JPH05220231A - 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置 - Google Patents

皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置

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JPH05220231A
JPH05220231A JP4071169A JP7116992A JPH05220231A JP H05220231 A JPH05220231 A JP H05220231A JP 4071169 A JP4071169 A JP 4071169A JP 7116992 A JP7116992 A JP 7116992A JP H05220231 A JPH05220231 A JP H05220231A
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electromagnetic
pulse
skin
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JP4071169A
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David G Changaris
デーヴィッド・ジー・チャンガリス
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    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • A61N5/0614Tanning
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N2005/0658Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used
    • A61N2005/0661Radiation therapy using light characterised by the wavelength of light used ultraviolet
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61NELECTROTHERAPY; MAGNETOTHERAPY; RADIATION THERAPY; ULTRASOUND THERAPY
    • A61N5/00Radiation therapy
    • A61N5/06Radiation therapy using light
    • A61N5/0613Apparatus adapted for a specific treatment
    • A61N5/0616Skin treatment other than tanning

Abstract

(57)【要約】 【目的】 炎症又はその他の有害な結果を伴う虞れがな
く、選択された波長の極めて短かい不連続パルスに露呈
することに起因する人間の日焼け効果を促進する方法及
び装置を提供すること 【構成】 一型式の装置10は、選択された波長の電磁
放射線を連続的に発生させ、その放射線を機械的な経路
妨害手段を通じて投射し、不連続パルスを形成する。一
部の機械的な経路妨害手段は、穴40を有する回転薄板
41、放射線源12と位置36との間に配置された穴2
6を有する1又は2以上の回転シリンダ20、放射線源
12の周囲に配置された穴260、360を有する1又
は2以上の中空シリンダ200、300、及び平行な回
転部材42である。別の型式の装置10はストロボスコ
ープ閃光管56を使用し、所望の不連続パルスの持続時
間及び所望の波長の電磁放射線を間欠的に発生させ、所
望の効果を生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本出願は、1991年3月27日に出願された
「パルス光により日焼けを生じさせる方法又はDANの
治療方法及びその装置」という名称の米国特許出願第07
/675,689号及び1992年1月10日に出願された「光パルス
を提供する装置」という名称の米国一部継続特許出願第
07/819,116号に基づく優先権を主張するものである。
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、約250−4
00ナノメータ(「nm」)、望ましくは、約280−
300nm、最適には、約290nmの選択された波長
の極めて短かい不連続な電磁放射線パルスを利用するこ
とにより、人体に「日焼け」(Tanning)を生じさせる
新技術に関するものである。本発明は、第2の実施例に
おいて、約320−600nm、望ましくは、約375
nm以上で、最適には、約460−500nm、目標と
しては、約480nmの第2の選択された波長の電磁放
射線を使用して紫外線エネルギで損傷したデオキシリボ
核酸(「DAN」)の治療効果を向上させることが出来
る。両実施例は、ユーザの選択により組み合わせて単一
の装置とし、日焼け又はDANの治療を選択的に促進さ
せることが出来る。
【0003】
【従来の技術】従来技術は、人間の皮膚を人工的に日焼
けさせる幾つかの装置を開示している。次の米国特許を
参照のこと。米国特許第4,862,886号(クラーケ(Clark
e))、同第4,794,925号(ケイ・モリ(Kei Mori))、
同第4,711,448号(ツヒィ・ゴールデンバーグ(Tsvi Go
ldenberg))、同第4,611,327号(クラーケ)、同第4,4
69,102号(フッシ(Fish))。従来技術の装置は、通
常、一般的に紫外線A(「UVA」)スペクトル(波長
320乃至390nm)範囲内にあり、極く少量の紫外
線B(「UVB」)スペクトル(波長286乃至320
nm)を有する連続的な蛍光紫外線(「UV」)放射エ
ネルギを利用し、日焼け機械に紫外線Cスペクトル
(「UVC」、波長40−286nm)が利用されるこ
とは滅多にない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】日焼けは、メラノサイ
トとして公知のメラニンを含む細胞を刺激することによ
り色素の小さい収容部分を生じさせて皮膚を黒くする方
法であるメラニン形成として公知の方法により行われ
る。人間がその皮膚の色素を増加させたとき、一般に、
健康な感じを与え、その人の外見を良くする効果があ
る。UVB光は、約290nmの波長のときに最大の
「日焼け効果」のあるメラニン形成に対する公知の励起
手段である。しかし、UVBは従来から安全上の問題が
あった。これは、最大の日焼け効果が約290nmにて
生じることが公知であるが、又、UBVエネルギに露呈
されることは、紅斑又は「炎症」という有害な結果を招
く顕著な虞れがあることも事実である。かかる危険性の
ため、米国連邦の法律(例えば、21CFR§1040.20(ii)
(c)(1))は、人間が受けるUVB放射線量に厳しい制限
を課している(通常、総エネルギ源のうち、UVB放出
量は、0.3%以下でなければならない)。従って、従
来技術の日焼け装置は、通常、UVAエネルギ源(例え
ば、連続的に放出する蛍光管)を利用しなければならな
い。その結果、現在利用可能な日焼けブース等は、効率
的でない放射線エネルギ源を利用して、日焼け効果を促
進させすることを余儀なくされている。
【0005】約320nm以上であるが、略320nm
に近い光はUVAスペクトルの範囲内である。UVA
は、皮膚内の黒い色素、即ち、予め存在するメラニンの
