JP2016525562A - 抗感染症化合物 - Google Patents

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Abstract

本発明は、細菌感染症、特に結核の処置における小分子化合物およびその使用に関する。一態様において、本発明は、細菌感染症、例えば結核の処置における使用のための上記に規定した化合物に関する。一態様において、本発明は、結核の処置における使用のための上記に規定した化合物に関する。一態様において、本発明は、上記に規定した化合物および薬学的に許容され得る担体を含む医薬組成物に関する。一態様において、本発明は、適当な量の上記に規定した化合物または上記に規定した医薬組成物を、それを必要とする人に適用することを含む、細菌感染症、特に結核の処置方法に関する。

Description

本発明は、細菌感染症、特に結核の処置における小分子化合物およびその使用に関する。
発明の背景
結核(TB)は依然として、毎年180万人を超える人の命を奪っている。化学療法の不充分な使用によって多剤耐性(MDR)TBの数の増加がもたらされており、状況は、該疾患の広範な(exensively)薬物耐性形態の出現および広がりに伴って悪化している可能性がある(Chaisson R.E.&Nuermberger E.L.,N Engl J Med 2012; Zhao Y.ら,N Engl J Med 2012)。最も緊急の臨床的必要性は、感受性の強い結核と同等の成功率でM−XDR結核治療の期間が短縮され得る強力な薬剤を見出すことである。この10年間で、結核のマネージメントのための有望な新規薬剤クラスの発見がみられており(Stover C.K.ら Nature 2000;Andreis K.ら Science 2005;Makarov V.ら Science 2009)、そのいくつかは現在、臨床開発中である(Diacon A.H.ら Antimicrob Agents Chemother 2010;Diacon A.H.ら Antimicrob Agents Chemother 2012; Gler M.T.ら N Engl J Med 2012)。しかしながら、臨床開発の間の高い減少率(attrition rate)および耐性の出現を考慮すると、さらなる臨床的候補の発見が明らかに必要とされている。
現在の化学療法は、Mycobacterium tuberculosis桿菌を、巨大分子の合成、例えばDNA、RNAもしくはタンパク質の合成または細胞壁の重要な成分のいずれかを標的化することにより直接標的化する化合物からなる。最も広く使用されている専用の抗結核薬であるイソニアジド、エチオナミドおよびピラジナミドは、最初に活性化を必要とするプロドラッグである。活性形態では、これらは主に細胞壁合成に対して、および/または広範なマイコバクテリア標的(これらはまだ充分に特性評価されていない)に対して阻害活性を明らかに示す。
新規な抗TB薬の発見において最も困難な障壁の1つは、インビボで見出される重要な特長を再現する予測的インビトロスクリーニング方法がないことである。結核菌の持続性、すなわちヒトにおける潜在菌の局在および状態の背後の生物学的機構の理解は依然として欠如しているが、M.tuberculosisは原発性肉芽腫(primary granuloma)(Lenaertsら,2007)および種々の細胞型内(Houbenら,2006;Neyrollesら,2006)に存在し続けると考えられている。この桿菌は、主にマクロファージおよび樹状細胞などの食細胞内部に局在し、そこで、専門食細胞(professional phagocytic cell)内にみられる厳しい環境で生き延びるためにその代謝を劇的に適合させる(Rohdeら,2007;Schnappingerら,2003)。したがって、本発明者らは、表現型ハイコンテントスクリーニング技術を開発し、これを感染マクロファージにおいて使用して新規な抗結核化合物を同定し(WO2010003533A2)、他の方法論と関連する数多くの煩雑な工程の多くを克服した(Arainら,1996)。この技術は、従来の表現型スクリーニングアプローチと比べていくつかの利点を有する。それは、この技術では、i)生理学的に該当する条件下でのスクリーニング(これは、当該技術分野において困難であることが周知である)(Pethe K.ら Nat Commun 2010;Stanley S.A.ら,ACS Chem Biol 2012)、ii)マクロファージ内部に有効に浸透する非細胞傷害性化合物の選択、およびiii)マクロファージ誘導性流出機構に対して不充分な基質であり(Adams K.N.ら Cell 2011)、それにより新規なリード分子の発見および最適化期間が短縮される化合物の選択を可能にするからである。
Chaisson R.E.&Nuermberger E.L.,N Engl J Med 2012 Zhao Y.ら,N Engl J Med 2012
本発明の目的は、細菌感染症に対して有効な化合物、特に、宿主マクロファージ内部でM.tuberculosisの増殖を抑制する化合物を同定することであった。
発明の説明
一態様において、本発明は、一般式I:
Figure 2016525562
(式中
XはCHまたはNであり;
YはCH、OまたはNであり;
mは0または1であり;
nは0または1であり;
は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブチル、フェニル、−NC(O)R、−OR、−C(O)R、−C(O)OR(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
は、各存在において独立して、水素およびヒドロキシルからなる群より選択され;
は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
は、各存在において独立して、C〜Cアルキル複素環(C1−C3 alkylhetorocycle)、フェニルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがOであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、6−トリフルオロメチル、6−フルオロ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、7−トリフルオロメチル、7−ブロモ、8−フルオロ、8−トリフルオロメチル、8−メトキシまたは8−ブロモではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがHであり、RがHであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rがメチルであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがヒドロキシルであり、Rがエチルであり、Rが7−クロロであるならば、Rは水素ではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−フルオロベンジルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−クロロフェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−フルオロフェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−(トリフルオロメチル)フェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであるならば、Rは、6−クロロ、6−トリフルオロメチルまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがメチルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが0であり、XがNであり、YがCであり、Rがメチルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが1であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−(ブチルアミドメチル)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−フルオロ、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、7−ブロモ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、8−メトキシ、8−ブロモまたは8−フルオロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−クロロフェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがヒドロキシであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがフェニルであり、Rがヒドロキシであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rがフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではない、
化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一実施形態において、mは0である。一実施形態において、mは0であり、Rは各存在において独立して、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブチル、フェニル、−NC(O)R、−OR、−C(O)R、−C(O)OR(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され、Rは上記にさらに規定したとおりである。
一態様において、本発明は、一般式II:
Figure 2016525562
(式中
XはCHまたはNであり、
は、各存在において独立して、フェニルおよびC(O)R(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
は、各存在において独立して、フェニル、ベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
XがNであり、Rがフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
XがNであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−フルオロ、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、7−ブロモ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、8−メトキシ、8−ブロモまたは8−フルオロではなく;
XがNであり、Rが4−(ブチルアミドメチル)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
XがNであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは水素、6−クロロまたは7−クロロではない、
化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式III:
Figure 2016525562
(式中
XはS、OまたはNR13であり、
YはCHまたはNであり、
10は、各存在において独立して、ハロゲンおよびフェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
11は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
12は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
13は、各存在において独立して、水素、メチルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式IV:
Figure 2016525562
(式中
XはS、OまたはNR17であり、
YはCHまたはNであり、
14は、各存在において独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル複素環(C1−C3 alkylheterocycle)、フェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
15は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
16は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
17は、各存在において独立して、水素、メチルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
XがNR17であり、YがNであり、R14が4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、R15がエチルであり、R17が水素であるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではなく;
XがNR17であり、YがNであり、R14がモルホリノメチルであり、R15がエチルであり、R17が水素であるならば、R16は7−クロロではなく;
XがOであり、YがNであり、R14が4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、R15がエチルであるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではなく;
XがOであり、YがNであり、R14が4−フルオロフェニルであり、R15がエチルであるならば、R16は、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
XがOであり、YがNであり、R14がシクロヘキシルであり、R15がエチルであるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではない、
化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式V:
Figure 2016525562
(式中
XはS、OまたはNHであり、
YはCHまたはNであり、
18は、各存在において独立して、C〜Cアルキル複素環、フェニルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
19は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
20は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式VI:
Figure 2016525562
(式中
21は、各存在において独立して、フェニルおよびO−フェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
22は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
23は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式VII:
