JP7071626B2 - 受信装置、通信システム、受信方法、及び受信プログラム - Google Patents

受信装置、通信システム、受信方法、及び受信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、受信装置、通信システム、受信方法、及び受信プログラムに関する。
従来から、LED(Light Emitting Diode)などの照明装置から発光される可視光に情報を重畳して通信を行う可視光通信技術がある。例えば、照明装置からある物体に対して、情報を重畳した可視光を照射し、その物体からの反射光を受信装置で受光し、その反射光を受信装置で解析することで、可視光に重畳した情報を取得することが可能となる。
このような可視光通信技術は、例えば、室内など光が届く範囲に限定した情報配布や、ITS(Intelligent Transport System)などで利用されることが検討されている。
可視光通信に関して、例えば、以下の技術がある。すなわち、照明光の光強度を変調して通信信号を重畳させる制御回路を備え、一定時間を複数のタイムスロットで分割し、任意に選択した何れかのタイムスロットで通信信号を出力する送信処理を周期的に繰り返す可視光通信装置がある。
この技術によれば、簡易な構成で、複数の照明器具からの光が重なり合う場合でも受信端末が通信信号を正常に受信する確率を高くすることができる、とされる。
国際公開第2016/001972号 特開2015-19235号公報
しかし、任意に選択した何れかのタイムスロットで通信信号を出力する送信処理を繰り返す技術では、例えば、複数の照明器具からの光が重なり合った場合、干渉源となる照明器具を特定することができない場合がある。
すなわち、上述した技術では、タイムスロットを利用して干渉が発生する確率を低くしているものの、タイムスロットが重なると、ある特定の照明器具からの光と、他の2つのうちいずれかの照明器具からの光とが重なり合って干渉が発生する場合がある。この場合、上述した技術では、干渉源の特定については考慮していないため、他の2つの照明器具からの光のうち、どの照明器具からの光が、干渉源となるかを特定することができない。
この場合、例えば、照明器具を設置した設置者は、干渉を発生させないように照明器具を移動させても、干渉源となる照明器具を特定することができないことから、干渉が発生してしまう場合がある。そのため、干渉源の特定に時間がかかり、業務効率が低下する場合がある。
そこで、一開示は、干渉を発生させている照明光を素早く特定できるようにした受信装置、通信システム、受信方法、及び受信プログラムを提供することにある。
また、一開示は、業務効率を改善させるようにした受信装置、通信システム、受信応報、及び受信プログラムを提供することにある。
一開示は、照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置において、前記照明装置から発光された光を受光する受光部と、前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出する波形抽出部と、前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成する合成波形生成部と、前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する干渉波形推定部と、前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する照明特定部とを備える。
一開示によれば、干渉を発生させている照明光を素早く特定することが可能となる。また、一開示によれば、業務効率を改善させることが可能となる。
図1は照明装置の設置例を表す図である。 図2は通信システムの構成例を表す図である。 図3は受信装置の構成例を表す図である。 図4は信号波形の例を表す図である。 図5は信号波形の例を表す図である。 図6は疑似干渉波形(又は合成波形)の生成例を表す図である。 図7は照明装置から対象物までの距離の例を表す図である。 図8は動作例を表すフローチャートである。 図9(A)はフォトダイオードから出力される信号の例、図9(B)はイメージセンサにおける処理の例をそれぞれ表す図である。 図10は信号波形の送信例を表す図である。 図11は通信システムの構成例を表す図である。 図12(A)は受信装置、図12(B)は照明装置のハードウェア構成例をそれぞれ表す図である。 図13はサーバ装置のハードウェア構成例を表す図である。
以下、本発明を実施するための形態について説明する。なお、以下の実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施の形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[第1の実施の形態]
<通信システムの構成例>
図1は通信システム10の構成例を表す図である。また、図1は、例えば、イベント会場などに設置された照明装置100-1~100-3の設置例を表している。図1に示す通信システム10は、3つの照明装置100-1~100-3と受信装置(例えばスマートフォン)300を備える例である。
図1に示す例では、3つの照明装置100-1~100-3が設置されている。照明装置100-1~100-3は、対象物200-1~200-3に対して、照明光をそれぞれ照射する。この場合、照明装置100-1~100-3は、照射範囲Ra~Rcにおいて照明光を照射している。
そして、照明装置100-1~100-3は、各々、対象物200-1~200-3のID情報など、情報を重畳させた照明光を照射している。各照明装置100-1~100-3は、例えば、人間の目では認識できない程度で光を明滅させることで、情報を重畳させている。
具体的には、例えば、照明装置100-1~100-3は、光量(又は明るさ)や発光色(例えば、RGB(Red, Green, Blue)やCMY(Cyan, Magenta, Yellow)などで表された色)を時系列に沿って変化させることで、情報を変調させる。照明装置100-1~100-3は、そのように光量や発光色を変化させることで、光量や発光色に関する信号波形を生成し、照明光を発光することで、その信号波形を出力することができる。図2や図4、及び図5などには、そのような信号波形の例が示される。そのような信号波形の生成は、例えば、上述した国際公開第2016/001972号など、公知の方法で行われてもよい。
このように設置された照明装置100-1~100-3において、イベント会場に来場したユーザは、自身が携帯する受信装置(例えばスマートフォン)300のカメラ機能を利用して、対象物200-1を動画撮影する。受信装置300では、対象物200-1に照射された照明光の反射光を動画撮影することで、照明装置100-1から発光された光を受光し、照明装置100-1から出力された信号波形を抽出することが可能となる。
しかし、図1の例では、撮影された動画には、干渉領域が存在するため、照明装置100-1からの照明光だけではなく、照明装置100-3からの照明光も撮影される。そのため、受信装置300は、照明装置100-1から出力された信号波形だけではなく、照明装置100-3から出力された信号波形も抽出可能である。
