JP2016224384A - 光ファイバ側方入出力装置 - Google Patents

光ファイバ側方入出力装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2016224384A
JP2016224384A JP2015113619A JP2015113619A JP2016224384A JP 2016224384 A JP2016224384 A JP 2016224384A JP 2015113619 A JP2015113619 A JP 2015113619A JP 2015113619 A JP2015113619 A JP 2015113619A JP 2016224384 A JP2016224384 A JP 2016224384A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
light
bent portion
fiber
output device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2015113619A
Other languages
English (en)
Other versions
JP6388850B2 (ja
Inventor
孝規 清倉
Takanori Seiso
孝規 清倉
友裕 川野
Tomohiro Kawano
友裕 川野
栄伸 廣田
Hidenobu Hirota
栄伸 廣田
卓威 植松
Takui Uematsu
卓威 植松
優介 古敷谷
Yusuke Koshikiya
優介 古敷谷
雅晶 井上
Masaaki Inoue
雅晶 井上
哲也 真鍋
Tetsuya Manabe
哲也 真鍋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2015113619A priority Critical patent/JP6388850B2/ja
Publication of JP2016224384A publication Critical patent/JP2016224384A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6388850B2 publication Critical patent/JP6388850B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)

Abstract

【課題】通信線路を途絶せずに信号光を入出力できる光ファイバ側方入出力装置を提供する。
【解決手段】第1方向及び第1方向と逆である第2方向に光を伝搬する主光ファイバ100に曲げ部を形成し、曲げ部を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置303であって、曲げ部151に断面が近接され、曲げ部151から漏洩する主光ファイバの第1方向の光を捕捉し、曲げ部151から主光ファイバ100の第2方向に光を入射する第1ファイバプローブ11と、曲げ部152に断面が近接され、曲げ部152から漏洩する主光ファイバ100の第2方向の光を捕捉し、曲げ部152から主光ファイバ100の第1方向に光を入射する第2ファイバプローブ12と、を備える。
【選択図】図5

