JP2009027271A - 移動端末及び無線信号スキャン実行方法 - Google Patents

移動端末及び無線信号スキャン実行方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無線通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な場合において、既存の無線基地局などを改修することなく、適切なタイミングで無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行することができる移動端末及び無線信号スキャン実行方法を提供する。
【解決手段】移動端末100は、スクランブリングコード判定部105によって、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコードとが一致すると判定されるとともに、位置判定部113によって、GPS位置情報格納部115に格納されている位置情報によって示される所定位置が移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であると判定された場合、アクセスポイントから送信される無線信号のスキャンをWLAN通信部121に実行させるWLAN制御部123を備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な移動端末、及び当該移動端末における無線信号スキャン実行方法に関する。
近年、携帯電話システムなどの無線通信システムや無線LANシステムの普及によって、無線通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な移動端末が提供されている。
このような複数の無線通信システムに接続可能な移動端末は、随時変化する移動端末の位置において接続可能な無線基地局(アクセスポイント)の検出が必要なため、それぞれの無線通信システムを構成する無線基地局から送信される無線信号の定期的なスキャンを実行し、無線信号に含まれる報知情報(例えば、符号分割多元接続(CDMA)方式におけるスクランブリングコード)を取得する。
複数の無線通信システムに接続可能な移動端末では、単一の無線通信システムに接続する移動端末と比較して無線信号のスキャンを実行する回数が増加するため、消費電力が増大し、通信可能時間や待ち受け可能時間が減少する問題がある。
そこで、このような問題を解決するため、何れかの無線通信システムを構成する無線基地局から送信される無線信号に、他の無線通信システムを構成する無線基地局の報知情報を含める方法が知られている(例えば、特許文献1)。このような方法によれば、移動端末は、特定の無線通信システムを構成する無線基地局から送信される無線信号のみをスキャンすればよいため、消費電力が抑制される。
国際公開第04/091244号パンフレット(第6−7頁、第1図)
しかしながら、上述した従来の方法には、次のような問題があった。すなわち、何れかの無線通信システムを構成する無線基地局から送信される無線信号に、他の無線通信システムを構成する無線基地局の報知情報を含めるためには、無線基地局が送信する信号フォーマットの変更など、既存の無線基地局(または基地局制御装置)の大規模な改修が必要になる。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、無線通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な場合において、既存の無線基地局などを改修することなく、適切なタイミングで無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行することができる移動端末及び無線信号スキャン実行方法を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するため、本発明は、次のような特徴を有している。まず、本発明の第1の特徴は、符号分割多元接続方式に従った第1の無線通信システム(携帯電話システム1)と、前記第1の無線通信システムと無線通信方式が異なり、第2無線基地局(例えば、アクセスポイント20A)を含む第2の無線通信システム(無線LANシステム2)とに接続可能な移動端末(移動端末100)であって、前記第1の無線通信システムを構成する第1無線基地局(例えば、無線基地局10A)に割り当てられるとともに、前記第1無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局(例えば、無線基地局10B)にも割り当てられる拡散コード(例えば、SC101)を含む報知情報(SIB11)を前記第1無線基地局から受信する報知情報受信部(CDMA通信部101)と、前記第2無線基地局、前記第2無線基地局周辺の所定位置を示す位置情報(例えば、緯度経度情報)及び前記拡散コードが対応付けられた周辺基地局情報(スクランブリングコード情報107a及びGPS位置情報115a)を格納する格納部(スクランブリングコード情報格納部107及びGPS位置情報格納部115)と、前記移動端末の現在位置を測定する位置測定部(GPS信号処理部111)と、前記報知情報受信部が受信した前記報知情報に含まれる前記拡散コードと、前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致するか否かを判定する拡散コード判定部(スクランブリングコード判定部105)と、前記周辺基地局情報に含まれる前記位置情報によって示される前記所定位置が、前記位置測定部によって測定された前記現在位置から所定の距離範囲(例えば、1km)内であるか否かを判定する位置判定部(位置判定部113)と、前記拡散コード判定部によって、前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定されるとともに、前記位置判定部によって、前記位置情報によって示される前記所定位置が前記現在位置から前記所定の距離範囲内であると判定された場合、前記第2無線基地局から送信される無線信号(ビーコン情報)のスキャンを実行するスキャン実行部(WLAN通信部121及びWLAN制御部123)とを備えることを要旨とする。