Figure 2016525562
(式中
XはCHまたはNであり、
24は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、−メトキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択され;
25は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
26は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式VIII:
Figure 2016525562
(式中
XはCHまたはNHであり、
nは0または1であり、
27は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
28は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
一態様において、本発明は、一般式IX:
Figure 2016525562
(式中
XはCH、NR32、O、C(O)NHまたは−HC=CH−であり、
YはCHまたはC(O)NHであり、
mは0または1であり、
nは0または1であり、
29は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、−メトキシ、COOH、−CFおよび−OCFからなる群より選択され;
30は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
31は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
32は、各存在において独立して、水素およびメチルからなる群より選択される)
を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がメチルであるならば、R31は水素ではなく;
Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がメチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは6−メチルではなく;
Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がエチルであるならば、R31は水素、6−メチルまたは6−クロロではなく;
Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が6−クロロであるならば、R29は、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、3−メチル、2−トリフルオロメチルまたは4−メチルではなく;
Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであるならば、R29は、水素、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、3−メチル、4−メチル、4−フルオロ、4−メトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−トリフルオロメチルまたは2−トリフルオロメチルではなく;
Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは7−クロロ、6−フルオロ、6−ブロモ、6−メチル、7−メチルまたは8−フルオロではなく;
Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−フルオロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロ、6−ブロモまたは7−クロロではなく;
Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−クロロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロまたは7−クロロではなく、
Xがパラ−Nであり、YがCであり、mが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであり、R32が水素であるならば、nは0または1ではなく;
Xがパラ−Oであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロ、6−フルオロ、6−ブロモ(bormo)または7−クロロではなく;
Xがパラ−Oであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−フルオロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロまたは7−クロロではなく;
Xがメタ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであるならば、R29は4−トリフルオロメトキシではなく;
Xがパラ−Nであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであり、R31が水素であるならば、R32はメチルではない、
化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。
用語「任意選択で置換されている」は、本明細書で用いる場合、基内の構成原子に結合している水素原子またはいくつかのかかる水素原子が、ハロゲン(例えば、フッ素)、C〜Cアルキル、C〜Cハロアルキル、メチルヒドロキシル、COOMe、C(O)H、COOH、OMeまたはOCFなどの基で置き換えられていることを示していることを意味する。
一実施形態において、本発明はまた、本発明による化合物の薬学的に(pharmeceutically)許容され得る塩に関する。
用語「アルキル」は、明示された範囲にいくつかの炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖の飽和脂肪族炭化水素ラジカルをいう。したがって、例えば、「C〜Cアルキル」は、ヘキシルアルキルおよびペンチルアルキルの異性体ならびにn−、イソ−、sec−およびt−ブチル、n−およびイソプロピル、エチルおよびメチルのいずれかをいう。
用語「アルケニル」は、炭素−炭素二重結合を1つ含んでおり、明示された範囲にいくつかの炭素原子を有する一価の直鎖または分枝鎖の脂肪族炭化水素ラジカルをいう。したがって、例えば、「C〜Cアルケニル」は、ヘキセニルおよびペンテニルの異性体ならびに1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、イソブテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、およびエテニル(またはビニル)のすべてをいう。
用語「シクロアルキル」は、単独または任意の他の用語との組合せで、特に規定のない限り3〜8個の炭素原子を有する、任意選択で置換されているか、または非置換の環状炭化水素などの基をいう。したがって、例えば、「C〜Cシクロアルキル」は、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチルおよびシクロオクチルをいう。
用語「ハロアルキル」は、少なくとも1個のハロゲンで置換されている本明細書に定義したアルキル基をいう。本発明に有用な直鎖または分枝鎖の「ハロアルキル」基の例としては、限定されないが、1個またはそれより多くのハロゲンで独立して置換されているメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチルおよびt−ブチルが挙げられる。用語「ハロアルキル」は、例えば−CHF、−CF、−CH−CH−F、−CH−CFなどのかかる置換基を包含していると解釈すべきである。
用語「ヘテロアルキル」は、1個またはそれより多くの炭素原子がヘテロ原子で、例えばO、NまたはSで置き換えられているアルキル基をいう。例えば、親分子に結合しているアルキル基の炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、NまたはS)で置き換えられている場合、得られるヘテロアルキル基はそれぞれ、アルコキシ基(例えば、−OCHなど)、アミン(例えば、−NHCH、−N(CHなど)またはチオアルキル基(例えば、−SCHなど)である。親分子に結合していないアルキル基の非末端炭素原子がヘテロ原子(例えば、O、NまたはS)で置き換えられている場合では、得られるヘテロアルキル基はそれぞれ、アルキルエーテル(例えば、−CHCH−O−CHなど)、アルキルアミン(例えば、−CHNHCH、−CHN(CHなど)またはチオアルキルエーテル(例えば、−CH−S−CH)である。
用語「ハロゲン」はフッ素、塩素、臭素またはヨウ素をいう。
用語「フェニル」は、本明細書で用いる場合、任意選択で置換されているか、または非置換のフェニル基を示していることを意味する。
用語「ベンジル」は、本明細書で用いる場合、任意選択で置換されているか、または非置換のベンジル基を示していることを意味する。
用語「ヘテロアリール」は、(i)任意選択で置換されている5員および6員のヘテロ芳香族環ならびに(ii)少なくとも1つの環が芳香族である任意選択で置換されている9員および10員の二環式の縮合環系をいい、このとき、該ヘテロ芳香族環または該二環式の縮合環系は、N、OおよびSから独立して選択される1〜4個のヘテロ原子を含み、ここで、Nは各々、任意選択でオキシドの形態であり、芳香族でない環のSは各々、任意選択でS(O)またはS(O)である。好適な5員および6員のヘテロ芳香族環としては、例えば、ピリジル、ピロリル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、トリアジニル、チエニル、フラニル、イミダゾリル、ピラゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、およびチアジアゾリルが挙げられる。好適な9員および10員のヘテロ二環式の縮合環系としては、例えば、ベンゾフラニル、インドリル、インダゾリル、ナフチリジニル、イソベンゾフラニル、ベンゾピペリジニル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾオキサゾリル、クロメニル、キノリニル、イソキノリニル、シンノリニル、キナゾリニル、テトラヒドロキノリニル、テトラヒドロイソキノリニル、イソインドリル、ベンゾジオキソリル、ベンゾフラニル、イミダゾ[1,2−a]ピリジニル、ベンゾトリアゾリル、ジヒドロインドリル、ジヒドロイソインドリル、インダゾリル、インドリニル、イソインドリニル、キノキサリニル、キナゾリニル、2,3−ジヒドロベンゾフラニル、および2,3−ジヒドロベンゾ−1,4−ジオキシニルが挙げられる。
用語「ヘテロシクリル」は、(i)少なくとも1個の炭素原子と1〜4個のヘテロ原子を含む任意選択で置換されている4〜8員の飽和および不飽和であるが非芳香族単環式環、(ii)1〜6個のヘテロ原子を含む任意選択で置換されている二環式環系、ならびに(iii)任意選択で置換されている三環式の環系をいい、このとき、(ii)または(iii)の各環は独立して、その他の環(1つまたは複数)に縮合または橋架けしており、各環は飽和または不飽和であるが非芳香族であり、このとき、(i)、(ii)および(iii)の各ヘテロ原子は独立してN、OおよびSから選択され、ここで、Nの各々は任意選択でオキシドの形態であり、Sの各々は任意選択でS(O)またはS(O)に酸化されている。好適な4〜8員の飽和ヘテロシクリルとしては、例えば、アゼチジニル、ピペリジニル、モルホリニル、チオモルホリニル、チアゾリジニル、イソチアゾリジニル、オキサゾリジニル、イソオキサゾリジニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピペラジニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロチエニル、ピラゾリジニル、ヘキサヒドロピリミジニル、チアジナニル、チアゼパニル、アゼパニル、ジアゼパニル、テトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ジオキサニル、およびアザシクロオクチルが挙げられる。好適な不飽和複素環式環としては、単結合が二重結合で置き換えられている、上の文章に列挙した飽和複素環式環に対応するものが挙げられる。本発明における使用に適する具体的な環および環系は、この段落および先の段落で列挙したものに限定されないことは理解されよう。これらの環および環系は代表的なものにすぎない。
用語「MIC80」は、細菌の増殖、好ましくはM.tuberculosisの増殖を、全く薬物なしの対照と比べて5日後において80%阻害する化合物の濃度をいう。
別の態様において、本発明は、表1および2に示した式1〜350のうちの1つ、好ましくは、表1および2に示した式1〜21、23〜24、26、28〜33、35〜57、59〜77、79〜83、85〜87、90〜98、100〜102、106〜111、113〜116 118〜124、126〜128、130〜142、144〜150、153、155〜167、169〜184、186〜188、190〜197、199、201、203〜208、210〜211、213〜214、216、218〜231、233、235〜246、252〜254、256〜259、261、267〜270、273、279〜280、284〜303、307〜316、319〜328、333〜338、340〜350のうちの1つを有する化合物および薬学的に許容され得るその塩に関する。特に好ましい化合物は、表1および2に示した式55、171、175および325のうちの1つを有する化合物である。その医薬活性(pharmaceutical acitivity)もまた図1に示す。
好ましくは、上記に規定した化合物は、細菌の増殖、好ましくはM.tuberculosisの増殖に対して、宿主細胞、好ましくはマクロファージ内部で1〜20μM、好ましくは1μM未満の濃度で阻害活性を有する。好ましくは、上記に規定した化合物は1μM未満のMIC80を有する。
一態様において、本発明は、細菌感染症、例えば結核の処置における使用のための上記に規定した化合物に関する。
一態様において、本発明は、結核の処置における使用のための上記に規定した化合物に関する。
一態様において、本発明は、上記に規定した化合物および薬学的に許容され得る担体を含む医薬組成物に関する。
一態様において、本発明は、適当な量の上記に規定した化合物または上記に規定した医薬組成物を、それを必要とする人に適用することを含む、細菌感染症、特に結核の処置方法に関する。
一実施形態において、「適当な量」は、本明細書で用いる場合、0.01mg/kg体重〜1g/kg体重の範囲の量を示すことを意味する。
また、本発明の対象は、本発明による化合物の特異的結合を競合的に阻害する化合物によっても解決される。好ましくは、かかる特異的結合は、本発明による前記化合物の標的タンパク質に関するものである。
また、本発明の対象は、本発明による化合物または本発明による医薬組成物の標的タンパク質に対する特異的結合を競合的に阻害する能力を特徴とする化合物を適当な量で、それを必要とする人に適用することを含む、細菌感染症、特に結核の処置方法によっても解決される。
医薬組成物
薬学的に許容され得る塩
