JP2016225775A - 放送受信装置 - Google Patents

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祐二 森崎
Yuji Morisaki
祐二 森崎
靖仁 有田
Yasuhito Arita
靖仁 有田
清志 小池
Kiyoshi Koike
清志 小池
修司 瀬戸
Shuji Seto
修司 瀬戸
博之 谷口
Hiroyuki Taniguchi
博之 谷口
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Abstract

【課題】二つのアンテナを用いるダイバシティ受信で放送を受信中に、他の放送をダイバシティ受信した場合の受信品質を正しく評価できる、構成が簡易な「放送受信装置」を提供する。【解決手段】第1アンテナ101を用いてバックグランドチューナ1092で各周波数チャネルをスキャンし、各周波数チャネルの受信品質Q1を検出する。次に、検出された受信品質Q1が正常受信可能なレベル未満であるが、正常受信可能なレベルに近いレベルの周波数チャネルの受信品質Q2を第2アンテナ102を用いて検出する。そして、受信品質Q1または受信品質Q2が正常受信可能なレベルの周波数チャネルをステーションリストに登録する。【選択図】図1

Description

本発明は、ラジオ放送等の放送を受信する放送受信装置に関するものである。
RDS (Radio Data System)/RBDS (Radio Broadcast Data System)等の、制御信号を伴うオーディオ放送を行うラジオ放送を受信するラジオ放送受信装置において、制御信号に含まれる、同じプログラムを放送している放送チャネルのリスト(AFリスト)を用いて、受信中のプログラムと同じプログラムを放送している、最も受信状態のよい放送チャネルを探索し、探索した放送チャネルの放送に受信する放送チャネルを切り替えるAFサーチの技術が知られている(たとえば、特許文献1)。
また、アンテナとチューナの組を二組備えたラジオ放送受信装置において、受信中の放送チャネルの放送の受信品質が充分に良好でないときには、アンテナとチューナの組を二組用いて放送のダイバシティ受信を行い、受信中の放送チャネルの放送の受信品質が充分に良好であるときには、アンテナとチューナの一方の組を受信中の放送チャネルの放送の受信に用い、他方の組を受信中のプログラムと同じプログラムを放送している他の放送チャネルの探索と当該他の放送チャネルの放送の受信品質の評価に用いる技術も知られている(たとえば、特許文献2)。
特開平8-222996号公報 特開2007-60624号公報
上述したアンテナとチューナの組を二組備えたラジオ放送受信装置によれば、受信中のプログラムと同じプログラムを放送している他の放送チャネルの探索、及び、当該他の放送チャネルの放送の受信品質の評価は、一つのアンテナを用いて行われる。一方、二つのアンテナを用いるダイバシティ受信によれば、一つのアンテナのみを用いた場合に比べ、良好な受信品質で放送を受信することができる。
したがって、このような一つのアンテナを用いて探索を行うラジオ放送受信装置によれば、二つのアンテナを用いるダイバシティ受信を行った場合の受信品質を正しく評価することができない。また、このことより、二つのアンテナを用いるダイバシティ受信によって受信可能な放送の探索漏れが発生する。
そこで、本発明は、二つのアンテナを用いたダイバシティ受信を行う放送受信装置において、できるだけ簡易な構成において、受信とユーザに対する出力を行っている放送と異なる他の放送について、二つのアンテナを用いるダイバシティ受信を行った場合の受信品質を正しく評価することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、放送チャネルを用いて無線伝送される放送を受信する放送受信装置に、第1のアンテナと、第2のアンテナと、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力するダイバシティ受信部と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、各放送チャネルの放送の受信品質を算出する受信品質算出手段とを備えたものである。ただし、前記受信品質算出手段は、前記放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせる共に、当該放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、前記第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質と、前記第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質とを統合的に評価して、当該放送チャネルの放送の受信品質を算出するものである。
ここで、このような放送受信装置は、前記放送チャネルの放送の受信品質の算出を、当該放送チャネルについて前記検出された前記第1受信品質と第2受信品質とのうちの、より良好な方の受信品質を、当該放送チャネルの放送の受信品質として算出することにより行うように構成してもよい。
このような放送受信装置によれば、各放送チャネルの受信品質を、第1のアンテナと第2のアンテナ二つのアンテナのそれぞれを単独で用いて検出した二つの受信品質に基づいて評価するので、ダイバシティ受信部に単一のチューナであるバックグランドチューナを付加しただけの簡易な構成で、ダイバシティ受信部において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合の受信品質を、より正しく評価することができる。
