JP2016532840A - 流体駆動スピンドル - Google Patents

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Abstract

流体駆動スピンドル(100)は、上端および下端、シャフト・ツール端(598)を画定する縦軸(A)を有している。このスピンドルは、本体(120)と、空洞(440)内で少なくとも1つの軸受(508)によって支持されるシャフト(530)と、その下端で本体(120)に連結されるシール・ハウジング(150)と、その下端でシール・ハウジング(150)に連結されるカバー(180)と、進入ポート(102)からシャフト(530)に取り付けられたタービン(570)を回転させるノズル(576)に液体を向かわせる流体チャネル・システムと、シャフト(530)に装着され、タービン(570)より上に配置されたフリンガ(660)を備える。フリンガ(660)とシール・ハウジング(150)は、少なくとも1つの軸受(508)に向かう流体の流れを妨げるように構成される非接触封止(900)を形成するように組み合わされる。

Description

本出願は、2013年9月13日に出願された米国仮特許出願第61/877,453号の優先権を主張し、その内容は参照により全体に組み入れられる。
本開示は、ツールを回転させ、加工対象物から材料を除去するために使用される機械スピンドルに関し、更に詳細には、直径が小さいツールと組み合わせて使用される高速スピンドルに関し、流体、詳細には液体によって駆動される高速スピンドルに関する。
直径が小さいツール、例えば直径が8mm未満のツールを有する機械加工は、20,000、30,000、50,000、場合によっては100,000回転/分を超える範囲の高速機械加工能力を必要としている。直径が小さいツールは、典型的には大部分の製造された部品の半仕上げや仕上げ加工において、小さな形状寸法を必要とする用途や多目的用途に使用される。直径が小さいツールを有する機械加工は、ミクロ機械加工とも呼ばれている。
ミクロ機械加工では、必要とする回転速度は速いが、所要動力が非ミクロ機械加工と比較して比較的低い。半仕上げや仕上げ加工のための高速機械加工には、効果的な破片除去に加えて効果的な切削ツールや切削位置冷却と必要である。
コンピュータ化されたマシニング・センタは、典型的には自動ツール交換装置(ATC)を含んでおり、それによってパーツを取り外すことなく、すなわちATCによって自動的に交換される異なるツールを使用し、複数の機械加工作業が同じパーツ上で実行されることを可能にしている。この性能は著しいコスト削減をもたらし、人的資源要件を減らし、製造品質や生産量を改善している。
大部分のマシニング・センタは、機械加工ツールを回転させるために電気モータ駆動スピンドルを使用している。多目的機械加工スピンドルは、数千回毎分の速度で回転する。より高い回転数が可能なスピンドルは高価であり、しばしば専用の器材で使用される。その結果、多くの直径が小さい切削ツールは最適以下の機械加工条件で使用され、あるいは半仕上げおよび/または仕上げ作業が必要なパーツは、より高速のスピンドルを備える他のマシニング・センタへ移動されなければならなくなる。両選択肢とも問題がある。
増速器や他の非電気スピンドルなどの現在の解決策は、しばしば問題になっている。
典型的な流体駆動高速スピンドルでは、加圧流体はタービン・ブレードに伝わる。タービンは、ブレードがそこに取り付けられるタービン・ブレードと中心リングから成り、回転シャフトに取り付けられている。場合によっては、ブレードがそこに取り付けられるシャフトと中心リングは一体化され、すなわちシャフトとタービン・ブレードは、中心リングがシャフトの一部になるように、1つの金属棒から機械加工される。
少なくとも1つのブレードに伝わる加圧流体によってタービンとシャフトを回転させ、流体が好ましい方向でブレードから偏向されるようにタービン・ブレードは設計される。
軸受の潤滑は、高速スピンドルの信頼性に影響を及ぼす重要な要因である。流体、破片または水分による軸受潤滑油の汚染は、軸受の故障の主な理由の1つである。同様に、軸受の周辺および/または軸受を通る流体の流れが原因で、元来の軸受グリースの大部分が除去されることは、それが高速スピンドルの信頼性および可使時間に影響を及ぼすので防止されなければならない。
すべての回転システムは、回転パーツと静止パーツの間に隙間を有する。あるシステムにおいて、封止が取り入れられて、流体が隙間を通り抜けるのを防止している。可撓性接触部品および/または犠牲摩擦面を含む接触封止は、最も一般的ではあるが、それらの効果は高速によって著しく減少し、より小さい直径システムでは更に減少する。非接触封止は一般的に高価で大きく扱いにくい。
流体の一部が、好ましい方向でタービンを出ないケースがある。このような現象において、流体は、高速スピンドルの静止本体と例えばシャフトなどの回転パーツの間の隙間を介して、軸受空洞に漏出する可能性がある。
他のケースでは、高圧流体は、濾過された後でさえ、固体破片の微粒子を保持している。
他のケースでは、機械加工期間後に、高速スピンドルが自動ツール交換装置(ATC)に収納されるとき、または横または逆さま(切削ツールが上)の位置の貯蔵所に収納されるとき、流体が軸受空洞に漏出する可能性がある。このような発生において、タービン・ブレード、シャフトおよびシステムの他のパーツの上に残留する流体は、高速スピンドルの静止本体と回転パーツ間の隙間を介して、軸受空洞に漏出する可能性がある。
本明細書に記載の現象は、軸受が破片および液滴、スプレー、湿度その他を含む流体と接触するときに、軸受の性能が急速に低下するという点で問題がある。性能の低下は剛性の減少を含み、これは機械加工精度の低下につながる。軸受回転要素および/または軸受レースへの損傷により、軸受の寿命も減少することになる。
軸受の損傷の原因は、流体によって生じる潤滑油特性の変化および/またはその一部が流体によって流されるため、軸受における利用可能な潤滑油の量が減少すること、軸受回転要素と軸受レースの間の空間に入る小さい固体破片粒子、軸受回転要素の表面特性に対する変化および/または例えば酸化および/または汚染による軸受レースに対する変化を含んでいる。
静止パーツと回転パーツの間の隙間の距離を減らすことが、解決の重要な部分である。しかしながら、パーツ間の摩擦接触を防ぐと同時に、高圧流体が漏出しないような十分に小さい距離まで隙間を減少させることは、実際的でもなく、経済的でもない。
流体漏出を防止することができる可撓性接触封止または軸受部品を遮断するシール軸受などの摩擦部品は、より大きくより遅いシステムで用いられている。しかしながら、それらは高速および高い流体圧用に設計された小さい直径システムにおいて実用的でない。封止は接触点(または接触線)で急速に摩耗する傾向があり、封止の有効性が減少し、システムに破片を取り込む恐れがある。さらに封止によって生じる摩擦は、切削工程に利用可能な電力量を減少させ、摩擦によって発生する熱は冷却装置を必要とする可能性がある。
したがって、小さな高速回転システムのための、特に軸受の近くで高圧流体を組み込んでいるシステムのための、経済的に効果的な封止の解決策が必要である。
本発明は、以下のパラグラフの方式で成型されてもよい。
パラグラフ1. 上端および下端、シャフト・ツール端(598)を画定する縦軸(A)を有する流体駆動スピンドル(100)は、
a) スピンドル空洞(440)を有する本体(120)と、
b) 空洞(440)に配置された少なくとも1つの軸受(508)と、
c) 前記空洞(440)内で前記少なくとも1つの軸受(508)によって支持されるシャフト(530)と、
d) その下端で前記本体(120)に連結されるシール・ハウジング(150)と、
e) その下端で前記シール・ハウジング(150)に連結されるカバー(180)と、
f) 進入ポート(102)からノズル(576)に液体を向かわせる流体チャネル・システムと、
g) 前記シャフト(530)に装着されたタービン(570)であって、シャフトを回転させるため、少なくとも1つのノズルと流体連通にあるタービンと、
h) 前記シャフト(530)に装着され、前記タービン(570)より上に配置されたフリンガ(660)を備え、
前記シール・ハウジング(150)は、液体を分配するための前記シャフト(530)を囲んでいる環状流体マニホールド(552)を画定し、前記タービン(570)によって上方へ、複数の静止流体出口チャネル(556)の中に偏向されており、
前記フリンガ(660)と前記シール・ハウジング(150)は、前記少なくとも1つの軸受(508)に向かう流体の流れを妨げるように構成される非接触封止(900)を形成するように組み合わされている。
パラグラフ2. パラグラフ1のスピンドルであって、前記シール・ハウジング(150)が更に以下を画定する。主要な乱流ポケット(512)が前記シール・ハウジング内の凹部(924)によって画定され、前記シャフト(530)に隣接して配置され、前記主要な乱流ポケットが前記環状流体マニホールド(552)および前記フリンガ(660)の上に配置される。
パラグラフ3. パラグラフ2のスピンドルであって、前記凹部(924)は、前記スピンドルが反転するとき、前記凹部が液体を保持できるように、その径方向内部から延在するショルダ(934)を有する。
パラグラフ4. パラグラフ2のスピンドルであって、前記主要な乱流ポケット(512)は、前記環状流体マニホールド(552)に面する大きな開口(926)および前記シール・ハウジング(150)と前記フリンガ(660)の間の隙間によって画定される小さい開口(936)を含み、液体内の乱流が前記小さい開口(936)へ液体が流れるのを妨げる。
パラグラフ5. パラグラフ4のスピンドルであって、前記シール・ハウジング(150)が小さい乱流ポケット(914)を画定し、前記小さい乱流ポケット(914)は前記小さい開口(936)と連通しており、前記小さい乱流ポケット(914))は前記シール・ハウジング(150)の内径に隣接して階段様の特徴によって画定され、前記小さい乱流ポケット(914)は更に前記シール・ハウジング(150)と前記シャフト(530)の間の垂直な隙間(922)を通る液体の流れを妨げる。
パラグラフ7. パラグラフ1のスピンドルであって、前記本体(120)は、前記スピンドル空洞(440)と前記本体の外側の間に通気孔(450)を更に備え、前記通気孔は、両方向に流れることを許容することが可能な通気孔ガスケット(2054)で封止される。
パラグラフ9. パラグラフ1のスピンドルが、前記本体(120)に形成された少なくとも1つの開口(334、335)と連通するセンサ・モジュール(130)を更に備え、前記少なくとも1つの開口によって前記センサ・モジュールが前記スピンドルの少なくとも1つの物性を検知することが可能になる。
パラグラフ11. パラグラフ1のスピンドルであって、前記流体チャネル・システムは、
i)シャンク(110)と関連づけられた前記進入ポート(102)と、
ii)シャンク・チャネル(416)と、
iii)前記シャンク・チャネルの端から延在する少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)と、
iv)前記本体を通って前記少なくとも1つの主要な横流体チャネルから延在する少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)と、
v)前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つのノズル(576)と、を備える。
パラグラフ12. パラグラフ1のスピンドルであって、レンチを受け入れ、チャックにスピンドルを取り付けるのを支援するために前記本体(120)とシャンク(110)の間に配置されたレンチグリップ(214)を備える。
パラグラフ14. パラグラフ1のスピンドルであって、前記カバー(180)は、その底部に少なくとも1つの第1の軸出口開口を備え、前記少なくとも1つの第1の軸出口開口(588)は、前記タービン(570)によって下方に方向付けられた液体のための出口を提供する。
パラグラフ15. パラグラフ14のスピンドルであって、前記カバー(180)は、前記少なくとも1つの第1の軸出口開口(588)に対して外へ放射状に配置された少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)を備え、前記タービン(570)によって上方へ偏向された液体を排出するために、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口が前記環状流体マニホールド(552)と流体連通する。
