JP2016517238A - 干渉の存在下での符号化された可視光の受信 - Google Patents

干渉の存在下での符号化された可視光の受信 Download PDF

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Abstract

符号化可視光受信機は、センサ、変換モジュール、及び干渉キャンセリングモジュールを含む。センサは、コード体系に従って光に変調されたデータを含む光を受信する。変換モジュールは、データを周波数領域表現に変換するよう構成され、周波数領域表現は、コード体系に従って光に変調されたデータに由来するスペクトルバンドを表す。干渉キャンセリングモジュールは、閾値信号強度を超えるバンド内の1つ以上の成分を決定し、それらの成分をキャンセリングすることにより、データのバンド内に生じた干渉をキャンセリングするよう構成される。

Description

本開示は、符号化された可視光を受信する際に存在し得る干渉、及びこのような干渉の影響を軽減することに関する。
符号化光とは、データが光源、例えばLEDベース照明器具によって発せられる可視光に変調される技術を指す。したがって、光源は、照明を供給することに加えて(この目的のために、光源が環境内に既に存在し得る)、符号化光の適切な受信機にデータを送信可能な送信機としても機能し得る。通常、変調は、人間の視覚によって認識することができない十分に高い周波数において、すなわち、ユーザーが全体的な照明のみを知覚し、照明に変調されているデータの影響を知覚しないように行われる。このようにすることで、データは光源からの光に埋め込まれていると言うことができる。
2010年にCommunication Systems Networks and Digital Signal Processing (CSNDSP)において発行された、K.D. Langerによる“Implementation of a 84 Mbit/s Visible-Light Link based on Discrete-Multitone Modulation and LED Room Lighting”には、符号化光システムの一例が示されている。当該文献は、市販のLED照明器具ベースの84Mbit/s光無線リンクの実装形態を示す。当該論文は、離散マルチトーン変調(DMT)を使用することにより、典型的な屋内距離、例えば天井照明と書き物机との間での疑似エラーフリーなデータ伝送が如何にして達成されたかを開示する。
符号化光は様々な用途で利用され得る。例えば、1つの適用例は、例えばインテリジェント照明システムの一部として照明器具間で通信を行うことである。屋内又は屋外環境内の複数の照明器具の各々が、符号化光送信機及び受信機を両方備え、符号化光を介して互いに通信する能力は、少なくとも部分的に分散された態様で環境内の光を制御するために使用され得る。例えば、存在(典型的には人間)を検出するための存在センサを各照明器具が更に備え、異なる照明器具からの光を如何に制御するかを、検出された存在に応じて決定するために、2つ以上の照明器具間で情報が共有され得る。
他の適用例では、符号化光は、照明器具から、その照明器具を制御するためのリモートコントロールユニットに情報を供給するために使用され、例えば、リモートユニットが制御可能な他のかかる照明器具から当該照明器具を識別する識別子を供給するために、又は照明器具に関するステータス情報を供給するために(例えば、エラー、警告、温度、稼働時間等を報告するために)使用され得る。このような例の1つでは、リモートコントロールユニットは、内蔵カメラ又は他の光センサを備えるスマートフォン又はタブレット等のモバイルユーザー端末を含み得る。端末が適切なアプリケーションを実行しているとき、ユーザーは、カメラを照明器具に向けることにより、その照明器具からの光に符号化された識別子を検出することができる。自身が見ている照明器具の識別子を与えられた端末は、(例えばRFを介して)リターン信号を送り返すことにより、その照明器具を制御することができる。
他の適用例では、符号化光は、ユーザーに情報を提供するために、例えば、コミッショニングにおいて使用される照明器具の識別子を提供するために、又は位置関連情報の提供を可能にするために使用され得る。例えば、屋内及び/又は屋外環境内(例えば、オフィスビルの部屋及び廊下、並びに/又はキャンパスの通路内)の各照明器具が、その環境内で自身を特定する対応する識別子が埋め込まれた光を発するよう構成され得る。ユーザーが、カメラ又は他の光センサ、及び符号化光を検出するための関連付けられたアプリケーションを備えたモバイル端末を有する場合、端末は、端末の現在位置を照らしている照明器具の識別子を検出することができる。これは、その後、識別子を照明器具の位置にマッピングする位置情報データベース内で現在位置を検索することにより、ユーザーが環境を移動することを援助するために使用され得る。代わりに又は加えて、これは、ユーザーの現在位置に関連付けられた情報、例えば博物館の特定の部屋の展示品に関する情報等を検索するために使用され得る。例えば、検索は、端末がアクセス可能なインターネット若しくはローカルネットワークを介して、又はユーザー端末上のローカルデータベースから実行され得る。あるいは、情報は、1つ以上の照明器具からの光に直接符号化され得る。概して言えば、符号化光の応用性は限定されない。
符号化光を実装する方法の1つは、チャネルビット(又は、より一般的にはチャネルシンボル)を表すために発光の振幅又はパワーを離散レベル間で切り替えることによる振幅キーイングによる。例えば、最も単純なケースでは、光源がON(発光している)の場合、これは値1のチャネルビットを表し、光源がOFF(発光していない)の場合、これは値0のチャネルビットを表す(又はこの逆)。符号化光受信機内の光センサは、光がいつON若しくはOFFであるのかを検出し、又は異なるレベルを区別することができ、これにより、チャネルビット又はシンボルを受信する。
データを通信するために、変調は、典型的には、データビット(ユーザービットとも呼ばれる)をチャネルビットにマッピングするためのコード体系を伴う。一例は、値0のユーザービットがチャネルシンボルOFF−ON(チャネルビット0の後に1)にマッピングされ、値1のユーザービットがチャネルシンボルON−OFF(チャネルビット1の後に0)にマッピングされる(又はこの逆の)バイナリコードである慣用的なマンチェスタ符号である。符号化は、少なくとも2つの可能な目的を有する。第1に、当業者によって良く知られるように、マンチェスタ符号等の多くのコード体系は、クロック及びデータが同じ信号から復元されることを可能にする(さもなければ、別個のクロックが送信されるか、又は送信機及び受信機が完全に同期されていると仮定されなければならないであろう)。第2に、送信信号のスペクトルが変調されるという効果を有し得る。