また、前記課題達成のために、本発明は、放送チャネルを用いて無線伝送される、コンテンツと代替局情報が多重化された放送を受信する放送受信装置を提供する。ここで、前記代替局情報には、当該代替局情報が多重化された放送と同内容の放送が行われている放送チャネルが登録されている。また、当該放送受信装置は、第1のアンテナと、第2のアンテナと、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力すると共に、当該放送に多重化されている前記代替局情報を抽出するダイバシティ受信部と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、前記ダイバシティ受信部が受信中の放送チャネルの代替として用いることのできる放送チャネルである代替放送チャネルを算定する代替局算定手段と、所定の契機で、前記ダイバシティ受信部で受信する放送チャネルを、前記代替局算定手段が算定した代替放送チャネルに切り替える受信チャネル制御手段とを備えている。そして、前記代替局算定手段は、前記ダイバシティ受信部が抽出した代替局情報に登録されている各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせると共に、当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルのうちの受信品質が上位の複数の放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、前記上位の複数の放送チャネルのうちの、前記第1受信品質と第2受信品質のうちのより良好な方の受信品質が最上位の放送チャネル、または、当該良好な方の受信品質が上位の複数の放送チャネルを、前記代替放送チャネルとして算定する。
また、前記課題達成のために、本発明は、放送チャネルを用いて無線伝送される、コンテンツと代替局情報が多重化された放送を受信する放送受信装置を提供する。ここで、前記代替局情報には、当該代替局情報が多重化された放送と同内容の放送が行われている放送チャネルが登録されている。また、当該放送受信装置は、第1のアンテナと、第2のアンテナと、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力すると共に、当該放送に多重化されている前記代替局情報を抽出するダイバシティ受信部と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、前記ダイバシティ受信部が受信中の放送チャネルの代替として用いることのできる放送チャネルである代替放送チャネルを算定する代替局算定手段と、所定の契機で、前記ダイバシティ受信部で受信する放送チャネルを、前記代替局算定手段が算定した代替放送チャネルに切り替える受信チャネル制御手段とを備えている。そして、前記代替局算定手段は、前記ダイバシティ受信部が抽出した代替局情報に登録されている各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、
当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルが存在した場合には、存在した放送チャネルのうちのいずれかの放送チャネルを前記代替放送チャネルとして算定し、当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルが存在しなかった場合には、前記第1受信品質が前記所定のレベルより良好ではないが前記所定のレベルに近い放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、当該第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質が前記所定のレベルより良好な放送チャネルのうちの、前記第2受信品質が最上位の放送チャネル、または、前記第2受信品質が上位の複数の放送チャネルを前記代替放送チャネルとして算定する。
また、前記課題達成のために、本発明は、放送チャネルを用いて無線伝送される放送を受信する放送受信装置に、第1のアンテナと、第2のアンテナと、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力するダイバシティ受信部と、前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、受信可能な放送チャネルが登録されたステーションリストと、ユーザ操作に応じて、前記ステーションリストに登録されている放送チャネルの放送の受信を、前記ダイバシティ受信部に行わせる受信チャネル制御手段と、前記ステーションリストを作成するステーションリスト作成手段とを備えたものである。ただし、前記ステーションリスト作成手段は、前記ダイバシティ受信部が受信可能な各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルを前記ステーションリストに登録すると共に、前記第1受信品質が前記所定のレベルより良好ではないが前記所定のレベルに近い放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、当該第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質が前記所定のレベルより良好な放送チャネルを前記ステーションリストに登録するものである。
