JP2016525522A5

JP2016525522A5 -

Info

Publication number: JP2016525522A5
Application number: JP2016527107A
Authority: JP
Filing date: 2014-07-17
Publication date: 2017-06-29

Claims

非ヒト対象における炎症性関節疾患を治療する方法であって、
炎症を起こした前記関節に、治療に有効な量の細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物を含む治療用抗炎症組成物を注射するステップを含み、
前記ＩＬ−１０発現構築物が、細菌骨格又はウイルス骨格と、インターロイキン−１０をコード化する核酸配列とを含む方法。
前記ＩＬ−１０発現構築物が、アジュバントと一緒に投与される、請求項１に記載の方法。
前記アジュバントが、Ｄ−マンノース、スクロース、グルコース、リン酸カルシウム、デンドリマー、オリゴヌクレオチド、高分子量ヒアルロン酸、又はリポソームから選択される、請求項２に記載の方法。
非ヒト対象における炎症性関節疾患を治療する方法であって、
炎症を起こした前記関節に、治療に有効な量の細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物を含む治療用抗炎症組成物を注射するステップを含み、
前記ＩＬ−１０発現構築物が、細菌骨格又はウイルス骨格と、インターロイキン−１０をコード化する核酸配列と；前記発現構築物をカプセル化する微小粒子とを含む方法。
前記微小粒子がポリマーであり、該ポリマーが、乳酸−グリコール酸共重合体を含む、請求項４に記載の方法。
ポリマーが、５０：５０乳酸−グリコール酸共重合体を含む、請求項５に記載の方法。
非ヒト対象における炎症性関節疾患を治療する方法であって、
炎症を起こした前記関節に、１〜５００μｇの細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物を含む治療用抗炎症組成物を注射するステップを含み、
前記ＩＬ−１０発現構築物が、細菌骨格又はウイルス骨格と、インターロイキン−１０をコード化する核酸配列と；５〜１０００μｇのＤ−マンノースとを含む方法。
Ｄ−マンノースが、前記ＩＬ−１０発現構築物と一緒に投与される、請求項７に記載の方法。
Ｄ−マンノースが、前記ＩＬ−１０発現構築物の投与の最大１０日前に投与される、請求項７に記載の方法。
インターロイキン−１０をコード化する前記核酸配列が、アミノ酸１２９位の野生型フェニルアラニンのアミノ酸置換を有する、請求項１〜９のいずれか一項に記載の方法。
前記アミノ酸置換が、セリン、アラニン、トレオニン又はシステインの群から選択される、請求項１０に記載の方法。
インターロイキン−１０をコード化する前記核酸配列が、ＩＬ−１０^{Ｆ１２９Ｓ}をコード化する、請求項１１に記載の方法。
前記細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物がプラスミドＤＮＡであり、該プラスミドＤＮＡが、ＩＬ−１０コード配列の５’側に少なくとも１つの核ターゲティング配列を含む、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法。
前記細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物がプラスミドＤＮＡであり、該プラスミドＤＮＡが、ＩＬ−１０コード配列の３’側に少なくとも１つの核ターゲティング配列を含む、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法。
前記細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物がプラスミドＤＮＡであり、該プラスミドＤＮＡが、ＩＬ−１０コード配列の５’及び３’側の両方に少なくとも１つの核ターゲティング配列を含む、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の方法。
治療用抗炎症組成物が希釈剤をさらに含む、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の方法。
前記関節が、膝、肘、手首、足首、腰、肩、又は脊椎である、請求項１〜１６のいずれか一項に記載の方法。
前記炎症性関節疾患が、関節炎、腱炎、滑液包炎、靭帯の炎症、滑膜炎、痛風、及び全身性エリテマトーデスである、請求項１〜１７のいずれか一項に記載の方法。
前記炎症性関節疾患が、骨関節炎である、請求項１８に記載の方法。
非ヒト対象における炎症性関節疾患を治療する方法であって、
炎症を起こした前記関節に、１〜５００μｇの細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物を含む治療用抗炎症組成物を注射するステップを含み、
前記ＩＬ−１０発現構築物が、細菌骨格又はウイルス骨格と、ＩＬ−１０^{Ｆ１２９Ｓ}をコード化する核酸配列と、ＩＬ−１０コード配列の５’又は３’側のいずれか又は両方に少なくとも１つの核ターゲティング配列と；５〜１０００μｇのＤ−マンノースとを含む方法。
非ヒト対象における炎症性関節疾患の治療するための治療用抗炎症組成物であって、
治療に有効な量の細菌又はウイルスＩＬ−１０発現構築物を含み、
前記ＩＬ−１０発現構築物が、細菌骨格又はウイルス骨格と、インターロイキン−１０をコード化する核酸配列とを含む治療用抗炎症組成物。
インターロイキン−１０をコード化する前記核酸配列が、アミノ酸１２９位の野生型フェニルアラニンのアミノ酸置換を有する、請求項２１に記載の治療用抗炎症組成物。
前記アミノ酸置換が、セリン、アラニン、トレオニン又はシステインの群から選択される、請求項２２に記載の治療用抗炎症組成物。
インターロイキン−１０をコード化する前記核酸配列が、ＩＬ−１０ ^{Ｆ１２９Ｓ} をコード化する、請求項２３に記載の治療用抗炎症組成物。