JP2016516159A - 中央作動アセンブリを有するロータリ・ピストン型アクチュエータ - Google Patents

中央作動アセンブリを有するロータリ・ピストン型アクチュエータ Download PDF

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Abstract

ロータリ・アクチュエータ(2900)は、ハウジングと、前記ハウジング内に回転可能にジャーナル支持され、回転出力軸(2912)を含むロータ・アセンブリと、前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリ(2960)であって、前記中央装着点は前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと、航空機の構造部材の装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する装着アセンブリ(2980)と、近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、作動される航空機アセンブリの外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備える。

Description

本願は、2013年2月27日に提出された米国特許出願13/778,561、発明の名称「ロータリ・ピストン型アクチュエータ」、2013年3月14日に提出された米国特許出願13/831,220、発明の名称「中央作動アセンブリを有するロータリ・ピストン型アクチュエータ」、及び2013年6月19日に提出された米国特許出願13/921,904、発明の名称「中央作動アセンブリを有するロータリ・ピストン型アクチュエータ」の優先権の特典を請求し、いずれの出願も、それぞれの全体を引用して本願に組み込む。
本発明はアクチュエータ装置に関し、より詳細にはロータリ・ピストン型アクチュエータ装置に関し、ロータのピストンが加圧下の流体によって動かされ、このアクチュエータ装置は被作動部材の外部装着部位(feature) に取り付けに適した中央作動アセンブリ(組立体)を含む。
現在、機械的動力変換の産業用途では、多くの形態の油圧ロータリ・アクチュエータが用いられている。
このアクチュエータの利用は、長時間、例えば何時間にもわたって負荷を保持し続ける必要もなく、そして外部の流体源も用いることなく、連続慣性負荷を与えることが望まれる用途にとっては一般的である。航空機の飛行操縦用途では、例えば、故障緩和モードにおいて、実質的に唯一、位置を保持するために閉鎖された流体カラムを用いて、負荷を受ける位置の保持が一般的に実施されている。
飛行機の操作に用いられる主たる操縦装置等の特定の用途では、ロータリ・アクチュエータが保持する負荷の位置精度が望まれる。位置精度は、ロータリ・アクチュエータの設計に固有の内部洩れ特性を最小化することにより向上させることができる。しかし、例えばロータリ「ベーン」型又はロータリ「ピストン」型構成などの通常の油圧ロータリ・アクチュエータで洩れのない性能を提供することは困難な場合がある。
本明細書は、一般に、ロータリ・ピストン型アクチュエータに関する。
第一の態様のロータリ・アクチュエータは、ハウジングと、前記ハウジング内に回転可能にジャーナル(軸受)支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと、前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点は前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと、航空機の構造部材の装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する装着アセンブリと、近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、作動される航空機アセンブリの外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備える。
第二の態様のロータリ・アクチュエータは、第一の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み、前記作動アームは前記半径方向凹部を通って延びる。
第三の態様のロータリ・アクチュエータは、第二の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記装着アセンブリは、前記ハウジングの中間点に配設された前記ハウジングの半径方向突出部を備え、前記装着アセンブリは、前記中央作動アセンブリの半径方向凹部から約180°に配設される。
第四の態様のロータリ・アクチュエータは、第一から第三のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングは、第1のキャビティと、前記第1のキャビティに流体連通する第1の流体ポートと、開口端とを含む第1の弧状チャンバを画成し、前記ロータ・アセンブリは、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームを更に含み、前記ロータ・アクチュエータは、前記開口端を通って前記第1の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第1のピストンを更に備え、第1のシールと、前記第1のキャビティと、前記第1のピストンとが、第1の圧力チャンバを画成し、前記第1のピストンの第1の部分が前記第1のロータ・アームに接触する。
第五の態様のロータリ・アクチュエータは、第四の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングは、第2のキャビティと、前記第2のキャビティに流体連通する第2の流体ポートとを備える第2の弧状チャンバを更に画成し、前記ロータ・アセンブリは第2のロータ・アームを更に備え、前記ロータリ・アクチュエータは、前記第2の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第2のピストンを更に備え、第2のシールと、前記第2のキャビティと、前記第2のピストンとが、第2の圧力チャンバを画成し、前記第2のピストンの第1の部分が前記第2のロータ・アームに接触する。
第六の態様のロータリ・アクチュエータは、第五の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み、前記作動アームは前記半径方向凹部を通って延びる。
第七の態様のロータリ・アクチュエータは、第1から第6のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを更に備える。
第八の態様のロータリ・アクチュエータは、第七の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、又はロータリ流体型アクチュエータのうちの一つであり、又は前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである。
第九の態様のロータリ・アクチュエータは、装着アセンブリを備えるハウジングと;前記ハウジング内に回転可能にジャーナル支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと;前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点は前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと;近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、被作動部材の外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備える。
第十の態様のロータリ・アクチュエータは、第九の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる。
十一の態様のロータリ・アクチュエータは第十のロータリ・アクチュエータにおいて、前記装着アセンブリは前記ハウジングの半径方向突出部を備え、前記装着アセンブリは前記中央作動アセンブリの前記半径方向凹部から約180°に配設され、前記装着アセンブリは、装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する。
第十二の態様のロータリ・アクチュエータは、第十一の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングの前記半径方向突出部は前記ハウジングの半径方向に突出する中央部である。
第十三の態様のロータリ・アクチュエータは、第九乃至第十二の態様のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングは、第1のキャビティと、前記第1のキャビティに流体連通する第1の流体ポートと、開口端とを含む第1の弧状チャンバを画成し;前記ロータ・アセンブリは、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームを更に含み;前記ロータリ・アクチュエータは、前記開口端を通って前記第1の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第1のピストンを備え、第1のシールと、前記第1のキャビティと、前記第1のピストンとが、第1の圧力チャンバを画成し、前記第1のピストンの第1の部分が前記第1のロータ・アームに接触する。
第十四の態様のロータリ・アクチュエータは、第十三の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングは、第2のキャビティと、前記第2のキャビティに流体連通する第2の流体ポートとを備える第2の弧状チャンバを更に画成し;前記ロータ・アセンブリは第2のロータ・アームを更に備え;前記ロータリ・アクチュエータは、前記第2の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第2のピストンを更に備え;第2のシールと、前記第2のキャビティと、前記第2のピストンとが、第2の圧力チャンバを画成し、前記第2のピストンの第1の部分が前記第2のロータ・アームに接触する。
第十五の態様のロータリ・アクチュエータは、第十四の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる。
第十六の態様のロータリ・アクチュエータは、第九から第十五の態様のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、第1の端部が前記ハウジングに装着され、第2の端部が、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームに装着される、直動アクチュエータを更に備える。
第十七の態様のロータリ・アクチュエータは、第九乃至第十六の態様のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを更に備える。
第十八の態様のロータリ・アクチュエータは、第十七の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、及びロータリ・流体型アクチュエータのうちの一つである。
第十九の態様のロータリ・アクチュエータは、第十七の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである。
第二十の態様のロータリ・アクチュエータは、第十七の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ロータリ・アクチュエータは、直動アクチュエータと、前記ロータに結合される直線運動・回転運動変換アセンブリとを備える。
第二十一の態様のロータリ・アクチュエータは、第九から第二十の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記ハウジングは一体ハウジングとして形成される。
第二十二の態様のロータリ・アクチュエータは、第九から第二十一のいずれか1の態様のロータリ・アクチュエータにおいて、前記外部装着部位は、航空機の構造部材又は外面の外部装着コネクタの一方に取り付けられ、前記装着アセンブリは、前記航空機の構造部材又は前記外面の外部装着コネクタの他方に取り付けられる。
請求項10のロータリ・アクチュエータ。
第二十三の態様の回転作動の方法は、ロータリ・アクチュエータを提供ステップであって、前記ロータリ・アクチュエータが:ハウジングと;前記ハウジング内に回転可能にジャーナル支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと;前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点が前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと;近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、被作動部材の外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備えるロータリ・アクチュエータを提供ステップと;ロータ・アセンブリを付勢するステップと;回転出力軸の回転を付勢するステップと;作動アームの回転を付勢するステップと;被作動部材の運動を付勢するステップとを含む。
第二十四の態様の方法は、第二十三の態様の方法において、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部更に含み;前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる。
第二十五の態様の方法は、第二十三又は第二十四の態様の方法において、前記装着アセンブリは前記ハウジングの半径方向に突出する部分を更に備え、前記装着アセンブリは前記中央作動アセンブリの半径方向凹部から約180°に配設され、前記装着アセンブリは、装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する。
第二十六の態様の方法は、第二十三乃至第二十五の態様のいずれか1の態様の方法において、前記ハウジングの前記半径方向突出部は前記ハウジングの半径方向に突出する中央部分である。
第二十七の態様の方法は、第二十三乃至第二十六のいずれか1の態様の方法において、前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部更に含み;前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる。
第二十八の態様の方法は、第二十三乃至第二十七の態様のいずれか1の態様の方法において、前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを備えるロータリ・アクチュエータを更に備える。