符号化光は、商用電源(ほとんどの国で50Hz又は60Hz)等の特定の低周波数源から干渉を受け易いことが知られている。既存の符号化光技術は、干渉が生じるスペクトル部分を回避することを試みる(スペクトル制限とも呼ばれる)。低周波数における送信信号のスペクトル密度曲線を抑制するという効果によって低周波数干渉の領域を回避するために、マンチェスタ符号等のコードが選択され得る。
しかし、低周波数を回避したとしても、他のソースからのインバンド干渉という追加の問題が存在する。多くの場合、これは、目的信号のスペクトルの回避することができない領域内に位置し得る1つ又は複数の潜在的に強い干渉スパイクを含み得る。
例えば、干渉は、輝度を調整するためにパルス幅変調可能なディスプレイ画面のバックライトから発生し得る。パルス幅変調(PWM)は、ディスプレイからの光出力が、周波数領域において基本トーン及び一連の離散高調波に対応する、時間領域において一定又は準一定な方形波の形式を取ることを意味する。他の例では、パルス幅変調又は正弦波変調は、同じ環境内にある、目的データを発しているもの以外の1つ以上の他の照明器具又は光源に見つけられ得る。状況によっては、例えば、符号化光センサが干渉源を直接見る一方、目的信号が壁、床、又は机等の表面からの反射を介してしか見られない場合、干渉が目的信号より一桁以上強い可能性さえある。
本発明は、PWMバックライト又は他の周期的干渉等の潜在的に強いインバンド干渉物のキャンセリングを提供する。周波数領域において、(実質的に)ランダムなデータによって変調された符号化光信号の連続スペクトルを、周期的干渉物の離散トーンスペクトルにおいて認められるような1つ以上の干渉スパイクから区別することができる。複合スペクトルから干渉物の離散トーンスペクトルを取り除くことにより、干渉物の存在下で符号化光信号をより確実に検出することができる。
したがって、本明細書の開示の一側面によれば、光センサ、変換モジュール、及び干渉キャンセリングモジュールを含む符号化光受信機が提供される。センサは、コード体系に従って光に変調されたデータを含む光を受信する。変換モジュールは、データを周波数領域表現に変換するよう構成され、周波数領域表現は、コード体系に従って光に変調されたデータに由来するスペクトルバンドを表す。干渉キャンセリングモジュールは、閾値信号強度を超えるバンド内の1つ以上の成分を決定し、それらの成分をキャンセリングすることにより、このバンド内に生じた干渉をキャンセリングするよう構成される。
他の側面によれば、コンピュータ可読媒体に組み込まれ、プロセッサ上で実行されたとき、本明細書の開示に係る干渉キャンセリングを実行するよう符号化光受信機を動作させるコードを含むコンピュータプログラム製品が提供される。
本開示をより良く理解するために、及び、実施形態が如何にして実施され得るかを示すために、以下の添付図面を例として参照する。
図1は、符号化光及び干渉を含む環境の概略図である。 図2は、符号化光受信機において受信された信号の概略図である。 図3は、符号化光受信機の概略的なブロック図である。 図4は、干渉キャンセラーの概略的なブロック図である。 図5は、干渉の不在下での目的信号のスペクトルと閾値マスクの概略図である。 図6は、干渉の存在下での目的信号のスペクトルと閾値マスクの概略図である。 図7は、スペクトル密度曲線の概略図である。 図8は、符号化光で伝送され得るデータパケットの概略図である。 図9は、パケットヘッダー内で受信されるクロック信号のスペクトルの概略図である。 図10は、窓関数、及び、周波数領域における干渉トーンに対するそれらの効果の概略図である。 図11は、受信データのオーバーラップ部分に適用される窓関数の概略図である。 図12は、ローパスフィルタの周波数応答の概略図である。 図13は、3値コード体系のパルス波形の概略図である。 図14は、3値コード体系に従って符号化されたサンプルビットシーケンスの概略図である。
図1は、本明細書に開示される干渉キャンセリングが採用され得る環境の例、例えばオフィス、家、又は他の部屋若しくは屋内空間を示す。環境を照らすという主要目的のために設置されているが、符号化光技術を用いて照明出力内に埋め込まれたデータを供給するという二次機能も有する、例えば天井又は壁に取り付けられた照明器具等の符号化光送信機2を、環境は含む。環境は、符号化光受信機4を更に含む。例えば、符号化光受信機4は、例えばインテリジェント照明システムの一部としての他の照明器具内に含まれ得る。あるいは、符号化光受信機4は、送信照明器具2を制御するためのリモートコントロールユニット、又は送信照明器具2から情報(位置関連情報、又はコミッショニングにおいて使用される情報等)を導出するためのモバイルユーザー端末等のユーザー端末のコンポーネントであり得る。
典型的には、送信照明器具2の光は、床又は壁等の1つ以上の表面8からの1つ以上の反射を介して受信機4に到達する。送信照明器具2のランプと受信機4との間の距離が長くなる程、受信機4における受信信号強度は弱くなる。例えば、長距離(extreme range)の符号化光通信では、可視光信号は約0.1Luxの振幅で受信され得る。
典型的なユーザーシナリオでは、干渉を生成する1つ以上の他の光源6、例えばラップトップコンピュータのディスプレイ画面等のディスプレイ画面(特に調光される場合)、テレビ画面のバックライト、及び/又はパルス幅変調(PWM)を使用して調光される他の照明器具等が存在し得る。干渉は、しばしばインバンド(例えば、0〜4kHz)であり、受信機4の検出器における干渉の振幅は、長距離の符号化光通信における信号振幅よりもはるかに高い可能性がある(例えば、約1Luxより例えば10〜20dB強い)。例えば、検出器は、干渉源6を直接「見る」一方、符号化光は1つ以上の反射を介して間接的にしか見ない可能性がある。
このようなソース6によって生成される干渉は、本質的に周期的であり、送信機2から伝送される符号化光データのスペクトル内に1つ以上の明確な干渉トーンをもたらし得る。
