JP2016513651A5 - - Google Patents
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Description
1つの態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)50〜75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、20〜45モル%のコレステロール、および2〜8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
第二の態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)50〜65モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、30〜45モル%のコレステロール、および2〜8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約65:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
別の態様において、本発明は、がんを処置する方法を提供する。該方法は、本発明の組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む。
本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、がんの処置用の組成物。
(項目2)
前記ホスファチジルコリン脂質が、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目3)
前記ホスファチジルコリン脂質がPOPCである、項目1に記載の組成物。
(項目4)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCおよびDPPCを含む、項目1に記載の組成物。
(項目5)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCである、項目1に記載の組成物。
(項目6)
前記PEG−脂質が、ジアシル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)]、N−アシル−スフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)]}、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目7)
前記PEG−脂質が、ジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)およびジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000](DSPE−PEG−5000)よりなる群から選択される、項目6に記載の組成物。
(項目8)
前記双性イオン性リポソームが、約40〜50モル%のDSPC、約15〜25モル%のDPPC、約25〜35モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目9)
前記双性イオン性リポソームが、約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目10)
前記双性イオン性リポソームが、約55〜75モル%のDSPC、約20〜40モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目11)
前記双性イオン性リポソームが、約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目12)
前記双性イオン性リポソームが、約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目13)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目14)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目15)
前記双性イオン性リポソームが、約75〜約125nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目16)
前記双性イオン性リポソームが、約90nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目17)
前記双性イオン性リポソームが、
a)前記ホスファチジルコリン脂質、前記コレステロール、前記PEG−脂質、およびC1−4アルカノールおよびC1−4アルカノール/水混合物よりなる群から選択される溶媒を含む脂質溶液を形成し;
b)該脂質溶液を水性緩衝液と混合して、多層小胞(MLV)を形成し;
c)該MLVを多孔性フィルターを通して押し出して、小型単層小胞(SUV)を形成し;
それにより、前記双性イオン性リポソームを形成することを含む方法によって調製される、項目1に記載の組成物。
(項目18)
前記シスプラチンの封入が、前記MLVの形成中に前記水性緩衝液中に前記シスプラチンを含ませ、封入されていないシスプラチンを除去することによって行われる、項目17に記載の組成物。
(項目19)
前記方法が、さらに;
d)前記双性イオン性リポソームを滅菌濾過すること
を含む、項目17に記載の組成物。
(項目20)
がんを処置する方法であって、該方法が、項目1に記載の組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む方法。
(項目21)
前記組成物が:
a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記組成物が:
a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記組成物が:
a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、がんの処置用の組成物。
(項目2)
前記ホスファチジルコリン脂質が、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目3)
前記ホスファチジルコリン脂質がPOPCである、項目1に記載の組成物。
(項目4)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCおよびDPPCを含む、項目1に記載の組成物。
(項目5)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCである、項目1に記載の組成物。
(項目6)
前記PEG−脂質が、ジアシル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)]、N−アシル−スフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)]}、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目7)
前記PEG−脂質が、ジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)およびジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000](DSPE−PEG−5000)よりなる群から選択される、項目6に記載の組成物。
(項目8)
前記双性イオン性リポソームが、約40〜50モル%のDSPC、約15〜25モル%のDPPC、約25〜35モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目9)
前記双性イオン性リポソームが、約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目10)
前記双性イオン性リポソームが、約55〜75モル%のDSPC、約20〜40モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目11)
前記双性イオン性リポソームが、約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目12)
前記双性イオン性リポソームが、約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目13)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目14)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目15)
前記双性イオン性リポソームが、約75〜約125nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目16)
前記双性イオン性リポソームが、約90nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目17)
前記双性イオン性リポソームが、
a)前記ホスファチジルコリン脂質、前記コレステロール、前記PEG−脂質、およびC1−4アルカノールおよびC1−4アルカノール/水混合物よりなる群から選択される溶媒を含む脂質溶液を形成し;
b)該脂質溶液を水性緩衝液と混合して、多層小胞(MLV)を形成し;