第二十九の態様の方法は、第二十八の態様の方法において、前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、又はロータリ・流体型アクチュエータのうちの一つである。
第三十の態様の方法は、第二十八又は第二十九の態様の方法において、前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである。
第三十一の態様の方法は、第二十八乃至第三十の態様の1の態様において、前記ロータリ・アクチュエータは、直動アクチュエータと、前記ロータに結合された直線運動・回転運動変換アセンブリとを備える。ここで説明するシステム(機器集合体)及び技法は、以下の利点の一つ以上を提供することができる。第1に、このシステムは、アクチュエータの中間点に装着される、及び/又は、中間点で作動されるアクチュエータを提供できる。第2に、このシステムは、コンパクトな空間での回転作動を提供できる。第3に、このシステムは、ロータリ・アクチュエータの装着部位と被作動アセンブリとの間の変形を減らして、上記回転作動を提供できる。第4に、この装置は、複合材料でできている航空機の翼を含め、航空機の翼の用途で実装されるアクチュエータとして上記利点を提供できる。
一つ以上の実施の詳細を、添付する図面及び以下の説明に記載する。他の特徴及び利点は、かかる説明及び図面並びに請求項から明らかになる。
図1は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。
図2は、実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリの斜視図である。
図3は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面斜視図である。
図4は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。
図5は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。 図6は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図7は、ロータリ・ピストン型アクチュエータの他の実施の形態の斜視図である。
図8は、ロータリ・ピストン型アクチュエータの別の実施例の斜視図である。
図9は、実施例である延出配置にある、実施例のロータリ・ピストン型アクチュエータを示す断面図である。 図10は、実施例である後退配置にある、実施例のロータリ・ピストン型アクチュエータを示す断面図である。
図11は、ロータリ・ピストン型アクチュエータの別の実施例の斜視図である。
図12は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの一部断面斜視図である。 図13は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。 図14は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図15は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリを含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。 図16は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリを含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図17は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリを含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。 図18は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリを含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図19は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの斜視図である。 図20は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図21Aは、実施例であるロータリ・ピストンの断面図である。 図21Bは、実施例であるロータリ・ピストンの斜視図である。 図21Cは、実施例であるロータリ・ピストンの斜視図である。
図22は、実施例であるロータ軸の2つの実施例の比較を示す斜視図の一方の図である。 図23は、実施例であるロータ軸の2つの実施例の比較を示す斜視図の他方の図である。
図24は、別の実施例であるロータリ・ピストンの斜視図である。
図25は、回転作動を実行するための、実施例である工程のフロー図である。
図26は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの一部断面斜視図である。
図27は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリの斜視図である。
図28は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータの断面図である。
図29Aは、中央作動アセンブリを有する、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータを上から見た斜視図である。
図29Bは、図29Aのアクチュエータの上面図である。
図29Cは、右上方からの斜視図であって、図29Aのアクチュエータを示し、図解のために、中央作動アセンブリの一部が取り除かれた図である。
図29Dは、図29Bのアクチュエータの断面AAにおける横断面図である。
図29Eは、図29Bの断面AAからの部分斜視図である。
図30Aは、中央作動アセンブリを有する、実施例であるロータリ・アクチュエータを上から見た斜視図である。
図30Bは、図30Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータを上から見た別の斜視図である。
図30Cは、図30Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータの上面図である。
図30Dは、図30Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータの端面図である。
図30Eは、図30Cの断面AAからの部分斜視図である。
図31Aは、中央作動アセンブリを有する、別の実施例であるロータリ・アクチュエータを上から見た斜視図である。
図31Bは、図31Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータを上から見た別の斜視図である。
図31Cは、図31Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータの上面図である。
図31Dは、図31Aの、実施例であるロータリ・アクチュエータの端面図である。
図31Eは、図31Cの断面AAからの部分斜視図である。
本明細書では回転運動を生成するための装置について説明する。特には、直線運動を生成するために、より一般的に用いられるコンポーネント(構成要素)、例えば油圧又は空圧直動シリンダを通じて流体変位(流体押しのけ量) (fluid displacement) を回転運動に変換することができる装置について説明する。ベーン型ロータリ・アクチュエータは流体運動を回転運動に変換するために用いられる比較的コンパクトな装置である。しかし、ロータリ・ベーン・アクチュエータ(RVA)で通常に用いられるシール及びコンポーネントの構成は、駆動流体の交差ベーン洩れ(cross-vane leakage)を呈する。このような洩れは、かかる設計を利用し得る用途の幅を狭めてしまう。用途によっては、ロータリ・アクチュエータの流体ポートが閉ざされているとき、ロータリ・アクチュエータは、実質的に回転運動をすることなく(例えば、5%未満の運動)、選択された位置で、予め決められた時間の期間にわたり回転負荷の保持を要求される場合がある。例えば、航空機用途によっては、アクチュエータの流体ポートが閉ざされているとき、アクチュエータは、選択された位置で負荷(例えば、風の抵抗、重力又は重力加速度による)を受けた状態にあるフラップ又は他の操縦面を保持することを求められる場合がある。しかし交差ベーン洩れは、選択された位置からの動きを許容してしまう。
直動ピストンには比較的成熟した封止技術が用いられており、ロータリ・ベーン型アクチュエータのシールよりも全体的に良好である、よく認知された動態的作用及び洩れ特性を呈する。しかし、直動ピストンは、直線運動を回転運動に合わせるために機械的コンポーネントを追加する必要がある。このような直動・回転変換機構は、同様の回転作用を提供できるロータリ・ベーン・アクチュエータよりも全体的に大きく重い、例えば、より大きな作業外被(ワーク・エンベロープ)を占める。このような直動・回転変換機構も一般的には、駆動を意図される負荷の配向とは異なる配向で搭載されてもよく、それにより間接的に出力されるトルクを提供してもよい。例えば、この機構は、レバーアームの回転軸の軸線に対して略直角を成すレバーアームを押したり引いたりするように搭載される。したがって、このような直動・回転変換機構は、例えばスペース及び重量の制約によりそれを実用化できない航空機の操縦などの用途によっては、大きすぎたり重すぎたりする。
一般に、ロータリ・ピストン・アセンブリ(組立体)は、湾曲した圧力チャンバ(室)と湾曲したピストンとを用いてロータ・アセンブリのロータ・アームを軸線周りで制御可能に押したり引いたりする。使用時に、ここで説明するロータリ・ピストン・アセンブリの特定の実施の形態は、直動ピストン型流体アクチュエータに全体的に関連する位置保持特性を回転用途に提供することができ、ロータリ・ベーン・アクチュエータに全体的に関連する相対的にコンパクトで軽量な外被(エンベロープ)を用いてそのようにすることができる。
図1乃至図3は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100のコンポーネントの様々な図である。図1は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100を示す斜視図である。アクチュエータ100は、ロータリ・ピストン・アセンブリ200と圧力チャンバ・アセンブリ300とを含む。アクチュエータ100は、第1の作動部110と第2の作動部120とを含む。アクチュエータ100の実施例において、第1の作動部110は、ロータリ・ピストン・アセンブリ200を第1の方向、例えば反時計回りに回転するように構成されていて、第2の作動部120は、ロータリ・ピストン・アセンブリ200を第1の方向とは反対である第2の方向、例えば時計回りに回転するように構成されている。
図2は、圧力チャンバ・アセンブリ300を除いた状態の、実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ200の斜視図である。ロータリ・ピストン・アセンブリ200はロータ軸210を含む。このロータ軸210からは、複数のロータ・アーム212が径方向に延び、各ロータ・アーム212の遠端はロータ軸210の軸線に(+/−5度以内で)整列するボア(内径を有する穴)(不図示)を含み、一群のコネクタ・ピン214のうちの一つを収容できる大きさになっている。
図2に示すように、第1の作動部110は一対のロータリ・ピストン250を含み、第2の作動部120は一対のロータリ・ピストン260を含む。実施例であるアクチュエータ100は、2対のロータリ・ピストン250、260を含むが、他の実施の形態では、それより多い及び/又は少ない数の協働し対向するロータリ・ピストンを含んでもよい。そのような他の実施の形態の例を、以下、図4乃至図25の説明の中で検討することになる。
図2に示す実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリにおいて、ロータリ・ピストン250、260のぞれぞれはピストン端部252と、一つ以上のコネクタ・アーム254とを含む。ピストン端部252は、実質的に滑らかな表面(例えば、シールと接触するとき流体遮断部を形成することができる表面品質)を有する略半円形本体を有するように形成される。コネクタ・アーム254のそれぞれは、ピストン端部252の半円形本体の軸線に実質的に(例えば、+/−2度で)整列するボア256を含み、コネクタ・ピン214の1つを収容できる大きさになっている。
図2の、実施例であるアセンブリ内のロータリ・ピストン260は、同じ回転方向で互いに対向して配向される。ロータリ・ピストン250は、同じ回転方向で互いに対向して配向されているが、ロータリ・ピストン260の配向とは反対である。実施の形態によっては、アクチュエータ100はロータ軸210を全部で約60°回転させることができる(例えば、50〜70°)。
図2の、実施例であるアセンブリのロータリ・ピストン250、260のそれぞれは、ロータリ・アーム212のボア(不図示)がボア265と整列するように、コネクタ・アーム254をロータ・アーム212と整列させることにより、ロータ軸210へ組み付けてもよい。それから、コネクタ・ピン214を、整列させたボアに挿通してピストン250、260とロータ軸210との間にヒンジ結合を形成してもよい。各コネクタ・ピン214は、整列したボアよりもわずかに長い。実施例であるアセンブリにおいて、整列したボアを越えて延びる各コネクタ・ピン214の各端の円周方向周辺まわりには円周方向の逃げ(不図示)があり、この逃げに留め締着具(不図示)、例えばスナップリング又はスパイラルリング、を収容することができる。
図3は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100の断面斜視図である。図解したこの実施例は、圧力チャンバ・アセンブリ300内の弧状キャビティ(空洞)として形成された対応の圧力チャンバ310に挿入されたロータリ・ピストン260を示している。ロータリ・ピストン250も、この図では見えないが、対応の圧力チャンバ310に挿入されている。
実施例であるアクチュエータ100において、各圧力チャンバ310は、開口端部330にある圧力チャンバ310の内面まわりにシールアセンブリ320を含む。実施によっては、シールアセンブリ320は、標準的なシール溝に全ての側で保持された円形又は半円形の封止寸法形状であってもよい。実施によっては、市販の往復動ピストン/シリンダ型シールを用いることができる。例えば、既存の航空機に搭載される直動(リニア)油圧アクチュエータで既に使用されている市販の各種シールの類が、線形負荷及び位置保持の用途に対して十分な能力を持っていることを実証してもよい。実施によっては、アクチュエータ100の封止の複雑さを、標準的な、例えば、直動(リニア)油圧アクチュエータで普通に用いられている市販の半円形単方向シール設計によって緩和してもよい。実施の形態によっては、シールアセンブリ320は一体シールであってもよい。
