JP2016518808A - 特に自動車用の電動モータ - Google Patents

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Abstract

本発明は、特に自動車用の電動モータ(1)に関する。当該電動モータは、ステータ(2)と、ステータ(2)に対して回転軸(R)の周りに回転可能なロータ(5)とを備える。ステータ(2)は、付加的な磁界を調整可能な態様で生成するためのステータ巻線(9)が配されたステータ永久磁石(3)を有する。ロータ(5)は、付加的な磁界を調整可能な態様で生成するためのロータ巻線(8)が配されたロータ永久磁石(6)を有する。電動モータ(1)は、第1の動作状態と第2の動作状態との間で電動モータが切り換えられ得るように設計されており、第1の動作状態では、各々付加的な磁界を生成するためにステータ巻線(9)とロータ巻線(8)との双方に電流が流れ、第2の動作状態では、ステータ巻線(9)に電流が流れない。

Description

本発明は、特に自動車用の電動モータと、そのような電動モータを備えた自動車とに関する。更に、本発明は、そのような電動モータを動作させる方法に関する。
従来の電動モータは、小型のDC電気機器の態様にて、永久的に励起されるように通常は構成されている。すなわち、そのような電動モータのステータは、通常、1つ以上のステータ永久磁石を備えている。したがって、ステータに対して回転軸の周りに回転可能なロータは、ロータ巻線が配され得るロータ永久磁石を有する。より大型のDC直流機器では、ステータ永久磁石がしばしばステータ巻線に置き換えられる。これは、種々の態様で互いに接続され得るロータ巻線とステータ巻線との双方を、電動モータが有することを意味する。いわゆる直列機器では、ステータ巻線は、ロータ巻線に対して電気的に直列に接続される。これは、ロータの低い回転速度にて比較的高いトルクを電動モータが供給できるようにする。一方、直列機器に対する代替例である、いわゆる並列機器では、ステータ巻線は、ロータ巻線に対して電気的に並列に接続される。そのような電動モータにより得られるトルクは、直列機器とは対照的に、回転数に対して独立であって、当該電動モータに供給される電源電圧に比例する。したがって、そのような電動モータは、特に可変回転速度の駆動における利用に適している。結局、DC直流機器は、2つの巻線の各々に個別に電気エネルギが供給されることを意味する、いわゆる個別励磁機器としても動作し得る。いわゆる励磁電流を介して、電動モータの特性に影響が及ぼされ得る。
上述の電動モータは、現在、ロータがステータに対して回転する、実際の回転運転だけでなく、ロータがステータに対して静止状態にあり、かつ外的な反力又は機械的停止に抗して動作する、いわゆる保持運転でも、しばしば実用に供される。例えば、自動車の排気システムにおける電動モータのそのような保持運転では、排気ラインに配されたバルブ装置は、排気ガスによって生成された排気ガス圧力に抗して、閉状態に保持され得る。このような保持運転では、電動モータに供給された電気エネルギは、回転するロータの運動エネルギに変換されるのではなくて、全てが熱に変換される。電動モータのコンポーネントの無駄な熱、特にロータ軸を介して電動モータのハウジングに熱結合されるのみであるロータの無駄な熱に起因した、過熱による電動モータの損傷又は破壊を防止するために、電動モータへの供給電流は、例えばパルス幅変調(PWM)を介して、ある最大値に制限され得る。しかしながら、そのような電流制限は、電動モータにより得られる最大トルクの好ましくない制限をもたらす。
本発明は、特に自動車用の電動モータの発展における新規な方策を示すという課題に係るものである。
上記課題は、独立請求項の主題により解決される。好ましい実施形態は、従属請求項の主題である。
本発明は、ステータと、当該ステータに対して回転可能なロータとを備えた電動モータを提供するという、一般概念に基づく。当該電動モータは、第1の動作状態と第2の動作状態との間で電動モータが切り換えられ得るように設計されている。第1の動作状態では、各々磁界を生成するために、すなわちステータの永久磁石により生成される磁界に対して付加的な磁界を生成するために、電動モータのステータ巻線とロータ巻線との双方に電流が流れる。第2の動作状態では、ステータ巻線に電流が流れない結果、ステータ巻線によって付加的な磁界が生成されることはない。