パラグラフ16. パラグラフ15のスピンドルであって、前記カバー(180)は、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)と連通する少なくとも1つの軸流体出口チャネル(982、984)を備え、前記軸流体出口チャネルの軸は、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口を出る液体が縦軸(A)に対して方向付けられるように、前記シャフト(530)に対して角度がつけられている。
パラグラフ17. パラグラフ1のスピンドルであって、前記少なくとも1つの軸受は複数の軸受であり、複数の軸受は異なるタイプまたは寸法である。
パラグラフ19. パラグラフ1のスピンドルであって、前記少なくとも1つのノズル(576)が、前記ノズル・リング(977)の内径に沿って形成されており、前記ノズル・リング(977)はノズル流体マニホールド(578)を画定するように前記カバー(180)内に配置されており、前記少なくとも1つのノズル(576)が前記タービン(570)上の流体の最大の力に衝突するように、前記シャフト(530)の径方向と比較して角度がつけられる。
パラグラフ23. パラグラフ1のスピンドルであって、前記本体(102)が、
a)シェル(2120)と、
b)コア(2130)と、を備え、前記コアが、
i)前記スピンドル空洞(440)を囲む軸受ハウジング空洞(2142)と、
ii)シャンク(110)と、を備え、
前記流体チャネル・システムは、
i)前記シャンク(110)と関連づけられた前記進入ポート(102)と、
ii)シャンク・チャネル(416)と、
iii)前記軸受ハウジング空洞(2142)を通って前記シャンク・チャネルの端から延在する少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)と、
iv)前記シェル内の少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)であって、前記軸受ハウジング空洞を通って前記少なくとも1つの横流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)と、
v)前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つのノズル(576)と、を更に備えている。
パラグラフ24. パラグラフ23のスピンドルであって、前記シェル(2120)が第1の密度および第1の硬度を有する第1の材料を有し、前記コア(2130)が第2の密度および第2の硬度を有する第2の材料を有し、前記第1の密度は前記第2の密度より少なく、前記第1の硬度は前記第2の硬度より小さい。
パラグラフ25. パラグラフ1のスピンドルであって、前記フリンガ(660)はスプリング・フリンガ(1040)であり、前記スプリング・フリンガ(1040)は可撓性部分(1044)を有し、前記スプリング・フリンガはシャフト(530)に取り付けられ前記タービン(570)の上方に配置され、前記シャフト(530)が使用されていないときは、前記可撓性部分(1044)が前記シール・ハウジング(150)の一部に接触し封止するように、前記可撓性部分は前記シャフトに比較的近い第1の位置を有し、前記シャフトが回転しているときは、前記回転シャフトによって生じる遠心力によって前記可撓性部分(1044)が前記シャフトから離れてたわみ、液体を偏向させ、前記シール・ハウジング(150)との接触を解除するフリンガ表面をもたらす。
センサ・モジュールを備えるスピンドル
パラグラフ105. 上端および下端、シャフト・ツール端(598)を画定する縦軸(A)を有する流体駆動スピンドル(100)は、
a)流体チャネル・システム、スピンドル空洞(440)および少なくとも1つの開口(334)を有する本体(120)と、
b)タービン(570)を有し、タービンに当たる加圧流体によって回転するシャフト(530)と、
c)前記少なくとも1つの開口によって前記少なくとも1つのセンサ・モジュールが前記スピンドルの少なくとも1つの物性を検出することができるように、前記少なくとも1つの開口と関連づけられた前記本体に取り付けられた少なくとも1つのセンサ・モジュール(130)と、を備えている。
パラグラフ106. パラグラフ105のスピンドルであって、前記少なくとも1つの開口が、前記センサ・モジュールから前記スピンドル空洞までの経路を提供する検知開口である。
パラグラフ107. パラグラフ106のスピンドルであって、前記シャフトが、前記センサ・モジュールによる検出のための回転位置基準(714)含んでいる。
パラグラフ108. パラグラフ105のスピンドルであって、前記少なくとも1つの開口が、その流体システム特性を検知する前記流体チャネル・システムと流体連通する流体開口(335)を含んでいる。
パラグラフ109. パラグラフ108のスピンドルであって、前記流体システム特性が、流体圧、流体速度と流体粘度のうちの少なくとも1つを含んでいる。
パラグラフ110. パラグラフ105のスピンドルであって、前記少なくとも1つのセンサ・モジュールが無線である。
図1Aは、本発明の実施の形態に係るスピンドルの上面斜視図である。図1Bは、図1Aに示されるスピンドルの下面斜視図である。 図2は、図1A,図1Bに示されるスピンドルの分解図である。 図3Aは、図1A,図1Bのスピンドルの本体(およびシャンク)を示す下面斜視図(および底面図)である。図3Bは、図1A,図1Bのスピンドル本体(およびシャンク)を示す上面斜視図である。図3Cは、代替のシャンクを有する図1A,図1Bからスピンドル本体を示す上面斜視図である。 図4Aは、図3Aに示された本体の平面IVA―IVAでの断面図である。図4Bは、図3Aに示された本体の平面IVB―IVBでの断面図である。図4Cは、図3Aに示された本体の平面IVC―IVCでの断面図である。 図5は、図1A,図1Bに示されたスピンドルの部分断面図を示し、その中の流体の流れを概略的に示す図である。 図6は、図1A,図1Bのスピンドルの内部サブシステムの第1の実施の形態示す下面透視図である。 図7は、図6に示した内部サブシステムの断面図である。 図8Aは、図6,図7に示した内部サブシステムの分解図である。 図8Bは、タービンから分離したシャフトの詳細な分解図である。 図9Aは、図5の非接触封止とカバー部の詳細な図である。 図9Bは、図9Aの非接触封止の詳細な図である。 図10Aは、第1の実施の形態に係る、第1の位置の接触封止を有するスピンドルの詳細な断面図である。図10Bは、第1の実施の形態に係る、第2の位置の接触封止を有するスピンドルの詳細な断面図である。 図11Aは、他の実施の形態に係る、図1Bのスピンドルの部分的な底の分解図である。 図11Bは、他の実施の形態に係る、非接触封止とカバー部の詳細図である。 図12は、本発明のスピンドルの実施の形態に使用されている、孔構成を示す図である。 図13は、本開示の実施の形態に係る、2つのパーツの本体を有するスピンドルの部分分解斜視図である。 図14Aは、図13に示された本体のコア部分の断面図である。 図14Bは、図13に示された本体のシェル部分の斜視図である。 図14Cは、図13に示された本体のシェル部分の底面図である。 図14Dは、図13に示された本体のシェル部分の断面図である。
本開示の例示的な実施の形態が添付図面を参照して以下に説明され、複数の図面を通して同様の数字は同様のパーツを指している。記載の実施の形態は例示を提供するものであり、本発明の範囲を制限すると解釈されるべきではない。他の実施の形態ならびに記載の実施の形態の変更や改良は当業者が思いつくことであり、そのような他の実施の形態、変更や改良は本発明の範囲内である。一実施の形態または態様の特徴は、任意の適切な組み合わせにおいて他の任意の実施の形態または態様の特徴と組み合わせることができる。例えば、方法態様または実施の形態の任意の個別のまたは共同の特徴は、装置、製品または構成要素態様または実施の形態に応用でき、また、逆もまた同様である。
全ての実施の形態の中で実質的に一貫した構造
図1A、図1Bには、本開示の実施の形態に係る高速スピンドル(100)の上部および下部の斜視図が示されている。
高速スピンドル(100)は、それによってスピンドル(100)が、典型的には電気スピンドルにまたは他の従来の機械に取り付けられるシャンク(110)を備えている。シャンク(110)は高速スピンドル本体(120)に連結しており、それはさらにシール・ハウジング(150)およびカバー(180)に連結している。図1Aおよび図1Bに示される高速スピンドル(100)は、任意のセンサ・モジュール(130)を含んでいる。1つの実施の形態において、センサ・モジュールは無線である。
ある実施の形態において、高速スピンドル(100)は、シャンク(110)において機械にだけ連結している。高圧流体は、シャンクの遠心端またはシャンク拡張(101)の遠心端にある流体進入ポート(102)を通って、高速スピンドル(100)に連通している。
1つの実施の形態において、高速スピンドル(100)が機械に取り付けられているときには、高速スピンドル本体(120)は回転せず、特に本体(120)は高速スピンドル(100)が材料除去の実行中で使用されている場合には回転しないが、準備の間および/または材料除去動作の前後に回転することは可能である。
他の実施の形態では、機械が材料除去処理の実行中および準備中のときに、高速スピンドル本体(120)が、500回転数/分を超える速度で電気スピンドルによって回転されることが可能なように、スピンドル(100)は十分にバランスが保たれている。
ある実施の形態において、シャンク(110)は、高速スピンドル(100)の縦軸Aに対応して、スピンドル回転軸上の機械にほぼ保持されている。縦軸Aは、スピンドル(100)内で特徴の相対位置を画定するために使用されている。シャンク(110)は上部または上端に位置しているが、カバー(180)は底部または下端に位置している。スピンドル軸またはシャフト軸とともに取り換え可能に使用される縦軸Aは、本明細書において使用される方向用語を定義するためにも使用されている。横および横方向という用語が本明細書において使用されているが、一般に縦軸に対して垂直に位置するあるいは延在する要素または特徴を指している。垂直および軸という用語が本明細書において使用され、一般に縦軸に対して平行に位置するあるいは延在する要素または特徴を指している。
他の実施の形態では、シャンク(110)は、スピンドルの回転軸に対して垂直に片寄らせて機械において保持される。他の実施の形態では、シャンク(110)は、スピンドルの回転軸に対してある角度で機械において保持される。他の実施の形態では、シャンク(110)はスピンドルの回転軸に対して90度の角度で機械において保持される。
ある実施の形態において、スピンドル(100)は、機械加工システムAutomatic Tool Changer(ATC)に適合するように形成され大きさが設定される。ATCは、スピンドル(100)をツールスロットから引き抜いて機械にセットし、さらにATCツールスロット内の機械から解放されたツールの配置もするロボットアームを含んでいる。
ATCは、典型的には様々なツールを収納するためのスロットを有している。異なるATCのシステムは、多様なスロット構成およびサイズを有している。幾つかの実施の形態では、スロットが直径100mm〜30mmの範囲のツールを保持ように設計されている。
高速スピンドル本体(120)の直径は、100mm未満、90mm未満、80mm未満、70mm未満、60mm未満、または50mm未満とすることができる。センサ・モジュール(130)を含む高速スピンドル本体(120)の最大直径は、120mm未満、100mm未満、90mm未満、80mm未満、70mm未満、または60mm未満でも可能である。
図2には、高速スピンドル(100)の分解図が示されている。高速スピンドル(100)は、フィルタ・メッシュ(206)とシャンク(110)に濾過システムを固定する濾過ユニット・ナット(204)を備える濾過ユニットを含んでもよい。
内部サブシステム(240)は、高速スピンドル本体(120)に挿入され、シール・ハウジング(150)を高速スピンドル本体(120)に連結する第1のねじ(252)によって本体(120)に固定されて、シール・ハウジング(150)と共に組み立てられる。
ガスケット(248)を有するカバー(180)は、第2のねじ(282)によってシール・ハウジング(150)に固定されている。切削ツール(不図示)は、コレット・ナット(292)によってシャフトに連結されるコレット(290)によってシャフト(不図示)に連結されている。