例えば、PWMディスプレイ画面等のパルス幅変調干渉物6は、時間領域において一定の(又は準一定の)デューティサイクルを有する方形波を生成する。図2には一例が示されており、検出器において受信された信号は、符号化パケット及びパルス幅変調ソースからの方形波干渉を含む(この例では、PWM干渉は240Hzでデューティサイクル66%を有し、信号対干渉比は−20dBであり、パケットは500〜540msに存在する)。周波数領域における方形波の変換(例えば、フーリエ変換)は、基本波及び一連の高調波から構成され、よって、方形PWM干渉は、周波数領域では一連の狭い干渉トーン又は「スパイク」に相当する(図6参照)。
他の例では、同じ環境内の他の照明器具又は光源は、正弦曲線によって変調される等、何らかの他の方式に従って変調されることによって干渉トーンをもたらし得る。
以下の実施形態は、例えば図2に示されるように、関心バンド内の固定(又は準固定)周波数及びデューティサイクルを有する正弦曲線又はPWM型の波形等の周期的干渉物の影響を軽減し得る。一部の実施形態では、開示の技術は、符号化光信号より20〜30dB強い干渉物、又は符号化光信号より20dB高い干渉パワーを生じる複合干渉物の存在下で、物理層符号化光信号を確実に検出することができる。
これは、受信信号から干渉を取り除く技術として、周波数領域干渉削除(excision)を適用することによって達成される。周波数領域では、ランダムなデータによって変調された符号化光信号の連続スペクトルと、周期的干渉物の離散トーンスペクトルとを区別することができる。例えば、図6を参照して、光の符号化に使用されたコード体系に関連付けられた予想パワースペクトル密度(又は振幅スペクトル密度)に基づき、閾値曲線(例えば、「閾値2」)が決定され得る。信号強度(パワー又は振幅)が閾値曲線を超えるスパイクである成分は干渉トーンとして見なされ、そのパワー又は振幅を0に設定することで削除される。干渉物の離散トーンスペクトルを複合スペクトルから除去することにより(削除)、目的信号より20dB以上強い干渉物の存在下で、符号化光信号を確実に検出することが可能であり得る。
図6に例示される干渉キャンセリングについては、少し後により詳細に説明するが、まず、受信機4及びコード体系の例について述べる。
図3は、本開示の実施形態に係る周波数領域干渉削除を使用するよう構成された符号化光受信機4のブロック図の例を与える。受信機4は、光センサ12及びアナログローパスフィルタ(LPF)14を含むアナログフロントエンド10を含む。受信機は、更に、アナログ−デジタル(A/D)変換器16、整合フィルタ18、デジタルローパスフィルタ(LPF)20、第1のダウンサンプリングモジュール22、キャリア検知モジュール24、スイッチ25、第2のダウンサンプリングモジュール26、干渉キャンセリングモジュール28、アップサンプリングモジュール30、バイパス経路31、及びベースバンドモジュール32を含む。光センサ12は、アナログLPF14の入力に結合された出力を有する。順々に、アナログLPF14は、A/D変換器16の入力に結合された出力を有し、A/D変換器16は、整合フィルタ18の入力に結合された出力を有し、整合フィルタ18は、デジタルLPF20の入力に結合された出力を有し、デジタルLPF20は、第1のダウンサンプリングモジュール22の入力に結合された出力を有し、第1のダウンサンプリングモジュール22は、キャリア検知モジュール24の入力に結合された出力を有する。更に、第1のダウンサンプリングモジュール26の出力は、スイッチ25を介して、ベースバンドモジュール32に結合される。
スイッチ25がアサート(有効状態に)されている場合、スイッチ25は、第1のダウンサンプリングモジュール24の出力を第2のダウンサンプリングモジュール26の入力に結合し、アップサンプリングモジュール30の出力をベースバンドモジュール32の入力に結合し、第2のダウンサンプリングモジュール26の出力が干渉キャンセリングモジュール28の入力に結合され、干渉キャンセリングモジュール28の出力がアップサンプリングモジュール30の入力に結合される。スイッチ25がディアサート(非有効状態に)されている場合、スイッチ25は、第1のダウンサンプリングモジュール24の出力を、第2のダウンサンプリングモジュール26、干渉キャンセリングモジュール28、及びアップサンプリングモジュール30を迂回するバイパス経路31を介して、ベースバンドモジュール32の入力に直接結合する。
各デジタルコンポーネント18、20、22、24、26、28、30、及び32は、受信機4のストレージデバイス上に保存され、受信機4のプロセッサ上での実行のために構成されたソフトウェア内に実装され得る。あるいは、これらのコンポーネントの一部又は全てが専用ハードウェア回路、FPGA等の構成可能ハードウェア回路、又はソフトウェアとハードウェアとの組み合わせとして実装され得る。
動作中、光センサ12は、送信機2からの符号化光信号、及び潜在的に1つ以上の干渉源6からの干渉を含む入射光を受信する。符号化光信号は、符号化光用のコード体系を使用して光に符号化されたデータを含む。一部の実施形態では、使用されるコード体系は出願人が自ら作成したものであり、本明細書では、3値マンチェスタ符号と呼ばれる。これは図13及び図14に示されている。
この体系によれば、図13に示されるように、送信機2において、送信される各データビットが、対応するパルス波形、又は「ハット」関数の形式の複合チャネルシンボルにマッピングされる。値1のデータビットにマッピングされたパルス波形は図13の左側に示され、値0のデータビットにマッピングされたパルス波形は図13の右側に示されている。データビットは(明示的にユーザーによって作成されていなくとも)「ユーザーデータ」とも呼ばれる、送信される実際の情報のビットである。図13において、データビット周期はTによって示されており、ユーザービット周期間の境界が垂直な点線によって示されている。
各ハット関数は、時間長Tの3つの基本チャネルシンボルのシーケンスを含み、それぞれがデータビット周期Tの長さの半分である(すなわち、T=2T)。各データビットの3つの基本チャネルシンボルは隣接しており、3つのうちの真ん中のものは、対応するデータビット周期の中央に配置され、よって、隣接する第1及び第3の基本チャネルシンボルは、それぞれ、データビット周期の開始境界及び終了境界を、各側に基本チャネルシンボル周期Tの半分ずつまたぐ。
値1のデータビットの場合、これは、図13の左側に示される正のハット関数にマッピングされる。正のハット関数は、中心が対応するデータビット周期の開始(前の)境界に来る、振幅が−1/2単位の第1の基本チャネルシンボル、後続する、中心が対応するデータビット周期に来る、振幅が+1単位の第2の(真ん中の)基本チャネルシンボル、後続する、中心が対応するデータビット周期の終了(後ろの)境界に来る、振幅が−1/2の第3の基本チャネルシンボルを含む。
