JP2016502135A - 弦楽器用演奏補助具 - Google Patents
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Abstract
弦楽器用演奏補助具は、使用時、楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段を含む。アライメント手段は、使用時、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む。補助具は、演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するを含むグライダーを更に含む。補助具は、グライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に摺動可能に結合するように配置された結合手段を更に含む。
Description
本発明は、ギター、バンジョー又はバイオリンなどの弦楽器用演奏補助具又は付属品に関し、特に、演奏者が楽器のネック上での正確なハンドポジショニングを学習するのを補助するためのハンドポジショニング装置に関する。
楽器の上手な演奏を学ぶためには楽器のネック上での正確なハンドポジショニングが必須である。これは従来、練習及び教育により学ばれるものであるが、正確さに欠けるポジショニングの癖は矯正が難しく、最終的には、演奏者の、より高い技能へと上達する能力を制限する可能性がある。正確なポジショニングを学ぶための、及び演奏者のマッスルメモリーを補助するための補助具は演奏者にとっても商業的にも価値のあるものとなろう。
先行技術には、1つ又は複数の弦を押さえてチューニングを変更するため楽器のネックに取り付けて使用するカポタストの多くの変形形態を含む。いくつかの変形形態では、カポタストは、各弦の押さえを調整し、コードをより演奏しやすくするためのキー又はボタンを含む。いくつかの設計では、カポタストは、例えば、ネック上の可動付属物又は取付台により、ネックに沿って動くことができるように適合されている。チューニングの変更を行うためローラを弦に接触させることができる。いずれの場合においても、当該装置は、弦を押さえるにあたり機械的補助なしで演奏者の手を案内するように設計されているというよりもむしろ、チューニングの変更又は弦の押さえを行うように設計されており、唯一の目的はチューニングの変更又は弦の押さえを行うことである。弦を押さえ、グリッサンド又はポルタメント効果を生じさせるために演奏者の指又は手にて動作するギタースライドは周知である。これらもまた自然に押さえた状態で演奏を補助することよりもむしろ音の性質を調整することを目的としている。
したがって、可動カポタスト(「カポ」とも呼ばれる)への必要性に関する課題を解決するため、以下を含む、この分野における多くの特許が出願されている。
米国特許第6271448号明細書は、楽器のネック内の軌道に乗る、リュート族の楽器用のスライドカポについて開示している。当該カポは、軌道内に乗る長尺状のフランジを保持する剛性の横材を含む。横材により支持されたベアリング内において円筒状エラストマーローラが回転するとともに、指板上方におけるローラの高さを調節するための調節手段が提供される。カーブが付けられた指板の場合、ローラが回転するシャフトには可撓性があり且つ弾力があることからシャフトは曲がることができ、円筒状ローラで全ての弦を指板に押し付けることができる。
米国特許第4621558号明細書は、ギターのネックに沿って移動可能な2つのローラを含むローラカポデバイスについて開示している。種々のキーの演奏を容易にするため上部ローラがいくつかのフレットのいずれかにて弦を押し付ける。ローラはネックの断面曲率に適合するため、真の横断位置を維持し、デバイスの、ネックを上下する滑らかな移動を容易にする。
これに対し、本発明は、カポタストポ(capotastpo)と異なり、ネック上における演奏者のハンドポジショニングを補助するために使用可能な、弦上に支持されない演奏補助具を提供する。
本発明の第1の態様によれば、
使用時、楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段であって、アライメント手段が、使用時、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む、アライメント手段と、
演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するグライダーと、
グライダーがネックに対して摺動することができるようにグライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に結合するように配置された結合手段と、
を含む、弦楽器用演奏補助具が提供される。
使用時、楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段であって、アライメント手段が、使用時、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む、アライメント手段と、
