JP3858037B2 - 移動通信端末及び着信処理方法 - Google Patents

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Description

本発明は、移動通信端末、及び移動通信端末における着信処理方法に関するものである。
W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)システム等のCDMA方式を利用した移動通信システムにおいては、無線区域を複数のセルに分割して、セル毎に周波数帯域、及びスクランブルコード(拡散符号)を割り当てることにより、各セルに設置された基地局と移動通信端末との間で無線通信を行っている。
また、移動通信端末は、PCCH(Paging Control Channel)を介して、基地局から他の移動通信端末等からの呼び出し(Paging)を通知する呼出メッセージを受信する。このPCCH(呼出チャネル)をオープンするための拡散符号等のPCCH設定情報は、基地局からの報知情報として移動通信端末に報知される。従って、移動通信端末は、電源投入時、又はセルを跨った移動時には、まず、移行先の基地局から報知情報を受信する。その後に、その報知情報に含まれるPCCH設定情報に基づいてPCCHをオープンすることによって、定期的に呼出チャネルを受信する。
上述した報知情報を効率的に受信するための技術としては、例えば、下記特許文献1及び2記載の移動通信端末がある。これらの移動通信端末においては、以前受信した報知情報を格納しておいて、セル間の移動時に移行先の報知情報として以前受信した報知情報の一部を再利用することにより、より効率的なセル間移行処理を可能とする。
特開2003−153324号公報 特開2004−112148号公報
しかしながら、上述した従来技術においては、以下のような問題点があった。すなわち、使用される電波の周波数帯が異なるセル間を跨って移動した場合に、移行先の基地局からの報知情報と、移行元の基地局からの呼出メッセージとは異なる周波数帯の信号として送信されるため、これらを同時に受信することが困難となる。特に、報知情報にはPCCH設定情報以外の様々な情報が含まれており、報知情報の受信にはある程度の時間を要するため、移行先からの報知情報の受信時間中に呼出チャネルを受信することができないという事態が生じる。
一方、上記特許文献1及び2に記載の移動通信端末によれば、報知情報受信時間を短縮することは可能であるが、依然として報知情報の一部を受信する必要があるため、電波受信品質の低下時等においては、移行先のセルの報知情報の特定に時間を要し、上述した問題を完全に回避することはできない。
そこで、本発明はかかる課題に鑑みて為されたものであり、異周波数帯のセル間を移動する場合であっても、ネットワーク側からの呼び出しに対する処理効率を高めることが可能な移動通信端末及び着信処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の移動通信端末は、在圏セルから信号を受信して、信号を復調及び逆拡散することにより受信データを出力する送受信手段と、送受信手段から出力された受信データから、報知情報を分離して読み取る報知情報分離手段と、報知情報に含まれる呼出チャネル情報に基づいて、所定のタイミングで受信データから、呼出情報を分離して読み取る呼出情報分離手段と、呼出情報分離手段によって読み取られた呼出情報を用いて着信処理を行う着信処理手段と、報知情報に含まれる、在圏セルの周辺セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に基づいて、所定のタイミングで周辺セルからの信号の受信品質を測定する品質測定手段と、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、移動先セルに移動する前に受信した呼出チャネル情報に基づいて移動先セルの呼出チャネル情報を予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する呼出チャネル制御手段とを備え、報知情報分離手段は、移動先セルからの呼出情報の受信の開始の際に、移動先セルからの報知情報を分離して読み取り、着信処理手段は、報知情報分離手段が分離して読み取った報知情報に含まれる移動先セルに関する呼出チャネル情報と、呼出情報の受信を開始するために用いられた予測された呼出チャネル情報とが一致する場合に、着信処理を行うことを特徴とする。
或いは、本発明の着信処理方法は、送受信手段が、在圏セルから信号を受信して、信号を復調及び逆拡散することにより受信データを出力する送受信ステップと、報知情報分離手段が、送受信ステップで出力された受信データから、報知情報を分離して読み取る報知情報分離ステップと、呼出情報分離手段が、報知情報に含まれる呼出チャネル情報に基づいて、所定のタイミングで受信データから、呼出情報を分離して読み取る呼出情報分離ステップと、着信処理手段が、呼出情報分離ステップにおいて読み取られた呼出情報を用いて着信処理を行う第1の着信処理ステップと、品質測定手段が、報知情報に含まれる、在圏セルの周辺セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に基づいて、所定のタイミングで周辺セルからの信号の受信品質を測定する品質測定ステップと、呼出チャネル制御手段が、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、移動先セルに移動する前に受信した呼出チャネル情報に基づいて移動先セルの呼出チャネル情報を予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する呼出チャネル制御ステップと、報知情報分離手段が、移動先セルからの呼出情報の受信の開始の際に、移動先セルからの報知情報を分離して読み取る報知情報分離ステップと、着信処理手段が、報知情報分離ステップにて分離して読み取られた報知情報に含まれる移動先セルに関する呼出チャネル情報と、呼出情報の受信を開始するために用いられた予測された呼出チャネル情報とが一致する場合に、着信処理を行う第2の着信処理ステップと、を備えることを特徴とする。