このような移動端末によれば、報知情報に含まれる拡散コードと周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定されるとともに、格納部に格納されている位置情報によって示される所定位置が移動端末の現在位置から所定の距離範囲内であると判定された場合、第2無線基地局から送信される無線信号のスキャンが実行される。
このため、移動端末は、第2無線基地局から送信される無線信号を受信できる可能性がある場合、つまり、第2の無線通信システムを介した無線通信を実行できる可能性がある場合のみ、当該無線信号のスキャンを実行することができる。
すなわち、このような移動端末によれば、第1の無線通信システムを構成する第1無線基地局に割り当てられるとともに、第1無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局にも割り当てられる同一の拡散コードが繰り返し割り当てられる場合でも、移動端末の現在位置に応じた適切なタイミングで第2無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行することができる。
また、このような移動端末によれば、既存の無線基地局を利用しつつ適切なタイミングで当該スキャンを実行することができる。このため、無線基地局が送信する信号フォーマットの変更など、既存の無線基地局(または基地局制御装置)の大規模な改修が必要ない。
本発明の第2の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記位置判定部は、前記拡散コード判定部によって、前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定された場合、前記位置情報によって示される前記所定位置と、前記現在位置とが前記所定の距離範囲内であるか否かを判定することを要旨とする。
本発明の第3の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記位置情報の入力を受け付ける位置情報入力受付部(情報入力受付部131)を備え、前記格納部は、前記位置情報入力受付部が受け付けた前記位置情報を格納することを要旨とする。
本発明の第4の特徴は、本発明の第1の特徴に係り、前記位置測定部は、GPS衛星(GPS衛星30)からの信号を用いて前記現在位置を測定することを要旨とする。
本発明の第5の特徴は、符号分割多元接続方式に従った第1の無線通信システムと、前記第1の無線通信システムと無線通信方式が異なり、第2無線基地局を含む第2の無線通信システムとに接続可能な移動端末における無線信号スキャン実行方法であって、前記第1の無線通信システムを構成する第1無線基地局に割り当てられるとともに、前記第1無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局にも割り当てられる拡散コードを含む報知情報を前記第1無線基地局から受信するステップと、前記第2無線基地局、前記第2無線基地局周辺の所定位置を示す位置情報及び前記拡散コードが対応付けられた周辺基地局情報を格納するステップと、前記移動端末の現在位置を測定するステップと、受信した前記報知情報に含まれる前記拡散コードと、前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致するか否かを判定するステップと、前記周辺基地局情報に含まれる前記位置情報によって示される前記所定位置が、測定された前記現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定するステップと、前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定されるとともに、前記位置情報によって示される前記所定位置が前記現在位置から前記所定の距離範囲内であると判定された場合、前記第2無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行するステップとを備えることを要旨とする。
本発明の特徴によれば、無線通信方式が異なる複数の無線通信システムに接続可能な場合において、既存の無線基地局などを改修することなく、適切なタイミングで無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行することができる移動端末及び無線信号スキャン実行方法を提供することができる。
次に、本発明の実施形態について説明する。具体的には、(1)通信システムの全体概略構成、(2)移動端末の機能ブロック構成、(3)移動端末の動作、(4)作用・効果及び(5)その他の実施形態について説明する。
なお、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には、同一または類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率などは現実のものとは異なることに留意すべきである。
したがって、具体的な寸法などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。また、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることは勿論である。
(1)通信システムの全体概略構成
図1は、本実施形態に係る通信システムの全体概略構成図である。図1に示すように、本実施形態に係る通信システムは、携帯電話システム1、無線LANシステム2及び移動端末100を含む。
