[0006]本開示は照明制御を対象とする。より具体的には、本明細書に開示される様々な発明的方法及び装置は、取り付けられた照明制御素子の1つ以上の特定された特性に基づき光出力の1つ以上の特性を制御することに関する。例えば、一部の実施形態では、1つ以上のLEDの上の照明制御素子の存在が特定され、また、照明制御素子の少なくとも1つの照明制御特性が特定される。照明制御素子の照明制御特性に基づき、照明制御素子に関連付けられた被制御光源の光出力の少なくとも1つの特性が調整される。照明制御素子はユーザーインターフェイス素子であり得る。
[0007]一般的に、一側面では、ユーザーインターフェイス素子を少なくとも1つの光源と関連付ける方法が提供され、方法は、複数のLEDのうちの1つ以上の覆われたLEDの上のユーザーインターフェイス素子の存在を特定するステップと、ユーザーインターフェイス素子の存在の特定に基づき、ユーザーインターフェイス素子をLEDのうちの被制御LEDの制御と関連付けるステップと、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの照明制御特性を特定するステップと、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションを特定するステップと、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じて被制御LEDの少なくとも1つの特性を調整するステップとを含み、被制御LEDの調整は、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性に基づく。
[0008]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションを特定するステップは、覆われたLEDのうちの少なくとも1つのLEDによるユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションのセンシングを含む。
[0009]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションを特定するステップは、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じてユーザーインターフェイス素子からユーザーインタラクションデータを受け取るステップを含む。
[0010]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性を特定するステップは、覆われたLEDのうちの少なくとも1つのLEDを介するユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの物理的特徴のセンシングに基づく。これらの実施形態の一部のバージョンでは、物理的特徴は、ユーザーインターフェイス素子のサイズ及び形状のうちの少なくとも1つを含む。
[0011]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子を被制御LEDの制御と関連付けるステップは、ユーザーインターフェイス素子の被制御LEDへの近さに基づく。
[0012]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子を被制御LEDの制御と関連付けるステップは、覆われたLEDの被制御LEDとの関連付けに基づく。
[0013]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子を被制御LEDの制御と関連付けるステップは、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの物理的特徴に基づく。これらの実施形態の一部のバージョンでは、少なくとも1つの物理的特徴はRFタグである。
[0014]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子を被制御LEDの制御と関連付けるステップは、構成フェーズを開始するステップと、構成フェーズ中に被制御LEDの視覚的表示を提供するステップと、被制御LEDの視覚的表示に応じて、構成フェーズ中にユーザーインターフェイス素子の被制御LEDの制御との関連付けを示す構成承認を受け取るステップとを含む。これらの実施形態の一部のバージョンでは、構成承認はユーザーインターフェイス素子を介して受け取られる。オプションで、被制御LEDの視覚的表示の前に、LEDのユニークなセットの少なくとも1つの追加の視覚的表示が先行し、LEDのユニークなセットの視覚的表示中のユーザーインターフェイス素子を介する構成承認の受け取りは、ユーザーインターフェイス素子をLEDのユニークなセットの制御と関連付ける。
[0015]一部の実施形態では、方法は、覆われたLEDのうちの少なくとも1つのLEDによってユーザーインターフェイス素子を照らすステップを更に含む。
[0016]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は覆われたLEDの上に取り付け可能である。これらの実施形態の一部のバージョンでは、ユーザーインターフェイス素子は覆われたLEDの上に接着的に取り付け可能である。
[0017]一般的に、他の側面では、取り付け可能素子に応じて少なくとも1つの光源を調整する方法が提供され、方法は、複数のLEDのうちの1つ以上の覆われたLEDの上の取り付け可能素子の存在を特定するステップと、取り付け可能素子の存在の特定に基づき、取り付け可能素子をLEDのうちの被制御LEDと関連付けるステップと、取り付け可能素子の少なくとも1つの照明制御特性を特定するステップと、取り付け可能素子の少なくとも1つの照明制御特性に基づき、被制御LEDの少なくとも1つの特性を調整するステップとを含む。
[0018]一部の実施形態では、取り付け可能素子の照明制御特性を特定するステップは、覆われたLEDのうちの少なくとも1つのLEDによる取り付け可能素子の少なくとも1つの物理的特徴のセンシングに基づく。これらの実施形態の一部のバージョンでは、物理的特徴は、取り付け可能素子のサイズ及び形状のうちの少なくとも1つを含む。
[0019]一部の実施形態では、取り付け可能素子を被制御LEDと関連付けるステップは、取り付け可能素子の被制御LEDへの近さに基づく。
[0020]一部の実施形態では、取り付け可能素子を被制御LEDの制御と関連付けるステップは、覆われたLEDの被制御LEDとの関連付けに基づく。
[0021]一部の実施形態では、取り付け可能素子を被制御LEDと関連付けるステップは、取り付け可能素子の少なくとも1つの物理的特徴に基づく。これらの実施形態の一部のバージョンでは、少なくとも1つの物理的特徴は、サイズ及び形状のうちの少なくとも1つを含む。
[0022]一部の実施形態では、被制御LEDは、覆われたLEDによって実質的に取り囲まれ、且つ/又は、主に取り付け可能素子に向けられた光出力を生成する。
[0023]一部の実施形態では、方法は、取り付け可能素子とのユーザーインタラクションを特定するステップを更に含み、被制御LEDの少なくとも1つの特性を調整するステップは、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じたものである。
[0024]一般的に、他の側面では、メモリと、メモリ内に保存された命令を実行するよう動作可能なコントローラとを含む照明装置が提供される。命令は、複数のLEDのうちの1つ以上の覆われたLEDの上のユーザーインターフェイス素子の存在を特定する命令と、ユーザーインターフェイス素子の存在の特定に基づき、ユーザーインターフェイス素子をLEDのうちの被制御LEDの制御と関連付ける命令と、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの照明制御特性を特定する命令と、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションを特定する命令と、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じて被制御LEDの少なくとも1つの特性を調整する命令であって、被制御LEDの調整は、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性に基づく、命令とを含む。
[0025]一般的に、他の側面では、少なくとも1つの調整可能な照明特性を有する照明を生成する少なくとも1つの光源と、ユーザーインターフェイス素子の存在を感知するよう構成された少なくとも1つのセンシングLEDと、光源及びセンシングLEDと電気通信する少なくとも1つのコントローラとを含む、照明システムが提供される。少なくとも1つのコントローラは、少なくとも1つのセンシングLEDからの入力に基づきユーザーインターフェイス素子の存在を特定し、ユーザーインターフェイス素子の存在の特定に基づき、ユーザーインターフェイス素子を光源の制御と関連付け、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの照明制御特性を特定し、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションを特定し、ユーザーインターフェイスとのユーザーインタラクションに応じて被制御LEDの少なくとも1つの特性を調整する。被制御LEDの調整は、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性に基づく。
[0026]他の実施形態は、プロセッサによって実行可能な、本明細書に記載される方法のうちの1つ又は複数等の方法を実行するための命令を保存する非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含んでもよい。他の実施形態は、メモリと、メモリに保存される本明細書に記載される方法のうちの1つ又は複数等の方法を実行するための命令を実行するよう動作可能な1つ又は複数のプロセッサとを含むシステムを含んでもよい。
[0027]本開示の目的で本明細書において使用される場合、「LED」との用語は、任意のエレクトロルミネセンスダイオード、又は、電気信号に呼応して放射を発生できる及び/若しくはフォトダイオードとして動作できる、その他のタイプのキャリア注入/接合ベースシステム(carrier injection/junction-based system)を含むものと理解すべきである。したがって、LEDとの用語は、次に限定されないが、電流に呼応して発光する様々な半導体ベースの構造体、発光ポリマー、有機発光ダイオード(OLED)、エレクトロルミネセンスストリップ等を含む。特に、LEDとの用語は、赤外スペクトル、紫外スペクトル、及び(通常、約400ナノメートルから約700ナノメートルまでの放射波長を含む)可視スペクトルの様々な部分のうちの1つ又は複数における放射を発生させることができるすべてのタイプの発光ダイオード(半導体及び有機発光ダイオードを含む)を指す。LEDの幾つかの例としては、次に限定されないが、様々なタイプの赤外線LED、紫外線LED、赤色LED、青色LED、緑色LED、黄色LED、アンバー色LED、橙色LED、及び白色LED(以下に詳しく述べる)がある。また、LEDは、所与のスペクトルに対して様々な帯域幅(例えば半波高全幅値(FWHM:full widths at half maximum))、及び所与の一般的な色分類内で様々な支配的波長を有する放射(例えば狭帯域幅、広帯域幅)を発生させるように構成及び/又は制御することができることを理解すべきである。