薬学的に許容され得る付加塩の例としては、限定されないが、無毒性の無機酸および有機酸の付加塩、例えば、酢酸から誘導される酢酸塩、アコニット酸から誘導されるアコニット酸塩(aconate)、アスコルビン酸から誘導されるアスコルビン酸塩、ベンゼンスルホン酸から誘導されるベンゼンスルホン酸塩、安息香酸から誘導される安息香酸塩、桂皮酸から誘導される桂皮酸塩、クエン酸から誘導されるクエン酸塩、エンボン酸から誘導されるエンボン酸塩、エナント酸から誘導されるエナント酸塩、ギ酸から誘導されるギ酸塩、フマル酸から誘導されるフマル酸塩、グルタミン酸から誘導されるグルタミン酸塩、グリコール酸から誘導されるグリコール酸塩、塩酸から誘導される塩酸塩、臭化水素酸から誘導される臭化水素酸塩、乳酸から誘導される乳酸塩、マレイン酸から誘導されるマレイン酸塩、マロン酸から誘導されるマロン酸塩、マンデル酸から誘導されるマンデル酸塩、メタンスルホン酸(methane sulphonic acid)から誘導されるメタンスルホン酸塩、ナフタレン−2−スルホン酸(naphtalene−2−sulphonic acid)から誘導されるナフタレン−2−スルホン酸塩(naphthalene−2−sulphonate)、硝酸から誘導される硝酸塩、過塩素酸から誘導される過塩素酸塩、リン酸から誘導されるリン酸塩、フタル酸から誘導されるフタル酸塩、サリチル酸から誘導されるサリチル酸塩、ソルビン酸から誘導されるソルビン酸塩、ステアリン酸から誘導されるステアリン酸塩、コハク酸から誘導されるコハク酸塩、硫酸から誘導される硫酸塩、酒石酸から誘導される酒石酸塩、p−トルエンスルホン酸(p−toluene sulphonic acid)から誘導されるトルエン−p−スルホン酸塩(toluene−p−sulphonate)などが挙げられる。かかる塩は、当該技術分野で周知のかつ記載された手順によって形成され得る。
薬学的に許容され得るとみなされ得ないシュウ酸などの他の酸が、本発明の化学化合物および薬学的に許容され得るその酸付加塩を得る際の中間体として有用な塩の調製に有用な場合がある。
別の実施形態において、本発明の化合物は、本発明によるそのそれぞれの遊離塩基の形態で使用される。
本発明の化学化合物の金属塩としては、カルボキシ基を含む本発明の化学化合物のアルカリ金属塩、例えばナトリウム塩が挙げられる。
本発明の化学化合物は、非溶媒和形態または薬学的に許容され得る溶媒(1種類もしくは複数種)例えば水、エタノールなどと一体の溶媒和形態で提供され得る。溶媒和形態にはまた、水和形態、例えば、一水和物、二水和物、半水和物、三水和物、四水和物なども包含され得る。一般に、溶媒和形態は本発明の趣旨に関し、非溶媒和形態と同等とみなす。
投与および製剤
本発明の化合物、その活性代謝産物または異性体および本発明による塩を含む医薬の作製ならびにその適用は、よく知られた薬学的方法に従って行われ得る。
治療における使用のために本発明に従って使用可能な本発明の化合物は、そのままの化学化合物の形態で投与してもよいが、任意選択で生理学的に許容され得る塩の形態の有効成分を、1種類またはそれより多くの佐剤、賦形剤、担体、緩衝剤、希釈剤および/または他の慣用的な医薬用助剤と一緒にした医薬組成物に導入することが好ましい。本発明の化合物のかかる塩は無水であっても溶媒和型であってもよい。
好ましい実施形態において、本発明により、本発明に従って使用可能な化合物または薬学的に許容され得るその塩もしくは誘導体を、1種類またはそれより多くの薬学的に許容され得る担体ならびに任意選択で他の治療用および/または予防用成分と一緒に含む医薬を提供する。担体(1種類または複数種)は、製剤のその他の成分と適合性であり、そのレシピエントに対して有害でないという意味で「許容され得る」ものでなければならない。
本発明の医薬は、経口投与、直腸投与、気管支投与、鼻投与、局所投与、口腔(buccal)投与、舌下投与、経皮投与、膣投与もしくは非経口投与(例えば、皮膚、皮下、筋肉内、腹腔内、静脈内、動脈内、脳内、眼内注射もしくは輸注)に適したもの、または吸入もしくは吹送による投与(例えば、粉末剤および液体エーロゾル剤の投与)もしくは徐放系による投与に適した形態のものであり得る。徐放系の好適な例としては、本発明の化合物を含有する、固体の疎水性ポリマーの半透過性マトリックスが挙げられ、該マトリックスは成形物品、例えばフィルムまたはマイクロカプセルの形態であり得る。
したがって、本発明に従って使用可能な化合物は、慣用的な佐剤、担体または希釈剤と一緒に医薬の形態およびその単位投与量の形態にされ得る。かかる形態としては、固体、特に錠剤、充填カプセル剤、散剤およびペレット剤の形態、ならびに液体、特に水性または非水性の液剤、懸濁剤、乳剤、エリキシル剤およびこれらが充填されたカプセル剤(すべて、経口使用のためのもの)、直腸投与のための坐剤、および非経口使用のための滅菌注射用液剤が挙げられる。かかる医薬およびその単位剤形には慣用的な成分が慣用的な割合で、さらなる活性化合物または成分(principle)とともに、またはなしで含まれ得、かかる単位剤形には、使用される意図された日投薬量範囲に見合う任意の適当な有効量の有効成分が含有され得る。
本発明に従って使用可能な化合物は、多種多様な経口および非経口剤形で投与され得る。当業者には、以下の剤形が活性成分として、本発明に従って使用可能な化合物(1種類もしくは複数種)または本発明に従って使用可能な化合物(1種類もしくは複数種)の薬学的に許容され得る塩のいずれかを含み得ることが自明である。
本発明に従って使用可能な化合物から医薬を調製するため、薬学的に許容され得る担体は固体または液体のいずれかであり得る。固体形態の調製物としては、散剤、錠剤、丸剤、カプセル剤、カシェ剤、坐剤および分散性顆粒剤が挙げられる。固体担体は、希釈剤、香味剤、可溶化剤、滑沢剤、懸濁化剤、結合剤、防腐剤、錠剤崩壊剤またはカプセル封入材としても働き得る1種類またはそれより多くの物質であり得る。
散剤では、担体は、微粉化した活性成分との混合物の状態の微粉化固体である。錠剤では、活性成分は、必要な結合能を有する担体と適当な割合で混合され、所望の形状および大きさに圧縮される。好適な担体は炭酸マグネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖類、ラクトース、ペクチン、デキストリン、デンプン、ゼラチン、トラガカント、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、低融点ワックス、カカオ脂などである。用語「調製物」は、カプセルを提供する担体としてカプセル封入材を用いた活性化合物の製剤を包含することを意図し、そのカプセル内で、担体ありまたはなしの活性成分は担体に囲まれており、活性成分はこのようにしてその担体と関連している。同様に、カシェ剤およびロゼンジ剤も包含される。錠剤、散剤、カプセル剤、丸剤、カシェ剤およびロゼンジ剤は、経口投与に適した固体形態として使用され得る。
坐剤の調製のためには、低融点ワックス、例えば脂肪酸グリセリド混合物またはカカオ脂をまず融解させ、これに活性成分を撹拌しながら均一に分散させる。この均一な融解混合物を次いで簡便な大きさの鋳型に注入し、冷却し、それにより固化させる。経膣投与に適した組成物は、有効成分に加えて、当該技術分野で適切であることが知られたものなどの担体を含有しているペッサリー、タンポン、クリーム剤、ゲル剤、ペースト剤、フォーム剤またはスプレー剤として提示され得る。液体調製物としては、液剤、懸濁剤および乳剤、例えば、水または水/プロピレングリコールの液剤が挙げられる。例えば、非経口注射用液体調製物は、水性ポリエチレングリコール溶液中の液剤として製剤化され得る。
本発明による化学化合物は、かくして非経口投与(例えば、注射、例えばボーラス注射または連続輸注による)のために製剤化され得、アンプル、プレフィルドシリンジ、小容量輸液または複数回投与容器(防腐剤が添加されている)内に単位用量形態で提示され得る。該組成物には油性または水性ビヒクル中の懸濁液、溶液または乳液などの形態が採用され得、製剤化剤、例えば懸濁化剤、安定化剤および/または分散化剤が含有され得る。あるいはまた、有効成分は、滅菌固体の無菌的単離または溶液からの凍結乾燥によって得られる、使用前に適当なビヒクル、例えば、滅菌パイロジェンフリー水で構成するための粉末形態であってもよい。
経口使用に適した水性液剤は、活性成分を水に溶解させ、所望により適当な着色剤、フレーバー、安定化剤および増粘剤を添加することにより調製され得る。経口使用に適した水性懸濁剤は、微粉化した活性成分を水中に粘性物質とともに、例えば、天然もしくは合成ガム、樹脂、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウムまたは他のよく知られた懸濁化剤とともに分散させることにより作製され得る。
また、使用直前に経口投与のための液体形態の調製物に変換されることが意図される固体形態の調製物も包含される。かかる液体形態としては、液剤、懸濁剤および乳剤が挙げられる。これらの調製物には、活性成分に加えて着色剤、フレーバー、安定剤、緩衝剤、人工および天然甘味料、分散化剤、増粘剤、可溶化剤などが含有され得る。
本発明の一実施形態において、医薬は局所的もしくは全身的に、または2つの経路の併用によって適用される。
投与のため、本発明の化合物は、一実施形態では、該化合物の重量あたり0.001%〜70%、好ましくは該化合物の重量あたり0.01%〜70%、さらに好ましくは該化合物の重量あたり0.1%〜70%を含む製剤で投与され得る。一実施形態において、適当な化合物投与量は0.01mg/kg体重〜1g/kg体重の範囲である。
また、投与に適した組成物としては、風味を付けた基剤中、通常、スクロースとアカシアまたはトラガカント中に活性薬剤を含むロゼンジ剤;不活性基剤中、例えば、ゼラチンとグリセロールまたはスクロースとアカシア中に有効成分を含むトローチ剤;ならびに適当な液体担体中に有効成分を含むマウスウォッシュも挙げられる。
液剤または懸濁剤は鼻腔に直接、慣用的な手段によって、例えば、スポイト(dropper)、ピペットまたはスプレーを用いて適用される。該組成物は単回投与形態または複数回投与形態で提供され得る。スポイトまたはピペットの後者の場合、これは、患者が適切な所定の体積の液剤または懸濁剤を投与することにより行なわれ得る。スプレーの場合、これは、例えば定量噴霧スプレーポンプ(metering atomising spray pump)によって行なわれ得る。
また、気道への投与はエーロゾル製剤によって行なわれ得、エーロゾル製剤には有効成分が適当な噴射剤を用いて、例えば、クロロフルオロカーボン(CFC)、例えばジクロロジフルオロメタン、トリクロロフルオロメタンもしくはジクロロテトラフルオロエタン、二酸化炭素または他の適当なガスを用いて加圧パックにて提供される。また、エーロゾル剤には好都合にはレシチンなどの界面活性剤も含有され得る。薬物用量は、定量バルブを備えることにより制御され得る。
あるいはまた、有効成分は乾燥粉末の形態で、例えば、適当な粉末基剤中、例えばラクトース、デンプン、デンプン誘導体(ヒドロキシプロピルメチルセルロースなど)およびポリビニルピロリドン(PVP)中の該化合物の粉末ミックスで提供され得る。簡便には、粉末担体は鼻腔内でゲルを形成する。粉末組成物は単位用量形態で、例えば、カプセルもしくはカートリッジ(例えば、ゼラチン製)、または粉末が吸入器によって投与され得るブリスターパックで提示され得る。
鼻腔内組成物を含む気道への投与が意図される組成物では、該化合物は一般的には、例えば5ミクロン程度またはそれより小さい小粒径を有する。かかる粒径は当該技術分野で知られた手段によって、例えば微粒子化によって得られ得る。
所望される場合は、有効成分の徐放がもたらされるように適合された組成物が使用され得る。
医薬調製物は好ましくは単位剤形である。かかる形態において、該調製物は、適切な量の活性成分を含む単位用量に分割される。単位剤形は、パッケージされた調製物(そのパッケージが個別の量の調製物を含む)、例えば、バイアルまたはアンプル内にパッケージされた錠剤、カプセル剤および散剤であり得る。また、単位剤形は、カプセル剤、錠剤、カシェ剤またはロゼンジ剤それ自体であってもよく、適切な数のこれらのいずれかがパッケージされた形態であってもよい。経口投与のための錠剤またはカプセル剤ならびに静脈内投与および連続輸注のための液剤が好ましい組成物である。
製剤化および投与のための技術に関するさらなる詳細は、Remington’s Pharmaceutical Sciences(Maack Publishing Co.Easton,Pa.)の最新版において見出すことができる。
図および表
次に、図および表について言及する。ここで
図1は、急性結核感染症のマウスモデルにおける化合物171および175のインビボ有効性を示す。
表1に、イミダゾピリジン誘導体(一般骨格I〜VId)をそのそれぞれの阻害活性とともに要約する。
表2に、化合物1〜350をその構造および対応する特性に関して要約する。
実施例
次に、本発明を、以下の実施例を参照しながらさらに説明する。以下の実施例は例示を意図したものであり、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。
実施例1:M.tuberculosisに対する新規化学物質の最小阻害濃度80%(MIC80)の決定
細胞ベースのアッセイは、Mycobacterium tuberculosisに対するリード化合物の探索および新規化学物質(new chemical entity)の最適化における重要なツールである。新規化学物質の最小阻害濃度(MIC)を試験するためのロバストなインビトロアッセイが利用可能であることは、プログラムの成功のための絶対要件である。緑色蛍光タンパク質(GFP)を発現するM.tuberculosis菌株を用いたマイクロプレートブロス希釈アッセイを選択した。それは、この方法では、i)高度に再現性のある結果が得られる、ii)多数の化合物のスクリーニングが可能である、およびiii)必要であれば一部自動化が可能であるためである。
簡単には、M.tuberculosisの出発培養物を、凍結アリコートを50mLの7H9培地(グリセロールを補充)中で、600nMにおける光学密度(OD600)が0.02になるまで希釈することにより調製した。この培養物を0.2〜0.3のOD600まで37℃で3日間インキュベートした。この細菌を3000rpmでの遠心分離によって収集し、1回洗浄し、グリセロールなしの7H9培地中に0.1のOD600まで再懸濁させた。OD600は最終的に0.02に調整し、培養物はアッセイプレートに分注するまで室温で維持した。
アッセイは384ウェル平底マイクロプレート内で、50μlの最終体積で行なった。調製した作業用細菌培養物のうち25μlを、0.5μlの連続希釈試験化合物を入れた化合物試験プレートに添加した。
プレートを37℃で5日間インキュベートした。細菌の増殖を、5日間のインキュベーション後、5日間のインキュベーション後の488nmにおける蛍光強度をプレートリーダーSPECTRA MAX plus(Molecular Devices(登録商標))を用いて測定することにより調べた。増殖を薬物なしの対照と比べて5日後において80%阻害する化合物濃度であるMIC80を、Graph Pad PRISM(登録商標)ソフトウェアを用いて決定した。
実施例2:イミダゾピリジン一般骨格の誘導体化
イミダゾピリジン化合物(骨格I〜IX;表1参照)に、以下(スキーム1〜22)に概略を示す方法に従って誘導体化を行なった。得られた誘導体を阻害活性(MIC)について、上記(実施例1)のアッセイを用いて調べ、結果を表1にまとめる。合成した化合物1〜350を表2に示す。
Figure 2016525562
A1の合成のための一般手順
