1J/cmである、請求項1の方法。
  5. 前記ビタミンD3光線療法作用スペクトルが最小紅斑量によって標準化される、請求項1の方法。
  6. 請求項1の方法であって:
    複数の照射アセンブリに関する放射照度データを測定する工程を含み、前記照射アセンブリから放射照度データを測定する工程が、それぞれの照射アセンブリは異なる標的波長に焦点を合わされたものであり、
    該方法は、それぞれの照射アセンブリについて、乗算する工程、合計する工程および除算する工程を行うことによって、該それぞれの照射アセンブリの効率を決定する工程をさらに含む方法。
  7. 前記標的波長が300nmと302nmとの間である、請求項1の方法。
  8. 前記照射アセンブリがハロゲン化金属ランプとフィルターとを含み、該フィルターは、基板上の干渉コーティングを含み、該干渉コーティングが最大16nmの帯域幅を有する、請求項1の方法。
  9. 選択された波長の放射照度値を、該選択された波長のCIE紅斑作用スペクトルで加重する工程によって、前記放射アセンブリの最小紅斑量を決定する工程をさらに含む、請求項1の方法。
  10. 光線療法システムであって、
    照射ゾーンに向けられる紫外線(UV)源であって、該UV源が光線療法期間中に前もって決められたエネルギーレベルを送達するように構成されるUV源;および
    該UV源と該照射ゾーンとの間のフィルターであって、該フィルターは、前もって決められた波長スペクトルの外のUV照射を、少なくとも実質的に取り除くように構成されており、該前もって決められたスペクトルが、最大16nmの帯域幅を有し、そして該前もって決められたエネルギーレベルに対する、ビタミンD光線療法作用スペクトルの最大と対応する波長に焦点を合わされているフィルター
    を含むシステム。
  11. 請求項10の光線療法システムであって、
    前記UV源がハロゲン化金属ランプを含み;かつ
    前記フィルターが干渉コーティングを含む
    光線療法システム。
  12. 前記光線療法システムが、最小紅斑量あたりのプレビタミンD3生成を最大にするように構成され、そしてビタミンD3の光異性体化を最小にするようにさらに構成される請求項10の光線療法システム。
  13. 前記前もって決められたエネルギーレベルが最大1J/cmである、請求項10の光線療法システム。
  14. 前記フィルターが、300〜302nmの標的波長に焦点を合わされた、請求項10の光線療法システム。
  15. 前記フィルターが、302nmが中心である最大8nmの帯域幅を伴う干渉コーティングを含む請求項10の光線療法システム。
  16. 前記ビタミンD光線療法作用スペクトルが、複数の波長にわたる、前記前もって決められたエネルギーレベルに対する前記光線療法作用スペクトルの生成物、該対応する波長のCIEプレビタミンD3生成とCIE紅斑作用スペクトルとの比によって定義される、請求項10の光線療法システム。
  17. 前記UV源および前記フィルターが複数の照射アセンブリの1つを規定し、そして前記光線療法システムが前記照射アセンブリを保持する基部をさらに含み、該照射アセンブリが、該基部の中心部に概して向かって内側に向けられ、前記照射ゾーンを規定する、請求項10の光線療法システム。
  18. 光線療法システムであって
    少なくとも照射ゾーンの部分を規定する基部;および
    該照射ゾーンに向けられる紫外線(UV)源を含む照射アセンブリを含み、
    該UV源が、光線療法期間中に前もって決められたエネルギーレベルを送達するように構成される、
    該照射アセンブリが、前もって決められた波長スペクトル内のUV照射を送達するように構成される照射アセンブリ、および
    該前もって決められたスペクトルが最大16nmの帯域幅を有し、該前もって決められたエネルギーレベルに対して、ビタミンD3光線療法作用スペクトルの最大と対応する波長に焦点を合わされている、
    光線療法システム。
  19. 前記照射アセンブリが、約300〜302nmの波長に焦点を合わされた、請求項18の光線療法システム。
  20. 前記UV源が、約300〜302nmに焦点を合わされた少なくとも1つのLEDを含む、請求項18の光線療法システム。
JP2016550685A 2013-10-25 2014-10-27 ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法 Pending JP2016533866A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201361895598P 2013-10-25 2013-10-25
US61/895,598 2013-10-25
PCT/US2014/062352 WO2015061773A1 (en) 2013-10-25 2014-10-27 Systems and methods for increased vitamin d3 production

