JP2006042063A - 分岐光線路監視システムおよび方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数の分岐光線路を安価に監視することができるシステムおよび方法を提供する。
【解決手段】 OTDR装置20から出力されたパルス状の試験光は、光結合部31を経て、光分岐部50に向かって主光線路40を伝搬していき、光分岐部50により4分岐され、分岐光線路70n上に設けられた波長選択装置60に入力する。光分岐部50により分岐されて分岐光線路701に出力された試験光のみが、波長選択装置60を透過し分岐光線路701を伝搬していって光フィルタ711に到達し、この光フィルタ711により反射される。光結合部31から光フィルタ711に到るまでの試験光の伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、光結合部31に向かって伝搬していき、光結合部31を経て、OTDR装置20により検出される。
【選択図】 図1
【解決手段】 OTDR装置20から出力されたパルス状の試験光は、光結合部31を経て、光分岐部50に向かって主光線路40を伝搬していき、光分岐部50により4分岐され、分岐光線路70n上に設けられた波長選択装置60に入力する。光分岐部50により分岐されて分岐光線路701に出力された試験光のみが、波長選択装置60を透過し分岐光線路701を伝搬していって光フィルタ711に到達し、この光フィルタ711により反射される。光結合部31から光フィルタ711に到るまでの試験光の伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、光結合部31に向かって伝搬していき、光結合部31を経て、OTDR装置20により検出される。
【選択図】 図1
Description
本発明は、主光線路により伝送される通信光を光分岐部により分岐して更に複数の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいて前記複数の分岐光線路それぞれを監視するシステムおよび方法に関するものである。
光通信システムにおいて通信光を伝送する媒体である光線路は、主に光ファイバにより構成されている。この光線路において、光ファイバが断線していたり、或る光ファイバと他の光ファイバとの接続が不良であったり、光ファイバと他の光部品との光結合が不良であったりすると、通信光は伝送されず、或いは、通信光の損失が大きい。OTDR(Optical Time Domain Reflectometer)試験は、このような光線路の不具合を検出することができる。
OTDR試験では、OTDR装置を用いて、通信光波長と異なる波長のパルス状の試験光を監視対象の光線路に導入し、その試験光が光線路を伝搬する際に生じる後方散乱光(反射光を含む)を光線路から取り出し、その取り出した後方散乱光の強度の時間的変化を検出する。この検出された後方散乱光の強度の時間的変化は、光線路の長手方向における後方散乱光発生分布(すなわち損失分布)を表している。
ところで、主光線路により伝送される通信光を光分岐部により分岐して更に複数の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいては、主光線路を監視するだけでなく、これら複数の分岐光線路それぞれを監視することが求められる。このような複数の分岐光線路を監視するOTDR試験技術として種々のものが知られている。
特許文献1に開示されたOTDR試験技術(以下「従来技術1」という。)では、複数の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用い、光分岐部がAWG(Arrayed-Waveguide Grating)を含む。そして、各分岐光線路に対応する波長の試験光を主光線路に導入し、AWGにより試験光を分波して、試験光の波長に対応する分岐光線路へ該試験光を伝搬させる。
特許文献2,3に開示されたOTDR試験技術(以下「従来技術2」という。)では、複数の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用い、光分岐部の直後の各分岐光線路上に、対応する波長の試験光を選択的に透過させる光フィルタを配置する。そして、各分岐光線路に対応する波長の試験光を主光線路に導入し、光分岐部により試験光を分岐して複数の分岐光線路それぞれに出力して、該試験光を選択的に透過させる光フィルタが設けられた分岐光線路のみに該試験光を伝搬させる。