3−オキソペンタン酸メチル(200g,1.55mol)の無水DCM(500mL)溶液にSOCl(220g,1.63mol)を0℃で滴下し、次いで混合物を25℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(500mL)に注入した。有機層を分離し、水(500mL×3)、ブライン(500mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して化合物A1(245g,収率:96%)を無色の油として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
A2の合成のための一般手順
5−ブロモピリジン−2−アミン(10.0g,57.8mmol)のMeOH(10mL)溶液に化合物A1(10.5g,63.6mmol)を25℃で滴下し、次いで混合物を還流下で16時間撹拌した。反応混合物を濃縮した。残留物をEtOAc(100mL)と水(100mL)との間に分配した。有機層を分離し、水(100mL×3)、ブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をコンビフラッシュ(combi flash)(PE:EtOAc=4:1)によって精製し、化合物A2(4.00g,収率:25%)を黄色粉末として得た。
A3の合成のための一般手順
化合物A2(3.00g,10.6mmol)のTHF(40mL)/MeOH(20mL)溶液に2N NaOH(40mL)を25℃で添加し、次いで混合物を25℃で16時間撹拌した。MeOHとTHFの大部分を減圧下でエバポレートした。次いで混合物をDCM(40mL×2)で洗浄した。次いで水層をHClでpH=6に酸性化した。固体は析出しなかった。水相を減圧下で濃縮し、撹拌下でDCM/MeOH=5:1(40mL)に懸濁させた。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して化合物A3(2.60g,収率:91%)を白色粉末として得た。
A4の合成のための一般手順
化合物A3(60mg,0.224mmol)、HOBt(45mg,0.336mmol)、EDCI(86mg,0.448mmol)を含む1.5mLのDMFの溶液にNMM(136mg,1.34mmol)を添加した。混合物を20℃で10分間撹拌した。次いで、この混合物に(4−(4−フェニルピペリジン−1−イル)フェニル)メタンアミン(40mg,0.212mmol)を添加し、30℃で18時間撹拌した。15mLの水を混合物に添加すると固体が形成された。混合物を濾過し、濾過ケークを20mLのDCMに溶解させ、減圧下で濃縮して粗製生成物A4を得、これを、3mL×2のCHOH(2回)および3mLのCHCNを順に用いて摩砕し、次いで濾過し、濾過ケークを乾燥させ、純粋な生成物A4(12mg,12%)を白色固体として得た。
Figure 2016525562
B1の合成のための一般手順
化合物1−ブロモ−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(20.0g,89.3mmol)、化合物4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(33.1g,107mmol)を含むDMF(200mL)懸濁液に、KCO(30.3g,223mmol)とPdCl(dppf)(1.33g,1.79mmol)を窒素下で添加した。反応混合物を80℃にて窒素下で16時間撹拌した。TLCとLCMSにより、反応が終了していることが示された。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残留物を水(200mL)とEtOAc(400mL)との間に分配した。層を分離し、水層をEtOAc(400mL×2)で抽出した。合わせた抽出物を水(100mL×2)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。圧縮残留物(residue pressure)をコンビフラッシュ(溶離液:PE:THF=19:1)によって精製し、化合物Y05_1A(16.0g,54.6%収率)を黄色油として得た。
B2の合成のための一般手順
B1(16.0g,48.8mmol)のMeOH(250mL)溶液にPd/C(10%,2.50g)をAr雰囲気下で添加した。この懸濁液を真空下で脱気し、Hを3回パージした。反応混合物を20℃にてH雰囲気(40psi)で24時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。混合物をセライトパッドに通して濾過し、濾過ケークをMeOH(50mL×3)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮乾固し、化合物B2(14.0g,86.9%収率)を無色の油として得た。
B3の合成のための一般手順
化合物B2(14.0g,42.4mmol)のHCl/ジオキサン(4N,140mL)溶液を25℃で3時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を濃縮乾固し、化合物B3(14.0g 92.1%収率)を白色固体として得た。
B4の合成のための一般手順
化合物B3(8.98g,39.0mmol)と4−フルオロベンゾニトリル(5.20g,43.0mmol)との無水DMSO(100mL)溶液にKCO(26.9g,195mmol)を添加した。反応混合物を120℃で16時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。混合物を水(200mL)に注入し、濾過によって収集した。固体をEtOAc(600mL)に溶解させ、これを水(200mL×3)で洗浄し、ブライン(200mL×3)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をn−ヘキサン(100mL)を用いて摩砕し、化合物B4(11.0g,85.5%収率)を白色固体として得た。
B5の合成のための一般手順
化合物B4(7.00g,21.2mmol)の無水THF(120mL)懸濁液にLiAlH(4.10g,108mmol)を0〜10℃で添加した。反応混合物を3時間還流した。TLCとLCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を0℃まで冷却し、水(4.1mL)、NaOH(10%,4.1mL)およびTHF(120mL)で注意深くクエンチした。混合物を濾過し、濾液を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をn−ヘキサン(100mL)を用いて摩砕し、化合物Y05(5.60g,粗製物)を白色固体として得た。B5(5.60g,粗製物)のMeOH(150mL)溶液にBocO(9.42g,42.4mmol)を添加した。混合物を約18℃で2時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。溶液を真空濃縮し、残留物をコンビフラッシュ(溶離液:THF/PE=1/20)によって精製し、化合物Y05_Boc(5.80g,粗製物)を得た。HCl/ジオキサン(4N、80mL)中のB5_Bocの混合物を18℃で3時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を減圧下で濃縮して化合物B5(5.10g 72.0%収率)を白色固体として得た。
Figure 2016525562
C1の合成のための一般手順
1−ブロモ−4−(トリフルオロメトキシ)ベンゼン(20.0g,83.0mmol)、化合物ピペラジン−1−カルボン酸tert−ブチル(18.6g,99.6mmol)のジオキサン(100mL)懸濁液に、CsCO(37.8g,166mmol)およびPd(dba)(1.20g)、キサントホス(1.20g)を窒素下で添加した。反応混合物を120℃にて窒素下で16時間撹拌した。TLCとLCMSにより、反応が終了していることが示された。水(200mL)を添加し、混合物をEtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた有機層をブライン(100mL×2)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物を、MTBE(50mL)を用いて摩砕し、化合物c1(18.8g,65%収率)を赤色固体として得た。
C2の合成のための一般手順
化合物C1(18.8g,54.0mmol)のHCl/ジオキサン(4N,250mmol)溶液を25℃で3時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を濃縮して化合物C2(13.3g,粗製物)を得、これを直接、次の工程に使用した。
C3の合成のための一般手順
化合物C2(13.3g,54.0mmol)と4−フルオロベンゾニトリル(7.20g,59.4mmol)との無水DMSO(150mL)溶液にKCO(30.0g,216mmol)を添加した。反応混合物を120℃で16時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。混合物を水(600mL)に注入し、濾過によって収集した。固体をEtOAc(500mL)に溶解させ、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をn−ヘキサン/MTBEを用いて摩砕し、化合物C3(11.8g,62.9%収率)を褐色固体として得た。
C4の合成のための一般手順
化合物C3(11.8g,34.0mmol)の無水THF(150mL)懸濁液にLiAlH(6.50g,170mmol)を0〜10℃で添加した。反応混合物を3時間還流した。TLCとLCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を0℃まで冷却し、水(6.5mL)、NaOH(10%,6.5mL)およびTHF(100mL)で注意深くクエンチした。混合物を濾過し、濾液を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮した。残留物をn−ヘキサン/MTBEを用いて摩砕し、化合物C4(5.37g,45%収率)を黄色固体として得た。
Figure 2016525562
D1の合成のための一般手順
化合物4−(4−アミノピペリジン−1−イル)ベンゾニトリル(500mg,2.48mmol)の無水THF(5mL)溶液にTEA(754mg,7.45mmol)を添加した後、(4−フルオロ−フェニル)−アセチルクロライド(514mg,2.98mmol)を0℃で添加した。その温度で0.5時間撹拌した後、混合物を20℃まで温め、16時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EA=4/1から1/2まで)によって精製し、380mg(収率:45%)のD1を白色固体として得た。
D2の合成のための一般手順
化合物D1(380mg,1.13mmol)のMeOH(10mL)溶液にラネーNi(50mg)を添加した。20℃で2時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗製生成物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:DCM/MeOH=30/1から10/1まで)によって精製し、150mg(収率:39%)のD2を白色固体として得た。
Figure 2016525562
E1の合成のための一般手順
4−フルオロ−ベンゾニトリル(5.00g,41.3mmol)、ピペリジン−4−オール(8.35g,82.6mmol)およびKCO(5.71g,41.3mmol)とDMSO(50mL)との混合物を120℃で16時間撹拌した。混合物を水(100mL)で希釈し、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=5/1から1/1まで)によって精製し、4.70g(収率:57%)のE1を白色固体として得た。
E2の合成のための一般手順
化合物E1(1.00g,4.94mmol)のDMF(10mL)溶液にNaH(鉱油中60%分散体,237mg,5.93mmol)を0℃で添加した。0℃で0.5時間撹拌した後、ブロモメチル−ベンゼン(930mg,5.4mmol)を混合物に0℃で添加した。次いで混合物を20℃まで温め、16時間撹拌した。反応物を水(100mL)でクエンチし、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1から1/1まで)によって精製し、1.10g(収率:78%)のE2を白色固体として得た。
E3の合成のための一般手順
化合物E2(1.00g,3.42mmol)の無水THF(10mL)溶液にLiAlH(390mg,10.2mmol)を0℃で添加した。0℃で0.5時間撹拌した後、混合物を20℃まで温め、0.5時間撹拌した。反応物をNaOH溶液(0.5mL)でクエンチし、水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。抽出物をブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:DCM/MeOH=20/1)によって精製し、350mg(収率:35%)のE3を白色固体として得た。
Figure 2016525562
F1の合成のための一般手順
4−フルオロベンゾニトリル(10.0g,82.0mmol)、1,4−ジオキサ−8−アザスピロ[4.5]デカン(11.8g,82.0mmol)およびKCO(11.4g,82.0mmol)とDMSO(100mL)との混合物を100℃で16時間撹拌した。混合物を水(200mL)で希釈し、EtOAc(250mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(200mL)とブライン(200mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して18.0g(収率:90%)のF1を黄色固体として得た。
F2の合成のための一般手順
化合物F1(5.00g,20.0mmol)のMeOH(50mL)溶液にラネーNi(1.0g)添加した。その温度で4時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾液を濃縮してF2(5.00g,収率:98%)を黄色固体として得た。
F3の合成のための一般手順
化合物F2(1.10g,4.50mmol)、6−クロロ−2−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(1.00g,4.50mmol)、EDCI(955mg,4.90mmol)、HOBt(661mg,4.90mmol)およびTEA(1.30g,13.3mmol)とTHF(20mL)との混合物を20℃で16時間撹拌した。次いで混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:DCM/MeOH=20/1から15/1まで)によって精製し、1.50g(収率:75%)のF3を黄色固体として得た。
F4の合成のための一般手順
化合物F3(1.40g,3.08mmol)のTHF/HCl(5mL/5mL,HCl:2M)溶液を16時間還流した。混合物を水(80mL)で希釈し、NaOH水溶液(2M,5mL)でpH=8に塩基性化した。次いで混合物をEtOAc(50mL×3)で抽出した。抽出物を合わせ、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して1.00g(収率:79%)の化合物F4を褐色固体として得た。
F5の合成のための一般手順
