JP2016516345A - ワイヤレスアクセスポイントをスキャンするための方法および装置 - Google Patents

ワイヤレスアクセスポイントをスキャンするための方法および装置 Download PDF

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Abstract

モバイルデバイスのロケーションと確率論的自己学習とを使用するアクセスポイント取得のための技法が本明細書で説明される。モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法の一例は、サービングセルを検出することと、モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、ロケーションが最大カバレッジエリア内にある場合、アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することとを含む。

Description

[0001]本開示は、一般にワイヤレスネットワークシステムに関し、より詳細には、これに限定するものではないが、モバイルデバイスを用いて適切なサービングワイヤレスアクセスネットワークをスキャンすることに関する。
[0002]モバイルデバイスは、適切なサービングアクセスネットワークの定期的無線スキャニングの一部としてワイヤレスアクセスポイント(AP)ネットワーク局(たとえば、アクセスポイント、フェムトセル、WiFi(登録商標)AP、家庭用基地局)を発見することができる。APがひとたび発見されたら、モバイルデバイスが再びAPカバレッジエリア内にあるときはいつでも、アクセスが許される限り、将来同じAPにアクセスすることがモバイルデバイスおよびユーザにとって有益であり得る。たとえば、モバイルデバイスは、以前に発見されたAPと、そのAPの任意の関連ネットワークとにアクセスするときには、同じエリア内でワイヤレスカバレッジを提供するパブリックセルラーネットワークなど他の何らかのネットワークにアクセスするときよりも、改善されたサービス(たとえば、より高いデータスループット、より良い音声品質、より小さなシグナリングレイテンシー)を受けることができる。さらに、ユーザは、そのAPについてのオペレータによって、同じエリア内にワイヤレスカバレッジをもつ他のネットワークオペレータによるよりも低いレートで請求を受けることがある。場合によっては、ユーザは、APのオペレータからフリーワイヤレスアクセスを受けることすらある(たとえば、フリーアクセスは、空港、レストラン、またはショッピングモールなどのある特定のエリアに入りその中にとどまるためのユーザに対する勧誘または補償である)。いくつかの他の場合では、セルラーネットワークのオペレータは、可能なときはいつでもモバイルデバイスに特定のAPを取得させ、それによって、もはやオペレータのセルラーネットワークに直接的にアクセスする必要が無いようにすることによって、低減されたネットワーク負荷および輻輳の形態の利益を得る。しかしながら、後でモバイルデバイスによってAPを再び取得することは、困難で、かつリソースを多く使用する場合がある。たとえば、モバイルデバイスは、APのおおよそ近くにあるとき、高速の定期的スキャンを実行することができるが、これは、モバイルデバイスが実際のAPカバレッジエリアの外にある間、バッテリ電力を消費することがあり、さらに、モバイルデバイスはスキャンを実行するために現在のワイヤレスネットワークから同調を離れることを必要としうるので、別のワイヤレスネットワークにアクセスするときには、ユーザのための他のサービスのサポートに干渉し得る。モバイルデバイスは、より低いレートでスキャンを実行することによって、電力を節約し、他のサービスに対する干渉を低減させ得るが、これは、モバイルデバイスがいったんAPカバレッジエリアに入った後には再取得を遅延させることがある。
[0003]したがって、レイテンシーを実質的に増加させることなくAP取得および再取得の効率を改善することが必要とされている。現在、ネットワーク上でのモバイルデバイスの位置を推定する多数の方法がある。たとえば、モバイルデバイス上の全地球航法衛星システム(GNSS)チップは、モバイルデバイスが屋外環境および開放空間環境に配置されるとき、位置推定値を提供することができる。別の例では、ワイドエリアネットワーク(WAN)基地局およびアクセスポイント(AP)ネットワーク(たとえば、WiFi、CDMA、WCDMA(登録商標)、LTE、またはBluetooth(登録商標)を使用する)は、モバイルデバイスの位置を推定するために使用されることができる。そのような位置情報は、APをスキャンしながら、改善された電力節約を提供するために、以前のスキャン検出データと組み合わせて使用され得る。
[0004]本開示による、モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法の一例は、サービングセルを検出することと、モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、このロケーションが最大カバレッジエリア内にある場合、アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することとを含む。
[0005]モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法の一例は、アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、各ロケーションについてアクセスポイントの検出確率を決定することと、モバイルデバイスが複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、アクセスポイントについてスキャンを実行することと、を含み、ここにおいて、スキャンのレートは1つのロケーションについての検出確率に基づく。
[0006]本開示による、モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法の一例は、サービングセルを識別することと、モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、モバイルデバイスのロケーションおよびサービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジ内にある場合、アクセスポイントについて高速レートでスキャンすることとを含む。
[0007]本開示による、モバイルデバイスにアクセスポイント検出確率を提供するための方法の一例は、1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出すことと、1つまたは複数の検出確率をモバイルデバイスに提供することとを含む。
[0008]本開示による、アクセスポイントをスキャンするための装置の一例は、サービングセルを検出する手段と、モバイルデバイスについてロケーションを決定する手段と、サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定する手段と、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定する手段と、ロケーションが最大カバレッジエリア内にある場合、アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行する手段とを含む。
[0009]本開示による、アクセスポイントをスキャンするための装置の一例は、アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定する手段と、各ロケーションについてアクセスポイントの検出確率を決定する手段と、モバイルデバイスが複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定する手段と、アクセスポイントについてスキャンを実行する手段と、を含み、ここにおいて、スキャンのレートは1つのロケーションについての検出確率に基づく。
[0010]本開示による、モバイルデバイスにアクセスポイント検出確率を提供するための装置の一例は、1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶する手段と、モバイルデバイスからロケーション情報を受信する手段と、このロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出す手段と、この1つまたは複数の検出確率をモバイルデバイスに提供する手段とを含む。
[0011]本開示による、アクセスポイントをスキャンするための装置の一例は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、サービングセルを検出し、モバイルデバイスについてロケーションを決定し、サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定し、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定し、ロケーションが最大カバレッジエリア内にある場合にアクセスポイントについて高速レートスキャンを実行するように構成される。
[0012]本開示による、アクセスポイントをスキャンするための装置の一例は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定し、各ロケーションについてアクセスポイントの検出確率を決定し、モバイルデバイスが複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定し、アクセスポイントについてスキャンを実行するように構成され、ここにおいて、スキャンのレートは1つのロケーションについての検出確率に基づく。
[0013]本開示による装置の一例は、メモリと、メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、サービングセルを識別し、モバイルデバイスのロケーションを決定し、モバイルデバイスのロケーションおよびサービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定し、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジ内にある場合、アクセスポイントを高速レートでスキャンするように構成される。
[0014]本開示による、モバイルデバイスにアクセスポイント検出確率を提供するための装置の一例は、1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶するように構成されたメモリユニットと、モバイルデバイスからロケーション情報を受信し、このロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率をメモリユニットから読み出し、この1つまたは複数の検出確率をモバイルデバイスに提供するように構成された少なくとも1つのプロセッサとを含む。
[0015]本開示による、プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品の一例、プロセッサ実行可能命令は、プロセッサに、サービングセルを検出することと、モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、ロケーションが最大カバレッジエリア内にある場合、アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと、を行わせるように構成される。
[0016]本開示による、プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品の一例は、プロセッサに、アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、各ロケーションについてアクセスポイントの検出確率を決定することと、モバイルデバイスが複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、アクセスポイントについてスキャンを実行することと、を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を含み、ここにおいて、スキャンのレートは1つのロケーションについての検出確率に基づく。
[0017]本開示による、プロセッサ実行可能記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品の一例は、プロセッサに、1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、このロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率をメモリユニットから読み出すことと、この1つまたは複数の検出確率をモバイルデバイスに提供することと、を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を含む。
[0018]本明細書で説明される項目および/または技法は、以下の機能のうちの1つまたは複数、ならびに言及されない他の機能を提供し得る。現在のサービングセルおよびモバイルデバイスのロケーションは、アクセスポイントが検出されたときに記録され得る。アクセスポイントについての最大カバレッジエリアが計算されることができる。アクセスポイントについての1つまたは複数の検出確率は、サービングセルおよび地理的エリアに関連付けられ得る。アクセスポイントについての検出確率を決定することは、クラウドソーシングされ得る。検出確率は、モバイルデバイスに提供され得る。モバイルデバイスによって使用されるアクセスポイントスキャンレートは、検出確率に依存し得る。バッテリ電力は節約され得、接続性能は、適切なスキャンレートを使用することによって改善され得る。本明細書で説明される技法は、ネットワークベースのサーバ上と、ダウンロードされたまたは発見されたセルラーデータを使用するハンドセット内の両方で実施可能である。他の機能が提供されてもよく、また、本開示によるあらゆる実装形態が、説明された機能のすべては言うまでもなく、いずれかを提供しなければならないというわけではない。さらに、上記で述べられた効果を、ここに記載される手段以外の手段によって達成することが可能な場合があり、ここに記載される項目/技法は必ずしも述べられた効果をもたらすとは限らない。
[0019]本開示の実施形態の特徴、目的、および利点は、以下の詳細な説明を添付図面と併せ読めばより明らかになろう。図面において、類似の要素は類似の参照番号を持つ。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後にダッシュおよび類似の構成要素を区別する第2のラベルを付けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書において使用される場合、説明は、第2の参照ラベルには関係なく、同じ第1の参照ラベルを有する類似の構成要素のうちの任意の構成要素に適用可能である。
[0020]一実装形態による、WAN基地局、アクセスポイント、および測位信号を受信することが可能な例示的なモバイルデバイスを示す概略ブロック図。 [0021]一実装形態による、WAN基地局、アクセスポイント、および測位信号を受信することが可能なモバイルデバイスを含むシステムのいくつかの特徴を示すシステム図。 [0022]ロケーションと確率論的自己学習とを使用するAP取得のためのシステムの一実施形態のブロック図。 [0023]モバイルデバイスによって検出されたときのAPに関連付けられた最大カバレッジエリアの空間図。 [0024]APに関連付けられた最大カバレッジエリアとAPのロケーションとの間の関係の空間図。 [0025]APのカバレッジ内に配置されたモバイルデバイスの空間図。 [0026]APに関連付けられた2つの最大カバレッジエリアの共通部分の空間図。 [0027]基地局についての例示的なデータ構造およびスキャン履歴情報を含む図。 [0028]スキャンレートを選択するためにAPの予想カバレッジエリアを利用するプロセスの一実施形態のフロー図。 [0029]サービングセルのカバレッジエリアおよびモバイルデバイスのロケーションに基づいたAPスキャンのためのプロセスの一実施形態のフロー図。 [0030]ロケーションと確率論的自己学習とを使用するアクセスポイント取得のためのプロセスの一実施形態のフロー図。 [0031]各セルがAPを検出する確率を示す、例示的な地理的グリッド。