スピンドル(100)から切削ツールを固定または解除するには、切削ツールおよびスピンドル(100)を連結しているコレット・ナット(292)を固定するレンチによって行うことができる。ある実施の形態では、高速スピンドル(100)は、同様にして機械に連結されている。レンチはスパナ・レンチまたはERレンチでもよく、レンチは少なくとも1つのピン、平面、タブまたは類似の特徴を含み、これは、それぞれのナットのスロットまたは他の特徴と一致する。
高速スピンドルは、シャンク(110)と高速スピンドル本体(120)の間にレンチ・グリップ(214)を含んでもよい。レンチ・グリップ(214)は、電気スピンドルのチャックから流体駆動スピンドル(100)の取り付けおよび取り外しを容易にするために設けられている。レンチ・グリップ(214)は、円形、六角形でもよく、さもなければレンチと嵌合するための平坦部分を含んでいてもよい。レンチ・グリップ(214)は、シャンク(110)の底部のより大きい直径部である。レンチ・グリップ(214)の直径は、シャンク(110)直径より大きく、また高速スピンドル本体(120)の直径より小さい。レンチ・グリップ(214)の高さは、チャネル付きナットに適合するレンチ・ピンまたはタブを含む典型的なレンチの厚みより大きい。
レンチ・グリップ(214)の横リング表面上のシール・スロット(218)は、それが保持される高速スピンドル(100)および電気スピンドルの接触表面を封止する。ある実施の形態において、シール・スロット(218)は、Oリングのための少なくとも1つのスロットから成る。ある実施の形態において、シール・スロットは、平坦なリングシールまたは成形されたシールが、そこで配置されることが可能なように平坦である。
さらに、センサ・モジュール(130)は、取付け位置(232)に取り付けられている。ある実施の形態において、スピンドルは、本体(120)周辺の複数の取付け位置(232)に取り付けられた複数のセンサ・モジュール(130)を有してもよい。
図3Aは、高速スピンドルの本体(120)およびシャンク110の底面斜視図(および底面図)である。図3Bは、その上面斜視図である。図3Cは、レンチ・グリップ214と一体化するより大きな直径を有する追加のコーン・シャンク(312)を備える本体(120)の上面斜視図である。
図3A〜図3Cに見られるように、高速スピンドル本体(120)は、高速スピンドルがそれによって保持されるシャンク(110)と一体化されてもよい。本体(120)は、センサ・モジュール(130)のための少なくとも1つの取付け位置(232)を含んでいる。取付け位置(232)は、高速スピンドル本体に検知開口(334)を含んでもよい。検知開口(334)は、本体内の検知素子によってスピンドルの少なくとも1つの物性を検知するために、センサ・モジュールのセンサ用に経路を設けている。1つの実施の形態において、検知開口(334)は、センサ・モジュールのセンサが、接触することなく、本体内の要素に連結するための経路を設けている。例えば、開口(334)は、本体内で素子を検知するセンサ・モジュールのセンサのための照準線経路を提供し、または、検知開口(334)は、光学的に不透明または半透明であるが、電磁センサ作動のための電磁スペクトルの特定の周波数に対して十分な透過性の材料で設計されることが可能である。
センサ・モジュール(130)のための取付け位置(232)にある流体開口(335)は、高速スピンドル本体(120)内で、高圧流体チャネル・システムに流動的に連結することができる。流体開口(335)は、高圧流体システムの流体システム特性を検知するために、センサ・モジュールのセンサのための流体経路を提供する。流体システムの特性は、流体圧、流体速度および流体粘度などである。
取付けスレッド(336)および1つまたは複数の取付けスロット(338)は、センサ・モジュール(130)が高速スピンドル本体(120)にそれと共に固定されることが可能な取付け位置(232)と関連づけることができる。
高速スピンドル本体(120)の底端部(398)には、高速スピンドル本体(120)がシール・ハウジング(150)と連結しているときに、第1の流体マニホールド(370)を形成する丸いスロットがある。
高速スピンドル本体(120)の底面図は、第1の流体マニホールド(370)と流動的に連通する主要な垂直流体チャネルのための底部開口(354)を示す。ねじ孔(352)が、シール・ハウジング(150)を本体(120)に連結するために使用されている。
アクセス開口(324)が、少なくとも1つの主要な横流体チャネルがそこから機械加工される高速スピンドル本体(120)に設けられている。アクセス開口(324)は、開口を封止するプラグまたはねじ(不図示)を固定するために用いられるねじ山を含んでもよい。
図4A〜図4Cを参照すると、図3Aに示されるように、図4Aは、高速スピンドル本体の断面図IVA−IVAである。高速スピンドル本体のシャンク端(404)の近くのシャンク・スレッド(412)は、構成要素、例えば濾過ユニットまたはシャンク延長の構成要素を連結するために用いられる。
図4Aは、高速スピンドル本体内の流体チャネル・システムを示す。流体チャネル・システムは、進入ポート(102)と流体チャネル接合(418)を流動的に連結するシャンク(110)内のシャンク・チャネル(416)からなる。流体チャネル接合(418)は、少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)と流動的に連結する。例示的な実施の形態において、3つの主要な横流体チャネルがあり、120度離れて間隔が置かれている。少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)は、高速スピンドル本体(120)の長さにわたる、それぞれ主要な垂直流体チャネル(426)と交差する。例示的な実施の形態では、主要な垂直流体チャネル(426)は、第1の流体マニホールド(370)において終了する。
ある実施の形態において、流体チャネル・システムは、例えば弁(不図示)などの圧力緩和機構を含んでいる。ある実施の形態では、圧力緩和機構が、少なくとも1つのアクセス開口(324)において流体チャネル・システムに連結している。ある実施の形態において、圧力緩和機構が、高速スピンドルカバー(180)に配置されている。
内部サブシステム(240)は、高速スピンドル空洞(440)内に、少なくとも1つの軸受と共に取り付けられている。少なくとも1つの軸受の外部リングは、空洞表面の一部分(例えば第1の軸受空洞―取付面406および第2の軸受空洞―取付面408)に配置されており、その特性および表面仕上げは、図5に最も良く示されているように、高速回転および高速機械加工の間に、軸受リングの取り付けが密接した嵌合および高い精度を提供するのに適している。
ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の表面仕上げパラメータRaは、0.2ミクロン・メートル未満、すなわちISO1302によるとN4である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の表面仕上げパラメータ(Ra)は、0.4ミクロン・メートル未満(すなわちISO1302によるとN5)である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の表面仕上げパラメータ(Ra)は、0.8ミクロン・メートル未満(すなわちISO1302によるとN6)である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の表面仕上げパラメータ(Ra)は、1.6ミクロン・メートル未満(すなわちISO1302によるとN7)である。
ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の同心公差は、2ミクロン・メートル未満である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の同心公差は、3ミクロン・メートル未満である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の同心公差は、4ミクロン・メートル未満である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)の同心公差は、5ミクロン・メートル未満である。
ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)のシリンダ許容度は、2ミクロン・メートル未満である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)のシリンダ許容度は、3ミクロン・メートル未満である。ある実施の形態において、軸受取付面(406、408)のシリンダ許容度は、4ミクロン・メートル未満である。
例示的な実施の形態において、軸受取付面上に取り付けられた2つの軸受があり、第1の軸受空洞―取付面(406)および第2の軸受空洞―取付面(408)である。
例示的な実施の形態において、第2の軸受空洞―取付面(408)の上に軸受スペーサ(610、図6)を配置するためのスペーサ・ショルダ(442)がある。ショルダは、より大きい直径部(446)およびより小さい直径部(444)の2つの断面から成る。より大きい直径部(446)の直径は、より小さい直径部(444)の直径より大きい。
センサ・モジュール取付け位置(232)もまた示されている。例示的な実施の形態において、センサ・モジュールがそれと共に高速スピンドル本体に配置され、また固定されることが可能な、取付けスロット(338)がある。
高速スピンドル・タービンを回転させるために用いる流体は、チャネルおよびノズル・システムを通ってタービンに連通し、これは、シャンク・チャネル(416)で開始し、少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)を通り、少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)を通って、高速スピンドル本体(120)に及び、第1の流体マニホールド(370)で終了する。
図4Bは、高速スピンドル本体(120)の図3Aに示される平面IVB―IVBを通る断面図である。スピンドル本体の通気孔(450)は、高速スピンドルの外側(496)と高速スピンドル空洞(440)を流動的に連結する。
単一の材料として断面図に示されているが、本体(120)およびシャンク(110)は機械的に連結された複数のパーツから形成されることが可能である。さらに、本体(120)は、ER標準(不図示)に従ってコーンを含んでもよい。流体は、コーン内の外側チャネルを介して高速スピンドルに入ることができ、これはスピンドル本体に及びタービン・ブレードの近くで終了する、チャネルおよびノズル・システムのスタート地点である、コーン・エンベロプ内の開口と連通する。
図4Cは、図3Aに示されるように平面IVC―IVCを通る断面図である。図4Cは、高速スピンドル本体内の一部の流体チャネル・システムを示す。具体的には、図4Cは、高速スピンドル本体(120)の長さにわたる主要な垂直流体チャネル(426)と交わる、少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)を示す。例示的な実施の形態において、主要な垂直流体チャネル(426)は、第1の流体マニホールド(370)で終了する。例示的な実施の形態において、主要な垂直流体チャネル(426)をセンサ・モジュール取付け位置(232)と流動的に連結している流体開口(335)がある。実施の形態において、センサ・モジュールは、高圧流体圧を測定する流体圧力センサを含んでいる。流体圧および/または速度をモニタすることによって、システム安定性の表示を提供することができる。ある実施の形態において、測定は、高速スピンドル上の制御ループを閉じるために用いられている。
底部の排出スピンドルの中の流体の流れ
図5を参照すると、流体が高速スピンドル(100)内を流れている。好ましい実施の形態において、流体は液体である。流体は、シャンク端(404)の進入ポート(102)を通って高速スピンドルに入る。流体は、シャンク・チャネル(416)を通って流体チャネル接合(418)へ流れる。流体チャネル接合(418)から、流体は、少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)へ、また高速スピンドル本体の長さにわたる少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)上に流れる。
