JP6077710B2 - がん療法のためのリポソームシスプラチン組成物 - Google Patents
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Description
本出願は、2013年3月13日に出願された米国仮特許出願第61/780,272号に対する優先権の利益を請求し、その内容は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
適用されず
「配列表」、表、またはコンパクトディスクで提出されたコンピュータプログラム一覧の添付書類に対する言及
適用されず
白金ベースの薬物(または「プラチン」)は効果的な抗がん薬物であり、がん細胞におけるDNAおよびRNA合成を遮断するDNA付加物を形成し、アポトーシスを誘導する。シスプラチン、カルボプラチン、およびオキサリプラチンは、卵巣、肺、結腸直腸、精巣、膀胱、胃、メラノーマ、および頭頸部がんを含めた、多数の固形腫瘍を処置するために用いられる主要なプラチンである。しかしながら、プラチンの主な欠点は毒性である。一般的な副作用は、腎臓および神経の損傷、ハイエンドの(high−end)聴力喪失、長期間の吐き気、および嘔吐を含む。
既知の製剤の欠点を考えると、既存のリポソームおよび非リポソームプラチン治療剤と比較して改善された特性を備えたリポソームシスプラチンを開発することが望ましい。有効性と安全性とが均衡しており、標的とするがん細胞に対するシスプラチンの生物学的利用性を改善する製剤に対する要望が存在する。本発明は、これらおよび他の要望に取り組む。
本発明は、例えば、以下の項目も提供する。
(項目1)
(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、がんの処置用の組成物。
(項目2)
前記ホスファチジルコリン脂質が、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目3)
前記ホスファチジルコリン脂質がPOPCである、項目1に記載の組成物。
(項目4)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCおよびDPPCを含む、項目1に記載の組成物。
(項目5)
前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCである、項目1に記載の組成物。
(項目6)
前記PEG−脂質が、ジアシル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)]、N−アシル−スフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)]}、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、項目1に記載の組成物。
(項目7)
前記PEG−脂質が、ジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)およびジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000](DSPE−PEG−5000)よりなる群から選択される、項目6に記載の組成物。
(項目8)
前記双性イオン性リポソームが、約40〜50モル%のDSPC、約15〜25モル%のDPPC、約25〜35モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目9)
前記双性イオン性リポソームが、約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目10)
前記双性イオン性リポソームが、約55〜75モル%のDSPC、約20〜40モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目11)
前記双性イオン性リポソームが、約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目12)
前記双性イオン性リポソームが、約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、項目1に記載の組成物。
(項目13)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目14)
前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1である、項目1に記載の組成物。
(項目15)
前記双性イオン性リポソームが、約75〜約125nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目16)
前記双性イオン性リポソームが、約90nmの平均粒径(体積平均)を有する、項目1に記載の組成物。
(項目17)
前記双性イオン性リポソームが、
a)前記ホスファチジルコリン脂質、前記コレステロール、前記PEG−脂質、およびC1−4アルカノールおよびC1−4アルカノール/水混合物よりなる群から選択される溶媒を含む脂質溶液を形成し;
b)該脂質溶液を水性緩衝液と混合して、多層小胞(MLV)を形成し;
c)該MLVを多孔性フィルターを通して押し出して、小型単層小胞(SUV)を形成し;
それにより、前記双性イオン性リポソームを形成することを含む方法によって調製される、項目1に記載の組成物。
(項目18)
前記シスプラチンの封入が、前記MLVの形成中に前記水性緩衝液中に前記シスプラチンを含ませ、封入されていないシスプラチンを除去することによって行われる、項目17に記載の組成物。
