JP2016224530A - ジンバル制御システム - Google Patents

ジンバル制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2016224530A
JP2016224530A JP2015107407A JP2015107407A JP2016224530A JP 2016224530 A JP2016224530 A JP 2016224530A JP 2015107407 A JP2015107407 A JP 2015107407A JP 2015107407 A JP2015107407 A JP 2015107407A JP 2016224530 A JP2016224530 A JP 2016224530A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gimbal
angular velocity
angle
velocity command
stop
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015107407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6557830B2 (ja
Inventor
秀樹 澤柳
Hideki Sawayanagi
秀樹 澤柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tamagawa Seiki Co Ltd
Original Assignee
Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tamagawa Seiki Co Ltd filed Critical Tamagawa Seiki Co Ltd
Priority to JP2015107407A priority Critical patent/JP6557830B2/ja
Publication of JP2016224530A publication Critical patent/JP2016224530A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6557830B2 publication Critical patent/JP6557830B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Position Or Direction (AREA)

Abstract

【課題】ジンバルを所定位置に滑らかに停止させることができるとともに、ジンバルが機械的制限に衝突するおそれを低減できるジンバル制御システムを提供する。
【解決手段】本発明によるジンバル制御システムは、ジンバル2の角度及び角速度を検出するためのセンサ10と、ジンバル2を回転駆動するアクチュエータ11と、センサ10及びアクチュエータ11に接続されて、センサ10の出力に基づいてアクチュエータ11によるジンバル2の回転駆動を制御する制御手段12とを備えている。ジンバル2には、操作許容範囲が予め設定されている。制御手段12は、センサ10の出力に基づいて検出されるジンバル2の検出角が操作許容範囲を超えた場合に、操作許容範囲の外側に設定された停止角に検出角が近づくにつれてジンバル2の角速度を小さくする駆動信号をアクチュエータ11に入力する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジンバルの動作を制御するジンバル制御システムに関する。
従来用いられていたこの種のジンバル制御システムとしては、例えば下記の特許文献1等に示されている構成を挙げることができる。すなわち、従来構成では、ジンバルの角度が、予め設定された操作限界角に一致するか又はこの操作限界角を超えた場合に、ジンバルを駆動するアクチュエータへの駆動信号を停止することによりジンバルを停止させている。
特開2007−334626号公報
上記のような従来のジンバル制御システムでは、ジンバルの角度が、予め設定された操作限界角に一致するか又はこの操作限界角を超えた場合に、ジンバルを駆動するアクチュエータへの駆動信号を停止することによりジンバルを停止させているので、以下のような問題が生じるおそれがある。すなわち、設定角の周辺でアクチュエータへの駆動信号が停止されるので、ジンバルの挙動が急に変わってしまう。このため、ペイロードとしてカメラがジンバルに搭載されている場合に、カメラの映像にブレが生じてしまう。また、ジンバルが惰性で変位して機械的制限に衝突することもある。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、ジンバルを所定位置に滑らかに停止させることができるとともに、ジンバルが機械的制限に衝突するおそれを低減できるジンバル制御システムを提供することである。
本発明に係るジンバル制御システムは、ジンバルの角度及び角速度を検出するためのセンサと、ジンバルを回転駆動するアクチュエータと、センサ及びアクチュエータに接続されて、センサの出力に基づいてアクチュエータによるジンバルの回転駆動を制御する制御手段とを備え、ジンバルには、操作許容範囲が予め設定されており、制御手段は、センサの出力に基づいて検出されるジンバルの検出角が操作許容範囲を超えた場合に、操作許容範囲の外側に設定された停止角に検出角が近づくにつれてジンバルの角速度を小さくする駆動信号をアクチュエータに入力する。