図1の例では、照明装置100-1からの照明光に対して、照明装置100-3からの照明光が干渉源となっているが、照明装置100-1~100-3を設置した設置者は、照明装置100-1に対して、どの照明光が干渉源となっているかわからない。図1に示すように、照明装置100-1と照明装置100-2との距離は、照明装置100-1と照明装置100-3との距離よりも近いため、設置者は、照明装置100-2が干渉源となっていると考える場合もある。
本第1の実施の形態では、受信装置300は、例えば、対象物200-1を動画撮影し、その信号波形を抽出して疑似干渉波形(又は合成波形)を生成し、信号波形と疑似干渉波形とに基づいて、干渉源を特定するようにしている。詳細は後述する。
図2は、通信システム10の構成例を表す図である。照明装置100-1~100-3の設置例は、図1と同一である。
通信システム10は、照明装置(又は送信装置。以下、「照明装置」と称する場合がある。)100-1~100-3、光信号受信装置(又は受信装置。以下、「受信装置」と称する場合がある。)300、及びサーバ装置(又はサーバ。以下、「サーバ」と称する場合がある。)400を備える。
照明装置100-1~100-3は、上述したように、各々、情報を重畳させた光を発光する。図2の例では、時系列に沿って光量(又は明るさ)が変化する光によって、情報が重畳されている例を表している。図1と同様に、照明装置100-1~100-3は、照明光により、対象物200-1~200-3に対して情報が重畳された光をそれぞれ照射している。
受信装置300は、例えば、スマートフォン、フィーチャーフォン、タブレット端末、ゲーム装置、カメラ装置など、動画像を撮影する機能を有する装置である。受信装置300は、動画像を撮影して、例えば、照明装置100-1,100-3から発光された光であって、特定の情報が重畳された光を受光する。受信装置300は、受光した光から信号波形を抽出し、抽出した信号波形から疑似干渉波形を生成する。
この際、受信装置300は、位置情報をGPS(Global Positioning System)などにより取得し、取得した位置情報をサーバ400へ送信してもよい。この場合、サーバ400は、位置情報に基づいて、受信装置300近傍の照明装置100-1,100-3から発光される信号波形の情報をメモリから読み出して、受信装置300へ送信する。受信装置300は、信号波形の情報に基づいて疑似干渉波形を生成してもよい。
受信装置300は、疑似干渉波形と、動画撮影で受光した光から抽出した信号波形とを照合し、その相関関係を算出する。受信装置300は、その相関関係に基づいて、干渉波形(図2の例では照明装置100-3から出力される信号波形)を推定し、干渉する光を照射する照明装置100-3を特定する。受信装置300の構成例などは後述する。
サーバ400は、例えば、各照明装置100-1~100-3からどの信号波形を出力しているかを管理する。サーバ400は、メモリを有し、各照明装置100-1~100-3から出力される信号波形の情報や、照明装置100-1~100-3の設置場所などをメモリに記憶する。例えば、サーバ管理者が信号波形や設置場所などの情報をサーバ400に入力し、サーバ400のメモリに登録された後、サーバ400がネットワーク経由で、信号波形などの情報を各照明装置100-1~100-3へ送信してもよい。このように、サーバ400は、照明装置100-1~100-3に対して、リモート設定を行うようにしてもよい。この場合、サーバ400は、例えば、照明装置100-1~100-3を一元管理し、照明装置100-1~100-3に対して同期制御を行うようにしてもよい。
なお、以下においては、とくに断らない限り、照明装置100-1~100-3を、照明装置100と称する場合がある。
<受信装置300の構成例>
図3は受信装置300の構成例を表す図である。
受信装置300は、受光部310、波形抽出部320、合成波形生成部330、干渉波形推定部340、及び照明特定部350を備える。
受光部310は、照明装置100から発光された光を受光する。受光部310は、例えば、受光した光に対応する信号を波形抽出部320へ出力する。
波形抽出部320は、受光した光から特定の情報の信号波形を抽出する。例えば、波形抽出部320は、受光部310から出力された信号に基づいて、各照明装置100から出力された特定の情報が重畳された信号波形を抽出する。
図4は、信号波形の例を表す図である。照明装置100-1は、照明光を照射して、信号波形Aを出力する。この場合、受信装置300は、周囲の照明の干渉がなければ、信号波形aAを読み取ることが可能である。ここで、“a”は、例えば、照明装置100-1(又は光源)と対象物200-1との距離、受信装置300と対象物200-1との距離、対象物200-1の反射率、照明装置100-1の照明の照射角、などで変動可能な係数を表す。照明装置100-1から出力される信号波形Aは、例えば、空気中を伝わることで減衰するため、|信号波形Aの最大値|>|信号波形aAの最大値|となる。
図5は、受信装置300で抽出される信号波形の例を表す図である。受信装置300では、干渉領域も撮像するため、照明装置100-1から出力された信号波形Aに対する波形aAと、照明装置100-3から出力された信号波形Cに対する波形cCとを合成した波形aA+cCを抽出することができる。信号波形cCの係数“c”も、“a”と同様に、照明装置100-3(又は光源)と対象物200-1との距離や照明装置100-3の照射角などで変動可能な係数を表している。また、係数“c”についても、|信号波形Cの最大値|>|信号波形cCの最大値|となり得る。
例えば、波形抽出部320は、受光した光から、このような信号波形(aA+cC)に関する情報を抽出することができ、信号波形aA+cCに関する情報を、合成波形生成部330へ出力する。
なお、波形抽出部320は、例えば、信号波形(aA+cC)を抽出するが、信号波形(aA+cC)には、元の信号波形Aが含まれるため、元の信号波形Aを抽出する、と考えることも可能である。この場合、元の信号波形Aに対して、干渉波形は信号波形Cとなる(又は、信号波形Aに対して信号波形Cが干渉波形となる)。以下では、受信装置300が抽出する信号波形(aA+cC)と照明装置100-1が出力する信号波形Aとを、区別しないで用いる場合がある。
受信装置300で抽出された信号波形は、照明装置100-3から出力された照明光も含まれるため、(aA+cC)となるが、照明装置100-2が干渉源の場合は、波形抽出部320は、(aA+bB)を抽出する場合もある。この場合、係数“b”は、照明装置100-2と対象物200-1との距離や照明装置100-2の照射角などで変動可能な係数を表す。
図3に戻り、合成波形生成部330は、信号波形に対して、受信装置300が受光可能であると推定される1以上の照明装置100(図2の例では、照明装置100-2,100-3)を特定し、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形(又は疑似干渉波形。以下では、「合成波形」と称する場合がある。)を生成する。図2の例では、合成波形生成部330は、照明装置100-3からの光が照明装置100-1からの光に干渉した場合の合成波形と、照明装置100-2からの光が照明装置100-1からの光に干渉した場合の合成波形とを生成する。