酸化に関与する「急速日焼け」を生じさせる。この日焼
けの励起は、最小量ではあるが、市販の日焼け光源内に
依然存在するUVBを利用するものである。これら現在
市販の日焼け光源は、一連の有害な結果、例えば、遺伝
子の急速な破壊(チミン・ダイマの形成)及び細胞毒
素、恐らく過酸化物及びそれに伴う生成物の蓄積による
蛋白質構造体といった結果を生じさせる連続的光源を使
用するものである。かかる有害な結果は短期間及び長期
間の影響に分けられることが多い。短期間の影響として
は、炎症、角膜の濁り及び網膜の損傷がある。長期間の
影響としては、皮膚の過早老化及び急速な癌化(例え
ば、黒色腫)がある。
【0006】従って、本発明の目的は、炎症又はその他
の有害な結果を伴う虞れがなく、選択された波長の極め
て短かい不連続パルスに露呈することに起因する人間の
日焼け効果を促進する方法及び装置を提供することであ
る。
【0007】本発明の別の目的は、第2の選択された波
長の極めて短かい不連続なエネルギパルスに損傷した組
織を露呈させることにより、光エネルギに起因する皮膚
細胞内のDNAの損傷の治療を促進する方法及び装置を
提供することである。
【0008】本発明の更に別の目的は、多数の選択され
た波長の極めて短かい不連続なエネルギパルスを提供
し、日焼け及び組織の治療の双方を同時に又は別個に行
うことを可能にする、エネルギ源を備えた装置を提供す
ることである。
【0009】本発明の更に別の目的は、極めて短かい時
間内で日焼けを促進させる方法及び装置を提供すること
である。
【0010】本発明の更に別の目的は、当業者が以下の
説明、図面及び特許請求の範囲の記載を参照することに
より明らかになるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の一つの特徴によ
れば、皮膚を日焼けさせ又は紫外線で損傷した皮膚を治
療する装置にして、日焼け又は治療のために皮膚を位置
決めすべき位置を画成する手段と、不連続な電磁放射線
パルスを上記位置画成手段に向けて照射する少なくとも
1つの電磁パルス発生手段であって、上記位置画成手段
に向けた経路内で電磁放射線を連続的に放出する連続的
な電磁発生手段と、連続的に放出される電磁放射線の経
路を周期的に妨害し、不連続な電磁放射線パルスを得る
経路妨害手段とを有する電磁パルス発生装置とを備える
装置が提供される。
【0012】上記経路妨害手段は、上記位置決め手段と
上記連続的な電磁発生手段との間に配置された複数の平
行な回転薄板を備えており、該複数の平行な回転薄板の
各々は、所定の回転位置にて連続的に放出された電磁放
射線の透過を許容する穴を有する。更に、上記経路妨害
手段は、上記位置画成手段と上記連続的な電磁発生手段
との間に配置された1又は2以上の回転シリンダであっ
て、その各々が、所定の回転位置にて連続的に放出され
た電磁放射線の透過を許容する貫通穴を有する回転シリ
ンダと、上記連続的な電磁発生手段の周囲に配置された
1又は2以上の回転中空シリンダであって、その各々が
所定の回転位置にて連続的に放出された電磁放射線が上
記位置画成手段に向けて透過するのを許容する少なくと
も1つの貫通穴を有する中空シリンダと、複数の平行な
回転可能な部材と、及び該複数の平行な回転可能な部材
を回転させる手段を備え、該複数の回転可能な部材の各
々が少なくとも1つの反射面を備え、上記回転可能な部
材を回転させたとき、連続的に放出された電磁放射線を
上記位置画成手段に向けて周期的に反射させることを特
徴とする。
【0013】本発明の別の特徴によれば、皮膚を日焼け
させ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置に
して、日焼け又は治療のために皮膚を位置決めすべき位
置を画成する位置画成手段と、不連続な電磁放射線パル
スを上記位置画成手段に向ける少なくとも1つの電磁パ
ルス発生手段であって、電磁放射線を間欠的に発生させ
る少なくとも1つのストロボ灯を有する電磁パルス発生
手段とを備える装置が提供される。又、該電磁パルス発
生手段は、上記少なくとも1つのストロボ灯と上記位置
画成手段との間に配置され、1又は2以上の選択された
波長帯域の間欠的な電磁放射線を透過させるフィルタ手
段を更に備えることが出来る。
【0014】本発明の別の特徴によれば、上記何れかの
型式の上記電磁パルス発生手段内には、上記第1の選択
された波長の電磁放射線を放出し、日焼けを生じさせる
第1の手段と、上記第2の選択された波長の電磁放射線
を放出し、皮膚細胞内の紫外線に起因するDNAの損傷
を治療する第2の手段とが設けられる。
【0015】本発明の別の特徴によれば、上述の装置内
には、少なくとも2つの電磁パルス発生手段が設けら
れ、上記位置画成手段に向けた不連続パルスが同期化さ
れる。上述の全ての装置において、望ましくは、各不連
続な放射線パルスは、約1ピコ秒乃至約20ミリ秒のパ
ルス持続時間を有し、日焼け用の不連続な放射線パルス
は、約250乃至400ナノメータの波長を有し、皮膚
の細胞内の紫外線に起因するDNAの損傷を治療する不
連続な放射線パルスは、約320乃至600ナノメータ
の波長を有している。又、上述の全ての装置において、
電磁パルス発生手段は、所望の波長の電磁放射線を発生
させるものか、又は多くの波長の放射線を生じさせ、そ
の波長をろ過して所望の波長のみを透過させるようにし
たものを選択することが可能である。
【0016】最後に、本発明の別の特徴によれば、皮膚
を日焼けさせ、又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療
する方法にして、皮膚を不連続な電磁放射線パルスに露
呈させる段階を備える方法が提供される。
【0017】本出願人は、パルス放射線により日焼けを
生じさせることが出来、又、日焼けを生じさせるために
は連続な放射線源を備える必要がないことが分かった。
皮膚を極めて短かい不連続なエネルギパルスに露呈させ
ることにより、メラノサイト励起して、連続的な光源に
より生じるのと同等の色素変化を起こさせ、しかも、こ
れら従来技術の装置に伴うことが多い組織の顕著な損傷
(例えば、炎症)が生ずることがない。このように、本
発明は、日焼けを許容するが、コラーゲン及び細胞のよ
うな機質的要素の損傷を著しく軽減する短かい不連続な
電磁エネルギパルスを放射する。
【0018】パルス放射線に露呈させることにより、画
成される波長に依存して日焼け及び/又は損傷したDN
Aの治療を行うことが出来る。ピコ秒からミリ秒の程度
のパルスにより、連続的な照射中に蓄積することが知ら
れている有害な生成物の蓄積を阻止する照射サイクルが
得られる。本発明の重要な特徴は、パルスエネルギによ
り、照射領域内の残留酵素が例えば、過酸化物、チミン
ダイマ、酸化した感光性蛋白質(即ち、皮膚の炎症の特
徴的な副産物)のような光に起因する有害な生成物を消
滅させるのに十分なエネルギ照射間の時間を許容するこ
とである。このように、所望の日焼け程度を得るのに必
要なエネルギ源への総照射量及び絶対時間が著しく軽減
される。
【0019】又、適当な波長のパルスエネルギの照射
は、UVエネルギの過剰な照射により損傷したDNAダ
イマを治療することが可能である。連続的な光に照射さ
れると、チミン構造体が変化し、チミンダイマが生じる
ことでDNAが損傷する。チミンダイマの形成速度は皮
膚の健全な状態に極めて危険であると考えられる。又、
連続的に紫外線が照射されると、チミン塩基がチミンダ
イマに変化することも公知である。多くの人は、これは
過早老化及び皮膚癌の発生の増大に寄与すると考えてい
る。
【0020】チミンダイマの形成を修正する身体の応答