特許文献4に開示されたOTDR試験技術(以下「従来技術3」という。)では、複数の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用い、各分岐光線路の終端側に、対応する波長の試験光を選択的に反射させる光フィルタを配置する。そして、各分岐光線路に対応する波長の試験光を主光線路に導入し、光分岐部により試験光を分岐して複数の分岐光線路それぞれに出力して、各分岐光線路の終端側に設けた光フィルタにより、対応する波長の試験光を反射させる。
これらの従来技術1〜3の何れも、試験光を発生する光源部と後方散乱光を検出する検出部とを有するOTDR装置は、主光線路上に設けられた光結合部と光学的に接続されていて、複数の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用いる。このことから、光分岐部が局から遠方に配置される場合であっても、局内にOTDR装置を1台のみ設ければよいので、複数の分岐光線路の監視を局内で容易に行うことができる。
特開平7−98419号公報
特開平6−350530号公報
特開平8−110282号公報
特開平6−232817号公報
しかしながら、上記の従来技術1〜3の何れも、複数の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用いることから、各波長の試験光を発生する複数の光源部または出力波長が可変の光源部を用意する必要があるので、コストが高い。
本発明は、上記問題点を解消する為になされたものであり、複数の分岐光線路を安価に監視することができるシステムおよび方法を提供することを目的とする。
本発明に係る分岐光線路監視システムは、主光線路により伝送される通信光を光分岐部によりM分岐(Mは2以上の整数)して更にM本の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいてM本の分岐光線路それぞれを監視するシステムであって、(1) 主光線路上に設けられた光結合部と光学的に接続され、通信光の波長と異なる波長であって光結合部から光分岐部へ向けて伝搬させるべきパルス状の試験光を出力する光源部と、光分岐部から光結合部に到達した後方散乱光のうち光結合部から取り出された後方散乱光の強度の時間的変化を検出する検出部と、を有するOTDR装置と、(2) M本の分岐光線路それぞれについて設けられ試験光を遮断可能な光フィルタ部を有し、各分岐光線路により伝送されてきて到達した光のうち試験光の透過および遮断の何れかを光フィルタ部により選択する波長選択装置と、を備えることを特徴とする。
本発明に係る分岐光線路監視方法は、主光線路により伝送される通信光を光分岐部によりM分岐(Mは2以上の整数)して更にM本の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいてM本の分岐光線路それぞれを監視する方法であって、(1) 主光線路上に設けられた光結合部と光学的に接続され、通信光の波長と異なる波長であって光結合部から光分岐部へ向けて伝搬させるべきパルス状の試験光を出力する光源部と、光分岐部から光結合部に到達した後方散乱光のうち光結合部から取り出された後方散乱光の強度の時間的変化を検出する検出部と、を有するOTDR装置を用い、(2) M本の分岐光線路それぞれについて設けられ試験光を遮断可能な光フィルタ部を有する波長選択装置を用いて、各分岐光線路により伝送されてきて到達した光のうち試験光の透過および遮断の何れかを光フィルタ部により選択し、試験光の透過を選択した分岐光線路を監視する、ことを特徴とする。
本発明に係る分岐光線路監視システムまたは分岐光線路監視方法では、OTDR装置の光源部から出力されたパルス状の試験光は、主光線路上に設けられた光結合部を経て主光線路に導入され、光分岐部に向かって主光線路を伝搬していき、光分岐部によりM分岐されて、分岐光線路上に設けられた波長選択装置に入力する。波長選択装置では、M本の分岐光線路それぞれについて設けられ試験光を遮断可能な光フィルタ部が備えられていて、各分岐光線路により伝送されてきて到達した光のうち試験光の透過および遮断の何れかが光フィルタ部により選択される。波長選択装置において試験光の透過が選択された分岐光線路については、試験光が該分岐光線路を伝搬していって、その伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、主光線路上に設けられた光結合部に向かって伝搬していき、光結合部を経て、OTDR装置の検出部により検出される。この検出部では後方散乱光の強度の時間的変化が検出されて、これにより分岐光線路が監視される。