Description

本発明は、光ファイバの側方から光を入出力して通信線路へ光信号を入出力する技術に関する。
光ファイバ側方入出力技術は、現用の光ファイバの任意の点に曲げを与え、その曲げ部に側面から別の光ファイバ(ファイバプローブ)を突き当て、光信号を入出力させる技術であり、通信状態を維持しながら伝送路変更を実現する無瞬断切替への適用が検討されている(例えば、非特許文献1を参照。)。
井上ほか「光媒体切替工事の無瞬断化に向けた工法検証」信学技報、 vol.114、no.452、OFT2014−70、pp.71−76、2015年2月 清倉ほか「ローカル光入出力技術のための小径曲げ光ファイバの放射シミュレーション−光線路切替の結合効率検討−」信学会ソサイエティ大会B−10−016、2013年9月
しかしながら、従来の光ファイバ側方入出力装置は、光ファイバに付与する1つの曲げに対し、1つのプローブを突き当てて光入出力を行う構成である(例えば、非特許文献2を参照。)。このため、従来の光ファイバ側方入出力装置を非特許文献1のような伝送路の無瞬断切替に適用しようとしても、光ファイバを流れる通信光(OLT側との通信用光信号,ONU側との通信用光信号)のうち、いずれか一方の光信号しか入出力することができない。さらに、非特許文献1のような伝送路の無瞬断切替においては、OLTとONU間の通信光を合分岐させるための入出力装置のほかに、二重化光線路の遅延差計測用試験光の入射及び光強度測定のための入出力装置が必要となる。このため、光ファイバ側方入出力装置を用いて伝送路の無瞬断切替を行おうとすれば、多くの光ファイバ側方入出力装置が必要となり、結果としてトータルの光損失量が許容値に収まらないという課題があった。
そこで、本発明は、上記課題を解決すべく、単独で複数の光信号の入出力が可能な光ファイバ側方入出力装置を提供することを目的とする。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、主光ファイバに付与する曲げに対し、複数のファイバプローブの断面を突き当て、それぞれのファイバプローブで上り光信号および下り光信号の双方向の光入出力を行うこととした。
具体的には、本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、
第1方向及び第1方向と逆である第2方向に光を伝搬する主光ファイバに曲げ部を形成し、前記曲げ部を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
前記曲げ部に断面が近接され、前記曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第1方向の光を捕捉し、前記曲げ部から前記主光ファイバの第2方向に光を入射する第1ファイバプローブと、
前記曲げ部に断面が近接され、前記曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第2方向の光を捕捉し、前記曲げ部から前記主光ファイバの第1方向に光を入射する第2ファイバプローブと、
を備えることを特徴とする。
本光ファイバ側方入出力装置は、主光ファイバに曲げ部を1つ形成し、ファイバプローブの先端を異なる方向から前記曲げ部に近接させている。例えば、第1方向の光をONUからの上り光信号とし、第2方向の光をOLTからの下り光信号とすれば、本光ファイバ側方入出力装置は、第1ファイバプローブでONU側へ光を入出力でき、第2ファイバプローブでOLT側へ光を入出力できる。従って、本発明は、単独で複数の光信号の入出力が可能な光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
さらに、1つの曲げ部に対し1つのファイバプローブを突き当てる非特許文献2の構成であると上り光用及び下り光用で曲げ部を2つ形成しなければならないが、本光ファイバ側方入出力装置は、曲げ部が1つであり、非特許文献2の構成と比べ、光損失を半減させられるという格別の効果を奏する。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、前記主光ファイバの前記曲げ部において、前記第1ファイバプローブの断面が前記第2ファイバプローブの断面より第1方向の光の送信側に配置されることを特徴とする。主光ファイバの曲げ部から放射される漏洩光は、複数の放射光束となって放射される特性(第1放射光束、第2放射光束、・・)がある。このうち、第1放射光束が最も光強度が強い。第1ファイバプローブ及び第2ファイバプローブを上述のように配置することで、それぞれ第1放射光束を捕捉することができる。
また、本発明に係る他の光ファイバ側方入出力装置は、第1方向及び第1方向と逆である第2方向に光を伝搬する主光ファイバに第1曲げ部及び第2曲げ部を形成し、前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
前記第1曲げ部と前記第2曲げ部との中心間距離が50mmより短く、
前記第1曲げ部に断面が近接され、前記第1曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第1方向の光を捕捉し、前記第1曲げ部から前記主光ファイバの第2方向に光を入射する第1ファイバプローブと、
前記第2曲げ部に断面が近接され、前記第2曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第2方向の光を捕捉し、前記第2曲げ部から前記主光ファイバの第1方向に光を入射する第2ファイバプローブと、
を備えることを特徴とする。