化合物F4(100mg,0.24mmol)の無水THF(5mL)溶液にMeMgBr(0.16mL,0.48mmol,ジエチルエーテル中3.0M)を−78℃で滴下した。混合物をその温度で0.5時間撹拌した。反応混合物をMeOH(1mL)でクエンチし、水(30mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。抽出物を合わせ、ブライン(30mL)で洗浄し、NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これを分取HPLC(添加剤として0.1%のTFA)によって精製した。大部分のMeCNを減圧下で除去し、残留溶媒を凍結乾燥によって除去し、27mg(TFA塩として,収率:21%)の化合物F5を薄黄色油として得た。
Figure 2016525562
G1の合成のための一般手順
4−フルオロ−ベンゾニトリル(7.80g,63.9mmol)と1−Boc−ピペラジン(10.0g,53.7mmol)とのDMSO(200mL)溶液にKCO(14.8g,107mmol)を添加した。得られた混合物を100℃で16時間撹拌した。TLCとLCMSにより、反応が終了していることが示された。DMSO溶媒を真空下で除去し、残留物を水(100mL)に懸濁させ、EtOAc(100mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をMeOH(150mL)からの再結晶化によって精製し、7.08g(収率:43%)の化合物G1を白色粉末として得た。
G2の合成のための一般手順
G1(1.00g,3.50mmol)のMeOH(50mL)溶液にラネーNi(0.50g)を添加した。この懸濁液を真空下で脱気し、Hを3回パージした。反応混合物をH雰囲気下(45psi)で20℃にて4時間撹拌した。LCMSにより、反応が完了していることが示された。反応混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液:EtOAc/PE=3/1からEtOAcまで,添加剤として1%のTEA)によって精製し、1.00g(収率:100%)の化合物G2を白色粉末として得た。
G3の合成のための一般手順
化合物6−クロロ−2−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(140mg,0.48mmol)、G2(90mg,0.40mmol)、EDCI(234mg,1.20mmol)、HOBt(162mg,1.20mmol)およびTEA(121mg,2.00mmol)とTHF(10mL)との混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を水(30mL)に注入し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=8/1から4/1まで)によって精製し、120mg(収率:47%)の化合物G3を白色粉末として得た。
G4の合成のための一般手順
G3(120mg,0.24mmol)のDCM(5mL)溶液にTFA(1.5mL)を添加した。得られた溶液を20℃で6時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。溶媒を濃縮によって除去し、92mgのTFA塩(収率:87%)の化合物G4を白色粉末として得、次の工程のためにさらに精製しなかった。
G5の合成のための一般手順
化合物G4(45mg,0.11mmol)とTEA(40mg,0.55mmol)とのDCM(10mL)溶液に4−フルオロベンゾイルクロライド(21mg,0.13mmol)を滴下した。得られた混合物を20℃で1.5時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を濃縮して残留物を得、これを分取HPLC(添加剤として0.1%のTFA)によって精製し、大部分のCHCNを減圧下でのエバポレーションによって除去し、残留溶媒を凍結乾燥によって除去し、35mgのTFA塩(収率:71%)のG5を白色粉末として得た。
Figure 2016525562
H1の合成のための一般手順
化合物ピペリジン−4−カルボン酸エチル(10.0g,63.6mmol)、4−フルオロベンゾニトリル(8.10g,65.5mmol)、KCO(14.4g,104mmol)とDMSO(150mL)との混合物を120℃で16時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。溶媒の真空下での除去後、残留物を水(100mL)に注入し、EtOAc(50mL×3)で抽出し、合わせた抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1)によって精製し、9.50g(収率:51%)の化合物H1を暗色油として得た。
H2の合成のための一般手順
化合物H1(8.50g,33.0mmol)、ラネーNi(1.00g)とMeOH(300mL)との混合物をHバルーン下、20℃で4時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。濾過後、濾液を濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:EtOAc,添加剤として0.5%のTEA)によって精製し、6.08g(収率:71%)の化合物H2を白色固体として得た。
H3の合成のための一般手順
化合物H2(6.08g,26.0mmol)、BocO(6.83g,32.8mmol)およびTEA(2.55g,25.7mmol)とTHF(150mL)との混合物を20℃で16時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。溶媒の除去後、混合物を水(100mL)に注入し、EtOAc(50mL×3)で抽出し、合わせた抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1)によって精製し、6.80gの粗製化合物H3を白色固体として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
H4の合成のための一般手順
化合物H3(粗製物,6.80g)および2M KOH(20mL)とMeOH(100mL)との混合物を30℃で3時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。濃縮による溶媒の除去後、残留物を水(100mL)に注入した。水相をEtOAc(30mL×2)で抽出し、廃棄し、水層を2M HClでpH=4に注意深く酸性化し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(40mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して5.50gの粗製化合物H4を白色固体として得、これをさらに精製せずに次の工程に使用した。
H5の合成のための一般手順
化合物H4(粗製物,5.50g)、N,O−ジメチルヒドロキシルアミン塩酸塩(4.76g,49.0mmol)、EDCI(9.55g,49.0mmol)、HOBt(6.62g,49.0mmol)およびTEA(10.3g,82.0mmol)とTHF(150mL)との混合物を20℃で12時間撹拌した(stired stired)。LCMSにより、反応が終了していることが示された。溶媒の減圧下での除去後、混合物を水(100mL)に注入し、EtOAc(70mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1)によって精製し、5.80g(3工程での収率:63%)の化合物H5を赤色固体として得た。
H6の合成のための一般手順
Mg(99.6mg,4.15mmol)および4−(トリフルオロメトキシ)−フェニルブロミド(1.00g,4.15mmol)と無水THF(15mL)との混合物を50℃で、Mgがほとんど消失するまで撹拌した。次いで、上記の溶液に0℃で化合物H5(400mg,1.06mmol)の無水THF(10mL)溶液を滴下した。得られた混合物を20℃でさらに3時間撹拌した。LCMSにより、反応が終了していることが示された。反応を飽和NHCl水溶液(20mL)でクエンチした後、混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1)によって精製し、100mg(収率:21%)の化合物H6を白色固体として得た。
H7の合成のための一般手順
化合物H6(100mg,0.21mmol)のDCM(20mL)溶液にTFA(4mL)を添加し、次いで混合物を20℃で5時間撹拌した。溶媒を真空下で除去後、混合物を水(20mL)に注入し、EtOAc(10mL)で抽出し、抽出物を廃棄した。水層を1M NaOH水溶液でpH=9.0に塩基性化し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得、これをさらに精製せずに直接、次の工程で使用した。
Figure 2016525562
I1の合成のための一般手順
4−ブロモベンゾニトリル(1.40g,7.80mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−5,6−ジヒドロピリジン−1(2H)−カルボン酸tert−ブチル(2.00g,6.48mmol)、無水炭酸カリウム(2.68g,19.5mmol)およびPdCl(dppf)(0.95g,1.30mmol)と無水DMF(30mL)との混合物を窒素雰囲気下、80℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(100mL)に注入し、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(50mL)とブライン(50mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=8/1)によって精製し、1.50g(収率:83%)の化合物I1を黄色油として得た。
I2の合成のための一般手順
I1(1.50g,5.00mmol)およびラネーNi(500mg)とMeOH(40mL)との混合物を45psiの水素圧力下、25℃で3時間水素化した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲルカラム(溶離液:DCM/MeOH=10/1,添加剤として1%のTEA)によって精製し、635mg(収率:42%)のI2を黄色粉末として得た。
I3の合成のための一般手順
化合物6−クロロ−2−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(278mg,1.24mmol)、I2(300mg,1.03mmol)、EDCI(242mg,3.10mmol)およびHOBT(167mg,3.10mmol)とTHF(15mL)との混合物を20℃で8時間撹拌した。反応混合物を水(30mL)に注入し、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(20mL)とブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物をシリカゲルカラム(溶離液:DCM/MeOH=10/1,添加剤として0.5%のTEA)によって精製し、500mg(収率:97%)のI3を黄色粉末として得た。
I4の合成のための一般手順
I3(500mg,1.00mmol)のDCM(16mL)溶液にTFA(4mL)を添加し、得られた混合物を20℃で5時間撹拌した。TLCにより、反応が終了していることが示された。反応混合物を濃縮して300mg(TFA塩として,収率:75%)の粗製I4を黄色油として得、これを、さらに精製せずに次の工程に使用した。
I5の合成のための一般手順
I4(100mg,0.25mmol)およびEtN(76mg,0.75mmol)と無水THF(10mL)との混合物に4−フルオロベンゾイルクロライド(48mg,0.30mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を20℃で30分間撹拌した。LCMSにより、反応が完了していることが示された。反応混合物をHO(10mL)に注入し、EtOAc(10mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して残留物を得た。この残留物を分取HPLC(添加剤として0.1%のTFA)によって精製し、大部分のMeCNを濃縮によって除去し、次いで0.5mLの濃HClを添加し、水を凍結乾燥によって除去し、26mg(HCl塩として,収率:20%)のI5を白色粉末として得た。
Figure 2016525562
J1の合成のための一般手順
化合物6−クロロ−2−エチルイミダゾ[1,2−a]ピリジン−3−カルボン酸(300mg,1.34mmol,4−ブロモ−ベンジルアミン(248mg,1.34mmol)、EDCI(286mg,1.47mmol)、HOBt(198mg,1.47mmol)およびTEA(405mg,4.01mmol)と無水THF(10mL)との混合物を20℃で16時間撹拌した。次いで混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(40mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して450mg(収率:86%)の化合物J1を得、これを直接、次の工程で使用した。
J2の合成のための一般手順
化合物J1(100mg,0.25mmol)、1−フルオロ−4−ビニル−ベンゼン(46mg,0.38mmol)、Pd(dba)(23mg,0.025mmol)、P(o−トリル)(8mg,0.025mmol)およびTEA(129mg,1.27mmol)とDMF(2mL)との混合物をN雰囲気下、100℃で16時間撹拌した。反応混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(40mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を水(100mL)とブライン(100mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、濃縮して粗製生成物を得、これを分取HPLC(添加剤として0.1%NH・HO)によって精製した。大部分のMeCNを減圧下で除去し、残留溶媒を凍結乾燥によって除去し、14mg(収率:13%)のJ2を白色非晶質物質として得た。
Figure 2016525562
K1の合成のための一般手順
3−アミノベンゾニトリル(4.12g,34.9mmol)、4−(トリフルオロメトキシ)ベンズアルデヒド(8.38g,44.1mmol)およびHOAc(2.43g,40.5mmol)のDCE(100mL)溶液を25℃で3時間撹拌し、次いでNaBH(OAc)(12.7g,60.0mmol)を反応混合物に添加し、得られた混合物を25℃で16時間撹拌し、TLCにより、反応が完了していることが示された。反応混合物を水性NaHCOでpH=8まで塩基性化し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して11.4g(収率:98%)の化合物K1を黄色固体として得た。LCMS純度:93%,次の工程のためにさらに精製しなかった。
K2の合成のための一般手順