[0028]例えば本質的に白色光を生成するLED(例えば白色LED)の一実施態様は、それぞれ、組み合わされることで混合して本質的に白色光を形成する様々なスペクトルのエレクトロルミネセンスを放射する複数のダイを含む。別の実施態様では、白色光LEDは、第1のスペクトルを有するエレクトロルミネセンスを異なる第2のスペクトルに変換する蛍光体材料に関連付けられる。この実施態様の一例では、比較的短波長で狭帯域幅スペクトルを有するエレクトロルミネセンスが、蛍光体材料を「ポンピング(pumps)」して、当該蛍光体材料は、いくぶん広いスペクトルを有する長波長放射を放射する。
[0029]なお、LEDとの用語は、LEDの物理的及び/又は電気的なパッケージタイプを限定しないことを理解すべきである。例えば、上述した通り、LEDは、(例えば個々に制御可能であるか又は制御不能である)異なるスペクトルの放射をそれぞれ放射する複数のダイを有する単一の発光デバイスを指すこともある。また、LEDは、LED(例えばあるタイプの白色LED)の一体部分と見なされる蛍光体に関連付けられることもある。一般に、LEDとの用語は、パッケージLED、非パッケージLED、表面実装LED、チップ・オン・ボードLED、TパッケージマウントLED、ラジアルパッケージLED、パワーパッケージLED、あるタイプのケーシング及び/又は光学素子(例えば拡散レンズ)を含むLED等を指す。
[0030]「光源」との用語は、次に限定されないが、LEDベース光源(上記に定義した1つ以上のLEDを含む)、白熱光源(例えばフィラメント電灯、ハロゲン電灯)、蛍光光源、りん光性光源、高輝度放電光源(例えばナトリウム蒸気ランプ、水銀蒸気ランプ、及びメタルハライドランプ)、レーザー、その他のタイプのエレクトロルミネセンス源、パイロルミネセンス源(例えば火炎)、キャンドルルミネセンス源(例えばガスマントル光源、カーボンアーク放射光源)、フォトルミネセンス源(例えばガス状放電光源)、電子飽和(electronic satiation)を使用する陰極発光源(cathode luminescent source)、ガルバノルミネセンス源、結晶発光(crystallo-luminescent)源、キネルミネセンス(kine-luminescent)源、熱ルミネセンス源、摩擦ルミネセンス(triboluminescent)源、音ルミネセンス(sonoluminescent)源、放射ルミネセンス(radioluminescent)源、及び発光ポリマー(luminescent polymers)を含む、様々な放射源のうちの任意の1つ以上を指すと理解すべきである。
[0031]所与の光源は、可視スペクトル内、可視スペクトル外、又は両者の組合せでの電磁放射を発生する。したがって、「光」及び「放射」との用語は、本明細書では同義で使用される。更に、光源は、一体構成要素として、1つ以上のフィルタ(例えばカラーフィルタ)、レンズ、又はその他の光学的構成要素を含んでもよい。また、光源は、次に限定されないが、指示、表示、及び/又は照明を含む様々な用途に対し構成されることを理解すべきである。「照明源」とは、内部空間又は外部空間を効果的に照射するのに十分な強度を有する放射を発生するように特に構成された光源である。このコンテキストにおいて、「十分な強度」とは、周囲照明(すなわち、間接的に知覚され、また、例えば、全体的に又は部分的に知覚される前に1つ以上の様々な介在面から反射される光)を提供するために空間又は環境において発生される可視スペクトルにおける十分な放射強度(放射強度又は「光束」に関して、全方向における光源からの全光出力を表すために、単位「ルーメン」がよく使用される)を指す。
[0032]「スペクトル」との用語は、1つ以上の光源によって生成された放射の任意の1つ以上の周波数(又は波長)を指すものと理解すべきである。したがって、「スペクトル」との用語は、可視範囲内の周波数(又は波長)のみならず、赤外線、紫外線、及び電磁スペクトル全体の他の領域の周波数(又は波長)も指す。更に、所与のスペクトルは、比較的狭い帯域幅(例えば、本質的に少数の周波数又は波長成分しか有さないFWHM)、又は、比較的広い帯域幅(様々な相対強度を有する幾つかの周波数又は波長成分)を有してよい。また、所与のスペクトルは、2つ以上の他のスペクトルを混合(例えば、複数の光源からそれぞれ放射された放射を混合)した結果であってよいことを理解されたい。
[0033]本開示の目的で、「色」との用語は、「スペクトル」との用語と同義に使用される。しかし、「色」との用語は、通常、観察者によって知覚可能である放射の特性を主に指すために使用される(ただし、この使用は、当該用語の範囲を限定することを意図していない)。したがって、「様々な色」との用語は、様々な波長成分及び/又は帯域幅を有する複数のスペクトルを暗に指す。更に、当然のことながら、「色」との用語は、白色光及び非白色光の両方との関連で使用されてもよい。
[0034]「照明固定具」との用語は、本明細書では、特定の形状因子、アセンブリ、又はパッケージの1つ以上の照明ユニットの実施態様又は配置を指すために使用される。「照明ユニット」との用語は、本明細書では、同じ又は異なるタイプの1つ以上の光源を含む装置を指して使用される。所与の照明ユニットは、様々な光源の取り付け配置、筐体/ハウジング配置及び形状、並びに/又は、電気及び機械的接続構成の何れか1つを有してもよい。更に、所与の照明ユニットは、光源の動作に関連する様々な他の構成要素(例えば制御回路)に任意選択的に関連付けられてもよい(例えば含む、結合される、及び/又は一緒にパッケージされる)。「LEDベース照明ユニット」とは、上記した1つ以上のLEDベースの光源を、単独で又はその他の非LEDベースの光源との組合せで含む照明ユニットを指す。「マルチチャネル」照明ユニットとは、それぞれ異なる放射スペクトルを発生する少なくとも2つの光源を含むLEDベースの又は非LEDベースの照明ユニットを指すものであり、各異なる光源スペクトルは、マルチチャネル照明ユニットの「チャネル」と呼ばれる。
[0035]「コントローラ」という用語は、本明細書では概して1つ又は複数の光源の動作に関係する様々な機器を表現するために使われる。コントローラは、本明細書で論じられる様々な機能を実行するために多数の方法で実装され得る(例えば専用ハードウェアによってなど)。「プロセッサ」は、本明細書で論じられる様々な機能を実行するためにソフトウェア(例えばマイクロコード)を使用してプログラムされ得る1つ又は複数のマイクロプロセッサを用いるコントローラの一例である。コントローラは、プロセッサを使って又は使わずに実装されてもよく、何らかの機能を実行するための専用ハードウェアと他の機能を実行するためのプロセッサとの組合せ(例えば1つ又は複数のプログラムされたマイクロプロセッサと関連する回路)としても実装され得る。本開示の様々な実施形態で使用され得るコントローラ部品の例は、これだけに限定されないが、従来のマイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC:application specific integrated circuit)、及び書替え可能ゲートアレイ(FPGA:field-programmable gate array)を含む。
[0036]様々な実装形態において、プロセッサ又はコントローラは、1つ又は複数の記憶媒体(本明細書では一般に「メモリ」と呼ばれる、例えばRAM、PROM、EPROMやEEPROM、フロッピー(登録商標)ディスク、コンパクトディスク、光学ディスク、磁気テープなどの揮発性及び不揮発性コンピュータメモリ)に関連しても良い。一部の実装形態では、1つ若しくは複数のプロセッサ及び/又はコントローラ上で実行されるとき、本明細書で論じられる機能の少なくとも一部を実行する1つ又は複数のプログラムによって記憶媒体が符号化されても良い。本明細書で論じられる本発明の様々な態様を実施するために、様々な記憶媒体がプロセッサ若しくはコントローラ内に固定されてもよく、又は、記憶媒体上に記憶された1つ又は複数のプログラムがプロセッサ又はコントローラ内にロードされ得るように、可搬式とすることができる。「プログラム」又は「コンピュータプログラム」という用語は、本明細書では、1つ又は複数のプロセッサ又はコントローラをプログラムするために使用され得る任意の種類のコンピュータコード(例えばソフトウェアやマイクロコード)を指すために一般的な意味で使われる。
[0037]「アドレス指定可能」という用語は、本明細書では、自身を含む複数の装置に宛てられた情報(例えばデータ)を受信し、自らを対象とする特定の情報に選択的に応答するように構成される装置(例えば全般的な光源、照明ユニットや照明固定具、1つ又は複数の光源若しくは照明ユニットに関連するコントローラやプロセッサ、他の照明に関係しない装置等)を指すために使われる。「アドレス指定可能」という用語は、複数の装置が何らかの通信媒体によって共に結合されるネットワーク化された環境(又は以下で更に論じられる「ネットワーク」)に関してしばしば使われる。
[0038]あるネットワークの実装形態では、ネットワークに結合される1つ又は複数の装置が、そのネットワークに結合される1つ又は複数の他の装置用のコントローラの役割を(例えばマスタ/スレーブの関係で)果たし得る。別の実装形態では、ネットワーク化された環境が、ネットワークに結合される装置の1つ又は複数を制御するように構成される1つ又は複数の専用コントローラを含み得る。概して、ネットワークに結合される複数の装置は通信媒体上にあるデータにそれぞれアクセスすることができるが、例えば割り当てられる1つ又は複数の特定の識別子(例えば「アドレス」)に基づきネットワークと選択的にデータをやり取りする(すなわちデータを送受信する)ように構成されるという点で、所与の装置を「アドレス指定可能」としても良い。
[0039]本明細書で使用するとき、「ネットワーク」という用語は、ネットワークに結合される2台以上の任意の装置間及び/又は複数の装置間の(例えば装置制御、データ記憶、データ交換等のための)情報の搬送を助ける、2台以上の装置(コントローラやプロセッサを含む)の任意の相互接続を指す。容易に理解されるように、複数の装置を相互接続するのに適したネットワークの様々な実装形態は、多岐にわたるネットワークトポロジーの何れかを含むことができ、多岐にわたる通信プロトコルの何れを使用しても良い。更に、本開示による様々なネットワークでは、2台の装置間の任意の1つの接続が2つのシステム間の専用接続、又は非専用接続に相当し得る。2台の装置を対象とした情報を運ぶことに加え、かかる非専用接続は必ずしも2台の装置の何れも対象としない情報を運ぶこともある(例えばオープンネットワーク接続)。更に、本明細書で論じられる装置の様々なネットワークは、ネットワーク全体にわたる情報搬送を助ける1つ又は複数の無線、有線/ケーブル、及び/又は光ファイバリンクを用いても良いことが容易に理解されよう。
[0040]本明細書において使用される場合、「ユーザーインターフェイス」との用語は、ユーザーとデバイスとの間の通信を可能にする、人間のユーザー又はオペレーターと1つ以上のデバイスとの間のインターフェイスを指す。本開示の多様な実施形態において使用され得るユーザーインターフェイスの例は、限定はされないが、スイッチ、ポテンショメータ、ボタン、ダイヤル、スライダー、マウス、キーボード、キーパッド、多様なゲームコントローラ(例えば、ジョイスティック)、トラックボール、表示画面、多様なグラフィカルユーザーインターフェイス(GUI)、タッチスクリーン、マイク、及び人間が発する何らかの形態の刺激を受信し、それに応じて信号を生成し得る他の種類のセンサを含み得る。
[0041]本明細書において使用される場合、「ユーザーインターフェイス素子」との用語は、1つ以上のLEDの上に設けられ、例えば他の光源及び/又は他のシステム若しくはデバイスを制御するために使用可能なパッシブ又はアクティブなデバイスを指す。ユーザーインターフェイスの一部の実施形態はユーザーインターフェイス素子であり得る。