電動モータが第1の動作状態にある限り、ステータ巻線により生成された付加的な磁界によって、ロータに作用する付加的なトルクが生成される。このトルクは、例えば外的トルク要求が特に高い場合に、電動モータで利用可能である。したがって、電動モータは、当該電動モータのロータが静止している場合、すなわち当該電動モータが保持運転の状態である場合には、あるいは、当該電動モータのロータが比較的低い回転数で回転するのみであって、しかも大きい外的トルク要求があり、すなわちロータが強く加速される場合には、第2の動作状態から第1の動作状態へと常に切り換えられ得る。本発明によれば、ステータにより生成される付加的なトルクによって、第1の動作状態にてロータの加速が達成され得るのである。この場合にステータにて付加的に生成された無駄な熱は、ステータから電動モータのハウジングへと直接に放散され得る。
高い回転数の場合には、ステータ巻線に電流が流れず、したがって付加的な磁界が生成されない、第2の動作状態へと電動モータが切り換えられ得る。この動作状態では、ステータ巻線に流れる電流がないので、電動モータにより生成される無駄な熱は、第1の動作状態に比べて低減される。
概して、本発明による電動モータは、様々な回転数にて得られるトルクに関して、また異なる外的トルク要求に関して、柔軟な利用を可能にする。
好ましい実施形態では、電動モータは、所定の回転数閾値を上回ったときには電動モータを第1の動作状態から第2の動作状態へ切り換え、回転数閾値を下回ったときには電動モータを第2の動作状態から第1の動作状態へ切り換える制御ユニットを備え得る。このようにして、前述のように、ロータの静止状態又は回転数閾値を下回る比較的低い回転数の状態で、必要に応じて、第2の動作状態に比べて増強されたトルクが電動モータにより提供されることが達成される。所定の回転数閾値を上回るとすぐに、付加的なステータ磁界は、第1の動作状態から第2の動作状態への切り換えにより、再度スイッチオフされる。ここで、電動モータの瞬時回転数は、例えば、当該電動モータに設けられた回転数センサにより測定され得る。しかしながら、そのほか、回転数の測定を行わず、ステータ又はロータを流れる電流のような、種々のパラメータの関数として制御ユニットにより回転数を計算することとしてもよく、あるいは、あるロータ電流閾値を上回るか、又は下回る際に両動作状態の間の切り換えが行われることとしてもよい。
更なる発展例では、電動モータの2つの動作状態の間の切り換えが、ロータ回転数の関数としてだけでなく、例えば、外的トルク要求等のような他のパラメータの関数としても起こり得る。また、2つの動作状態の間の切り換えが、所定のロータ電流閾値を下回るか、又は上回る際に起こることとしてよい。ここで、当該技術分野の専門家にとっては、その技術的実現に種々の可能性がある。
有利な更なる発展によれば、ステータ巻線とロータ巻線とは電気的に直列に互いに接続され得て、また制御ユニットにより駆動され得る開閉可能な短絡回路が電動モータに設けられ得て、当該短絡回路により、ステータ巻線は2つの動作状態の間の切り換えのために必要に応じて橋絡され得る。ここで、電動モータの第1の動作状態は、非活性の短絡回路に対応し、ステータ巻線は橋絡されずに活性であって、付加的なステータ磁界を生成するようにステータ巻線に電流が流れる。ステータ巻線に電流が流れない第2の動作状態では、短絡回路は活性であって、ステータ巻線を電気的に橋絡する結果、短絡回路の橋絡ラインにのみ電流が流れる。ステータ巻線とロータ巻線との直列接続は、短絡回路が遮断された場合に、ステータとロータとに同時に電流が流れ、外部から電動モータに供給される電源電圧が、電圧分割の意味でロータ巻線とステータ巻線との双方に分配される結果、ロータ中で消耗される電力が電圧分割により低減するという利点を有する。このようにして、ロータの過熱リスク、したがって電動モータの損傷又は破壊につながり得る、電動モータ全体にとっての過熱リスクは、大幅に緩和され得る。加えて、パルス幅変調のための別個のPWM回路を設けたり、電動モータの中で生じる無駄な熱を低減するための手段を設けたりすることが、そのような電圧分割によって不要になる。このことは、ひいては電動モータの製造コストをかなり低減できることを意味する。