本光ファイバ側方入出力装置は、主光ファイバに曲げ部を2つ形成し、それぞれの曲げ部にファイバプローブの先端を近接させている。例えば、第1方向の光をONUからの上り光信号とし、第2方向の光をOLTからの下り光信号とする。ファイバプローブの近接方向を調節することで、本光ファイバ側方入出力装置は、第1ファイバプローブでONU側へ光を入出力でき、第1ファイバプローブでOLT側へ光を入出力できる。従って、本発明は、単独で複数の光信号の入出力が可能な光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、前記主光ファイバにおいて、前記第1曲げ部が前記第2曲げ部より第1方向の光の送信側に配置されることを特徴とする。このように配置することで、ファイバプローブからファイバプローブへ直接に光が入出射されないため光検出器が飽和して通信が途絶することを回避できる。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、前記主光ファイバを伝搬する光の方向に対して、前記第1曲げ部の曲げ方向が前記第2曲げ部の曲げ方向と逆であることを特徴とする。通常、主光ファイバは直線的に施設される。曲げ部を形成した時に主光ファイバがU字型になれば、他の部分を曲げる必要や余長が必要となる。2つの曲げ部で主光ファイバをS字にすることで、曲げ部以外の部分を曲げる必要が無くなり、余長も少なくて済む。
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、前記断面を介さずに、前記第1ファイバプローブから前記第2ファイバプローブへ、又は前記第2ファイバプローブから前記第1ファイバプローブへの経路を提供する中継機をさらに備えることを特徴とする。ファイバプローブの配置によっては、ファイバプローブ間の光の結合ができないこともある。このような場合でも中継機を用いてファイバプローブ間の通信を確保することができる。
本発明は、単独で複数の光信号の入出力が可能な光ファイバ側方入出力装置を提供することができる。
光通信システムにおける無瞬断切替を説明する図である。光カプラを2箇所に必要とする。 典型的な光カプラを説明する図である。現用線路を一度切断して割り入れて使用する。 光ファイバの側方光入出力光学系を説明する図である。ONUからの上り光をファイバプローブで取得し、OLTからの下り光をファイバプローブ経由で曲げファイバへ側方入力する。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。1つの曲げ部にファイバプローブをV字型に2本突き当てる。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。 本発明に係る光ファイバ側方入出力装置を説明する図である。
添付の図面を参照して本発明の実施形態を説明する。以下に説明する実施形態は本発明の実施形態であり、本発明は、以下の実施形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。
(関連技術)
本発明の実施形態を説明する前に本発明に関連する技術を説明する。
通信経路を二重化しておいて片方の通信経路の通信に異常が起きた場合においても、もう一方の通信経路でサービスを利用することができ、通信ネットワークの高信頼化を実現する方法が無瞬断切替技術として知られている。図1は、現在提案されている無瞬断切替が適用可能な回線の図である(非特許文献1)。図1のように、通信線路上にOLT側とONU側の2種類の光カプラを必要とする。OLT側は電話局内の光統合配線架(IDM)にある光カプラを利用する。しかし、ONU側の光カプラは現在の光アクセスネットワークには存在しないため、新たな工事が必要となる。よって、新規開通の際に工事するか、予めユーザの許可を得て通信を停止して取り付け工事を行う必要がある。
図2は、これは典型的な光カプラを説明する図である。図1の無瞬断切替工法では、現用光線路のOLT(入出力端子1)からONU(入出力端子3)間に割り入れされている。入出力端子1と入出力端子3および4、入出力端子2と入出力端子3および4、入出力端子3と入出力端子1および2、入出力端子4と入出力端子1および2間で、それぞれ通信光を入出力できる。無瞬断切替工法では、通信光のモニタリング、線路長差の測定等にこのカプラの使用が必須となっている。
図2の光カプラを現用線路で利用しようとする場合は、現用線路に割り入れる必要があった。光カプラは現用線路の心線数分必要であり、すべての心線に設置することは非常な高コストとなっていた。
さらに、設置工事に際しては現用線路を切断する必要があり、通信を途絶せざるを得ない。そのためユーザへ工事期間の通信途絶の承諾をもらう必要があり、なかなか承諾を得られない場合も多かった。また、承諾を得たとしても工事の時間帯を深夜に指定されて労務費が上昇する場合があった。さらに複数のユーザで工事の指定時間が異なっている場合は何回にも分けて工事をしなければならないなど、工事担当者の負担となっていた。
このため、光ファイバを切断せずに一時的に光を入出力可能な側方光入出力技術が注目されている。図3は、光ファイバの側方光入出力光学系を説明する図である。光ファイバを曲げると曲げ部から漏洩光が放射されることが知られている。また、この漏洩光の経路を逆にすれば、光ファイバの曲げ部に対して外部から光を入射することもできる。図3(A)に概念図を示す。ONUからの上り光をファイバプローブで取得し、OLTからの下り光をファイバプローブ経由で曲げファイバへ側方入力する。
ファイバプローブとして、先端に屈折率分布型レンズを設置したシングルモードファイバを用いて通信光を入出力することもある(非特許文献2)。この光学系について光線追跡計算による光線分布を図3(B)に示す。側方出力の場合においてファイバ曲げ部から放射される光がファイバプローブ先端のレンズ部を経由してシングルモードファイバのコアへ集光されて結合しシングルモードファイバ経由で出力されている。また、シングルモードファイバ経由で到達した光がレンズを経由してファイバ曲げ部へ集光されて、曲げファイバのコアへ結合している状況が示されている。