性には、光分解物質として公知の酵素を発生させる光再
活性化現象として公知の現象及び暗(dark)治療として
公知の別の現象が含まれる。チミンダイマ治療の大部分
は光分解物質を通じて行われると考えられる。UVに起
因する皮膚の損傷を生じさせ、又は阻止するためのUV
放射線のエネルギ吸収特性は一般に公知である。光分解
物質の生成は、青から緑色の光(波長、375−500
nm)により最も効率的に励起され、暗治療は光を使用
せずに行われる。ここに記載した本発明を試験するため
の実験を行うことにより、光再活性化現象又は光分解物
質は、単一の不連続パルスによってもUVA領域(波
長、375nm以上)における高領域端の紫外線エネル
ギの不連続パルスにより生じさせ又は励起させることが
出来ることが分かった。通常、UV灯に連続的に照射さ
れると、過酸化物のような有害な副産物が蓄積し、その
結果、人間の光分解物質中に存在すると考えられる光再
活性化系を劣化させる可能性がある。しかし、この領域
内のUVエネルギの不連続パルスに逐次的に露呈させる
場合、現在の日焼けブースにより行われる連続的なUV
照射に伴う通常の有害な副産物が生じることがなく、実
際上、チミンダイマの治療効果を向上させると考えられ
る。これは、不連続パルスの場合、励起パルスの活性部
分の間に「暗」部分が存在するためであると考えられ
る。各不連続パルスに暗い非励起部分があるため、各パ
ルス内の蓄積エネルギは光分解物質を生じさせるのに十
分であるが、有毒な副産物を生じさせ又は形成するには
不十分である。
【0021】本発明によって提供される装置は、累積的
なエネルギ入力が皮膚内のメラニンの形成を励起させ、
メラノ産出を生じさせるのに十分であるが、皮膚をUV
照射に過剰に露呈させることに伴うことが公知の有害な
生成物を生じるには不十分である。
【0022】通常、連続的なエネルギ源に露呈すること
に伴う有害な生成物の蓄積は、不連続パルスを利用する
場合、著しく軽減されるため、本発明によれば、従来の
有害な副作用を伴わずに、その最も効率的な日焼け領域
(例えば、約290nm)内でより効率的なUVBエネ
ルギ源を利用することが可能となる。上述のように、本
発明を一定の選択されたエネルギ波長(例えば、375
−500nm)に利用する場合、不連続パルスはUVに
起因する皮膚の損傷を治療し得ると考えられる。エネル
ギ/光源、又はろ過装置の異なるスペクトル特性を使用
し、回復モード(例えば、375nm以上)を日焼けモ
ード(例えば、280−300nm)と別個に又はこれ
と共に行うことが可能となる。
【0023】
【実施例】図1、図2、図4、図5、図7、図9乃至図
14に示した機械的発生装置及び図3、図6及び図8に
示した電子パルス発生装置という不連続パルスを発生さ
せる本発明の2つの基本的な実施例について説明する。
【0024】実施例I:機械的パルス発生。
【0025】先ず、図1及び図2を参照すると、機械的
なパルス放射線源発生装置10が示してある。放射線源
12が設けられており、250乃至400nm、望まし
くは、280乃至300nm、好適には波長約290n
mの範囲内の日焼け用の第1の選択された波長14の放
射線を発生させる。320−600nm、望ましくは、
375nm以上、好適には波長は約460−500n
m、目標としては、480nmの第2の選択された波長
を利用してDNA治療を行うことが出来る。放射線14
の好適又は最適な波長は、1又は2以上の透過フィルタ
16を放射線を透過させることにより選択することが出
来、かかるフィルタ16は、米国、マサチューセッツ
州、サーレムのEG&GインコーポレーテッドのEG&
G電子光学素子部門から販売されているUVTプラスチ
ック260(約6.4mm(1/4インチ))又はその
他の幾つかの公知の材料にて形成し、選択された波長1
4fのろ過された放射線を提供することが出来る。
【0026】図1において、未ろ過放射線14は、経路
妨害手段、この場合、急速回転するシリンダ20の上方
の放射線源12により発生される。シリンダ20は、そ
の少なくとも1つの長手方向端部22が接続手段23に
より回転手段24、この場合、チェーン手段25により
駆動されるスプロケット24に接続されている。スプロ
ケット24及びチェーン手段25は、任意の適当な駆動
手段(図示せず)により駆動される。シリンダ20は、
スリット26が形成されており、該スリットはシリンダ
20を貫通して該シリンダ20の全長を伸長する。シリ
ンダ20のスリット26が適正な整合状態にあるときに
限り、エネルギ14pは下方に移動することが出来るの
が理解される。スリット26が適正な整合状態にないと
き、ろ過されたエネルギ14fの経路は、シリンダ20
により反射されてエネルギ14rとなり、又は吸収され
てエネルギ14aの何れかとなるため、周期的に妨害さ
れる。
【0027】殆んどの時間、エネルギ14の経路は妨害
されていることが更に理解される。スリット26が放射
線源12と垂直方向に適正に整合している短かい不連続
な瞬間だけ、放射線はスリット26を透過することが出
来る。それ以外のときは、エネルギ経路はシリンダ20
により妨害され、エネルギはスリット26内に透過せず
又はスリット26から放出されない。この結果、スリッ
ト26からエネルギ17の不連続パルスが放出される。
又、透過フィルタ16をスリット26の出口端に配置
し、選択された波長18の不連続な放射線パルスを提供
することが出来る。次に、皮膚の日焼け又はDNAの治
療の何れかが行われる箇所36に選択された波長の放射
線18を向ける。望ましくは、複数のシリンダを使用す
る場合(例えば、より広い面積に亙りパルス放射線を提
供するため)、チェーン手段25はタイミングチェーン
型であり、そのため、スプロケット24はその他のスプ
ロケットの各々と同期化して急速回転し、これにより、
スリット26と同期して整合させ、その面積全体に亙り
均一なパルスエネルギを提供することが可能となる。
【0028】図2の機械的パルス発生装置には、放射線
が透過しかつその下方を通過するのを阻止するフィルタ
ブロック又は格子28が設けられる。図1のフィルタブ
ロック28には、回転するシリンダ20のスリット26
と整合させたスロット30の形態の放射線透過手段が設
けられており、これらスロット30は、フィルタブロッ
ク28の厚さを通って伸長し、パルス放射線17の透過
を許容する。不要の放射線がスロット30内に透過しな
いようにするため、これらスロットは、独立気泡構造発
泡材等のような任意の光吸収材料から成るブラインダ3
2で内張りされる。
【0029】図1及び図2の機械的パルス発生装置は、
図7に示した波形を有する選択されたエネルギの不連続
な選択されたエネルギパルスを発生させる。スリット2
6がスロット30及び放射線源発生装置12と完全に整
合されていない場合、放射線経路は妨害され、各種のグ
ラフで「零」線で示すように、放射線は全く放出されな
い。図7Aに示すように、スリット26、スロット30
及び放射線源12が整合状態にあるとき、強度又は出力
レベル「y」の正のエネルギがパルス持続時間「x」、
放出される。シリンダ20の回転により、スロット3
0、スリット26及び光源12を駆動して、非整合状態
とすると、装置は「暗」となり、時間「z」の間、エネ
ルギは全く放出されない。各パルスの持続時間及びパル
ス間の暗い時間は、シリンダ20及びスリット26の幾
何学的形状に依存する。例えば、シリンダ20が2.5
4cm(1インチ)の径、スリット26が約4.2mm
(0.165インチ)の幅であり、これらを分当たり1
000回の回転数(rpm)で回転させるとき、シリン
ダ20のスロット30から放出されるUVエネルギ17
の不連続パルスは、約1.5乃至2.0ミリ秒となる。