実施例であるアクチュエータ100の実施の形態によっては、シールアセンブリ320がロータリ・ピストン250、260の一部として包含されてもよい。例えば、シールアセンブリ320はピストン端部252の近傍でコネクタ・アーム254の反対側に配置され、そしてロータリ・ピストン250、260が圧力チャンバ310を出入りしているとき、圧力チャンバ310の内面に沿って滑動して流体シールを形成してもよい。このようなピストン搭載シールアセンブリを用いる実施例としてのアクチュエータについて、図26乃至図28の説明で検討する。実施の形態によっては、シール320が軸受として働くこともできる。例えば、ピストン250、260が動いて圧力チャンバ310を出入りするとき、シールアセンブリ320がピストン250、260のための支持を提供する。
実施の形態によっては、アクチュエータ100は、ピストン250、260と圧力チャンバ310との間に磨耗部材を含んでもよい。例えば、磨耗リングをシールアセンブリ320の直近に含んでもよい。この磨耗リングは、ピストン250、260のパイロット(案内部材)として働いてもよく、及び/又は、ピストン250、260のための支持を提供する軸受として働いてもよい。
実施例であるアクチュエータ100において、開口端330を通してロータリ・ピストン250、260が挿入されるとき、各シールアセンブリ320は圧力チャンバ310の内面と、ピストン端部252の実質的に滑らかな表面とに接触して圧力チャンバ310内に実質的に(例えば、時間当たり10%未満の漏洩率で)圧力封止された領域を形成する。各圧力チャンバ310は、圧力チャンバ・アセンブリ300を貫通して形成される流体ポート312を含んでもよく、この流体ポートを通じて加圧流体を流すことができる。加圧された流体、例えば、作動油、水、空気、気体が圧力チャンバ310へ導入されると、圧力チャンバ310の内部と圧力チャンバ310の外の外気条件との間の圧力差により、ピストン端部252は圧力チャンバ310から外へ向かって付勢される。ピストン端部252が外へ向かって付勢されるので、ピストン250、260がロータリ・ピストン・アセンブリ200を付勢してこれを回転させる。
アクチュエータ100のこの実施例において、協働する圧力チャンバを、内側ポート又は外側流体ポートを介して流体的に接続してもよい。例えば、第1の作動部110の圧力チャンバ310を流体的に相互接続することにより圧力チャンバ310間の圧力の平衡をとるようにしてもよい。同様に、第2の作動部120の圧力チャンバ310を流体的に相互接続することにより同様な圧力平衡を提供してもよい。実施の形態によっては、圧力チャンバ310を互いに隔離してもよい。例えば、圧力チャンバ310はそれぞれ、独立した加圧流体の供給を得てもよい。
アクチュエータ100の実施例において、互いに実質的に対向して配置された円弧形の、例えば湾曲した、交番するロータリ・ピストン250、260の使用は、ロータリ・ピストン・アセンブリ200の軸線を中心に、円弧形路内でロータ・アームを並進させるように作動する(例えば、+/−5度)。それにより、実質的にトルクが平衡化された配置で、ロータ軸210を時計回り及び反時計回りに回転させる。協働する圧力チャンバ310の対のそれぞれは、それぞれのロータリ・ピストン250を外へ向けて、例えば、延出するように一方向に押してロータ軸210を特定方向へ駆動する。逆方向へは、対向する作動部110の圧力チャンバ310を加圧することにより、それらの対応するロータリ・ピストン260を外へ向けて延出させる。
圧力チャンバ・アセンブリ300は、図示のように、一群の開口部350を含む。一般に、開口部350は、ロータ軸210が部分的に回転されるとき、ロータ・アームが中で回転できる空間を提供する。実施によっては、圧力チャンバ・アセンブリ300から材料を除去して例えば圧力チャンバ・アセンブリ300の質量を減らすように、開口部350を形成することができる。実施によっては、アクチュエータ100の組立工程でこの開口部350を利用することができる。例えば、ピストン端部252を圧力チャンバ310へ挿入するようにしてロータリ・ピストン250、260を開口部350に挿通することによりアクチュエータ100を組み立てることができる。ロータリ・ピストン250,260が圧力チャンバ310内へ挿入された状態で、ロータ軸210を、圧力チャンバ・アセンブリ300の軸線に沿って形成された軸線方向ボア360と整列させることにより、及びロータ・アーム212を、圧力チャンバ・アセンブリ300の軸線に沿って形成された一群のキー溝362と整列させることにより、ロータ軸210を(例えば、回転可能にジャーナル(軸受)支持して)アクチュエータ100に組み付けることができる。次に、ロータ軸210を圧力チャンバ・アセンブリ300へ挿入できる。ロータリ・ピストン250、260を部分的に圧力チャンバ310から抜いてボア256をロータ・アーム212のボアと実質的に(例えば、+/−5度で)整列させる。次に、コネクタ・ピン214をキー溝362及び整列させたボアに通してロータリ・ピストン250、260をロータ軸210に接続する。留め締着具を、開口部350を介してコネクタ・ピン214の端部まわりに挿入することにより、コネクタ・ピン214を長手方向で固定できる。アクチュエータ100の回転運動を他の機構へ移すために、ロータ軸210を、出力軸のような外部機構に結合してもよい。ブシュ又は軸受263を、圧力チャンバ・アセンブリ300の各端部のところの、ロータ軸210と軸方向ボア360との間に嵌着させる。
実施の形態によっては、ロータリ・ピストン250、260は、ロータ・アーム212と接触することによりロータ軸210を回転させるようにしてもよい。例えば、ピストン端部252をロータ・アーム212に結合しなくてもよい。その代わり、ロータリ・ピストン250、260が圧力チャンバ310から外へ向けて付勢されている間、ロータ軸の回転を付勢するために、ピストン端部252がロータ・アーム212に接触してもよい。逆に言えば、ロータリ・ピストン250、260を付勢して圧力チャンバ310内へ戻すために、ロータ・アーム212がピストン端部252に接触してもよい。
実施の形態によっては、アクチュエータ100に回転位置センサ・アセンブリ(不図示)が含まれてもよい。例えば、エンコーダを用いて、圧力チャンバ・アセンブリ、又はロータ軸210の回転に対して相対的に実質的に(例えば、+/−5度で)静止状態にある別の特徴(部位)に対する相対的なロータ軸210の回転位置を感知してもよい。実施によっては、回転位置センサは、ロータ軸210の位置を指す信号を他の電子的又は機械的モジュール、例えば位置コントローラ、へ提供してもよい。
使用において、実施例であるアクチュエータ100中の加圧流体を、流体ポート312を介して第2の作動部120の圧力チャンバ310へ送ることができる。この流体圧力は、ロータリ・ピストン260を圧力チャンバ310の外へ向けて付勢する。この動きは、ロータリ・ピストン・アセンブリ200を時計回りに回転するように付勢する。圧力流体を、流体ポート312を介して第1の作動部110の圧力チャンバ310へ送ることができる。この流体圧力は、ロータリ・ピストン250を圧力チャンバ310の外へ向けて付勢する。この動きは、ロータリ・ピストン・アセンブリ200を反時計回りに回転させるように付勢する。流体コンジット(導管)を流体的に閉じることにより、ロータリ・ピストン・アセンブリ200は、圧力チャンバ・アセンブリ300に対するその相対的な回転位置を実質的に維持する(例えば、選択された位置から5度以内にとどまる)。
実施例であるアクチュエータ100の実施の形態によっては、圧力チャンバ・アセンブリ300を単一材料から形成することができる。例えば、圧力チャンバ310と、開口部350と、流体ポート312と、キー溝362と、軸方向ボア360とを、一体で成形するモールド成形や機械加工他により形成してもよい。
図4は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ400の斜視図である。一般に、アクチュエータ400はアクチュエータ100に類似するが、それぞれが単方向に作動して時計回り及び反時計回りの回転を提供するロータリ・ピストン250、260の対向する対を用いる代わりに、アクチュエータ400は一対の双方向ロータリ・ピストンを用いる。
図4に示すように、アクチュエータ400は、ロータ軸412と一対のロータリ・ピストン414とを含むロータリ・ピストン・アセンブリを含む。ロータ軸412とロータリ・ピストン414は一対のコネクタ・ピン416により連結される。
図4に示す実施例であるアクチュエータは圧力チャンバ・アセンブリ420を含む。圧力チャンバ・アセンブリ420は、その中に弧状キャビティとして形成される一対の圧力チャンバ422を含む。各圧力チャンバ422は、その開口端部426の内面周りにシールアセンブリ424を含む。シールアセンブリ424は、圧力チャンバ422の内壁とロータリ・ピストン414とに接触して圧力チャンバ422の内部と外側空間との間に流体シールを形成する。一対の流体ポート428は圧力チャンバ422と流体連通している。使用において、加圧流体が流体ポート428へ送られてロータリ・ピストン414を圧力チャンバ422から外に向けて部分的に付勢して、ロータ軸412を第1の方向、この実施例では時計回りに付勢し回転させる。
圧力チャンバ・アセンブリ420、及び、ロータリ・ピストン・アセンブリのロータ軸412とロータリ・ピストン414は、アクチュエータ100の第2の作動部120に見られる対応のコンポーネントと構造的に類似してもよい。使用において、実施例であるアクチュエータ400も、ロータリ・ピストン414が圧力チャンバ422から外へ向けて付勢されているとき、第1の方向、例えばこの実施例では時計回り、に回転する場合、アクチュエータ100と同じように機能する。次に検討するように、アクチュエータ400は、ロータ軸412が第2の方向、例えばこの実施例では反時計回り、に回転させられるという点で、アクチュエータ100とは異なる。
第2の方向の作動を提供するために、実施例であるアクチュエータ400は、ボア452を有する外側ハウジング450を含む。圧力チャンバ・アセンブリ420は、ボア452内へ嵌合するように形成される。ボア452は、一対の端部キャップ(不図示)により流体的に封止されている。端部キャップが定位置にある状態で、ボア452は加圧可能なチャンバとなる。加圧流体は流体ポート454を介して流れ、ボア452を出入りすることができる。ボア452内の加圧流体は、シール424により、圧力チャンバ422内の流体から隔離される。
図5を参照すると、実施例であるアクチュエータ400は、その中でロータ軸412が矢印501で示すように第1の方向、例えば時計回り、に回転した状態にある第1の構成で示されている。矢印502で示すように加圧流体を流体ポート428を介して圧力チャンバ422へ流入させることにより、ロータ軸412を第1の方向に回転させることができる。圧力チャンバ422内の圧力は、ロータリ・ピストン414を圧力チャンバ422から外へ向け、ボア452内へ部分的に付勢する。ボア452内の流体(圧力チャンバ422内の流体からはシール424により隔離され、ロータリ・ピストン414の動きにより変位する)は、矢印503で示すように、付勢されて流体ポート454から流出する。
ここで図6を参照すると、実施例であるアクチュエータ400は、ロータ軸412が、矢印601で示すように、第2の方向、例えば反時計回り、に回転した状態にある第2の構成で示されている。矢印602で示すように、流体ポート454を介して、加圧流体をボア452へ流入させることにより、ロータ軸412を第2の方向に回転させることができる。ボア452内の圧力は、ロータリ・ピストン414をボア452から圧力チャンバ422内へ部分的に付勢する。圧力チャンバ422内の流体(ボア452内の流体からはシール424により隔離され、ロータリ・ピストン414の動きにより押し出される)は付勢されて矢印603で示すように流体ポート428から流出する。実施の形態によっては、図4乃至図6で図解するように、流体ポート428及び454の一つ以上を、アクチュエータ400の軸線に対して径方向に配向してもよいが、実施の形態によっては、流体ポート428及び454の一つ以上を、アクチュエータ400の軸線に対して平行に配向しても、他の適切な配向であってもよい。
図7はロータリ・ピストン・アセンブリ700の別の実施の形態の斜視図である。図1に示す実施例であるアクチュエータ100では、対向する2対のロータリ・ピストンが用いられていたが、が、他の実施の形態では、別の個数及び構成のロータリ・ピストンと圧力チャンバを用いてもよい。アセンブリ700の実施例において、第1の作動部710は、ロータ軸701を第1の方向に付勢するように協働して作動できる4つのロータリ・ピストン712を含む。第2の作動部720は、ロータ軸701を第2の方向に付勢するように協働して作動できる4つのロータリ・ピストン722を含む。
ここまで、4つのロータリ・ピストンを用いる実施例である例えばアクチュエータ100、及び8つのロータリ・ピストンを用いる実施例である例えばアセンブリ700について説明したが、他の構成であってもよい。実施の形態によっては、適切な数のロータリ・ピストンを協働及び/又は対向して用いてもよい。実施の形態によっては、対向するロータリ・ピストンを、個別に、例えば作動部710及び720に分けなくてもよい。アクチュエータ100、400及びアセンブリ700の実施例では協働するロータリ・ピストン対が用いられているが、他の実施の形態であってもよい。例えば、2つ、3つ、又は4つ以上の協働又は対向するロータリ・ピストンと圧力チャンバとから成るクラスタ(群)を、ロータ軸の一部分の周りへ径方向に配置してもよい。図8乃至図10の説明で検討するように、ロータ軸の一部分へ単体のロータリ・ピストンを配置してもよい。実施の形態によっては、協働するロータリ・ピストンと対向するロータリ・ピストンを交互に組み込んでもよい。例えば、ロータ軸701に沿って、ロータリ・ピストン712とロータリ・ピストン722とを交互に配置してもよい。
図8は、ロータリ・ピストン型アクチュエータ800の別の実施例の斜視図である。アクチュエータ800は、ロータ軸に沿ってロータリ・ピストンの協働対を実装する代わりに、ロータリ・ピストン812、822の2つがロータ軸810まわりで径方向に配置され、個々のロータリ・ピストンはロータ軸に沿って配置されるという点で、実施例であるアクチュエータ100及び400並びに実施例であるアセンブリ700とは異なる。
実施例であるアクチュエータ800はロータ軸810と圧力チャンバ・アセンブリ820とを含む。アクチュエータ800は第1の作動部801と第2の作動部802とを含む。実施例であるアクチュエータ800において、第1の作動部801はロータ軸810を第1の方向、例えば時計回り、に回転するように構成され、第2の作動部802はロータ軸810を第1の方向とは反対である第2の方向、例えば反時計回り、に回転するように構成される。