図6は、合成波形の生成例を表す図である。合成波形生成部330は、図2の例では、最終的には、2つの合成波形(a’A+c’C),(a’A+b’B)を生成する。ここで、係数a’は、例えば、係数aの推定値を表し、係数b’,c’は、例えば、係数b,cの推定値をそれぞれ表す。
合成波形生成部330は、以下の式を用いて、係数a’を算出する。
a’=|A’|/|A| ・・・(1)
式(1)において、|A’|は、例えば、波形抽出部320で抽出した信号波形aA+cCを周波数解析により算出した信号波形Aの振幅を表す。例えば、合成波形生成部330は、以下の処理を行うことで、振幅|A’|を得る。
すなわち、合成波形生成部330は、波形抽出部320から受け取った信号波形aA+cCに対して、FFT(Fast Fourier Transform:高速フーリエ変換)処理を施して、各周波数成分に対する振幅(又は大きさ)を得る。そして、合成波形生成部330は、その最大振幅を|A’|とする。
また、式(1)において、|A|は、例えば、照明装置100-1が出力した信号波形Aの振幅を表す。例えば、合成波形生成部330は、サーバ400から取得した信号波形Aに対して、FFT処理を施すことで、その振幅を得て、その振幅の最大値を|A|としてもよい。この場合、合成波形生成部330は、例えば、内部メモリに、信号波形Aの振幅|A|を記憶し、処理の際に読み出すようにしてもよい。
そして、合成波形生成部330は、取得又は算出した振幅|A|,|A’|を、内部メモリから読み出した式(1)に代入することで、係数a’を算出する。
また、合成波形生成部330は、以下の式を用いて、係数b’,c’を算出する。
b’=(Xa/Xb)×a’ ・・・(2)
c’=(Xa/Xc)×a’ ・・・(3)
式(2)において、Xaは、照明装置100-1から対象物200-1までの距離を表す。また、Xbは、照明装置100-2から対象物200-1までの距離を表す。さらに、式(3)において、Xcは、照明装置100-3から対象物200-1までの距離を表す。図7は、Xa,Xb,Xcの例を表す図である。
式(2)に示すように、係数b’は、例えば、信号波形Aを出力する照明装置100-1から対象物200-1までの距離Xaの2乗に対する、照明装置100-2から対象物200-1までの距離Xbの2乗の相対的な比率に基づいて、算出される係数となっている。すなわち、例えば、照明装置100-1と対象物200-1との距離に対する照明装置100-2と対象物200-1との距離の比率に、係数a’を乗算した値が、受信装置300で検出する照明装置100-2からの信号波形に対する係数の推定値となっている。
式(3)についても、同様であり、係数c’は、例えば、照明装置100-1から対象物200-1までの距離Xaの2乗に対する、照明装置100-3から対象物200-1までの距離Xcの2乗の相対的な比率に基づいて、算出される係数となっている。すなわち、例えば、照明装置100-1と対象物200-1との距離に対する照明装置100-3と対象物200-1との距離の比率に、係数a’を乗算した値が、受信装置300で検出する照明装置100-3からの信号波形に対する係数の推定値となっている。
例えば、合成波形生成部330は、以下のようにして式(2)と式(3)を計算すればよい。すなわち、合成波形生成部330は、内部メモリに式(2)と式(3)を記憶し、式(1)を計算した結果を、式(2)や式(3)に代入することで、係数b’,c’を得る。この場合、距離Xa,Xb,Xcは、設置者などがその距離を測定して、受信装置300の画面操作などにより、測定した距離Xa,Xb,Xcを入力して、内部メモリに記憶させてもよい。合成波形生成部330は、処理の際に距離Xa,Xb,Xcを内部メモリから読み出して、式(2)と式(3)に代入すればよい。或いは、受信装置300内のGPS機能を利用して、各照明装置100-1~100-3と対象物200-1の位置を取得して、合成波形生成部330は、取得した位置の差分を算出することで、距離Xa,Xb,Xcを取得してもよい。
そして、合成波形生成部330は、合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)を生成する。例えば、合成波形生成部330は、式(1)から式(3)で算出した係数a’,b’,c’と、サーバ400から取得した信号波形A,B,Cとを、以下の式に代入することで、これらの合成波形を取得する。
a’A+b’B ・・・(4)
a’A+c’C ・・・(5)
例えば、合成波形生成部330は、以下のようにして処理を行う。すなわち、合成波形生成部330は、内部メモリに式(4)と式(5)を記憶し、処理の際に式(4)と式(5)を読み出して、算出した係数a’,b’,c’と、サーバ400から取得した信号波形A,B,Cとを式(4)と式(5)に代入することで、合成波形を得る。信号波形A,B,Cは、合成波形生成部330の内部メモリに記憶されていてもよく、この場合、合成波形生成部330はサーバ400にアクセスすることなく、合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)を生成することができる。
合成波形生成部330は、例えば、生成した合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)に関する情報と、波形抽出部320で抽出された信号波形(aA+cC)に関する情報とを干渉波形推定部340へ出力する。
図3に戻り、干渉波形推定部340は、合成波形と信号波形とから、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する。例えば、干渉波形推定部340は、以下のようにして干渉波形を推定する。
すなわち、干渉波形推定部340は、以下の式(6)と式(7)を用いて、合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)と、波形抽出部320で抽出された信号波形(aA+cC)との相互相関Rb,Rcを算出する。
Rb=(a’A+b’B)*(aA+cC) ・・・(6)
Rc=(a’A+c’C)*(aA+cC) ・・・(7)
相互相関Rbは、例えば、照明装置100-1に対して照明装置100-2からの照明光を干渉光とした場合の疑似信号波形(a’A+b’B)と、受信装置300が抽出した信号波形(aA+cC)との相関関係を表す。
また、相互相関Rcは、例えば、照明装置100-1に対して照明装置100-3からの照明光を干渉光とした場合の疑似信号波形(a’A+c’C)と信号波形(aA+cC)との相関関係を表す。
そして、干渉波形推定部340は、相互相関Rb,Rcを比較して、最も高い合成波形を干渉波形と推定する。すなわち、干渉波形推定部340は、Rc>Rbのときは、合成波形(a’A+c’C)を干渉波形として推定し、Rc<Rbのときは、合成波形(a’A+b’B)を干渉波形として推定する。図1の例では、係数a’,b’,c’の推定精度が一定以上のとき、Rc>Rbとなり、合成波形(a’A+c’C)が干渉波形として推定可能である。