流体は、シール・ハウジング(150)の第2の垂直流体チャネル(527)を通って、また、カバー(180)の入口チャネル(528)通って進む。
流体は、第2の垂直流体チャネル(527)を通ってシール・ハウジング(150)に入り、カバー(180)の入口チャネル(528)へ、ノズル流体マニホールド(578)へ、また少なくとも1つのノズル(576)へ進む。少なくとも1つのノズル(576)を出る流体は、シャフト(530)を高速で回転させるタービン(570)の方へ向けられる。
タービン(570)に衝突する一部の流体は、タービンからシャフト(530)に近接し、またシャフト・ツール端(598)に向かう中央流体出口(571)へ迂回する。例示的な実施の形態において、中央流体出口(571)は、下部環状隙間(572A)、底部環状空洞(587)および第1の軸出口開口(588)をカバー内に含んでいる。
残留する流体は、タービンから第2の流体出口(573)へ迂回する。例示的な実施の形態において、第2の流体出口(573)は、回転タービンとノズル・リングの間に上部環状隙間(572B)、ならびに、両方ともシール・ハウジング(150)内で画定される回転フリンガの下の封止環状隙間(574)および第2の環状流体マニホールド(552)を含んでいる。
例示的な実施の形態において、第2の流体出口(573)もまた、カバー(180)内のカバー出口チャネル(583)に、また少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)に、流動的に連結している静止流体出口チャネル(556)を含んでいる。例示的な実施の形態において、第2の流体出口(573)を出る流体は、シャフト・ツール端(598)の方へ向けられる。第2の流体出口(573)を出る流体は、角度αでシャフト・ツール端(598)の方へ向けられる。ある実施の形態ではαは10度より大きく、別の実施の形態ではαは20度より大きい。
タービン(570)内ならびに下部および上部環状隙間(572A、572B)内の流体圧変動のため、回転フリンガの下の封止環状隙間(574)内の一部の流体は、フリンガの上に進むことができる。1つの実施の形態において、主要な乱流ポケット(512)が、第2の環状流体マニホールド(552)の上のシール・ハウジング(150)内の凹部として作られる。
封止システムの目的は、タービン(570)を出る流体が、第2の軸受(508)の下の隙間(506)に流れるのを防止することである。
ある場合において、高速スピンドル(100)がATCまたは他の収納場所に収納されている場合、高速スピンドル(100)が使われたあと、また、収納位置が垂直である場合、切削ツールは上を向いているか、または水平になっているか、あるいは他の任意の角度にある。このような場合、切削ツール、タービン(570)またはシール・ハウジング(150)に残留する流体が、非接触封止を横切り、第2の軸受(508)に向かって流れるという懸念がある。主要な乱流ポケット(512)は、スピンドルが逆回転位置にあるときに、凹所(924)の残留する流体の一部または全てを保持するように構成される。
シャフト(530)の回転方向は、タービン(570)上のフィンの形状、それらのフィンが対称なのか非対称なのか、およびノズルの方向によって決定されることに留意されたい。1つの実施の形態において、タービン・フィンおよびノズルは、左回り(CCW)方向にあるシャフトを回転させるように形成される。他の実施の形態では、タービン・フィンおよびノズルは、右回り(CW)方向のシャフトを回転させるために形成される。
内部サブシステム
図6は、内部サブシステム(240)の第1の実施の形態、ならびに図1A、図1Bのスピンドルのシール・ハウジング(150)の底部斜視図である。
内部サブシステム(240)は、シャフト(530)、第1の軸受(606)、第2の軸受(見えず)、第1の軸受(606)の外側リングおよび第2の軸受の外側リング(不図示)の隣に配置されている軸受スペーサ(610)、シャフト(530)に付属されたフリンガ(660)およびタービン(570A、「A」は代替実施の形態を示すために追加されており、この場合、タービンは一体化とは対照的に分離している)を含んでいる。シール・ハウジング(150)は、少なくとも一部の内部サブシステム(240)周辺に配置されて、流体が第2の軸受(508、図5を参照)に達するのを妨害するのに役立つ非接触封止を提供する。
シール・ハウジングの底面(651)において:
スピンドル本体(120)に内部サブシステム(240)およびシール・ハウジング(150)を連結するのに使用されるボルト用カウンタボア(656)、垂直流体チャネルの底部開口(354)、シール・ハウジング(150)およびシール・ハウジング流体出口孔(686)にスピンドル・カバー(180)を連結するためのねじ孔(352)、シール・ハウジングの底面(651)とカバーの間に挿入された平坦なガスケット(不図示)を置く外部ショルダ(622)および内部ショルダ(623)がある。シール・ハウジングの底面(651)は、カバー(180)に最も近い表面である。
軸受スペーサ(610)は、軸受スペーサ開口(612)を含んでもよい。検知開口(334)とともに、軸受スペーサ開口(612)は、回転を検知するために、センサ・モジュールのセンサのための照準線経路を提供することもでき、あるいは、軸受スペーサ開口(612)は、光学的に不透明または半透明であるが、電磁センサの作動のための電磁スペクトルの特定の周波数に対して十分に透過性である材料で設計されることが可能である。
図7には、図6の軸VII〜VIIを通る断面図が示されている。
内部サブシステム(240)は、シャフト(530)、第1の軸受(606)および第2の軸受(508)、第1および第2の軸受外部リング(716、718)の隣に配置された軸受スペーサ(610)、フリンガ、シャフト(530)に取り付けられた少なくとも1つのタービン(570A)、コレット取付面(794)およびシャフト(530)の遠位下方端上のコレット・ナットのためのスレッド(795)を含んでいる。
シャフトは、その長さ軸に沿って対称形であり、最小の振動で高速回転するために力学的に均衡を保っている。
ある実施の形態において、軸受(606、508)は、アンギュラコンタクト軸受である。他の実施の形態において、軸受(606、508)は、深いチャネル、ころまたは針などのコンタクト軸受である。他の実施の形態において、軸受(606、508)は回転要素を有しておらず、例えば、スリップリング軸受、摩擦軸受、磁気軸受、空気または油圧軸受である。
いくつかの実施の形態では、軸受固有の周波数の励振を回避するために、軸受(606、508)は、同一の設計ではなく、例えば異なる直径、幅および/またはタイプになっている。
幾つかの実施の形態において、軸受インナー・レース(bearing inner race)はシャフトと一体化されており(不図示)、また、軸受はシャフト上に組み立てられるように、軸受はシャフトと一体化されている。一体化された軸受は、直径が更に小さくて軽い軽量システムを可能にしている。
ある例示的な実施の形態において、第1および第2の軸受(606、508)は、軸予圧を有するシャフト(530)に取り付けられる。軸受は、組立ての間に、シャフト(530)に接着されるそれらのそれぞれの第1および第2の軸受内輪(717、719)と共に予圧されることが可能である。軸受予圧は2つの要素によって定義することができる。軸受外輪(716、718)の間に取り付けられる少なくとも1つの軸受スペーサ(610)の寸法および特徴、ならびに、接着剤が固まる間に軸受が取り付けられる組立プロセスである。ある実施の形態において、第1の軸受内輪(717)が、シャフト内のショルダまたは同様の特徴、第1の軸受取付けショルダに対して取付けられている。ある実施の形態において、第2の軸受内輪(719)が、シャフト内のショルダまたは同様の特徴、第2の軸受取付けショルダ(738)に対して取り付けられている。ある実施の形態において、システムは、シャフトにねじ込まれ第1の軸受内輪(717)に対して締められるシャフト上部ねじ(704)で予圧されている。シャフトにねじ込まれるシャフト上部ねじ(704)は、それが軸受に予圧をもたらすので、シャフト上部ねじ(704)がシャフトにねじ込まれ、締められ、係止され、第1の軸受内輪(717)の回転を防止する。
少なくとも1つのタービン・フィンを有するタービン(570A)は、シャフト・ツール端(598)の方に向けて、非接触シール・ハウジングの隣に配置される。ある実施の形態において、少なくとも1つのタービン・フィンを支持するタービン・リング(774)が、シャフトに取り付けられている。この設計は、同じシャフト設計上の異なるタイプのタービン(570A)の使用を可能にしている。
他の実施の形態では、少なくとも1つのタービン・フィンを有するタービン(570)が、シャフト(530)と一体化されている。すなわち、シャフトおよびタービンは、1つの断片から機械加工されている。シャフトとタービンの一体化によって組立てが単純化され、正確な軸左右対称が提供される。
ある実施の形態では、シャフトにはシャフト・ロック穴(734)がある。シャフト・ロック穴(734)は、コレットが締められているとき、外部のツール(不図示)でシャフトを固定するために使用される。
外部ツールが、対応するシャフト・ロック穴を通って高速スピンドル本体に嵌入されている。ある実施の形態において、高速スピンドル本体の対応するシャフト・ロック穴は、スピンドル本体の通気孔(450)である。
軸受スペーサ(610)は、少なくとも1つの軸受の位置決めを容易にし、また必要な予圧を支持するように設計されている。例示的な実施の形態において、軸受スペーサは、第1の軸受外輪(716)と第2の軸受外輪(718)の間に配置されている。この構成において、軸受スペーサ(610)は、シャフト(530)と共に回転しない。
1つの実施の形態において、軸受スペーサ(610)は、高速本体スピンドル(不図示)と関連してそれを配置する特徴を含んでいる。例示的な実施の形態において、軸受スペーサ(610)は、高速スピンドル空洞(440)において対応するスペーサ・ショルダー(442)を背にして置かれる位置決めショルダー(711)を含んでいる。
上記の図6に関して、軸受スペーサ開口(612)は、軸受スペーサ(610)に設けることができる。
実施の形態において、シャフトは、それによってシャフト回転速度を決定することが可能な回転位置基準(714)を含んでいる。回転位置基準(714)は、それが軸対称およびシャフト(530)のバランスに影響を及ぼさないように設計される。ある例では、回転位置基準は、シャフトの放射軸に沿ったシャフト内の1つまたは複数の貫通孔である。他の例では、位置基準は、左右にシャフト直径を横断しない複数の穴によって定められる。別の実施の形態において、回転位置基準は、シャフトから突き出ているか、またはシャフトの空洞内に配置されている平面、スロット、突起の様なフィン、安全器、ピンまたはタブである。他の実施の形態において、基準は、例えば色、表面仕上げ、電気特性または磁気特性などのシャフトの特性における局所的な変化によって定められる。他の実施の形態において、基準はシャフトにリングまたはカバーを加えることによって定められ、リングまたはカバーは、センサによって識別することができる局所特徴を有している。ある実施の形態においては、磁石が、貫通孔に配置されている。ある実施の形態において、シャフト材料とは異なる材料が、貫通孔または非貫通孔に配置されている。
ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受内輪(717、719)が、軸受シャフト取付面(732、736)に取付けられている。例示的な実施の形態において、2本のシャフト取付面、第1の軸受シャフト取付面(732)および第2の軸受シャフト取付面(736)がある。両方の表面は、類似の表面特性、詳細には、高速スピンドル空洞(440)内の軸受取付面(406、408)を有している。
図8Aには、図6の分解図が示されている。例示的な実施の形態において、シャフト(530)は、フリンガ(660)およびタービン(570)と一体化されている。シャフトは、第1の軸受シャフト取付面(732)と第2の軸受シャフト取付面(736)を含むように機械加工されている。
シール・ハウジング(150)は、底面(651)がシャフト・ツール端(598)の方に面している状態でシャフト上に配置されている。一旦シール・ハウジング(150)が配置されると、第2の軸受(508)、軸受スペーサ(610)および第1の軸受(606)が、シャフト上に組み立てられる。シャフト上部ねじ(704)で組立てが完了する。