実施例であるアクチュエータ800の第1の作動部801はロータリ・ピストン812を含み、第2の作動部802はロータリ・ピストン822を含む。ロータ軸810に沿う所与の長手方向位置に単体のロータリ・ピストン812、822を実装することにより、ロータリ・ピストン・アセンブリ、例えばアクチュエータ100、に沿う所与の長手方向位置にあるロータリ・ピストンの対を用いるアクチュエータに比べて、広い範囲の回転行程を達成してもよい。実施の形態によっては、アクチュエータ800は、ロータ軸810を全部で約145°(例えば、135〜155°)回転できる。
実施の形態によっては、ロータ軸810に沿う複数のロータリ・ピストン812、822を用いて、圧力チャンバ・アセンブリ820のゆがみを減らすことができ、例えば高圧下での外側への膨出を減らすことができる。実施の形態によっては、ロータ軸810に沿う複数のロータリ・ピストン812、822を用いて、各ピストン812、822のために追加の自由度を提供することができる。実施の形態によっては、ロータ軸810に沿う複数のロータリ・ピストン812、822を用いて、組み立て中又は作動中に遭遇する整合に関する問題を減らすことができる。実施の形態によっては、ロータ軸810に沿う複数のロータリ・ピストン812、822を用いて、ロータ軸810の側方負荷の影響を減らすことができる。
図9は、ロータリ・ピストン812が延出配置にある、実施例であるアクチュエータ800を示す。加圧流体は、圧力チャンバ・アセンブリ820に形成された弧状圧力チャンバ840を加圧するために、流体ポート830へ送られる。圧力チャンバ840内の圧力はロータリ・ピストン812を外側へ部分的に付勢し、ロータ軸810を第1の方向、例えば時計回り、に回転させるようにこれを付勢する。
図10は、ロータリ・ピストン812が引っ込んだ後退配置にある、実施例であるアクチュエータ800を示す。ロータ軸810の機械回転、例えば作動部820の加圧により、ロータリ・ピストン812を内側へ、例えば時計回りに部分的に付勢する。ロータリ・ピストン812により押し出された圧力チャンバ840内の流体は流体ポート830を通って流出する。
実施例であるアクチュエータ800は、圧力チャンバ840へロータリ・ピストン812を挿入することにより組み立てることができる。次にロータ軸810は、長手方向にボア850及びキー溝851へ挿通される。ロータリ・ピストン812は、結合ピン852によりロータ軸810に結合される。
図11は、ロータリ・ピストン型アクチュエータ1100の別の実施例の斜視図である。一般に、アクチュエータ1100は、それぞれの作動部で複数のロータリ・ピストンが用いられるという点を除き、実施例であるアクチュエータ800に類似する。
実施例であるアクチュエータ1100は、ロータリ・ピストン・アセンブリ1110と圧力チャンバ・アセンブリ1120とを含む。アクチュエータ1100は第1の作動部1101と第2の作動部1102とを含む。アクチュエータ1100の実施例において、第1の作動部1101はロータリ・ピストン・アセンブリ1110を第1の方向、例えば時計回り、に回転するように構成され、第2の作動部1102はロータリ・ピストン・アセンブリ1110を第1の方向とは反対の第2の方向、例えば反時計回り、に回転するように構成される。
実施例であるアクチュエータ1100の第1の作動部1101は一群のロータリ・ピストン812を含み、第2の作動部1102は一群のロータリ・ピストン822を含む。ロータリ・ピストン・アセンブリ1110に沿う様々な長手方向位置に個々のロータリ・ピストン812、822を実装することにより、アクチュエータ800に類似する範囲の回転行程を達成してもよい。実施の形態によっては、アクチュエータ1100は、ロータ軸1110を全部で約60°(例えば、50〜70°)回転できる。
実施の形態によっては、何らかの用途において一群のロータリ・ピストン812を用いて機械的利点が提供される。例えば、複数のロータリ・ピストン812を用いて、ロータリ・ピストン・アセンブリの応力及び撓みを減らし、シールアセンブリの磨耗を減らし、自由度を増やすことができる。別の実施例においてチャンバ間に隔壁、例えば力布、を設けることは圧力チャンバ・アセンブリ1120の強度を高め、高圧下での圧力チャンバ・アセンブリ1120の外方への膨出を減らすことができる。実施の形態によっては、端部タブをロータ軸アセンブリ1110に設けることにより、例えば負荷を受けている間アクチュエータ800が被る片持ち効果を減らすことができ、応力又は曲げをより少なくすることができる。
図12乃至図14は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1200の斜視図及び断面図である。アクチュエータ1200は、ロータリ・ピストン・アセンブリ1210、第1の作動部1201及び第2の作動部1202を含む。
実施例であるアクチュエータ1200のロータリ・ピストン・アセンブリ1210は、ロータ軸1212、一群のロータ・アーム1214、及び一群のデュアル・ロータリ・ピストン1216を含む。デュアル・ロータリ・ピストン1216はそれぞれ、コネクタ部分1218、ピストン端部1220a及びピストン端部1220bを含む。ピストン端部1220a〜1220bの形は弧状であり、略半円の配置で互いに反対に配向されて、コネクタ部分1218のところで結合されている。ボア1222はコネクタ部分1218内に形成され、ピストン端部1220a〜1220bにより形成された半円の軸線と実質的に(例えば、+/−5度で)平行に配向される。ボア1222は、ボア1222と、ロータ・アーム1213に形成された一群のボア1224とに挿通してデュアル・ロータリ・ピストン1216をロータ軸1212へ固定するするコネクタピン(不図示)を収容できる大きさを与えられている。
実施例であるアクチュエータ1200の第1の作動部1201は第1の圧力チャンバ・アセンブリ1250aを含み、第2の作動部1202は第2の圧力チャンバ・アセンブリ1250bを含む。第1の圧力チャンバ・アセンブリ1250aは、第1の圧力チャンバ・アセンブリ1250a内の弧状キャビティとして形成された一群の圧力チャンバ1252aを含む。第2の圧力チャンバ・アセンブリ1250bは、第2の圧力チャンバ・アセンブリ1250b内の弧状キャビティとして形成された一群の圧力チャンバ1252bを含む。圧力チャンバ・アセンブリ1250a〜1250bをアクチュエータ1200内へ組み付けるとき、圧力チャンバ1252aはそれぞれ、圧力チャンバ1252bのうちの対応する一つと略同一面内にあり、よって、圧力チャンバ1252aと圧力チャンバ1252bとは、中心軸まわりの2つの半円領域を占める。半円ボア1253a及び半円ボア1253bは実質的に(例えば、+/−5度で)整列してロータ軸1212を収容する。
実施例であるアクチュエータ1200の圧力チャンバ1252a〜1252bはそれぞれ、開口端部1254及びシールアセンブリ1256を含む。開口端部1254は、ピストン端部1220a〜1220bの挿入を受け入れるように形成される。シールアセンブリ1256は、圧力チャンバ1252a〜1252bの内壁と、ピストン端部1220a〜1220bの外面とに接触して流体シールを形成する。
実施例であるアクチュエータ1200のロータリ・ピストン・アセンブリ1210は、デュアル・ロータリ・ピストン1216のボア1222を、ロータ・アーム1214のボア1224と整列させることにより組み付けることができる。コネクタ・ピン(不図示)は、ボア1222及び1224に挿通され、留め締着具により長手方向に固定される。
実施例であるアクチュエータ1200は、ロータ軸1212を半円ボア1253a内に少なくとも部分的に位置決めし、それを回転して圧力チャンバ1252a内へピストン端部1220aを実質的に完全に挿入することにより組み立てることができる。第2の圧力チャンバ1252bは、ロータ軸1212が少なくとも部分的に半円ボア1253b内に位置決めされるように、第1の圧力チャンバ1252aに当接して位置決めされる。そして、ロータリ・ピストン・アセンブリ1210が回転してピストン端部1220bを部分的に圧力チャンバ1252bへ挿入する。端部キャップ1260は、圧力チャンバ1252a〜1252bの長手方向端部1262aへ締着(しっかり固定)される。第2の端部キャップ(不図示)は、圧力チャンバ1252a〜1252bの長手方向端部1262bへ締着される。端部キャップは、ロータリ・ピストン・アセンブリ1210と圧力チャンバ1252a〜1252bとの相互に対する位置を実質的に(例えば、+/−2度の回転角度で)維持する。実施の形態によっては、アクチュエータ1200は全部で約90°(例えば、80〜100°)の回転ストロークを提供することができる。
作動において、加圧流体は、実施例であるアクチュエータ1200の圧力チャンバ1252aへ送られてロータリ・ピストン・アセンブリ1210を第1の方向、例えば時計回り、に回転させる。加圧流体は、圧力チャンバ1252bへ送られてロータリ・ピストン・アセンブリ1210を第2の方向、例えば反時計回り、に回転させる。
図15及び図16は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ1501を含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1500の斜視図及び断面図である。実施の形態によっては、アセンブリ1501は、図2のロータリ・ピストン・アセンブリ200の代替の実施の形態であり得る。
実施例であるアクチュエータ1500のアセンブリ1501はロータ軸1510を含み、ロータ軸1510は、一群のロータ・アーム1530及び一つ以上のコネクタ・ピン(不図示)により、一群のロータリ・ピストン1520a及び一群のロータリ・ピストン1520bに結合されている。ロータリ・ピストン1520a及び1520bはロータ軸1510に沿って、ほぼ交互パターン、例えば、一つのロータリ・ピストン1520a、一つのロータリ・ピストン1520b、一つのロータリ・ピストン1520a、一つのロータリ・ピストン1520bというように、配置される。実施の形態によっては、ロータリ・ピストン1520a及び1520bは、ロータ軸1510に沿って、ほぼ相互に噛合うパターン、例えば、一つのロータリ・ピストン1520aと一つのロータリ・ピストン1520bとが回転可能に相互に平行であり、コネクタ部分が並んで配置するように形成され、又は、ロータリ・ピストン1520aのコネクタ部分は一つ以上の雄型突起及び/又は雌型逃げ部として形成されて、ロータリ・ピストン1520bのコネクタ部分に形成された一つ以上の対応する雄型突起及び/又は雌型逃げ部を収容する。
図16を参照すると、実施例であるアクチュエータ1500の圧力チャンバ・アセンブリ1550は、一群の弧状圧力チャンバ1555aと一群の弧状圧力チャンバ1555bとを含む。圧力チャンバ1555a及び1555bは、ロータリ・ピストン1520a〜1520bの交番(互い違いの)パターンに対応する、ほぼ交番するパターンで配置される。ロータリ・ピストン1520a〜1520bは、圧力チャンバ1555a及び1555b内へ部分的に延出する。シールアセンブリ1560は、圧力チャンバ1555a〜1555bのそれぞれの開口端部1565まわりに位置決めされて圧力チャンバ1555a〜1555bの内壁とロータリ・ピストン1520a〜1520bとの間に流体シールを形成する。
使用において、加圧流体は、実施例であるアクチュエータ1500の圧力チャンバ1555a及び1555bへ交互に提供されてロータリ・ピストン・アセンブリ1501を付勢して部分的に時計回り及び反時計回りに回転させることができる。実施の形態によっては、アクチュエータ1500はロータ軸1510を全部で約92°(例えば、82〜102°)回転できる。
図17及び18は、別の実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ1701を含む別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1700の斜視図及び断面図である。実施の形態によっては、アセンブリ1701は、図2のロータリ・ピストン・アセンブリ200又は図12のアセンブリ1200の代わりの実施の形態であり得る。
実施例であるアクチュエータ1700のアセンブリ1701はロータ軸1710を含み、ロータ軸1710は、一群のロータ・アーム1730a及び一つ以上のコネクタ・ピン1732により、一群のロータリ・ピストン1720aに結合されている。ロータ軸1710はまた、一群のロータ・アーム1730b及び一つ以上のコネクタ・ピン1732により、一群のロータリ・ピストン1720bに結合される。ロータリ・ピストン1720a及び1720bは、ほぼ対向する対称的なパターンで、例えば、アセンブリ1701の長さに沿う様々な位置で一つのロータリ・ピストン1720aが一つのロータリ・ピストン1720bと対を成すパターンで、ロータ軸1710に沿って配置される。
図18を参照すると、実施例であるアクチュエータ1700の圧力チャンバ・アセンブリ1750は一群の弧状圧力チャンバ1755aと一群の弧状圧力チャンバ1755bとを含む。圧力チャンバ1755a及び1755bは、ロータリ・ピストン1720a〜1720bの対称配置に対応する、ほぼ対向する対称パターンで配置される。
ロータリ・ピストン1720a〜1720bは、圧力チャンバ1755a〜1755b内へ部分的に延出する。シールアセンブリ1760は、圧力チャンバ1755a〜1755bのそれぞれの開口端部1765周りに位置決めされて圧力チャンバ1755a〜1755bの内壁とロータリ・ピストン1720a〜1720bとの間に流体シールを形成する。
使用において、加圧流体は、実施例であるアクチュエータ1700の圧力チャンバ1755a及び1755bへ交互に提供されてロータリ・ピストン・アセンブリ1701を付勢して部分的に時計回り及び反時計回りに回転させることができる。実施の形態によっては、アクチュエータ1700はロータ軸1710を全部で約52°(例えば、42〜62°)回転できる。
図19及び図20は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1900の斜視図及び断面図である。先に説明したアクチュエータ、例えば、実施例である、図1のアクチュエータ100は、略細長い円筒状であるが、アクチュエータ1900はそれに比べて平たくかつ円盤状である。
図19は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1900の斜視図である。アクチュエータ1900は、ロータリ・ピストン・アセンブリ1910及び圧力チャンバ・アセンブリ1920を含む。ロータリ・ピストン・アセンブリ1910はロータ軸1912を含む。一群のロータ・アーム1914の遠端はロータ軸1912から径方向に延び、各ロータ・アーム1914の遠端部は、ロータ軸1912の軸線に実質的に(例えば、+/−5度で)平行に整列するボア1916を含み、一群のコネクタ・ピン1918のうちの一つを収容できる大きさになっている。