【0030】シリンダ20、スロット30及びスリット
26の配置形態を異なったものとすれば、異なるパルス
特性が得られるであろう。例えば、図7Bには、各パル
ス間の暗時間が一定で持続時間及び出力が均一な2つの
パルスが示してある。図7Cには、一連のパルスと相対
的に同一長さの暗時間で中断される一連の均一な比較的
低い出力パルスが示してある。図7Dには、比較的長い
暗時間後のより高い出力レベルの単一のパルスが示して
ある。図7Eには、反復的な可変の多数パルスの発生順
序が示してあり、このサイクルにおいて、第1の高出力
パルス、その後の短い暗時間、更に、その後の略同一の
パルス持続時間のより低出力時間、より長い暗時間とい
う、パルスサイクルが反復される。特定のサイクル内の
パルスパターンの種類を制限するものは、設計者の幾何
学的創造力のみである。例えば、図2には、2列の回転
シリンダ20が示してある一方、図1には、単一列のシ
リンダ20が示してある。同様に、透過フィルタ16を
相互に交換し、単一の装置が2つの選択された波長の放
射線の不連続パルスを放出し、一方が日焼けを促進し、
その他方がDNAの治療を促進するようにすることが出
来る。
【0031】図4及び図5を参照すると、機械的なパル
ス発生装置の別の実施例が示してある。図4において、
パルス発生装置10Bは、例えば、未ろ過又は選択され
た波長のエネルギ14Bを放出する一連の蛍光管のよう
な放射線源12Bと共に提供される。透過フィルタ16
Bは、選択された波長のエネルギ18Bの透過のみを許
容する。放射線源12B及びフィルタ16Bは、図示し
ない装置により作動されて、急速回転するローラ38の
回りを回転する平坦な板36の上方に配置される。平坦
な板36には、放射線に対して略不透過性である複数の
平行な薄板41が設けられており、更に、該平坦な板3
6の厚さ部を貫通して、例えば約1.27cm(0.5イ
ンチ)幅の一連の穴40が形成されている。
【0032】平坦な板36がローラ38の回りを秒当た
り約45.72cm(1.5フィート/秒)の速度で回転
するとき、これにより上方薄板41(及び隣接する穴4
0)及び下方薄板41(及び隣接穴40)は相互に反対
方向に回転する。この反対方向への回転モード中、放射
線経路は、その殆んどの時間、放射線不透過性薄板41
により妨害されており、一部の放射線が頂部の穴40を
透過することができても、殆んどの時間、その放射線4
0Bは底部の放射線不透過性薄板41により妨害され
る。しかし、適時、符号40Aで示すように上方及び下
方穴40は整合状態となり、その結果、ろ過した放射線
17は、回転する平坦な板36を完全に透過し、これに
より、約1.5ミリ秒の持続時間の放出エネルギの不連
続パルスを生じさせる。別のフィルタ42を設け、放射
線44の放出パルスの選択された波長を更に修正するこ
とが可能である。
【0033】図4に示した実施例による装置は、放射線
源12Bを太陽として屋外で提供することも出来る。ユ
ーザは装置10Bの下方に位置し、通常、太陽により供
給される損傷の虞れのある全体として連続的なUVエネ
ルギに連続的に露呈させずに、太陽エネルギの不連続パ
ルスにのみ露呈させるだけでよい。これは皮膚の損傷を
顕著に防止すると考えられる。
【0034】図5において、放射線源12C(1)、1
2C(2)からのエネルギ14Cがろ過されずに(12
C(1))、又は、透過フィルタ16Cを通じて(12
C(2)から)、回転する1又は2以上の反射面42
(例えば、ミラー)に供給することにより、エネルギの
不連続パルスが提供される装置10Cが示してある。反
射面42は、三角形又はその他の異なる多角形の形態に
て提供され、その軸線44を中心として回転される(4
3)。反射面42は、平坦な面42pが提供される不連
続的な時間のみ反射することが出来、これにより、エネ
ルギの不連続な反射パルスを発生させることがわかる。
最適な波長を更に選択することが望ましい場合、この反
射された放射線は、透過フィルタ46で更にろ過するこ
とが出来る。
【0035】当業者には、図4及び図5の装置からの放
出パルスの放出波形は、図7に示した波形と同様である
ことが明らかであろう。同様に、構成要素の幾何学的形
態いかんにより、各種のパルス波形が実現可能である。
【0036】図1及び図2において、シリンダ20は、
放射線源12に隣接している。経験から、この構成の結
果、放射線源12は周縁方向の全方向に放射し、スリッ
ト26は該スリット26に向けて放出された量の放射線
のみを透過させるため、放射線の大部分が無駄になるこ
とが分かった。故に、図9乃至図14を参照すると、貫
通穴を有するシリンダを放射線源を中心として配置し、
これらシリンダを回転させる異なる方法を教示する別の
実施例が示してある。図9には、本発明の一実施例の貫
通穴を有する1つの中空シリンダ内にある周縁方向の全
方向に放射する放射線源が示してある。図10には、本
発明の別の実施例の貫通穴を有する一対の中空シリンダ
内にある周縁方向の全方向に放射する放射線源が示して
ある。図11には、図9及び図10に示した装置用の選
択された放射パターンが示してある。図12には、1つ
の中空シリンダ内に各々設けられた複数の放射線源を備
える本発明の一実施例の平面図及び底面図が示してあ
る。図13には、複数の単一のシリンダを軸方向に回転
させる1つの手段、及び本発明に適用可能である複数の
内側及び外側シリンダを反対方向に向け軸方向に回転さ
せる別の手段が示してある。図14には、空気タービン
技術を利用してシリンダを回転させるため、シリンダに
フィンを取り付ける方法が示してある。日焼け及びDN
A治療の場合、図10に示すような内側及び外側シリン
ダの実施例は、パルスを所望の方向にのみ放射すること
が望ましいとき、好適なものであると考えられる。 次
に、図9を参照すると、放射線源12は円筒状表面に2
つの穴260を有する第1の中空シリンダ200内にあ
る状態で示してある。以下に説明するように、シリンダ
200の一端に配置されたスプロケット240を使用し
て、シリンダ200をその軸線を中心として回転させ
る。図10において、放射線源12及び第1の中空シリ
ンダ200は、第2の中空シリンダ300内に挿入され
ている。これら第1のシリンダ200及び第2のシリン
ダ300は同軸状に整合している。又、該第2のシリン
ダ300はその円筒状表面に2つの穴360を有してい
る。図10に示すように、第1の中空シリンダ200は
第2の中空シリンダ300の軸方向長さよりも長い軸方
向長さを有している。スプロケット240を有する第1
のシリンダ200の端部は、スプロケット340を有す
る第2のシリンダ300の端部の外側を軸方向に伸長し
ている。以下に説明するように、これらスプロケット2
40、340を使用し、シリンダ200をその軸線を中
心として一方向に及び第2のシリンダ300をその軸線
を中心として反対方向に回転させる。
【0037】又、図10には、スロット又は貫通穴30
を有するフィルタブロック又は表面28が示してある。
放射線源12、第1のシリンダ200の穴260、第2
のシリンダ300の穴360及び穴30が放射線連通状
態にあるとき、放射線源12からの放射線がこれらを透
過して進む。第1のシリンダ200及び第2のシリンダ
300の一方又はその双方が回転するとき、穴260、
360及び穴30を整合させ、放射線はパルス17の形
態にて放射線源12から穴30を経て表面36に向けて
透過して進むようにする。
【0038】図11aには、穴30を有する表面28、
表面36、及び放射線ビーム17が付加された、図9の
線11aに沿った平面的な断面図が示してある。放射線
源12が周縁の全方向に連続的に放射する状態で、シリ