携帯電話システム1は、符号分割多元接続(CDMA)方式を採用する、いわゆる第3世代移動通信システムである。本実施形態において、携帯電話システム1は、第1の無線通信システムを構成する。
携帯電話システム1では、複数のセクタ(無線基地局)によって移動端末100との通信可能エリアが形成される。各セクタには、数百個のスクランブリングコード(SC)の中から何れかのスクランブリングコード、つまり、チャネライゼーションコードよりも繰り返し周期が長い拡散コードが割り当てられる。例えば、無線基地局10A(セクタ1)には、SC101が割り当てられる。
スクランブリングコードの数は有限であるため、同一のスクランブリングコードが所定の距離以上離れた他の無線基地局(例えば、無線基地局10B,10C)にも割り当てられる。なお、図示しないが、各セクタは、無線基地局10A〜10Cと同様な無線基地局によって形成される。本実施形態において、無線基地局10A〜10Cは、第1無線基地局を構成する。
無線LANシステム2は、IEEE802.11によって規定される無線LAN規格(例えば、IEEE802.11g)に準拠している。すなわち、無線LANシステム2は、利用無線通信方式が携帯電話システム1と異なる。本実施形態において、無線LANシステム2は、第2の無線通信システムを構成する。
無線LANシステム2は、アクセスポイント20A〜20Cによって構成される。本実施形態において、アクセスポイント20A〜20Cは、第2無線基地局を構成する。
アクセスポイント20A〜20Cは、それぞれ移動端末100との通信可能エリアを形成する。例えば、アクセスポイント20Aは、移動端末100との通信可能エリアとして、エリアA1を形成する。
図1に示すように、携帯電話システム1では、複数のセクタ(無線基地局)によって、移動端末100との通信可能エリアが連続的に形成される。一方、無線LANシステム2では、アクセスポイント20A〜20Cが形成する通信可能エリアは、特定の場所に点在する。つまり、移動端末100は、移動端末100の現在位置に応じて、無線LANシステム2に接続できる場合と接続できない場合がある。
移動端末100は、携帯電話システム1及び無線LANシステム2に接続することができる。具体的には、移動端末100は、携帯電話システム1を構成する無線基地局(例えば、無線基地局10A〜10C)、及び無線LANシステム2を構成するアクセスポイント20A〜20Cと無線通信を実行することができる。
移動端末100は、GPS衛星30から送信されるGPS信号を受信し、移動端末100の現在位置を測定することができる。
(2)移動端末の機能ブロック構成
図2は、移動端末100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、移動端末100は、携帯電話システム1との無線通信に関して、CDMA通信部101、スクランブリングコード取得部103、スクランブリングコード判定部105及びスクランブリングコード情報格納部107を備える。
移動端末100は、移動端末100の現在位置の判定に関して、GPS信号処理部111、位置判定部113及びGPS位置情報格納部115を備える。また、移動端末100は、無線LANシステム2との無線通信に関して、WLAN通信部121及びWLAN制御部123を備える。
さらに、移動端末100は、移動端末100のユーザによって入力される情報を受け付ける情報入力受付部131を備える。
CDMA通信部101は、携帯電話システム1を構成する無線基地局(例えば、無線基地局10A〜10C)とCDMA方式に従った無線通信を実行する。特に、本実施形態では、CDMA通信部101は、当該無線基地局(セクタ)から送信される報知情報(SIB11)を受信する。本実施形態において、CDMA通信部101を構成する。
報知情報には、当該セクタに割り当てられるスクランブリングコード(例えば、SC101)が含まれる。また、報知情報には、当該セクタの周辺に形成されるセクタに割り当てられるスクランブリングコード(周辺セクタ情報)が含まれる。
CDMA通信部101は、待ち受け状態において、常に移動端末100の周辺の無線基地局から送信される報知情報を含む無線信号を受信し、無線通信を実行するために最適な無線基地局(セクタ)を選択する。具体的には、CDMA通信部101は、移動端末100の周辺の無線基地局から受信した無線信号の受信レベルを取得し、取得した受信レベルに基づいて最適な無線基地局(セクタ)を選択する。
スクランブリングコード取得部103は、CDMA通信部101が受信した報知情報に含まれるスクランブリングコードを取得する。スクランブリングコード取得部103は、取得したスクランブリングコードをスクランブリングコード判定部105に出力する。
スクランブリングコード判定部105は、スクランブリングコード取得部103から出力されたスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコードとが一致するか否かを判定する。
具体的には、スクランブリングコード判定部105は、スクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコード情報107a(図1において不図示、図5参照)を参照する。スクランブリングコード判定部105は、スクランブリングコード取得部103から出力されたスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致するか否かを判定する。本実施形態において、スクランブリングコード判定部105は、拡散コード判定部を構成する。
スクランブリングコード判定部105は、スクランブリングコード取得部103から出力されたスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致したことをGPS信号処理部111に通知する。