実施例であるアクチュエータ1900のロータリ・ピストン・アセンブリ1910は、ロータ軸1912を横切って(例えば、+/−20度で)互いに実質的に対称に対向して配置される一対のロータリ・ピストン1930を含む。アクチュエータ1900の実施例において、ロータリ・ピストン1930は両方とも同じ回転方向に配向されている。例えば、ロータリ・ピストン1930は協働して同じ回転方向に押す。実施の形態によっては、戻り力を提供してロータリ・ピストン・アセンブリ1910をロータリ・ピストン1930の方向に回転してもよい。例えば、ロータ軸1912は、ロータリ・ピストン1930が提供する力に抗する負荷、例えば、重力を受ける負荷、風や水の抵抗を受ける負荷、戻りばねによる負荷、又はロータリ・ピストン・アセンブリを回転させることのできるその他の適切な負荷に接続してもよい。実施の形態によっては、アクチュエータ1900は、圧力チャンバ・アセンブリ1920の上に加圧可能な外側ハウジングを含んで、バックドライブ作動(例えば、図4の外側ハウジング450により提供される機能に類似する)を提供できる。実施の形態によっては、アクチュエータ1900は、バックドライブ作動を提供できる、反対に配向されたアクチュエータ1900へ回転可能に接続できる。
実施の形態によっては、ロータリ・ピストン1930を対向する回転方向に配向してもよい。例えば、ロータリ・ピストン1930を、対向する回転方向へ互いに押して双方向運動制御を提供することができる。実施の形態によっては、アクチュエータ100は、ロータ軸を全部で約60°(例えば、50〜70°)回転できる。
実施例であるアクチュエータ1900のロータリ・ピストン1930のそれぞれは、ピストン端部1932と一つ以上のコネクタ・アーム1934とを含む。ピストン端部1932は、実質的に滑らかな表面を有する略半円形の本体を有するように形成される。コネクタ・アーム1934のそれぞれは、ピストン端部1932の半円形本体の軸線に実質的に(例えば、+/−5度で)整列し、コネクタ・ピン1918の一つを収容する大きさになっているボア1936(図21B及び21Cを参照)を含む。
実施例であるアクチュエータ1900のロータリ・ピストン1930のそれぞれは、ロータ・アーム1914のボア1916がボア1936と整列できるようにコネクタ・アーム1934をロータ・アーム1914に整列することにより、ロータ軸1912に組み付けられる。コネクタ・ピン1918は、整列したボアに挿通されてピストン1930とロータ軸1912との間にヒンジ結合を形成する。各コネクタ・ピン1918の長さは整列したボアよりわずかに長い。整列したボアを越えて延びる各コネクタ・ピン1918の各端部の円周方向周まわりには、留め締着具(留め固定具)(不図示)、例えばスナップリング又はスパイラルリングを収容できる円周方向の逃げ又は溝(不図示)がある。
ここで図20は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1900の断面図である。図解するこの実施例は、ロータリ・ピストン1930が、圧力チャンバ・アセンブリ1920内の弧状キャビティとして形成された対応する圧力チャンバ1960へ部分的に挿入されていることを示す。
実施例であるアクチュエータ1900の各圧力チャンバ1960は、開口端部1964のところの圧力チャンバ1960の内面まわりにシールアセンブリ1962を含む。実施の形態によっては、シールアセンブリ1962は、標準的なシール溝内の全ての側面に保持される円形又は半円形の封止形状寸法であってもよい。
実施例であるアクチュエータ1900のロータリ・ピストン1930が開口端部1964に挿通される場合、シールアセンブリ1962のそれぞれは、圧力チャンバ1960の内面に接触するとともに、ピストン端部1932の実質的に滑らかな表面に接触することにより、圧力チャンバ1960内に実質的に(例えば、時間当たり10%未満の圧力損失で)圧力封止された領域を形成する。圧力チャンバ1960のそれぞれは、圧力チャンバ・アセンブリ1920を貫通して形成される流体ポート(不図示)を含み、この流体ポートを通って加圧流体が流れてもよい。
加圧流体、例えば、作動油、水、空気、気体を、実施例であるアクチュエータ1900の圧力チャンバ1960へ導入すると、圧力チャンバ1960の内部と、圧力チャンバ1960の外側の外気条件との間の圧力差により、ピストン端部1932は、圧力チャンバ1960の外方へ付勢される。ピストン端部1932が外方へ付勢されると、ピストン1930はロータリ・ピストン・アセンブリ1910を付勢してこれを回転させる。
図解の実施例であるアクチュエータタ1900において、ロータリ・ピストン1930のそれぞれは、キャビティ1966を含む。図21A〜図21Cは、ロータリ・ピストン1930のうちの一つの断面図及び斜視図である。図21Aは、ピストン端部1932を断面とする、ロータリ・ピストン1930の断面図である。キャビティ1966はピストン端部1932内に形成される。
図21Bは、コネクタ・アーム1934とボア1936とを斜視図で示す。図21Cは、キャビティ1966の斜視図である。
実施の形態によっては、キャビティ1966は除いてもよい。例えば、ピストン端部1932は断面が中実であってもよい。実施の形態によっては、キャビティ1966は、ロータリ・ピストン1930の質量及びアクチュエータ1900の質量を減らすように形成してもよい。例えば、アクチュエータ1900を、航空機用途で実装してもよく、そこでの重量は、アクチュエータの選別の際にその役割を果たす。実施の形態によっては、キャビティ1966は、図3のシールアセンブリ320等のシールアセンブリの磨耗を減らすことができる。例えば、ロータリ・ピストン1930の質量を減らすことにより、ピストン端部1932が対応するシールアセンブリへかける力の量は、ロータリ・ピストンの質量が例えば重力又は重力加速度により加速されるときに減り得る。
実施の形態によっては、キャビティ1966は、断面が実質的に中空であってもよく、中空空間内に、例えばウェブ(補強板)等の一つ以上の構造部材を含んでもよい。
例えば、構造クロス部材を中空ピストンのキャビティに交差して延在させることにより、シールアセンブリにかかる高い圧力差にさらされたときの、ピストンのゆがみ、例えば膨出、の量を減らすようにしてもよい。
図22及び図23は、実施例であるロータ軸の2つの実施の形態の比較を図解する。図22は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2200の斜視図である。実施の形態によっては、実施例であるアクチュエータ2200は実施例であるアクチュエータ1900であってもよい。
実施例であるアクチュエータ2200は、ロータリ・ピストン・アセンブリ2220及び圧力チャンバ・アセンブリ2210を含む。ロータリ・ピストン・アセンブリ2220は少なくとも一つのロータリ・ピストン2222及び一つ以上のロータ・アーム2224を含む。ロータ・アーム2224はロータ軸2230から径方向延びる。
実施例であるアクチュエータのロータ軸2230は、圧力チャンバ・アセンブリ2210から長手方向に延びる出力部分2232及び出力部分2234を含む。出力部分2232〜2234は、出力部分2232〜2234の円周方向周辺部から径方向に延びる一群のスプライン2236を含む。実施によっては、出力部分2232及び/又は2234 は、対応して形成され、スプライン結合されたアセンブリに挿入されてロータ軸2230を他の機構へ回転可能に結合してもよい。例えば、出力部分2232及び/又は2234を外側アセンブリへ回転可能に結合することにより、ロータリ・ピストン・アセンブリ2220の回転を移転して外部アセンブリの回転を付勢してもよい。
図23は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2300の斜視図である。アクチュエータ2300は、圧力チャンバ・アセンブリ2210及びロータリ・ピストン・アセンブリ2230を含む。ロータリ・ピストン・アセンブリ2230は、少なくとも一つのロータリ・ピストン2222及び一つ以上のロータ・アーム2224を含む。ロータ・アーム2224はロータ軸2230から径方向延びる。
実施例であるアクチュエータ2300のロータ軸2330は、ロータ軸2330の軸線に沿って長手方向に形成されたボア2332を含む。ロータ軸2330は、ボア2332の円周方向周辺部から径方向内側に延びる一群のスプライン2336を含む。実施の形態によっては、対応して形成されたスプライン結合されたアセンブリをボア2332へ挿入してロータ軸2330を他の機構に回転可能に結合してもよい。
図24は、別の実施例であるロータリ・ピストン2400の斜視図である。実施の形態によっては、ロータリ・ピストン2400は、ロータリ・ピストン250、260、414、712、812、822、1530a、1530b、1730a、1730b、1930又は2222であってもよい。
実施例であるロータリ・ピストン2400はピストン端部2410及びコネクタ部分2420を含む。コネクタ部分2420は、コネクタ・ピン、例えばコネクタ・ピン214、を収容するために形成されたボア2430を含む。
実施例であるロータリ・ピストン2400のピストン端部2410は端部テーパ2440を含む。端部テーパ2440は、ピストン端部2410の終端部2450の周辺部まわりに形成される。端部テーパ2440は、ピストン端部2410の外側周辺部から始まり、終端部2450で終わる径方向内向きの角度で形成される。実施によっては、端部テーパ2440は、ロータリ・ピストン2400を圧力チャンバ、例えば圧力チャンバ310へ挿入する工程を容易にするために形成することができる。
実施例であるロータリ・ピストン2400のピストン端部2410は実質的に滑らかである。実施の形態によっては、ピストン端部2410の滑らかな表面は、シールアセンブリが接触できる表面を提供できる。例えば、シールアセンブリ320は、ピストン端部2410の滑らかな表面に接触して流体シールの一部を形成し、圧力チャンバ310の内壁に滑らかで流体的に封止可能な表面を形成する必要性を減らすことができる。
図解の実施例において、図示のロータリ・ピストン2400は略円形中実断面を有するとして示され、他方、ロータリ・ピストン250、260、414、712、812、822、1530a、1530b1730a、1730b、1930、又は2222の断面は様々であり、略矩形であったり、略長円形であったり、その他の形状であったり、中空や中実であったりする断面を示した。実施の形態によっては、ロータリ・ピストン2400の断面寸法は、矢印2491及び2492で概ね指示するように、適切な断面形状、例えば正方形、長方形、卵形、長円形(長円は楕円を含む概念)、円形、その他形状、中実及び中空、にすることができる。実施の形態によっては、角度2493で概ね示すロータリ・ピストン2400の円弧は、適切な長さにすることができる。実施の形態によっては、線2494で概ね示すロータリ・ピストン2400の半径は、適切な半径にすることができる。実施の形態によっては、ピストン端部2410は実質的に中実であっても実質的に中空であってもよく、適切な中空フォーメーション(構成)を含んでいてもよい。実施の形態によっては、先に述べたピストン端部2410の何れの形態も、図12のデュアル・ロータリ・ピストン1216のピストン端部1220a及び/又は1220bとして用いることができる。
図25は、回転作動を行うための、実施例である工程2500のフロー図である。実施によっては、工程2500は、図26乃至図28の説明で検討することになるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300、及び/又は2600により実施することができる。
ステップ2510で、ロータリ・アクチュエータが提供される。実施例であるアクチュエータ2500のロータリ・アクチュエータは:第1のキャビティを含む第1の弧状チャンバ、第1のキャビティに流体連通する第1の流体ポート、開口端部、及び、開口端部の内面周りに配設される第1のシール、を画成(定め形成)する第1のハウジングと、;第1のハウジングに回転可能にジャーナル支持されて、回転出力軸及び回転出力軸から径方向外側へ延びる第1のロータ・アームを含むロータ・アセンブリと;第1のハウジング内に配設されて開口端部を通って第1の弧状チャンバ内を往復動自在な弧状の第1のピストン;とを含む。第1のシール、第1のキャビティ、及び第1のピストンは第1の圧力チャンバを画成し、第1のコネクタが、第1のピストンの第1の端部を第1のロータ・アームに結合する。例えば、アクチュエータ100は、作動部120に含まれるロータリ・ピストン・アセンブリ200及び圧力チャンバ・アセンブリ300のコンポーネントを含む。
ステップ2520では、第1の圧力チャンバに加圧流体が送られる。例えば、加圧流体を、流体ポート320を通って圧力チャンバ310に流入させることができる。
ステップ2530では、第1のピストンが第1の圧力チャンバから部分的に外方へ付勢されて回転出力軸を第1の方向に付勢してこれを回転する。例えば、圧力チャンバ310へ流し込まれた容積分の加圧流体によりロータリ・ピストン260の同様の容積分だけ変位させ、それにより、ロータリ・ピストン260は、部分的に、圧力キャビティ310の外へ付勢され、今度はロータ軸210が時計回りに回転させられることになる。
ステップ2540では、回転出力軸を第1の方向とは反対の第2の方向に回転させる。例えば、ロータ軸210は、別の機構、トルクを与える負荷、戻りばね、及び回転トルクの他の適切なソースなどの外力により反時計回りに回転させることができる。
ステップ2550では、第1のピストンが部分的に第1の圧力チャンバ内へ付勢されて、加圧流体を第1の流体ポートの外へ付勢する。例えば、ロータリ・ピストン260は圧力チャンバ310へ押し込まれ、圧力チャンバ310内へ延びるピストン端部252の体積は同様の体積分の流体を押しのけ、よって、それを流体ポート312から流出させる。
実施の形態によっては、実施例である工程2500を用いて、接続された機構へ、全ストロークにわたって実質的に一定なパワーを提供する。例えば、アクチュエータ100が回転する際、接続された負荷に与えられるトルクには実質的にほとんど位置依存変動はないだろう。
実施の形態によっては、第1のハウジングは、第2のキャビティを含む第2の弧状チャンバ、第2のキャビティに流体連通する第2の流体ポート、及び、開口端部の内面周りに配設される第2のシール、を更に画成し、ロータ・アセンブリは第2のロータ・アームも含み、ロータリ・アクチュエータは、前記ハウジング内に配設されて第2の弧状チャンバ内を往復動自在な弧状の第2のピストンも含み、ここで、第2のシールと、第2のキャビティと、第2のピストンが第2の圧力チャンバを画成し、第2のコネクタが、第2のピストンの第1の端部を第2のロータ・アームに結合する。例えば、アクチュエータ100は、作動部110に含まれるロータリ・ピストン・アセンブリ200及び圧力チャンバ・アセンブリ300のコンポーネントを含む。
実施の形態によっては、第2のピストンを、第1のピストンと同じ回転方向に配向してもよい。例えば、この2つのピストン260を同じ回転方向で協働して作動するように配向する。実施の形態によっては、第2のピストンを、第1のピストンとは反対の回転方向に配向してもよい。例えば、ロータリ・ピストン250を、ロータリ・ピストン260に対して相対的に反対の回転方向で作動するように配向する。