本発明では、M本の分岐光線路それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用いる必要はない。OTDR装置の光源部から出力される試験光の波長の数は、分岐光線路の本数Mより少なくてよい。特に、光源部から出力される試験光が所定の1波長の光であるのが好適である。このように、本発明では、光源部の個数を少なくすることができ、或いは、出力波長が可変の光源部を用意する必要がない。また、それぞれの分岐光線路に設けられる光フィルタ部も共通の特性を持つものを使用することができる。それ故、安価な装置構成とすることができるので、複数の分岐光線路を安価に監視することができる。
本発明に係る分岐光線路監視システムまたは分岐光線路監視方法では、波長選択装置は、M本の分岐光線路から選択されたN本(Nは1以上M以下の整数)の分岐光線路について、試験光の透過を同時に選択するのが好適である。Nが2以上であれば、例えば、加入者宅に接続されていない未使用の複数の分岐光線路を同時に監視することができ、線路監視の効率が優れる。
本発明に係る分岐光線路監視システムは、光分岐部と波長選択装置とが共通の筐体に収納されているのが好適である。ここで、光通信システムがFTTH(fiber to the home)である場合には、加入者宅の近くの屋外に設置されるクロージャが筐体に相当する。光分岐部と波長選択装置とが共通の筐体内に収納されていれば、その収納された状態のものを工場で製造して現場に設置すればよいので、作業効率が優れる。
本発明に係る分岐光線路監視システムは、光分岐部と波長選択装置との間の光伝搬経路に沿った距離がOTDR装置の距離分解能以下であるのが好適である。このように、光分岐部と波長選択装置とが互いに近くにあることで、光分岐部および波長選択装置それぞれで発生する後方散乱光は検出部により分別不能となり、監視対象の分岐光線路で発生する後方散乱光に、監視対象以外の分岐光線路で発生する後方散乱光が重畳されるのが抑制されるので、監視対象の分岐光線路を高精度に監視することができる。
本発明に係る分岐光線路監視システムまたは分岐光線路監視方法では、波長選択装置は、各分岐光線路により伝送されてきて到達した試験光および通信光それぞれの透過および遮断の何れかを光フィルタ部の移動により選択するのが好適である。この場合には、波長選択装置により何れかの分岐光線路について通信光および試験光の双方が遮断されると、該分岐光線路の下流側に設けられたOTDR装置から出力されたパルス状の試験光は、分岐光線路を上流側に向かって伝搬して波長選択装置まで到達する。この試験光の伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、下流側に向かって伝搬していき、下流側に設けられたOTDR装置により検出される。このOTDR装置では後方散乱光の強度の時間的変化が検出されて、これにより、分岐光線路が下流側から監視される。
本発明によれば、複数の分岐光線路を安価に監視することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る分岐光線路監視システムおよび光通信システムの構成図である。この図に示される光通信システム1は、送受信部10、主光線路40、光分岐部50、分岐光線路701〜704および加入者宅801〜804を備える。この光通信システム1は、送受信部10と加入者宅801〜804それぞれとの間で通信光を送受信する。なお、本実施形態では、分岐光線路の本数を4とするが、これに限られるものではない。
主光線路40は、送受信部10と光分岐部50との間に設けられ、これらの間で通信光を伝送するものであり、主に光ファイバからなる。各分岐光線路70nは、光分岐部50と加入者宅80nとの間に設けられ、これらの間で通信光を伝送するものであり、主に光ファイバからなる。ここで、添え字nは1〜4の任意の整数である。光分岐部50は、主光線路40により伝送されてきた光を4分岐して、その分岐した各々の光を分岐光線路701〜704へ出力する。また、光分岐部50は、各分岐光線路70nにより伝送されてきた光を主光線路40へ出力する。
この光通信システム1では、送受信部10から出力された通信光は、主光線路40により伝送されて光分岐部50に入力し、この光分岐部50により4分岐され、そして、その分岐された各通信光は、分岐光線路70nにより伝送されて加入者宅80nに到達して受信される。また、各加入者宅80nから出力された通信光は、分岐光線路70nにより伝送されて光分岐部50に到達し、この光分岐部50から主光線路40を経て送受信部10に到達して受信される。
本実施形態に係る分岐光線路監視システムは、4本の分岐光線路701〜704それぞれを監視するものであって、OTDR装置20、光結合部31、光フィルタ32、波長選択装置60および光フィルタ711〜714を備えて構成される。OTDR装置20、光結合部31および光フィルタ32は、送受信部10とともに局2内に配置されている。また、波長選択装置60は、光分岐部50とともに筐体3内に配置されている。