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018114394A Division JP2018158142A (ja) 2013-10-25 2018-06-15 ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016533866A true JP2016533866A (ja) 2016-11-04
JP2016533866A5 JP2016533866A5 (ja) 2017-11-24

Family

ID=52993682

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016550685A Pending JP2016533866A (ja) 2013-10-25 2014-10-27 ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法
JP2018114394A Pending JP2018158142A (ja) 2013-10-25 2018-06-15 ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018114394A Pending JP2018158142A (ja) 2013-10-25 2018-06-15 ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法

Country Status (8)

Country Link
US (2) US20160303395A1 (ja)
EP (1) EP3060301B1 (ja)
JP (2) JP2016533866A (ja)
CN (1) CN105899259A (ja)
AU (1) AU2014339837A1 (ja)
CA (1) CA2928723A1 (ja)
RU (1) RU2016120161A (ja)
WO (1) WO2015061773A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023002710A1 (ja) * 2021-07-19 2023-01-26 ウシオ電機株式会社 紫外線治療器および光源

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2656893T3 (es) 2012-01-03 2018-02-28 Benesol, Inc. Aparato fototerapéutico para radiación UVB dirigida y síntesis de vitamina D y sistemas asociados
WO2014184277A1 (en) * 2013-05-17 2014-11-20 Sr Light Aps Apparatus and method for promoting d-vitamin production in a living organism
KR20170023776A (ko) 2014-02-26 2017-03-06 루마 세러퓨틱스 인코포레이티드 자외선 광선 치료 장치들 및 방법들
AU2016215020A1 (en) * 2015-02-05 2017-08-31 Benesol, Inc. Systems and methods for targeted UVB phototherapy for dermatologic disorders and other indications
CN107735146A (zh) * 2015-04-27 2018-02-23 贝那索尔公司 用于自身免疫失调和其他适应症的靶向uvb光疗的系统和方法
US10180248B2 (en) 2015-09-02 2019-01-15 ProPhotonix Limited LED lamp with sensing capabilities
WO2017139514A1 (en) 2016-02-09 2017-08-17 Luma Therapeutics, Inc. Methods, compositions and apparatuses for treating psoriasis by phototherapy
CN111712296B (zh) * 2017-12-15 2023-08-29 贝那索尔公司 用于操作光疗终端的系统和方法
US11517764B2 (en) * 2018-11-30 2022-12-06 Seoul Viosys Co., Ltd. Light irradiation device for synthesis of functional substance in a human body
WO2022184620A1 (en) * 2021-03-04 2022-09-09 Signify Holding B.V. Led device for emitting uv-b and method of irradiation
WO2023111264A1 (en) 2021-12-17 2023-06-22 Leibniz-Institut Für Alternsforschung - Fritz-Lipmann-Institut E.V. (Fli) Moderate uv-b exposure as a dietary restriction mimetic

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05220231A (ja) * 1991-03-27 1993-08-31 David G Changaris 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置
JP3075306U (ja) * 1999-08-06 2001-02-16 バイオフェニックス ソチエタ レスポンサビリタ リミテ 紫外線治療装置
WO2003047682A2 (en) * 2001-12-06 2003-06-12 Curelight Ltd. Phototherapy for psoriasis and other skin disorders
JP2007267936A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nagoya City Univ 光線治療器
WO2007143862A1 (en) * 2006-06-16 2007-12-21 Medela Holding Ag Apparatus and method for preventing and treating vitamin d deficiency of an infant
JP2008073148A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Ushio Inc 光線治療器
US20110004280A1 (en) * 2000-10-20 2011-01-06 Photomedex Treatment of skin disorders with uv light
WO2013103743A1 (en) * 2012-01-03 2013-07-11 Moffat William A Phototherapeutic apparatus for focused uvb radiation and vitamin d synthesis and associated systems and methods
US20130253621A1 (en) * 2010-02-05 2013-09-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for Treating Multiple Sclerosis

