JP2016502463A - アルカノールの製造装置 - Google Patents

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Abstract

本発明は、アルカノールの製造装置及び製造方法に関する。本発明によれば、アルカノールの製造時に装置の再沸器でのスチームまたは凝縮器での冷却水の使用量を減らしてエネルギー節減を図ることができ、スチーム生成用熱交換器を通じて生成されたスチームを多様な分野に利用することができる。また、本発明によれば、高純度のアルカノールを製造することができる。【選択図】 図5

Description

本発明は、アルカノールの製造装置及び製造方法に関する。
n−ブタノール(n−butanol)のようなアルカノールは、例えば、コーティング液の製造時の溶媒などのような化学産業の多様な用途に使用されている。
例えば、n−ブタノールはn−ブチルアルデヒド(n−butylaldehyde)の水素添加反応(hydrogenation)を通じて製造することができる。例えば、プロピレン(propylene)、一酸化炭素(CO)及び水素(H)の混合ガスをオキソ反応(oxo reaction)に導入すれば、ブチルアルデヒドを製造することができる。製造されたブチルアルデヒドは、通常、n−ブチルアルデヒドとiso−ブチルアルデヒドの混合物であり、前記混合物からn−ブチルアルデヒドを分離して、n−ブチルアルデヒドに対して水素添加反応を進行すれば、n−ブタノールを製造することができる。
本発明は、アルカノールの製造装置及び製造方法を提供する。
本発明は、アルカノールの製造装置に関する。例示的な前記製造装置は、分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔を含むことができる。例えば、前記アルカノールの製造装置は、前記分離壁型蒸留塔と一般型蒸留塔が連結された形態の蒸留塔アセンブリーまたは蒸留システムであることができ、アルカノールの製造過程で発生するエネルギー損失を最小化しながらも、高純度のアルカノールを分離精製することができる。以下、図面を参照して前記装置を説明するが、前記図面は、例示的なものであって、前記装置の範囲が図面に制限されるものではない。
図1は、本発明のアルカノールの製造装置の第1実施例を示す図であり、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む原料110が流入される分離壁型蒸留塔100と、前記分離壁型蒸留塔100に順に連結され、前記分離壁型蒸留塔100の生成物の流れが流入される一般型蒸留塔200を含む装置を示す。前記装置の分離壁型蒸留塔100及び一般型蒸留塔200は、連結ルート、例えば、配管システム(piping system)によって連結されている。
[化学式1]
R−OH
前記化学式1で、Rは、アルキル基、例えば、炭素数1〜20、炭素数1〜16、炭素数1〜12、炭素数1〜8または炭素数1〜6のアルキル基である。前記アルキル基は、直鎖、分岐鎖または環状構造を有することができ、必要に応じて任意的に1つ以上の置換基によって置換されていることができる。
1つの例示で、前記化学式1の成分は、n−ブタノールであることができ、前記化学式1の化合物の異性体は、iso−ブタノールであることができる。また、前記生成物は、n−ブタノールとiso−ブタノールの混合物であることができる。
前記で分離壁型蒸留塔100は、いわゆる低沸点、中沸点及び高沸点の3成分を含む原料110の蒸留のために考案された装置である。分離壁型蒸留塔100は、いわゆる熱複合蒸留カラム(Petlyuk column)と熱力学的な観点において類似の装置である。熱複合蒸留カラムの場合は、予備分離器と主分離器を熱的に統合した構造を有する。前記カラムは、低沸点及び高沸点物質を1次的に予備分離器で分離し、予備分離器の塔頂及び塔底部分が主分離器の供給段にそれぞれ流入され、主分離器で低沸点、中沸点及び高沸点物質をそれぞれ分離するように考案されている。これに対し、分離壁型蒸留塔100の場合は、塔内に分離壁101を設置し、予備分離器を主分離器の内部に統合させた形態である。
分離壁型蒸留塔100は、例えば、図2に示されたような構造を有することができる。図2は、例示的な分離壁型蒸留塔100を示す。図2に示されたように、例示的な蒸留塔は、内部が分離壁101によって分割されており、上部の分離型凝縮器102及び下部の分離型再沸器103などを含む構造を有することができる。また、分離壁型蒸留塔100の内部は、図面で点線で仮想的に分割されているように、例えば、高沸点の流れが排出される分離型塔頂領域104、低沸点の流れが排出される分離型塔底領域105、原料110が流入される分離型原料供給領域106及び生成物が流出される生成物流出領域107に区分されることができ、前記分離型原料供給領域106は、上部供給領域1061及び下部供給領域1062に区分され、前記生成物流出領域107は、上部流出領域1071及び下部流出領域1072に区分されることができる。前記で用語「上部及び下部供給領域」は、それぞれ分離壁型蒸留塔100の構造において分離壁101によって分割される空間のうち原料110が供給される側の空間、すなわち分離型原料供給領域106を蒸留塔の長さ方向に二等分したときに上部及び下部領域を意味することができる。また、「上部及び下部流出領域」は、それぞれ分離壁型蒸留塔100の内部の分離壁101によって分割される空間のうち生成物が流出される側の空間、すなわち生成物流出領域107を蒸留塔の長さ方向に二等分したときに上部及び下部領域を意味することができる。
アルカノールの蒸留過程で使用することができる分離壁型蒸留塔100の具体的な種類は、特に制限されない。例えば、図2に示されたような一般的な構造の分離壁型蒸留塔100を使用するか、精製効率を考慮して蒸留塔内の分離壁101の位置や形態が変更設計された蒸留塔の使用も可能である。また、蒸留塔の段数及び内径などは、特に制限されず、例えば、原料110の組成を考慮した蒸留曲線から類推される理論段数などを基盤として設定することができる。
前記で一般型蒸留塔200は、原料110に含まれた多成分物質をそれぞれの沸点の差によって分離することができる装置である。本明細書で使用される用語「一般型蒸留塔」は、内部に分離壁101が存在せず、前記分離壁型蒸留塔100ではない蒸留塔を意味し、流入される原料110の成分または分離しようとする成分などの沸点などを考慮して、多様な形態の蒸留塔が本発明で利用されることができる。例示的な前記一般型蒸留塔200は、通常、図3に示されたように構成されることができる。図3を参照すれば、例示的な一般型蒸留塔200は、上部の一般型凝縮器202及び下部の一般型再沸器203などを含む構造を有することができる。また、一般型蒸留塔200の内部は、例えば、低沸点の流れが排出される一般型塔頂領域204、高沸点の流れが排出される一般型塔底領域205及び原料110が流入される一般型原料供給領域206に区分されることができる。前記のような一般型蒸留塔200の一般型原料供給領域206に原料110が導入されれば、蒸留塔の内部では、再沸器で蒸発された蒸気が蒸留塔の上部方向に上がり、凝縮器で凝縮された液体は、還流され、蒸留塔の下部方向に流れるようになる。蒸留塔の内部で前記蒸気と液体が接触すれば、蒸気は凝縮され、液体は蒸発するようになり、この際、沸点の低い成分は、蒸発される傾向が強く、沸点の高い成分は、凝縮される傾向が強くて、蒸留塔の上部に行くほど低沸点成分の濃度が増加する。これによって、蒸留塔の上部では、純粋な低沸点成分の蒸気が得られるようになり、前記蒸気は、一般型凝縮器202によって凝縮され、一部は製品として生産され、一部は、さらに還流される。還流された還流液は、上部に上がる高沸点成分を凝縮させて、塔底に送るのに使用される。また、蒸留塔の下部で排出される高沸点成分は、一部は、製品として生産され、他の一部は、一般型再沸器203でさらに蒸発された後、蒸留塔の下段に送られ、内部成分を蒸発させるのに使用されることができる。本明細書で使用される用語「凝縮器」は、機器本体と別に配管システムの経路に設置された装置であって、前記本体で流出された物質を外部で冷却水と接触させるなどの方式で冷却させるための冷却装置を意味することができる。また、用語「再沸器」は、例えば、蒸留塔のような精製塔の外部に設置された加熱装置であり、精製塔の床で抽出した沸騰点の高い成分に富む生成物をさらに加熱及び蒸発させるための蒸発装置を意味することができる。
1つの例示で、いわゆる低沸点、中沸点及び高沸点の3成分を含む原料110から精製工程を行うために、図1のように、前記化学式1の化合物とその異性体を含む原料110が前記分離壁型蒸留塔100の分離型原料供給領域106に流入され、分離壁型蒸留塔100の生成物の流れ140が一般型蒸留塔200に原料として導入されるように配管システムを通じて連結させることができる。このような場合に、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂領域104では、前記原料110の成分のうち相対的に低沸点成分が分離型塔頂流れ120として排出され、排出された前記分離型塔頂流れ120のうち一部は、分離型凝縮器102を通過し、分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。前記分離壁型蒸留塔100の塔底領域105では、前記原料110の成分のうち相対的に高沸点成分が分離型塔底流れ130として排出され、排出された前記分離型塔底流れ130のうち一部は、分離型再沸器103を通過し、分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。また、中沸点成分を含む生成物流れ140は、前記分離壁型蒸留塔100の生成物流出領域107で排出され、前記分離壁型蒸留塔100に連結された一般型蒸留塔200の一般型原料供給領域206に導入されることができる。前記一般型蒸留塔200では、類似の分離工程が進行され、一般型塔頂領域204では、相対的に低沸点物質が一般型塔頂流れ220として排出され、前記排出された一般型塔頂流れ220のうち一部は、一般型凝縮器202を通過し、一般型蒸留塔200に還流されることができる。また、一般型塔底領域205では、相対的に高沸点物質が一般型塔底流れ230として排出され、前記排出された一般型塔底流れ230のうち一部は、一般型再沸器203を通過し、一般型蒸留塔200に還流されることができる。例えば、前記分離壁型蒸留塔100においてn−ブタノールとその異性体であるiso−ブタノールが含まれた原料110が流入されれば、前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂領域104と分離型塔底領域105でそれぞれ前記原料110の成分のうち相対的に低沸点成分と高沸点成分が分離され、分離型塔頂流れ120及び分離型塔底流れ130として排出される。また、中沸点成分であるiso−ブタノール及びn−ブタノールを含む生成物流れ140は、前記分離壁型蒸留塔100の生成物流出領域107、例えば、上部流出領域1071または下部流出領域1072で排出され、前記分離壁型蒸留塔100に連結された一般型蒸留塔200の一般型原料供給領域206に流入され、前記一般型蒸留塔200の一般型塔頂領域204では、相対的に低沸点成分であるiso−ブタノールが流出され、一般型塔底領域205では、相対的に高沸点成分であるn−ブタノールが流出される。前記で分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220は、それぞれ分離型凝縮器102及び一般型凝縮器202を経てそれぞれ分離型塔頂領域104及び一般型塔頂領域204に還流されるか、製品として貯蔵されることができる。また、前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔底流れ130及び一般型蒸留塔200の一般型塔底流れ230は、それぞれ分離型再沸器103及び一般型再沸器203を経てそれぞれ分離型塔底領域105及び一般型塔底領域205に還流されるか、製品として生産されることができる。本明細書で使用される用語「塔頂流れ」は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂領域104または一般型蒸留塔200の一般型塔頂領域204で排出される相対的に沸点が低い低沸点成分が濃厚(rich)な流れを意味し、用語「塔底流れ」は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔底領域105または一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される相対的に沸点が高い高沸点成分が濃厚な流れを意味する。また、前記で用語「生成物流れ」は、分離壁型蒸留塔100の生成物流出領域107で流出される生成物、すなわち中沸点成分が濃厚な流れを意味する。前記で用語「濃厚な流れ」というのは、原料110に含まれた低沸点成分、高沸点成分及び中沸点成分それぞれの含量よりも塔頂領域で排出される流れに含まれた低沸点成分、塔底領域で排出される流れに含まれた高沸点成分及び生成物流出領域で排出される流れに含まれた中沸点成分それぞれの含量がさらに高い流れを意味し、例えば、塔頂領域、塔底領域、生成物流出領域で排出される各流れに含まれた低沸点成分、高沸点成分及び中沸点成分それぞれの含量が50重量%以上、80重量%以上、90重量%以上、95重量%以上または99重量%以上の流れを意味することができる。本明細書では、低沸点流れと塔頂流れは、同一の意味として使用されることができ、高沸点流れと塔底流れは、同一の意味として使用されることができ、中沸点流れと生成物流れは、同一の意味として使用されることができる。
