JP2016501715A - 重力供給ディスクフィルタの上の生物の成長を抑制するためのプロセス - Google Patents

重力供給ディスクフィルタの上の生物の成長を抑制するためのプロセス Download PDF

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Abstract

回転ディスクフィルタには、回転ディスクフィルタの一部を形成するフィルタの上における生物の成長に由来する生物的な汚染を抑制するためのシステムが備えられる。殺生物剤は殺生物剤源からマニホールドへ送り込まれ、そして逆洗−殺生物剤溶液を形成するために逆洗に混合される。逆洗−殺生物剤溶液は、逆洗動作の間においてろ材の上に噴霧され、そして殺生物剤の存在はろ材の上の生物の成長を抑制し且つ除去する。

Description

本発明は、廃水を処理するための回転ディスクフィルタ、及びより具体的には回転ディスクフィルタに用いられるろ過材の上の生物の増殖を抑制するための方法に関する。
ろ材上の生物の成長に由来するバイオファウリング(biofouling)は、水処理施設において、特にフィルタがその中で使用される水処理施設において、深刻な問題である。この生物の成長は、バイオフィルムの形態で通常存在する。バイオフィルムは、ろ材及びろ材からの排出物にくっつく微生物コロニーを含む。バイオフィルムの目詰まりと付着物のあるフィルタは、処理がされなければ、数日または数週間の期間内に、全フィルタの閉塞をもたらしうる。
これらの問題は、ろ材が不織布材で構成される場合に悪化する。このような不織布材は10ミクロンよりも小さい開口部を有するように製造することができ、且つ除去効率とろ過速度を向上するために回転ディスクフィルタで使用されてもよい。不織布ろ材によるこれらの改善は、しかし、不織布ろ材を含む繊維上のバイオフィルムの形成のために、維持されることができない。このようなバイオフィルムは、ディスクフィルタの逆洗動作において典型的に使用される標準的な8バール逆洗で除去されることはできない。実際、80バールまでの逆洗は、このようなバイオファウリングを除去するには不十分である。三次水処理のために約1週間から2週間利用した後、多くの場合において不織布ろ材は完全にバイオファウリングにより塞がれているであろう。
本明細書に開示されるのは、回転ディスクフィルタのろ過材の上の生物の成長に由来するバイオファウリングを抑制するための方法又はプロセスである。この方法において、水は少なくとも1つのフィルタディスクを含む回転ディスクフィルタに導かれる。フィルタディスクは、水のろ過を可能にするために配置されたろ材を有する。水はろ過液を生成するためにろ材を通して導かれる。ろ材は次いで、ろ材の少なくとも一部分を回転させることによる浄化のために、逆洗位置に配置される。逆洗が提供され、及び殺生物剤は逆洗−殺生物剤溶液を生成するために逆洗と混合される。逆洗−殺生物剤溶液は次いで、逆洗動作の間、ろ材の上に噴霧され、そしてろ材の上の生物の成長を抑制且つ除去する。
より良好にディスクフィルタの基本的な構成要素を示すために破断された構造の部分をともなう例示的なディスクフィルタの斜視図。 逆洗ポンプ及びドラムとフィルタディスクを駆動するための駆動システムを示すディスクフィルタの端面図の概略図。 逆洗マニホールド及び殺生物剤源の一実施形態の図。 逆洗マニホールド及び殺生物剤源の別の実施形態の図。 殺生物剤がそれぞれディスク状のフィルタ部材のろ材の上に直接噴霧される、代替的な実施形態を示す概略図。
本発明は、回転ディスクフィルタの上の生物の成長を抑制するための方法に向けられている。回転ディスクフィルタは周知であり、水のろ過を提供するために広く使用されている。本明細書で使用されるとき、用語「水」は廃水を含むように、給水のすべての形態を包含する。回転ディスクフィルタは特許及び他の出版物において、示され且つ記載される。例えば、米国特許第7597805号及び米国特許出願公開第2008/0035584号を参照されたい。これら2つの刊行物の開示は、参照として本明細書に組み込まれる。ディスクフィルタ、それらの構造及び動作の完全で且つ統一された理解は、これらの資料を見直すことで得ることができる。