ンダ200の回転は、「灯台効果」を生じさせる。穴2
60を透過する放射線17は、シリンダ200の軸線を
中心として回転し、シリンダ200が回転する毎に放射
線パルスが穴30を透過し、表面36の一定の箇所を照
射する。しかし、例えば、日焼けに使用する回転速度の
ため、人間の眼はこの「灯台効果」を感知することは出
来ず、連続的な放射線として認識されよう。
【0039】全方向性の放射線源12から放射された放
射線17の波長に対するシリンダ200の内側円筒状表
面の反射率を増大させることにより、単位面積当たりよ
り多くの出力にて表面36上の固定の箇所を照射するこ
とが出来る。一方、放射線源12は、パルスを放射すべ
き表面36の固定の位置の方向にのみ放射し得るような
構造とすることが出来る。この場合、「灯台効果」は生
じない。その代わり、シリンダ200の回転の結果、固
定の位置に向けて放射される放射線17がシリンダ20
0の内側円筒状面により遮断されることにより、表面3
6の上のその固定の位置に放射線パルスが現れる。この
指向性放射線源12により、シリンダ200の内側円筒
状面は放射線17の波長をより吸収するもので形成し、
不要の反射光を減少させることが出来る。
【0040】図11b乃至図11dには、図10の線1
1b−11dに沿った平面的な断面図が示してある。図
11b乃至図11dは、全て、周縁方向の全方向に放射
する放射線源12と、穴260を有する第1のシリンダ
200と、穴360を有する第2のシリンダ300と、
穴30を有する表面28と、表面36と、放射線ビーム
17とが示してある。図11bでは、第1のシリンダ2
00は静止している一方、第2のシリンダ300は回転
している。図11cでは、第1のシリンダ200は回転
する一方、第2のシリンダ300は静止している。図1
1dでは、第1のシリンダ200及び第2のシリンダ3
00は、単位時間当たり等しい回転数で、但し、反対方
向に回転する。これら3つの形態の全てにおいて、放射
線源12及び穴260、360、30が放射線連通状態
となる毎に、1つのパルス17は表面36上の1つの位
置を照射する。回転する一方又は双方のシリンダの回転
速度により、周期「q」が決定される。各種の穴の寸法
とシリンダ径との間の幾何学的関係、並びに回転速度に
より、表面36にパルスがあるときの時間「x」の長さ
が決定される。暗時間「z」の間、表面36にはパルス
が存在しない。故に、この周期は、パルスの長さと暗時
間との合計、即ち「x+z=q」で表示される。例え
ば、日焼け中、暗時間は、パルス時間の少なくとも3倍
長いと考える。しかし、所望の適用例及び露呈時間によ
り、この関係は著しく変化する。
【0041】図11aに関して説明したように、周縁方
向の全方向放射線源12により放射される放射線17の
波長に対する第1のシリンダ200の内側円筒状面の反
射率を増大させることにより、単位面積当たりより多く
の出力にて表面36上の位置を照射することが出来る。
更に、幾何学的形状いかんにより、第1のシリンダ20
0の内側円筒状面は放物線状の形状とし、放射線17を
穴260を通じて幾何学的に集束させることが望ましい
こともある。
【0042】放射線源12及び穴260、360、30
が放射線連通状態であるときに限り、所望のパルスが発
生されため、第1のシリンダ200の外側円筒状面及び
第2のシリンダ300の内側及び外側円筒状面の双方
は、放射線源12から放射される放射線17の波長を吸
収し得るようにすることが出来る。同様に、図11aの
単一のシリンダの形態について説明したように、放射線
源12は該放射線源12及び穴260、360、30が
放射線連通状態にある方向に向けてのみ放射するような
構造とすることが出来る。
【0043】図12aは、放射線パルスを提供する装置
10の平面図である。作動時、装置10の頂部には、保
護カバーが取り付けられる。装置10は、各々、中空シ
リンダ200内に収容された3つの放射線源12を備え
ている。中空シリンダ200の各々は、該シリンダ20
0の円筒状面に2つの穴260を有している。図示する
ように、各シリンダ200の2つの穴260の組み合わ
せた長さは、シリンダ200内の放射線源12の長さに
近似する。穴260の各々は、シリンダ200内の放射
線源12の径に近似する幅を備えている。又、全てのシ
リンダ200の穴260の全ては平行に整合され、又、
全ての穴260は、例えば上向きの状態で示してある。
これら3つのシリンダは相互に等間隔に離間されかつ相
互に平行な状態で示してある。この間隔は、前の図に示
すように、パルスにより照射される面36が装置10か
ら離れる距離及び表面36の上の所望の照射パターンに
より決まる。日焼け及びDNA治療の場合、単位面積当
たり均一な出力の照射量分布となるようにすることが望
ましい。
【0044】図12bには、図12aに示した位置から
180°回転させたシリンダ200を備え、穴260が
全て装置10の底部を向くようにした図12aの装置1
0の底面図が示してある。図12bに示した状態のと
き、放射線17のパルスは、各放射線源12から各シリ
ンダ200の穴260を通じ、更に、面28の穴30を
通って同時に伝送される。
【0045】又、図12aには、1つの典型的な回転手
段400が示してある。図13aは、図12aに示した
線13aに沿った手段400の側面図である。図12a
及び図13aの双方を参照すると、各シリンダ200の
一端のスプロケット240は平面内で整合される。手段
400は、スプロケット付き歯車駆動装置420に接続
されたシャフト415を有するモータ410を備えて示
してある。スプロケット付き無端コンベヤ450が各シ
リンダ200及びスプロケット付き歯車駆動装置420
の適当なスプロケット240に係合する。コンベヤの張
力手段430はスプロケット付き無端コンベヤ450の
適正な張力を維持する。モータ410がシャフト415
を回転させ、これにより、スプロケット付き歯車駆動装
置420を回転させると、スプロケット付き無端コンベ
ヤ450が回転し、その結果、シリンダ200を回転さ
せる。
【0046】図13bには、回転手段400を使用して
一対の第1の中空シリンダ200を軸方向に向け一方向
に回転させ、又一対の第2の中空シリンダ300を軸方
向に向け反対方向に回転させる方法が示してある。回転
手段400は、スプロケット付き歯車駆動装置420に
接続されたシャフト415に接続したモータ(図示せ
ず)を備えている。図12a、図13aに示した3つの
単一のシリンダ200の場合のように、スプロケット付
き無端コンベヤ450はスプロケット付き歯車駆動装置
420に係合する。又、該無端コンベヤ450は、第2
のシリンダ300の各々の適当なスプロケット340に
係合する。その両側部にスプロケットを備える第2のス
プロケット付き無端コンベヤ460を使用する。コンベ
ヤ460の片側のスプロケットがシリンダ200の各々
の適当なスプロケット240に係合する一方、コンベヤ
460の反対側のスプロケットがスプロケット付き歯車
駆動装置420に係合する。この実施例において、無端
コンベヤ450、460は適正な回転タイミングを確保
し、全てのシリンダ200及び全てのシリンダ300が
単位時間当たり等しい回転数にて回転するような寸法と
する。全ての第2のシリンダ300の穴360と同様
に、全ての第1のシリンダ200の穴260は平行であ
る。このことは、全てのシリンダ200、300が等し
い回転速度であることと相俟って、シリンダ200、3
00の回転毎に放射線パルス17が各放射線源12から
穴260、360を同時に透過し、常に、同一位置に向
けられる。別の実施例において、モータをシャフト41
5に接続することに代えて、空気タービン技術を採用す
