JP2016513793A - 屋内での全地球航法衛星システム(gnss)信号の使用を可能にするための方法および装置 - Google Patents

屋内での全地球航法衛星システム(gnss)信号の使用を可能にするための方法および装置 Download PDF

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Abstract

屋内での全地球航法衛星システム(GNSS)信号の使用を可能にするための装置および方法が開示される。この方法は、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定することを含み得る。この方法は、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が利用可能であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定することも含み得る。この方法は、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定することも含み得る。【選択図】 図1

Description

[0001]全地球航法衛星システム(GNSS)受信機は、電子デバイスの位置を決定するために使用され得る。GNSS受信機は、GNSS衛星から全地球測位システム(GPS)、ガリレオ、GlonassまたはCompassの信号など、GNSS信号を受信する。受信されたGNSS信号に基づいて、電子デバイスの位置が計算され得る。しかしながら、GNSS信号が物理的な建造物を貫通するように設計されていなかったので、GNSS信号は、一般に、屋内環境では利用できない、または非常に減衰する。
[0002]屋内環境では、電子デバイスは、依然としてその位置を決定することができる。電子デバイスは、ワイヤレスフィデリティー(WiFi(登録商標))アクセスポイント(AP)から受信される信号に基づいて、その位置を決定することができる。たとえば、近似のロケーションは、1つまたは複数のWiFi APの位置を受信し、WI−FI(登録商標) APの位置から電子デバイスの位置を三辺測量しようと試みることによって決定され得る。いくつかの状態では、たとえばWiFiアクセスポイント信号など屋内トランシーバ信号に加えて、または、WiFi信号または他の屋内トランシーバ信号が信頼できないまたは利用できない場合など、いくつかの状況では、屋内トランシーバ信号の代わりに、GNSS信号を利用することが有用であり得る。しかしながら、受信がないにもかかわらず、電子デバイスのGNSS受信機をオンのままにしておくこと、またはGNSS衛星受信について検査するために電子デバイスのGNSS受信機を常にオンにしておくことは、電子デバイスの限られた電力および計算リソースを消費する。
[0003]本明細書で説明するモバイルデバイスによる屋内位置決定のための方法の一例は、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定することと、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定することと、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定することとを含む。
[0004]本明細書で説明する屋内位置決定を可能にするためのモバイルデバイスの一例は、位置推定エンジンと検出器とを記憶するためのメモリと、GNSS受信機と、メモリおよびGNSS受信機と結合され、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定し、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定し、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定するために、位置推定エンジンと検出器とを実行するように構成されるプロセッサとを含む。
[0005]本明細書で説明するコンピュータ可読記憶媒体の一例は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定させ、GNSS測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定させ、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定させるモバイルデバイスによる屋内位置決定のためのコードを含む。
[0006]本明細書で説明するモバイルデバイスによる屋内位置決定のためのシステムの一例は、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定するための手段と、GNSS測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定するための手段と、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定するための手段とを含む。
[0007]本明細書で説明するモバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのための方法の一例は、物理的な建造物のマップを受信することと、ここにおいて、マップは、少なくとも、物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性(visibility)データを決定するためにマップを分析することと、モバイルデバイスからの要求に応答してGNSS信号可視性データをモバイルデバイスに提供することとを含む。
[0008]本明細書で説明するモバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムの一例は、ディレクトリ支援データエンジンと、建造物マップ分析エンジンと、物理的な建造物のマップとを記憶するためのメモリと、メモリと結合され、物理的な建造物のマップを受信し、ここにおいて、マップは、少なくとも、物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するためにマップを分析し、モバイルデバイスからの要求に応答してGNSS信号可視性データをモバイルデバイスに提供するために、ディレクトリ支援データエンジンと建造物マップ分析エンジンとを実行するように構成されるプロセッサとを含む。
[0009]本明細書で説明するコンピュータ可読記憶媒体の一例は、プロセッサによって実行されると、プロセッサに、物理的な建造物のマップを受信させ、ここにおいて、マップは、少なくとも、物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、GNSS測位信号が物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するためにマップを分析させ、モバイルデバイスからの要求に応答してGNSS信号可視性データをモバイルデバイスに提供させるモバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのコードを含む。
[0010]本明細書で説明するモバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのためのシステムの一例は、物理的な建造物のマップを受信するための手段と、ここにおいて、マップは、少なくとも、物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、GNSS測位信号が物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するためにマップを分析するための手段と、モバイルデバイスからの要求に応答してGNSS信号可視性データをモバイルデバイスに提供するための手段とを含む。
[0011]屋内でのGNSS信号の使用を可能にするための例示的なシステムアーキテクチャのブロック図。 [0012]モバイルデバイスおよび支援データサーバの一実施形態のブロック図。 [0013]物理的な建造物の内部の詳細なマップの一例。 [0014]物理的な建造物の内部の詳細なマップの別の例。 [0015]モバイルデバイスによる屋内位置決定のための方法の一実施形態の流れ図。 [0016]GNSS信号可視性を決定するために物理的な建造物のマップを分析するための方法の一実施形態の流れ図。 [0017]GNSS信号可視性データをモバイルデバイスに送信するための方法の一実施形態の流れ図。 [0018]モバイルデバイスが物理的な建造物内でGNSS信号を利用できるようにするための方法の一実施形態の流れ図。 [0019]GNSS信号可視性データを改善するための方法の一実施形態の流れ図。
[0020]「例示的」または「例」という単語は、本明細書では「例、事例、または例示の働きをすること」を意味するために使用する。「例示的」または「例」として本明細書で説明するいかなる態様または実施形態も、必ずしも他の態様または実施形態よりも好適または有利なものと解釈すべきではない中である。
[0021]図1は、屋内でのGNSS信号の使用を可能にするための例示的なシステムアーキテクチャ100のブロック図である。一実施形態では、システム100は、物理的な建造物120内にモバイルデバイス110を含む。一実施形態では、モバイルデバイス110は、たとえば携帯電話、携帯情報端末、タブレット型コンピュータなど、モバイルコンピューティングデバイスでもよい。一実施形態では、物理的な建造物120は、ショッピングモール、鳥類飼育場、空港、食料雑貨店、会社建物、または他の任意の物理的な建造物であり得る。
[0022]本明細書で提示される技法は、衛星ベースの測位のためのGNNSSデータ、たとえばGPS、ガリレオ、Glonass、またはCompassデータなどの使用に制限されない。たとえば、本明細書で提供する技法は、たとえば、日本の準天頂衛星システム(QZSS)、インドのIndian Regional Navigational Satellite System(IRNSS)、中国のBeidouなどの様々な地域システム、ならびに/または、1つまたは複数の全地球航法衛星システムおよび/もしくは地域航法衛星システムに関連付けること、もしくは場合によってはそれらのシステムとともに使用することが可能であり得る様々な補強システム(たとえば、Satellite Based Augmentation System(SBAS))に適用すること、または場合によってはそれらのシステムにおいて使用することが可能であり得る。限定ではなく例として、SBASは、たとえば、広域補強システム(WAAS)、欧州静止衛星航法補強サービス(EGNOS)、多機能衛星補強システム(MSAS)、GPS支援GEO補強航法またはGPSおよびGEO補強航法システム(GAGAN)などの、完全性情報、差分補正などを行う補強システムを含み得る。
[0023]一実施形態では、システム100は、GNSS信号を送信する複数のGNSS衛星120−1〜120−Nと、たとえばモバイルデバイス110などデバイスに、ネットワーク102とネットワーク102に結合された支援データサーバ240とに対するワイヤレスネットワークアクセスを提供する、物理的な建造物120内に配置されたWiFiアクセスポイント、Bluetooth(登録商標)トランシーバ、フェムトセルなど、複数の屋内トランシーバ130−1〜130−Mとも含む。また、支援データサーバ240は、サーバコンピュータ、デスクトップコンピュータなどのコンピューティングデバイスでもよい。
[0024]支援データサーバ240およびモバイルデバイス110は、情報の交換のために標準プロトコルのうちの任意のものを介してデータ転送を提供するネットワーク102に結合され得る。一実施形態では、モバイルデバイス110は、屋内トランシーバ130−1〜130−M、セルラー電話接続、または他のワイヤレス接続のうちの1つによって提供されるワイヤレス接続を介してネットワーク102に結合される。モバイルデバイス110および支援データサーバ240は、1つのローカルエリアネットワーク(LAN)上で稼働することができ、同じ物理もしくは論理システム、または異なる物理もしくは論理システムに組み込まれ得る。代替的に、モバイルデバイス110および支援データサーバ240は、インターネットを介して一緒に結合され、しかし、ファイアウォール、ルータ、および/または他のネットワークデバイスによって分離され得る異なるLAN、ワイドエリアネットワーク、セルラー電話ネットワークなどに常駐し得る。また別の構成では、支援データサーバ240は、公衆ネットワーク(たとえば、インターネット)またはプライベートネットワーク(たとえば、LAN)を介して他のデバイスに結合された同じサーバまたは異なるサーバに常駐し得る。たとえば、ホスト構成、分散構成、集中型構成などを含む様々な他のネットワーク構成が使用され得ることに留意されたい。
[0025]一実施形態では、モバイルデバイス110は、GNSS衛星120−1〜120−Nのうちの1つまたは複数によって提供されるGNSS信号と、屋内トランシーバAP130−1〜130−Mのうちの1つまたは複数によって提供される信号とに基づいて実世界のロケーションを決定する。一般に、モバイルデバイス110は、モバイルデバイスが物理的な建造物120の外側にあるとき、GNSS衛星120−1〜120−Nによって提供されるGNSS信号でその位置を決定することができる。さらに、モバイルデバイス110は、モバイルデバイスが物理的な建造物120内にあるとき、屋内トランシーバAP130−1〜130−Mによって提供される信号でその位置を決定することになる。一実施形態では、以下でより詳細に説明するように、モバイルデバイス110は、屋内トランシーバ130−1〜130−Mのうちの少なくとも1つによって送信される信号から決定される物理的な建造物120内の決定されたロケーションに基づいて、GNSS受信機(図示せず)をアクティブ化する。一実施形態では、モバイルデバイス110は、GNSS衛星120−1〜120−Nのうちの1つまたは複数にモバイルデバイス110の可視性を提供する、GNSS信号が通過できるようにする窓、天窓、アトリウム、または他の建造物などの物理的な建造物の部分122を介して、GNSS衛星120−1〜120−NからGNSS信号を受信する。モバイルデバイス110のGNSS受信機がアクティブになると、モバイルデバイス110は、受信されたGNSS信号、またはGNSS信号と屋内トランシーバ信号との組合せに基づいて、その位置を決定する。