図4及び図5は、本発明の第2実施例及び第3実施例による前記装置を示す図であり、前記製造装置は、前記分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段に位置し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることができる熱交換器を含むことができる。例えば、前記熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または前記熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換し、原料を昇温させることができる。
本発明の一具現例で、前記熱交換器は、スチーム生成用熱交換器300、310であることができる。前記でスチーム生成用熱交換器300、310は、前記製造装置の連結ルートに直接または間接的に連結されるように位置することができ、熱力学的な観点から、好ましくは前記スチーム生成用熱交換器300、310は、前記分離型塔頂流れ120または一般型塔頂流れ220が流れる配管に直接連結されることができる。また、前記スチーム生成用熱交換器300、310は、例えば、前記分離型塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れのうち1つ以上の流れが前記熱交換器300、310及び凝縮器102、202を順次に通過するように前記凝縮器102、202の前段に位置することができる。前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れは、例えば、図5のように、前記スチーム生成用熱交換器300及び分離型凝縮器102を順次に通過した後、前記分離型凝縮器102を通過した分離型塔頂流れ120のうち一部が前記分離壁型蒸留塔100に還流されるか、または前記スチーム生成用熱交換器310及び一般型凝縮器202を順次に通過した後、前記一般型凝縮器202を通過した一般型塔頂流れ220のうち一部が前記一般型蒸留塔200に還流されることができる。
前記のように、スチーム生成用熱交換器300、310をさらに含むことによって、前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上が前記スチーム生成用熱交換器300、310を経由し、前記スチーム生成用熱交換器300、310に熱を供給するようになる。これにより、分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220は、それぞれ相対的に低い温度で前記分離壁型蒸留塔100及び一般型蒸留塔200に還流されるようになる。この場合、分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220がそれぞれ前記分離壁型蒸留塔100及び一般型蒸留塔200に還流される前に凝縮器102、202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。
例示的な前記製造装置では、前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れが前記スチーム生成用熱交換器300、310を経由し、前記スチーム生成用熱交換器300、310内で前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れを外部の水と熱交換させることによって、高温のスチームを生産することができる。前記スチーム生成用熱交換器300、310で生成された高温のスチームは、例えば、ブタノールの製造工程で利用される蒸発器(Vaporizer)、脱去塔(Stripping Column)または異性体分離塔(Isomer Column)などの熱源として使用されることができる。1つの例示では、図4のように、一般型塔頂流れを外部の水と熱交換させる場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜20であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜25であることができる。また、1つの例示では、図5のように、分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れをすべて外部の水と熱交換させる場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは15〜23であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜25であることができる。前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは19以下の範囲に調節されることによって、スチーム生成用熱交換器300を通過して水と熱交換が行われた後、100〜120℃の温度で分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは21以下の範囲に調節されることによって、スチーム生成用熱交換器310を通過して水と熱交換が行われた後、100〜120℃の温度で一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。本明細書で使用される用語「還流比」は、前記蒸留塔で流出される流出流量に対する還流される流量の比を意味する。
図6〜図8は、本発明の第4実施例、第5実施例及び第6実施例による前記装置を示す図である。
本発明のさらに1つの具現例で、図6〜図8のように、前記熱交換器は、原料予熱用熱交換器400であることができる。図6〜図8に示されたように、前記原料予熱用熱交換器400は、前記製造装置の連結ルートに直接または間接的に連結されるように位置することができ、熱力学的な観点から、好ましくは前記原料予熱用熱交換器は、前記分離壁型または一般型蒸留塔200の塔頂流れ及び分離壁型蒸留塔100に流入される原料110が流れる配管に直接連結されることができる。また、前記原料予熱用熱交換器400は、例えば、前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れが前記原料予熱用熱交換器400及び凝縮器102、202を順次に通過するように前記凝縮器102、202の前段に位置することができる。前記分離型塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上の流れは、例えば、前記原料予熱用熱交換器400及び分離型凝縮器102を順次に通過した後、前記分離型凝縮器102を通過した分離型塔頂流れ120のうち一部が前記分離壁型蒸留塔100に還流されるか、または前記原料予熱用熱交換器400及び一般型凝縮器202を順次に通過した後、前記一般型凝縮器202を通過した一般型塔頂流れ220のうち一部が前記一般型蒸留塔200に還流されることができる。前記のように、原料予熱用熱交換器400をさらに含むことによって、前記分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上が前記原料予熱用熱交換器400を経由し、前記原料予熱用熱交換器400に熱を供給するようになる。これによって、分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち一部は、それぞれ相対的に低い温度で前記分離壁型蒸留塔100及び一般型蒸留塔200に還流され、残りの一部は、製品として生産されることができる。
前記のように、分離型塔頂流れ120及び一般型塔頂流れ220のうち1つ以上の流れを低温の分離壁型蒸留塔100に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110を予熱することができ、これによって、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔100の分離型塔底領域105で排出される分離型塔底流れ130を加熱するための分離型再沸器103で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120が前記分離型塔頂領域104に還流されるか、前記一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220が前記一般型塔頂領域204に還流される前に、分離型凝縮器102及び一般型凝縮器202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは10〜18であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは10〜20であることができる。前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは18以下の範囲に調節されることによって、原料予熱用熱交換器400を通過して熱交換が行われた50〜95℃の温度の原料が分離壁型蒸留塔100に流入された後に分離型塔頂領域104で95〜115℃の温度に流出される場合、95〜115℃の温度に流出された分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは20以下の範囲に調節されることによって、原料予熱用熱交換器400を通じて熱交換された後、95〜105℃の温度で一般型塔頂領域204で流出される一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図7に例示的に示されたように、前記製造装置は、一般型スチーム生成用熱交換器310及び分離型原料予熱用熱交換器400を含むことができる。1つの例示で、前記一般型スチーム生成用熱交換器310は、一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220が流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器202の前段に位置し、前記一般型塔頂流れ220は、一般型スチーム生成用熱交換器310を通過し、一般型凝縮器202を通過した後、そのうち一部が一般型蒸留塔200に還流されることができる。また、前記分離型原料予熱用熱交換器400は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120が流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器102の前段に位置し、前記分離型塔頂流れ120は、分離型原料予熱用熱交換器400を通過し、分離型凝縮器102を通過し、そのうち一部が分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。