また、スクランブリングコード判定部105は、移動端末100のユーザが情報入力受付部131を用いてスクランブリングコードの登録を要求した場合、当該要求の時点においてスクランブリングコード取得部103から出力されているスクランブリングコードを、スクランブリングコード情報107aとしてスクランブリングコード情報格納部107に格納させることができる。
スクランブリングコード情報格納部107は、上述したように、スクランブリングコード情報107a(図5参照)を格納する。図5に示すように、スクランブリングコード情報107aは、アクセスポイント20Aが移動端末100との無線通信を実行することができるエリアA1の周辺セクタに割り当てられるスクランブリングコード(SC101,119,153)によって構成される。
スクランブリングコード情報107aは、移動端末100のユーザが無線LANシステム2による接続サービスを利用したいエリア(例えば、自宅周辺)に形成されるセクタのスクランブリングコードによって構成される。本実施形態では、スクランブリングコード情報107aは、エリアA1と通信可能領域が重複するセクタのスクランブリングコードによって構成される。なお、スクランブリングコード情報107aには、エリアA1と通信可能領域が重複しないものの、当該エリアA1に近接するセクタ(例えば、セクタ2)のスクランブリングコードを含めるようにしてもよい。
GPS信号処理部111は、GPS衛星30から送信されるGPS信号を受信する。具体的には、GPS信号処理部111は、スクランブリングコード取得部103から出力されたスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致したことがスクランブリングコード判定部105から通知された場合、GPS衛星30から送信されるGPS信号を受信する。
GPS信号処理部111は、受信したGPS信号を用いて移動端末100の現在位置を測定する。本実施形態において、GPS信号処理部111は、位置測定部を構成する。GPS信号処理部111は、測定した移動端末100の現在位置(緯度経度情報)を位置判定部113に出力する。
位置判定部113は、無線LANシステム2を構成するアクセスポイント(例えば、アクセスポイント20A)周辺の所定位置(例えば、移動端末100のユーザの自宅)が、GPS信号処理部111によって測定された移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定する。
具体的には、位置判定部113は、GPS位置情報格納部115に格納されているGPS位置情報115a(図1において不図示、図6参照)を参照する。位置判定部113は、GPS位置情報115aに含まれる緯度経度情報(位置情報)によって示される位置が、GPS信号処理部111から出力された移動端末100の現在位置から所定の距離範囲(例えば、1km)内であるか否かを判定する。
図6に示すように、GPS位置情報115aは、アクセスポイント20Aが移動端末100との無線通信を実行することができるエリアA1周辺の緯度経度情報(例えば、移動端末100の自宅の緯度経度情報)によって構成される。
本実施形態では、位置判定部113は、スクランブリングコード判定部105によって、受信した報知情報に含まれるスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報107a(図5参照)に含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定された場合、GPS位置情報115aに含まれる緯度経度情報によって示される位置と、GPS信号処理部111から出力された移動端末100の現在位置とが所定の距離範囲内であるか否かを判定する。
上述したように、無線基地局10A(セクタ)に割り当てられるスクランブリングコードは、所定の距離以上離れた無線基地局10B,10Cにも割り当てられる。そこで、移動端末100は、GPS衛星30を用いて移動端末100の現在位置を取得し、取得した現在位置(緯度経度情報)と、GPS位置情報115aに含まれる緯度経度情報とを比較することによって、スクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコード(例えば、SC101)を送信する無線基地局が、アクセスポイント20Aによって形成されるエリアA1内に配置されているか否かを判定する。
GPS位置情報格納部115は、上述したように、GPS位置情報115aを格納する。図6に示すように、GPS位置情報115aは、エリアA1内の緯度経度情報(36 31.377 N,138 19.317 E)によって構成される。
本実施形態では、スクランブリングコード情報107aとGPS位置情報115aとによって、周辺基地局情報が構成される。また、本実施形態では、スクランブリングコード情報格納部107とGPS位置情報格納部115とによって、周辺基地局情報を格納する格納部が構成される。
WLAN通信部121は、無線LANシステム2を構成するアクセスポイント20A〜20CとIEEE802.11において規定される規格(例えば、IEEE802.11g)に従った無線通信を実行する。また、WLAN通信部121は、アクセスポイント20A〜20Cから送信されるビーコン情報を受信し、アクセスポイント20A〜20Cと無線通信を実行できるか否かを判定する。
WLAN制御部123は、無線LANシステム2経由による無線通信を制御する。特に、本実施形態では、WLAN制御部123は、携帯電話システム1〜無線LANシステム2間のハンドオーバに関する制御を実行する。
具体的には、WLAN制御部123は、アクセスポイント20A〜20Cと無線通信を実行できるか否かを判定するため、WLAN通信部121を介して、アクセスポイント20A〜20Cから送信される無線信号に含まれるビーコン情報のスキャンを実行する。本実施形態では、WLAN通信部121とWLAN制御部123とによって、スキャン実行部が構成される。