演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するグライダーと、
グライダーがネックに対して摺動することができるようにグライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に結合するように配置された結合手段と、
を含む、弦楽器用演奏補助具が提供される。
このように、演奏者は自身の手の一部、例えば、自身の親指をカラー内に配置してもよく、演奏補助具は手を正確に位置決めして楽器の演奏を補助する。その後、正しい演奏位置を維持しつつ、直線アライメント要素上を走行するグライダーによって案内された状態で、楽器のネック上において手を上下に移動させてもよい。好適な実施形態では、カラーは演奏者の親指を受けるように適合されているが、いくつかの実施形態では、カラーは演奏者の手の一部を受けるように適合されてもよく、且つ手に装着する部分グローブの形態であってもよい。本明細書中においては、カラーはサムカラーと呼ばれるが、これは本発明の範囲をいかようにも限定することを意図するものではない。
好適な実施形態では、アライメント手段はネック上に取り付けられており、少なくとも第1の取付手段と、取付手段に形成されるか取り付けられた直線アライメント要素と、を含む。
更に好適な実施形態においては、アライメント手段は、第1及び第2の取付手段と、それらの間に延在する直線アライメント要素と、を含む。好ましくは、取付手段はネックの上部の、楽器の本体に近い方の第1の位置と、ネックの下部の、楽器の本体から遠い方の第2の位置とに配置されるように適合されている。いくつかの実施形態では、ネックのテーパ形状に適応するため第1の取付手段は第2の取付手段よりも大きな寸法を有する。好ましくは、取付手段は、安定した嵌合を可能にするためネックに接触するように配置された、表面上の凹形状を含む。取付手段は、ネックの形状に合うような可撓性を付与するために弾性材料を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、取付手段は、例えば、ネック内に挿入されたねじもしくはスタッド又は接着剤によってネックに半永久的に取り付けられるように適合されている。好適な実施形態では、取付手段はネックから着脱可能となるように適合されている。代替的実施形態においては、取付手段は直線アライメント要素から着脱可能となるように適合されている。
直線アライメント要素をネックに取り付けることができる着脱式手段は、いくつかの実施形態ではネックの裏面及びフレット付き指板の一部の周囲に延在し、使用中、弦へのアクセスを妨げることなく取付手段を所定の位置にクリップで留めるよう機能するクリップによるものである。いくつかの実施形態では、取付手段は、例えばねじクランプ機能を有するクランプを用いて所定の位置に保持してもよい。更なる実施形態では、取付手段は、Velcro(登録商標)などの着脱可能な取り付け材料を含んでもよい。
いくつかの実施形態では、取付手段は、直線アライメント要素と、取付手段に直に摺動可能に結合するグライダーと、を含む。一実施形態においては、取付手段は、ネックに取り付けられるように適合され、且つ伸長本体(extended body)内に形成された、返しを備えた形状を有する凹部を有する伸長本体を含む。結合手段は返しによって保持される形状の突出物を含む。
返しは、カップリング上の突出物周囲に嵌合し、カップリングを凹部内に摺動可能に保持する凹部形状の一部である。
このようにして、グライダーは取付手段に結合される一方で凹部の長手方向に摺動してもよい。
一実施形態においては、取付手段は、ネックに嵌合するように適合された凹状湾曲形状を含む。取付手段は、上述の取付手段によってネックに取り付けてもよい。凹部は返しを有する種々の断面形状を有してもよく、例えば、円形、矩形又は他の形状の周縁のほとんどが取付手段を形成する。
好適な実施形態では、直線アライメント要素は単一の取付手段から延在する又は2つの取付手段間に延在するレールを含み、グライダーがレールに摺動可能に結合する。一実施形態においては、レールは、使用時、ネックに平行する平坦部を備えた平坦矩形断面を有し、グライダーは、レールの周囲に嵌合するように適合された2つの返しを有する凹部を有する。グライダーはレールに摺動可能に結合されており、レールは返しによって凹部内に保持される。
一実施形態においては、レールはT字形断面を有する形状を有し、グライダーは、レールの周囲に嵌合するように適合され、グライダーがレール上に保持されるように凹部内に返し形状(return profile)を有する凹部を含む。別の実施形態では、レールは2つの返しを有する凹部を含んでもよく、グライダーは、凹部内に嵌合し、且つ返し及びスタッドの頭部によって保持されるスタッド形状を含んでもよい。更なる実施形態においては、レールは実質的に円形断面のロッドであり、グライダーは実質的に円形のクリアランス穴をその内部に有し、ロッド上に取り付けられている。本発明のデバイスにおいてはグライダー及びレールの種々の配置構成を使用可能である。この例は、当業者には例えばカーテンレール技術で明らかであろう。
