JP2016519069A5

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Publication number: JP2016519069A5
Application number: JP2016502236A
Authority: JP
Filing date: 2014-03-13
Publication date: 2017-04-13
Anticipated expiration: 2034-03-13

Claims

単離アルギニンデイミナーゼ（ＡＤＩ）と、薬学的に許容される担体とを含む治療用組成物であって、
前記単離ＡＤＩが、配列番号８、２、６または１４のいずれか１つに記載されたアミノ酸配列を含むか、または、配列番号８、２、６または１４のいずれか１つと少なくとも９０％の配列同一性を示し、
前記単離ＡＤＩが、患者の抗ＡＤＩ−ＰＥＧ２０抗体との低減された交差反応性を有する、治療用組成物。
前記単離ＡＤＩが、少なくとも１つのペグ化部位を除去するように修飾されている、請求項１に記載の治療用組成物。
少なくとも１個のリジン残基が、アミノ酸置換により修飾されている、請求項１または２に記載の治療用組成物。
ａ）少なくとも５個のリジン残基が、アミノ酸置換により修飾されているか、
ｂ）少なくとも１０個のリジン残基が、アミノ酸置換により修飾されているか、
ｃ）少なくとも１５個のリジン残基が、アミノ酸置換により修飾されているか、または
ｄ）少なくとも２０個のリジン残基が、アミノ酸置換により修飾されている、
請求項３に記載の治療用組成物。
前記ＡＤＩが、リンカーを介してＰＥＧ分子に共有結合している、請求項１〜４のいずれか一項に記載の治療用組成物。
ａ）前記ＡＤＩが、１個を超えるＰＥＧ分子に共有結合しているか、
ｂ）前記ＡＤＩが、約１〜約１０個のＰＥＧ分子に共有結合しているか、または
ｃ）前記ＡＤＩが、約２〜約８個のＰＥＧ分子に共有結合している、
請求項５に記載の治療用組成物。
前記ＰＥＧ分子が、直鎖または分岐鎖ＰＥＧ分子である、請求項５に記載の治療用組成物。
前記ＰＥＧが約１，０００〜約４０，０００、例えば、約１０，０００〜約３０，０００の総重量平均分子量を有する、請求項５に記載の治療用組成物。
前記リンカーが、スクシニル基、アミド基、イミド基、カルバメート基、エステル基、エポキシ基、カルボキシル基、ヒドロキシル基、炭水化物、チロシン基、システイン基、ヒスチジン基、メチレン基、またはこれらの任意の組み合わせである、請求項５に記載の治療用組成物。
前記スクシニル基の源が、スクシンイミジルスクシネートである、請求項９に記載の治療用組成物。
化学療法剤を更に含む、請求項１〜１０のいずれか一項に記載の治療用組成物。
前記化学療法剤が、ドセタキセル、カルボプラチン、シクロホスファミド、ゲムシタビン、シスプラチン、ソラフェニブ、スニチニブ、及びエベロリムスからなる群から選択される、請求項１１に記載の治療用組成物。
癌の治療、その症状の寛解、またはその進行の阻害のための、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の治療用組成物であって、前記組成物はその必要性のある患者に投与されて、それによって前記癌が治療される、前記癌の症状が寛解される、または前記癌の進行が阻害されることを特徴とする、治療用組成物。
癌を治療する、その症状を寛解させる、またはその進行を阻害する必要性のある前記患者が、抗ＡＤＩ−ＰＥＧ２０抗体を有することが決定されている、請求項１３に記載の治療用組成物。
前記癌が、肝細胞癌、黒色腫、転移性黒色腫、膵癌、前立腺癌、小細胞肺癌、中皮腫、リンパ球性白血病、慢性骨髄性白血病、リンパ腫、肝細胞腫、肉腫、白血病、急性骨髄性白血病、再発性の急性骨髄性白血病、乳癌、卵巣癌、結腸直腸癌、胃癌（ｇａｓｔｒｉｃｃａｎｃｅｒ）、神経膠腫、多形性神経膠芽腫、非小細胞肺癌（ＮＳＣＬＣ）、腎臓癌、膀胱癌、子宮癌、食道癌、脳癌、頭頸部癌、子宮頸癌、精巣癌、及び胃癌（ｓｔｏｍａｃｈｃａｎｃｅｒ）からなる群から選択される、請求項１３または１４に記載の治療用組成物。
癌の治療、その症状の寛解、またはその進行の阻害のための組成物であって、前記組成物はＡＤＩ−ＰＥＧ２０を含み、前記組成物はその必要性のある患者に投与されることを特徴とし、一定期間後に、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の治療用組成物が前記患者に投与されて、それによって前記癌が治療される、前記癌の症状が寛解される、または前記癌の進行が阻害されることをさらに特徴とする、組成物。
前記一定期間が、前記患者における所定レベルの抗ＡＤＩ−ＰＥＧ２０抗体を検出することによって決定され、前記治療用組成物が、前記所定レベルの前記抗ＡＤＩ−ＰＥＧ２０抗体の検出後に投与されることを特徴とする、請求項１６に記載の組成物。
前記一定期間が、前記患者におけるＡＤＩ活性を検出することによって決定され、前記治療用組成物が、所定または低減レベルのＡＤＩ活性の検出後に投与されることを特徴とする、請求項１６に記載の組成物。
癌を治療する、その症状を寛解させる、またはその進行を阻害するための医薬品の製造における、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の治療用組成物の使用。
癌を治療する、その症状を寛解させる、またはその進行を阻害するための、請求項１〜１２のいずれか一項に記載の治療用組成物。