化合物K1(2.00g,6.85mmol)のDMF(10mL)溶液を分割して、NaH(0.328g,8.20mmol,パラフィン油中60%分散体)の無水DMF(5mL)懸濁液に、N下、シリンジで10分間、内部温度を0℃〜10℃に維持しながら滴下した。反応混合物を25℃で10分間撹拌した。次いで、MeI(1.06g,7.47mmol)を分割して、反応混合物にシリンジで10分間、内部温度を0℃〜10℃に維持しながら滴下し、次いで25℃で14時間撹拌した。反応物を飽和水性NHClでクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、残留物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=12:1)によって精製し、350mg(収率:17%)の化合物K2を黄色油として得た。
K3の合成のための一般手順
LiAlH(300mg,7.89mmol)の無水THF(10mL)溶液を0℃で5分間撹拌し、次いで、化合物K2(350mg,1.14mmol)の無水THF(10mL)溶液を分割して混合物に、10分間滴下し、得られた混合物を3.5時間還流し、反応物をHO(5mL)と15%水性NaOH(3mL)とHO(10mL)とで順にクエンチし、混合物をEtOAc(15mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して300mg(収率:85%)の化合物K3を無色の油として得た。
Figure 2016525562
L1の合成のための一般手順
3−シアノフェノール(1.40g,11.8mmol)、臭化4−(トリフルオロメトキシ)ベンジル(3.29g,13.0mmol)とNaCO(3.23g,23.4mmol)とのアセトン(100mL)溶液を、穏やかな還流を維持しながら15時間撹拌し、TLCにより、反応が完了していることが示された。反応混合物を濾過して析出物を除去した。溶液をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮乾固し、次いで粗製生成物をシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=12/1)によって精製し、3.01g(収率:87%)の化合物L1を無色の油として得た。
L2の合成のための一般手順
LiAlH(325mg,8.55mmol)のTHF(10mL)溶液を0℃で5分間撹拌し、次いで、3−3(500mg,1.71mmol)のTHF(10mL)溶液を分割して混合物に10分間滴下し、得られた混合物を3.5時間還流し、TLCにより、反応が完了していることが示された。反応物をHO(3mL)、15%水性NaOH(3mL)およびHO(9mL)で順にクエンチし、EtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して480mg(収率:96%)の化合物L2を無色の油として得た。
Figure 2016525562
M1の合成のための一般手順
TFA(50mL)を、化合物4−(4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)ピペリジン−1−カルボン酸tert−ブチル(12.5g,36.2mmol)のDCM(100mL)溶液に、内部温度を0〜5℃に維持しながら30分間滴下し、次いで反応混合物を25℃で17時間撹拌した。反応混合物をDCM(20mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して8.50g(収率:96%)の化合物M1を黄色粉末として得た。
M2の合成のための一般手順
化合物M1(1.00g,4.08mmol)、化合物3−ブロモフェニルイソシアニド(890mg,4.92mmol)、Pd(dba)(750mg,0.819mmol)、キサントホス(720mg,1.24mmol)とt−BuONa(1.70g,12.3mmol)とのトルエン(30mL)溶液をN下、110℃で18時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で0℃にてクエンチし、次いでセライトパッドに通して濾過した。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮し、粗製生成物を得た。粗製生成物をシリカゲルクロマトグラフィー(溶出:PE:EtOAc=7:1)によって精製し、1.00g(収率:69%)の化合物M2を黄色固体として得た。
M3の合成のための一般手順
LiAlH(280mg,7.36mmol)をTHF(5mL)に添加し、N下、0℃で30分間撹拌した。次いで、この懸濁液に化合物M2(500mg,1.44mmol)のTHF(5mL)溶液を、内部温度を0〜5℃に維持しながら30分間滴下した。次いで、反応混合物を3.5時間還流し、TLCにより、反応が完了していることが示された。反応物を(3mL)HO、15%水性NaOH(3mL)およびHO(9mL)で順にクエンチした。混合物をEtOAc(20mL×3)で抽出し、合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して390mg(収率:83%)の化合物M3を黄色油として得た。
Figure 2016525562
N1の合成のための一般手順
4−ブロモベンジルブロミド(10.0g,40.0mmol)とPPh(10.5g,40.0mmol)とのトルエン(100mL)溶液を12時間加熱還流した。室温まで冷却した後、混合物を濾過し、濾過ケークをトルエン(200mL)で洗浄し、高真空下で乾燥させ、化合物N1(19.5g,収率:95%)を白色粉末として得、これを直接、次の工程に使用した。
N2の合成のための一般手順
化合物N1(14.4g,28.1mmol)の無水THF(120mL)懸濁液にn−BuLi(11.8mL,29.5mmol,ヘキサン中2.5M)を−70℃で滴下し、混合物を−70℃で30分間撹拌した。次いで混合物を0℃まで温め、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(2.95g,29.5mmol)の無水THF(10mL)溶液を0〜10℃で滴下した。次いで、反応混合物を20℃で12時間撹拌した。飽和NHCl(100mL)を0〜10℃で添加し、次いで水(200mL)で希釈し、EtOAc(100mL×2)で抽出した。合わせた有機層を減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=8/1)によって精製し、化合物N2(4.90g,収率:69%)を黄色油として得た。
N3の合成のための一般手順
化合物N2(4.90g,19.3mmol)、Zn(CN)(2.38g,20.3mmol)およびPd(PPh(2.24g,1.94mmol)とDMF(20mL)との混合物をN下、1時間加熱還流した。次いで、反応混合物を水(100mL)とEtOAc(100mL)とで希釈した。濾過後、有機層を分離し、ブラインで洗浄し、NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製油を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=10/1)によって精製し、化合物N3(5.50g,収率:69%)を明黄色油として得た。
N4の合成のための一般手順
化合物N3(500mg,2.51mmol)およびPd/C(100mg,10%)とMeOH(20mL)との混合物をH(バルーン)下、20℃で24時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して粗製化合物N4(420mg)を明黄色油として得、これを直接、次の工程に使用した。
N5の合成のための一般手順
化合物N4(400mg,上記由来)の無水THF(10mL)溶液にLiAlH(378mg,9.94mmol)を20℃で添加し、反応混合物を70℃で12時間加熱した。水(0.4mL)と2M NaOH(0.4mL)とを反応混合物に20℃で滴下し、反応物をクエンチした。次いで混合物を濾過し、ケークをTHF(20mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を減圧下で濃縮して粗製残留物(440mg)を明黄色油として得た。残留物をDCM(30mL)と1M HCl(30mL)とに溶解させ、次いでDCM(30mL×2)で抽出した。水層を飽和NaHCOによってpH=8に調整し、次いでDCM(40mL×3)で抽出し、合わせた有機相を無水NaSOで乾燥させ、濃縮して化合物N5(310mg,2工程での収率:60%)をガム状物(gum)として得た。
Figure 2016525562
O1の合成のための一般手順
4−クロロチオフェノール(10.0g,69.5mmol)およびKCO(29.0g,210mmol)とアセトン(110mL)との混合物に2,3−ジクロロ−1−プロペン(9.90g,90.0mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で5時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して10.0g(収率:65%)の化合物O1を黄色粉末として得た。
O2の合成のための一般手順
化合物O1(10.0g,45.9mmol)のPhNMe(50mL)溶液を190℃で20時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をTBME(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)によって洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=20/1)によって精製し、8.00g(収率:96%)の化合物O2を白色粉末として得た。
O3の合成のための一般手順
AIBN(300mg,1.83mmol)とNBS(1.95g,11.0mmol)とのCCl(10mL)溶液を80℃で10分間撹拌し、次いで、化合物O2(2.00g,11.0mmol)のCCl(20mL)溶液を上記の溶液に添加した。得られた混合物を80℃で17時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濾過し、濾液を減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=15/1)によって精製し、2.17g(収率:76%)の化合物O3を黄色粉末として得た。
O4の合成のための一般手順
NaH(120mg,3.00mmol,鉱油中60%分散体)と無水THF(10mL)との混合物に、BocNH(454mg,1.09mmol)の無水THF(15mL)溶液を0℃でN下にて滴下した。0℃で30分間撹拌した後、化合物O3(500mg,1.93mmol)の無水THF(10mL)溶液を0℃で滴下した。得られた混合物を25℃で15時間撹拌した。反応物を水(30mL)でクエンチし、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して黄色粉末を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=12/1)によって精製し、400mg(収率:53%)の化合物O4を黄色粉末として得た。
O5の合成のための一般手順
化合物O4(400mg,1.05mmol)とTFA(15mL)とのDCM(30mL)溶液を25℃で15時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを飽和NaCO水溶液(20mL)に懸濁させ、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して164mg(収率:79%)の化合物O5を黄色粉末として得た。
Figure 2016525562
P1の合成のための一般手順
化合物1−ブロモ−4−ヨードベンゼン(5.00g,17.7mmol)の無水THF(20mL)溶液にi−PrMgCl(10mL,20.0mmol,THF中2M)を−40℃で滴下した。この温度で1時間撹拌した後、テトラヒドロ−4H−ピラン−4−オン(1.77g,17.7mmol)の無水THF(2mL)溶液を−40℃で滴下した。次いで混合物を20℃まで温め、2時間撹拌した。飽和NHCl(50mL)を10〜25℃で滴下して反応物をクエンチした後、水(50mL)でクエンチした。混合物をEtOAc(50mL×2)で抽出した。合わせた有機層を濃縮し、シリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=20/1)によって精製し、化合物P1(1.58g,収率:35%)を白色粉末として得た。
P2の合成のための一般手順
化合物P1(1.57g,6.11mmol)とp−トルエンスルホン酸一水和物(5mg)とのトルエン(40mL)溶液を8時間加熱還流した。この反応溶液を減圧下で濃縮して粗製化合物P2(1.62g,定量的)を得、これを直接、次の工程に使用した。
P3の合成のための一般手順
化合物P2(1.62g,上記由来)、Zn(CN)(835mg,7.11mmol)およびPd(PPh(783mg,0.678mmol)とDMF(15mL)との混合物をN下で1時間加熱還流した。次いで、反応混合物を水(50mL)とEtOAc(30mL×3)とで希釈し、EtOAc層を分離し、ブラインで洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して粗製残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=20/1)によって精製し、化合物P3(930mg,2工程での収率:82%)を明黄色油として得た。
P4の合成のための一般手順
化合物P3(930mg,5.02mmol)およびPd/C(150mg,10%)とMeOH(20mL)との混合物をH(1気圧)下、20℃で48時間撹拌した。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮して粗製化合物P4を得、これを直接、次の工程に使用した。
P5の合成のための一般手順
化合物P4(710mg,3.79mmol)の無水THF(30mL)溶液にLiAlH(720mg,19.0mmol)を20℃で48時間添加した。水(0.7mL)と2M NaOH(0.7mL)とを反応混合物に20℃で滴下して反応物をクエンチし、次いで混合物を濾過し、濾過ケークをTHF(30mL×2)で洗浄した。合わせた濾液を濃縮して粗製残留物を得、これをDCM(50mL)と1M HCl(40mL)とで希釈し、次いでDCM(30mL×2)で抽出した。水層を飽和NaHCOによってpH=8に調整し、次いでDCM(50mL×3)で抽出し、合わせたDCM相を無水NaSOで乾燥させ、濃縮して化合物P5(210mg,収率:29%)を明色油として得た。
Figure 2016525562
R1の合成のための一般手順
4−クロロ−2−ヨードフェノール(1.00g,3.94mmol)、プロパルギルアミン(1.08g,19.6mmol)、CuI(75mg,0.40mmol)、PdCl(PPh(278mg,0.40mmol)およびTMG(4.21g,36.6mmol)と無水DMF(20mL)との混合物をN下、50℃で5時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これを分取HPLC(0.1%NH・HO)によって精製した。大部分のCHCNを減圧下でのエバポレーションによって除去し、残留溶媒を凍結乾燥によって除去し、300mg(収率:41%)の化合物R1を黄色粉末として得た。
