JP2016528404A - ルーフテント - Google Patents

Abstract

【課題】 操作が簡単で使用が便利なルーフテントを提供する。【解決手段】 ルーフテントは底台１、展開或いは収納可能なテントフレームポール２、硬質の頂蓋３及びハシゴ６を有する。テントフレームポール２は底台１上に固定し、頂蓋３はテントフレームポール２上にヒンジ接続し、テントフレームポール２と連動し、テントフレームポール２収納後はテントの上を覆うことができる。ハシゴ６の頂端は底台１の何れか一つの側辺にヒンジ接続され、上方へと回転後、頂蓋３の上に設置される。本発明は硬質の頂蓋を採用し、ハシゴとテント底台と連接し、且つ頂蓋とハシゴはテントフレームポールに従い動作するため、操作が簡単で使用は便利である。【選択図】 図１

Description

本発明はテントに関し、特にルーフテントに関する。

自家用車の所有が広がるに従い、ドライブ旅行が新しい旅の方式として注目を集めている。
自家用車で出かける際の利便性を図るため、車上で用いる製品の開発が広がっており、この環境下で自動車用テントも発展して来た。
自動車用テントは、自動車ルーフ上に設置できるテントで、使用時には、他のテントのように地面に接触することがないため、湿気が入りこみにくく、快適に使用することができる。

典型的な自動車用テントには、２０１０年７月２１日公告された特許文献１、２０１２年４月１１日に公告された特許文献２、２０１３年９月２５日に公告された特許文献３等がある。
これら既存の自動車用テントのテントフレームは、一般に底台及び底台上に設置するテントフレームポールにより組成される。
テントフレームポールは、展開或いは収納できるが、テントフレームポールの展開及び収納には、現在多種の構造形式がある。
完全手作業の手動操作のものもあれば、ハンドシェイク式の半自動操作のものもあり、全自動操作のものもある。

しかし、どの構造形式のものであろうと、テント収納の後には、テントフレームの上カバー上にはカバーを掛け、美観と防塵の目的を達成する必要がある。
現在のルーフテントが採用するのは全て、布質のカバーであり、人が自動車ルーフによじ登り操作しなければならないため、構造及び操作方式に、以下の欠点が存在する。
１．人が自動車ルーフによじ登り操作しなければならないため、操作の利便性が低い。
２．布質のカバーは防塵の目的を達成することはできるが、軟質の構造であるため水が溜まりやすく、車両の重量を拡大してしまうばかりか、水が染み込み、防水効果は低い。
３．布カバーは洗浄が不便である。
４．ルーフテント全体を収納後に軟質の構造を形成するため、風の抵抗が大きい。
この他、テントは自動車ルーフ上に取り付けられるため、上り下りにハシゴを用いなければならない。
従来のハシゴはみな単独で設置され、不用時には車内に収容され、使用時には車内から取り出すが、この種の形式では、使用が不便であるばかりか、車内の空間を占拠してしまう。

中国実用新案()ＣＮ２０１５３１１４７Ｕ号明細書 中国実用新案ＣＮ２０２１８７６０５Ｕ号明細書 中国実用新案ＣＮ２０３２１３６９５Ｕ号明細書

前記先行技術は全て布質のカバーを採用するため、構造及び操作方式にさまざまな欠点がある。

本発明は頂蓋及びハシゴを有し、操作が簡単であるばかりか、生活で実用的なルーフテントに関する。

本発明によるルーフテントは、底台、展開或いは収納可能なテントフレームポール、硬質のトップ蓋及びハシゴを有する。
該テントフレームポールは、該底台上に固定される。
該頂蓋は、該テントフレームポール上にヒンジ接続され、該テントフレームポールと連動し、該テントフレームポール収納後は該テントの上を覆う。
該ハシゴの頂端は、該底台の何れか一つの側辺にヒンジ接続され、上方へと回転後、該頂蓋の上に設置される。
該頂蓋の上方には、収容槽を設置し、該ハシゴを上方へと回転させた後、該収容槽内に収容される。
該底台上には、外へと一定距離の延伸を行う連接部材を設置し、該ハシゴの頂点部を、該連接部材の外端部にヒンジ接続する。
該ハシゴの中央部には、相互にヒンジ接続し、該ハシゴを半分に折り畳む直角関節を設置する。
該頂蓋頂点部には、導流槽を設置する。
該のテントフレームポールは、少なくとも二組のサポートポールユニットを有する。
該二組のサポートポールユニットは、該底台の両側に平行に設置され、相互に順番にヒンジ接続されるサポートポール、上サポートポール及び下サポートポールを有する。
該サポートポール及び該下サポートポールはさらに、該底台上にヒンジ接続され、且つ該底台、該サポートポールと該上サポートポールに該下サポートポールを加えると、展開時には三角形を構成する。
該頂蓋の片側は、該サポートポールと該上サポートポールのヒンジ接続点位置にヒンジ接続される。
該頂蓋の底部にはさらに、少なくとも一個の頂蓋サポートポールをヒンジ接続し、該頂蓋サポートポールの反対端には、スライド部材をヒンジ接続する。
該スライド部材は、該サポートポール上にスライド可能なように嵌められる。
該スライド部材と該サポートポールとの間には、該スライド部材を該サポートポール上に固定可能な固定構造を設置する。