以上のような各放送受信装置によれば、第1のアンテナと第2のアンテナ二つのアンテナのそれぞれを単独で用いて検出した二つの受信品質に基づいて、放送チャネルの放送の受信品質を評価するので、ダイバシティ受信部に単一のチューナであるバックグランドチューナを付加しただけの簡易な構成で、ダイバシティ受信部において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合の受信品質を、より正しく評価し、当該評価に従った適切な放送チャネルを、代替放送チャネルに選定したり、ステーションリストに登録したりすることができる。
また、第2のアンテナを用いた第2受信品質の検出は、第1のアンテナを用いて第1受信品質を検出した放送チャネルのうちの、代替放送チャネルやステーションリストに登録する放送チャネルとして選定されるに足る受信品質が第2受信品質として検出される可能性のある一部の放送チャネルについてのみ行うので、効率的に優良代替局リストやステーションリストへの登録処理を行うことができる。
ここで、以上の放送受信装置において、前記放送は、たとえば、ラジオ放送である。
また、以上の放送受信装置は、自動車に搭載される放送受信装置であってもよい。
以上のように、本発明によれば、二つのアンテナを用いたダイバシティ受信を行う放送受信装置において、できるだけ簡易な構成において、受信とユーザに対する出力を行っている放送と異なる他の放送について、二つのアンテナを用いるダイバシティ受信を行った場合の受信品質を正しく評価することができる。
本発明の実施形態に係るラジオ放送受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る優良AFリスト更新処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る優良AFリスト更新処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係るステーションリスト更新処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る。ステーションリスト更新処理の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、音声コンテンツにデータを多重して放送するRDS放送を受信するラジオ放送受信装置への適用を例にとり説明する。
図1に、本実施形態に係るラジオ放送受信装置の構成を示す。
図示するように、ラジオ放送受信装置1は、第1アンテナ101と第2アンテナ102との二つのアンテナ、ダイバシティチューナ103、アンプ104、スピーカ105、制御部106、入力装置107、表示装置108、受信品質検査部109、メモリ110とを備えている。
次に、ダイバシティチューナ103は、第1チューナ1031と、第2チューナ1032と、信号処理部1033とを備えている。そして、第1チューナ1031は第1アンテナ101に接続しており、第2チューナ1032は第2アンテナ102に接続している。
ここで、第1チューナ1031と第2チューナ1032には、制御部106によって、選択的に一つの周波数チャネルが、ダイバシティチューナ103の受信チャネルとして設定される。そして、第1チューナ1031は、第1アンテナ101が受信したRF信号より設定された受信チャネルのIF信号を生成し信号処理部1033に出力し、第2チューナ1032は、第2アンテナ102が受信したRF信号より設定された受信チャネルのIF信号を生成し信号処理部1033に出力する。信号処理部1033は、第1チューナ1031から入力するIF信号と第2チューナ1032から入力するIF信号を位相調整した上で合成するフェーズダイバシティ合成を行い、合成したIF信号より音声を復元すると共に、音声に多重化されて放送されているデータであるRDSデータを抽出する。そして、信号処理部1033は、復元した音声をアンプ104に、抽出したRDSデータを制御部106に出力する。ここで、信号処理部1033から制御部106に出力されるRDSデータには、AF(Alternative Frequencies)リストが含まれており、AFリストには、このRDSデータを放送している周波数チャネルで放送しているプログラムと同じプログラムを放送している複数の周波数チャネルが記述されている。
次に、アンプ104はダイバシティチューナ103から出力された音声を、制御部106から設定されたゲインで増幅しスピーカ105から出力する。
次に、受信品質検査部109は、スイッチ1091とバックグランドチューナ1092とを備えており、スイッチ1091は、制御部106の制御に従って、第1アンテナ101と第2アンテナ102との二つのアンテナの一方のアンテナを選択的にバックグランドチューナ1092に接続する。バックグランドチューナ1092は、接続されたアンテナを用いて、制御部106から検査チャネルとして設定された周波数チャネルの放送を受信し、検査チャネルの受信品質を検出し、検出した受信品質を制御部106に通知する。ここで、バックグランドチューナ1092は、検査チャネルのSメータ(信号強度)、SN比、マルチパス歪みなどから、検査チャネルの受信品質を算定する。
次に、ラジオ放送受信装置1のメモリ110には、AFリスト、優良AFリスト、ステーションリストが制御部106によって格納される。
AFリストは、ダイバシティチューナ103で現在受信中の周波数チャネル(ダイバシティチューナ103に最後に設定した受信チャネル)で受信したAFリストであり、当該AFリストは上述のように信号処理部1033から制御部106に通知される。
また、優良AFリストは、AFリストに登録されている周波数チャネルのうちの、受信品質が上位のN(Nは、1以上の整数)個の周波数を、その周波数チャネルの受信品質と共に、受信品質の良い順に登録したリストである。
そして、ステーションリストは、現在、ダイバシティチューナ103で受信可能な周波数チャネルのリストである。