本発明のジンバル制御システムによれば、制御手段は、センサの出力に基づいて検出されるジンバルの検出角が操作許容範囲を超えた場合に、操作許容範囲の外側に設定された停止角に検出角が近づくにつれてジンバルの角速度を小さくする駆動信号をアクチュエータに入力するので、ジンバルを所定位置に滑らかに停止させることができるとともに、ジンバルが機械的制限に衝突するおそれを低減できる。
本発明の実施の形態1によるジンバル制御システムの構成を示すブロック図である。 図1の制御手段の構成を示すブロック図である。 図1のジンバルの角度位置を概略的に示す説明図である。 図2の角速度指令処理部による処理選択動作を示すフローチャートである。 図4のA〜B区間処理を示すフローチャートである。 図4のB〜C区間処理を示すフローチャートである。 図4の−A〜−B区間処理を示すフローチャートである。 図4の−B〜−C区間処理を示すフローチャートである。
以下、本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1によるジンバル制御システム1の構成を示すブロック図である。図において、ジンバル制御システム1は、ジンバル2の動作を制御するためのものである。周知のように、ジンバル2には、例えばカメラ等のペイロードが搭載される。ジンバル制御システム1には、センサ10、アクチュエータ11及び制御手段12が含まれている。
センサ10は、例えばエンコーダやレゾルバ等によって構成されるものであり、ジンバル2の角度及び角速度を検出するための信号を出力する。アクチュエータ11は、例えばトルカ等によって構成されるものであり、ジンバル2を回転駆動するためのものである。
制御手段12は、例えばマイクロプロセッサ等の演算装置によって構成されるものであり、センサ10及びアクチュエータ11に接続されている。制御手段12は、センサ10の出力に基づいてアクチュエータ11によるジンバル2の回転駆動を制御する。
次に、図2は、図1の制御手段12の構成を示すブロック図である。図2に示すように、制御手段12には、角速度指令生成部120、角速度指令処理部121、電流指令生成部122及びD/Aコンバータ123が含まれている。
角速度指令生成部120は、センサ10の出力に基づいて検出されるジンバル2の検出角と外部からの位置指令とに基づいて角速度指令を生成する。具体的には、角速度指令生成部120は、ジンバル2の検出角と外部からの位置指令との偏差を0にしするための角速度指令を生成する。
角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角が後述の操作許容範囲を超えていないか否かを判定する。後に詳しく説明するように、ジンバル2の検出角が操作許容範囲を超えている場合、角速度指令処理部121は、角速度指令に処理を加えて、その処理を加えた角速度指令を電流指令生成部122に入力する。ジンバル2の検出角が操作許容範囲を超えていない場合、角速度指令処理部121は、角速度指令生成部120からの角速度指令をそのまま電流指令生成部122に入力する。
電流指令生成部122は、角速度指令処理部121を介して入力された角速度指令に基づいて電流指令を生成する。電流指令は、角速度指令処理部121を介して入力された角速度指令と、ジンバル2の出力に基づいて検出される検出角速度との偏差を0にしようとするものである。D/Aコンバータ123は、電流指令生成部122によって生成された電流指令に基づいてアクチュエータ11に電流を供給する。D/Aコンバータ123からアクチュエータ11に供給される電流は、アクチュエータ11を駆動する駆動信号である。
次に、図3は、図1のジンバル2の角度位置を概略的に示す説明図である。図3に示すように、ジンバル2には、利用者によるジンバル2の角度位置の指定が許容される操作許容範囲が設けられている。本実施の形態では、操作許容範囲は、限界角±A°によって画定されるものとする。
操作許容範囲の外側には、制限角及び停止角が設定されている。本実施の形態では、制限角を±C°とし、停止角を±B°とする。
制限角(±C°)とは、ジンバル2の移動が制限されるべき角度であり、ジンバル2が他の部材と衝突するおそれがある機械的限界角とされることができる。操作許容範囲の限界角と制限角との間(A°〜C°及び−A°〜−C°)には、所定の角度範囲が設けられる。
停止角(±B°)は、ジンバル2の検出角が操作許容範囲を超えた場合に、ジンバル2を停止させようとする角度である。停止角(±B°)は、操作許容範囲の限界角と制限角との間(A°〜C°及び−A°〜−C°)の任意の角度とすることができるが、操作許容範囲の限界角と制限角とから均等に離れた中間角(B°=(C°−A°)/2,−B°=(−C+A)/2)とすることが好ましい。
図2の制御手段12は、ジンバル2の検出角が操作許容範囲(−A°〜A°)を超えた場合に、検出角が停止角(±B°)に近づくにつれてジンバル2の角速度を小さくする駆動信号をアクチュエータ11に入力する。本実施の形態では、図2の角速度指令処理部121が角速度指令に処理を加えることで、このような駆動信号が実現される。
以下、図4〜図8を用いて、角速度指令処理部121の動作をより詳しく説明する。