図8Bには、少なくとも1つのタービン(570A)がタービン・リング(774)に連結されており、これはシャフト・ツール端(598)からシャフト上に組み立てられ連結される。タービン・リングを使用する利点は、同じシャフトおよび内部サブシステム上に異なるタービン設計を組み立てる融通性をもたらすことである。ある実施の形態において、フリンガ(660A)がリング上に取り付けられるが、これはシャフト・ツール端(598)からシャフト上に組み立てられ連結される。ある実施の形態において、フリンガが細長いタービン・リング(不図示)上に取り付けられるが、これはシャフト・ツール端(598)からシャフト上に組み立てられ連結される。
非接触封止(軸排出スピンドルに示す)
非接触封止は、主にシール・ハウジング(150)と回転フリンガ(660)の組合せによってもたらされる。回転フリンガは、(660A)に装着され、または(660)にシャフト(530)と共に一体化され、第2の軸受(508)に向かう流体の流れを妨げている。
非接触封止の設計は、システムが回転するときに、それが接触摩擦を引き起こさないようになっている。同様に、接触摩擦もないことになる。ある実施の形態において、非接触封止は、長さにおいて短い。ある実施の形態において、長さは、最大シャフト直径の2倍より短い。他の実施の形態では、長さは、最大シャフト直径より短い。別の実施の形態では、その長さが最大シャフト直径の2分の1未満である。
封止システムは、非接触封止から成り、少なくとも1つの接触封止をさらに含んでもよいが、含まなくてもよい。封止システムの長さは短い。ある実施の形態において、長さは、最大シャフト直径の2倍より短い。他の実施の形態では、長さが最大シャフト直径より短い。別の実施の形態では、長さが最大シャフト直径の2分の1より短い。
接触封止が存在する場合、スピンドルが停止または低回転速度のとき、接触封止はスピンドル(100)の静止要素と回転要素の間の接触を維持している。また、スピンドルが停止または低回転速度のとき、システムの方向に関係なく、接触封止は静止要素と回転要素の両方と接触を維持している。
しかしながら、スピンドルが高い回転速度であるときに、接触封止タイプに応じて、接触封止は静止要素または回転要素のうちの1つだけとの接触を維持する。接触封止は高速回転の間、静止要素または回転要素だけとの接触を維持するので、接触封止または接触する構成要素に対して殆ど消耗がない。同様に、接触摩擦による破片は最小量である。
非接触封止は、摩擦のないシステムであり、固体パーツの間で摩擦がない。システム内での唯一の摩擦は、静止要素と回転要素の間で回転する流体および/または残骸によって生じる。
図9Aでは、図1Aのスピンドルの部分断面図が示されている。図示の部分は、一般に非接触封止(900)を表している。非接触封止(900)は、タービン(570)を出て第2の軸受(508)の下の隙間(506)へと流れる流体を防止するように設計されている。
非接触封止(900)は、2つの要素から成り、シャフトの一部またはシャフトに連結される回転要素、詳細にはフリンガ(660)と高速スピンドル本体(120)に固定されている静止要素、詳細にはシール・ハウジング(150)である。ある実施の形態(図11A、11Bを参照)において、静止要素は、高速スピンドル本体(120)に固定されている第1の静止要素(シール・ハウジング150)とシール・ハウジング(150)に連結している第2の静止要素(固定リング1340)から成っている。
非接触封止(900)は、シャフト(530)とタービン(570)の上に取り付けられた第2の軸受(508)との間に位置している。高圧流体は、シール・ハウジング(150)内の第2の垂直流体チャネル(527)を通って非接触封止(900)に入り、カバー(180)内の入口チャネル(528)、環状ノズル流体マニホールド(578)、また少なくとも1つのノズル(576)に進む。
例示的な実施の形態において、ノズル流体マニホールド(578)は、ノズル・リング(977)およびカバー(180)のカバー内部表面(979)によって画定される。
非接触封止(900)は、少なくとも部分的に第2の環状流体マニホールド(552)と静止流体出口チャネル(556)を画定するシール・ハウジング(150)を含んでいる。静止流体出口チャネル(556)は、カバー(180)の第1セクション(982)と第2セクション(984)の両方で軸流体出口チャネルに流動的に連通している。また、シール・ハウジング(150)も上部カバー環状隙間(572)と底部環状空洞(587)と流動的に連通する回転フリンガ(660)の下の封止環状隙間(574)を少なくとも部分的に画定している。また、非接触封止(900)も回転フリンガ(660)を含んでいる。
シール・ハウジング(150)は、高速スピンドル本体(120)に対する1つの側およびカバー(180)に対する別の側に連結されている。シール・ハウジング(150)とカバー(180)の間のガスケット(248)は、両方の部分にまたがってチャネルを流れる高圧流体が漏れないように封止を提供している。
そこを通って流体が流れる、回転要素と静止要素の間の環状隙間部は、タービンとノズル・リングの間の上カバー環状隙間(572)と、回転フリンガ(660)の下の封止環状隙間(574)を含んでいる。
流体は、シャフト(530)近くの第1の軸出口開口(588)を介してカバー(180)を通り、カバー径方向周辺部(981)に近いカバー(180)を出る第2の軸出口開口(586)を通って出ている。
少なくとも1つのノズル(576)を通って流れ、少なくとも1つのタービン(570)に向けられる高圧流体は、タービンを高速で回転させる。タービンに衝撃を与える一部の流体は、タービンから、シャフト・ツール端(598)、すなわちスピンドル(100)の底部に向かい、第1の軸出口開口(588)を通って底部環状空洞(587)の中に迂回する。
高い遠心力のため、残留する流体は、タービンから回転タービンとノズル・リングの間の上部カバー環状隙間(572)に迂回する。そこから、流体は、回転フリンガ(660)の下の封止環状隙間(574)に流れ込む。
回転フリンガの下の封止環状隙間(574)は、タービン領域(969)とシール・ハウジング内部表面(954)の上方のシャフト第1セクション(932)の間に形成される。回転フリンガの下の封止環状隙間(574)は、シール・ハウジング(150)の第2の環状流体マニホールド(552)に流動的に連結している。
封止環状隙間(574)から、大部分の流体は、回転フリンガの下部表面(962)に向かって流れ、静止流体出口チャネル(556)に向かって迂回されることになり、これは、1つの側の第2の環状流体マニホールド(552)に、またさらに、カバー(180)内の軸流体出口チャネルに、特に軸流体出口チャネルのセクション2(984)に流動的に連結された軸流体出口チャネルセクション1(982)に流動的に連結されている。軸流体出口チャネルセクション2(984)から、流体は少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)を通って高速スピンドルを出る。
図9Bに最も良く示されているように、回転フリンガ下部表面(962)に向かって流れる回転フリンガの下の封止環状隙間(574)の流体の一部は、フリンガ・エッジ面(964)を過ぎてフリンガ上部表面(966)の上を進む。
フリンガ上部表面(966)の流体の流れは、主に非接触封止の2つの要素によって妨げられる。
第1の要素は、主にシール・ハウジング(150)内の環状凹部(924)および回転フリンガ上部表面(966)によって画定される主要な乱流ポケット(512)である。主要な乱流ポケット(512)は、そこから流体が主要な乱流ポケットに流れ込む第2の環状流体マニホールド(552)に面している大きな開口(926)と小さな開口(936)の2つの開口を有している。スロット・ショルダ(934)は、環状凹部(924)の半径方向内壁を形成している。
シール・ハウジング(150)の凹部(924)と回転フリンガ上部表面(966)の間の相対運動は、流体乱流を引き起こす。さらなる乱流が、ポケット形状が原因で生じる可能性がある。大きな開口(926)から主要な乱流ポケット(512)に入る流体の大部分は、凹部(924)に向かって流れる。その断面部分がはるかに小さいので、大部分の流体は小さい開口(936)を通って進むことができず、流体の流れがフリンガ上部表面(966)に向かって偏向されるとさらなる乱流になる恐れがある。分離要素によってもたらされる流体乱流は、小さい開口(936)に向かう流体の流れを集合的に妨害する。
主要な乱流ポケット(512)を通り過ぎる流体は、シール・ハウジング(150)とシャフト(530)の間の、例示的な実施の形態においては、スロット・ショルダ(934)と回転フリンガ(660)の上の回転棚(938)の間の、小さい開口(936)に到達する。
第2の要素は、シール・ハウジング(150)および対向するシャフト部(918)の内径の階段様の特徴(916)によって画定される小さい乱流ポケット(914)である。ある実施の形態において、2つを超える乱流ポケットを使用してもよい。例えば、3つ以上の乱流ポケットを同心で配置してもよい。他の一例においては、複数の小さな乱流ポケット(914)を軸方向に積み重ねてもよい。2つ以上の乱流ポケットを使用すると、封止の有効性が増加し得るが、乱流ポケットの数が増加すると、空間、流体摩擦および製造費用が犠牲になる。
小さな乱流ポケット(914)に入る流体の流れパターンは乱流である。階段様の特徴(916)と対向するシャフト部(918)の間の相対運動は、流体乱流を引き起こす。流体乱流は、流体の流れを妨げる。小さい乱流ポケット(914)内で流体に作用する遠心力は、流体を小さな乱流ポケット(914)のより大きな直径部に、シール・ハウジング(150)に向かって集中させ、またシール・ハウジング(150)とシャフト(530)の間の垂直隙間(922)から離れさせる。
シャフトが接触することなく回転するために、第2の軸受(508)に最も近いシール・ハウジング(150)とシャフト(530)の間に小さな隙間がある。例示の実施の形態において、隙間は、シール・ハウジング(150)とシャフト(530)の間の垂直隙間(922)である。
任意の接触封止
図10には、スピンドル(100)に用いられる第2の封止システムが示されている。第2の封止システムは、上記の第1の封止システムの非接触封止(900)のような大きな乱流ポケット(512)と小さな乱流ポケット(914)を定めたシール・ハウジング(150)を含んでもよい。この第2の封止システムは、さらに、第2の軸受(508)とタービン(570)の間に位置する接触封止を備えている。好ましくは、接触封止は、第2の軸受(508)のできるだけ近くに配置されている。
スピンドルが停止しているとき、たとえ高速スピンドルがATCまたは他の保管場所に保存されている場合であっても、スピンドルの使用後、保管位置が垂直(すなわち、切削ツールが上を向いている)、または横向き、あるいは他のどんな角度でも、接触封止は、流体、液滴および汚染が第2の軸受(508)に到達するのを防止するように設計されている。このような場合、切削ツールに残る残留流体がタービン上にまたはシール・ハウジング内で、第2の軸受に向かって流れるという懸念がある。
接触封止は、これらの残留流体が第2の軸受(508)に到達するのを防止するように設計されている。
接触封止は、スピンドルが停止しているときに、高速スピンドル本体(120)および回転シャフト(530)に連結しているシール・ハウジング(150)の間の隙間にわたる。
接触封止は、シャフトが停止しているとき、または、低い回転数で回転しているとき、回転速度を落とし高速スピンドルのわずか10%以下のときに、シール・ハウジング(150)および回転シャフト(530)との接触を維持するように設計されている。
接触封止は、シャフトが高い回転数で回転するときには、シール・ハウジング(150)と回転シャフト(530)の間の接触を中断するように設計されている。シャフトが高い回転数で回転するときには、静止要素と回転要素の間の接触または摩擦はない。ある実施の形態において、シャフトが回転しているとき、静止要素と回転要素との接触または摩擦はない。
図10Aを参照すると、スプリング・フリンガ(1040)が、回転シャフト(530)に配置されており、それとともに回転する。この実施の形態において、スプリング・フリンガは、第1の封止システムの実施の形態で提供される比較的堅いフリンガ(660)に置き換えることができる。スプリング・フリンガ(1040)は、シャフトに取り付けられる角度のあるフラップまたはスカート状の全体的な形状を有する。スプリング・フリンガ(1040)は、ゴムまたは他のエラストマまたはより堅い材料でできている成形バネなどの可撓性材料を含んでいる。シャフト回転のため遠心力が加えられる場合、可撓性材料によりスプリング・フリンガが伸び、形状を変えることができる。