より具体的には、WLAN制御部123は、スクランブリングコード判定部105によって、スクランブリングコード取得部103から出力されたスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定されるとともに、位置判定部113によって、GPS位置情報115aに含まれる所定位置がGPS信号処理部111によって測定された移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であると判定された場合、当該ビーコン情報のスキャンを実行する。
情報入力受付部131は、移動端末100のユーザによる各種入力を受け付ける。特に、本実施形態では、情報入力受付部131は、エリアA1内(例えば、当該ユーザの自宅)の緯度経度情報の入力や、スクランブリングコードの登録の要求を受け付ける。
具体的には、情報入力受付部131は、移動端末100が当該ユーザの自宅に位置する状態においてGPS信号処理部111が測定した移動端末100の緯度経度情報をGPS位置情報115a(図6参照)として登録する要求を受け付けることができる。すなわち、GPS位置情報格納部115は、情報入力受付部131が受け付けた緯度経度情報(位置情報)を格納する。本実施形態では、情報入力受付部131は、位置情報入力受付部を構成する。
なお、情報入力受付部131は、GPS信号処理部111が測定した緯度経度情報に代えて、操作キー(不図示)を用いて手動によって当該ユーザが入力した緯度経度情報をGPS位置情報115aとして登録することもできる。
また、情報入力受付部131は、移動端末100がエリアA1周辺に位置する状態においてCDMA通信部101が受信した報知情報に含まれるスクランブリングコードをスクランブリングコード情報107a(図5参照)として登録する要求を受け付けることができる。
(3)移動端末の動作
次に、移動端末100の動作について説明する。具体的には、(3.1)スクランブリングコード及び位置情報の取得動作及び(3.2)ビーコン情報のスキャン実行動作について説明する。
(3.1)スクランブリングコード及び位置情報の取得動作
図3は、移動端末100がスクランブリングコード及び位置情報を取得する動作フローを示す図である。具体的には、移動端末100は、アクセスポイント20Aによって形成されるエリアA1の周辺に位置する無線基地局(セクタ)に割り当てられているスクランブリングコード、及びGPS衛星30を利用した位置情報、つまり、移動端末100の現在位置(緯度経度情報)を取得する。
図3に示す動作は、移動端末100のユーザが無線LANシステム2による接続サービスを利用したいエリアにおいて事前に当該接続サービスの利用に必要な情報を登録するために実行される。ここでは、移動端末100は、図1に示すように、無線基地局10Aの周辺、具体的には、移動端末100のユーザの自宅に位置するものとする。
図3に示すように、ステップS10において、移動端末100は、無線基地局10A(セクタ)から送信される報知情報(SIB11)を受信する。上述したように、当該報知情報には、周辺セクタ情報、つまり、当該セクタの周辺に形成されるセクタに割り当てられるスクランブリングコードが含まれる。
ステップS20において、移動端末100は、受信した報知情報に含まれる周辺セクタ情報の取得が成功したか否かを判定する。
周辺セクタ情報の取得が成功した場合(ステップS20のYES)、ステップS30において、移動端末100は、取得した周辺セクタ情報を格納する。具体的には、移動端末100は、無線基地局10A(セクタ1)の周辺に形成されるセクタ(セクタ3及びセクタ4)の情報として、当該セクタのスクランブリングコード(SC153,SC119)を取得する。移動端末100は、取得したセクタ1、セクタ3及びセクタ4のスクランブリングコードをスクランブリングコード情報格納部107に格納する。
なお、移動端末100は、受信した報知情報に周辺セクタ情報が含まれない場合、つまり、報知情報を送信するセクタの周辺に一切セクタが存在しない場合、報知情報を送信した当該無線基地局(自セクタ)のスクランブリングコードのみをスクランブリングコード情報格納部107に格納する。
周辺セクタ情報の取得が成功しなかった場合(ステップS20のNO)、移動端末100は、スクランブリングコード及び位置情報の取得動作を終了する。すなわち、携帯電話システム1を構成する無線基地局(セクタ)から報知情報を受信できない場合、移動端末100のユーザが無線LANシステム2による接続サービスを利用したいエリアは、携帯電話システム1の通信可能エリアとしてカバーされていないことを意味する。
ステップS40において、移動端末100は、GPS衛星30から送信されるGPS信号に基づいて、移動端末100の現在位置を取得する。
ステップS50において、移動端末100は、現在位置の取得が成功したか否かを判定する。
移動端末100の現在位置の取得が成功した場合(ステップS50のYES)、ステップS60において、移動端末100は、取得した現在位置(移動端末100のユーザの自宅)を位置情報として格納する。具体的には、移動端末100は、取得した現在位置を示す緯度経度情報(36 31.377 N,138 19.317 E)をGPS位置情報格納部115に格納する。
移動端末100の現在位置の取得が成功しなかった場合(ステップS50のNO)、ステップS70において、移動端末100のユーザは、移動端末100の現在位置を手動で登録する。なお、ステップS70の動作は、移動端末100のユーザが無線LANシステム2による接続サービスを利用したいエリア、例えば、移動端末100のユーザの自宅位置を示す緯度経度情報を取得できる場合に実行される。また、移動端末100のユーザは、屋外など、GPS衛星30から送信されるGPS信号が受信できる場所において、再度ステップS40からの処理を実行してもよい。