実施の形態によっては、アクチュエータは第1のハウジングの周りに配設されて第2の流体ポートを有する第2のハウジングを含むことができ、第1のハウジングと、第2のハウジングと、シールと、第1のピストンとが第2の圧力チャンバを画成する。例えば、アクチュエータ400は、圧力チャンバ・アセンブリ420を実質的に取り囲む外側ハウジング450を含む。ボア452内の加圧流体は、シール426により、圧力チャンバ422内の流体から隔離されている。
実施によっては、回転出力軸を、第1の方向の回転とは反対の第2の方向へ回転させるステップは、加圧流体を第2の圧力チャンバへ送るステップと、第2のピストンを部分的に第2の圧力チャンバから外方へ付勢し、第1の方向とは反対の第2の方向の回転出力軸の回転を強いるステップとを含む。例えば、加圧流体を、第1の作動部110の圧力チャンバ310へ送ってロータリ・ピストン260を外方へ付勢し、それによりロータ軸210を反時計回りに回転させることができる。
実施によっては、回転出力軸を、第1の方向の回転とは反対の第2の方向へ回転させるステップは、加圧流体を第2の圧力チャンバへ送るステップと、第1のピストンを部分的に第1の圧力チャンバ内へ付勢し、第1の方向とは反対の第2の方向の回転出力軸の回転を強いるステップとを含む。例えば、加圧流体を、圧力チャンバ422内の流体より高い圧力でボア452へ流入させ、それによりロータリ・ピストン414が圧力チャンバ422内へ動くようにし、ロータ軸412が反時計回りに動くようにすることができる。
実施によっては、回転出力軸の回転によりハウジングを回転させることができる。例えば、回転出力軸412は、回転可能に静止状態に保つことができ、ハウジング450は回転が許容され、圧力チャンバ422内へ加圧流体を送ることによりロータリ・ピストン414を圧力チャンバ422の外へ付勢し、それによりハウジング450を回転出力軸412周りに回転させることができる。
図26乃至図28は、別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2600のコンポーネントの様々な図である。一般に、アクチュエータ2600は、シールアセンブリの構成を除き、図1の実施例であるアクチュエータ100に類似する。実施例であるアクチュエータ100のシールアセンブリ320が圧力チャンバ310に対して相対的に実質的に(+/−5度で)静止状態にあり、ロータリ・ピストン250の表面と滑動接触状態にある。その一方、実施例であるアクチュエータ2600において比べてみると、シール構成は、以下説明するように、逆である。
図26は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2600を示す斜視図である。アクチュエータ2600は、ロータリ・ピストン・アセンブリ2700と圧力チャンバ・アセンブリ2602とを含む。アクチュエータ2600は、第1の作動部2610と第2の作動部2620とを含む。アクチュエータ2600の実施例において、第1の作動部2610は、ロータリ・ピストン・アセンブリ2700を第1の方向、例えば反時計回りに、回転するように構成されていて、第2の作動部2620は、ロータリ・ピストン・アセンブリ2700を第1の方向とは反対である第2の方向、例えば時計回りに、回転するように構成されている。
図27は、実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ2700を、圧力アセンブリ2602から離して見た斜視図である。ロータリ・ピストン・アセンブリ2700はロータ軸2710を含む。複数のロータ・アーム2712がロータ軸2710から径方向に延び、各ロータ・アーム2712の遠端部が、ロータ軸2710の軸線に実質的に(例えば、+/−2度で)整列し、一群のコネクタ・ピン2714を収容する大きさになされた、ボア(不図示)を含む。
図27に示すように、実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ2700の第1の作動部2610は一対のロータリ・ピストン2750を含み、第2の作動部2620は一対のロータリ・ピストン2760を含む。実施例であるアクチュエータ2600は、二対のロータリ・ピストン2750、2760を含むが、他の実施の形態は、より多い及び/又はより少ない数の協働し対向するロータリ・ピストンを含むことができる。
図27に示す実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリにおいて、ロータリ・ピストン2750、2760のそれぞれはピストン端部2752及び一つ以上のコネクタ・アーム2754を含む。ピストン端部2752は、実質的に滑らかな表面を有する略半円形の本体を有するように形成される。コネクタ・アーム2754のそれぞれは、ピストン端部2752の半円形本体の軸線に実質的に(例えば、+/−2度で)整列し、コネクタ・ピン2714の一つを収容する大きさになされたボア2756を含む。
実施によっては、ロータリ・ピストン2750、2760のそれぞれは、ピストン端部2752の外側周辺部まわりに配設されたシールアセンブリ2780を含む。実施によっては、シールアセンブリ2780は、シール溝の全ての側面で保持される円形又は半円形の封止寸法形状であってよい。実施よっては、市販の往復動ピストン型又はシリンダ型シールを用いることができる。例えば、既存の航空機に搭載する直動油圧アクチュエータで既に使用されている市販の各種シールの類が、線形負荷及び位置保持の用途に対して十分な能力を有することを実証してもよい。実施によっては、アクチュエータ2600の封止の複雑さを、標準的な、例えば、直動油圧アクチュエータで一般に用いられる市販の、半円形の単方向シール設計を利用して減らすようにしてもよい。実施の形態によっては、シールアセンブリ2780は一体シールであってもよい。
図28は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2600の断面図である。図解した実施例は、圧力チャンバ・アセンブリ2602内の弧状キャビティとして形成された対応の圧力チャンバ2810内に挿入されたロータリ・ピストン2760を示す。ロータリ・ピストン2750も、対応の圧力チャンバ2810内に挿入されているが、この図では見えない。
実施例であるアクチュエータ2600において、ロータリ・ピストン2750、2760がそれぞれ、各圧力チャンバ2810の開口端部2830に挿通され、各シールアセンブリ2780がピストン端部2760の外周と、圧力チャンバ2810の実質的に滑らかな内面とに接触することにより、圧力チャンバ2810内に実質的に(例えば、時間当たり10%未満の圧力損失で)圧力封止された領域を形成する。
実施の形態によっては、シール2780は軸受として働くことができる。例えば、シール2780は、ピストン2750、2760が動いて圧力チャンバ310を出入りするときにその支持を提供してもよい。
図29A乃至図29Eは、中央作動アセンブリ2960を備える別の実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900の様々な図である。各図面の簡単な説明については、本明細書の「図面の簡単な説明」を参照されたい。
一般に、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900は、図12乃至図14の、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1200と実質的に類似し、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900も、中央作動アセンブリ2960と中央装着アセンブリ2980とを含む。実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900は実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ1200の改変として図解され、説明されているが、実施の形態によっては、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900は、中央作動アセンブリ2960及び/又は中央装着アセンブリ2980を実装する設計面において、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300及び/又は2600の特徴も実装することができる。
アクチュエータ2900はロータリ・アクチュエータ・アセンブリ2910、第1の作動部2901、及び第2の作動部2902を含む。ロータリ・ピストン・アセンブリ2910は、ロータ軸2912、一群のロータ・アーム2914、及び一群のデュアル・ロータリ・ピストン、例えば図12乃至図14のデュアル・ロータリ・ピストン1216、を含む。
実施例であるアクチュエータ2900の第1の作動部2901は第1の圧力チャンバ・アセンブリ2950aを含み、第2の作動部2902は第2の圧力チャンバ・アセンブリ2950bを含む。第1の圧力チャンバ・アセンブリ2950aは一群の圧力チャンバ、例えば、第1の圧力チャンバ・アセンブリ2950a内に弧状キャビティとして形成された図12乃至図14の圧力チャンバ1252a、を含む。第2の圧力チャンバ・アセンブリ2950bは一群の圧力チャンバ、例えば、第2の圧力チャンバ・アセンブリ2950b内に弧状キャビティとして形成された図12乃至図14の圧力チャンバ1252b、を含む。ハウジング内の半円形ボア2953はロータ軸2912を収容する。
中央装着アセンブリ2980は、第2の圧力チャンバ・アセンブリ2950bのハウジングの半径方向に突出する部分2981として形成される。実施の形態によっては、中央装着点2964の位置は、第2の圧力チャンバ・アセンブリ2950bの長手方向長さの中央1/3以内にある。中央装着アセンブリ2980は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900を、外面、例えば航空機のフレーム、へ取り外し自在に固定するための装着点を提供する。半径方向に突出する部分2981内に形成された一群の孔2982には一群の留め具(締着具)2984、例えばボルト、が挿入されて中央装着アセンブリ2980を、外部装着部位2990、例えば航空機のフレーム上の装着点(ブラケット)へ取り外し自在に固定する。
中央作動アセンブリ2960は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900 の長手方向軸線AA沿いの中間点で、第1及び第2の作動部2901、2902のハウジングの外面の一部に形成される半径方向凹部2961を含む。被作動部(例えば、航空機の飛行操縦面)上の外部装着部位への取り付けに適する外部装着ブラケット2970が作動アーム2962に接続される。作動アーム2962は、凹部2961を通って延びていて、ロータ軸2912の長手方向軸線の中間点で外面に形成された中央装着点2964へ取り外し自在に取り付けられる。
ここで図29D及び図29Eを参照すると、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900は、凹部2961における中央装着アセンブリ2980及び中央作動アセンブリ2960の、中間点での切断端面図及び切断斜視図で示されている。作動アーム2962は、凹部2961内に延びてロータ軸2912の中央装着点2964に接触する。作動アーム2962は、留め具2966、例えば、作動アーム2962に形成された一対の孔2968と中央装着点2964を貫通して形成された孔2965とに通したボルト、により中央装着点2964へ取り外し自在に接続される。一群の孔2969は、作動アーム2962の半径方向外方端部に形成される。一群の留め具2972、例えばボルトは、孔2969と、外部装着部位(ブラケット)2970内に形成された対応孔(不図示)とに差し通される。上記のように、中央作動アセンブリ2960は、実施例であるロータリ・ピストン・アクチュエータ2900と外部装着部位2970とを結合してロータ・アセンブリ2910の回転運動を、被動(被作動)装置、例えば航空機の飛行操縦面へ移す。
実施の形態によっては、中央作動アセンブリ2960又は中央装着アセンブリ2980の一方を、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300及び/又は2600のうちのいずれかの特徴と組み合わせて用いることができる。例えば、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900は、中央装着アセンブリ2980を通して静止面へ装着されて、ロータ軸アセンブリ2910の一端又は両端で作動を提供してもよい。別の実施例において、実施例であるロータリ・ピストン・アセンブリ2900は、非中央装着点を通して静止面へ装着されて、中央作動アセンブリ2960で作動を提供してもよい。
図30A乃至図30Eは、中央作動アセンブリ3060を有する、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000の様々な図である。各図面の簡単な説明については、本明細書の「図面の簡単な説明」を参照されたい。
一般に、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000は、図29A乃至図29Eのロータリ・ピストン型アクチュエータ2900と実質的に類似し、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000も、中央作動アセンブリ3060及び中央装着アセンブリ3080を含む。実施の形態によっては、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000は、回転作用をロータリ・ピストン型アクチュエータ以外の機構により行うことができる、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900の改変であってもよい。例えば、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000は、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、ロータリ流体型アクチュエータ、電気機械式アクチュエータ、直線運動・回転運動変換アクチュエータ(linear-to-rotary motion actuator)、又は、これらの組み合わせ、又は、適切な他のロータリ・アクチュエータであってよい。実施例であるロータリ・アクチュエータ3000は、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ2900の改変として図解され、説明されてきたが、実施の形態によっては、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000は、中央作動アセンブリ3060及び/又は中央装着アセンブリ3080を実装する設計面において、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300、2600及び/又は2900の特徴も実装することができる。