[0032]ロケーションと確率論的自己学習とを使用してAP取得を可能にする方法およびシステムが開示される。AP(たとえば、アクセスポイント、フェムトセル、WiFi AP、家庭用基地局、ホームノードB、ホームeNodeB)は、ワイヤレスセルラーネットワーク、ワイヤラインブロードバンドネットワーク、またはインターネットなどのネットワークにアクセスする機能をモバイルデバイスに提供する。一般に、モバイルデバイスは、APを介して最初にアクセスされたネットワークから、またはAPだけを介して直接的に、他のネットワークおよび他のデバイスおよびエンティティにアクセスすることができる。場合によっては、APは、1つの特定のネットワークではなく、複数のネットワークへのダイレクトアクセスを提供することがある。以下の説明では、APは、小さいカバレッジエリア(たとえば、100メートル以下の半径を有する円形のエリア)を一般に有し、WiFi AP、フェムトセル、または家庭用基地局に相当するとみなされる。この制限は、一般に、数百メートルから数キロメートルまでのスパンまたは範囲を有するワイヤレスセルを一般にサポートし得る、セルラーネットワーク内の基地局と対照的である。この違いにより、モバイルデバイスは、通常、セルラーネットワークからサービスを受け、セルラーネットワークにアクセスしながら任意の時間にサービング基地局とサービングセルとを有し得る。次いで、モバイルデバイスは、モバイルデバイスが特定のAPをスキャンして取得するたびに、セルラーネットワークにアクセスするときに、モバイルデバイスの現在のサービングセルのIDを記録し得る。モバイルデバイスは、また、特定のAPへのそのアクセスの持続時間にわたって、モバイルデバイスの現在のまたは前のサービングセルラーネットワークに関連する、または何らかの他のセルラーネットワークに関連する、他の可視セルIDを記録し得る。モバイルデバイスはまた、APアクセスの持続時間にわたって、モバイルデバイスのロケーションを定期的に記録し得る。たとえば、モバイルデバイスが移動するとき、モバイルデバイスは、様々なWAN基地局および/またはAP(たとえば、サービングセル、WANアクセスポイント、フェムトセル、WiFi AP)からの地上無線信号を検出および/または測定することによって、ロケーション情報を受信し得る。モバイルデバイスはまた、衛星測位システム(SPS)からのロケーション関連信号を受信および/または測定し得る。受信および/または測定された地上信号および/またはSPS信号は、モバイルデバイスのロケーションを決定するために使用され得る。基地局アルマナック(almanac)およびAPアルマナックは、モバイルデバイスの位置を決定するために使用される、様々なロケーションおよび関連情報を記憶し得る。基地局およびAPのMACアドレスまたは他の識別情報(たとえば、SSID、インデックス番号)は、アルマナックエントリに対応し得る。モバイルデバイスは、受信および/または測定された地上信号および/またはSPS信号からそれのロケーションを得るために、現在の時点で、または何らかの前の時点で、サービングネットワーク、ホームネットワーク、またはそのようなネットワーク内に存在するもしくはそのようなネットワークから到達可能な何らかのサーバ(たとえばロケーションサーバ)から、基地局およびAPアルマナックおよび/またはSPS関連情報を得ることができる。代替的に、モバイルデバイスがネットワークまたはネットワークエンティティ(たとえばロケーションサーバ)に受信されたおよび/または測定された地上信号および/またはSPS信号に関する情報を提供する場合、ネットワークまたはネットワークエンティティは、基地局アルマナックおよび/またはSPS関連情報を使用してモバイルデバイスのロケーションを決定し得る。ネットワークまたはネットワークエンティティは、次いで、決定されたロケーションをモバイルデバイスに提供し得る。
[0033]一実施形態では、モバイルデバイスによって取得されるデータ(たとえば、特定のAPにアクセスしながらモバイルデバイスによって観測された、サービングセル、他の可視セルID、およびロケーション)は、ロケーションサーバに対してクラウドソーシングされ得、そこでそれが他のモバイルデバイスからの類似のデータと結合され得る。セルID(たとえば、サービングおよび可視)およびロケーションを特定のAPと関連付けるデータは、APに関連付けられたセルとロケーション(またはロケーションエリア)のより完全なセットを形成するためにロケーションサーバによってアグリゲートされ得る。一例では、アグリゲートされた情報は、モバイルデバイスに提供され得る。サーバ上に記憶されたスキャン履歴データの例としては、APについての可変なID、関連付けられたサービングセルまたは可視セルのID、APを利用しながら端末によって報告されたロケーションポイント、ならびにサービングセルおよび可視セルの(1つまたは複数の)IDに基づいてAPが検出される確率、によってインデックスされたテーブルが含まれ得る。
[0034]図1を参照すると、モバイルデバイス100は、ワイヤレスネットワーク上でワイヤレスアンテナ122を介してワイヤレス信号123、132を送信および受信することが可能な、ワイヤレストランシーババスインターフェース120によってバス101に接続されたワイヤレストランシーバ121を含み得る。ワイヤレストランシーババスインターフェース120は、いくつかの実施形態では、ワイヤレストランシーバ121の一部であり得る。いくつかの実施形態は、WiFi、CDMA、WCDMA、LTE、およびBluetoothなどのマルチプルなワイヤレス規格をサポートするために、マルチプルなワイヤレストランシーバ121およびワイヤレスアンテナ122を有し得る。
[0035]いくつかの実施形態では、モバイルデバイス100は、SPSアンテナ158を介して衛星測位システム(SPS)信号159を受信することが可能な衛星測位システム(SPS)受信機155を含み得る。SPS受信機155は、また、全体的にまたは部分的に、衛星測位システム(SPS)信号159を処理し、SPS信号159を使用してモバイルデバイスのロケーションを決定し得る。いくつかの実施形態では、(1つまたは複数の)汎用プロセッサ111、メモリ140、(1つまたは複数の)DSP112、および専用プロセッサ(図示せず)も、また、全体的にまたは部分的にSPS信号159を処理するために、および/またはSPS受信機155とともにモバイルデバイス100のロケーションを計算するために利用され得る。SPS信号または他のロケーション信号の記憶は、メモリ140またはレジスタにおいて行われ得る。オーディオインターフェース/出力135が、ユーザへの可聴音の送信を可能にするように信号を可聴音に変換するために、モバイルデバイス100に含められることができる。
[0036]モバイルデバイス100は、バスインターフェース110によってバス101に接続された(1つまたは複数の)DSP112と、バスインターフェース110によってバス101に接続された(1つまたは複数の)汎用プロセッサ111と、メモリ140(やはり、時にはバスインターフェース110によってバスに接続される)とを含み得る。バスインターフェース110は、DSP112、汎用プロセッサ111、およびそれらに関連付けられたメモリ140と一体化されてよい。様々な実施形態では、機能は、RAM、ROM、FLASH、またはディスクドライブなどのコンピュータ可読記憶媒体上などのメモリ140内に1つまたは複数の命令またはコードとして記憶され、汎用プロセッサ111、専用プロセッサ、またはDSP112によって実行され得る。メモリ140は、説明された機能をプロセッサ111および/またはDSP112に実行させるように構成されたソフトウェアコード(プログラミングコード、命令など)を記憶するプロセッサ可読メモリおよび/またはコンピュータ可読メモリである。
[0037]他の実施形態では、機能は、ハードウェアにおいて実行され得る。モバイルデバイス100は、セルフォン、スマートフォン、PDA、タブレット、ラップトップ、パーソナルコンピュータ、トラッキングデバイス、またはワイヤレスインターフェースを備えた他の移動可能エンティティに対応することがあり、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス端末、端末、ユーザ機器(UE)、移動局(MS)、局、モバイル端末、または他の何らかの名前で呼ばれ得る。
[0038]図2を参照すると、モバイルデバイス100は、SPS衛星260からSPS信号159を受信し得る。いくつかの実施形態では、SPS衛星は、GPS衛星システム、ガリレオ衛星システム、またはGLONASS衛星システムなど、1つの全地球航法衛星システム(GNSS)からのものであることがある。他の実施形態では、SPS衛星は、限定するものではないが、GPS衛星システム、ガリレオ衛星システム、GLONASS衛星システム、またはBeidou(Compass)衛星システムなど、マルチプルなGNSSからのものであることがある。SPS信号159の受信および処理は、任意であり、制限ではない。一実施形態では、SPS機能を持たないモバイルデバイスが使用され得る。
[0039]モバイルデバイス100は、AP210を介して(すなわち、ワイヤレスリンク123を介して)、またはサービングセル基地局220を介して(すなわち、セルラーリンク132を介して)、ロケーションサーバ250に問い合わせることができ、ロケーションサーバ250は、インターネットまたはセルラーワイヤレスネットワークなどのネットワーク230を介して接続され得る。ロケーションサーバ250の構成は例にすぎず、限定ではない。一実施形態では、ロケーションサーバは、サービングセル基地局220にダイレクトに接続され得る。2つ以上のロケーションサーバが使用されてよい。ロケーションサーバ250は、ネットワーク上の基地局および/またはAPに関連付けられたロケーション情報を含む1つまたは複数のデータベースを含み得る。ロケーション情報は、1つもしくは複数のAP210、および/または1つもしくは複数のサービングセル基地局220に関連付けられ得る。一例では、ロケーションサーバ250は、基地局アルマナック、アクセスポイントアルマナック、およびスキャン履歴データベースなど、マルチプルなサーバユニットから構成される。ロケーションサーバは、モバイルデバイス100によるSPS信号の測定を使用してモバイルデバイス100のロケーションの決定を可能にし得る1つまたは複数のGNSSシステムについてのロケーションおよび時刻関連情報を含む1つまたは複数のデータベースをさらに含み得る。ロケーションサーバは、オープンモバイルアライアンス(OMA)からの公開文書において定義されたセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)に対応し得る。ロケーションサーバは、またさらに、あるいはその代わりに、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)、第3世代パートナーシッププロジェクト2(3GPP)、またはインターネット技術標準化委員会(IETF)などの他の組織によって定められた、または他の組織によって定められたロケーション関連プロトコルおよびプロシージャをサポートできるようにされた、ロケーションサーバに対応し得る。モバイルデバイス100およびロケーションサーバ250は、任意の時間にモバイルデバイス100のロケーションを決定するために3GPPまたは3GPP2によって定められたOMA SUPLまたは制御プレーンロケーションソリューションなどの1つまたは複数のロケーションソリューションを共同で実装し得る。モバイルデバイス100またはロケーションサーバ250のいずれかがモバイルデバイス100のロケーションを決定することができ、ロケーションサーバ250によるロケーション決定の場合は、ロケーションは、直接的にまたは間接的に、ロケーションサーバ250によってモバイルデバイス100に転送され得る。いくつかの実施形態では、モバイルデバイス100は、モバイルデバイス100に取り付けられた、またはモバイルデバイス100内の、慣性センサ(たとえば、加速度計、気圧計、ジャイロスコープ、磁力計)からの測定値に少なくとも部分的に基づいて、モバイルデバイスのロケーションまたはモバイルデバイスのロケーションの変化を決定し得る。
[0040]図3を参照すると、ロケーションと確率論的自己学習とを使用するAP取得のためのシステム300の一実施形態のブロック図が示されている。システム300は、ワイヤレスモバイルデバイス100が、基地局312(たとえば、312−1、312−2、312−n)と通信し、AP324(たとえば、324−1、324−2、324−n)をスキャンすることを可能にする。基地局312は1つまたは複数のサービングセルをサポートすることができるが、説明を簡単にするために、基地局という用語とサービングセルという用語は、本明細書全体を通して同義的に使用される。APは、概して、アクセスポイントまたはAPネットワーク局と呼ばれ得る。一実施形態では、モバイルデバイス100は、ロケーション情報を提供するおよび/または受信するために基地局312と通信することができる。基地局312およびAP324は、ネットワーク310を介してロケーションサーバ322に結合され得る。一実施形態では、ネットワーク310は、インターネットおよび/または追加のネットワーク(図3には図示せず)を含むことができる。ロケーションサーバ322は、ロケーション情報およびスキャン情報を分析および処理するために、基地局アルマナック344aと、アクセスポイントアルマナック344bと、スキャン履歴データベース302とにアクセスすることができる。たとえば、ロケーションサーバ322は、アルマナック344a、344bに記憶されたロケーション情報に基づいて位置推定値を決定および出力することができる。ロケーションサーバ322は、近隣のアクセスポイントに関係する情報をモバイルデバイス100に提供するために、スキャン履歴データベース302を利用することができる。基地局アルマナック344a、アクセスポイントアルマナック344b、およびスキャン履歴データベース302内のデータは、単一データベースに、または図3に示されるように別個のデータベースに、残ることができる。ロケーションサーバ322、基地局アルマナック344a、アクセスポイントアルマナック344b、およびスキャン履歴データベース302は、図2に示されるロケーションサーバ250の一部であり得る。ロケーションサーバ322は、加えて、図3には示されていない1つまたは複数のGNSSシステムの情報(たとえば、衛星軌道およびタイミングデータ、大気遅延データ)など、モバイルデバイス100の位置を特定するために使用され得る、またはモバイルデバイス100が自身の位置を特定するのを支援する、他のデータにアクセスすることができる。
[0041]一実施形態では、モバイルデバイス100は、基地局312およびAP324を経由してセルラーネットワーク、衛星ネットワーク、および/またはメッシュネットワークを用いて音声および/またはデータを転送するために、任意の数の通信モード(たとえば、GSM(登録商標)、CDMA、デジタルAMまたはFMラジオ、デジタルTV、TDMA、WCDMA、OFDM、GPRS、EV−DO、WiFi、Bluetooth、WiMAX(登録商標)、UWB、LTE、衛星電話、またはデータなど)を有し得るセルラー電話である。一般に、基地局312およびAP324は、ある種のデータまたは音声伝達を可能にし得る。WANネットワーク局312の場合の識別子は、局ID(SID)、ネットワークID(NID)、基地局ID(BSID)、セルID、ならびに/または緯度および経度情報であり得る。AP324の場合の識別子は、サービスセットID(SSID)および/またはMACアドレスであり得る。
[0042]一実施形態では、基地局312は、約100メートルから最大20キロメートルまでの範囲を有するセルラーサービングセルを表し、AP324は、約10メートルから最大150メートルまでの範囲を有するフェムトセルまたはWiFi APを表し、その正確な範囲は、いずれの場合も、送信電力、アンテナの高さおよび利得、無線技術、地形環境およびローカル環境、ならびに場合によっては他のファクタに依存する。モバイルデバイス100がシステム300内を移動するとき、モバイルデバイス100は一般に、範囲の差により、APアクセスポイント324と比較して、より長い時間期間にわたって基地局312のうちの1つと通信している。システム300内の任意の所与のポイントにおいて、モバイルデバイス100が特定のAP324を取得したときはいつでも、モバイルデバイス100は、モバイルデバイスの現在のロケーションと、基地局312に関連付けられたID(たとえば、現在のサービングセルID)とを記録し得る。モバイルデバイス100はまた、特定のAPとの接続の持続時間にわたって、他の可視基地局およびAP IDを記録し得る。モバイルデバイス100はまた、APとの接続の持続時間にわたって、モバイルデバイスのロケーションを定期的に記録し得る。
[0043]一般に、AP324に関連付けられた位置情報は、アクセスポイントアルマナック344b内に記憶され得る。たとえば、各AP324は、SSIDおよび/またはMACアドレスを識別子情報として所有し得る。基地局312およびAP324の他の特性は、基地局312およびAP324を一意に識別する際に使用されることができる。たとえば、2つの基地局が同じ局識別子を有するが、1つのみが特定の通信規格をサポートする場合、この2つはユニークに識別されることができる。図3は、ロケーションサーバ322がネットワーク局312、324とは別個のものであることを示すが、他の実施形態では、各協働局312、324が、ロケーションサーバ322を有し得る。ロケーションサーバ322は、単一のロケーション内の、またはいくつかのロケーションにわたって分散された、コンピュータまたはコンピュータのネットワークにより実装されることができる。基地局アルマナック344a、アクセスポイントアルマナック344b、およびスキャン履歴データベース302は、中央に配置されることができるが、他の実施形態では、これらは、局所的(regionally)に、または各基地局312およびAP324に関連する部分に、分散されることができる。一実施形態では、たとえば、ロケーションサーバ322から転送される場合、またはモバイルデバイス100によってダイレクトにアセンブルされる場合、基地局アルマナック344a、アクセスポイントアルマナック344b、およびスキャン履歴データベース302の一部は、モバイルデバイス100内に記憶され得る。一例では、第1の基地局312−1は、基地局アルマナック344aの一部分を、そのフットプリントおよびすべての隣接基地局フットプリントのために記憶し得る。フットプリントは、基地局の最大アンテナ範囲(MAR)、または基地局の動作性能に影響を及ぼし得る他の地理的制約に基づき得る。