いくつかの実施形態では、デバイスは、使用中、グライダーがレールに結合されたままになるように適合されている。好適な実施形態では、デバイスはグライダーがレールに着脱可能に結合し、演奏中の偶発的な分離を防止する状態でレールの所定の位置に保持されるように適合されている。いくつかの実施形態は、グライダー凹部の返しをレールから取り外すことができるようにレールが適合されたグライダー取り外し点を含んでもよい。例えば、レールは、遮断領域(cut−out region)を含んでもよい。
更なる実施形態では、アライメント手段がネック上に形成され、直線アライメント要素がネック自体の裏面に形成される。好適な実施形態においては、直線アライメント要素は、ネック内に形成された、返しのある形状を有する凹部を含み、グライダーは、当該返し内に嵌合し且つ返しによって保持される形状を有する結合手段を有する。一実施形態においては、アライメント手段は、ネック内に形成され、且つ結合手段を摺動可能に保持するために返しのある形状を有する直線アライメント要素を収容するため、ネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された凹部を含む。この実施形態では、直線アライメント要素は、カップリングが凹部内に摺動可能に保持されうるように摺動可能に保持するための返しを有する凹部を備えて形成された押出品又は折り返されたシートである。
好ましくは、凹部は、カップリング手段を凹部内に挿入してもよいグライダー取付点を含む。好適な実施形態においては、凹部はネック内の逆T字形状を有し、結合手段は、当該T字形状内に嵌合し、且つ当該T字形状内に保持されるスタッドを含む。取付点は、凹部に交差する側面が直線のめくら孔などの、T字形状の返しのない領域を含む。このようにして、使用時、スタッドは凹部を上下に摺動してグライダーをネックに結合し、グライダーは取付点にある際に着脱可能である。このような実施形態においては、凹部はインサート材料、例えば、凹部内への押し込み嵌め部(push−fit)となるような形状の一片のプラスチックによって被覆してもよい。
いくつかの実施形態では、グライダーをネックから取り外すために結合手段が直線アライメント要素から取り外されるように、カラーが結合手段に永久的に結合されている。
いくつかの実施形態では、グライダーは、カラーが結合手段から着脱可能であり、結合手段が楽器に取り付けられたままでカラーが親指などの演奏者の手の一部に残ることを可能にするように、カラー取付手段を含む。このようなカラー取付手段には、プレススタッド及びソケットを含んでもよい。スタッドはカラーに固定され且つ結合手段内のソケットから着脱可能であってもよく、あるいは、スタッドはカップリングに固定され且つカラー内のソケットから着脱可能であってもよい。取付手段は、カラーに取り付けられたVelcro(登録商標)と、結合手段に取り付けられたVelcro(登録商標)パッドと、を含んでもよい。いくつかの実施形態では、カラー取付手段は磁気取付手段を含む。
第2の態様によれば、本発明は、実質的に本明細書中に記載されるような演奏補助具を提供するステップを含む、弦楽器を補助付演奏する方法を提供する。使用者は指が弦に届きうるように親指又は手をカラー内に配置してもよい。
第3の態様によれば、本発明は、演奏補助具との使用のために適応させた弦楽器を提供する。当該弦楽器は、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在する直線アライメント要素を含むアライメント手段を含む。好ましくは、アライメント手段はネック内に形成された凹部を含み、直線アライメント要素は、凹部内に嵌合する好意的形状を有する結合手段を摺動可能に保持するための返しを有する形状を有する。別法として、直線アライメント要素は、結合手段に摺動可能に結合するように適合させた、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するレールを含む。
第4の態様によれば、本発明は楽器を、演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するグライダーによって演奏することができるように楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在する直線アライメント要素と、グライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に摺動可能に結合するように配置された結合手段と、を含むアライメント手段を弦楽器のネックの裏側に形成する又は取り付けるステップを含む、演奏補助具との使用に適するように弦楽器を製造することを提供する。
第5の態様によれば、本発明は、弦楽器に組み付けるための部品キットを提供する。当該部品キットは、使用時、楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段であって、アライメント手段が、使用時、楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む、アライメント手段と、演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するを含むグライダーと、グライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に摺動可能に結合するように配置された結合手段と、を含む。