典型的なディスクフィルタの構造及び動作の簡単な説明は、有益であろう。図1は、概して符号10により指し示されるディスクフィルタを示す。ディスクフィルタ10は、外側ハウジング12又はチャネルでの設置のためのオープンフレーム構造を含む。ハウジング12の中に回転可能に搭載されるのはドラムである。入口開口部、及びドラムの上に搭載され概して符号14により指し示される一連の回転フィルタディスクにドラムから流入を可能にするために、ドラムの表面に形成される一連の開口部を含むドラムを除いて、一般に、ドラムは封入されている。すなわち本明細書において以降の説明から理解されるように、流入はドラムの中に、そしてドラムから、ドラム表面の開口部を通って、それぞれの回転フィルタディスク14に導かれる。
ドラムの上に固定される回転フィルタディスク14とドラムと共に回転可能な回転フィルタディスク14の数は変えることができる。基本的に、各回転フィルタディスク14は、フィルタフレーム16と、各回転フィルタディスク14の両側に固定されるろ材18を含む。保持領域は、回転フィルタディスク14によりろ過される流入を受けるために、各回転フィルタディスク14の内部に定義される。
ディスクフィルタ10には、ドラム及びドラムの上に搭載された回転フィルタディスク14を回転可能に駆動するための駆動システムが備えられる。ドラムに接続されたスプロケット又は綱車(不図示)を駆動するように動作可能であるドラムモータ64が備えられている。図1Aを参照。スプロケットとひいてはドラムを駆動するために、ドラムモータ64とスプロケットとの間に、様々な手段が動作可能に相互接続されることができる。例えば、ベルト駆動を利用することができる。駆動システムの様々な他の種類が、ドラムとドラムに搭載された回転フィルタディスク14を回転させるために利用されることができる。
図1の参照を続けると、ディスクフィルタ10は、流入入口22を含む。流入入口22は流入保持タンク24につながる。流入保持タンク24は、流入保持タンク24内に保持される流入が、保持タンクからドラムへ流れることができるように、ドラム内に形成された入口開口部に隣接して配置される。図に見られるように、流入保持タンクは、ディスクフィルタ10の上流側に配置される。流入保持タンク24の周囲及び一般に下方に配置されるのは、バイパスタンク30である。出口32は、バイパスタンク30から流入が流れることを可能にする。流入保持タンク24はオーバーフロー開口部を含むことに注意する。これらのオーバーフロー開口部は、流入オーバーフローが流入保持タンク24から下方のバイパスタンク30の中に流れることを可能にする。これは流入保持タンク24において水位の高さを効果的に制限する。
ディスクフィルタ10はまた、流出保持タンク26を含む。流出保持タンク26は、ディスクフィルタ10の下流端部の近くに配置され、図に示されるように、少なくとも回転フィルタディスク14の下側部分の近くに延在する。流出がろ材18を通って外側に動くと、これはろ過された水を生じ、ろ過された水は流出を構成する。流出保持タンク26に保持されるのは、この流出である。また、流出又はディスクフィルタ10からろ過された水を導くために、流出保持タンク26に関連づけられた流出出口が備えられる。
したがって、回転フィルタディスク14の内側部分からろ材18を通って外側に水を動かすことを効率的にさせるための圧力水頭を提供するために、処理若しくはろ過されるべき流入水は、流入入口22及び水が選択された流入保持タンク25の高さに溜る流入保持タンク24の中へと導かれる。保持タンク24内の保持された流入は、最終的に、ドラムの中に、そしてドラムからドラムの開口部を通って、回転フィルタディスク14の内部領域へと導かれる。そして回転フィルタディスク内の水は、ろ材18を通って外側に、流出保持タンク26の中に、そして最終的に、流出出口を出て移動する。
本出願は、ディスクフィルタの上の生物の成長を予防するための方法に集中する。生物の成長を予防、除去、又は抑制する一つの方法は、殺生物剤を利用することである。
殺生物剤は、現在成長している生物的な汚染物質を殺し、及び新たな生物的な汚染物質の成長を防ぐ物質(または、いくつかの場合において生物)である。例えば殺生物剤である塩素は、プールの水に存在する細菌を死滅させ且つ水中の新たな細菌の成長を防止する両方のために、スイミングプールとスパに長い間加えられている。
本明細書に開示される方法は、ろ材からバイオフィルムを除去できる任意の殺生物剤と共に使用されてもよい。好ましい実施形態において、殺生物剤は環境被害を引き起こさないものである。殺生物剤の一つの好ましい種類は、ペルオキシ酸である。ペルオキシ酸の一例は、過酢酸である。過酢酸は、生物的な汚染物質の広い範囲の成長を抑制する。処理後、過酢酸は、非毒性で環境に優しい過酸化水素及び酢酸に分解する。1つの例示的な実施形態において、使用される過酢酸の濃度は、重量比約2-15%である。ペルオキシ酸(殺生物剤)の別の例は、過ギ酸である。過ギ酸はとりわけ、細菌、菌類、ウイルス、及び他の微生物の成長を効果的に抑制する。過ギ酸は、二酸化炭素、酸素、及び水に分解するため、環境に優しい殺生物剤である。