[0044]図3をさらに参照しながら図4Aを参照すると、モバイルデバイス100による検出時にAPに関連付けられた最大カバレッジエリア406の空間図400Aが示されている。図400は、サービングセル312−1と、単一のAP(図示せず)とを含む。図4Aの範囲は一定の縮尺ではなく、プロセスを説明する助けとなるように一般化されている。モバイルデバイス100のロケーションは、地理的不確実性領域100Aとして示されるある程度の不確実性をもって決定され、地理的不確実性領域100Aは円(図3に示されるように)であってもよいし、楕円または多角形などの何らかの他の形状であってもよく、その中に、モバイルデバイスは、何らかの既知の確率または想定確率(たとえば95%の確率)をもって位置している。モバイルデバイス100がAPをはじめて検出するときには、モバイルデバイス100のロケーションおよび現在のサービングセル312−1のIDが記録されることができる。たとえば、ロケーションサーバ322は、APが検出されたときにモバイルデバイス100が直ちに情報を転送した場合には直ちに、あるいは、転送が後で発生した場合には後で、スキャン履歴データベース302内にレコードを創り出すことができる。モバイルデバイス100がAPを検出できるので、モバイルデバイスはAPのカバレッジエリア内にあると仮定されることができる。WiFi局を例示的なAPとして使用すると、一般的なカバレッジエリアは、WiFi局から半径「D」の円である。Dの長さは、送信電力、無線技術のタイプ、およびアンテナ構成などのファクタに基づいて決定されることができる。APは、これらのファクタ、またはDの値に関連する他の情報を、モバイルデバイスに送信することができる。一例では、アクセスポイントがWiFi無線技術を用いて動作するときには、Dの長さは50mであることができる。APのロケーションは、D402に不確実性エリア100Aの半径を加えた半径を有する、円形のロケーションエリア404内にあるものと仮定されることができる。APがロケーションエリア404内に位置するので、AP局の最大カバレッジエリア406は、2*Dに不確実性エリア100Aの半径を加えた半径を有する、同心円のエリアであると決定される。最大カバレッジエリア406について記述するロケーション情報は、モバイルデバイスの測定されたロケーション(たとえば、不確実性領域100Aの中心に関する緯度/経度)と、最大カバレッジエリア406の半径(たとえば、2*Dに100Aの半径を加えたもの)とを含むことができる。この最大カバレッジエリア情報は、AP局のIDとともに、基地局アルマナック344aおよび/またはアクセスポイントアルマナック344bに記憶され、サービングセル312−1についてのIDを用いてインデックスされ得る。
[0045]図4Aをさらに参照しながら図4Bを参照すると、空間図400Bは、AP324−1に関連付けられた最大カバレッジエリア406とAPのロケーションとの間の関係を示す。後続の時間中に、モバイルデバイス100(または任意の他のモバイルデバイス)は、AP局のスキャンを試行することができる。モバイルデバイス100は、サービングセル312−1のIDおよびそれの現在のロケーション(図4Bに示されていない不確実性エリアを含む)を記録することができる。ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、たとえば、モバイルデバイス100がAPの検出に関連するサービングセル内にあることに基づいて、モバイルデバイスがAPの最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定するために、アルマナック344およびスキャン履歴データベース302に問い合わせることができる。この場合、図4Bに示されるように、モバイルデバイス100は、以前に記憶された最大カバレッジエリア406内にある。より精確には、モバイルデバイス100についての不確実性エリアの少なくとも一部分(実施例によっては、不確実性エリア全体であり得る)は、最大カバレッジエリア406内にある。モバイルデバイス100が、最大カバレッジエリア406内にある、または最大カバレッジエリア406内にあり得るので、モバイルデバイス100がAP324−1と接続する確率がより高くなる。モバイルデバイス100は、より高い、接続を行う確率に基づいて、より高いレートで、および/またはより長い時間期間にわたって、スキャンを実行するように構成されることができる。一実施形態では、通常レートのスキャンでは10分ごとにスキャンするのに対して、高レートのスキャンは、モバイルデバイス100が3分ごとにAPをスキャンすることを意味する。
[0046]図4Bに示される例では、モバイルデバイス100が範囲の外にあるので、より高いレートのスキャンおよび/またはより長いスキャンは、AP324−1との接続をもたらさない。AP324−1は、ロケーションエリア404内に位置するが、モバイルデバイスから遠すぎる。AP324−1の実際の範囲は、長さ「D」であり、324−F−1とラベルされた同心円によって描かれ、これは、モバイルデバイス100と通信するのに十分には大きくない。この場合、モバイルデバイス100は、スキャンを完了し、そして、不成功結果の通知をロケーションサーバ322に提供するか、または後でロケーションサーバ322に転送するために通知を記憶することができる。ロケーションサーバ322は、不成功スキャン結果をスキャン履歴データベース302にログ記録することができる。一実施形態では、ロケーションサーバ322は、不成功スキャンイベントのモバイルデバイス100の時刻およびロケーションを同時にログ記録することができる。不成功スキャンの後、他のシステムパラメータもログ記録され得る。APについての不成功スキャンの後、モバイルデバイス100は、より低いレートのスキャン(たとえば、10分ごと)を実行するように構成され得る。
[0047]図4Aをさらに参照しながら図4Cを参照すると、AP324−1のカバレッジ内に位置するモバイルデバイス100の空間図400Cが示されている。モバイルデバイス100または別のモバイルデバイスは、サービングセル312−1と通信し、最大カバレッジエリア406内に位置しており、最大カバレッジエリア406は、AP324−1に関連付けられ、上記で図4Aにおいて説明したように以前に算出された。モバイルデバイス100は、以前に算出された最大カバレッジエリア406内に位置するので、検出の確率はより高いため、モバイルデバイス100は、高いレートでAP324−1をスキャンするように構成される。この例では、モバイルデバイス100は、APの範囲「D」(すなわち、カバレッジエリア324−F−1)の中にあり、AP324−1をスキャンするのに成功する。成功スキャンの後、モバイルデバイス100は、AP324−1との通信を確立し、AP324−1を介してネットワーク310にアクセスすることができる。成功スキャンの結果は、モバイルデバイス100によってロケーションサーバ322に送られ、直ちに、または後で、スキャン履歴データベース302上に記憶されることができる。たとえば、モバイルデバイス100のロケーションおよび成功スキャンの時刻が記憶されることができる。ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、成功スキャンおよびモバイルデバイス100の現在のロケーションに基づいて、図4Aで説明されたように、第2の最大カバレッジエリアを決定することができる。加えて、一実施形態では、モバイルデバイスは、AP324−1への接続のステータス(たとえば、信号強度、転送されるビット、接続時間)およびモバイルデバイス100の現在のロケーションを含むロケーション最新情報(location update)を定期的に(たとえば、30秒ごと、1分ごと、2分ごと、5分ごとに)提供または記憶する。モバイルデバイス100は、たとえば接続ステータスを含む定期的ロケーション最新情報を送信するか、あるいは、ロケーション最新情報をモバイルデバイス100についてのローカル履歴ログに記憶し、後でロケーションサーバ322によって要求されたときに、または定期的に、記憶された履歴ログをロケーションサーバ322に送る、のいずれかであるように構成されることができる。ロケーション最新情報またはロケーション履歴ログ最新情報は、また、モバイルデバイスが範囲外を進むときまたはAP324−1への接続を終了するときなど、APからモバイルデバイスが接続解除されたときに、送られることもある。ロケーション最新情報およびステータス最新情報は、サービングセル312−1との通信を介して(すなわち、セルラーリンク132を介して)、またはAP324−1との通信を介して(すなわち、ワイヤレスリンク123を介して)、または両方の組合せで、提供されることができる。
[0048]図4Aおよび図4Cをさらに参照しながら図4Dを参照すると、APに関連付けられた2つの最大カバレッジエリアの共通部分の空間図400Dが示されている。図4Cに関して説明されたように、モバイルデバイス100または任意の他のモバイルデバイスは、サービングセル312−1と通信し、最大カバレッジエリア406内に位置する。モバイルデバイス100がAP324−1をスキャンするのに成功した後、ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、AP324−1に関連付けられた、図4Aに関して説明されたカバレッジの第1の最大エリア406と同じ方式で決定される、カバレッジの第2の最大エリア406’を計算することができる。第2の最大カバレッジエリア406’は、図4Dに示されるように、モバイルデバイス100のまわりの不確実性100A’のエリアを決定し、そのエリアを距離Dだけ拡張して第2のロケーションエリア404’を決定し、次いで第2のロケーションエリア404’を距離Dだけ拡張することによって計算される。一実施形態では、ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、2つの最大カバレッジエリア406、406’間の共通部分を決定するように構成されることができる。結果として得られるエリアは、新しい最大カバレッジエリア410である。ロケーションサーバ322は、アルマナック344a、344b上に記憶された最大カバレッジエリア情報を更新することができる。新しい最大カバレッジエリア410は、モバイルデバイス100または別のモバイルデバイスがサービングセル312−1と通信し、新しい最大カバレッジエリア410内に位置するときに、スキャンレートを決定するために使用されることができる。APに関連付けられた最大カバレッジエリアを改善することは、モバイルデバイスがAPをスキャンするのに成功したまたはAPと通信しながらモバイルデバイスのロケーションを決定するときはいつでも発生し得る、連続的プロセスであることができる。モバイルデバイスは、ロケーションサーバへのアクセスを有する任意のモバイルデバイスであることができる。したがって、時間がたつにつれて、多数のモバイルデバイスおよび多数のスキャニングロケーションが、APについて最大カバレッジエリアを決定および改善するために使用されることができる。
[0049]一実施形態では、最大カバレッジエリアの共通部分を計算することは、複雑でありおよび/またはプロセッサを多用し得るので、ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、APにアクセスしたばかりであるまたはAPとすでに通信しているモバイルデバイス100などのモバイルデバイスについてのロケーション(または、最も確率の高いロケーション)を使用して、APについてカバレッジエリアを決定し得る。ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、すべてのロケーションを包含する最小の連続する規則的なエリア(たとえば、円、楕円、または多角形)を決定し得る。最小エリアは、APについてのカバレッジエリアとして扱われることができ、モバイルデバイスが現在のカバレッジエリア外のロケーションにおいてAPにアクセスするたびに、新しいロケーションならびに以前のロケーションを包含する、新しい最小カバレッジエリアが決定され得る。いくつかのモバイルデバイスロケーションが誤っているかもしれないという可能性を考慮に入れるために、ロケーションサーバ322またはモバイルデバイス100は、代わりに、APの通信範囲(たとえば半径Dの円)と適合性のある何らかの固定カバレッジエリアを仮定し、APへのアクセスまたはAPとの通信に関連する最大数のモバイルデバイスロケーションを包含する固定カバレッジエリアについてのロケーションを決定することができる。あるいは、固定カバレッジエリアは、重み係数が受信AP信号強度に比例する、および/またはロケーションが取得された以降の時間持続時間に反比例する、そのようなロケーションの最大の重み付き数を包含すると決定され得る。後者の重み付けは、たとえば、あるロケーションから別のロケーションにAPが移動されるケースで、APについての固定カバレッジエリアが適切に移動することを可能にし得る。
[0050]システム300は、自己学習機能を使用して実装されることができる。たとえば、モバイルデバイス100および/またはロケーションサーバ322は、異なる条件(たとえば、APが発見されるまたは発見されない、異なるサービングセルおよび/またはロケーション)に関連付けられたAPサーチの成功/失敗率を記録するように構成されることができる。次いで、高い成功率を有する条件は、高いスキャンレート(たとえば、1分ごと、2分ごと、3分ごと、4分ごと)でのAPサーチをトリガすることができ、低い成功率を有する条件は、より低いスキャンレートサーチ(たとえば、8分ごと、9分ごと、10分ごと、11分ごと、12分ごとに)をトリガすることができる。一例として、過去にサービングセルがA、B、C、またはDのうちのいずれかであったときにAPがモバイルデバイスによって検出され、モバイルデバイスのロケーションLは、APがアクセスされたときに上記で説明したように記録され、場合によってはまた、モバイルデバイスがAPにアクセスしている間に定期的に記録されると仮定する。モバイルデバイスまたはロケーションサーバ322(すなわち、システム300)は、サービングセルがそれぞれA、B、C、またはDであるときにAPが検出される確率P(A)、P(B)、P(C)、およびP(D)を、移動重み付き平均として維持することができる。たとえば、P(A)(ゼロ〜1の範囲)が、サービングセルがAであるときにAPにアクセスする現在の確率であり、移動局がそのサービングセルがAであるときにAPにアクセスできない場合、P(A)は、X*P(A)になるように減じられることができ、ここで、Xは、ゼロよりも大きく1よりも小さい固定の重み係数である(たとえば、X=0.95)。移動局のサービングセルがAであるときに、移動局がAPにアクセスすることができる場合、P(A)は、代わりに、(X*P(A)+(1−X))になるように増加され得る。モバイルデバイスはまた、異なるロケーションまたは異なるロケーションエリアLについて、およびサービングセルとロケーションの異なる組合せについての、AP検出の確率を維持することができる。後で、たとえば、モバイルデバイスが特定のサービングセル(たとえば、サービングセルY)と通信し、モバイルデバイスが特定のロケーション(たとえば、ロケーションM)内にあるときには、システム300は、以前に算出された履歴確率に基づいてAPが検出される確率を計算することができる。たとえば、現在のセルYがセルAである場合、モバイルデバイスがAPにアクセスするのに成功する確率は、P(A)に関する現在の値によって与えられる。これらの確率は、サーチを直ちに実行するべきか、または待機してサーチを後で実行するべきか、および/または、サーチを高いスキャンレートで実行するべきか低いスキャンレートで実行するべきか、を決定するために使用されることができる。これにより、高いサーチレートおよび低いサーチレートの基準のより動的な選択の能力がもたらされる。一実施形態では、確率、または確率を計算する際に使用されるデータ(たとえば、スキャン履歴db302)は、改善された確率が計算されて、他のモバイルデバイスにダウンロードされるようにするために、多数のモバイルデバイスによって、1つまたは複数のネットワークにおいて1つまたは複数のサーバ(たとえばロケーションサーバ322)にクラウドソーシングされることができる。
[0051]一例では、システム300は、サービングセルとロケーションの組合せについて移動重み付き平均を記憶することができる。たとえば、システム300は、サービングセルCとロケーションLの組合せについて総確率スコアを維持する(および、サービングセルとロケーションの他の組合せについて総確率スコアを維持し得る)。ロケーションLは、重複していない、WANの都市またはカバレッジエリアなどのいくつかの関心エリアをまとめて包含するいくつかの小さい固定ロケーションエリア(たとえば、長方形、正方形、または六角形)のうちの1つに制限され得る。一例として、各ロケーションLは、正方形グリッドを使用して定められた200×200メートルの正方形ロケーションエリアに相当し得る。モバイルデバイスが、ロケーションLにある、ロケーションL内にある、またはロケーションLから何らかの最大距離のところにある、Cであるサービングセルを有するとき、サーチが実行されるたびに、重み付き平均が少量だけ調整される。たとえば、あるロケーションについての初期重み付き平均が10%であり、ロケーションLにあるまたはその近くにあるサービングセルCを用いてモバイルデバイスがサーチを実行するのに成功する場合、平均は11%に増加されることができる。サーチが成功しなかった場合、平均は減少可能である。より一般的には、平均Aは、成功サーチの場合は(x*+(1−x))に増加され、不成功サーチの場合は(x*A)に減少されてよく、ここで、xは、ゼロよりも大きく1よりも小さい固定重み係数である(たとえば、x=0.95)。このようにして、多数の連続した失敗がみられる場合、重み付き平均は、下がることができる。多数の連続した成功の場合は、反対のことが当てはまる。調整を非常に小さいものにし、一般に、概して結果は統計的に独立しているという仮定に基づくことによって、システムは、正確なモデルを生じさせることができる。重み付き平均モデルは、単純計算であるという利益と、必要とするストレージがより少ないという利益とを有する。