本発明を単に例として記載したが、本発明の範囲から逸脱することなく上述の実施形態に変更を施してもよいことは理解されよう。
したがって、上述の記載及び図面に関しては、サイズ、材料、形状及び形態の変化を含む本発明の部品の最適な寸法関係は即座に明らかとなり、且つ本発明により包含されることを理解すべきである。
したがって、前述は単に本発明の原理を例証するものであるとみなされる。更に、当業者には多くの改良形態及び変更形態が容易に想起されるため、示し且つ記載した厳密な構造及び動作に本発明を限定することを望むものではなく、したがって、あらゆる好適な改良形態及び均等物を本発明の範囲内で用いてもよい。
図1を参照すると、アライメント手段は、楽器のネック10の長手方向の軸線に平行して延在する凹部1の形態の直線アライメント要素を含む。凹部1は楽器の材料内に、例えば、ルートを定めることによって形成される。
図1には、直線アライメント要素に取り付けられていないグライダー20を示す。グライダー20はアライメント手段に結合する。グライダーは、また、演奏者の手の一部を受ける。グライダー20は円形の張り出し部3によって終端する円形スタッド8である結合手段2に連結されたカラー5を含む。
凹部1は、ここでは逆T字形状4として示される凹部上に、返し22によって保持される張り出し部3を有する円形スタッド2の形態の摺動式カップリング要素を保持するように適合されている。図1では、グライダー20は結合されておらず、凹部1は断面で示される。
本明細書中において、摺動式カップリング要素は凹部の外形により保持されるため保持要素とも呼ばれる。
図2が示すように、張り出し部3はグライダー20を保持するように機能する。グライダー20は、長手方向の凹部に平行し、且つ楽器のネックの長手方向の軸線にも平行して摺動することができる。張り出し部3が返し22によって凹部1内に保持されることから、張り出し部3を凹部1から引き抜くことはできない。張り出し部3によって、グライダー20が楽器のネック10から外れることを防止する。
図3では、張り出し部3は凹部の外形によりネック10の凹部1内に保持される別個の保持要素21の一部であると明らかである。
凹部1内に取付点が設けられる。取付点では凹部1から返し22が除かれるため、凹部は側面が直線の部分(不図示)を有する。取付点における直線側面間のスペースはスタッド2の張り出し部3に接触しないようなサイズにされている。これにより、スタッド2の張り出し部3を取付点において凹部1内に垂直に挿入し、その後、張り出し部3が返し22によって保持される凹部に沿って摺動させることが可能になる。
グライダー20は、サムグリップ用に適応させた管であるカラー5を含む。カラー5は円形スタッド2に取り付けられる。サムグリップは円形スタッド2を貫通させるための孔を備えた短い[40mm]ゴム管である。様々な親指のサイズに合うよう種々のサイズの管が供給されうる。
あるいは、カラー5は、演奏者の親指又は演奏者の手の他の部分の輪郭に合うように成形されたプラスチック又はカットされた木材である。
カラー5は使用者の親指を収容するような形状であり、且つ快適なフィット性にするためテーパ状とされ、且つ親指を凹部1のそばに快適な距離で配置するための構造を有する。図7、9及び10は、親指において使用されているカラーを示す。
グライダーが弦楽器の裏側に結合された状態において、カラーとネックとの間が最も短いカラーは約5mm〜15mmである。好ましくは、最短距離は10mm以下である。より好ましくは、最短距離は5mm以下である。凹部1、したがって、直線アライメント要素12をネック10の裏側に形成する利点は、グライダー20のカラー5がネック10の裏側に接近することである。
カラーがネックに接近することの利点は、演奏補助具を備えた楽器を自身の親指を用いて把持する者の指がネック周りに容易に届きうることである。この利点は弦楽器の演奏を学んでいる子供にとって特に重要である。別の利点は、カラーを接近させると、引きの中心点(centre point of pull)[ボール及びソケット]がより適切に揃うこととなり、抵抗の中心点である凹部の側面が滑らかな動きを実現することである。
図2では、グライダー20は楽器のネック10に摺動可能に結合された状態で示される。対応するスタッド3がT字形状4を備えた凹部1に沿って摺動するように凹部1内に差し込まれるため。
図2及び図3を参照すると、演奏補助具は、上部から底部までにおいて、サムカラー5と、固定ねじ6と、親指の高さ位置を一部設定し、且つネック10の木材に対する既知の摩擦を示すスペーサディスク7を含む結合手段上部構成要素と、結合手段を凹部内に保持するための結合手段スタッド8と、を含む、グライダーを含む。サムカラー5はねじ固定点9を含む。
図1〜3の実施形態では、サムカラー5は、例えば、布帛、ストレッチ布帛又はプラスチック、エラストマー又はゴム構成要素を有する、親指を収容するための可撓性上部又はパッド入りの剛性上部から形成してもよい。