図4は、図2の角速度指令処理部121による処理選択動作を示すフローチャートである。図4において、角速度指令処理部121は、角速度指令生成部120から角速度指令が入力されると、センサ10の出力に基づいて検出されるジンバル2の検出角Dが操作許容範囲を超えているか否かを判定する(ステップS40,S41)。すなわち、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角DがA°よりも大きいか否かを判定するとともに(ステップS40)、ジンバル2の検出角が−A°よりも小さいか否かを判定する(ステップS41)。角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角Dが操作許容範囲を超えていないと判定した場合、すなわちジンバル2の検出角がA°以下であるとともに−A°以上であると判定した場合、角速度指令生成部120から入力された角速度指令をそのまま電流指令生成部122に入力する通過処理を行う(ステップS42)。
これに対して、ステップS40においてジンバル2の検出角DがA°よりも大きいと判定した場合、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角DがB°よりも大きいか否かを判定する(ステップS43)。このとき、ジンバル2の検出角DがB°以下であると判定すると、角速度指令処理部121は、A〜B区間処理を行う(ステップS44)。また、ステップS43においてジンバル2の検出角DがB°よりも大きいと判定すると、角速度指令処理部121は、B〜C区間処理を行う(ステップS45)。これらA〜B区間処理及びB〜C区間処理については、後に詳しく説明する。
一方、ステップS41においてジンバル2の検出角Dが−A°よりも小さいと判定した場合、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角Dが−B°よりも小さいか否かを判定する(ステップS46)。このとき、ジンバル2の検出角Dが−B°以上であると判定すると、角速度指令処理部121は、−A〜−B区間処理を行う(ステップS47)。また、ジンバル2の検出角Dが−B°よりも小さいと判定すると、角速度指令処理部121は、−B〜−C区間処理を行う(ステップS48)。これら−A〜−B区間処理及び−B〜−C区間処理についても、後に詳しく説明する。
この図4の処理選択動作は、角速度指令生成部120から角速度指令処理部121に角速度指令が入力されるたびに繰り返し行われる。角速度指令生成部120は、所定の時間間隔で角速度指令を角速度指令処理部121に入力する。
次に、図5は、図4のA〜B区間処理を示すフローチャートである。図において、A〜B区間処理では、角速度指令処理部121は、前回のジンバル2の検出角DがA°よりも小さかったか否かを判定する(ステップS50)。このとき、前回のジンバル2の検出角DがA°よりも小さかったと判定すると、角速度指令処理部121は、そのときの角速度指令生成部120からの入力角速度指令Cin(検出角度がA°を超えた際の入力角速度指令Cin)をラッチする(ステップS51)。これに対して、ステップS50において前回のジンバル2の検出角DがA°以上であると判定した場合、角速度指令処理部121は、入力角速度指令Cinのラッチ動作を改めて行わず、すでにラッチされている入力角速度指令Cinを以下の処理に用いる。
その次に、角速度指令処理部121は、角速度指令生成部120からの入力角速度指令Cinが角度増大方向の角速度指令であるか否かを判定する(ステップS52)。この判定に用いられる入力角速度指令Cinは、ステップS51でラッチされた入力角速度指令Cinとは限らない。すなわち、ステップS50において前回のジンバル2の検出角DがA°以上であると判定された場合には、すでにラッチされている入力角速度指令Cinではなく、新たに角速度指令生成部120から入力された入力角速度指令Cinについて判定が行われる。
このステップS52において、入力角速度指令Cinが角度減少方向の角速度指令であると判定した場合、角速度指令処理部121は、図4の通過処理を行い、入力角速度指令Cinがそのまま電流指令生成部122に入力される。これは、ジンバル2の検出角がA°からB°までの範囲に含まれるときに、入力角速度指令Cinが角度減少方向の角速度指令である場合、その入力角速度指令Cinがジンバル2を操作許容範囲に戻そうとするものであるため、その入力角速度指令Cinをそのまま利用しようとするものである。
一方、ステップS52において、入力角速度指令Cinが角度増大方向の角速度指令であると判定した場合、角速度指令処理部121は、停止角B°に検出角が近づくにつれてジンバル2の角速度を小さくする駆動信号を生成するために、角速度指令の処理を行う(ステップS53〜55)。
この処理には、検出角D°が停止角B°のときに値が0となるとともに、検出角D°が停止角B°から操作許容範囲の限界角A°に近づくにつれて値が大きくなる三角関数が利用される。本実施の形態では、cos{0.5π×(|D|−A)/(B−A)}が用いられる。以下、この三角関数の位相0.5π×(|D|−A)/(B−A)を単にPで表す場合もある。
ステップS52において入力角速度指令Cinが角度増大方向の角速度指令であると判定した場合、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角Dを用いて、上記三角関数の位相Pを算出する(ステップS53)。
その次に、角速度指令処理部121は、位相Pの制限処理を行う(ステップS54)。この位相Pの制限処理では、算出された位相Pが0よりも小さいときに位相Pを0とみなし、算出された位相Pが0.5πよりも大きいときに位相Pを0.5πとみなす。
その次に、角速度指令処理部121は、ラッチしている入力角速度指令Cinに上記した三角関数cos{0.5π×(|D|−A)/(B−A)}を乗算して、角速度指令を生成する(ステップS55)。そして、この角速度指令処理部121によって生成された角速度指令が電流指令生成部122に入力されて、ジンバル2の検出角D°が停止角B°に近づくにつれてジンバル2の角速度を小さくする駆動信号が生成される。図3では、ラッチされた入力角速度指令Cin毎の角速度指令の変化が示されている。
