JP3218703U - 二胡用弓 - Google Patents

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Abstract

【課題】指の痛みを抑制しつつ、保持状態の安定性を確保することができる二胡用弓を提供する。
【解決手段】弓杵部41と、弓杵部41の両端間に設けられた弓毛部43と、を備え、弓杵部41と弓毛部43との対向方向に沿う指支持面部46bを備える指当接部46が弓杵部41の基端把持部41aに設けられている。
【選択図】図2

Description

本考案は、二胡を演奏する際に用いる二胡用弓に関する。
従来から、胡琴類の楽器として中国の琴弦楽器である二胡が知られている、この二胡は、二本の琴弦を、主として馬の尾の毛を張った二胡用弓でこする(「擦弦」とも称される)ことで演奏する楽器である。
二胡用弓は、図3(A)に示すように、竹製で断面円形状の弓杵部51と、弓杵部51の基端把持部寄りに設けられた引掛部52と、弓杵部51の先端部と引掛部52との間に張設された馬の尻尾の毛を束ねた弓毛部53と、弓毛部53の基端部側に設けられて引掛部52に着脱可能となるように輪部54a(図3(B)参照)を備えるビニール素材からなる巻体部54とから構成され、弓杵部51の基端に設けられて引掛部52を進退動させることで弓毛部53の張力が調整される調整部55と、を備えている(例えば、特許文献1参照)。
このような二胡用弓を用いて二胡を演奏する場合、図3(B)に示すように、演奏者は右手RHの力を抜いた状態で、手の平を左向きにしてボールを待つように自然に指を曲げ、人差し指の第2関節付近を弓杵部51に沿わせ、親指と人差し指とで弓杵部51を挟むように持つ。
さらに、中指と薬指とを弓杵部51と弓毛部53との間に入れ、中指及び薬指の指先を揃えてしっかり弓毛部53を引き寄せるように押さえて持つことで親指と人差し指との付け根に空間を作るようにするのが望ましい。この部分が閉じていると、弓を握って絞るムダな力が働くので、関節の動きが妨げられてしまう。
実用新案登録第3022401号公報
しかしながら、このような先行技術文献に開示の二胡用弓を含む従来の二胡用弓にあっては、特に親指と人差し指とで細い弓杵部51を挟んだ状態で中指及び薬指の指先を揃えてしっかり弓毛部53を引き寄せる必要があることから、親指と人差し指とに痛みが発生し易いうえ、安定して二胡用弓を持つことが困難であるという問題が生じていた。
本考案の課題は、上述のような課題を解決するために、指の痛みを抑制しつつ、保持状態の安定性を確保することができる二胡用弓を提供することにある。
請求項1に係る二胡用弓は、上記目的を達成のため、弓杵部と、前記弓杵部の両端間に張設把持された弓毛部と、を備え、前記弓杵部と前記弓毛部との対向方向に沿う指支持面部を備える指当接部が前記弓杵部の基端把持部に設けられている、ものである。
本考案に係る二胡用弓は、親指と人差し指とで弓杵部を挟む部位付近である弓杵部の基端把持部を跨るように指当接部が設けられているとともに、その指当接部の両面に弓杵部と弓毛部との対向方向に沿う指支持面部を備えている。
これにより、親指と人差し指とで弓杵部を挟む際に細い弓杵部よりも面積が広くかつ平面な指支持面部を親指と人差し指とで挟むことができるため、指の痛みを抑制しつつ、保持状態の安定性を確保することができる。
請求項2記載の考案は、前記指当接部は、前記弓杵部の軸回りに対して回転不能に前記弓杵部に固定されている、ものである。
したがって、二胡用弓を動かして演奏している際に、指当接部が弓杵部の軸回りに対して回転してしまうことを抑制することができる。
請求項3記載の考案は、前記指当接部は、横断面略コの字形状であって前記弓杵部の基端把持部に係合固定されている、ものである。
したがって、弓杵部の基端把持部に指当接部を容易に装着・固定することができる。
請求項4記載の考案は、前記指支持面部は、演奏者が前記弓杵部を保持するように、一面側に親指支持面部、他面側に人差指支持面部を有する、ものである。
したがって、二胡用弓を動かして演奏している際に、演奏者は、親指と人差し指とでしっかりと弓杵部を把持して擦弦操作を行うことができる。
請求項5記載の考案は、前記指当接部の指支持面部は、前記弓杵部と前記弓毛部との対向方向に沿って、前記弓杵部の径方向両側に突出されている、ものである。
したがって、親指及び人差し指における指支持面部に対する接触面積を広く確保することができる。
本考案によれば、親指と人差し指とで弓杵部を挟む部位付近である弓杵部の基端把持部に指当接部が設けられているとともに、その指当接部が弓杵部と弓毛部との対向方向に沿う指支持面部を備えていることにより、親指と人差し指とで弓杵部を挟む際に細い弓杵部よりも面積が広くかつ平面な指支持面部を親指と人差し指とで挟むことができるため、指の痛みを抑制しつつ、保持状態の安定性を確保することができる。