[0042]上記の概念及び以下でより詳細に論じられる更なる概念のあらゆる組合せが(かかる概念が互いに矛盾しないという条件で)、本明細書に開示される本発明の内容の一部として考えられることが理解されるべきである。とりわけ、本開示の最後に登場する特許請求の範囲に記載の内容のあらゆる組合せが、本明細書に開示される本発明の内容の一部として考えられる。参照により援用される任意の開示にも現れる可能性がある本明細書で明示的に用いられる専門用語には、本明細書で開示される特定の概念に最もふさわしい意味が与えられるべきことも理解されるべきである。
[0053]LEDベース光源を含む照明システム等の照明システムでは、照明システムの1つ以上の光源を制御可能なことが望ましい。例えば、1つ以上の光源の照明シーン、照明方向、照明カラー、照明強度、ビーム幅、ビーム角、及び/又は他のパラメータを制御可能なことが望ましい可能性がある。1つ以上の光源の構成中の直接指定、商用電源に接続された制御スイッチ、並びに/又はスマートフォン及びタブレットは、それぞれ、1つ以上の照明パラメータの選択を可能にし得る。しかし、かかる直接指定は、適用される照明を微調整する能力の欠如、柔軟性の欠如、及び/又は照明パラメータの適合の欠如等、1つ以上の欠点を有し得る。また、制御スイッチは、商用電源への接続を要する等の1つ以上の欠点を有し得る。また、スマートフォン及び/又はタブレットは、光源を制御するのにリモートデバイスを見つけなければならない、及び/又は、リモートデバイスの他のアクティビティの妨害等、1つ以上の欠点を有し得る。
[0054]したがって、出願人は、光出力の1つ以上の特性の制御を可能にし、オプションで既存のユーザーインターフェイスの1つ以上の欠点を克服する方法及び装置を提供することのニーズが当該技術分野に存在することを認識及び理解した。
[0055]より一般的には、出願人は、取り付けられた照明制御素子の1つ以上の特定された特性に基づき光出力の1つ以上の特性を制御することに関する様々な発明的方法及び装置を提供することは有益であろうことを認識及び理解した。
[0056]上記に鑑みて、本発明の様々な実施形態及び実装形態は、照明制御を対象とする。
[0057]以下の詳細な説明では、特許請求される発明を完全に理解できるように、限定ではなく説明の目的で、特定の詳細を開示する代表的な実施形態が記載される。しかしながら、本明細書に開示される特定の詳細からは逸脱する本教示に従う他の実施形態も添付の特許請求の範囲の範囲内にあることは、本開示の利益を享受した当業者には明らかであろう。更に、よく知られている装置及び方法の説明は、代表的な実施形態の説明を曖昧にしないように省略され得る。そのような方法及び装置は、明らかに、特許請求される発明の範囲内にある。例えば、本明細書に開示される方法及び装置の側面は、LEDベース光源のみを有する照明システムに関連して記載される。しかし、本明細書に記載される方法及び装置の1つ以上の側面は、LEDではない他の光源を追加で及び/又は代替的に含む他の照明システムにおいて実装されてもよい。本明細書に記載される1つ以上の側面の異なる構成の環境における実装は、特許請求の発明の範囲又は趣旨から逸脱することなく考慮される。また、例えば、本明細書に開示される方法及び装置の側面は、単一のコントローラ及び単一の照明ユニットに関連して記載される。しかし、本明細書に記載される方法及び装置の1つ以上の側面は、複数のコントローラ及び/又は複数の照明ユニットを含み得る他の照明システムにおいて実装されてもよい。また、例えば、本明細書に開示される方法及び装置の側面は、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じてLEDの1つ以上の特性を調整することに関連して記載される。しかし、本明細書に記載される方法及び装置の1つ以上の側面は、本明細書の教示に従い、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じて他の装置(例えばブラインド、ヒーター、エアコン)の1つ以上の特性を追加で及び/又は代替的に調整可能なシステムにおいて実装されてもよい。
[0058]図1は、LEDベース照明システム100の一実施形態のブロック図を示す。照明システム100は、少なくとも1つのLEDベース照明ユニット130の複数のLEDを制御するコントローラ120を含む。LEDベース照明ユニット130は、光出力を生成するよう構成された1つ以上のLEDを含む。LEDベース照明ユニット130のLEDの制御は、ユーザーインターフェイス素子110からの入力に少なくとも部分的に基づく。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子110とのユーザーインタラクションは、LEDベース照明ユニット130のLEDを介してコントローラ120に伝達され得る。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実施形態では、LEDはセンシングモードで動作可能な1つ以上のLEDを含み、これらのLEDはユーザーインターフェイス素子110とのユーザーインタラクションを感知して、そのユーザーインタラクションをコントローラ120に伝達することができる。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子110とのユーザーインタラクションは、追加で及び/又は代替的に、LEDを使用せずにユーザーインターフェイス素子110によってコントローラ120に伝達されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子110は、1つ以上の無線通信装置及び方法を使用してコントローラ120と直接通信し得る。
[0059]一部の実施形態では、LEDベース照明ユニット130のLEDからの1つ以上の読み取りによってユーザーインターフェイス素子110の初期構成が達成され得る。例えば、一部の実施形態では、LEDはユーザーインターフェイス素子110の存在の検出、ユーザーインターフェイス素子110の特定のLEDの制御との関連付け、及び/又はユーザーインターフェイス素子110の照明制御特性の特定において使用されてもよい。
[0060]コントローラ120は、ユーザーインターフェイス素子110から受信される信号に基づきLEDベース照明ユニット130を制御する。一部の実施形態では、LEDベース照明ユニット130のLEDは1つ以上のドライバによって駆動され、コントローラ120は1つ以上のドライバと通信してLEDを制御する。一部の実施形態では、コントローラ120はLEDベース照明ユニット130のドライバの一部を形成し得る。一部の実施形態では、コントローラ120はLEDベース照明ユニット130の1つ以上のローカルコントローラと通信してLEDを制御する。例えば、それぞれがLEDベース照明ユニット130の1つ以上のLEDを制御する複数のローカルコントローラが提供されてもよい。一部の実施形態では、コントローラ120自体が複数のローカルコントローラを含み、それぞれがLEDベース照明ユニット130の1つ以上のLEDを制御してもよい。コントローラ120はLEDベース照明ユニット130の単一のLEDのグループを制御してもよく、又は複数のLEDのグループを制御してもよい。複数のコントローラを含む実施形態は、オプションで、複数のコントローラ間の有線及び/又は無線通信を含み得る。
[0061]一部の実施形態では、LEDベース照明ユニット130は、それぞれが1つ以上のLEDを含む複数のLEDグループを含み得る。例えば、一部の実施形態では、LEDグループはそれぞれ少なくとも1つのLEDの表面(例えば壁、天井、柱、又は他の表面)及び/又はLEDの表面の1つ以上の部分を含み得る。LEDの表面は平面、曲面、多面、及び/又は1つ以上のLEDを含む他の表面を含み得る。LEDの表面の例の一部は、壁、天井、床、柱(例えば円柱、四角柱、楕円柱)を含む。各LEDグループの制御の1つ以上の側面は、各LEDグループに特有であってもよい。LEDベース照明ユニット130は、ユーザーインターフェイス素子110の存在を検出し、ユーザーインターフェイス素子110を特定のLEDの制御と関連付け、ユーザーインターフェイス素子110の照明制御特性を特定し、及び/又はユーザーインターフェイス素子110とのユーザーインタラクションを検出するために使用される1つ以上のセンサを更に含み得る。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子110の存在を検出し、ユーザーインターフェイス素子110を特定のLEDの制御と関連付け、ユーザーインターフェイス素子110の照明制御特性を特定し、及び/又はユーザーインターフェイス素子110とのユーザーインタラクションを検出するために使用される1つ以上のセンサは、自身に入射する光を感知するよう構成され得るLEDベース照明ユニット130の1つ以上のLEDを含み得る。一部の実施形態では、光を感知するよう構成されたLEDは、更に、光出力を生成するよう構成され得る。例えば、LEDは第1のモードにおいて光出力を生成し、第1のモードで無いときに光を感知可能であってもよい。
[0062]図2を参照して、ユーザーインターフェイス素子を1つ以上のLEDと関連付ける方法の例のフローチャートが示されている。他の実装形態はステップを異なる順番で実行し、特定のステップを省き、且つ/又は図2に示されているステップとは異なるステップ及び/又は追加のステップを実行し得る。便宜上、方法を実行することができる照明システムの1つ以上のコンポーネントに関連して図2の側面を説明する。コンポーネントは、例えば図1の照明システム100の1つ以上のコンポーネント及び/又は図3乃至図7の1つ以上のコンポーネントを含み得る。したがって、便宜上、図2に関連して図1及び図3乃至図7の側面が説明される。
[0063]ステップ200において、LEDの表面上に結合されたユーザーインターフェイス素子が特定される。例えば、図1を参照して、LEDベース照明ユニット130のLEDのうちの1つ以上のLEDの上にユーザーインターフェイス素子110が結合され、ユーザーインターフェイス素子110の存在が特定されてもよい。また、例えば図3を参照して、ユーザーインターフェイス素子310、312A、312B、及び/又は312CがLEDの表面320上に結合され、それらの存在が特定されてもよい。一部の実施形態では、ユーザーはLEDの表面上の任意の所望の位置にユーザーインターフェイス素子を取り付けることができる。一部の実施形態では、1つ以上のユーザーインターフェイス素子の取り付け位置は指示されてもよい。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は、ユーザーインターフェイス素子がLEDの表面に接着することを可能にする接着剤を含み得る。
[0064]一部の実施形態では、LEDの表面のLEDのうちの1つ以上がユーザーインターフェイス素子を特定するために使用され得る。例えば、1つ以上のセンシングLEDが感知した光量値が、かかるLEDの上のLED表面にユーザーインターフェイス素子が取り付けられているか否かを示し得る。一部の実施形態では、LED表面にユーザーインターフェイス素子が取り付けられているか否かを決定するために、1つ以上のLEDが感知した少なくとも1つの光量値が、(例えば、経験的な及び/又はユーザーインターフェイス素子が存在しない較正モードで測定された)少なくとも1つ以上のベースライン光量値と比較されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子が取り付けられた1つ以上のLEDにおいて感知された少なくとも1つの光量値が、ユーザーインターフェイス素子が取り付けられる前のそれらのLEDにおいて感知された1つ以上の光量値と比較されてもよい。