特に好ましい更なる発展によれば、短絡回路は、ステータ巻線に対して並列に接続された電気スイッチを有し得る。当該電気スイッチは、閉状態と開状態との間で切り換えられ得る。閉状態では、ステータ巻線の2つの巻線端が電気的に短絡され、開状態では、当該2つの巻線端の間の短絡回路が遮断される。そのようなスイッチは、機械式スイッチに限らず、トランジスタ、特にFETトランジスタ又はバイポーラトランジスタの態様における半導体スイッチであってもよい。
好ましい実施形態でもある、1つの代替例では、ステータ巻線とロータ巻線とは、各々別個の接続エレメントを有し得て、それゆえ互いに独立に駆動され得る。この場合、電動モータは、いわゆる個別励磁の電気機器として構成される。これは、ロータ巻線とステータ巻線との双方を、互いに対して独立に電流が流れ得ることを意味する。このようにして、目標の電力調整が電動モータの中で達成され得る。ここに、別個の電流供給の制御は、上述の制御ユニットによって行われ得る。ステータへの供給電流とロータへの供給電流とは、当該制御ユニットにより駆動される個別のパルス幅変調ユニットを介して、各々調整され得る。
特にコンパクトな実施形態では、ステータ永久磁石は、ロータの回転方向にて当該ロータを少なくとも部分的に囲み得て、また回転方向に沿って第2のステータ磁極へとつながる第1のステータ磁極を有し得る。この実施形態によれば、ステータ永久磁石は、第1及び第2のU脚とUベースとにより、U字形状に構成される。第1のU脚は第1のステータ磁極を、第2のU脚は第2のステータ磁極をそれぞれ形成する。これら2つのステータ磁極は、Uベースの領域にて互いにつながり、又はこの領域にて互いに接する。ステータ巻線は、少なくともUベースの部分に配されている。ロータ及びステータのそのような構成により、ステータ巻線は、特に省スペースの態様で電動モータの中に組み込まれ得る。
特に好ましくは、Uベースの外周方向に伸びるくぼみ又はへこみが当該Uベースに設けられ得て、その中にステータ巻線が配される。このことは、ステータ永久磁石へのステータ巻線の機械的に安定な固定を可能にする。
これとは違って、Uベースに別個のコンポーネント、特にシート状の金属板が設けられ得て、その上にステータ巻線が配される。このことは、例えば修理目的等のための、ステータ巻線の特に簡便な交換を可能にする。
特に好ましくは、ステータ巻線及び/又はロータ巻線が、銅線からなり得る。
更に、本発明は、少なくとも1つの上述の電動モータを備えた自動車に関する。
最後に、本発明は、上述の電動モータを動作させる方法に関する。本方法により、電動モータは、ロータの所定の回転数閾値を上回ったときに第1の動作状態に切り換えられて、各々付加的な磁界を生成するためにステータ巻線とロータ巻線との双方に電流が流れる結果、ステータ巻線に電流が流れることにより生成された付加的なステータ磁界により、ロータに作用する付加的なトルクが生成される。また本方法により、電動モータは、ロータの所定の回転数閾値を下回ったときに第2の動作状態に切り換えられて、ステータ巻線に電流が流れず、したがって付加的なステータ磁界がスイッチオフされる。
本発明の他の重要な特徴及び利点は、従属請求項から、図面から、そして図面を参照した図の説明から明らかになる。
上述し、かつ以下更に説明する特徴は、本発明の範囲から逸脱しない限り、各々示された組み合わせにて使用できるだけでなく、他の組み合わせにて、又は単独でも使用できるものと理解されるべきである。
本発明の好ましい実施形態は、図面中に示され、かつ以下の記述にて更に説明される。ここでは、同じ参照符号は、同一の、又は類似の、又は機能的に同一のコンポーネントを参照する。
本発明に係る電動モータの概略を示す斜視図である。 図1の電動モータを回路図の態様で示す図である。 図1及び図2の電動モータの変形例を回路図の態様で示す図である。