[0026]一実施形態では、モバイルデバイス110は、屋内トランシーバ130−1〜130−Mのうちの1つまたは複数から受信された信号から屋内位置を決定するとき、モバイルデバイス110は、屋内のGNSS信号可視性の要求として、ネットワーク102を介して位置データを支援データサーバ240に通信する。一実施形態では、支援データサーバ240は、モバイルデバイス110がどの物理的な建造物内にあるかを決定するために、受信されたロケーションデータを利用する。モバイルデバイスが物理的な建造物(すなわち、図1に図示した物理的な建造物120)内にあるという決定に基づいて、屋内のGNSS信号可視性データをモバイルデバイス110に送信することによって、支援データサーバ240は、モバイルデバイス110に応答する。一実施形態では、屋内のGNSS信号可視性データは、GNSS信号がモバイルデバイス110によって受信可能であり得る物理的な建造物120内のロケーションを示すデータを含む。たとえば、窓、天窓、アトリウム、垂直窓(vertical windows)のセクション、屋外エリアなどは、モバイルデバイス110がGNSS衛星120−1〜120−Nのうちの1つまたは複数からGNSS信号を受信できるようにし得る。一実施形態では、屋内のGNSS信号可視性データは、GNSS信号がロケーションポイント、多角形(polygonal)エリアなどとして利用可能であり得る物理的な建造物120内のロケーションを符号化する。一実施形態では、屋内のGNSS信号可視性データは、モバイルデバイス110の現在のロケーションに応答して、オンザフライ(on-the-fly)に支援データサーバ240によって生成され得る。一実施形態では、屋内のGNSS信号可視性データは、支援データサーバ240によって事前に生成され得る。屋内のGNSS信号可視性データの生成は、図4において以下でさらに詳細に説明される。
[0027]一実施形態では、屋内のGNSS信号可視性データの受信に応答して、モバイルデバイス110は、GNSS信号が受信され得る物理的な建造物120内のあるロケーションにモバイルデバイス110があるかどうかを、屋内のGNSS信号可視性データから決定する。モバイルデバイス110がそのようなエリア内にあることを決定すると、モバイルデバイス110は、GNSS衛星120−1〜120−Nのうちの1つまたは複数からGNSS信号を受信するために、そのGNSS受信機(図示せず)をアクティブ化する。一実施形態では、モバイルデバイス110は、その実世界または物理的ロケーションを決定するために、受信されたGNSS信号を利用する。一実施形態では、GNSSベースの信号測定値は、物理的な建造物120内のモバイルデバイス110の決定されたロケーションを改善するために、屋内トランシーバベースの信号測定値と結合され得る。別の実施形態では、モバイルデバイス110は、WiFi APから受信された信号など、屋内トランシーバ信号から決定されたロケーションを無視し、受信されたGNSS信号測定値から決定されたロケーションのみを利用し得る、または、代替として、屋内トランシーバ信号のみからロケーションを決定し、GNSS信号測定値、または受信された信号の品質、強度、もしくはマルチパス特性に基づいて、2組の信号のいくつかの組合せを無視し得る。モバイルデバイス110は、屋内ロケーションと、GNSS信号可視性データを含む支援データとに基づいてそのGNSS受信機をオンにし、利用すべきときを決定するので、モバイルデバイス110は、電力およびコンピューティングのリソースを節約する。すなわち、モバイルデバイス110は、単にGNSS信号が利用できないことを決定するために、そのGNSS受信機を定期的にオンにする必要はない。代わりに、モバイルデバイス110は、利用可能なGNSS信号の可能性があるとき、および、いくつかの実施形態では、屋内トランシーバから決定されたロケーションがある精度しきい値未満であるときのみ、そのGNSS受信機をアクティブ化する。さらに、屋内トランシーバ信号から決定されたロケーションを補足する、強化する、または置き換えるためのGNSS信号の使用は、屋内トランシーバ信号のみからモバイルデバイス110によって決定された屋内ロケーションの精度を向上させる。
[0028]一実施形態では、モバイルデバイス110が、屋内のGNSS信号可視性データに基づいて、そのGNSS受信機をアクティブ化させることを決定すると、モバイルデバイス110は、成功、失敗、信号強度、衛星の数、どの衛星が可視であったか、および/または他のGNSS信号品質関連の要因を示すデータを支援データサーバ240にさらに送信する。一実施形態では、以下でより詳細に説明するように、支援データサーバ240は、モバイルデバイス110の通信結果に基づいて屋内のGNSS信号可視性データを改善する。たとえば、屋内のGNSS信号可視性データは、物理的な建造物120の支援データ内のロケーションのための屋内のGNSS信号可視性データを削除、変更、移動、または縮小するために、利用可能な衛星の欠如、またはGNSS信号を取得することができないことを反映するために、変更され得る。逆に、屋内のGNSS信号可視性データは、以前決定された弱い屋内の受信エリアにおいて強いGNSS信号を取得するためのモバイルデバイス110の能力を反映するために、変更され得る。いくつかの実施形態では、受信された衛星および受信時間は、GNSS支援データ内で報告されるように、所与の物理的ロケーションから衛星信号の可視性の角度を改善するために使用され得る。一実施形態では、支援データサーバ240は、ある時間期間にわたってGNSS信号可視性データのクラウドソーシングの改善を実行するために、複数のモバイルデバイス(図示せず)からそのようなフィードバックデータ受信する。GNSS可視性データの一定の改善は、GNSS可視性データが正確であり、最新であり、実世界のユーザ結果を反映することを確実にする。いくつかの実施形態では、支援データサーバ240は、たとえばGNSSエフェメリスデータ、アルマナックデータ、時間および/または衛星コンスタレーション情報など、GNSS支援を提供することもできる。他の実施形態では、個別のGNSS対応ロケーションサーバ(図示せず)は、たとえばGNSSエフェメリスデータ、アルマナックデータ、時間および/または衛星コンスタレーション情報など、GNSS支援を提供するために利用され得る。
[0029]図2は、モバイルデバイスおよび支援データサーバの一実施形態200のブロック図である。モバイルデバイス210および支援データサーバ240は、図1において上記で説明したモバイルデバイス110と支援データサーバ240とに追加の詳細を提供する。
[0030]一実施形態では、モバイルデバイス210は、1つまたは複数のプロセッサ212と、メモリ205と、I/Oコントローラ225と、GNSS受信機216と、ネットワークインターフェース204と、ディスプレイ220とを含み得るシステムである。モバイルデバイス210は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または組合せ、たとえば検出器235および位置推定エンジン230として実装され得るいくつかの処理モジュールも含み得る。モバイルデバイス210は、図示されていないが、ユーザインターフェース(たとえば、キーボード、タッチスクリーン、または類似のデバイスなど)と、電源デバイス(たとえば、電池)と、一般的に電子デバイスに関連する他の構成要素とも含み得ることを諒解されたい。また、ネットワークインターフェース204は、データストリームをワイヤレスリンクを介してネットワークに/から送信および受信するために、いくつかのワイヤレスサブシステム215(たとえば、Bluetooth、WiFi、セルラー、または他のネットワーク)に結合されてもよく、または、ネットワーク(たとえば、インターネット、イーサネット(登録商標)、または他のワイヤレスシステム)に対する直接の接続のためのワイヤードインターフェースでもよい。一実施形態では、ネットワークインターフェース204とワイヤレスサブシステムの両方は、モバイルデバイス210をネットワーク202に結合する。
[0031]メモリ205は、プロセッサ212が実行するための命令を記憶するために、プロセッサ212に結合され得る。いくつかの実施形態では、メモリ205は、非一時的である。メモリ205は、後述する実施形態を実施するために、1つまたは複数のGNSS信号可視性データまたはモジュール(すなわち、位置推定エンジン230および/または検出器235)を記憶することもできる。以下に説明するように、実施形態は、たとえば、モバイルデバイス210のプロセッサ212ならびに/またはモバイルデバイス210および/もしくは他のデバイスの他の回路によって、メモリ205または他の要素に記憶されるように、命令の実行を介して実施され得ることを諒解されたい。詳細には、モバイルデバイス210の回路は、プロセッサ212を含むがこれに限定されず、プログラムの制御、ルーチン、またはいくつかの実施形態による方法もしくはプロセスを実行するための命令の実行の下で動作し得る。たとえば、そのようなプログラムは、ファームウェアまたはソフトウェア(たとえばメモリ205および/または他のロケーションに記憶される)において実装され得、たとえばプロセッサ212などのプロセッサ、および/またはモバイルデバイス210の他の回路などによって実施され得る。さらに、プロセッサ、マイクロプロセッサ、回路構成、コントローラなどの用語は、論理、コマンド、命令、ソフトウェア、ファームウェア、機能性などを実行することが可能な任意のタイプの論理または回路構成を指し得ることを諒解されたい。
[0032]さらに、本明細書で説明する機能、エンジン、またはモジュールの一部もしくは全部は、モバイルデバイス210自体によって実行され得る、および/または本明細書で説明する機能、エンジン、またはモジュールの一部もしくは全部は、I/Oコントローラ225またはネットワークインターフェース204を介して(ワイヤレスで、または有線で)モバイルデバイス210に接続される別のシステムによって実行され得ることを諒解されたい。したがって、機能の一部および/もしくは全部は、別のシステムによって実行され得、結果または中間の計算は、モバイルデバイス210に戻され得る。いくつかの実施形態では、そのような他のデバイスは、リアルタイムまたはほぼリアルタイムで情報を処理するように構成された支援データサーバ240などのサーバを備え得る。いくつかの実施形態では、他のデバイスは、たとえばモバイルデバイス210の既知の構成に基づいて、結果をあらかじめ決定するように構成される。
[0033]一実施形態では、支援データサーバ240は、1つまたは複数のプロセッサ242と、マップストレージ255と、ネットワークインターフェース244とも含み得るシステムである。支援データサーバ240は、たとえば、ディレクトリアシスタンスエンジン245、建造物マップ分析250モジュール、およびクラウドソーシング分析260モジュールなど、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、または組合せとして実装され得る数または処理モジュールも含み得る。一実施形態では、ネットワークインターフェース244は、支援データサーバ240をネットワーク202に結合する。一実施形態では、支援データサーバ240の処理モジュールは、図示するように、単一のサーバにあり得る、またはネットワーク202を介して通信可能に一緒に結合されている2つ以上のサーバ間に分散され得る。いくつかの実施形態では、支援データサーバ240は、屋内トランシーバのロケーション、たとえば信号強度および/もしくは往復時間など屋内トランシーバ信号関連の情報、ならびに/または他の屋内ロケーション関連の情報も提供する。いくつかの実施形態では、情報は、屋内のマップ上の注釈として、および支援データサーバ240によっても提供され得る。
[0034]一実施形態では、モバイルデバイス210および支援データサーバ240は、様々なネットワークおよび図1で上記で説明したようなネットワーク構成上で互いに通信する。一実施形態では、ネットワークを介したモバイルデバイス210と支援データサーバ240との対話は、モバイルデバイス210が、物理的な建造物内にあるとき、GNSS信号を効率的に利用できるようにする。
[0035]一実施形態では、モバイルデバイス210は、位置推定エンジン230がモバイルデバイス210の屋内位置を決定できるようにする信号を1つまたは複数の屋内のトランシーバ(図示せず)から受信する。一実施形態では、モバイルデバイス210が物理的な建造物内にあるので、GNSS受信機216は使用不可である。一実施形態では、モバイルデバイスは、その決定された屋内位置を、ネットワーク202を介して支援データサーバ240に通信する。個別のロケーションサーバ(図示せず)を有する実施形態では、モバイルデバイスのロケーションが、ロケーションサーバによってネットワーク202を介して支援データサーバ240に提供され得る。
[0036]支援データサーバ240は、モバイルデバイス210の決定された屋内位置を受信する。ディレクトリアシスタンスエンジン245は、メモリ255に記憶されたマップの位置特定を行うために、屋内位置を利用する。一実施形態では、マップは、モバイルデバイス210が位置する物理的な建造物のマップである。さらに、マップは、GNSS信号がモバイルデバイス210にとって利用可能であり得る物理的な建造物内のロケーションを示すデータを含む。いくつかの実施形態では、マップは、屋内トランシーバのロケーション、ならびに/または、屋内トランシーバ信号の予想される信号強度および/もしくはRTT測定値も含む。いくつかの実施形態では、マップは、物理的な建造物を通過する信号が可視であるモバイルデバイスのロケーションに加えて、たとえば図1に図示した物理的な建造物120の部分122など物理的な建造物によって示される、開口(apertures)のサイズ、床からの高さ、ならびに/または高度およびロケーションの推定値を含む。
[0037]一実施形態では、メモリに記憶されるマップは、建造物マップ分析250モジュールによって事前計算される。一実施形態では、物理的な建造物をモデル化する最初のマップは、支援データサーバ240によって受信される。一実施形態では、最初のマップは、たとえばレイアウト、マップ上のポイントの緯度および経度、マップ上の項目の物理的な寸法、建造物内のストアのロケーション、窓のロケーション、天窓のロケーション、オープンエリアなど、物理的な建造物の内部、外部、および構造についての詳細なデータを含む市販の地図である。一実施形態では、マップは、物理的な建造物の詳細な多次元モデルおよび/または物理的記述を提供し、いくつかの実施形態では、たとえば物理的な建造物120の部分122など、信号開口の高さと、サイズと、ロケーションとを含む。物理的な建造物の内部の詳細なマップ300の一例が図3Aに図示される。マップ300は、ショッピングモールの第1のレベル310と、第2のレベル320と、屋根330とを示す。図示の実施形態では、屋根330は、マップ300に図示される物理的な建造物の内部内にあるモバイルデバイスのためのGNSS衛星のビューまたはGNSS衛星への見通し線を提供することになる2つの窓332を含む。
