JP2016503171A - 分析装置のための分析ユニット - Google Patents

Abstract

本分析ユニット（２）は、少なくとも第１及び第２容器（３ａ，３ｂ）の受け入れに適したキャリヤ（１１）と、当該キャリヤ（１１）への取り付けに適した撹拌装置（２２）とを備える。撹拌装置（２２）は、当該撹拌装置が分析装置の駆動ユニットと係合する際に、少なくとも第１容器（３ａ）を回転駆動するように構成されている。撹拌装置（２２）は、キャリヤ（１１）に保持された第１及び第２容器（３ａ，３ｂ）を少なくとも回転可能に結合する結合手段を有し、当該結合手段は、撹拌装置によって第１容器（３ａ）が回転駆動される際に、少なくとも第２容器（３ｂ）をも回転駆動するように構成されている。

Description

本発明は、分析装置のための分析ユニットに関し、詳しくは体外診断用の分析装置のための分析ユニットに関するものである。

欧州特許出願公開第２０４３７８６号明細書（文献ＥＰ２０４３７８６）は、体外診断用の分析装置に使用されるように構成された分析ユニットを開示している。この分析ユニットは、
検出及び／又は分析をすべき検体を捕捉するための磁気粒子を含む溶液を入れる第１タイプの容器と、
各々液体試薬を入れる複数の第２タイプの容器が一体に組み立てられてなるカートリッジと、
カートリッジを受け入れるように構成されたキャリヤと、
キャリヤ上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ第１タイプの容器を受け入れるように構成された受容ハウジングを画定する受容要素を有する撹拌装置とを備える。受容要素は、その外面上に結合歯部を有し、結合歯部は分析装置の駆動ユニットと係合するように構成されており、使用時に、受容要素の受容ハウジングの中に受け入れられた第１タイプの容器を回転可能に駆動する。

そのような分析ユニットは、第１タイプの容器の中に入れられた溶液の確実な撹拌を可能にする。したがって、当該溶液に基づいて実行されるべき次の分析にとって有害であり得る、当該溶液中の磁気粒子の凝集及び沈降が回避される。

ある分析は、特定の検体の分析及び／又は検出を目的として、いくつかの異なる生体分離が連続的に実行されることを必要とする。そのような分析は、異なる磁気粒子の連続的使用を必要とする。したがって、各々異なる磁気粒子に基づく溶液を入れた第１タイプの容器を備えた複数の分析ユニットを、分析装置へ挿入することが必要になる。

更に、実行されるべき分析は多種多様であるので、１つの分析装置に、かなり多数の分析ユニットを装着する必要があるかもしれない。このような分析の実行にとって必須である、異なる磁気粒子の利用可能性を保証するためである。

分析装置の収容容量が低減されると、複数の異なる分析ユニットを同日のうちに他の分析ユニットに取り替えることが日常的に要求される。このことは、分析装置の効率にとって好ましくない。

本発明の目的は、上記のような課題を解決することにある。

したがって、本発明の基礎となる技術的課題は、構成が単純であり、かつ経済的な分析ユニットである一方、当該分析ユニットを受け入れる分析装置の効率改善を可能にするような分析ユニットを提供することにある。

この目的のために、本発明は、分析装置のための分析ユニットに関する。当該分析ユニットは、
分析装置に、具体的には分析装置の収容エリアに、可動式に挿入されるように、かつ試薬を入れるための少なくとも１つの第１タイプの第１容器を受け入れるように構成されたキャリヤを備え、当該キャリヤは、
各々閉塞装置が設けられた首部を有する複数の第２タイプの静止容器を受け入れるように構成された収容ハウジングと、
静止容器が収容ハウジングに受け入れられる際に静止容器の首部と係合する位置保持手段とを有し、
分析ユニットは、キャリヤに取り付けられ、かつ分析装置の駆動ユニットと係合するように構成された撹拌装置を更に備え、当該撹拌装置は、第１容器がキャリヤに受け入れられ、かつ撹拌装置が分析装置の駆動ユニットと係合する際に、少なくとも第１タイプの第１容器を回転駆動するように構成されており、
キャリヤは、少なくとも第１タイプの第２容器を受け入れるように構成され、かつ、撹拌装置は、第１及び第２容器がキャリヤに受け入れられる際に、少なくとも第１タイプの第１及び第２容器を回転可能に結合する結合手段を有し、結合手段は、例えば分析装置の駆動ユニットによって第１容器が回転駆動される際に、少なくとも第２容器を回転駆動するように構成されていることを特徴とする。