Figure 2016525562
R1の合成のための一般手順
4−クロロ−1,2−フェニレンジアミン(3.00g,21.1mmol)とグリシン(2.00g,26.0mmol)との6N HCl(16mL)溶液をN下、100℃で72時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を濃NH・HO溶液(18mL)に懸濁させ、CHCl(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して1.21g(収率:32%)の化合物R1を黄色粉末として得た。
R2の合成のための一般手順
化合物R1(3.62g,20.0mmol)とTEA(4.04g,40mmol)とのTHF(70mL)溶液にBocO(4.32g,20mmol)を0℃で滴下し、得られた溶液を25℃で15時間撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=1/5)によって精製し、900mg(収率:16%)の化合物R2を黄色粉末として得た。
R3およびR3’の合成のための一般手順
化合物R2(600mg,2.14mmol)とKCO(588mg,4.26mmol)とのDMF(20mL)懸濁液にCHI(420mg,2.96mmol)を0℃で滴下した。得られた混合物を25℃で16時間撹拌した。混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液(elutant):PE/EtOAc=5/1)によって精製し、化合物R3と化合物R3’の混合物350mg(収率:56%)を黄色粉末として得た。
R4およびR4’の合成のための一般手順
化合物R3と化合物R3’(500mg,1.69mmol)とのDCM(25mL)溶液にTFA(12mL)を0℃で滴下した。得られた溶液を25℃で15時間撹拌し、混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを飽和水性NaCO(15mL)に懸濁させ、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して化合物R4と化合物R4’の混合物289mg(収率:88%)を黄色粉末として得、さらに精製せずに直接、次の工程に使用した。
Figure 2016525562
S1の合成のための一般手順
Boc−GLY−OH(18.6g,106mmol)とTEA(10.6g,105mmol)との無水THF(200mL)溶液にクロロギ酸イソブチル(12.0g,87.9mmol)を−20℃で滴下した。得られた溶液を−20℃で1.5時間撹拌した後、上記の溶液に2−アミノ−5−クロロフェノール(20.0g,106mmol)の無水THF(50mL)溶液を滴下し、得られた混合物を25℃で17時間撹拌した。反応物を水(50mL)でクエンチし、混合物を飽和水性NaCO(20mL)に懸濁させ、EtOAc(50mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=4/1)によって精製し、12.0g(収率:32.6%)の化合物S1を黄色粉末として得た。
S2の合成のための一般手順
化合物S1(5.00g,14.5mmol)とPPh(8.45g,32.2mmol)との無水THF(70mL)溶液を0℃で30分間撹拌し、次いでDEAD(5.0mL,31.7mmol)を滴下した。得られた溶液を25℃で15時間撹拌した。反応混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをシリカゲルカラム(溶離液:PE/EtOAc=9/1)によって精製し、2.40g(収率:51%)の化合物S2を黄色粉末として得た。
S3の合成のための一般手順
化合物S2(1.00g,3.06mmol)、4−(トリフルオロメトキシ)フェニルボロン酸(800mg,3.88mmol)、Pd(PPh4、(600mg,0.519mmol)と水性2M NaCO(10mL)とのDME(35mL)溶液を80℃で17時間撹拌した。混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(20mL×3)で抽出し、ブライン(10mL)で洗浄した。合わせた抽出物を無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをカラム(溶離液:PE/EtOAc=9:1)によって精製し、1.00g(収率:80%)の化合物S3を白色粉末として得た。
S4の合成のための一般手順
化合物S3(400mg,0.980mmol)とTFA(7mL)とのDCM(12mL)溶液を25℃で2.5時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、この残留物を飽和水性NaCO(15mL)に懸濁させ、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(15mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して230mg(収率:76%)の化合物S4を黄色油として得た。
Figure 2016525562
T1の合成のための一般手順
tert−ブチル−2−アミノ−2−チオキソエチルカルバメート(450mg,2.37mmol)、CaO(165mg,2.94mmol)、Pd(dba)(365mg,0.400mmol)およびdppf(885mg,1.60mmol)とMeCN(7mL)との混合物に、2−クロロ−4−ヨードアニリン(500mg,1.97mmol)とMeCN(3mL)との混合物を20℃で添加し、得られた混合物をN雰囲気下、60℃で8時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(20mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、ブライン(10mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、これをカラム(溶出:PE/EtOAc=6/1)によって精製し、500mg(収率:87%)の化合物T1を黄色粉末として得た。
T2の合成のための一般手順
化合物T1(300mg,1.00mmol)とTFA(5mL)とのDCM(8mL)溶液を25℃で3時間撹拌した。混合物を減圧下で濃縮して残留物を得、これを飽和NaCO水溶液(20mL)に懸濁させ、EtOAc(20mL×3)で抽出した。合わせた抽出物をブライン(20mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して182mg(収率:91%)の化合物T2を黄色粉末として得た。
Figure 2016525562
U1の合成のための一般手順
エピクロロヒドリン(4.00g,43.2mmol)、4−フルオロフェノール(5.34g,47.6mmol)およびCsCO(14.1g,43.3mmol)とMeCN(50mL)との混合物を80℃で17時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(50mL)で希釈し、EtOAc(50mL×3)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、この残留物をシリカゲルカラム(溶出:EtOAc/PE=1:10)によって精製し、2.10g(収率:29%)の化合物U1を無色の油として得た。
U2の合成のための一般手順
化合物U1(1.00g,5.95mmol)、4−シアノフェニルイソシアネート(1.03g,7.15mmol)およびMgI(825mg,2.98mmol)と無水THF(25mL)との混合物を60℃で17時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水(35mL)で希釈し、EtOAc(30mL×3)で抽出し、ブライン(30mL)で洗浄し、無水NaSOで乾燥させ、減圧下で濃縮して残留物を得、この残留物をEtOAc/PE(1/4,15mL)で洗浄し、800mg(収率:43%)の化合物T2を暗色粉末として得た。
U3の合成のための一般手順
化合物U2(400mg,1.28mmol)およびラネーNi(100mg)とMeOH(20mL)との混合物をH(50psi)下、30℃で17時間撹拌した。混合物を濾過し、濾過を減圧下で濃縮して320mg(収率:78%)の化合物U3を黄色油として得た。
Figure 2016525562
V1の合成のための一般手順
2−アミノ(amno)−4−フルオロピリジン(0.41g,3.66mmol)およびエチル−2−クロロアセトアセテート(0.66g、4.02mmol)とEtOH(7mL)との混合物を還流温度で一晩撹拌した。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=3:1の比)によって精製し、V1を得た。
V2の合成のための一般手順
V1(0.20g,0.90mmol)のMeOH(6mL)懸濁液に、水性LiOH(0.11g,2mLのHO中4.5mmol)を添加し、次いで、得られた混合物を50℃で撹拌した。2時間後、有機溶媒を減圧下で除去し、得られた水性懸濁液を1M HCl(水性)で酸性化し、次いで、得られた析出物を濾過し、真空で乾燥させ、V2(0.10g,60%)を白色固体として得た。
V3の合成のための一般手順
V2(0.030g,0.16mmol)、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド(0.044g,0.23mmol)、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール(0.010g,0.078mmol)およびトリエチルアミン(0.043mL,0.31mmol)を含む無水DMFの撹拌溶液に置換ベンジルアミン(0.17mmol)を添加し、得られた混合物を80℃で4時間撹拌した。有機溶媒を減圧下で除去し、得られた残留物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(n−ヘキサン:酢酸エチル=2:1の比)によって精製し、V3を得た。
実施例3:マウスモデルにおけるインビボ活性
TB感染マウスの細菌負荷量に対する化合物171および175の効果を参照化合物イソニアジド(INH)の効果と比較した。8週齢の雌BalbCマウスを鼻腔内接種により8×10のM.tuberculosis H37Rvに感染させた。肺におけるCFU数を対照にするため、1日目にマウスを犠牲にした。急性感染モデルでは、マウスを、6日目から開始して3日間処置した。化合物を新たに20%d−α−トコフェリルポリエチレングリコール1000スクシネート(ETPGS)溶液に溶解させ、強制経口投与により1日1回の用量として投与した。細菌負荷量を肺において、この器官を1×PBS中でホモジナイズした後に評価した。器官ホモジネートの連続希釈物をMiddlebrook 7H11プレートにまき、5%CO2下、37℃での3週間のインキュベーション後にCFUを決定した。
急性感染モデル(3日間の処置後;図3)では、未処置マウスと比べて、50mg/kgの化合物171または化合物175のいずれかの経口投与で処置したマウスの肺においてCFUの減少が観察された。全体的に、化合物171および化合物175はともに、急性感染マウスモデルにおいて効果を明らかに示した。
マクロファージ内における桿菌増殖阻害剤の試験は、煩雑なCFUプレーティング、遅い桿菌増殖、安全性要件および適切な感染条件の設定の困難さのため、長い間、限界があった。そのため、このアプローチは常に、最初にインビトロ細胞外増殖に対して活性な化合物を選択した後の二次アッセイとして使用された。自動共焦点顕微鏡検査の出現で、上記の限界に対して再度取り組みを行なうことができ、本明細書において使用した方法論は大規模化合物スクリーニングの実行可能性を明らかに示す。
明らかに、インビトロでのM.tuberculosisの増殖に対する試験で活性である化合物が最も有望である。このライブラリーから単離される最良の阻害剤は阻害活性を有するものである。構造と活性の関係のさらなる試験は、それらの活性がさらに改善され得るかどうかを決定することに寄与する。総合すると、上記の結果は、自動蛍光顕微鏡検査によるM.tuberculosisの増殖のモニタリングは高度にロバストで信頼性があること、およびこの方法により強力な抗TB化合物の迅速な選択が可能であることを示す。
参考文献
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Claims (19)

  1. 一般式I:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはCHまたはNであり;
    YはCH、OまたはNであり;
    mは0または1であり;
    nは0または1であり;
    は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブチル、フェニル、−NC(O)R、−OR、−C(O)R、−C(O)OR(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、水素およびヒドロキシルからなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、C〜Cアルキル複素環、フェニルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがOであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、6−トリフルオロメチル、6−フルオロ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、7−トリフルオロメチル、7−ブロモ、8−フルオロ、8−トリフルオロメチル、8−メトキシまたは8−ブロモではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがHであり、RがHであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rがメチルであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがヒドロキシルであり、Rがエチルであり、Rが7−クロロであるならば、Rは水素ではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−フルオロベンジルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−クロロフェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−フルオロフェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−(トリフルオロメチル)フェニルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、RがORであり、Rが水素であり、Rがエチルであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであるならば、Rは、6−クロロ、6−トリフルオロメチルまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがメチルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが0であり、XがNであり、YがCであり、Rがメチルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが1であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−(ブチルアミドメチル)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−フルオロ、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、7−ブロモ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、8−メトキシ、8−ブロモまたは8−フルオロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−クロロフェニルであり、Rが水素であり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがヒドロキシであり、Rがエチルであるならば、Rは6−クロロまたは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがCであり、Rがフェニルであり、Rがヒドロキシであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