[0038]一実施形態では、支援データサーバ240の建造物マップ分析250モジュールは、GNSS信号がモバイルデバイスにとって利用可能であり得るマップ300によってモデル化される物理的な建造物内のロケーションを決定するために、マップ300を利用する。いくつかの実施形態では、支援データサーバ240、および/またはモバイルデバイス210は、どの衛星が窓332などの開口を介して所与のロケーションから可視であるかを予測するために、GNSSエフェメリスによって提供されるGNSSコンスタレーションのメンバーの時刻およびロケーションを考慮し得る。図3Bに図示したように、および以下で説明するように、エリア340およびエリア350は、それらのエリア内に位置するデバイスが1つまたは複数のGNSS衛星120−1〜120−NからGNSS信号を受信できるようにし得るのに対して、エリア360では、そのエリア内に位置するデバイスは、GNSS信号を受信できない。一実施形態では、建造物マップ分析250モジュールは、空の可視性があるマップの部分を決定するために、マップ上のロケーションについてのレイトレーシング(ray tracing)を実行する。すなわち、レイトレーシングは、デバイスがGNSS信号を受信できるようにするために、モバイルデバイスが空に対する可視性を有するところについて決定する。
[0039]一ザ実施形態では、レイトレーシングは、たとえば、エリア350におけるポイントなど、マップのグリッドのポイントごとに実行される。グリッドにおけるポイントごとに、複数の光線は、光線が建造物を貫通するかどうかを決定するために、ポイントからランダムな方向に投射され、追跡される。すなわち、建造物マップ分析250モジュールは、各光線が窓、天窓、アトリウムなど(すなわち、空への貫通(sky penetration))を通過するかどうか、または光線が壁、屋根などによって遮断されるかどうかを決定する。一実施形態では、レイトレーシングは、エリア350に対する詳細な物理モデルおよびレイアウトなど、マップによって物理的な建造物の詳細な物理モデルおよびレイアウトが提供するに基づいて実行されるコンピュータグラフィックスプロセスである。たとえば、エリア340内の格子点(grid point)における建造物マップ分析250モジュールによって実行されるレイトレーシングは、すべての光線342が空への貫通を有することを示し得るのに対して、エリア360内の格子点における建造物マップ分析250モジュールによるレイトレーシングは、すべての光線362が空への貫通を有していないことを示し得る。さらに、レイトレーシングは、一部の数の光線352のみが空への貫通を達成するのに対して、レイトレーシングにおける一部の光線354は空への貫通を達成しないことを明らかにする、エリア350内のあるポイントなどのロケーションがあり得る。一実施形態では、建造物マップ分析250モジュールは、マップ上の格子点として、空への貫通がある(すなわち、GNSS信号がモバイルデバイス210によって可視であり、受信可能であり得る)ロケーションを示すデータを記憶する。一実施形態では、モバイルデバイス210は、どの衛星が既存の開口を介して可視であり、検索するべきかを決定するために、レイトレーシングデータ、および/またはレイトレーシングデータから導出される信頼レベルが、時間および衛星エフェメリスデータによって予測される、特定の衛星位置に対応するかどうかを分析する。
[0040]別の実施形態では、建造物マップ分析250モジュールは、格子点のクラスタを多角形として記憶し得、そこで、多角形内の任意のポイントが空への貫通を有する。一実施形態では、空への貫通分析の結果に基づいて、格子点または多角形の信頼レベルも記憶され得る。たとえば、すべての追跡光線が空への貫通を達成した、エリア340に関係した格子点または多角形は、高信頼レベルに関連し得るのに対して、追跡光線の一部が空への貫通を達成した、エリア350に関係した格子点または多角形は、中程度の信頼レベルに関連し得る。一実施形態では、信頼レベルは、空への貫通を達成する追跡光線の数に対して基づき得る。格子点および/または多角形は、物理的な建造物内で、GNSS信号が利用可能であり得る場所を示すモバイルデバイスデータを提供する屋内のGNSS信号可視性データである。
[0041]一実施形態では、支援データサーバ240は、モバイルデバイス210に、GNSS信号可視性データ(たとえば、モバイルデバイスの現在のロケーションに関連する格子点または多角形)を送信する。一実施形態では、GNSS信号可視性データは、建造物マップ分析250モジュールの分析結果から生成されたマップにおいて提供され得る。別の実施形態では、GNSS信号可視性データは、ユーザの推定されたロケーションに基づいて、マップのあるエリアについてのGNSS信号可視性データを提供する、たとえば、矩形、六角形などの形状のタイルなどのタイルで提供され得る。本実施形態では、タイルは、建造物マップ分析250モジュールによって分析されたマップのサブセットを表し、GNSS信号可視性データ(たとえば、タイル)のサブセットの送信は、モバイルデバイス210における応答時間および電力消費量を低減する。一実施形態では、検出器235は、位置推定エンジン230によって決定される屋内位置が多角形内にあるか、または空への貫通の格子点によってカバーされるかどうかを決定するために、受信された屋内のGNSS信号可視性データを分析する。屋内のGNSS信号可視性データが多角形を含む場合、検出器235は、モバイルデバイス210の推定された屋内ロケーションが多角形内にあるかどうかを決定するために、たとえばテスト光線、サインの蓄積などを使用するなど、多角形試験で幾何学的なポイントを利用することができる。屋内のGNSS信号可視性データが1組の格子点である場合、検出器235は、モバイルデバイス210の推定された屋内位置が格子点からあらかじめ決定された距離内(すなわち、1メートル以内、2メートル以内など)にあるかどうかを決定することができる。
[0042]GNSS信号が利用可能である物理的な建造物の内部のロケーション内にモバイルデバイス210があることを検出器235が決定すると、検出器は、GNSS受信機216をアクティブ化する。GNSS受信機216は、オンになり、1つまたは複数のGNSS衛星(図示せず)からGNSS信号を受信しようと試みる。いくつかの実施形態では、GNSS受信機216は、たとえば、任意の所与の衛星が特定の開口を介して可視である可能性に基づいて、検索すべき衛星を決定するために、GNSSエフェメリスデータ、時間、および現在のロケーションを利用することもできる。受信されたGNSS信号は、GNSS受信機216によって位置推定エンジン230に転送され、位置推定エンジン230は、モバイルデバイス210の、GNSSベースまたはハイブリッドGNSSおよび屋内地上波信号ベースのロケーションを決定する。一実施形態では、位置推定エンジンは、モバイルデバイス210のロケーションとして、GNSSベースの位置を利用する。別の実施形態では、位置推定エンジン230は、GNSSベースの位置を、屋内トランシーバから決定された推定された屋内位置と結合する。一実施形態では、位置推定エンジン230は、ロケーションを決定するために、GNSS衛星と屋内トランシーバの両方からの信号を使用する。一実施形態では、GNSS衛星信号は、たとえば建物の外の方など、屋内トランシーバが利用できない、しかし、GNSS信号が同じ方向に開口を介して可視である方向を補償するために使用され得、それによって、信号精度低下率(DOP)を向上させる。GNSSベースの位置および/または結合された測位信号から推定された位置は、モバイルデバイス210が屋内トランシーバ信号のみに依存する位置よりも正確なモバイルデバイス210の屋内位置を決定できるようにする。さらに、GNSS信号が利用可能であった物理的な建造物のエリア内にモバイルデバイス210があることが決定されるまで、モバイルデバイス210のGNSS受信機216はアクティブ化されなかったので、電力および計算のリソースは保たれる。
[0043]一実施形態では、検出器235は、GNSS受信機216によってGNSS信号取得が成功したかどうかをさらに決定する。一実施形態では、検出器235は、GNSS信号取得の成功および/もしくは失敗を示すもの、信号強度、受信された信号の衛星の数、検出された衛星の衛星ID、ならびに/または衛星が検出された時間などのデータを支援データサーバ240に送信する。さらに、検出器235は、GNSS信号取得の成功および/または失敗に関連する多角形または格子点を示すデータを送信する。支援データサーバ240のクラウドソーシング分析260モジュールは、モバイルデバイス210などのモバイルデバイスから受信される結果を蓄積し、分析する。一実施形態では、クラウドソーシング分析260は、格子点分類(すなわち、GNSS信号が利用可能である/利用可能ではない、信号強度、信頼度レーティングなど)を改善し、任意の多角形の形状、サイズ、および信頼度レーティングを改善する。クラウドソーシング分析260は、GNSS信号取得の結果が複数のモバイルデバイスから受信されると、リアルタイムまたはほぼリアルタイムに、屋内のGNSS信号可視性データの改善を実行し得る。改善された屋内のGNSS信号可視性データは、屋内のGNSS信号可視性データが実世界の状態に応答していることを確実にし、モバイルデバイスの実際の結果を反映する。
[0044]図4は、モバイルデバイスによる屋内位置決定のための方法400の一実施形態の流れ図である。方法400は、ハードウェア(回路、専用論理など)、ソフトウェア(たとえば、汎用コンピュータシステムまたは専用のマシン上で稼働される)、ファームウェア、または組合せを備え得る処理論理によって実行される。一実施形態では、方法400は、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス110または210)によって実行される。
[0045]図4を参照すると、処理論理は、屋内トランシーバ信号に基づいてモバイルデバイスの第1の屋内位置を決定することによって開始する(処理ブロック402)。一実施形態では、屋内トランシーバ信号は、WiFi AP、フェムトセル、Bluetoothトランシーバ、または屋内トランシーバの組合せによって生成される信号である。
[0046]処理論理は、全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が利用可能であることを、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて決定する(処理ブロック404)。以下でさらに詳細に説明するように、一実施形態では、処理論理は、第1の屋内位置に基づいてGNSS信号可視性データを要求し、GNSS信号可視性を示すデータを受信し得る。一実施形態では、処理論理は、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置に基づいて、GNSS信号が利用可能でありそうかどうかを決定するために、GNSS信号可視性を示す受信されたデータを分析するために使用される。一実施形態では、処理論理は、少なくとも部分的に、決定された第1の屋内位置、および、いくつかの実施形態では、時間および衛星エフェメリス情報に基づいて、GNSS信号が利用可能でありそうな方向を決定するために、利用可能なGNSS信号を示す受信されたデータを分析するために使用される。
[0047]処理論理は、次いで、少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定する(処理ブロック406)。
[0048]図5Aは、GNSS信号可視性を決定するために物理的な建造物のマップを分析するための方法500の一実施形態の流れ図である。方法500は、ハードウェア(回路、専用論理など)、ソフトウェア(たとえば、汎用コンピュータシステムまたは専用のマシン上で稼働される)、ファームウェア、または組合せを備え得る処理論理によって実行される。一実施形態では、方法500は、支援データサーバ(たとえば、支援データサーバ240または240)によって実行される。
[0049]図5Aを参照すると、処理論理は、物理的な建造物のマップを受信することによって開始する(処理ブロック502)。一実施形態では、処理論理は、マップおよびマッピングデータの商用プロバイダからのマップを使用することができ、または、別の実施形態では、マップは、モバイルデバイス110が内部にある建物に関連した現場のオーナーまたはマネージャによって提供され得る。上記で説明したように、マップは、物理的な建造物のレイアウト、構造、当該のポイント、地図要素間の関係(すなわち、天井に対する床の配置、天窓、およびオープンエリア)、ならびに屋内トランシーバのロケーション、たとえば信号強度および/もしくはRTTデータなどの屋内トランシーバ信号情報、ならびに/または開口のロケーションなどについてのデータを含み得る。いくつかの実施形態では、たとえば屋内トランシーバのロケーション、たとえば信号強度および/もしくはRTTデータなどの屋内トランシーバ信号情報、ならびに/または開口の位置についてのデータなどの情報は、クラウドソーシングされた信号データ、ならびに/または現場のオーナーおよび/もしくはマネージャによって提供された情報に基づいて、支援データサーバ240または240によって決定される。
[0050]処理論理は、GNSS信号可視性を決定するために、マップを分析する(処理ブロック504)。一実施形態では、処理論理は、たとえばマップの床部分にわたって分散される格子点、マップ上の物理的にアクセス可能なロケーションにわたって分散される格子点(すなわち、歩行者用歩道にある格子点は分析され、しかし、壁、噴水などの中の格子点は分析されない)、ならびにマップ上の他の位置など、マップ上のポイントについての空への貫通の分析を実行する。一実施形態では、上記で説明したように、処理論理によって実行される空への貫通の分析は、レイトレーシングを含む。一実施形態では、レイトレーシングは、マップ上のポイントについて実行される。ポイントごとに、複数の光線は、ポイントからランダムな方向に投射され、光線が建造物を貫通するかどうかを決定するために追跡され、それによって、GNSS信号の潜在的な可視性/使用可能性、および、いくつかの実施形態では、それらの信号の予想される信号強度を示し、あるいは、他の実施形態では、それらの信号が所与のロケーションの照準線内の衛星からである可能性があるかどうか、ならびに/またはそれらの信号の予想される品質および/もしくは強度を示す。一実施形態では、ポイントごとの空への貫通の範囲も決定される(すなわち、すべての光線が、空への貫通を達成する、光線が空への貫通を達成しない、または光線の一部が空への貫通を達成する)。