[0052]図3をさらに参照しながら図5を参照すると、ロケーション情報に関する例示的なデータ構造500が示されている。データ構造500は、一例にすぎず、追加のテーブルおよびフィールドが使用され得るので、限定ではない。データ構造500は、ロケーションサーバ322、またはネットワーク上の他のストレージデバイス内に残ることができ、基地局アルマナック502、アクセスポイントアルマナック506、およびスキャン履歴データベース510などの1つまたは複数のデータベースを含むことができる。アルマナック502、506、およびスキャン履歴データベース510は、テーブルの集合を有する1つまたは複数のリレーショナルデータベースであることができる。アルマナック502、506、およびスキャン履歴データベース510内のデータの一部またはすべては、また、モバイルデバイス100上に記憶され得る。データベース502、506、510は、ロケーション情報についてのデータフィールドを含む1つまたは複数のテーブル504、508、512を含むことができる。データフィールドは、当技術分野で知られているデータ型(たとえば、number、char、varchar、dateなど)であることができる。ロケーション情報は、基地局またはサービングセルID、SSID、APのMACアドレス、局の緯度および経度、局のカバレッジエリア(たとえば、フットプリント)、不確実性値、およびカバレッジエリアについての検出分布など、サービングセルまたはAPを表す多数のフィールドを含むことができる。APの最大カバレッジエリア406について説明する情報もアルマナックに記憶され得る。スキャン履歴データベース510内のテーブル512は、個々のスキャンイベントに関連する情報を含むことができる。たとえば、ロケーションサーバ322は、モバイルデバイスがAPをスキャンしようとするときまたはそのようなスキャンに関する結果を後で報告するときはいつでも、新しいレコードを作製するために更新クエリを実行することができる。スキャン履歴レコードは、ユニークなインデックスと、スキャンイベントに関連する情報に関するデータフィールドとを含むことができる。限定ではなく一例として、モバイルデバイス(たとえば、ユーザ機器)のID、モバイルデバイスの位置、現在のサービングセルについてのID、スキャンの結果(たとえば成功または失敗)、APの最大カバレッジエリア、スキャンのための時刻、接続の時間(もしあれば)、切断時間、スキャンの時間(すなわち、持続時間)、ならびにスキャン試行のレートおよび数などのフィールドがある。サービングセルまたはAPのいずれかのスキャンおよびそれとの通信に関連する他のフィールド(たとえば、動作パラメータおよび信号パラメータ)も使用され、スキャン履歴データベース上に記憶されてよい。
[0053]動作に際して、図3および図4A〜図4Dをさらに参照しながら図6を参照すると、システム300を使用してスキャンレートを選択するためにAPの予想カバレッジエリアを利用するプロセス600は、図示される諸ステージを含む。しかしながら、プロセス600は例示にすぎず、限定するものではない。プロセス600は、たとえば、ステージを追加、削除、または並べ替えることによって変更されてよい。
[0054]ステージ602では、モバイルデバイス100は、サービングセル312−1を検出することができる。一実施形態では、サービングセルは、AP324−1に関連付けられる。たとえば、サービングセル312−1とAP324−1との関連付けは、アルマナック内のテーブル504、508におけるインデックス間の関係を提供するロケーションサーバ322内の相関テーブルであることができる。相関テーブルは、ロケーション情報と、サービングセルおよびAPの予想カバレッジエリアまたは実際のカバレッジエリアに基づくことができる。一実施形態では、サービングセル312−1とAP324−1との関連付けは、任意のモバイルデバイスがサービングセル312−1と通信しながらAP324−1について成功スキャンを実行するとき、またはサービングセルのカバレッジエリア312−F−1内にある間など、スキャン履歴データベース302内のレコードに基づくことができ、スキャン履歴データベース302内でレコードが作製または更新される。モバイルデバイス100は、ワイヤレスネットワーク(たとえば、ワイヤレスリンク132)を介してサービングセル312−1から情報を送信および受信することができる。サービングセル312−1は、ロケーションサーバ322に動作可能に接続され、アルマナック情報をモバイルデバイスに送信および受信することができる。一例では、モバイルデバイス100は、サービングセル312−1によって送信またはブロードキャストされるサービングセルID(SCID)を検出することができる。
[0055]ステージ604では、モバイルデバイス100のロケーションが決定可能である。一例では、モバイルデバイス100は、SPS受信機155を含み、衛星信号159に基づいて位置を決定するように構成される。一実施形態では、モバイルデバイス100は、ロケーション(たとえば、三辺測量術)を決定するために、サービングセル312−1、および他のAPを含む他のネットワークリソースを利用することができる。モバイルデバイスのロケーションは、ローカルで(すなわち、プロセッサ111を利用して)、またはリモートで(たとえば、ロケーションサーバ322上で)、決定可能である。当技術分野で知られている他の測位法が使用されてよい。
[0056]ステージ606では、モバイルデバイス100またはロケーションサーバ322は、サービングセル312−1に関連付けられたAPについて最大カバレッジエリアを決定することができる。一例では、サービングセルのIDを表すデータは、データベースサーチクエリにおいて述部(predicate)および/または式(expression)として使用可能である。そのようなクエリの結果は、1つまたは複数のAP局とそれぞれの最大カバレッジエリアのリストを含むことができる。一例として図4Bを参照すると、AP局324−1は、サービングセル312−1に関連付けられる。モバイルデバイス100は、サービングセル312−1からSCIDを検出することができ、次いで、エリア406などの1つまたは複数のAPについての最大カバレッジエリアの大きさとロケーションとを決定することができる。最大カバレッジエリア406を表すデータは、モバイルデバイス100上に前もって記憶可能であり、またはロケーションサーバ322から読み出し可能である。ステージ608では、モバイルデバイス100は、その現在の位置を最大カバレッジエリア406と比較する。当技術分野で知られている標準的な地理的測位アルゴリズムは、モバイルデバイス100が最大カバレッジエリア406内にあるまたは(たとえば、モバイルデバイス100についての不確実性エリアの一部またはすべての、最大カバレッジエリア406内での包含により)カバレッジエリア406内にあり得るかどうかを決定するために使用され得る。モバイルデバイス100が最大カバレッジエリア406内にある(または、あり得る)場合、モバイルデバイスは、ステージ610で、より高いレート(たとえば、1分ごと、2分ごと、3分ごと、4分ごとに)でAP局についてスキャンを実行する。比較の結果が、モバイルデバイスのロケーションが最大カバレッジエリア406の外部にあることを示した場合、ステージ612で、モバイルデバイス100は、スキャニングを遅延させる、またはより低いレートで(たとえば、8分ごと、9分ごと、10分ごと、11分ごと、12分ごとに)スキャンすることができる。スキャンレートの減少は、モバイルデバイスのバッテリ寿命を延長するおよび/またはモバイルデバイス100のユーザに現在提供されているサービスに対する干渉を減少させる助けとなることができる。
[0057]動作に際して、図9を参照しながら図7を参照すると、システム300を使用したサービングセルのカバレッジエリアおよびモバイルデバイスのロケーションに基づくAPスキャニングのためのプロセス700は、図示される諸ステージを含む。しかしながら、プロセス700は例示にすぎず、限定するものではない。プロセス700は、たとえば、ステージを追加、削除、または並べ替えることによって変更されてよい。
[0058]ステージ702では、ロケーションサーバ322は、1つまたは複数のロケーションエリアをAPと関連付けることができる。一実施形態では、サービングセル312−1は、大きいカバレッジエリア312−F−1(たとえば、地方環境または郊外環境における数十または数百平方キロメートル)を有し、AP324−1は、非常に小さいカバレッジエリア324−F−1(たとえば、5000平方メートル以下)を有し得る。そのようなシナリオでは、任意のサービングセルに関連する特定のAPを取得するのに成功する確率を入手して利用することが制限されることがある。たとえば、サービングセルカバレッジエリア312−F−1が10平方kmであり、APカバレッジエリア324−F−1が5000平方メートルである場合、モバイルデバイスがサービングセルカバレッジエリア312−F−1内にあるときはいつでも、成功取得(successful acquisition)の確率が約1/2000にすぎないものとなり得る。これは、APについての高レートスキャンを正当化するには小さすぎる可能性がある。この問題を回避するために、モバイル端末は、その現在のロケーションを、特定のAPについてスキャンが実行されるたびにできる限り正確に記録することがある。ロケーションに関連して、スキャン結果も、成功または失敗のいずれかとして記録されることがある。ステージ702では、次いで、これらのスキャン結果が、ある時間期間にわたって、特定のモバイルデバイス内またはロケーションサーバ322内のいずれかに集められてよく、ロケーションサーバ322は、多数のデバイスからスキャン結果を得て、次いで、将来のスキャン決定の助けとなるために、集められた結果から得られたデータを個々のデバイスに提供する。たとえば、ロケーションサーバ322は、集められた結果を収集、記憶、および配布することができる。
[0059]ステージ704では、ロケーションサーバ322は、以前に記録されたロケーションに対する検出確率を決定することができる。スキャン履歴データベース内の集められたスキャン結果は、将来任意の所与のロケーションにおけるAPを得る確率をより正確に予測するために使用可能である。
[0060]一実施形態では、スキャン結果は、このエリア全体の異なるロケーションにおいてAPを取得する確率がどのように変化するか定める関数(たとえば正規分布)とともに、特定の地理的エリアについてスキャン結果を表すことによって簡略化され得る。この簡略化は、APから信号を取得するためのスキャン選択のレートをサポートするために記憶または(たとえばサーバからモバイルデバイスに)転送されることが必要なデータの量を大幅に減少させ得る。一例では、成功したAP取得が行われた地理的エリアは、セルのグリッド(たとえば、セルが約100×100メートル四方である方形グリッド)で覆われ得る。モバイルデバイスまたはサーバは、グリッドセル内からの取得試行の総数に対して、各グリッドセル内のロケーションについてAPの成功取得が行われた回数を計数し、それによって、成功でなかった試行の割合を得ることができる。さらなる簡略化において、成功試行の比は実行中の重み付き平均Fとして維持され得、ここで、ゼロよりも大きく1よりも小さい何らかの固定重み係数y(たとえばy=0.95)に対して、Fは、新しい成功取得のたびに(y*F+(1−y))に増加され、新しい不成功取得のたびに(y*F)に減少される。制限ではなく単なる一例として、図9のグリッド900は、APのまわりに配置された正方形形状ロケーション902の集合を表す。グリッド正方形の各々の境界は、緯度座標および経度座標、デカルト座標、極座標、または既知の原点に基づく他の座標によって定義可能である。一例では、グリッド900の原点は、AP局のロケーションに対応する。ロケーションエリア(たとえば、902、904)の各々は、0と1との間の確率値を含む。この割合は、特定のグリッドセル900内の任意の場所のロケーション902における何らかの将来の取得試行に関するAPの成功取得の確率として扱われ得る。
[0061]ステージ706では、モバイルデバイスのロケーションが決定される。GPSなどの衛星システムまたは前に説明した地上ベースの測位法が使用されてよい。ステージ708では、ロケーションサーバ322、またはモバイルデバイス100は、モバイルデバイス100がロケーションエリアのうちの1つに配置されるかどうかを決定する。たとえば、モバイルデバイスは、グリッド900によって定められるロケーションエリアのうちのいずれかの中にあってもよいし、その近くにあってもよい。モバイルデバイスのロケーションが、ロケーションエリアのいずれかの外部にある(たとえば、グリッド900の外部にある)場合、ステージ712で、モバイルデバイス100は、スキャニングを遅延させる、またはバッテリ寿命を保持する助けとなるためにデフォルトスキャンを実行するように構成される。一例では、デフォルトスキャンは、低レート(たとえば、10分ごと)でのフルスキャンである。モバイルデバイス100が、ロケーションエリアのうちの1つの中(たとえば、グリッド900内)に配置される場合、スキャンは、モバイルデバイス100がその中にあるロケーションエリアに関連する確率に基づくレートで開始される。たとえば、モバイルデバイス100が、グリッド900の縁に近いエリア902内に配置される場合、APを検出する確率はゼロであり得る。この場合、モバイルデバイス100は、電力を節約する助けとなるために、デフォルトスキャン(すなわち、低レート)を遅延または実行するように構成され得る。あるいは、モバイルデバイス100が、APにより近いエリア内に配置される場合、APを検出する確率はより高くなり得(たとえば、10%以上であり得る)、APを検出する確率が増加するので、APのスキャンレートが増大することができる。たとえば、モバイルデバイス100がエリア904内に配置される場合、APを検出する50%の確率がある。一実施形態では、50%以上の確率は、高レートスキャン(たとえば、3分ごとまたはそれ以下)をトリガするのに十分であり得る。動作の際、確率閾値および対応するスキャンレートは、APのワイヤレス技術、モバイルデバイス設計、周囲の地勢、およびワイヤレス信号減衰に影響を及ぼし得る他の要因などの実装要因に基づいて変化することができる。ロケーションエリアの各々における確率値は、以降の成功スキャンまたは不成功スキャンが確率値を増減することができるように連続的に更新可能である。
[0062]動作に際しては、図9を参照しながら図8を参照すると、システム300とともにロケーションと確率論的自己学習とを使用したアクセスポイント取得のためのプロセス800は、図示される諸ステージを含む。しかしながら、プロセス800は例示にすぎず、限定するものではない。プロセス800は、たとえば、ステージを追加、削除、または並べ替えさせることによって変更されてもよい。
[0063]ステージ802では、モバイルデバイス100またはロケーションサーバ322は、モバイルデバイス100の現在のロケーションと、場合によっては現在のサービングセルとを記録するように構成可能である。ステージ802は、何らかの低レートで(たとえば15分ごとに)定期的に実行されることができ、および/または、モバイルデバイスが何らかの新しいロケーションにあるときはいつでも実行されることができ、および/または、モバイルデバイス100が、他の理由のため、たとえば、モバイルデバイス100のユーザまたはモバイルデバイス100上で実行されているアプリケーションのために何らかのサービスを支援または実行するために、または何らかの外部クライアントに(たとえばネットワーク230または310を介して)ロケーションを提供するために、モバイルデバイス100のロケーションを得ることを必要とするときはいつでも実行されることができる。前に説明されたように、GPSなどの衛星システム、および/または地上ベースの測位法、および/または当技術分野で知られている慣性センサは、モバイルデバイスのロケーションを決定するために使用され得る。ロケーション情報を記録することは、ローカルに(すなわち、モバイルデバイス上に)またはリモートに(たとえば、ロケーションサーバ322を介してスキャン履歴データベース302上に)データを記憶することを含むことができる。ステージ804では、モバイルデバイス100は、特定のAPについて即時スキャンを実行するべきかどうかを決定するために、決定されたロケーションと、場合によってはサービングセルIDとを使用することができる。一実施形態では、モバイルデバイス100は、図4A〜図4D、図6に説明されたプロセス600のステージを実行するように構成されたスキャニングアルゴリズムを含み、特定のAPに対する高速スキャンレートを、APに対する即時スキャンを実行すると同義であるとみなし得る。一実施形態では、モバイルデバイス100は、図7、図9に説明されたプロセス700のステージを実行するように構成されたスキャニングアルゴリズムを含み、特定のAPに対する高速スキャンレートを、APに対する即時スキャンを実行すると同義であるとみなし得る。他のスキャニングアルゴリズムも使用され得る。ステージ806では、モバイルデバイス100は、ステージ804で選定されたAPをスキャンする。ステージ808では、モバイルデバイス100は、スキャンの結果を記憶することができる。成功または失敗のインジケーションは、ローカルに、またはリモートに記憶可能である。一実施形態では、スキャン履歴データベース302は、スキャン関連の成功情報または失敗情報を記憶するように構成されたデータ構造512を含む。一例では、成功情報または失敗情報は、ローカルに記憶され、後でロケーションサーバ322にアップロード可能である。同様に、ロケーションサーバ322内のデータは、モバイルデバイス100が新しいサービングセルまたは他の定められた地理的エリアに入るときなど、必要に応じてモバイルデバイス100にダウンロード可能である。