る手段を接続するようにしてもよい。複数のフィンを備
えシャフト415に接続し、これらフィンに高速空気を
当てる圧縮空気源を有するだけで、シャフト415は上
述のように回転する。コンベヤ450、460は、同様
に、シリンダ200、300の回転を制御するタイミン
グベルトとして機能する。
【0047】図14a及び図14bには、空気タービン
技術を採用する上記とは別の実施例が示してある。図1
4aにおいて、フィン500がシリンダ200のスプロ
ケット付きでない端部に追加されており、圧縮空気はノ
ズル600を通じてフィン500に供給され、シリンダ
200を回転させる。適用例いかんにより、スプロケッ
ト240は上述のようにコンベヤに係合し、複数のシリ
ンダが適正なタイミングで回転するようにする。図14
bには、穴260から出る放射線を妨害しないように位
置決めされたシリンダ200の外面に沿ってら旋状に巻
き付くフィン510を備えている。上述のように、シリ
ンダ200をシリンダ300内に配置し、シリンダ20
0の外面とシリンダ300の内面との間で空気が噴出さ
れるようにノズル600を配置することにより、シリン
ダ200は回転する。同様に、複数のシリンダを使用す
る場合、スプロケット240を使用し、適正なタイミン
グを確保することが可能である。
【0048】図10に関して説明したように、シリンダ
300と同軸状に整合させたシリンダ200を使用する
適用例の場合、当業者は、図14aのフィン500をシ
リンダ200、300上の双方に配置し、空気を導入し
てシリンダ200、300を反対方向に回転させる方法
を容易に理解することが出来る。又、図14bのフィン
510の場合、シリンダ200のフィン510及びシリ
ンダ300のフィン510は、そのそれぞれのシリンダ
の外面に沿って反対方向にら旋を形成し、その結果、空
気はシリンダを反対方向に回転させる。この形態におい
て、外側シリンダに沿った少なくとも中間に外側シース
を配置し、空気をこの外側シリンダの外側に沿って導入
し、該シリンダを回転させることが必要である。該外側
シリンダは、内側シリンダに対してこの「シース」機能
を果たす。
【0049】実施例 II:ストロボスコープパルスの発
生。
【0050】ストロボスコープ閃光管を利用する電子パ
ルス発生装置10Dが図3A及び図3Bに示してある。
図3Aにおいて、該パルス発生装置10Dは、ランプト
リガに連結され、接続部54を介してフラッシュランプ
56のタイミングパルス、又は、閃光を提供する電源5
0と共に提供される。これらパルスの持続時間及び周波
数は、信号処理タイミング手段58及び信号検出器手段
59により制御される。フラッシュランプ装置(閃光管
と呼ばれることがある)は、本発明に関係しない適用分
野のものが公知であり、例えば、米国、マサチューセッ
ツ州、サーレムのEG&GインコーポレーテッドのEG
&G電子光学素子部門から販売されているものがある。
EG&G社は、このフラッシュランプ用の幾つかの技術
文献及び操作説明書を発行している(例えば、短アーク
キセノンフラッシュランプ及び電源については、データ
シートF1022B−1[3/88];フラッシュラン
プ操作説明書[4/88])があり、これら開示内容は
引用して本明細書に含める)。機械的パルス発生装置用
の連続的なUVランプは、米国、コネチカット州、ハム
デンのサウザン・ニューイングランド・ウルトラ・バイ
オレット・カンパニー(Southern New England Ultravi
olet Co.,)からそのモデルNo.RPR3500(35
0nm付近でピーク、1/6ピーク=320nm;4.
5ワット)及びRPR3000A(300nm付近でピ
ーク、1/6ピーク=270nm;15ワット)のよう
なものを購入することが出来る。
【0051】図3Aの装置において、フラッシュランプ
56の型式(例えば、キセノンフラッシュランプ)及び
フラッシュランプ56を囲繞するガラス外被体60を選
択することにより、フラッシュランプ56のスペクトル
出力62を制御し、選択した波長の放射線パルスを提供
することが可能である(例えば、キセノン閃光管は、照
射されるその殆どが約250−300nmの波長の1つ
の一般的なスペクトルのUV放射線放出を提供する一
方、クリプトンフラッシュランプから放出される放射線
は異なるスペクトルを示す)。更に、フラッシュランプ
56を囲繞するガラス外被体60の選択は放射線出力6
2のスペクトル放出に影響を及ぼす。EG&Gは、所望
のスペクトル特性を実現し得るように選択可能である幾
つかの異なる型式のフラッシュランプ及びガラス外被体
を提供する。更に詳細については、上記のEG&Gの刊
行物を参照のこと。
【0052】フラッシュランプのパルス出力62は、典
型的に(但し、常にそうであるとは限らないが)例え
ば、アルミ被覆した反射器のような反射器面64の上に
付与され、該面64は照射すべき対象物68に向けてパ
ルス66を反射する。例えば、UVTプラスチックから
成る透過フィルタ70を反射器64と標的位置68との
間に介在させ、照射パルスを更にろ過し、より精密に選
択した波長にすることが出来る。例えば、10nm帯域
幅のフィルタに結合させたEG&Gキセノンストロボ又
はフラッシュランプ[UVガラスコーニング9823]
は、10乃至100マイクロ秒の範囲のパルス持続時間
の285−295nmの光を選択的に提供することが出
来る。所望であれば、透過フィルタ70は、図3Bに示
すように、フラッシュランプ56により近接させて配置
することが出来る。
【0053】人間の皮膚の最大の日焼けは、約280乃
至300nm、望ましくは、約290nmのUV放射線
波長にて生じると考えられる。フラッシュランプ58、
ガラス外被体60、反射器面64及び透過フィルタ70
を適当に組み合わせて利用することにより、結果として
UV放射線のろ過パルスをその選択した波長に制御する
ことが出来る。同様に、最大のDNA治療は、375n
m以上、望ましくは、480乃至500nmの間、最適
には、約490nmの波長にて生じると考えられる。フ
ラッシュランプ56、ガラス外被体60、反射器64及
び透過フィルタ70の第2の適当な組み合わせを選択す
ることにより、この第2の所望の周波数のパルス放射線
を発生させ、最適なDNA治療を行うことが出来る。所
望であれば、フラッシュランプは、単一の装置で日焼け
を促進させる第1の波長及びDNA治療を促進させる第
2の波長という2つの選択された波長の放射線を提供す
るような方法にて配列することが出来る。
【0054】図3Bに図示する装置10Eにおいて、多
数のフラッシュランプ56を配列し、より広い面積に亙
って選択した周波数のパルス放射線を提供することが出
来ることが理解される。図6において、多数のフラッシ
ュランプ56は標準的な日焼けブース10F内に配列し
た状態で示してあり、該フラッシュランプは、大人の日
焼け(又はDNAの治療)を促進させる選択された波長
のパルス放射線にて十分に広い標的位置68を照射する
ことが出来る。
【0055】次に、図8を参照すると、電子的に又はス
トロボスコープを利用して提供されるパルスの波形は、
機械的に発生されるパルス(図7)の波形と異なること
が理解される。典型的に、各エネルギサイクルq内に
て、短いバースト時間xだけ持続する急激ではあるが瞬
間的ではない励起がピーク出力又は強度yに向けて行わ
れる。次に、パルス波形は、零エネルギ状態に向け急速
に減衰する。時間軸線は極めて不均衡であるため、電子
的に発生されるパルスの特性を正確に把握することは困
難である。例えば、全サイクル時間q(例えば、1秒)
の場合、EG&Gから市販されている典型的なキセノン