アクチュエータ3000は、ロータリ・アクチュエータ部3010a及びロータリ・アクチュエータ部3010bを含む。実施の形態によっては、ロータリ・アクチュエータ部3010a及びロータリ・アクチュエータ部3010bは、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、ロータリ流体型アクチュエータ、電気機械式アクチュエータ、直線運動・回転運動変換アクチュエータ、又は、これらの組み合わせ、又は、適切な他のロータリ・アクチュエータであってよい。ロータリ・アクチュエータ部3010aはハウジング3050aを含み、ロータリ・アクチュエータ部3010bはハウジング3050bを含む。ロータ軸3012aはロータリ・アクチュエータ部3010aの長手方向軸線に沿っていて、ロータ軸3012bはロータリ・アクチュエータ部3010bの長手方向軸線に沿っている。
中央装着アセンブリ3080は、ハウジング3050a及び3050bの半径方向に突出する部分3081として形成される。中央装着アセンブリ3080は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000を、外面又は外部構造部材、例えば航空機のフレームや航空機の操縦面、へ取り外し自在に固定するための装着点を提供する。半径方向に突出する部分3081に形成された一群の孔3082には、一群の留め具(不図示)、例えばボルト、が挿入されて中央装着アセンブリ3080を、外部装着部位、例えば図29の外部装着部位2090、すなわち航空機のフレーム又は操縦面の上の装着点(ブラケット)へ取り外し自在に固定する。
中央作動アセンブリ3060は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000の長手方向軸線AA沿いの中間点で、ハウジング3050a、3050bの外面の一部に形成される半径方向凹部3061を含む。実施によっては、外部装着ブラケット2970等の外部装着ブラケットは、構造部材又は被作動部材(例えば、航空機の飛行操縦面)の外部装着部位へ取り付けるのに適していてもよく、これは、作動アーム3062に接続することができる。作動アーム2962等の作動アームは凹部3061を通って延び、ロータ軸3012a及び3012bの長手方向軸線の中間点で外面に形成される中央装着点3064へ取り外し自在に取り付けられる。
ここで図30D及び図30Eをより詳細に参照すると、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ3000が、凹部3061における中央装着アセンブリ3080及び中央作動アセンブリ3060の中間点での切断端面図及び切断斜視図で示されている。作動アーム(不図示)は凹部3061内に延びてロータ軸3012a及び3012bの中央装着点3064に接触する。作動アームは、留め具、例えば、一対の孔(例えば、作動アーム2962に形成された孔2968)と、中央装着点3064を貫通して形成された孔3065とに通したボルト、により中央装着点3064へ取り外し自在に接続できる。ロータリ・ピストン型アクチュエータ2900及び中央作動アセンブリ2960の説明で行った検討と同様に、中央作動アセンブリ3060は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000を外部装着部位又は構造部材に接続してアクチュエータ部3010a、3010bの回転運動を、構造部材、例えば航空機のフレーム、に対して相対的に動かされる(作動される)装置、例えば航空機の飛行操縦面、に与える。
実施の形態によっては、中央作動アセンブリ3060及び中央装着アセンブリ3080の一方を、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300、2600及び/又は2900のうちのいずれかの特徴(部位)と組み合わせて用いることができる。例えば、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000を、中央装着アセンブリ3080を通して静止面へ装着して、ロータ軸3012a、3012bの一端又は両端で作動を提供してもよい。別の実施例において、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000を、非中央装着点を通して静止面へ装着して、中央作動アセンブリ3060に作動を提供してもよい。別の実施例において、ロータリ・アクチュエータ3000を、中央装着点3064を通して静止面へ装着して、中央装着アセンブリ3080で作動を提供してもよい。
図31A乃至図31Eは、中央作動アセンブリ3160を有する、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100の様々な図である。各図面の簡単な説明については、本明細書の「図面の簡単な説明」を参照されたい。
一般に、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100は、図30A乃至図30Eのロータリ・アクチュエータ3000と実質的に類似し、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100も、中央作動アセンブリ3160及び中央装着アセンブリ180を含む。実施の形態によっては、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100は、回転作用がロータリ流体アクチュエータ以外の機構によって行える、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ3000の改変であってもよい。実施例であるロータリ・アクチュエータ3100は電気機械式アクチュエータである。実施例であるロータリ・アクチュエータ3100は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3000の改変として図解され、説明されてきたが、実施の形態によっては、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100は、中央作動アセンブリ3160及び/又は中央装着アセンブリ3180を実装する設計面において、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300、2600及び/又は2900及び/又はロータリ・アクチュエータ3000の特徴も実装することができる。
アクチュエータ3100は、ロータリ・アクチュエータ部3110a及びロータリ・アクチュエータ部3110bを含む。実施の形態によっては、ロータリ・アクチュエータ部3110a及び3110bは電気機械式アクチュエータであってもよい。ロータリ・アクチュエータ部3110aはハウジング3150aを含み、ロータリ・アクチュエータ部3110bはハウジング3150bを含む。ロータ軸3112aはロータリ・アクチュエータ部3110aの長手方向軸線に沿っていて、ロータ軸3112bはロータリ・アクチュエータ部3110bの長手方向軸線に沿っている。
中央装着アセンブリ3180は、ハウジング3150a及び3150bの半径方向に突出する部分3181として形成される。中央装着アセンブリ3180は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100を、外面又は外部構造部材、例えば航空機のフレームや航空機の操縦面、へ取り外し自在に固定するための装着点を提供する。半径方向に突出する部分3181に形成された一群の孔3182には、一群の留め具(不図示)、例えばボルト、が挿入されて中央装着アセンブリ3180を、外部装着部位、例えば図29の外部装着部位2090、すなわち航空機のフレーム又は操縦面の上の装着点(ブラケット)へ取り外し自在に固定する。
中央作動アセンブリ3160は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100の長手方向軸線AA沿いの中間点で、ハウジング3150a、3150bの外面の一部に形成される半径方向凹部3161を含む。実施によっては、外部装着ブラケット2970等の外部装着ブラケットは、構造部材又は被作動部材(例えば、航空機の飛行操縦面)の外部装着部位へ取り付けるのに適していてもよく、これは、作動アーム3162に接続することができる。作動アーム2962等の作動アームは凹部3161を通って延び、ロータ軸3112a及び3112bの長手方向軸線の中間点で外面に形成される中央装着点3164へ取り外し自在に取り付けられる。
ここで図31D乃至図31Eを参照すると、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ3100が、凹部3161における中央装着アセンブリ3080及び中央作動アセンブリ3160の中間点での切断端面図及び切断斜視図で示されている。作動アーム(不図示)は凹部3161内に延びてロータ軸3112a及び3112bの中央装着点3164に接触する。作動アームは、留め具、例えば、一対の孔(例えば、作動アーム2962に形成された孔2968)と、中央装着点3164を貫通して形成された孔3165とに通したボルト、により中央装着点3164へ取り外し自在に接続される。ロータリ・ピストン型アクチュエータ2900及び中央作動アセンブリ2960の説明で行った検討と同様に、中央作動アセンブリ3160は、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100を外部装着部位又は構造部材に結合してアクチュエータ部3110a、3110bの回転運動を、構造部材、例えば航空機のフレーム、に対して相対的に動かされる(作動される)装置、例えば航空機の飛行操縦面に与える。
実施の形態によっては、中央作動アセンブリ3160及び中央装着アセンブリ3180の一方を、実施例であるロータリ・ピストン型アクチュエータ100、400、700、800、1200、1500、1700、1900、2200、2300、2600及び/又は2900及び/又はロータリ・アクチュエータ3000のうちのいずれかの特徴(部位)と組み合わせて用いることができる。例えば、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100を、中央装着アセンブリ3180を通して静止面へ装着して、ロータ軸3112a、3112bの一端又は両端で作動を提供してもよい。別の実施例において、実施例であるロータリ・アクチュエータ3100を、非中央装着点を通して静止面へ装着して、中央作動アセンブリ3160で作動を提供してもよい。別の実施例において、ロータリ・アクチュエータ3100を、中央装着点3164を通して静止面へ装着して、中央装着アセンブリ3180で作動を提供してもよい。
いくつかの実施について、以上詳細に説明したが、他の改変も可能である。例えば、各図に示す論理的なフローにとって、示された特定の順序又は順番は望ましい結果を得るための要件ではない。実施例によっては、位置又は量に関連する用語である「約」、「近傍の」「略」、「実質的に」又は他のそのような用語が意味するところは、特記しない限り、記載された位置又は量に、記載された量の、又は、記載された位置の主要寸法の長さの、±(上下)10%であるが、これに限定されるものではない。また、他のステップを加えてもよく、記載したフローからあるステップを除いてもよく、記載したシステムに他の構成要素を加えてもよく、それから除いてもよい。したがって、他の実施は、本願請求項の範囲に含まれる。
100 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
110 第1の作動部
120 第2の作動部
200 ロータリ・ピストン・アセンブリ
210 ロータ軸
212 ロータ・アーム
214 コネクタ・ピン
250 ロータリ・ピストン
252 ピストン端部
254 コネクタ・アーム
256 ボア
260 ロータリ・ピストン
263 軸受
300 圧力チャンバ・アセンブリ
310 圧力チャンバ
312 流体ポート
320 シールアセンブリ
330 開口端部
350 開口部
360 軸線方向ボア
362 キー溝
400 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
412 ロータ軸
414 ロータリ・ピストン
416 コネクタ・ピン
420 圧力チャンバ・アセンブリ
422 圧力チャンバ
424 シールアセンブリ
426 開口端部
428 流体ポート
450 外側ハウジング
452 ボア
454 流体ポート
700 ロータリ・ピストン・アセンブリ
701 ロータ軸
710 第1の作動部
712 ロータリ・ピストン
720 第2の作動部
722 ロータリ・ピストン
800 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
801 第1の作動部
802 第2の作動部
810 ロータ軸
812、822 ロータリ・ピストン
820 圧力チャンバ・アセンブリ
830 流体ポート
840 弧状圧力チャンバ
850 ボア
851 キー溝
852 結合ピン
1100 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
1101 第1の作動部
1102 第2の作動部
1110 ロータリ・ピストン・アセンブリ
1120 圧力チャンバ・アセンブリ
1200 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
1201 第1の作動部
1202 第2の作動部
1210 ロータリ・ピストン・アセンブリ
1212 ロータ軸
1213 ロータ・アーム
1214 ロータ・アーム
1216 デュアル・ロータリ・ピストン
1218 コネクタ部分
1220a、1220b ピストン端部
1222、1224 ボア
1250a 第1の圧力チャンバ・アセンブリ
1250b 第2の圧力チャンバ・アセンブリ
1252a、1252b 圧力チャンバ
1253a、1253b 半円ボア
1254 開口端部
1256 シールアセンブリ
1262b 長手方向端部
1501 ロータリ・ピストン・アセンブリ
1500 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
1510 ロータ軸
1530 ロータ・アーム
1520a、1520b ロータリ・ピストン
1550 圧力チャンバ・アセンブリ
1555a、1555b 弧状圧力チャンバ
1560 シールアセンブリ
1565 開口端部
1700 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
1701 ロータリ・ピストン・アセンブリ
1710 ロータ軸
1720a、1720b ロータリ・ピストン
1730a、1730b ロータ・アーム
1732 コネクタ・ピン
1750 圧力チャンバ・アセンブリ
1755a、1755b 弧状圧力チャンバ
1760 シールアセンブリ
1765 開口端部