[0051]次いで、処理論理は、マップ分析結果を記憶する(処理ブロック506)。一実施形態では、処理論理は、分析がマップ上の空への貫通を示したロケーションを示すデータを記憶する(すなわち、GNSS信号は、モバイルデバイスによって受信可能であり得る)。一実施形態では、データは、マップ上の格子点として記憶される。一実施形態では、ポイントのクラスタは、多角形として記憶され得、そこで、多角形内の任意のポイントは、少なくとも部分的な空への貫通を有することが決定される。一実施形態では、たとえば、GNSS信号可視性の可能性、ありそうな信号強度など、品質情報が、格子点および/または多角形とともに記憶される。
[0052]図5Bは、GNSS信号可視性データをモバイルデバイスに送信するための方法550の一実施形態の流れ図である。方法550は、ハードウェア(回路、専用論理など)、ソフトウェア(たとえば、汎用コンピュータシステムまたは専用のマシン上で稼働される)、ファームウェア、または組合せを備え得る処理論理によって実行される。一実施形態では、方法550は、支援データサーバ(たとえば、支援データサーバ240または240)によって実行される。
[0053]図5Bを参照すると、処理論理は、モバイルデバイスから、たとえば、WiFiベースの位置など、屋内トランシーバ信号ベースのロケーションを受信することによって開始する(処理ブロック552)。いくつかの実施形態では、屋内トランシーバは、アクセスポイント、フェムトセル、Bluetoothトランシーバ、および他の屋内トランシーバを含み得る。一実施形態では、屋内トランシーバ信号ベースのロケーションは、アクセスポイント信号、フェムトセル信号、および/またはBluetoothトランシーバ信号からモバイルデバイスによって推定されるロケーションである。処理論理は、受信されたロケーションに基づいて、GNSS信号可視性データの位置特定を行う(処理ブロック554)。一実施形態では、屋内トランシーバ信号ベースのロケーションは、GNSS信号可視性データの1つまたは複数のあらかじめ計算されたマップに関連し得る。別の実施形態では、モバイルデバイスから屋内トランシーバ信号ベースのロケーションを受信することに応答して、処理論理は、GNSS信号可視性データが位置特定を行うことができないとき、オンザフライで、GNSS信号可視性データを計算する。また別の実施形態では、処理論理は、記憶されたGNSS信号可視性データの位置特定を行うことを試みるのではなく、代わりに、受信された屋内トランシーバ信号ベースのモバイルデバイス位置に基づいて、GNSS信号可視性データを自動的に計算する。
[0054]処理論理は、いずれかが位置特定を行われる場合、GNSS信号可視性データをモバイルデバイスに送信する(処理ブロック556)。上記で説明したように、GNSS信号可視性データは、GNSS信号が利用可能である(またはおそらく利用可能である)ポイントまたは多角形を含み得る。さらに、GNSS信号可視性データは、決定されたGNSS信号可視性に関する追加の品質データを含む。たとえば、空への貫通分析に基づいて、GNSS信号可視性に関連したポイントまたは多角形は、可能性スコア、信号強度予測などを示し得る。このGNSS信号可視性データおよび品質データは、モバイルデバイスが、物理的な建造物内にある間に、そのGNSS受信機をアクティブ化させるべきかどうかを決定できるようにする。GNSS信号可視性データに加えて、時間、モバイルデバイス110の推定されたロケーション、およびGNSSエフェメリスデータは、推定されたロケーションおよび/または開口から所与の時間に可視であるGNSS衛星の識別を予測するために使用され得る。
[0055]図6は、モバイルデバイスが物理的な建造物内でGNSS信号を利用できるようにするための方法600の一実施形態の流れ図である。方法600は、ハードウェア(回路、専用論理など)、ソフトウェア(たとえば、汎用コンピュータシステムまたは専用のマシン上で稼働される)、ファームウェア、または組合せを備え得る処理論理によって実行される。一実施形態では、方法600は、モバイルデバイス(たとえば、モバイルデバイス110または210)によって実行される。
[0056]図6を参照すると、処理論理は、屋内トランシーバ信号を受信することによって開始する(処理ブロック602)。一実施形態では、屋内トランシーバ(たとえばWiFi AP)は、物理的な建造物内のデバイスにネットワークアクセスを提供するアクセスポイントである。さらに、いくつかの実施形態では、屋内トランシーバ信号は、いくつかの実施形態において、信号内に埋め込まれたロケーションデータを含めて、モバイルデバイスによって、ネットワークのデータの交換に対応し得る。
[0057]処理論理は、たとえばWiFi AP測位信号など、屋内トランシーバ信号に基づいて、モバイルデバイスの第1の位置を推定する(処理ブロック604)。たとえば、処理論理は、モバイルデバイスの位置を三辺測量するために、相対的な屋内トランシーバ信号強度、および/または往復時間(RTT)、APの既知の位置などを使用することができる。代替的に、処理論理は、モバイルデバイスにとって可視である複数のAP間の幾何学的な重心として、モバイルデバイスの位置を決定することができる。いくつかの実施形態では、モバイルデバイスの位置は、GNSS衛星および/または屋内地上波信号からの利用可能な信号の最小二乗法フィットを介して決定され得る。
[0058]次いで、処理論理は、支援データサーバから、推定された第1の位置に基づいて、GNSS信号可視性データを取得する(処理ブロック606)。上記で説明したように、処理論理は、推定された第1の位置を支援データサーバに送信し、GNSS信号が利用可能でありそうなロケーションに対応するマップ、格子点、および/または多角形を含む応答を受信する。処理論理は、GNSS信号可視性が検出されたかどうか、およびGNSS信号が利用可能でありそうかどうかを決定する(処理ブロック610)ために、推定された第1の位置に基づいて、GNSS信号可視性データを分析する(処理ブロック608)。一実施形態では、処理論理は、(たとえば、多角形試験におけるポイントの使用によって)第1のロケーションがGNSS信号可視性の多角形内にあるかどうかを検出するために、GNSS信号可視性データを分析する。一実施形態では、処理論理は、第1の位置が、GNSS信号可視性を示すポイント上にある、またはそのポイントからあらかじめ決定された距離内にあるかどうかを決定する。いくつかの実施形態では、GNSS可視性は、モバイルデバイスの現在のロケーション、ならびにモバイルデバイスの速度および方向に基づいて予測され得、GNSS衛星についての検索が、GNSS信号が可視であり得るロケーションに実際に到着する前に始まることを可能にする。
[0059]処理論理は、GNSS信号可視性データが利用できないとき、更新された屋内トランシーバ信号情報を受信するために、処理ブロック602に戻る。しかしながら、処理論理は、GNSS信号が利用可能であることが決定されると、モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化する(処理ブロック612)。GNSS受信機のアクティブ化の後、処理論理は、1つまたは複数のGNSS衛星からGNSS信号を取得しようと試みる(処理ブロック614)。信号データが受信されると、処理論理は、少なくとも部分的に、受信されたGNSS信号に基づいて、モバイルデバイスの第2の位置を推定する(処理ブロック616)。一実施形態では、第2のGNSSベースの位置推定値は、向上したモバイルデバイス位置を取得するために、屋内トランシーバベースの位置推定値と結合され得る。一実施形態では、GNSSベースの信号情報および屋内トランシーバベースの信号情報は、向上したモバイルデバイス位置を計算するために結合され得る。また別の実施形態では、GNSS信号可視性データとともに送信されるGNSS信号品質データ、およびモバイルデバイスロケーションは、上記で説明したように、処理論理が可視のGNSS信号をどのように利用するか、およびいつ利用するかを決定し得る。たとえば、処理論理は、信号強度、衛星の数などに基づいて、重みをGNSSベースの位置推定値または屋内トランシーバベースの位置推定値に加えることができる。一実施形態では、処理論理は、信号強度、衛星の数などに基づいて、重みをGNSS信号または屋内トランシーバベースの位置推定値に加えることができる。別の例として、GNSS信号が利用可能であり、しかし、所与の信号について、示された信号強度が、最小しきい値信号強度未満であるとき、処理論理は、最小しきい値信号強度未満を有するそのGNSS信号を無視する。
[0060]処理ブロック614でGNSS信号データが受信されたか否かにかかわらず、処理論理は、GNSS信号取得結果を支援データサーバに送信する(処理ブロック618)。一実施形態では、たとえば受信されたGNSS信号の強度、受信された衛星信号の数など追加のデータも、支援データサーバに送信される。図7で以下で説明するように、GNSS信号取得結果は、支援データサーバがクラウドソーシングによりGNSS信号可視性データを改善できるようにする。
[0061]さらに、一実施形態では、処理ブロック604における第1の位置の推定値は、第1の位置に関連した不確実性の決定を含み得る。決定された不確実性が低く、処理論理が屋内トランシーバ信号からの正確な屋内位置を決定したとき、例示されない別の実施形態において、処理論理は、ブロック606〜618の残りをスキップすることができる。すなわち、処理論理は、屋内トランシーバ信号ベースの位置の決定に関連した精度が十分であることを決定することができる。この代替実施形態では、処理論理は、GNSS信号分析およびGNSS受信機のアクティブ化に関連した電力を節約することができる。別の実施形態では、GNSS信号のありそうな到来角は、たとえば、結合された信号の精度低下率を向上させることによって、GNSS信号の包含が全体的な位置精度を向上させそうかどうかを決定するために分析され得る。
[0062]図7は、GNSS信号可視性データを改善するための方法700の一実施形態の流れ図である。方法700は、ハードウェア(回路、専用論理など)、ソフトウェア(たとえば、汎用コンピュータシステムまたは専用のマシン上で稼働される)、ファームウェア、または組合せを備え得る処理論理によって実行される。一実施形態では、方法700は、支援データサーバ(たとえば、支援データサーバ240または240)によって実行される。
[0063]図7を参照すると、処理論理は、モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信することによって開始する(処理ブロック702)。一実施形態では、GNSS信号取得結果は、1つまたは複数のモバイルデバイスから、リアルタイムまたはほぼリアルタイムに受信される。一実施形態では、GNSS信号取得結果は、上記で説明したように、追加のGNSS信号品質データを含み得る。
[0064]処理論理は、モバイルデバイスから受信された物理的な建造物のマップと、以前計算されたGNSS信号可視性データと、実世界の信号取得結果とを分析して(処理ブロック704)、GNSS信号可視性データを変更する(処理ブロック706)。一実施形態では、処理論理は、モバイルデバイスからGNSS信号取得および品質データを常に受信している。次いで、この取得および品質データは、GNSS信号可視性データの精度を決定するために、GNSS信号可視性データと関連付けられ得る。受信された実世界の結果に基づいて、処理論理は、物理的な建造物内のモバイルデバイスによって経験される実世界の状態を反映するために、GNSS信号可視性データを変更することができる。たとえば、所与の位置(または多角形)の信号強度品質レーティングは、その位置(または多角形)の、または近くの位置からのモバイルデバイス報告に基づいて、上または下に調整され得る。さらに、可視のGNSS信号に対応する多角形は、たとえば多角形内からのものおよび近くの位置からのものなど、報告されたGNSS信号取得および品質結果を反映するように拡大される、縮小される、または適応され得る。一実施形態では、異なるモバイルデバイスからのリアルタイムおよび実世界の結果のソーシングは、報告されたGNSS信号可視性データの精度、ならびに、いくつかの実施形態では、異なるGNSS受信機へのその適用性を確実にする。
[0065]代替実施形態では、クラウドソーシングを実行する図7で上記で説明した処理論理は、たとえばモバイルデバイス110または210などのモバイルデバイスでも実行され得る。本実施形態では、モバイルデバイスにおける処理論理は、実世界のGNSS信号取得結果を分析するために処理ブロック704および706を実行し、GNSS信号可視性データを変更し、結果を支援データサーバに送信することができる。
[0066]本明細書で説明されたデバイスは、モバイルまたはワイヤレスデバイスであるとき、任意の適したワイヤレス通信技術に基づく、またはさもなければ任意の適したワイヤレス通信技術をサポートするワイヤレスネットワークを介して、1つまたは複数のワイヤレス通信を介して通信し得ることを諒解されたい。たとえば、いくつかの態様では、コンピューティングデバイスまたはサーバは、ワイヤレスネットワークを含むネットワークと関連し得る。いくつかの態様では、ネットワークは、ボディエリアネットワークまたはパーソナルエリアネットワーク(たとえば、超広帯域ネットワーク)を備えることができる。いくつかの態様では、ネットワークはローカルエリアネットワークまたはワイドエリアネットワークを備え得る。ワイヤレスデバイスは、たとえば、CDMA、TDMA、OFDM、OFDMA、WiMAX(登録商標)、LTE、Wi−Fi(登録商標)など、様々なワイヤレス通信技術、プロトコル、または規格のうちの1つまたは複数をサポートあるいは使用し得る。同様に、ワイヤレスデバイスは様々な対応する変調方式または多重化方式のうちの1つまたは複数をサポートあるいは使用し得る。モバイルワイヤレスデバイスは他のモバイルデバイス、携帯電話、他のワイヤードおよびワイヤレスのコンピュータ、インターネットのウェブサイトなどとワイヤレスに通信し得る。