本発明による分析ユニットのそのような構成は、磁気粒子を含む溶液を入れた第１タイプの少なくとも２つの容器がキャリヤに確実に収容され、かつ当該２つの容器が分析装置の同じ駆動ユニットによって容易に撹拌されることを可能にする。

したがって、本発明による分析ユニットは、例えば、各々磁気粒子を主成分とする同じ溶液を入れた２つの容器をキャリヤに収容することを可能にし、その結果、同じ分析ユニットを用いて実行される同じテストの数を増やすことができる。

また、本発明による分析ユニットは、例えば、各々異なる磁気粒子を主成分とする溶液を入れた２つの容器をキャリヤに収容することを可能にし、その結果、同じ分析ユニットを用いて異なるテストを実行することができる。

結果的に、本発明による分析ユニットは、少数の分析ユニットで多数のテストを実行することを可能にし、その結果、分析装置の能力及び効率を改善することができ、また各テストに要するコストを低減することができる。

本発明の１つの実施形態によれば、撹拌装置は、キャリヤ上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ使用時に各々第１及び第２容器を受容するように構成された、少なくとも１つの第１受容要素と１つの第２受容要素とを有し、結合手段は、第１及び第２受容要素を回転可能に結合するように構成される。本発明の１つの実施形態によれば、撹拌装置は、複数の受容要素から構成される。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素の各々は、そして好ましくは各受容要素は、対応する容器がその中に少なくとも部分的に受容される受容ハウジングをそれぞれ画定する。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素の各々は、対応する受容ハウジングをそれぞれ画定する受容部を有し、第１及び第２受容要素の各々の受容部は、実質的に円筒形であり、かつキャリヤ上に相補形状を持つように構成された貫通孔の中に、少なくとも部分的に入る。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素の各々は、実質的に円筒形であり、かつ対応する受容部に対して、好ましくは対応する受容部からそれぞれ同軸に延びる取り付け部を更に有し、第１及び第２受容要素の各々の取り付け部は、対応する受容部が入れられる貫通孔に対向して開口するようにキャリヤ上に構成された穿孔の中で、自由回転するように取り付けられている。

本発明の１つの実施形態によれば、第１受容要素は、すなわち第１容器を受容する形状を持つ受容要素は、分析装置の駆動ユニットと係合し、かつ分析装置の駆動ユニットにより回転駆動されるように構成されている。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素の各々は、その外面上に結合歯部をそれぞれ有し、第１及び第２受容要素の結合歯部は、少なくとも部分的に結合手段を形成する。本発明の１つの実施形態によれば、各受容要素はその外面上に結合歯部を有し、当該受容要素の結合歯部は、少なくとも部分的に結合手段を形成する。

本発明の１つの実施形態によれば、結合手段は、キャリヤ上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ第１及び第２受容要素の結合歯部にそれぞれ回転可能に結合するように構成された少なくとも１つの結合要素を有する。本発明の１つの実施形態によれば、結合手段は、それぞれキャリヤ上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ隣接する２つの受容要素の結合歯部にそれぞれ回転可能に結合するように構成された複数の結合要素を有する。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素の各々は、好ましくは各受容要素は、当該受容要素の中に受容された対応する容器をそれぞれ使用時に固定する固定手段を有する。