なお、合成波形生成部330は、例えば、照明装置100-1~100-3の明るさ(例えば、光束、照度、輝度などで表された数値)や照度角度(例えば、配光角やビーム角で表された数値)を式(1)から式(3)に反映させるようにしてもよい。明るさや照度角度を推定式に反映させることで、例えば、係数a’,b’,c’の推定精度を一定以上とすることが可能となる。
以上が干渉波形推定部340での干渉波形の推定例である。干渉波形推定部340は、例えば、推定した干渉波形(図1の例では合成波形(a’A+c’C))に関する情報を照明特定部350へ出力する。
図3に戻り、照明特定部350は、推定された干渉波形に基づいて、信号波形Aに対して、干渉する光を照射する照明装置100-3を特定する。例えば、受信装置300は、以下のようにして照明装置100-3を特定する。
すなわち、合成波形生成部330は、最も高い合成波形(図1の例では合成波形(a’A+c’C))と、算出した係数a’,b’,c’と、サーバ400から取得した信号波形A,B,Cとを、照明特定部350へ出力する。照明特定部350は、受け取った合成波形(a’A+c’C)が、どの係数a’,b’,c’及び信号波形A,B,Cから生成されたものかを確認することで、信号波形Aに対して干渉する光を照射する照明装置100-3を特定することができる。
照明特定部350は、特定結果を他の装置へ出力したり、表示部に表示させたりすることが可能である。
<動作例>
図8は、受信装置300の動作例を表すフローチャートである。
受信装置300は、処理を開始すると(S10)、受光した光を受光部310で入力する(S11)。例えば、受光部310は、一定時間、光を受光する。
次に、受信装置300は、受光した光から信号波形を抽出する(S12)。例えば、波形抽出部320は、受光部310から受け取った信号に基づいて、信号波形(aA+cC)を抽出する。
図8に戻り、次に、受信装置300は、受光地点で受光可能な1以上の照明装置100-1~100-3がそれぞれ出力する信号波形A~Cを入力する(S13)。例えば、受信装置300は、以下の処理を行う。
すなわち、合成波形生成部330は、波形抽出部320から信号波形(aA+cC)を受け取ると、GPS機能を利用して受光場所や受信装置300の位置情報を取得し、取得した位置情報をサーバ400へ送信する。サーバ400は、位置情報に基づいて、一定距離の範囲内に設置された照明装置100-1~100-3を特定し、特定した照明装置100-1~100-3から出力される信号波形A~Cの情報をメモリから読み出して、合成波形生成部330へ出力する。合成波形生成部330は、信号波形A~Cの情報をサーバ400から取得する。この場合、合成波形生成部330は、内部メモリに信号波形A~Cの情報を記憶し、内部メモリから信号波形A~Cの情報を読み出してもよい。
次に、受信装置300は、当該1以上の照明装置の各々の波形による光が干渉した場合の合成波形を生成する(S14)。例えば、合成波形生成部330は、照明装置100-2,100-3の各々の信号波形B,Cによる光が、照明装置100-1の信号波形Aによる光に対して干渉したと仮定した場合の合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)を生成する。上述したように、合成波形生成部330は、例えば、内部メモリから式(1)から式(5)を読み出して、信号波形A,B,Cを代入するなどにより、2つの合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)を生成する。
次に、受信装置300は、生成された合成波形と受光した信号波形とを照合する(S15)。例えば、干渉波形推定部340は、合成波形生成部330で生成された合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)と、波形抽出部320で抽出された信号波形(aA+cC)との相互相関を算出する。上述したように、干渉波形推定部340は、例えば、内部メモリから式(6)と式(7)とを読み出して、合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)と信号波形(aA+cC)との情報を、式(6)と式(7)に代入して、相互相関Rb,Rcを算出する。
次に、受信装置300は、照合結果の最も高い合成波形を干渉波形として推定する(S16)。例えば、干渉波形推定部340は、2つの相互相関Rb,Rcを算出した結果、最も高い合成波形(a’A+c’C)を、干渉波形と推定する。
次に、受信装置300は、推定した干渉波形に基づき、信号波形Aに対して干渉する光を照射する照明装置を特定する(S17)。例えば、照明特定部350は、推定した干渉波形a’A+c’C)と、係数a’,b’,c’と、信号波形A,B,Cとに基づいて、信号波形Aに対して干渉する光を照射する照明装置100-3を特定する。照明特定部350は、特定した結果を、他の装置などに出力してもよい。
そして、受信装置300は、一連の処理を終了する(S18)。
以上説明したように、受信装置300は、1以上の照明装置100-2,100-3の各々の波形による光が、照明装置100-1の照射光と干渉したと仮定した場合の疑似干渉波形(又は合成波形)を生成し、受光した光から抽出した信号波形と照合する。そして、受信装置300は、照合結果が最も高い疑似干渉波形を干渉波形として推定し、推定した干渉波形に基づいて、干渉光を照射する照明装置100-3を特定している。
従って、受信装置300は、受光した光から信号波形(aA+cC)を抽出すると、干渉光を照射する照明装置100-3を素早く特定することができ、信号波形Aに対して、干渉を発生させている照明光を素早く特定することが可能となる。
そのため、例えば、図1に示す照明装置100-1~100-3がイベント会場などで設置された場合、設置者は、すぐに干渉光を特定することができるため、照明装置100-3をすぐに移動させることができる。従って、どの照明装置100-2,100-3が干渉源かを特定できない場合と比較して、本受信装置300は、業務効率の改善を図ることが可能となる。
[第2の実施の形態]
第2の実施の形態は、第1の実施の形態で説明した受信装置300における受光部310の例である。
受光部310は、例えば、フォトダイオード(又は照度センサ)でもよい。図9(A)は、フォトダイオードから出力される信号の例を表す図である。図9(A)に示すように、フォトダイオードは、受光した光の明るさに応じた信号を、時系列で出力する。波形抽出部320では、このような信号に基づいて、信号波形を抽出することが可能である。
スマートフォンなどの受信装置300では、照度センサを備えている場合があり、この照度センサを、受光部310として利用してもよい。