値0のデータビットの場合、これは、図13の右側に示される負のハット関数にマッピングされる。負のハット関数は、中心が対応するデータビット周期の開始(前の)境界に来る、振幅が+1/2単位の第1の基本チャネルシンボル、後続する、中心が対応するデータビット周期に来る、振幅が−1単位の第2の(真ん中の)基本チャネルシンボル、後続する、中心が対応するデータビット周期の終了(後ろの)境界に来る、振幅が+1/2の第3の基本チャネルシンボルを含む。
送信される符号化ビットストリームを作成するために、隣接するユーザービットのハット関数は、時間軸沿いのそれぞれのビット周期の位置によってオフセットされ、互いに足し合わせられる。ハット関数はデータビット周期間の境界にかけて重複するため、隣接するデータビット間の重複領域において、関数は足され合う。すなわち、ハット関数は、データビット周期の境界に沿って結合され、よって、あるデータビット周期の前の境界Aが、先の隣接するデータビット周期の後ろのビット境界An+1と結合され、2つの隣接するパルス波形が重複する部分において、信号のレベルが加算される。時間領域における結果のチャネルシンボルのシーケンスの例が図14に示されている。
2つの隣接するデータビットの値が1の場合、これは、重複する基本周期において、−1/2の2つの重なる基本チャネルシンボルが−1に加算されることを意味する。2つの隣接するデータビットの値が0の場合、重複する基本周期において、+1/2の2つの重なる基本チャネルシンボルが+1に加算される。2つの隣接するデータビットが異なる値の場合、重複する基本周期において、+1/2及び−1/2の2つの重なる基本チャネルシンボルが0に加算される。
同等な変形例では、0及び1のデータビット値の正及び負のハット関数へのマッピングが逆にされてもよい。
結果の信号(例えば、図14の信号)は、その後、(振幅単位で表現されようと、パワー単位で表現されようと)送信光源2によって出力される信号強度の変動に変換される。例えば、基本チャネルシンボル−1は低い光出力レベル(例えば、光がOFFにされる)によって表現され、基本チャネルシンボル+1は高い出力光レベル(例えば、光がONにされる)によって表現され、基本チャネルシンボル0は、高いレベルと低いレベルとの間の中間光レベル(例えば、出力パワー又は振幅が半分の光)によって表現され得る。
3値マンチェスタ符号は、データビットの値が変わるとき、慣用的なマンチェスタ符号よりも滑らかな遷移を提供し、ハムノイズ(mains hum)等のアウトオブバンド干渉が生じ得る低周波数周辺においてより抑制された周波数領域スペクトルをもたらすため、有利であり得る。しかし、本開示の適用範囲は3値マンチェスタに限定されず、他の実施形態では、例えば慣用的な(2値)マンチェスタ符号、又は他の慣用的な2値若しくは3値ラインコード等、他の適切なコード体系の例が使用され得る。
使用される体系が何であれ、受信機4の光センサ12は光を検出し、受信された光レベル(例えば、振幅又はパワー)を時間の関数として表現する電気信号を生成する。光センサは、この電気信号をアナログLPF14を介してA/D変換器16に出力し、A/D変換器16は、例えば64kHzでこれをサンプリングし、信号のデジタル表現を生成する。これは、符号化光及び干渉の両方の影響を含み、例えば図2のような見かけを有し得る信号をもたらす。
A/D変換器16は、信号のデジタルバージョンを整合フィルタ18に出力する。整合フィルタ18は、テンプレート波形を受信信号と相関させるよう動作する。テンプレートは、検出されるコード体系のパルス波形であり、例えば、3値マンチェスタ符号の場合、テンプレートは、図13の左側に示される正のハット関数であり得る。テンプレートを受信信号と相関させることにより、整合フィルタ18は、SN比を最小化する態様で、テンプレートに関連付けられたコード体系に基づく信号の存在を検出することができる。
整合フィルタ18は、出力をデジタルLPF20に送り、例えば4kHzパスバンドの更なるローパスフィルタリングが適用され、デジタルLPF20は、この出力を第1のダウンサンプリングモジュール22に送り、例えば64kHzから16kHzダウンサンプリングされる。整合、フィルタリング、及びダウンサンプリングされた信号は、その後、スイッチ25に出力される。
スイッチ25がディアサートされている場合、干渉キャンセリングは迂回され、信号はベースバンド処理のためにベースバンド受信機32に直接出力される。ベースバンド処理は、パワーサージ検出のキャリア検知、クロック生成、フレーム同期検出、及びジョイント・クロック・データ・リカバリ等の機能を含む。一方、スイッチ25がアサートされている場合、第2のダウンサンプリングモジュール、干渉キャンセリングモジュール28、及びアップサンプリングモジュール30は、ベースバンド受信モジュール32によるベースバンド処理の前のチェーン内に切り替えられる。この場合、信号は第1のダウンサンプリングモジュール22から第2のダウンサンプリングモジュール26に出力され、例えば16kHzから8kHzへの更なるダウンサンプリングが行われる。このダウンサンプリングされた信号は、第2のダウンサンプリングモジュール26から干渉キャンセリングモジュール28に出力され、干渉キャンセリングモジュール28は、信号を時間領域から周波数領域に変換し、本開示の実施形態に係る周波数領域干渉削除を実行する。干渉キャンセリングの後、信号は干渉キャンセリングモジュール28からアップサンプリングモジュール30に出力され、第2のダウンサンプリングモジュール26によるダウンサンプリングを逆行させる、例えば8kHzから16kHzに戻すアップサンプリングが行われ、その後、次のベースバンド受信処理のためのベースバンドモジュール32に出力される。