次に、図6は、図4のB〜C区間処理を示すフローチャートである。図において、B〜C区間処理では、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角Dを用いて、三角関数の位相を算出する(ステップS60)。このB〜C区間処理で用いられる三角関数は、検出角Dが停止角B°のときに値が0となるとともに、検出角Dが停止角B°から制限角C°に近づくにつれて値が大きくなる三角関数である。本実施の形態では、sin{0.5π×(|D|−B)/(C−B)}が用いられる。以下、この三角関数の位相0.5π×(|D|−B)/(C−B)を単にPで表す場合もある。
その次に、角速度指令処理部121は、位相Pの制限処理を行う(ステップS61)。この位相Pの制限処理では、算出された位相Pが0よりも小さいときに位相Pを0とみなし、算出された位相Pが0.5πよりも大きいときに位相Pを0.5πとみなす。
その次に、角速度指令処理部121は、予め設定されている最大負角速度指令−Cmaxに上記した三角関数sin{0.5π×(|D|−B)/(C−B)}を乗算して、角速度指令を生成する(ステップS62)。そして、この角速度指令処理部121によって生成された角速度指令が電流指令生成部122に入力されて、検出角Dが停止角B°を超えているときに、ジンバル2がより速く停止角B°まで戻されようとする。
次に、図7は、図4の−A〜−B区間処理を示すフローチャートである。図において、−A〜−B区間処理では、角速度指令処理部121は、前回のジンバル2の検出角Dが−A°よりも大きかったか否かを判定し(ステップS70)、前回のジンバル2の検出角Dが−A°よりも大きかったと判定した場合、そのときの角速度指令生成部120からの入力角速度指令Cin(検出角度が−A°を超えた際の入力角速度指令Cin)をラッチする(ステップS71)。この後の処理は、図5のステップS52〜55と同じである。−A〜−B区間処理で用いられる三角関数は、検出角D°が停止角−B°のときに値が0となるとともに、検出角D°が停止角−B°から操作許容範囲の限界角−A°に近づくにつれて値が大きくなる三角関数である。この三角関数としても、A〜B区間処理で用いた三角関数と同じく、cos{0.5π×(|D|−A)/(B−A)}を用いることができる。
次に、図8は、図4の−B〜−C区間処理を示すフローチャートである。図において、−B〜−C区間処理では、角速度指令処理部121は、ジンバル2の検出角Dを用いて、三角関数の位相を算出する(ステップS80)。この−B〜−C区間処理で用いられる三角関数は、検出角Dが停止角−B°のときに値が0となるとともに、検出角Dが停止角−B°から制限角−C°に近づくにつれて値が大きくなる三角関数である。本実施の形態では、B〜C区間処理と同様にsin{0.5π×(|D|−B)/(C−B)}が用いられる。
その次に、角速度指令処理部121は、位相Pの制限処理を行う(ステップS81)。この位相Pの制限処理では、算出された位相Pが0よりも小さいときに位相Pを0とみなし、算出された位相Pが0.5πよりも大きいときに位相Pを0.5πとみなす。
その次に、角速度指令処理部121は、予め設定されている最大正角速度指令+Cmaxに上記した三角関数sin{0.5π×(|D|−B)/(C−B)}を乗算して、角速度指令を生成する(ステップS82)。そして、この角速度指令処理部121によって生成された角速度指令が電流指令生成部122に入力されて、検出角Dが停止角−B°を超えているときに、ジンバル2がより速く停止角−B°まで戻されようとする。
このようなジンバル制御システム1では、制御手段12は、センサ10の出力に基づいて検出されるジンバル2の検出角が操作許容範囲を超えた場合に、操作許容範囲の外側に設定された停止角に検出角が近づくにつれてジンバルの角速度を小さくする駆動信号をアクチュエータ11に入力するので、ジンバル2を所定位置に滑らかに停止させることができる。また、ジンバル2を解放せずに停止まで動作を制御するので、駆動信号を停止する従来構成よりも、ジンバル2が機械的制限に衝突するおそれを低減できる。
また、角速度指令処理部121は、検出角が停止角のときに値が0となるとともに、検出角が停止角から操作許容範囲の限界角に近づくにつれて値が大きくなる三角関数を角速度指令に乗算することで、検出角が停止角に近づくにつれてジンバルの角速度を小さくするので、上述の駆動信号をより確実に生成することができる。
さらに、角速度指令処理部121は、検出角が操作許容範囲を超えた際の角速度指令生成部からの角速度指令をラッチし、ラッチされた角速度指令に三角関数を乗算するので、操作許容範囲を超えた際にジンバル2の挙動が大きく変わることを回避することができる。
さらにまた、角速度指令処理部121は、検出角が停止角を超えた場合に、検出角が停止角のときに値が0となるとともに、検出角が停止角から制限角に近づくにつれて値が大きくなる三角関数を用いて角速度指令を生成して、ジンバルを停止角に戻すので、より速くジンバル2を停止角に停止させることができる。
なお、本実施の形態では、操作許容範囲の限界角、停止角及び制限角の正側の値と負側の値とが同じ絶対値を有するように説明しているが、これらの正側の値と負側の値とは互いに異なる絶対値が異なる値であってもよい。
1 ジンバル制御システム
2 ジンバル
10 センサ
11 アクチュエータ
12 制御手段
120 角速度指令生成部
121 角速度指令処理部