本発明は、殺生物剤の適用例を回転ディスクフィルタの逆洗システムに組み込むことを構想する。1つのこのような逆洗システムは、図1及び図1Aにおいて示されている。一般的に逆洗システムは、ディスクフィルタ10の側面に沿って延びるマニホールド40であって、且つ高圧洗浄水(通常、ディスクフィルタにより生成されたろ過液)をマニホールド40に通すよう導くように動作可能である逆洗ポンプ42に動作可能に接続されるマニホールド40を含む。マニホールド40が伸びたものは、その外側端においてノズルアレイ46に接続される各供給管を備える一連の供給管44である。図に示されるように、スラッジ又は逆洗水の出口50がある。出口50は、ドラムを通って延びるトラフ若しくはキャッチ構造体に動作可能に接続され、及び、様々なノズルアレイ46の下に一般に配置される。逆洗システムの動作時に、デブリ、スラッジ及び洗浄水はトラフ又はキャッチ構造の中に流れ落ち、重力経路を通りディスクフィルタ10から、スラッジ又は逆洗水出口50を通る。図2−3に示されるように、マニホールド40は逆洗源64に動作可能に続いて接続される逆洗ポンプ62に動作可能に接続される。上記に言及したように多くの場合、逆洗システムは、ディスクフィルタにより生成されたろ過水を逆洗として利用する。図2に見られるように、例えば、投与ポンプ68は、過酢酸(オンサイトで製造することができる過ギ酸)のような選択された殺生物剤を供給するための1つ以上のタンクを典型的に含む殺生剤源66に、動作可能に接続される。いくつかの殺生物剤は、例えば、過ギ酸(殺生物剤)は、オンサイトで生成され、及び投与ポンプ68に供給されることができる。投与ポンプ68は、逆洗システムのマニホールド40に動作可能に接続される出口を含む。図2に見られるように、投与ポンプ68から送り込まれる殺生物剤は、逆洗ポンプ62の上流又は下流のいずれかのマニホールド40の中に導かれることができる。一般に、殺生物剤にとっては、逆洗ポンプ62の下流のマニホールド40の中に注入されることが好ましいと考えられている。しかしディスクフィルタのタンクの様式においては、逆洗ポンプ62の吸入側(すなわち上流側)に殺生物剤を注入することが可能であってもよい。これは、逆洗ポンプ62を浄化するという追加の利点を有してよい。いくつかの実施形態においては、コントローラ70は、殺生物剤の投与を調節するために使用される。当業者は、コントローラの多くの種類が、タイマ、PLC及びコンピュータベースのシステム(遠隔及びワイヤレス制御機能を含んでもよい)を含むように利用されてもよいことを理解する。一実施形態において、図2に示されるように、コントローラ70は、PLCである。この実施形態において、コントローラ70は、投与の頻度及び量を制御するための1つの因子若しくは因子の組合せを考慮してもよい。このような因子の例は、ろ過液のフロー、流入のフロー、逆洗の頻度、ヘッドのレベル及び水頭損失(流入ヘッドの高さとろ過液のレベルの高さの間の差)を含むが、これらに限定されない。当業者はまた、使用されることができる多数の他の因子を認識する。一実施形態において、図3に示されるように、コントローラ70は、タイマである。この場合において、タイマは選択された時刻において及び選択された時間の期間の間、逆洗の中に殺生物剤の投与を可能にするように設定若しくはプログラムされている。この実施形態においては、逆洗ポンプ62がオン位置にあるときのみ、タイマが投与ポンプ68からの投与を可能にするように、逆洗ポンプ62がタイマと通信するように構成されている。
一実施形態において、殺生物剤は、時間の約5-100%で生じる投与を伴い、約10-300ppmの濃度で、逆洗に投与される。投与される殺生物剤の濃度及び投与の頻度は、状態及び特定の適用例に応じて変化するであろう。一実施形態においては、例えば、多くの適用において、10−20%の投与頻度を伴い、殺生物剤の約20−80ppmの濃度が、ろ材の上のバイオファウリングを制御するために十分であろうと考えられる。用語「投与の頻度」は、逆洗の頻度に対する殺生物剤の適用の頻度を比較する用語である。例えば、50%の投与頻度は、殺生物剤が逆洗の半分に又は時間の50%において混合されることを意味する。ろ材18を逆洗するために、ろ材又はフィルタパネル18が蓄積された流出を流出保持タンク26内に入れるように、ドラムは連続的又は断続的に回転されることができる。ろ材18の底部分のみ、どの時点においても流入をろ過することが有効であることが理解される。随時、ドラムと回転フィルタディスク14が回転され、そしてこれが生じると、ろ材18のいくつかの部分は、上側部分に回転され、そしてこの位置においてはろ材18は流出物をろ過する位置に存在しないであろう。