(3.2)ビーコン情報のスキャン実行動作
図4は、移動端末100がアクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報のスキャンを実行する動作フローを示す図である。ここでは、移動端末100は、アクセスポイント20Aによって形成されるエリアA1外に位置し、アクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報の周期的なスキャンは実行していないものとする。
図4に示すように、ステップS110において、移動端末100は、携帯電話システム1を構成する無線基地局(セクタ)から送信される報知情報(SIB11)を受信する。
ステップS120において、移動端末100は、受信した報知情報に含まれるスクランブリングコードを、スクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコード情報107a(図5参照)と照合する。
ステップS130において、移動端末100は、スクランブリングコード情報107aの中に、報知情報に含まれるスクランブリングコードと合致するスクランブリングコードがあるか否かを判定する。
合致するスクランブリングコードがある場合(ステップS130のYES)、ステップS140において、移動端末100は、GPS衛星30から送信されるGPS信号に基づいて、移動端末100の現在位置を取得する。
合致するスクランブリングコードがない場合(ステップS130のNO)、移動端末100は、ステップS110からの動作を繰り返す。つまり、スクランブリングコード情報107aの中に、報知情報に含まれるスクランブリングコードと合致するスクランブリングコードがない場合、移動端末100は、アクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報のスキャンを実行しない。
ステップS150において、移動端末100は、現在位置の取得が成功したか否かを判定する。
移動端末100の現在位置の取得が成功した場合(ステップS150のYES)、ステップS160において、移動端末100は、移動端末100の現在位置を、GPS位置情報格納部115に格納されているGPS位置情報115a(図6参照)と照合する。具体的には、移動端末100は、GPS信号処理部111によって測定された移動端末100の現在位置を、GPS位置情報115aとして登録されている緯度経度情報によって示される位置と照合する。
移動端末100の現在位置の取得が成功しなかった場合(ステップS150のNO)、移動端末100は、ステップS140からの動作を繰り返す。
ステップS170において、移動端末100は、GPS位置情報115aとして登録されている緯度経度情報(図6参照)によって示される位置(移動端末100のユーザの自宅)が、移動端末100の現在位置から所定の距離範囲(例えば、1km)内であるか否かを判定する。
GPS位置情報115aとして登録されている緯度経度情報によって示される位置が、移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内である場合(ステップS170のYES)、ステップS180において、移動端末100は、アクセスポイント20Aから送信される無線信号に含まれるビーコン情報の定期的なスキャン(例えば、1分間隔のスキャン)を開始する。すなわち、移動端末100は、GPS位置情報115aとして登録されている緯度経度情報によって示される位置が、移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内である場合、ステップS130において合致すると判定されたスクランブリングコードが割り当てられている無線基地局は、エリアA1周辺に位置すると判定する。
移動端末100は、当該ビーコン情報を受信した場合、無線LANシステム2での待ち受け状態に遷移することができる。
なお、周辺に位置する無線基地局(セクタ)に割り当てられているスクランブリングコードの取得は、複数のサーチ間隔を設けて実行するようにしてもよい。
例えば、図1において、太線で囲まれた枠内に位置するセクタ4(SC119)から送信される報知情報には、自セクタのスクランブリングコード(SC)119と、自セクタの周辺セクタのスクランブリングコード(周辺セクタ情報)が含まれる。
具体的には、当該報知情報には、セクタ7のSC、セクタ6のSC、セクタ2のSC、セクタ5のSC、セクタ1のSC101及びセクタ3のSC153(セクタ4の左下に形成されるセクタ7から右回りに順次記載)が含まれる。同様に、他のセクタから送信される報知情報にも、自セクタのスクランブリングコードと、当該セクタの周辺セクタのスクランブリングコードとが含まれる。
ここで、移動端末100が、アクセスポイント20Bと重複して形成されるセクタ3の左下に形成されるセクタ5から、セクタ6、セクタ4(SC119)に順次移動し、アクセスポイント20Aに接続するまでを例として説明する。なお、移動端末100のスクランブリングコード情報格納部107には、アクセスポイント20Aによって形成されるエリアA1の周辺セクタに割り当てられるスクランブリングコード(SC101,119,153)が格納されているものとする。
移動端末100は、セクタ5内に位置するとき、セクタ5から報知情報を取得するが、当該報知情報には、アクセスポイント20A周辺のセクタに関する情報(スクランブリングコード)含まれていないため、アクセスポイントから送信されるビーコン情報のスキャンを一切実行しない。
その後、移動端末100がセクタ6に移動すると、セクタ6から送信される報知情報には、セクタ6の周辺セクタ情報として、セクタ4のスクランブリングコード(SC119)が含まれるようになる。移動端末100は、セクタ4のスクランブリングコード(SC119)を受信すると、アクセスポイント20Aが近くに位置すると判定し、アクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報のスキャンを所定の周期(例えば、5分間隔)で開始する。