Claims (4)

  1. ジンバルの角度及び角速度を検出するためのセンサと、
    前記ジンバルを回転駆動するアクチュエータと、
    前記センサ及び前記アクチュエータに接続されて、前記センサの出力に基づいて前記アクチュエータによる前記ジンバルの回転駆動を制御する制御手段と
    を備え、
    前記ジンバルには、操作許容範囲が予め設定されており、
    前記制御手段は、前記センサの出力に基づいて検出される前記ジンバルの検出角が前記操作許容範囲を超えた場合に、前記操作許容範囲の外側に設定された停止角に前記検出角が近づくにつれて前記ジンバルの角速度を小さくする駆動信号を前記アクチュエータに入力する
    ことを特徴とするジンバル制御システム。
  2. 前記制御手段は、
    角速度指令を生成する角速度指令生成部と、
    前記ジンバルの検出角が前記操作許容範囲を超えた場合に前記角速度指令に処理を加える角速度指令処理部と
    を含み、
    前記角速度指令処理部は、前記検出角が前記停止角のときに値が0となるとともに、前記検出角が前記停止角から前記操作許容範囲の限界角に近づくにつれて値が大きくなる三角関数を前記角速度指令に乗算することで、前記検出角が前記停止角に近づくにつれて前記ジンバルの角速度を小さくする
    ことを特徴とする請求項1記載のジンバル制御システム。
  3. 前記角速度指令処理部は、前記検出角が前記操作許容範囲を超えた際の前記角速度指令生成部からの前記角速度指令をラッチし、ラッチされた前記角速度指令に前記三角関数を乗算する
    ことを特徴とする請求項2記載のジンバル制御システム。
  4. 前記角速度指令処理部は、前記検出角が前記停止角を超えた場合に、前記検出角が前記停止角のときに値が0となるとともに、前記検出角が前記停止角から前記停止角の外側に設定された制限角に近づくにつれて値が大きくなる三角関数を用いて角速度指令を生成して、前記ジンバルを前記停止角に戻す
    ことを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のジンバル制御システム。
JP2015107407A 2015-05-27 2015-05-27 ジンバル制御システム Active JP6557830B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015107407A JP6557830B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 ジンバル制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015107407A JP6557830B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 ジンバル制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016224530A true JP2016224530A (ja) 2016-12-28
JP6557830B2 JP6557830B2 (ja) 2019-08-14