図4は、干渉キャンセリングモジュール28を実装するためのブロック図の例を与える。干渉キャンセリングモジュール28は高速フーリエ変換(FFT)フィルタ34を含み、FFTフィルタ34は、ブロック選択モジュール38、ウィンドウイングモジュール40、高速フーリエ変換(FFT)モジュール42、スペクトルマスキングモジュール44、逆FFT(IFFT)モジュール46、及び加算モジュール48を含む。干渉キャンセリングモジュール28は、更に、バックグラウンド処理モジュール36を含み、バックグラウンド処理モジュール36は、絶対スペクトルモジュール50、閾値ファインダーモジュール52、及びマスク定義モジュール54を含む。ブロック選択モジュール38は、干渉キャンセリングモジュール28の入力として構成された入力を有し、これは、第2のダウンサンプリングモジュール26の出力に結合される。順々に、ブロック選択モジュール38は、ウィンドウイングモジュール40の入力に結合された出力を有し、ウィンドウイングモジュール40は、FFTモジュール42の入力に結合された出力を有し、FFTモジュール42は、スペクトルマスキングモジュール44の入力に結合された出力を有し、スペクトルマスキングモジュール44は、IFFTモジュール46の入力に結合された出力を有し、IFFT46モジュールは、加算モジュール48の入力に結合された出力を有する。加算モジュール48は、干渉キャンセリングモジュール28の出力として構成された出力を有し、これは、アップサンプリングモジュール30の入力に結合される。更に、FFTモジュール42の出力は、絶対スペクトルモジュール50の入力に結合され、絶対スペクトルモジュールの出力は、閾値ファインダーモジュール52の入力に結合され、閾値ファインダーモジュール52の出力は、マスク定義モジュール54の入力に結合され、マスク定義モジュール54の出力は、スペクトルマスキングモジュール44の更なる入力に結合される。
動作中、ブロック選択モジュール38は、干渉が削除されるべき信号(第2のダウンサンプリングモジュール26からの整合、フィルタリング、ダウンサンプリングされた信号)を受信し、この信号を時間領域において、それぞれが特定の長さN個のサンプル(例えば、N=2048)を有する部分又は「ブロック」に分割する。一部の実施形態では、ブロックは時間において、例えばN/2サンプル、重なり得る。N個のサンプルの各ブロックはウィンドウイングモジュール40に出力され、各ブロックにウィンドウ関数、例えばハミング窓等の2乗余弦窓関数が適用される。ウィンドウイングモジュール40は、ウィンドウイングされた各ブロックをFFTモジュール42に出力し、FFTモジュール42は、各ブロックを時間領域から周波数領域に変換することにより、各ブロックの周波数領域表現を生成する。ブロックの周波数領域表現は、複数のスペクトル成分、すなわち、複数の周波数ビンの各々における信号の尺度を含む。各ブロックの周波数領域表現は、FFTモジュール42から、干渉成分を削除するためにスペクトルマスクを適用するスペクトルマスキングモジュール44を通される。
スペクトルマスクを決定するために、各ブロックの周波数領域表現は、FFTモジュール42から絶対スペクトルモジュール50にも出力され、絶対スペクトルモジュール50は、変換されたブロックの絶対スペクトル、すなわち、位相の影響が無いブロック内の成分の絶対値を決定する。したがって、スペクトル成分は、複数の周波数ビンのそれぞれにおける信号強度に関して表現される(例えば、図5及び図6参照)。一部の実施形態では、信号強度は、パワー又は振幅(パワーの平方根)に関して表現され得る。絶対スペクトルモジュール50は、ブロックの絶対スペクトルを閾値ファインダーモジュール52に出力し、閾値ファインダーモジュール52は、ブロックのスペクトル密度曲線を決定するためにこれを使用し、一部の実施形態では、使用される表現に応じてパワースペクトル密度又は振幅スペクトル密度が決定される。
スペクトル密度は、理想的なランダムなデータセットに対して予想される単位周波数毎の信号強度の分布である。スペクトル密度曲線の形状は、光コード体系に特有である。よって、3値マンチェスタ体系のためのスペクトル密度曲線の形状は、慣用的な2値マンチェスタ符号体系とは異なり、同様に、他のコード体系とも異なる。例えば、2kHzにおいてピークを有し、4kHzにおいてヌルを有する3値マンチェスタのためのスペクトル密度曲線の形状が図7に概略的に示されている。また、スペクトル密度はブロック内の成分の絶対値の積分に従ってスケーリングされ、すなわち、周波数の関数として予想されるブロックのパワー又は振幅の比率を表す。したがって、スペクトル密度曲線は、光の符号化に使用されるコード体系、及びブロック内の信号強度の合計(パワー又は振幅の合計)に依存する。
閾値ファインダーモジュール52は、スペクトル密度曲線を修正して閾値曲線(例えば、図6の閾値2)を決定する。その後、マスク定義モジュール50は、信号強度(パワー又は振幅)が閾値曲線を超える成分を決定し、ブロックのスペクトルの内のこれらの成分をマスクするスペクトルマスクを定める。マスク定義モジュールは、マスクをスペクトルマスキングモジュール44に出力し、スペクトルマスキングモジュール44は、マスクを適用し、覆われた成分をブロックの周波数領域表現から削除する。閾値マスク(例えば、図6の閾値2)より高い信号強度を有するスペクトル成分は、PWM照明器具又はバックライト等のソースからの干渉トーンに(少なくとも大部分)起因する可能性が高いという原理に、削除は基づく。
干渉キャンセリングの後、各ブロックの周波数領域バージョンは、スペクトルマスキングモジュール44からIFFTモジュール46を通され、各ブロックが時間領域に変換し直される。IFFTモジュール46は、各ブロックを加算モジュール48に出力し、加算モジュール48は、ブロックの重複領域を足し合わせ、干渉がキャンセルされた復元時間領域信号を生成する。復元された干渉キャンセル時間領域信号は、その後、ベースバンド受信処理が実行されるベースバンドモジュール32に出力される。
したがって、上記によれば、干渉キャンセリングモジュール28は、N点FFT及びIFFT(例えば、N=2048)を使用して、周波数領域において干渉削除を適用する。
好適な適用例では、干渉削除は、周波数領域において、(送信される実質的にランダムなビットに由来する)目的信号の連続スペクトルと周期的干渉の離散スペクトルとを区別することができるという所見に基づく。
一部の実施形態では、送信されるユーザーデータによらず、データが疑似ランダム品質を保持するよう、ユーザーデータはスクランブリングコードによってスクランブルされることに留意されたい。例えば、ユーザーが連続する1若しくは連続する0のストリーム、又は秩序的なビットストリームをもたらす何らかの他のデータを送信する場合であっても、スクランブルされたストリームは、周波数領域において略滑らかなスペクトルに相当するという点で依然として実質的にランダムに見える。しかし、スクランブリングを伴わないとしても、ほとんどのユーザーデータは、十分に大きな数のサンプルにわたり実質的にランダムである(コンテンツがランダムで無いとしても、コンテンツ内の秩序が物理層内に顕著に現れるとは限らない)。