サムカラー5の基部は、ねじ6の頭を保持し、且つ親指用の頑丈なクッションを提供するための剛性又は半剛性材料を含むねじ固定点9を含む。結合手段スペーサディスク7及びスタッド8は、例えば、金属又はエンジニアリングプラスチックから、例えば成形によって形成してもよく、ねじは好ましくは金属である。サムカラーは種々の使用者に合うよう様々なサイズで提供してもよく、親指の高さを設定するためにスペーサを提供してもよい。別の実施形態においては、サムカラー5の代わりに、例えば、手のひらの一部に取り付ける又はグローブに似たハンドカラーを用いてもよい。
図7及び図9は、カラー5、したがって、グライダー20を直線アライメント要素の凹部1に結合するためのボール3を示す。ボールは凹部に沿って摺動する保持要素である。
グライダーが楽器のネックに対して前方及び後方並びに側方から側方に回転することができるようにボール3は球形、卵形又はそうでなければ球根状である。この回転自由度により、自身の親指をカラー内に入れた者が弦楽器を快適に演奏することを可能にする。
図4を参照すると、当該演奏補助具は前述の実施形態に比べてあまり邪魔にならない状態で楽器のネック10の裏面に取り付けられるように適合されている。アライメント手段は、ネック10に固定された上昇柱状要素11の形態の第1の取付手段及び第2の取付手段と、第1の取付手段と第2の取付手段との間に延在するバー又はレール12の形態の直線アライメント要素と、を含む。図4においてレール12は平坦断面片(flat section strip)として示されるが、円形断面棒などの他の形態をとってもよい。グライダーがレールに沿って走行できるようにレール12はネック10から離した状態にされている。グライダー20は、その基部内に、レール12上に嵌まり、中にレール12を保持するように適合された凹部13を含む。グライダー20の返し22はグライダー20をレール12上に保持する。
図4では、グライダーの結合手段のみを示す。サムカラー5及び付属物は実質的に図1〜3に示す通りであってもよい。図4では、取付手段はネック10にねじ止め又はピン留めされる。いくつかの実施形態では、演奏者の手の動きに柔軟性を付与するために半可撓性アライメント手段が好ましい。
図5を参照すると、アライメント手段は、2つのクリップ14を含む2つの取付手段と、それらの間に延在する直線アライメント要素15と、を含む。ここでは、取付手段はネック10にクリップで取り付けられ、所定の位置にある際、フレット付き指板の縁端の真上に延在するように適合されている。直線アライメント要素15は、図4の実施形態の12のような成形断面又はロッドを含んでもよい。好ましくは、第1及び第2の取付手段14はネック10の好適な取り付け位置に合うような形状及び寸法にされており、一方が他方よりもわずかに大きく且つ上部ネック領域に合うような形状であり、他方の方が小さく且つ下部ネック領域に合うような形状である。第1及び第2の取付手段14は特定の楽器又は楽器の種類に適合させてもよい。直線アライメント要素15は、ネック10上方における直線アライメント要素の高さを設定するためのスペーサを含んでもよい装置上の取付手段に、例えば、ボルト又はクリップによって取り付けてもよい。
取付手段14、11及び直線アライメント要素12、15は成形エンジニアリングプラスチックから形成されることが好ましい。いくつかの実施形態では、取付手段は、金属ばね構成要素と、曲げ及び強固なクリップオン力(clip−on force)を実現するために取付手段の本体に関節式に連結された縁端部と、を含んでもよい。
図8は、カラーを直線アライメント要素に結合するための円形スタッド8及びボール3を示す。好ましくは、ボールの直径は約3〜9mmである。より好ましくは、ボールの直径は約6mmである。これら寸法の利点は、カップリングボールによって、使用中、演奏者の親指が楽器のネックから離れ過ぎないことである。
凹部1は深さ約10mm、長さ約400mmであり、楽器のネック10の裏側を通る。
図8は結合手段の下面を示し、人の親指のボール上の対応する湾曲に適応するためスタッド8は湾曲している。
図9は、サムカラー5に固定された図8のスタッド8及びボール3を示す。したがって、図8は、演奏者の親指上のグライダー20を示す。
図10は、カラー5がボール25を受けるためのソケット23含む、グライダーの別の実施形態を示す。ボール25はレール12に摺動可能に連結された保持要素21の一部である。レール12は直線アライメント要素を形成する。カラー5はそのソケット23を保持要素21にボール25を介して取り付けるとグライダー23を形成する。
有利には、ボール3、25はソケット23、26から取り外し可能である。カラー5を着用した演奏者はボールをソケットから容易に取り外し、演奏位置から解放される。カラー5を着用した演奏者は弦楽器を演奏するためにボールをソケット内に容易に取り付ける。
図11は、直線アライメント要素レール12に摺動可能に結合された保持要素21を示す。レールはネックの裏側に連結されている。