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20060193905A1 (en) * 2002-05-14 2006-08-31 University Of Louisville Research Foundation, Inc. Direct cellular energy delivery system
AU2003900176A0 (en) * 2003-01-16 2003-01-30 Rofin Australia Pty Ltd Photodynamic therapy light source
WO2008027438A2 (en) * 2006-08-31 2008-03-06 Voltarc Technologies, Inc. Lamp for stimulating vitamin d production and method of making the same
EP1970423A1 (en) 2007-03-13 2008-09-17 LightTech Lámpatechnológia Kft. Fluorescent lamp for stimulating previtamin D3 production
CN101637633A (zh) * 2008-07-30 2010-02-03 北京玉佳明三态离子科学研究院有限公司 生态负氧离子化光电补钙健康仪
CN101637632A (zh) * 2008-07-30 2010-02-03 北京玉佳明三态离子科学研究院有限公司 负氧离子化光电补钙健康仪
CN102913004A (zh) * 2012-10-12 2013-02-06 四川大学 一种日光浴装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05220231A (ja) * 1991-03-27 1993-08-31 David G Changaris 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置
JP3075306U (ja) * 1999-08-06 2001-02-16 バイオフェニックス ソチエタ レスポンサビリタ リミテ 紫外線治療装置
US20110004280A1 (en) * 2000-10-20 2011-01-06 Photomedex Treatment of skin disorders with uv light
WO2003047682A2 (en) * 2001-12-06 2003-06-12 Curelight Ltd. Phototherapy for psoriasis and other skin disorders
JP2007267936A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Nagoya City Univ 光線治療器
WO2007143862A1 (en) * 2006-06-16 2007-12-21 Medela Holding Ag Apparatus and method for preventing and treating vitamin d deficiency of an infant
JP2008073148A (ja) * 2006-09-20 2008-04-03 Ushio Inc 光線治療器
US20130253621A1 (en) * 2010-02-05 2013-09-26 Wisconsin Alumni Research Foundation Method for Treating Multiple Sclerosis
WO2013103743A1 (en) * 2012-01-03 2013-07-11 Moffat William A Phototherapeutic apparatus for focused uvb radiation and vitamin d synthesis and associated systems and methods

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023002710A1 (ja) * 2021-07-19 2023-01-26 ウシオ電機株式会社 紫外線治療器および光源

Also Published As

Publication number Publication date
AU2014339837A1 (en) 2016-06-02
EP3060301A4 (en) 2017-08-30
EP3060301A1 (en) 2016-08-31
CN105899259A (zh) 2016-08-24
US20180133503A1 (en) 2018-05-17
JP2018158142A (ja) 2018-10-11
US20160303395A1 (en) 2016-10-20
RU2016120161A (ru) 2017-11-30
WO2015061773A1 (en) 2015-04-30
EP3060301B1 (en) 2018-12-19
CA2928723A1 (en) 2015-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2018158142A (ja) ビタミンd3生成増加のためのシステムおよび方法
US20210260402A1 (en) Phototherapeutic apparatus for focused uvb radiation and vitamin d synthesis and associated systems and methods
EP3777972B1 (en) Systems for targeted uvb phototherapy for dermatologic disorders and other indications
US20180353770A1 (en) Systems and methods for targeted uvb phototherapy for autoimmune disorders and other indications
US20190168017A1 (en) Phototherapy device and phototherapy method
EP3519048B1 (en) Phototherapeutic systems including spreading and collimating features and related technology
RU53574U1 (ru) Устройство для лечения псориаза
Donzelli et al. Laser-oriented search of the optimum light for phototherapy
Terenetskaya et al. Metrology of the vitamin-D-synthetic activity of UV lamps

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171013

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20171013

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20171013

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20171101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171218

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180316

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20180511

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180827

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20190329