[0065]例えば、ユーザーインターフェイス素子の取り付け前にLEDがセンシングモードで作動され、ユーザーインターフェイス素子の取り付け前の少なくとも1つの第1の感知された光量値に基づき、LEDの第1の値が決定されてもよい。第1の感知された光量値は、センシングモードのLEDに入射する他の光源からLEDに向かう光及び/又はLEDに入射する自然光からの光を感知し得る。また、ユーザーインターフェイス素子の取り付け後にLEDがセンシングモードで作動され、ユーザーインターフェイス素子の取り付け後の少なくとも1つの第2の感知された光量値に基づき、LEDの第2の値が決定されてもよい。さもなければLEDに入射していたであろう光の少なくとも一部をユーザーインターフェイス素子が遮るので、第2の感知された光量値はより少ない光を示し得る。LEDの上にユーザーインターフェイス素子が取り付けられているか否かを決定するために、第2の値が第1の値と比較され得る。例えば、第1の値と第2の値との間の差が閾値を満たす場合、LEDの上にユーザーインターフェイス素子が取り付けられていると決定することができる。
[0066]また、例えば図3及び図4を参照して、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の存在の特定において、LEDの表面320の1つ以上のLEDによって生成された光が、LEDの表面320の1つ以上の他のLEDによって感知されてもよい。図3は、LEDの表面320上に結合されたユーザーインターフェイス素子310、312A、312B、及び312Cを示す。図4は、参照番号4によって特定される図3の一部の分解斜視図を示す。図4では、LEDの表面320の複数の層が互いに及び壁5から離れるよう分解されて示されている。ユーザーインターフェイス素子312Cも、LEDの表面320の例の一部から離れるよう分解されて示されている。
[0067]LEDの表面320は、第1のLED層322、拡散層324、及び第2のLED層326を含む。LEDの表面320は壁5又は他の表面に結合され得る。例えば、一部の実施形態では、第1のLED層322は壁5に接着的に取り付けられてもよい。他の一部の実施形態では、第1のLED層322は壁5と結合的に形成されてもよい。第1のLED層322は複数のLED323を含む。一部の実施形態では、LEDの間隔及び/又はパワーは、第1のLED層322の上に拡散層324があるとき、実質的に均質な発光面を作り出せるようなものであってもよい。一部の実施形態では、拡散層324は、LED323によって生成された光出力を拡散する微小構造を有するプラスチックを含んでもよい。拡散層324は、第2のLED層326の電気接続を可能にする電気接続及び/又はスルーウェイを含み得る。第2のLED層326は複数のLED327を含む。図示されるように、一部の実施形態では、LED327はLED323よりも低密度であってもよい。一部の実施形態では、個々のLED327は、個々のLED323よりも大きいルーメン出力を生成してもよい。一部の実施形態では、LED327は、LED323よりも指向性の光出力を生成するための光学素子を含み得る。
[0068]LED323及び/又は327は、ユーザーインターフェイス素子の存在を特定するためのセンシングLEDとして使用され得る。例えば、一部の実施形態では、1つ以上のLED323が光出力を供給し、LED327がセンシングモードで動作してLED327にて受け取られる光出力を感知してもよい。あるLED327にて受け取られるLED323からの光出力は、LED327の上に物体が存在し、LED323からの光出力の一部をLED327に向けて反射及び/又は屈折させていることを示し得る。例えば、LED327の上にユーザーインターフェイス素子312Cが配置される場合、ユーザーインターフェイス素子312Cに入射するLED323からの光出力の少なくとも一部が、LED327に向けて反射され得る。一部の実施形態では、光をLED327に向けて反対に方向転換させるのを助けるために、LEDの表面に面するユーザーインターフェイス素子312Cの少なくとも一部は反射性であってもよい。一部の実施形態では、1つ以上のLED327において感知された光量値が、対応するLED327の上又は近隣に物体が存在しない場合に予期される光量値を表すベースライン光量値と比較されてもよい。一部の実施形態では、LED323によって生成される光は、そのような光を周囲光等の他の光と区別するために、コード化された光であってもよい。
[0069]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の特定は、ユーザーインターフェイス素子構成のユーザー指示に応じて開始されてもよい。例えば、ユーザーアクションがユーザーインターフェイス素子構成をトリガしてもよい。例えば、コントローラ120と通信するボタン又は他のインターフェイス素子(例えば、コントローラ120を収容するデバイス上、コントローラ120と通信するモバイル電子デバイス(例えばスマートフォン、タブレット)上、LEDベース照明ユニット110上の他のボタン)の作動がユーザーインターフェイス素子構成をトリガしてもよい。
[0070]また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子構成を開始するために、近距離無線通信(NFC)、RFID(radio-frequency identification)タグ、並びに/又は他のRFデバイス及び/若しくは方法が、ユーザーインターフェイス素子内に実装され及び/又はユーザーインターフェイス素子の設置と組み合わせて使用されてもよい。例えば、一部の実施形態では、1つ以上のRFIDリーダーがLEDベース照明ユニット130内に組み込まれ、コントローラ120と通信してもよい。(例えば、ユーザーインターフェイス素子110内に埋め込まれ及び/又はユーザーインターフェイス素子110を備える設置部材に含まれる)ユーザーインターフェイス素子を示すRFIDタグが認識されると、コントローラ120は、LEDベース照明ユニット130の1つ以上のLEDをセンシングモードで動作させ、感知された値に応じて、かかるLED上に取り付けられたユーザーインターフェイス素子の存在を特定し得る。
[0071]一部の実施形態では、LEDの表面のLEDは間欠的に光センシングモードで動作し、(例えば、新しいユーザーインターフェイス素子との交換、又は既存のユーザーインターフェイス素子の再配置及び/若しくは再構成のための)新しいユーザーインターフェイス素子の取り付け及び/又は既存のユーザーインターフェイス素子の取り外しを監視してもよい。例えば、一部の実施形態では、LEDの表面の1つ以上の特定の領域が、ユーザーインターフェイス素子の取り付けのために指定されてもよい。かかる領域の1つ以上のLEDは、少なくとも間欠的に光出力を感知し、感知された値をコントローラに送ることにより、ユーザーインターフェイス素子の取り付け及び/又は取り外しを認識するために使用することができる。
[0072]一部の実施形態では、NFC、RFIDタグ、並びに/又は他のRF装置及び/若しくは方法が、ユーザーインターフェイス素子内に実装され及び/又はユーザーインターフェイス素子の設置と組み合わせて使用されてもよい。NFC、RFIDタグ、又は他のRF信号は、1つ以上の覆われたLEDの上のユーザーインターフェイス素子の存在を特定するために使用することができる。例えば、一部の実施形態では、1つ以上のRFIDリーダーがLEDベース照明ユニット130内に組み込まれ、コントローラ120と通信してもよい。ユーザーインターフェイス素子を示すRFIDタグの認識は、LEDベース照明ユニット130の1つ以上のLEDの上にユーザーインターフェイス素子が設けられていることを決定するためにコントローラ120によって使用されてもよい。
[0073]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子のLED表面への取り付け時にユーザーインターフェイス素子をハイライトするために、取り付けられたユーザーインターフェイス素子の背後及び/又はユーザーインターフェイス素子の周囲の1つ以上のLEDが点灯されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子が半透明で、ユーザーインターフェイス素子の取り付け時にユーザーインターフェイス素子の背後の1つ以上のLEDが点灯され、ユーザーインターフェイス素子がハイライトされてもよい。また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の周囲の1つ以上のLEDが点灯されてユーザーインターフェイス素子がハイライトされてもよい。
[0074]ステップ205において、ユーザーインターフェイス素子が被制御LEDを制御できるよう、ユーザーインターフェイス素子が被制御LEDと関連付けられる。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は、ユーザーインターフェイス素子の取り付け位置に基づき、被制御LEDと関連付けられる。例えば、図1を参照して、LEDベース照明ユニット130のLED上の任意の位置にユーザーインターフェイス素子110が取り付けられると、ユーザーインターフェイス素子110がLEDベース照明ユニット130のLEDと関連付けられてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子110は、LEDベース照明ユニット130の全てのLEDの制御と関連付けられてもよい。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子110は、ユーザーインターフェイス素子110によって覆われていないLEDベース照明ユニット130の全てのLEDの制御と関連付けられてもよい。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子110は、ユーザーインターフェイス素子110が被せられたLEDに関連するLEDベース照明ユニット130のLEDのグループの制御と関連付けられてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子110が複数の第1のLEDの上に配置されると、ユーザーインターフェイス素子110は第1のLEDグループと関連付けられ、一方、ユーザーインターフェイス素子110が複数の第2のLEDの上に配置されると、ユーザーインターフェイス素子110は第2のLEDグループと関連付けられてもよい。