(項目19)
前記方法が、さらに;
d)前記双性イオン性リポソームを滅菌濾過すること
を含む、項目17に記載の組成物。
(項目20)
がんを処置する方法であって、該方法が、項目1に記載の組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む方法。
(項目21)
前記組成物が:
a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
(項目22)
前記組成物が:
a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
(項目23)
前記組成物が:
a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、項目20に記載の方法。
本発明は、がん療法用のリポソームシスプラチン組成物に関する。本明細書に記載されるリポソーム組成物は、ホスファチジルコリン、コレステロール、ポリエチレングリコール(PEG)コンジュゲート化脂質、および封入したシスプラチンより実質的になる。当業者であれば、該組成物は、しばしば、封入媒体または緩衝液、および外部媒体を含むと認識する。該組成物を調製する方法および該組成物でのがんの処置も記載される。該組成物は、がん細胞において細胞内シスプラチンの生物学的利用性を増強し、がん処置のための全体的な安全性を改善するために特に有用である。該組成物は、がんを予防し、制御し、多数の利点を患者および臨床家に提供するために広く適用可能である。
本明細書中で用いる場合、用語「リポソーム」は、脂質二重層によって包まれたあらゆる区画を含む。用語リポソームは、単一の脂質二重層よりなり、一般には、約20〜約400nmの範囲の直径を有する単層小胞を含む。リポソームは、一般に、1〜10μmの範囲の直径を有する多層であってもよい。いくつかの実施態様において、リポソームは、多層小胞(MLV;大きさは約1μm〜約10μm)、大型単層小胞(LUV;大きさは数百ナノメートル〜約10μm)、および小型単層小胞(SUV;大きさは約20nm〜約200nm)を含むことができる。
リポソーム
1つの態様において、本発明は、がんの処置用の組成物を提供する。該組成物は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含む。
リポソームは、当業者に知られた多数の技術を用いて調製し、シスプラチンを負荷することができる。脂質小胞は、例えば、(適切な容器中の脂質と有機溶媒との混合物の蒸発によって調製された)乾燥した脂質フィルムを水または水性緩衝液で水和することによって調製することができる。脂質フィルムの水和は、典型的には、多層小胞(MLV)の懸濁液をもたらす。別法として、MLVは、C1−4アルカノールなどの適切な溶媒中の脂質の溶液を水または水性緩衝液で希釈することによって形成することができる。単層小胞は、超音波処理、または規定された細孔径を持つ膜を通す押出しによってMLVから形成することができる。シスプラチンの封入は、MLV形成中にフィルム水和または脂質希釈に用いられる水溶液に薬物を含めることによって行うことができる。シスプラチンは、予め形成された小胞に封入することもできる。
いくつかの実施態様において、本発明の組成物は、上記のリポソームおよび生理学的に(すなわち、薬学的に)許容され得る担体を含むことができる。用語「担体」とは、リポソームシスプラチンのための希釈剤またはビークルとして用いられる典型的には不活性な物質をいう。該用語は、粘着性の性質を組成物に付与する典型的には不活性な物質も含む。典型的には、生理学的に許容され得る担体は、液体形態で存在する。液体担体の例としては、生理食塩水、リン酸緩衝液、規定濃度の緩衝化食塩水(135〜150mM NaCl)、水、緩衝化水、0、4%食塩水、0.3%グリシン、0.3Mスクロース(および他の炭水化物)、安定性の増強を提供するための糖タンパク質(例えば、アルブミン、リポタンパク質、グロブリン等)等が挙げられる。生理学的に許容され得る担体は、部分的には、投与される特定の組成物によって、ならびに組成物を投与するのに用いられる特定の方法によって決定されるので、本発明の医薬組成物の多種多様な適切な製剤がある(例えば、Remington’s Pharmaceutical Sciences、第17版、1989参照)。
別の実施態様において、本発明は、がんを処置する方法を提供する。該方法は、上記のリポソームシスプラチンを含有する組成物を、投与を必要とする被験体に投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、(a)約50モル%〜約65モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約30モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約65:1〜約95:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC;約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPC−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。いくつかの実施態様において、該方法は、a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;およびb)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、リポソームに封入したシスプラチンを含有する組成物を投与することを含む。