図1にて、本発明に係る電動モータは、概略が模式的に示されており、かつ符号1が付けられている。電動モータ1は、ステータ永久磁石3を持つステータ2を備えている。ステータ永久磁石3は、2つの磁極4a,4bを持つ。電動モータ1は、図1に示されるように、二重T形電機子6として構成され得て、かつ鉄心を持ち得るロータ5を更に備えている。二重T形電機子6の形態を持つロータ5は、2つの磁極7a,7bを有し、かつ当該ロータ5の上に銅線からなるロータ巻線8が配されている。ロータ巻線8を流れる電流により、強さと極性とに関して調整が可能な磁界が生成され得る。
更に、ステータ永久磁石3は、それを流れる電流により同様に付加的な磁界が生成され得るステータ巻線9を有する。ステータ巻線9は、同様に銅線で製造され得る。ロータ巻線8とステータ巻線9との双方は、各々種々の方法で互いに結合され得るロータ巻線端又はステータ巻線端の部分10a,10b,11a,11bを有する。この点については、図2及び図3に関連して後述する。
本発明に係る電動モータ1は、第1の動作状態と第2の動作状態との間で当該電動モータが切り換えられ得るように設計されている。第1の動作状態では、各々付加的な磁界を生成するためにステータ巻線9とロータ巻線8との双方に電流が流れる。第2の動作状態では、ステータ巻線9に電流が流れない。
電動モータ1が第1の動作状態にある限り、ステータ巻線9により生成された付加的な磁界によって、付加的なトルクが生成される。このトルクは、例えば外的トルク要求が特に高い場合に、電動モータ1で利用可能である。したがって、電動モータ1は、当該電動モータ1のロータ5が静止している場合、すなわち当該電動モータ1が保持運転の状態である場合には、あるいは、当該電動モータ1のロータ5が比較的小さい回転数で回転するのみであって、しかも大きい外的トルク要求があり、すなわちロータが強く加速される場合には、第2の動作状態から第1の動作状態へと常に切り換えられ得る。このことは、付加的なトルクにより、第1の動作状態にて特に効率良く達成される。一方、電動モータ1は、第2の動作状態へ切り換えられ得る。第2の動作状態では、ステータ巻線9に電流が流れず、したがって付加的な磁界は生成されない。このようにして、電動モータ1により生成される無駄な熱の量が低減される。
2つの動作状態の間の切り換えのために、電動モータ1は、図2に概略の態様を示すように、制御ユニット12を有し得る。図2は、電動モータ1の構成を回路図の態様で示している。制御ユニット12は、例えば従来のマイクロコントローラの態様で構成され得る。図2に示した電動モータ1は、直列モータとして構成されている。すなわち、ステータ2のステータ巻線9と、ロータ5のロータ巻線8とが、電気的に互いに直列に接続されている。これは、例えば、図2に示したロータ巻線8及びステータ巻線9の接続エレメント10a,10b,11a,11bの適切な接続により達成され得る。
短絡回路13は、制御ユニット12により駆動され得る。これにより、ステータ巻線9は、2つの動作状態の間の切り換えのために必要に応じて橋絡され得る。このために、短絡回路13は、ステータ巻線9に対して並列に接続された、電気的又は電子的なスイッチ14で構成され得る。電気スイッチ14は、機械式スイッチとして、あるいはこれに代えて、トランジスタ、例えばFETトランジスタ又はバイポーラトランジスタの態様における半導体スイッチとして、構成され得る。スイッチ14は、閉状態と開状態との間で切り換えられ得る。閉状態では、ステータ巻線9の2つの巻線端11a,11bが電気的に短絡され、開状態では、2つの巻線端11a,11bの間の短絡回路が遮断される。スイッチの閉状態では、ステータ巻線9が非活性であって、すなわちステータ巻線を電流が流れず、したがって付加的な磁界を生成しない。これは、スイッチ14の閉状態が第2の動作状態に関連付けられることを意味する。一方、スイッチ14の開状態では、ステータ巻線9を電流が流れる結果、これにより付加的な磁界が生成される。したがって、スイッチ14の開状態は、電動モータ1の第1の動作状態に対応する。