図12は、楽器のネック10に固定された直線アライメント要素レール12の一実施形態を示す。この実施形態は図4及び図5により示されるものに類似する。
有利には、レール12はネック内にスロットを通すことなく楽器のネック10の裏側に固定可能である。演奏者はレール及び取付手段を含むアライメント手段を楽器のネックに取り付けることによって演奏補助具を自身で組み立てることができる。
図5に示される直線アライメント要素レール15の利点はレールの円形断面である。保持要素21はレール15の周囲を回転することができる。親指がカラー5を介してレール15に結合されている演奏者にはこの回転自由度が演奏中の快適性を提供することが分かる。
保持要素が、レールに沿って摺動できてもレールから外れることのないようレールに結合されるように保持要素21は返し22を含む。
図13は、ネック10の裏側に固定された直線アライメント要素レール12の別の実施形態を示す。ネックの裏側はレール12の取り付けを簡略化するため平面にて形成されている。
直線アライメント要素12はねじ止めされるか、接着されるか、クリップによって取り付けられるかである。
図14は、ネック10の裏側に固定された直線アライメント要素レール12の別の実施形態を示す。この実施形態は、アライメント手段が楽器のネック10に凹部1を含むため、図1〜3及び図7によって示されるものに類似する。図12の実施形態と図1〜3及び図7の実施形態との間の違いは、図12が、ボール25が保持要素21に永久的に固定されている状態を示し、図1〜3及び図7では、ボール3はグライダーに永久的に固定されていることである。
凹部1をネック10に形成する利点は、使用時、演奏者の親指が楽器のネック10の裏側に接近することである。これにより、特に子供にとって楽器の演奏がより容易且つより快適になる。
図15は、保持要素21及びレール12の更なる詳細を示す。
ライナーアライメント要素レール12は、理想的には、金属もしくはプラスチック押出品であるか、折り返され、凹部1をシート成形したものである。返し22は、凹部1への入口を部分的に閉じるため、シートの縁端部を折り返すことによって、又は押し出しダイによって形成される。
金属の利点は、金属が、保持要素21が凹部1の壁に対して摺動する際に摩耗しないために長寿命を有することである。また、プラスチック又は木製壁を有する凹部の利点はコストの低下である。図19は、直線アライメントレール12を切った断面図を示す。図20はレールの頂面図を示す。
図14及び図15は、直線アライメント要素が凹部1を有するレール12であり、レールがネック10の裏側とは別個の構成要素である実施形態を示す。図1〜3及び図7は、直線アライメント要素と、ネックの裏側に形成された凹部1が同一のものである実施形態装着を示す。図1〜3の実施形態の利点は1つの部品が排除されることである。図14及び図15の実施形態の利点は、摺動する保持要素21の摩耗作用に耐える耐久性のあるレールである。
図16は、図9に示されるカラーに固定されたボール3を受けるように適合されたソケット23を含む保持要素21の別の実施形態を示す。この実施形態は、レール12に摺動可能に取り付けられた保持要素21内にソケット23があるという点で図4及び図5の実施形態に関連する。保持要素が摺動する際、返し22が保持要素をレール12の凹部1内に保持する。ソケット26は、図7及び図9に示すようにサムカラーに連結されたサムグリップコネクタボール3の球根形状に一致する内部形状を有する。ボール3はソケット26内に便利にパチンとはまり、且つソケット26からパチンと外れる。
図17は、図15の保持要素21又は図16の保持要素21のいずれかの頂面図を示す。有利には、保持要素21の外周部28は円形である。円形外周部28により、保持要素21が直線アライメント要素の凹部1に沿って容易に摺動することが可能になる。外周部が正方形又は矩形などの平坦側面である場合、保持要素は凹部内で曲がって回転し、その角が凹部の側面に当たって詰まる可能性がある。
図18は、ネック10及び直線アライメント要素レール12の凹部1内の保持要素21を切った断面図を示す。この断面図は、保持要素が図9に示されるカラー5上のボールに着脱可能に取り付けるためのソケット26を含むこと以外は図14に示されるものに類似する。
図21は、保持要素21の断面を示す。ソケット26が保持要素21内に埋設されていることから、これは好適な断面である。保持要素21の上部縁端は図19に示される直線アライメントレール12の返し22よりも下に留まる。したがって、レールがネックの凹部1内にある際、保持要素の上部縁端は楽器のネック10の裏側より上に突出しない。対照的に、図16及び図18に示されるソケットは凹部1から及び楽器のネックより上に突出する。図21に示される保持要素21の利点は、カラーとネック10の裏側との間の最短距離が約1〜6mm、好ましくは3mm未満であることである。この接近した距離により、自身の親指をカラー5に入れて楽器を演奏する者にとって、ネック10の周りに指が届き、弦を自身の指で押さえることが簡単になる。
ボール3が凹部1の壁によって包み込まれるように、ソケット26の内角は円弧の181度〜185度である。