[0067]本明細書の教示は、様々な装置(たとえば、デバイス)に組み込まれ得る(たとえば、装置内に実装され得る、または装置によって実行され得る)ことができる。たとえば、本明細書で教示した1つまたは複数の態様は、電話(たとえば、セルラー電話)、携帯情報端末(PDA)、タブレット、モバイルコンピュータ、ラップトップコンピュータ、タブレット、娯楽デバイス(たとえば、音楽またはビデオデバイス)、ヘッドセット(たとえば、ヘッドフォン、イヤピースなど)、医療デバイス(たとえば、生体センサ、心拍数モニタ、歩数計、心電図記録(EKG)デバイスなど)、ユーザI/Oデバイス、コンピュータ、サーバ、販売時点管理デバイス、娯楽デバイス、セットトップボックス、または他の好適なデバイスに組み込むことができる。これらのデバイスは、異なる電力要件とデータ要件とを有し得、各特徴または特徴の組ごとに、異なる電力プロファイルを生成し得る。
[0068]いくつかの態様では、ワイヤレスデバイスは、通信システムのためのアクセスデバイス(たとえば、Wi−Fiアクセスポイント)を備えることができる。そのようなアクセスデバイスは、たとえば、ワイヤードまたはワイヤレス通信リンクを介した、別のネットワーク(たとえば、インターネットまたはセルラーネットワークなど、ワイドエリアネットワーク)への接続性を与え得る。したがって、アクセスデバイスは、別のデバイス(たとえば、Wi−Fi局)が他のネットワークまたは何らかの他の機能にアクセスできるようにすることができる。さらに、それらのデバイスのうちの一方または両方はポータブルであるか、または場合によっては比較的非ポータブルであり得ることを諒解されたい。
[0069]情報および信号は様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表すことができることを、当業者であれば理解されよう。たとえば、上記の説明全体にわたって参照され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁界もしくは磁性粒子、光場もしくは光子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
[0070]さらに、本明細書で開示する実施形態に関して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、回路、およびアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、または両方の組合せとして実装され得ることを当業者なら諒解されよう。ハードウェアとソフトウェアのこの互換性を明確に示すために、様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびステップを、上記では概してそれらの機能に関して説明した。そのような機能がハードウェアとして実現されるか、またはソフトウェアとして実現されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課された設計制約によって決まる。当業者は、説明した機能を特定の適用例ごとに様々な方法で実装し得るが、そのような実装の決定は、本発明の範囲からの逸脱を生じるものと解釈されるべきではない。
[0071]本明細書で開示した実施形態に関連して説明した様々な例示的な論理ブロック、モジュール、および回路は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)または他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートまたはトランジスタロジック、個別ハードウェア構成要素、あるいは本明細書で説明した機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行し得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであり得るが、代替形態では、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であり得る。また、プロセッサは、コンピューティングデバイスの組合せ、たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携する1つまたは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成として実現され得る。
[0072]本明細書において開示される実施形態に関連して記載される方法またはアルゴリズムのステップは、直接ハードウェアにおいて、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールにおいて、またはこの2つの組合せにおいて具現化され得る。ソフトウェアモジュールは、RAMメモリ、フラッシュメモリ、ROMメモリ、EPROMメモリ、EEPROM(登録商標)メモリ、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD−ROM、または当技術分野で知られている任意の他の形態の記憶媒体内に存在することができる。例示的な記憶媒体は、プロセッサが記憶媒体から情報を読み取り、記憶媒体に情報を書き込むことができるように、プロセッサに結合される。代替として、記憶媒体はプロセッサと一体であり得る。プロセッサおよび記憶媒体はASIC内に存在することもできる。ASICはユーザ端末内に存在し得る。代替形態では、プロセッサおよび記憶媒体は、ユーザ端末内の個別コンポーネントとして存在し得る。
[0073]1つまたは複数の例示的な実施形態では、説明した機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。コンピュータプログラム製品としてソフトウェアに実装された場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、非一時的コンピュータ可読媒体上に記憶されるか、または非一時的コンピュータ可読媒体を介して送信され得る。コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含み得る。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスできる任意の利用可能な媒体であり得る。例として、および非限定的に、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD−ROMもしくは他の光学ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、または所望のプログラムコードを命令もしくはデータ建造物の形式で搬送もしくは記憶するのに使用され得、およびコンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができる。また、任意の接続は、適切にコンピュータ可読媒体と称される。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびBlu−ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、一方ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せも非一時的コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0074]開示した実施形態の前述の説明は、いかなる当業者も本発明を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示す実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきある。
[0074]開示した実施形態の前述の説明は、いかなる当業者も本発明を実施または使用できるようにするために提供されるものである。これらの実施形態への様々な修正は当業者には容易に明らかであり、本明細書で定義した一般原理は、本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実施形態に適用され得る。したがって、本発明は、本明細書に示す実施形態に限定されるものではなく、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきある。
以下に、本願出願の当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
モバイルデバイスによる屋内位置決定のための方法であって、
屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定することと、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定することと、
少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定することと
を含む方法。
[C2]
前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、C1に記載の方法。
[C3]
前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定することをさらに備え、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく
C1に記載の方法。
[C4]
前記更新された屋内位置が、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との加重平均であり、ここにおいて、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との重み付けが、受信されたGNSS測位信号の強度に基づく、C3に記載の方法。
[C5]
前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定することをさらに備え、前記更新された屋内位置が、GNSS測位信号と屋内トランシーバ信号の両方を使用して計算される、
C1に記載の方法。
[C6]
前記モバイルデバイスの前記更新された屋内位置の前記決定における前記GNSS測位信号の包含が、前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号との組合せの精度低下率を向上させるとき、前記更新された屋内位置が前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号の両方で決定される、C5に記載の方法。
[C7]
GNSS測位信号が可視であることを決定することが、
前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求することと、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含む、
前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信することと、
前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定することと、
前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化することと、
前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信することと
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C8]
前記GNSS信号可視性データが、マップに埋め込まれた事前計算された多角形のエリアを有する物理的な建造物の内部の前記マップの少なくとも一部を備え、ここにおいて、前記事前計算された多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内のロケーションを示す、C7に記載の方法。
[C9]
GNSS信号可視性データが、物理的な建造物の内部のマップの少なくとも一部に対応する1つまたは複数の格子点を備え、ここにおいて、各格子点が、GNSS信号が前記物理的な建造物内の格子点で可視であるかどうかを示すデータを含む、C7に記載の方法。
[C10]
GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信することをさらに備え、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである、
C7に記載の方法。
[C11]
前記第1の屋内位置が、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントと、フェムトセルと、Bluetooth(登録商標)トランシーバとを含む1つまたは複数の屋内トランシーバから受信される信号に基づいて決定される、C1に記載の方法。
[C12]
前記第1の屋内位置を決定することが、
前記決定された第1の位置に関連した不確実性を決定することと、
前記決定された不確実性が、正確な屋内位置が前記屋内トランシーバ信号から推定されたことを示すとき、GNSS測位信号を使用することなく、前記モバイルデバイスの屋内位置として前記第1の屋内位置上での使用と
をさらに備える、C1に記載の方法。
[C13]
屋内位置決定を可能にするためのモバイルデバイスであって、
位置推定エンジンと検出器とを記憶するためのメモリと、
全地球航法衛星システム(GNSS)受信機と、
前記メモリおよび前記GNSS受信機と結合され、
屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定し、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定し、
少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定する
ために、前記位置推定エンジンと前記検出器とを実行するように構成されるプロセッサと
を備えるモバイルデバイス。
[C14]
前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、C13に記載のモバイルデバイス。
[C15]