第１及び第２受容要素の各々の固定手段は、例えば、対応する容器の外壁上にそれぞれ形成された相補の固定溝と係合するように構成された少なくとも１つの固定リブを有する。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２受容要素のうちの少なくとも１つは、キャリヤに対する当該受容要素の並進を阻止する並進阻止手段を有する。第１及び第２受容要素の各々の取り付け部は、キャリヤに対する当該受容要素の並進を阻止するための、キャリヤと係合するように構成された少なくとも１つのスナップフィット要素を有することが好都合である。

位置保持手段は、例えば、各々収容ハウジングに受け入れられた静止容器の首部と係合するように構成された複数のノッチを有する。複数のノッチの各々は、第１及び第２受容要素の回転軸に対して実質的に垂直方向に延びることが好都合である。

本発明の１つの実施形態によれば、分析ユニットは、第１タイプの第１及び第２容器を備える。

本発明の１つの実施形態によれば、分析ユニットは、複数の第１タイプの第２容器を備え、結合手段は、第１タイプの第１容器と、複数の第１タイプの第２容器とを、当該第１及び第２容器がキャリヤに受け入れられた際に、回転可能に結合するように構成される。ここで、結合手段は、第１タイプの第１容器が回転駆動される際に、複数の第１タイプの第２容器を回転駆動するように構成される。

本発明の１つの実施形態によれば、第１及び第２容器の各々には、検出及び／又は分析をすべき検体を捕捉するための磁気粒子を含む溶液を入れる。

本発明の１つの実施形態によれば、分析ユニットは、キャリヤの収容ハウジングにそれぞれ受け入れられ、かつ各々液体試薬を入れるように構成された複数の静止容器を更に備える。

本発明の１つの変形例によれば、結合手段は、部分的に、直接第１及び第２容器上に構成され得る。したがって、第１及び第２容器の各々は、互いに直接係合し得る、あるいはキャリヤ上にて回転するように可動式に取り付けられた結合要素を介して係合し得る結合歯部を有してもよい。

本発明の１つの実施形態によれば、第１タイプの第１及び第２容器の各々は、本体部と首部とを有し、プラスチックからなり、例えばブロー成形により形成される。

本発明の１つの実施形態によれば、第１タイプの各容器の首部には、例えば孔開け可能な壁を有し得る閉塞栓が設けられる。

本発明の１つの実施形態によれば、第１タイプの各容器の本体部は実質的に円筒形であり、第２タイプの各容器の本体部は実質的に平行六面体形状である。

本発明の１つの実施形態によれば、キャリヤは、少なくとも３つの、好ましくは整列した受容要素を有する。

いずれにせよ、本発明は、分析ユニットの２つの実施形態を非限定的な例として示す添付の図面を参照しつつ、以下の説明を考慮すれば、よりよく理解されるであろう。

本発明の第１の実施形態に係る分析ユニットの斜視図である。 図１の分析ユニットの部分分解斜視図である。 本発明の第２の実施形態に係る分析ユニットの斜視図である。

図１及び図２は、体外診断用の分析装置にて使用されるように構成された分析ユニット２を表している。

分析ユニット２は、各々分析をすべき検体を捕捉するための磁気粒子を含む溶液を入れる複数の第１タイプの容器３と、各々液体試薬を入れる複数の第２タイプの容器４とを備える。図１及び図２に示された実施形態によれば、より詳しくは、分析ユニット２が第１タイプの第１及び第２容器３ａ，３ｂを備える。

各容器３，４は、本体部５と首部６とを有し、プラスチックからなり、例えばブロー成形により形成される。第１タイプの各容器３の本体部５は実質的に円筒形である一方、第２タイプの各容器４の本体部５は実質的に平行六面体形状である。第２タイプの容器４は、それぞれ異なるサイズ、異なる容量を有し得ることに注意すべきである。

各容器３，４の首部６には、首部６に設けられた相補の固定手段と係合するように構成された、ねじ式又はスナップフィット式の固定手段をその内面に持つスカート８と、孔開け可能な端壁９とを有する閉塞栓７が設けられている。端壁９は、例えば、分析装置のプローブ又は針の、対応する容器への抜き差しを容易にする複数の溝穴を有する。