このような移動通信端末及び着信処理方法によれば、在圏のセルから受信された信号を復調及び逆拡散した後に報知情報が分離され、その報知情報に含まれる呼出チャネル情報に基づいて、所定のタイミングで呼出情報が受信され、着信処理が行われる。また、報知情報に含まれる周辺セルの周波数情報及び拡散符号情報に基づいて、周辺セルからの信号の受信品質が測定され、その測定結果から移動先セルが判定される。さらに、移動先セルに関する呼出チャネル情報が予測された後、予測された呼出チャネル情報を用いて移動先セルからの呼出情報の受信が開始され、着信処理が行われる。これにより、移動先セルから報知情報を受信する前に、移動先セルからの呼出情報の受信が開始され、使用周波数帯域の異なるセル間を移動した場合であっても、呼出情報を継続して受信して着信させることができる。
また、かかる構成とすれば、移動先セルからの呼出情報の受信開始後に、呼出チャネル情報が移動先セルから受信されたものと一致する場合に着信処理を行うので、呼出チャネル情報の予測に起因する、呼び出しに対する誤動作を防止することができる。
なお、ここで言う「セルから信号を受信」とは、セル内に設置された基地局から無線信号を受信することを意味する。
また、呼出チャネル制御手段は、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、在圏セルの呼出チャネル情報を移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御することが好ましい。
また、呼出チャネル制御ステップでは、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、在圏セルの呼出チャネル情報を移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御することが好ましい。
このような構成とすれば、移動先セルに関する呼出チャネル情報を、在圏のセルの呼出チャネル情報から予測するので、簡易に呼出チャネル情報を予測することができる。
さらに、報知情報に含まれる、在圏セルに関する周波数情報、拡散符号情報、及び呼出チャネル情報を蓄積して格納するセル情報格納手段を更に備え、呼出チャネル制御手段は、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、移動先セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に対応する呼出チャネル情報をセル情報格納手段から読み出して、該読み出した呼出チャネル情報を移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御することも好ましい。
さらに、セル情報格納手段が、報知情報に含まれる、在圏セルに関する周波数情報、拡散符号情報、及び呼出チャネル情報を蓄積して格納するセル情報格納ステップを更に備え、呼出チャネル制御ステップでは、受信品質に基づいて、周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、移動先セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に対応する呼出チャネル情報をセル情報格納手段から読み出して、該読み出した呼出チャネル情報を移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と予測した呼出チャネル情報とに基づいて、移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御することも好ましい。
この場合、過去に移動したセルに関する呼出チャネル情報のうちから、移動先セルの周波数情報及び拡散符号情報と一致するものを、移動先セルに関する呼出チャネル情報として予測するので、より高い確度で移動先セルからの呼出情報を受信することができる。
本発明によれば、異周波数帯のセル間を移動する場合であっても、ネットワーク側からの呼び出しに対する処理効率を高めることができる。
本発明の実施形態について図面を参照して説明する。なお、各図において、同一要素には同一符号を付して重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
図1は、本発明にかかる移動通信システムの好適な一実施形態を示すシステム構成図である。同図に示す移動通信システム1は、ユーザの使用する端末である移動通信端末2と、その移動通信端末2が移動通信ネットワーク(図示せず)側と送受信するデータを中継する基地局3a,3b,3cとを含んで構成されており、基地局3a,3b,3cは、それぞれ、基地局3a,3b,3cと無線による通信が可能なエリア(区域)であるセル4a,4b,4cを構成している。ここで、移動通信システム1は、通信方式としてW−CDMA等のCDMA方式を採用している。