ロータ5の回転数N又は回転速度を測定し得る回転数センサ15が、必要に応じて電動モータ1に、特にロータ5の領域に設けられ得る。回転数センサ15は、所定の回転数閾値Nを下回ったときに制御ユニット12が電動モータ1を第2の動作状態から第1の動作状態へ切り換え、回転数閾値Nを上回ったときに第1の動作状態から第2の動作状態へ切り換えるように、制御ユニット12と協働し得る。
変形例にて、回転数センサ15により測定されたロータ5の回転数Nの関数として2つの動作状態の間で切り換えるために、そのような回転数センサ15が絶対的に必要だというわけではなく、制御ユニット12による2つの動作状態の間の切り換えが、例えば外的要求トルクのような、他の外的なパラメータの関数としても達成され得るということは、明らかである。ここで、当該技術分野の専門家にとっては、その技術的実現に種々の可能性がある。例えば、外的要求トルクとロータ5の瞬時回転数Nとの組み合わせの関数として2つの動作状態の間の切り換えが起こる、ということでもよい。また、所定のロータ電流閾値を上回るか、又は下回る際に2つの動作状態の間の切換が起こる、ということでもよい。
図1を再度参照すると、ステータ永久磁石3は、ロータ5の回転方向Dにてロータ5を少なくとも部分的に囲むことが判る。ステータ永久磁石3は、回転方向に沿って第2のステータ磁極16bへとつながる第1のステータ磁極16aを有する。ステータ永久磁石3は、図1に示されるように、第1及び第2のU脚17a,17bとUベース18とにより、U字形状に構成され得る。ここに、第1のU脚17aは第1のステータ磁極16aの部分を、第2のU脚17bは第2のステータ磁極16bの部分をそれぞれ形成する。これら2つのステータ磁極16a,16bは、Uベース18の領域にて互いにつながる。
図1に示されるように、ステータ巻線9は、Uベース18に配され得る。このために、図1では明瞭性を考慮して示されていない、Uベース18の外周方向に伸びる螺旋状のくぼみが、Uベース18に設けられ得る。これとは違い、螺旋状のくぼみに代えて、対応するへこみが設けられてもよい。このことは、Uベース18へのステータ巻線9の機械的に安定な固定を可能にする。しかしながら、これに代わる変形例にて、例えばシート状の金属板の態様における別個のコンポーネントも、Uベース18に設けられ得る。そのような別個のコンポーネントの上にステータ巻線9が配される。当該別個のコンポーネントは、適切な態様でUベース18に固定され得る。
図3には、図1及び図2の電動モータの変形例が、回路図の態様で示されている。ここでは、ステータ巻線9とロータ巻線8とに互いに個別に電気エネルギが供給されて、駆動される。ここに、例えばパルス幅変調(PWM)によって、駆動が起こり得る。これにより、電動モータ1の特に良好な電力調整が達成され得るので、低エネルギ消費と、これに関連して電動モータ1の発熱の低減とが得られる。図3に示されるように、ロータ巻線8とステータ巻線9とは、別個の電流回路19,20により駆動され得る。ここで、2つの電流回路の各々にパルス幅変調(PWM)ユニット21a,21bが設けられて、ステータ巻線9又はロータ巻線8を流れる電流が調整され得る。これら2つのパルス幅変調ユニット21a,21bは、制御ユニット12により駆動され得る。ロータ巻線8とステータ巻線9とを流れる電流を調整できるようにするために、そのようなPWMユニットが、図2に示す直列モータにも設けられ得ることは、明らかである。

Claims (11)

  1. 特に自動車用の電動モータ(1)であって、
    ステータ(2)と、前記ステータ(2)に対して回転軸(R)の周りに回転可能なロータ(5)とを備え、
    前記ステータ(2)は、付加的な磁界を調整可能な態様で生成するためのステータ巻線(9)が配されたステータ永久磁石(3)を有し、
    前記ロータ(5)には、ロータ磁界を調整可能な態様で生成するためのロータ巻線(8)が配され、
    前記電動モータ(1)は、第1の動作状態と第2の動作状態との間で前記電動モータが切り換えられ得るように設計されており、
    前記第1の動作状態では、各々付加的な磁界を生成するために前記ステータ巻線(9)と前記ロータ巻線(8)との双方に電流が流れ、前記第2の動作状態では、前記ステータ巻線(9)に電流が流れない電動モータ。
  2. 請求項1記載の電動モータにおいて、