[0064]ステージ810では、モバイルデバイス100は、スキャンが成功であるかどうかを決定する。一般に、成功したスキャンは、モバイルデバイス100が、ステージ812で接続を確立するのに十分なAPとの通信リンクを確立することを意味する。ステージ812における接続するという用語は、モバイルデバイス100とAPとの間でデータを転送する能力を意味するために広く使用される。一例として、図2を参照すると、モバイルデバイス100は、ネットワーク230を介してロケーションサーバ250と通信するために、AP210とワイヤレスリンク123を確立することができる。ひとたびAPへの接続が確立されると、ステージ814において、接続の時間が記録可能である。一例では、接続の時刻は、モバイルデバイス100上に記録される、または(たとえば、APまたはサービングセルを介して)ロケーションサーバ322に送られることが可能である。一実施形態では、AP取得確率を決定するための計算は、時刻データに基づいてさらに改良可能である(たとえば、通常の労働時間対通常の労働時間以外について、または昼間対夜間について、別個の取得確率が決定され得る)。切断時間、転送データの量、関連のある信号関連パラメータ、および他の可視局IDなどの他のスキャンおよびロケーション関連情報が送られてよい。
[0065]スキャンが、ステージ810において成功でないと決定された場合、モバイルデバイス100は、別のAP候補がスキャニングに利用可能であるかどうかを決定するためにステージ804に戻り得る。ロケーションサーバ322は、1つまたは複数のAPの近接ロケーション(proximate location)に基づいて、候補のリストをモバイルデバイス100に提供することができる。一例では、リスト上のAPがモバイルデバイス100によってスキャンされる順序は、検出の確率に基づくことができ(たとえば、より高い確率を最初に)、またはAPの近接ロケーションに基づくことができる(たとえば、最も近い局を最初に)。他の基準もまた使用され得る。たとえば、モバイルデバイス100は、これらのAPからのより良いサービスおよび/またはより低いもしくはゼロの請求料金に基づいて、いくつかのAPに対する優先権を有することがある。この優先権は、一部はユーザ入力を介して、たとえば、ユーザが特定の優先権を示して、確立されることができ、および/またはモバイルデバイスが以前の機会にAPに接続されたままである時間の長さから推定されることができ(たとえば、より長い接続時間は、より高い優先権に関連付けられる)、および/またはモバイルデバイス100のユーザもしくはホームオペレータによってモバイルデバイス100上に供給される情報から決定されることができる。優先権は、モバイルデバイス100上に記憶され、および/またはロケーションサーバ(たとえばロケーションサーバ322)に転送されることができ、スキャン履歴データベース302および/またはアクセスポイントアルマナック344b内に記憶され得る。一実施形態では、成功取得のより低い確率を有するあるAP A1に対するより高い優先権は、成功取得のより高い確率を有する別のAP A2に優先するときもあり、AP A2の前にAP A1をスキャンさせることがある。さらなる実施形態では、モバイルデバイス100が同時に複数のAPをスキャンすることがあり、その場合、ステージ804は、2回のみ(たとえば、ステージ806において同時にスキャンされるべきAPのセットを決定するために1回、およびスキャンされるべきAPがもうないことを検証するために第2回目)実行され得る。ステージ804が繰り返されることを仮定し、別のAP候補が利用可能である場合、プロセスは、最前のようにステージ806においてスキャン試行を繰り返すことができる。別の候補APが利用可能でない場合、ステージ818において、モバイルデバイス100は、電力を節約するために、スキャンを遅延させるまたは低レートでスキャンを実行するように構成可能である。ステージ818は、モバイルデバイスが何らかの新しいロケーションに移動する(たとえば、その以前のロケーションから200メートルなどの何らかの最小距離進んだことが知られている、または、場合によっては、15分などの何らかの最小時間期間の経過により何らかの最小距離進んだ)まで継続されることができ、その後、プロセス800は、ステージ802においてもう一度再開してよい。
[0066]一実施形態では、特定のAPをサーチするためにモバイルデバイス100によって使用されるスキャンレートは、近隣のロケーション(near-by location)の以前の取得結果に基づき得る。たとえば、図9の例に従って集められた取得結果の場合、ロケーションエリアグリッド900内の確率は、各グリッドセルに対する取得試行の数がゼロまたは極めて少ない場合、それぞれ、得ることができないこともあるし、または統計学的に有意でないこともある。これを改善するため、端末があるロケーションLにあるとき、特定の取得試行が過去に成功したまたは不成功であった近隣のロケーションがあるときには、それぞれ、APを取得するのに成功する確率が、増加または減少することが考えられる。この場合、端末は、次のように過去の取得成功率の重み付き平均を得ることができる。
重み付き成功率=(Σ1 / (A + LからLiの距離)**p)/(Σ1 / (A + LからLkの距離)**p)
ここで、Lは、端末についての現在のロケーションを指し、
Liは、成功取得試行iのロケーションを指し、
Lkは、成功であるか不成功であるかにかかわらず、任意の取得試行kのロケーションを指し、
分子項の総和は、すべての成功取得iにわたるものであり、
分母項の総和は、すべての取得k(成功および不成功)にわたるものであり、
Aおよびpは固定パラメータ(たとえば、A=5メートル、p=0.5)であり、
**はべき乗を示す。
[0067]次いで、重み付き成功率は、ロケーションLにおける将来の取得試行が成功する確率として処理されることができる。ロケーションLにおける成功取得または不成功取得があった(すなわち、上記のLからLiまたはLからLkの距離がゼロまたは小さすぎて測定不能のいずれかである)場合、係数Aの導入により、総和における無限値が回避される。重み付き成功率の使用は、ロケーションLの近く(nearby)のAPに対するほんの少数の既知または報告された取得試行によりほんの少量のスキャン履歴データが(たとえば、図5のデータベース510内に)あるとき、特定のAPの即時取得を試みるべきかそのような試行を延期するべきか、またはAPについて高速レートスキャンを実行するべきか低速スキャンを実行するべきかの決定を可能にすることができる。
[0068]モバイルデバイス100による好ましいAPの効率的な取得を可能にするための本明細書で説明される方法は、モバイルデバイス100がその現在のロケーションについて信頼性が高く正確な知識を有することに依存することがある。したがって、モバイルデバイス100の現在のロケーションの知識を維持するためにより多くのリソースを使用することを犠牲にしては、好ましいAPを効率的に取得するためのリソースの節約は得られないことを、確実にすることが有益であり得る。これを可能にするために、モバイルデバイス100は、断続的にのみ、たとえば定期的に(たとえば、15分または30分ごとに)、および/またはモバイルデバイス100がある以前の既知の位置から何らかのかなりの距離(たとえば200メートル)移動した後、既存の標準的なGNSSおよび/またはAssisted GNSS(A−GNSS)、Observed Time Difference Of Arrival(OTDOA)、およびAdvanced Forward Link Trilateration(AFLT)などの地上位置決め方法を用いることがある。そのような標準的なGNSS/地上ベースの測位の間に、モバイルデバイス100は、それが静止している(または、ほぼ静止している)か移動しているかを検出するために内部慣性センサを利用することがあり、後者の場合、何らかの以前に知られているロケーションからの該モバイルデバイス100のロケーションの変化を決定するために、その慣性センサを使用し得る。慣性センサの使用(たとえば、ソフトウェアではなくハードウェアを使用して主に実施されている場合)は、処理およびバッテリなどのモバイルデバイス100からのリソースを求める要求をほとんど課さないことがある。モバイルデバイス100は、そのロケーションを更新するためにこれらのAPまたは他のAPをスキャンするときに検出されるAP(たとえば、WiFi APまたはフェムトセル)も利用し得る。たとえば、いくつかのAPが、ロケーション(たとえば、ロケーションサーバ322に知られており、基地局アルマナック344aおよび/またはアクセスポイントアルマナック344b内に存在するロケーション)を知っている場合、モバイルデバイス100またはロケーションサーバ322は、これらの既知のロケーションと、場合によってはこれらのAPによって送信された信号の、モバイルデバイス100によって行われる測定値(たとえば、信号伝搬時間または信号強度など)に基づいて、モバイルデバイス100についてロケーション推定値を得ることができる。このようにして、モバイルデバイス100は、本明細書において上記で、たとえば、図6、図7、および図8に関連して説明されたように、関心APをいつどのくらいの頻度でスキャンするべきか決定するためにモバイルデバイス100がその既知のロケーションを利用することを可能にするリソース(たとえばバッテリ)の過度の使用なしで、モバイルデバイス100のロケーションを維持することができる。
[0069]特許請求の範囲を含め、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」を伴う項目のリストで使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」のリストが、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、または2つ以上の特徴を有する組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBCなど)を意味するような、選言的リストを示す。
[0070]他の例および実装形態は、本開示および添付の特許請求の範囲および趣旨に含まれる。たとえば、ソフトウェアの性質により、上記で説明された機能は、プロセッサ、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちの任意のものの組合せによって実行されるソフトウェアを使用して実装可能である。機能を実装する特徴はまた、機能の一部が異なる物理的ロケーションにおいて実装されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に配置され得る。
[0071]説明された構成に対するかなりの変形は、特定の要求事項に応じてなされ得る。たとえば、カスタマイズされたハードウェアが使用されてもよいし、および/または特定の要素が、ハードウェア、ソフトウェア(アプレットなどの高移植性ソフトウェアを含む)、もしくは両方において実装され得る。さらに、ネットワーク入出力デバイスなどの他のコンピューティングデバイスへの接続が用いられ得る。
[0072]物理的および/または有形のコンピュータ可読媒体の一般的な形態としては、たとえば、フロッピー(登録商標)ディスク、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ、または任意の他の磁気媒体、CD−ROM、任意の他の光媒体、パンチカード、紙テープ、穴のパターンを有する任意の他の物理的媒体、RAM、PROM、EPROM、フラッシュEPROM、任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ、以下で説明される搬送波、またはコンピュータが命令および/もしくはコードを読み取り可能な任意の他の媒体がある。
[0073]上記で説明された方法、システム、およびデバイスは例である。様々な構成は、様々な手順または構成要素を適宜省略することができ、置換することができ、または追加することができる。たとえば、代替構成では、方法は、説明された順序と異なる順序で実行されることができ、様々なステップが追加、省略、または組み合わされ得る。また、いくつかの構成に関して説明された特徴は、様々な他の構成において組み合わされ得る。構成の異なる態様および要素は、同様に組み合わされ得る。また、技術は進化しており、したがって、要素の多くは例であり、本開示または特許請求の範囲を制限するものではない。
[0074]例示的な構成(実装形態を含む)の完全な理解を提供するために、説明において具体的な詳細が与えられる。しかしながら、構成は、これらの具体的な詳細なしに実施され得る。たとえば、よく知られている回路、プロセス、アルゴリズム、構造、および技法は、構成を不明瞭にすることを回避するために、不必要な詳細なしに示されている。本明細書は、例示的な構成のみを提供し、特許請求の範囲、適用性、または構成を制限しない。むしろ、構成の先の説明は、説明された技法を実施するための説明を提供する。本開示の趣旨または範囲または趣旨から逸脱することなく、要素の機能および配置に様々な変更が加えられ得る。
[0075]また、構成は、フロー図またはブロック図として描かれたプロセスとして記述され得る。各々は、動作をシーケンシャルプロセスとして記述するが、動作の多くは、並列にまたは同時に実行可能である。さらに、動作の順序は並べ替えられることができる。プロセスは、図に含まれていない追加の段階または機能を有することができる。さらに、方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはこれらの任意の組合せによって実施され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードにおいて実施されるとき、タスクを実行するプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体などの非一時的なコンピュータ可読媒体に記憶され得る。プロセッサは、記述されたタスクを実行し得る。
[0076]いくつかの例示的な構成について説明してきたが、様々な修正、代替構造、および等価物は、本開示の趣旨から逸脱することなく使用され得る。たとえば、上記の要素は、より大規模なシステムの構成要素であってよく、他の規則は、本発明の用途に優先してもよいし、これを修正してもよい。また、いくつかの動作は、上記の要素が考慮される前、その間、またはその後に行われてよい。したがって、上記の説明は、特許請求の範囲を制限するものではない。
[0077]本明細書で説明されるロケーション決定および推定技法は、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)などの様々なワイヤレス通信ネットワークに関連して実施されてよい。「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用されることが多い。WWANは、符号分割多元接続(CDMA)ネットワーク、時分割多元接続(TDMA)ネットワーク、周波数分割多元接続(FDMA)ネットワーク、直交周波数分割多元接続(OFDMA)ネットワーク、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC−FDMA)ネットワーク、ロングタームエボリューション(LTE)ネットワーク、WiMAX(IEEE802.16)ネットワークなどであってよい。CDMAネットワークは、cdma2000、Wideband CDMA(WCDMA)などの1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を実施してよい。cdma2000は、IS−95規格と、IS−2000規格と、IS−856規格とを含む。TDMAネットワークは、Global System for Mobile Communications(GSM)、Digital Advanced Mobile Phone System(D−AMPS)、または何らかの他のRATを実施し得る。GSMおよびWCDMAは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称のコンソーシアムからの文書に記載されている。cdma2000は、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称のコンソーシアムからの文書に記載されている。3GPP文書および3GPP2文書は公開されている。APは、WLANへのアクセスポイントとすることができ、IEEE802.11xネットワーク、WPANであってよく、ブルートゥースネットワーク、IEEE802.15x、または何らかの他のタイプのネットワークであってよい。技法はまた、WWAN、WLAN、および/またはWPANの任意の組合せに関連して実施されてよい。
[0078]本明細書に説明された方法は、用途に依存する様々な手段によって実施され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの任意の組合せにおいて実施され得る。ハードウェアに関係する実装形態では、処理ユニットは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実行するように設計された他の電子ユニット、またはこれらの組合せの中で実施され得る。
[0079]ファームウェアおよび/またはソフトウェアに関係する実装形態では、方法は、本明細書で説明された機能を実行するモジュール(たとえば、手順、関数など)を用いて実施され得る。命令を有形に実施する任意のコンピュータ可読媒体は、本明細書で説明される方法を実施する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリ内に記憶され、処理ユニットによって実行され得る。メモリは、処理ユニットの内部に実装されてもよいし、処理ユニットの外部に実装されてもよい。本明細書で使用される場合、「メモリ」という用語は、任意のタイプの長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリを指し、任意の特定のタイプのメモリもしくは任意の特定の数のメモリ、またはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されない。