本発明は以下の効果を有する。
１．本発明はルーフテント上に硬質頂蓋を設置し、且つ該頂蓋はテントフレームポールと連動し、同時にハシゴをテントの底台上にヒンジ接続し、且つハシゴを上方へと回転させ頂蓋上方に位置させることで、テントフレームポールの動作時、頂蓋とハシゴとはテントフレームポールに従いいっしょに動作し、操作は簡単で使用は便利である。
２．採用される硬質の頂蓋は、防塵可能なばかりか、水が溜まる心配も不要で、且つ防水効果にも優れている。
３．硬質の頂蓋は車といっしょに洗浄できるため、洗浄も非常に便利である。
４．硬質の頂蓋は、軟質のカバーのように風に吹かれて移動することがないため、風の抵抗が小さい。
５．ハシゴはルーフテントに従い自動車ルーフに置かれるため、車内の空間を占拠せず、且つ頂蓋に従い連動するため、使用に便利である。

本発明の構造模式図一である。 本発明の構造模式図二である。 本発明収納の後の模式図である。 本発明においてハシゴ展開時の構造模式図である。 本発明においてハシゴ収納時の構造模式図である。 本発明を自動車ルーフ上に取り付けた際の収納状態模式図である。 本発明を自動車ルーフ上に取り付けた際の展開動作模式図一である。 本発明を自動車ルーフ上に取り付けた際の展開動作模式図二である。 本発明を自動車ルーフ上に取り付けた際の展開状態模式図である。

（一実施形態）
本発明によるルーフテントは、一実施形態を示す図１〜図３に示す通り、底台１、可展開或いは収納可能なテントフレームポール２、硬質のトップ蓋３及びハシゴ６を有する。

テントフレームポール２は、底台１上に固定される。
なお、テントフレームポール２の具体的構造は、特許文献１〜３の構造とでき、また展開或いは収納を実現可能な任意の構造とすることができる。
頂蓋３は、テントフレームポール２上にヒンジ接続し、テントフレームポール２と連動する。
ハシゴ６頂端は、底台１の何れか一つの側辺にヒンジ接続し、上方へと回転後、頂蓋３の上に設置される。

さらに、頂蓋３の上方には、収容槽３１を設置し、ハシゴ６を上方へと回転させた後、収容槽３１内に収容することができる。
また、頂蓋３の頂点部には、導流槽３２を設置し、雨水を導引することで、水が溜まるのを防止することができる。

図３に示す通り、ルーフテントの使用時には、頂蓋３は、テントフレームポール２の動作に従い動作し、テントフレームポール２が収納されると、カバーでテントの外を覆い、テントに対して保護及び防塵の効果を達成することができる。
ハシゴ６とテントとは連なるため、テントを収納後、頂蓋３の上方へと上向きに回転させ、頂蓋３上の収容槽３１内に収容でき、使用においてより便利である。

この他、本実施形態では、テントフレームポール２は、少なくとも二組のサポートポールユニット２０を有する。
二組のサポートポールユニット２０は、底台１の両側に平行に設置され、相互に順番にヒンジ接続されるサポートポール２１、上サポートポール２２及び下サポートポール２３を有する。
サポートポール２１及び下サポートポール２３はさらに、底台１上にヒンジ接続され、且つ底台１、サポートポール２１と上サポートポール２２に下サポートポール２３を加えると、展開時には三角形を構成する。
上、下サポートポール２２、２３が相互に湾曲すると、サポートポール２１を連動し底台１に接近させ、こうしてテントフレームポール２を収納することができる。
サポートポール２１及び上下サポートポール２２、２３の動作方式は、手作業でも、他の構造を設置し手動、半自動、或いは全自動操作としてもよいが、それは本発明の重点ではないため、説明しない。

頂蓋３の片側は、サポートポール２１と上サポートポール２２のヒンジ接続点位置にヒンジ接続される。
頂蓋３の底部には、少なくとも一個の頂蓋サポートポール４をさらにヒンジ接続でき、頂蓋サポートポール４の反対端には、スライド部材５をヒンジ接続する。
スライド部材５は、サポートポール２１上にスライド可能なように嵌められる。
こうして、テントを展開した後は、頂蓋３も展開され、日陰棚として使用することができる。