以下の説明において、移動通信端末2は、初期状態においてセル4a内の基地局3aの近傍に位置しているものとする。
移動通信端末2は、CDMA方式による音声通信、パケットデータ通信が可能な通信端末である。この移動通信端末2は、図2に示すように、音声入出力手段としてのスピーカS及びマイクM、送受信手段21、音声処理部22、報知情報分離部(報知情報分離手段)23と、呼出情報分離部(呼出情報分離手段)24と、着信処理部(着信処理手段)25と、品質測定部(品質測定手段)26と、呼出チャネル制御部(呼出チャネル制御手段)27と、報知情報格納部28とを含んで構成されている。以下、各構成要素について詳細に説明する。
送受信手段21は、セル4a,4b,4cから無線信号を受信して、その無線信号を復調及び逆拡散することにより受信データを取り出す部分である。なお、「セル4a,4b,4cから無線信号を受信」とは、セル4a,4b,4c内に設置された基地局3a,3b,3cから無線信号を受信することを意味する。
この送受信手段21は、各セル4a,4b,4cに割り当てられた周波数帯域の無線信号を、アンテナを介して受信、増幅させる無線送受信部21aと、無線送受信部21aによって増幅された信号を、各セル4a,4b,4cに割り当てられたスクランブルコード(Scramble Code)等の拡散符号を用いて逆拡散する拡散/逆拡散部21bと、逆拡散された信号を物理チャネルのデジタルデータ列である受信データに復調する変復調部21cとを含んでいる。送受信手段21は、復調した受信データを音声処理部22、報知情報分離部23、及び呼出情報分離部24に出力する。また、変復調部21cは、音声処理部22から出力された送信用データ列を送信用信号に変調し、拡散/逆拡散部21bがその送信用信号を拡散処理した後、無線送受信部21aが拡散された信号を各基地局3a,3b,3cに送信する。
音声処理部22は、送受信手段21を介して通信相手先側から送られてきた受信データを音声信号に変換してスピーカSに出力すると共に、マイクMから入力された音声信号を送信用データ列に変換して、送受信手段21に出力する部分である。
報知情報分離部23は、送受信手段21から出力された受信データ中の特定の論理チャネルから、報知情報を分離して読み取る部分である。より詳細には、報知情報分離部23は、拡散/逆拡散部21bによって各セル4a,4b,4c毎に割り当てられたスクランブルコード、及び報知情報用のチャネライゼーションコード(Channelisation Code)の組合せである拡散符号を用いて逆拡散された受信データを受け取り、受け取った受信データ中の特定の論理チャネルから報知情報を分離する。
上記のようにして報知情報分離部23が読み取る報知情報には、報知情報を送信したセル4a,4b,4cに関するセル情報が含まれている。「セル情報」とは、セル内の基地局と無線で通信する際に必要な情報である。具体的には、このセル情報は、基地局から送信される無線信号の周波数帯域に関する周波数帯情報と、基地局毎に割り当てられたスクランブルコードと、通信相手先から呼び出しを受けるための論理チャネルであるPCCHに関するPCCH設定情報(呼出チャネル情報)とから構成されている。さらに、このPCCH設定情報は、PCCHが収容されている物理チャネルに関する物理チャネル情報、PCCHが収容されているトランスポートチャネルに関するトランスポートチャネル情報、及びそのPCCHを介して呼び出しを受ける時間間隔を示す受信周期情報(DRX)を含んでいる。併せて、報知情報には、セル4a,4b,4cの周辺セルに関する周波数帯情報及びスクランブルコードも含まれている。
また、報知情報分離部23は、読み取った報知情報の中からセル4a,4b,4cのいずれかのセル情報と、周辺セルに関する周波数帯情報及びスクランブルコードとを抽出して、それらを互いに関連づけて報知情報格納部28に格納する。図3には、在圏しているセルがセル4aの場合に、報知情報格納部28に格納されたデータの構成図を示す。同図に示すように、セル4aに関する周波数帯情報“#1”、スクランブルコード“#A”、物理チャネル情報“#xA”、トランスポートチャネル情報“#yA”、及び受信周期情報“#zA”が、セル4aを識別するセルID“IDA”に関連づけて格納される。さらに、セル4aの周辺セル4b,4cに関する周波数帯情報、及びスクランブルコードが、それぞれのセルID“IDB”“IDC”に関連づけて格納される。
図2に戻って、報知情報分離部23は、読み取った報知情報に含まれる在圏セル4a,4b,4cに関するPCCH設定情報を着信処理部25に出力する。
呼出情報分離部24は、報知情報分離部23によって読み取られた報知情報に含まれるセル情報に基づいて、在圏しているセル4a,4b,4cから定期的にPCCH(呼出チャネル)を受信し、PCCH中に含まれる呼出メッセージ(呼出情報)を受信する部分である。「呼出メッセージ」は、他の移動通信端末等の通信相手先から移動通信端末2に対して発呼が行われた場合に、移動通信ネットワーク側から通知される情報である。
より詳細には、呼出情報分離部24は、在圏セルに関するセル情報に含まれる周波数帯情報、スクランブルコード、及びチャネライゼーションコード等の物理チャネル情報を用いて送受信手段21によって逆拡散された受信データを受け取る。そして、呼出情報分離部24は、受け取った受信データから、セル情報に含まれるトランスポートチャネル情報を利用して、PCCHを分離して読み取る。この場合、呼出情報分離部24は、セル情報に含まれる受信周期情報の示す周期で、定期的にPCCHを受信するように動作する。また、呼出情報分離部24は、分離したPCCH中のデータを着信処理部25に出力する。