第１タイプの容器３は、その内壁に構成された長手方向のフィンを有することが好都合である。

第２タイプの容器４は、例えば、１つのカートリッジを形成するように、粘着性ラベルによって互いに固定され得る。粘着性ラベルは、必要に応じて、その外面上に、当該カートリッジに関するバーコード内容表示を、詳しくは例えば、使用される試薬と、実行されるべき分析との表示を有し得る。

図２に、より詳細に示されるように、分析ユニット２は、例えばプラスチックからなるキャリヤ１１をも備える。

キャリヤ１１は、複数の第２タイプの容器４を受け入れるように構成された収容ハウジング１２を有する。収容ハウジング１２は、側壁１３と、実質的に互いに平行に、かつ側壁１３に対してそれぞれ実質的に垂直方向に延びる上下壁１４，１５と、実質的に互いに平行に、かつ側壁１３に対してそれぞれ実質的に垂直方向に延びる２つの縦壁１６，１７と、下壁１５から実質的に垂直方向に延びる最後の縁部１８とにより画定されている。

キャリヤ１１は、容器４が収容ハウジング１２に受け入れられた際に容器４の首部６と係合するように構成された位置保持手段をも有する。位置保持手段は、上壁１４の上に構成され、かつ上壁１４の長手方向に沿って均等に配置された複数の保持ノッチ１９を有することが好都合である。各保持ノッチ１９は、キャリヤ１１に対して容器４を固定するため、収容ハウジング１２に受け入れられた容器４の首部６と係合するように構成されている。複数の保持ノッチ１９は、容器４がキャリヤ１１に固定される際に容器４の首部６の軸に対して実質的に垂直な平面上で延びる。

キャリヤ１１への容器４の最適な固定を保証するために、各保持ノッチ１９は、各容器４の首部６の形状に対して少なくとも部分的に相補の形状を呈し、かつ上壁及び下壁１４，１５の間の距離は、容器４の本体部５の高さと実質的に一致する。

容器４をキャリヤ１１に固定するためには、まず縁部１８と側壁１３との間に各容器４の基部を入れ、次に各容器４の首部６を各保持ノッチ１９に係合させればよい。

キャリヤ１１は、キャリヤ１１のハンドリングを可能にする、詳しくは分析装置に対する分析ユニット２の出し入れを可能にするための把手２１をも有する。

更に、分析ユニット２は、キャリヤ１１に取り付けられた撹拌装置２２を有する。撹拌装置２２は、各々キャリヤ１１上で回転するように可動式に取り付けられた複数の受容要素２３を有する。図１及び図２に示された実施形態によれば、撹拌装置２２は、２つの受容要素２３を有する。

受容要素２３の各々は、その中に第１タイプの容器３が少なくとも部分的に収容されるように構成された受容ハウジング２５を画定する受容部２４を有する。受容要素２３の各々の受容部２４は、実質的に円筒形であり、かつキャリヤ１１上に相補形状を持つように構成された貫通孔２６の中に少なくとも部分的に入る。受容要素２３の各々の受容部２４は、その外面上に、環状であり、かつ当該受容要素２３の回転軸と同軸の結合歯部２７を有する。受容要素２３の各々の受容部２４は、対応する受容要素２３に対する容器３の回転を阻止するように、その内面上に、対応する容器３の外壁上にそれぞれ形成された相補の固定溝と係合する少なくとも１つの固定リブ２８を更に有する。

受容要素２３の各々は、対応する受容部２４から同軸に延びる円筒形の取り付け部２９をも有する。受容要素２３の各々の取り付け部２９は、対応する受容部２４が入れられる貫通孔２６にに対向して開口するようにキャリヤ１１上に構成された穿孔３１の中で、自由回転するように取り付けられている。