図22は、保持要素の断面が丸形であることを示す。この丸形外周部28は、演奏者が演奏補助具により演奏している際に保持要素が凹部1内において詰まることを防止する。
図23は、保持要素21のスタッド8にVelcro(登録商標)パッド27によって取り付け可能及び取り外し可能なカラー5の側面図を示す。
図24は、直線アライメント要素レール12に摺動可能に取り付けられた保持要素21上のパッドの頂面図を示す。
保持要素22、したがってグライダー20は直線アライメント要素12内においてネックを上下に移動する。一般的なギターネックでは、直線アライメント要素は長さ約400mmである。この長さは他の弦楽器では異なり、通常、バイオリンではより短く、チェロではより長い。
図25は、凹部1内に押し込まれて凹部1をカバーし、且つ演奏補助具が使用されていないときの弦楽器の外観を向上させるのに好適なプラスチック又は木材の切片29を示す。
図6を参照すると、取付手段は、ギターネック10周囲に巻かれたナイロン/Velcro(登録商標)ストラップ16を含む。ストラップ16に取り付けられているのは、ストラップを所定の位置に保持する、好ましくは弾性エラストマー材料、例えばシリコーンゴムから形成される合成バンパー17である。アライメント手段又はグライダー(図6に不図示)はストラップに取り付けられるか、ストラップを介してバンパー17に取り付けられるため、ギターの邪魔にはならない。アライメント手段は前述の実施形態に実質的に記載されるようなものであってもよい。
図7を参照すると、アライメント手段は、前と同じく対応するスタッド3を有するグライダー20を凹部1内に保持するように適合された凹部1を有する要素18の形態の単一の取付手段を含み、ここで凹部は断面が実質的に円形のものとして示され、スタッド3はボール形状のヘッドを有する。取付要素18は演奏支援具(playing assistance)を必要とするネック10の長さに及び、好ましくは、ネック10の裏側の近傍に取り付けられるような形状であり、例えば取付手段上のVelcro(登録商標)を用いてネック10に固定してもよく、且つネック10に接着してもよい。
種々の実施形態の特徴は様々に組み合わせて演奏補助具の変形形態を作製してもよい。
図中、参照符号を付した部品のインデックスを以下に記す。
カラー 5
結合手段 8
結合手段 − ボールがグライダーに取り付けられている 3
結合手段 − ボールがグライダーの保持要素上にある 25
結合手段 − 張り出し部によりカラースタッドに固定されている 2
結合手段 − グライダーのカラー内にソケットがある 23
結合手段 − グライダーの保持要素内にソケットがある 26
固定ねじ 6
グライダー 20
直線アライメント要素 − レール 12
取付手段間の直線アライメント要素 15
取付手段 11
取付手段 − バンパー 17
取付手段 − クリップ 14
取付手段 − 単一 18
取付手段 − ストラップ 16
ネック 10
張り出し部 3
凹部をカバーしている挿入物 29
グライダー内の凹部 13
摺動保持要素を保持するための凹部 1
凹部のT字形状 4
保持要素 21
保持要素外周部 28
返し 22
ねじ固定点 9
スペーサディスク 7
Velcro(登録商標)パッド 27
カラー 5
結合手段 8
結合手段 − ボールがグライダーに取り付けられている 3
結合手段 − ボールがグライダーの保持要素上にある 25
結合手段 − 張り出し部によりカラースタッドに固定されている 2
結合手段 − グライダーのカラー内にソケットがある 23
結合手段 − グライダーの保持要素内にソケットがある 26
固定ねじ 6
グライダー 20
直線アライメント要素 − レール 12
取付手段間の直線アライメント要素 15
取付手段 11
取付手段 − バンパー 17
取付手段 − クリップ 14
取付手段 − 単一 18
取付手段 − ストラップ 16
ネック 10
張り出し部 3
凹部をカバーしている挿入物 29
グライダー内の凹部 13
摺動保持要素を保持するための凹部 1
凹部のT字形状 4
保持要素 21
保持要素外周部 28
返し 22
ねじ固定点 9
スペーサディスク 7
Velcro(登録商標)パッド 27
Claims (22)
- 使用時、楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段であって、前記アライメント手段が、使用時、前記楽器の前記ネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む、アライメント手段と、
演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するグライダーと、
前記グライダーが前記ネックに対して摺動することができるように前記グライダーを前記アライメント手段の前記直線アライメント要素に結合するように配置された結合手段と、
を含む、弦楽器用演奏補助具。 - 前記アライメント手段が少なくとも第1の取付手段を含み、前記直線アライメント要素が前記取付手段上に形成されている又は取り付けられている、請求項1に記載の演奏補助具。