さて、このような構成において制御部106は、入力装置107でユーザから受け付けた選局操作で指定された周波数チャネルを受信チャネルとしてダイバシティチューナ103の第1チューナ1031と第2チューナ1032に設定する処理や、メモリ110のステーションリストに登録されている周波数チャネルの一覧を表示装置108に表示し、一覧中からの周波数チャネルの選択を入力装置107を介してユーザから受け付け、受け付けた周波数チャネルを受信チャネルとしてダイバシティチューナ103の第1チューナ1031と第2チューナ1032に設定する処理を行うことにより、ユーザの所望の周波数チャネルのダイバシティチューナ103の受信と、当該周波数チャネルで受信した音声のスピーカ105への出力を行う。
また、制御部106は、ダイバシティチューナ103における、受信チャネルの受信品質を監視し、受信チャネルの受信品質が、優良AFリストの最上位に登録されている周波数チャネルの、優良AFリストに登録されている受信品質より低くなったならば、優良AFリストの最上位に登録されている周波数チャネルを受信チャネルとしてダイバシティチューナ103の第1チューナ1031と第2チューナ1032に設定するAF切替処理を行う。
ただし、AF切替処理は、ダイバシティチューナ103における、受信チャネルの受信品質を監視し、受信チャネルの受信不良の発生が予測される程度に受信チャネルの受信品質が劣化したときに、優良AFリストの最上位に登録されている周波数チャネルを受信チャネルとしてダイバシティチューナ103の第1チューナ1031と第2チューナ1032に設定する処理としてもよい。
ここで、制御部106における、受信チャネルの受信品質の監視は、たとえば、以下のように行う。
すなわち、第1チューナ1031、第2チューナ1032は、Sメータ(信号強度)、SN比、マルチパス歪みなどから算定した受信チャネルの受信品質を算定し、制御部106に通知する。また、信号処理部1033は、RDSデータのエラーレートを算定して、制御部106に通知する。そして、制御部106は、通知された第1チューナ1031、第2チューナ1032における受信チャネルの受信品質や、信号処理部1033におけるエラーレートを、統合的に評価してダイバシティチューナ103における受信チャネルの受信品質を算定し、算定した受信品質の値を監視する。
以下、このようなラジオ放送受信装置1において、制御部106が優良AFリストの作成、更新のために行う優良AFリスト更新処理について説明する。なお、この優良AFリスト更新処理は、ダイバシティチューナ103における受信チャネルの放送の受信及び受信した音声の出力と並行して、バックグランドで実行される。
図2に、この優良AFリスト更新処理の手順を示す。
図示するように、優良AFリスト更新処理において、制御部106は、ダイバシティチューナ103の受信チャネルの変更の発生の有無を調べ(ステップ202)、受信チャネルの変更が発生していなければステップ206に進む。
一方、ダイバシティチューナ103の受信チャネルの変更が発生している場合には(ステップ202)、ダイバシティチューナ103の信号処理部1033から変更後の受信チャネルで受信したAFリストを取得しメモリ110に格納した上で(ステップ204)、ステップ206に進む。
そして、ステップ206に進んだならば、受信品質検査部109のスイッチ1091に第1アンテナ101をバックグランドチューナ1092に接続させる(ステップ206)。
次に、バックグランドチューナ1092に、メモリ110に格納したAFリストに登録されている各周波数チャネルを、順次、検査チャネルとして設定し、バックグランドチューナ1092に検査チャネルの受信品質を通知させることにより、AFリストに登録されている各周波数チャネルの受信品質Q1を検出する(ステップ208)。
そして、AFリストに登録されている周波数チャネルのうちに、受信品質Q1が所定のしきい値Th0より良好な周波数チャネルが存在するかどうかを調べる(ステップ210)。ここで、しきい値Th0の値は、その値より受信品質が良好な周波数チャネルであれば、その周波数チャネルの放送の正常な受信が保証できる値を用いる、
そして、受信品質Q1が所定のしきい値Th0より良好な周波数チャネルが存在する場合には(ステップ210)、受信品質検査部109のスイッチ1091に第2アンテナ102をバックグランドチューナ1092に接続させる(ステップ212)。
次に、AFリストに登録されている受信品質Q1がしきい値Th0より良好であった周波数チャネルのうちの、受信品質Q1の優良さが上位のM(Mは2以上の予め定めた整数)個の周波数チャネルを、順次、検査チャネルとしてバックグランドチューナ1092に設定し、バックグランドチューナ1092に検査チャネルの受信品質を通知させることにより、受信品質Q1が上位のM個の周波数チャネルの受信品質Q2を検出する(ステップ214)。
次に、受信品質Q1の優良さが上位のM個の周波数チャネル各々の受信品質Qの値として、その周波数チャネルの受信品質Q1の値と受信品質Q2の値のうちの、より受信品質が良好な方の値を設定する(ステップ216)。
そして、受信品質Q1の優良さが上位のM個の周波数チャネルの各々を、受信品質Qが良好な順に、その周波数チャネルの受信品質Qと共に、優良AFリストに登録する(ステップ218)。そして、ステップ202からの処理に戻る。但し、ステップ218では、受信品質Q1の優良さが上位のM個の周波数チャネルのうちの、受信品質Qが最も良好な周波数チャネルのみを優良AFリストに登録するようにしてもよい。または、ステップ218では、受信品質Q1の優良さが上位のM個の周波数チャネルのうちの、受信品質Qが上位の2以上の所定数の周波数チャネルを優良AFリストに登録するようにしてもよい。