さらに、移動端末100がセクタ6からセクタ4(SC119)に移動すると、セクタ4から送信される報知情報には、自セクタの情報として、セクタ4のスクランブリングコード(SC119)が含まれるようになる。セクタ4のスクランブリングコード(SC119)は、スクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコード、すなわち、エリアA1の周辺セクタに割り当てられるスクランブリングコード(SC119)と一致する。
報知情報に含まれる自セクタのスクランブリングコードと、スクランブリングコード情報格納部107に格納されているスクランブリングコードとが一致すると、移動端末100は、アクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報のスキャンの周期を短くする(例えば、1分間隔)。
(4)作用・効果
移動端末100によれば、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定されるとともに、GPS位置情報115aによって示される所定位置(緯度経度情報)が移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であると判定された場合、アクセスポイント20Aから送信される無線信号(具体的には、ビーコン情報)のスキャンが実行される。
このため、移動端末100は、アクセスポイント20Aから送信される無線信号を受信できる可能性がある場合、つまり、無線LANシステム2を介した無線通信を実行できる可能性がある場合のみ、当該無線信号のスキャンを実行することができる。
すなわち、移動端末100によれば、携帯電話システム1を構成する無線基地局(例えば、無線基地局10A)に割り当てられるとともに、当該無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局(例えば、無線基地局10B,10C)にも割り当てられる同一のスクランブリングコード(SC101)が繰り返し割り当てられる場合でも、移動端末100の現在位置に応じた適切なタイミングでアクセスポイント20Aから送信される無線信号のスキャンを実行することができる。つまり、移動端末100は、エリアA1周辺に位置する場合、当該スキャンを実行するが、無線基地局10Bの周辺に位置する場合には、無線基地局10Bから同一のスクランブリングコードを受信しても当該スキャンを実行しない。
また、移動端末100によれば、既存の無線基地局を利用しつつ適切なタイミングで当該スキャンを実行することができる。このため、無線基地局が送信する信号フォーマットの変更など、既存の無線基地局(または基地局制御装置)の大規模な改修が必要ない。
本実施形態では、移動端末100は、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定した場合、GPS位置情報115aによって示される所定位置が移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定する。
つまり、移動端末100は、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定された場合に限って移動端末100の現在位置を測定するため、移動端末100の消費電力をさらに抑制することができる。
本実施形態では、GPS位置情報格納部115は、情報入力受付部131が受け付けた緯度経度情報(例えば、移動端末100のユーザの自宅位置を示す位置情報)を格納することができる。このため、GPS衛星30からのGPS信号を受信することができない場合でもGPS位置情報格納部115にGPS位置情報115aを登録することができる。
また、GPS衛星30から送信されたGPS信号を受信できる場合、当該GPS信号を用いて測定された移動端末100の現在位置がGPS位置情報115aとして登録される。このため、移動端末100のユーザは、当該GPS信号を用いて測定された正確な位置情報を容易にGPS位置情報115aとして登録することができる。
(5)その他の実施形態
上述したように、本発明の一実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態が明らかとなろう。
例えば、上述した実施形態では、GPS位置情報格納部115は、情報入力受付部131が受け付けた緯度経度情報を格納することができるように構成したが、同様に、スクランブリングコード情報格納部107は、情報入力受付部131が移動端末100のユーザによって入力されたスクランブリングコードを格納するようにしてもよい。
上述した実施形態では、移動端末100にはGPS信号処理部111が設けられていたが、GPS信号処理部111は、必ずしも設けられていなくても構わない。
上述した実施形態では、移動端末100は、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致すると判定した場合、GPS位置情報115aによって示される所定位置が移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定したが、GPS位置情報115aによって示される所定位置が移動端末100の現在位置から所定の距離範囲内であるか否かの判定は、報知情報に含まれるスクランブリングコードとスクランブリングコード情報107aに含まれるスクランブリングコードとが一致しない場合に行っても構わない。