着信処理部25は、呼出情報分離部24から出力されたPCCH中のデータに含まれる呼出メッセージを用いて着信処理を実行する部分である。すなわち、着信処理部25は、呼出メッセージが移動通信端末2に対するページング(呼び出し)に該当する場合に、移動通信ネットワーク側への応答処理等の所定の着信処理を実施する。
品質測定部26は、在圏するセル4a,4b,4c及び周辺セルからの無線信号の受信品質を測定する部分である。より詳細には、品質測定部26は、報知情報格納部28に格納されたデータを読み出して、そのデータに含まれる在圏セル及び周辺セルに関する周波数情報及びスクランブルコードを用いて、送受信手段21を介して各セル4a,4b,4cから、パイロット信号を受信する。このパイロット信号は、各セル4a,4b,4cから送信される無線信号中のCPICH(Common Pilot Channel)と呼ばれる物理チャネルを用いて送信される信号である。この場合、品質測定部26は、在圏セルからのPCCHの受信タイミングと同期させて、つまり、在圏セルに関する受信周期情報の示す周期で定期的にパイロット信号を受信する。
また、品質測定部26は、各セル4a,4b,4cから受信したパイロット信号に基づいて、各セル4a,4b,4cから移動通信端末2に送信される無線信号の受信品質を測定する。品質測定部26が測定する品質パラメータは、パイロット信号の受信品質を表すものであれば特定のものには限られないが、例えば、CPICHを逆拡散処理する際の拡散符号での受信電力CPICH RSCP(Common Pilot Channel Received Signal Code Power)や、1チップ(chip)あたりの受信電力を周波数帯域の電力密度で除した値CPICH Ec/Noが好ましく用いられる。さらに、品質測定部26は、測定した各セル4a,4b,4cに関する受信品質を、呼出チャネル制御部27に出力する。
呼出チャネル制御部27は、品質測定部26から受け取った各セル4a,4b,4cの受信品質から、移動通信端末2の移動先セルを判定すると共に、その移動先セルに関するPCCH設定情報を予測して、移動先セルからのPCCH受信を開始するように制御する部分である。
すなわち、呼出チャネル制御部27は、各セル4a,4b,4cの品質パラメータに基づいて、在圏セルよりも受信品質の高い周辺セルを判定し、その周辺セルを移動通信端末2の移動先セルであると判断する。また、呼出チャネル制御部27は、報知情報格納部28に格納されているデータを読み出して、移動先セルに対応する周波数帯情報及びスクランブルコードを特定する。例えば、図3の例によれば、セル4bを移動先セルとして判定した場合は、セル4bに対応するセルID「IDB」に基づいて報知情報格納部28を参照して、そのセルID「IDB」に関連づけて格納されている周波数帯情報「#2」及びスクランブルコード「#B」を特定する。
また、呼出チャネル制御部27は、直前までPCCHを受信していた在圏セルに関するPCCH設定情報を、移動先セルのPCCH設定情報として予測する。そして、呼出チャネル制御部27は、上述のようにして特定した周波数帯情報及びスクランブルコードと、予測したPCCH設定情報を用いて、移動先セルからPCCHを受信するように、送受信手段21及び呼出情報分離部24を制御する。例えば、移動通信端末2がセル4aからセル4bへ移動した場合は、周波数帯情報「#2」、スクランブルコード「#B」、物理チャネル情報「#xA」、トランスポートチャネル情報「#yA」、及び受信周期情報「#zA」を用いて、PCCHの受信を制御する。
以下、本実施形態にかかる移動通信システム1の動作の説明に先立って、従来型の移動通信システムの動作概要について説明する。図10において、(a)は、同周波数帯のセルによって構成される移動通信システムにおいて、セル間を移動した場合の受信データのタイムチャート、(b)は、異周波数帯のセルによって構成される移動通信システムにおいて、同周波数帯のセル間を移動した場合の受信データのタイムチャート、(c)は、異周波数帯のセルによって構成される移動通信システムにおいて、異周波数帯のセル間を移動した場合の受信データのタイムチャートである。この場合、移動通信システムを構成するセルは、図1と同様に、セル4a,4b,4cからなるものとする。
図10(a)の例に示すように、同周波数帯のセルによって構成されている場合、DRX(受信周期情報)に該当する時刻T1〜T4において、在圏セル4aからのPCCH、及び各セル4a,4b,4cからのパイロット信号を含むデータD1aが受信される。その後、時刻T4におけるパイロット信号に基づいて周辺セル4bへの移動が検出されると、周辺セル4bから報知情報を含むデータD2bの受信が開始される。この場合、報知情報受信中のDRXに該当する時刻T5,T6においても、同周波数帯を用いて送信されるセル4aからのPCCHが継続的に受信される。報知情報が全て受信されると、その報知情報に含まれるセル4bに関するPCCH設定情報を用いて、時刻T7においてセル4bからのPCCH受信が開始される。