ファイバ曲げ部からの漏れ光がファイバプローブへ結合する効率は非常に低く(通信光の1%程度)得られる光は−30dBm程度となり、検出するには高感度のアバランシェフォトダイオードが必要である。また、曲げファイバへ入射する際の結合効率も低いため(1%程度)光ファイバアンプ等で増幅した+20dBm程度の強い光でファイバ曲げ部へ入射する必要がある。
この側方光入出力技術は現用の光ファイバを切断せずにファイバ被覆を経由して通信光を入出力できることが最大の利点である。つまり、図3で説明した側方光入出力技術を利用して、図2のような光カプラを構成することができれば、新たな工事を必要とせずに、一時的に線路上に光カプラを設置することができ、現状光カプラが入っていない回線でも無瞬断切替工事を行うことができる。また、回線新設の際にあらかじめ設置する必要もなく、コストを抑えることができる。
(実施形態1)
そこで、本実施形態は、2×2カプラと同等な機能を有する構造として、図3の側方光入出力技術を利用し、V字型の現用ファイバ曲げ部にファイバプローブを2つ近接させた構造とした。
図4は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置301を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置301は、第1方向(上り方向)及び第1方向と逆である第2方向(下り方向)に光を伝搬する主光ファイバ100に曲げ部150を形成し、曲げ部150を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
曲げ部150に断面11aが近接され、曲げ部150から漏洩する主光ファイバ100の第1方向の光を捕捉し、曲げ部150から主光ファイバ100の第2方向に光を入射する第1ファイバプローブ11と、
曲げ部150に断面12aが近接され、曲げ部150から漏洩する主光ファイバ100の第2方向の光を捕捉し、曲げ部150から主光ファイバ100の第1方向に光を入射する第2ファイバプローブ12と、
を備える。
光ファイバ側方入出力装置301は、主光ファイバ100に曲げ部150を1つ形成し、それぞれのファイバプローブ(11、12)の断面(11a、12a)を異なる方向から曲げ部150に近接させている。このため、光ファイバ側方入出力装置301は、第1ファイバプローブ11でONU側へ光を入出力でき、第2ファイバプローブ12でOLT側へ光を入出力できる。従って、光ファイバ側方入出力装置301は、位置D1を入出力端子1、位置D2を入出力端子2、位置D3を入出力端子3、位置D4を入出力端子4、とする光カプラを構成できる。
従って、光ファイバ側方入出力装置301を用いることで、新たな工事を必要とせずに、一時的に主光ファイバ100上に光カプラを設置することができ、現状光カプラが入っていない回線でも無瞬断切替工事を行うことができる。また、回線新設の際にあらかじめ設置する必要もなく、コストを抑えることができる。
(実施形態2)
図9は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置302を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置302は、図4の光ファイバ側方入出力装置301と比較してファイバプローブ(11、12)の配置位置が異なる。具体的には、光ファイバ側方入出力装置302は、主光ファイバ100の曲げ部150において、第1ファイバプローブ11の断面11aが第2ファイバプローブ12の断面12aよりONU側に配置される。また、光ファイバ側方入出力装置302は、断面(11a、12a)を介さずに、第1ファイバプローブ11から第2ファイバプローブ12へ、又は第2ファイバプローブ12から第1ファイバプローブ11への経路を提供する中継機27をさらに備える。
図4の場合、ファイバプローブの配置によっては次のような課題が発生することがある。
(1)曲げ部を形成された光ファイバから出力される上り光、下り光の第一放射光束は、同一平面上で光軸が交差することとなる。
(2)主光ファイバの被覆等の反射によりファイバプローブ間で直接入出射する光が存在する。この光は非常に強い光であり、ファイバプローブに接続する高感度のフォトダイオードが飽和して通信できないおそれがある。
(3)一方のファイバプローブから主光ファイバへ入射した光が、曲げ部から他のファイバプローブで捕捉できない方向へ放射されてしまい、無駄になってしまうおそれがある。
光ファイバ側方入出力装置302は、ファイバプローブ(11、12)を図9のように配置することで、上記(1)及び(2)を回避することができる。また、ファイバプローブ(11、12)を図9のように配置すると、曲げ部150を介してファイバプローブ間で光の送受ができなくなるが、光ファイバ側方入出力装置302は中継機27を介して入出力端子2と入出力端子4の通信を可能としている。このため、光ファイバ側方入出力装置302は、上記(3)を回避することができる。
なお、中継機27は、内部における電子回路で出力端子2と入出力端子4との経路を形成する。
(実施形態3)
図5は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置303を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置303は、第1方向(上り方向)及び第1方向と逆である第2方向(下り方向)に光を伝搬する主光ファイバ100に第1曲げ部151及び第2曲げ部152を形成し、第1曲げ部151及び第2曲げ部152を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
第1曲げ部151と第2曲げ部152との中心間距離が50mmより短く、
第1曲げ部151に断面11aが近接され、第1曲げ部151から漏洩する主光ファイバ100の第1方向の光を捕捉し、第1曲げ部151から主光ファイバ100の第2方向に光を入射する第1ファイバプローブ11と、