前記プロセッサが、前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するようにさらに構成され、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく、C13に記載のモバイルデバイス。
[C16]
前記更新された屋内位置が、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との加重平均であり、ここにおいて、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との重み付けが、受信されたGNSS測位信号の強度に基づく、C15に記載のモバイルデバイス。
[C17]
前記プロセッサが、前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するようにさらに構成され、前記更新された屋内位置が、GNSS測位信号と屋内トランシーバ信号の両方を使用して計算される、C13に記載のモバイルデバイス。
[C18]
前記モバイルデバイスの前記更新された屋内位置の前記決定における前記GNSS測位信号の包含が、前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号との組合せの精度低下率を向上させるとき、前記更新された屋内位置が前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号の両方で決定される、C17に記載のモバイルデバイス。
[C19]
前記プロセッサが、
前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求することと、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含む、
前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信することと、
前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定することと、
前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化することと、
前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信することと
によって、GNSS測位信号が可視であることを決定するように構成される、C13に記載のモバイルデバイス。
[C20]
前記GNSS信号可視性データが、マップに埋め込まれた事前計算された多角形のエリアを有する物理的な建造物の内部の前記マップの少なくとも一部を備え、ここにおいて、前記事前計算された多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内のロケーションを示す、C19に記載のモバイルデバイス。
[C21]
GNSS信号可視性データが、物理的な建造物の内部のマップの少なくとも一部に対応する1つまたは複数の格子点を備え、ここにおいて、各格子点が、GNSS信号が前記物理的な建造物内の格子点で可視であるかどうかを示すデータを含む、C19に記載のモバイルデバイス。
[C22]
前記プロセッサが、GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更する、
C19に記載のモバイルデバイス。
[C23]
前記第1の屋内位置が、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントと、フェムトセルと、Bluetoothトランシーバとを含む1つまたは複数の屋内トランシーバから受信される信号に基づいて決定される、C13に記載のモバイルデバイス。
[C24]
前記プロセッサが、
前記決定された第1の位置に関連した不確実性を決定することと、
前記決定された不確実性が、正確な屋内位置が前記屋内トランシーバ信号から推定されたことを示すとき、GNSS測位信号を使用することなく、前記モバイルデバイスの屋内位置として前記第1の屋内位置を使用することと
によって、前記第1の屋内位置を決定するように構成される、C13に記載のモバイルデバイス。
[C25]
モバイルデバイスによる屋内位置決定のためのコードを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定させ、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定させ、
少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定させる
コードを含むコンピュータ可読記憶媒体。
[C26]
前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、C25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C27]
前記プロセッサに、
前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定させ、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく
コードをさらに備えるC25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C28]
前記プロセッサに、GNSS測位信号が可視であることを決定させる前記コードが、前記プロセッサに、
前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求させ、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含み、
前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信させ、
前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定させ、
前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化させ、
前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信させる
コードをさらに備えるC25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C29]
前記プロセッサに、
GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信させ、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである
コードをさらに備えるC28に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C30]
モバイルデバイスによる屋内位置決定のためのシステムであって、
屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定するための手段と、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定するための手段と、
少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定するための手段と
を備えるシステム。
[C31]
前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、C30に記載のシステム。
[C32]
前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するための手段をさらに備え、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく、
C30に記載のシステム。
[C33]
GNSS測位信号が可視であることを決定するための手段が、
前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求するための手段と、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含み、
前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信するための手段と、
前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定するための手段と、
前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化するための手段と、
前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信するための手段と
をさらに備えるC30に記載のシステム。
[C34]
GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信するための手段をさらに備え、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである、
C33に記載のシステム。
[C35]
モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのための方法であって、
物理的な建造物のマップを受信することと、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析することと、
前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供することと
を備える方法。
[C36]
前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、C35に記載の方法。
[C37]
前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信することと、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更することと
をさらに備えるC36に記載の方法。
[C38]
GNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析することが、
前記少なくとも1つの位置から投射される1つまたは複数の追跡光線が前記物理的な建造物を貫通するかどうかを決定するために、前記少なくとも1つの位置における前記マップ上の空への貫通分析を実行すること
をさらに備える、C35に記載の方法。
[C39]
複数の追跡光線が、前記少なくとも1つの位置からランダムな方向に投射され、追跡光線の総数と比較して、前記物理的な建造物を貫通するいくつかの追跡光線が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS信号利用可能性のレベルを示す、C37に記載の方法。
[C40]
前記マップに対する複数の位置が、1つまたは複数の多角形のエリアを決定するために分析され、ここにおいて、多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内の領域を示す、C37に記載の方法。
[C41]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、C35に記載の方法。
[C42]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、C35に記載の方法。
[C43]
モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムであって、
ディレクトリ支援データエンジンと、建造物マップ分析エンジンと、物理的な建造物のマップとを記憶するためのメモリと、
前記メモリと結合され、
物理的な建造物の前記マップを受信し、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析し、
前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供する
ために、前記ディレクトリ支援データエンジンと前記建造物マップ分析エンジンとを実行するように構成されるプロセッサと
を備えるサーバコンピュータシステム。
[C44]
前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C45]
前記メモリが、クラウドソーシング分析エンジンをさらに記憶し、前記プロセッサが、
前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信し、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更する
ために前記クラウドソーシング分析エンジンを実行するようにさらに構成される、C44に記載のサーバコンピュータシステム。
[C46]
前記プロセッサが、前記少なくとも1つの位置から投射される1つまたは複数の追跡光線が前記物理的な建造物を貫通するかどうかを決定するために、前記少なくとも1つの位置において前記マップ上の空への貫通分析を実行することによって、GNSS信号可視性データを決定するために、前記マップを分析するようにさらに構成される、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C47]
複数の追跡光線が、前記少なくとも1つの位置からランダムな方向に投射され、追跡光線の総数と比較して、前記物理的な建造物を貫通するいくつかの追跡光線が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS信号利用可能性のレベルを示す、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C48]
前記マップに対する複数の位置が、1つまたは複数の多角形のエリアを決定するために分析され、ここにおいて、多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内の領域を示す、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C49]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C50]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、C43に記載のサーバコンピュータシステム。