上述した実施形態では、セクタ構成を採用する携帯電話システム1を例として説明したが、本発明は、セル構成を採用する携帯電話システムに適用しても勿論構わない。さらに、本発明が適用可能な無線通信システムは、上述した実施形態に記載したものに限定されるものではない。
このように、本発明は、ここでは記載していない様々な実施の形態などを含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
本発明の実施形態に係る本実施形態に係る通信システムの全体概略構成図である。 本発明の実施形態に係る移動端末100の機能ブロック構成図である。 本発明の実施形態に係る移動端末100がスクランブリングコード及び位置情報を取得する動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係る 移動端末100がアクセスポイント20Aから送信されるビーコン情報のスキャンを実行する動作フローを示す図である。 本発明の実施形態に係るスクランブリングコード情報の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係るGPS位置情報の一例を示す図である。
符号の説明
1…携帯電話システム、2…無線LANシステム、10A〜10C…無線基地局、20A〜20C…アクセスポイント、30…GPS衛星、100…移動端末、101…CDMA通信部、103…スクランブリングコード取得部、105…スクランブリングコード判定部、107…スクランブリングコード情報格納部、107a…スクランブリングコード情報、111…GPS信号処理部、113…位置判定部、115…GPS位置情報格納部、115a…GPS位置情報、121…WLAN通信部、123…WLAN制御部、131…情報入力受付部、A1…エリア

Claims (5)

  1. 符号分割多元接続方式に従った第1の無線通信システムと、
    前記第1の無線通信システムと無線通信方式が異なり、第2無線基地局を含む第2の無線通信システムとに接続可能な移動端末であって、
    前記第1の無線通信システムを構成する第1無線基地局に割り当てられるとともに、前記第1無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局にも割り当てられる拡散コードを含む報知情報を前記第1無線基地局から受信する報知情報受信部と、
    前記第2無線基地局、前記第2無線基地局周辺の所定位置を示す位置情報及び前記拡散コードが対応付けられた周辺基地局情報を格納する格納部と、
    前記移動端末の現在位置を測定する位置測定部と、
    前記報知情報受信部が受信した前記報知情報に含まれる前記拡散コードと、前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致するか否かを判定する拡散コード判定部と、
    前記周辺基地局情報に含まれる前記位置情報によって示される前記所定位置が、前記位置測定部によって測定された前記現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定する位置判定部と、
    前記拡散コード判定部によって、前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定されるとともに、前記位置判定部によって、前記位置情報によって示される前記所定位置が前記現在位置から前記所定の距離範囲内であると判定された場合、前記第2無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行するスキャン実行部と
    を備える移動端末。
  2. 前記位置判定部は、前記拡散コード判定部によって、前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定された場合、前記位置情報によって示される前記所定位置と、前記現在位置とが前記所定の距離範囲内であるか否かを判定する請求項1に記載の移動端末。
  3. 前記位置情報の入力を受け付ける位置情報入力受付部を備え、
    前記格納部は、前記位置情報入力受付部が受け付けた前記位置情報を格納する請求項1に記載の移動端末。
  4. 前記位置測定部は、GPS衛星からの信号を用いて前記現在位置を測定する請求項1に記載の移動端末。
  5. 符号分割多元接続方式に従った第1の無線通信システムと、
    前記第1の無線通信システムと無線通信方式が異なり、第2無線基地局を含む第2の無線通信システムとに接続可能な移動端末における無線信号スキャン実行方法であって、
    前記第1の無線通信システムを構成する第1無線基地局に割り当てられるとともに、前記第1無線基地局から所定の距離以上離れた他の無線基地局にも割り当てられる拡散コードを含む報知情報を前記第1無線基地局から受信するステップと、
    前記第2無線基地局、前記第2無線基地局周辺の所定位置を示す位置情報及び前記拡散コードが対応付けられた周辺基地局情報を格納するステップと、
    前記移動端末の現在位置を測定するステップと、
    受信した前記報知情報に含まれる前記拡散コードと、前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致するか否かを判定するステップと、
    前記周辺基地局情報に含まれる前記位置情報によって示される前記所定位置が、測定された前記現在位置から所定の距離範囲内であるか否かを判定するステップと、
    前記報知情報に含まれる前記拡散コードと前記周辺基地局情報に含まれる前記拡散コードとが一致すると判定されるとともに、前記位置情報によって示される前記所定位置が前記現在位置から前記所定の距離範囲内であると判定された場合、前記第2無線基地局から送信される無線信号のスキャンを実行するステップと
    を備える無線信号スキャン実行方法。
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