前記一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220は、前記一般型スチーム生成用熱交換器310を経由し、外部の水と熱交換をすることによって、スチームを生成することができ、前記一般型スチーム生成用熱交換器310で生成されたスチームは、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔100の分離型塔底領域105で排出される分離型塔底流れ130を加熱するための分離型再沸器103で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120は、前記分離型原料予熱用熱交換器400を経由し、分離型原料供給領域106に流入される原料110と熱交換をすることによって、原料110を予熱することができる。前記製造装置が一般型スチーム生成用熱交換器310と分離型原料予熱用熱交換器400を含むことによって、前記一般型スチーム生成用熱交換器310で生成されたスチームを多様な分野に利用することができ、前記一般型塔頂流れ220が一般型塔頂領域204に還流される前に一般型凝縮器202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果を得ることができる。これと同時に、前記分離型原料予熱用熱交換器400が分離型塔頂流れ120を分離壁型蒸留塔100に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れが前記分離壁型蒸留塔100に還流される前に、分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果をさらに得ることができ、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔100の分離型塔底領域105で排出される分離型塔底流れ130を加熱するための分離型再沸器103で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは12〜20であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜25であることかできる。前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは18.5以下の範囲に調節されることによって、分離型原料予熱用熱交換器400を通過して熱交換が行われた90〜100℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは21以下の範囲に調節されることによって、一般型スチーム生成用熱交換器310を通過して水と熱交換が行われた後、100〜120℃の温度で一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図8のように、前記製造装置は、分離型スチーム生成用熱交換器300及び分離型原料予熱用熱交換器400を含むことができる。1つの例示で、前記分離型スチーム生成用熱交換器300は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120が流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器102の前段に位置し、前記分離型塔頂流れ120は、分離型スチーム生成用熱交換器300を通過し、分離型凝縮器102通過した後、そのうち一部が分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。また、前記分離型原料予熱用熱交換器400は、一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220が流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器202の前段に位置し、前記一般型塔頂流れ220は、分離型原料予熱用熱交換器400を通過し、一般型凝縮器202を通過し、そのうち一部が一般型蒸留塔200に還流されることができる。
前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120は、前記分離型スチーム生成用熱交換器300を経由し、外部の水と熱交換をすることによって、スチームを生成することができ、前記分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームは、例えば、前記分離壁型蒸留塔100に原料110を流入する前にヒーターを利用した加熱工程で利用されることができる。前記一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220は、前記分離型原料予熱用熱交換器400を経由し、分離型原料供給領域106に流入される原料110と熱交換をすることによって、原料110を予熱することができる。前記製造装置が分離型スチーム生成用熱交換器300と分離型原料予熱用熱交換器400を含むことによって、前記分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームを多様な分野に利用することができ、前記分離型塔頂流れ120が分離型塔頂領域104に還流される前に分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果を得ることができる。これと同時に、前記分離型原料予熱用熱交換器400が一般型塔頂流れ220を分離壁型蒸留塔100に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記一般型蒸留塔200の塔頂流れが前記一般型蒸留塔200に還流される前に一般型凝縮器202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果をさらに得ることができ、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔100の分離型塔底領域105で排出される分離型塔底流れ130を加熱するための分離型再沸器103で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは11〜19であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは12〜25であることができる。前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは17.5以下の範囲に調節されることによって、分離型スチーム生成用熱交換器300を通過して水と熱交換が行われた後、100〜120℃の温度で分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは20.8以下の範囲に調節されることによって、分離型原料予熱用熱交換器400を通過して熱交換された90〜105℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図示してはいないが、例示的な本発明のアルカノール製造装置は、分離型原料予熱用熱交換器を少なくとも2つ以上含むことができる。例えば、前記製造装置が2つの分離型原料予熱用熱交換器を含む場合、分離型塔頂流れを一番目の分離型原料予熱用熱交換器を通じて低温の分離壁型蒸留塔に流入される低温の原料と熱交換をさせることによって、前記分離壁型蒸留塔に流入される原料を予熱することができ、原料が充分に予熱されない場合、二番目の分離型原料予熱用熱交換器を通じて一般型塔頂流れと原料の追加的な予熱が行われることができる。1つの例示で、前記一番目の分離型原料予熱用熱交換器は、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れが流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器の前段に位置し、前記分離型塔頂流れは、一番目の分離型原料予熱用熱交換器を通過し、分離型凝縮器通過した後、そのうち一部が分離壁型蒸留塔に還流されることができる。また、前記二番目の分離型原料予熱用熱交換器は、一般型蒸留塔の一般型塔頂流れが流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器の前段に位置し、前記一般型塔頂流れは、分離型原料予熱用熱交換器を通過し、一般型凝縮器を通過し、そのうち一部が一般型蒸留塔に還流されることができる。これによって、前記分離壁型蒸留塔に流入される原料の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔の塔底領域で排出される塔底流れを加熱するための再沸器で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記分離壁型蒸留塔の低沸点流れが前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域に還流される前に分離型凝縮器を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。1つの例示で、前記分離型原料予熱用熱交換器を通過して予熱された原料と分離型塔頂流れまたは一般型塔頂流れの温度差ΔTminが5℃以上になるように分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れの温度を調節することができ、例えば、分離型塔頂流れまたは一般型塔頂流れが流れる配管の圧力を減圧または加圧して調節することができる。ひいては、この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔に還流される分離型塔頂流れの還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは10.5〜18.5であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは11.8〜25であることができる。前記のように、分離型塔頂流れの還流比が100以下、好ましくは17以下の範囲に調節されることによって、一番目の分離型原料予熱用熱交換器を通過して熱交換が行われた後、95〜115℃の分離型塔頂流れのうち分離壁型蒸留塔に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れの一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように一般型塔頂流れの還流比が100以下、好ましくは21以下の範囲に調節されることによって、二番目の分離型原料予熱用熱交換器を通過して熱交換された100〜120℃の一般型塔頂流れのうち一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れの一部を高純度の製品として生産することができる。
図9は、本発明の第7実施例による例示的なアルカノールの製造装置を示す図である。
図9のように、本発明のさらに1つの具現例では、いわゆる低沸点、中沸点及び高沸点の3成分を含む原料110から精製工程を行うために、図9のように、前記化学式1の化合物とその異性体を含む原料110が前記一般型蒸留塔200の一般型原料供給領域206に流入され、前記一般型蒸留塔200の一般型塔底流れ230が分離壁型蒸留塔100の分離型原料供給領域106に原料として導入されるように配管システムを通じて連結させることができる。このような場合に、一般型蒸留塔200の一般型塔頂領域204では、前記原料110の成分のうち相対的に低沸点成分と水が一般型塔頂流れ220に排出され、排出された前記一般型塔頂流れ220のうち一部は、一般型凝縮器202を通過し、一般型蒸留塔200に還流されることができる。前記一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205では、前記原料110の成分のうち相対的に高沸点成分と前記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む流れが一般型塔底流れ230として排出され、排出された前記一般型塔底流れ230のうち一部は、一般型再沸器203を通過し、一般型蒸留塔200に還流されることができる。また、前記一般型塔底流れ230の残りの一部は、前記一般型蒸留塔200に連結された分離壁型蒸留塔100の分離型原料供給領域106に導入されることができる。前記分離壁型蒸留塔100では、類似の分離工程が進行され、分離型塔頂領域104では、相対的に低沸点物質が分離型塔頂流れ120として排出され、前記排出された分離型塔頂流れ120のうち一部は、分離型凝縮器102を通過し、分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。また、生成物流出領域107では、中沸点物質が生成物流れ140として流出されることができ、前記分離型塔底領域105では、高沸点物質が分離型塔底流れ130に排出され、前記排出された分離型塔底流れ130のうち一部は、分離型再沸器103を通過し、分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。例えば、前記一般型蒸留塔200の一般型原料供給領域206にn−ブタノールとその異性体であるiso−ブタノールが含まれた原料110が流入されれば、前記一般型蒸留塔200の一般型塔頂領域204と一般型塔底領域205でそれぞれ低沸点成分と高沸点成分が分離され、一般型塔頂流れ220及び一般型塔底流れ230として排出される。また、高沸点成分、iso−ブタノール及びn−ブタノールを含む一般型塔底流れ230のうち一部は、一般型再沸器203を通過し、一般型蒸留塔200に還流され、残りの一部は、前記一般型蒸留塔200に連結された分離壁型蒸留塔100の原料供給領域106に流入され、前記分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂領域104では、相対的に低沸点成分であるiso−ブタノールが流出され、生成物流出領域107では、相対的に中沸点成分であるn−ブタノールが、分離型塔底領域105では高沸点成分が流出される。前記で一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220及び分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120は、それぞれ一般型凝縮器202及び分離型凝縮器102を経てそれぞれ一般型塔頂領域204及び分離型塔頂領域104に還流されるか、製品として貯蔵されることができる。また、前記一般型蒸留塔200の一般型塔底流れ230及び分離壁型蒸留塔100の分離型塔底流れ130は、それぞれ一般型再沸器203及び分離型再沸器103を経てそれぞれ一般型塔底領域205及び分離型塔底領域105に還流されるか、製品として生産されることができる。