データのスペクトルの成分数及び幅と比較して、削除によって作り出されるスペクトルの「穴」は比較的少なく且つ小さい傾向があることが認められた。結果として、干渉の取り除き後に時間領域に変換し直されたとき、この削除による信号内の歪みは無視できる又は少なくとも許容可能である。
例えば、長さが2048サンプルのFFT、及び2kHzにおいてピークを有し、4kHzにおいてヌルを有する図5〜図7に示されるスペクトルの場合、幅10Hzあたりわずか約10サンプルだけであり得る。
符号化光信号形式は、誤り訂正又はスペクトラム拡散等の強力な信号復元アルゴリズムを許容しない可能性があることに留意されたい。一部の実施形態では、信号歪みを低減するために、干渉削除アルゴリズム、及び干渉削除アルゴリズムの他の受信機アルゴリズム間での位置を注意深く選択することが望ましい。一部の実施形態では、本明細書に開示される干渉キャンセリングのパフォーマンスを更に向上させるために、以下の追加手段のうちの1つ又は複数が任意で実施され得る。
・第1の閾値曲線を超える成分を決定するステップと、その後、これらの成分が取り除かれた後のスペクトル密度に基づき第2の閾値曲線を決定するステップとを含む2段階プロセスを閾値曲線の決定に適用する;
・周波数領域干渉削除を行う前に整合フィルタを適用する;
・FFTブロックをN/2オーバーラップさせ、FFTの前に時間領域ハニング窓を適用する;
・目的スペクトルと干渉周波数とを区別するために、周波数領域において成形された(2乗余弦)閾値を使用する;
・固定小数点演算に起因する歪みを最小化するために、FFT及びIFFTの結果の端点を0にする;及び/又は
・削除アルゴリズムを迂回するためのスイッチが、受信機の信号処理遅延と干渉に対するロバストネスとの間の引き替えを可能にする。
一部の実施形態では、干渉削除(干渉周波数の除去)は、整合フィルタ18の後、パワーサージ検出のキャリア検知、クロック生成、フレーム同期検出、及びジョイント・クロック・データ・リカバリ等のより慣用的なベースバンド受信アルゴリズム32の前に適用される。
アナログフロントエンド10内のアナログLPF14は、妨害エイリアシング産物を伴うことなく、64kHzで出力をサンプリングし得るよう設計される。64kHzにおいて、まず、3値マンチェスタのための整合フィルタ18が適用される。副次的に、0Hz及び4Hzの周辺に幅広の強いヌルが作成される(図5〜図7参照)。低周波数での信号の抑制は、商用電源等のソースからの低周波数(アウトオブバンド)干渉を回避することを助ける。また、図3のチェーン内に整合フィルタ18を配置することの利点は、後続するデジタルLPF20の遷移帯域と一致するよう(この例では、4kHzにおける)次のヌルを配置できることである。デジタルLPF20は4kHzより高い全ての周波数を除去し、8kHzへのダウンサンプリングを可能にする(ナイキスト定理によれば、エイリアシング歪みを防ぐには、サンプリング周波数の半分を上回る全周波数を除去することが望ましい)。しかし、図12に概略的に示されるように、完全なローパスフィルタは存在せず、実際には、パスバンド64とストップバンド68との間に遷移帯域66を有する。LPF20の前に整合フィルタ18を適用することにより、(例えば)4kHzにおけるヌルをLPF20の遷移帯域66内に配置することができる。また、上記干渉削除は、周波数領域を時間領域に変換し、再び元に戻すことを含む。これは、時間領域において可能な限り広いウィンドウを有することが望ましいことを示唆し、これは、可能な限り低いサンプリング周波数が望まれることを示唆する。LPF20の前に整合フィルタ18を適用することにより、全スペクトルが0Hz〜4kHzの間に横たわることが知られている。
干渉削除は、3値マンチェスタ物理層のベースバンド信号バンド幅(〜4kHz)に対応する、8kHzサンプリング周波数で実行される。上記したように、干渉削除は、N点FFT及びIFFT、例えば長さN=2048点(8kHzの連続時間サンプル)のFFTを用いて、周波数領域で実行される。
入力は、N個の連続時間サンプルのブロックに分割される。一部の実施形態では、各ブロックに、ハミング窓(ロールオフ1の2乗余弦)等の2乗余弦窓の形状の窓関数40が掛けられ、時間領域における窓の幅はNである。その後、各ブロックはN点FFTを使用して周波数領域に変換され、N個の周波数ベクトルが得られる。時間領域における乗算は、周波数領域における畳み込みに相当する。したがって、周波数領域において、離散干渉トーンf(例えば、PWMに起因する方形波の基本波又は高調波)は正弦波と窓関数との畳み込みとなる。図10の上側には、方形窓関数60及び2乗余弦窓関数62の例が概略的に示されており、図10の下側には、結果の周波数領域における窓関数Wと干渉トーンfとの畳み込みの例が概略的に示されている。窓が両端で不連続の場合、周波数領域において干渉トーンの幅は1/fとなり、窓の一次導関数が両端で不連続の場合、このトーンの幅は1/fとなり、二次導関数が不連続の場合、トーンの幅は1/fとなる。周波数領域において、(削除時の歪みを最小化するために)これらのトーンの幅は可能な限り狭く保つことが望ましく、よって、二次導関数でのみ不連続な窓関数を選択することが好ましい。2乗余弦窓は、この特性を有する。ハミング窓は、ロールオフ1によってパラメータ化された2乗余弦窓である。
一部の実施形態では、入力は、N個の連続する時間サンプルのブロックが互いに重なるよう分割される。ハミング窓(ロールオフパラメータ1の2乗余弦)の場合、各ブロックは隣のブロックとN/2サンプルのオーバーラップを与えられる。このようにする理由は、図11に概略的に示されている。非方形窓関数は、時間領域における窓の端部からのサンプルが減衰されるという効果を有する。したがって、重複領域は、時間領域信号が窓関数によって減衰される領域に対応するよう配置される。ブロックが時間領域に変換し直されて足し合わせられると、重複領域は、窓関数の端部からの減衰の効果を打ち消すよう結合する。一部の実施形態では、これは、時間領域において平坦な関数を復元する。ハミング窓(ロールオフ1の2乗余弦)の場合、ブロックの半分(N/2)のオーバーラップがこの効果を奏する。あるいは、ロールオフが1より低い2乗余弦は、ロールオフに応じて半分より小さいオーバーラップを構成することにより、同じ効果を達成することができる。
他の実施形態では、周波数領域において、干渉キャンセリングモジュール28は、前記N個の周波数ベクトルのうちの最初と最後のいくつかの成分を破棄し得る。固定小数点演算により、これらの成分は非常に不安定な傾向があるからである。
次に、干渉キャンセリングモジュール28は、周波数領域閾値曲線を標準閾値曲線(スペクトル密度)のスカラー倍として計算する。