[0075]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子110と関連付けられる被制御LEDは、ユーザーインターフェイス素子110への被制御LEDの近さに基づき決定されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は環状のユーザーインターフェイス素子でもよく、ユーザーインターフェイス素子に関連付けられる被制御LEDは、環状のユーザーインターフェイス素子の内部に位置すると決定された1つ以上のLEDであってもよい。また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子に関連付けられる被制御LEDは、ユーザーインターフェイス素子が被せられる1つ以上のLED、ユーザーインターフェイス素子を取り囲む1つ以上のLED、及び/又はユーザーインターフェイス素子から特定の距離内にある1つ以上のLEDであってもよい。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子110と関連付けられるLEDを決定し、ユーザーインターフェイス素子110がそれらのLEDを制御することを可能にするために、コントローラ120は、ユーザーインターフェイス110が上に取り付けられる1つ又は複数のLEDと、LEDベース照明ユニット130の他のLEDとの間のマッピング(例えば、コントローラ120に関連付けられたメモリ内に保存)を参照してもよい。一部の実施形態では、被制御LEDは、ユーザーインターフェイス素子が取り付けられる表面とは異なる表面上に存在してもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は壁の第1の側のLED表面上に取り付けられ、壁の第2の側のLED(例えば、ユーザーインターフェイス素子と反対側のLED)と関連付けられてもよい。また、例えば一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は柱のLED表面上に取り付けられ、天井(例えば、柱の近くの壁)内のLEDと関連付けられてもよい。
[0076]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の所望の設置位置への配置の前及び/又は後に、被制御LEDの近傍にユーザーインターフェイス素子を配置することに基づき、ユーザーインターフェイス素子が被制御LEDと関連付けられる。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実装形態では、(例えばユーザーアクション及び/又はユーザーインターフェイス素子からのRF信号の認識に応じて)ユーザーインターフェイス素子構成が開始され得る。ユーザーインターフェイス素子構成中、ユーザーはユーザーインターフェイス素子を所望の被制御LEDの近傍に配置することができる。ユーザーインターフェイス素子が所望の被制御LEDの近傍に配置されると、ユーザーがかかるLEDをユーザーインターフェイス素子によって制御することを望むことが指示され得る。
[0077]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は、ユーザーがかかるLEDを制御することを望むことを示すために、被制御LEDに関連付けられた1つ以上の対応するRFデバイスとインターフェイス接続可能なNFC、RFIDタグ、及び/又は他のRFデバイスを含んでもよい。例えば、LEDベース照明ユニット130は、それぞれがLEDベース照明ユニット130のLEDグループに対応し、それぞれがコントローラ120と通信する複数のRFIDリーダーを含み得る。ユーザーインターフェイス素子構成の開始後、ユーザーはユーザーインターフェイス素子110を制御が望まれるLEDグループの近傍に配置し、ユーザーインターフェイス素子110のRFIDタグがRFIDリーダーのうちの1つによって読み取られ、RFIDタグが読み取られたことの指標がコントローラ120に供給され得る。これに応じて、コントローラ120は、RFIDリーダーに関連付けられたLEDをユーザーインターフェイス素子110と関連付けることができる。
[0078]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子構成中にユーザーインターフェイス素子が被制御LEDの上に配置され、被制御LEDのうちの1つ以上がセンシングモードで動作し、ユーザーインターフェイス素子の存在を特定してもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子構成の開始後、ユーザーは制御が望まれるLEDグループの近傍にユーザーインターフェイス素子110を配置し、LEDのうちの1つ以上がセンシングモードで動作してユーザーインターフェイス素子110の存在を特定し、ユーザーインターフェイス素子110の存在の指標がコントローラ120に供給され得る。これに応じて、コントローラ120は、ユーザーインターフェイス素子110がそのLEDグループを制御するために、LEDグループをユーザーインターフェイス素子110に関連付けることができる。その後、ユーザーインターフェイス素子110はオプションでLEDを制御するためのユーザーインタラクションのために別の位置に取り付けられてもよい。
[0079]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子を被制御LEDと関連付けるために、スマートフォン及び/又はタブレット等の電子デバイスが使用されてもよい。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実装形態では、(例えばユーザーアクション及び/又はRF信号の認識に応じて)ユーザーインターフェイス素子構成が開始され得る。ユーザーインターフェイス素子構成中、ユーザーは複数のLEDのうちのいずれがユーザーインターフェイス素子によって制御されるかを特定するために電子デバイスを使用することができる。例えば、ユーザーインターフェイス素子110の取り付け後、コントローラ120は、ユーザーインターフェイス素子110をLEDのグループと関連付けるためにモバイル電子デバイスと通信し得る。モバイル電子デバイスは所定のグループの中からLEDグループを選択し及び/又はグループを作成し得る。一部の実施形態では、被制御LEDのオプションをユーザーに示すために、LEDグループが点灯されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子が取り付けられるとLEDグループが順次点灯され、ユーザーは所望のLEDグループが点灯されている間に電子デバイスを介してLEDグループのうちの1つを選択することができる。
[0080]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は、1つ以上の被制御LEDに関連付けられている1つ以上の光学素子との関連付けを介して、1つ以上のLEDと関連付けられてもよい。例えば、一部の実施形態では、取り付け可能な光学素子が1つ以上のLEDの上に取り付けられ、光学素子が上に取り付けられたLEDに基づき、1つ以上のLEDと関連付けられてもよい。例えば、一部の実施形態では、光学素子が環状で、複数のLEDの上に取り付けられてもよい。光学素子は、環状の光学素子の内部に位置するLEDと関連付けられてもよい。一部の実施形態では、環状の光学素子の内部に位置するLEDとの関連付けは、光学素子が上に配置された1つ以上のLEDによる光学素子の感知、及びそのような1つ以上のLEDの内部のLEDの光学素子との関連付けに基づき得る。図9には、このような取り付け可能な光学素子の一例が、取り付け可能素子915によって示されている。
[0081]また、例えば、一部の実施形態では、1つ以上のLEDの上に光学素子が取り付けられ、光学素子が上に取り付けられた1つ以上のLEDと関連付けられてもよい。例えば、光学素子は、光学素子が被せられたLEDからの光出力を1つ以上の方向に方向転換する指向性光学素子であってもよい。一部の実施形態では、光学素子が被せられたLEDとの関連付けは、LEDがセンシングモードの間の、光学素子が上に配置された1つ以上のLEDによる光学素子の感知に基づき得る。
[0082]一部の実施形態では、1つ以上の光学素子をUI素子に関連付けることは、ユーザーインターフェイス素子の識別子と1つ又は複数の光学素子の識別子との間の相関に基づき得る。ユーザーインターフェイス素子及び/又は1つ又は複数の光学素子の識別子の特定は、ユーザーインターフェイス素子に関連して本明細書に記載される1つ以上の装置及び/又は方法等の1つ以上の装置又は方法に基づき得る。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子及び/又は1つ又は複数の光学素子の識別子を特定するためにRFID、NFC、形状、及び/又は他の読み取りが使用され得る。一部の実施形態では、光学素子のユーザーインターフェイス素子との関連付けは、両者が取り付けられた時間の近さ及び/又は両者が取り付けられた位置の近さに基づき得る。例えば、ユーザーインターフェイス素子は、位置的に最も近い光学素子のうちの1つ以上と関連付けられてもよい。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子は、ユーザーインターフェイス素子の前及び/又は後に時間的に最も近くに取り付けられた光学素子のうちの1つ以上と関連付けられてもよい。
[0083]また、例えば、光学素子がLED表面上に配置されると、光学素子に関連付けられたLED表面の部分がある時間(例えば、1分)フラッシュする構成フェーズが使用されてもよい。この時間中に光学素子がユーザーインターフェイス素子に関連付けられてもよい。これは、例えば、ユーザーインターフェイス素子を取り付けることによって、又は、既に取り付けられているユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクション(例えば、ユーザーインターフェイス素子の「光源ON」状態を作動させる)によって達成され得る。光学素子とユーザーインターフェイス素子が関連付けられると、光学素子及び関連付けられたLEDがユーザーインターフェイス素子に関連付けられたことをユーザーに示すために、光学素子に関連付けられたLEDが複数回フラッシュしてもよい。
[0084]ステップ210において、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つの照明制御特性が特定される。照明制御特性はユーザーインターフェイス素子から特定可能な1つ以上の特性に基づき得る。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性は、設置位置及び/又はユーザーインターフェイス素子に関連付けられた被制御LEDによらず、同じであってもよい。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性は、例えば設置位置、ユーザーインターフェイス素子に関連付けられた被制御LED、(1つ以上の)他のユーザーインターフェイス素子の位置及び/又は照明制御特性等、1つ以上の設置事項に少なくとも部分的に基づいてもよい。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性はユーザー入力に基づいてもよい。一部の実施形態では、コントローラは、ユーザーインターフェイス素子による調整が意図される照明制御特性が被制御光源によって実行可能かを検証し得る。
[0085]一部の実施形態では、照明制御特性は、ユーザーインターフェイス素子が被せられるLEDに基づき特定される。例えば、複数のLEDのうちのいずれがユーザーインターフェイス素子の存在を感知したかに基づき、ユーザーインターフェイス素子の形状及び/又はサイズが決定されてもよい。形状及び/又はサイズは特定の照明制御特性を示してもよい。例えば、図3を参照して、ユーザーインターフェイス素子310及び312A−Cの形状及び/又はサイズが、LED表面320のLEDのうちのいずれがその上のユーザーインターフェイス素子を感知したかに基づき決定され、形状及び/又はサイズは、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性を示し得る。例えば、ユーザーインターフェイス素子310の形状及びサイズは、ユーザーインターフェイス素子310が、作動時に1つ以上の光源をON又はOFFにする「ON/OFF」スイッチであることを示し得る。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子312A−Cの形状及びサイズは、それらがそれぞれ、作動時に1つ以上の光源を所与の光レベルに調整する「光レベル」スイッチであることを示し得る。