図10は、本発明の第8実施例による前記装置を示す図である。
図10に示されたように、前記製造装置は、前記分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段に位置し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることができる熱交換器を含むことができる。例えば、前記熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔底流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で前記分離型塔頂流れ及び一般型塔底流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させることがある。
本発明の一具現例で、図10に示されたように、前記熱交換器は、スチーム生成用熱交換器300、310であることができる。前記でスチーム生成用熱交換器300、310は、前記製造装置の連結ルートに直接または間接的に連結されるように位置することができ、熱力学的な観点から、好ましくは前記スチーム生成用熱交換器300、310は、前記一般型蒸留塔200または分離壁型蒸留塔100の塔頂流れが流れる配管に直接連結されることができる。また、前記スチーム生成用熱交換器300、310は、例えば、前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れがスチーム生成用熱交換器300、310及び凝縮器102、202を順次に通過するように前記凝縮器102、202の前段に位置することができる。前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れは、例えば、前記スチーム生成用熱交換器310及び一般型凝縮器202を順次に通過した後、前記一般型凝縮器202を通過した一般型塔頂流れ220のうち一部が前記一般型蒸留塔200に還流されるか、前記スチーム生成用熱交換器300及び分離型凝縮器102を順次に通過した後、前記分離型凝縮器102を通過した分離型塔頂流れ120のうち一部が前記分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。
前記のように、スチーム生成用熱交換器300、310をさらに含むことによって、前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上が前記スチーム生成用熱交換器300、310を経由し、前記スチーム生成用熱交換器300、310に熱を供給するようになる。これによって、一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120は、それぞれ相対的に低い温度で前記一般型蒸留塔200及び分離壁型蒸留塔100に還流されるようになる。この場合、一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120がそれぞれ前記一般型蒸留塔200及び分離壁型蒸留塔100に還流される前に、凝縮器102、202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。
例示的な前記製造装置では、前記一般型塔頂流れ220及び分離壁型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れが前記スチーム生成用熱交換器300、310を経由し、前記スチーム生成用熱交換器内で前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れを外部の水と熱交換させることによって、高温のスチームを生産することができる。前記スチーム生成用熱交換器300、310で生成された高温のスチームは、前述したように、例えば、ブタノールの製造工程で利用される蒸発器(Vaporizer)、脱去塔(Stripping Column)または異性体分離塔(Isomer Column)などの熱源として使用されることができる。この場合、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは5〜40、より好ましくは6〜25.5であることができ、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13.5〜33.5であることができる。前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは10.8以下の範囲に調節されることによって、スチーム生成用熱交換器310を通じて水と熱交換が行われた後、100〜120℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは20.5以下の範囲に調節されることによって、スチーム生成用熱交換器300を通じて水と熱交換が行われた後、95〜125℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。
図11及び図12は、本発明の第9実施例及び第10実施例による例示的な前記装置を示す図である。
本発明のさらに1つの具現例で、図11及び図12に示されたように、前記熱交換器は、原料予熱用熱交換器410であることができる。前記原料予熱用熱交換器410は、前記製造装置の連結ルートに直接または間接的に連結されるように位置することができ、熱力学的な観点から、好ましくは前記原料予熱用熱交換器410は、前記分離壁型210または一般型蒸留塔200の塔頂流れ120、220及び一般型蒸留塔200に流入される原料110が流れる配管に直接連結されることができる。また、前記原料予熱用熱交換器410は、例えば、前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れが熱交換器410及び凝縮器102、202を順次に通過するように前記凝縮器102、202の前段に位置することができる。前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れは、例えば、図11のように、前記原料予熱用熱交換器410及び一般型凝縮器202を順次に通過した後、前記一般型凝縮器202を通過した一般型塔頂流れ220のうち一部が前記一般型蒸留塔200に還流されるか、図12のように、前記原料予熱用熱交換器410及び分離型凝縮器102を順次に通過した後、前記分離型凝縮器102を通過した分離型塔頂流れ120のうち一部が前記分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。
前記のように、原料予熱用熱交換器410をさらに含むことによって、前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上が前記原料予熱用熱交換器410を経由し、前記原料予熱用熱交換器410に熱を供給するようになる。これによって、一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち一部は、それぞれ相対的に低い温度で前記一般型蒸留塔200及び分離壁型蒸留塔100に還流され、残りの一部は、製品として生産されることができる。前記のように、一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120のうち1つ以上の流れを低温の一般型蒸留塔200に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110を予熱することができ、これによって、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される一般型塔底流れ230を加熱するための一般型再沸器203で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記一般型塔頂流れ220が前記一般型塔頂領域204に還流されるか、前記分離型塔頂流れ120が前記分離型塔頂領域104に還流される前に、一般型凝縮器202及び分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは5〜40、より好ましくは3〜20であることができ、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜33であることができる。前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは9.3以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器410を通じて熱交換された90〜115℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは20.5以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器410を通じて熱交換が行われた原料が、一般型蒸留塔200に流入された後に、一般型塔底領域205で115〜140℃の温度に流出された一般型塔底流れ230の一部が分離壁型蒸留塔100に流入された場合、105〜120℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化することと同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図11に例示的に示されたように、前記製造装置は、分離型スチーム生成用熱交換器300及び一般型原料予熱用熱交換器410を含むことができる。1つの例示で、前記分離型スチーム生成用熱交換器300は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120が流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器102の前段に位置し、前記分離型塔頂流れ120は、分離型スチーム生成用熱交換器300を通過し、分離型凝縮器102を通過した後、そのうち一部が分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。また、前記一般型原料予熱用熱交換器410は、一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220及び前記一般型蒸留塔200に流入される原料110が流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器202の前段に位置し、前記一般型塔頂流れ220は、一般型原料予熱用熱交換器410を通過し、一般型凝縮器202を通過して、そのうち一部が一般型蒸留塔200に還流されることができる。
