JP2016515122A5 - - Google Patents

Claims (14)

1. それを必要とする対象において炎症応答を寛解させるための、−７５ｍＶ〜０ｍＶのゼータ電位を有する乳酸−グリコール酸共重合体（ＰＬＧＡ）粒子及び担体を含む医薬組成物であって、前記粒子が、結合したペプチド又は抗原性部分を含まない、医薬組成物。
2. 前記粒子がカルボキシル化されている、請求項１に記載の医薬組成物。
3. 前記粒子が、−５０ｍＶ〜０ｍＶ、−５０ｍＶ〜−４０ｍＶ、又は−５０ｍＶのゼータ電位を有する、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
4. 前記粒子のポリ乳酸：ポリグリコール酸比が、５０：５０、８０：２０又は９０：１０である、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
5. 前記粒子の粒径が、約０．１μｍ〜約１０μｍ、約０．３μｍ〜約５μｍ、約０．５μｍ〜約３μｍ、約０．５μｍ〜約１μｍ、又は約０．５μｍである、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
6. 前記炎症応答の寛解が、単球及び／又は好中球アポトーシスの誘導を含む、請求項１又は２に記載の医薬組成物。
7. 前記それを必要とする対象が、自己免疫障害を有するか、移植レシピエントであるか、虚血性再灌流損傷もしくはアテローム性動脈硬化症を有するか、心筋梗塞を患ったことがあるか、乾癬又は皮膚炎を有するか、アレルギー性障害を患うか、細菌又はウイルス感染を有するか、手術を受けたか又はこれから受けるか、或いは身体的外傷又は損傷を経験した、請求項１に記載の医薬組成物。
8. 前記自己免疫障害が、多発性硬化症、強皮症、１型糖尿病、リウマチ性関節炎、甲状腺炎、全身性エリテマトーデス、レイノー症候群、シェーグレン症候群、自己免疫性ブドウ膜炎、自己免疫性心筋炎、炎症性腸疾患、筋萎縮性側索硬化症（ＡＬＳ）、セリアック病、潰瘍性大腸炎、及びクローン病からなる群から選択される、請求項７に記載の医薬組成物。
9. 前記アレルギー性障害が、湿疹、喘息、アレルギー性鼻炎、又は皮膚過敏症である、請求項７に記載の医薬組成物。
10. 前記ウイルス感染が、ヘルペスウイルス感染、肝炎ウイルス感染、西ナイルウイルス感染、フラビウイルス感染、インフルエンザ感染、ライノウイルス感染、パピローマウイルス感染、又はパラインフルエンザウイルス感染である、請求項７に記載の医薬組成物。
11. 前記ウイルス感染が、前記対象の中枢神経系に感染し、場合により、前記ウイルス感染が、ウイルス性脳炎又はウイルス性髄膜炎を引き起こす、請求項１０に記載の医薬組成物。
12. 前記細菌感染が、前記対象の中枢神経系に感染し、場合により、前記細菌感染が、敗血症細菌性脳炎又は細菌性髄膜炎を引き起こす、請求項７に記載の医薬組成物。
13. 前記粒子が、手術前、手術中、及び／又は手術後に前記対象に投与される、請求項７に記載の医薬組成物。
14. それを必要とする対象に、経口、経鼻、静脈内、筋肉内、経眼、経皮、又は皮下投与される、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の医薬組成物。