フラッシュランプは、約50マイクロ秒の全パルス持続
時間を提供し、999,950マイクロ秒の暗部分を残
す。この比は、均一な時間軸線上に示すことは不可能で
ある。更に、その50マイクロ秒の一部分(「x」)の
みがピーク出力(「y」)であり、フラッシュランプを
急速にピーク(「p」)まで励起させ、次に無視し得る
値(「d」)まで急速に減衰させるのに利用される時間
と釣り合う。
【0056】図8B−図8Eを参照すると、機械的パル
ス発生装置と同様に、電子的に発生される広種類のサイ
クルが利用可能である。図8Bには、第1のパルスが第
2のパルスよりも大きい出力である2つのパルスを含む
サイクルが示してある。図8Cには、ピーク時の時間が
より長い波長が示してある。図8Dには、長い暗時間の
後に発生される単一のパルスが示してある。図8Eに
は、3つの均一なバーストを含み、その後に長い暗時間
が続き、第4のパルスの発生で終了するサイクルが示し
てある。サイクルの型式及び波形の可能な組み合わせは
実質的に無限である。勿論、実際の波形は極めて可変で
あり、より正確な説明については、EG&Gの操作説明
書を参照すべきである。
【0057】再度、図7及び図8を参照すると、本発明
の基本的特徴は、皮膚に付与されるエネルギが無視し得
る「暗時間」(「z」)をエネルギ入力の各サイクル
(「q」)内で提供することである。日焼けを生じさせ
る放射線(280−400nm)用に選択された周波数
又はDNA治療放射線(350−600nm)用に選択
された周波数の何れかの放射線への露呈は、図7及び図
8の各種の波形に示すように、全エネルギサイクル(q
=x+z)の極めて短かい時間部分(「x」)のみを占
める極めて短かい不連続パルス内でのみで行われる。例
えば、1秒のエネルギサイクルにおいて、本発明の電子
的実施例(例えば、図3A/3Bに示しかつ説明した装
置)は、持続時間「x」、例えば、50マイクロ秒の
間、出力又は強さ「y」のUVエネルギの秒当たり1パ
ルスを提供する。パルス持続時間が50マイクロ秒の場
合、皮膚はエネルギサイクルの僅か0.005%しかエ
ネルギに露呈されず、エネルギサイクルの99.995
%は、エネルギ照射量の無視し得る「暗」時間である。
【0058】図1に示すような機械的パルス発生装置
は、各1秒サイクル中に2つのミリ秒パルスを発生さ
せ、その結果、99.8%が暗であり、全サイクル時間
の僅か0.2%しか励起されないエネルギサイクルとな
る。1ピコ秒(0.000000001秒)の範囲のパ
ルスを発生させる電子/ストロボスコープパルス発生装
置が市販されており、これは、単一の高出力のパルスに
より日焼け又はDNA治療の何れかを行い、エネルギサ
イクルの大部分を「暗」時間(即ち、99.99999
99%暗)を残す、極めて高い出力レベルとすることが
出来る。暗時間の比率が極端な値であるとき、細胞の増
殖過程を向上させる最大の健康増進効果が得られるが、
何らかの事由がある場合、例えばサイクル時間の5乃至
10%という短い暗時間とすれば所望の効果を生じさせ
るのに十分である。
【0059】図7Cにおいて、4つの不連続パルスを有
するサイクルが示してある。全サイクル持続時間qが1
秒であり、これらパルスの各々の持続時間が50マイク
ロ秒である場合、1秒サイクルの各々の全励起部分は2
00マイクロ秒、即ち、0.2ミリ秒となる。故に、か
かる4パルスサイクルに伴う全暗時間は99.98%で
あり、各サイクルは、その時間の0.02%しか励起さ
れない。各パルスが1秒の全サイクル持続時間内で比較
的長く、2ミリ秒である場合でさえ、各サイクルにおけ
る全励起部分は0.2%にしか過ぎず、サイクル時間の
99.8%は「暗」時間である。本発明の各実施例は、
全エネルギ時間の大部分が「暗」時間であり、これによ
り、累積的な全エネルギ照射量を著しく軽減する全エネ
ルギサイクルを発生させるものであることが明らかであ
る。現在技術の日焼け装置における連続的な励起と比べ
て、本発明は、エネルギ的に著しく小さいが、所望の効
果(日焼け又はDNA治療の何れか)を生じさせるエネ
ルギサイクルを発生させるものである。
【0060】一例としての実施例に関して、本発明の原
理を説明したが、放射線源の多くの変形例が可能であり
(例えば、エキシマレーザは、各パルスがピコ秒程度の
持続時間を有するようにする秒当たり10,000とい
う多くの不連続パルスを発生させることが出来る)、当
該技術分野における機械(例えば、ベルト技術)、及び
ストロボスコープ用に使用されるガスの変形例が可能で
あり、これら変形例は全て本発明の範囲、従って、特許
請求の範囲に包含されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って日焼け又はDNAの治療を行う
選択された波長のエネルギの不連続パルスを機械的に提
供する装置の図である。
【図2】図1に示した装置の変形例の更に詳細を示す、
図1の線2−2に沿った断面図である。
【図3】図3Aは、選択された波長のエネルギの不連続
パルスを電子的に発生させる装置の概略図である。図3
Bは、広い面積に亙って均一なパルス放射線を発生させ
る多数の電子パルス発生装置を備える図3の装置の図で
ある。
【図4】選択された波長のエネルギの不連続パルスを機
械的に発生させる別の実施例の図である。
【図5】選択された波長のエネルギの不連続パルスを機
械的に発生させる別の実施例の図である。
【図6】従来の日焼けブース内で具体化した本発明の電
子的機構の実施例の図である。
【図7】図7Aは、機械的パルス発生装置により発生さ
れた不連続パルスの典型的な波形を示す図である。図7
Bは、機械的パルス発生装置により発生された不連続パ
ルスの典型的な波形を示す図である。図7Cは、機械的
パルス発生装置により発生された不連続パルスの典型的
な波形を示す図である。図7Dは、機械的パルス発生装
置により発生された不連続パルスの典型的な波形を示す
図である。図7Eは、機械的パルス発生装置により発生
された不連続パルスの典型的な波形を示す図である。
【図8】図8Aは、電子パルス発生装置により発生され
た不連続パルスの典型的な波形の図である。図8Bは、
電子パルス発生装置により発生された不連続パルスの典
型的な波形の図である。図8Cは、電子パルス発生装置
により発生された不連続パルスの典型的な波形の図であ
る。図8Dは、電子パルス発生装置により発生された不
連続パルスの典型的な波形の図である。図8Eは、電子
パルス発生装置により発生された不連続パルスの典型的
な波形の図である。
【図9】本発明の一実施例における穴を有する中空シリ
ンダ内の放射線源の斜視図である。
【図10】本発明の別の実施例における穴を有する一対
の中空シリンダ内の放射線源の斜視図である。
【図11】図9及び図10に示した装置の選択された放
射線パターンを示す図である。
【図12】複数の放射線源を備える本発明の一実施例の
平面図及び底面図である。
【図13】複数の単一シリンダを軸方向に回転させる1
つの手段及び複数の内側及び外側シリンダを軸方向に反
対方向に回転させる別の手段を備え、これら2つの手段
が本発明に使用可能であるモータを採用する状態を示す
図である。
【図14】空気タービン技術を使用してシリンダを軸方
向に回転させる別の手段を示す図である。
【符号の説明】
10 パルス放射線発生装置 12 放射線
源 14 放射線 16 透過フ
ィルタ 17 放射線 18 放射線 20 シリンダ 22 端部 23 接続手段 24 スプロ
ケット 25 チェーン手段 26 スリッ
ト 28 フィルタブロック 30 スロッ
ト 32 ブラインダ 36 平坦な
板 38 ローラ 40 穴 41 薄板 42 フィル
タ 44 放射線 46 透過フ