前記分離型塔頂流れ120は、前記分離型スチーム生成用熱交換器300を経由し、外部の水と熱交換をすることによって、スチームを生成することができ、前記分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームは、例えば、前記分離壁型蒸留塔100で原料110を流入する前にヒーターを利用した加熱工程で利用されることができる。前記一般型塔頂流れ220は、前記一般型原料予熱用熱交換器410を経由し、一般型原料供給領域206に流入される原料110と熱交換をすることによって、原料110を予熱することができる。前記製造装置が分離型スチーム生成用熱交換器300と一般型原料予熱用熱交換器410を含むことによって、前記分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームを多様な分野に利用することができ、前記分離型塔頂流れ120が分離型塔頂領域104に還流される前に分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果を得ることができる。これと同時に、前記一般型原料予熱用熱交換器410が一般型塔頂流れ220を一般型蒸留塔200に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記一般型蒸留塔200の塔頂流れが前記一般型蒸留塔200に還流される前に一般型凝縮器202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果をさらに得ることができ、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される一般型塔底流れ230を加熱するための一般型再沸器203で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜33であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは3〜20であることができる。前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは9.3以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器410を通じて熱交換された90〜115℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは20.5以下の範囲に調節されることによって、分離型スチーム生成用熱交換器300を通じて水と熱交換された105〜120℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図12のように、前記製造装置は一般型スチーム生成用熱交換器310及び一般型原料予熱用熱交換器410を含むことができる。1つの例示で、前記一般型スチーム生成用熱交換器310は、一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220が流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器202の前段に位置し、前記一般型塔頂流れ220は、一般型スチーム生成用熱交換器310を通過し、一般型凝縮器202を通過した後、そのうち一部が一般型蒸留塔200に還流されることができる。また、前記一般型原料予熱用熱交換器410は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120と一般型蒸留塔200に流入される原料110が流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器102の前段に位置し、前記分離型塔頂流れ120は、一般型原料予熱用熱交換器410を通過し、分離型凝縮器102を通過し、そのうち一部が分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。
前記一般型塔頂流れ220は、前記一般型スチーム生成用熱交換器310を経由し、外部の水と熱交換をすることによって、スチームを生成することができ、前記一般型スチーム生成用熱交換器310で生成されたスチームは、例えば、前記分離壁型蒸留塔100に原料110を流入する前にヒーターを利用した加熱工程で利用されることができる。前記分離型塔頂流れ120は、前記一般型原料予熱用熱交換器410を経由し、一般型原料供給領域206に流入される原料110と熱交換をすることによって、原料110を予熱することができる。前記製造装置が一般型スチーム生成用熱交換器310と一般型原料予熱用熱交換器410を含むことによって、前記一般型スチーム生成用熱交換器310で生成されたスチームを多様な分野に利用することができ、前記一般型塔頂流れ220が一般型塔頂領域204に還流される前に一般型凝縮器202を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果を得ることができる。これと同時に、前記一般型原料予熱用熱交換器410が分離型塔頂流れ120を一般型蒸留塔200に流入される原料110と熱交換をさせることによって、前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れが前記分離壁型蒸留塔100に還流される前に分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果をさらに得ることができ、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される一般型塔底流れ230を加熱するための一般型再沸器203で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは12〜30であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは2.5〜19.5であることができる。前記のように、分離型塔頂流れ120の還流比が100以下、好ましくは20.2以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器410を通じて熱交換された105〜120℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、一般型塔頂流れ220の還流比が100以下、好ましくは8.5以下の範囲に調節されることによって、一般型スチーム生成用熱交換器310を通じて水と熱交換された100〜120℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れ220の一部を高純度の製品として生産することができる。
図13は、本発明の第11実施例による例示的な前記装置を示す図である。
1つの例示では、図13のように、前記製造装置は、分離型スチーム生成用熱交換器300、一般型スチーム生成用熱交換器310及び一般型原料予熱用熱交換器410を含むことができる。前記分離型スチーム生成用熱交換器300は、分離壁型蒸留塔100の分離型塔頂流れ120が流れる配管システムに位置することができ、例えば、分離型凝縮器102の前段に位置し、前記分離壁型塔頂流れは、分離型スチーム生成用熱交換器300を通過し、分離型凝縮器102を通過した後、そのうち一部が分離壁型蒸留塔100に還流されることができる。また、前記一般型スチーム生成用熱交換器310は、一般型蒸留塔200の一般型塔頂流れ220が流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器202の前段に位置し、前記一般型塔頂流れ220は、一般型スチーム生成用熱交換器310を通過し、一般型凝縮器202を通過した後、その中一部が一般型蒸留塔200に還流されることができる。一方、前記一般型原料予熱用熱交換器410は、分離壁型蒸留塔100の生成物流れ140及び一般型蒸留塔200の原料110が流れる配管システムに位置することができる。
前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120は、前記一般型スチーム生成用熱交換器310及び分離型スチーム生成用熱交換器300をそれぞれ経由し、外部の水と熱交換をすることによって、スチームを生成することができ、前記一般型スチーム生成用熱交換器310及び分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームは、例えば、前記分離壁型蒸留塔100に原料110を流入する前にヒーターを利用した加熱工程で利用されることができる。前記分離壁型蒸留塔100の生成物流れ140は、前記一般型原料予熱用熱交換器410を経由し、一般型原料供給領域206に流入される原料110と熱交換をすることによって、原料110を予熱することができる。前記製造装置が一般型及び分離型スチーム生成用熱交換器300と一般型原料予熱用熱交換器410を含むことによって、前記一般型及び分離型スチーム生成用熱交換器300で生成されたスチームを多様な分野に利用することができ、前記一般型塔頂流れ220及び分離型塔頂流れ120が一般型塔頂領域204及び分離型塔頂領域104にそれぞれ還流される前に、一般型凝縮器202及び分離型凝縮器102を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる効果を得ることができる。これと同時に、前記一般型原料予熱用熱交換器410が分離壁型蒸留塔100の生成物流れ140を一般型蒸留塔200に流入される原料110と熱交換をさせることで、前記n−ブタノールを含む流れが凝縮され、製品として生産される前に、冷却器108を利用した冷却工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記冷却工程で所要される費用を節減することができる効果をさらに得ることができ、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される一般型塔底流れ230を加熱するための一般型再沸器203で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜30であることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100であることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは2.3〜19.2であることができる。前記のように、一般型蒸留塔200の還流比が100以下、好ましくは8.3以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器を通じて熱交換の行われた原料が一般型蒸留塔200に流入された後に一般型塔頂領域220で100〜120℃の温度に流出される場合、一般型スチーム生成用熱交換器310を通じて熱交換された105〜120℃の一般型塔頂流れ220のうち一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、塔頂流れの一部を高純度の製品として生産することができる。また、前記のように、分離壁型蒸留塔100の還流比が100以下、好ましくは20以下の範囲に調節されることによって、一般型原料予熱用熱交換器410を通じて熱交換の行われた原料が一般型蒸留塔200に流入された後に、一般型塔底領域205で115〜140℃の温度に流出された一般型塔底流れ230の一部が分離壁型蒸留塔100に流入された場合、分離型スチーム生成用熱交換器300を通じて水と熱交換された105〜120℃の分離型塔頂流れ120のうち分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、分離型塔頂流れ120の一部を高純度の製品として生産することができる。
また、図示してはいないが、例示的な本発明のアルカノール製造装置は、一般型原料予熱用熱交換器を少なくとも2つ以上含むことができる。例えば、前記製造装置が2個の一般型原料予熱用熱交換器を含む場合、一般型塔頂流れを一番目の一般型原料予熱用熱交換器を通じて低温の一般型蒸留塔に流入される原料と熱交換をさせることによって、前記一般型蒸留塔に流入される原料を予熱することができ、原料が充分に予熱されない場合、二番目の一般型原料予熱用熱交換器を通じて分離壁型蒸留塔の生成物流れと一般型蒸留塔に流入される原料の追加的な予熱が行われることができる。1つの例示で、前記一番目の一般型原料予熱用熱交換器は、一般型蒸留塔の一般型塔頂流れが流れる配管システムに位置することができ、例えば、一般型凝縮器の前段に位置し、前記一般型塔頂流れは、一番目の一般型原料予熱用熱交換器を通過し、一般型凝縮器通過した後、そのうち一部が分離壁型蒸留塔に還流されることができる。また、前記二番目の一般型原料予熱用熱交換器は、分離壁型蒸留塔の生成物流れ及び一般型蒸留塔の原料が流れる配管システムに位置することができる。これによって、前記一般型蒸留塔に流入される原料の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔の塔底領域で排出される塔底流れを加熱するための再沸器で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記一般型蒸留塔の低沸点流れが前記一般型蒸留塔の一般型塔頂領域に還流される前に一般型凝縮器を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。1つの例示で、前記一般型原料予熱用熱交換器を通過して予熱された原料と生成物流れの温度差ΔTminが5℃以上になるように生成物流れの温度を調節することができ、例えば、生成物流れが流れる配管の圧力を減圧または加圧して調節することができる。ひいては、この場合、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、1〜100であることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは10.5〜18.5であることができる。前記のように、一般型塔頂流れの還流比が100以下、好ましくは17以下の範囲に調節されることによって、一番目の分離型原料予熱用熱交換器を通過して熱交換が行われた後、95〜115℃の一般型塔頂流れのうち一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流に必要なエネルギー消耗量を最小化すると同時に、一般型塔頂流れの一部を高純度の製品として生産することができる。