第2曲げ部152に断面12aが近接され、第2曲げ部152から漏洩する主光ファイバ100の第2方向の光を捕捉し、第2曲げ部152から主光ファイバ100の第1方向に光を入射する第2ファイバプローブ12と、
を備える。
光ファイバ側方入出力装置303は、主光ファイバ100に曲げ部を2箇所形成して、ファイバプローブを2つ用いて曲げ部から通信光を入出力する。曲げ部151はONUへの光入出力を担い、曲げ部152はOLTへの光入出力を担う。
図5を用いて本実施形態を詳細に説明する。主光ファイバ100において、OLT側とONU側の2箇所に曲げ部(151、152)を形成してU字型とし、2箇所の曲げ部にそれぞれファイバプローブ(11、12)の断面(11a、12a)を突き当てる。曲げ部152においてOLTへの信号光を入出力端子4としてのファイバプローブ12を経由して入出力する。一方、曲げ部151においてONUへの信号光を入出力端子2としてのファイバプローブ11を経由して入出力する。
従って、光ファイバ側方入出力装置303は、位置D1を入出力端子1、位置D2を入出力端子2、位置D3を入出力端子3、位置D4を入出力端子4、とする光カプラを構成できる。そして、光ファイバ側方入出力装置303は、ファイバプローブ間で直接に光が入出射されないためファイバプローブに接続された光検出器が飽和して通信が途絶することはない。
なお、図6のように入出力端子2と入出力端子4とを中継機27で接続し、中継機27を介して入出力端子2と入出力端子4との間の信号のやりとりも行うことができる。図6の形態では二か所の曲げ部間に必ずしも信号光が通過しなくともよいため、必要に応じて曲げ角度を大きくして(例えば90度)漏洩光を多く得ることが可能になる。
なお、作業者は、通信経路を二重化するために主光ファイバ100から副光ファイバを分岐させる箇所で光カプラとしての光ファイバ側方入出力装置を主光ファイバ100に挿入する。このため、曲げ部(151、152)を形成する間隔は、光伝送路全体からすると微小である。具体的には、曲げ部(151、152)を形成する間隔は、光ファイバ側方入出力装置内に収まる間隔であり、50mm程度である。
(実施形態4)
図7は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置304を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置304は、主光ファイバ100において、第1曲げ部151が第2曲げ部152よりONU側に配置されることが図6の光ファイバ側方入出力装置303との違いである。
主光ファイバ100において、ONU側に曲げ部151を形成し、ファイバプローブ11の断面11aを突き当て、OLT側に曲げ部152を形成し、ファイバプローブ12の断面12aを突き当てる。曲げ部152においてOLTへの信号光を入出力端子4としてのファイバプローブ12を経由して入出力する。一方、曲げ部151においてはONUへの信号光を入出力端子2としてのファイバプローブ11を経由で入出力する。ファイバプローブ間は中継機27で接続されている。
従って、光ファイバ側方入出力装置304は、位置D1を入出力端子1、位置D2を入出力端子2、位置D3を入出力端子3、位置D4を入出力端子4、とする光カプラを構成できる。そして、光ファイバ側方入出力装置304は、ファイバプローブ間で直接に光が入出射されないためファイバプローブに接続された光検出器が飽和して通信が途絶することはない。また、光ファイバ側方入出力装置304は、二か所の曲げ部間に必ずしも信号光が通過しなくともよいため、必要に応じて曲げ角度を大きくして(例えば90度)漏洩光を多く得ることが可能になる。
(実施形態5)
図8は、本実施形態の光ファイバ側方入出力装置305を説明する図である。光ファイバ側方入出力装置305は、主光ファイバ100を伝搬する光の方向に対して、第1曲げ部151の曲げ方向が第2曲げ部152の曲げ方向と逆であることが図6の光ファイバ側方入出力装置303との違いである。
本実施形態は実施形態1から4のバリエーションであり信号のやりとりは同様である。主光ファイバ100は引き通しの直線である場合が多いため、実施形態1から4のような曲げ部形成では主光ファイバ100がU字型となり、挟み込み部以外の部分に無用な曲げを加えることになる。
光ファイバ側方入出力装置305は、曲げ部の曲げ方向を互いに逆にすることで主光ファイバ100をS字型に形成し、入出力端子1と入出力端子4の方向を主光ファイバ100の施設方向と同じとしている。光ファイバ側方入出力装置305を用いることで曲げ部以外の主光ファイバ100に無用な曲げを加えることはなく、さらに必要な余長が少なくて済む。
(他の実施形態)
その他、各光学系の配置や光部品の材質などについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施可能である。要するにこの発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
(効果)
本発明に係る光ファイバ側方入出力装置は、現用の通信線路に設置する光ファイバである。このため、現用の通信線路を切断せずに一時的な光カプラを後付けすることができる。本光ファイバ側方入出力装置は、ファイバプローブ間で通信光が直接到達することを防ぐとともに、効率良く通信を行うことができる。本光ファイバ側方入出力装置は、一時的に設置することで無瞬断切替が可能になることは言うに及ばず、線路無切断で、ユーザが使用中に通信光のモニタリングや心線対照光や試験光の入射などが可能となる。
11:第1ファイバプローブ
11a:断面
12:第2ファイバプローブ
12a:断面
27:中継機
100:主光ファイバ
150:曲げ部
151:第1曲げ部
152:第2曲げ部
301〜305:光ファイバ側方入出力装置