光結合部31は、送受信部10と光分岐部50との間を接続する主光線路40上に設けられていて、OTDR装置20と光学的に接続されている。この光結合部31は、送受信部10と各加入者宅80nとの間で伝送される通信光を透過させるとともに、OTDR装置20から出力されたパルス状の試験光を入力して該試験光を光結合部31から光分岐部50へ向けて出力し、また、光分岐部50から光結合部31に到達した後方散乱光を入力して該後方散乱光をOTDR装置20へ出力する。
光フィルタ32は、主光線路40上であって送受信部10と光結合部31との間に設けられていて、送受信部10と各加入者宅80nとの間で伝送される通信光を透過させるとともに、試験光波長と同一の波長の光を遮断する。この光フィルタ32は、主光線路40を構成する光ファイバに形成された回折格子であってもよいし、主光線路40の途中に挿入された誘電体多層膜フィルタであってもよい。
OTDR装置20は、光結合部31へ出力すべき試験光を発生する光源部と、光結合部31から取り出された後方散乱光の強度の時間的変化を検出する検出部と、これら光源部および検出部それぞれを制御する制御部と、を含む。
波長選択装置60は、分岐光線路701〜704それぞれについて設けられ試験光を遮断する可動の光フィルタ部を有していて、各分岐光線路70nにより伝送されてきて到達した光のうち試験光の透過および遮断の何れかを該光フィルタ部の移動により選択する。
各光フィルタ71nは、分岐光線路70n上であって加入者宅80nの近くに設けられていて、送受信部10と加入者宅80nとの間で伝送される通信光を透過させるとともに、試験光波長と同一の波長の光を反射させる。各光フィルタ71nは、分岐光線路70nを構成する光ファイバに形成された回折格子であってもよいし、分岐光線路70nの途中に挿入された誘電体多層膜フィルタであってもよい。
図2は、OTDR装置20の構成図である。OTDR装置20は、光源部21、検出部22、制御部23および光サーキュレータ24を備える。
光源部21は、光結合部31から光分岐部50へ向けて伝搬させるべきパルス状の試験光を出力する。この試験光の波長は、通信光の波長と異なる。例えば、通信光波長が1.31μm帯または1.55μm帯であるのに対して、試験光波長は1.65μm帯である。この光源部21は好適には半導体レーザ光源を含む。
光サーキュレータ24は、光源部21から出力された試験光を入力して、この試験光を光結合部31へ出力する。また、光サーキュレータ24は、光結合部31から到達した光を入力して、この光を検出部22へ出力する。
検出部22は、光サーキュレータ24から到達した光を入力して、その光の強度の時間的変化を検出する。この検出部22は好適にはフォトダイオードを含む。
制御部23は、光源部21におけるパルス状の試験光の出力タイミングを制御するとともに、検出部22における光強度の時間的変化の検出タイミングを制御する。また、制御部23は、検出部22による検出結果に基づいて、各分岐光線路70nを監視する。
図3は、波長選択装置60の概略構成図である。この図には、説明を簡便にするために、波長選択装置60のうち或る1本の分岐光線路70nに対応する部分についてのみ示されている。波長選択装置60は、基板61上に集積化されたものであって、基板61に溝部62nが形成されていて、この溝部62nに光フィルタ部63nが配置され、また、基板61上に溝部62nを挟んで光導波路64nおよび光導波路65nが形成されている。
光導波路64n,65nは、分岐光線路70nの一部をなしている。また、光導波路64nおよび光導波路65nそれぞれの光軸は同一直線上にあり、光導波路64nおよび光導波路65nそれぞれの溝部62n側の端面は互いに対向しており、両者の間に障害物が無ければ、光導波路64nおよび光導波路65nのうち一方の溝部62n側の端面から出射された光(通信光、試験光)は、他方の溝部62n側の端面に入射し得る。光フィルタ部63nは、通信光を透過させる一方で試験光を遮断するものであり、光導波路64nおよび光導波路65nそれぞれの光軸に垂直な方向に移動が可能である。そして、光導波路64nおよび光導波路65nそれぞれの溝部62n側の端面の間に光フィルタ部63nが存在するときには、光導波路64nと光導波路65nとの間で通信光は透過するが、試験光は遮断される。
このような波長選択装置60は、MEMS(micro-electro mechanical system)技術により好適に実現され得る。MEMSにより作成される場合には、波長選択装置60は、小型化が可能であり、複数の可動光フィルタ部63nおよび駆動機構を基板上に集積化することができ、また、駆動に要する電力が少なくて済む。