受容要素２３の各々の取り付け部２９は、その自由端に、キャリヤ１１に対して対応する受容要素２３の並進を阻止するための、キャリヤ１１と係合するように構成された少なくとも１つのスナップフィット要素３２を有することに注目すべきである。

撹拌装置２２は、キャリヤ１１上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ受容要素２３の結合歯部２７にそれぞれ回転可能に結合するように構成された結合要素３３を更に有する。結合要素３３は、キャリヤ１１上に構成された穿孔３５の中で回転するように可動式に取り付けられた取り付け部３４と、当該取り付け部３４に固定されかつ受容要素２３の結合歯部２７と歯合する結合ピニオン３６とを有する。

結合歯部２７と結合要素３３とは、２つの受容要素２３を回転可能に結合するように構成され、かつ２つの受容要素２３を回転可能に駆動するように構成されている。よって、受容要素２３に受け入れられた容器３は、受容要素２３のうちの１つが分析装置の駆動ユニットによって回転駆動される際に、回転駆動される。受容要素２３の結合歯部２７は、収容ハウジング１２の向こう側で、すなわち容器３ａを受け入れて、分析装置の駆動ユニットと係合するように構成されていることが好都合である。分析装置の駆動ユニットは、例えば、収容ハウジング１２の向こう側で、受容要素２３の結合歯部２７と係合するように配置されたラック及び歯車として構成され得る。

撹拌装置２２は、第１タイプの容器３を第１の方向に、そして第１の方向とは反対の第２の方向にという具合に交互に、回転可能に駆動するように構成されていることが好ましい。

図３は、本発明の第２の実施形態に係る分析ユニット２を示しており、図１及び図２に示した実施形態とは、主に分析ユニットが３つの第１タイプの容器３と、３つの整列した受容要素２３と、各々２つの隣接する受容要素２３を回転可能に結合するように構成された２つの結合要素３３とを有する点で異なる、
本発明の不図示の１つの変形例によれば、分析ユニット２は結合要素３３を欠いてもよく、受容要素２３の結合歯部２７は、隣接する受容要素２３の結合歯部２７と直接に歯合し得る。

本発明は、上記に例示された分析ユニットの実施形態のみに限定されず、あらゆるその変形例を含むことは、もちろんである。

Claims (14)