図5は、干渉を含まない、目的信号のスペクトル及び閾値マスクを示す。ランダムなスペクトルは、受信信号のハミングウィンドウイングされた部分(ブロック)に適用される2048点FFTを使用して計算された。FFTブロック毎に、目的信号の連続スペクトルと干渉物の離散スペクトルとを区別する周波数領域閾値曲線が計算される。周波数領域閾値曲線は、3値マンチェスタのパワースペクトル密度のスケーリングされたバージョン、又はその単純化された近似である。0〜4kHzの周波数の近似として、1750kHzを中心とする2乗余弦が使用される。
周波数領域閾値曲線のスケーリングは、計算されたランダムなスペクトルの積分の一次関数である。スケーリングは、干渉が存在しない場合は閾値を超える周波数成分が存在しない、すなわち、削除が行われないようなものである。
図6は、目的信号及び干渉信号(SIR=−20dBの240HZ PWM)の両方を含む受信信号のランダムなスペクトルを示す。一部の実施形態では、所望のスケーリング(及び削除される周波数)は2段階で決定されるので、削除に使用される実際の周波数領域閾値曲線は「閾値2」である。
まず、計算されたランダムなスペクトルの絶対値の積分の一次関数を取ることによって(閾値1をもたらす)スケーリングが取得される。すなわち、関連する光コード体系(例えば、3値マンチェスタ)のための理論的な(予想)スペクトル密度曲線が、対応するブロック内の信号強度の合計(積分パワー又は振幅)によってスケーリングされる。また、これは、ある程度の誤差を許容するための特定のファクタによるスケーリングを含み得る(すなわち、実践では、一部の正当な信号成分が理論的なスペクトル密度曲線をわずかに超える可能性がある)。一部の実施形態では、このファクタは1.2又は1.3であり得る。
次に、計算されたランダムなスペクトルの修正された絶対値に同じ関数を適用することにより、第2のスケーリングが取得される。ここで、計算されたランダムなスペクトルの修正された絶対値は、「閾値1」を超えるスペクトル成分を0に設定することにより、計算されたランダムなスペクトルの絶対値から得られる。すなわち、スペクトル密度は、今度は、閾値1を超える成分を除去した信号強度の合計(積分パワー又は振幅)によってスケーリングされる。上記と同様に、これは、誤差を許容するためのファクタ、例えば同様に1.2又は1.3によるスケーリングを含み得る。最終的な削除は、絶対値が「閾値2」を超える周波数成分を0に設定することによって行われる。
上記の一般化では、閾値を適用するステップ、成分を削除するステップ、及び閾値を再計算するステップは、更に一度以上繰り返され得る。すなわち、例えば「閾値3」をもたらす3つのステップが存在し得る。
一部の実施形態では、実信号のスペクトルは周波数領域において複素共役なので、上記計算は、N/2の(複素)周波数成分(0〜4kHz)に対してのみ行われればよいことに留意されたい。
各FFTブロックに対して上記周波数領域削除を適用した後、削除後の各周波数ブロックはN点IFFTを用いて時間領域に変換し直され、時間領域における削除後のN個の実ベクトルをもたらす。
次に、固定小数点演算のため、時間領域における上記削除後のN個の実ベクトルの最初と最後のいくつかの成分は非常に不安定な傾向があるため、これらの成分が0に設定される。最後に、得られた時間領域ベクトルが、出力タイムシーケンス内の対応する位置に加えられる。
削除を伴わない場合、FFT及びIFFTの16ビット固定小数点実装でさえ、顕著な歪みを生じないことが認められた。
一部の実施形態では、符号化光データは1つ以上のパケットで送信され、一例が図8に示されている。パケットは、上記ユーザーデータを含むペイロード58と、同期に使用されるプリアンブルを含むヘッダー56とを含む。ペイロード58は、上記干渉キャンセリングにおいて使用されるブロックの倍数の長さを有する(例えば、80バイトのユーザーデータ)。プリアンブルは、複数の正弦波サイクル(例えば、2kHzで20サイクル)を含み得るクロック信号を含む。一見すると、干渉キャンセリングモジュール28は、この所望のクロックトーンをキャンセリングする効果を有するように思われ得る。しかし、図9に概略的に示されるように、周波数領域において、クロック信号は、正弦曲線とプリアンブルの長さによって作成された方形窓関数との畳み込みに相当する(正弦曲線の方形窓との畳み込みがsinc関数を与える)。これは、100〜200Hz程度のスペクトル幅を有し得る。しかし、この同じ正弦クロック信号と非方形窓関数40(例えば、2乗余弦)との畳み込みは、場合によっては10Hz程度の幅であり得る、はるかに狭いスパイクが削除されることに相当する。したがって、一部の実施形態では、上記周波数削除は、実際のデータ58を無視できる又は許容可能な歪みに保つとともに、パケットプリアンブル内に含まれるクロック信号56を破壊せずに済むと言える。
上記実施形態は、単なる例として記載されたに過ぎないことが理解されよう。
例えば、本明細書に開示される技術は、信号強度の特定の指標を単位とする実施に限定されない。例えば、信号強度はパワー又は振幅単位で表現され得る。また、所与の時間にわたり蓄積された信号エネルギーは、パワーの指標であることが理解されよう。同様に、有限時間窓内のエネルギースペクトル密度は、パワースペクトル密度の指標である。光で信号を表現する他の方法も採用され得る。更に、本開示はフーリエ変換又はFFT等、如何なる特定の変換方式にも限定されない。当業者には、例えば離散コサイン変換(DCT)等、他の種類の変換がそれ自体は既知であろう。
上記において、信号が「離散的」及び「連続的」であるという概念が論じられているが、任意のデジタル表現において、区別はいくらか近似的であることを理解されたい。(疑似)ランダムデータのスペクトルは、隣接するビンのスペクトル成分の強度が略「滑らかな」分布を辿るという点で連続的であり、一方、干渉トーンは、連続するスペクトルの中から隣接しない個別の成分(ビン)が「拾い上げられる」、又は、場合によっては、隣接しない小さい連続成分グループが拾い上げられるに過ぎないという点で、離散的であると考えられ得る。
更に、成分の強度が閾値を超える等と表現される場合、これは、「より高い」又は「以上」型の動作のいずれをも指し得る。
上記は、PWM光等の方形波形からの干渉のキャンセリングに関して例示されたが、他の適用例では、干渉は、正弦波干渉又は他の周期的干渉等、他の形状を取り得る。また、「方形」干渉は正方形波形の可能性を含む。