次に、本実施形態に係る分岐光線路監視システムの動作について説明するとともに、本実施形態に係る分岐光線路監視方法について説明する。OTDR装置20の光源部21から出力されたパルス状の試験光は、光サーキュレータ24および光結合部31を経て主光線路40に導入される。主光線路40に導入された試験光は、光分岐部50に向かって主光線路40を伝搬していき、光分岐部50により4分岐される。光分岐部50により分岐された各試験光は、分岐光線路70n上に設けられた波長選択装置60に入力する。
波長選択装置60では、光フィルタ部631〜634のうち、光フィルタ部631のみが光導波路641と光導波路651との間に存在せず、他の光フィルタ部632〜634が光導波路64,65間に存在しているとする。この場合、光分岐部50により分岐されて分岐光線路701に出力された試験光のみが、波長選択装置60を透過し分岐光線路701を伝搬していって光フィルタ711に到達し、この光フィルタ711により反射される。一方、光分岐部50により分岐されて分岐光線路702〜704それぞれに出力された試験光は、波長選択装置60の光フィルタ部632〜634により遮断される。
光結合部31から光フィルタ711に到るまでの試験光の伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、光結合部31に向かって伝搬していき、光結合部31および光サーキュレータ24を経て、検出部22により検出される。検出部22では後方散乱光の強度の時間的変化が検出されて、これにより分岐光線路701が監視される。なお、各光フィルタ部63nは通信光を透過させるので、各光フィルタ部63nの位置によらず、送受信部10と各加入者宅80nとの間の通信光の送受信は常に可能である。
本実施形態では、4本の分岐光線路701〜704それぞれに対して互いに異なる波長の試験光を用いる必要はない。OTDR装置20の光源部21から出力される試験光の波長の数は、分岐光線路701〜704の本数4より少なくてよい。試験光が所定の1波長の光であるのが好適である。このように、本実施形態では、光源部21として安価なものを用いることができるので、複数の分岐光線路を安価に監視することができる。
また、波長選択装置60は、上記のように4本の分岐光線路701〜704から選択された任意の1本の分岐光線路について試験光の透過を選択してもよいが、任意のN本(Nは2以上4以下の整数)の分岐光線路について試験光の透過を同時に選択するのも好適である。後者の場合、例えば、加入者宅に接続されていない未使用の複数の分岐光線路を同時に監視することができ、線路監視の効率が優れる。
また、上述したように光分岐部50と波長選択装置60とが共通の筐体3内に収納されているのが好適である。ここで、光通信システム1がFTTHである場合には、加入者宅の近くの屋外に設置されるクロージャが筐体3に相当する。光分岐部50と波長選択装置60とが共通の筐体3内に収納されていれば、その収納された状態のものを工場で製造して現場に設置すればよいので、作業効率が優れる。
また、光分岐部50と波長選択装置60との間の光伝搬経路に沿った距離がOTDR装置の距離分解能以下であるのが好適である。例えば、試験光のパルス間隔が10nsであるOTDR装置を用いた場合、距離分解能は約1mである。よって、このOTDR装置を使用する場合には、光分岐部50と波長選択装置60との間の光伝搬経路に沿った距離を約1m以下とするのがよい。
このように、光分岐部50と波長選択装置60とが互いに近くにあることで、光分岐部50および波長選択装置60それぞれで発生する後方散乱光は検出部22により分別不能となり、監視対象の分岐光線路で発生する後方散乱光に、監視対象以外の分岐光線路で発生する後方散乱光が重畳されるのが抑制されるので、監視対象の分岐光線路を高精度に監視することができる。
次に、本発明に係る分岐光線路監視システムの他の実施形態について説明する。図4は、他の実施形態に係る分岐光線路監視システムおよび光通信システムの構成図である。図1に示された構成と比較すると、この図4に示される光通信システム1および分岐光線路監視システムは、分岐光線路704に加入者宅804が接続されていない点、波長選択装置60に替えて波長選択装置60Aを備えている点、分岐光線路704上に光フィルタ714に替えて光結合部724を備えている点、および、この光結合部724に光学的に接続されたOTDR装置20Aを備えている点、で相違する。
この図4に示される構成は、分岐光線路704に加入者宅804が接続される前に、その分岐光線路704を下流側(加入者宅804が接続される側)から監視するためのものである。OTDR装置20Aは、OTDR装置20と同様の構成を有する。分岐光線路704上の光結合部724は、主光線路40上の光結合部31と同様のものである。波長選択装置60Aは、各分岐光線路により伝送されてきて到達した試験光および通信光それぞれの透過および遮断の何れかを光フィルタ部の移動により選択するものである。