図示の実施の形態では、スプリング・フリンガ(1040)は、シャフト(530)およびスプリング・フリンガ断面(1045)を備える柔軟なより薄い断面(1044)に、スプリング・フリンガを取り付けるのに使用するスプリング・フリンガ取付面(1043)を有する。シャフト(530)が回転していないときは、柔軟なより薄いセクション(1044)は、スプリング・フリンガ上部表面(1042)がシール・ハウジング(150)と接触するように配置される。例示的な実施の形態において、スプリング・フリンガ上部表面(1042)は、固定面(1024)と接触している。スプリング・フリンガ(1040)とシール・ハウジング(150)の間の接触線は、流体通路を、一方の接触線(領域またはリング)から他方の接触線まで防止する。
図10Bを参照すると、シャフト(530)が回転する間、シャフトの回転のために、遠心力がスプリング・フリンガ(1040)に加えられる。可撓性材料は、接触不足の結果としてスプリング・フリンガ上部表面(1042)が固定面(1024)からわずかに離れても再配置されるように、スプリング・フリンガ(1040)が延伸するのを可能にする。スプリング・フリンガ(1040)は、流体がタービン領域から第2の環状流体マニホールド(552)に迂回するフリンガとして機能する。
スプリング・フリンガ(1040)は、回転の間、スプリング・フリンガ(1040)を引っ張るために重量を提供する、柔軟なより薄いセクション(1044)上にまたはその中に配置される、より重い構成要素(不図示)を含んでもよい。有る場合、より重い構成要素は、リングまたはドーナツ形、あるいは複数の断面から成っていてもよい。有る場合、より重い構成要素は、スプリング・フリンガに、またはその中に鋳造されてもよい。
任意の流れ制御機能
図11A、図11Bでは、例示の実施の形態のスピンドルは、非接触封止(900)と実質的に同様の、スピンドル本体(120)とカバー(180)の間の非接触封止を含み、例示の実施の形態は、シール・ハウジング(150)に連結された第2の静止要素(1340)を更に備えている。
例示的な実施の形態において、第2の静止要素(1340)は、シール・ハウジング(150)に対応する特徴に配置された固定リングである。例えば、シール・ハウジング(150)の対応する特徴は、シール・ハウジング内面(954)によって画定される段、主にシール・ハウジング内面(954)に対して垂直な第1表面(1355)、および主に第1表面(1355)に対して垂直な第2表面(1358)である。第2の静止要素(1340)の外径の寸法およびシール・ハウジング内面(954)の直径は、第2の静止要素(1340)とシール・ハウジング(150)の間に干渉はまりがあるようなものである。あるいは、第2の静止要素(1340)は、接着剤または他の任意の手段によってシール・ハウジング(150)に連結している。
第2の静止要素(1340)は、フリンガ(660)の下に図5の実施の形態より狭い封止環状チャネル(1374)を形成する。狭い封止環状チャネル(1374)は、カバー環状隙間(572)から来る流体をフリンガ下部表面(962)の基部(1363)に向かわせる。流体に作用している流体圧および遠心力のため、流体は、第2の環状流体マニホールド(552)を通って静止流体出口チャネル(556)の方へ、また、カバー(180)内の流体開口へ、またはシール・ハウジング(150)内の流体開口(図14を参照)へ流れる。
任意の空洞通気孔
図12には、高速スピンドル本体(120)の通気孔(450)の詳細が示されている。通気孔(450)は、前述のいずれの実施の形態のスピンドルにおいても使用することができる。通気孔(450)は、スピンドル空洞(440)内で高速回転要素により生じ得る圧力変動を減少させる。通気孔は、高速スピンドル本体(120)を通って、高速スピンドル空洞(440)を高速スピンドルの外側(496)と連結する。通気孔(450)は、1気圧では閉じたままであるが、圧力がガスケットの両側間で異なるときには漏洩し、均圧を許すことになる、通気孔ガスケット(2054)で封止される。
通気孔ガスケット(2054)は、その両面にかかる圧力の不均衡によって生じる、その幾何学的形状の変化によって漏洩する。幾何学的形状の変化は、高速スピンドル空洞への往復、高速スピンドルの外側への往復を通過する流体に水路をもたらす。
例えば、通気孔ガスケット(2054)は、圧力が0.05気圧、0.1気圧、または0.17気圧までの差で変動する場合、漏洩してもよい。
通気孔ガスケット(2054)は、可撓性材料で製造されている。1つの例において、ガスケットは、ゴムで製造されている。幾つかの実施の形態では、通気孔ガスケット(2054)は、少なくとも1つの切り目を有する可撓性材料で製造されている。1つの例において、ガスケットは、異なる方向に1つを超える切り目を有する可撓性材料で製造されている。他の実施の形態において、ガスケットは、少なくとも1つの柔軟な特徴を含む1つのパーツから製造される。例えば、ガスケットは、少なくとも1つの柔軟な特徴またはスプリングを含む複数のパーツシステムから製造されてもよい。
通気孔ガスケット(2054)は、内部ナット(2052)と外部ナット(2056)の2つのナットによって適切に配置され、また保持されることが可能である。本実施の形態において、通気孔ガスケット(2054)は、通気孔チャネルへ挿入する前に組み立てられ、テストされることが可能である。
他の実施の形態において、通気孔ガスケット(2054)は、少なくとも1つの外部ナット(2056)によって適所に配置され、また保持され、通気孔チャネル(不図示)のショルダによって支持される。通気孔チャネル内のショルダは、内部ナットと同様の支持を提供する。他の実施の形態において、通気孔ガスケット(2054)は、通気孔チャネル(不図示)内の少なくとも1つのナットおよび部分的な支持によって適所に配置され、また保持される。他の実施の形態において、ガスケットは、例えば溝などの通気孔チャネル内の支持によって、適所に配置され、また保持される。
通気孔(450)は、スピンドル本体(120)および通気孔ガスケット(2054)内の通気孔(450)を通してツールを挿入することによって、ツールを挿入してシャフトを適所に係止する導管として使用することができる。トルクがシャフトの底部に適用されている間、シャフトが適所に係止できるように、挿入されたツールはシャフト上の対応する特徴に連結する。例示的な実施の形態において、シャフトの特徴は、その直径がツール端の直径より大きいボア(不図示)である。例示的な実施の形態において、シャフトのシャフト・ロック穴は、放射軸上のシャフトを横切る。ある実施の形態において、シャフトの特徴は、平面である。ある実施の形態において、シャフトの特徴は、スロットである。ある実施の形態において、通気孔ガスケット(2054)は、その元の形状に戻るのに十分な可撓性である。
代替の2つのパーツのスピンドル本体
図13を参照すると、スピンドル本体(120A)の他の実施の形態が分解図に示されており、スピンドル本体(120A)は、シェル(2120)およびコア(2130)を含んでいる。高速スピンドル本体を複数のパーツに分けることには多くの利点があり、例えば材料費の低減、異なる用途のために類似の製品を複数バージョン製造する設計の柔軟性、およびシェル内のモニタリングおよび/または連通用の電子装置の埋め込みなどである。実施の形態において、2つのパーツの高速スピンドル本体(120A)は、相当する1つのパーツの高速スピンドル本体より軽い。
実施の形態において、シェル(2120)およびコア(2130)は、異なる材料から作られる。実施の形態において、コアは、硬化された材料、例えばステンレス鋼または鋼から作られる。コア材料は、スピンドル精度のために、軸受取付け領域および高い剛性において、充分な硬度を提供しなければならない。実施の形態において、シェルは、より軽い材料、例えばアルミニウム、複合材料またはプラスチックから製造される。シェルの材料は、そこに組み込まれる高圧流体チャネルをサポートするために十分な強度を有しなければならない。
例示的な実施の形態において、2つのパーツの高速スピンドル本体(120A)は、たとえあったとしても他のシステム・パーツに行うことが必要な最低限の修正のようなもので、1つのパーツの高速スピンドル本体(120、図4)と交換できる。幾つかの実施の形態では、シェルは、例えばモニタリングおよび制御構成要素のためのセンサおよびハウジングなどの、機能を加えるために変更することができる。
図13は、シェル(2120)とコア(2130)のシャンク(110)部分の間に配置されている、シェル(2120)、コア(2130)、第1のOリング(2107)および第2のOリング(2109)を示している。第3のOリング(2111)および第4のOリング(2113)は、第2のOリング・スロット(2112)のコア(2130)周辺に配置されている。
コア(2130)は、シャンク(110)、軸受空洞ハウジング(2142)である広い直径部、主要な横流体チャネル(422)の開口、コア通気開口(2152)を含んでいる。シェル(2120)は、シェル通気開口(2150)を含んでいる。
図14Aを参照すると、断面A―Aは、コア(2130)の断面図である。図14Aは、2つのパーツの高速スピンドル本体(120A)内の、流体チャネル・システムの一部を示している。流体チャネル・システムは、流体入口(102)と流体チャネル接合(418)を流動的に連結するシャンク(110)内のシャンク・チャネル(416)から成る。流体チャネル接合(418)は、少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)を流動的に連結する。
コア(2130)はまた、高速スピンドル空洞ハウジング(2142)、高速スピンドル空洞(440)、コア通気開口(2152)、2つのパーツが組み立てられるときに、シェルを背にして置かれたコア表面(2228)、コア(2130)の遠方端の第1のOリング・スロット(2209)および第2のOリング・スロット(2112)、第1の軸受空洞取付面(406)、第2の軸受空洞取付面(408)および、コアの検知開口(334A)を含んでいる。コア(2130)の検知開口(334A)は、上記のように本体(120)全体の検知開口(334)と、実質的に同じである。
図14Bを参照すると、シェル(2120)は、シェル通気開口(2150)を含んでいる。図示はしていないが、シェル(2120)は、シャフト(530)を通して外部からの検知アクセスを提供するために、コア(2130)内で検知開口(334A)と連通する検知開口を含んでいる。
図14Cを参照すると、シェル底面図は、第1の流体マニホールド(370)と流体的に連通する垂直流体チャネル開口(2268)、およびシール・ハウジング(不図示)を連結するために使用されるシェルねじ孔(2266)を含んでいる。
図14Dを参照すると、断面XXIIDは、シェル(2120)の断面図である。図14Dは、2つのパーツの高速スピンドル本体(120A)内の流体チャネル・システムの一部を示し、コア内の少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)に流体的に連結する少なくとも1つの第2の横流体チャネル(2224)、および、第1の流体マニホールド(370)に更に流動的に連結しているシェル内の主要な垂直流体チャネル(426)を含んでいる。
また、図14Dは、シェル通気開口(2150)、2つのパーツが組み立てられるときに、コア表面(2228)を背にして置かれるシェル表面(2238)を含んでいる。
軸受
本開示のスピンドルと共に使用する最適な軸受の選択は、様々な要因により決定される。これらの要因は、利用できる空間、軸受が遭遇する負荷、速度(加速および減速要件を含む)、必要な剛性および精度、雑音レベル、コスト上の問題など多数を含んでいる。
高速回転スピンドルは、少なくとも1つのコンタクト軸受を組み入れることができる。適切なコンタクト軸受の実施例は、ラジアルコンタクト軸受、アンギュラコンタクト玉軸受、深溝玉軸受、円筒型ころ軸受、針状ころ軸受、球面ころ軸受、および円すいころ軸受を含んでもよい。
全ての上記の軸受のタイプは、開放型、シールド型、封止型の設計でもよい。
好ましくは、少なくとも1つの軸受はシールド型軸受である。シールド・リングは、それらの環境から軸受レースおよび回転要素を遮断する。しかしながら、シールドの遮断は100%の密封ではない、すなわち、軸受回転要素およびレースに近接する空間に対して流体、水分、湿度などの漏出を完全には防止しないが、それが漏出する量を減らす。また、軸受回転要素およびレースに近接する空間に、個体粒子が進入するのを遮断する場合に、非常に効果的である。