本発明は、また、アルカノールの製造方法に関し、例えば、前記製造方法は、前述したアルカノールの製造装置によって行われることができる。例示的な前記方法では、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む原料110を分離壁型蒸留塔100に導入し、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を前記原料110から分離し、分離した下記化学式1の化合物を含む前記分離壁型蒸留塔100の生成物流れ140を一般型蒸留塔200に導入し、下記化学式1の化合物の異性体を分離し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることを含むことができる。
[化学式1]
R−OH
前記化学式1で、Rは、アルキル基である。
本発明の一具現例で、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を分離壁型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることができる。
例えば、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を外部の水と熱交換させることができる。
前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を蒸留塔外部の水と熱交換することによって高温のスチームを生産することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜20に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜25に調節されることができる。
また、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を分離壁型蒸留塔100に導入される原料110と熱交換させることができる。
前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を低温の分離壁型蒸留塔100に流入される低温の原料110と熱交換をさせることによって、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110を予熱することができ、これによって、前記分離壁型蒸留塔100に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは分離壁型蒸留塔100の塔底領域で排出される塔底流れを加熱するためのヒーターで使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上の流れが前記分離型塔頂領域104及び一般型塔頂領域204にそれぞれ還流される前に、凝縮器を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは10〜18に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは10〜20に調節されることができる。
例示的な前記製造方法では、また、一般型蒸留塔200の塔頂流れ220を外部の水と熱交換させ、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120を分離壁型蒸留塔100に導入される原料110と熱交換させることができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは12〜20に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜25に調節されることができる。
また、前記方法では、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120を外部の水と熱交換させ、一般型蒸留塔200の塔頂流れ220を分離壁型蒸留塔100に導入される原料110と熱交換させることができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは11〜19に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは12〜25に調節されることができる。
1つの例示的な本発明の製造方法は、また、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む原料110を一般型蒸留塔200に導入し、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を前記原料110から分離し、分離した下記化学式1の化合物を含む前記一般型蒸留塔200の塔底流れを分離壁型蒸留塔100に導入し、下記化学式1の化合物の異性体を分離し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることを含むことができる。
[化学式1]
R−OH
前記化学式1で、Rは、アルキル基である。
1つの例示で、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離壁型蒸留塔の塔頂流れ、生成物流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れよりなる群から選択された1つ以上の流れの一部または全部を一般型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることができる。
例えば、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を外部の水と熱交換させることができる。
前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を蒸留塔外部の水と熱交換することによって、高温のスチームを生産することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13.5〜33.5に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは5〜40、より好ましくは6〜25.5に調節されることができる。
また、前記製造方法では、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を一般型蒸留塔200に導入される原料110と熱交換させることができる。
前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上を低温の一般型蒸留塔200に流入される低温の原料110と熱交換をさせることによって、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110を予熱することができ、これによって、前記一般型蒸留塔200に流入される原料110の温度を高めるためのヒーターまたは一般型蒸留塔200の一般型塔底領域205で排出される一般型塔底流れ230を加熱するための一般型再沸器203で使用されるエネルギー消耗量を減らすことができる。さらに、前記分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120及び一般型蒸留塔200の塔頂流れ220のうち1つ以上の流れが前記分離型塔頂領域104及び一般型塔頂領域204にそれぞれ還流される前に、凝縮器を利用した凝縮工程で使用される冷却水の量を減らすことによって、前記凝縮工程で所要される費用を節減することができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは13〜33に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは5〜40、より好ましくは3〜20に調節されることができる。
例示的な前記製造方法では、また、分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120を外部の水と熱交換させて、一般型蒸留塔200の塔頂流れ220を一般型蒸留塔200に導入される原料110と熱交換させることができる。この際、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜33に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは3〜20に調節されることができる。
また、前記方法では、一般型蒸留塔200の塔頂流れ220を外部の水と熱交換させて分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120を一般型蒸留塔200に導入される原料110と熱交換させることができる。この際、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは12〜30に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは2.5〜19.5に調節されることができる。
1つの例示で、前記製造方法では、また、一般型蒸留塔200及び分離壁型蒸留塔100の塔頂流れ120、220を外部の水と熱交換させて、分離壁型蒸留塔100の生成物流れ140を一般型蒸留塔200に導入される原料110と熱交換させることができる。この場合、前記熱交換が行われた後、分離壁型蒸留塔100に還流される分離型塔頂流れ120の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜60、より好ましくは13〜30に調節されることができ、前記熱交換が行われた後、一般型蒸留塔200に還流される一般型塔頂流れ220の還流比は、1〜100に調節されることができ、熱力学的な観点から、好ましくは10〜50、より好ましくは2.3〜19.2に調節されることができる。
本発明によれば、アルカノールの製造時に装置の再沸器でのスチームまたは凝縮器での冷却水の使用量を減らして、エネルギー節減を図ることができ、スチーム生成用熱交換器を通じて生成されたスチームを多様な分野に利用することができる。また、本発明によれば、高純度のアルカノールを製造することができる。
図1は、例示的なアルカノールの製造装置を示す図である。
図2は、例示的な分離壁型蒸留塔を示す図である。
図3は、例示的な一般型蒸留塔を示す図である。
図4〜図13は、例示的なアルカノールの製造装置の具現例を示す図である。
図14は、比較例で使用したアルカノールの製造装置を示す図である。
以下、本発明による実施例及び本発明によらない比較例を通じて本発明を詳しく説明するが、本発明の範囲が下記提示された実施例によって制限されるものではない。
実施例1