また、受光部310は、例えば、イメージセンサ(又は撮像素子)であってもよい。図9(B)は、イメージセンサにおける処理の例を表す図である。図9(B)に示すように、イメージセンサは、撮影した複数の画像フレームの各画像フレームについて、その画像フレームの全体又は一部の平均画素値を算出し、算出した平均画素値を波形抽出部320へ出力する。イメージセンサは、例えば、画像フレームの中心画素を含む、縦方向に数画素、横方向に数画素の領域を、画像フレームの一部として、その平均画素値を算出してもよい。イメージセンサは、このように、各画像フレームの平均画素値を時系列で出力することで、例えば、受光した光の明るさに応じた信号を波形抽出部320へ出力することが可能となる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態では、受信装置300が位置情報を取得してサーバ400へ送信し、サーバ400から各照明装置100-1~100-3の信号波形A~Cを取得する例について説明した。第3の実施の形態では、その詳細について説明する。
受信装置300が屋外に位置するときは、受信装置300は、上述したようにGPSを利用して受信装置300の位置情報を取得したり、或いは、Wi-Fiを利用してAP(Access Point)から受信装置300の位置情報を取得したりすることが可能である。
一方、受信装置300が屋内に位置するときは、受信装置300は、例えば、屋内に設置されたAPから位置情報を取得したり、BLE(Bluetooth Low Energy)のビーコン信号を受信しその信号強度に基づいて位置情報を取得したりすることが可能である。後者の場合、ビーコン発振器が屋内に設置され、受信装置300がその信号を受信することで位置情報の取得が可能である。或いは、受信装置300は、受信装置300内の加速度センサ、磁気センサ、角速度センサなどを利用して、移動方向と移動量を推定し、推定した移動方向と移動量に基づいて位置情報を取得する歩行者自立航法(PDR:Pedestrian Dead Reckoning)を利用してもよい。
このように、受信装置300は、公知の方法を利用して、位置情報を取得することが可能である。
図10は、位置情報を利用した信号波形の送信例を表す図である。図10に示すように、サーバ400は、照明装置100の設置位置を表す設置マップ(又は照明配灯図)の情報を、メモリなどに記憶している。例えば、図10の例では、照明装置DL#1の位置情報、照明装置DL#2の位置情報、…などをメモリに記憶してもよい。
サーバ400は、取得した受信装置300の位置情報に基づいて、受信装置300の周囲に配置された照明装置(図10の例では、照明装置DL#1~DL#5)を特定する。この場合、サーバ400は、例えば、受信装置300の位置情報と、各照明装置DL#1~DL#5の位置情報とに基づいて、受信装置300の位置を中心に、半径数mの範囲に配置された照明装置DL#1~DL#5を特定することが可能である。そして、サーバ400は、特定した照明装置DL#1~DL#5が出力する信号波形を、例えば、メモリから読み出して、読み出した信号波形を受信装置300へ送信する。
[第4の実施の形態]
第1の実施の形態では、照明装置100-1~100-3は、LEDによる照明装置を例にして説明した。第4の実施の形態では、LEDによる照明装置に代えて、プロジェクタの場合の例である。
図11は、LEDによる照明装置100-1に代えて、プロジェクタによる照明装置100-4とした場合の例を表す図である。以下では、照明装置100-4をプロジェクタ100-4と称する場合がある。
プロジェクタ100-4は、例えば、床面や壁面などに、画像や動画像などを写し出すことができ、その際に、第1の実施の形態の照明装置100-1と同様に、ID情報などの情報を、照射する光に重畳させることが可能である。具体的には、プロジェクタ100-4は、照明装置100-1と同様に、例えば、光量や発光色を時系列に沿って変化させることで、情報を重畳させることができる。
この場合も、受信装置300は、例えば、プロジェクタ100-4から発光された光を受光して、その信号波形を抽出し、合成波形を生成して、信号波形と照合することで、照明装置100-3から発光される光を干渉光として特定することが可能である。
図11の例では、照明装置100-1に代えてプロジェクタ100-4としたが、全ての照明装置100-1~100-3がプロジェクタであってもよい。
第4の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、受信装置300がプロジェクタ100-4からの光を受光すると、プロジェクタ100-4に対する干渉光を発光する照明装置100-3をすぐに特定できる。そのため、受信装置300は、干渉を発生させている照明装置100-3を素早く特定できる。そして、その素早い特定により、設置者は、干渉源となっている照明装置100-3を移動させるなどの対応をとることができ、どの照明装置100-2,100-3が干渉源かを特定できない場合と比較して、業務効率を改善させることが可能となる。
[第5の実施の形態]
第5の実施の形態では、受信装置300、照明装置100、及びサーバ400の各ハードウェア構成例について説明する。
図12(A)は受信装置300のハードウェア構成例を表す図である。
受信装置300は、無線通信インタフェース部360、メモリ361、カメラ362、ユーザインタフェース部363、及びCPU(Central Processing Unit)364を備える。
無線通信インタフェース部360は、例えば、CPU364から受け取った位置情報などを無線信号へ変換し、変換した無線信号を基地局装置へ送信したり、基地局装置から受信した無線信号から信号波形A~Cを抽出し、CPU364へ出力したりする。この場合、基地局装置では無線信号から位置情報などを抽出して、サーバ400へ送信したり、サーバ400から受信した信号波形などの情報を無線信号に変換して、無線通信インタフェース部360へ送信したりする。
メモリ361は、例えば、式(1)から式(7)を記憶する。
カメラ362は、例えば、第1の実施の形態の受光部310に対応する。カメラ362に代えて、フォトダイオードや照度センサであってもよい。
ユーザインタフェース部363は、例えば、キーボードや液晶の入力画面などである。
CPU364は、例えば、メモリ361に記憶されたプログラムを読み出して、読み出したプログラムを実行することで、第1の実施の形態の波形抽出部320、合成波形生成部330、干渉波形推定部340、及び照明特定部350の機能を実現する。CPU364は、例えば、波形抽出部320、合成波形生成部330、干渉波形推定部340、及び照明特定部350に対応する。
図12(B)は照明装置100の構成例を表す図である。
照明装置100は、通信インタフェース部110、メモリ111、照明部112、及びCPU113を備える。
通信インタフェース部110は、例えば、CPU113から受け取った情報をサーバ400へ送信可能なパケットデータに変換し、変換後のパケットデータをサーバ400へ送信する。また、通信インタフェース部110は、例えば、サーバ400から受信したパケットデータからデータを抽出し、抽出したデータをCPU113へ出力したりする。
メモリ111は、例えば、照明装置100の設置場所や信号波形の情報などを記憶する。
照明部112は、例えば、LEDなどであり、照明部112からの指示に従って、情報を重畳した光を発光する。