幾つかの実施の形態では、シールド型軸受は、回転要素のそれぞれの側の上に1つずつ、2つのシールドを含んでいる。シールドは内側および外側軸受レースの溝に取り付けることが可能であり、あるいは、シールドはレースの外側部分に取り付けられることが可能である。
幾つかの実施の形態で、あるシールドが、内側および外側軸受レースの片方のまたは両方の溝に取り付けられているが、あるシールドは、周囲の情況からの遮断が最も必要である方向でレースの外部部分に取り付けられる。
好ましくは、少なくとも2つの軸受はシャフトに取り付けられている。また、幾つかの実施の形態において、少なくとも2つの軸受は同じ半径方向寸法を有している。また、幾つかの実施の形態では、少なくとも2つの軸受は同じ高さ寸法を有している。
また、少なくとも2つの軸受は異なる半径および/または高さ寸法を有してもよい。また、ある実施の形態において、切削ツール端により近い軸受はシャフトが回転する間、負荷のより高い部分を担持するように設計される。また、ある実施の形態において、切削ツール端により近い軸受は回転シャフト上に取り付けられる最大の軸受である。また、ある実施の形態において、第2の軸受は、第1の軸受より切削ツール端から更に離れて取り付けられている。また、ある実施の形態において、第2の軸受は軸方向の拡張性能を有するように設計される。
また、ある実施の形態において、異なる寸法を有する少なくとも2つの軸受は、それらがそこで接触する要素内の振動を減少させる。また、ある実施の形態において、異なる寸法を有する少なくとも2つの軸受は、高速スピンドルの要素内の振動を減少させる。また、ある実施の形態において、異なる寸法を有する少なくとも2つの軸受は、それらがそこで接触する要素内の高周波振動を減少させる。また、ある実施の形態において、異なる寸法を有する少なくとも2つの軸受は、高速スピンドルの要素の高周波振動を減少させる。
また、ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受寸法は(12、28、8)である。また、ある実施の形態において、少なくとも第2の軸受寸法は(10、26、8)である。軸受寸法は、以下の慣例を利用してmmで提供されている。(内径、外径、軸受厚または幅)。
また、ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受寸法は(15、28、7)または(17、30、7)である。また、ある実施の形態において、少なくとも第2の軸受寸法は(10、22、6)または(10、24、6)または(12、24、6)または(10、30、9)である。
また、ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受内径寸法は、10、11、12、13、14、15、または16mmより小さい。また、ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受外径寸法は、19、20、21、22、22、23、24、25、26、27、28、29、または30mmより小さい。
また、ある実施の形態において、少なくとも3つより多い軸受が、シャフトに取り付けられている。また、ある実施の形態において、少なくとも4つの軸受が、シャフトに取り付けられている。
また、ある実施の形態において、流体駆動高速スピンドルは、流体チャネル・システムを流れる高圧流体によって冷却される。また、ある実施の形態において、流体チャネルは、高速回転の間、軸受によって発生する熱を取り除くために、ベアリングに対して充分近くにある。
軸受注油
潤滑油の選択は重要である。接触軸受は、多数のタイプのグリースとオイルで潤滑される。潤滑油の選択は、主に動作条件、すなわち温度範囲および速度ならびに周囲の影響に依存する。流体駆動高速スピンドルにおいて、潤滑油は、少量の流体には影響を受けずに、高速回転を支持しなければならない。
また、ある実施の形態において、軸受回転要素とレースは、潤滑材料によって流体、蒸気、水分および個体粒子から保護されている。また、ある実施の形態において、潤滑材料はグリースである。
ある実施の形態において、グリースは、合成潤滑油および金属石鹸増粘剤、および/または添加物の化合物とする。基油としても知られる可能な合成潤滑油の一例はPAO(ポリアルファオレフィン)である。
金属石鹸増粘剤は、リチウム石鹸とリチウム合成石鹸を含んでいる。添加物は、錆抑制剤、および/またはPFPE、および/またはPTFE化合物を含んでいる。PFPEおよびPTFE化合物を含有するグリースは、典型的には、水、酸、基剤および大部分の有機溶剤に不溶性であり、極端な圧力および高い機械的応力に耐えることが可能である。例えば、UniFlorのペルフルオロポリエーテル(PFPE)潤滑油、化合物、#8172、#8981、#8917、#8512、#8950、その他、同じおよび/または他の製造業者の化合物である。
また、ある実施の形態において、スペースの制約は、ATC要件に基づいて定義されている。また、ある実施の形態において、高速スピンドルの最大直径は80mmである。
シャフト
シャフトの設計は対立する考慮点を含んでおり、例えば、高い剛性はより大きな直径を要求し、より少ない質量およびより少ない摩擦を必要とするより速いスピードは、より小さなシャフト直径を要求している。また、シャフトの設計は、システムの空間と量の有用性、ならびに切削ツールの直径も考慮に入れる。
また、ある実施の形態において、切削ツールの最大直径は7mmである。また、ある実施の形態において、切削ツールの最大直径は7mmであり、回転速度は1秒につき少なくとも25,000回転である。また、ある実施の形態において、切削ツールの最大直径は6mmであり、回転速度は1秒につき少なくとも35,000回転である。
また、ある実施の形態において、切削ツールは、ER11標準によって規定されている要件に準拠している手段によって、シャフトに固定されている。
また、ある実施の形態において、シャフトの直径は、その長さに沿って変化する。また、ある実施の形態において、シャフトの直径は、少なくとも1つの軸受の取付け位置における直径より、切削ツール端における直径の方が大きい。また、ある実施の形態において、シャフトの直径は、コレットに近傍で少なくとも12mmであり、および/または切削ツール端より上で少なくとも17mmである。また、ある実施の形態において、少なくとも1つの軸受の取付け位置におけるシャフトの直径は少なくとも10mmである。また、ある実施の形態において、少なくとも第2の軸受の取付け位置におけるシャフトの直径は、少なくとも1つの軸受の取付け位置におけるシャフトの直径より大きい。また、ある実施の形態において、少なくとも第2の軸受の取付け位置におけるシャフトの直径は、少なくとも1つの軸受の取付け位置におけるシャフトの直径より小さい。
流体システムの考察
また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は10バールを超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は17バールを超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は20バールを超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は25バールを超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は40バールを超える。
ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流量は5リットル/分を超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流量は10リットル/分を超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流量は17リットル/分を超える。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流量は20リットル/分を超える。
ある実施の形態において、高速スピンドルに入る流体の流体圧は17バールであり、その流量は12リットル/分である。また、ある実施の形態において、高速スピンドルに入っている流体圧は17バールあり、その流量は9リットル/分である。
ある実施の形態において、流体は主に水性である。また、ある実施の形態において、流体は、機械加工プロセスで使用される乳剤である。また、ある実施の形態において、流体は主にオイルベースである。
例示のスピンドルの動作の特徴
ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される軸荷重は25N未満である。また、ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される軸荷重は50N未満である。また、ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される軸荷重は75N未満である。
ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される垂直負荷は50N未満である。また、ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される垂直負荷は100N未満である。また、他のある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される垂直負荷は170N未満である。また、ある実施の形態において、切削ツールの先端に適用される垂直負荷は200N未満である。
ある実施の形態において、高速スピンドル回転速度の加速および減速は1700rad/sec^2未満である。また、ある実施の形態において、高速スピンドル回転速度の加速および減速は1700rad/sec^2未満である。また、ある実施の形態において、高速スピンドル回転速度の加速および減速は2000rad/sec^2未満である。また、ある実施の形態において、高速スピンドル回転速度の加速および減速は3000rad/sec^2未満である。
ある実施の形態において、シャンクとシャフト端の間の回転の精度は2.5ミクロン未満である。また、ある実施の形態において、シャンクとシャフト端の間の回転の精度は5ミクロン未満である。ある実施の形態において、シャンクとシャフト端の間の回転の精度は10ミクロン未満である。ある実施の形態において、シャンクとシャフト端の間の回転の精度は17ミクロン未満である。
A 縦軸
100 スピンドル
101 シャンク拡張
102 進入ポート
110 シャンク
120,120A 本体
130 センサ・モジュール
150,150A,150B シール・ハウジング
180,180A,180B カバー
204 濾過ユニット・ナット
206 メッシュ
214 レンチ・クリップ
218 シースロット
232 取付位置
240 内部サプシステム
248 ガスケット
252 第1のねじ
282 第2のねじ
290 コレット
292 コレット・ナット
312 コーン・シャンク
324 アクセス開口
334 センシング装置
335 液体開口
336 取り付けねじ
338 取り付けスロット
352 ねじ孔
354 底孔
370 第1の液体マニホールド
398 底端
404 シャンク端
406 第1の軸受空洞−取付面
408 第2の軸受空洞−取付面
412 シャンク・スレッド
416 シャンク・チャネル
418 液体チャネル接合
422 一次側水平液体チャネル
426 一次側垂直液体チャネル
440 空洞
442 スペーサショルダ
444 小径部
446 大径部
450 通気孔
496 外側
506 隙間
508 第2の軸受
512 大きな乱流ポケット
527 第2の垂直流体チャネル
528 入口チャネル
530 シャフト
552 第2の環状流体マニホールド
556 静止流体出口チャネル
570,570A タービン
571 中央流体出口
572A 下部環状隙間
572B 上部環状隙間
573 第2の流体出口
574 封止環状隙間
576 ノズル
578 ノズル流体マニホールド
583 出口チャネル
586 第2の軸出口開口
587 底部環状空洞
588,588A 第1の軸出口開口
598 シャフトツール端
606 第1の軸受
610 軸受スペーサ
612 軸受スペーサ開口
622 外部ショルダ
623 内部ショルダ
651 底面
656 カウンタボア
660,660A フリンガ