[0080]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例としては、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体およびコンピュータプログラムを用いて符号化されたコンピュータ可読媒体がある。コンピュータ可読媒体としては、物理的コンピュータ記憶媒体がある。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、半導体ストレージ、または他のストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)としては、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)があり、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
[0080]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶され得る。例としては、データ構造を用いて符号化されたコンピュータ可読媒体およびコンピュータプログラムを用いて符号化されたコンピュータ可読媒体がある。コンピュータ可読媒体としては、物理的コンピュータ記憶媒体がある。記憶媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体であってよい。限定ではなく、例として、そのようなコンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD−ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージ、半導体ストレージ、または他のストレージデバイス、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能な任意の他の媒体を備えることができる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)としては、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびブルーレイ(登録商標)ディスク(disc)があり、ディスク(disk)は通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)はレーザーを用いて光学的にデータを再生する。上記の組合せはまた、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
以下に、出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
サービングセルを検出することと、
前記モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと
を備える方法。
[C2]
前記最大カバレッジエリアを決定することは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって決定される、上記C1に記載の方法。
[C3]
前記最大カバレッジを決定することは、サービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを備える、上記C1に記載の方法。
[C4]
前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立することと、
成功スキャン結果を記憶することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功したというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを含む、
をさらに備える、上記C1に記載の方法。
[C5]
定期的ロケーション最新情報を記憶することを備え、ここにおいて、前記ロケーション最新情報は、接続ステータス情報と、前記モバイルデバイスの更新されたロケーションとを含む、上記C4に記載の方法。
[C6]
前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントから切断されたときに切断最新情報を記憶することを備え、ここにおいて、前記切断最新情報は、前記切断時における前記モバイルデバイスの前記ロケーションを含む、上記C4に記載の方法。
[C7]
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行することを備える、上記C1に記載の方法。
[C8]
モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
前記モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
を備える方法。
[C9]
前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立することと、成功スキャン結果のインジケーションを記憶することとを備え、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、上記C8に記載の方法。
[C10]
前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させることを備える、上記C9に記載の方法。
[C11]
前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
不成功スキャン結果のインジケーションを記憶することと、
前記1つのロケーションのインジケーションを記憶することと
を備える、上記C8に記載の方法。
[C12]
前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少させることを備える、11に記載の方法。
[C13]
前記アクセスポイントの前記検出確率を決定することは、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定することを含む、上記C8に記載の方法。
[C14]
前記重み付き成功率を決定することは、式:
重み付き成功率=(Σ1 / (A + LからLiの距離) ** p)/(Σ1 / (A + LからLkの距離) ** p)
に従い、ここで、
Lは、端末についての現在のロケーションを指し、
Liは、成功取得試行iのロケーションを指し、
Lkは、成功であるか不成功であるかにかかわらず、任意の取得試行kのロケーションを指し、
分子項の総和は、すべての成功取得iにわたるものであり、
分母項の総和は、すべての取得k(成功および不成功)にわたるものであり、
Aおよびpは固定パラメータであり、
** はべき乗を示す、上記C13に記載の方法。
[C15]
Aの値は5メートルであり、pの値は0.5である、上記C14に記載の方法。
[C16]
装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
サービングセルを識別することと、
モバイルデバイスのロケーションを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションおよび前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジ内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートでスキャンすることと
を行うように構成される、装置。
[C17]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって、前記最大カバレッジエリアを決定するように構成される、上記C16に記載の装置。
[C18]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記アクセスポイントとの接続を確立することと、
前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを前記メモリに記憶することと、
を行うように構成される、上記C16に記載の装置。
[C19]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記アクセスポイントとの接続は確立されることができないと決定することと、
前記スキャンが不成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを前記メモリに記憶することと、
を行うように構成される、上記C16に記載の装置。
[C20]
アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための装置であって、
1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶するように構成されたメモリユニットと、
少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を前記メモリユニットから読み出すことと、
前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと、
を行うように構成される、装置。
[C21]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
前記検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記検出確率は、前記ロケーション情報に関連付けられる、
を行うように構成される、上記C20に記載の装置。
[C22]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記更新された検出確率を前記モバイルデバイスに送るように構成される、上記C21に記載の装置。
[C23]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記更新された検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送るように構成される、上記C21に記載の装置。
[C24]
アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
サービングセルを検出する手段と、
モバイルデバイスについてロケーションを決定する手段と、
前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定する手段と、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定する手段と、
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行する手段と
を備える装置。
[C25]
前記最大カバレッジエリアを決定する手段は、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張する手段を含む、上記C24に記載の装置。
[C26]
前記最大カバレッジを決定する手段は、サービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを備える、上記C24に記載の装置。
[C27]
前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立する手段と、
成功スキャン結果を記憶する手段と、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功したというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを含む、
をさらに備える、上記C24に記載の装置。
[C28]
定期的ロケーション最新情報を記憶する手段を備え、ここにおいて、前記ロケーション最新情報は、接続ステータス情報と、前記モバイルデバイスの更新されたロケーションとを含む、上記C27に記載の装置。
[C29]
前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントから切断されたときに切断最新情報を記憶する手段を備え、ここにおいて、前記切断最新情報は、前記切断時における前記モバイルデバイスの前記ロケーションを含む、上記C27に記載の装置。
[C30]
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行する手段を備える、上記C24に記載の装置。
[C31]
アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定する手段と、
各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定する手段と、
モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定する手段と、
前記アクセスポイントについてスキャンを実行する手段と、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
を備える装置。
[C32]
前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立する手段と、成功スキャン結果のインジケーションを記憶する手段とを備え、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、上記C31に記載の装置。
[C33]
前記1つのロケーションについて前記検出確率を増加させる手段を備える、上記C32に記載の装置。
[C34]
前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定する手段と、
不成功スキャン結果のインジケーションを記憶する手段と、
前記1つのロケーションのインジケーションを記憶する手段と
を備える、上記C31に記載の装置。
[C35]
前記1つのロケーションについて前記検出確率を減少させる手段を備える、上記C34に記載の方法。
[C36]
前記アクセスポイントの前記検出確率を決定する手段は、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定する手段を含む、上記C31に記載の装置。
[C37]
モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
サービングセルを識別することと、
前記モバイルデバイスのロケーションを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションおよび前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジ内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートでスキャンすることと
を備える方法。
[C38]
前記アクセスポイントの前記最大カバレッジエリアが、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって決定される、上記C37に記載の方法。
[C39]
前記アクセスポイントとの接続を確立することと、
前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを記憶することと
を備える、上記C37に記載の方法。
[C40]
前記アクセスポイントとの接続は確立されることができないと決定することと、
前記スキャンが不成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを記憶することと
を備える、上記C37に記載の方法。
[C41]
アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための方法であって、
1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、
前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出すことと、
前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと
を備える方法。
[C42]
前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
第1の検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記第1の検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる、
を備える、上記C41に記載の方法。
[C43]
前記更新された第1の検出確率を前記モバイルデバイスに送ることを備える、上記C42に記載の方法。
[C44]
前記更新された第1の検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送ることを備える、上記C42に記載の方法。
[C45]
アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
サービングセルを検出することと、
モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと、
を行うように構成される、装置。