CPU113は、例えば、メモリ111に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、照明部112に対して光量や発光色を時系列で指示する。これにより、CPU113は、ID情報などの情報を重畳させた光を照明部112から発光させることが可能となる。また、CPU113は、例えば、プログラムを実行することで、通信インタフェース部110を介してサーバ400との間で、照明装置100の設置場所や信号波形などの情報を交換する。
図13はサーバ400の構成例を表す図である。
サーバ400は、通信インタフェース部410、メモリ411、及びCPU412を備える。
通信インタフェース部410は、例えば、CPU113から受け取った情報を照明装置100へ送信可能なパケットデータに変換して、変換後のパケットデータを照明装置100へ送信する。また、通信インタフェース部410は、例えば、照明装置100から受信したパケットデータからデータを抽出し、抽出したデータをCPU412へ出力する。
また、通信インタフェース部410は、例えば、CPU113から受け取った情報を基地局装置へ送信可能なパケットデータに変換し、変換後のパケットデータを基地局装置へ送信する。さらに、通信インタフェース部410は、例えば、基地局装置から受信したパケットデータからデータを抽出し、抽出したデータをCPU412へ出力する。
メモリ411は、例えば、照明装置100の設置場所や照明装置100の信号波形などの情報を記憶する。
CPU412は、例えば、メモリ411に記憶されたプログラムを読み出して実行することで、通信インタフェース部410を介して照明装置100との間で、照明装置100の設置場所や信号波形の情報などを交換する。また、CPU412は、例えば、プログラムを実行することで、通信インタフェース部410と基地局装置とを介して受信装置300との間で、位置情報や信号波形の情報などを交換する。
なお、CPU364,113,412に代えて、MPU(Micro Processing Unit)やDSP(Digital Signal Processor)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのプロセッサやコントローラなどであってもよい。
[その他の実施の形態]
上述した第1の実施の形態では、受信装置300が、2つの照明装置100-2,100-3からの照明光のうち、どちらの照明光が、照明装置100-1の照明光に対する干渉光であるかを特定する例について説明した。例えば、受信装置300は、3つ以上の照明装置100-2,100-3,…からの照明光のうち、どの照明光が、照明装置100-1の照明光に対する干渉光であるかを特定してもよい。この場合も、受信装置300は、例えば、各照明装置100-2,100-3,…の信号波形B,C,…に関する情報をサーバ400から取得して、各照明装置100-2,100-3,…との合成波形を生成し、受光した光から抽出した信号波形と照合する。受信装置300は、その照合結果に基づいて、どの信号波形B,C,…が干渉波形であるかを推定し、その干渉波形を出力する照明装置100を、干渉源として特定する。従って、第1の実施の形態と同様に、干渉を発生させている照明装置100を素早く特定でき、設置者の業務効率の改善を図ることが可能となる。
また、上述した第1の実施の形態では、3つの照明装置100-1~100-3の例を説明したが、照明装置100は、例えば、照明装置100-1と照明装置100-3の2つでもよい。この場合、受信装置300の合成波形生成部330は、例えば、合成波形として、(a’A+c’C)を生成し、干渉波形推定部340は、波形抽出部320で抽出された信号波形(aA+cC)と合成波形(a’A+c’C)との相互相関を算出する。そして、干渉波形推定部340は、例えば、算出した相互相関が相関閾値以上のとき、合成波形は干渉波形と推定し、そうでないときは、合成波形は干渉波形ではないと推定する。照明特定部350は、推定された干渉波形に基づいて、第1の実施の形態と同様に、干渉源となる照明装置100-3を特定することが可能となる。
さらに、上述した第1の実施の形態では、合成波形生成部330は、2つの合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C)を生成する例を説明した。例えば、合成波形生成部330は、照明装置100-1~100-3を特定し、照明装置100-1~100-3の各々による光が干渉した場合の合成波形として、3つの合成波形(a’A+b’B),(a’A+c’C),(b’B+c’C)を生成してもよい。すなわち、合成波形生成部330は、例えば、照明装置100-1~100-3から発光される光のうち、2つの照明装置100を組み合わせた場合の全組み合わせに対する合成波形を生成してもよい。上述した第1の実施の形態では、このうち、照明装置100-2と照明装置100-3の組み合わせを除く、照明装置100-1と照明装置100-3、照明装置100-1と照明装置100-2の2つの組み合わせに対する合成波形の例を表している。さらに、照明装置100が4つ以上ある場合においても、合成波形生成部330は、2つの照明装置100を組み合わせた場合の全組み合わせに対して合成波形を生成してもよい。
以上まとめると、付記のようになる。
(付記1)
照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置において、
前記照明装置から発光された光を受光する受光部と、
前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出する波形抽出部と、
前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成する合成波形生成部と、
前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する干渉波形推定部と、
前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する照明特定部と
を備えることを特徴とする受信装置。
(付記2)
前記合成波形生成部は、前記受信装置の位置情報に基づいて、1以上の前記照明装置を特定することを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記3)
前記合成波形生成部は、前記信号波形を出力する第1の照明装置に対して、前記受信装置が受光可能であると推定される第2及び第3の照明装置を特定し、前記第1の照明装置から発光された光に対して前記第2の照明装置から発光された光が干渉した場合の第1の合成波形と、前記第1の照明装置から発光された光に対して前記第3の照明装置から発光された光が干渉した場合の第2の合成波形とを生成することを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記4)
前記合成波形生成部は、前記受信装置が受光可能であると推定される第1及び第2の照明装置を特定し、前記第1及び第2の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成することを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記5)