逆洗サイクルの間、高圧逆洗−殺生物剤溶液は、ノズルアレイ46からろ材18の外側表面の上に、それらを浄化するために噴霧される。これは、ドラムと回転フィルタディスク14が静止している若しくは回転されている場合に生じることができる。ノズルアレイ46から噴霧される逆洗−殺生物剤溶液は、ろ材の外側表面に衝突し、ろ材を振動させさらにはろ材に浸透する。これは、ろ材18の内側面の上に捕えられているデブリを、ろ材18の内側表面から移動若しくは除去させる。このデブリ及び逆洗水は、ドラムを通って延びる下に横たわったトラフの中に落下する。その後デブリと逆洗水は出口50を出て流される。ろ材18の上側部分が逆洗される間、殺菌され且つ浄化されたろ材の下側部分の水没された部分が、流入をろ過することを継続することが理解される。
別の実施形態において、殺生物剤は逆洗システムのろ材に独立して適用されることができる。この場合において、ノズルの別個のセットは、ろ材の上に殺生物剤を噴霧するために利用されることができる。殺生物剤は、フィルタディスクが比較的ゆっくりと回転される間に、化学的に希釈され、且つ比較的低い圧力、例えば1−2バール、で適用されることができる。この実施形態の例は、図4に示される。図4の実施形態において、殺生物剤ポンプ84は、複数のノズル82を含むマニホールド80に動作可能に接続される。ノズル82は、1つ以上のノズルが各ディスク状フィルタ部材14の各側面に導かれるように、間隔を置かれる。殺生物剤ポンプ84は、殺生物剤タンク又はオンサイトに殺生物剤を生成するためのシステムであることができる殺生剤源66に、動作可能に接続されている。殺生物剤ポンプ84は、コントローラ70又は前述のようなタイマ若しくは他の種類の制御システムによって制御される。この場合において、随時、殺生物剤はバイオファウリングを制御又は抑制するために、ディスクフィルタ14のろ材の上に噴霧されるだろう。この実施形態において、殺生物剤は殺生物剤源から殺生物剤ポンプ84に送り込まれ、そしてマニホールド80の中に導かれる。その後、殺生物剤は、個々のディスク状フィルタ部材のろ材の上に圧力下で噴霧される。
本発明の方法は、いくつかの/特定の当該方法の例示的な実施形態に関して、相当に詳細に示され且つ記載されているが、実質的に新規の開示及び方法の利点から、特に前述の教示に照らして逸脱することなく、様々な調整、省略及び追加が開示された実施形態にされてもよいために、当該実施形態に当該方法を限定するものではないことが当業者によって、理解されるべきである。
本発明は、当然ながら、本発明の範囲及び本明細書の本質的な特徴から逸脱することなく、本明細書に記載された以外の特定の方法で実施してもよい。本発明の実施形態はそのため、制限的でなく例示的に全ての面において構成され、添付の特許請求の範囲の意味及び均等の範囲内において、すべての変更が本発明に包含されることが意図される。

Claims (20)

  1. 回転ディスクフィルタを用いて水を処理し、及びディスクフィルタの中に編入されたろ材のバイオファウリングを抑制する方法であって、
    回転ディスクフィルタに水を導く工程であって、前記回転ディスクフィルタは、前記水をろ過するために配置されるろ材を有し、且つろ過液を生成するために前記ろ材を通って水を導く少なくとも1つのフィルタディスクを備えることを特徴とする工程、
    浄化するために、前記ろ材の少なくとも一部分を逆洗位置へ回転させることにより前記ろ材を配置する工程、
    逆洗を提供する工程、及び
