JP2016500540A5 - - Google Patents

Claims (9)

1. 冠動脈のカテーテル挿入の方法であって、
   カテーテルが、静脈系を通して右心房内に挿入され、次いで、心房中隔を通過して左心房内へ、更に左心室内及び上行大動脈内に冠動脈口に至るまで通される、
   ことを特徴とする方法。
2. カテーテル遠位端が使用され、それは、上行大動脈内への挿入後に冠動脈口に対向して位置決めされる
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
3. カテーテル挿入は、血管造影の目的のために行われる
   ことを特徴とする請求項１に記載の方法。
4. 冠動脈のカテーテル挿入のためのカテーテルであって、
   当該カテーテルは、左心室を通じて上行大動脈内に挿入される時にカテーテルの遠位端が冠動脈口に対面するように構成されている
   ことを特徴とするカテーテル。
5. 血管造影に使用するためのものである
   ことを特徴とする請求項４に記載のカテーテル。
6. 近位部分、垂直部分、及び、水平又は遠位部分である一体化された３つの部分を含み、
   前記近位部分と前記垂直部分との間の接合部（近位曲げ部）が、当該カテーテルがその作動位置にある時に、左心室内に位置付けられ、
   前記垂直部分の他端が、当該カテーテルがその作動位置にある時に、上行大動脈内において前記左心室の外側に位置付けられ、
   前記水平部分は、前記上行大動脈内に位置付けられ、かつ、当該カテーテルの先端が冠動脈口に位置決めされるように曲げられる
   ことを特徴とする請求項４に記載のカテーテル。
7. 当該カテーテルの前記水平部分は、曲げられ、
   当該カテーテルの前記先端から前記水平部分の前記曲げ部の中心点までの距離が、２から３２ｍｍであり、
   前記水平部分の前記曲げ部の前記中心点から当該カテーテルの前記垂直及び水平部分間の曲げ部の中心点までの距離が、２から６２ｍｍであり、
   当該カテーテルの前記水平及び垂直部分間の前記曲げ部の前記中心点から前記近位曲げ部の中心点までの距離が、１２から２００ｍｍであり、
   前記水平部分の前記曲げ部と前記近位曲げ部とは、同じ方向に向けられ、かつ前記垂直
   部分の同じ側に位置決めされ、
   前記垂直及び水平部分間の前記曲げ部は、それとは反対の方向に向けられ、
   前記水平部分の前記曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記垂直及び水平部分間の前記曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記近位曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記垂直部分自体は、１８０°までの角度で曲げることができる
   ことを特徴とする、左冠動脈に対して使用される、請求項６に記載のカテーテル。
8. 当該カテーテルの前記水平部分は、２つの曲げ部を有して構成され、
   当該カテーテルの前記先端と前記水平部分の第１の曲げ部の中心点との間の距離が、２から３２ｍｍであり、
   前記水平部分の前記第１の曲げ部の前記中心点から前記水平部分の第２の曲げ部の中心点までの距離が、２から１２０ｍｍであり、
   前記水平部分の前記第２の曲げ部の前記中心点から当該カテーテルの前記水平及び垂直部分間の曲げ部の中心点までの距離が、２から８０ｍｍであり、
   当該カテーテルの前記水平及び垂直部分間の前記曲げ部の前記中心点から前記近位曲げ部の中心点までの距離が、２から２００ｍｍであり、
   前記水平部分の前記第１の曲げ部と前記近位曲げ部とは、反対方向に向けられ、かつ前記垂直部分の同じ側に位置決めされ、
   前記水平部分の前記第１の曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記水平部分の前記第２の曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記水平及び垂直部分間の前記曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記近位曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記垂直部分自体は、１８０°までの角度で曲げることができる
   ことを特徴とする、左冠動脈に対して使用される、請求項６に記載のカテーテル。
9. 当該カテーテルの前記水平部分は、曲げ部を有して構成され、
   当該カテーテルの前記先端と前記水平部分の前記曲げ部の中心点との間の距離が、２から３２ｍｍであり、
   当該カテーテルの前記先端から当該カテーテルの前記水平及び垂直部分間の曲げ部の中心点までの距離が、４から８０ｍｍであり、
   当該カテーテルの前記水平及び垂直部分間の前記曲げ部の前記中心点から前記近位曲げ部の中心点までの距離が、６から２２０ｍｍであり、
   前記水平部分の前記曲げ部と前記近位曲げ部とは、同じ方向に向けられ、かつ前記垂直部分の異なる側に位置決めされ、
   前記水平部分の前記曲げ部は、９０°から１８０°の角度を有し、
   前記水平及び垂直部分間の前記曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記近位曲げ部は、１０°から１７９°の角度を有し、
   前記垂直部分自体は、１０°から１８０°の角度を有する２つの曲げ部を有することができる
   ことを特徴とする、右冠動脈に対して使用される、請求項６に記載のカテーテル。