[C51]
モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのコードを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
物理的な建造物のマップを受信させ、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析させ、
前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供させる
コードを含むコンピュータ可読記憶媒体。
[C52]
前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、C51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C53]
前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信させ、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更させる
コードをさらに備えるC51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C54]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、C51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C55]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、C51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
[C56]
モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのためのシステムであって、
物理的な建造物のマップを受信するための手段と、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析するための手段と、
前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供するための手段と
を備えるシステム。
[C57]
前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、C56に記載のシステム。
[C58]
前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信するための手段と、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更するための手段と
をさらに備えるC56に記載のシステム。
[C59]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、C56に記載のシステム。
[C60]
GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、C56に記載のシステム。

Claims (60)

  1. モバイルデバイスによる屋内位置決定のための方法であって、
    屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定することと、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定することと、
    少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定することと
    を含む方法。
  2. 前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定することをさらに備え、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記更新された屋内位置が、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との加重平均であり、ここにおいて、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との重み付けが、受信されたGNSS測位信号の強度に基づく、請求項3に記載の方法。
  5. 前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定することをさらに備え、前記更新された屋内位置が、GNSS測位信号と屋内トランシーバ信号の両方を使用して計算される、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記モバイルデバイスの前記更新された屋内位置の前記決定における前記GNSS測位信号の包含が、前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号との組合せの精度低下率を向上させるとき、前記更新された屋内位置が前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号の両方で決定される、請求項5に記載の方法。
  7. GNSS測位信号が可視であることを決定することが、
    前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求することと、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含む、
    前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信することと、
    前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定することと、
    前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化することと、
    前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信することと
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  8. 前記GNSS信号可視性データが、マップに埋め込まれた事前計算された多角形のエリアを有する物理的な建造物の内部の前記マップの少なくとも一部を備え、ここにおいて、前記事前計算された多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内のロケーションを示す、請求項7に記載の方法。
  9. GNSS信号可視性データが、物理的な建造物の内部のマップの少なくとも一部に対応する1つまたは複数の格子点を備え、ここにおいて、各格子点が、GNSS信号が前記物理的な建造物内の格子点で可視であるかどうかを示すデータを含む、請求項7に記載の方法。
  10. GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信することをさらに備え、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである、
    請求項7に記載の方法。
  11. 前記第1の屋内位置が、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントと、フェムトセルと、Bluetooth(登録商標)トランシーバとを含む1つまたは複数の屋内トランシーバから受信される信号に基づいて決定される、請求項1に記載の方法。
  12. 前記第1の屋内位置を決定することが、
    前記決定された第1の位置に関連した不確実性を決定することと、
    前記決定された不確実性が、正確な屋内位置が前記屋内トランシーバ信号から推定されたことを示すとき、GNSS測位信号を使用することなく、前記モバイルデバイスの屋内位置として前記第1の屋内位置上での使用と
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  13. 屋内位置決定を可能にするためのモバイルデバイスであって、
    位置推定エンジンと検出器とを記憶するためのメモリと、
    全地球航法衛星システム(GNSS)受信機と、
    前記メモリおよび前記GNSS受信機と結合され、
    屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定し、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定し、
    少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定する
    ために、前記位置推定エンジンと前記検出器とを実行するように構成されるプロセッサと
    を備えるモバイルデバイス。
  14. 前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  15. 前記プロセッサが、前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するようにさらに構成され、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  16. 前記更新された屋内位置が、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との加重平均であり、ここにおいて、前記第2の屋内位置と前記第1の屋内位置との重み付けが、受信されたGNSS測位信号の強度に基づく、請求項15に記載のモバイルデバイス。
  17. 前記プロセッサが、前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するようにさらに構成され、前記更新された屋内位置が、GNSS測位信号と屋内トランシーバ信号の両方を使用して計算される、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  18. 前記モバイルデバイスの前記更新された屋内位置の前記決定における前記GNSS測位信号の包含が、前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号との組合せの精度低下率を向上させるとき、前記更新された屋内位置が前記GNSS測位信号と前記屋内トランシーバ信号の両方で決定される、請求項17に記載のモバイルデバイス。
  19. 前記プロセッサが、
    前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求することと、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含む、
    前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信することと、
    前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定することと、
    前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化することと、
    前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信することと
    によって、GNSS測位信号が可視であることを決定するように構成される、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  20. 前記GNSS信号可視性データが、マップに埋め込まれた事前計算された多角形のエリアを有する物理的な建造物の内部の前記マップの少なくとも一部を備え、ここにおいて、前記事前計算された多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内のロケーションを示す、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  21. GNSS信号可視性データが、物理的な建造物の内部のマップの少なくとも一部に対応する1つまたは複数の格子点を備え、ここにおいて、各格子点が、GNSS信号が前記物理的な建造物内の格子点で可視であるかどうかを示すデータを含む、請求項19に記載のモバイルデバイス。
  22. 前記プロセッサが、GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信するようにさらに構成され、ここにおいて、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更する、
    請求項19に記載のモバイルデバイス。
  23. 前記第1の屋内位置が、1つまたは複数のワイヤレスアクセスポイントと、フェムトセルと、Bluetoothトランシーバとを含む1つまたは複数の屋内トランシーバから受信される信号に基づいて決定される、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  24. 前記プロセッサが、
    前記決定された第1の位置に関連した不確実性を決定することと、
    前記決定された不確実性が、正確な屋内位置が前記屋内トランシーバ信号から推定されたことを示すとき、GNSS測位信号を使用することなく、前記モバイルデバイスの屋内位置として前記第1の屋内位置を使用することと
    によって、前記第1の屋内位置を決定するように構成される、請求項13に記載のモバイルデバイス。
  25. モバイルデバイスによる屋内位置決定のためのコードを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定させ、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定させ、
    少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定させる
    コードを含むコンピュータ可読記憶媒体。
  26. 前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  27. 前記プロセッサに、