    逆洗−殺生物剤溶液を形成するために殺生物剤を逆洗に混合する工程と、逆洗動作中において前記逆洗−殺生物剤溶液を前記ろ材の上に噴霧することにより前記ろ材の上の生物の成長を抑制する工程、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記ろ材の上に前記逆洗−殺生物剤溶液を噴霧する工程は、連続的又は断続的に生じることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 前記ろ材の上に前記逆洗−殺生物剤溶液を噴霧する工程は断続的に生じ、及び逆洗の前記時間の5−90%の前記範囲において生じることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  4. 前記逆洗−殺生物剤溶液の中の前記殺生物剤の前記濃度は少なくとも10ppmを含むように、逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤を前記逆洗に混合する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  5. 前記逆洗−殺生物剤溶液の中の前記殺生物剤の前記濃度は約10ppmから約300ppmを含むように、逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤を前記逆洗に混合する工程を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  6. 前記殺生物剤は、過酢酸と過ギ酸を含むペルオキシ酸の前記グループから選択されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  7. 回転ディスクフィルタで水をろ過し、且つ不織ろ材のバイオファウリングを抑制する方法であって、前記方法は、
    回転ディスクフィルタの一部を形成する1つ以上の回転フィルタディスクの中に水を導く工程であって、前記水をろ過液を生成するために前記回転フィルタディスクの両面の上に配置される不織ろ材を通して導くことを特徴とする工程、
    前記不織ろ材は、前記ろ過液における水没された位置から、前記不織ろ材の前記部分が前記ろ過液の上に位置する場所である上側の浄化位置へ移動されるように、前記回転ディスクフィルタを回転する工程、及び
    前記不織ろ材がろ過された水の上に位置するときに、前記不織ろ材の外部表面の上に殺生物剤を噴霧することにより、前記不織ろ材の上のバイオファウリングを制御する工程
    を備えることを特徴とする方法。
  8. 殺生物剤源から前記逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤が前記逆洗に混合される逆洗システムの中に、前記殺生物剤を送り込む工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記逆洗−殺生物剤溶液の中の前記殺生物剤の濃度は、およそ10ppmからおよそ300ppmであることを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 殺生物剤を殺生物剤保持タンクから送り込む工程、
    逆洗を逆洗源から送り込む工程、及び
    逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤を前記逆洗に混合し、且つバイオファウリングを制御するために前記不織ろ材の上に前記逆洗−殺生物剤溶液を噴霧する工程
    を含むことを特徴とする、請求項7に記載の方法。
  11. 前記回転ディスクフィルタはノズルの2つの別個のセットを含み、第1のノズルのセットは前記不織ろ材の上に殺生物剤溶液を噴霧するように構成され、第2のノズルのセットは前記不織ろ材の上に逆洗を噴霧するように構成されることを特徴とする請求項7に記載の方法であって、
    前記方法は、殺生物剤溶液を前記第1のノズルセットに送り込み、且つ前記ろ過液の上に位置する前記不織ろ材の前記外部表面の上に前記殺生物剤溶液を噴霧する工程と、前記殺生物剤の前記噴霧する工程と同時に又は同時ではなく、前記逆洗を前記ろ過液の上に位置する前記不織ろ材の前記外部表面の上に噴霧する工程を伴う
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  12. 前記ろ材を浄化し、且つ前記ろ材のバイオファウリングを抑制するためのシステムを有する回転ディスクフィルタであって、前記回転ディスクフィルタは、
    ろ過された水を受けるための回転ドラム、
    前記回転ドラムを回転可能に駆動するための駆動システム、
    前記ドラムの近くに固定され、及び前記ドラムと共に回転可能である1つ以上のディスク状フィルタ部材、
    各ディスク状フィルタの各側面の上に配置されるろ材を含む各ディスク状フィルタ、