ストロメリシン阻害剤、スルフィノシン、スロフェヌル(sulofenur)、超活性血管作用性腸ペプチドアンタゴニスト、スラジスタ、スラミン、スワインソニン、合成グリコサミノグリカン、タリソマイシン、タリムスチン、タモキシフェンメチオダイド、タウロムスチン、タザロテン、テコガランナトリウム、テガフール、テルラピリリウム、テロメラーゼ阻害剤、塩酸テロキサントロン、テモポルフィン、テモゾロミド、テニポシド、テロキシロン、テストラクトン、テトラクロロデカオキシド、テトラゾミン、サリブラスチン、サリドマイド、チアミプリン、チオコラリン、チオグアニン、チオテパ、トロンボポエチン、トロンボポエチンミメティック、チマルファシン、チモポエチン受容体アゴニスト、チモトリナン、甲状腺刺激ホルモン、チアゾフリン、スズエチルエチオプルプリン、チラパザミン、二塩化チタノセン、塩酸トポテカン、トプセンチン、トレミフェン、クエン酸トレミフェン、全能性幹細胞因子、翻訳阻害剤、酢酸トレストロン、トレチノイン、トリアセチルウリジン、トリシリビン、リン酸トリシリビン、トリメトトレキセート、グルクロン酸トリメトトレキセート、トリプトレリン、トロピセトロン、塩酸ツブロゾール、ツロステリド、チロシンキナーゼ阻害剤、チルフォスチン、UBC阻害剤、ウベニメクス、ウラシルマスタード、ウレデパ、尿生殖洞由来成長阻害因子、ウロキナーゼ受容体アンタゴニスト、バプレオチド、バリオリンB、ベラレソール、ベラミン、ベルジン、ベルテポルフィン、硫酸ビンブラスチン、硫酸ビンクリスチン、ビンデシン、硫酸ビンデシン、硫酸ビネピジン、硫酸ビングリシネート、硫酸ビンロイロシン、ビノレルビン、酒石酸ビノレルビン、硫酸ビンロシジン、ビンキサルチン、硫酸ビンゾリジン、ビタキシン、ボロゾール、ザノテロン、ゼニプラチン、ジラスコルブ、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマー、または塩酸ゾルビシンを含むことができる。いくつかの実施態様においては、該方法はフルオロウラシル、ロイコボリン、およびそれらの混合物から選択される薬物の投与を含むことができる。
実施例1 リポソームシスプラチン組成物を調製するための一般的な方法
リポソーム中へのシスプラチンの封入は、溶媒希釈法によって行った。脂質混合物(変化する脂質比の500mgの部分)を、1mLのt−BuOH/EtOH(1/1、v/v比)、またはt−BuOH/EtOH/水(49/49/2 v/v比)に溶解させ、透明になるまで70℃で加熱した。90mgのシスプラチンを9mLの緩衝液(145mM NaCl、10mMヒスチジン緩衝液pH6.5)中に70℃で溶解させた。脂質溶液を、迅速に混合しながら、シスプラチン溶液に加えて、多層小胞(MLV)を形成した。70℃まで加熱したLIPEXTM押出機(Northern Lipid Inc.)を用いて、MLVを2つの重ねた80nmポリカーボネートフィルターに通した。小胞の大きさおよびサイズ分布を、それぞれ通過させた後、準弾性光散乱の原理(QELS)に基づいて粒径アナライザーを用いて決定し、90〜120nmの体積平均径に到達した後に押出しを停止した。押出しに続いて、リポソームを冷(2〜15℃)145mM NaClで10倍希釈した。この工程は、シスプラチンの濃度を低下させ、シスプラチンの沈殿の形成を防止する。加えて、この工程は、溶媒濃度を低下させる。溶媒濃度を低下させなければシスプラチンの小胞からの放出を促進し得る。
DSPC、コレステロール、およびDSPE−PEG(2000、または5000)を含有する一連のリポソームを調製した。DSPC/コレステロールの比を55/45(モル%)に固定し、PEG化脂質は、各々、0、5、10、20、30モル%の全脂質組成物であった。リポソーム組成物を表1に示す。低温TEM画像を以下の図1、2、および3に示す。これらの画像は、リポソームの形態が、リポソーム中のPEG化脂質のレベルによって異なることを明瞭に示す。約5モル%を超えると、本質的には、リポソームは不安定であり、大きな円盤状の粒子が形成された。7モル%よりも大きなレベルは、特に高い形態学的不均一性をもたらした。
上記の方法に従って一連の14のリポソーム試料を調製した。リポソーム組成物を表2に列挙する。比較の目的で、試料1を米国特許第6,126,966号の実施例5(SPI−077組成物)に従って調製した。試料3、4、14および10を、0モル%〜40モル%の範囲であるコレステロールレベルで、DSPCリン脂質を用いて調製した。DSPCとDPPCとの二元混合物を試料5〜9で用いた。試料5、6、および7は、より高いコレステロールレベル(30〜40モル%)を有し、試料8〜9は、より低いコレステロールレベル(10〜20モル%)を有した。試料10を、HSPCが用いられた試料1および2との具体的な比較のために、主要なリン脂質成分としてDSPCを用いて調製した。試料11および12を、主要なリン脂質成分としてDPPCおよびDMPCを用いて調製し、ここで、DMPCは14個の炭素原子の脂肪酸鎖を有する。試料13は、主要なリン脂質成分としてPOPCを用いており、そこでは、脂肪酸鎖は飽和および不飽和脂肪酸を含有する。
本実施例は、実施例2において表2に与えられたリポソーム組成物の中で、試料7、13、および14の優れた有効性および安全性を説明する。
Claims (25)
- (a)約55モル%〜約75モル%のホスファチジルコリン脂質またはホスファチジルコリン脂質の混合物、約20モル%〜約45モル%のコレステロール、および約2モル%〜約8モル%のPEG−脂質より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