請求項2記載の考案にあっては、前記指当接部は、前記弓杵部の軸回りに対して回転不能に前記弓杵部に固定されている、ことにより、二胡用弓を動かして演奏している際に、指当接部が弓杵部の軸回りに対して回転してしまうことを抑制することができる。
請求項3記載の考案にあっては、、前記指当接部は、横断面略コの字形状であって前記弓杵部の基端把持部に係合固定されている、ことにより、弓杵部の基端把持部に指当接部を容易に装着・固定することができる。
請求項4記載の考案にあっては、前記指支持面部は、演奏者が前記弓杵部を保持するように、一面側に親指支持面部、他面側に人差指支持面部を有する、ことにより、二胡用弓を動かして演奏している際に、演奏者は、親指と人差し指とでしっかりと弓杵部を把持して擦弦操作を行うことができる。
請求項5記載の考案にあっては、前記指当接部の指支持面部は、前記弓杵部の径方向両側に突出されている、ことにより、親指及び人差し指における指支持面部に対する接触面積を広く確保することができる。
本考案に係る二胡用弓の一実施の形態における二胡の使用例(演奏例)を示す説明図である。 本考案に係る二胡用弓の一実施の形態を示し、(A)は二胡用弓の正面図、(B)は二胡用弓の要部の拡大正面図、(C)は図2(B)のC−C線に沿う拡大断面図、(D)は二胡用弓を手に持った状態の説明図、である。 従来の二胡用弓を示し、(A)は二胡用弓の正面図、(B)は二胡用弓を手に持った状態の説明図、である。
以下、添付図面に示す実施の形態に基づき、本考案を詳細に説明する。
図1に示すように、二胡1は、筒状の共鳴胴部2と、共鳴胴部2に一端側が固定された琴棹部3と、を備え、演奏時には二胡用弓部4を用いて音を奏でるものである。
共鳴胴部2は、胴敷21の上面に固定された筒状の共鳴胴22と、共鳴胴22の一方の端面を構成する正面視多角形状の被覆面部23と、被覆面部23の中心部に固定された琴駒24と、被覆面部23の下方寄りに設けられた控制綿25と、を備える。
琴棹部3は、共鳴胴22に一端側が固定された琴棹31と、琴棹31の他端側に上下で離間して設けられた糸巻部32,33から共鳴胴22の被覆面部23に向けて張られた2本の琴弦34,35と、琴棹31の他端付近に設けられて琴棹31の長さ方向中途部を支持する千斤36と、を備える。
図2(A)に示すように、共鳴胴22の一方の端面の形状は、所定直径の仮想円を内接円として各角部をR状とした略正六角形状とされ、琴棹31を垂直と仮定した場合にその対向する2辺を略水平としている。
共鳴胴22の胴体部分は、中空の筒状とされるとともに、その中途部を必要に応じて一方の端面よりも縮径又は拡径としている。共鳴胴22の他方の端面は閉塞している。したがって、共鳴胴22は、例えば、職人の手作業によって、紫檀、黒檀、紅木等の比較的堅い木材を繰り抜き等によって加工される。
被覆面部23は、例えば、ニシキヘビ等の蛇皮とされているが、他の動物の皮や人工の皮で構成してもよい。
琴駒24は、琴弦34,35の振動波を被覆面部23に伝動する部品である。琴駒24の材質は、木や竹を用い、一般的には、楓材や松材が用いられている。
琴駒24は、交換が可能であり、例えば、比較的新しい二胡1の場合には、硬くシャープな音色となるために楓や松系の軟木で底面の小さく低めのものを使用する。逆に、年月の経って被覆面部23の張りが緩み、音色が重く濁ったような二胡1の場合には、硬木で底面の大きめの背の高い琴駒24を使用する。
琴駒24の形状や大きさ等は、二胡1の状態と奏者の感性によって適宜のものが使われる。一般的には正面視略真円形状であるが、楕円や長方形、或いは、門形でもよい。
控制綿25は、副駒とも称され、琴駒24よりも下方で被覆面部23と琴弦34,35との間に挟まれる。控制綿25は、ノイズを無くす役割を果たし、フェルトやスポンジ等を用いている。
琴棹31は、他端側である上端が屈曲されており、一端側は共鳴胴22の内部に配置された、例えば、胴敷21に固定される。
二胡用弓部4は、図2(A)に示すように、竹製の弓杵部41と、弓杵部41の基端把持部41a寄りに設けられた魚型の引掛部42と、弓杵部41の先端部と引掛部42との両端間に張設された馬の尻尾の毛を束ねた弓毛部43と、弓毛部43の基端部側に設けられて引掛部42に着脱可能となるように輪部44a(図2(D)参照)を備えるビニール素材からなる巻体部44と、から構成され、弓杵部41の基端に設けられて引掛部42を進退動させることで弓毛部43の張力が調整される調整部45と、を備えている。
本実施の形態においては、二胡用弓部(二胡用弓)4には、図2(B)及び図2(C)に示すように、弓杵部41の基端把持部41aを跨るように、両面に弓杵部41と弓毛部43との対向方向に沿う親指支持面部46bと人差指支持面部46cとを備える指当接部46が着脱可能若しくは接着等によって固定されている。したがって、親指支持面部46bと人差指支持面部46cとは、指支持面部を構成している。