    前記電動モータ(1)は、所定の回転数閾値(N)を上回ったときには前記電動モータ(1)を前記第1の動作状態から前記第2の動作状態へ切り換え、前記回転数閾値(N)を下回ったときには前記第2の動作状態から前記第1の動作状態へ切り換える制御ユニット(12)を備えたことを特徴とする電動モータ。
  3. 請求項1又は2に記載の電動モータにおいて、
    前記ステータ巻線(9)と前記ロータ巻線(8)とは電気的に直列に互いに接続され、前記制御ユニット(12)により駆動され得る開閉可能な短絡回路(13)が前記電動モータ(1)に設けられ、当該短絡回路により、前記ステータ巻線(9)は前記2つの動作状態の間の切り換えのために必要に応じて橋絡され得ることを特徴とする電動モータ。
  4. 請求項3記載の電動モータにおいて、
    前記短絡回路(13)は、前記ステータ巻線(9)に対して並列に接続された電気スイッチ(14)を有し、当該電気スイッチは、閉状態と開状態との間で切り換えられ得て、前記閉状態では、前記ステータ巻線(9)の2つの巻線端(11a,11b)が電気的に短絡され、前記開状態では、前記2つの巻線端(11a,11b)の間の前記短絡回路が遮断されることを特徴とする電動モータ。
  5. 請求項1又は2に記載の電動モータにおいて、
    前記ステータ巻線(9)と前記ロータ巻線(8)とは、各々別個の接続エレメント(10a,10b,11a,11b)を有し、それゆえ互いに独立に駆動され得ることを特徴とする電動モータ。
  6. 先行する請求項のいずれか1項に記載の電動モータにおいて、
    前記ステータ永久磁石(3)は、前記ロータの回転方向にて前記ロータを少なくとも部分的に囲み、かつ前記回転方向(D)に沿って第2のステータ磁極(16b)へとつながる第1のステータ磁極(16a)を有し、
    前記ステータ永久磁石(3)は、第1及び第2のU脚(17a,17b)とUベース(18)とにより、U字形状に構成され、
    前記第1のU脚(17a)は前記第1のステータ磁極(16a)を、前記第2のU脚(17b)は前記第2のステータ磁極(16b)をそれぞれ形成し、
    前記2つのステータ磁極(16a,16b)は、前記Uベース(18)の領域にて互いにつながり、又は互いに接し、
    前記ステータ巻線(9)は、少なくとも前記Uベース(18)の部分に配されていることを特徴とする電動モータ。
  7. 請求項6記載の電動モータにおいて、
    前記Uベース(18)の外周方向に伸びる螺旋状のくぼみ又はへこみが前記Uベース(18)に設けられ、その中に前記ステータ巻線(9)が配されていることを特徴とする電動モータ。
  8. 請求項6記載の電動モータにおいて、
    前記Uベース(18)に別個のコンポーネント、特にシート状の金属板が設けられ、その上に前記ステータ巻線(9)が配されていることを特徴とする電動モータ。
  9. 先行する請求項のいずれか1項に記載の電動モータにおいて、
    前記ステータ巻線(9)は、銅線からなることを特徴とする電動モータ。
  10. 先行する請求項のいずれか1項に記載の、少なくとも1つの電動モータ(1)を備えた自動車。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電動モータ(1)を動作させる方法であって、
    前記方法により、前記電動モータ(1)は、前記ロータ(5)の所定の回転数閾値(N)を下回ったときに第1の動作状態に切り換えられて、各々付加的な磁界を生成するために前記ステータ巻線(9)と前記ロータ巻線(8)との双方に電流が流れる結果、前記ステータ巻線(9)に電流が流れることにより生成された付加的なステータ磁界により、前記ロータに作用する付加的なトルクが生成され、
    前記方法により、前記電動モータ(1)は、前記ロータ(5)の前記所定の回転数閾値(N)を上回ったときに第2の動作状態に切り換えられて、前記ステータ巻線(9)に電流が流れず、したがって前記付加的なステータ磁界がスイッチオフされる方法。
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