[0086]また、例えば、図5を参照して、ユーザーインターフェイス素子510の形状及び/又はサイズは、ユーザーインターフェイス素子510が、作動時に1つ以上の光源をON又はOFFにする「ON/OFF」スイッチであることを示し得る。また、ユーザーインターフェイス素子510は、ユーザーインターフェイス素子510の機能の視覚的及び/又は触覚的指標を提供可能な環状のくぼみを表面内に含む。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子512の形状及び/又はサイズは、ユーザーインターフェイス素子512が、長さ方向沿いのスライド動作に応じて1つ以上の光源の輝度、色、及び/又は他の特性を調整する「スライダー」であることを示してもよい。ユーザーインターフェイス素子512は、更に、ユーザーインターフェイス素子512の機能の視覚的及び/又は触覚的指標を提供可能な線形のくぼみを表面内に含む。
[0087]一部の実施形態では、どの他のユーザーインターフェイスが設けられているか及び/又は他のユーザーインターフェイスの位置に基づき、照明制御特性が特定される。例えば、ユーザーインターフェイス素子312A−Cの形状及びサイズは、それらがそれぞれ、作動時に1つ以上のLEDを所与の光レベルに調整する「光レベル」スイッチであることを示し得る。3つの別個のユーザーインターフェイス素子312A−Cが存在することの特定は、各インターフェイス素子312A−Cが作動時に異なる光レベルを提供し、3つの異なる光レベル(例えば低、中、高)が提供されるべきことを示し得る。また、例えば、インターフェイス素子312A−Cの互いに対する及び/又はユーザーインターフェイス素子310に対する位置は、ユーザーインターフェイス素子312Aの作動が最も低い光レベルを提供すべきであり、ユーザーインターフェイス素子312Bの作動が中間の光レベルを提供すべきであり、ユーザーインターフェイス素子312Cの作動が最も高い光レベルを提供すべきことを示し得る。
[0088]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子がパッシブなユーザーインターフェイス素子の場合、ユーザーインターフェイス素子の照明制御特性を特定するためにユーザーインターフェイス素子の形状、サイズ、及び/又は配置が使用され得る。パッシブなユーザーインターフェイス素子は、電力を要さず、自己完結型センシング能力を有さないユーザーインターフェイス素子である。
[0089]一部の実施形態では、照明制御特性は、ユーザーインターフェイス素子のRFデバイスを介して特定可能な1つ以上の特性に基づき特定される。例えば、ユーザーインターフェイス素子は、ユーザーインターフェイス素子の1つ以上の照明制御特性の指標を提供するために、被制御LEDに関連付けられた1つ以上の対応するRFデバイスとインターフェイス接続可能なNFC、RFIDタグ、及び/又は他のRFデバイスを含み得る。例えば、RFデバイスは、1つ以上の照明特性の制御を可能にする対応するユーザーインターフェイス機能と関連付けられてもよい可読コードを提供し得る。例えば、LEDベース照明ユニット130は、それぞれがLEDベース照明ユニット130のLEDグループに対応し、それぞれがコントローラ120と通信する複数のRFIDリーダーを含み得る。ユーザーインターフェイス素子構成の開始後、RFIDリーダーのうちの1つによってユーザーインターフェイス素子110のRFIDタグが読み取られ、RFIDタグに基づき、ユーザーインターフェイス素子の機能の指標がコントローラ120に供給され得る。これに応じて、コントローラ120は、ユーザーインターフェイス素子110を1つ以上の指示された照明制御特性と関連付けることができる。
[0090]また、例えば図6を参照して、ユーザーインターフェイス素子610は、
ダイナミック領域611におけるユーザーインターフェイス素子の作動は、作動時に1つ以上の光源をダイナミック状態で動作させること、暖領域612におけるユーザーインターフェイス素子の作動は、作動時に暖かい色温度の光出力を生成するよう1つ以上の光源を動作させること、及び冷領域613におけるユーザーインターフェイス素子の作動は、作動時にクールな色温度の光出力を生成するよう1つ以上の光源を動作させることを示すRFIDタグを含んでもよい。要求される光源設定はユーザーインターフェイス素子によって提供される情報に基づいてもよく、且つ/又は、対応する被制御光源の光源能力に基づいてもよい。
[0091]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の1つ以上の照明制御特性の指標を提供するために、スマートフォン及び/又はタブレット等の電子デバイスが使用され得る。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実装形態では、(例えばユーザーアクション及び/又はRF信号の認識に応じて)ユーザーインターフェイス素子構成が開始され得る。ユーザーインターフェイス素子構成中、ユーザーはユーザーインターフェイス素子の1つ以上の制御特性を特定するために電子デバイスを使用することができる。
[0092]例えば、図7を参照して、コントローラはユーザーインターフェイス素子710の照明制御特性を特定するためにモバイル電子デバイスと通信してもよい。モバイル電子デバイスは、所定の照明制御特性の中から照明制御特性を選択し及び/又は照明制御特性を指定し得る。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子710は、モバイル電子デバイス(例えば、モバイル電子デバイスのカメラ及び/又はモバイル電子デバイスのNFCを介して)及びユーザーに提示される複数の所定の照明制御特性を使用して特定され得る。照明制御特性は、ユーザーインターフェイス素子710の特定及び/又はユーザーインターフェイス素子710によって制御される被制御LEDの能力に基づき得る。
[0093]例えば、ユーザーインターフェイス素子710の第1の所定の照明制御特性は、中央領域711におけるユーザーインターフェイス素子710の作動は、作動時に1つ以上の光源をON又はOFFにすることを示し、環状領域712におけるユーザーインターフェイス素子710の作動は、色温度が作動位置に対応する色温度の調整を提供することを示し得る。また、例えば、ユーザーインターフェイス素子710の第2の所定の照明制御特性は、中央領域711におけるユーザーインターフェイス素子710の作動は、作動時に1つ以上の光源をON又はOFFにすることを示し、環状領域712におけるユーザーインターフェイス素子710の作動は、光出力強度が作動位置に対応する光出力強度の調整を提供することを示し得る。追加の及び/又は代替的な照明制御構成が定められてもよい。例えば、1つ以上の照明制御特性の調整は、環状領域712のまわりのスライド作動に基づき得る。
[0094]ステップ215において、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションが特定される。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションは、ユーザーインターフェイス素子が上に配置されたLEDのうちの1つ以上のLEDを介するユーザーインタラクションのセンシングに基づき得る。例えば、図4を参照して、ユーザーインターフェイス素子312Cが半透明及び/又は透明であり、1つ以上のLED327がセンシングモードにあってもよい。ユーザーインターフェイス素子312Cとのユーザーインタラクションは、1つ以上のLED327によって感知される光量値を閾値以上変化させ、1つ以上のLED327によって感知される光量値のこの変化は、コントローラによってユーザーインターフェイス素子312Cのユーザー作動として特定され得る。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子がパッシブなユーザーインターフェイス素子の場合、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションは、1つ以上のLEDを介するユーザーインタラクションのセンシングに基づき得る。
[0095]例えば、一部の実施形態では、1つ以上のLED323が光出力を供給し、LED327がセンシングモードで動作してLED327にて受け取られる光出力を感知してもよい。LED327の上方又は上にユーザーの指が配置されると、ユーザーの指に衝突するLED323からの光出力の少なくとも一部がLED327に向けて反射され得る。一部の実施形態では、1つ以上のLED327にて感知された光量値が、ユーザーの指がユーザーインターフェイス素子312C上に配置されていないときの光量値を表す光量値と比較され得る。一部の実施形態では、周囲光等の他の光と区別するために、LED323によって生成される光はコード化された光であってもよい。
[0096]また、例えば、一部の実施形態では、1つ以上のLED327は、ユーザーインターフェイス素子327を通過してLED327に入射する周囲光及び/又は他の光の遮蔽を感知し得る。遮蔽は、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに起因し得る。ユーザーインタラクションを特定するために、このような感知された遮蔽データが、ユーザーインターフェイス素子312C上にユーザーの指が配置されていないときの光量値を表す光量値と比較されてもよい。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子312C上にユーザーの指が配置されていないときの光量値を表す光量値は、変化する周囲光及び/又は他の光の光量値を考慮するために、ユーザーインラクションに時間的に近い1つ以上の感知された値であってもよい。
[0097]一部の実施形態では、LEDによって感知されるユーザーインタラクションは、ユーザーインターフェイス素子のタッチであり得る。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子の単純なタッチ以外のユーザーインタラクションがセンシングLEDによって特定されてもよい。例えば、1つ以上のセンシングLEDにて感知される光量値の変化の時間長に基づき、タッチの持続時間が特定されてもよい。タッチの持続時間は、1つ以上の照明特性を調整するために使用され得る。例えば、一部の実施形態では、ある持続時間を超えるタッチは、1つ以上の被制御光源を減光させ、減光の程度はタッチの持続時間に依存する。また、例えば、複数のセンシングLEDにて感知された光量値の比較に基づき、タッチの方向が特定されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子512が複数のLED上に取り付けられ、1つ以上の光源の調光光出力特性を制御し得る。ユーザーは光出力を増加させるために指をユーザーインターフェイス素子512の「上方向に」滑らせ、光出力を減少させるために指をユーザーインターフェイス素子512の「下方向に」滑らせてもよい。ユーザーインターフェイス素子の長さ方向沿いにLEDにて経時的に感知された光量値が分析され、ユーザーの指のスライド方向が決定されてもよい。