1. 分析装置のための分析ユニット（２）であって、
   前記分析装置に挿入されるように、かつ少なくとも１つの第１タイプの第１容器（３ａ）を受け入れるように構成されたキャリヤ（１１）を備え、当該キャリヤ（１１）は、
   各々閉塞装置（７）が設けられた首部（６）を有する複数の第２タイプの静止容器（４）を受け入れるように構成された収容ハウジング（１２）と、
   前記静止容器が前記収容ハウジング（１２）に受け入れられる際に前記静止容器（４）の前記首部（６）と係合する位置保持手段とを有し、
   前記分析ユニット（２）は、前記キャリヤ（１１）に取り付けられ、かつ前記分析装置の駆動ユニットと係合するように構成された撹拌装置（２２）を更に備え、当該撹拌装置（２２）は、前記第１容器（３ａ）が前記キャリヤ（１１）に受け入れられ、かつ前記撹拌装置（２２）が前記分析装置の前記駆動ユニットと係合する際に、少なくとも前記第１タイプの前記第１容器（３ａ）を回転駆動するように構成されており、
   前記キャリヤ（１１）は、少なくとも前記第１タイプの第２容器（３ｂ）を受け入れるように構成され、かつ、前記撹拌装置（２２）は、前記第１及び第２容器（３ａ，３ｂ）が前記キャリヤ（１１）に受け入れられる際に、少なくとも前記第１タイプの前記第１及び第２容器（３ａ，３ｂ）を回転可能に結合する結合手段を有し、前記結合手段は、前記第１容器（３ａ）が回転駆動される際に、少なくとも前記第２容器（３ｂ）を回転駆動するように構成されていることを特徴とする分析ユニット。
2. 請求項１記載の分析ユニットにおいて、
   前記撹拌装置（２２）は、前記キャリヤ（１１）上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ使用時に各々前記第１及び第２容器（３ａ，３ｂ）を受容するように構成された、少なくとも１つの第１受容要素（２３）と１つの第２受容要素（２３）とを有し、前記結合手段は、前記第１及び第２受容要素（２３）を回転可能に結合するように構成された分析ユニット。
3. 請求項２記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１及び第２受容要素（２３）の各々は、対応する前記容器がその中に少なくとも部分的に受容される受容ハウジング（２５）をそれぞれ画定する分析ユニット。
4. 請求項２又は３に記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１及び第２受容要素（２３）の各々は、対応する前記受容ハウジング（２５）をそれぞれ画定する受容部（２４）を有し、前記第１及び第２受容要素（２３）の各々の前記受容部（２４）は、実質的に円筒形であり、かつ前記キャリヤ（１１）上に相補形状を持つように構成された貫通孔（２６）の中に、少なくとも部分的に入る分析ユニット。
5. 請求項４記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１及び第２受容要素（２３）の各々は、実質的に円筒形であり、かつ対応する前記受容部（２４）に対してそれぞれ同軸に延びる取り付け部（２９）を更に有し、前記第１及び第２受容要素（２３）の各々の前記取り付け部（２９）は、対応する前記受容部（２４）が入れられる前記貫通孔（２６）に対向して開口するように前記キャリヤ（１１）上に構成された穿孔（３１）の中で、回転するように可動式に取り付けられている分析ユニット。
6. 請求項２〜５のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１受容要素（２３）は、前記分析装置の前記駆動ユニットと係合し、かつ前記分析装置の前記駆動ユニットにより回転駆動されるように構成されている分析ユニット。
7. 請求項２〜６のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１及び第２受容要素（２３）の各々は、その外面上に結合歯部（２７）をそれぞれ有し、前記第１及び第２受容要素（２３）の前記結合歯部（２７）は、少なくとも部分的に前記結合手段を形成する分析ユニット。
8. 請求項７記載の分析ユニットにおいて、
   前記結合手段は、前記キャリヤ（１１）上で回転するように可動式に取り付けられ、かつ前記第１及び第２受容要素（２３）の前記結合歯部（２７）にそれぞれ回転可能に結合するように構成された少なくとも１つの結合要素（３３）を有する分析ユニット。
9. 請求項２〜８のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
   前記第１及び第２受容要素（２３）の各々は、当該受容要素（２３）の中に受容された対応する前記容器をそれぞれ使用時に固定する固定手段を有する分析ユニット。
10. 請求項９記載の分析ユニットにおいて、
    前記第１及び第２受容要素の各々の前記固定手段は、対応する前記容器（３ａ，３ｂ）の外壁上にそれぞれ形成された相補の固定溝と係合するように構成された少なくとも１つの固定リブ（２８）を有する分析ユニット。
11. 請求項２〜１０のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
    前記第１及び第２受容要素（２３）のうちの少なくとも１つは、前記キャリヤ（１１）に対する当該受容要素（２３）の並進を阻止する並進阻止手段を有する分析ユニット。
12. 請求項１〜１１のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
    前記位置保持手段は、各々前記収容ハウジング（１２）に受け入れられた静止容器（４）の前記首部（６）と係合するように構成された複数のノッチ（１９）を有する分析ユニット。
13. 請求項２との組み合わせに係る請求項１２に記載の分析ユニットにおいて、
    前記複数のノッチ（１９）の各々は、前記第１及び第２受容要素（２３）の回転軸に対して実質的に垂直方向に延びる分析ユニット。
14. 請求項１〜１３のいずれか１項に記載の分析ユニットにおいて、
    前記キャリヤ（１１）は、前記分析装置に対する当該キャリヤ（１１）の出し入れを可能にする形状を持つ把手（２１）を有する分析ユニット。

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