図1のように、分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔が順次に連結された装置を使用してn−ブタノールを製造した。具体的には、iso−ブタノール及びn−ブタノールを含む原料を分離壁型蒸留塔に導入して分離工程を行い、かつ、前記分離壁型蒸留塔の下部運転圧力は、約2.5Kg/cmであり、運転温度は、約140℃となるようにし、前記分離壁型蒸留塔の上部運転圧力は、約1.5Kg/cmであり、運転温度は、約103℃となるようにした。また、分離壁型蒸留塔の分離型塔底領域で排出される高沸点の分離型塔底流れの一部は、分離型再沸器を経て分離壁型蒸留塔にさらに導入させた。また、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出される低沸点流れ及び水を含む分離型塔頂流れの一部は、分離型凝縮器を経て分離壁型蒸留塔に再導入させ、他の一部は、製品として分離した。また、分離壁型蒸留塔の生成物流れであるiso−ブタノール及びn−ブタノールを含む流れを一般型蒸留塔に導入して分離工程を行い、かつ、前記一般型蒸留塔の下部運転圧力は、約1.8Kg/cmであり、運転温度は、約135℃となるようにし、前記一般型蒸留塔の上部運転圧力は、約1.0Kg/cmであり、運転温度は、約105℃となるようにした。また、一般型蒸留塔の一般型塔底領域で排出されるn−ブタノールの一部は、一般型再沸器を経て一般型蒸留塔にさらに導入させ、他の一部は、製品として分離した。また、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールの一部は、一般型凝縮器を経て一般型蒸留塔に再導入させ、他の一部は、製品として分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13〜20であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、14〜26となるようにした。
実施例2
図4のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例1と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13〜20であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、13〜25となるようにした。
実施例3
図5のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由し、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が分離型凝縮器を経る前に分離型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例1と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、15〜23であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、13〜25となるようにした。
実施例4
図6のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが一般型凝縮器を経る前に分離壁型蒸留塔に導入される原料と分離型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行うようにしたことを除いて、実施例1と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、10〜18であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、10〜20となるようにした。
実施例5
図7のように、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が分離型凝縮器を経る前に分離壁型蒸留塔に導入される原料と分離型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行い、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例1と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、12〜20であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、13〜25となるようにした。
実施例6
図8のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが一般型凝縮器を経る前に分離壁型蒸留塔に導入される原料と分離型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行い、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が分離型凝縮器を経る前に分離型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例1と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、11〜19であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、12〜25となるようにした。
実施例7
図9のように、一般型蒸留塔及び分離壁型蒸留塔が順次に連結された装置を使用してn−ブタノールを製造した。具体的には、iso−ブタノール及びn−ブタノールを含む原料を一般型蒸留塔に導入して分離工程を行い、かつ、前記一般型蒸留塔の下部運転圧力は、約1.9Kg/cmであり、運転温度は、約140℃となるようにし、前記一般型蒸留塔の上部運転圧力は、約1.5Kg/cmであり、運転温度は、約100℃となるようにした。また、一般型蒸留塔の一般型塔底領域に排出される高沸点の一般型塔底流れ230の一部は、一般型再沸器203を経て一般型蒸留塔にさらに導入させ、他の一部は、分離壁型蒸留塔に導入させた。また、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出される低沸点流れ及び水を含む一般型塔頂流れの一部は、一般型凝縮器を経て一般型蒸留塔に再導入させ、他の一部は、製品として分離した。また、一般型蒸留塔の下部生成物であるiso−ブタノール及びn−ブタノールを含む高沸点の一般型塔底流れの一部を分離壁型蒸留塔に導入して分離工程を行い、かつ、前記分離壁型蒸留塔の下部運転圧力は、約1.5Kg/cmであり、運転温度は、約130℃となるようにし、前記分離壁型蒸留塔の上部運転圧力は、約1.1Kg/cmであり、運転温度は、約110℃となるようにした。また、分離壁型蒸留塔の分離型塔底領域で排出される高沸点成分の分離型塔底流れの一部は、分離型再沸器を経て分離壁型蒸留塔にさらに導入させ、他の一部は、製品として分離した。また、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールの一部は、分離型凝縮器を経て分離壁型蒸留塔に再導入させ、他の一部は、製品として分離した。また、分離壁型蒸留塔の生成物流出領域で排出されるn−ブタノールは、凝縮器を経て製品として分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13〜33であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、6〜25となるようにした。
実施例8
図10のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由し、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが分離型凝縮器を経る前に分離型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例7と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13.5〜33.5であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、6.5〜25.5となるようにした。
実施例9
図11のように、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が一般型凝縮器を経る前に一般型蒸留塔に導入される原料と一般型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行い、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが分離型凝縮器を経る前に分離型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例7と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13〜33であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、3〜20となるようにした。
実施例10
図12のように、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが分離型凝縮器を経る前に一般型蒸留塔に導入される原料と一般型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行い、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例7と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、12〜30であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、2.5〜19.5となるようにした。
実施例11
図13のように、分離壁型蒸留塔の生成物流出領域で排出されるn−ブタノールが凝縮器を経る前に一般型蒸留塔に導入される原料と一般型原料予熱用熱交換器を利用して熱交換を行い、一般型蒸留塔の一般型塔頂領域で排出される低沸点成分及び水が一般型凝縮器を経る前に一般型スチーム生成用熱交換器を経由し、分離壁型蒸留塔の分離型塔頂領域で排出されるiso−ブタノールが分離型凝縮器を経る前に分離型スチーム生成用熱交換器を経由するようにしたことを除いて、実施例7と同一の方法によって、n−ブタノールとiso−ブタノールを分離した。この場合、前記分離壁型蒸留塔の分離型塔頂流れの還流比は、13〜30であり、一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、2.3〜19.2となるようにした。
比較例
n−ブタノール、iso−ブタノールを含む原料が、3機の一般型蒸留塔が順次に連結されたアルカノール製造装置に導入されるように装置を図14のように構成した。図14の装置で、一番目の一般型蒸留塔の上部で排出される100℃の低沸点成分及び水を凝縮器を利用して50℃に凝縮させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔頂領域に還流させ、他の一部は、製品として分離し、一番目の一般型蒸留塔の下部で排出されるn−ブタノール、iso−ブタノールを含む140℃の高沸点成分は、再沸器を利用して、141℃に加熱させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔底領域に還流させ、他の一部は、二番目の一般型蒸留塔に導入させた。二番目の一般型蒸留塔の上部で排出される120℃のiso−ブタノールを含む流れを凝縮器を利用して50℃に凝縮させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔頂領域に還流させ、他の一部は、製品として分離し、二番目の一般型蒸留塔の下部で排出されるn−ブタノールを含む142℃の高沸点成分は、再沸器を利用して、143℃に加熱させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔底領域に還流させ、他の一部は、三番目の一般型蒸留塔に導入させた。次に、三番目の一般型蒸留塔の上部で排出される130℃のn−ブタノールを含む流れを凝縮器を利用して50℃に凝縮させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔頂領域に還流させ、他の一部は、製品として分離し、三番目の一般型蒸留塔の下部で排出される145℃の高沸点成分は、再沸器を利用して、146℃に加熱させて、一部は、さらに一般型蒸留塔の塔底領域に還流させ、他の一部は、三番目の一般型蒸留塔に導入させた。この場合、前記一般型蒸留塔に還流される一般型塔頂流れの還流比は、0.5〜50となるようにした。
使用されたエネルギーの測定
前記実施例及び比較例の製造装置を使用してn−ブタノールとiso−ブタノールを分離する場合、使用されるエネルギーを測定し、その結果は、下記表1に示す。
Figure 2016502463