    前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定させ、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく
    コードをさらに備える請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  28. 前記プロセッサに、GNSS測位信号が可視であることを決定させる前記コードが、前記プロセッサに、
    前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求させ、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含み、
    前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信させ、
    前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定させ、
    前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化させ、
    前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信させる
    コードをさらに備える請求項25に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  29. 前記プロセッサに、
    GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信させ、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである
    コードをさらに備える請求項28に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  30. モバイルデバイスによる屋内位置決定のためのシステムであって、
    屋内トランシーバ信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第1の屋内位置を決定するための手段と、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が可視であることを、少なくとも部分的に、前記決定された第1の屋内位置に基づいて決定するための手段と、
    少なくとも部分的に、GNSS測位信号に基づいて、前記モバイルデバイスの第2の屋内位置を決定するための手段と
    を備えるシステム。
  31. 前記第1の屋内位置および前記第2の屋内位置が、物理的な建造物内の前記モバイルデバイスの位置であり、前記屋内トランシーバ信号および前記GNSS測位信号が、前記物理的な建造物内の前記モバイルデバイスによって受信される、請求項30に記載のシステム。
  32. 前記モバイルデバイスの更新された屋内位置を決定するための手段をさらに備え、前記更新された屋内位置が、前記GNSS測位信号から決定された前記第2の屋内位置と、前記屋内トランシーバ信号から決定された前記第1の屋内位置とに基づく、
    請求項30に記載のシステム。
  33. GNSS測位信号が可視であることを決定するための手段が、
    前記モバイルデバイスによってGNSS信号可視性データを要求するための手段と、ここにおいて、前記GNSS信号可視性データが、GNSS信号が可視であり得る物理的な建造物内の1つまたは複数の屋内位置を示すデータを含み、
    前記モバイルデバイスで前記要求されたGNSS信号可視性データを受信するための手段と、
    前記モバイルデバイスの前記第1の屋内位置が前記物理的な建造物内の前記1つまたは複数の屋内位置のうちの少なくとも1つに近接していることを決定することによって、前記GNSS測位信号が可視であることを決定するための手段と、
    前記GNSS測位信号が可視であることを決定することに応答して、前記モバイルデバイスのGNSS受信機をアクティブ化するための手段と、
    前記GNSS受信機でGNSS測位信号を受信するための手段と
    をさらに備える請求項30に記載のシステム。
  34. GNSS測位信号の受信の結果を支援データサーバに送信するための手段をさらに備え、前記支援データサーバが、前記モバイルデバイスの実際のGNSS信号受信結果に基づいて、前記GNSS信号可視性データを変更するためのものである、
    請求項33に記載のシステム。
  35. モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのための方法であって、
    物理的な建造物のマップを受信することと、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析することと、
    前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供することと
    を備える方法。
  36. 前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、請求項35に記載の方法。
  37. 前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信することと、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
    1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更することと
    をさらに備える請求項36に記載の方法。
  38. GNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析することが、
    前記少なくとも1つの位置から投射される1つまたは複数の追跡光線が前記物理的な建造物を貫通するかどうかを決定するために、前記少なくとも1つの位置における前記マップ上の空への貫通分析を実行すること
    をさらに備える、請求項35に記載の方法。
  39. 複数の追跡光線が、前記少なくとも1つの位置からランダムな方向に投射され、追跡光線の総数と比較して、前記物理的な建造物を貫通するいくつかの追跡光線が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS信号利用可能性のレベルを示す、請求項37に記載の方法。
  40. 前記マップに対する複数の位置が、1つまたは複数の多角形のエリアを決定するために分析され、ここにおいて、多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内の領域を示す、請求項37に記載の方法。
  41. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、請求項35に記載の方法。
  42. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、請求項35に記載の方法。
  43. モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムであって、
    ディレクトリ支援データエンジンと、建造物マップ分析エンジンと、物理的な建造物のマップとを記憶するためのメモリと、
    前記メモリと結合され、
    物理的な建造物の前記マップを受信し、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析し、
    前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供する
    ために、前記ディレクトリ支援データエンジンと前記建造物マップ分析エンジンとを実行するように構成されるプロセッサと
    を備えるサーバコンピュータシステム。
  44. 前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  45. 前記メモリが、クラウドソーシング分析エンジンをさらに記憶し、前記プロセッサが、
    前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信し、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
    1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更する
    ために前記クラウドソーシング分析エンジンを実行するようにさらに構成される、請求項44に記載のサーバコンピュータシステム。
  46. 前記プロセッサが、前記少なくとも1つの位置から投射される1つまたは複数の追跡光線が前記物理的な建造物を貫通するかどうかを決定するために、前記少なくとも1つの位置において前記マップ上の空への貫通分析を実行することによって、GNSS信号可視性データを決定するために、前記マップを分析するようにさらに構成される、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  47. 複数の追跡光線が、前記少なくとも1つの位置からランダムな方向に投射され、追跡光線の総数と比較して、前記物理的な建造物を貫通するいくつかの追跡光線が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS信号利用可能性のレベルを示す、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  48. 前記マップに対する複数の位置が、1つまたは複数の多角形のエリアを決定するために分析され、ここにおいて、多角形のエリアの内側領域が、GNSS信号が可視である前記物理的な建造物内の領域を示す、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  49. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  50. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、請求項43に記載のサーバコンピュータシステム。
  51. モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのコードを含むコンピュータ可読記憶媒体であって、プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    物理的な建造物のマップを受信させ、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析させ、
    前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供させる
    コードを含むコンピュータ可読記憶媒体。
  52. 前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、請求項51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  53. 前記プロセッサによって実行されると、前記プロセッサに、
    前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信させ、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
    1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更させる
    コードをさらに備える請求項51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  54. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、請求項51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  55. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、請求項51に記載のコンピュータ可読記憶媒体。
  56. モバイルデバイスによる屋内位置決定を可能にするためのサーバコンピュータシステムのためのシステムであって、
    物理的な建造物のマップを受信するための手段と、ここにおいて、前記マップが、少なくとも、前記物理的な建造物の実世界のレイアウトを示すデータを含む、
    全地球航法衛星システム(GNSS)測位信号が前記物理的な建造物内の対応する実世界の位置にあるモバイルデバイスに可視である、前記マップに対する少なくとも1つの位置を含むGNSS信号可視性データを決定するために前記マップを分析するための手段と、
    前記モバイルデバイスからの要求に応答して前記GNSS信号可視性データを前記モバイルデバイスに提供するための手段と
    を備えるシステム。
  57. 前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物の内部にあり、前記少なくとも1つの位置に対応する前記物理的な建造物内の実世界の位置に近接していることを示す、請求項56に記載のシステム。
  58. 前記少なくとも1つの位置に関して前記モバイルデバイスからGNSS信号取得結果を受信するための手段と、前記GNSS信号取得結果が、前記少なくとも1つの位置におけるGNSS測位信号を受信するための前記モバイルデバイスの少なくとも成功または失敗を示す、
    1つの前記GNSS信号取得結果に基づいて、前記少なくとも1つの位置のためのGNSS測位可視性データを変更するための手段と
    をさらに備える請求項56に記載のシステム。
  59. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信の前に実行される、請求項56に記載のシステム。
  60. GNSS信号可視性データを決定するための前記マップの分析が、前記モバイルデバイスからの前記要求の受信に応答して実行され、ここにおいて、前記要求が、前記モバイルデバイスが前記物理的な建造物内にあり、前記少なくとも1つの位置に近接していることを示す、請求項56に記載のシステム。
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