さて、上述したステップ210において、受信品質Q1が所定のしきい値Th0より良好な周波数チャネルが存在しないと判定された場合には、受信品質検査部109のスイッチ1091に第2アンテナ102をバックグランドチューナ1092に接続させる(ステップ220)。
そして、受信品質Q1が所定のしきい値Th1より良好な周波数チャネルを、順次、検査チャネルとしてバックグランドチューナ1092に設定し、バックグランドチューナ1092に検査チャネルの受信品質を通知させることにより、受信品質Q1がしきい値Th1より良好な周波数チャネルの受信品質Q2を検出する(ステップ222)。但し、Th0のしきい値Th0とTh1は、Th0の受信品質の方がTh1の受信品質よりも良好であり、Th1の受信品質がTh0の受信品質に比較的近い受信品質となるように設定する。
そして、受信品質Q1がしきい値Th1より良好な周波数チャネルのうちに、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルが存在したかどうかを調べ(ステップ224)、存在しない場合にはステップ202からの処理に戻る。
一方、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルが存在した場合には(ステップ224)、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルを、受信品質Q2が良好な順に、その周波数チャネルの受信品質Q2と共に、優良AFリストに登録する(ステップ226)。そして、ステップ202からの処理に戻る。但し、ステップ226では、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルのうちの、受信品質Q2が最も良好な周波数チャネルのみを優良AFリストに登録するようにしてもよい。または、ステップ226では、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルのうちの、受信品質Q2が上位の2以上の所定数の周波数チャネルを優良AFリストに登録するようにしてもよい。
以上、制御部106が行う優良AFリスト更新処理について説明した。
以下、このような優良AFリスト更新処理の処理例を示す。
まず、第1の処理例について示す。
いま、図3a1に示すようにダイバシティチューナ103で受信中の周波数チャネルから受信したAFリストにSt.1からSt.5までの5つの周波数チャネルが登録されていたものとする。この場合、まず、図3a2に示すように、St.1からSt.5までの各周波数チャネルについて第1アンテナ101を用いて受信品質Q1を検出する。ここで、受信品質は0から10までの数字で表すものとし、数が大きいほど受信品質は良好であるものとする。また、ここではしきい値Th0として5が、しきい値Th1として4が設定されているものとする。
次に、検出された受信品質Q1がしきい値Th0より大きい周波数チャネルのうちの、受信品質Q1が上位のM個の周波数チャネルの、受信品質Q2を第2アンテナ102を用いて検出する。ここで、受信品質Q1がしきい値Th0=5より大きい周波数チャネルは、受信品質Q1が8のSt.1、受信品質Q1が7のSt.2、受信品質Q1が6のSt.3、受信品質Q1が7のSt.5の4つの周波数チャネルとなる。したがって、Mを3とすると、受信品質Q1が上位の3つの周波数チャネルは、St.1、St.2、St.5の周波数チャネルとなるので、図3a3に示すように、St.1、St.2、St.5の3つの周波数チャネルの受信品質Q2を第2アンテナ102を用いて検出する。
次に、図3a4に示すように、受信品質Q2を検出した3つのSt.1、St.2、St.5の周波数チャネルの受信品質Qを、受信品質Q1と受信品質Q2のうちの大きい方の値とする。結果、受信品質Q1が8で受信品質Q2が6のSt.1の受信品質Qは8となり、受信品質Q1が7で受信品質Q2が9のSt.1の受信品質Qは9となり、受信品質Q1が7で受信品質Q2が7のSt.5の受信品質Qは7となる。
そして、図3a5に示すように、3つのSt.1、St.2、St.5の周波数チャネルを、受信品質Qが大きい順に優良AFリストに、受信品質Qと共に登録する。結果、St.2、St.1、St.5の順に周波数チャネルが受信品質Qと共に優良AFリストに登録される。但し、上述のように、優良AFリストには受信品質Qが最良のSt.2の周波数チャネルのみを受信品質Qと共に登録するようにしてもよい。
以下、優良AFリスト更新処理の第2の処理例を示す。
いま、図3b1に示すようにダイバシティチューナ103で受信中の周波数チャネルから受信したAFリストにSt.1からSt.5までの5つの周波数チャネルが登録されていたものとする。この場合、まず、St.1からSt.5までの各周波数チャネルについて、第1アンテナ101を用いて受信品質Q1を図3b2に示すように検出する。ここで、受信品質は0から10までの数字で表すものとし、数が大きいほど受信品質は良好であるものとする。また、ここではしきい値Th0として5が、しきい値Th1として4が設定されているものとする。
そして、図3b2に示すように、検出された受信品質Q1がしきい値Th0=5より大きいより周波数チャネルが存在しない場合には、次に、受信品質Q1がしきいTh1=4より大きい周波数周波数チャネルの、受信品質Q2を第2アンテナ102を用いて検出する。ここでは、受信品質Q1がしきい値Th1=4より大きい周波数チャネルは、受信品質Q1が5のSt.2、受信品質Q1が5のSt.4の2つの周波数チャネルとなるので、図3b3に示すように、St.2、St.4の2つの周波数チャネルの受信品質Q2を第2アンテナ102を用いて検出する。