ィルタ 50 電源 54 接続部 56 フラッシュランプ 58 信号処
理調時手段 59 信号検出器手段 60 ガラス
外被体 62 放射線出力 64 反射器
面 66 パルス 68 標的位
置 70 透過フィルタ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する
    皮膚の損傷を治療する装置にして、 (a)日焼け又は治療のために皮膚を位置決めすべき位
    置を画成する手段と、 (b)電磁放射線の不連続パルスを前記位置画成手段に
    向ける少なくとも1つの電磁パルス発生手段であって、
    前記位置画成手段に向けた経路内で電磁放射線を連続的
    に放出する連続的な電磁発生手段と、連続的に放出され
    る電磁放射線の経路を周期的に妨害し、電磁放射線の不
    連続パルスを得る経路妨害手段とを有する電磁パルス発
    生手段とを備えることを特徴とする装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置にして、前記経路
    妨害手段が、前記位置画成手段と前記連続的な電磁発生
    手段との間に配置された複数の平行な回転薄板を備え、
    前記複数の平行な回転薄板の各々が所定の回転位置にて
    連続的に放出された電磁放射線の透過を許容する貫通穴
    を有することを特徴とする装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の装置にして、前記経路
    妨害手段が、前記位置画成手段と前記連続的な電磁発生
    手段との間に配置された1又は2以上の回転シリンダを
    備え、前記シリンダの各々が、所定の回転位置にて連続
    的に放出された電磁放射線の透過を許容する貫通穴を有
    することを特徴とする装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の装置にして、前記経路
    妨害手段が、前記連続的な電磁発生手段の周囲に配置さ
    れた回転する1又は2以上の中空シリンダを備え、前記
    中空シリンダの各々が所定の回転位置にて連続的に放出
    された電磁放射線が前記位置画成手段に向けて透過する
    のを許容する少なくとも1つの貫通穴を有することを特
    徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の装置にして、前記経路
    妨害手段が、複数の平行な回転可能部材と、前記複数の
    平行な回転可能部材を回転させる手段とを備え、前記複
    数の回転可能部材の各々が、少なくとも1つの反射面を
    有し、前記回転可能部材を回転させたとき、連続的に放
    出された電磁放射線を前記位置画成手段に向けて周期的
    に反射させることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する
    皮膚の損傷を治療する装置にして、 (a)日焼け又は治療のために皮膚を位置決めすべき位
    置を画成する手段と、 (b)電磁放射線の不連続パルスを前記位置画成手段に
    向ける少なくとも1つの電磁パルス発生手段であって、
    電磁放射線を間欠的に発生させる少なくとも1つのスト
    ロボ灯を有する電磁パルス発生手段を備えることを特徴
    とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置にして、前記電磁
    パルス発生手段が、前記少なくとも1つのストロボ灯と
    前記位置画成手段との間に配置され、選択された1又は
    2以上の波長帯域の間欠的な電磁放射線の透過を許容す
    るフィルタ手段を更に備えることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7の何れかに記載の装置に
    して、前記電磁パルス発生手段が、前記第1の選択され
    た波長の電磁放射線を放出し、日焼けを生じさせる第1
    の手段と、前記第2の選択された波長の電磁放射線を放
    出し、紫外線放射線に起因する皮膚細胞内のDNAの損
    傷を治療する第2の手段とを備えることを特徴とする装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8の何れかに記載の装置に
    して、電磁放射線の不連続パルスを前記位置画成手段に
    向ける前記少なくとも1つの電磁パルス発生手段が少な
    くとも2つの電磁パルス発生手段を備え、前記位置画成
    手段に向けられた前記不連続パルスを同期させることを
    特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9の何れかに記載の装置
    にして、前記電磁パルス発生手段と前記皮膚位置画成手
    段との間の位置に配置された少なくとも1つのフィルタ
    手段を更に備え、これにより、1又は2以上の所望の波
    長の電磁放射線のみが透過されるようにすることを特徴
    とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項1乃至10の何れかに記載の装
    置にして、前記少なくとも1つの電磁パルス発生手段
    が、予め選択された1又は2以上の所望の波長の電磁放
    射線を発生させることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項1乃至11の何れかに記載の装
    置にして、放射線の不連続パルスの各々が約1ピコ秒乃
    至約20ミリ秒のパルス持続時間を有することを特徴と
    する装置。
  13. 【請求項13】 請求項1乃至12の何れかに記載の装
    置にして、日焼け用の放射線の不連続パルスが約250
    乃至400ナノメータの波長を有することを特徴とする
    装置。
  14. 【請求項14】 請求項1乃至13の何れかに記載の装
    置にして、紫外線放射線に起因する皮膚細胞内のDNA
    の損傷を治療する放射線の不連続パルスが約320乃至
    600ナノメータの波長を有することを特徴とする装
    置。
  15. 【請求項15】 請求項1乃至14の何れかに記載の装
    置にして、日焼け用の放射線の不連続パルスが約280
    乃至300ナノメータの波長を有することを特徴とする
    装置。
  16. 【請求項16】 請求項1乃至15の何れかに記載の装
    置にして、日焼け用の放射線の不連続パルスが約290
    ナノメータの波長を有することを特徴とする装置。
  17. 【請求項17】 請求項1乃至16の何れかに記載の装
    置にして、紫外線放射線に起因する皮膚細胞内のDNA
    の損傷を治療する放射線の不連続パルスが約460乃至
    500ナノメータの波長を有することを特徴とする装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項1乃至17の何れかに記載の装
    置にして、紫外線放射線に起因する皮膚細胞内のDNA
    の損傷を治療する放射線の不連続パルスが約480ナノ
    メータの波長を有することを特徴とする装置。
JP4071169A 1991-03-27 1992-03-27 皮膚を日焼けさせ又は紫外線に起因する皮膚の損傷を治療する装置 Pending JPH05220231A (ja)

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