Claims (6)

  1. 第1方向及び第1方向と逆である第2方向に光を伝搬する主光ファイバに曲げ部を形成し、前記曲げ部を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
    前記曲げ部に断面が近接され、前記曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第1方向の光を捕捉し、前記曲げ部から前記主光ファイバの第2方向に光を入射する第1ファイバプローブと、
    前記曲げ部に断面が近接され、前記曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第2方向の光を捕捉し、前記曲げ部から前記主光ファイバの第1方向に光を入射する第2ファイバプローブと、
    を備えることを特徴とする光ファイバ側方入出力装置。
  2. 前記主光ファイバの前記曲げ部において、前記第1ファイバプローブの断面が前記第2ファイバプローブの断面より第1方向の光の送信側に配置されることを特徴とする請求項1に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  3. 第1方向及び第1方向と逆である第2方向に光を伝搬する主光ファイバに第1曲げ部及び第2曲げ部を形成し、前記第1曲げ部及び前記第2曲げ部を介して光を入出力する光ファイバ側方入出力装置であって、
    前記第1曲げ部と前記第2曲げ部との中心間距離が50mmより短く、
    前記第1曲げ部に断面が近接され、前記第1曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第1方向の光を捕捉し、前記第1曲げ部から前記主光ファイバの第2方向に光を入射する第1ファイバプローブと、
    前記第2曲げ部に断面が近接され、前記第2曲げ部から漏洩する前記主光ファイバの第2方向の光を捕捉し、前記第2曲げ部から前記主光ファイバの第1方向に光を入射する第2ファイバプローブと、
    を備えることを特徴とする光ファイバ側方入出力装置。
  4. 前記主光ファイバにおいて、前記第1曲げ部が前記第2曲げ部より第1方向の光の送信側に配置されることを特徴とする請求項3に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  5. 前記主光ファイバを伝搬する光の方向に対して、前記第1曲げ部の曲げ方向が前記第2曲げ部の曲げ方向と逆であることを特徴とする請求項3又は4に記載の光ファイバ側方入出力装置。
  6. 前記断面を介さずに、前記第1ファイバプローブから前記第2ファイバプローブへ、又は前記第2ファイバプローブから前記第1ファイバプローブへの経路を提供する中継機をさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の光ファイバ側方入出力装置。
JP2015113619A 2015-06-04 2015-06-04 光ファイバ側方入出力装置 Active JP6388850B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015113619A JP6388850B2 (ja) 2015-06-04 2015-06-04 光ファイバ側方入出力装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015113619A JP6388850B2 (ja) 2015-06-04 2015-06-04 光ファイバ側方入出力装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2016224384A true JP2016224384A (ja) 2016-12-28
JP6388850B2 JP6388850B2 (ja) 2018-09-12