[0098]一部の実施形態では、ユーザーインタラクションはユーザーインターフェイス素子によって感知され、ユーザーインターフェイス素子によってコントローラに供給されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインタラクションはユーザーインターフェイスによって感知され、ユーザーインタラクションの指標はRFを使用してユーザーインターフェイス素子によってコントローラに伝達される。例えば、ユーザーインターフェイス素子は、対応するユーザーインタラクションと関連付けられ得る可読コードを提供してもよい。
[0099]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子との一部のインタラクションはユーザーインターフェイス素子によって感知されてユーザーインターフェイス素子によってコントローラに供給され、ユーザーインターフェイス素子との他のインタラクションはユーザーインターフェイス素子が被せられたLEDによって感知されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子710の中央領域711とのユーザーインタラクションは中央領域711の背後の1つ以上のLEDによって感知され、環状領域712におけるユーザーインターフェイス素子710とのユーザーインタラクションはユーザーインターフェイス素子710によって感知されてもよい。
[00100]ユーザーインタラクションの特定及び/又はユーザーインタラクションの指標若しくは他のデータのコントローラへの伝送を可能にするために、ユーザーインターフェイス素子が電源に結合されてもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子はバッテリに結合されてもよい。また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子はユーザーインターフェイス素子に給電するために利用可能な光を取り込む光捕集(light harvesting)パネルを含んでもよい。例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子が被せられる1つ以上のLEDに光捕集パネルが面し、ユーザーインターフェイス素子に給電するよう、LEDが少なくとも間欠的に駆動されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子312Cは、ユーザーインターフェイス素子312Cの背後で光出力を生成する1つ以上のLED(例えばLED323及び/又は327)からの光を取り込む光捕集パネルを背面上に含み得る。
[00101]また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は誘導的に給電されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子が上に取り付けられるLED表面内に小さいコイルが埋め込まれ、ユーザーインターフェイス素子に誘導給電するために使用されてもよい。また、例えば、一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は容量的に給電されてもよい。例えば、ユーザーインターフェイス素子に給電するために電磁場、例えばコントローラとユーザーインターフェイス素子との間の通信に用いられる電磁場等が利用されてもよい。ユーザーインターフェイス素子が電力を必要とする場合、ユーザーインターフェイス素子に給電するために追加の及び/又は代替的な装置及び方法が使用され得る。一部の実施形態では、これらの装置及び/又は方法は、商用電源への接続を要するか否かによらず、ユーザーインターフェイス素子の給電を可能にし得る。
[00102]ステップ220において、ステップ215において特定されたユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じて、被制御LEDの少なくとも1つの特性が調整される。例えば、ON/OFF照明制御特性を有するユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じて、ユーザーインターフェイス素子によって制御される被制御LEDがON又はOFFに切り替えられてもよい。また、例えば、色温度を調整するユーザーインターフェイス素子の側面とのユーザーインタラクションに応じて、ユーザーインターフェイス素子によって制御される被制御LEDの色温度が調整されてもよい。被制御LEDと通信する1つ以上のコントローラ及び/又はドライバが、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションに応じた被制御LEDの調整を実行してもよい。
[00103]一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は追加で及び/又は代替的に、LEDネットワークと通信する他のシステム及び/又はデバイスを制御してもよい。例えば、コントローラ120は追加のデバイスと通信し、デバイス及び/又はかかる追加のデバイスを制御する他のコントローラに1つ以上の制御信号を送信してもよい。一部の実施形態では、追加のデバイス及び/又は制御システムは、KNX等の標準化されたプロトコルを介して通信し得る。制御され得る追加のデバイスは、例えば、調整可能な窓からの周囲光入射を提供するよう調整可能なブラインド若しくは他の日よけ、暖房若しくは冷房システム、警報システム、並びに/又はテレビ及びオーディオ機器等のメディアシステムを含む。
[00104]ユーザーインターフェイス素子が追加で又は代替的に異なるシステム及び/又はデバイスを制御するために使用される実施形態では、ステップ205は、ユーザーインターフェイス素子をかかるシステム又はデバイスと関連付けることを含み、ステップ210は、ユーザーインターフェイス素子の少なくとも1つのシステム又はデバイス制御特性を特定することを含み得る。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子とのユーザーインタラクションの結果、LED表面に関連付けられたコントローラがかかるシステム又はデバイスにユーザーコマンドを送信する。一部の実施形態では、ユーザーインターフェイス素子は専用システムと無線通信するが、ユーザーインターフェイス素子の給電及び/又はユーザーインターフェイスのハイライトのためにLED表面を使用し得る。
[00105]図8は、取り付け可能素子に応じて少なくとも1つの光源を調整する方法の例のフローチャートを示す。他の実装形態は、異なる順番でステップを実行し、特定のステップを省き、並びに/又は図8に示されるものとは異なるステップ及び/若しくは追加のステップを実行し得る。便宜上、方法を実行可能な照明システムの1つ以上のコンポーネントに関連して図8の側面を説明する。コンポーネントは、例えば、図9のコンポーネントのうちの1つ以上を含み得る。したがって、便宜上、図9の側面が図8に関連して説明される。
[00106]概して言えば、取り付け可能素子は、取り付け位置に関する特定の光効果を可能にするために素子の取り付け位置及び少なくとも1つの特性が利用される特定の種類の光学素子である。LEDの表面を介してこのような取り付け可能素子が検出されるとき、特定の光効果が可能になる。一部の実施形態では、一度取り付けられた後、取り付け可能素子との更なるユーザーインタラクションは特定の光効果を変化させなくてもよい。一部の実施形態では、取り付け可能素子の取り外し及び他の位置への再配置は、特定の光効果を変化させてもよい。
[00107]ステップ800において、LEDの表面上に結合された取り付け可能素子が特定される。LEDの表面上の取り付け可能素子の特定は、図2の方法のステップ200と1つ以上の特徴を共有し得る。例えば、図9を参照して、取り付け可能素子915がLED表面920の1つ以上のLEDの上に結合され、その存在が特定されてもよい。また、例えば、取り付け可能素子917がLED表面920の1つ以上のLEDの上に結合され、その存在が特定されてもよい。一部の実施形態では、取り付け可能素子の取り付け位置が指示されてもよい。一部の実施形態では、取り付け可能素子は、LED表面への付着を可能にする接着剤を含んでもよい。
[00108]一部の実施形態では、LED表面の1つ以上のLEDを使用して取り付け可能素子が特定され得る。例えば、1つ以上のセンシングLEDが感知した光量値が、取り付け可能素子がかかるLED上のLED表面に取り付けられているか否かを示し得る。一部の実施形態では、取り付け可能素子がLED表面に取り付けられているか否かを決定するために、1つ以上のLEDが感知した少なくとも1つの光量値が、少なくとも1つの閾値光量値(例えば、経験的な及び/又はユーザーインターフェイス素子が存在しない較正モードで測定された)と比較されてもよい。
[00109]一部の実施形態では、取り付け可能素子の特定は、取り付け可能素子構成のユーザー指示に応じて開始されてもよい。例えば、ユーザーアクションが取り付け可能素子構成をトリガしてもよい。例えば、LEDの表面920のコントローラと通信するボタン又は他のインターフェイス素子の作動が、取り付け可能素子915及び/又は917に係る取り付け可能素子構成をトリガしてもよい。
[00110]一部の実施形態では、近距離無線通信(NFC)、RFID(radio-frequency identification)タグ、及び/若しくは他のRFデバイス並びに/又は方法が、取り付け可能素子内に実装され及び/又は取り付け可能素子の設置と組み合わせて使用されてもよい。RFIDタグの認識が取り付け可能素子構成を開始してもよい。
[00111]ステップ805において、取り付け可能素子の取り付けに応じて、被制御LEDの制御のために取り付け可能素子が1つ以上の被制御LEDと関連付けられる。取り付け可能素子の1つ以上の被制御LEDとの関連付けは、図2の方法のステップ205と1つ以上の特徴を共有し得る。一部の実施形態では、取り付け可能素子は、取り付け可能素子の取り付け位置に基づき被制御LEDと関連付けられる。例えば、図9を参照して、取り付け可能素子915を図示の位置に取り付けると、取り付け可能素子915の内部に位置するLED表面920のLED930が取り付け可能素子915と関連付けられる。また、例えば、図9を参照して、取り付け可能素子917を図示の位置に取り付けると、他のLED表面(例えば天井又は他の壁)上に位置し、取り付け可能素子917に向けられたLEDが取り付け可能素子917と関連付けられる。また、例えば、取り付け可能素子をLED表面の第1の側に取り付けると、LED表面の他の側に位置するLED(例えば、取り付け可能素子と反対側のLED)が取り付け可能素子と関連付けられ得る。一部の実施形態では、コントローラは、どのLEDを取り付け可能素子と関連付けるかを決定するために、取り付け可能素子が上に取り付けられた1つ又は複数のLEDと他のLEDとの間のマッピング(例えば、コントローラと関連付けられたメモリ内に保存)を参照してもよい。
[00112]一部の実施形態では、取り付け可能素子の被制御LEDとの関連付けは、ステップ810において特定される照明制御特性に依存し得る。例えば、取り付け可能素子915に係る特定された照明制御特性は、取り付け可能素子915の内部に位置する全てのLEDを点灯することであり得る。この照明制御特性に基づき、取り付け可能素子915の内部に位置するLEDを決定することにより、被制御LEDを特定することができる。例えば、取り付け可能素子915を感知するLEDを特定し、(例えば、LEDのマッピングを参照することによって)それらの内部に位置するLEDを被制御LEDとして特定することに基づき、被制御LEDが特定され得る。