1900 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
1910 ロータリ・ピストン・アセンブリ
1912 ロータ軸
1914 ロータ・アーム
1916 ボア
1918 コネクタ・ピン
1920 圧力チャンバ・アセンブリ
1930 ロータリ・ピストン
1932 ピストン端部
1934 コネクタ・アーム
1936 ボア
1960 圧力チャンバ
1964 開口端部
1962 シールアセンブリ
1966 キャビティ
2200 アクチュエータ
2210 圧力チャンバ・アセンブリ
2220 ロータリ・ピストン・アセンブリ
2222 ロータリ・ピストン
2224 ロータ・アーム
2230 ロータ軸
2232、2234 出力部分
2236 スプライン
2300 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
2330 ロータ軸
2332 ボア
2336 スプライン
2400 ロータリ・ピストン
2310 ピストン端部
2420 コネクタ部分
2430 ボア
2410 ピストン端部
2440 端部テーパ
2450 終端部
2500 工程
2600 アクチュエータ
2602 圧力チャンバ・アセンブリ
2610 第1の作動部
2620 第2の作動部
2700 ロータリ・ピストン・アセンブリ
2710 ロータ軸
2712 ロータ・アーム
2714 コネクタ・ピン
2750 ロータリ・ピストン
2752 ピストン端部
2754 コネクタ・アーム
2756 ボア
2760 ロータリ・ピストン
2780 シールアセンブリ
2810 圧力チャンバ
2830 開口端部
2900 ロータリ・ピストン型アクチュエータ
2901 第1の作動部
2902 第2の作動部
2910 ロータリ・アクチュエータ・アセンブリ
2912 ロータ軸
2914 ロータ・アーム
2916 デュアル・ロータリ・ピストン
2950a 第1の圧力チャンバ・アセンブリ
2950b 第2の圧力チャンバ・アセンブリ
2953 半円形ボア
2960 中央作動アセンブリ
2961 凹部
2962 作動アーム
2964 中央装着点
2970 外部装着ブラケット
2980 中央装着アセンブリ
2981 半径方向に突出する部分
2982 孔
2984 留め具(締着具)
2990 外部装着部位
2991 凹部
2965、2968、2969 孔
2966 留め具
2972 留め具
3000 ロータリ・アクチュエータ
3010a、3010b ロータリ・アクチュエータ部
3012a、3012b ロータ軸
3050a、3050b ハウジング
3060 中央作動アセンブリ
3061 半径方向凹部
3062 作動アーム
3064 中央装着点
3065 孔
3080 中央装着アセンブリ
3081 半径方向に突出する部分
3082 孔
3100 ロータリ・アクチュエータ
3110a、3110b ロータリ・アクチュエータ部
3112a、3112b ロータ軸
3150a、3150b ハウジング
3160 中央作動アセンブリ
3161 半径方向凹部
3162 作動アーム
3164 中央装着点
3165 孔
3180 中央装着アセンブリ
3181 半径方向に突出する部分
3182 孔

Claims (32)

  1. ハウジングと;
    前記ハウジング内に回転可能にジャーナル(軸受)支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと;
    前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点は前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと;
    航空機の構造部材の装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する装着アセンブリと;
    近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、作動される航空機アセンブリの外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームと、
    を備える;
    ロータリ・アクチュエータ。
  2. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;
    前記作動アームは前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項1のロータリ・アクチュエータ。
  3. 前記装着アセンブリは、前記ハウジングの中間点に配設された前記ハウジングの半径方向突出部を備え、前記装着アセンブリは、前記中央作動アセンブリの半径方向凹部から約180°に配設される;
    請求項1のロータリ・アクチュエータ。
  4. 前記ハウジングは、第1のキャビティと、前記第1のキャビティに流体連通する第1の流体ポートと、開口端とを含む第1の弧状チャンバを画成し;
    前記ロータ・アセンブリは、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームを更に含み;
    前記ロータ・アクチュエータは、前記開口端を通って前記第1の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第1のピストンを更に備え、第1のシールと、前記第1のキャビティと、前記第1のピストンとが、第1の圧力チャンバを画成し、前記第1のピストンの第1の部分が前記第1のロータ・アームに接触する;
    請求項1のロータリ・アクチュエータ。
  5. 前記ハウジングは、第2のキャビティと、前記第2のキャビティに流体連通する第2の流体ポートとを備える第2の弧状チャンバを更に画成し;
    前記ロータ・アセンブリは第2のロータ・アームを更に備え;
    前記ロータリ・アクチュエータは、前記第2の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第2のピストンを更に備え、第2のシールと、前記第2のキャビティと、前記第2のピストンとが、第2の圧力チャンバを画成し、前記第2のピストンの第1の部分が前記第2のロータ・アームに接触する;
    請求項4のロータリ・アクチュエータ。
  6. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;
    前記作動アームは前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項5のロータリ・アクチュエータ。
  7. 前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを更に備える;
    請求項1のロータリ・アクチュエータ。
  8. 前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、又はロータリ流体型アクチュエータのうちの一つである、
    請求項7のロータリ・アクチュエータ。
  9. 前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである、
    請求項7のロータリ・アクチュエータ。
  10. 装着アセンブリを備えるハウジングと;
    前記ハウジング内に回転可能にジャーナル支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと;
    前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点は前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと;
    近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、被作動部材の外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備える;
    ロータリ・アクチュエータ。
  11. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;
    前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  12. 前記装着アセンブリは前記ハウジングの半径方向突出部を備え、前記装着アセンブリは前記中央作動アセンブリの前記半径方向凹部から約180°に配設され、前記装着アセンブリは、装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する;
    請求項11のロータリ・アクチュエータ。
  13. 前記ハウジングの前記半径方向突出部は前記ハウジングの半径方向に突出する中央部である;
    請求項12のロータリ・アクチュエータ。
  14. 前記ハウジングは、第1のキャビティと、前記第1のキャビティに流体連通する第1の流体ポートと、開口端とを含む第1の弧状チャンバを画成し;
    前記ロータ・アセンブリは、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームを更に含み;
    前記ロータリ・アクチュエータは、前記開口端を通って前記第1の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第1のピストンを備え、第1のシールと、前記第1のキャビティと、前記第1のピストンとが、第1の圧力チャンバを画成し、前記第1のピストンの第1の部分が前記第1のロータ・アームに接触する;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  15. 前記ハウジングは、第2のキャビティと、前記第2のキャビティに流体連通する第2の流体ポートとを備える第2の弧状チャンバを更に画成し;
    前記ロータ・アセンブリは第2のロータ・アームを更に備え;
    前記ロータリ・アクチュエータは、前記第2の弧状チャンバ内で往復動自在に前記ハウジング内に配設される弧状の第2のピストンを更に備え;
    第2のシールと、前記第2のキャビティと、前記第2のピストンとが、第2の圧力チャンバを画成し、前記第2のピストンの第1の部分が前記第2のロータ・アームに接触する;
    請求項14のロータリ・アクチュエータ。
  16. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部を更に含み;
    前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項15のロータリ・アクチュエータ。
  17. 第1の端部が前記ハウジングに装着され、第2の端部が、前記回転出力軸から半径方向外方へ延びる第1のロータ・アームに装着される、直動アクチュエータを更に備える;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  18. 前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを更に備える;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  19. 前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、及びロータリ・流体型アクチュエータのうちの一つである;
    請求項18のロータリ・アクチュエータ。
  20. 前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである;
    請求項18のロータリ・アクチュエータ。
  21. 前記ロータリ・アクチュエータは、直動アクチュエータと、前記ロータに結合される直線運動・回転運動変換アセンブリとを備える;
    請求項18のロータリ・アクチュエータ。
  22. 前記ハウジングは一体ハウジングとして形成される;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  23. 前記外部装着部位は、航空機の構造部材又は外面の外部装着コネクタの一方に取り付けられ、前記装着アセンブリは、前記航空機の構造部材又は前記外面の外部装着コネクタの他方に取り付けられる;
    請求項10のロータリ・アクチュエータ。
  24. 回転作動の方法であって:
    ロータリ・アクチュエータを提供ステップであって、
    前記ロータリ・アクチュエータが:
    ハウジングと;
    前記ハウジング内に回転可能にジャーナル支持され、回転出力軸を含むロータ・アセンブリと;
    前記回転出力軸の外面に形成された中央装着点を含む中央作動アセンブリであって、前記中央装着点が前記回転出力軸の長手方向の中間点に近接する、中央作動アセンブリと;
    近端で取り外し自在に前記中央装着点へ取り付けられる作動アームであって、被作動部材の外部装着部位への遠端での取り付けに適合する作動アームとを備えるロータリ・アクチュエータを提供ステップと;
    ロータ・アセンブリを付勢するステップと;
    回転出力軸の回転を付勢するステップと;
    作動アームの回転を付勢するステップと;
    被作動部材の運動を付勢するステップとを含む;
    方法。
  25. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部更に含み;
    前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項24の方法。
  26. 前記装着アセンブリは前記ハウジングの半径方向に突出する部分を更に備え、前記装着アセンブリは前記中央作動アセンブリの半径方向凹部から約180°に配設され、前記装着アセンブリは、装着面の外部装着コネクタへの取り付けに適合する;
    請求項24の方法。
  27. 前記ハウジングの前記半径方向突出部は前記ハウジングの半径方向に突出する中央部分である;
    請求項24の方法。
  28. 前記中央作動アセンブリは、前記回転出力軸の前記中央装着点に近接する前記ハウジングの外周面に形成された半径方向凹部更に含み;
    前記作動アームは、前記半径方向凹部を通って延びる;
    請求項24の方法。
  29. 前記ハウジングに装着されるステータと、前記回転出力軸に結合されるロータとを備えるロータリ・アクチュエータを更に備える;
    請求項24の方法。
  30. 前記ロータリ・アクチュエータは、ロータリ・ピストン型アクチュエータ、ロータリ・ベーン型アクチュエータ、又はロータリ・流体型アクチュエータのうちの一つである;
    請求項29の方法。
  31. 前記ロータリ・アクチュエータは電気機械的アクチュエータである;
    請求項29の方法。
  32. 前記ロータリ・アクチュエータは、直動アクチュエータと、前記ロータに結合された直線運動・回転運動変換アセンブリとを備える、
    請求項29の方法。
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