前記受光部は、前記照明装置から発光された光が対象物に反射したときの反射光を受光し、
前記合成波形生成部は、前記信号波形から取得した前記信号波形の振幅と、前記特定した1以上の前記照明装置と前記対象物との距離とに基づいて前記合成波形を生成することを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記6)
前記受光部は、第1の照明装置から発光された光が前記対象物に反射したときの反射光を受光し、
前記波形抽出部は、前記特定の情報が重畳された第1の信号波形を抽出し、
前記合成波形生成部は、
前記第1の信号波形から取得した前記第1の信号波形の第1の振幅と、前記第1の照明装置から出力された第2の信号波形をサーバ装置から受信して前記第2の信号波形から取得した第2の振幅とに基づいて、第1の係数を算出し、
前記受信装置が受光可能であると推定される第2及び第3の照明装置を特定し、前記第1の照明装置から前記対象物までの第1の距離と前記第2の照明装置から前記対象物までの第2の距離とに基づいて第2の係数を算出し、
前記第1の距離と前記第3の照明装置から前記対象物までの第3の距離とに基づいて第3の係数を算出し、
前記第1の係数と前記第2の係数、前記第2の信号波形、及び、前記第2の照明装置から出力された第3の信号波形であって前記サーバ装置から受信した前記第3の信号波形に基づいて、第1の合成波形を生成し、
前記第1の係数と前記第3の係数、前記第2の信号波形、及び、前記第3の照明装置から出力された第4の信号波形であって前記サーバ装置から受信した前記第4の信号波形に基づいて、第2の合成波形を生成し、
前記干渉波形推定部は、前記第1の信号波形と、前記第2及び第3の合成波形とに基づいて、前記第1の信号波形に干渉している干渉波形を推定する
ことを特徴とする付記5記載の受信装置。
(付記7)
前記合成波形生成部は、
前記第1の振幅をA’、前記第2の振幅をAとすると、前記第1の係数a’を、メモリに記憶された、
a’=|A’|/|A|
を利用して算出し、
前記第1の距離をXa、前記第2の距離をXbとすると、前記第2の係数b’を、前記メモリに記憶された、
b’=(Xa/Xb)×a’
を利用して算出し、
前記第3の距離をXcとすると、前記第3の係数c’を、前記メモリに記憶された、
c’=(Xa/Xc)×a’
を利用して算出し、
前記第2の信号波形をA、前記第3の信号波形をBとすると、前記第1の合成波形を、前記メモリに記憶された、
a’A+b’B
を利用して算出し、
前記第4の信号波形をCとすると、前記第2の合成波形を、前記メモリに記憶された、
a’A+c’C
を利用して算出する
ことを特徴とする付記6記載の受信装置。
(付記8)
更に、前記第2から第4の信号波形を記憶するメモリを備え、
前記合成波形生成部は、前記第1から第3の信号波形を前記サーバ装置から受信することに代えて、前記メモリに記憶された前記第1から第3の信号波形を前記メモリから読み出すことを特徴とする付記6記載の受信装置。
(付記9)
前記合成波形生成部は、前記第1から第3の照明装置の明るさ又は照射角度に基づいて、前記第1の係数から前記第3の係数を算出することを特徴とする付記6記載の受信装置。
(付記10)
前記干渉波形推定部は、前記第1の合成波形と前記第1の信号波形との第1の相関値と、前記第2の合成波形と前記第1の信号波形との第2の相関値とを算出し、算出した前記第1及び第2の相関値に基づいて、前記第1又は第2の合成波形を干渉波形として推定することを特徴とする付記6記載の受信装置。
(付記11)
前記干渉波形推定部は、前記第1の合成波形に前記第1の信号波形を乗算した値を前記第1の相関値とし、前記第2の合成波形に前記第1の信号波形を乗算した値を前記第2の相関値とすることを特徴とする付記10記載の受信装置。
(付記12)
前記受光部は、ダイオード又は撮像素子であることを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記13)
前記合成波形生成部は、前記受信装置の位置情報をサーバ装置へ送信し、前記受信装置から一定範囲内に設置された1以上の前記照明装置の信号波形を前記サーバ装置から受信することを特徴とする付記2記載の受信装置。
(付記14)
前記照明装置は、LED(Light Emitting Diode)による照明装置、又はプロジェクタであることを特徴とする付記1記載の受信装置。
(付記15)
照明装置と、
前記照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置と
を備える通信システムにおいて、
前記受信装置は、
前記照明装置から発光された光を受光する受光部と、
前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出する波形抽出部と、
前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成する合成波形生成部と、
前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する干渉波形推定部と、
前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する照明特定部と
を備えることを特徴とする通信システム。
(付記16)
受光部と、波形抽出部と、合成波形生成部と、干渉波形推定部、及び照明特定部を有し、照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置における受信方法であって、
前記受光部により、前記照明装置から発光された光を受光し、
前記波形抽出部により、前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出し、
前記合成波形生成部により、前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成し、
前記干渉波形推定部により、前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定し、
前記照明特定部により、前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する
ことを特徴とする受信方法。
(付記17)
照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置のコンピュータに実行させる受信プログラムであって、
前記照明装置から発光された光を受光し、
前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出し、
前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成し、
前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定し、
前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する
処理をコンピュータに実行させる受信プログラム。