[00113]一部の実施形態では、取り付け可能素子は、ユーザーがかかるLEDを制御することを望むことを示すために、被制御LEDに関連付けられた1つ以上の対応するRFデバイスとインターフェイス接続可能なNFC、RFIDタグ、及び/又は他のRFデバイスを含んでもよい。例えば、LEDの表面920及び/又は他の隣接LEDは、それぞれがLEDの表面920中のLEDグループに対応し、それぞれがコントローラと通信する複数のRFIDリーダーを含み得る。取り付け可能素子構成の開始後、ユーザーは取り付け可能素子を制御が望まれるLEDグループの近傍に配置し、取り付け可能素子のRFIDタグがRFIDリーダーのうちの1つによって読み取られ、RFIDタグが読み取られたことの指標がコントローラに供給され得る。これに応じて、コントローラは、RFIDリーダーに関連付けられたLEDを取り付け可能素子と関連付けることができる。
[00114]一部の実施形態では、取り付け可能素子を被制御LEDと関連付けるために、スマートフォン及び/又はタブレット等の電子デバイスが使用されてもよい。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実装形態では、(例えばユーザーアクション及び/又はRF信号の認識に応じて)取り付け可能素子構成が開始され得る。取り付け可能素子構成中、取り付け可能素子の取り付けに応じて制御されるLEDを特定するために、ユーザーは電子デバイスを使用することができる。例えば、取り付け可能素子917の取り付け後、コントローラは、取り付け可能素子917にて方向付け可能な光出力を有する1つ以上のLEDを取り付け可能素子917と関連付けるためにモバイル電子デバイスと通信し得る。
[00115]ステップ810において、取り付け可能素子の少なくとも1つの照明制御特性が特定される。取り付け可能素子の照明制御特性の特定は、図2の方法のステップ210と1つ以上の特徴を共有し得る。照明制御特性は、取り付け可能素子から特定可能な1つ以上の特性に基づき得る。一部の実施形態では、取り付け可能素子の照明制御特性は、設置位置及び/又は取り付け可能素子に関連付けられる被制御LEDによらず同じであってもよい。一部の実施形態では、取り付け可能素子の照明制御特性は、例えば設置位置、取り付け可能素子に関連付けられる被制御LED、並びに/又は他の取り付け可能素子の位置及び/若しくは照明制御特性等の1つ以上の設置事項に少なくとも部分的に基づき得る。一部の実施形態では、取り付け可能素子の照明制御特性はユーザー入力に基づいてもよい。
[00116]一部の実施形態では、照明制御特性は、取り付け可能素子が被せられるLEDに基づき特定される。例えば、複数のLEDのうちのいずれがユーザーインターフェイス素子の存在を感知したかに基づき、取り付け可能素子の形状及び/又はサイズが決定されてもよい。形状及び/又はサイズは特定の照明制御特性を示してもよい。例えば、図9を参照して、取り付け可能素子915の環状の形状及び/又はサイズが、LED表面920のLEDのうちのいずれがその上の取り付け可能素子915を感知したかに基づき決定され、形状及び/又はサイズは、取り付け可能素子915の照明制御特性を示し得る。例えば、ユーザー取り付け可能素子915の形状及びサイズは、その内部に位置するあらゆる光源が取り付け時に点灯されるべきことを示し得る。また、例えば図9を参照して、取り付け可能素子917の円形の形状及び/又はサイズが、LED表面920のLEDのうちのいずれがその上の取り付け可能素子917を感知したかに基づき決定され、形状及び/又はサイズは、取り付け可能素子917の照明制御特性を示し得る。例えば、ユーザー取り付け可能素子917の形状及びサイズは、取り付け可能素子917に向けられた光出力を有するあらゆる光源が取り付け時に点灯されるべきことを示し得る。
[00117]一部の実施形態では、取り付け可能素子のRFデバイスを介して特定可能な1つ以上の特性に基づき照明制御特性が特定される。例えば、取り付け可能素子は、取り付け可能素子の1つ以上の照明制御特性の指標を提供するために、被制御LEDに関連付けられた1つ以上の対応するRFデバイスとインターフェイス接続可能なNFC、RFIDタグ、及び/又は他のRFデバイスを含み得る。一部の実施形態では、取り付け可能素子の1つ以上の照明制御特性の指標を提供するために、スマートフォン及び/又はタブレット等の電子デバイスが利用されてもよい。例えば、本明細書に記載されるように、一部の実装形態では、取り付け可能素子構成が(例えばユーザーアクション及び/又はRF信号の認識に応じて)開始され得る。取り付け可能素子構成中、ユーザーは取り付け可能素子の1つ以上の制御特性を特定するために電子デバイスを使用し得る。
[00118]ステップ815において、取り付け可能素子の照明制御特性に基づき、被制御LEDの少なくとも1つの特性が調整される。被制御LEDの少なくとも1つの特性は、取り付け可能素子の取り付けに応じて調整され得る。例えば、取り付け可能素子915の取り付けに応じて、取り付け可能素子915の内部のLED930が点灯されてもよい。また、例えば、取り付け可能素子917の取り付けに応じて、他のLED表面上のLED等、取り付け可能素子917に向けられた1つ以上の光源が点灯され、取り付け可能素子917に向けられてもよい。一部の実施形態では、被制御LEDの調整は、対応する取り付け可能素子915及び/又は917の取り外し時に解除されてもよい。一部の実施形態では、被制御LEDの調整は、取り付け可能素子915及び/又は917の取り外し後にも維持されてもよい。例えば、取り付け可能素子915の内部のLED930は、取り付け可能素子915の取り外し後にも点灯されたままであってもよい。これらの実施形態の一部では、例えば取り付け可能素子915の他の位置での再配置時、又はLEDの表面920の再構成時に調整が排除されてもよい。被制御LEDと通信する1つ以上のコントローラ及び/又はドライバが被制御LEDの調整を実行してもよい。
[00119]本発明の幾つかの実施形態が本明細書に記載され解説されてきたが、本明細書に記載の機能を実行するための及び/又は本明細書に記載の結果及び/又は利点の1つ若しくは複数を得るための、多岐にわたる他の手段及び/又は構造を当業者なら容易に思い付き、かかる改変形態及び/又は修正形態のそれぞれは、本明細書に記載の本発明の実施形態の範囲に含まれると見なされる。より一般的には、当業者は本明細書に記載の全てのパラメータ、寸法、材料、及び構成が例示的であることを意図し、実際のパラメータ、寸法、材料、及び/又は構成は本発明の教示が使用される具体的応用に依拠することを容易に理解する。当業者は、本明細書に記載の本発明の特定の実施形態に対する多くの均等物を、通常の実験のみを使用することで理解し又は確認することができる。従って、上記の実施形態は例として示されているに過ぎず、添付の特許請求の範囲及びその均等物の範囲内で、本発明の実施形態が、具体的に記載され請求されている以外の方法で実施されても良いことが理解されるべきである。本開示の発明に関する実施形態は、本明細書に記載の個々の特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法を対象とする。更に、かかる特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法が互いに矛盾しない場合、2つ以上のかかる特徴、システム、物品、材料、キット、及び/又は方法の任意の組合せが本開示の発明の範囲に含まれる。
[00120]本明細書にて定義され且つ用いられた定義はすべて、辞書の定義、参照することにより組み込まれた文献における定義、及び/又は、定義された用語の通常の意味に優先すると理解されるべきである。
[00121]本明細書及び特許請求の範囲にて使用される「a」及び「an」の不定冠詞は、特に明記されない限り、「少なくとも1つ」を意味するものと理解されるべきである。
[00122]本明細書及び特許請求の範囲で使用されるとき、「及び/又は」という語句は、そのように結合される要素の「いずれか又は両方」、すなわち場合によっては結合的に存在し、他の場合は分離的に存在する要素を意味すると理解されるべきである。「及び/又は」を用いて挙げられる複数の要素も同様に、すなわちそのように結合される要素の「1つ又は複数」として解釈されるべきである。「及び/又は」の節によって具体的に特定される要素以外の要素が、具体的に特定される要素に関係していようといまいと任意選択的に含まれても良い。従って、非限定的な例として、「含む」などの非制限的言語と組み合わせて使用されるとき、「A及び/又はB」への言及は一実施形態ではAだけを指し(B以外の要素を任意選択的に含む)、別の実施形態ではBだけを指し(A以外の要素を任意選択的に含む)、更に別の実施形態ではAとBの両方(他の要素を任意選択的に含む)等を指すことができる。
[00123]本明細書及び特許請求の範囲において、「又は」は、上記で定義した「及び/又は」と同じ意味を有すると理解されるべきである。例えば、列挙される項目を分けるとき、「又は」又は「及び/又は」は包括的であると解釈されるべきであり、つまり、複数の又は列挙される要素の少なくとも1つ及び2つ以上、並びに、任意で、追加の列挙されていない項目を含む。明確に反する用語、例えば「1つのみ」若しくは「ただ1つ」、又は特許請求の範囲で使用される場合の「〜からなる」等のみが複数の又は列挙される要素のうちのただ1つの要素を含むことを意味する。通常、本明細書で使用される場合、用語「又は」は、「どちらかの」、「〜のうちの1つ」、「〜のうちの1つのみ」、又は「〜のうちのちょうど1つ」等の排他的な用語を伴う場合にのみ排他的選択肢(すなわち、「両方ではなくどちらか一方」)を指すと解されるべきである。特許請求の範囲において使用される場合、「本質的に〜からなる」は、特許法の分野において使用される通常の意味を有するであろう。
[00124]本明細書及び特許請求の範囲において、1つ以上の要素の列挙に関連する語句「少なくとも1つ」は、要素の列挙内の任意の1つ以上の要素から選択される少なくとも1つの要素を意味すると理解されるべきであり、必ずしも要素の列挙内に具体的に列挙される全ての要素を少なくとも1つ含まず、要素の列挙内の要素のあらゆる組み合わせを除外しない。また、この定義は、語句「少なくとも1つ」が指す要素の列挙内に具体的に特定される要素以外の要素が任意で存在し得ることを許容し、具体的に特定される要素に関係しても無関係でもよい。したがって、非限定的な例として、一実施形態において、「A及びBの少なくとも1つ」(又は、同等に、「A又はBの少なくとも1つ」若しくは「A及び/又はBの少なくとも1つ」)は、Bが存在せず、少なくとも1つの、任意で2つ以上のAを指し(任意でB以外の要素を含む)、他の実施形態においては、Aが存在せず、少なくとも1つの、任意で2つ以上のBを指し(任意でA以外の要素を含む)、他の実施形態においては、少なくとも1つの、任意で2つ以上のA、及び少なくとも1つの、任意で2つ以上のBを指し得る(任意で他の要素を含む)。
[00125]更に、特に明記されない限り、本明細書に記載された2つ以上のステップ又は動作を含むどの方法においても、当該方法のステップ又は動作の順番は、記載された方法のステップ又は動作の順序に必ずしも限定されないことを理解すべきである。
[00126]請求項において、括弧内の任意の参照符号は、便宜上、提供されているに過ぎず、当該請求項をいかようにも限定することを意図していない。
[00127]特許請求の範囲においても上記明細書においても、「備える」、「含む」、「運ぶ」、「有する」、「含有する」、「関与する」、「保持する」、「〜から構成される」等といったあらゆる移行句は、非制限的、すなわち、含むがそれに限定されないことを意味すると理解すべきである。米国特許庁特許審査手続便覧の第2111.03項に記載される通り、「〜からなる」及び「本質的に〜からなる」といった移行句のみが、制限又は半制限移行句である。