図5は、波長選択装置60Aの概略構成図である。この図にも、説明を簡便にするために、波長選択装置60Aのうち或る1本の分岐光線路70nに対応する部分についてのみ示されている。波長選択装置60Aは、基板161上に集積化されたものであって、基板161に溝部162nが形成されていて、この溝部162nに光フィルタ部163nが配置され、また、基板161上に溝部162nを挟んで光導波路164nおよび光導波路165nが形成されている。
光導波路164n,165nは、分岐光線路70nの一部をなしている。また、光導波路164nおよび光導波路165nそれぞれの光軸は同一直線上にあり、光導波路164nおよび光導波路165nそれぞれの溝部162n側の端面は互いに対向しており、両者の間に障害物が無ければ、光導波路164nおよび光導波路165nのうち一方の溝部162n側の端面から出射された光(通信光、試験光)は、他方の溝部162n側の端面に入射し得る。
光フィルタ部163nは、通信光を透過させるが試験光を遮断する第1光フィルタ部163n,1と、通信光および試験光の双方を遮断する第2光フィルタ部163n,2とが、一体化されたものである。光フィルタ部163nは、光導波路164nおよび光導波路165nそれぞれの光軸に垂直な方向に移動が可能である。
そして、光導波路164nおよび光導波路165nそれぞれの溝部162n側の端面の間に第1光フィルタ部163n,1が存在するときには、光導波路164nと光導波路165nとの間で通信光は透過するが、試験光は遮断される。また、光導波路164nおよび光導波路165nそれぞれの溝部162n側の端面の間に第2光フィルタ部163n,2が存在するときには、光導波路164nと光導波路165nとの間で通信光および試験光の双方が遮断される。
図6は、波長選択装置60Aの他の概略構成図である。この図にも、説明を簡便にするために、波長選択装置60Aのうち或る1本の分岐光線路70nに対応する部分についてのみ示されている。波長選択装置60Aは、基板261上に集積化されたものであって、基板261に溝部262nが形成されていて、この溝部262nに光フィルタ部263nが配置され、また、基板261上に溝部262nを挟んで光導波路264nおよび光導波路265nが形成されている。
光導波路264n,265nは、分岐光線路70nの一部をなしている。また、光導波路264nおよび光導波路265nそれぞれの光軸は同一直線上にあり、光導波路264nおよび光導波路265nそれぞれの溝部262n側の端面は互いに対向しており、両者の間に障害物が無ければ、光導波路264nおよび光導波路265nのうち一方の溝部262n側の端面から出射された光(通信光、試験光)は、他方の溝部262n側の端面に入射し得る。
光フィルタ部263nは、通信光を透過させるが試験光を遮断する第1光フィルタ部263n,1と、通信光を遮断するが試験光を透過させる第2光フィルタ部263n,2とが、個別に移動可能とされたものである。第1光フィルタ部263n,1および第2光フィルタ部263n,2それぞれ、光導波路264nおよび光導波路265nそれぞれの光軸に垂直な方向に移動が可能である。
そして、光導波路264nおよび光導波路265nそれぞれの溝部262n側の端面の間に第2光フィルタ部263n,1のみが存在するときには、光導波路264nと光導波路265nとの間で通信光は透過するが、試験光は遮断される。また、光導波路264nおよび光導波路265nそれぞれの溝部262n側の端面の間に第1光フィルタ部263n,1および第2光フィルタ部263n,2の双方が存在するときには、光導波路264nと光導波路265nとの間で通信光および試験光の双方が遮断される。
このような波長選択装置60A(図5,図6)も、MEMS技術により好適に実現され得る。
このような構成の光通信システムおよび分岐光監視システムは、図1〜図4で説明した動作と同様の動作に加えて、以下のような動作をもする。波長選択装置60Aにより、分岐光線路70nについて通信光および試験光の双方が遮断される場合には、OTDR装置20Aから出力されたパルス状の試験光は、光結合部724を経て分岐光線路704を伝搬して波長選択装置60Aまで到達する。光結合部724から波長選択装置60Aに到るまでの試験光の伝搬の際に後方散乱光が発生すると、その後方散乱光は、光結合部724に向かって伝搬していき、光結合部724を経て、OTDR装置20Aにより検出される。OTDR装置20Aでは後方散乱光の強度の時間的変化が検出されて、これにより、分岐光線路704が下流側から監視される。このとき、他の分岐光線路701〜703が供用中であっても、分岐光線路704の試験は、分岐光線路701〜703による通信光の送受信に影響を与えることは無い。