また、図10(b)の例に示すように、異周波数帯のセルによって構成されている場合、DRXに該当する各時刻T1〜T4において、在圏セル4aからのPCCHを含むデータD1aが受信された後、受信する無線信号の周波数帯を随時切り換えることによって、各セル4a,4b,4cからのパイロット信号を含むデータPが受信される。その後、時刻T4におけるパイロット信号に基づいて周辺セル4bへの移動が検出されると、周辺セル4bから報知情報を含むデータD2bの受信が開始される。この時、セル4aとセル4bとで用いられる周波数帯が同一であるので、報知情報受信中のDRXに該当する時刻T5,T6においても、同周波数帯を用いて送信されるセル4aからのPCCHが継続的に受信される。報知情報が全て受信されると、その報知情報に含まれるセル4bに関するPCCH設定情報を用いて、時刻T7においてセル4bからのPCCH受信が開始される。
一方、図10(c)の例に示すように、異周波数帯のセルによって構成されており、セル4aとセル4bに割り当てられた周波数帯が異なっている場合は、移動先セル4bからの報知情報受信中のDRXに該当する時刻T5,T6において、異周波数帯を用いて送信されるセル4aからのPCCHが受信できないこととなる。従って、従来型の移動通信システムにおいては、報知情報の情報量が多い場合、報知情報の受信に失敗してリトライ処理が起動された場合に、移動通信端末側でPCCHを受信できなくなる虞が生じる。
続いて、図4を参照して、本実施形態にかかる移動通信端末2の動作について説明し、併せて、本発明の実施形態にかかる着信処理方法について説明する。図4は、移動通信端末2の動作を示すフローチャートである。
まず、セル4a内の基地局3aの近傍に位置する移動通信端末2の電源がオンされると、送受信手段21の無線送受信部21aが立ち上がる(ステップS101)。そうすると、送受信手段21の無線送受信部21aが、セル4aからの無線信号の周波数帯をサーチして受信した後、拡散/逆拡散部21bによる逆拡散処理、変復調部21cの受信データへの復調処理を経て、報知情報分離部23によって報知情報が分離される(ステップS102)。そして、分離された報知情報に含まれるセル4aのセル情報と、その周辺セル4b,4cの周波数情報及びスクランブルコードとが報知情報格納部28に格納される(ステップS103)。
その後、呼出チャネル制御部27は、報知情報格納部28から在圏セル4aのセル情報を読み出す(ステップS104)。そして、呼出チャネル制御部27は、読み出したセル情報を用いて、DRXに該当する周期で定期的に、セル4aからのPCCHの受信開始を制御すると共に、着信処理部25が、そのPCCH中に含まれる呼出メッセージを用いて着信処理を実行する(ステップS105)。また、品質測定部26は、PCCHの受信と同期させたタイミングで、定期的に各セル4a,4b,4cからのパイロット信号の受信品質を測定する(ステップS106)。
このようにして測定された各セル4a,4b,4cに関する受信品質を用いて、呼出チャネル制御部27は、周辺セル4b,4cの受信品質が在圏セル4aの受信品質よりも高いか否かを判定する(ステップS107)。ここでは、例えば、周辺セル4b,4cに関して測定された受信電力CPICH RSCPが、在圏セル4aの受信電力CPICH RSCPより大きいか否かを判定する。判定の結果、周辺セル4b,4cの受信品質が在圏セル4aの受信品質よりも低い場合(ステップS107;NO)には、処理をステップS105に戻し、PCCH及びパイロット信号の受信を継続して行う。
一方、周辺セル4b,4cの受信品質が在圏セル4aの受信品質よりも高い場合(ステップS107;YES)には、呼出チャネル制御部27は、セル4aからのPCCHの受信を停止させる(ステップS108)。その後、呼出チャネル制御部27は、報知情報格納部28から、直前まで在圏していたセル4aに対応するPCCH設定情報を参照して、そのPCCH設定情報を移動先セル4bのPCCH設定情報として予測する(ステップS109)。さらに、呼出チャネル制御部27は、送受信手段21、呼出情報分離部24、及び報知情報分離部23に対して、移動先セル4bに対応する周波数帯情報及びスクランブルコードと予測したPCCH設定情報とを用いて、移動先セル4bからPCCHと報知情報とを同時に受信開始するように制御する(ステップS110)。この後、ステップS114による判定処理の前に、PCCHを介して呼出メッセージが受信された場合は、その呼出メッセージを保留する。
これに対して、報知情報分離部23によって報知情報の受信が完了すると、着信処理部25は、報知情報に含まれるセル4bに関するPCCH設定情報と、呼出チャネル制御部27において予測されたPCCH設定情報とが一致しているか否かを判定する(ステップS111)。判定の結果、PCCH設定情報が一致していない場合(ステップS111;NO)、着信処理部25は、保留されていた呼出メッセージを破棄するとともに、呼出チャネル制御部27は、報知情報に含まれるPCCH設定情報を、セル4bに関する真のPCCH設定情報として再設定する(ステップS112)。そして、呼出チャネル制御部27は、そのPCCH設定情報を用いてセル4bからPCCHを受信開始するよう制御する(ステップS113)。
一方、PCCH設定情報が一致している場合(ステップS111;YES)、着信処理部25は、呼出情報分離部24において受信された呼出メッセージが、移動通信端末2に対する呼び出しに該当するかを判定する(ステップS114)。判定の結果、移動通信端末2に対する呼び出しに該当しない場合(ステップS114;NO)、次のPCCHの受信周期まで待機する。これに対して、移動通信端末2に対する呼び出しに該当する場合(ステップS114;NO)、着信処理部25は、所定の着信処理を実行する(ステップS115)。