686 シール収容液体出口孔
704 シャフト上部ねじ
711 位置決めショルダ
714 回転位置基準
716 第1の軸受外輪
717 第1の軸受内輪
718 第2の軸受外輪
719 第2の軸受内輪
732 第1の軸受シャフト取付面
736 第1の軸受シャフトショルダ
734 シャフト・ロック孔
736 第2の軸受取付面
738 第2の軸受取付ショルダ
774 タービン・リング
794 コレット取付面
795 ねじ
900,900A 非接触風刺
914 小さな乱流ポケット
916 階段様の特徴
918 対向するシャフト部
922 垂直隙間
923 平坦な上面
924 凹部
925 スロット
926 大きい開口
932 シャフト第1セクション
934 スロットショルダ
936 環状水平隙間
938 回転棚
954 シール・ハウジング面
961 第2のフリンガ
962 フリンガ下部表面
963 第2のフリンガ下部表面
964 フリンガ・エッジ表面
966 フリンガ上部表面
969 タービン領域
977 ノズル・リング
979 カバー内部表面
981 径方向周辺部
982 軸流体出口チャネル第1セクション
984 軸流体出口チャネル第2セクション
1024 固定面
1040 スプリング・フリンガ
1042 スプリング・フリンガ上部表面
1043 スプリング・フリンガ取付面
1044 薄い断面
1045 スプリング・フリンガ断面
1340 静止要素
1355 第1表面
1358 第2表面
1363 基部
1374 狭い封止環状チャネル
2052 内部ナット
2054 通気孔ガスケット
2056 外部ナット
2107 第1のO‐リング
2109 第2のO‐リング
2111 第3のO‐リング
2112 第1のO‐リング・スロット
2113 第4のO‐リング
2120 シェル
2130 コア
2142 空洞ハウジング
2150 シェル通気開口
2152 コア通気開口
2209 第1のO‐リング・スロット
2224 第2の横流体チャネル
2228 コア表面
2238 シェル表面
2266 シェルねじ孔
2268 垂直流体チャネル開口

Claims (23)

  1. 上端および下端、シャフト・ツール端(598)を画定する縦軸(A)を有する液体駆動スピンドル(100)であって、
    a) スピンドル空洞(440)を有する本体(120)と、
    b) 空洞(440)に配置された少なくとも1つの軸受(508)と、
    c) 前記空洞(440)内で前記少なくとも1つの軸受(508)によって支持されるシャフト(530)と、
    d) その下端で前記本体(120)に連結されるシール・ハウジング(150)と、
    e) その下端で前記シール・ハウジング(150)に連結されるカバー(180)と、
    f) 進入ポート(102)からノズル(576)に液体を向かわせる流体チャネル・システムと、
    g) 前記シャフト(530)に装着されたタービン(570)であって、シャフトを回転させるため、少なくとも1つのノズルと流体連通にあるタービンと、
    h) 前記シャフト(530)に装着され、前記タービン(570)より上に配置されたフリンガ(660)を備え、
    前記シール・ハウジング(150)は、液体を分配するための前記シャフト(530)を囲んでいる環状流体マニホールド(552)を画定し、前記タービン(570)によって上方へ、複数の静止流体出口チャネル(556)の中に偏向されており、
    前記フリンガ(660)と前記シール・ハウジング(150)は、前記少なくとも1つの軸受(508)に向かう流体の流れを妨げるように構成される非接触封止(900)を形成するように組み合わされる、液体駆動スピンドル(100)。
  2. 前記シール・ハウジング(150)は、主要な乱流ポケット(512)が、前記シール・ハウジング内の凹部(924)によって画定され、前記シャフト(530)に隣接して配置され、前記主要な乱流ポケットが、前記環状流体マニホールド(552)と前記フリンガ(660)の上に配置される、請求項1に記載のスピンドル。
  3. 前記凹部(924)は、前記スピンドルが反転するとき、前記凹部が液体を保持できるように、その径方向内部から延在するショルダ(934)を有する、請求項2に記載のスピンドル。
  4. 前記主要な乱流ポケット(512)は、前記環状流体マニホールド(552)に面する大きな開口(926)および前記シール・ハウジング(150)と前記フリンガ(660)の間の隙間によって画定される小さい開口(936)を含み、液体内の乱流が前記小さい開口(936)へ液体が流れるのを妨げる、請求項2に記載のスピンドル。
  5. 前記シール・ハウジング(150)が前記主要な乱流ポケット(512)の径方向内側に小さい乱流ポケット(914)を画定し、前記小さい乱流ポケット(914)は前記小さい開口(936)と連通しており、前記小さい乱流ポケット(914)は前記シール・ハウジング(150)の内径に隣接して階段様の特徴(916)によって画定され、
    前記小さい乱流ポケット(914)は前記シール・ハウジング(150)と前記シャフト(530)の間の垂直な隙間(922)を通って液体の流れを妨げる、請求項4に記載のスピンドル。
  6. 前記本体(120)は、前記スピンドル空洞(440)と前記本体の外側の間に通気孔(450)を更に備え、前記通気孔は、両方向に流れることを許容することが可能な通気孔ガスケット(2054)で封止される、請求項1に記載のスピンドル。
  7. 前記本体(120)に形成された少なくとも1つの開口(334、335)と連通するセンサ・モジュール(130)を更に備え、前記少なくとも1つの開口によって前記センサ・モジュールが前記スピンドルの少なくとも1つの物性を検知することが可能になる、請求項1のスピンドル。
  8. 前記流体チャネル・システムが、
    i)シャンク(110)と関連づけられた前記進入ポート(102)と、
    ii)シャンク・チャネル(416)と、
    iii)前記シャンク・チャネルの端から延在する少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)と、
    iv)前記本体を通って前記少なくとも1つの主要な横流体チャネルから延在する少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)と、
    v)前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つのノズル(576)と、を備える請求項1に記載のスピンドル。
  9. レンチを受け入れ、チャックにスピンドルを取り付けるのを支援するために前記本体(120)とシャンク(110)の間に配置されたレンチグリップ(214)を備える、請求項1に記載のスピンドル。
  10. 前記カバー(180)は、その底部に少なくとも1つの第1の軸出口開口を備え、前記少なくとも1つの第1の軸出口開口(588)は、前記タービン(570)によって下方に方向付けられた液体のための出口を提供する、請求項1に記載のスピンドル。
  11. 前記カバー(180)は、前記少なくとも1つの第1の軸出口開口(588)に対して外へ放射状に配置された少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)を備え、前記タービン(570)によって上方へ偏向された液体を排出するために、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口が前記環状流体マニホールド(552)と流体連通する、請求項10に記載のスピンドル。
  12. 前記カバー(180)は、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口(586)と連通する少なくとも1つの軸流体出口チャネル(982、984)を備え、前記軸流体出口チャネルの軸は、前記少なくとも1つの第2の軸出口開口を出る液体が縦軸(A)に対して方向付けられるように、前記シャフト(530)に対して角度がつけられている、請求項11に記載のスピンドル。
  13. 前記少なくとも1つの軸受は複数の軸受であり、前記複数の軸受は異なるタイプまたは寸法である、請求項1に記載のスピンドル。
  14. 前記少なくとも1つのノズル(576)が、ノズル・リング(977)の内径に沿って形成されており、前記ノズル・リング(977)はノズル流体マニホールド(578)を画定するように前記カバー(180)内に配置されており、
    前記少なくとも1つのノズル(576)が前記タービン(570)上の流体の最大の力に衝突するように、前記シャフト(530)の径方向と比較して角度がつけられる、請求項1に記載のスピンドル。
  15. 前記本体(102)が、
    a)シェル(2120)と、
    b)コア(2130)と、を備え、前記コアが、
    i)前記スピンドル空洞(440)を囲む軸受ハウジング空洞(2142)と、
    ii)シャンク(110)と、を備え、
    前記流体チャネル・システムは、
    i)前記シャンク(110)と関連づけられた前記進入ポート(102)と、
    ii)シャンク・チャネル(416)と、
    iii)前記軸受ハウジング空洞(2142)を通って前記シャンク・チャネルの端から延在する少なくとも1つの主要な横流体チャネル(422)と、
    iv)前記シェル内の少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)であって、前記軸受ハウジング空洞を通って前記少なくとも1つの横流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネル(426)と、
    v)前記少なくとも1つの主要な垂直流体チャネルと流体連通する前記少なくとも1つのノズル(576)と、を更に備える、請求項1に記載のスピンドル。
  16. 前記シェル(2120)が第1の密度および第1の硬度を有する第1の材料を有し、前記コア(2130)が第2の密度および第2の硬度を有する第2の材料を有し、
    前記第1の密度は前記第2の密度より少なく、前記第1の硬度は前記第2の硬度より小さい、請求項15に記載のスピンドル。
  17. 前記フリンガ(660)はスプリング・フリンガ(1040)であり、前記スプリング・フリンガ(1040)は可撓性部分(1044)を有し、前記スプリング・フリンガは前記シャフト(530)に取り付けられ前記タービン(570)の上方に配置され、
    前記シャフト(530)が使用されていないときは、前記可撓性部分(1044)が前記シール・ハウジング(150)の一部に接触し封止するように、前記可撓性部分は前記シャフトに比較的近い第1の位置を有し、
    前記シャフトが回転しているときは、前記回転シャフトによって生じる遠心力によって前記可撓性部分(1044)が前記シャフトから離れてたわみ、液体を偏向させ、前記シール・ハウジング(150)との接触を解除するフリンガ表面をもたらす、請求項1に記載のスピンドル。
  18. 上端および下端、シャフト・ツール端(598)を画定する縦軸(A)を有する流体駆動スピンドル(100)であって、
    a)流体チャネル・システム、スピンドル空洞(440)および少なくとも1つの開口(334)を有する本体(120)と、
    b)タービン(570)を有し、タービンに当たる加圧流体によって回転するシャフト(530)と、
    c)前記少なくとも1つの開口によって前記少なくとも1つのセンサ・モジュールが前記スピンドルの少なくとも1つの物性を検出することができるように、前記少なくとも1つの開口と関連づけられた前記本体に取り付けられた少なくとも1つのセンサ・モジュール(130)と、を備える流体駆動スピンドル。
  19. 前記少なくとも1つの開口が、前記センサ・モジュールから前記スピンドル空洞までの経路を提供する検知開口である、請求項18に記載のスピンドル。
  20. 前記シャフトが、前記センサ・モジュールによる検出のための回転位置基準(714)含む、請求項19に記載のスピンドル。
  21. 前記少なくとも1つの開口が、その流体システム特性を検知する前記流体チャネル・システムと流体連通する流体開口(335)を含む、請求項18に記載のスピンドル。
  22. 前記流体システム特性が、流体圧、流体速度と流体粘度のうちの少なくとも1つを含む、請求項21に記載のスピンドル。
  23. 少なくとも1つのセンサ・モジュールが無線である、請求項18に記載のスピンドル。
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