頂蓋３を開く時、安定的に固定できるよう、スライド部材３とサポートポール２１との間には、固定構造を設置する（図示なし）。
固定構造は、スライド部材３をサポートポール２１上の位置に固定することができる。
固定構造は、テント領域では周知のポール部材とスライド部材との間の構造である。
例えば、ポール部材内に弾性凸粒を設置し、弾性凸粒はポール部材の外に伸び出し、スライド部材上の孔と対応し、こうしてスライド部材をポール部材上に固定する。

同時に図４及び図５に示す通り、ハシゴ６をスムーズに上方へと回転させるため、底台１上には、外へと一定距離の延伸を行う連接部材１１を設置し、ハシゴ６の頂点部を、連接部材１１の外端部にヒンジ接続する。
また、ハシゴ６の中央部には、相互にヒンジ接続する直角関節６１を設置し、これによりハシゴ６は中央部より湾曲して半分に折り畳んだ構造を呈し、こうしてハシゴの長さを減らし、頂蓋３の収容槽３１内への収納を便利とする。

本発明のルーフテントを自動車の頂点部に取り付ける際の構造模式図である図６〜図９に示す通り、テントフレームポール２の展開時には、頂蓋３もそれに従い動作する。
テントフレームポール２の展開が完成する（図８参照）と、頂蓋３はテントフレームポール２片側に接触する。
上述の過程においては、ハシゴ６も頂蓋３に従いいっしょに動き、その後はハシゴ６を下方へと回転させ、地面上で支える。
続いて、頂蓋３を上方へと回転させて開き、開くと同時に、頂蓋サポートポール４の反対端はスライド部材５を引き動かす。
これにより、スライド部材５は、サポートポール２１に沿って上方へとスライドし、頂蓋３の展開が完成すると、頂蓋サポートポール４は、頂蓋３を支えて固定され、展開された頂蓋３は日陰棚として使用することができる。
テント収納時には、反対方向に動作すればよい。

前述した本発明の実施形態は本発明を限定するものではなく、よって、本発明により保護される範囲は後述される特許請求の範囲を基準とする。

１ 底台
２ テントフレームポール
２０ サポートポールユニット
２１ サポートポール
２２ 上サポートポール
２３ 下サポートポール
３ 頂蓋
３１ 収容槽
３２ 導流槽
４ 頂蓋サポートポール
５ スライド部材
６ ハシゴ
６１ 直角関節

Claims (7)

1. ルーフテントであって、底台及び展開或いは収納可能なテントフレームポールを有し、
   前記テントフレームポールは、前記底台上に固定され、硬質の頂蓋及びハシゴをさらに有し、
   前記頂蓋は、前記テントフレームポール上にヒンジ接続され、前記テントフレームポールと連動し、前記テントフレームポール収納後にテントの上を覆い、
   前記ハシゴの頂端は、前記底台の何れか一つの側辺にヒンジ接続され、上方へと回転後、前記頂蓋の上に設置されることを特徴とするルーフテント。
2. 前記頂蓋の上方には、収容槽を設置し、前記ハシゴを上方へと回転させた後、前記収容槽内に収容できることを特徴とする請求項１に記載のルーフテント。
3. 前記底台上には、外へと一定距離の延伸を行う連接部材を設置し、前記ハシゴの頂点部を、前記連接部材の外端部にヒンジ接続し、
   前記ハシゴの中央部には、相互にヒンジ接続し、前記ハシゴを半分に折り畳む直角関節を設置することを特徴とする請求項２に記載のルーフテント。
4. 前記頂蓋頂点部には、導流槽を設置することを特徴とする請求項１に記載のルーフテント。
5. 前記テントフレームポールは、少なくとも二組のサポートポールユニットを有し、
   前記二組のサポートポールユニットは、前記底台の両側に平行に設置され、相互に順番にヒンジ接続されるサポートポール、上サポートポール及び下サポートポールを有し、
   前記サポートポール及び前記下サポートポールはさらに、前記底台上にヒンジ接続され、且つ前記底台、前記サポートポールと前記上サポートポールに前記下サポートポールを加えると、展開時には三角形を構成し、
   前記頂蓋の片側は、前記サポートポールと前記上サポートポールのヒンジ接続点位置にヒンジ接続されることを特徴とする請求項１〜４の何れかに記載のルーフテント。
6. 前記頂蓋の底部にはさらに、少なくとも一個の頂蓋サポートポールをヒンジ接続し、
   前記頂蓋サポートポールの反対端には、スライド部材をヒンジ接続し、
   前記スライド部材は、前記サポートポール上にスライド可能なように嵌められることを特徴とする請求項５に記載のルーフテント。
7. 前記スライド部材と前記サポートポールとの間には、前記スライド部材を前記サポートポール上に固定可能な固定構造を設置することを特徴とする請求項６に記載のルーフテント。