次に、図5を参照して、移動通信システム1において、移動通信端末2がセル4aからセル4bに向けて移動した場合の、受信データの経過について説明する。この場合、セル4a、セル4bにおいては異なる周波数帯が割り当てられているものとする。
同図に示されるように、DRXに該当する各時刻T1〜T4において、在圏セル4aからのPCCHを含むデータD1aが受信された後、受信する無線信号の周波数帯を随時切り換えることによって、各セル4a,4b,4cからのパイロット信号を含むデータPが受信される。その後、時刻T4におけるパイロット信号に基づいて周辺セル4bへの移動が検出されると、周辺セル4bから、報知情報を含むデータD2b、及びPCCHを含むデータD1bの受信が同時に開始される。この場合、報知情報受信中のDRXに該当する時刻T5,T6においても、セル4bから呼出メッセージが受信されうることを意味する。その後、報知情報が全て受信されると、その報知情報に含まれるセル4bに関するPCCH設定情報を参照することにより、PCCH設定情報の真偽が確認された後、時刻T7,T8においてセル4bからのPCCH受信が継続される。
以上説明した移動通信端末2及び移動通信端末2における着信処理方法によれば、在圏のセル4aから受信された信号を復調及び逆拡散した後に報知情報が分離され、その報知情報に含まれるPCCH設定情報に基づいて、所定のタイミングでPCCHが受信され、着信処理が行われる。また、報知情報に含まれる周辺セル4b,4cの周波数帯情報及びスクランブルコードに基づいて、周辺セル4b,4cからの信号の受信品質が測定され、その測定結果から移動先セル4bが判定される。さらに、移動先セル4bに関するPCCH設定情報が予測された後、予測されたPCCH設定情報を用いて移動先セル4bからのPCCHの受信が開始され、着信処理が行われる。これにより、移動先セルから報知情報を受信する前に、移動先セルからのPCCHの受信が開始され、使用周波数帯域の異なるセル間を移動した場合であっても、呼出メッセージを継続して受信して着信させることができる。
また、移動先セル4bに関するPCCH設定情報を、直前まで在圏していたセル4aのPCCH設定情報から予測するので、簡易にPCCH設定情報を予測することができる。
さらに、移動先セル4bからのPCCHの受信開始後に、PCCH設定情報が移動先セル4bから受信されたものと一致する場合に着信処理を行うので、PCCH設定情報の予測に起因する、呼び出しに対する誤動作を防止することができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、本発明による移動通信端末の第2実施形態を示す概略構成図である。なお、本実施形態における移動通信端末102の第1実施形態との主な相違点は、PCCH設定情報の予測を、移動通信端末102における報知情報の過去の受信履歴から行う点である。以下、本実施形態にかかる移動通信端末102の構成要素における第1実施形態との相違点について詳述する。
報知情報分離部123は、在圏セル4a,4b,4cに関するセル情報を報知情報格納部28に格納する際に、そのセル情報を、セル情報格納部129に併せて蓄積して格納する。図7には、このようにしてセル情報格納部129に格納されたデータの構成図を示す。同図に示すように、移動通信端末102が過去に在圏していたセルを特定するセルID“IDA”〜“IDD”と、それらのセルに関する周波数帯情報、スクランブルコート、及びPCCH設定情報とが、それぞれ、関連づけて格納されている。
呼出チャネル制御部127は、移動先セルとして判定したセルに関する周波数情報及びスクランブルコードに基づいて、セル情報格納部129を参照して、その周波数情報及びスクランブルコードに対応付けられているPCCH設定情報を読み出して、移動先セルのPCCH設定情報として予測する。例えば、図7の例によれば、移動通信端末102がセル4aからセル4bへ移動した場合、セル4bの周波数帯情報「#2」、及びスクランブルコード「#B」に関連づけられている、物理チャネル情報「#xB」、トランスポートチャネル情報「#yB」、及び受信周期情報「#zB」を、移動先セル4bのPCCH設定情報として予測する。
次に、図8及び図9を参照しながら移動通信端末102の動作について説明するとともに、併せて移動通信端末102における着信処理方法について詳述する。図8及び図9は、移動通信端末102の動作を示すフローチャートである。なお、図8におけるステップS201〜S202、ステップS204〜S208の各処理は、第1実施形態において詳述したステップS101〜S102、ステップS104〜108の各処理(図4参照)と、それぞれ同一であるので、第1実施形態とは異なるステップS203,S209〜S219の処理について説明する。
図8を参照して、ステップS203では、報知情報分離部123によって分離された報知情報に含まれるセル4aのセル情報が、セル情報格納部129に蓄積格納される。
呼出チャネル制御部127が、セル4aからセル4bへの移動を検出した後、セル4bに対応する周波数帯情報及びスクランブルに基づいて、セル情報格納部129からセル4bに関するPCCH設定情報を検索する(ステップS209)。
図9に移って、呼出チャネル制御部127は、セル情報格納部129においてセル4bに関するPCCH設定情報が存在しているか否かを判定する(ステップS210)。判定の結果、セル4bに関するPCCH設定情報が存在しない場合(ステップS210;NO)、呼出チャネル制御部127は、移動先セル4bから報知情報を受信するように制御する(ステップS211)。その後、報知情報の受信が完了すると、報知情報分離部123によって、その報知情報の中からセル4bに関するPCCH設定情報が抽出される(ステップS212)。そして、呼出チャネル制御部127は、抽出されたPCCH設定情報を用いてPCCHの受信を開始するように制御する(ステップS213)。