(b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約95:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、がんの処置用の組成物であって、
該組成物は、約10mg/kgより高い最大耐性用量および/または1μgのDNA当たり約20pgのPtより高いピークDNA/白金(Pt)付加物値を有する、組成物。 - 前記ホスファチジルコリン脂質が、パルミトイルオレオイルホスファチジルコリン(POPC)、ジステアロイルホスファチジルコリン(DSPC)、ジミリストイルホスファチジルコリン(DMPC)およびジパルミトイルホスファチジルコリン(DPPC)よりなる群から選択される、請求項1記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がPOPCである、請求項1に記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCおよびDPPCを含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記ホスファチジルコリン脂質がDSPCである、請求項1に記載の組成物。
- 前記PEG−脂質が、ジアシル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)]、N−アシル−スフィンゴシン−1−{スクシニル[メトキシ(ポリエチレングリコール)]}、およびそれらの混合物よりなる群から選択される、請求項1に記載の組成物。
- 前記PEG−脂質が、ジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−2000](DSPE−PEG−2000)およびジステアロイル−ホスファチジルエタノールアミン−N−[メトキシ(ポリエチレングリコール)−5000](DSPE−PEG−5000)よりなる群から選択される、請求項6に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約40〜50モル%のDSPC、約15〜25モル%のDPPC、約25〜35モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約55〜75モル%のDSPC、約20〜40モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)を含む、請求項1に記載の組成物。
- 前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜90:1である、請求項1記載の組成物。
- 前記全脂質重量対シスプラチン重量の比が約90:1である、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約75〜約125nmの平均粒径(体積平均)を有する、請求項1に記載の組成物。
- 前記双性イオン性リポソームが、約90nmの平均粒径(体積平均)を有する、請求項1に記載の組成物。
- 請求項1に記載の組成物を調製するための方法であって、
前記双性イオン性リポソームが、
a)前記ホスファチジルコリン脂質、前記コレステロール、前記PEG−脂質、ならびにC1−4アルカノールおよびC1−4アルカノール/水混合物よりなる群から選択される溶媒を含む脂質溶液を形成し;
b)該脂質溶液を水性緩衝液と混合して、多層小胞(MLV)を形成し;
c)該MLVを多孔性フィルターを通して押し出して、小型単層小胞(SUV)を形成し;
それにより、前記双性イオン性リポソームを形成することを含む工程によって調製される、方法。 - 前記シスプラチンの前記双性イオン性リポソームによる封入が、前記MLVの形成中に前記水性緩衝液中に前記シスプラチンを含ませ、封入されていないシスプラチンを除去することによって行われる、請求項17に記載の方法。
- 前記方法が、さらに;
d)前記双性イオン性リポソームを滅菌濾過する工程
を含む、請求項17に記載の方法。 - がんを処置するための医薬の製造における、請求項1に記載の組成物の使用。
- 前記組成物が:
a)約46モル%のDSPC、約19モル%のDPPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 前記組成物が:
a)約57モル%のPOPC、約38モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約70:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 前記組成物が:
a)約65モル%のDSPC、約30モル%のコレステロール、および約5モル%のDSPE−PEG(2000)より実質的になる双性イオン性リポソーム;および
b)全脂質重量対シスプラチン重量の比が約40:1〜約90:1であるような量の、該リポソームに封入したシスプラチン
を含む、医薬の製造における、請求項20に記載の組成物の使用。 - 約10mg/kgより高い最大耐性用量および1μgのDNA当たり約20pgのPtより高いピークDNA/白金(Pt)付加物値を有する、請求項1に記載の組成物。
- 平均腫瘍体積を減少させる、シスプラチンよりも高いイン・ビボ有効性を有する、請求項1に記載の組成物。
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