c)該MLVを多孔性フィルターを通して押し出して、小型単層小胞(SUV)を形成し;
それにより、前記双性イオン性リポソームを形成することを含む方法によって調製される、項目1に記載の組成物。
(項目18)
前記シスプラチンの封入が、前記MLVの形成中に前記水性緩衝液中に前記シスプラチンを含ませ、封入されていないシスプラチンを除去することによって行われる、項目17に記載の組成物。
(項目19)
前記方法が、さらに;
d)前記双性イオン性リポソームを滅菌濾過すること
を含む、項目17に記載の組成物。
(項目20)
がんを処置する方法であって、該方法が、項目1に記載の組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む方法。
(項目21)
前記組成物が:
a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記組成物が:
a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
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前記組成物が:
a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
III.本発明の実施態様
リポソーム
1つの態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
リポソーム
1つの態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
別の態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)約50モル%〜約65モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約30モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約65:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
一般に、本発明の組成物は、治療上有効投与量のシスプラチンを好都合な投与体積で被験体に送達することができるような量のリポソームに封入したシスプラチンを含有する。所定の製剤のシスプラチン含有量は、絶対濃度(例えば、mg/mL)として、またはリポソーム中の脂質に対する相対的な量として表すことができる。一般に、全脂質重量対シスプラチン重量の比は、約40:1〜約95:1である。いくつかの実施態様において、全脂質重量対シスプラチン重量の比は、約65:1〜約95:1である。脂質:シスプラチン比は、例えば、40:1、45:1、50:1、55:1、60:1、65:1、70:1、75:1、80:1、85:1、90:1、または95:1であり得る。いくつかの実施態様において、本発明の組成物は、全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有するリポソームを含む。いくつかの実施態様において、本発明の組成物は、全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有するリポソームを含む。
がんを処置する方法
別の実施態様において、本発明は、がんを処置する方法を提供する。該方法は、上記のリポソームシスプラチンを含有する組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約65モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約30モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約65:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPC−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。
別の実施態様において、本発明は、がんを処置する方法を提供する。該方法は、上記のリポソームシスプラチンを含有する組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約65モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約30モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約65:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPC−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。
Claims (25)
- (a)約55モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、がんの処置用の組成物であって、
該組成物は、約10mg/kgより高い最大耐性用量および/または1μgのDNA当たり約20pgのPtより高いピークDNA/白金(Pt)付加物値を有する、組成物。 - 前記ホスファチジルコリン脂質が、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)よりなる群から選択される、請求項1記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がPOPCである、請求項1に記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCおよびDPPCを含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCである、請求項1に記載の組成物。
- 前記PEG−脂質が、ジアシル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)]、N−アシル−スフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)]}、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
- 前記PEG−脂質が、ジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)およびジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000](DSPE−PEG−5000)よりなる群から選択される、請求項6に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約40〜50モル%のDSPC、約15〜25モル%のDPPC、約25〜35モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約55〜75モル%のDSPC、約20〜40モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜90:1である、請求項1記載の組成物。
- 前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1である、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約75〜約125nmの平均粒径(体積平均)を有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約90nmの平均粒径(体積平均)を有する、請求項1に記載の組成物。
- 請求項1に記載の組成物を調製するための方法であって、
前記双性イオン性リポソームが、
a)前記ホスファチジルコリン脂質、前記コレステロール、前記PEG−脂質、ならびにC1−4アルカノールおよびC1−4アルカノール/水混合物よりなる群から選択される溶媒を含む脂質溶液を形成し;
b)該脂質溶液を水性緩衝液と混合して、多層小胞(MLV)を形成し;
c)該MLVを多孔性フィルターを通して押し出して、小型単層小胞(SUV)を形成し;
それにより、前記双性イオン性リポソームを形成することを含む工程によって調製される、方法。 - 前記シスプラチンの前記双性イオン性リポソームによる封入が、前記MLVの形成中に前記水性緩衝液中に前記シスプラチンを含ませ、封入されていないシスプラチンを除去することによって行われる、請求項17に記載の方法。
- 前記方法が、さらに;
d)前記双性イオン性リポソームを滅菌濾過する工程
を含む、請求項17に記載の方法。 - がんを処置するための医薬の製造における、請求項1に記載の組成物の使用。
- 前記組成物が:
a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 前記組成物が:
a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 前記組成物が:
a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 約10mg/kgより高い最大耐性用量および1μgのDNA当たり約20pgのPtより高いピークDNA/白金(Pt)付加物値を有する、請求項1に記載の組成物。
- 平均腫瘍体積を減少させる、シスプラチンよりも高いイン・ビボ有効性を有する、請求項1に記載の組成物。
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