一方、セル情報格納部129においてセル4bに関するPCCH設定情報が存在している場合(ステップS210;YES)、移動先セル4bに対応する周波数帯情報及びスクランブルコードと格納されているPCCH設定情報とを用いて、移動先セル4bからPCCHと報知情報とを同時に受信開始するように制御する(ステップS214)。この後、ステップS218による判定処理の前に、PCCHを介して呼出メッセージが受信された場合は、その呼出メッセージを保留する。
これに対して、報知情報分離部123によって報知情報の受信が完了すると、着信処理部25は、報知情報に含まれるセル4bに関するPCCH設定情報と、呼出チャネル制御部127において予測されたPCCH設定情報とが一致しているか否かを判定する(ステップS215)。判定の結果、PCCH設定情報が一致していない場合(ステップS215;NO)、着信処理部25は、保留されていた呼出メッセージを破棄するとともに、呼出チャネル制御部127は、報知情報に含まれるPCCH設定情報を、セル4bに関する真のPCCH設定情報として再設定する(ステップS216)。そして、呼出チャネル制御部127は、そのPCCH設定情報を用いてセル4bからPCCHを受信開始するよう制御する(ステップS217)。
一方、PCCH設定情報が一致している場合(ステップS215;YES)、着信処理部25は、呼出情報分離部24において受信された呼出メッセージが、移動通信端末102に対する呼び出しに該当するかを判定する(ステップS218)。判定の結果、移動通信端末102に対する呼び出しに該当しない場合(ステップS218;NO)、次のPCCHの受信周期まで待機する。これに対して、移動通信端末102に対する呼び出しに該当する場合(ステップS218;NO)、着信処理部25は、所定の着信処理を実行する(ステップS219)。
以上説明した移動通信端末102、及び移動通信端末102における着信処理方法によれば、過去に移動したセルに関するPCCH設定情報のうちから、移動先セル4bの周波数情報及びスクランブルコードと一致するものを、移動先セル4bに関するPCCH設定情報として予測するので、より高い確度で移動先セルからの呼出情報を受信することができる。
なお、本発明は上述した各実施形態に限定されるものではない。例えば、移動通信端末2,102においては、移動先セル4bに関するPCCH設定情報を予測した後に、移動先セル4bからの報知情報に含まれるPCCH設定情報に基づいて真偽を確認すること無く、着信処理を実行するようにしてもよい。
また、移動通信端末102においては、セル情報格納部129において移動先セルに対応するセル情報が存在しない場合は、移動先セルから報知情報を受信するように動作しているが、これば、移動通信端末2のように、直前まで在圏していたセルに関するPCCH設定情報を用いてPCCHを受信するようにしてもよい。
また、移動通信端末2,102においては、過去に受信した報知情報の履歴情報を格納しておいて、セル間を移動時に移動先セルの報知情報を受信する場合には、移動先セルから報知情報の一部分を受信した後に、履歴情報から移動先セルの報知情報を検索するようにしてもよい。こうすれば、報知情報の受信時間を短縮して、呼び出しに対するより迅速な処理が可能となる。
本発明にかかる移動通信システムの好適な一実施形態を示すシステム構成図である。 図1の移動通信端末の第1実施形態を示す概略構成図である。 図2の報知情報格納部に格納されたデータの構成図である。 図2の移動通信端末の動作を示すフローチャートである。 図1の移動通信システムにおいて、セル間を移動した場合の受信データのタイムチャートである。 図1の移動通信端末の第2実施形態を示す概略構成図である。 図6のセル情報格納部に格納されたデータの構成図である。 図6の移動通信端末の動作を示す第1のフローチャートである。 図6の移動通信端末の動作を示す第2のフローチャートである。 (a)は、同周波数帯セルを有する移動通信システムにおいて、セル間を移動した場合の受信データのタイムチャート、(b)は、異周波数帯セルを有する移動通信システムにおいて、同周波数帯セル間を移動した場合の受信データのタイムチャート、(c)は、異周波数帯セルを有する移動通信システムにおいて、異周波数帯セル間を移動した場合の受信データのタイムチャートである。
符号の説明
1…移動通信システム、2,102…移動通信端末、3a,3b,3c…基地局、4a,4b,4c…セル、21…送受信手段、21a…無線送受信部、21b…拡散/逆拡散部、21c…変復調部、22…音声処理部、23,123…報知情報分離部、24…呼出情報分離部、25…着信処理部、26…品質測定部、27,127…呼出チャネル制御部、28…報知情報格納部、129…セル情報格納部、M…マイク、S…スピーカ。

Claims (6)

  1. 在圏セルから信号を受信して、前記信号を復調及び逆拡散することにより受信データを出力する送受信手段と、
    前記送受信手段から出力された受信データから、報知情報を分離して読み取る報知情報分離手段と、
    前記報知情報に含まれる呼出チャネル情報に基づいて、所定のタイミングで前記受信データから、呼出情報を分離して読み取る呼出情報分離手段と、
    前記呼出情報分離手段によって読み取られた呼出情報を用いて着信処理を行う着信処理手段と、