前記表1に示されたように、本発明の製造装置の実施例を利用してn−ブタノールとiso−ブタノールを分離する場合、比較例に比べて最大46.8%までエネルギー節減効果が現われている。また、原料が分離壁型蒸留塔を経て一般型蒸留塔に導入される製造装置の場合より一般型蒸留塔を経て分離壁型蒸留塔に導入される製造装置の場合、エネルギー節減効果に優れていることが分かる。これは、一般型蒸留塔に比べて分離壁型蒸留塔のエネルギー効率に優れているからである。すなわち、n−ブタノールとiso−ブタノールの沸騰点が類似しているため、分離壁型蒸留塔で分離する場合、一般的な蒸留塔で分離する場合に比べて少ないエネルギーの消耗で、所望のスペックの製品を生産することができる。したがって、沸騰点が類似な成分が含まれた4成分以上の物質をそれぞれの成分に分離する場合、まず、低沸点成分を一般型蒸留塔を通じて分離した後、分離壁型蒸留塔で沸騰点が類似なそれぞれの成分を分離することがエネルギー効率の側面で有利である。

Claims (26)

  1. 分離壁型蒸留塔、前記分離壁型蒸留塔にそれぞれ流体連結されている分離型再沸器、及び分離型凝縮器;一般型蒸留塔、前記一般型蒸留塔にそれぞれ流体連結されている一般型再沸器、及び一般型凝縮器;及び前記分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段に位置し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させる熱交換器を含み、
    前記分離壁型蒸留塔は、分離型原料供給領域、生成物流出領域、分離型塔頂領域及び分離型塔底領域に区分され、前記一般型蒸留塔は、一般型原料供給領域、一般型塔頂領域及び一般型塔底領域に区分され、
    下記化学式1の化合物とその異性体を含む原料が前記分離型原料供給領域に流入され、流入された原料は、生成物流れ、分離型塔頂流れ及び分離型塔底流れに分離して流出され、
    前記分離型塔頂流れは、分離型塔頂領域で流出されて分離型凝縮器を通過し、前記分離型凝縮器を通過した分離型塔頂流れのうち一部は、分離壁型蒸留塔に還流され、前記分離型塔底流れは、分離型塔底領域で流出され、前記分離型塔底流れのうち一部は、分離型再沸器を通過して分離壁型蒸留塔に還流され、
    前記生成物流れは、生成物流出領域で流出され、一般型原料供給領域に流入され、流入された原料は、一般型塔頂流れ及び一般型塔底流れに分離して流出され、
    前記一般型塔底流れは、一般型塔底領域で流出され、前記一般型塔底流れのうち一部は、一般型再沸器を通過して一般型蒸留塔に還流され、前記一般型塔頂流れは、一般型塔頂領域で流出されて一般型凝縮器を通過し、前記一般型凝縮器を通過した一般型塔頂流れのうち一部は、一般型蒸留塔に還流され、下記化学式1の化合物とその異性体を分離することができるアルカノールの製造装置:
    [化学式1]
    R−OH
    前記化学式1で、Rはアルキル基である。
  2. 化学式1の化合物及びその異性体がそれぞれn−ブタノール及びiso−ブタノールであり、生成物がこれらの混合物である、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  3. 熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  4. 熱交換器は、それぞれ分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上を外部の水と熱交換させるスチーム生成用熱交換器である、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  5. 熱交換器は、それぞれ分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上を分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる原料予熱用熱交換器である、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  6. 一般型凝縮器の前段で一般型塔頂流れを外部の水と熱交換させる一般型スチーム生成用熱交換器及び分離型凝縮器の前段で分離型塔頂流れを分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる分離型原料予熱用熱交換器を含む、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  7. 分離型凝縮器の前段で分離型塔頂流れを外部の水と熱交換させる分離型スチーム生成用熱交換器及び一般型凝縮器の前段で一般型塔頂流れを分離型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる分離型原料予熱用熱交換器を含む、請求項1に記載のアルカノールの製造装置。
  8. 分離壁型蒸留塔、前記分離壁型蒸留塔にそれぞれ流体連結されている分離型再沸器、及び分離型凝縮器;一般型蒸留塔、前記一般型蒸留塔にそれぞれ流体連結されている一般型再沸器、及び一般型凝縮器;及び前記分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段に位置し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させる熱交換器を含み、
    前記分離壁型蒸留塔は、分離型原料供給領域、生成物流出領域、分離型塔頂領域及び分離型塔底領域に区分され、前記一般型蒸留塔は、一般型原料供給領域、一般型塔頂領域及び一般型塔底領域に区分され、
    下記化学式1の化合物とその異性体を含む原料が前記一般型原料供給領域に流入され、流入された原料は、一般型塔頂流れ及び一般型塔底流れに分離して流出され、
    前記一般型塔頂流れは、一般型塔頂領域で流出されて一般型凝縮器を通過し、前記一般型凝縮器を通過した一般型塔頂流れのうち一部は、一般型蒸留塔に還流され、
    前記一般型塔底流れは、一般型塔底領域で流出され、前記一般型塔底流れのうち一部は、一般型再沸器を通過して一般型蒸留塔に還流され、残りの一部は、分離型原料供給領域に流入され、流入された原料は、生成物流れ、分離型塔頂流れ及び分離型塔底流れに分離して流出され、
    前記分離型塔底流れは、分離型塔底領域で流出され、前記分離型塔底流れのうち一部は、分離型再沸器を通過して分離型蒸留塔に還流され、前記分離型塔頂流れは、分離型塔頂領域で流出されて分離型凝縮器を通過し、前記分離型凝縮器を通過した分離型塔頂流れのうち一部は、分離型蒸留塔に還流され、前記生成物流れは、生成物流出領域で流出され、下記化学式1の化合物とその異性体を分離することができるアルカノールの製造装置:
    [化学式1]
    R−OH
    前記化学式1で、Rは、アルキル基である。
  9. 化学式1の化合物及びその異性体がそれぞれn−ブタノール及びiso−ブタノールであり、生成物がn−ブタノールである、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  10. 熱交換器は、分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  11. それぞれ分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上を外部の水と熱交換させるスチーム生成用熱交換器をさらに含む、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  12. それぞれ分離型凝縮器及び/または一般型凝縮器の前段で分離型塔頂流れ及び一般型塔頂流れのうち1つ以上を一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる原料予熱用熱交換器をさらに含む、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  13. 一般型凝縮器の前段で一般型塔頂流れを外部の水と熱交換させる一般型スチーム生成用熱交換器及び分離型凝縮器の前段で分離型塔頂流れを一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる一般型原料予熱用熱交換器を含む、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  14. 分離型凝縮器の前段で分離型塔頂流れを外部の水と熱交換させる分離型スチーム生成用熱交換器及び一般型凝縮器の前段で一般型塔頂流れを一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる一般型原料予熱用熱交換器を含む、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  15. 分離型凝縮器の前段で分離型塔頂流れを外部の水と熱交換させる分離型スチーム生成用熱交換器;一般型凝縮器の前段で一般型塔頂流れを外部の水と熱交換させる一般型スチーム生成用熱交換器;及び生成物流れを一般型原料供給領域に流入される原料と熱交換して原料を昇温させる一般型原料予熱用熱交換器を含む、請求項8に記載のアルカノールの製造装置。
  16. 下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む原料を分離壁型蒸留塔に導入し、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を前記原料から分離し、分離した下記化学式1の化合物を含む前記分離壁型蒸留塔の生成物流れを一般型蒸留塔に導入して下記化学式1の化合物の異性体を分離し、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることを含むアルカノールの製造方法:
    [化学式1]
    R−OH
    前記化学式1で、Rはアルキル基である。
  17. 化学式1の化合物及びその異性体がそれぞれn−ブタノール及びiso−ブタノールであり、生成物がこれらの混合物である、請求項16に記載のアルカノールの製造方法。
  18. 分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を分離壁型蒸留塔に導入される原料と熱交換させる、請求項16に記載のアルカノールの製造方法。
  19. 一般型蒸留塔の塔頂流れを外部の水と熱交換させ、分離壁型蒸留塔の塔頂流れを分離壁型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることを含む、請求項16に記載のアルカノールの製造方法。
  20. 分離壁型蒸留塔の塔頂流れを外部の水と熱交換させ、一般型蒸留塔の塔頂流れを分離壁型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることを含む、請求項16に記載のアルカノールの製造方法。
  21. 下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を含む原料を一般型蒸留塔に導入して、下記化学式1の化合物とその化合物の異性体を前記原料から分離し、分離した下記化学式1の化合物を含む前記一般型蒸留塔の塔底流れを分離壁型蒸留塔に導入して、下記化学式1の化合物の異性体を分離することを含み、前記分離壁型蒸留塔及び一般型蒸留塔の流入または流出流れのうち1つ以上の一部または全部を熱交換させることを含むアルカノールの製造方法:
    [化学式1]
    R−OH
    前記化学式1で、Rはアルキル基である。
  22. 化学式1の化合物及びその異性体がそれぞれn−ブタノール及びiso−ブタノールであり、生成物がこれらの混合物である、請求項21に記載のアルカノールの製造方法。
  23. 分離壁型蒸留塔の塔頂流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れのうち1つ以上の流れの一部または全部を外部の水と熱交換させるか、または分離壁型蒸留塔の塔頂流れ、生成物流れ及び一般型蒸留塔の塔頂流れよりなる群から選択された1つ以上の流れの一部または全部を一般型蒸留塔に導入される原料と熱交換させる、請求項21に記載のアルカノールの製造方法。
  24. 一般型蒸留塔の塔頂流れを外部の水と熱交換させて分離壁型蒸留塔の塔頂流れを一般型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることを含む、請求項21に記載のアルカノールの製造方法。
  25. 分離壁型蒸留塔の塔頂流れを外部の水と熱交換させて一般型蒸留塔の塔頂流れを一般型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることを含む、請求項21に記載のアルカノールの製造方法。
  26. 一般型蒸留塔及び分離壁型蒸留塔の塔頂流れを外部の水と熱交換させて分離壁型蒸留塔の生成物流れを一般型蒸留塔に導入される原料と熱交換させることを含む、請求項21に記載のアルカノールの製造方法。
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