[C46]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって、前記最大カバレッジエリアを決定するように構成される、上記C45に記載の装置。
[C47]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記最大カバレッジエリアを決定するためにサービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせるように構成される、上記C45に記載の装置。
[C48]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行するように構成される、上記C45に記載の装置。
[C49]
アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
メモリと、
前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
を行うように構成される、装置。
[C50]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立し、成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶するように構成され、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンは成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、上記C49に記載の装置。
[C51]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させるように構成される、上記C50に記載の装置。
[C52]
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
不成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、
前記1つのロケーションのインジケーションを前記メモリに記憶することと、
を行うように構成される、上記C49に記載の装置。
[C53]
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少させるように構成される、上記C52に記載の方法。
[C54]
前記少なくとも1つのプロセッサは、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定することによって前記アクセスポイントの前記検出確率を決定するように構成される、上記C49に記載の装置。
[C55]
プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
サービングセルを検出することと、
モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと、
を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備える、コンピュータプログラム製品。
[C56]
プロセッサに前記最大カバレッジエリアを決定するためにサービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを行わせるように構成された命令を備える、上記C55に記載のコンピュータプログラム製品。
[C57]
前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合にプロセッサに低レートスキャンを実行することを行わせるように構成された命令を備える、上記C55に記載のコンピュータプログラム製品。
[C58]
プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備えるコンピュータプログラム製品。
[C59]
プロセッサに、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立することと、成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、を行わせるように構成された命令を備え、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、上記C58に記載のコンピュータプログラム製品。
[C60]
プロセッサに、前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させることを行わせるように構成された命令を備える、上記C59に記載のコンピュータプログラム製品。
[C61]
プロセッサに
前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
不成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、
前記1つのロケーションのインジケーションを前記メモリに記憶することと、
を行わせるように構成された命令を備える、上記C58に記載のコンピュータプログラム製品。
[C62]
プロセッサに前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少することを行わせるように構成された命令を備える、上記C61に記載のコンピュータプログラム製品。
[C63]
プロセッサに、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定させることによって前記アクセスポイントの前記検出確率を決定することを行わせるように構成された命令を備える、上記C58に記載のコンピュータプログラム製品。
[C64]
アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための装置であって、
1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶する手段と、
前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信する手段と、
前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出す手段と、
前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供する手段と
を備える装置。
[C65]
前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信する手段と、
第1の検出確率を更新する手段と、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記第1の検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる、
を備える、上記C64に記載の装置。
[C66]
前記更新された第1の検出確率を前記モバイルデバイスに送る手段を備える、上記C65に記載の装置。
[C67]
前記更新された第1の検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送る手段を備える、上記C65に記載の装置。
[C68]
プロセッサ実行可能記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、
前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を前記メモリユニットから読み出すことと、
前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと、
を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備えるコンピュータプログラム製品。
[C69]
プロセッサに
前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
前記検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる
を行わせるように構成された命令を備える、上記C68に記載のコンピュータプログラム製品。
[C70]
プロセッサに、前記更新された検出確率を前記モバイルデバイスに送信することを行わせるように構成された命令を備える、上記C69に記載のコンピュータプログラム製品。
[C71]
プロセッサに、前記更新された検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送信することを行わせるように構成された命令を備える、上記C69に記載のコンピュータプログラム製品。

Claims (71)

  1. モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
    サービングセルを検出することと、
    前記モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
    前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
    前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと
    を備える方法。
  2. 前記最大カバレッジエリアを決定することは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって決定される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記最大カバレッジを決定することは、サービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを備える、請求項1に記載の方法。
  4. 前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立することと、
    成功スキャン結果を記憶することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功したというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを含む、
    をさらに備える、請求項1に記載の方法。
  5. 定期的ロケーション最新情報を記憶することを備え、ここにおいて、前記ロケーション最新情報は、接続ステータス情報と、前記モバイルデバイスの更新されたロケーションとを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントから切断されたときに切断最新情報を記憶することを備え、ここにおいて、前記切断最新情報は、前記切断時における前記モバイルデバイスの前記ロケーションを含む、請求項4に記載の方法。
  7. 前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行することを備える、請求項1に記載の方法。
  8. モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
    アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
    各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
    前記モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
    前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
    を備える方法。
  9. 前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立することと、成功スキャン結果のインジケーションを記憶することとを備え、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、請求項8に記載の方法。
  10. 前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させることを備える、請求項9に記載の方法。
  11. 前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
    不成功スキャン結果のインジケーションを記憶することと、
    前記1つのロケーションのインジケーションを記憶することと
    を備える、請求項8に記載の方法。
  12. 前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少させることを備える、11に記載の方法。
  13. 前記アクセスポイントの前記検出確率を決定することは、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定することを含む、請求項8に記載の方法。
  14. 前記重み付き成功率を決定することは、式:
    重み付き成功率=(Σ1 / (A + LからLiの距離)**p)/(Σ1 / (A + LからLkの距離)**p)
    に従い、ここで、
    Lは、端末についての現在のロケーションを指し、
    Liは、成功取得試行iのロケーションを指し、
    Lkは、成功であるか不成功であるかにかかわらず、任意の取得試行kのロケーションを指し、
    分子項の総和は、すべての成功取得iにわたるものであり、
    分母項の総和は、すべての取得k(成功および不成功)にわたるものであり、
    Aおよびpは固定パラメータであり、
    **はべき乗を示す、請求項13に記載の方法。
  15. Aの値は5メートルであり、pの値は0.5である、請求項14に記載の方法。
  16. 装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    サービングセルを識別することと、
    モバイルデバイスのロケーションを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションおよび前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジ内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートでスキャンすることと
    を行うように構成される、装置。
  17. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって、前記最大カバレッジエリアを決定するように構成される、請求項16に記載の装置。
  18. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記アクセスポイントとの接続を確立することと、
    前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを前記メモリに記憶することと、
    を行うように構成される、請求項16に記載の装置。
  19. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記アクセスポイントとの接続は確立されることができないと決定することと、
    前記スキャンが不成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを前記メモリに記憶することと、
    を行うように構成される、請求項16に記載の装置。
  20. アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための装置であって、
    1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶するように構成されたメモリユニットと、
    少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
    前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を前記メモリユニットから読み出すことと、
    前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと、
    を行うように構成される、装置。
  21. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
    前記検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記検出確率は、前記ロケーション情報に関連付けられる、
    を行うように構成される、請求項20に記載の装置。
  22. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記更新された検出確率を前記モバイルデバイスに送るように構成される、請求項21に記載の装置。
  23. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記更新された検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送るように構成される、請求項21に記載の装置。
  24. アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
    サービングセルを検出する手段と、
    モバイルデバイスについてロケーションを決定する手段と、
    前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定する手段と、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定する手段と、