1…光通信システム、2…局、3…筐体、10…送受信部、20,20A…OTDR装置、21…光源部、22…検出部、23…制御部、24…光サーキュレータ、31…光結合部、32…光フィルタ、40…主光線路、50…光分岐部、60,60A…波長選択装置、63…光フィルタ部、701〜704…分岐光線路、711〜714…光フィルタ、724…光結合部、801〜804…加入者宅。
Claims (12)
- 主光線路により伝送される通信光を光分岐部によりM分岐(Mは2以上の整数)して更にM本の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいて前記M本の分岐光線路それぞれを監視するシステムであって、
前記主光線路上に設けられた光結合部と光学的に接続され、前記通信光の波長と異なる波長であって前記光結合部から前記光分岐部へ向けて伝搬させるべきパルス状の試験光を出力する光源部と、前記光分岐部から前記光結合部に到達した後方散乱光のうち前記光結合部から取り出された後方散乱光の強度の時間的変化を検出する検出部と、を有するOTDR装置と、
前記M本の分岐光線路それぞれについて設けられ前記試験光を遮断可能な光フィルタ部を有し、各分岐光線路により伝送されてきて到達した光のうち前記試験光の透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部により選択する波長選択装置と、
を備えることを特徴とする分岐光線路監視システム。 - 前記光源部から出力される試験光が所定の1波長の光であることを特徴とする請求項1記載の分岐光線路監視システム。
- 前記波長選択装置が、前記M本の分岐光線路から選択されたN本(Nは1以上M以下の整数)の分岐光線路について、前記試験光の透過を同時に選択する、ことを特徴とする請求項1記載の分岐光線路監視システム。
- 前記光分岐部と前記波長選択装置とが共通の筐体に収納されていることを特徴とする請求項1記載の分岐光線路監視システム。
- 前記光分岐部と前記波長選択装置との間の光伝搬経路に沿った距離が前記OTDR装置の距離分解能以下であることを特徴とする請求項1記載の分岐光線路監視システム。
- 前記波長選択装置が、各分岐光線路により伝送されてきて到達した前記試験光の透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部の移動により選択する、ことを特徴とする請求項1記載の分岐光線路監視システム。
- 前記波長選択装置が、各分岐光線路により伝送されてきて到達した前記試験光および前記通信光それぞれの透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部の移動により選択する、ことを特徴とする請求項6記載の分岐光線路監視システム。
- 主光線路により伝送される通信光を光分岐部によりM分岐(Mは2以上の整数)して更にM本の分岐光線路により伝送させる光通信システムにおいて前記M本の分岐光線路それぞれを監視する方法であって、
前記主光線路上に設けられた光結合部と光学的に接続され、前記通信光の波長と異なる波長であって前記光結合部から前記光分岐部へ向けて伝搬させるべきパルス状の試験光を出力する光源部と、前記光分岐部から前記光結合部に到達した後方散乱光のうち前記光結合部から取り出された後方散乱光の強度の時間的変化を検出する検出部と、を有するOTDR装置を用い、
前記M本の分岐光線路それぞれについて設けられ前記試験光を遮断可能な光フィルタ部を有する波長選択装置を用いて、各分岐光線路により伝送されてきて到達した光のうち前記試験光の透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部により選択し、前記試験光の透過を選択した分岐光線路を監視する、
ことを特徴とする分岐光線路監視方法。 - 前記光源部から出力される試験光が所定の1波長の光であることを特徴とする請求項8記載の分岐光線路監視方法。
- 前記波長選択装置により、前記M本の分岐光線路から選択されたN本(Nは1以上M以下の整数)の分岐光線路について、前記試験光の透過を同時に選択する、ことを特徴とする請求項8記載の分岐光線路監視方法。
- 前記波長選択装置により、各分岐光線路により伝送されてきて到達した前記試験光の透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部の移動により選択する、ことを特徴とする請求項8記載の分岐光線路監視方法。
- 前記波長選択装置により、各分岐光線路により伝送されてきて到達した前記試験光および前記通信光それぞれの透過および遮断の何れかを前記光フィルタ部の移動により選択する、ことを特徴とする請求項11記載の分岐光線路監視方法。
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