Family

ID=57746619

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015113619A Active JP6388850B2 (ja) 2015-06-04 2015-06-04 光ファイバ側方入出力装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6388850B2 (ja)

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6177019A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバケ−ブルの無瞬断切替方法及びその装置
JPS63149610A (ja) * 1986-12-15 1988-06-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光タツプ装置
JPH03268630A (ja) * 1990-03-19 1991-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ線路切替方法
DE4243400A1 (de) * 1992-12-21 1994-06-23 Siemens Ag Optischer Transceiver zur bidirektionalen Nachrichtenübertragung und Verfahren zum Betreiben des optischen Transceivers
US20010012433A1 (en) * 1999-11-25 2001-08-09 Radiantech, Inc. Device for analyzing optical fibers and method of analysis
US6819831B1 (en) * 2002-03-04 2004-11-16 Kenneth R. Schroll Adjustable, reconfigurable, multi-port optical fiber coupler
JP2008134138A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光心線判別装置及び判別方法
US20100278531A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-04 Industrial Technology Research Institute Optical switch and optical signal communication system
JP2012127763A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Anritsu Corp 光パワーメータ及び光パワー測定方法
JP2015040916A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 日本電信電話株式会社 光ファイバ側方入出力装置と光ファイバ側方入出力方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6177019A (ja) * 1984-09-21 1986-04-19 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光フアイバケ−ブルの無瞬断切替方法及びその装置
JPS63149610A (ja) * 1986-12-15 1988-06-22 Sumitomo Electric Ind Ltd 光タツプ装置
JPH03268630A (ja) * 1990-03-19 1991-11-29 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 光ファイバ線路切替方法
DE4243400A1 (de) * 1992-12-21 1994-06-23 Siemens Ag Optischer Transceiver zur bidirektionalen Nachrichtenübertragung und Verfahren zum Betreiben des optischen Transceivers
US20010012433A1 (en) * 1999-11-25 2001-08-09 Radiantech, Inc. Device for analyzing optical fibers and method of analysis
US6819831B1 (en) * 2002-03-04 2004-11-16 Kenneth R. Schroll Adjustable, reconfigurable, multi-port optical fiber coupler
JP2008134138A (ja) * 2006-11-28 2008-06-12 Furukawa Electric Co Ltd:The 光心線判別装置及び判別方法
US20100278531A1 (en) * 2009-05-04 2010-11-04 Industrial Technology Research Institute Optical switch and optical signal communication system
JP2012127763A (ja) * 2010-12-14 2012-07-05 Anritsu Corp 光パワーメータ及び光パワー測定方法
JP2015040916A (ja) * 2013-08-20 2015-03-02 日本電信電話株式会社 光ファイバ側方入出力装置と光ファイバ側方入出力方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP6388850B2 (ja) 2018-09-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5748859B2 (ja) 光合流分岐器、双方向光伝播器、及び光送受信システム
US20140086573A1 (en) Method, transport apparatus, and system for detecting submarine optical cable line
JP2004132967A (ja) Otdrを用いた光ネットワーク試験のためのシステム
Tomita et al. Design and performance of a novel automatic fiber line testing system with OTDR for optical subscriber loops
US6101025A (en) Optical repeater having redundancy
JP2012060408A (ja) 二重化光線路の光路長差検出調整装置
JP2014081491A (ja) 光通信線路切替装置及びこの切替装置を用いた光通信線路切替方法
JP6388850B2 (ja) 光ファイバ側方入出力装置
JP2015129804A (ja) 光ファイバ側方入出力装置および光通信切替システム
JP2015132775A (ja) 通信モニタ用受光装置とその漏洩光取得方法
JP2006042063A (ja) 分岐光線路監視システムおよび方法
JP2017072495A (ja) 試験光合分波器及び光線路試験システム
CN102893539B (zh) 一种光网络监测模块、光通信系统及光网络监测方法
JP2013243496A (ja) 光伝送路の二重化装置およびその二重化方法
JP5524655B2 (ja) ローカル信号光ファイバカプリング方法及びローカル信号光ファイバカプリング装置
JP5483738B2 (ja) 光入出射装置及び光入出射方法
TWM491845U (zh) 光纖線路切換控制裝置
JP6306535B2 (ja) 光ファイバ側方入出力装置及び光ファイバ側方入出力方法
JP7476986B2 (ja) 光クロスコネクト装置
JP6360777B2 (ja) 信号二重化可否判定装置、信号二重化可否判定方法及び光線路の架設方法
JP2004325334A (ja) 光ファイバ対照方法及び受光装置
JP6438372B2 (ja) 光ファイバ側方入出力装置及び光ファイバ側方入出力方法
KR102544786B1 (ko) 이동 통신 시스템에서의 단일 광선로를 통한 이종 서비스 제공 장치 및 방법
JP2016109614A (ja) 光ファイバ心線モニタ用受光装置及びそのモニタリング方法
JP3711121B2 (ja) 光ファイバ対照方法及び受光装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170629

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180314

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180403

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180427

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20180814

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20180815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6388850

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150