    前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行する手段と
    を備える装置。
  25. 前記最大カバレッジエリアを決定する手段は、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張する手段を含む、請求項24に記載の装置。
  26. 前記最大カバレッジを決定する手段は、サービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを備える、請求項24に記載の装置。
  27. 前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立する手段と、
    成功スキャン結果を記憶する手段と、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功したというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを含む、
    をさらに備える、請求項24に記載の装置。
  28. 定期的ロケーション最新情報を記憶する手段を備え、ここにおいて、前記ロケーション最新情報は、接続ステータス情報と、前記モバイルデバイスの更新されたロケーションとを含む、請求項27に記載の装置。
  29. 前記モバイルデバイスが前記アクセスポイントから切断されたときに切断最新情報を記憶する手段を備え、ここにおいて、前記切断最新情報は、前記切断時における前記モバイルデバイスの前記ロケーションを含む、請求項27に記載の装置。
  30. 前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行する手段を備える、請求項24に記載の装置。
  31. アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
    アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定する手段と、
    各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定する手段と、
    モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定する手段と、
    前記アクセスポイントについてスキャンを実行する手段と、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
    を備える装置。
  32. 前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立する手段と、成功スキャン結果のインジケーションを記憶する手段とを備え、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、請求項31に記載の装置。
  33. 前記1つのロケーションについて前記検出確率を増加させる手段を備える、請求項32に記載の装置。
  34. 前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定する手段と、
    不成功スキャン結果のインジケーションを記憶する手段と、
    前記1つのロケーションのインジケーションを記憶する手段と
    を備える、請求項31に記載の装置。
  35. 前記1つのロケーションについて前記検出確率を減少させる手段を備える、請求項34に記載の方法。
  36. 前記アクセスポイントの前記検出確率を決定する手段は、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定する手段を含む、請求項31に記載の装置。
  37. モバイルデバイスを用いてアクセスポイントをスキャンする方法であって、
    サービングセルを識別することと、
    前記モバイルデバイスのロケーションを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションおよび前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジ内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートでスキャンすることと
    を備える方法。
  38. 前記アクセスポイントの前記最大カバレッジエリアが、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって決定される、請求項37に記載の方法。
  39. 前記アクセスポイントとの接続を確立することと、
    前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを記憶することと
    を備える、請求項37に記載の方法。
  40. 前記アクセスポイントとの接続は確立されることができないと決定することと、
    前記スキャンが不成功であったというインジケーションと、前記モバイルデバイスの前記ロケーションとを記憶することと
    を備える、請求項37に記載の方法。
  41. アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための方法であって、
    1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、
    前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
    前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出すことと、
    前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと
    を備える方法。
  42. 前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
    第1の検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記第1の検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる、
    を備える、請求項41に記載の方法。
  43. 前記更新された第1の検出確率を前記モバイルデバイスに送ることを備える、請求項42に記載の方法。
  44. 前記更新された第1の検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送ることを備える、請求項42に記載の方法。
  45. アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    サービングセルを検出することと、
    モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
    前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
    前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと、
    を行うように構成される、装置。
  46. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記アクセスポイントの予想範囲よりも大きい距離だけ、以前のロケーションのまわりに不確実性エリアを拡張することによって、前記最大カバレッジエリアを決定するように構成される、請求項45に記載の装置。
  47. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記最大カバレッジエリアを決定するためにサービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせるように構成される、請求項45に記載の装置。
  48. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合、低レートスキャンを実行するように構成される、請求項45に記載の装置。
  49. アクセスポイントをスキャンするための装置であって、
    メモリと、
    前記メモリに結合された少なくとも1つのプロセッサと
    を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
    アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
    各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
    モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
    前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
    を行うように構成される、装置。
  50. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間に接続を確立し、成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶するように構成され、ここにおいて、前記成功スキャン結果は、前記スキャンは成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、請求項49に記載の装置。
  51. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させるように構成される、請求項50に記載の装置。
  52. 前記少なくとも1つのプロセッサは、
    前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
    不成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、
    前記1つのロケーションのインジケーションを前記メモリに記憶することと、
    を行うように構成される、請求項49に記載の装置。
  53. 前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少させるように構成される、請求項52に記載の方法。
  54. 前記少なくとも1つのプロセッサは、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定することによって前記アクセスポイントの前記検出確率を決定するように構成される、請求項49に記載の装置。
  55. プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
    サービングセルを検出することと、
    モバイルデバイスについてロケーションを決定することと、
    前記サービングセルに関連付けられたアクセスポイントの最大カバレッジエリアを決定することと、
    前記モバイルデバイスの前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にあるかどうかを決定することと、
    前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にある場合、前記アクセスポイントについて高速レートスキャンを実行することと、
    を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備える、コンピュータプログラム製品。
  56. プロセッサに前記最大カバレッジエリアを決定するためにサービングセルIDおよび前記モバイルデバイスの現在のロケーションを用いてアルマナックデータベースに問い合わせることを行わせるように構成された命令を備える、請求項55に記載のコンピュータプログラム製品。
  57. 前記ロケーションが前記最大カバレッジエリア内にない場合にプロセッサに低レートスキャンを実行することを行わせるように構成された命令を備える、請求項55に記載のコンピュータプログラム製品。
  58. プロセッサ実行可能コンピュータ記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
    アクセスポイントに関連付けられた複数のロケーションを決定することと、
    各ロケーションについて前記アクセスポイントの検出確率を決定することと、
    モバイルデバイスが前記複数のロケーションのうちの1つのロケーションにあると決定することと、
    前記アクセスポイントについてスキャンを実行することと、ここにおいて、前記スキャンのレートは前記1つのロケーションについての前記検出確率に基づく、
    を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備えるコンピュータプログラム製品。
  59. プロセッサに、前記モバイルデバイスと前記アクセスポイントとの間の接続を確立することと、成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、を行わせるように構成された命令を備え、前記成功スキャン結果は、前記スキャンが成功であったというインジケーションと、前記1つのロケーションのインジケーションとを含む、請求項58に記載のコンピュータプログラム製品。
  60. プロセッサに、前記1つのロケーションについての前記検出確率を増加させることを行わせるように構成された命令を備える、請求項59に記載のコンピュータプログラム製品。
  61. プロセッサに
    前記アクセスポイントについての前記スキャンが不成功であると決定することと、
    不成功スキャン結果のインジケーションを前記メモリに記憶することと、
    前記1つのロケーションのインジケーションを前記メモリに記憶することと、
    を行わせるように構成された命令を備える、請求項58に記載のコンピュータプログラム製品。
  62. プロセッサに前記1つのロケーションについての前記検出確率を減少することを行わせるように構成された命令を備える、請求項61に記載のコンピュータプログラム製品。
  63. プロセッサに、近隣のロケーションにおける以前の成功スキャンに少なくとも部分的に基づいて重み付き成功率を決定させることによって前記アクセスポイントの前記検出確率を決定することを行わせるように構成された命令を備える、請求項58に記載のコンピュータプログラム製品。
  64. アクセスポイント検出確率をモバイルデバイスに提供するための装置であって、
    1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶する手段と、
    前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信する手段と、
    前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を読み出す手段と、
    前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供する手段と
    を備える装置。
  65. 前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信する手段と、
    第1の検出確率を更新する手段と、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記第1の検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる、
    を備える、請求項64に記載の装置。
  66. 前記更新された第1の検出確率を前記モバイルデバイスに送る手段を備える、請求項65に記載の装置。
  67. 前記更新された第1の検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送る手段を備える、請求項65に記載の装置。
  68. プロセッサ実行可能記憶媒体上に存在するコンピュータプログラム製品であって、プロセッサに
    1つまたは複数のアクセスポイントに関連付けられた1つまたは複数の検出確率を記憶することと、
    前記モバイルデバイスからロケーション情報を受信することと、
    前記ロケーション情報に基づいて1つまたは複数の検出確率を前記メモリユニットから読み出すことと、
    前記1つまたは複数の検出確率を前記モバイルデバイスに提供することと、
    を行わせるように構成されたプロセッサ実行可能命令を備えるコンピュータプログラム製品。
  69. プロセッサに
    前記モバイルデバイスから成功スキャン結果インジケーションを受信することと、
    前記検出確率を更新することと、ここにおいて、前記成功スキャン結果インジケーションおよび前記検出確率は前記ロケーション情報に関連付けられる
    を行わせるように構成された命令を備える、請求項68に記載のコンピュータプログラム製品。
  70. プロセッサに、前記更新された検出確率を前記モバイルデバイスに送信することを行わせるように構成された命令を備える、請求項69に記載のコンピュータプログラム製品。
  71. プロセッサに、前記更新された検出確率と前記ロケーション情報とを別のモバイルデバイスに送信することを行わせるように構成された命令を備える、請求項69に記載のコンピュータプログラム製品。
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