    mが0であり、nが1であり、XがNであり、YがNであり、Rがフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではない、
    化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  2. m=0である、請求項1に記載の化合物。
  3. m=0であり、Rが、各存在において独立して、ハロゲン、メチル、エチル、t−ブチル、フェニル、−NC(O)R、−OR、−C(O)R、−C(O)OR(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される、請求項1および2のいずれかに記載の化合物。
  4. 一般式II:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはCHまたはNであり、
    は、各存在において独立して、フェニルおよびC(O)R(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
    は、各存在において独立して、フェニル、ベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
    XがNであり、Rがフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
    XがNであり、Rが4−フルオロフェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは、水素、6−フルオロ、6−クロロ、6−メチル、6−メトキシ、6−ブロモ、7−ブロモ、7−クロロ、7−メチル、7−メトキシ、8−メトキシ、8−ブロモまたは8−フルオロではなく;
    XがNであり、Rが4−(ブチルアミドメチル)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは7−クロロではなく;
    XがNであり、Rが4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、Rがエチルであるならば、Rは水素、6−クロロまたは7−クロロではない、
    化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  5. 一般式III:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはS、OまたはNR13であり、
    YはCHまたはNであり、
    10は、各存在において独立して、ハロゲンおよびフェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    11は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    12は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
    13は、各存在において独立して、水素、メチルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  6. 一般式IV:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはS、OまたはNR17であり、
    YはCHまたはNであり、
    14は、各存在において独立して、水素、C〜Cアルキル、C〜Cアルキル複素環、フェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    15は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    16は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
    17は、各存在において独立して、水素、メチルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
    XがNR17であり、YがNであり、R14が4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、R15がエチルであり、R17が水素であるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではなく;
    XがNR17であり、YがNであり、R14がモルホリノメチルであり、R15がエチルであり、R17が水素であるならば、R16は7−クロロではなく;
    XがOであり、YがNであり、R14が4−(トリフルオロメトキシ)フェニルであり、R15がエチルであるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではなく;
    XがOであり、YがNであり、R14が4−フルオロフェニルであり、R15がエチルであるならば、R16は、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
    XがOであり、YがNであり、R14がシクロヘキシルであり、R15がエチルであるならば、R16は6−クロロまたは7−クロロではない、
    化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  7. 一般式V:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはS、OまたはNHであり、
    YはCHまたはNであり、
    18は、各存在において独立して、C〜Cアルキル複素環、フェニルおよびベンジル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    19は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    20は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  8. 一般式VI:
    Figure 2016525562
    (式中
    21は、各存在において独立して、フェニルおよびO−フェニル(これらはいずれも任意選択で置換されている)からなる群より選択され;
    22は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    23は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  9. 一般式VII:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはCHまたはNであり、
    24は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、−メトキシ、−CFおよび−OCFからなる群より選択され;
    25は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    26は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  10. 一般式VIII:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはCHまたはNHであり、
    nは0または1であり、
    27は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    28は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  11. 一般式IX:
    Figure 2016525562
    (式中
    XはCH、NR32、O、C(O)NHまたは−HC=CH−であり、
    YはCHまたはC(O)NHであり、
    mは0または1であり、
    nは0または1であり、
    29は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、−メトキシ、COOH、−CFおよび−OCFからなる群より選択され;
    30は、各存在において独立して、メチルおよびエチルからなる群より選択され;
    31は、各存在において独立して、水素、ハロゲン、メチル、−メトキシおよび−CFからなる群より選択され;
    32は、各存在において独立して、水素およびメチルからなる群より選択される)
    を有する化合物および薬学的に許容され得るその塩であって;
    Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がメチルであるならば、R31は水素ではなく;
    Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がメチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは7−クロロではなく;
    Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは6−メチルではなく;
    Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が水素であり、R30がエチルであるならば、R31は水素、6−メチルまたは6−クロロではなく;
    Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が6−クロロであるならば、R29は、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、3−メチル、2−トリフルオロメチルまたは4−メチルではなく;
    Xがパラ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであるならば、R29は、水素、2−クロロ、4−クロロ、2−メチル、3−メチル、4−メチル、4−フルオロ、4−メトキシ、4−トリフルオロメトキシ、4−トリフルオロメチルまたは2−トリフルオロメチルではなく;
    Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロまたは7−クロロ、6−フルオロ、6−ブロモ、6−メチル、7−メチルまたは8−フルオロではなく;
    Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−フルオロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロ、6−ブロモまたは7−クロロではなく;
    Xがパラ−Oであり、mが1であり、nが0であり、R29が4−クロロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロまたは7−クロロではなく;
    Xがパラ−Nであり、YがCであり、mが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであり、R32が水素であるならば、nは0または1ではなく;
    Xがパラ−Oであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであるならば、R31は、水素、6−クロロ、6−フルオロ、6−ブロモまたは7−クロロではなく;
    Xがパラ−Oであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−フルオロであり、R30がエチルであるならば、R31は6−クロロまたは7−クロロではなく;
    Xがメタ−Cであり、mが0であり、nが0であり、R30がエチルであり、R31が7−クロロであるならば、R29は4−トリフルオロメトキシではなく;
    Xがパラ−Nであり、YがCであり、mが1であり、nが1であり、R29が4−トリフルオロメトキシであり、R30がエチルであり、R31が水素であるならば、R32はメチルではない、
    化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  12. 表1および2に示した式1〜350のうちの1つ、好ましくは、表1および2に示した式1〜21、23〜24、26、28〜33、35〜57、59〜77、79〜83、85〜87、90〜98、100〜102、106〜111、113〜116 118〜124、126〜128、130〜142、144〜150、153、155〜167、169〜184、186〜188、190〜197、199、201、203〜208、210〜211、213〜214、216、218〜231、233、235〜246、252〜254、256〜259、261、267〜270、273、279〜280、284〜303、307〜316、319〜328、333〜338、340〜350のうちの1つを有する、請求項1〜11のいずれかに記載の化合物。
  13. 表1および2に示した式55、171、175および325のうちの1つを有する、請求項1〜12のいずれかに記載の化合物および薬学的に許容され得るその塩。
  14. 細菌感染症の処置における使用のための請求項1〜13のいずれかに記載の化合物。
  15. 前記細菌感染症が結核である、請求項14に記載の化合物。
  16. 請求項1〜15のいずれかに記載の化合物および薬学的に許容され得る担体を含む医薬組成物。
  17. 適当な量の請求項1〜15のいずれかに記載の化合物または請求項16に記載の医薬組成物を、それを必要とする人に適用することを含む、細菌感染症、特に結核の処置方法。
  18. 請求項1〜15のいずれかに記載の化合物の特異的結合を競合的に阻害する化合物。
  19. 細菌感染症、特に結核の処置方法であって、適当な量の化合物を、それを必要とする人に適用することを含み、該化合物が、請求項1〜15のいずれかに記載の化合物または請求項18に記載の医薬組成物の、その標的タンパク質に対する特異的結合を競合的に阻害する能力を特徴とする方法。


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