    逆洗ポンプ及び前記ろ材の前記外部表面の上に逆洗を噴霧するためのノズルを含む逆洗システム、
    殺生物剤を前記ろ材の前記外部表面に適用するための殺生物剤適用システムであって、殺生物剤ポンプ、殺生物剤保持タンク及び前記殺生物剤ポンプと前記殺生物剤保持タンクの間に動作可能に接続される殺生物剤供給ラインを含むことを特徴とする前記殺生物剤適用システム、
    前記殺生物剤ポンプから、逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤が前記逆洗と混合する前記逆洗システムの前記逆洗の中に、殺生物剤を導くための殺生物剤供給ライン、及び
    前記殺生物剤ポンプ及び前記逆洗に前記殺生物剤が投与される前記頻度を制御し、及び一般に前記逆洗−殺生物剤溶液の中の前記殺生物剤の前記濃度を制御するために、前記殺生物剤ポンプに動作可能に接続される前記殺生物剤適用システムの一部を形成するコントローラを備え、
    前記逆洗システムは、前記逆洗−殺生物剤溶液を前記1つ以上のディスク状ろ材の両側の上に配置される前記ろ材の前記外部表面噴霧するように動作可能である
    ことを特徴とするシステム。
  13. 前記コントローラは、プログラムされた論理コントローラ又はタイマであることを特徴とする請求項12に記載の回転ディスクフィルタ。
  14. 前記コントローラは、以下のプロセス変数:ろ過速度、圧力水頭、逆洗の頻度及び逆洗ポンプのオンオフ状態、のうちの1つ以上を表す一連の信号を受けるように構成されたプログラムされた論理コントローラであることを特徴とする請求項12に記載の回転ディスクフィルタ。
  15. 回転ディスクフィルタで水をろ過し、及び不織ろ材のバイオファウリングを抑制する方法であって、
    水を前記回転ディスクフィルタの一部を形成する1つ以上の回転フィルタディスクの中に導く工程、
    ろ過液を生成するために、前記水を前記回転フィルタディスクの両側の上に配置される前記不織ろ材を通して導く工程、
    前記不織ろ材の一部が前記ろ過液における水没された位置から、前記不織ろ材の前記部分が前記ろ過液の上に位置する場所である上側の浄化位置へ移動されるように、前記回転フィルタディスクを回転する工程、及び
    前記不織ろ材がろ過された水の上に位置するときに、前記不織ろ材の外部表面の上に殺生物剤を噴霧することにより、前記不織ろ材の上のバイオファウリングを制御する工程
    を備える方法。
  16. 前記殺生物剤を殺生物剤源から、逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤が前記逆洗と混合される逆洗の中に送り込む工程と、その後前記不織ろ材の上に前記逆洗−殺生物剤溶液を噴霧する工程とを含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記逆洗−殺生物剤溶液の中の前記殺生物剤の濃度は、およそ10ppmからおよそ300ppmであることを特徴とする請求項16に記載の方法。
  18. 殺生物剤を殺生物剤保持タンクから送り込む工程、
    逆洗を逆洗源から送り込む工程、
    逆洗−殺生物剤溶液を形成するために前記殺生物剤を前記逆洗に混合する工程、及び
    バイオファウリングを抑制するために、前記逆洗−殺生物剤溶液を前記不織ろ材の上に噴霧する工程、
    を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記回転ディスクフィルタはノズルの2つの別個のセットを含み、第1のノズルのセットは前記不織ろ材の上に殺生物剤溶液を噴霧するように構成され、第2のノズルのセットは前記不織ろ材の上に逆洗を噴霧するように構成されることを特徴とする請求項15に記載の方法であって、
    前記方法は、殺生物剤溶液を前記第1のノズルセットに送り込み、且つ前記ろ過液の上に位置する前記不織ろ材の前記外部表面の上に前記殺生物剤溶液を噴霧する工程と、前記殺生物剤の前記噴霧する工程と同時に又は同時ではなく、前記逆洗を前記ろ過液の上に位置する前記不織ろ材の前記外部表面の上に噴霧する工程とを伴う
    ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  20. 前記殺生物剤は、過酢酸と過ギ酸を含むペルオキシ酸の前記グループから選択されることを特徴とする請求項15に記載の方法。
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