    前記報知情報に含まれる、前記在圏セルの周辺セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に基づいて、所定のタイミングで前記周辺セルからの信号の受信品質を測定する品質測定手段と、
    前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記移動先セルに移動する前に受信した呼出チャネル情報に基づいて前記移動先セルの呼出チャネル情報を予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する呼出チャネル制御手段とを備え、
    前記報知情報分離手段は、前記移動先セルからの呼出情報の受信の開始の際に、前記移動先セルからの報知情報を分離して読み取り、
    前記着信処理手段は、前記報知情報分離手段が分離して読み取った前記報知情報に含まれる前記移動先セルに関する呼出チャネル情報と、前記呼出情報の受信を開始するために用いられた前記予測された呼出チャネル情報とが一致する場合に、着信処理を行う、
    ことを特徴とする移動通信端末。
  2. 前記呼出チャネル制御手段は、前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記在圏セルの呼出チャネル情報を前記移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
  3. 前記報知情報に含まれる、前記在圏セルに関する周波数情報、拡散符号情報、及び呼出チャネル情報を蓄積して格納するセル情報格納手段を更に備え、
    前記呼出チャネル制御手段は、前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記移動先セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に対応する呼出チャネル情報を前記セル情報格納手段から読み出して、該読み出した呼出チャネル情報を前記移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する、
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
  4. 送受信手段が、在圏セルから信号を受信して、前記信号を復調及び逆拡散することにより受信データを出力する送受信ステップと、
    報知情報分離手段が、前記送受信ステップで出力された受信データから、報知情報を分離して読み取る報知情報分離ステップと、
    呼出情報分離手段が、前記報知情報に含まれる呼出チャネル情報に基づいて、所定のタイミングで前記受信データから、呼出情報を分離して読み取る呼出情報分離ステップと、
    着信処理手段が、前記呼出情報分離ステップにおいて読み取られた呼出情報を用いて着信処理を行う第1の着信処理ステップと、
    品質測定手段が、前記報知情報に含まれる、前記在圏セルの周辺セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に基づいて、所定のタイミングで前記周辺セルからの信号の受信品質を測定する品質測定ステップと、
    呼出チャネル制御手段が、前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記移動先セルに移動する前に受信した呼出チャネル情報に基づいて前記移動先セルの呼出チャネル情報を予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する呼出チャネル制御ステップと、
    報知情報分離手段が、前記移動先セルからの呼出情報の受信の開始の際に、前記移動先セルからの報知情報を分離して読み取る報知情報分離ステップと、
    前記着信処理手段が、前記報知情報分離ステップにて分離して読み取られた前記報知情報に含まれる前記移動先セルに関する呼出チャネル情報と、前記呼出情報の受信を開始するために用いられた前記予測された呼出チャネル情報とが一致する場合に、着信処理を行う第2の着信処理ステップと、
    を備えることを特徴とする着信処理方法。
  5. 前記呼出チャネル制御ステップでは、前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記在圏セルの呼出チャネル情報を前記移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する、
    ことを特徴とする請求項4記載の着信処理方法。
  6. セル情報格納手段が、前記報知情報に含まれる、前記在圏セルに関する周波数情報、拡散符号情報、及び呼出チャネル情報を蓄積して格納するセル情報格納ステップを更に備え、
    前記呼出チャネル制御ステップでは、前記受信品質に基づいて、前記周辺セルのうちから移動先セルを判定すると共に、前記移動先セルに関する周波数情報及び拡散符号情報に対応する呼出チャネル情報を前記セル情報格納手段から読み出して、該読み出した呼出チャネル情報を前記移動先セルの呼出チャネル情報として予測した後に、前記移動先セルに対応する周波数情報及び拡散符号情報と前記予測した呼出チャネル情報とに基づいて、前記移動先セルからの呼出情報の受信を開始するように制御する、
    ことを特徴とする請求項4記載の着信処理方法。
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