一部の実施形態では、干渉キャンセリングは、スペクトル成分の高さを0に設定する(強度を表す値を0に設定する)ことにより、スペクトル成分を完全に削除又はマスキングすることを含む。しかし、他の実施形態では、キャンセリングは、完全に削除するのではなく干渉の効果を低減するようこれらの成分の高さを低減することを含み得る。
当業者は、図面、開示、及び添付の特許請求の範囲を分析することにより、開示の実施形態の他の変形例を理解及び実施し得る。特許請求の範囲において、「備える(又は含む若しくは有する等)」の用語は、他の要素又はステップを除外せず、要素は複数を除外しない。単一のプロセッサ又は他のユニットが、請求項内に記載される複数のアイテムの機能を果たし得る。単に特定の手段が互いに異なる従属請求項に記載されているからといって、これらの手段の組み合わせを好適に使用できないとは限らない。コンピュータプログラムは、他のハードウェアと共に又はその一部として供給される光学記憶媒体又はソリッドステート媒体等の適切な媒体上で記憶又は供給され得るが、インターネット又は他の有線若しくは無線通信システムを介して等、他の形態でも供給され得る。請求項内の如何なる参照符号も、その範囲を限定するものと解されるべきではない。

Claims (15)

  1. コード体系に従って光に変調されたデータを含む前記光を受信するためのセンサと、
    前記データを周波数領域表現に変換する変換モジュールであって、前記周波数領域表現は、前記コード体系に従って前記光に変調された前記データに由来するスペクトルバンドを表す、変換モジュールと、
    閾値信号強度を超える前記バンド内の1つ以上の成分を決定し、前記成分をキャンセリングすることにより、前記バンド内に生じた干渉をキャンセリングする干渉キャンセリングモジュールと
    を含む、符号化可視光受信機。
  2. 前記閾値は、周波数領域における曲線を含み、前記曲線は、前記データを前記光に変調するのに使用された前記コード体系に特有のスペクトル密度に基づく、請求項1に記載の受信機。
  3. 前記干渉キャンセリングモジュールは、前記スペクトル密度に基づき第1の閾値曲線を決定し、前記第1の閾値曲線を超える1つ以上の第1の成分をキャンセルし、前記第1の成分の影響を除いた前記スペクトル密度に基づき第2の閾値曲線を決定し、前記第2の閾値曲線を超える1つ以上の第2の成分をキャンセリングすることにより、前記決定及びキャンセリングを実行する、請求項2に記載の受信機。
  4. 前記第1の閾値曲線は、前記スペクトル密度の線形スケーリングされたバージョンであり、前記第2の閾値曲線は、前記第1の成分の影響を除いた、前記スペクトル密度の線形スケーリングされたバージョンである、請求項3に記載の受信機。
  5. 前記キャンセリングは、前記1つ以上の成分の信号強度を0に設定することを含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の受信機。
  6. ベースバンドモジュールと、前記干渉のキャンセリング後のベースバンドモジュールによる更なる処理のために、前記データを時間領域表現に逆変換する逆変換モジュールとを含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の受信機。
  7. 前記変換モジュールによる周波数領域への前記変換の前に適用される整合フィルタを含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の受信機。
  8. 前記受信機はローパスフィルタを含み、前記整合フィルタは、前記ローパスフィルタの前に適用され、前記ローパスフィルタの遷移帯域内のスペクトルを抑制する、請求項1乃至7のいずれか一項に記載の受信機。
  9. 前記変換モジュールによる周波数領域への前記変換の前に、時間領域窓関数を適用することにより、前記データを部分に分割するウィンドウイングモジュールを含み、
    前記変換モジュールは、データの各部分に由来するスペクトルバンドの各周波数領域表現を生成し、前記干渉キャンセリングモジュールは、各部分の前記周波数領域表現のそれぞれに作用する、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の受信機。
  10. 前記ウィンドウイングモジュールは、前記データを、それぞれがN個の時間領域サンプルを含む部分のシーケンスに分割し、連続する部分はN個の時間領域サンプルの一部においてオーバーラップする、請求項9に記載の受信機。
  11. 前記窓関数は、2乗余弦窓関数を含み、前記オーバーラップは、前記2乗余弦窓関数のロールオフと関係する、請求項10に記載の受信機。
  12. 前記変換モジュールは、前記干渉キャンセリングモジュールによる前記干渉キャンセリングの前に、周波数領域における前記バンドの端点を破棄する、請求項1乃至11のいずれか一項に記載の受信機。
  13. 前記干渉キャンセリングモジュールを迂回可能なスイッチを含む、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の受信機。
  14. 符号化可視光を発する照明器具と、
    請求項1乃至13のいずれか一項に記載の符号化可視光受信機を含むデバイスと、
    時間に関して周期的な前記干渉の少なくとも1つのソースと
    を含み、
    少なくとも時折、前記干渉が、前記データを含む前記光より少なくとも一桁強いパワーで前記符号化可視光受信機によって受信され、及び/又は、前記干渉が前記符号化可視光受信機によって直接受信される一方、前記データを含む前記光が、少なくとも1つの表面からの少なくとも1つの反射を介して前記符号化可視光受信機によって受信される、照明システム。
  15. 符号化可視光受信機を動作させるためのコンピュータプログラムであって、当該プログラムが実行されたとき、
    前記符号化可視光受信機のセンサを介して、コード体系に従って光に変調されたデータを含む前記光を受信する動作と、
    前記データを周波数領域表現に変換する動作であって、前記周波数領域表現は、前記コード体系に従って前記光に変調された前記データに由来するスペクトルバンドを表す、動作と、
    閾値信号強度を超える前記バンド内の1つ以上の成分を決定し、前記成分をキャンセルことにより、前記バンド内に生じた干渉をキャンセリングする動作と
    を実施するようにコンピュータ可読記憶媒体に組み込まれたコードを含む、コンピュータプログラム。
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