10:通信システム 100,100-1~100-4:照明装置
200-1~200-3:対象物 300:受信装置
310:受光部 320:波形抽出部
330:合成波形生成部 340:干渉波形推定部
350:照明特定部 400:サーバ装置

Claims (9)

  1. 照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置において、
    前記照明装置から発光された光を受光する受光部と、
    前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出する波形抽出部と、
    前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成する合成波形生成部と、
    前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する干渉波形推定部と、
    前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する照明特定部と
    を備えることを特徴とする受信装置。
  2. 前記合成波形生成部は、前記受信装置の位置情報に基づいて、1以上の前記照明装置を特定することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  3. 前記合成波形生成部は、前記信号波形を出力する第1の照明装置に対して、前記受信装置が受光可能であると推定される第2及び第3の照明装置を特定し、前記第1の照明装置から発光された光に対して前記第2の照明装置から発光された光が干渉した場合の第1の合成波形と、前記第1の照明装置から発光された光に対して前記第3の照明装置から発光された光が干渉した場合の第2の合成波形とを生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  4. 前記受光部は、前記照明装置から発光された光が対象物に反射したときの反射光を受光し、
    前記合成波形生成部は、前記信号波形から取得した前記信号波形の振幅と、前記特定した1以上の前記照明装置と前記対象物との距離とに基づいて前記合成波形を生成することを特徴とする請求項1記載の受信装置。
  5. 前記受光部は、第1の照明装置から発光された光が前記対象物に反射したときの反射光を受光し、
    前記波形抽出部は、前記特定の情報が重畳された第1の信号波形を抽出し、
    前記合成波形生成部は、
    前記第1の信号波形から取得した前記第1の信号波形の第1の振幅と、前記第1の照明装置から出力された第2の信号波形をサーバ装置から受信し、前記第2の信号波形から取得した第2の振幅とに基づいて、第1の係数を算出し、
    前記受信装置が受光可能であると推定される第2及び第3の照明装置を特定し、前記第1の照明装置から前記対象物までの第1の距離と前記第2の照明装置から前記対象物までの第2の距離とに基づいて第2の係数を算出し、
    前記第1の距離と前記第3の照明装置から前記対象物までの第3の距離とに基づいて第3の係数を算出し、
    前記第1の係数と前記第2の係数、前記第2の信号波形、及び、前記第2の照明装置から出力された第3の信号波形であって前記サーバ装置から受信し、前記第3の信号波形に基づいて、第1の合成波形を生成し、
    前記第1の係数と前記第3の係数、前記第2の信号波形、及び、前記第3の照明装置から出力された第4の信号波形であって前記サーバ装置から受信し、前記第4の信号波形に基づいて、第2の合成波形を生成し、
    前記干渉波形推定部は、前記第1の信号波形と、前記第2及び第3の合成波形とに基づいて、前記第1の信号波形に干渉している干渉波形を推定する
    ことを特徴とする請求項4記載の受信装置。
  6. 前記干渉波形推定部は、前記第1の合成波形と前記第1の信号波形との第1の相関値と、前記第2の合成波形と前記第1の信号波形との第2の相関値とを算出し、算出した前記第1及び第2の相関値に基づいて、前記第1又は第2の合成波形を干渉波形として推定することを特徴とする請求項5記載の受信装置
  7. 照明装置と、
    前記照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置と
    を備える通信システムにおいて、
    前記受信装置は、
    前記照明装置から発光された光を受光する受光部と、
    前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出する波形抽出部と、
    前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成する合成波形生成部と、
    前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定する干渉波形推定部と、
    前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する照明特定部と
    を備えることを特徴とする通信システム。
  8. 受光部と、波形抽出部と、合成波形生成部と、干渉波形推定部、及び照明特定部を有し、照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置における受信方法であって、
    前記受光部により、前記照明装置から発光された光を受光し、
    前記波形抽出部により、前記受光した光から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出し、
    前記合成波形生成部により、前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成し、
    前記干渉波形推定部により、前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定し、
    前記照明特定部により、前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する
    ことを特徴とする受信方法。
  9. 照明装置から発光されて、特定の情報が重畳された光を受光する受信装置のコンピュータに実行させる受信プログラムであって、
    受光部が受光処理において取得した、前記照明装置から発光された光に対応する信号を取得し、
    前記取得した光に対応する信号から前記特定の情報が重畳された信号波形を抽出し、
    前記受信装置が受光可能であると推定される1以上の前記照明装置を特定し、前記信号波形に対して、当該1以上の照明装置の各々による光が干渉した場合の合成波形を生成し、
    前記合成波形と前記信号波形とに基づいて、前記信号波形に干渉している干渉波形を推定し、
    前記干渉波形に基づいて、前記信号波形に対して干渉する光を照明する前記照明装置を特定する
    処理をコンピュータに実行させる受信プログラム。
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