そして、図3b4に示すように、検出した受信品質Q2がしきい値Th0=5より大きいより周波数チャネルを、受信品質Q2が大きい順に、優良AFリストに、受信品質Q2と共に登録する。ここでは、受信品質Q2がしきい値Th0=5より大きい周波数チャネルは、受信品質Q2が6のSt.4の周波数チャネルのみとなるので、St.4の周波数チャネルが受信品質Q2と共に
優良AFリストに登録される。なお、この場合においても、受信品質Q2がしきい値Th0=5より大きいより周波数チャネルのうちの、受信品質Q2が最良の周波数チャネルのみを、受信品質Q2と共に、優良AFリストに登録するようにしてもよい。
以上、優良AFリスト更新処理の処理例について示した。
ここまで示してきたように、優良AFリスト更新処理によれば、AFリストに登録された各周波数チャネルについて、二つのアンテナのそれぞれを単独で用いた場合に検出された受信品質に基づいて、受信品質を評価するので、ダイバシティチューナ103において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合の受信品質を、より正しく評価することができる。
また、第1アンテナ101を用いた受信で正常受信可能な(しきい値Th0より良好な)レベルの受信品質Q1が検出された周波数チャネルが存在する場合には、受信品質Q1が上位の周波数チャネルのみを対象として、第2アンテナ102を用いた受信品質Q2を検出し、正常受信可能なレベルの受信品質Q1が検出された周波数チャネルが存在しない場合には、受信品質Q1が正常受信可能なレベルに近い周波数チャネルのみを対象として、第2アンテナ102を用いた受信品質Q2を検出するので、第2アンテナ102を用いた受信品質をAFリストに登録された全ての周波数チャネルについて検出する場合に比べ、効率的に、AFリストに登録された周波数チャネルのうちの受信品質が最良または優良な周波数チャネルを算定することができる。
なお、第1アンテナ101を用いて検出される受信品質と、第2アンテナ102を用いて検出される受信品質には、顕著に大きな差が無いことが期待できる。したがって、以上のように、第1アンテナ101を用いた受信品質Q1が比較的良好であった周波数チャネルについてのみ第2アンテナ102を用いた受信品質Q2を検出して、周波数チャネルの受信品質を評価しても、正しく受信品質が最良または優良な周波数チャネルを算定することができる。
次に、制御部106がステーションリストの作成、更新のために行うステーションリスト更新処理について説明する。なお、このステーションリスト更新処理は、ダイバシティチューナ103における受信チャネルの放送の受信及び受信した音声の出力と並行して、バックグランドで実行される。
図4に、このステーションリスト更新処理の手順を示す。
図示するように、ステーションリスト更新処理において、制御部106は、受信品質検査部109のスイッチ1091に第1アンテナ101をバックグランドチューナ1092に接続させる(ステップ402)。
そして、バックグランドチューナ1092に、全ての周波数チャネルを、順次、検査チャネルとして設定し、バックグランドチューナ1092に検査チャネルの受信品質を通知させることにより、各周波数チャネルの受信品質Q1を検出する(ステップ404)。
そして、受信品質Q1がしきい値Th0より良好な周波数チャネルをステーションリストに登録する(ステップ406)。
次に、受信品質検査部109のスイッチ1091に第2アンテナ102をバックグランドチューナ1092に接続させる(ステップ408)。
また、受信品質Q1がしきい値Th0より良好でない周波数チャネルのうちの受信品質Q1がしきい値Th1より良好であった周波数チャネルを、バックグランドチューナ1092に、順次、検査チャネルとして設定し、バックグランドチューナ1092に検査チャネルの受信品質を通知させることにより、受信品質Q1がしきい値Th0より良好でなくしきい値Th1より良好である周波数チャネルの受信品質Q2を検出する(ステップ410)。なお、上述のように、Th0のしきい値Th0とTh1は、Th0の受信品質の方がTh1の受信品質よりも良好であり、Th1の受信品質がTh0の受信品質に比較的近い受信品質となるように設定する。
そして、受信品質Q2がしきい値Th0より良好な周波数チャネルをステーションリストに追加登録し(ステップ412)、ステップ402からの処理に戻る。
以上、制御部106が行うステーションリスト更新処理について説明した。
以下、このようなステーションリスト更新処理の処理例について説明する。
いま、図5aに示すSt.11からSt.15までの5つの周波数チャネルの電波を受信可能であり、St.11からSt.15までの各周波数チャネルについて第1アンテナ101を用いて受信品質Q1が図5bに示すよう検出されたものとする。ここで、受信品質は0から10までの数字で表すものとし、数が大きいほど受信品質は良好であるものとする。また、ここではしきい値Th0として5が、しきい値Th1として4が設定されているものとする。
この場合、図5bに示すように、受信品質Q1がしきい値Th0=5より良好であるのは、受信品質Q1が6のSt.12と、受信品質Q1が7のSt.15となるので、図5d1に示すようにSt.12の周波数チャネルとSt.15の周波数チャネルがステーションリストに登録される。
また、図5bに示すように、受信品質Q1がしきい値Th0=5より良好でなく、しきい値Th1=4より良好である周波数チャネルとして、受信品質Q1が5のSt.11とSt.13の周波数チャネルが存在するので、図5cに示すように、St.11とSt.13の周波数チャネルの受信品質Q2が第2アンテナ102を用いて検出される。