Family

ID=57745786

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015107407A Active JP6557830B2 (ja) 2015-05-27 2015-05-27 ジンバル制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6557830B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017005805T5 (de) 2016-11-17 2019-09-26 Denso Corporation Kollisionsbestimmungsvorrichtung und kollisionsbestimmungsverfahren
JP2020048098A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 多摩川精機株式会社 無指向性アンテナを駆動するための有限角ジンバルの制御方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058201A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Fujitsu Ltd 位置決め制御装置及び方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003058201A (ja) * 2001-08-17 2003-02-28 Fujitsu Ltd 位置決め制御装置及び方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112017005805T5 (de) 2016-11-17 2019-09-26 Denso Corporation Kollisionsbestimmungsvorrichtung und kollisionsbestimmungsverfahren
JP2020048098A (ja) * 2018-09-20 2020-03-26 多摩川精機株式会社 無指向性アンテナを駆動するための有限角ジンバルの制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6557830B2 (ja) 2019-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6703021B2 (ja) サーボ制御装置
JP6557830B2 (ja) ジンバル制御システム
JP5545360B2 (ja) 信号処理装置、エンコーダ及びモータシステム
JP5788560B1 (ja) 回転方向反転時に補正処理を行うモータ制御装置
US20140306644A1 (en) Electric Motor Control Device
JP6447141B2 (ja) ロボットの非常停止方法、ロボットの制御装置
JP5151994B2 (ja) 慣性モーメント同定装置とその同定方法、ならびにその同定装置を備えたモータ制御装置
JP5850646B2 (ja) 制御装置、アクチュエータシステム、及び制御方法
JP2016118892A (ja) 位置制御装置および位置制御方法、光学機器、撮像装置
JP5845433B2 (ja) モータ駆動装置
JP2007143224A (ja) 振動検出装置
JP6856469B2 (ja) サーボモータ制御装置
CN112162573B (zh) 一种电动舵机抖动控制方法及装置
US11621615B2 (en) Motor drive device
JP2006217746A (ja) モータ制御装置
JP2015159660A (ja) サーボモータ制御装置
JP2020048098A (ja) 無指向性アンテナを駆動するための有限角ジンバルの制御方法
Yih Extended Nicosia–Tomei velocity observer-based robot-tracking control
JP2008061470A (ja) 振動検出装置およびそれを備えたモータ制御装置
JP6324619B2 (ja) ステップモータ制御装置およびステップモータ制御方法
JP7228766B2 (ja) ねじ締め装置用のサーボアンプ
JP2008072846A (ja) モータ制御装置とその制御方法
JP4827016B2 (ja) 剛性同定装置およびそれを備えたモータ制御装置
JP2007020267A (ja) システム同定装置
JP2018077575A (ja) サーボモータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180207

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20181129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181211

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190604

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6557830

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250