指当接部46は、例えば、硬質樹脂等で成形されており、図1に示す演奏者Pの使用状態を基準とした場合に、図2(C)に示すように、演奏者Pの略上下方向で弓杵部41の基端把持部41aを跨る厚さ部46aと、厚さ部46aの両端(両面)、すなわち、演奏者Pの上側に位置する親指支持面部46bと、演奏者Pの下側に位置する人差指支持面部46cと、を一体に備える。
本実施の形態においては、弓杵部41の基端把持部41aの上下(図2(C)の紙面左右)に位置する一部が切り欠かれ挟持面部41bが形成された断面略小判形状とされることにより、指当接部46の親指支持面部46bと人差指支持面部46cとで挟持面部41bを挟持する。
したがって、弓杵部41挟持面部41bは、弓杵部41の長さ方向において指当接部46の長さと一致された凹部形状とされることによって、弓杵部41の長さ方向に対する指当接部46の動きが規制されている。
これにより、指当接部46の親指支持面部46bと人差指支持面部46cとは、例えば、接着剤等による接着、或いは、挟持面部41bの各表面と親指支持面部46b及び人差指支持面部46cの各内面とに雌雄が異なる係合部(図示せず)による係合、によって弓杵部41の軸回りに対して回転不能に弓杵部41に固定される。
また、指当接部46の親指支持面部46bと人差指支持面部46cとは、弓杵部41の径方向両側、すなわち、図2(C)において紙面の上下方向にそれぞれ突出され、演奏者Pが二胡用弓部4を所定の持ち方を基準として持ったときの親指並びに人差し指の接触面積を確保することができる。
このような二胡用弓を用いて二胡を演奏する場合、図2(D)に示すように、演奏者P(図1参照)は、右手RHの力を抜いた状態で、手の平を左向きにしてボールを待つように自然に指を曲げ、親指を指支持面部46bに当接させるとともに、人差し指の第2関節付近を弓杵部41の曲がっている部分に対応した人差指支持面部46cに位置を合わせ、親指と人差し指とで弓杵部41の指当接部46を挟むように持つ。
このように、親指と人差し指とで弓杵部41を挟む際に細い弓杵部41よりも面積が広くかつ平面な親指支持面部46bと人差指支持面部46cとに親指と人差し指とを接触させて指当接部46を挟むことができるため、指の痛みを抑制しつつ、保持状態の安定性を確保することができる。
なお、指当接部46の外見形状、装着位置、或いは、固定方法等は上記に限定されるものではない。また、指当接部46は、例えば、弓杵部41の形状や演奏者Pの好みに応じて、弓杵部41の軸線方向に対して傾けるなど、は自由である。
1…二胡
2…共鳴胴
3…琴棹部
4…二胡用弓部
21…胴敷
22…共鳴胴
23…被覆面部
24…琴駒
25…控制綿
31…琴棹
32…糸巻部
33…糸巻部
34…琴弦
35…琴弦
36…千斤
41…弓杵部
41a…基端把持部
41b…挟持面部
42…引掛部
43…弓毛部
44…巻体部
44a…輪部
45…調整部
46…指当接部
46a…厚さ部
46b…親指支持面部(指支持面部)
46c…人差指支持面部(指支持面部)
51…弓杵部
52…引掛部
53…弓毛部
54…巻体部
55…調整部

Claims (5)

  1. 弓杵部と、
    前記弓杵部の両端間に張設把持された弓毛部と、
    を備え、
    前記弓杵部と前記弓毛部との対向方向に沿う指支持面部を備える指当接部が前記弓杵部の基端把持部に設けられている、
    ことを特徴とする二胡用弓。
  2. 前記指当接部は、前記弓杵部の軸回りに対して回転不能に前記弓杵部に固定されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の二胡用弓。
  3. 前記指当接部は、横断面略コの字形状であって前記弓杵部の基端把持部に係合固定されている、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の二胡用弓。
  4. 前記指支持面部は、演奏者が前記弓杵部を保持するように、一面側に親指支持面部、他面側に人差指支持面部を有する、
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1の請求項に記載の二胡用弓。
  5. 前記指支持面部は、前記弓杵部と前記弓毛部との対向方向に沿って、前記弓杵部の径方向両側に突出されている、
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1の請求項に記載の二胡用弓。
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