そして、St.13の周波数チャネルは検出された受信品質Q2が6と、しきい値Th0=5より良好であるので、図5d2に示すように、St.13の周波数チャネルがステーションリストに追加登録される。
以上、ステーションリスト更新処理の処理例について説明した。
ここまで示してきたように、ステーションリスト更新処理によれば、各周波数チャネルについて、二つのアンテナのそれぞれを単独で用いた場合に検出された受信品質に基づいて、受信品質を評価するので、ダイバシティチューナ103において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合に受信可能な周波数チャネルを、より正しく算定することができる。
また、第1アンテナ101を用いて検出された受信品質Q1が正常受信可能なレベル(Th0より良好なレベル)に近い周波数チャネルのみを対象として、第2アンテナ102を用いた受信品質Q2を検出するので、第2アンテナ102を用いた受信品質を全ての周波数チャネルについて検出する場合に比べ、効率的に、ダイバシティチューナ103において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合に受信可能な周波数チャネルを算定することができる。
なお、第1アンテナ101を用いて検出される受信品質と、第2アンテナ102を用いて検出される受信品質には顕著に大きな差が無いことが期待できる。したがって、以上のように、第1アンテナ101を用いた受信品質Q1が正常受信可能なレベルに近い周波数チャネルについてのみ第2アンテナ102を用いた受信品質Q2を検出しても、ダイバシティチューナ103において二つのアンテナを用いて放送のダイバシティ受信を行った場合に受信可能な周波数チャネルを漏れなく、または、漏れ少なく算定することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
以上のように、本実施形態によれば、ダイバシティチューナ103に単一のチューナであるバックグランドチューナ1092を付加しただけの簡易な構成によって、各周波数チャネルについて、放送をダイバシティチューナ103において二つのアンテナを用いて放送の受信を行った場合の受信品質を、より正しく評価することができる。
ところで、以上では、ダイバシティチューナ103は、フェーズダイバシティ合成によるダイバシティ受信を行うものとしたが、ダイバシティチューナ103は、放送の受信に用いるアンテナを、第1アンテナ101と第2アンテナ102とのうちの、より受信状態の良い方のアンテナに切替ながら放送の受信を行う空間ダイバシティ受信などの、他の方式によるダイバシティ受信を行うものであってもよい。
また、以上では、本実施形態ではRDS放送を受信するラジオ放送受信装置への適用について説明したが、本実施形態で示した優良AFリストやステーションリスト作成、更新の技術は、並行的に同プログラムを複数の放送で放送する放送システムから放送を受信する、ラジオ放送受信装置やテレビ放送受信装置などの任意の放送受信装置に同様に適用することができる。
1…ラジオ放送受信装置、101…第1アンテナ、102…第2アンテナ、103…ダイバシティチューナ、104…アンプ、105…スピーカ、106…制御部、107…入力装置、108…表示装置、109…受信品質検査部、110…メモリ、1031…第1チューナ、1032…第2チューナ、1033…信号処理部、1091…スイッチ、1092…バックグランドチューナ。

Claims (7)

  1. 放送チャネルを用いて無線伝送される放送を受信する放送受信装置であって、
    第1のアンテナと、
    第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力するダイバシティ受信部と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、
    各放送チャネルの放送の受信品質を算出する受信品質算出手段とを有し、
    前記受信品質算出手段は、前記放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせる共に、当該放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、前記第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質と、前記第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質とを統合的に評価して、当該放送チャネルの放送の受信品質を算出することを特徴とする放送受信装置。
  2. 請求項1記載の放送受信装置であって、
    前記受信品質算出手段は、前記放送チャネルの放送の受信品質の算出を、当該放送チャネルについて前記検出された前記第1受信品質と第2受信品質とのうちの、より良好な方の受信品質を、当該放送チャネルの放送の受信品質として算出することにより行うことを特徴とする放送受信装置。
  3. 放送チャネルを用いて無線伝送される、コンテンツと代替局情報が多重化された放送を受信する放送受信装置であって、
    前記代替局情報には、当該代替局情報が多重化された放送と同内容の放送が行われている放送チャネルが登録されており、
    当該放送受信装置は、
    第1のアンテナと、
    第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力すると共に、当該放送に多重化されている前記代替局情報を抽出するダイバシティ受信部と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、