- 前記アライメント手段が第1の取付手段及び第2の取付手段を含み、前記直線アライメント要素が前記第1の取付手段と前記第2の取付手段との間に延在する、請求項1又は2に記載の演奏補助具。
- 前記取付手段が前記ネックに半永久的に取り付けられるように適合されている、請求項2又は3に記載の演奏補助具。
- 前記取付手段が前記ネック内に挿入されたねじ又はスタッドによって、又は接着剤の使用によって前記ネックに取り付けられている、請求項4に記載の演奏補助具。
- 前記取付手段が前記ネック及び/又は前記直線アライメント要素から着脱可能となるように適合されている、請求項2又は3に記載の演奏補助具。
- 前記取付手段がクリップ、クランプ又はフック及びループ部から選択される、請求項6に記載の演奏補助具。
- 前記直線アライメント要素が第1の取付手段と第2の取付手段との間に延在するレールを含み、前記グライダーが前記レールに結合する、請求項1〜7のいずれか一項に記載の演奏補助具。
- 前記取付手段が前記直線アライメント要素を含み、前記グライダーが前記取付手段に直に結合する、請求項2〜8のいずれか一項に記載の演奏補助具。
- 前記直線アライメント要素が、返しを有する形状を有する、前記ネック内に形成された凹部を含み、前記結合手段が、前記凹部内に嵌合し、且つ前記返しによって摺動可能に保持される好意的形状を有する、請求項1に記載の演奏補助具。
- 前記アライメント手段が、前記結合手段を摺動可能に保持するために返しのある形状を有する前記直線アライメント要素を収容するため、前記ネック内に形成され、且つ前記ネックの前記長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された凹部を含む、請求項1に記載の演奏補助具。
- 前記グライダーが前記ネックから取り外すために前記結合手段が前記直線アライメント要素から取り外されるように、前記カラーが前記結合手段に永久的に結合されている、請求項1に記載の演奏補助具。
- 前記結合手段が前記楽器に取り付けられたままで前記カラーが前記演奏者の手の前記一部に残ることを可能にするため、前記カラーが前記結合手段から着脱可能である、請求項1に記載の演奏補助具。
- 前記カラーが前記結合手段からVelcro(登録商標)パッドによって着脱可能である、請求項12に記載の演奏補助具。
- 請求項1〜13のいずれか一項に記載の演奏補助具を用意するステップを含む、弦楽器の補助付演奏の方法。
- 演奏補助具との使用のために適合させた弦楽器であって、前記楽器のネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在する直線アライメント要素を含むアライメント手段を含む、弦楽器。
- 前記アライメント手段が前記ネック内に形成された凹部を含み、前記直線アライメント要素が、前記凹部内に嵌合する好意的形状を有する結合手段を摺動可能に保持するための返しのある形状を有する、請求項16に記載の弦楽器。
- 前記直線アライメント要素が、前記楽器の前記ネックの前記長手方向の軸線に実質的に平行して延在し、且つ結合手段に摺動可能に結合するように適合させたレールを含む、請求項16に記載の弦楽器。
- 演奏補助具との使用に適するように弦楽器を製造する方法であって、
前記楽器が、
前記演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有するグライダーと、
前記グライダーをアライメント手段の直線アライメント要素に摺動可能に結合するように配置された結合手段と、
を備えて演奏されうるように、
前記楽器の前記ネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在する前記直線アライメント要素を含む前記アライメント手段を前記弦楽器の前記ネックの裏側に形成する又は取り付けるステップを含む、
方法。 - 前記直線アライメント要素が、返しを有する形状を有する凹部と、取付点であって、前記グライダーを前記取付点において前記凹部内に挿入し、その後、前記グライダーが前記返しによって保持される前記凹部に沿って摺動させることが可能になるよう前記凹部の側面間のスペースが前記グライダーの張り出し部に接触しないようなサイズにされるように、前記返しが少なくとも部分的に除かれる取付点と、を有する、請求項19に記載の弦楽器を製造する方法。
- 前記アライメント手段が取付手段によって前記ネックに取り付けられている、請求項15に記載の弦楽器を製造する方法。
- 弦楽器に組み付けるための部品キットを含む演奏補助具キットであって、
前記部品キットが、
使用時、前記楽器のネック上に位置するように配置されたアライメント手段であって、前記アライメント手段が、使用時、前記楽器の前記ネックの長手方向の軸線に実質的に平行して延在するように配置された直線アライメント要素を含む、アライメント手段と、
演奏者の手の一部を受けるように配置されたカラーを有する含むグライダーと、
前記グライダーを前記アライメント手段の前記直線アライメント要素に摺動可能に結合するように配置された結合手段と、
を含む、演奏補助具キット。
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