    前記ダイバシティ受信部が受信中の放送チャネルの代替として用いることのできる放送チャネルである代替放送チャネルを算定する代替局算定手段と、
    所定の契機で、前記ダイバシティ受信部で受信する放送チャネルを、前記代替局算定手段が算定した代替放送チャネルに切り替える受信チャネル制御手段とを有し、
    前記代替局算定手段は、
    前記ダイバシティ受信部が抽出した代替局情報に登録されている各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせると共に、
    当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルのうちの受信品質が上位の複数の放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、
    前記上位の複数の放送チャネルのうちの、前記第1受信品質と第2受信品質のうちのより良好な方の受信品質が最上位の放送チャネル、または、当該良好な方の受信品質が上位の複数の放送チャネルを、前記代替放送チャネルとして算定することを特徴とする放送受信装置。
  4. 放送チャネルを用いて無線伝送される、コンテンツと代替局情報が多重化された放送を受信する放送受信装置であって、
    前記代替局情報には、当該代替局情報が多重化された放送と同内容の放送が行われている放送チャネルが登録されており、
    当該放送受信装置は、
    第1のアンテナと、
    第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力すると共に、当該放送に多重化されている前記代替局情報を抽出するダイバシティ受信部と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、
    前記ダイバシティ受信部が受信中の放送チャネルの代替として用いることのできる放送チャネルである代替放送チャネルを算定する代替局算定手段と、
    所定の契機で、前記ダイバシティ受信部で受信する放送チャネルを、前記代替局算定手段が算定した代替放送チャネルに切り替える受信チャネル制御手段とを有し、
    前記代替局算定手段は、
    前記ダイバシティ受信部が抽出した代替局情報に登録されている各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、
    当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルが存在した場合には、存在した放送チャネルのうちのいずれかの放送チャネルを前記代替放送チャネルとして算定し、
    当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルが存在しなかった場合には、前記第1受信品質が前記所定のレベルより良好ではないが前記所定のレベルに近い放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、
    当該第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質が前記所定のレベルより良好な放送チャネルのうちの、前記第2受信品質が最上位の放送チャネル、または、前記第2受信品質が上位の複数の放送チャネルを前記代替放送チャネルとして算定することを特徴とする放送受信装置。
  5. 放送チャネルを用いて無線伝送される放送を受信する放送受信装置であって、
    第1のアンテナと、
    第2のアンテナと、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナとを用いた前記放送のダイバシティ受信を行い、受信した放送のコンテンツをユーザに対して出力するダイバシティ受信部と、
    前記第1のアンテナと前記第2のアンテナのうちの一方のアンテナを選択的に用いて前記放送の受信品質の検出を行うバックグランドチューナと、
    受信可能な放送チャネルが登録されたステーションリストと、
    ユーザ操作に応じて、前記ステーションリストに登録されている放送チャネルの放送の受信を、前記ダイバシティ受信部に行わせる受信チャネル制御手段と、
    前記ステーションリストを作成するステーションリスト作成手段とを有し、
    前記ステーションリスト作成手段は、前記ダイバシティ受信部が受信可能な各放送チャネルについて、当該放送チャネルの放送の前記第1のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、当該第1のアンテナを用いて検出された受信品質である第1受信品質が所定のレベルより良好な放送チャネルを前記ステーションリストに登録すると共に、前記第1受信品質が前記所定のレベルより良好ではないが前記所定のレベルに近い放送チャネルの放送の前記第2のアンテナを用いた受信品質の検出を前記バックグランドチューナに行わせ、当該第2のアンテナを用いて検出された受信品質である第2受信品質が前記所定のレベルより良好な放送チャネルを前記ステーションリストに登録することを特徴とする放送受信装置。
  6. 請求項1、2、3、4または5記載の放送受信装置であって、
    前記放送はラジオ放送であることを特徴とする放送受信装置。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6記載の放送受信装置であって、
    当該放送受信装置は、自動車に搭載される放送受信装置であることを特徴とする放送受信装置。
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